日本のロボットアニメ「機動戦士ガンダム」が、ハリウッドで実写映画化されることが明らかになった。『パシフィック・リム』シリーズや『ジュラシック・ワールド/炎の王国』などを手掛けてきたレジェンダリー・ピクチャーズが、ロサンゼルスで開催されている「アニメ・エキスポ」で発表した。「機動戦士ガンダム」の製作会社サンライズと共同製作するという。レジェンダリー・ピクチャーズの最新作はドウェイン・ジョンソンの『スカイスクレイパー』で、日本では9月に公開が決定している。また、同社は日本発のゲーム「ポケットモンスター」を『Detective Pikachu』(原題)として実写映画化しており、ライアン・レイノルズがピカチュウの声を務める同作は、2019年5月10日全米公開予定となっている。1979年から日本で放映された「機動戦士ガンダム」は、約40年にわたり世界中で熱狂的ファンを獲得してきた。『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督にインスピレーションを与え、続く『パシフィック・リム:アップライジング』では監督の座をスティーヴン・S・デナイトにバトンタッチしたものの、ガンダムがカメオ出演を果たした。そして、スティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』にもガンダムが登場している。実写版「機動戦士ガンダム」の製作時期、公開日、監督、キャストなどは不明。(Hiromi Kaku)
2018年07月06日6月28日(現地時間)、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド」に新しく誕生する「トイ・ストーリーランド」のメディア向けのプレビューが行われ、ディズニー・パークスでは初登場となる最新作のローラーコースターなど、二種類のライド系アトラクションなどがお披露目となった。映画の世界が楽しめるテーマパーク「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」にオープンする「トイ・ストーリーランド」には、ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー』に登場する犬のおもちゃのキャラクター“スリンキー”を主人公にした、ファミリー向けライドアトラクション「スリンキー・ドッグ・ダッシュ」と、アンディが劇中のレストラン「ピザ・プラネット」でもらったおもちゃセットをモチーフにデザインした、ライドアトラクション「エイリアン・スワーリング・ソーサー」が新たに登場した。いずれもディズニー・パークスでは初登場で早くも人気が出そうだ。また、クイックサービスのレストランが新たに登場したほか、人気の既設アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」もリニューアルで登場。今回の新エリア誕生にあわせてエントランスが移設され、よりトイ・ストーリー感がアップした内容&デザインに生まれ変わり、ファン必見だ。フロリダ州オーランドにある「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド」は、東京山手線の内側1.5倍以上の広大な敷地に、4つのテーマパーク、2つのウォーターパーク、25以上もの直営ホテルなどを有する世界最大のディズニーリゾートだ。おもちゃいっぱいの世界「トイ・ストーリーランド」は、2018年6月30日(土)オープン予定。この夏、夏休みの旅行計画にフロリダにある「トイ・ストーリーランド」に遊びに行ってみて。取材協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショー内容など、異なる場合もあります。また、紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。詳細は公式サイトを参照ください。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイ・ストーリー3 2010年7月10日より全国にて公開© DISNEY/PIXARトイ・ストーリー/トイ・ストーリー2 3D 2010年2月6日より2本立てにて全国公開© DISNEY / PIXAR
2018年06月29日こんにちは。アウトドアライターの山畑理絵です。日々、国内外のすてきなフィールドを求めて、あちこち旅をしています。さて、前回は「贅沢な湖畔のリゾートステイ! カナダ・オンタリオ州のすてきな散策Vol.1」で、オンタリオ州で実現できるリゾートステイのお話をしましたが、今回はおいしい”食”のお話を。オンタリオでは今、若い子たちの間で「プーティン(POUTINE)」なる食べ物が大流行中。マーケットにプーティン専門店ができるなど、人気を呼んでいます。おいしい「プーティン」の正体は? プーティンとは、チーズカードとグレービーソースがかかったフライドポテトのこと。オンタリオのお隣、ケベック州で誕生したとされるカナダの名物です。お店でよく見かけるスタンダードなプーティンは、スティック状のフレンチフライに2種のソースがこれでもかというほどたっぷりかかったものですが、それをベースにアレンジされたメニューも多々。わたしが宿泊していたブティックホテル、オタワANDAZ(アンダーズ)のレストランでは、ラム肉と目玉焼きと野菜を合わせた、ちょっと個性的な創作プーティンをいただきました。ソースだけだとスナック感覚ですが、これなら主食にもなります。とにかく一度食べるとやみつきになる味。カナダの若者たちに今大人気の食べ物なんだそう。あの動物のしっぽをイメージした「ビーバーテイル」も人気! お次は、揚げパンにシナモン&シュガーなどをかけて食べる「ビーバーテイル」。その名のごとく、ビーバーの大きくて平たいしっぽをモチーフにしたスイーツです。そもそもカナダは、ビーバーの毛皮交易によって栄えた国。ビーバーは国を象徴する生き物なのです。一番ベーシックな味は、シナモン&シュガー。ほかにも、チョコレートソースやメープルシロップ、チーズなどバリエーション豊富。追加で好きなものをトッピングすることも可能で、甘党にはたまらないスイーツです。小腹が空いたときにピッタリ。「BEAVERTAILS」は観光地によく出店しているそうなので、カナダを旅行した際はぜひ探してみてくださいね。 自宅でも作れる「メープルタフィー」 カナダといえば、言わずもがな、メープルシロップの産地ですよね。オーガニックにこだわって自家栽培している農家さんを訪ねたときに知ったのが、「メープルタフィー」なるもの。まず、トレーに冷たい雪を敷き詰め、その上に240℃に煮詰めたメープルシロップを垂らします。そして、メープルが固まらないうちに割り箸などの棒にくっつけていくと、メープルが急速に固まって飴になるのだそう。これがシンプルな甘みで、とっても美味! 作って楽しい、食べておいしい。カナダの子どもたちが大好物というのも、納得。雪が降った日にでも、自宅で作ってみたいお菓子です。ちなみに、メープルシロップを採取したときは無色透明ですが、煮詰めることでわたしたちの知っている飴色になるのだそう。加えて、そもそも樹齢40年を過ぎないとシロップは採れないとのこと。貴重な自然の恵みですね。産地というだけあって、メープルを使用した製品も多々あります。メープルシュガーにメープルティー、メープルバター、そしてメープルコーヒーまで。なかには砂糖の代わりにメープルシロップを使う家庭も多いそうで、卵焼きや煮物にはもちろん、ステーキの表面に塗るとお肉を柔らかく焼き上げることができるそう。ビネガーと合わせてドレッシングにしたり、ソーセージにつけたりするのもおすすめだとか。メープルシロップはカラダを酸性にしにくく、アンチエイジング効果も期待できるそうなので、日頃の食事に気軽に取り入れたいですね。 ナイアガラエリアは「ジャム」が名産 オンタリオ州南西部に位置するナイアガラエリアは、フルーツの産地。街中にはジャム専門店もあるほど。わたしが立ち寄ったのは、ナイアガラオンザレイクの一角にある「GREAVES(グリーブス)」というお店。旨みがぎゅぎゅっと濃縮されている感じ。鮮度のいいうちに食べきれるこのサイズ感がまた絶妙ですね。日本円でひとつ210円ほどでした。お土産にもぴったりです!さて、次回はオンタリオの<おいしいお酒>の旬な話をお届けします!★What’s Ontario?カナダの南部に位置し、首都オタワやトロントを有する最大都市。カナダで最も人口が多く、2番目に大きな州である。州面積は、日本の約3倍。ナイアガラの滝や、7カ所の国立公園と330カ所の州立公園が点在する自然の宝庫。カナダ・オンタリオ州観光局 www.ontariostyle.comカナダ観光局 www.canada.jp Photograph:Hao Moda
2018年06月26日ハリウッド商工会議所が、2019年に「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」(ハリウッドの殿堂)に星形プレートと名前を刻むセレブたちの名前を発表した。映画部門からはダニエル・クレイグ、ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、ギレルモ・デル・トロ監督、ルピタ・ニョンゴ、テレビ部門からはマンディ・ムーア、ルーシー・リュー、テレンス・ハワード、音楽部門からはフェイス・ヒル、マイケル・ブーブレ、P!nk、舞台部門からはイディナ・メンゼルらが選出された。長年ジェームズ・ボンドを演じているダニエルには、「ジェームズ・ボンド」の公式ツイッターアカウントから祝福のメッセージが贈られた。ハリウッド商工会議所のCEOレロン・ギュブラー氏は、「私たちはエンターテインメントの世界のさまざまなジャンルにアピールできる、才能豊かな受賞者を常に選ぶよう心がけています」と語り、今回の受賞者のセレクトについて「本当に素晴らしい人たちを選べました。ファンにも観光客にも、ハリウッドのみなさんにも満足していただけると思います」と自信をみせた。それぞれの受賞者たちのセレモニーの日時はまだ発表されていない。(Hiromi Kaku)
2018年06月26日旅行でオレゴン州と国際交流限定価格の海外ツアーからオリジナルの旅行まで旅をプロデュースする株式会社旅工房は、オレゴン州政府と連携したオリジナルツアーを発売しています。同ツアーは、旅工房がオレゴン州政府との連携することにより、通常のツアーでは見ることや立ち入ることもができないポートランドのブルワリーなどを巡るオリジナルツアーとなります。「コーヒー・地ビール・ワイン」を学ぶ体験型の旅オレゴン州政府×旅工房オリジナルツアーの日程は、3泊5日間で、ポートランドで、人とのふれあい・体験を大切にした内容となります。ツアーでは、ポートランドの飲食業界のカリスマ的な存在の有名なRed Gillen(レッド・ギレン)さんと一緒に町を巡りながら、コーヒー、地ビール、ワインなどの試飲やホーランドでの事情や背景、どのように作られているかなどの説明を受けます。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社旅工房のプレスリリース
2018年06月24日23日(現地時間)の民主党大会でインタビューに備えるシンシア・ニクソン(写真:AP/アフロ) 今年3月、ニューヨーク州知事選挙への出馬を表明していた女優のシンシア・ニクソン(52)が、民主党内の候補者指名争いで現職のアンドリュー・クオモに敗れ、選挙戦から脱落した。 ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ役で知られるニクソンは23日(現地時間)に行われた民主党大会で、「私は抗議候補ではありません。私は民主党の指名に肉薄している、見込みのある候補者です。だからこそ私はここに立っているのです。民主党は私の党でもあるのです。私はここにいることを恐れていない。締め出されるいわれはない」と力強く訴えた。 しかし、9月13日の予備選挙に出馬する条件である選挙人の25%を獲得することができず、敗退が決定した。対して現職のクオモ氏は95%を獲得し、圧倒的な強さを見せた。 しかし、ニクソンはまだ諦めてはいない。予備選挙に出るために1万5千筆の署名を呼びかけ、Twitterでは「クオモ知事は共和党とベッドを共にしている、ニューヨークで共和党員に公的な権限を与えるために尽力したことを誰でも知っている」などと、共和党におもねる氏の姿勢を批判。「この選挙は私だけのものじゃない。有権者全体のために戦う民主党のものだ。いつも隅に追いやられ、後回しにされているコミュニティのものだ。我々は、ニューヨークのために戦う準備ができている。あなたのために戦う準備ができている!」とぶち上げ、戦い続けることを表明した。
2018年05月24日◼︎気鋭の監督の最新作は、ディズニー・ワールドそばの安モーテルが舞台今回みなさんにご紹介したいのは、『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』。全編iPhoneで撮影した『タンジェリン』(2015)がサンダンス映画祭でプレミア上映され話題を呼んだショーン・ベイカー監督の最新作です。この物語の舞台は、「世界で最もマジカルな場所」と呼ばれる”ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート”のあるオーランドのすぐ外側。高速道路に沿って並ぶ安モーテルです。住まいを確保できないアメリカの人たちにとって、安モーテルは最後の避難所。そんな「隠れホームレス」の約4割が家族連れで、週ごとに賃貸契約を結び、家賃を必死に捻出しているのです。本作の主人公は、そんな安モーテルでその日暮らしの生活を送っている6歳のムーニーと若い母親ヘイリー。ふたりを待ち受ける、胸が張り裂けるほどに切なく、愛おしいクライマックスは必見です!◼︎『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』のストーリー大好きなママのヘイリー(ブリア・ヴィネイト)と、フロリダのディズニー・ワールドのすぐ外側にある、安モーテル”マジック・キャッスル”で暮らしている6歳のムーニー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)は、元気いっぱいのいたずらっ子。ディズニー・ワールドに入るチケットはなくても、同じモーテルに暮らす仲良しの男の子スクーティや、隣のモーテルに越してきた同い年ぐらいの女の子ジャンシーと遊ぶ日々は、楽しいことで溢れていた。だが、シングルマザーのヘイリーは、ちょうど仕事を失ったばかりで、なかなか次の職を見つけることができない。ダイナー(北アメリカに特有のプレハブ式レストラン)で働くスクーティの母親・アシュリーからワッフルを提供してもらったり、リゾートホテルの間で偽物の香水を売ったりしながら、なんとか日々のモーテル代を工面していた。だが、ある出来事をきっかけに、アシュリーは息子のスクーティにムーニーと遊ぶことを禁じてしまう。ワッフルの提供も拒否され、香水売りの仕事も取り締まられと、徐々に追い詰められていったヘイリーは、愛するムーニーとの暮らしを続けるために、ある決意をして……。◼︎注目は、モテールの管理人ボビーを演じたウィレム・デフォー本作で、脇役ながら見事な演技を見せ、アカデミー助演男優賞にもノミネートされたのは、モーテルの管理人・ボビーを演じたウィレム・デフォーです。いたずらを繰り返すムーニーたちに「次は出て行ってもらうぞ」などと口うるさく叱りつけるボビーですが、一方でモーテルの側をうろつく不審者などの危険から子どもたちを守ろうとします。これまでに100本以上の映画に出演し、本作で三度目のオスカーノミネートとなったベテラン俳優ウィレム・デフォーが、哀愁たっぷりに演じたボビーは、本作の見どころのひとつと言えるでしょう。◼︎インスタグラム出身の新星ブリア・ヴィネイトが可愛い!本作で、水色の髪のシングルマザー・ヘイリーを演じるのはリトアニア共和国生まれの新星ブリア・ヴィネイトです。6歳でNYに移住したブリアは、19歳で復職デザインを始め、商品のほとんどを彼女自身が手作りして販売する「ChroniCal NYC」を立ち上げました。そんなブリアを、本作の監督ショーン・ベイカーは、なんとインスタグラムから見つけ出し、ヘイリー役をオファー!演技未経験とは思えない演技力で、「はすっぱ女」のヘイリーを魅力たっぷりに表現していきます。モーテルのパープルやピンクに、鮮やかなブルーの空、そして空にかかった虹。どこか現実離れしたパステルカラーに彩られ描かれるのは、目を背けたくなるような、過酷な現実です。楽観視できない現状の中でも、ユーモアや笑顔を忘れずに、頼もしく生きる登場人物たちに、あなたもきっとかけがえのない日常の愛しさを痛感することでしょう。観る人の心に深く残る『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』は5月12日(土)公開予定です。◼︎『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』公開情報『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』5月12日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー監督・脚本・編集:ショーン・ベイカー『タンジェリン』出演:ブルックリン・キンバリー・プリンス、ウィレム・デフォー、ブリア・ヴィネイト配給:クロックワークス上映時間:112分公式サイト:floridaproject.net(C)2017 Florida Project 2016, LLC.
2018年05月11日映画「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」✕カフェ「ニューラフレア 旧居留地」2018年5月12日(土)公開予定の映画「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」と神戸にあるカフェ「ニューラフレア 旧居留地」がタイアップ!1Fギャラリーでは映画のパネル展を実施したり、オリジナルドリンクがメニューに登場。映画の半券提示で飲食代より10%OFFになるそうなので、映画を観た後に利用してみては?映画をイメージしたオリジナルドリンクオリジナルドリンク「真夏の魔法ドリンク(税込 550円)」は、ピンク色のグラデーションが美しいドリンク。その鮮やかな色は、まさに夏を連想させます。タイアップしている「ニューラフレア」だからこそ堪能できる味をぜひ体験して。テイクアウトできるそうなので、お天気が良い日の散歩のお供におすすめです。映画の余韻を爽やかなドリンクと一緒に楽しみましょう。昨秋リニューアルオープン「ニューラフレア 旧居留地」2017年リニューアルオープンした「ニューラフレア 旧居留地」。“遊び”をテーマに「ギャラリー・カフェ・物販・パーティーエリア・卓球SITE」があり、楽しい空間を演出しています。JR神戸線・阪神本線・神戸高速線「元町駅」より徒歩8分。映画「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」を鑑賞した後に、ぜひ足を運んでみてください。スポット情報スポット名:ニューラフレア 旧居留地住所:兵庫県神戸市中央区明石町18−2 大協ビル電話番号:078-333-0808
2018年05月10日こんにちは。アウトドアライターの山畑理絵です。日々、国内外のすてきなフィールドを求めて、あちこち旅をしています。去年、とてもお気に入りの場所を見つけました。それは、カナダのオンタリオ州です。広大な自然のすぐ近くに素敵な街もあるのがオンタリオ州の魅力オンタリオは、カナダの首都オタワやトロントのある州で、州面積は日本の約3倍。とても広大です。「ナイアガラの滝」がある地域と言えば、ピンと来る人が多いかもしれませんね。7カ所の国立公園と330カ所の州立公園が点在していて、自然の宝庫……なのですが、わたしが思うオンタリオ州のイイところは<日本では遭遇できないスケールのドデカイ自然と、カワイイ・おいしいの詰まった街が近接している>という点です。そこで、いち旅好き女子という視点と、アウトドアライターならではのフィールドにフォーカスしたふたつの視点で、オンタリオ州の見どころをお届けしようと思います。Vol.1のテーマは、「湖畔のリゾート」!湖畔に佇む隠れ家ロッジでのんびりステイサドベリー空港から車で約1時間。フレンチリバー州立公園の近くにあるフレンチリバー流域の森の中に、『ロッジ・アット・パインコーブ』という宿泊施設があります。パインは松、コーブは入り江という意味。エリア一帯はホワイトパインの木に包まれ、美しい夕焼けとともに静かな湖畔でのステイが楽しめる隠れ家的ロッジです。湖畔を眺めがらの読書や豪快なステーキを堪能湖畔にはほどよい距離感でいくつかのロッジが建っていて、わたしが泊まった棟には、湖畔を望めるテラス席がついていました。持参したコーヒーを飲みながらまったりしたり、メイン棟にあるレストランで豪快なステーキと地元の赤ワインを味わったり。まさに至福のひとときです。なんでも、オーナーのアレックスさんは元不動産会社の社長で、家族で通うほど気に入っていたこの湖畔に暮らすため、仕事を辞めてロッジ・アット・パインコーブを建てたんだそう。「人生で最良の選択だった」と笑顔で話していた姿がとても素敵でした。ハイキングコースを気ままに散策したり、湖畔クルーズが楽しめるプランも!敷地内には、ほどよく整備されたトレイルがいくつもあったので、「COVE TRAIL」という名前のハイキングコースを散策することに。すると、ぽってりとしたシルエットがキュートなエリマキライチョウに遭遇!どうやら木の上でお食事中だった模様。こういう出会いも、森の滞在ならではです。ほかにも、看板犬のバーキンと湖畔クルーズを楽しむことができたり、クルーズをしながら無人島でのんびり過ごしたりできるプランもありました。あちこち移動しなくても充実した時間が過ごせる、それもロッジ・アット・パインコーブの魅力です。スタイリッシュなキラーニーマウンテンロッジもおすすめ!湖畔のリゾートといえば、キラーニー州立公園の近くにある『キラーニーマウンテンロッジ』もおすすめ。こちらは赤と黒を基調としたスタイリッシュな佇まいで、ロッジの前には、青く透き通るジョージアンベイが広がり、ここでも爽快なクルーズを楽しめます。癒しの何物でもない、贅沢な時間です。次回は、旅には絶対に欠かせない<おいしい食ネタ>をお届けします!カナダ・オンタリオ州観光局 www.ontariostyle.comカナダ観光局 www.canada.jpPhotograph:Hao Moda
2018年04月24日ハリウッドのおしどり夫婦の1組として有名だったチャニング・テイタム&ジェナ・ディーワン夫妻が、破局を発表した。2006年に『ステップ・アップ』で共演したとことがきっかけで交際を始め、2009年に結婚。一人娘のエヴァリーちゃんをもうけた。別れることになったのは、「2人の親友同士がそろそろお互いのスペースを取り、人生をできるかぎり最高に楽しく満ちあふれたものにしようと気付いた」ための決断だという。破局に関してのコメントはSNSに連名で掲載したものがすべてで、今後はしない方針とのこと。「People」誌によれば、ここ数ヶ月間で2人に別れに近付きつつある兆候が見られていたそうだ。まずは今年2月、ジェナが「『パーフェクトな人生を送っているね』なんて言われると、『そんなパーフェクトな人なんて、いないの!』って叫びたくなる!」、「私たちは同じ価値観を持っていると思う。でもほかのカップルみたいにケンカすることもある。意見が対立することもあるし、お互いのことが本当に嫌いって思う日だってあるわよ」とカップルでいることの難しさを「Health」誌に率直に語っていた。また、以前は頻繁にSNSでしていた公開会話もこの数ヶ月はなくなり、パーティーなどのイベントにも共に出席することが少なくなっていた。(Hiromi Kaku)
2018年04月03日“世界で最もマジカルな場所”フロリダのディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルを舞台に、全編iPhoneで撮影し世界中を驚愕させた『タンジェリン』のショーン・ベイカーが今度は全編35mmで撮影した『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』。この度、本作の本ビジュアルと本予告編が到着した。今回到着した予告編は、可愛らしくもどこか切ない映像に。誰もが憧れる夢の国、フロリダのディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテル「マジック・キャッスル」に住む、いたずら好きのムーニーとシングルマザーのヘイリーを中心にここでの生活の一部を覗くことができる。ムーニーらモーテルに暮らす子どもたちは、モーテルのロビーでアイスをこぼして追い出されようが、観光客にいたずらを仕掛け怒られようが、全てがアトラクションの一つのように楽しい毎日。ところがある日、ムーニーを保護しようと訪れた大人たちに荒れるヘイリーを見て、ムーニーから初めて笑顔が消える…。このあと2人を待ち受ける、誰も観たことない“マジカルエンド”とは――?『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』は5月12日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:フロリダ・プロジェクト真夏の魔法 2018年5月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2017 Florida Project 2016, LLC.
2018年03月23日全編iPhoneで撮影した『タンジェリン』で世界中を驚愕させたショーン・ベイカー監督が、今度は全編35mmで撮影した映画『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』が5月12日(土)より公開。この度、第90回アカデミー賞助演男優賞(ウィレム・デフォー)にノミネートされ話題となっている本作からティーザー予告が公開された。第70回カンヌ国際映画祭でプレミア上映されるや、観客総立ちで拍手喝采を浴び、世界中のジャーナリストたちに「最高傑作」(LAタイムズ/ローリング・ストーン)「歴史に残ることが運命付けられた作品」(アイリッシュタイムズ)「この映画は、ディズニー・ワールドよりマジカルだ!」(アリゾナ・リパブリック)と絶賛され、全世界で96ノミネート、56受賞している本作(2/7時点、IMDB調べ)。舞台は、“世界で最もマジカルな場所”といわれるフロリダのディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテル。どこか現実離れしたパステルカラーに彩られた世界で、夢に満ちた毎日を生きる幼いムーニー、変えられない現実に抗う母ヘイリー、そして同じく社会の片隅で生きる人々の日常を、眩いほどの映像美でカラフルにそしてリアルに描き出す。主人公ムーニー役を演じたのは、本作で数々のブレイクスルー賞を受賞した天才子役ブルックリン・キンバリー・プリンス。またヘイリー役には、監督自身がインスタグラムで発掘した演技未経験のブリア・ヴィネイト。さらに、モーテルの管理人ボビーを演じるウィレム・デフォーは、本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、受賞大本命との呼び声も高い。到着したティーザー予告では、眩しいほどに真っ青なフロリダの夏空やパステルカラーのモーテルとともに、真夏の冒険を楽しむ無邪気で可愛い子どもたちの様子が描かれる。そして一方で、周りの大人たちがなんとか家賃を払いモーテル暮らしをしている厳しい現実も見え隠れ…。ラストは「よし行こう」と、友達と虹に向かって走り出すムーニーが映し出されている。『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』は5月12日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月23日「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(フロリダ州オーランド)のディズニー・ハリウッド・スタジオに現在建設中の「トイ・ストーリーランド」オープン日が、2018年6月30日(現地時間)に決定した。公式SNS、ブログなどで報じている。スリンキーの大型ローラーコースターのタイムラプス動画もアップされ、期待が高まっている。ファン待望の「トイ・ストーリーランド」は、二種類のアトラクションとクイックサービス・レストランなどを備え、2018年6月30日にオープンする。ゲストはエリアにひとたび入ればおもちゃサイズとなって、ウッディやジェシー、バズ・ライトイヤーの気分になってアンディの家の裏庭に迷い込み、アドベンチャーに飛び出していく感覚になるという。タイムラプス動画にも登場している「スリンキー・ドッグ・スピン」は、家族みんなで楽しめるライド系アトラクション。アンディがメガ・コースター・プレイ・キットを使って、スリンキーのために最高のコースタートラックを裏庭に作ったそうで、それがファミリーコースターに。一方、「エイリアン・スワーリング・ソーサー」は、アンディがピザ・プラネットでもらったおもちゃセットがモチーフのアトラクション。エイリアンたちがおもちゃの空飛ぶ円盤に乗って飛び回り、おもちゃのロケットに乗ったゲストたちを捕まえる。「ウッディのランチ・ボックス」は、ランチ・ボックスとサーモスタットを使って作ったクイックサービス・レストラン。なお、上海ディズニーランド・リゾートにも4月26日に「トイ・ストーリーランド」がオープン予定だが、フロリダ版とは内容が異なっている。As to Disney photos,logos,properties:(C)Disney※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2018年02月21日「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(フロリダ州オーランド)のマジックキングダム・パークで大人気の“トーキング”ミッキーのグリーティングが、2018年5月12日(現地時間)に終了すると、ニュースメディアWDW News Todayが報じている。この「ミート&グリート:ミッキーマウス」は、マジックキングダム・パークに入って右側に位置するタウンスクエア・シアターで実施しているミート&グリーティングのこと。“しゃべる”ミッキーは同地観光の目玉のひとつで、日本人ゲストが訪れると「シャシン、オネガイシマース!」などと日本語で話すこともあり、トーキングやマジシャンの愛称で大人気に。WDWのアイコン的な存在でもあったので、終了が本当であれば悲しいニュースだ。終了の要因についてはいくつかの理由があるとされ、技術的な問題やコスト面の問題、パーク内のほかのミッキーが話さないためゲストが混乱している、などの理由が出ている模様。なお、同記事によると12日以降も施設自体は残るようで、グリーティングそのものも継続するそうだが、次のゴールデンウィークが会い納めになる可能性が濃くなってきた。As to Disney photos,logos,properties:(C)Disney※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。(C) Disne(text:cinemacafe.net)
2018年02月21日12日(月・祝)、舞浜で開催中のディズニー最大のファンイベント「D23 Expo Japan 2018」の「ディズニーパークの魔法」のプレゼンテーションにて、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールドに建設中の『スター・ウォーズ』がコンセプトのホテルが、パーク内のSWエリアと“シームレスにつながっている”没入感を目指した新ホテルになることがわかった。2019年末にディズニー・ハリウッドスタジオに『スター・ウォーズ』がテーマの新エリア「Star Wars: Galaxy’s Edge」と新ホテルが建設中であることは昨年夏に発表されていたが、ウォルト・ディズニー パーク&リゾートのチェアマン、ボブ・チェイペック氏は、「パークの『Star Wars: Galaxy’s Edge』とホテルはシームレスにつながっている」と明言。しかも、このホテルは窓の外には宇宙が広がり、『スター・ウォーズ』がモチーフの服装の用意も。パーク内のSWエリアとSWホテルが密接につながっており、滞在中『スター・ウォーズ』の世界観に完全に没入できる。また、ミレニアム・ファルコンにゲストが乗り込み、ゲストが『スター・ウォーズ』の世界を体感するライドアトラクションの最近の情報としては、ファルコン号の制作中の写真を公開。中ではブラスターを撃ち、船の操縦ができる完全参加型のアトラクションになるそうで、「40年間乗りたかったファルコン号に乗れます!」とチェイペック氏。実物大のXウイング・スターファイターの写真も公開され、ファンの期待を大いに煽った。また、ウォルト・ディズニー・ワールドに加えてカリフォルニアのディズニーランド・リゾートの「Star Wars: Galaxy’s Edge」でも発売するグッズ情報も公開され、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』に登場するトイダリアンのショップが登場することも発表になった。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2018年02月12日YUI主演の映画『タイヨウのうた』を、ハリウッドで新たなラブストーリーとして生まれ変わらせた『MIDNIGHT SUN』(原題)が、『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』の邦題で5月11日(金)より日本公開されることが決定した。あらすじ17歳のケイティは、太陽の光にあたれない“XP”という病をかかえていた。そのため、幼い頃から昼間は家から出られず、父親と2人で時間が経つのを待つだけの日々が続いていた。彼女の唯一の楽しみは、毎夜ギターを片手に駅前まで行き、通行人を相手に歌をうたうことだった。そんなある夜、彼女はチャーリーと出会う。彼には病気のことを隠したまま、次第に2人は恋に落ちていく――。本作は、“夜しか会えない2人”の最初で最後の本気の恋を描く、恋する勇気がもらえる、早くも今年最高の感涙ラブストーリー。主人公のケイティを演じるのは、ディズニー・チャンネルのドラマシリーズ「シェキラ!」に出演し、その歌唱力と演技力が評価され、グザヴィエ・ドラン監督の新作『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)への出演も決定しているベラ・ソーン。今作では、太陽の光にあたることができず、毎夜ギターで弾き語りをすることを楽しみにしている17歳の少女を熱演。そして、ケイティの歌声に惹かれ、やがて恋に落ちていくチャーリーを、メジャー映画への出演は今回が初めてとなるアーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーが演じている。また監督は、『ステップ・アップ4:レボリューション』のスコット・スピアー。ベラとパトリックのほかにも、ロブ・リグル、クイン・シェパード、ケン・トレンブレットらが名を連ねる。『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』は5月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月08日映画『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』が、2018年5月12日(土)より全国公開される。第90回アカデミー賞&第75回ゴールデン・グローブ賞をはじめ、107の映画賞にノミネート57受賞されている話題作。メガホンをとるのは、全編iPhoneで撮影した『タンジェリン』(’15)が記憶に新しい“鬼才”ショーン・ベイカー監督だ。世界最大の夢の国「ディズニー・ワールド」その隣には職なし・家なしの家族が住んでいた物語の舞台は、世界屈指の観光地「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」があるアメリカ・フロリダ。鮮やかなブルーの空、カラフルなギフトショップ。どこか現実離れした “夢の国”の近くには、その煌びやかさとは裏腹に、普通のアパートに入居することができない人々が暮らす安モーテル街があった。主人公は、その日暮らしを送る6歳の少女・ムーニーとシングルマザーのヘイリー。一泊約40米ドルで宿泊可能な安モーテルは、永住の住まいを確保できない彼女たちにとって避難所のような存在だ。職なし、家なしの状態で必死に生きる“たった2人の家族”を中心に、ひと夏の物語が描かれる。社会の片隅で生きる人々をカラフルに描く、ショーン・ベイカー監督監督・脚本はショーン・ベイカー。トランスジェンダーの女性たちを全編iPhoneで撮影した『タンジェリン』で、サンフランシスコ映画批評家協会賞・脚本賞をはじめ、22受賞33ノミネートを果たした才能あふれるクリエーターだ。ショーンがデビュー当時から据えるのは、社会の片隅で生きる人々。過去には、違法移民の中国人、路上でブランドのコピー商品を売って生活している人物なども、題材として取り上げている。彼の作品の面白さは、ユニークな映画の作り方にある。「僕らはいつも同じやり方で映画を始めるんだ。この企画に参加したいかどうかを地元の人たちに尋ねるんだよ。」と話す通り、物語の舞台=つまり現場をリサーチするところから始める。『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』は約3年に渡ってリサーチ旅行を繰り返し、実際にモーテルにも何度も宿泊して構成を完成させた。キャスティングも実験的なことが多く、ストリートキャスティング、ソーシャルメディアを使ったスカウトなども実施。映画『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』では、シングルマザー・ヘイリー役のブリア・ヴィネイトをインスタグラムで発掘。また、主人公ムーニーの友人役を、撮影現場近くの量販店で声をかけてオーディションに呼んだという。ショーン・ベイカー監督にインタビュー日本公開に先駆け、ショーン・ベイカー監督が来日。“斬新なストリーテーラー”との異名を持つほど、リアルな現実をドラマティックに描く彼に、作品製作のこだわりについて話を聞いた。“夢の国”の近くの安モーテルを舞台に選んだ理由は何ですか。“皮肉な場所”ですよね。子供たちにとって、マジカルで幸せな場所といわれているテーマパークの真隣には、貧困で住む家がなく、モーテルに住まざるおえない子供たちがいる。“最高の夢の国”の近くで、子どもたちがカツカツの生活をさせられているという悲しい皮肉。これが同居しているところが印象的だったんです。初めてこのエリアのことを知ったのは、共同で脚本を執筆し、製作を担当しているクリス・バゴーシュに、安モーテルに関する新聞記事を教えてもらってから。その後、彼からテーマパーク近くのハイウェイ脇で子どもたちがいたという話を聞いたんです。そこからリサーチを始めたのでしょうか。リサーチ旅行は、フロリダ州キシミーを中心にスタートさせました。そこで初めて、「隠れたホームレス」というアメリカの現実に触れました。永住できない人たちにとって安モーテルが最後の避難所となっている。これは、アメリカ全土で起きていると言われているのですけど、私自身は、ここで初めて触れたのを覚えています。リサーチ旅行を通して様々な人に出会ったと思いますが、その中で母子家庭を中心キャラクターに決めた理由は?色々な家庭の方にお会いして、まず「隠れホームレス」の中の41%が家族連れであることを知りました。そして、シングルファミリーとなると、そのほとんどが母親とその子供という家庭であることに気付いたんです。もちろん世界的に考えても、シングルファミリーといえばシングルマザーというイメージが強いと思うのですが、アメリカでは片親しかいない場合、75%がシングルマザーなんです。それを無視できないなと思いました。また、作品の舞台が「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」の近くってことを考えたときに、ディズニー作品は母親が不在であったり亡くなっていたり…そういう設定が多いなって。主人公がパーフェクトじゃない母親像というところも立地とリンクして、今回は母子家庭を物語に中心にしました。監督がここで撮りたい、この人を撮りたいと思う決め手は何ですか。ダイナミックなものがないといけない。キャラクターであれ、ロケーションであれ、何でも。もちろん映画は、作品によって入口が変わってくるので、そのダイナミックさのポイントは異なります。前作の『タンジェリン』は、「ドーナツタイム」というドーナツ屋とロサンゼルスの交差点でどうしても撮影したいという気持ちがありました。今回は、ニュース記事から全てがスタートしていたので、記事で書かれたこのスポットでなくてはいけなかった。ロケーションもキャラクターも何か強いものがないとダメですね。それが演劇と映画との違いだと思います。白い壁に役者さんが立っているだけでは、映画としては50%の完成度にしかなりませんから。絶対ここで撮りたいと思わせた、フロリダ州キシミーの魅力は?ビジュアル的にカラフルで面白い。作品に度々登場する国道・192号線は、すべてのお店がテーマパークのお客さんをターゲットに商売をしている。だからディズニー的なデザイン要素、色彩を取り入れているんです。なので、撮影現場とするには、視覚的にもユニークなスポットでした。最高の撮影スポットを見つけ、3年ものリサーチ旅行を繰り返して、時間と手間をかけているのに、なぜドキュメンタリー作品として撮らず、さらに手間を加えたストーリータッチで作品を描くのでしょうか。僕は、元々劇作家からスタートしているので、作品作りをする上で、物語を綴っていきたいという気持ちを大切にしています。フィクションで描くからこそ、より多くの人に届くと考える部分もあると思うので。物語性を持たせることで、映画にどんなものが生まれるのでしょうか。映画は、観客にとって逃避させてくれる娯楽であると思うんです。僕は、社会問題に焦点を当てながらも娯楽としてのバランスを取りながら、映画を作りたいと考えています。僕が見る立場であっても、見終わった後に何かを考えさせてくれたり、ディスカッションしたくなるような作品が好きなので。観ていただいた方には、映画『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』を通じて色々感じて欲しいけれども。個人的には「隠れたホームレス」という社会問題に光を当てたいという気持ちがあったので、物語を通して、そういうのが届いていればいいなって思っています。娯楽的な側面がみなさんの心を捉えて、でも映画が終わった時には、色々と考えているようなそういう作品になっていたらいいなって。作品に思いを込めて、きちんと物語を構成しているのに、なぜ素人をキャスティングするのですか。経験ある俳優に任せた方が、自分の作りたい形が出来上がるのではないでしょうか。正直な話をすると、僕がフレッシュな顔ぶれを大きなスクリーンで観たい気持ちが一番大きいんだと思います。例えば、貧困家庭のシングルマザーのようにキャラクターの濃い役。これをベテラン俳優や他の作品に出ている役者が演じると、どうしても過去の役柄と重なってしまう。観客はその役にすんなり入っていけない可能性がありますし、場合によっては「この人がこの役…?」って信じられないかもしれない。でも、フレッシュな人が演じるとそれはない。観客はスッと登場人物に入っていけますし、作品自体も多面的になるメリットを感じます。他の人の作品を見るときも、フレッシュなキャスティングに好感を持ちますか。もちろん。スーパーヒーローものなどいわゆる「商業作品」と呼ばれる映画に出演する役者さんは、もちろん素晴らしい演技を観せてくれるとは思うのですが、ワクワクはしないんですよね。実は、本作では6人の映画役者が並んだ映画用ビルボードを劇中で登場させて、僕のキャスティングに対するこういった意見を反映させているんです。そんな中でも、名優のウィレム・デフォーを迎えています。彼は本作でアカデミー賞にノミネートされました。ウィレムは、モーテルの管理人役。住む人々を見守る存在なのですが、彼が登場するシーンの多くは、演技経験のない俳優が相手。その中で、彼は自分を変身させることができるから、皆が作る空気感に見事はまってくれた。色々な役者をミックスしてキャスティングしたからこそ、生まれた面白さだと思います。ウィレムと仕事ができたのは、本当に幸運でした。映画作りでショーン監督にとって重要なことは?初めから終わりまで「新しい」という感覚。僕は革新的な作品、フレッシュなものの見方をしている作品が好き。作品を作るために、他の作品をコピーすることに全く興味がないので、いわゆる“雇われ監督”と呼ばれるような大型の商業作品を撮る映画監督とは、感覚がちょっと違うんだと思います。子どもの視点で捉えた冒険ストーリー住んでいるところは安モーテル、遊び場所は寂れたギフトショップの周辺。モーテルの家賃を捻出するのにいっぱいいっぱいの母親。作品の中には厳しい現実がたくさん転がっているが、すべて6歳の少女・ムーニーの視点から切り取られているため、作品全体にはワクワクとさせるムードが広がっている。また、ショーン監督の名前を愛称にした「ベイカー・レインボー」と呼ばれる独特の色彩感覚。フロリダの青空、モーテルのピンクやパープルなど、35mmフィルムを使って捉えられた色鮮やかな世界も、本作の魅力となっている。“第2のダコタ・ファニング”天才子役の誕生主人公ムーニー役には、“第2のダコタ・ファニング”と評される子役、ブルックリン・キンバリー・プリンス。「ブルックリンは、僕がこれまで会ったあらゆる年齢層の俳優の中も、最も優れた一人だね」とショーン監督が評した彼女は、既に『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』で数々のブレイクスルー賞を受賞している。ムーニーの母親ヘイリー役には、映画初出演となるブリア・ヴィネイト。何千ものインスタグラマーから探し出してスカウトした人物に「僕らがヘイリーというキャラクターに思い描いていた特徴をすべて兼ね備えていたんだ。」とショーン監督はコメント。テンションが高くて気楽で面白いという、彼女のパーソナリティが生き生きと作品に反映されている。そしてムーニーやモーテルで暮らすみんなの父親のような存在である管理人ボビーは、『スパイダーマン』シリーズ1作目のグリーン・ゴブリン役や『セブン・シスターズ』のウィレム・デフォーが担当。ムーニーの親友ジャンシーには、撮影現場近くの量販店でショーン監督が見つけ、オーディションに招いたヴァレリア・コット。そして、実際に192号線のモーテルに家族と住んでいた少年クリストファー・リヴェラも、ムーニーの友人・スクーティに抜擢されている。『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』あらすじ6歳のムーニーと母親のヘイリーは定住する家を失い、フロリダ・ディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルでその日暮らしの生活を送っている。周りの大人たちは厳しい現実に苦しむも、ムーニーはモーテルに住む子供たちと冒険に満ちた毎日を過ごし、そんな子供たちをモーテルの管理人ボビーはいつも厳しくも優しく見守っている。しかし、ある出来事がきっかけとなり、いつまでも続くと思っていたムーニーの夢のような日々に現実が影を落としていく―。詳細『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』公開日: 2018年5月12日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー出演:ブルックリン・キンバリー・プリンス、ブリア・ヴィネイト、ウィレム・デフォー他監督・共同脚本・編集:ショーン・ベイカー配給:クロックワークス
2018年01月27日ミニーマウスがロサンゼルスの「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」の星型プレートに名前を刻み、記念セレモニーにディズニーのCEOボブ・アイガー、ケイティ・ペリー、ハイディ・クルム、ミッキーマウスと参加した。今年はミッキー&ミニーのデビュー映画『蒸気船ウィリー』の誕生から90周年。「People」誌によれば、ミニーの恋人ミッキーはこの映画が50周年を迎えた1978年にアニメのキャラクターとして初の殿堂入りを果たしていたという。それから40年後の今年、ミニーはついに2,627番目の星を手に入れ殿堂入りした。お祝いに駆け付けたこの日のケイティのファッションは、ミニーの象徴ともいえる赤白の水玉模様で全身をコーディネート。「クリスチャン・シリアーノ」の迫力あるボディコンシャスなドレスでセクシーさを強調していたが、つばの大きい帽子とハートのフレームのサングラスで遊び心も感じさせた。主役のミニーも負けてはいない。現在ディズニーとコラボしたコレクションを発売中の「コーチ」が特別に手掛けた水玉のワンピースと、トレードマークの大きなリボンを頭につけておめかし。一方、ハイディは黒白の水玉模様のドレスにスパンコールでできたミニーの耳&リボンのヘアアクセサリーでシックな装いだった。(Hiromi Kaku)
2018年01月23日「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(フロリダ州オーランド)のマジックキングダム・パークでは現在、冬のスペシャル・イベント「ミッキーのベリー・メリー・クリスマス・パーティー」を開催中だ。特定日の夜に開催する有料のスペシャル・イベントだが、この時間内でしか会えないキャラクターとの特別なグリーティングが相当な大人気!なかには3時間近く待ったキャラクターも…はたして一番人気キャラクターは!?すべてのキャラクターとグリーティングをしたわけではないが、実際に現地で参加したリアルレポートをお届け。1.ミッキーマウス (タウンスクエア・シアター)世界のスーパースター・ミッキーマウスに会える。マジックキングダム・パークに入って右側「タウンスクエア・シアター」に行くと、マジシャン姿の“しゃべる”ミッキーと楽しくグリーティング可能だ。普段も会えるが、パーティータイム中はイケメンもクリスマスの衣装に。基本的に人気だが、ショー/パレード前後など少し会いやすくなるかも。2.サンタクロース「タウンスクエア・シアター」の反対側では、サンタクロースにも会うことができる。アメリカではディズニーのキャラクターと同等の人気を誇っていて、ファミリーでグリーティングするゲストが多数。グリーティングが終わると、キャストさんがキャンディーのクリスマスのプレゼントも!3.サンタグーフィーサンタクロースの衣装を着ているグーフィーが、ファンタジーランドにいる。とても人気だが、実はディズニー・ハリウッド・スタジオなどほかパークでも会えるからか、主要キャラクターでは会いやすいほうだ。4.ニック&ジュディトゥモローランドでは、『ズートピア』のニック&ジュディに会える。すでに香港、上海、カリフォルニアなどでは、おなじみのふたりだが、フロリダではクリスマスのパーティータイム中だけなので大人気。5.ミニーマウス&デイジーダック女子力高いコンビも大人気です。このパーティーだけの衣装、組み合わせなので、ファンは絶対会いたいのでは。サンタグーフィーと同じくファンタジーランドにて、グリーティングをしている。常設施設の「ピーターのシリー・サイドショー」でなく、その外でペアで実施。6.ジャック・スケリントン『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャックは大人気!この期間フォトロケとなっている専用ガゼボ的な空間にいて、ショー/パレードの時間に関係ないくいるものの、大人気ゆえに待ち時間が発生する。7.ドナルドダック&スクルージ・マクダック実は非常に大人気!2時間以上待つこともあるそうで、グリーティング常設施設の「ピーターのシリー・サイドショー」の近くの屋外で実施。ドナルドもおじさんもクリスマスの衣装を着て楽しそう!8.モアナこのパーティーにだけ登場するためか、『モアナと伝説の海』のモアナも非常に大人気で、撮影時は2時間30分ほど待った。アウラニやカリフォルニアでは気軽に会えるが、マジックキングダム・パークのモアナは特別!パーク入園後、モアナを目指して来るゲストもいるほど。9.七人のこびとおそらく「ミッキーのベリー・メリー・クリスマス・パーティー」では一番の人気で、この時は3時間近く待った。 七人と同時にグリーティングできるのは、この時期のマジックキングダム・パークならではで、まるで世界中のファンがファンタジーランドに集合しているかのようだった。取材協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナルAs to Disney photos,logos,properties:(C)Disney※画像はあくまでもイメージです。紹介したエンターテインメントや現地イベントの内容などすべての情報は予告なく変更になる場合があります。(text:cinemacafe.net)
2017年12月15日テネシー州の少年キートン・ジョーンズくんの動画が話題となっている。キートンくんは動画で「いじめっ子たちがぼくの鼻をからかったり、ブサイクって呼んだり、『お前に友だちなんていないよ!』と言うんだ」と学校でいじめにあっていることを涙ながらに訴え、「なんでいじめをするんだろう? その意味って何だろう?」「罪のない人たちをいじめて何が楽しいのかな。どうしていじわるになってしまったのかな?」と疑問を投げかけた。この動画をキートンくんの母キンバリーさんがFacebookに掲載したところ、現時点で再生回数が2,000万回に迫る勢いで世界中に広がり、セレブたちも反応を示した。『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカー役を演じているマーク・ハミルは「いじめっ子がなんでいじわるかなんて考えて時間を無駄にしちゃダメだ。彼らは自分自身のことが大嫌いで、他人を傷付けたら自分の気分がよくなると考えている悲しい人たちなんだよ。きみが賢くてハンサムだから嫉妬しているんだ。きみの友人MHより」と激励。『キャプテン・アメリカ』シリーズのクリス・エヴァンスは、「強く生きるんだ。状況は必ずよくなるって約束するから」と声援を送り、来年公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のプレミアにキートンくん親子を招待するという粋なオファーをした。(Hiromi Kaku)
2017年12月11日「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(フロリダ州オーランド)のマジックキングダム・パークでは現在、冬のスペシャル・イベント「ミッキーのベリー・メリー・クリスマス・パーティー」を開催中だ。これは特定日の夜に開催する有料のスペシャル・イベントで、ホリデーシーズン到来の現在、世代を問わず多くのゲストを魅了中だ。同イベントには、ディズニーのキャラクターたちが大歓声を浴びながらメインストリートUSAを踊り歩く「ミッキーのワンス・アポン・ア・クリスマス・パレード」を公演。ミッキーマウスやミニーマウスを始め、そりに乗ったサンタクロースも。楽しいパレードだ。キャッスル前のステージでは、「ア・フローズン・ホリデー・ウイッシュ」を公演。アナ、エルサ、オラフが登場するショーで、クライマックスにはエルサの魔法で、お城が大変身!同じくキャッスル前のステージでは、「ミッキーのモスト・メリエスト・セレブレーション」を1日数回公演。ミッキーやミニー、グーフィーなどディズニーの仲間たちが、『ピーター・パン』『ふしぎの国のアリス』『トイ・ストーリー』『白雪姫』など、たくさんの友人たちを招いて、にぎやかで楽しくハピネスいっぱいのクリスマスのパーティーを開催する。また、大迫力の花火「ホリデー・ウィッシュ」では、音楽と花火に合わせてシンデレラ城の上空が光り輝くほか、ティンカー・ベルが空高く舞う息を呑むような美しいショー。クライマックスでは花火がパークいっぱいに打ち上がり、大きな感動で胸がいっぱいに!そのほか、特別な衣装を着ているキャラクター・グリーティングや、メインストリートUSAに舞う雪、スペシャルなフードなど、たくさんのイベントが待っている「ミッキーのベリー・メリー・クリスマス・パーティー」。12月は7日~22日までの特定の日に開催する。※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(text:cinemacafe.net)
2017年12月06日ハリウッド大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題が露見してから、問題の火の手は収まるどころか悪化しておりハリウッドのエンタメ業界はパニック状態となっている。■ケヴィン・スペイシー事件のあとには…ワインスタイン事件以来、セクハラ問題がまるで異常乾燥注意報時の火災がごとく映画業界の至る所で火の手をあげて俳優やセレブ監督にも飛び火しており、人気海外ドラマ「ハウス・オブ・カード野望の階段」などで日本でもお馴染みの俳優ケヴィン・スペイシーが30年前、26歳のときに14歳の俳優アンディー・ラップに対して性的行為を試みようとしたというニュースはアメリカ内外でも大変な話題となった。今週に入り、映画『テッド』のガールフレンドを演じたジェシカ・バースが2012年に当時のマネージャーでハリウッドの大物であるデヴィッド・ギルロッドから性的暴行を受け、ロス市警に届けたもののその後ギルロッドから脅迫され恐ろしくなり、訴訟を取り下げざる得なかった、と大手業界サイトの「the Wrap」に暴露してこれも大変な騒ぎとなった。とにかく連日のように、新しい有名人の名前が「セクハラ事件」という見出しの横に並ぶ、とんでもない状況のハリウッド。セレブ監督のブレット・ラトナーも6人の女性からセクハラで槍玉に挙げられている。ブレット・ラトナーといえば、アクションコメディー映画『ラッシュ・アワー』シリーズ(ジャッキー・チェン&クリス・タッカー主演)で一躍人気監督となり、近年では自ら設立したプロダクション・スタジオより大ヒット作『ワンダーウーマン』や『X-MEN: ファイナル ディシジョン』などを産出してノリに乗っていたハリウッドの大物である。ラトナーは、問題発覚後に里親的存在だったワーナー・ブラザーズ映画から縁を切られている。■ハリウッドで崇拝されているアノ俳優まで!?今回のセクハラ問題で周囲を一番ショックに陥れたのが、今年で御年80歳の大御所名優ダスティン・ホフマンである。『卒業』や『トッツィー』などの名作をはじめ、メリル・ストリープと共演した『クレイマー、クレイマー』と、トム・クルーズ共演の『レインマン』ではアカデミー賞主演男優賞受賞歴もある、あのダスティン・ホフマンである!時をさかのぼること32年前。ダスティン・ホフマンが1985年に手がけていた芝居のプロジェクトで、当時17歳だったインターンのアンナ・グラハム・ハンターさんにセクハラをしたのだという。このショッキングなニュースに周囲が愕然とするなか、どうやらダスティンの“素行の悪さ”は、それに始まったことではないということが明るみに出はじめた。1979年に『クレイマー、クレイマー』でダスティンと共演したメリル・ストリープは、撮影前に初めてダスティンと対面したときに、なんと胸を触られて非常に不快な思いで撮影に臨んだというのである。この打ち明け話はメリルのインタビュー記事として当時のタイム誌に掲載されており、これがいまになって浮上し、ダスティンにとっては非常に不利な話題となっている。■セクハラ問題の波紋セクハラ問題は、関わった俳優や監督たちのキャリアを崩壊に追い込むばかりでなく、その周囲にもひどい打撃を与えている。増え続けるスキャンダルに伴い、暮れのホリデーシーズン公開予定作品が目まぐるしく変更されているのがその一例だ。たとえば、TWC(ザ・ワインスタイン・カンパニーの略)の手がけたホラー映画『ポラロイド』(原題)は、かなりのヒットが見込まれていたものの、セクハラ事件が露見したことで、ほとぼりが冷める来春ころへの延期が決定している。被害を被っているのは劇場側だけではない。一連のセクハラ問題は、アカデミー賞を筆頭とする映画賞レースへの影響も必至とみられている。前出のケヴィン・スペイシーは、Netflixより「ハウス・オブ・カード野望の階段」の打ち切りを命じられただけでなくアカデミー賞シーズンに向けてノミネート必至とされていた新作スリラー映画『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド/All The Money In The World』(原題)が受賞作戦のPRから外されることが決定している。この映画は『エイリアン』シリーズのリドリー・スコット監督作品で、ケヴィン・スペイシーの共演者にはミシェル・ウィリアムズとマーク・ウォールバーグも参加している話題作だったのに、ケヴィンが昔に犯した軽率な過ちのせいでとんだ迷惑を被っていしまった形だ。■ハリウッド・メンタリティとその対策「お金があってパワフルならばどんな振る舞いをしてもいい」という暗黙の了解がまかり通っていたハリウッド。…というよりは、どこの業界でもパワーを持っている者が下のものを足蹴にしたり酷い扱いをしたりということは往々にある。その頂点にあるのがセクハラだ。映画業界にセクハラが横行している理由に、「何が何でも俳優になりたい」という若者が溢れているという事実がある。だが、いくら相手がどんなにデスパレートでも、分別のある人間であればセクハラに及ぶなどということはない。長いことハリウッドにいて学んだことがある。自分の心の声はうそをつかない。少しでも妙な気配を相手から感じ取ったら、自分の心がザワつき出したらその場から素早く身を引くことが肝心だ。どんな業界に居ようが、上に立つ相手が自分の価値観や信条に反するようなことを提案したり押しつけたりして来たら、相手が誰であろうが「NO」と言って、毅然とした態度でその場を離れる勇気を持つことが大切なのだ。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2017年11月10日ヴェロニカ・ポージーのマグショット地元メディアWEAR ABC 3のTwitter(@weartv)より 米フロリダ州・ペンサコーラで14日午後、9歳の女の子が窒息死するという事件が起こった。原因を作ったのは彼女の従姉妹にあたるヴェロニカ・ポージー(62)。 警察の報告書によると、ポージーは、デリカ・リンゼイちゃんの“制御不能な”行儀の悪さを叱るため、彼女の上に腰を下ろしたという。デリカちゃんは体重147kgのポージーのお尻の下で「息ができない」と訴えたが、ポージーは座り続けた。そろそろいいだろう、と立ち上がったところ、デリカちゃんはすでに意識を失ってしまっていた。ポージーは救急車を呼び、心肺蘇生を試みたが、小さな従姉妹が息を吹き返すことはなかった。 ポージーは殺人罪で逮捕されたが、同じ家に住み、デリカちゃんの養育をしていたグレイス・ジョーン・スミス(69)、ジェームズ・エドモンド・スミス(62)夫妻も虐待とネグレクトの容疑で逮捕された。夫婦は姪にあたるポージーを呼び出して、デリカちゃんの“躾”をさせていた。グレイス・ジョーンズは弁護士に「ポージーはデリカを定規と金属のパイプで叩いた後で、椅子にデリカを下敷きにして座った」と話しているという。
2017年10月17日ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが女性たちに対し、数十年にわたってセクシャルハラスメントをしてきた事実が報道され、スター女優たちの中からも被害者が名乗り出ている。■ハーヴェイ・ワインスタイン…「ワインスタイン・カンパニー」から解雇10月5日(現地時間)、「ニューヨーク・タイムズ」紙はワインスタインが約30年もの間、女性従業員に性的嫌がらせを繰り返していたと報道。それを受けて、ワインスタインが弟のボブと設立した「ワインスタイン・カンパニー」から解雇された。弟のボブとは、祖父母の名を冠した製作会社「ミラマックス」で良作を作り、90年代のアカデミー賞で常勝していたプロデューサーであり、民主党の強力な支持者としても知られる大物失脚の衝撃は広がり続けている。5日の告発記事では90年代に活躍したアシュレイ・ジャッドやローズ・マッゴーワンらが実名で証言。ツイッターなどSNS上でハリウッド・スターたちがその勇気を称え、ワインスタインを非難した。ワインスタインは自身の振る舞いが「多くの苦痛を与えた」と謝罪声明を発表したが、8日(現地時間)に「ワインスタイン・カンパニー」を解雇された。■続々と被害公表…オスカー女優たちも告白解雇後も非難は収まるどころか、ついにグウィネス・パルトロウやアンジェリーナ・ジョリーといったオスカー女優たちも被害を受けていたことを告白した。グウィネスは22歳のとき、ワインスタインが製作した『Emma エマ』(96)の主演に抜擢されたが、撮影前にペニンシュラ・ビヴァリーヒルズ・ホテルのスイートルームでの打ち合わせを持ちかけられた。新人女優だった彼女は言われるままに部屋へ行くと、ワインスタインは彼女の体に手を置き、ベッドルームでのマッサージを促したという。グウィネスはこれを拒絶し、当時交際していたブラッド・ピットに打ち明け、ブラッドはワインスタインと対決したが、直後にグウィネスはワインスタインから、このことは誰にも話すなと警告されたという。「彼に解雇されると思った」とグウィネスは「ニューヨーク・タイムズ」紙に語った。アンジェリーナも同紙に「若い頃、ハーヴェイ・ワインスタインとの間に嫌なことがあった。だから、彼とは絶対に仕事をしないと決めたし、彼と仕事をする人たちには警告した」とメールで応えた。ミラマックス製作の『マイ・ハート、マイ・ラブ』(99)に出演した彼女は映画公開時に、ワインスタインからホテルの部屋に誘われ拒否したという。このほかに『パルプ・フィクション』(94)に出演したロザンナ・アークエット、フランスの女優ジュディット・ゴドレーシュも被害に遭っている。1995年に肉体関係を迫られ、拒絶したミラ・ソルヴィーノも「ほかの理由もあるかもしれないけれど、ハーヴェィを拒絶したことが影響していると感じた」とキャリア低迷について「ザ・ニューヨーカー」に語った。■余波大きく…かつての仕事仲間にも激震90年代以降、アカデミー賞に輝いた俳優、監督たちの多くはワインスタインの手がけた作品で受賞していることから、出演作プロデューサーの唾棄すべき裏の顔が暴露されたことへの衝撃は大きい。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』(11)でアカデミー主演女優賞を受賞したメリル・ストリープや『恋に落ちたシェイクスピア』(98)で同助演女優賞を受賞したジュディ・デンチは、ワインスタインを厳しく非難したものの、そうした行為については知らなかったとコメント。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)でアカデミー賞脚本賞を受賞したベン・アフレックや90年代からワインスタインを知っているジョージ・クルーニーらも同じく、今回の報道でハラスメントについて知り、許しがたい行為だとコメントしている。ベンとともに脚本賞を受賞したマット・デイモンは、2004年にワインスタインの問題を取材していた記者に電話で圧力をかけたと報じられたが、電話した事実は認めたうえで、ワインスタインから悪評のある部下の擁護を頼まれて1分程度話しただけだと「Deadline Hollywood」の取材で釈明している。『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスは「ハーヴェイ・ワインスタインの振る舞いに関するニュースに深く動揺しています」「ハーヴェイと5年前に一緒に仕事したとき、いかなる形のハラスメントも経験しなかったし、そういううわさも知りませんでした。このような虐待は弁解の余地はなく、非常に不快です」とコメント。ジェシカ・チャステインは「私は最初から警告を受けていた。この話はどこにでもあった。それを否定するのは、同じことが起こる環境を作ることになる」とツイート。ブリー・ラーソンは「いつも通り、私は性的暴行とハラスメントを経験した勇気ある人たちの側に立ちます。あなたたちのせいじゃない。私はあなたちを信じています」とツイートした。全米映画俳優協会(SAG)はワインスタインの行為を「忌まわしい」と断罪。16万人の会員に対して、ハラスメントや不適切で攻撃的な扱いについて通報を受けつけるホットラインを設置したと発表した。(text:Yuki Tominaga)
2017年10月11日アデルがハリウッド女優デビューを果たすかもしれない。つい最近ワールドツアーを終えたアデルに、リメイク版『オリバー!』の製作陣が接近し、現在交渉中とのことだ。「The Sun」紙によると、アデルは1968年のオリジナル版『オリバー!』でシャニ・ウォリスが演じたナンシー役を演じる可能性があるという。仮にアデルがナンシーを引き受ける場合、4歳の息子アンジェロくんと過ごせる時間を確保しながら演じられるという、親子にとって最高の環境が整えられるそうだ。関係者は「これはアデルにとっての大役になるため、彼女は真剣に考えています」、「彼女は、優先順位はいつも息子が1番だと話しています。この役は、息子にも喜んでもらえるとみているようです」と語っている。チャールズ・ディケンズ著の「オリバー・ツイスト」を原作に、『オリバー!』が50年ぶりにリメイクされる。プロデューサーは舞台版の「オリバー!」、「オペラ座の怪人」などを手掛けてきたキャメロン・マッキントッシュに決定。映画版『レ・ミゼラブル』を共にプロデュースしたイギリスの製作会社「ワーキング・タイトル・フィルムズ」と再びタッグを組む。(Hiromi Kaku)
2017年09月05日J.K.ローリングが“ロバート・ガルブレイス”のペンネームで執筆している「私立探偵コーモラン・ストライク」シリーズが、ハリウッドからのオファーを蹴り、イギリスのBBCでテレビドラマ化された。現在までに3作品が出版されている同シリーズが、「Strike」(原題)のタイトルでドラマ化が実現。製作総指揮のルース・ケンリー=レッツは「ローリングのエージェントに、ハリウッドのスタジオから相当な回数の電話がかかってきたんだって。本当に多くの人からね」と「Digital Spy」にドラマ化への経緯を明かした。「でも、彼女は今後もこのシリーズを書き続けるつもりだし、何作品になるかもわからない。だから、(ハリウッドで映画化するより)ドラマ化する方が自然でふさわしいように思えたんだ。それに、BBCが製作にすごく乗り気だったこともあって、ぼくらはその道を進むことにしたよ」。ローリングはドラマ製作のすべてのプロセスに積極的に関わっており、原作を映像化するにあたって内容を少し変えなければならない部分にも寛大な心で対応しているという。8月27日(現地時間)から放送されるシーズン1は、全3話。シリーズ1作目「カッコウの呼び声」をベースにしているとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年08月24日「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(フロリダ州オーランド)の「ディズニー・アニマルキングダム」にて開催中の夜の大人気ショー「リバーズ・オブ・ライト」が、8月22日(現地時間)20時40分にライブストリーミング(#DisneyParksLIVE)される。公式ブログなどで報じている。日本では約14時間の時差(サマータイム中の現在は、約13時間)の関係で、8月23日(水)の9時40分に同生中継を楽しめる予定だ。この「リバーズ・オブ・ライト」は、動物をテーマにした光と水のナイト・エンターテインメントショー。サンセット後にディスカバリー・リバーで開催され、ふたつの神秘的なホストがライト(光)のパワーを授かって舞い降りるセレモニーで幕開けするショーだ。光と水の感動的なパフォーマンスと動物たちの古代から伝わるストーリーなどが楽しめる。なお、「リバーズ・オブ・ライト」のネット生中継は、8月上旬に行われたカリフォルニア ディズニーランド・リゾートの「ファンタズミック!」の同生中継後に告知されていた。「リバーズ・オブ・ライト」のネット生中継は、8月22日(現地時間)20時40分にスタート。日本では、8月23日(水)の9時40分に始まる。公式ブログをチェックして。As to Disney photos,logos,properties:(C)Disney※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2017年08月22日「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(フロリダ州オーランド)のディズニー・アニマルキングダムに新しく誕生した、映画『アバター』の世界を体験できるテーマランド、「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」。オープン以来大人気だが、そのパンドラを訪れる旅人たちのノドを潤すドリンクも凝りに凝っているとして話題だとか。そこで今回、同エリアでしか飲めないパンドラのドリンクを現地で全種類試飲。ナヴィの世界を舌で知るドリンク体験をレポート。■気軽に立ち寄れるドリンクステーション「ポング・ポング」で実食!「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」には飲食施設が二店舗存在するが、今回試飲した店舗はナヴィにインスパイアされた、カウンターサービスの「ポング・ポング」。ナヴィ語で「パーティー・パーティー」という意味が冠された同店では、イチオシのフローズンカクテルをはじめ、夏の王様ビール、同エリア限定の独創的なスイーツなどを提供。誰でも気軽に立ち寄れるドリンクステーションとして、現在数多くゲストが利用している。■看板メニュー「NIGHT BLOSSOM」 甘いけれど爽やかな口当たりが楽しい!試飲対象は、全4種類。同店看板メニューの「NIGHT BLOSSOM」($4.99)はライムとリンゴのフレーバーで、超カラフルの見た目に、甘いけれど爽やかな口当たりが特徴的な一品。トッピングとして乗っている丸いピンクの食材は、パッションフルーツのボバボールで、プチプチとした食感だ。このボバボールを口に含み、割ってみると、これまた甘いけれど爽やかなパッションフルーツ味のシロップが楽しめる不思議なドリンクだ。■パンドラ自慢のビールで乾杯! フルーティーなマルガリータは女性もGOOD「NIGHT BLOSSOM」はノンアルコールのカクテルだが、「MO’ARA MARGARITA」($9.25)は、マルガリータと名乗っているだけにアルコールドリンク。こちらにはイチゴのボバボールが乗って、イチゴとオレンジの味わいとともに暑い日にはたまらない一杯。そしてパンドラ自慢のビールとしては、「MO’ARA HIGH COUNTRY ALE」と「HAWKE’S GROG ALE」の二種類が提供され、前者はキャラメルの風味が、後者はピーチの風味がクセになりそうな味わいだ。■店内外の作り込みがスゴい! 鬼軍人マイルズ大佐のAMPスーツの残骸に興奮実はドリンクステーションの「ポング・ポング」は、メニューだけでなく、外観・内層や展示物なども見逃せない。よく見ると映画『アバター』内でスーパー軍人のマイルズ大佐が乗っていたAMPスーツの残骸が店頭にあり、ドリンク受渡しの看板も何かのプレートの再利用。また、かつて従事していた人々のIDも残っているなど、“映画『アバター』のその後”という設定がよくわかる。細かい点までくまなく凝っているのでリサーチしてみて。フード系メニューとしては、「PONGU LUMPIA」というパイナップルとクリームチーズを、薄い皮で巻いたスペシャルなデザートも提供している。ナヴィの世界を舌で感じる「ポング・ポング」のメニューを、パンドラを訪れた際にはオーダーしてみて!※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル(text:cinemacafe.net)
2017年07月30日フロリダ州オーランドにある「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」では、ディズニー・アニマルキングダムに誕生した新テーマランド「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」が、オープン以来大人気だ。この同エリアでの注目は、最新のライド系アトラクション。映画『アバター』に登場するパンドラで暮らす青い肌を持った部族=ナヴィが生活するパンドラの世界を体験していく「ナヴィ・リバー・ジャーニー」の試乗レポートをお届け!■ナヴィと人間が平和に共存するエリアにある「ナヴィ・リバー・ジャーニー」ナヴィが生活する世界を旅するライド・アトラクション「ナヴィ・リバー・ジャーニー」がある場所は、「ヴァレー・オブ・モアラ」という名前のエリア。オープンのはるか前から話題を集めていた“天空に浮かぶ山”がそびえ、そこかしこにナヴィ文化が。ここはナヴィと人間が平和に共存するエリアで、「ナヴィ・リバー・ジャーニー」のほか、「アバター・フライト・オブ・パッセージ」というもう一種類の大型ライド・アトラクションもあるエリアだ。■ボートに乗れば、ポジティブなエネルギーを放出するパンドラの世界に完全没入!「ナヴィ・リバー・ジャーニー」は、家族でも楽しめるボートライド型アトラクション。ゲストは8人定員のボートに乗って、自身で発光している生物が生息するナヴィ・リバーの神秘的な旅へ出発する。道中、パンドラに生息するエキゾチックな植物や動物、そしてナヴィの儀式に遭遇して行って、その終盤、ナヴィのシャーマン・オブ・ソングが奏でる音楽が流れ、ポジティブなエネルギーを放っているパンドラの世界に完全に入ってしまう。■緻密すぎる世界観が圧巻 すでにQラインで始まっているナヴィへの旅!そもそも「ナヴィ・リバー・ジャーニー」のみならず、「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」という新エリア全体が、その緻密な世界観の構築を誇示している。アトラクションの入り口には大きな看板などはなく、映画のように青色やユニークな形の植物の数々にせせらぐ沢、植物のように見えるも夜は足元を照らすライトなど、単なる待っているだけのQラインではなく、その時点でナヴィが生活する世界へのジャーニーが始まっている、といっていい。■「ゲスト自身が本物の体験ができるように創りあげた」イマジニアが断言!なお、制作を務めたディズニーのイマジニアであるジョー・ロード氏は、「ゲスト自身がメインキャラクターとなって、最高に美しい世界に浸り本物の体験ができるように創りあげました。映画に優れたストーリーや感動的なシーンが表現されているように、アトラクションにも恐れや驚き、尊重、調和といった感情が吹き込まれています。そして様々な生き物たちの存在や鳴き声がパンドラの風景を生き生きとさせています」とコメントしている。超完璧主義で映画界では有名なジェームズ・キャメロン監督と、ストーリーテリングにこだわるディズニーのイマジニア、ジョー・ロード氏のタッグで誕生した「ナヴィ・リバー・ジャーニー」。「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」に行く際は体験してみて!※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル(text:cinemacafe.net)
2017年07月30日「デビュー前のローラの夢は国際線のキャビンアテンダントになり世界中に行くことでした。でも芸能界に入ってからは夢がハリウッド女優になり、国際的に活躍することになった。14年ごろからは仕事の合間にロスに行って、英語と演技のレッスンを受けるようになりました。今も夢を叶えるためレッスンは続けているんですが……」(所属事務所関係者) 16年12月公開の『バイオハザード: ザ・ファイナル』でハリウッド進出を果たしたローラ(27)。16年1月、「ViVi」のインタビューに《これからも日本のお仕事も続けていきつつ、アメリカでも次の映画を目指していきたい》と語っていた。それから約1年半。次の映画の予定は聞こえてきていない。それどころか、テレビレギュラー番組はゼロ状態にある。 《黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。10年の信頼をかえしてください》 6月中旬、ローラはツイッターにこんな“らしくない”言葉を公開して世間に大きな波紋を広げた。その背景には、所属事務所への不信感があるという。 「この“黒い心を持った人”は所属事務所のA社長を指しています。ローラは堺正章さん(71)と、堺さんと関係が深い大手芸能事務所のことを深く信頼しています。これまでも何かあるたびに相談してきました。A社長のもとにいてもハリウッド女優の夢は叶えられないかも。そう考えて“独立”について話を聞きに出向いたそうです」(芸能事務所関係者) もともとハリウッド進出はローラとA社長の共通の夢だったという。海外出張の多いA社長に代わって、長年、日本でのローラのマネージメントを務めていたのはBマネージャー。だが彼はローラの『バイオハザード』出演をきっかけに事務所を去っていた。 「映画出演はA社長とローラの独断で進められたそうです。Bマネが出演決定を知ったのは映画のスケジュールが決まった後でした。つまり、すでに大量に入れていた日本での仕事を、急遽すべてキャンセルしなければならなくなった。ほとんど彼が取ってきた仕事です。これに反発し、Bマネは事務所を去る結果になりました」(前出・所属事務所関係者) A社長が直接マネージメントに乗り出すようになったが、その後もスタッフの退職が相次いだ。さらにBマネージャーが去ったことで、こんな弊害もあった。 「夜の外出は禁止。1人でタクシーに乗らない。芸能界の友人は作らない。そういった“厳しい掟”をデビュー時からローラに課していたA社長ですが、いわばBマネージャーが2人の“緩衝材”になってくれていたんです。でも、彼がいなくなったことで、A社長とローラの喧嘩はだんだんとエスカレートしていったんです」(前出・所属事務所関係者) ハリウッドの夢には近づけないのに、私生活はますます厳しく管理される。ローラの不満は大きくなっていったという。そしてローラは“黒い心”ツイートをする。 「もう一度やり直そうという矢先にBマネージャーの次にローラが信頼していた女性スタッフが社長と対立して、辞めさせられたことが原因だと聞いています。あのツイートから今に至るも、ローラの怒りは収まっていません。ローラは本気でハリウッドを目指そうと決めたようです」(前出・芸能事務所関係者) 長期契約をタテにローラを引き留めていたA社長も、さすがに“独立もやむを得ない”という考えに変わってきているという。 「そんなローラの思いを知ってか、今、大手事務所で争奪戦が始まっているようです」(プロダクション関係者)
2017年07月26日