圧倒的なカリスマ性と才能を携え、映画界の革命児として躍進を遂げてきたグザヴィエ・ドランの最新作『マティアス&マキシム』。本作には新世代英国俳優ハリス・ディキンソンが出演している。本作では、自由気ままな性格で、マキシム(グザヴィエ・ドラン)への恋心に困惑するマティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)の胸の内をグラグラと揺さぶる役どころを演じているハリス。コリン・ファースやベネディクト・カンバーバッチなど世界を席巻する英国俳優の中でも注目の次世代俳優で、『マイティ・ソー』のトム・ヒドルストンや『キングスマン』のタロン・エジャトンの登場時を彷彿とさせるような、ネクストブレイク必至な逸材。2017年には、19歳の青年が自身のセクシャリティにもがく姿を描いた『ブルックリンの片隅で』で初長編作品にして初主演。ハリスの演技は高く評価され、ロンドン映画批評家協会賞ではヤング・ブリティッシュ/アイリッシュ・パフォーマー賞を、ゴッサム賞、インディペンデント・スピリット賞ではそれぞれブレイクスルー男優賞と主演男優賞にノミネートされた。ドラン監督は『マティアス&マキシム』を製作する上でインスパイアされた4本の映画のひとつとして『ブルックリンの片隅で』をあげており、主演のハリスを本作で起用したことからもドランの惚れ込みようが伺える。その後、ハリスは『マレフィセント2』にも出演しており、本作と同日公開の『キングスマン:ファースト・エージェント』にもコンラッド役で出演。まさにいま世界へと羽ばたく若き才能といえそうだ。『マティアス&マキシム』は9月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月24日グザヴィエ・ドラン監督による映画『マティアス&マキシム』が、2020年9月25日(金)より公開される。グザヴィエ・ドラン監督が描く、2人の青年の青春ラブストーリーたった一度の偶然のキスーー。『マティアス&マキシム』は、これまで“母と子”というテーマを一貫して描き続けてきたドランが、“友情と恋”に揺れる2人の青年に焦点を当てた青春ラブストーリーだ。物語の着想源となったのは、1980年代のイタリアを舞台に、二人の青年の恋を描いた映画『君の名前で僕を呼んで』。「しばらく動けないほどの衝撃だった。恋についての真実を審美的な映画で見ることはなんて感動的なんだろう。僕は自分が20代の頃のことを思い出した」と語るドランは、現代を生きる2人の青年“マティアスとマキシム”の物語を誕生させた。溢れ出る愛おしさ、触れたい衝動、相手を追いかける眼差しといった、誰かを好きになることの切なさと喜びを美しい映像と共に映し出していく。<あらすじ>マティアスとマキシムは30歳で幼馴染。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムは友情が壊れてしま ことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだがー。初期ドラン作品への原点回帰か?美しく繊細な心理描写また本作は、初期のドラン作品『わたしはロランス』『Mommy/マミー』の原点回帰ともいえる、繊細な心理描写や余韻を残す台詞が起用されているのも印象的。第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された際には、「帰ってきたドラン!キャリア史上最も官能的で美しい。」「心の底から共感」「とにかくストレートで心に響く。」「成熟したドランに魅了される」と各メディアから称賛の声が寄せられた。ドラン本人も出演さらに故郷モントリオールで親しい仲間たちと共に制作したという『マティアス&マキシム』には、ドラン自身、『トム・アット・ザ・ファーム』以来6年ぶりに役者としても自身作品に出演。映画内容に関しては、以下の通りコメントを残している。「30歳のマティアスとマキシムは、5歳の頃からの親友であり兄弟のような関係。でも、それまでの彼らの関係や強い絆が変わろうとしている、それこそがこの映画のテーマです。それまで互いに恋心は抱いていなかったものの、偶然のキスをきっかけに、相手を愛しているかもしれないという感情に襲われ、戸惑う。そんな友情と恋の狭間で揺れる二人の青年を描きたかった。それから、これはホモセクシャリティがテーマの映画ではありません。これは普遍的なラブストーリー。性別にかかわらず、恋と友情の狭間で揺れる感情っていうのは、誰もが一度は経験したことがある感情だと思う。」詳細映画『マティアス&マキシム』公開日:2020年9月25日(金)監督・脚本:グザヴィエ・ドラン出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、グザヴィエ・ドラン、ピア・リュック・ファンク、ハリス・ディキンソン、and アンヌ・ドルヴァル提供・配給:ファントム・フィルム
2020年06月25日「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2018」が、2018年10月6日(土)から10月28日(日)まで、ロームシアター京都をメイン会場として開催される。「女性」をテーマにしたダンスや演劇「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」では、国内外から多様で先鋭的なアーティストを迎え、演劇やダンスをはじめ、美術、 音楽、デザイン、建築などジャンルを越境した作品を紹介。今回は、「女性アーティスト」にフォーカスを当て、全12組の作品が披露される。従来的な「男」と「女」の枠組みを超え、性のあり方について作品を通じて問題提起していく。ブラジル出身のアーティスト、ロベルタ・リマは、自らの身体そのものをテーマにした作品を展開する。今回披露する「水の象(かたち)」は、日本酒の醸造過程にインスピレーションを受け、日本における「水」の存在意義を問いかけるパフォーマンスだ。田中奈緒子は、光と影による静謐で幻想的な作品を作り出す。作品の舞台となる世界遺産・二条城で繰り広げられる光の世界に注目だ。フランス人アーティストも多数登場また、日仏交流160周年及び京都・パリ友情盟約締結60周年を記念し、複数のフランス人アーティストの作品も上演する。2014年に行われた同イベントで、見事なパフォーマンスによって日本の観客を魅了したダンサー、セシリア・ベンゴレア&フランソワ・シェニョーの2人も再登場する。クラシックバレエとジャマイカの電子音楽のコラボレーションで、今までにない鑑賞体験をもたらしてくれる。【詳細】KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2018開催期間:2018年10月6日(土)~10月28日(日)会場:ロームシアター京都、京都芸術劇場 春秋座、京都芸術センターほか■出演アーティスト例ジョン・グムヒョン、ジゼル・ヴィエンヌ / DACM、ロベルタ・リマ、山城知佳子、ウースターグループ、田中奈緒子、セシリア・ベンゴレア&フランソワ・シェニョー、マレーネ・モンテイロ・フレイタス、マレーネ・モンテイロ・フレイタス、She She Pop 、市原佐都子/ Q 、手塚夏子、ロラ・アリアス
2018年03月11日