プラダは、1913年の創業から現在に至るまで、プラダの歴史を辿る展覧会を一般公開にて開催します。共同クリエイティブ・ディレクターのミウッチャ・プラダとラフ・シモンズがキュレーションしたストーリーを通じて語られる、濃厚で親密な内容の展覧会です。ファッションアーカイブのみにとどまらず、アート、建築、文化、スポーツの分野における数十年にわたる活動実績から、実物とデジタルを合わせて500点以上を展示。2014年に初開催された同展の成功を糧に、今回はプラダの革新的な軌跡を追いかけ、知的な行為としてのラグジュアリーとビューティー、そしてファッションに対するプラダのビジョンが与えた、忘れがたい影響を探求します。Courtesy of PRADAこの展覧会はただスペクタクルなものではなく、驚くほど多彩な内容を深く味わう体験であり、情報の蓄積と検証、そしてホスピタリティを通じてプラダの姿を描き出します。奥深いクラフツマンシップや熟練の技を詳しく掘り下げたものや、ブランドの中心にある多種多様な美学的矛盾を明らかにするもの、またミウッチャ・プラダとラフ・シモンズが現在も取り組む伝統的なラグジュアリーの概念への挑戦を考察するものなど、多様な展示内容がプラダの中核をなすテーマやアイデアを明らかに。110年に及ぶ歴史の新たな視点を紹介し、ブランドの過去、現在、そして未来にじかに足を踏み入れる、他に類のない体験を叶えます。PRADASPHERE II開催場所:上海開催期間:2023年12月7日から2024年1月21日※入場無料、一般公開お問い合わせ:プラダ クライアントサービスTel: 0120-45-1913
2023年10月26日現在ヨーロッパ各地で開催中のファッションウィーク。その中でも、ロンドン在住ライターが2024年春夏 ロンドンファッションウィークから、注目ブランドの最新ルックをお届けします。今回は「シモーネ・ロシャ」にフォーカス。来場セレブのスナップのほか、FWで盛り上がるロンドンで話題のショップもご紹介します!チュールの内側に潜むローズ!ロマンティックなキーピース ウェディングスタイルをテーマにした最新コレクション。多数見られたロマンティックなドレスはどれもただ美しいだけでなく、どこかツイストが効いて前衛的なのが印象的です。バラの花束がチュールの内側にあしらわれたこちらのデザインは、もはやアートの領域!ホイップクリームを模したチュールがキュート!ウエディングケーキドレスリボン、チュールで飾られたウェディングケーキのようなドレス。足元は今シーズンコラボレーションしているクロックスのシューズです。リラクシーなコンフォートシューズがパールでクラスアップ。売り切れ必至の注目アイテムとなりそうです!トレンド継続のメタリックトーンで甘辛ミックスケーキのような甘いペールトーンのほかに、メタリックカラーのアイテムも数多く登場したコレクション。大きなリボンがフロントあしらわれたミニドレスは。独特なしわ加工にリュクス感が光り、金属的なシルバーカラーと愛らしいデザインのコントラストが魅惑的です。アレクサ・チャンはレザーのセットアップでフロントロウに登場2023年9月17日に、英国国立バレエ団のリハーサル会場であるムリヤン・センターで開催されたコレクション。フロントローにはモデルのアレクサ・チャンの姿が。キーマテリアルの一つであるレザーのセットアップにリボンがあしらわれたトップスを合わせたスタイリング。美脚を披露し、オーラを放っていました♡老舗デパート「ハロッズ」では「プラダカフェ」が大人気!ロンドンファッションウィークに合わせて、街でもちょっと特別なファッション企画が目白押し。その中でも、気になったのは、プラダのカフェです。ウェディングケーキがモチーフとなったバッグに注目が集まったシモーネ・ロシャのコレクションの話題に続いて、ロマンティックなスイーツが人気の「プラダカフェ」も、多くのファッションジャーナリストが集まっていました。デパート「ハロッズ」1階に期間限定で登場し、予約困難となっている話題のカフェです。店内は市松模様の床、グリーンのエレガントなベルベットのソファなどブランドイメージそのもの。ディビット・ベッカムファミリーなどセレブも来店しました♡セイジグリーンが美しいピスタチオケーキなど、味だけでなくヴィジュアルのレベルも高いスイーツは写真映え間違いなし! ポップアップとして2024年1月7日まで開催中です。ロンドンに行く機会があれば、覗くだけでも見てみて。プラダカフェSenior Writer:神田朝子
2023年10月03日プラダ(PRADA)から、2023年秋冬ウィメンズ・メンズの新作バッグが登場。2023年10月10日(火)まで開催される福岡 岩田屋本店1階の期間限定ストアにて、先行発売される。「プラダ ガレリア」新作フラワープリントバッグ目を引くのは、フラワープリントを大胆に配したレディースの新作「プラダ ガレリア」バッグ。ブラックやグレー、ピンクのレザーを用いたシンプルなハンドバッグに、色鮮やかな花のモチーフが映える。ベルトを配したソフトなカーフレザーのハンドバッグもまた、細いベルトとバックルがアクセントを加えるレザーハンドバッグも新作として登場。艶やかな質感の、ソフトなカーフレザーを用いて上品に仕上げたバッグだ。この他、ミニポーチが付属したショルダーバッグやムートン製ポーチなどのアクセサリー、バッグが店頭に並ぶ。ブラッシュドカーフ採用の限定メンズバッグやミニ財布一方、メンズでは限定アイテムとして「プラダ ブリック」バッグを発売する。ダブルファスナーを備えたボックスシルエットのショルダーバッグを、光沢感のあるブラッシュドカーフを使用して提案。同じくブラッシュドカーフを用いたミニウォレットも発売される。加えて、再生素材の「プラダ リナイロン」とブラッシュドカーフを組み合わせたバックパックが先行発売される他、コンパクトなミニショルダーバッグやベルトバッグなど、ミニマルシックなバッグや小物が勢揃いする。【詳細】プラダ 2023年秋冬バッグ先行発売日:2023年9月27日(水)~先行発売場所:福岡岩田屋本店 1階 KIRAMEKI BOARD 期間限定ストア ※会期は2023年10月10日(火)まで。住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-35■新作バッグ ※先行発売・ 「プラダ ガレリア」バッグ 各616,000円〈レディース〉・ハンドバッグ 374,000円/330,000円〈レディース〉■限定バッグ・「プラダ ブリック」 396,000円〈メンズ〉【問い合わせ先】プラダ クライアントサービスTEL:0120-45-1913
2023年10月01日プラダ(PRADA)の2024年春夏コレクションが、2023年9月21日(木)にイタリア・ミラノで発表された。服作りの手法やテクニックにフォーカスショーのスタートと共に天井から透明の液体が流れ落ちてくる、ユニークな演出によって幕を開けた2024年春夏コレクションのショー。今季は前シーズンのように衣服について考察したり、ストーリーを提案したりということはせず、服作りの手法やテクニックに焦点を当てた。透明感溢れるドレスまず最初に注目したいのは、まるで美しく色づいた雲を纏っているように見える、繊細な表情のドレス。極薄のオーガンザとガザル織を用いたというこの透明感溢れるドレスは、モデルが歩くたびにバックの生地が波打ち、軽快なリズムを刻む。フリンジ×フラワープリントフリンジがあしらわれたアイテムが繰り返し提案されたのも今季の特徴。フラワープリントが施されたフリンジシャツや、ジュエリーのように華やかなアクセントをプラスするメタリックなフリンジベルト、艶のあるフリンジを全面に施したシャツなどが登場した。手作業で施した煌めくパーツコレクションに輝きをプラスする模様は、手作業で施したクリスタル、スタッズ、アイレット、チェーンなどで表現。フリンジドレスに、フローラル柄やスパイラルモチーフをあしらうという高度な技術をもって完成させたピースも提案された。新作バッグバッグは、ミウッチャ・プラダの祖父でプラダの共同創設者であるマリオ・プラダが1913年頃にデザインしたハンドバッグを、ナッパレザーとリナイロンで復刻したモデルが登場。そのアーカイブバッグをオーバーサイズのトートバッグとして再解釈した新作も披露された。
2023年09月26日『ティファニーで朝食を』『華麗なるギャツビー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『プラダを着た悪魔』など、名作映画の衣装を手掛けたファッション界の一流デザイナーたちを紹介する「Fashion in Film映画衣装とファッションデザイナー」が発売される。『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘプバーンが着た「リトルブラックドレス」、『アニー・ホール』でダイアン・キートンが着用し流行した「マスキュリンスタイル」など、ファッションのトレンドにも影響を与えた華やかな映画衣装は、ファッション界の一流デザイナーたちが担当してきたもの。本書は、『ティファニーで朝食を』などの不朽の名作から、多くのファッション好きにも愛されている『プラダを着た悪魔』などのファッション映画、『007』シリーズまで、当時のトレンドやカルチャーを楽しめる作品を取り上げ、ゴージャスな衣装を手掛けた有名デザイナーたちのキャリア、バックグラウンド、功績をデザインスケッチや映画スターの着用写真と共にまとめている。ファッションが好きな方や映画ファンはもちろん、映画制作者にとっても参考になる1冊となっている。著者クリストファー・ラヴァーティは、衣装とファッションを専門とするライター兼コンサルタント。受賞歴のあるWebサイトの作成者および編集者として、HBOやBBCに出演し、数え切れないほど多数の出版物に掲載されている。【掲載デザイナー】アドーレ・フェンディ、アニエス・ベー、イヴ・サン=ローラン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ヴェラ・ウォン、カール・ラガーフェルド、カルバン・クライン、グッチオ・グッチ、クリスチャン・ディオール、ココ・シャネル、サルヴァトーレ・フェラガモ、ジャン=ポール・ゴルチエ、ジョルジオ・アルマーニ、トム・フォード、ピエール・バルマン、マーク・ジェイコブス、マリー・クヮント、ユベール・ド・ジバンシィ、ラルフ・ローレン、etc…【掲載映画タイトル】『007 シリーズ』『アニー・ホール』『悲しみよこんにちは』『華麗なるギャツビー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『シャレード』『セックス・アンド・ザ・シティ シリーズ』『ティファニーで朝食を』『パルプ・フィクション』『ブライダル・ウォーズ』『プラダを着た悪魔』『ポリー・マグーお前は誰だ』etc…「Fashion in Film映画衣装とファッションデザイナー」は9月中旬、発売。著者:クリストファー・ラヴァーティ定価:4,400円(本体4,000円+税10%)発行:株式会社ボーンデジタル(シネマカフェ編集部)
2023年09月16日2022年にアメリカのブロードウェイで上演されたミュージカル版「プラダを着た悪魔」が、2024年にイギリスに上陸することが分かった。2006年、アン・ハサウェイとメリル・ストリープが主演した同名映画及び2003年に発売された原作小説が、アメリカに続きイギリスで再びミュージカル化される。アメリカ版と同じく、音楽はエルトン・ジョン、歌詞はシンガーソングライターのシャイナ・トーブ、脚本はケイト・ウェザーヘッド。演出はアンナ・D・シャピーロからジェリー・ミッチェルに交代する。ミッチェルは「ラ・カージュ・オ・フォール」「キンキーブーツ」の振り付けで2度トニー賞を受賞しており、今作で振り付けも手掛ける。舞台のセットデザインは、昨年ミュージカル版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でローレンス・オリヴィエ賞を受賞したティム・ハトリー。UK版のキャストは現時点では明らかになっていない。プレビュー公演は2024年7月にシアター・ロイヤル・プリモスで、本公演は10月よりウエスト・エンドのドミニオン劇場で行われる。すでに公式サイトがオープンしており、チケットの販売情報などはニュースレターの登録を行うと受け取ることができるという。(賀来比呂美)■関連作品:プラダを着た悪魔 2006年11月18日より日比谷スカラ座ほか全国にて公開©2006 TWENTIETH CENTURY FOX
2023年09月14日書籍『Fashion in Film映画衣装とファッションデザイナー』が、2023年9月中旬より全国の書店にて発売される。名作映画の衣装と一流デザイナーをフィーチャーした1冊不朽の名作が生まれるその陰には、常に美しい衣装の数々が存在する。書籍『Fashion in Film映画衣装とファッションデザイナー』は、名作映画に登場する衣装と、そのデザインを担当したファッション界の一流デザイナーをフィーチャーする1冊。その時々のトレンドやカルチャーを楽しめる作品を取り上げ、華やかな衣装を手掛けた有名デザイナーたちのバックグラウンドや功績を、デザインスケッチや実際の衣装着用写真とともに紹介する。例えば、不朽の名作『ティファニーで朝食を』。その中でもアイコニックなのが、今もなお女性の憧れとしてあり続けるオードリー・ヘプバーンが身にまとった“リトルブラックドレス”だ。オードリーの愛嬌たっぷりの人柄と、エレガンスを兼ね備えた1着は、映画とファッションの歴史を変えた作品といっても過言ではない。なお、掲載されている映画は、『007 シリーズ』『アニー・ホール』『セックス・アンド・ザ・シティ シリーズ』『プラダを着た悪魔』など。一方デザイナーは、ココ・シャネル、クリスチャン・ディオール、イヴ・サン=ローラン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ジャン=ポール・ゴルチエ、ジョルジオ・アルマーニら誰もが耳にしたことのあるようなデザイナーばかりが名を連ねる。【詳細】『Fashion in Film映画衣装とファッションデザイナー』刊行予定日:2023年9月中旬著者:クリストファー・ラヴァーティ定価:4,400円(本体4,000円+税10%)ISBN:978-4-86246-563-4サイズ:B5変(242 x 182 mm)ページ数:224ページ発行:株式会社ボーンデジタル【掲載デザイナー】アドーレ・フェンディ、アニエス・ベー、イヴ・サン=ローラン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ヴェラ・ウォン、カール・ラガーフェルド、カルバン・クライン、グッチオ・グッチ、クリスチャン・ディオール、ココ・シャネル、サルヴァトーレ・フェラガモ、ジャン=ポール・ゴルチエ、ジョルジオ・アルマーニ、トム・フォード、ピエール・バルマン、マーク・ジェイコブス、マリー・クヮント、ユベール・ド・ジバンシィ、ラルフ・ローレンほか【掲載映画タイトル】『007 シリーズ』『アニー・ホール』『悲しみよこんにちは』『華麗なるギャツビー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『シャレード』『セックス・アンド・ザ・シティ シリーズ』『ティファニーで朝食を』『パルプ・フィクション』『ブライダル・ウォーズ』『プラダを着た悪魔』『ポリー・マグーお前は誰だ』ほか
2023年09月04日プラダは、新アイコンフレグランス「プラダ パラドックス オーデパルファム」を2023年9月20日より日本で展開を開始します。Courtesy of PRADAプラダがDNAの一つとして受け継ぐ「パラドックス(矛盾)」を反映した香りは、ホワイトフラワーブーケを想起させるフローラルなノートでありながらも、対極にある強さを表すアンバーの香りを融合。そして、アイコニックでありながら思いがけない印象をみせるトライアングルのボトルに香りを閉じ込めました。OLFACTIVE FAMILYフローラルアンバーCourtesy of PRADANOTESトップ:カラブリア産ベルガモット、タンジェリン、ペアアコードミドル:ネロリ & ネロリバッドエッセンス、チュニジア産オレンジブロッサム、ジャスミンサンバックアブソリュートベース:アンバーアコード(アンブロフィックス)、ラオス産ベンゾイン、マダガスカル産バーボンバニラ、ホワイトムスク(セレノイド)キャンペーンでは、エマ・ワトソンが主役を演じるとともに、監督デビューを果たしています。ショートフィルムでは、「パラドックス(矛盾)」を抱えて生きることの意味を讃えています。また、今秋の全国発売に先駆け、一部プラダ店舗において「プラダ パラドックス オーデパルファム」の90mLの限定先行発売をおこなっています。「プラダ パラドックス オーデパルファム」製品情報全国発売予定:2023年9月20日(水)30mL / 1万1,550円50mL / 1万5,950円90mL / 2万2,550円100mL(リフィル)/ 2万900 円※いずれも税込、メーカー希望小売価格お問い合わせ:プラダ ビューティ03-6911-8440※8/23 更新(画像追加)
2023年08月22日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第4回目のテーマは「個性を“ オーダーメイド”する」です。トライベッカ映画祭(注1)で、ドキュメンタリー映画『HIDEO KOJIMA ‐ CONNECTING WORLDS(注2)』がワールドプレミア上映されるという。そこで、久しぶりにスーツに袖を通してみた。ところが、前ボタンが締まらない。太った?この間、スーツを着たのは、昨年の芸術選奨文部科学大臣賞の授賞式だったか。これでは登壇出来ない。痩せるか?あるいは、新調するか?スーツは、もともと立襟式の軍服から派生した。個を埋没させ、集団統制と画一化を目的にしたもの。その後、第一ボタンを外し、立襟を外側に折り返した民間用が、一般化して現在のスーツに。つまり、軍服も学生服もセーラー服もスーツも、“個”を縛る為の鎧ということになる。僕の父親は高度成長期に“企業戦士”と謳われた昭和のサラリーマンだった。春夏秋冬、ダークスーツにワイシャツ、ネクタイを締め、疲弊した革靴を履いては、家と職場を往復するモノクロな毎日。だから、スーツという鎧を纏う仕事を選ぶのには抵抗があった。公立の詰襟の制服を中高と纏わされていたせいもある。ゲーム業界に入った理由のひとつは、ラフな私服で通勤出来るからだった。しかし、日本では制服やスーツを纏わない私服ワーカーだと、遊び人の“不良オヤジ”として分類されてしまう。ジーパンにTシャツ、スニーカー姿なのに、学生でも定年退職者でもない中年の私服姿。30代、40代の頃、終電を逃すと、タクシーを拾って深夜に帰宅した。乗車早々、「飲み会ですか?」と不躾な態度で聞かれる。「仕事の帰りです」そう答えると「お互い大変ですね」と労いの言葉が返ってくる。それでも「お客さん、テレビ関係の人?」と、服装への偏見は生きたまま。ところが、これがスーツ姿となるとまるで違う。「お仕事、遅くまでお疲れ様です!」と、お礼まで言ってくれる。どうやらスーツは、「勤勉な日本国民」という社会的認定証のかわりになるらしい。コナミ在籍時は、役員会や経営会議、本社でのグループ会議と、月1ペースでスーツを引っ張り出していた。たまに纏うと、不思議と世界が違って見える。周囲の反応や態度が変わるのだ。だから、スーツで出勤した日は、普段は味わえないサラリーマン気分を満喫するよう努めた。行きつけのカフェでは、いつもは声をかけてこないお姉さんに「今日は素敵ですね」と褒められる。六本木の繁華街を歩けば、私服だと絶対に近寄っては来ない客引きの女性に肘を掴まれる。外来で医者にかかれば、いつもより丁寧に診てくれる。ネクタイを緩めてカラオケで流行歌を唄い、酩酊して山手線の吊り革にぶら下がる。マスに紛れ、自分をスーツに隠す。僕は“ソーシャル・ステルス”と呼んだ。ただオーダーメイドのスーツに頼るようになってから、それは間違いかも?と思うようになった。スーツのライン、デザイン、生地、色、ボタン。組み合わせは無限。スーツ創りは、完成図を頭に描きながら、細部を組み合わせていくクリエイティブな行為だ。個性を消し去るのでなく、ある秩序(ルール)の下で、自分らしさを如何に埋め込むかの勝負。まさに現代の社会で生きる我々の姿ではないか。数年ぶりに訪れたテイラーで今回、選んだ素材はこれ。ジャケットは、骸骨のカモフラ柄がストライプの間から垣間見える布地。下襟(ラペル)部分とズボンは、虎の顔が透かしで入った布地。裏地(ライニング)は、薔薇と骸骨のカラフルな柄布。フロントボタンは、2ボタン。裾はスリム用のセンターベント。トライベッカ映画祭当日。楽屋に出演者が顔を合わせた。前説を行うのは、朋友ニコラス・W・レフン監督。いつものように上から下まで新調のプラダでキメてきた(彼はプラダのアンバサダー)。上映後のQ&Aの司会役は、親友ジェフ・キーリー。そしてドキュメンタリーの監督は、僕の音楽の友グレン・ミルナー。彼らもこの特別な夜の為に、思い思いのオリジナル・スーツを新調してきた。3人の朋友たちと舞台に上がる。スーツメンは、画一性をもたらすどころか、それぞれの個性を引き立てるかのように、気ままに振る舞う。やがて4つの個性は、持ち寄った鎧を纏ったまま、壇上でひとつになる。その様は、セッションを演奏するバンドマンそのもの。こんなスーツなひとときも、気持ちいいものだ。もっと好きになってもいいかも。新しいもの、自分だけのものをオーダーする。そこに発見がある。人生も同じだ。注1:俳優のロバート・デニーロらによって設立された、ニューヨークで行われるインディペンデント映画祭。今年は6月7日~18日に開催された。注2:小島監督の幼少期のエピソード、独立スタジオの設立、『DEATH STRANDING』完成までの創作過程などに迫ったドキュメンタリー映画。今月のCulture Favorite『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』などを手掛けた映画監督のアリ・アスターとの2ショット。トライベッカ映画祭のために仕立てたオーダーメイドスーツ。トライベッカ映画祭ワールドプレミアにて。『ドライヴ』などで知られる映画監督ニコラス・W・レフン、「The Game Awards」の主催者でもあるジェフ・キーリー、今回のドキュメンタリーの監督を務めたグレン・ミルナーと。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。’87年に初監督作『メタルギア』でデビュー。独立後初となるタイトル『DEATH STRANDING』が世界で大きな話題を呼んだ。現在、その続編となる『DEATH STRANDING 2』の制作中。ドキュメンタリーフィルム『HIDEO KOJIMA ‐ CONNECTING WORLDS』の予告編が、KOJIMA PRODUCTIONSの公式YouTubeチャンネルで公開中。次回は、2364号(9月13日発売)です。※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2023年08月12日プラダ(PRADA)から、新作バッグ「プラダ アーケ」が登場。曲線シルエットの新バッグ「プラダ アーケ」「プラダ アーケ」は、フロントにトライアングルロゴを配した、曲線シルエットの新作バッグだ。多彩なスタイルにアレンジできる2本のハンドル最大の特徴は、バッグに備えた2本のハンドル。調節可能で付け替えができ、ハンドバッグからショルダーバッグ、クロスボディバッグまで、長さを変えて多彩なスタイルにアレンジできる。また、表面の素材には、上品なレザーをセレクト。パッチポケットを配したライニングには、しなやかなナッパレザーを採用した。カラーは、ブラックとホワイトに加え、ブラウン系のコニャックの3色展開。いずれも、金具はゴールドに統一することで、エレガントなビジュアルに仕上がっている。【詳細】「プラダ アーケ」308,000円 ※予定価格サイズ:H18.5×W22.5×D6cmカラー:ブラック、コニャック、ホワイト【問い合わせ先】プラダ クライアントサービスTEL:0120-45-1913
2023年07月23日パネライ(PANERAI)から、セーリングイタリア代表チーム「ルナ・ロッサ プラダ ピレリ」を記念した2023年新作腕時計が登場。青×赤のキーカラーにした新作ウォッチ今回登場するのは、世界最古のヨットレース「アメリカズカップ」に挑戦する、イタリア代表チーム「ルナ・ロッサ プラダ ピレリ」と、スポンサーとしてチームを支えるパネライのパートナーシップを記念したウォッチ。海のような青と、ルナ・ロッサの公式カラーである赤をキーカラーにした、全5型をラインナップする。パネライ「ルミノール」厚く大ぶりなシルエットと、大きなリューズを保護するプロテクターを特徴とするパネライ「ルミノール」からは、3つのモデルを展開。40mmサイズのスティールケースが特徴の「ルミノール ルナロッサ クアランタ」は、ブラックのDLC加工を施したケースに、3時位置に日付、9時位置にスモールセコンドを配したサンブラッシュ仕上げのブルーのダイヤルをコンビネーションした。また、37本限定となる「ルミノール クロノ カーボテック ルナロッサ」は、スピードタキメータースケールを備えた44mmのカーボテック ケースを採用したモデル。鮮やかな、ブルーのサンブラッシュ仕上げのダイヤルの組み合わせが印象的だ。なお、購入者は、2024年のアメリカズカップが開催されるカリアリでのアクティビティへのアクセス権や、特別に作成されたアートワークを含むNFT、特定のトレーニングカードなどを入手できる。パネライ「ルミノール ドゥエ」女性もつけやすいコンパクトな「ルミノール ドゥエ」には、2モデルがラインナップ。1つは、ホワイトのダイヤルを備えたポリッシュ仕上げの38mmスティールケースに、チーム名と赤いラインのロゴが入ったホワイトのカーフストラップを組み合わせ、クリーンな見た目に。もう1つは、ホワイトのダイヤルを備えたポリッシュ仕上げの42mmスティールケースに、グレーのバイマテリアルストラップをセレクトしている。【詳細】パネライ「ルナロッサ コレクション」価格:・ルミノール クアランタ スティールDLC ルナロッサ 1,212,200円・ルミノール クアランタ ビテンポ ルナロッサ 1,280,400円・ルミノール クロノ カーボテック ルナロッサ 6,644,000円・ルミノール ドゥエ ルナロッサ38mm 966,900円・ルミノール ドゥエ ルナロッサ42mm 1,035,100円■仕様例ルミノール クアランタ スティールDLC ルナロッサムーブメント 自動巻きメカニカル、パネライ自社製P.900、12½リーニュ、厚さ4.2mm、171部品、23石、振動数28,800回/時、インカブロック耐震装置、1バレルパワーリザーブ:3日間ケース:径40mm、厚さ12.45mm、サテンスティールDLC、サテンスティールDLC製ベゼル、ケースバック、サファイアクリスタル風防ダイヤル:サンブラッシュ仕上げのブルー、夜光アラビア数字とバーインデックス、9時位置にスモールセコンド、3時位置に日付ストラップ:ルナロッサロゴ入りダークブルーのラバーとテキスタイルのバイマテリアル ストラップ、PAMクリックリリースシステム、サテンスティールDLCの台形バックル防水:10気圧(~100m)
2023年07月14日ヨーロッパ在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのファッションスナップレポートです。今回は夏に思い切ったファッションを楽しみたい方にぜひ見てほしい、カラフルなストリートファッションをご紹介します。レッドやオレンジはパワーカラー!それぞれ着こなしがとても似ているけど、自己流ファッションを楽しんでいるかたたちです。真っ赤なスーツや、赤で統一したデニムスタイルもかっこいいし、ベルベット調のダークオレンジで緩めにまとめたファッションも魅力的。かなり派手な見た目になるはずが、それぞれの個性に合わせてしっくり着こなせています。ポイントカラーを楽しむ!目立つ色はシューズのピンクですが、全体的に色が入ったコートやハットを合わせて、全体のバランスがとれたお洒落な着こなしになってます。ピンクのシューズっていうのもかなり目立ちますが、シューズが浮かないくらい、全体的に色を散りばめてるところがファッション上級者!こんなスーツ楽しい!見たことのないお洒落で可愛らしい色が魅力的なスーツ。淡く柔らかい色が派手すぎず、大人の可愛いファッションを後押ししてくれているよう。なかなか着こなしが難しそうですが、固くならないようにシューズなはんとビーチサンダル!スーツをビーチサンダルで合わせちゃうところが、さすが海外ファッション!蛍光オレンジがお洒落!遠くにいても一発で見つけられそうな、蛍光オレンジのワンピース。こちらはプラダのもの。一時プラダが蛍光カラーを使ったファッションを推していましたね。シンプルなデザインだけど、動きやすそうな素材で、ディテールもしっかりとしています。なかなか着こなすには勇気がいりそうな色ですが、せっかくなら夏に試してみたいかも!?グッチらしいレッド&ブルーがイケてる大きめのバッグにグッチらしいスカートと、全体的に1970年代のような雰囲気を楽しめるデザインとカラーを、上手に今時っぽく着こなしています。レッドとブルーが一際目立つけど、不思議と落ち着いて見えるものですね。鮮やかブルーが魅惑的!大人らしいシルエットのワンピース、あまり見かけない鮮やかなブルーカラー。どんな柄や色よりも、目を引くワンピーススタイルに仕上がってます。ワンピースのデザインもユニークで、サンダルとの相性も抜群!長袖なので、秋まで愛用できそう。蛍光イエローが抜群に眩しい!人と被る心配のいらない、珍しいカラー!派手目な色だけど、実は柄や他の色とも合わせやすく、最近ではファッションの小物やアイテムでよく使われるカラーでもあります。ワンピースが蛍光イエローってなかなかないですよね。着こなせてる彼女がすごい!いかがでしたでしょうか?夏に負けないカラフルでお洒落な着こなしの参考になりましたでしょうか。海外のかたたちは色の使い方がとても斬新で上手。今後もカラーを取り入れたファッションをご紹介します。写真・文 平野秀美
2023年07月01日6月18日21時(日本時間)、プラダ2024年春夏メンズコレクションがミラノにてランウェイ形式で発表しました。©PRADA今コレクションは、私たちの自然な状態、 つまり人間に内在するダイナミックな動きと絶え間ない変化を究極的に表現しています。©PRADA起点となっているのはシャツで、その構造とディテールをベースとして、スーツ、レインコート、 スポーツウエア、レポータージャケットなど、メンズウエア全体を変容させています。構造を考え直し、再構築するという試みのもと、今回のコレクションはシンプルであることから始まり、拡張という概念、アイデアの増幅、つまりシルエットと実体との間のパラドックスを提示しています。究極の目的は、ウエアの内側にある身体を常に意識し、そして解放することです。©PRADA©PRADA流動性は、従来の硬直的なテーラリングの表現に疑問を投げかけます。その中心として、軽さと柔らかさがウエア全体にもたらされ、身体とウエアの間に揺れ動く親密な関係性を作り出します。こうした考え方は、装いのあらゆる面に浸透しています。ヘッドバンドやアイウエアは単体のパーツで形が作られており、あたかも動きの断片を捉えているかのようです。また、レザーバッグは意外なほど柔らかな手触りに仕上げられています。©PRADA©PRADA不在を通じて、存在を表現しています。シルエットは男性的なスーツのラインを取り入れながらも、その構造とは相反するしなやかさを本質的に備えています。テーラードのウエアはシャツの構造を取り入れ、その典型的なシルエットを新たな繊細さで再構築しています。コットンポプリンを用いつつテーラリングの要素を取り入れた正にハイブリッドなウエアは、人々が理解するサルトリアルな領域の狭間に存在する新たな空間に存在しています。©PRADA©PRADA目的と機能に根底から異議を唱えたものもあります。拡張という概念を緻密さに進化させ、立体的な装飾で表現しました。コサージュやフリンジをあしらうことでフローラルプリントの概念を一新し、静的な存在にいきいきとした動きをもたらしています。この発想をさらに広げ、実用的なポケットからは機能性を切り離し、むしろより装飾的な装置としての役割を与えています。©PRADAプラダ財団の Deposito に設けられたショー会場でも、人の形を構成する流動性というコンセプトを改めて膨らませて表現しています。会場を分断するように流れ落ちる液体は、抽象的な壁をイメージさせます。この壁が常に変化するアンフィラードを作り出し、その合間をモデルたちが通り過ぎていきます。©PRADA©PRADA今回のコレクションのウエアは、私たちの自然な状態、つまり人間に内在するダイナミックな動きと絶え間ない変化を究極的に反映しているのです。プラダ クライアントサービスTEL:0120.45.1913
2023年06月24日日本でも大人気の映画『プラダを着た悪魔』。アン・ハサウェイ演じるジャーナリスト志望の主人公が、鬼のように厳しいファッション誌編集長のもとで成長していく物語だ。そんな『プラダを着た悪魔』の現実版ともいえる求人が話題を呼んでいる。原作となった小説を書いたローレン・ワイズバーガーは、かつてアメリカのファッション雑誌『Vogue』で女性編集長アナ・ウィンターのアシスタントとして働いていた。アナ・ウィンターはカリスマながら非常に仕事にストイックなことで有名な人物のため、『プラダを着た悪魔』の鬼編集長のモデルではないかといわれているのだ。ワイズバーガー自身は、アナがモデルであることは否定しているものの、二人の編集長の雰囲気はあまりにそっくりである。そんななか、日本でも注目を集めているのが『Vogue』を発行するアメリカのコンデナスト社のホームページに6月13日ごろに掲載された”求人情報”だ。そこには、「Vogue編集長およびグローバルコンテンツ最高責任者のアシスタント(Assistant to the Editor in Chief- American Vogue and Global Chief Content Officer)」との記載が。つまり、アナ・ウィンターのアシスタント。まさに『プラダを着た悪魔』の主人公と同じような職種なのだ。気になる詳細はというと、勤務地はニューヨーク、仕事内容は編集長のスケジュールの調整を含む”戦略的なカレンダー管理”から始まり、電話・メール対応、会議室の予約や端末のセットアップ、資料の準備/印刷、出席者の調整など、あらゆる社内会議の手配、オフィスのメンテナンス。くわえて、「あらゆる事柄において、心の知性、判断力、思慮深さ、機密性を発揮すること」「問題を予測し、回避する能力を実証すること」他多数……。とにかく多岐にわたり“ハード”に見える。応募のための最低条件は、大学の学位、G Suiteに習熟していること、国境を越えてあらゆるレベルの人々と快適に連携できる口頭でのコミュニケーション能力、文法や校正能力など、優れた文書コミュニケーション能力、優れたマルチタスクスキルと時間管理スキル……などなど、こちらもハードルの高そうな項目がずらり。最も気になる給与については、《予想基本給は 60,000 ドルから 80,000 ドル》とのこと。1ドル141円として日本円に換算すると、年収846万~1128万円となる。SNS上でこの求人を見た日本のユーザーは、このアシスタントの給与水準に戸惑う声があがっている。《アシスタントとはいえマンハッタンでこの給料はプラダを着させてくれない悪魔なのでは……》《今の物価考えたら給与が安すぎなのではないかと思ってしまうのだが実際どうなんだろう》《NYでこの給料は安すぎでしょ》お金では得られない体験ができそうだ。
2023年06月21日ヨーロッパ在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのファッションスナップレポートです。今回は永遠の憧れブランドの、ミニバッグのスナップをご紹介します。もっと欲しくなっちゃうかも?!目を引くミニトート『プラダ』( PRADA)ミニバッグの中でもミニトートバッグは、軽快でスタイリッシュな印象を与えてくれます。さらに最近目を引くプラダの三角柄がとってもお洒落!必要最小限のアイテムを収納するのに適したミニトートは、ちょっとお出掛けにはもってこいのサイズ。個性的なデザインに上質なレザー『トッズ』( TOD’S)トッズ(TOD’S)は、イタリアを代表する高級ファッションブランド。なかでも靴や皮革製品で知られていて、日本でも根強い人気を誇っていますよね。トッズは裏切らない上質なレザーが常に使用されており、自分へのご褒美や質の良いレザーアイテムが欲しい方にはおすすめ。細部にわたる丁寧な仕上げや職人技術が感じられます。さらに、写真のようにシンプルでクラシックかつ個性的なデザインが多く、カジュアルからクラシックなスタイルまでマッチしますよ!やっぱり欲しい『サンローラン』( Saint Laurent)こちらはサンローランのミニショルダーバッグ。ロゴマークもオールブラックで決めていて、かなりスタイルが決まってます。お出かけのときは最低限のものだけ入れて。両手が空くので、お買い物や荷物が増えそうな場合は、このようなミニショルダーを使用すると便利です。ゴールドが輝かしい『フェンディ』( FENDI)フェンディのラインナップは、バッグ、アクセサリー、靴、衣料品など幅広いファッションアイテムを取り揃えています。しかも間違いのないトレンディでお洒落なアイテムが見つかります。なかでもこちらのミニバッグ、ショルダーにもなるしトートバッグにもなる優れもの。フェンディロゴが大きく書かれてるのも魅力的。王道だからこそ欲しい『クロエ』( Chloe)クロエのCバッグは、クロエを代表する大きいCロゴが特徴的。そのシンプルながらも洗練されたデザインが魅力であり、多くのファッション愛好家やセレブリティに愛されています。クロエらしいフェミニンで柔らかな印象を与えるデザインが、世界中の多くの女性に愛されています。そんなクロエのCバッグのこちらのサイズも必要最低限な物だけ入れたい人にはぴったりなサイズ!可愛いですよね!いかがでしたでしょうか?大人気のブランドバッグの中から、代表的で個性豊かなバッグたちをご紹介しました。自分へのご褒美にぜひおすすめです。写真、文・平野秀美
2023年05月28日メディア・アートの先駆的存在であるニューヨーク在住のアーティスト、ダラ・バーンバウムの作品を紹介する展覧会『ダラ・バーンバウム』が、6月1日(木) から8月28日(月) までプラダ青山店で開催される。1946年、ニューヨーク生まれのダラ・バーンバウムは、50年以上にわたる長いキャリアを通じて、ビデオアート、テレビ、音楽、そして進化し続けるコミュニケーション技術の可能性を深く探求することで、芸術と大衆メディアに挑戦し続けてきた。その作品はこれまでニューヨーク近代美術館やホイットニー美術館をはじめ、日本国内では恵比寿映像祭、広島現代美術館などで紹介されている。かつてニューヨーク近代美術館でヴィデオ・キュレーターを務めていたバーバラ・ロンドンによるキュレーションのもとに行われる同展では、1979年から2011年に制作された作品のうち、代表的な作品《Kiss the Girls: Make Them Cry》と《Arabesque》を含む4作品を紹介する。《Kiss the Girls: Make Them Cry》(1979年)は、かつてテレビで高い人気を博したアメリカの長寿ゲーム番組『Hollywood Squares』(1965~1980年)から選んだ画像を編集し、女優たちのステレオタイプな身振りや表情を、テレビの文脈から取り除くことによって強調したもの。さらに、このメインストリームな番組の画像に、TOTOやアシュフォード&シンプソンといった当時ディスコフロア流れていた大ヒット曲を合わせている。Dara BirnbaumKiss the Girls: Make Them Cry, 1979(Video still)Two-channel video installation (color, stereo sound, 6:50 min.), two video shipping cratesCourtesy of the artist and Marian Goodman GalleryCopyright: Dara Birnbaum《Arabesque》(2011年)は、ロマン派の作曲家夫妻クララ・シューマンとロベルト・シューマンの活動とそれぞれが残した異なる功績を考察した作品。夫妻の人生を描いた伝記映画『愛の調べ』から切り取ったスチールと、YouTubeに投稿されているクララとロベルト、それぞれの楽曲を演奏する女性奏者の映像が交互に流れるよう構成。さらにクララの日記の抜粋も使用し、女性芸術家が正当な評価を受けられなかったという歴史や、そのような状況を生み出した社会や家族、文化の仕組みに焦点を当てた作品となっている。Dara BirnbaumArabesque, 2011Four-channel video installation (color, four-channel stereo sound, 6:26 min.); dimensions variableInstallation, Marian Goodman Gallery, New York, 2011Courtesy of the artist and Marian Goodman GalleryCopyright: Dara Birnbaum / Photo credit: John Berensさらにミュージシャンや作曲家とのコラボレーションで新たに制作された音楽作品《ブルックナー:交響曲第5番変ホ長調》と《New Music Shorts》も、同展のために制作された新作映像とともに紹介。Dara BirnbaumNew Music Shorts, 19815’41”, color, stereo soundCourtesy Dara Birnbaum ed Electonic Arts Intermix (EAI), New YorkテレビやYouTubeに対する批判的な立場だけでなく、古典音楽への異なる解釈や、ハイカルチャーとローカルチャーの両方における女性の表象についての鋭い洞察が伺える、ダラ・バーンバウムの作品世界を体感できる貴重な機会だ。<開催情報>『ダラ・バーンバウム』6月1日(木)~8月28日(月) プラダ青山店にて開催
2023年05月27日プラダは2023年5月24日から6月6日まで伊勢丹新宿店 メンズ館にて、ウエア、バッグ、シューズ、アクセサリーがそろう特別なセレクションを、複数のウィンドウとポップアップストアの特別なインスタレーションで紹介します。伊勢丹新宿店 メンズ館1階のザ・ステージで開催されるポップアップストアでは、プラダのためにデザインされた特徴的な自然の木々のグラフィックがライトボックスの周囲に描かれ、特別なカラーパレットで再解釈された森を表現しています。木製のディスプレイテーブルとスツールが、ナチュラルなファブリックで縁取られた広いカーペットの上に並べられます。「ドリル バケットハット」9万4,600円(税込、予定価格)ウエアのセレクションでは、ベストやフーディ、フィールドジャケットといったスポーツウエアのエッセンシャルを再解釈し、日本製のコットンに着目したユニークなパッケージが伊勢丹新宿店限定販売にて登場します。また、ミリタリーグリーンとカーキを基調とし、快適なオーバーサイズフィットのデザインで展開されるアイテムは、機能的なスポーツウエアをカシミアやシルクといったラグジュアリーな素材で昇華させ、印象的なコントラストを生み出しています。「ミニショルダー」15万4,000円(税込、予定価格)バッグやレザーグッズのセレクションは、現代的でエレガントなマテリアル、シンプルでそぎ落とされたフォルムがプラダのイノベーションを際立たせます。洗練されたシューズのアソートメントにはひねりが加えられ、より大胆でコンテンポラリーなスタイルに仕上げられています。「チョコレート ブラッシュドレザー ローファー」15万4,000円(税込、予定価格)プラダ メンズポップアップストア at 伊勢丹新宿店 メンズ館開催場所: 伊勢丹新宿店 メンズ館1階 ザ・ステージ会期: 2023年5月24日(水)~6月6日(火)お問い合わせ:プラダ クライアントサービスTel: 0120-45-1913
2023年05月21日プラダ(PRADA)は、大阪の阪急うめだ本店 8階「グリーンエイジ(GREEN AGE)に新店舗をオープン。阪急うめだ本店8階に新ストア、限定ウェアも「人と自然の共生」をコンセプトとしたスペース「グリーンエイジ」に、プラダのウィメンズ・メンズウェアやバッグ、シューズ、アクセサリー、ペットコレクションまで揃う新たなストアがオープン。再生ナイロン糸「ECONYL」を用いた「プラダ リナイロン(Prada Re-Nylon)」のアイテムや、環境に配慮した製法のデニムを用いた限定ウェアなどが店頭に並ぶ。ラフィアバッグや穏やかなカラーのバッグなど店内には、グリーンやベージュ、ホワイトなど穏やかなカラーのクロスボディバッグや、ナチュラルな表情のラフィアショルダーバッグ、バケットバッグなども登場。ヒールを配したローファーは、オールホワイトカラーでラインナップする。加えて、グレー、ホワイトのメンズスリングバッグや、ユニセックスで着用できるラフィアハットも展開。ナチュラルな表情のアイテムが揃う。【詳細】プラダ 梅田阪急 8階オープン日:2023年4月29日(土)住所:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 8階営業時間:10:00~20:00取り扱いアイテム:メンズ(ウェア、トラベル、シューズ、アクセサリー)、レディス(ウェア、バッグ、シューズ、アクセサリー)、ペットコレクション総床面積:約66平方メートル展開アイテム例:〈ウィメンズ〉・クロスボディバッグ(H11.5×W18×D7.5cm) 各291,500円・ラフィアバッグ 各302,500円・ローファー 154,000円 ※H5cm〈メンズ〉・スリングバッグ(H32×W17×D6.5cm) 各258,500円〈ユニセックス〉・ハット 各112,200円※価格はすべて予定価格【問い合わせ先】プラダ クライアントサービスTEL:0120-451-913
2023年05月04日プラダ(PRADA)から、「プラダ トロピコ(PRADA TROPICO)」の新作ウィメンズ・メンズアイテムが登場。プラダ 銀座店を皮切りに、2023年5月3日(水)からは、阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤでも開催される期間限定ストアにて、発売される。〈ウィメンズ〉フレッシュカラーのギンガムチェックバッグウィメンズの注目は、フレッシュなギンガムチェックのアイテム。淡いブルーやピンクのギンガムチェックをまとったラフィアバッグやトートバッグ、ハット、スカート、トップス、パジャマ、ニットウェアなどがラインナップする。淡いピンク、ブルーに彩られた、ボリュームソールのグルカサンダルも併せて要チェックだ。また、限られた店舗でのみ、爽やかなブルーの配色が目を引くラフィアバッグやハットも登場。クリーンなホワイトのラインと、トーンの異なるブルーが夏らしい清涼感を演出する。〈メンズ〉「プラダ トライアングル」バッグ&グルカサンダルもメンズでは、ブルーのラフィアバッグをはじめ、トートバッグ、メッセンジャーバッグ、バックパックが勢揃い。トライアングルロゴをフロントに配した「プラダ トライアングル」バッグも販売される。加えて、メンズアイテムにおいても、ブラック、レッド、ターコイズなどのカラーでギンガムチェックをあしらったアイテムが揃う。メンズシューズでは、ブラッシュドレザーを使用したフォーマルなローファーや、ライトブルーとホワイトの配色が爽やかなスニーカーを用意。ウィメンズと同様にグルカサンダルも展開し、カラーはホワイト、ブラック、ミリタリーグリーンの3色を揃える。【詳細】プラダ トロピコアイテム例:〈ウィメンズ〉・バッグ(H24×W24×D8cm) 各225,500円・サンダル 各110,000円 ※H 5.5cm〈メンズ〉・バッグ(H42.5×W41×D4cm) 253,000円・ローファー 144,100円 ※H2.5cm・スニーカー 143,000円 ※H3.5cm※価格はすべて予定価格■期間限定ストア・プラダ 銀座店会期:2023年4月28日(金)~終了時期未定住所:東京都中央区銀座5-8-17※メンズ・ウィメンズの展開・阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ 11会期:5月3日(水)~5月9日(火)住所:大阪府大阪市北区角田町8-7※ウィメンズのみ展開・ジェイアール名古屋タカシマヤ 3階 ローズパティオ会期:5月3日(水)~5月16日(火)住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4※メンズ・ウィメンズの展開【問い合わせ先】プラダ クライアントサービスTEL:0120-45-1913
2023年05月04日プラダ(PRADA)のアートイベント「プラダ モード 東京(PRADA MODE TOKYO)」が、東京都庭園美術館にて、2023年5月12日(金)・13日(土)に開催される。東京都庭園美術館で“アート・音楽・食”を体感「プラダ モード」は、現代文化をテーマに、アートや音楽、食など、さまざまな分野を横断した体験を提供するイベントだ。これまでにマイアミやロンドン、パリ、上海など、世界各地で開催されており、その第9弾として東京に上陸する。会場となるのは、東京・白金台の東京都庭園美術館。宮家・朝香宮家の本邸として、1933年に竣工した建物を美術館として活用している同館は、1920〜30年代にかけて欧米を中心に流行したアール・デコ様式の建築を良好な状態で今に伝えるものであり、現在では重要文化財に指定される貴重な歴史的建造物だ。また、美術館の敷地内には、西洋庭園や日本庭園が心地よく広がっている。「プラダ モード 東京」では、東京都庭園美術館の館長を務める建築家・妹島和世の監修のもと、美術館のみならず庭園を会場に、さまざまなアートを体験できる空間を展開。西洋庭園には木造の仮設スペースを設置し、各国のフードや音楽を楽しめる場を展開するほか、日本庭園内の茶室では茶道体験も行う。現代作家による作品展示入り口付近では、建物の小さなスペースを活かしてアートギャラリー空間を展開。旧朝香宮邸や庭園にまつわるモチーフに着目し、名和晃平やホンマタカシ、ナイル・ケティングといった現代作家の作品展示を行う。たとえば、ガラス作家の三嶋りつ恵は、ヴェネツィアン・ガラスが持つ透明度や粘度を活かしたガラス作品を手がけている。本展示で展示される《宇宙の雫》や《LUCE》は、不定形なその造形が周囲の光景を吸収し、あるいはそこに溶け込むようであり、新緑のもとに差し込む光と心地よく調和している。そしてこれは、旧朝香宮邸を彩るルネ・ラリックのガラス装飾とも呼応するように思われる。フードや音楽を楽しめる西洋庭園西洋庭園では、妹島のキュレーションのもと、来場者が思い思いに過ごせるスペースを展開。青柳の弁当や銀座 久兵衛の寿司、焼きたてのピザなど、各国のフードをドリンクとともに楽しめるほか、さまざまなジャンルの音楽のライブ演奏にも耳を傾けることができる。また、庭園には、西沢立衛による仮設パビリオンも設置し、トークショーを実施。このように開放的な仮設パビリオンや、食事・音楽・休息などを自由に楽しめるスペースは、都会の中に広がる庭園という空間を、さまざまなジャンルの体験が交わる場へと開くものだといえるだろう。美術館では建物公開展を開催一方、美術館内では6月4日(日)まで、展覧会「建物公開2023邸宅の記憶」を開催。年に1度開催される建物公開展では、旧朝香宮邸の邸宅空間、特にその意匠や技法、素材など、建築そのものに着目した展示を行なっている。2023年は、この邸宅の主であった朝香宮家の人びとに焦点を合わせ、当時の家具や調度を用いた邸宅空間の再現展示などを行っている。建物の施主である朝香宮鳩彦王・允子内親王は、1920年代にフランスに滞在し、当時全盛期を迎えていたアール・デコ様式を目の当たりにした。30年代の日本にこのアール・デコ建築が花開いたのは、こうした背景によるようだ。主要な部屋の内装をフランスの室内装飾家アンリ・ラパンが手がけるほか、当時ガラス工芸で名声を博していたルネ・ラリックも携わるなど、この建築にはアール・デコの世界が結実している。それはとりわけ、1階の大客室や大食堂などに強く見てとることができるだろう。このように旧朝香宮邸は、一般にアール・デコ建築として言及されるものの、そこで用いられている様式は決してアール・デコにはとどまらない。たとえば、2階北側のベランダに設置したガラス窓は、直線的・幾何学的なフレームから構成され、1917年にピート・モンドリアンらが結成した「デ・ステイル」のデザインを彷彿とさせる。また、随所に和の要素が取り入れられている点も特徴だ。小食堂に床の間の空間が設られているのは、その一例である。また、邸宅の随所に設置されたラジエーターカバーにも、青海波や源氏香といった日本の伝統的な模様を見ることができよう。一方、大食堂に施された植物の壁面レリーフにおいて、その曲線的な造形はアール・デコの特徴とは異なっている。このレリーフを手がけたのが、フランスの彫刻家・画家のイヴァン=レオン=アレクサンドル・ブランショであり、朝香宮夫妻のパリ滞在中、允子妃に水彩画を教えたことから、この邸宅の新築に携わったとされている。旧朝香宮邸は、アール・デコをはじめとする同時代の美術潮流のみならず、和洋の意匠、そして朝香宮家の人びとの足跡が交錯する場であったようだ。そして、美術館と庭園を会場に、多様なジャンルの体験へとこの空間を開く「プラダ モード 東京」は、この東京都庭園美術館という場に呼応する試みであるといえるだろう。開催概要プラダ モード 東京開催日:2023年5月12日(金)・13日(土)場所:東京都庭園美術館住所:東京都港区白金台5-21-9時間:10:00〜21:00【問い合わせ先】プラダ クライアントサービスTEL:0120-45-1913
2023年04月30日2023年5月12日、13日の2日間、「PRADA MODE」の第9弾が東京都と国の重要文化財にも指定されている東京都庭園美術館との協力のもと開催されます。この建築と文化を体験するユニークなイベントを迎え、監修は、プラダとも長年コラボレーションをしている庭園美術館館長で建築家の妹島和世が務める。Courtesy of PRADA「PRADA MODE 東京」において、庭園美術館はさまざまな形のアートに触れることのできる場所へと変わります。歴史的建築物である美術館はもとより、美術館をかこむ広大な庭園は、妹島和世がキュレーションするサイト・スペシフィックな作品を体験できる場所へとなります。西洋庭園には、会話の場となる木造のオーガニックな仮設スペースが設置され、さらに会場全体にはゲストが楽しめるように、いろいろな場所がつくられます。「庭園美術館で「PRADA MODE 東京」を開催することができ、大変嬉しく思っております。このイベントは、建築と庭園、アート、音楽がひとつになる新しいかたちのコミュニケーションの場所です。これは美術館を新しい公共の場とする試みです。」東京都庭園美術館館長妹島和世 氏「PRADA MODE 東京」では、クラシックからミニマルやアナログまで様々なジャンルの音楽のライブ演奏に、トークショー、茶道体験、オリジナルな内容のワークショップ、そして日本と世界の美食からなるフードサービスなど、多彩なプログラムを予定。いくつかのプログラムには、美術館への来館者も参加することができます。妹島和世について茨城県生まれ。1981 年日本女子大学大学院修了。1987 年に東京で「妹島和世建築設計事務所」を開設し、1995 年に西沢立衛とともに SANAA を設立。個人で手掛けた作品には、『梅林の家』、『犬島「家プロジェクト」』、『日本女子大学目白キャンパス』などがあり、SANAA としては、『金沢 21 世紀美術館』、『ROLEX ラーニング センター』、『ルーヴル ランス』、『グレイス・ファームズ』、『ボッコーニ大学新キャンパス』、『サマリテーヌ』、『シドニー・モダン・プロジェクト』などがあります。2010 年には、第 12 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターに就任。日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞、ロルフ・ショック賞(ビジュアル・アーツ部門)、プリツカー賞、銀の定規賞、トーマス・ジェファーソン・メダル建築部門、高松宮殿下記念世界文化賞、紫綬褒章、藝術文化勲章オフィシエ(フランス政府)など、数多く受章。現在は、ミラノ工科大学教授、横浜国立大学(Y-GSA)名誉教授を務めるとともに、日本女子大学と大阪芸術大学で客員教授として教鞭をとっています。東京都庭園美術館について東京都庭園美術館は、1933 年に朝香宮邸として建てられたアール・デコ様式の建物の空間を活かし、緑豊かな庭園が調和した美術館として 1983 年に開館しました。2014 年には新館が完成し、2015 年には本館、正門、茶室等が国の重要文化財に指定されました。「歴史的建造物」「美術作品の鑑賞」「緑豊かな庭園」を同時に楽しめる美術館として、ユニークな創造発信の場となることを目指しています。PRADA MODE についてアーティストのカールステン・ホーラーが手掛けたアイコニックな「Prada Double Club」(2008/2009 年ロンドン、2017 年マイアミ)から自然発生的に生まれた、アート、音楽、食、エンターテイメントの分野を横断して一期一会な体験をもたらす、現代文化をテーマにしたイベントのシリーズ。世界各地で開かれる重要なグローバル規模のカルチャーイベントを活性・拡大する場所として構想され、メインイベントのテーマやトピックを補完するような独自のプログラムやコンテンツを展開しています。過去(2018~2022 年)にはマイアミ、香港、ロンドン、パリ、上海、モスクワ、ロサンゼルス、ドバイで開催され、シアスター・ゲイツ、ジェイミー・ダイアモンド、ケイト・クロフォード、トレヴァー・パグレン、賈樟柯、ダミアン・ハースト、マルティーヌ・シムズなどのアーティストや映画監督、写真家による作品やインスタレーションを展示してきました。お問い合わせ:プラダ クライアントサービスTel: 0120.45.1913
2023年04月28日均グッズを活用した賢い収納アイデア集セリアやダイソーなどの100均グッズを活用した整理収納アイデアを特集。ラベルを追加したり、仕切りやホルダーを上手に活用することで、便利な収納がかないますよ。今回はそんな暮らし上手さんの賢いアイデアをご紹介します。100均グッズ活用の収納アイデア|ラベルストレージボックスにラベルを追加instagram(@omoiyari.daijini)夏に使い終わったプールグッズは、ダイソーのストレージボックスにまとめて収納。ラベルを追加することで、収納したあとも分かりやすく整理整頓できますよ。木製クリップでラベリングinstagram(@omoiyari.daijini)100均の木製クリップを使ったラベリングは、簡単に付け替えできるところがとっても便利。繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。タバコケースにラベルを追加instagram(@omoiyari.daijini)100均のタバコケースは、お薬の整理収納に活躍してくれます。ラベルを追加してひと手間加えることで、取り出しやすさもアップしますよ。ケース&ラベルで効率化instagram(@omoiyari.daijini)冷蔵庫内の整理収納に便利な100均のケース。扉を開けて人目で中身が分かりやすく、ラベリングすれば家事効率が上がりますよ。DVDはファイル収納でスリム化instagram(@omoiyari.daijini)種類の多いDVDは100均のファイルを使って収納することで、スリム化できますよ。写真のラベルを追加すれば、子どもにも分かりやすく整理収納できますね。ボックスにラベルを追加instagram(@omoiyari.daijini)ダイソーのフタ付きケースは、さまざまな整理収納に大活躍する人気アイテム。ラベルで中身を分かりやすく表示することで、探し物も早く見つかりますよ。保存容器にラベルを追加instagram(@omoiyari.daijini)100均の保存容器を活用した粉物の保存アイデア。ラベルを追加することで、見た目もおしゃれな整理収納が叶いますよ。100均グッズ活用の収納アイデア|仕切りやホルダープラダン仕切りで袋を収納instagram(@omoiyari.daijini)セリアのボックスにプラダンで仕切りを追加した袋の収納アイデア。仕切り部分に袋を掛けるだけなので補充しやすく、取り出しやすさも◎フタ付きケースに仕切りを追加instagram(@omoiyari.daijini)セリアのフタ付きケースにクリアファイルを切って手作りした仕切りを追加したカード類の収納アイデア。ラベルで分類しておけば使いたいときにサッと取り出せます。ディッシュスタンドを仕切りに活用instagram(@omoiyari.daijini)100均のディッシュスタンドは、クローゼット内に配置して収納に活用するのもおすすめです。よく使う診察券や母子手帳などを、立てて収納できるのでとっても便利です。ヘアゴムでボール収納を効率化instagram(@omoiyari.daijini)コロコロと転がって収納しにくいボールは、カラーボックスに入れてヘアゴムでフタをすると出し入れしやすい収納が叶いますよ。突っ張り棒でホルダーを追加instagram(@omoiyari.daijini)無印良品のファイルボックスに突っ張り棒を取り付け、カーペット用滑り止めを巻き付ければカチューシャをスッキリ収納できます。100均の吸着シートを活用することで、突っ張り棒の落下防止になりますよ。ストレージケース&ジッパー付き袋を活用instagram(@omoiyari.daijini)サイズアウトした靴を保管するのに便利なのが、ダイソーのストレージケースと折りたたみケースを活用した収納方法。ジッパー付き袋に入れておけば、お下がりで使うときまで大切に保管できますよ。ブックスタンドにお皿を収納instagram(@omoiyari.daijini)キッチンの収納棚に100均のブックスタンドを配置して、大皿を収納したアイデア。取り出しやすさも抜群で、収納スペースを有効に使えますよ。マスク収納にケースを活用instagram(@omoiyari.daijini)仕切りのない引き出し内を整理整頓するのに、100均のケース類が大活躍。セリアのケースのフタも活用すれば、大人用と子供用のマスクを2段で収納できますよ。100均グッズを収納に活用セリアやダイソーなどで購入できる、お手頃なグッズを活用した整理収納アイデアをご紹介しました。少しの工夫でさらに便利で効率の良い整理収納が叶いますよ。ご紹介したアイデアを参考に、みなさんも100均グッズを活用した整理収納を取り入れてみませんか。
2023年02月20日プラダ(PRADA)のレディースバッグ「プラダ シンボル」から、日本限定デザインとなる新作ハンドバッグが登場。「プラダ シンボル」に日本限定モデルが登場2022年に誕生した、メゾンのシグネチャーである“トライアングル”を組み合わせた、幾何学的なパターンが特徴の「プラダ シンボル」バッグシリーズ。今回新作として登場するのは、日本限定シェイプとなるハンドバッグだ。2WAYバックとしても使用可能十分な容量を備えたボディには取り外し可能なストラップが付属しており、その日のスタイルに合わせてショルダーバッグとしても利用可能。アイコニックなトライアングルパターンのコントラストは、上品な佇まいに程よいエッジをプラスする。カラーはベージュブラック、ホワイトネイビー、 ホワイトベージュの3色を展開する。詳細プラダ 「プラダ シンボル」新作ハンドバッグ ※日本限定デザイン発売時期:2023年2月カラー:ベージュブラック、ホワイトネイビー、 ホワイトベージュサイズ:H17 W24 D11.5cm価格:434,500円 ※予定価格【問い合わせ先】プラダ クライアントサービスTEL:0120-451-913
2023年02月18日プラダは、アイコニックなトライアングルを組み合わせたパターンが特徴の「プラダ シンボル」バッグより日本限定のシェイプを発売します。2022年に登場した「プラダ シンボル」は、トライアングルをバッグの生地そのものに織り込みラグジュアリーなジャカードに仕上がりました。幾何学的でモダン、多面性をもたせたデザインは、プラダの紛れもないペルソナを言葉以外で主張します。サフィアーノレザーで縁取られ、さまざまなサイズとスタイルで展開。100年にわたる歴史はそのままに、プラダの代名詞である最高のクラフツマンシップを表現し承認する証しとして、トライアングルはその役割を担います。日本限定で発売されるスタイルは、充実した収納力を備えたハンドバッグで、ベージュブラック、ホワイトネイビー、ホワイトベージュの3色で展開します。取り外し可能なストラップが付属し、ショルダーバッグとしてもお楽しみいただけます。全国のプラダブティックで展開中。「プラダ シンボル」日本限定デザイン価格:43万4,500円 (税込み・予定価格)サイズ :H17 W24 D11.5cmカラー :ベージュブラック、ホワイトネイビー、ホワイトベージュ問い合わせ:プラダ クライアントサービス Tel: 0120.45.1913
2023年02月13日愛するパートナーとの距離がさらに縮まる「ペアフレグランス」出典:byBirth目には見えないからこそエモーショナルな“香り”は、大切なパートナーとの絆を深めるためにも一役買ってくれる重要なツール。それぞれ異なる2人の香りが共鳴し合いながら一体感を生み出す「ペアフレグランス」なら、互いの心の距離がさらに近づくだけではなく、会えないときでもその香りを嗅ぐだけで相手の存在が身近に感じられたり、過去の幸せな記憶を一瞬にして蘇らせることができたりと、魔法のような体験(プルースト現象)まで味わうことができます。香りをシンクロさせながら、パートナーとの関係性をさらに高め合ってみてはいかがでしょうか。“ペアフレグランス”を展開する海外ブランド6選1.EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)イタリアのファッションデザイナーGiorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)が提案する、セカンドラインEMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)。ミレニアル世代に捧げるべく愛し合う2人の日常に寄り添ってくれるようなペアフレグランスが生み出され、それぞれ「バニラ」が共通している香りが重なり合うことで新たに甘美なハーモニーが誕生します。ずっと酔いしれていたくなるほどセンシュアルな香りの余韻はさることながら、指輪をもとにデザインされたメタルのボトルネックにもうっとり。2.Tiffany & Co.(ティファニー)1837年の創業から今もなお卓越したクラフトマンシップの伝統を守り続けている、世界が認めるニューヨーク発のハイジュエリーブランドTIFFANY & CO.(ティファニー)。多様な愛の形を体現しているかのような奥深い香り立ちが特徴的なペアフレグランスには、それぞれ共通の香料としてウッディな側面を持つ爽やかな「ブルーセコイア」が2人を繋ぐようにブレンドされています。幸福感に満ち溢れたドラマティックな香りの世界観のみならず、ジュエリーを通じて世界中の愛を祝福してきたブランドならではの細やかなこだわりが反映された、思わずため息が出てしまうほど美しいボトルデザインも必見。出典:byBirth3.LOEWE(ロエベ)1846年に皮革製品の工房からスタートした、スペイン発のラグジュアリーブランドLOEWE(ロエベ)。カップルが迎える初めての朝をイメージして調香されたペアフレグランスは、香りの第一印象であるトップノートに共通のみずみずしい香料を使用しながら、時間が経つにつれて互いを引き立て合うように緻密に設計され、交わることでさまざまな表情を見せる捉えどころのない香りのハーモニーが人気を博しています。お部屋のどこに置いても様になるスタイリッシュな見た目や、ドイツ出身の写真家Karl Blossfeldt(カール・ブロスフェルト)によって撮影された植物写真をプリントした外箱にも定評あり。4.VALENTINO(ヴァレンティノ)Valentino Garavani(ヴァレンティノ・ガラヴァーニ)によって1960年に創設された、イタリアを代表するラグジュアリーブランドVALENTINO(ヴァレンティノ)。創設者の故郷でもあり自由な思想を象徴する都市ローマで2022年に誕生したペアフレグランスは、エキゾチックな「パイナップル」や「イタリアンレモン」などひねりを効かせた香料がそれぞれに組み合わせられ、メゾンの代名詞でもある華麗な“ロックスタッズ”で贅沢に飾られた高級感のあるボトルが目を惹きます。古代ローマを象徴するイエローを彷彿とさせる、都会的で自信に満ちたエネルギッシュな香り立ちに虜になる方が続出。5.PRADA(プラダ)1913年にMario Prada(マリオ・プラダ)とその兄弟が皮革製品のブティックを開業したことからスタートした、イタリアが世界に誇るラグジュアリーブランドPRADA(プラダ)。これまでの固定概念に縛られることのない個性美を呼び覚ますような調香が魅力的なペアフレグランスは、2人の官能性を高める「チュベローズ」や「アンバー」などがそれぞれにブレンドされ、感情を揺さぶる高尚な香りの世界観がジェンダーの垣根を越えて愛されています。2つを組み合わせることができるようパズルのような設計が施された革新的なボトルにも、思わずカメラを向けたくなること間違いなし。出典:byBirth6.GUCCI(グッチ)イタリアの中心に位置するフィレンツェで1921年に創設され、革新的で型破りなクラフトマンシップが幅広い世代から支持されているラグジュアリーブランドGUCCI(グッチ)。2022年春にリリースされたペアフレグランスは、時間が経つにつれてそれぞれの個性豊かな香料がアロマティックなハーモニーを奏でながら、クラシカルでありながらも型にはまらない芯の強さを感じさせる現代的な仕上がりが特徴です。輝かしいメタリックで統一された都会的なボトルには“G”のブランドロゴが施され、フレグランスを吹きかける仕草さえエレガントに演出してくれるはず。いかがでしたか?パートナー同士のみならず、自身の右半身と左半身にそれぞれの香りを吹きかけて調和を楽しむこともできる「ペアフレグランス」。香りの心地良さや世界観を2人で吟味しながら、愛する方との繋がりをさらに深めてみてください。
2023年02月05日プラダ(PRADA)から、「プラダ ムーン」バッグの新作が登場。“トライアングルロゴベルト”配した「プラダ ムーン」バッグ「プラダ ムーン」バッグは、2002年春夏コレクションで初登場して以来、プラダの定番バッグとして人気を博しているハンドバッグ。今回の新作は、フロントに配したエナメルのトライアングルロゴベルトに加え、特殊加工を施したナッパレザーによる、ふんわりと丸みを帯びた美しいフォルムやパーツが特徴的だ。ラインナップするのは、ブラック、ホワイト、キャメル、ブルー、ピンク、イエロー、グリーンの7色。同色のハンドル、ストラップに加え、取り外し可能なレザーキーリングが付属する。コンパクトかつスタイリッシュなバッグに仕上げている。【詳細】「プラダ ムーン」バッグ価格:324,500円※予定価格サイズ:H16×W22.5×D7.5cm【問い合わせ先】プラダ クライアントサービスTEL:0120-45-1913
2023年02月05日プラダは、2000年代のアイコニックなモデルを再解釈した新作 バッグ「プラダ ムーン」を発売しました。複数の世界から着想を得てブランドの特徴的なスタイルと、 何世代もかけて磨かれた高い技術、 コンテンポラリーなムードを融合し、 新たなプラダの定番バッグとして展開します。Courtesy of PRADA「プラダ ムーン 」バッグは、一見かけ離れた複数の世界から着想を得て、ブランドの特徴的なスタイルと何世代もかけて磨かれた高い技術、コンテンポラリーなムードを融合。芯のあるデザインながら様々なシーンに適応します。2002 年春夏コレクションで初登場したバッグにあしらわれたメタルバックルは、エナメルのトライアングルロゴが施されたデザインに進化し「プラダ ムーン」バッグをより象徴的に際立てています。プラダがよく取り入れるもう一つのディテールであるセーリングの世界をモチーフにしたハトメは、構造的な役割を果たすだけでなく、シルバーで仕上げることにより、プラダならではの独特なディテールを叶えています。Courtesy of PRADA素材にも新しい解釈を加えています。今回採用したナッパレザーは、特殊加工により、その軽さを強調するふんわりと膨らみのある見た目を実現しています。曲線的なシルエットと大胆で思い切ったデザインの「プラダ ムーン」バッグは、ブラック、ホワイト、キャメル、ブルー、ピンク、イエロー、グリーンの 7 色で展開します。同色のハンドル、ストラップに加え、スタイリッシュな取り外し可能なレザーのキーリングを備えています。コンパクトかつ調和のとれた新たなプラダの定番バッグです。Courtesy of PRADA「プラダ ムーン」価格:32万4,500円 (税込み・予定価格)サイズ H16 W22.5 D7.5cm問い合わせ: プラダ クライアントサービスTel: 0120.45.1913
2023年02月02日ヨーロッパ在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのファッションスナップレポートです。持つだけでさまになる、2023年も狙い目のバッグブランドをご紹介します。言わずと知れた憧れのブランド『グッチ』(GUCCI)GGマークが魅力的で、多くの人々に愛され続けている『グッチ』。小さめバッグからビジネスシーンでも愛用できる大きめバッグまで種類も多く、また素材的に長く使えるものが多いので、バッグがほしい!と思う時、『グッチ』はお勧めです。去年のファッションウィークではツイン(双子)だけのファッションショーを開催し話題になりました。今年も世界のファッションを引っ張っていってくれる斬新なデザインを期待しています。モダンなかっこよさから選ぶなら『バレンシアガ』(BALENCIAGA)カジュアルライクで気兼ねなく使えるモダンブランドといえばこちら!特に印象的なのが色の使い方、そして形。個性的なファッションが好きな方には絶対的におすすめしたいブランドです。若い人たちも大ファンの『ロエベ』(LOEWE)上質素材をふんだんに利用しながらも、一風変わったデザインだったり新しいアイディアバッグを次々に世に送り出してくれる『ロエベ』。まだ持っていない方にはお勧めしたい、人気ブランドの1つです。ブランド界の先駆者とも言える『ステラマッカートニー』(Stella McCartney)ブランドを立ち上げた時から、環境や動物に優しいブランドを目指していた『ステラマッカートニー』。デザインも女性ウケ抜群の大きさとシンプルさが魅力。やっぱり外せない『プラダ』(PRADA)毎年新作が大ヒットしているプラダ。プラダらしさという言葉を使いたくなるほど、一目でプラダだとわかるデザインが多い印象。使いやすさとシンプルなデザインが魅力的です。憧れのブランド『クロエ』(CHLOE)数多くのデザインを生み出しているクロエは、世界中の女性に大人気。品質と可愛らしさが魅力的で特にプライベートな時間に使いたいと思わせてくれるデザインが多数!超ミニチュアバッグで話題沸騰の『ジャックムス』(JACQUEMUS)一体何が中に入るのか?と思うほど手のひらサイズのバッグが人気になったこちら。バッグはものを入れるだけじゃない、見せるものと言わんばかりの小ささが目を惹きます。今後のデザインにも注目したいです!いかがでしたでしょうか?定番ブランドはやはり押さえておきたいところですよね。今年の新作デザインもとっても楽しみですが、上記のブランドは新作だけではなく、以前のデザインだって素敵なものが多いので、新作やトレンドに流されず、自分の用途や好みで長く愛用できるバッグを選べると思います。ご参考までに!写真 平野秀美
2023年01月22日プラダが、1月15日22時(日本時間)、2023年秋冬メンズコレクションをミラノにてランウェイ形式で発表しました。ファッションのパラダイムとプラダのパラダイムが融合し、 新しいウエアに継承された伝統を文字通りに断片的なパーツと観念 的な意味合いでの断片という形で表現しています。©PRADAウエアの優位性を主張した、ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによる 2023 年プラダ秋冬メンズウエアコレクションは、ファッションの基本をより深く探求し、今日も続くその意味、価値、重要性を擁護しています。©PRADAそぎ落とし、シンプルにするというモダニズムの教えが、快適性、誇張、親密性という明らかな矛盾と結びついています。ファッションのパラダイムとプラダのパラダイムが融合し、新しいウエアに継承された伝統を文字通りに断片的なパーツと観念的な意味合いでの断片という形で表現しました。還元主義的なテーラリング、プリントやニットのグラフィックな破片を、素肌の上にまとわせています。©PRADA余分なディテールをそぎ落としたウエアが身体を包み込み、心地よく触れ合います。シルエットは強調され、増幅され、そして存在感を薄め、ウエアの構造を通してクチュール的なボリュームの極端な揺らぎを探求しています。©PRADAAMO が手掛けたプラダ財団の Deposito のショースペースは、建物のコンクリートの壁が露出しています。むき出しで手つかずのパノラマの中で大きさが再構築され、根底から様変わりします。天井がゆっくりと上昇し、親密な空間から壮大な空間へと変化します。スケールが変わることで、その中にあるウエアに対する私たちの視点も変わるのです。このプロセスは、長く伸びたり短く切り詰められたりしているウエアそのものと呼応しています。ミニマルな表現を通じて、意味やアイデンティティの再構築を示しています。「私たちは常に現実について語り合い、デザイナーとして、何が起きているのか、どのような問題や困難があるのかを強く意識しています。今、世界は複雑な局面にあり、私たちはそれに呼応しています。私たちができる最も誠実なことは、今、人々に役立つものを作ること。つまりウエアを通して現実と向き合い、私たちの現実という考え方をまとめることです。私たちは、重要で意味のあるファッションを作りたい。それこそが今日のファッションの価値なのです。」Quotes by MIUCCIA PRADA「今回のコレクションが示しているのは原型となるウエアであり、一目瞭然のものを取り上げつつ、シルエットやカットで変化させ、そのフォルムによる表現を変容させています。また、プラダの DNA、つまり、私たちがプラダの根源と認識するアイデンティティの断片を組み込んだ服でもあります。これらはブランドの伝統と歴史、そして現在のプラダの意味に対して、紛れもなく明確で重要性を持った表現です。」Quotes by RAF SIMONS©PRADA©PRADA©PRADA
2023年01月17日主催団体の体制を問題視され、昨年は授賞式のTV中継が行われなかったゴールデン・グローブ賞だが、第80回を迎えた今年は通常通りの開催となった。数年前と変わらない華やかさを取り戻したレッドカーペットを賑わせたファッションをふり返ってみよう。色もスタイルも、それぞれの個性を引き立たせる装いが揃った。ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でコメディ・ミュージカル部門の女優賞を受賞したミシェル・ヨーは「アルマーニ・プリヴェ(Armani Privé)」のミッドナイトブルーのシークインのドレスはストラップレスの胸元やウエストからペプラムの裾にかけてクリスタルをあしらうデザインだ。アンジェラ・バセット『ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー』で助演女優賞を受賞したアンジェラ・バセットは「パメラ・ローランド(Pamella Roland)」の2023プレフォール・コレクションからシルバーのシークインのホルターネックをチョイス。ジュエリーは「ショパール(Chopard)」だ。アニャ・テイラー=ジョイ『ザ・メニュー』でコメディ/ミュージカル部門女優賞候補だったアニャ・テイラー=ジョイは「ディオール(Dior)」の明るいイエローのドレス。デコルテやウエストを大胆に見せ、首元はゴールドのネックレス。アナ・デ・アルマスコメディ/ミュージカル部門男優賞のプレゼンターを務めたアナ・デ・アルマスは「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のカスタムドレス。黒地の前面に精緻な刺繍がほどこしてある。マーゴット・ロビー『バビロン』で女優賞候補のマーゴット・ロビーはピンクのホルターネック。「シャネル(Chanel)」のカスタムドレスだ。ステファニー・スー映画と配信シリーズ、それぞれで注目を集めた新進の2人も華やかにレッドカーペットに登場。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のステファニー・スーは「ジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)」のオートクチュール。ジェナ・オルテガNetflix「ウェンズデー」でTVのミュージカル/コメディ部門女優賞候補のジェナ・オルテガはウエストの部分が大胆に露出したデザインの「グッチ(Gucci)」の2023春夏コレクションのドレスに「ティファニー&Co,(Tiffany&Co.)」のジュエリーを合わせた。レティーシャ・ライト『ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー』のレティーシャ・ライトはオレンジとアイボリーに染め分けた「プラダ(Prada)」のドレス。ジェシカ・チャステインジェシカ・チャステインは「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」の蜘蛛の巣を模したドレス。同じデザインのマスクも用意されていた。リリー・ジェームズリリー・ジェームズは「ヴェルサーチ(Versace)」の赤のドレス。ウエストからスカートのボリュームあるデザインに「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」のナチュラルダイヤモンドのアクセサリーを合わせた。ミシェル・ウィリアムズ『フェイブルマンズ』で助演女優賞候補だったミシェル・ウィリアムズと「オザークへようこそ」でTVのミュージカル/コメディ部門の助演女優賞受賞のジュリア・ガーナーはどちらも「グッチ(Gucci)」のフリルたっぷりのドレスをチョイス。ジュリア・ガーナーミシェルはオフホワイト、ジュリアはピンクに「デビアス(De Beers)」のジュエリーを合わせた。セレーナ・ゴメスTVのミュージカル/コメディ部門女優賞候補だったセレーナ・ゴメス(「マーダーズ・イン・ビルディング」)は「ヴァレンティノ(Valentino)」の濃い紫のベルベットのドレス。エリザベス・デビッキ同部門助演女優賞候補だったエリザベス・デビッキ(「ザ・クラウン」)は「ディオール(Dior)」のピンクのストラップレス。同色のリボンでハイウエストをマークしたデザインで、ネックレスも「ディオール(Dior)」のホワイトゴールドとダイヤモンド。大人世代の女性のクールな装いも目を引いた。ドラマ部門主演女優賞候補だったヴィオラ・デイヴィス(『The Woman King』原題)はロイヤルブルーのドレスに「ショパール(Chopard)」のジュエリー。助演女優賞候補だったジェイミー・リー・カーティス(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)は「ヴァレンティノ(Valentino)」の黒のドレスに同色レースのケープが印象的。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のシガニー・ウィーバーの「サンローラン(Saint Laurent)」の黒のドレスもシックだ。TV部門で女優賞候補だったエマ・ダーシー(「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」)の「Acne Studios」のオーバーサイズのタキシード・スタイルは強烈な印象を残した。ビリー・ポーターキャロル・バーネット賞のプレゼンターを務めたビリー・ポーターは新たなタキシード・スタイルのドレスを披露。濃いピンクがいつもに増して鮮やかに映えた。ローレン・ミラー&セス・ローゲンスーツもシャツもサーモンピンクで揃えたのは、TVのリミテッドシリーズ/TV映画部門助演男優賞候補だったセス・ローゲン(「パム&トミー」)。オースティン・バトラー『エルヴィス』でドラマ部門男優賞を受賞したオースティン・バトラーは「グッチ(Gucci)」のタキシードをスタイリッシュに着こなした。注目を集めたのはTVのミュージカル/コメディ部門で男優賞候補だったドナルド・グローヴァー(「アトランタ」)。「サンローラン(Saint Laurent)」の白のカシュクールとパンツのセットアップに黒のタキシード・ジャケットという装いだ。ハンナ・バグショー&エディ・レッドメインほかにも、現在第1子を妊娠中のヒラリー・スワンクが着た、両肩に黒いリボンでアクセントをつけた「プラダ(Prada)」深緑のノースリーブ、共にブラウンの装いで色のペアルックで披露したエディ・レッドメイン夫妻も目を引いた。(冨永由紀)
2023年01月11日