《文:Akemi Kozu Tosto/神津トスト明美》大手映画スタジオの一社であるワーナー・ブラザース(WB)が、2021年度劇場封切り予定作品の全てを、劇場封切り日と同じ日にストリーミング・サービスHBO Maxにて同時公開すると発表したのだ。それも、月決め契約料プラス視聴料課金(プレミアムPV(Premium Pay Per View))ではなく、HBO Maxに加入していれば公開後の新作品見放題という太っ腹な公開方式である。映画ファンにとっては夢のような話だが、映画業界内の状況は真逆の様相を呈している。劇場作品のストリーミング配信、業界内に広がる余波ストリーミングと劇場での同時公開を始めたのはワーナーが初めてではない。今年8月には、ディズニーが実写版超大作『ムーラン』を劇場とストリーミングで同時公開すると発表して、ハリウッドが蜂の巣をつついたような騒ぎになった。大金を注ぎ込んで作った大型作品が映画館閉鎖あるいは開けても定員制限に加えてお客も来たがらないという状況の中、ついに新たな公開戦術を使用するに至ったのである。視聴にあたっては、ディズニープラスの月決め契約料のほかに『ムーラン』視聴料として30ドルが課金されるPPV(Premium Pay Per View)の方法が取られた。また同時期にユニバーサル・ピクチャーズがAMCと、劇場公開期間を短縮してストリーミングで早い時期に公開しても良いという新契約を結んで話題になった。AMCとユニバーサルの取り決めは双方合意のもとに交わした契約である。だが今回のワーナーの発表は多くの関係者にとって全くのサプライズだった。映画チケットの売り上げパーセンテージがボーナスになるという契約をしている監督・プロデューサー・俳優などにとって、作品の短期間劇場公開後すぐにストリーミング行きという形態は大変な痛手となる。『ダークナイト』以来ワーナーのお抱え監督という感があったクリストファー・ノーラン監督は、寝耳に水のニュースに対し憤りをあらわにした。「最高の映画会社と仕事をすることに誇りを感じていたのに朝起きて見たら、その会社が最悪のストリーミング会社に変貌していた。信頼関係で成り立っている映画業界で、長年の仲間に対して相談もなくこんな仕打ちをするとは」という激怒の声明だ。ノーラン監督に続き、全米映画監督組合(DGA)も抗議の声明を発表した。また、ワーナー配給で新作リメイク『DUNE/デューン 砂の惑星』の公開が待たれていたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督も怒りをぶちまけた声明を発表している。ワーナーと長年親しかった関係者にとって、今回のニュースはまさに親元に裏切られたという感があるのだろう。HBO Maxはスタートしたばかりなのに、すでに業績が芳しくないと報じられている。我が身を救うための企業戦略とは言え、ビジネスの世界は義理も人情もないことを思い知らされる。ハリウッド映画業界に新時代到来か興行収入の歩合が主な収入源である劇場業者たちは、ワーナーの非情なニュースを聞き、億単位の興行成績を叩き出すディズニーがストリーミングと劇場の同時公開を始めたらどうなるのかと懸念しているに違いない。もしディズニーがワーナーのそれにならったら、劇場業界はひえ上がってしまうだろう。いっぽうディズニー陣営では12月10日(木)、株主総会が行われた。「(ワーナーのような)劇場封切り作品をストリーミングサービスに直行させるような事はしない」と代表取締役が発表したものの、来年以降発表されるディズニー大型作品の大多数がディズニープラスのストリーミング向けの作品であることも明らかにした。この状況から見て残念ながら劇場主側の未来は明るいものとは言えない。これまでは映画チケットの売り上げ歩合をボーナスとして受け取る契約をしていたプロデューサーや監督、俳優たち(厳密に言うとその弁護士やエージェントたち)に及んでも、ストリーミング公開が幅をきかせる「新時代」を生き抜くために、自分の取り分を如何にしてキープするかの契約書対策が必要となるだろう。果たしてこの状況がクリエイターたちにどんな影響を及ぼすかも注視する必要がありそうだ。何もかもが新しいことだらけなストリーミングの世界はどこか西部開拓時代を彷彿とさせる。未知なことも多いが、新しいチャンスも存在している。ハリウッド映画業界の新時代が始まろうとしている。(text:Akemi Kozu Tosto/神津トスト明美)
2020年12月15日先週、ワーナー・ブラザースが2021年の作品を劇場で公開すると同時に、自社の配信サービスHBO Maxで配信も行うと発表した。この決定に、多方面から批判の声が上がっている。以前から映画館での上映の重要性とこだわりを主張してきたクリストファー・ノーラン監督は、HBO Maxを「最悪なストリーミングサービス」と非難し、ワーナーに対しては「不信感」を持ったとして怒りをあらわにしている。また、大手映画チェーン「AMCシアターズ」のCEOアダム・アーロンも「ワーナーは製作スタジオ、製作パートナー、フィルムメーカーたちの収益性の大部分を搾取し、立ち上げたばかりのHBO Maxの資金に充てようとしているのが明らか」と痛烈批判している。HBO Maxはワーナーが今年5月27日に開始した新しいサービス。「The Hollywood Reporter」によると、全米監督協会も事務局長のラッセル・ホランダーがワーナーのCEOアン・サーノフに手紙を送り、この件に関する話し合いを求めているという。劇場公開と配信が同時にスタートする作品は、『ワンダーウーマン 1984』『マトリックス4』『DUNE/デューン 砂の惑星』など。HBO Maxの会員であれば追加料金を払うことなく、劇場公開日から31日間無料で視聴することができる。(Hiromi Kaku)
2020年12月10日ワーナー・ブラザースが、来年公開の映画17本すべてを、劇場公開と同時に自社の配信サービスHBO Maxでも配信すると発表した。この中には、『Suicide Squad』『Matrix 4』『Dune』などの超大作も含まれる。HBO Maxでの同時配信は31日間だけで、その後も劇場では上映を続ける。ワーナーは、パンデミック中の特別対応と言っているが、一度観客がこのモデルに慣れてしまった後、再び以前のように戻るかどうかは疑問。劇場主に、この件について事前の相談はなかったとのことである。これを受けてHBO Maxの会員は大きく増えることが期待される。いよいよ、配信が中心の時代がやってきそうである。文=猿渡由紀
2020年12月04日先日、ワーナー・ブラザースが、クリスマスに『ワンダーウーマン 1984』を劇場公開すると同時に「HBO Max」で配信することを発表。さらに、来年についてはほかの作品も同様にリリースすることを明らかにした。ワーナーの来年の待機作には、キアヌ・リーブス主演の『マトリックス』第4弾、ティモシー・シャラメが主演する『デューン/砂の惑星』のリメイク映画、リン=マニュエル・ミランダ原作の同名ミュージカルを映画化した『In the Heights』(原題)、「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の前日譚映画『The Many Saints of Newark 』(原題)、クロエ・グレース・モレッツ主演の「トムとジェリー」の実写&CG映画、小栗旬がハリウッドデビューを果たす『Godzilla vs. Kong』(原題)など話題作が多数。『ワンダーウーマン 1984』のように、ほかの作品も「HBO Max」の加入者であれば劇場公開日と同日から31日間月額料金のみで鑑賞が可能だという。以降は従来通り劇場での上映終了日までは劇場のみで公開され、その後、ほかの配信サービスでレンタルや配信が開始となる。ワーナーメディアのトップはこの動きは「1年間の独特なプラン」と語っており、あくまでもコロナ禍における一時的な措置であり、2022年以降も継続することは否定している。(Hiromi Kaku)
2020年12月04日『トムとジェリー展』が、横浜赤レンガ倉庫にて12月18日(金)~1月13日(水)に開催されることが決定した。1940年にウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの天才コンビが世に送り出した短編アニメーション『トムとジェリー』。 ネコとネズミのドタバタ劇は瞬く間に人気を博し、 7回のアカデミー賞に輝く大ヒットシリーズとなった。本展は、2020年に誕生80周年を迎えることを記念した世界初の展覧会。アメリカのワーナー・ブラザーズ アーカイブで保管されていたものを中心に、約250点の原画や資料を展示する。『トムとジェリー』のデビュー作「上には上がある」の貴重なセル画や設定資料、 アカデミー賞に輝いた「ピアノ・コンサート」や、「武士道はつらい」のラフスケッチ、ストーリーボードなどを通して作品の魅力に迫る。また『チキチキマシン猛レース』や『原始家族フリントストーン』など、 日本の子供たちをも虜にしたハンナ=バーべラ作品も振り返る。【展覧会詳細】第一章 史上最強コンビ誕生1940年に誕生した『トムとジェリー』。アニメーションが生まれた背景や誕生秘話、また、 アカデミー賞受賞作品を音と映像で紹介。「上には上がある」「武士道修行も楽じゃない」「ピアノ・コンサート」ほか。第二章 『トムとジェリー』シリーズの魅力エピソード、レイアウト、サブキャラクター、タイトルバックを切り口に、『トムとジェリー』の魅力を紐解く。 また、ジェリーにコテンパンにやられているトムの姿を立体作品で展示。「トムさんと悪友」「素敵なお下がり」ほか。第三章 次世代に受け継がれた『トムとジェリー』1986年以降の『トムとジェリー』作品を紹介。また、ハンナ=バーベラの意思を引き継いだアニメーター、スパイク・ブラント氏の貴重なコレクションと、スパイク氏のデスクも再現する。「トムとジェリーの大冒険」「オズの魔法使い」ほか。第四章 テレビ界に進出した、 ハンナ=バーベラ低予算で毎週テレビ用アニメを制作する必要から、 ハンナとバーベラが生み出したリミテッド・アニメーションの手法とともに、 日本での馴染みが深いテレビシリーズを、懐かしい映像や音楽とともに紹介。『スクービー・ドゥー』、『チキチキマシン猛レース』、『原始家族フリントストーン』ほか。第五章 『トムとジェリー』追いかけっこは永遠に今も続くトムとジェリーシリーズ「トムとジェリーショー」の資料を紹介するほか、この展覧会だけの特別映像を上映。グッズコーナー:展覧会限定や先行販売などのオリジナルグッズ約200アイテムが登場。【開催概要】会期:2020年12月18日(金)から2021年1月13日(水)※2021年1月1日は閉場開場時間:毎日午前10時30分から平日は午後5時まで。 土・日・祝日は午後6時まで。12月18日(金)から12月25日(金)は毎日夜8時まで。※入場は、毎日閉場時間の30分前まで。会場:横浜赤レンガ倉庫1号館2階スペース〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1丁目1アクセスはこちらから 入場料:一般1,300円(1,100円)高校生・大学生1,000円(800円)小学生・中学生500円(300円)( )内は、 前売り料金 未就学児は無料主催:トムとジェリー展実行委員会共催:横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)協力:ワーナー ブラザース ジャパン合同会社出品協力:ワーナー・ブラザース コーポレート・アーカイブ【ご来場の皆様へ 新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い】会場では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、 館内の消毒や換気を行うなど、 お客様が安心して利用できる取り組みを進めております。お客様におきましても、以下のご協力をお願い申し上げます。・あらかじめご自宅等で検温をお願いいたします。発熱(37.5を目安)または風邪の症状がある場合は来館をお控えください。・施設入館時に手指消毒又は石鹸による手洗いをお願いいたします。・マスクの着用をお願いいたします。・利用者同士で最低1mの距離を保ってください。【本展とのコラボレーション企画のご紹介】■横浜赤レンガ倉庫とのコラボレーション装飾を展開展覧会を記念して、横浜赤レンガ倉庫1号館・2号館の屋外ガラス各所に、トムとジェリーのオリジナルデザインの装飾を展開。12月25日のクリスマスまでは、かわいいクリスマスデザインも登場し、横浜赤レンガ倉庫での楽しい思い出に残るクリスマスを演出する。【実施詳細】日程:2020年11月7日(土)から2021年1月13日(水)※クリスマスデザインのみ12月25日(金)まで場 所:横浜赤レンガ倉庫1号館・2号館屋外ガラス各所■まちを楽しくするストリートファニチャーデザインコンペ作品のオリジナル装飾を展示まちを楽しくするストリートファニチャーデザインコンペは横浜で活動する企業・団体・個人が中心となった協賛企業や横浜市の協力のもとで行われるファニチャーコンペのイベント。第4回目(2020年2月~2020年10月)の開催では、 全国から209点の応募があり、 審査会を経て優秀賞に選ばれた3作品が実作制作しグランモール公園に展示された。本展ではその中から「小舟となり、 ゆらゆらと」の作品をコラボレーション企画として、 トムとジェリーの装飾を施し展示会場内に設置。【実施詳細】日 程:2020年12月18日(金)~2021年1月13日(水)場 所:トムとジェリー展内(横浜赤レンガ倉庫1号館2Fスペース)協 力:ストリートファニチャーコンペ運営委員会(作品提供)学校法人石川学園 横浜デザイン学院(作品装飾)
2020年11月26日『ファンタスティック・ビースト』第3弾で、降板したジョニー・デップに代わり、マッツ・ミケルセンがゲラート・グリンデルバルド役に正式就任したことが明らかになった。水曜日(現地時間)、ワーナー・ブラザースが発表した。ジョニーは数週間前に英タブロイド紙「ザ・サン」との名誉棄損訴訟で敗訴し、同作から降板。事実上の“クビ”であった。それからわずか数日後に「マッツが新たなグリンデルバルド役の候補に挙がっている」と報じられていた。マッツ本人は先週、「IGN」にこの件について尋ねられたところ、「みなさんと同じで、私も新聞で見たことしか知りません。だから、(オファーの)電話を待っているところなんですよ」ととぼけていたが、やはり「交渉中」であったようだ。ジョニーのファンは「どうでもいい。だってもう続編は観ないから」「大きな間違いだ」とワーナーを批判している。一方で、「いいチョイス」「ジョニーのファンよ、受け入れなさい」とマッツを認める声も。「Deadline」などの複数メディアによると、敗訴したジョニー側は控訴を申し立てたが棄却され、「ザ・サン」紙に約8700万円(62万8000ポンド)の訴訟費用を支払うことを命じられたという。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2020年11月26日「ABEMA」では、2夜連続ドラマスペシャル「逃亡者」の配信オリジナルストーリーとして、三浦翔平主演の「特別広域追跡班 ~ヒトリヨガリの科学捜査官~」を前後編で同時配信することが決定した。「逃亡者」は、テレビ朝日がワーナー・ブラザース・インターナショナル・テレビ・プロダクション(WBITVP)と手を組み蘇らせる、追跡劇を描く不朽の名作サスペンス。妻殺しの容疑を晴らすため逃亡するエリート外科医・加倉井一樹(渡辺謙)と、彼を執拗に追い詰める警視庁広域捜査班班長・保坂正巳(豊川悦司)。空前のスケールで追う者vs追われる者の人間ドラマを描き出す。そんな本作のオリジナルストーリーでは、加倉井を追う刑事たちにスポットをあてており、三浦さん演じる本編にも登場する警視庁特別広域捜査班のメンバー・鴨井航の視点で進行していく。鴨井はFBIで研修を積み、帰国したばかりのキャリア捜査官。プロファイリングや科学捜査に精通し、最新科学捜査に秀でているがゆえに、周りには明かせないかなりマニアックな裏の顔を持つ。加倉井が逃亡しているとき、追う側の刑事たちはどんな思いを抱え、どう行動していたのか、捜査官たちの意外なキャラクターやチーム内の人間関係など本編では描き切れなかった真相も明らかになる。三浦さんは「本編ではクールなFBI帰りの刑事を演じておりますが、オリジナルストーリーでは警視庁特別広域捜査班のメンバーがメインのストーリーとなっており、違った一面の鴨井航をお見せします。監督・プロデューサーと話し合った小ネタも満載です」と本作の見どころを語っている。そして、本編同様に豪華なキャストが集結。豊川悦司、原沙知絵、藤本隆宏、岩男海史と、追跡班の刑事たちが総登場。オリジナルストーリーだけの特別ゲストとして平泉成、津田寛治。若手俳優の駒木根葵汰、黒木ひかりが新人捜査官役で参加し、ストーリーのコミカルパートを担う。「特別広域追跡班 ~ヒトリヨガリの科学捜査官~」あらすじ●前編帰国した鴨井航(三浦翔平)は、新設された“特別広域捜査班”に配属される。メンバーの中には、警察大学校時代の教官・柏木弥生(原沙知絵)の姿も。緊急の臨場指令が下る。死刑囚たちを移送するバスが襲われ、妻殺しの医師・加倉井一樹(渡辺謙)らが逃亡したという。鴨井は科学捜査を駆使して合理的に加倉井を追うべきと主張するが、班長・保坂正巳(豊川悦司)に却下され…。そして、逃亡者を追って山に入った鴨井は、怪しい男(平泉成)に出会う。●後編科学捜査で導き出した逃走予測を外し、班長から一喝された鴨井は、上手くいかない自分に苛立つ。そんなとき、一向に居場所のつかめなかった加倉井の足取りがようやく判明。謎の行動を探るため、鴨井はひとりの男(津田寛治)の聞き込みに向かう。「逃亡者」配信オリジナルストーリー「特別広域追跡班 ~ヒトリヨガリの科学捜査官~」前後編同時配信は12月6日(日)22時55分~ABEMAプレミアム限定配信。2夜連続ドラマスペシャル「逃亡者」は12月5日(土)・6日(日)21時~テレビ朝日にて放送。12月5日(土)23時5分~、6日(日)22時55分~ABEMAプレミアム限定配信。(cinemacafe.net)
2020年11月20日ガル・ガドット主演映画『ワンダーウーマン 1984』が、12月25日(金)から全米公開1週間先駆けて12月18日(金)公開へ変更することをワーナー・ブラザース映画が発表した。桁外れの“スーパーパワー”と“真実の心”を武器に戦う最強の戦士で、考古学者ダイアナの一面も持つワンダーウーマン/ダイアナを始め、ワンダーウーマンと共に世界の脅威に立ち向かう元空軍パイロットのスティーブ、スミソニアン博物館で働くダイアナの同僚である博士バーバラ、そして今作では“全人類の欲望を操る”という超強力なパワーを得ることで、ワンダーウーマンをこれまでにないピンチへと追い込む最強のヴィラン、マックスが登場する。今回、全米公開から1週間先駆けての公開となったことについて、ワーナーメディア CEOのジェイソン・カイラーから「今の時代だからこそ、私たちは劇場での映画体験を信じています。なぜなら世界中の映画ファンの皆さんが映画館で鑑賞することに価値を見出していると信じているからです。そして映画ファンの皆さんが劇場での体験への期待を求めて下さる限り、私たちは映画館と連携し、素晴らしい作品をお届けすることでその期待にお応えするつもりです。それを決められるのはファンの皆さまです」とコメントを発表している。『ワンダーウーマン 1984』は12月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 1984 2020年12月18日より全国公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2020年11月19日17日(現地時間)、ザック・スナイダー版『ジャスティス・リーグ』の白黒版・カラー版2パターンの最新予告動画が公開された。同日は、スナイダー監督が降板し、ジョス・ウェドン監督が引き継いだ『ジャスティス・リーグ』が公開されてから3年という記念日でもある。最新予告動画は8月に「DCファンドーム」で披露された予告動画とほぼ同じではあるものの、ヴィランのダークサイド、スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)、サイボーグ(レイ・フィッシャー)、ヒッポリタ(コニー・ニールセン)の新しいシーンなどが追加されている。これらのシーンに関しては、インスタグラムの「ザック・スナイダーのジャスティス・リーグ」(@zacksnydersjusticeleague)で静止画が公開されている。スナイダー版『ジャスティス・リーグ』は1話1時間、全4話構成で2021年にHBO Maxで配信を予定している。つい先日、スナイダー監督がフラッシュ役のエズラ・ミラーの追加シーンを「Zoom」で行ったと明らかにし話題になった。エズラは『ファンタスティック・ビースト』第3弾の撮影中でロンドンにいるため、同作のスタッフに手伝ってもらい、遠隔撮影を成功させたという。どちらもワーナー・ブラザースの作品だからこそ実現できたようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年11月18日ワーナー・ブラザースから『ファンタスティック・ビースト』最新作を降板するよう求められ、ジョニー・デップ(ゲラート・グリンデルバルド役)が受け入れたことに対し、共演者のジュード・ロウ(アルバス・ダンブルドア役)が「Entertainment Tonight」に思いを語った。「こういう状況では、スタジオに従うしかない。それがぼくにできるすべてだ。前を向いて、自分の役を演じなければならない」「こういうシリーズものでは、スタジオや企業が大きな決断を下し、それにぼくらは続く。だって、ぼくらはチームのなかの一員に過ぎないから」と、『ファンタスティック・ビースト』シリーズがいかに巨大な作品であるかを強調した。80作品以上に出演してきたジュードにとっても、「最大級の作品の1つ」と語っている。ツイッターでジュードのコメントが拡散されると、ジョニーの“潔白”を信じているファンたちはジュードに「がっかりした」と批判。「どれだけ大きな作品だって、観客が観てくれなければ大きな作品になりようがない」というコメントも。一方で、ジュードは表立ってジョニーを擁護してはいないものの、「コメントから『ぼくらにとっては喜べないことだが、どうにもならない』ということが伝わってくる」とジュードをかばう声もみられる。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2020年11月16日アン・ハサウェイ主演の映画『魔女がいっぱい』が、2020年12月4日(金)に全国公開される。『チャーリーとチョコレート工場』ロアルド・ダールの“もう1つの人気作”原作は、『チャーリーとチョコレート工場』を代表作に持つ、著者ロアルド・ダールのもうひとつの人気作『魔女がいっぱい』。60年代の豪華ホテルに現れた美女――に見せかけた、邪悪な大魔女を主人公に、魔女たちの企みと、それを偶然知ってしまった少年の運命を描いたファンタジー作品だ。豪華制作陣によって映像化実写化に挑んだのは、ハリウッドを代表する豪華制作陣たち。監督を務めるのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』を手掛けた名匠ロバート・ゼメキス。また製作には、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デルトロ、『ゼロ・グラビティ』『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンと、いずれもアカデミー賞受賞経験のある巨匠が集い、驚きと感動に満ちたファンタジーワールドへと観客を誘う。主演アン・ハサウェイが、おしゃれで危険な魔女に!主人公の大魔女<グランド・ウィッチ>を演じるのは、『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』のアン・ハサウェイ。“憧れの女性”として、日本でも高い人気を誇る彼女が、その美しい見た目を壮大に裏切る、誰より危ない邪悪な大魔女役で新境地をみせる。物語を思いもよらぬ展開へと導く、<グランド・ウィッチ>率いる魔女たちの“とてつもない秘密”にも是非注目してみてほしい。60’sのレトロモダンファッションまた映画のファンシーな世界観を助長する、<グランド・ウィッチ>のファッションも本作の見どころのひとつだ。1960年代を意識したスタイリングは、千鳥格子柄のセットアップや大きなリボンが可愛いピンクのコートなど、見ているだけでも心躍るポップな色使いが印象的。マリリン・モンロー風ヘアメイクで、よりキュートにさらにハリウッドの往年の女優マリリン・モンローに着想したという、金髪ショートボブのヘアスタイルや、真っ赤なリップといったメイクアップも、<グランド・ウィッチ>の美しさをより一層引き立てる特別な要素だ。名俳優らも集結そのほか主演の脇を固めるキャストには、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』で、アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサーや、『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイと名コンビを見せたスタンリー・トゥッチなど豪華キャストの顔ぶれがずらり。映画界を代表するクリエイター×キャストの奇跡のコラボレーションによって実現した本作を、是非大スクリーンで鑑賞してみてはいかがだろう。作品詳細【作品詳細】映画『魔女がいっぱい』公開日:2020年12月4日(金)全国公開監督:ロバート・ゼメキス製作:ギレルモ・デルトロキャスト:アン・ハサウェイ、オクタビア・スペンサー、スタンリー・トゥッチ原作:ロアルド・ダール「魔女がいっぱい」(評論社)配給:ワーナー・ブラザース映画<あらすじ>60年代—とある豪華ホテルに現れたおしゃれな美女の集団。中心にいる、最も美しく世界一恐ろしい大魔女<グランド・ウィッチ>は、そこであるとてつもない秘密の計画があることを明かす。偶然ある少年は魔女集会に紛れ、その企みを知ってしまう。大魔女が少年をネズミに変えたことで、物語は世界中の魔女を巻き込んで思いもよらぬ方向へー。
2020年11月15日この秋も話題作が目白押しですが、そのなかのひとつと言えば、注目のクライム・サスペンス『ドクター・デスの遺産-BLACK FAILE-』。安楽死を手口とする連続殺人犯“ドクター・デス”と警視庁捜査一課No.1コンビが繰り広げる攻防戦が、スリリングに描かれています。そこで、本作に出演しているこちらの方にお話をうかがってきました。写真・北尾渉(岡田健史)俳優の岡田健史さん【映画、ときどき私】 vol. 342今年3月に公開された『弥生、三月-君を愛した30年-』でスクリーンデビューを果たしたばかりにもかかわらず、2020年の公開作品は本作を含めて5本(公開延期中の作品を含む)という岡田さん。ドラマでも主演を次々と務めており、“若手俳優の筆頭”として着実に存在感を強めています。今回は、劇中で新米刑事の沢田圭役を演じた岡田さんに、役者として刺激を受けた出来事やプライベートで癒される瞬間などについて語っていただきました。―原作にはないオリジナルキャラクターの刑事役でしたが、演じるうえで意識したことはありましたか?岡田さん世に出たのは、ドラマ『MIU404』のほうが先でしたが、僕としては刑事役を演じたのはこの作品が初めて。そういったこともあって、事前に刑事とはどういうもので、警察の組織はどういうふうに成り立っているのか、といったいろいろな知識を自分のなかに入れて準備をしました。ただ、撮影中はそういうことは一切考えず、大事にしたのは、綾野剛さんが演じる犬養刑事と北川景子さんが演じる高千穂刑事とどう絡むか。周りとの関係性を出すことに集中しました。あとは、説明台詞に耐えられるような対策と準備をして挑みました。―具体的に、どのようなことをされたのでしょうか?岡田さん説明台詞には、情報を伝える役割があるので、極力自分の感情を込めずに言う意識を持ちました。今回でいうと、被害者がどんな病気を患っていて、医者が何をしたのかということを伝えなければなりませんでした。ただ、できあがった作品を観て、自分のレベルの低さに落胆したというか、まだまだ下手くそだなと感じたのが正直な感想です。もちろん、そのときのベストは尽くしましたが……。とはいえ、自分がしなければいけないことも知ることができたので、それはしっかりと受け止めていきたいと思っています。自分を客観的に見ることを当たり前にしていきたい―この作品で学んだことが、次に刑事役を演じた『MIU404』で活かされたこともあったということでしょうか?岡田さんそうですね。先ほど話していた説明台詞の部分では成長できているというか、反映できていると思います。といっても、それはあくまでも僕のものさしでしか測れないので、「変わったの?」と思われることも多いかもしれません。ただ、それくらい繊細なことなので、いつか僕の努力が実を結べばいいなと。いまは僕の“粒子”が粗すぎるのでどうしても目についてしまうんですが、自分のダメなところを自分自身で見つけられたことと、現時点での自分の成長に気がつけていることは、うれしいことではあります。―ご自身のことを冷静に分析されているんですね。岡田さん自分を客観視できているかどうかは僕にはよくわからないですけど、「その歳で自分のことを俯瞰で見れていてすごいね」といったことはよく言われますね。自分としては無意識にしていることではありますが、これからもそれを当たり前にしていきたいと考えています。―そういった意識があるからこそ、作品ごとに進化されているように感じます。岡田さん実際、この作品に携わったことはほかの作品の“未来”にもつながっているので、本当にひとつひとつの仕事を一生懸命にこなすしかないんだなというのを痛感しています。そのいっぽうで、自分の芝居が下手だと思うことも僕は大切にしていきたいなと。そう思えなくなった時点で、僕はダメになってしまうというか、生き生きできなくなりそうなので、その感覚は持ち続けていきたいですね。反省点を見つけたら、あとは反復するのみ。作品に入る前は、家でとことん練習してからすべてのシーンに挑んでいますが、そうやって乗り越えていくしかないと思っています。いつか綾野剛さんのことを上回れるようになりたい―それでは、現場の様子についてもおうかがいしますが、主演の綾野剛さんから刺激を受けたことなどがあれば、教えてください。岡田さん本当に、初日から衝撃の連続でしたが、特に綾野さんの作品に対する愛がすごいと感じました。現場という第一線の場所でその姿を見ることができ、綾野さんのように愛する力が強い方と出会うことができてよかったと思っています。撮影は去年の夏でしたが、それ以降、僕の作品に対する考え方や取り組み方が変わったと思います。その経験が僕にとって、この作品を通して良い収穫だったと思います。―岡田さんから見た綾野さんの印象はいかがですか?岡田さん普段、僕はあまり他人に対して会う前から相手がどういう人なのかというのは想像しないほうですが、綾野さんに対しては、寡黙でクールなイメージを持っている人が多いんじゃないかなというのはありました。でも、全然そんなことはなくて、僕が言うのもおこがましいんですけど、綾野さんは子ども心のあるキュートな方なんですよ。何に対しても好奇心を持ち、つねに自分を探求されている方なので、そういう姿を見て、自分もこうありたいと思うのと同時に、それをいつか上回れるようになりたいと思いました。自分を鼓舞するためにプラスの言葉を口にしている―では、北川さんと共演されてみていかがでしたか?岡田さんいままでいろいろな現場を経験されて、そこで鍛錬を積み重ねてきた方だと思うので、そういった“歴史”を感じる瞬間はありました。現場では誰にも揺さぶられることなくつねに高千穂であり続けていましたし、誰よりも太く長い根っこを張った存在としていてくださったと思います。なので、いま振り返っても北川さんの印象というより、高千穂としての印象のほうが強く残っているかもしれないですね。毎日、お互いに役としてどうあるべきかということの繰り返しだったような気がしています。―今年は映画やドラマに立て続けに出演されていますが、20代に入ってから仕事への向き合い方に変化を感じることもありますか?岡田さんデビュー当時に比べると、より責任を感じるようにはなりました。ときにはそれがプレッシャーになってしまうこともあるんですが、そうするとネガティブになりがちなので、自分を鼓舞するために、少しでもプラスの言葉に置き換えて口に出すようにしています。ただ、21歳になってから、責任感が自分のなかに芽生えているのは確かに感じていることです。今年は触れ合うことの大切さを改めて感じた―岡田さんは、高校野球の監督からもらった「気づきの多さが勝敗を分ける」という言葉を大事にされているそうですが、ここ最近で得た新たな“気づき”といえば?岡田さん今年で言うと、やっぱり「触れ合うことの大切さ」ですね。これはみなさんも、感じているんじゃないでしょうか。特に、僕は意外とボディタッチをするタイプなので、握手やハグができなくなったことが実はすごくストレスです。そんなふうに人と触れることで、「この人は気を許してくれているな」とか「緊張しているんだな」とか、わりと人の心がわかるものですから。人にとって、触れることは五感のひとつでもあるので、それができないのは痛いことですよね。この状況になって、改めて人と触れ合うことがいかにパワーのあることだったかに気づかされました。―そうですね。ちなみに、忙しい毎日のなかで、癒しを感じる瞬間はいつですか?岡田さんこれも人と関わり合っているときですね。僕の考えを聞いてもらったり、相手の話を聞いたりすることで刺激をもらえるので。僕は人と交わることが根っから好きなので、それがいまは癒しになってますね。家にいるときは、つねに何かに追われているような気がしてあまり休まらないので、僕は周りの人たちに救われているんだと思います。目指しているのは、人の体にある鈴を鳴らせる役者―以前、「人の“鈴”を鳴らせる役者になりたい」とおっしゃっていたことがありますが、いま岡田さんの鈴を鳴らしているものがあれば教えてください。岡田さんまさにいまの季節ですね。というのも、僕は秋が大好きなんですよ。そういう意味では、毎年この時期は鈴が鳴ってますね(笑)。―秋が好きな理由は何ですか?岡田さん夏が嫌いなわけではないんですけど、気温が高いのは苦手で……。しかも、仕事の関係上、汗をかいてはいけないときがあったり、日焼けをしてはいけないときがあったりするので、そういう意味でも秋がいいなと。ただ、夏が終わるとさみしい気分にはなるので、この時期は寂しくなるような夢ばっかり見てしまうんですよね(笑)。―それでは最後に、今後ご自身が目指している理想像があれば、教えてください。岡田さん前と変わらずではありますが、「人の体にある鈴を鳴らせる役者になりたい」といまも思っています。人に「心はどこですか?」と聞くと多くの人が胸に手を当てるとは思うんですが、心も鈴も人によって場所は違うはずなので、体のどこにあるかも、大きさも数もわからない人の鈴を鳴らしていけたらいいなと。僕にとって「鈴を鳴らす」というのは「刺激する」という意味ですが、そんなふうにいつまでもみなさんの気持ちを揺さぶることができる役者になりたいです。インタビューを終えてみて……。まっすぐな眼差しで、真剣にひとつひとつの質問に答えてくださった岡田さん。その姿から、役者であることに対する思いをひしひしと感じました。これからも観客の“鈴”を鳴らし続けてくれる素敵な役者さんとして、どんな演技を見せてくれるのかを楽しみにしたいと思います!危険な錯覚に誰もが落ちる!“ドクター・デス”の名で呼ばれ、130人もの患者を安楽死させた実在のアメリカ人医師をモデルに描いた本作。思わず息を飲む展開に引き込まれるとともに、生きることや死ぬことについて、自分自身のモラルも問われるはず。あなたにとって、ドクター・デスは救世主?それとも猟奇犯ですか?写真・北尾渉(岡田健史)取材、文・志村昌美ストーリーある闇サイトに、「苦しむことなく殺してさしあげます」という告知を掲載し、依頼人を次々と安楽死させていた連続殺人犯ドクター・デス。その存在は、ある少年の通報がきっかけで明らかとなる。そこで、警視庁捜査一課の犬養と高千穂は、新米刑事の沢田たちととも、捜査を開始することに。ところが、被害者遺族たちの証言はいずれも犯人を擁護するものばかりだった。ドクター・デスとは一体何者なのか。そんななか、驚愕の事実にたどり着いた犬養と高千穂に、さらなる悲劇が降りかかろうとしていた……。目が離せない予告編はこちら!作品情報『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』11月13日(金)より全国公開配給:ワーナー・ブラザース映画© 2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
2020年11月12日『ファンタスティック・ビースト』第3弾から降板したジョニー・デップに代わり、ゲラート・グリンデルバルドを演じる俳優として、『ドクター・ストレンジ』のマッツ・ミケルセンが契約交渉中だという。「Deadline」が報じた。マッツといえば、『007 カジノ・ロワイヤル』のル・シッフルや、「ハンニバル」のハンニバル・レクターなどの“クセのある”悪役を得意とする俳優。ジョニーに代わるグリンデルバルド役候補として、ネットでコリン・ファレルらとともに真っ先に名前が挙がっていた。ジョニーは、元妻へのDV疑惑をめぐる「ザ・サン」紙との名誉棄損訴訟で敗訴が決定したことで、ワーナー・ブラザースから『ファンタビ』を降板するよう求められたと5日前にインスタグラムで報告。それから1週間も経たずして、マッツが「交渉初期段階である」と報じられたことで、ファンは動揺を隠せない模様だ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2020年11月12日映画『罪の声』(10月30日公開)の大ヒット舞台挨拶が11日に都内で行われ、小栗旬、星野源、宇野祥平、原菜乃華、土井裕泰監督が登場した。同作は塩田武士の同名小説の実写化作。新聞記者の阿久津英士(小栗)は、昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、残された証拠を元に取材を重ねる。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野)は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。何となく気に掛かり再生すると聞こえてきたのは、幼いころの自分の声。それは30年以上前に複数の企業を脅迫して、日本中を震撼させた昭和最大の未解決事件で犯行グループが使用した脅迫テープと全く同じ声だった。すでに50万人を動員するなど、大ヒットの同作。小栗と星野の仲の良い様子に、観客から「互いに直して欲しいところは?」という質問が飛ぶと、小栗は「ないですね〜。いつも僕は源ちゃんに迷惑をかけてきた人間なので……」と苦笑し、星野は「そんなことないよ!」と否定する。しかし「たまに深夜にLINEをポッてくれて、『元気?』みたいな。いわゆる飲みの誘いかな? と思って『元気だよ』と返事すると、返ってこなかったり……」と指摘。「生存確認」と笑う小栗に、星野は「もうちょっとキャッチボールしない? というくらいかな」と直して欲しいところを明かした。さらに「今度2人で共演できるとしたら?」という質問には小栗が「今度はコメディみたいなのやりたいね。年齢的に2つ違うので、兄弟もできるんじゃないかと思っていて、ホームコメディをやりたい」と希望し、星野も「いいですね。じゃあ土井さんお願いします」と監督に頭を下げた。また俳優志望の若者が「若い時の夢、努力してきたことは?」と質問すると、「高校生のときくらいにはなんとかして俳優になりたいなと思っていたので、今現在も夢の途中」(小栗)、「小学校低学年の時に『ブルース・ブラザース』という映画を観て、『あっち側に行きたい』と思った。今の原型があるのかな」(星野)、「映画が好きで、何かになりたいというわけではなかった」(宇野)、「10歳の時は、アイドルが主人公のアニメにハマっていたので、アイドルになりたかったです」(原)と、それぞれ夢を明かす。しかし「これまでの努力」については「う〜ん」と長考。小栗が「努力なのかもしれないけど、あんまり努力と思ってやってきた感じがないんだよなあ」と答えると、星野が「かっこいい!」と称賛する。小栗は「でしょう? いまのはかっこいいと思って言ったから」と喜び、星野は「いいよね。かっこいいと思って言って許されるんだから」とつっこんでいた。
2020年11月11日ジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードへのDV疑惑をめぐって英タブロイド紙「ザ・サン」を名誉棄損で訴えていた裁判で敗訴した。これを受け、ワーナー・ブラザースはジョニーに『ファンタスティック・ビースト』シリーズを降板するように求め、ジョニーはインスタグラムで合意したことを発表した。同シリーズでグリンデルバルド役を演じていたジョニー。「Variety」誌によると、ワーナーの代理人はジョニーの降板を明らかにするとともに、「『ファンタスティック・ビースト3』は現在製作に入っており、ゲラート・グリンデルバルド役は新たにキャスティングします。世界公開は2022年の夏になるでしょう」と公開日の延期を発表。同作は今年3月に最新公開予定日を2021年11月12日と設定していた。ジョニーの代わりに誰がグリンデルバルドを演じることになるのか、早くもメディアやSNSで複数の俳優の名前を挙げて予想している。筆頭は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でグレイブス役を演じたコリン・ファレル。グレイブスはグリンデルバルドが変装し、なりすましていたという役なので、続投でも不自然ではないという意見が多数。ほかにはロバート・ダウニー・Jr.やトム・ヒドルストン、マッツ・ミケルセンなど。【11月10日更新】公開日が2022年7月15日に決定(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2020年11月09日ジョニー・デップが『ファンタスティック・ビースト』第3弾を降板したことを、自らインスタグラムで明らかにした。「最初に、忠誠心を持って支えてくれたみんなに感謝を伝えたいです。特にここ数日で、たくさんの愛と心配をつづった手紙を受け取り、謙虚な気持ちになったし感動しました。次に、ワーナー・ブラザースから『ファンタスティック・ビースト』のグリンデルバルト役を降板するよう求められたことを、お知らせしたい。私は彼らの要求を尊重し、同意しました」と発表した。つい先日、ジョニーは元妻アンバー・ハードへのDV疑惑を報じ、ジョニーを「妻を殴る人(wife beater)」として記事に取り上げたイギリスのタブロイド紙「The Sun」紙との名誉棄損訴訟で敗訴していた。「最後に言いたいのは、イギリスの裁判所から非現実的な判決を受けようと、真実を伝えるための私の闘いは変わらないし、控訴の予定もあるということです。決意はいまも固く、私に対する疑惑が間違いであることを証明するつもりです。私の人生もキャリアも、現在起きていることによって定義されるものではありません。読んでくれてありがとう」とつづった。ジョニーが長文レターを公開したインスタグラムのコメント欄は、「私たちもあなたのために闘うことを止めない」「真実と正義のために闘って」という応援メッセージであふれている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2020年11月07日米CW局とワーナー・ブラザースが、「BATWOMAN/バットウーマン」でシーズン2からバットウーマン/ライアン・ワイルダーを演じることになったジャヴィシア・レスリーのファースト・ルックを公開した。ジャヴィシアはシーズン1でバットウーマン/ケイト・ケインを演じていたルビー・ローズが降板したことにより、シーズン2で主役の座を得た33歳の女優。プレスリリースによると、ライアンはシーズン2の初めにはケイトのバットスーツを着用しているが、バットウーマンとして成長するにつれて新しいデザインのバットスーツを着るようになるのだという。シーズン2の第3話では新しいバットスーツを着て、ゴッサム・シティに新生バットウーマンの存在を知らしめるようだ。籠手、ベルト、短めのブーツが新しいスーツのポイント。ジャヴィシアは「ライアンが、自分なりのバットウーマン…スタイル、かっこよさ、瞬間を見つけるということが愛おしい」とコメント。バットスーツやアフロのウィッグの制作に携わったデザイナーたちに感謝を述べている。「BATWOMAN/バットウーマン」シーズン2は米CW局で2021年1月に放送予定。(Hiromi Kaku)
2020年10月27日昨日、ワーナー・ブラザースが『DUNE/デューン 砂の惑星』の公開を約1年延期し、2021年10月1日に決めた。この日はロバート・パティンソン主演の『The Batman』(原題)の公開日だったが、同作は2022年3月4日にシフトすることに。エズラ・ミラー主演の『The Flash』(原題)、ザッカリー・リーヴァイ主演の『シャザム!』第2弾もそれぞれ2022年11月4日と2023年6月2日に延期で、ドウェイン・ジョンソン主演の『Black Adam』(原題)に限っては、2021年12月に公開を予定していたが、現時点では「未定」となってしまった。そんな中、唯一喜ばしいニュースといえば、『マトリックス』第4弾の公開が2022年4月1日から2021年12月22日に繰り上げられたことだ。新型コロナウイルスの影響で、大作は軒並み公開延期のニュースが報じられており、ユニバーサル・ピクチャーズも『ジュラシック・ワールド』第3弾の『Jurassic World: Dominion』(原題)の公開日をほぼ1年先の2022年6月10日に延期した。同社は新しい公開日を伝えるとともに、キャストの名前を記した新ポスターをツイッターで発表。ファンからは「え…2022年?タイプミスじゃなくて?」「毎日目が覚めるたびに映画の公開が延期されている…」など、嘆き悲しむ声が寄せられている。(Hiromi Kaku)
2020年10月07日アメリカ初の有人宇宙飛行計画に選ばれた宇宙飛行士たちの実話を描くヒューマンドラマ「マーキュリー・セブン」が、10月16日(金)より「Disney+」にて配信されることが決定。US版キャラポスターも公開された。本作は、映画『ライトスタッフ』としても映像化されている、トム・ウルフによるベストセラー原作「ザ・ライト・スタッフ-七人の宇宙飛行士」を初ドラマシリーズ化。1958年から1963年にかけて実施されたアメリカ初の有人宇宙飛行計画「マーキュリー計画」。本作は、アメリカとソ連の間で繰り広げられた宇宙開発競争初期の時代に“マーキュリー・セブン”と呼ばれた宇宙飛行士7名が命をかけて宇宙へ挑戦する実話を描く。国家の重圧に耐えながらも、仲間との絆を深め、富や名声を手にし、一躍有名になっていく一方で、宇宙飛行士に求められる“ライトスタッフ(己にしかない正しい資質)”とは何かを追い求めながら、挑戦し続ける姿を描き、また不安や心の葛藤を抱えながらも夫を懸命に支えた妻たちや家族、彼らの周囲の人々の心の動きや絆も見どころ。物語で中心人物の1人となるのは、「SUITS/スーツ」のマイク・ロス役で知られるパトリック・J・アダムスが演じている、献身的な家族を持ち、周りからも尊敬されている海兵隊のテストパイロットジョン・グレン少佐。そして、海軍史上最高のテストパイロットの1人であるアラン・シェパード少佐を「リミットレス」『レディ・バード』のジェイク・マクドーマン。最年少のゴードン・クーパー大尉役は「ワンス・アポン・ア・タイム」でフック船長を演じたコリン・オドナヒュー。また本作の製作総指揮には、「ホワイトカラー」の脚本を手掛けたマーク・ラファティや、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・デイヴィソン、ウィル・ステイプルズが名を連ね、レオナルドの個人制作会社アッピアン・ウェイ社とワーナー・ブラザース・テレビジョンが、ナショナルジオグラフィックのために共同制作した。「マーキュリー・セブン」は10月16日(金)よりDisney+にて日本初独占配信開始(全8話)。※16日は第1話と第2話を一挙配信開始、第3話以降は毎週金曜日に順次配信開始(cinemacafe.net)
2020年10月06日新型コロナウイルスの影響で、次々と大作の公開日が延期となっているなか、ティモシー・シャラメやゼンデイヤらが出演する『DUNE/デューン 砂の惑星』も公開延期に踏み切った。本来は今年12月18日に全米公開を予定していたが、「Variety」誌によると、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズは2021年10月1日に先送りを決めたという。実は、今作の公開延期については予想がつくものだった。なぜなら、ワーナーの『ワンダーウーマン 1984』が、当初の今年10月からクリスマスに延期されたからだ。同じ社内で手掛けた大作を同時期に公開するのは、得策でないことは明らかであり、『DUNE』の公開日を移動したのだとみられる。この知らせに「残念。でも原作を読み直す時間ができた」「安全な環境の映画館で観たいから、朗報」といった前向きな声を上げるファンもいれば、「公開日までに映画館は存在しているのだろうか?」「これ以上悲しませるのはやめて」と嘆く声も。『DUNE/デューン 砂の惑星』はフランク・ハーバートが1965年に発表した「デューン/砂の惑星」をもとに、『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化。ティモシーやゼンデイヤのほか、オスカー・アイザック、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリンらが出演している。(Hiromi Kaku)
2020年10月06日ジェームズ・ガン監督が手掛ける新『スーサイド・スクワッド』(2021年8月6日全米公開予定)からスピンオフドラマ「Peacemaker」(原題)が誕生。「HBO Max」が8話をオーダーしたことが明らかになった。ガン監督の『スーサイド・スクワッド』でピースメーカー役を演じたジョン・シナが主役を務め、ガンが脚本と複数話を監督するという。「Variety」誌などが報じた。制作は、ガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3弾に着手する前の2021年初めに開始。ガン監督は「『スーサイド・スクワッド』の世界を拡大し、このキャラクターをDCユニバースからドラマシリーズで掘り下げられるのがすごく楽しみです。そしてもちろん、ジョンや(プロデューサーの)ピーター、ワーナー・ブラザースの友人たちと一緒に働けるのもうれしいです」と語っている。WWE出身で、現在は俳優として目覚ましい活躍を見せているジョンは、今作で製作総指揮にも名を連ねる。ガン監督版『スーサイド・スクワッド』のプロデューサー、ピーター・サフランやガン監督も、それぞれの制作会社を通して製作総指揮を務める。ジョンもガン監督も今作の制作についてSNSで報告しているが、どちらのアカウントにも「とにかく楽しみ!」と期待する声や、応援の声が寄せられている。(Hiromi Kaku)
2020年09月24日9月3日、ワーナー・ブラザースがマット・リーヴス監督作『The Batman』の製作現場において、『メンバーの1人が新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たため、製作を一時中断します』と発表。濃厚接触者たちは隔離期間に入り、セットの準備は続けられていたが、撮影自体は完全にストップしていたという。それから約2週間が経った17日、イギリスでの撮影を再開したことを報告した。「メンバーの1人」が誰だったのか、ワーナー社は明らかにしていないが、主役のバットマンを演じているロバート・パティンソンだったとみられている。ちょうど撮影再開の知らせとともに、すっかり元気になったロバートがスキ・ウォーターハウスとデートしている姿も目撃された。2人でロンドンの公園のベンチに座り、お互いマスクをあごまで下げ、スキがロバートに寄りかかってキス。2年以上にわたる交際が順調そのものであることを見せつけた。ロバートはクリステン・スチュワート、FKAツイッグスと交際後、2018年7月頃からスキと交際し、現在は同棲中。スキはブラッドリー・クーパー、ディエゴ・ルナとの交際が報じられたことがある。『The Batman』はアメリカ、イギリスなどで2021年10月1日公開予定。(Hiromi Kaku)
2020年09月18日ガル・ガドット主演映画『ワンダーウーマン 1984』が、10月9日(金)から12月25日(金)へと公開を延期するとワーナー・ブラザース映画が発表した。7月、日本での新公開が10月9日(金)に決定したと発表されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響によるアメリカ本国の公開日変更に伴い、今回日本での公開も12月25日(金)に変更に。ガル主演、パティ・ジェンキンス監督による『ワンダーウーマン』の続編となる本作は、タイトル通り1980年代を舞台にした物語。ガル演じるダイアナ/ワンダーウーマンのほかにも、クリステン・ウィグ、クリス・パイン、ロビン・ライト、ペドロ・パスカルらが出演している。『ワンダーウーマン 1984』は12月25日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 1984 2020年12月25日より全国公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2020年09月14日パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)とルーニー・テューンズ(Looney Tunes)によるコラボレーションアイテムが、2020年9月5日(土)よりパレス スケートボード トウキョウとオンラインストアにて発売される。トゥイ―ティーたちの“乱闘シーン”を刺繍で表現1990年代のストリートウェアにオマージュを捧げる今回のコラボレーション。全4型からなるコレクションには、アメリカのワーナー・ブラザースが手掛けるアニメシリーズ、ルーニー・テューンズのキャラクターを配した、レトロなウェアやキャップをラインナップする。1990年代の雰囲気を感じさせるルーズシルエットのデニムシャツやバギージーンズには、ルーニー・テューンズの人気キャラクタートゥイーティーとシルベスターを刺繍でデザイン。それぞれのアイテムの上で、アニメーションでお馴染みのコミカルな“乱闘”が繰り広げられている。また、“乱闘”シーンをフロントにあしらった黒と白のポケットTシャツも用意。デニムキャップは、インディゴカラーに加え、黒と赤を組み合わせた2色を用意する。【詳細】パレス スケートボード×ルーニー・テューンズ発売日:2020年9月5日(土)販売店舗:パレス スケートボード トウキョウ、オンラインストア※アイテム価格は発売日まで非公開。【問い合わせ先】パレス スケートボード トウキョウTEL:03-6427-2587
2020年09月04日新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年3月に撮影が中断されていたマット・リーヴス監督作の『ザ・バットマン』。先日、晴れてロンドン郊外で撮影を再開したのも束の間、再び一時的に撮影を中断することになったという。ワーナー・ブラザースが「『ザ・バットマン』の製作メンバーの1人が、新型コロナウイルスの検査で陽性となりました。規定に従い、隔離を行っています。撮影は一時的に中断しています」と発表した。ワーナーは「だれが」新型コロナウイルスに感染したのかを明らかにしていないが、「Variety」誌など複数のメディアによると、主演のロバート・パティンソンである可能性が高いとのこと。8月24日(現地時間)に開催されたオンラインイベント「DCファンドーム」では、『ザ・バットマン』のティザー予告編が公開された。同時にリーヴス監督は「まだ撮影は25パーセントしか済んでいない。だからまだたくさん残っている。(ティザー予告編は)映画の表面をなぞっただけのもの」とコメント。つまり残りの75パーセントの撮影に取り組み始めてすぐにまた中断となってしまったわけだ。公開日は、当初2021年6月25日だったが、半年にわたる撮影中断により2021年10月1日に延期された。今回の件で公開日が再び変更になるかは不明。(Hiromi Kaku)
2020年09月04日1976年に芸能界入りして以来、第一線で輝き続ける俳優・歌手の川崎麻世(崎はたつさき)。レコードデビューの記念日となる7月1日には、自身のブログで新たにプラチナムプロダクションに所属することを発表し、世間を驚かせた。昭和の時代にアイドルとして活躍しながら、平成ではさらなるステップアップを求めミュージカル界に進出、たしかなキャリアを築いてきた川崎が、令和で心機一転、新たなスタートとなる。今回は川崎にインタビューし、これまでのキャリアの振り返りと、現在の心境について話を聞いた。○■新たな転機を迎え、芸能界の変化も感じる――今回、どういった理由でこのような転機をむかえることになったんですか?数年前に、縁があって社長から「何か一緒にお仕事をできれば」と言ってもらったことが、ずっと頭にあったんです。そこからちょくちょくご飯を食べたり、事務所に遊びに行ったりしているうちに、情熱が湧き上がってきて、今回新たな転機となりました。「これからだな」という気持ちです。――今年で芸能生活は44年になりますが、デビュー当時の芸能界というのはどんな世界でしたか?やっぱり40年以上経つと変わりますね。13歳のときに大阪でものまねの番組に出ていたところをジャニー(喜多川)さんにスカウトされて、夏休み中に東京に行くことになったんです。そしたら、よくあるということで『カックラキン大放送!!』に出るようになって、『怪人二十面相』『レッツゴーヤング』「不二家のハートチョコレートのCM」とどんどんレギュラーや仕事が決まっていって。その後にレコードデビューしたんです。――『カックラキン大放送!!』はアイドルの方が出るバラエティとして元祖みたいなところがありますけど、現場はどうでしたか?堺正章さん、研ナオコさん、野口五郎さんなどがレギュラーでした。当時は、カンペがなかったんですよ。収録は中野サンプラザとか全国の市民会館でやるんですけど、お客さんの前でやるため、台詞ががっちり決まってたので、毎回、覚える量がハンパない。収録だけど、ほぼ生のような感じでした。――歌を出されて、この世界でやってくんだという気持ちはその頃固まっていったのでしょうか?中学生の頃は歯科医になりたかったんです。だから歌手になるなんて夢は持っていなかったんですが、1年たって歌手デビューしたら、「もう頑張るしかない」という気持ちになりました。――そんな中で大変だったことは?忙しくて常に眠くて、気づいたらあっという間に時間が過ぎていたという感じでしたね。僕がデビューした年は、狩人が「あずさ2号」、清水健太郎が「失恋レストラン」、高田みづえが「硝子坂」でデビューしていたので、僕は新人賞にはひっかかるんですけど、もう勝てないんですよ。だから、新人賞のグランプリのドラムロールがなってるときも「どうせグランプリはとれないんだろうな」なんて思ってました(笑)。その当時は、世の中が変わっていってる真っ最中で、どんどんニューミュージックの人が出てきてたんです。サザンオールスターズ、世良公則&ツイスト、Char、松山千春、原田真二、長渕剛……ファンが「キャー」っていう対象がそういう人たちに移っていくので、我々アイドルは「あれ?」って。もちろん、僕らにもずっとついてきてくれてるファンもいたし、『レッツゴーヤング』とかもあるので、出る場所はあったんですけど、そこに来て「たのきんブーム」が来て……。――トシちゃん(田原俊彦)、マッチ(近藤真彦)、よっちゃん(野村義男)が1980年代のはじめに組んでいたトリオですね。同じ事務所でバックで踊ってた後輩が、『3年B組金八先生』に出たことで、一夜にしてスターになって。それで僕は「アイドルにしがみついちゃいけない」と思って、ミュージカルの世界に入ろうと決意するんです。――どういう行動を起こしたんですか?20歳のときに、劇団四季『キャッツ』の初演があったんです。それで、2期目のオーディションを受けたら受かって出ることになって。でも当時はアイドルからミュージカルに行く人は僕の周りにはいなかったので、「アイドルを諦めて逃げた」と思われたりして。でも、自分としては次のステップだと思っていました。○■アイドルからブロードウェイへ――今なら、そういう道に進む人もいますし、当然それがステップだと思われますけど、当時はそうじゃなかったんですね。舞台に出ると、自ずとテレビの露出も少なくなるし、余計にそう思われてしまうという。でも、自分の中では、『キャッツ』に出たことは、ものすごい達成感だったんですよ。もう初めての達成感というくらいの。つらいレッスンを毎日受けて、舞台に立って、拍手を受けて。だから、破天荒だけど「次はブロードウェイだな」と思って。ブロードウェイに勉強に行ってオーディションを受けて、ロンドンにも行きました。そしてアンドリュー・ロイド・ウェバーの作曲したイギリスのミュージカル『スターライトエクスプレス』でワールドツアーに出ることになるんです。――ワールドツアーはどこを回られたんですか?日本は東京と大阪、オーストラリアはシドニー、アデレード、メルボルン、ブリスベン、どこも満員でした。達成感がありましたね。――BOYS AND MENなどが所属する事務所(フォーチュンエンターテイメント)の社長である谷口誠治さんも、『スターライトエクスプレス』に参加していたと仰ってますが、一緒のときに出演されてたんですか?彼はアクション専門でやっていて、ツアーで回っている間は毎日一緒でしたよ。今も仲がいいんですけど、昔はみんなでピザを分け合って食べてたのに、今は高級なもんも食べていて、「あのときとはぜんぜん違うな」と言ってたところです(笑)。――そうやって海外に勉強にいったり、オーディションを受けたりということは、周囲は協力的だったんですか?背中を押してくれましたね。勉強している間は、なんの収益にもならないけれど、ちゃんと給料ももらえたし、ロンドンに行ってる間も、メリー(喜多川)さんが段ボールにカップ麺とか梅干しとかといった日本食を入れて送ってくれて。当時はカップ焼きそばの空いた容器をお弁当箱にして、鍋で炊いたご飯をそこに入れて、醤油をかけて食べたりしていました。――川崎さんが『スターライトエクスプレス』に出たことで、光GENJIも『STAR LIGHT』でローラースケートを履いてデビューするわけですね。僕が『スターライトエクスプレス』のオーディションに受かって、日本では主催をフジテレビがすることになったので、イメージキャラクターということで彼らがデビューしたんです。今でも、光GENJIだった大沢樹生とも仲がいいけど、「麻世さんがいなかったら僕たちデビューしてませんでした」と言ってくれますね。――13歳でジャニーさんに認められてデビューすることになって、その後、いろんな形で背中を押してくれたメリーさんもいて、お二人は川崎さんにとってどんな存在でしたか?メリーさんがお母さんで、ジャニーさんがお父さんという感じです。今までにたくさんデビューしたメンバーがいても、こんなに面倒みてもらったのは自分くらいじゃないかって。というのも、郷ひろみさんも移籍して、僕がデビューした翌年にフォーリーブスも解散し、社員も10人くらい。そこで一緒にやってきたというのがあったので。――今も交流は。ずっとなかったんですけど、マッチのバースデーパーティーとかには行っていて。そこで、マッチにメリーさん、ジャニーさんに会わせてほしいと、お願いをしていました。実際に会えたのはジャニーさんが亡くなって、東京ドームでのお別れ会のときでした。部屋に通されて、そこで30年ぶりでメリーさんに会ったときは、昔に戻ったように、僕をハグしてくれて「愛してるよ」とほっぺにキスしてくれて。30年ジャニーさん、メリーさんには謝罪できず、心のつかえがずっとありましたが、心が晴れ、リラックスした気持ちになりました。――40年以上芸能界にいらっしゃるわけですが、人前に出る仕事ということで、「かっこいい存在である」ということを意識していらっしゃいますか?誰でもそうですけど、見た目でイメージが決まったり判断されますよね。僕の場合、チャラく見られることも多いので、そのイメージを役で生かすときもあるし、ギャップを楽しむときもあります。でも、実際にチャラいと、ほんとにチャラい人になっちゃうから、礼儀正しくしようと思っているし、そういうところはメリーさんの教育もあってちゃんとしています。それと、常に「かっこよく」ありたいと思っています。芸能界は良い意味でのナルシストじゃないといけないと思ってるんですね。それは先輩から学んだところです。かつて歌番組でご一緒した沢田研二さんは、台本を見て歌うときのカット割りが全部頭に入っていて、カメラに向かって指を差す振り付けのときも、最初はカメラを見ないようにして、「ここだ」って瞬間にぱっとカメラを見て指を差すから、見ている方もドキっとするんですよね。風を受けながら歌うときも、風の角度をちゃんと意識していて、そういう姿を見て学びました。ほかにも、郷ひろみさんの存在のアピールの仕方や、西城秀樹さんの情熱やコミュニケーションの取り方などからも学びました。秀樹さんは、本当にいろんな人に「元気?」とか声をかけてくれる人で、そう言ってもらえると「がんばろう」と思えました。――ご自身も研究されましたか?そうですね。デビューしたばかりの頃は、メリーさんにいろいろ教えてもらいました。例えば、『夜のヒットスタジオ』は、スタジオ収録だから、カメラと自分の立ってるところが、同じ高さなんです。でも、『レッツゴーヤング』のNHKホールでは、僕らはステージの上だけど、カメラは別のところにある。そうすると、手を広げる振りなんかも、手が見えなくなってしまうから、「手をかぶせぎみにすると、長く見えるんだよ」とか、そういうことを教えてもらって研究しました。僕は手足が長いので、ステージに立ってても浮いてるように見えるからということで、メリーさんにはプレスリーのビデオを見せてもらったこともありました。プレスリーのどしっとした感じを参考にして、「麻世は足の親指に力を入れなさい。そうすればもっとどしっとして、その中で腰の感じがセクシーに見えるんだよ」と。ジャニーさんも、当時、ビデオデッキで僕が出た番組を見せてくれることがあったんですけど、そういうときにまだ子供だからお菓子食べながら見てしまって、画面から目をそらしてたりすると、「ちゃんと自分の姿を見なさい」って怒られたりしましたね(笑)。○■令和のアイドルのプロデュースも!?――そして、今年はデビューのその日に、事務所を移籍されたわけですが、心機一転で、今後はどんな風に活動していきたいと考えられていますか?テレビを見てる人にとって、僕はマスコミタレントみたいに思われるかもしれないけど、それはやっぱり嫌なんですよ。だから、今の時代を生き抜くプラチナムという事務所に入って、今の世代の人にも認識してもらえればいいな、と。40年以上芸能界でやってきて、特に舞台の世界で経験を積んできた自負がありますし。さらに言うと、その中でも、僕の中にはいろんなしきたりや決まりが身についていると思うんです。萬屋錦之介さんや坂東玉三郎さんに何かと面倒みてもらったりもしてきてるんですが、玉三郎さんは現役ですけど、錦之助さんのようなスターのことを伝えられる人ってなかなかいないので、良き昭和の灯を消さないように、後輩につないでいけたらと思いますね。同時にこれまで培ってきた経験を活かして、令和の時代のアイドルの育成やプロデュースをしたいと思う気持ちなんかもあります。――そういうお気持ちもあるんですね。具体的に今後の川崎さんのお仕事の予定もありますか?8月はコロナで延期になっていた明治座の音楽劇『モンテ・クリスト伯』に出演しました。そのあとは、ドラマとして放送されていた『サウナーマン ~汗か涙かわからない~』の舞台にゲストとして出演したり、明治座の『西遊記』という、芸道45周年細川たかし特別公演、35周年ダチョウ倶楽部一座旗揚げ公演の舞台に出たりします。その合間にも映画やイベントにも出たりと、新しい仕事もどんどんしていきたいと思っています。■川崎麻世 プロフィール1963年3月1日生まれ、大阪府枚方市出身。1976年、バラエティー番組『カックラキン大放送』レギュラー出演を経て、1977年1月TVドラマ『怪人二十面相』主役の小林少年役で俳優デビュー。 同年7月『ラブ・ショック』(CBSソニー)で歌手デビュー。第10回新宿音楽祭、第7回東京音楽祭 国内大会など各音楽祭で新人賞受賞。 以後、TVドラマやバラエティー番組などで活躍。1984年、劇団四季『CATS』出演を皮切り に数多くのミュージカルに出演。1987〜1988年『スターライトエクスプレス』日本、 オーストラリア公演に初の日本人キャストとして参加。以降、『レ・ミゼラブル』 『マイフェアレディ』『ブラッドブラザース』『泣いたらあかん』『親鸞 わが心のアジャ セ』『クリスマスキャロル』『細雪』などあらゆるジャンルの舞台で活躍を続ける。
2020年09月02日クリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』の公開時期について、ワーナー・ブラザースが「これまで通りの世界同時公開作品としては扱わない」と表明していた通り、先週、全米公開を待たずカナダなど40か国以上の海外で公開された。新型コロナウイルスの影響により、客足が戻りきっていないという状況でも、オープニングの世界興行収入は5300万ドル(約56億円)と好調。アメリカでは3日に公開される。今週末にレイバーデー・ウィークエンドを迎えるアメリカでは、観客動員のためにAMCシアターズが国内70%の劇場で営業を再開すると発表した。木曜日に420か所の地域の劇場で営業を再開。そのうち140か所は新型コロナウイルスのパンデミックが起きてから初めての営業再開だという。地域によって、入場できる人数に制限が設けられており、たとえばサンディエゴ郡やニュージャージー州では定員の25%まで観客を入れることができる。劇場は密室で他人と一緒に数時間を過ごすという性質上、新型コロナ感染のハイリスクであると指摘する疫学者もいる。ニューヨーク州のクオモ州知事は、こうした理由で劇場の営業再開をまだ許可していない。AMCのCEOアダム・アーロンは営業再開にあたり、専門家らの助言を受けて万全な「セーフ&クリーンシステム」を取り入れ、観客に安心して足を運んでもらえるとアピールしている。(Hiromi Kaku)
2020年09月02日8月末に閉園した「としまえん」の跡地に、映画『ハリー・ポッター』の世界観を反映したテーマパーク「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 -メイキング・オブ ハリー・ポッター」が2023年前半にオープンすると報じられ、大きな話題となっている。この秋の、『TENET テネット』から『キーパー ある兵士の奇跡』『オフィシャル・シークレット』などなど、マグルのいじめっ子、魔法界の選ばれし者と最恐の敵…などなど『ハリー・ポッター』シリーズのキャストOBたちがスクリーンを盛り上げる。6月に公開された『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』ではハーマイオニー・グレンジャー役でお馴染み、エマ・ワトソンが4姉妹の長女メグを演じ、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でハリーのライバルとなったセドリック・ディゴリーを演じたロバート・パティンソンは、『TENET テネット』や『ザ・バットマン』(原題)に抜擢。9月18日公開の『TENET テネット』にはギルデロイ・ロックハート先生役のケネス・ブラナーや、フラー・デラクール役のクレマンス・ポエジーも参加するなど、改めてハリポタキャストに注目が集まっている。本日9月1日は、『ハリー・ポッター』のホグワーツ魔法魔術学校の新学期が始まる日として、ファンの間では知られている記念日。世界中で愛されるハリポタのキャストたちの活躍ぶりを次の3作品から注目した。ハリー・メリング『キーパー ある兵士の奇跡』10月23日公開『ハリー・ポッター』シリーズで主人公ハリーを引き取ったダーズリー家の長男で、たった1人のいとこなのに彼を執拗にいじめるダドリー・ダーズリーを演じたハリー・メリング。その後の出演作には、ブラッド・ピット率いるプランBプロデュース、トム・ホランド、ロバートら豪華キャストと共演の『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』(16)や、コーエン兄弟監督・脚本のNetflix『バスターのバラード』(18)、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『エジソンズ・ゲーム』(17)、そして現在Netflixで配信中のシャーリーズ・セロン主演『オールド・ガード』では悪役を演じるなど、巨匠や豪華俳優とのコラボが続いている。本作ではイギリスの収容所で、主人公トラウトマン(デヴィッド・クロス)やナチス兵にきつくあたるスマイス軍曹を演じ、いじめっ子ダドリーとはまた違った、冷徹な態度でトラウトマンたちを精神的に追い詰める姿は必見。ダニエル・ラドクリフ『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』9月18日公開シリーズの主人公、ハリー・ポッター役で一躍世界中にその名を知らしめたダニエル・ラドクリフ。その後は、『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(12)やデイン・デハーン共演『キル・ユア・ダーリン』(13)、ジェームズ・マカヴォイ共演『ヴィクター・フランケンシュタイン』(14)、ジェシー・アイゼンバーグら豪華キャストと共演を果たした『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(15)などに精力的に出演。『ホーンズ 容疑者と告白の角』(13)ではツノを生やした青年、『スイス・アーミー・マン』(16)では死体役、『アンダーカバー』(16)ではスキンヘッド姿でネオナチ組織に潜入した実在のFBI捜査官を演じるなど、その幅広く多彩な演技力は作品ごとに映画ファンを驚かしている。本作では、白人でありながら反アパルトヘイト組織「アフリカ民族会議」の隠密作戦をおこなった罪で投獄された南アフリカ人のティム・ジェンキン役を演じる。実在の政治脱獄犯という難しいキャラクターに挑み、さらなる新境地を開く。レイフ・ファインズ『オフィシャル・シークレット』公開中「名前を言ってはいけないあの人」こと、最恐の闇の魔法使い・ヴォルデモート卿を『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』以降、最終章まで演じたレイフ・ファインズ。これまで、BAFTA賞助演男優賞を受賞した『シンドラーのリスト』(93)、アカデミー賞主演男優賞ノミネート『イングリッシュ・ペイシェント』(96)をはじめ、BAFTA賞ノミネート『ことの終わり』(99)と『ナイロビの蜂』(05)、『愛を読むひと』(08)、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞ノミネート『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)などの数々の名作に出演し、多くのノミネートや受賞を果たしている名優だ。さらに監督としても活躍し、主演もつとめた『英雄の証明』(11)、自身もプーシキン役でも出演した『ホワイト・クロウ伝説のダンサー』(18)などで評価を得ている。『007 スカイフォール』『007 スペクター』に続き、11月20日公開予定『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でも“M”役で出演、2021年2月26日に公開延期となった『キングスマン:ファースト・エージェント』にも主演する。一転、本作ではイラクを攻撃するための違法な工作活動をリークしたキャサリン(キーラ・ナイトレイ)を救うべく、政府を相手に戦争の不法性を問う人権派弁護士のベン・エマーソンを演じている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オフィシャル・シークレット 2020年8月28日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 OFFICIAL SECRETS HOLDINGS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.プリズン・エスケープ脱出への10の鍵 2020年9月18日 シネマート新宿、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国公開© 2019 ESCAPE FP HOLDINGS PTY LTD, ESCAPE FROM PRETORIA LIMITED AND MEP CAPITAL, LPキーパーある兵士の奇跡 2020年10月23日 新宿ピカデリーほか全国公開ⓒ2018 Lieblingsfilm & Zephyr Films Trautmann
2020年09月01日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」が、2020年秋冬コレクションを発表。今季は、脚光を浴びている写真家のひとり、ライアン・マッギンレーとの初コラボレーションを始め、ジャン=ミシェル・バスキアが描くスーパーヒーローやキース・ヘリングが描くミッキーマウス、新作映画への期待が高まるマーベル(MARVEL)など、世界中の今を表現するポップカルチャーが集結し、豪華なラインアップとなっている。■ライアン・マッギンレー今最も脚光を浴びる写真家、ライアン・マッギンレーとUTが、初コラボ。近年「米国で最も注目されるカメラマン」と評されているライアン・マッギンレーは、ニューヨークを拠点に活動する写真家だ。繊細で洗練された写真作品が特徴的で、今の若者の日常を捉えた写真など、象徴的な作品が、UTのアイテムに落とし込まれている。彼独自の視点から切り取られた写真と、テキストグラフィックとの組み合わせにより、ストリートな雰囲気が漂う、新しいコレクションが誕生した。ライアン・マッギンレーとのコラボコレクションは、メンズTシャツ6柄(各1,500円)の展開。8月31日より、ユニクロの一部店舗と公式オンラインサイトにて販売。本コラボコレクションの詳細は、オンラインサイト()から。■マーベル・ユニバースヒーローとダークヒーローがUTに集結したエキサイティングなコレクションがローンチ! マーベルが誇るヒーローとダークヒーロー、二者を1枚のUTで表現したエキサイティングなコレクションが誕生した。新作映画が公開予定のヴェノムやモービウスなど、世界で注目を集めるキャラクターたちも登場。まるで映画のワンシーンのような、他では見ることのできない貴重な対決シーンを描いたデザインは、ファンならずとも必見。マーベル・ユニバースとのコラボコレクションは、メンズTシャツ6柄(各1,500円)、メンズパーカ5柄(各2,990円)の展開。9月7日より、ユニクロの一部店舗と公式オンラインサイトにて販売。本コラボコレクションの詳細は、オンラインサイト()から。同サイトは、8月31日より公開。■ジャン=ミシェル・バスキア×ワーナー・ブラザースバスキアが独自のスタイルで描くワーナーの人気キャラクターが登場! 美術史や音楽、ポップカルチャーに影響を受けた作風で、1980年代にニューヨークのアートシーンを席捲したジャン=ミシェル・バスキア。幼少期にDCコミックスのスーパーヒーローたちやワーナー・ブラザースのルーニー・テューンズに影響を受けたバスキアは、のちにそれらを題材として彼の代表作品の中で取り上げている。今回は、アーティストとキャラクターたちとの関係を描き出したUTならではのコラボレーションをリリース。ジャン=ミシェル・バスキア×ワーナー・ブラザースのコラボコレクションは、メンズTシャツ6柄(各1,500円)、メンズパーカ5柄(各2,990円)の展開。8月21日より、オンラインサイトにて先行販売中。なお、9月18日からは、ユニクロの一部店舗でも販売。本コラボコレクションの詳細は、オンラインサイト()から。■ミッキーマウス×キース・ヘリングヘリングが強く影響を受けたミッキーマウスの世界観をポップに表現したグラフィックがチャーミング! 幼少期からウォルト・ディズニーの作品に影響を受け、祖母の家にあった本「ミッキーマウスの描き方」から絵を学んだというキース・ヘリング。「ミッキーマウスこそが、アメリカを象徴するそのもの」と語り、十代の頃はディズニーで働くことを夢みていたヘリングの深い愛を感じられるコレクションとなっている。なお、このコラボコクションは、メンズ、ウィメンズ、キッズのアイテムで展開される。メンズTシャツメンズTシャツメンズスウェットメンズスウェットウィメンズTシャツウィメンズTシャツキッズTシャツキッズTシャツミッキーマウス×キース・ヘリングのコラボコレクションは、メンズTシャツ6柄(各1,500円)、メンズスウェット5柄(各1,990円)、ウィメンズTシャツ6柄(各1,500円)、キッズTシャツ4柄(各990円)の展開。9月28日より、ユニクロの一部店舗と公式オンラインサイトにて販売。本コラボコレクションの詳細は、オンラインサイト()から。この秋冬の新作UTもイットなアイテムがそろい踏み! ぜひ、好みのグラフィックアイテムをゲットして。>>その他のユニクロの記事はこちらから
2020年08月28日8月末日に閉園となる「としまえん」(東京都・練馬区)の跡地に「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 -メイキング・オブ ハリー・ポッター」(以下、「スタジオツアー東京」)がオープンすることが決定。2023年前半オープンを目指しているという。「としまえん」跡地を含む区域は、東京都が段階的な公園の整備を計画。「スタジオツアー東京」施設は、この公園整備のプロセスに合わせて建設するものだ。そんな「スタジオツアー東京」は、ロンドンに次いで世界で2番目の開設で、これまでにない体験型エンターテイメント施設。ロンドンで人気・知名度とも最高の成功を収めた実績に基づき、映画『ハリー・ポッター』シリーズで使用された衣装や小道具などを室内展示する。魔法の世界は『ハリー・ポッター』から『ファンタスティック・ビースト』シリーズに引き継がれ、現在も人気を博すシリーズだが、スタジオツアーはこの2つの映画シリーズの世界観をより深く知るための特別な仕掛けを整えている。来場者は、施設内で『ハリー・ポッター』シリーズの製作者が実際に設計し制作した象徴的な映画セットの数々を探索し、映画内のシーンの数々を実際に体験でき、原作本の世界観がどのようにスクリーンに再現されているかを知ることができるのだという。また施設の広さは約30,000平方メートルで、敷地内に設営される「サウンドステージ」と「バックロット」(屋外撮影用地)内の展示スペースにかかる所要時間は約半日。さらに、入場口前の広場スペースには特別に作られた映画に登場する魔法動物の彫刻を置いた造園エリアを計画中だ。「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 -メイキング・オブ ハリー・ポッター」は2023年前半オープン予定。(cinemacafe.net)
2020年08月18日