企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」が、長崎県美術館にて、2024年5月22日(水)から7月7日(日)まで開催される。その後、三重県立美術館に巡回する。スペイン美術の特徴と魅力長崎県美術館と三重県立美術館は、日本では数少ない、スペイン美術をコレクションの軸のひとつとしている美術館だ。企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」では、両館のコレクションから100点以上の作品を選りすぐり、スペイン美術の特徴と魅力を紹介する。長崎県美術館と三重県立美術館のスペイン美術コレクション長崎県美術館と三重県立美術館のスペイン美術コレクションは、互いに特色が異なっている。長崎県美術館が、中世から現代までのスペイン美術作品を多数収蔵しているのに対して、三重県立美術館は、バルトロメ・エステバン・ムリーリョやフランシスコ・デ・ゴヤといった古典絵画ばかりでなく、バレンシアの現代作家による作品を加えた、独自のコレクションを形成してきた。スペインでは、古来より豊かな芸術文化が育まれてきたものの、日本国内では、主にゴヤ、パブロ・ピカソやサルバドール・ダリといった巨匠に焦点が合わせられ、スペイン美術の展開を紹介することを主眼とした展覧会は少なかった。本展では、両館が誇る2つのスペイン美術コレクションを通して、スペイン美術史をひもといてゆく。キリスト教の精神全5章からなる本展は、スペインの美術史を読み解くためのキーワードによって、各章を構成している。たとえば、第1章「宗教 —神秘なるものへの志向」では、スペインで信仰されてきた宗教のうち、キリスト教に着目。ムリーリョの《アレクサンドリアの聖カタリナ》や、フアン・カレーニョ・デ・ミランダの《聖アンナ、聖ヨアキム、洗礼者聖ヨハネのいる聖母子》といった作品とともに、スペインの芸術文化に底流するものに光をあてる。芸術における“光と闇”また、第4章は、「光と影」がキーワード。スペインの歴史を顧れば、スペイン帝国の栄華と衰退などに見るように、光と影を思わせる両面性を見て取ることができる。こうした社会の明暗に対峙するなか、芸術においても光と闇をテーマに制作を深めた作家が存在した。会場では、ゴヤを中心に、こうした芸術家の活動を紹介する。展覧会概要企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」会期:2024年5月22日(水)~7月7日(日)会場:長崎県美術館 企画展示室住所:長崎県長崎市出島町2-1開館時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)休館日:5月27日(月)、6月10日(月)・24日(月)観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学生・70歳以上 1,000円(800円)、高校生以下 無料※( )内は前売および15名以上の団体割引料金※前売券は、4月27日(土)から5月21日(火)まで、長崎県美術館、チケットぴあ(Pコード 686-921)、ローソンチケット(Lコード 84605)、セブンチケット(セブン-イレブン)、CNプレイガイド(ファミリーマート)、イープラスほかにて販売※身体障害者手帳などの提示者および介護者1名は5割減額※会期中、本展観覧券でコレクション展にも入場可能■巡回情報・三重会場会期:2024年7月20日(土)~9月29日(日)会場:三重県立美術館(三重県津市大谷町11)【問い合わせ先】長崎県美術館TEL:095-833-2110
2024年04月22日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が7日、「ABEMA NEWS チャンネル」で配信された『ABEMA的ニュースショー』に出演。驚異的な記憶力を披露した。○驚異的な記憶力を披露7日の配信では、古舘がスタジオに初登場。番組MCを務める千原ジュニアが「テレビ朝日系列のニュース番組で、古舘さんの隣で俺がMCやるっておかしいやろ! どういう気持ちでやったらええの?」と話して笑いを誘うと、古舘は「いやいや……。もう昔の話だから」と返した。また、進行を務めるテレビ朝日の田中萌アナウンサーが「古舘さんは憧れの中の憧れ」と大先輩との共演を喜ぶと、古舘は「10年前に、テレビ朝日入社前の田中さんと飲み会で会ってるんです。場所は西麻布の飲食店で、あれは10月18日でした」と回顧。この驚異的な記憶力に、田中アナも思わず「そんなところまで!?」と驚きの表情を浮かべる。すると、ジュニアは「古舘さんは記憶力がスゴい。俺も『この間の話面白かったよ! あのグリーンのネクタイの時ね』と言われて、何のとき? となった(笑)」と明かし、スタジオを盛り上げていた。なお、この模様は現在、「ABEMA」にて無料配信中。(C)AbemaTV,Inc.【編集部MEMO】お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアがMCを務める、ABEMAの報道情報番組『ABEMA的ニュースショー』(毎週日曜12:00〜生放送)。独自取材と目線で、世間をざわつかせている話題沸騰のニュースの核心「的」を射貫く。また、時にはあえて「的」を外した独自取材で伝えることで、世の中で言われている「的(マト)=正義」に疑問を投げかける。鋭いツッコミに定評のあるジュニアが、一癖も二癖もあるゲストらと 1週間のニュースをしゃべり倒す。
2024年04月09日リリー ブラウン(LILY BROWN)から、メトロポリタン美術館(THE MET)とのコラボレーションコレクション第4弾が登場。2024年4月11日(木)より、リリー ブラウン直営店ほかにて全国発売される。リリー ブラウン×メトロポリタン美術館のコラボレーション第4弾世界屈指のコレクションを所蔵する、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館とリリー ブラウンが、再びコラボレーション。第4弾となる今回は、「THE MET」ロゴを配したウェアや、所蔵している絵画をプリントしたバッグなど、全6アイテムを展開する。「THE MET」ワンポイントシャツやニットまず注目すべきは、「THE MET」ロゴを胸元にワンポイントとしてあしらったウェア。ハリ感のあるクロップドシャツは、ミニマルなシルエットながら、袖にタックを施すことで“ふんわりとした”立体感を演出している。シンプルなホワイトとブルーに加え、ピンクのストライプといった3色展開だ。また、“アイビーなムードを纏う”ケーブル編みのVネックニットベストも用意する。主役級ワンピース1枚で目を惹くのは、ロング丈のアートプリントキャミワンピース。モネの名画における色彩や技法を活かし、画材の立体感やヒビ割れまで忠実にパネルプリントで表現しているのが特徴だ。キャミソールの肩紐は長さ調節可能で、好みのスタイリングを楽しめる。カラーは、それぞれ異なる絵画を落とし込んだグリーンとネイビーの2色が揃う。“絵画”モチーフのボストン&トートバッグも絵画をモチーフにしたバッグも見逃せない。メトロポリタン美術館の絵画を全面にプリントしたミニボストンバッグと、「THE MET」のロゴと美術館の外観をデザインしたグラフィックやアート作品を用いたトートバッグの2型6色を取り揃える。【詳細】メトロポリタン美術館×リリー ブラウン 第4弾発売日:2024年4月11日(木)取扱店舗:リリー ブラウン全国直営店、リリー ブラウン公式オンラインストア、マッシュストア、ウサギオンライン、ゾゾタウン、楽天先行発売日:4月3日(水)12:00~ ※リリー ブラウン公式オンラインストア、マッシュストア、ウサギオンライン、ゾゾタウン、楽天アイテム:・クロップドシャツ 14,960円カラー:ホワイト、ブルー、ピンク・ケーブルニットベスト 11,880円カラー:ホワイト、ピンク、ネイビー・アートプリントキャミワンピース 22,880円カラー:ネイビー、グリーン・バイカラーアートプリントTシャツ 8,910円カラー:アイボリー、ラベンダー、ミント、チャコールグレイ・ミニボストンバッグ 13,970円カラー:アイボリー、ネイビー、シルバー・グラフィックトートバッグ 6,490円カラー:アイボリー、ピンク、チャコールグレイ
2024年04月07日展覧会「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」が、愛知県美術館にて、2024年4月26日(金)から6月30日(日)まで開催。東京のパナソニック汐留美術館などでも開催された巡回展となる。“コスチュームジュエリー”約450点が集結コスチュームジュエリーとは、宝石や貴金属を用いず、ガラスや貝、樹脂など多種多様な素材で制作されるファッションジュエリーを指す。素材から解放され、自由なデザインを提案できるコスチュームジュエリーは、20世紀初頭にポール・ポワレ(Paul Poiret)が先駆けてファッションの要素に取り入れた。以降シャネル(CHANEL)やディオール(DIOR)、スキャパレッリ(SCHIAPARELLI)など、フランスのオートクチュールデザイナーたちも、コスチュームジュエリーに目を向けるようになった。展覧会「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」では、コスチュームジュエリーの研究家・コレクターである小瀧千佐子のコレクションから、約450点を公開。パリからヨーロッパ、そして戦後は主にアメリカで普及したコスチュームジュエリーの歴史的展開を辿る。日本初のコスチュームジュエリーに焦点を当てた展覧会だ。愛知県美術館限定“ドレスや香水瓶”の展示また、愛知県美術館限定の展示にも注目。会場では広い展⽰スペースを活かして、コスチュームジュエリーのほかにも、ポール・ポワレ、シャネルやディオール、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)などのドレスやスーツを展⽰。ドレスに合わせてコーディネートしたコスチュームジュエリーを共に展⽰する試みだ。さらに香水瓶やファッション雑誌、雑誌の挿絵・図版として流行のファッションを描いたファッションプレートなど、充実した関連資料も公開。コスチュームジュエリーやそのデザイナーを多角的に紹介していく。展覧会概要展覧会「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」会期:2024年4月26日(金)~6月30日(日)会場:愛知県美術館(愛知芸術文化センター 10階)住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2開館時間:10:00~18:00※金曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで休館日:毎週月曜日※ただし4月29日(月・祝)と5月6日(月・振休)は開館、4月30日(火)と5月7日(火)が休館チケット:⼀般 1,800(1,600)円、⾼校・⼤学生1,200(1,000)円、中学生以下無料※( )内は前売券および20名以上の団体料金※上記料金で本展会期中に限りコレクション展も閲覧可能※身体障害者⼿帳、精神障害者保健福祉⼿帳、療育⼿帳(愛護⼿帳)、特定医療費受給者証(指定難病)いずれかの所持者は各券種の半額料金※付添者は各種⼿帳(「第1種」もしくは「1級」)または特定医療費受給者証(指定難病)を所持の場合はいずれも1名まで各券種の半額料金、当日会場で各種⼿帳(ミライロ ID 可)または特定医療費受給者証(指定難病)を提⽰※学生は当日会場で学生証を掲示【問い合わせ先】愛知県美術館TEL:052-971-5511(代表)
2024年04月05日2024年2月17日(土)より、目黒区美術館では『広がるコラージュ』展が開催される。同館のコレクションより、多彩なコラージュ作品を紹介し、その手法と表現を掘り下げる展覧会だ。身近にある様々な素材を切り取り、組み合わせる「コラージュ」とは、「糊で貼り付ける」という意味のフランス語(coller)から派生した言葉。1912年、フランスでパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックが、油彩画に紙や新聞紙を貼り付けた作品を制作したことから、芸術表現のジャンルとして認識されるようになっていった。日本では、西洋美術の前衛的な表現を学んだ大正時代以降に発展し、様々な作品が制作された。同展ではこうした作品を、デザインの手法としてコラージュを用いた「色、かたち、デザイン」、もとの文脈から切り取った様々なイメージを組み合わせて予想外の世界を創り出す「異質なイメージの組み合わせ」、木や糸、紙粘土など、様々な素材をコラージュすることで従来の絵画表現を打ち破ろうとした「異質なテクスチュアの組み合わせ」、の3つの章で構成。「コラージュ」が、実に多彩で、豊かな表現を生み出す手法であるかが、改めてわかるに違いない。また同時開催として、目黒にゆかりある芸術家・飯田善國(1923-2006)の特集展示も行われる。2023年に生誕100年を迎えた飯田善國は、画家、彫刻家、版画家であると同時に、詩人・評論家として活躍。とくに1968年頃より制作し始めた、鏡面ステンレスによる野外モニュメント《ミラーモビール》は、彼の彫刻の重要なジャンルに位置づけられる。上記ふたつの展覧会では、それぞれワークショップや講演会が行われる。実際に様々な「コラージュ」が体験できるイベントもあるので、興味のある方はぜひ美術館ホームページで確認を。<開催概要>『広がるコラージュ / 同時開催IIDA 101飯田善國』会期:2024年2月17日(土)~3月24日(日)会場:目黒区美術館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜料金:一般700円、大高・65歳以上550円公式サイト:
2024年01月29日東京国立近代美術館では、「美術館の春まつり」を2024年3月15日(金)から4月7日(日)まで開催する。桜など春にちなんだ作品が集結桜の開花時期に合わせて、東京国立近代美術館で開催される毎年恒例の「美術館の春まつり」。期間中は、所蔵品ギャラリーの所蔵作品展「MOMATコレクション」にて、桜をはじめとする花を描いた作品などを含めた作品約200点を、12の展示室ごとにテーマを設けて様々な切り口から紹介する。会場では、春の時期のみ公開する東京国立近代美術館の代表作のひとつ、川合玉堂による重要文化財《行く春》、雨に濡れる吉野の桜を描いた菊池芳文《小雨ふる吉野》などを展示。また、木の枝や桜など自然を対象とした絵を多く描いた現代作家・児玉靖枝の《ambient light - sakura》のほか、“樹”をモチーフにし続けてきた日高理恵子、20世紀に活躍したスイスの画家、パウル・クレーらによる春にちなんだ作品も鑑賞することができる。開催概要「美術館の春まつり」会期:2024年3月15日(金)~4月7日(日)会場:東京国立近代美術館住所:東京都千代田区北の丸公園3-1開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は20:00まで)※入館はいずれも閉館30分前まで※同時開催の企画展「中平卓馬火―氾濫」■所蔵作品展 「MOMATコレクション」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:4-2階 所蔵品ギャラリー観覧料:一般 500円、大学生 250円※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者と付添者は無料※所蔵作品展入館当日にかぎり、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可■同時開催・企画展「中平卓馬火―氾濫」会期:2024年2月6日(火)~4月7日(日)会場:1階 企画展ギャラリー観覧料:一般 1,500円、大学生 1,000円※高校生以上および18歳未満、障害者手帳の所持者と付添者は無料※企画展入館当日にかぎり、所蔵作品展「MOMATコレクション」、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可・コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:2階 ギャラリー 4※所蔵作品展「MOMATコレクション」の観覧料で鑑賞可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2024年01月26日あべのハルカス美術館では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2024年度は4月より「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」、7月より「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ー摺の極ー」の開催を予定しております。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記2本の展覧会に続き、新たに2024年度後半に開催する展覧会が決定しましたのでお知らせいたします。「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」会 期 :2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)共 催 :読売テレビ、産経新聞社開 催 趣 旨 :19世紀後半、モネへの酷評に始まるも西洋美術の伝統を覆した印象派。フランスに留学していた画家たちは、革新的な表現手法を持ち帰り各国で独自に展開していきました。本展では、1898年にアメリカ・ボストン近郊に開館して以来、早くから印象派の作品を収集してきたウスター美術館の所蔵品を中心に出品。とくにアメリカにおける印象派の諸相に注目し、その衝撃と影響をたどります。This exhibition was organized by the Worcester Art Museum※上記の画像データは貸出が可能です。ご希望の方はお問合せください。また、事前に原稿の確認が必要になります。(画像の使用は、本展覧会をご紹介いただく媒体に限ります。ご使用後は破棄をお願いします。)※開催1ヶ月前を目処に詳細なプレスリリースを皆様のもとへお送りします。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月12日驚異のレビュー★5.0! 今回は【PAGEBOY(ページボーイ)】のおすすめロングブーツをご紹介。履きやすくて美脚効果も期待できるレースアップデザインですよ。ショップスタッフさんのお手本コーデと一緒にチェックしていきましょう♡厚底で美脚効果◎安定感のあるロングブーツ出典:.st厚底なので美脚効果はもちろん、安定感もあって履きやすいロングブーツです。サイドファスナーなので、着脱のストレスなく履くことができます。さらに、抗菌・防臭加工の嬉しい機能付き! フェイクファーブルゾン × ロングブーツは、秋冬ムードを一気に高めてくれる組み合わせですね。メンズライクなブルゾン叶えるデイリーコーデ出典:.stメンズライクなオーバーサイズブルゾンを羽織れば、個性的なロングブーツもデイリーに取り入れやすくなります。ハードな印象をもつレースアップブーツをフェミニンなピンクに合わせると、甘辛バランスが良好なコーディネートに。ミニ丈ボトムスはロングブーツを合わせると、肌見せが抑えられて安心感がありますね。ふわふわカーデスタイルはデートコーデに◎出典:.stレースアップのロングブーツは、トレンドのショートパンツやミニスカート合わせはもちろん、ロングスカートにもマッチして、どんなテイストのスタイリングにも合わせられる優秀アイテムです。ふわふわカーディガンを羽織ったスタイルは、ガーリーさがプラスされてデートにもおすすめ♡存在感あるフリンジニットでさらに着映え出典:.st存在感のあるフリンジニットで、ハンサムに決めたコーディネートですね。程よいスパイスを授けてくれるロングブーツがあれば、簡単に着映えコーデを実現できます。長め丈のトップス合わせは、ショート丈ボトムスでも子どもっぽく見えず、大人女子におすすめの着こなしです。※すべての商品情報・画像は.st出典です。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。Writer:yamako
2023年11月26日入谷【Inoubliable】上野【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】上野【鮨尽誠】上野【中国料理古月池之端本店】上野【ブラッスリーレカン】入谷【Inoubliable】本格フレンチを厳選ワインと堪能。スタイリッシュな店内も話題に美しいロゼ色、柔らかな食感の『仔羊のロティ』モダンフレンチの【Inoubliable】は東京メトロ・入谷駅から徒歩2分。長野県産の「野菜」や北海道産「ミルキーポーク」など、生産者が真心込めてつくりあげたこだわり食材をふんだんに使用した、独創的な世界観を表現する逸品がそろいます。オシャレな雰囲気の中、至福のひと皿が堪能できるはず。U字方のカウンターはひとりにもカップルにもオススメ。居心地抜群北欧のカフェを思わせるカジュアルな雰囲気の店内に設置されるのは、12席のカウンター席と8席のテーブル席。木調の温かみのある空間は一人でもリラックスできる雰囲気で、西洋絵画に親しんだ後などにピッタリのお店です。フランス産のものを中心にセレクトしたワインとおいしい料理で寛ぎの時間を過ごしてみては。Inoubliable【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】入谷駅 徒歩2分上野【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】厳選素材を革新的なメニューで提供。アイデア光る魅惑のコースワンタンの皮で包んださつま芋をサクッと素揚げした『芋の天ぷら』上野・不忍池近く。東京メトロ・上野駅から徒歩10分の【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】は、独創性あふれるコース料理が堪能できるダイニングバー。魚介類は朝一番に豊洲へ出向いてシェフ自らが目利きするなど、素材のクオリティを徹底重視。洗練と華やかさを備えた盛付けは目にもおいしい限りです。計算された照明が心地よく、席に着いた瞬間から日常を忘れさせてくれますカウンター席を中心に、ゆったり過ごせるソファ席も用意。落ち着いた雰囲気に一輪挿しの花を添えるといった空間づくりの妙は、特別な日を過ごすのにピッタリです。席数には限りがあるので、予約して訪ねるのがベター。カリフォルニア産を中心とした70種以上のワインも自慢です。Chanfe Tokyo/シャンフェ東京【エリア】湯島【ジャンル】ダイニングバー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6000円【アクセス】上野駅 徒歩10分上野【鮨尽誠】目利きの素材で旬のおまかせ握りを満喫。個室の夜景も思い出に旬素材の逸品料理を織り交ぜた『特上おまかせ握りコース』各線・上野駅からの徒歩1分という絶好アクセス。【鮨尽誠】は大将自らが厳選した新鮮な魚介類を、一つ一つ工夫を凝らして丹念に仕上げた料理の数々が自慢。名店で修業を重ねた職人が織り成す握りと、旬素材を活かした一品料理が存分に楽しめます。おまかせ握りコースで味わうのがオススメ!凛とした空気感が漂うカウンター席。店主との会話が緊張をほぐします落ち着いた和の空間の中心は洗練されたカウンター席。店主のおもてなしも心地よく、鮨店のカウンターデビューにもピッタリです。4名からの小グループから利用できる個室は夜景も見事。旬が香るコース料理と相性抜群の日本酒やワインも取りそろえるなど、ドリンクメニューも充実しています。鮨尽誠【エリア】上野【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】上野駅 徒歩1分上野【中国料理古月池之端本店】レトロムードに包まれた一軒家レストランで出合う、体にやさしい会席中国料理中国と日本の精進料理の長所を掛け合わせた『夜の精進料理コース』東京メトロ・根津駅から徒歩3分。JR上野駅からも徒歩圏内の【中国料理古月池之端本店】。昭和初期から残る風情あふれる一軒家で味わえるのは、伝統的な技法を駆使した斬新な会席風の中国料理。1つのコースに20もの野菜を盛り込むこだわりは、「栄養薬膳大師」の資格をもつ実力派ならではです。襖を外せば大広間としても使える座敷席。多彩なシーンに活躍します豊かな緑に包まれた閑静な一角に立つ一軒家は、まさに大人の隠れ家。店内には、座敷席や畳のテーブル席など趣の違う大小5つの個室があり、特別なひとときを過ごすのに最適です。昭和初期の建具なども活かしたレトロな雰囲気も魅力的。博物館帰りに、展示の話題を語り合うのにオススメです。中国料理古月池之端本店【エリア】上野【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】根津駅 徒歩3分上野【ブラッスリーレカン】歴史を刻んだ旧貴賓室でいただく、エスプリが香り立つフランス料理魚介のうまみたっぷり。スペシャリテ『末竹シェフの特製ブイヤベース』JR上野駅の改札口を出てすぐという好立地。【ブラッスリーレカン】は、駅に残る旧貴賓室を利用したクラシックなレストランです。テーマは「自由に楽しむもう一つのフランス料理の世界」。各国から厳選した素材でコース料理だけでなく、日本の季節感を大切にアラカルトも豊富にそろえます。由緒ある旧貴賓室を活かした空間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる存在昭和7年に造られたアールデコ様式の店内は、当時のままのレトロなインテリアが残るエレガントな雰囲気に満ちています。テーブル席とソファ席を含め座席は全56席で、貸切りも可能。特別な時間が流れる空間は、美術館での余韻にひたるにはベストな選択です。ワインの品ぞろえにも自信あり。ブラッスリーレカン【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】上野駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年10月16日「古代エジプト美術館展」が、東広島市立美術館にて2023年10月10日(火)から11月26日(日)まで開催される。福岡アジア美術館でも開催された巡回展だ。古代エジプト専門美術館「古代エジプト美術館 渋谷」所蔵作品を紹介「古代エジプト美術館展」は、古代エジプト専門美術館である「古代エジプト美術館 渋谷」の所蔵作品を紹介する展覧会だ。同館が所蔵する古代エジプト遺物は1,000点以上にのぼり、先王朝時代からローマ支配時代までを網羅。それらコレクションからは、古代エジプト文化の全貌をうかがい知ることができる。ミイラや木棺・ツタンカーメンの指輪など約200点を展示本展では、「古代エジプトの神々と信仰」「ファラオが率いた国家」「古代エジプト人の衣・食・住」「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」の4つのテーマに分けて作品を展示。ミイラやミイラマスク、人型木棺、神殿の石柱、ツタンカーメンの指輪といった当時の生活様式が分かる作品など約200点を展示する。古代エジプトの神々と信仰古代エジプト人は、この世界や宇宙は創世神によって創造されたもので、後に多くの神々が誕生したと考えていた。中でも、動物は人間にはない特別な能力を持つものと信じられていたことから、多くの動物神が信仰されていた。第1章「古代エジプトの神々と信仰」では、そんな動物神の信仰に着目し、多様な神々の護符や神像、動物のミイラを扱う。ファラオが率いた国家&古代エジプト人の衣・食・住このほか、第2章「ファラオが率いた国家」では、常に絶対的権力を行使していた国王ファラオや、人口の約10%にあたるエリート高官たちにフォーカスし、ファラオをモチーフとした像やレリーフ、神殿の柱などを展示。また第3章「古代エジプト人の衣・食・住」では、ツタンカーメン王の指輪や化粧用容器、ジュエリーなどを展示することで、当時の人々の生活様式に迫る。古代エジプトの死生観ー再生とミイラまた、古代エジプト人は、死後に再生し永遠なる生命を得ると信じており、死者の遺体をミイラとして保存していた。現在確認できている最古のエジプトのミイラは、先王朝時代に自然乾燥により作られたものだ。そして、第3中間期にミイラ作りの技術が頂点に達して以降、末期王朝時代からプトレマイオス朝、ローマ支配時代にかけても多くのミイラが作られた。第4章「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」では、少女のミイラや人型木棺、副葬品などを紹介する。ピラミッドの最新調査の様子も紹介さらに本展では、過去100年間学術調査がほとんど行われなかったメイドゥム(マイドゥーム)・ピラミッドの最新調査も紹介。古代エジプト人が築いた神々への信仰や国家、暮らし、死生観など多様なテーマから、3,000年にわたる巨大文明の歴史を紐解いていく。展覧会概要「古代エジプト美術館展」会期:2023年10月10日(火)~11月26日(日)会場:東広島市立美術館 2階・3階展示室住所:広島県東広島市西条栄町9-1時間:9:00~17:00(入館は閉館30分前まで、ただし10月10日(火)は10:00開館、10月28日(土)・11月25日(土)は19:00まで開館)休館日:月曜日観覧料:・前売券 一般 1,040円、大学生 720円・当日券 一般 1,300円、大学生 900円、高校生以下無料※当日券に限り20名以上の団体2割引き。※学生料金は学生証の提示が必要。※後期高齢者医療被保険者証・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付対象者は提示により、観覧無料。※11月3日(金・祝)は無料開館日。前売券販売所:東広島市立美術館、セブンチケット(セブンコード:102-269)※販売期間:2023年8月10日(木)~10月9日(月・祝)/東広島市立美術館での販売は休館日を除く。【問い合わせ先】東広島市立美術館TEL:082‐430-7117
2023年09月28日展覧会「ちひろ美術館コレクション 冒険する子どもたち」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。“冒険する子どもたち”に着目世界の絵本画家の作品を展示する絵本美術館・安曇野ちひろ美術館では、“冒険や探検をする子どもたち”を描いた作品をセレクトした展覧「冒険する子どもたち」を開催。非現実的な景色や、一生懸命な主人公の姿を、世界中の絵本画家たちが想像力を膨らませて描いた絵本を紹介する。『不思議の国のアリス』や『ニルスの不思議な旅』ここでは、イギリスのルイス・キャロルが書いた女の子の冒険物語『不思議の国のアリス』と、女性初のノーベル文学賞を受賞したスウェーデンのセルマ・ラーゲルレーヴによる『ニルスの不思議な旅』の2作品をピックアップ。まず『不思議の国のアリス』は、今回の展示ではクロアチアの絵本画家アンドレア・ペトルリック・フセイノヴィッチによる作品で紹介する。ルイス・キャロルによる原作とは趣が異なり、明るく鮮やかな色彩に溢れる世界を描きつつも、不条理な物語を綴っている。一方の『ニルスの不思議な旅』は、誰にも好かれない乱暴者のニルスが、小人に体を親指ほどの大きさにされ、ガンの群れとともにスウェーデン各地を旅するという物語。本展では、ロシア出身のボリス・ディオドロフによる『ニルスの不思議な旅』が展示される。彼による作品は、エッチングの手法を用いて細密に場面が描かれており、鳥の群れは暗い画面の中で白く浮かび上がるように見えるのが特徴だ。このほか会場では、『ピノキオの冒険』や『ミオよ、わたしのミオ』といった作品が展示される。展覧会概要展覧会「ちひろ美術館コレクション 冒険する子どもたち」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室3住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:約30点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日薄型ウォッチの開発と製造技術のパイオニアであるピアジェは、「Watches & Wonders Shanghai 2023」で、2mmという驚異的な薄さを誇る「アルティプラノ アルティメート・コンセプト」の新作を発表しました。©Piaget 2023魅力的なダークブルーを基調とした「アルティプラノ アルティメート コンセプト」は、メゾンのシグネチャーカラーであるブルーをさらに際立たせ、よりすっきりとしたデザインに仕上がっています。従来の「アルティプラノ アルティメート コンセプト」はカスタムメイドのみで、このようにシンプルなモデルは初となります。©Piaget 2023また、「Watches & Wonders Geneva 2023」で、エメラルドグリーンの「アルティプラノ アルティメート コンセプト」と、厚さわずか4.3mmのピンクゴールドケースを備えたブルーの「アルティプラノ アルティメート オートマティック 910P」も発表。これら2つの新作は薄型ウォッチの開発製造における長年の卓越性と独創性だけでなく、メゾンのもうひとつのレガシーである色使いの芸術性も象徴しています。©Piaget 2023<製品詳細>©Piaget 2023- 製品名:Altiplano Altimate Concept / アルティプラノ アルティメート コンセプト(G0A47507)- 仕様:ケース径41mm、コバルト合金製ケース、世界最薄手巻ウォッチの1つ(厚さ2mm)、ケースと一体化した900P-UCピアジェ自社製薄型手巻ムーブメント、第20回ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ(GPHG)で栄誉ある「金の針賞」を受賞- 価格:6,468万円(税込)©Piaget 2023- 製品名:Altiplano Altimate Automatic / アルティプラノ アルティメート オートマティック(G0A48125)- 仕様:ケース径41mm、18Kピンクゴールド製ケース、世界最薄の自動巻ウォッチの1つ(厚さ4.30mm)、ケースと一体型の910Pピアジェ自社製薄型自動巻ムーブメント- 価格:492万8,000円(税込)お問い合わせ:ピアジェ コンタクトセンター0120-73-1874www.piaget.jp
2023年09月15日リンシュウ(RYNSHU)の2024年春夏コレクションが、東京・新国立美術館にて発表された。苦くて甘い恋心今季のリンシュウは、“Bitter Sweet Romantic”がテーマ。ロマンティックな恋に落ちたときの甘い瞬間や、淡く苦い思い出、燃え上がるような情熱を衣服に落とし込んだ。そんなコレクションをパリの2024年春夏ファッションウィーク前に、東京にて先行公開。会場の青い光が、ドレスコードであるブラックの装いに身を包んだ観客を照らしていた。軽やかなオーガンジーを纏ってファーストルックには、軽やかに透けるオーガンジー素材のドレスが登場。ネイビーからブルー、ライトブルー、ピンク、ホワイト…と移り変わる甘い恋心を表しているかのようなカラーリングが印象的だ。また、深いブルーのシルクサテンシャツにオーガンジーを組み合わせたシャツドレスや、袖のスリット部分からピンクのオーガンジーが見えるテーラードジャケットなど、エレガントなルックが散見された。密かに燃える想い“胸の内で密かに燃える想い”を体現したデザインも今季ならでは。黄色と赤、黒白のユニークなアート柄を自在に型取り、組み合わせているのが特徴だ。ジャケットをはじめ、ハーフパンツやドレス、ブーツなどの多彩なラインナップには、“自分の気持ちを自由に伝えてほしい”というデザイナー 山地正倫周・りえこの思いが込められている。大胆なカラーパレットまた特徴的なのが、ランウェイの中盤から鮮やかなカラーパレットのルックが披露された点。ブラックやネイビーなどのベーシックカラーとパステルカラーを基調とする中、ピンクのロングジャケットとハーフパンツ、光沢のあるブルーのセットアップや輝くグリーンのドレスが、コレクション全体に大胆なアクセントを加えていた。嵐の前の静けさラストは、ツヤ感のあるブルーとネイビーのテーラードに、立体的なブラックのオーガンジースカートを合わせた“嵐の前の夜明け”を暗示するモダンモノトーンで幕を閉じた。ロマンティックな夏を予感させる。
2023年09月10日根津美術館では、2023年9月2日(土)より、『甲冑・刀・刀装具光村コレクション・ダイジェスト』が開催される。現在、根津美術館には、「光村コレクション」と呼ばれる約1200点に及ぶ、甲冑や刀、刀装具が存在する。それらは光村印刷の創業者で、日本の写真印刷工業の礎を築いた実業家、光村利藻(みつむら・としも号龍獅堂・1877-1955)が蒐集したもので、当時3,000点以上あった刀剣・刀装具のコレクションを、実物を見ることなく、明治42年(1909)、渋沢栄一を団長とする渡米実業団の一員として横浜を出港しようとしていた初代根津嘉一郎が、一括購入。「光村コレクション」とし、収蔵した。嘉一郎によると、自身に刀剣の趣味はないものの、苦心の大蒐集だから買っておいたということだが、日本美術の海外流出を防ぐ意図があったとも言われている。この「光村コレクション」は、利藻が長男・利之の初節句のために、本物の甲冑と陣太刀を購入したことをきっかけに、わずか10年ほどで形成された。利藻はそれらを秘蔵することなく、神戸の自邸で積極的に公開し、『光村刀剣会陳列品』という小冊子なども作っていた。同展では、これまで何度か展示してきた刀剣と刀装具に、初めて甲冑を加えて公開し、光村コレクションの全体像を紹介する。と同時に、作品の公開、記録、技術保存など、単なる愛好家にとどまらない、利藻のキュレーターばりの活動にも焦点を当てる。さらに同展では、光村コレクションの甲冑の展示にちなんで、根津嘉一郎自身が購入し、昨年度、重要文化財に指定された室町時代の甲冑《黒韋肩取威腹巻(くろかわかたどりおどしのはらまき)》を特別に出品。また、江戸時代、東大寺・二月堂の火災で焼損した華厳経を紹介する『』「二月堂焼経―焼けてもなお煌めくー』と、月にまつわる茶道具を取り合わせた「月見の茶』も同時開催する。<開催情報>企画展『甲冑・刀・刀装具展 -光村コレクション・ダイジェスト-』会期:2023年9月2日(土)~10月15日(日)会場:根津美術館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)料金:一般1,300円、大高1,000円※オンライン日時指定予約が必要公式サイト:
2023年08月29日東京・京橋のアーティゾン美術館が、館のコレクションと現代美術作家の共演シリーズとして開催している毎年恒例の『ジャム・セッション』。画家の山口晃を迎えたその第4弾が、9月9日(土)から11月19日(日)まで開催される。山口晃(1969-)は、東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程を修了。日本の伝統的絵画の様式に立脚しつつ、油絵の技法を用いた独特の作風で知られる。絵画や立体、漫画、インスタレーションなど、多岐にわたる作品を国内外で精力的に発表する一方、2013 年には著作『ヘンな日本美術史』で第12 回小林秀雄賞を受賞するなど、文筆家としても活躍している。美術史にも造詣の深い山口が、西洋の近代絵画と日本の近代洋画の優れたコレクションで知られる館で開かれる同展で問いかけるのは、「近代」とは、「日本的コード」とは、そして「日本の本来性」とは何か、ということだという。その問いの答えを考えるべく山口が選んだ館蔵品は、日本の室町時代に活躍した水墨画家・雪舟の《四季山水図》と、しばしば「近代絵画の父」とも呼ばれるポスト印象派の画家セザンヌの《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》。同展の大きな見どころは、その雪舟に基づく新作インスタレーションと、セザンヌ理解に向けて山口が行なった「自由研究」の成果の展示となる。同展ではまた、別のインスタレーション群も出品される。山口の作品を見るときも、また雪舟やセザンヌ、さらには日本の近代絵画を見るときにも、重要な役割を果たすのは鑑賞者それぞれの視覚認知機能だという認識から、その視覚認知機能を改めて意識できるようなインスタレーションが、山口の思考を追体験できるように展開されるのだ。同展のもうひとつの見どころは、山口が手がけた話題作の原画が初公開されること。2019 年に放映された NHKの大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」のオープニングタイトルバック画となった《東京圖》や、2021 年に完成した東京メトロ日本橋駅のパブリックアート《日本橋南詰盛況乃圖》など、緻密に描き込まれた原画のその精緻さはまさに圧巻である。ぜひこの機会に訪れて、山口が掲げた問いかけについて、山口とともに考えてみたい。<開催情報>『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン』会期:2023年9月9日(土)〜11月19日(日)会場:アーティゾン美術館 6階展示室休館日:月曜(9 月18 日、10 月9 日は開館)、9 月19 日(火)、10 月10 日(火)料金:ウェブ予約チケット 1,200 円/窓口販売チケット1,500 円(同時開催展も観覧可)※学生無料(高校生以上要ウェブ予約)※予約枠に空きがある場合、窓口販売あり※『創造の現場 —映画と写真による芸術家の記録』、『石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 読書する女性たち』も同時開催スペシャルサイト::
2023年08月09日イギリスを代表する美術館、テート美術館のコレクションから「光」をテーマにした作品を紹介する展覧会『テート美術館展光― ターナー、印象派から現代へ』が、7月12日(水)に国立新美術館にて開幕、好評を博している。18世紀末から現代までの約120点の作品がならぶ展覧会は10月2日(月) まで開催される。テートは、英国政府が所有する美術コレクションを収蔵、管理する組織で、ロンドンのテート・ブリテンとテート・モダン、テート・リバプール、テート・セント・アイブスの4つの国立美術館で構成されている。この展覧会はそのテートが誇る約7万7000点のコレクションのなかから「光」をテーマに約120点をセレクトし紹介する国際巡回展。2021年、上海の美術館を皮切りにソウル、メルボルン、オークランドを巡回し、日本が最終会場となる。展覧会は7章で構成され、それぞれテーマに沿った作品が展示される。第1章「精神的で崇高な光」は、光と闇をもって宗教的主題や精神世界の表現を追求した作品が並ぶ。詩人であり画家であったウィリアム・ブレイクの《アダムを裁く神》では、神の背後に後光が描きこまれているが、これは威厳や権威を表現したもの。ジョン・マーティンの《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》では、イタリアのヴェスヴィオ火山の噴火と逃げまとう人々を光と闇を用いてドラマティックに描き出した。また、バーン=ジョーンズの《愛と巡礼者》では、天使のような人物が黒い服をまとった巡礼者を誘導する場面で光と闇を対比的に用いている。ウィリアム・ブレイク《アダムを裁く神》1795年ジョン・マーティン《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》1822年~2011年修復エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ《愛と巡礼者》1896~97年第2章「自然の光」は、自然のなかにある光をありのままに捉えようとした画家たちの動きを追う。ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》は、雲の間を抜け、海に光を落とすやわらかい光を描いている。ターナーやコンスタブルなどイギリスを代表する画家や、モネやシスレーなど印象派の画家たちの作品もならぶ展示室中央には草間彌生による鏡の作品《去ってゆく冬》が据えられており、周囲の作品や人物、そして光を映し出す印象的な空間になっている。ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年中央:草間彌生《去ってゆく冬》2005年第3章「室内の光」は、室内の光を捉えようとした画家の作品に焦点を当てる。デンマークの画家、ヴィルヘルム・ハマスホイは、自宅の一室を何度となく描き続けた。第4章「光の効果」では、科学的なアプローチなどを用いて光と対峙した絵画、インスタレーション、写真などを取り上げている。左:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内》1899年、右:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内、床に映る陽光》1906年第5章の「色と光」は、色と光の関係を探求した作品を紹介する。光を探求し、さまざまな切り口の作品を制作するゲルハルト・リヒターの《アブストラクト・ペインティング(726)》は、なにかが描かれていた画面から絵具がスキージ(へら)で削り取られ、その結果抽象的な作品へと変化した作品。先に描かれていたと思われる絵はぼんやりとした形で残されていて、光に包まれているようにも見える。ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ペインティング(726)》1990年アメリカ人作家、ベー・ホワイトによる《ぶら下がったかけら》は、482本の糸と色とりどりの紙片で構成された作品だ。ペー・ホワイト《ぶら下がったかけら》2004年第6章「光の再構成」は、人工の光を素材とするアーティストに着目する。デイヴィッド・バチェラーの《ブリック・レーンのスペクトル 2》は夜の都市のような光を作り出し、オラファー・エリアソンは《黄色vs紫》で、特殊なフィルターが貼られた黄色いディスクに光を当てるインスタレーションを展開している。プロジェクターから投射された光は、ディスクを通して、2種類の色を壁に映し出されている。左:デイヴィッド・バチェラー《ブリック・レーンのスペクトル 2》2007年、右:デイヴィッド・バチェラー《私が愛するキングス・クロス駅、私を愛するキングス・クロス駅 8》2002〜07年オラファー・エリアソン《黄色vs紫》2003年そして最終章となる第7章「広大な光」では、光をよりダイナミックに扱う作家の作品を紹介する。ジェームズ・タレルの巨大なインスタレーションや、四方に光を投げかけながら回転するオラファー・エリアソンの《星くずの素粒子》などは、時間を忘れて見つめてしまうはずだ。オラファー・エリアソン《星くずの素粒子》2014年単なる名品展にとどまらず、18世紀の絵画作品から現代アートまで幅広い作品を通して「光」について考えることができる非常に刺激的で新しい発見に富んだ展覧会。夏休みにぜひ訪れたい展覧会だ。取材・文:浦島茂世<開催情報>『テート美術館展光— ターナー、印象派から現代へ』2023年7月12日(水)〜10月2日(月)、国立新美術館にて開催
2023年07月26日小企画展「美術館の悪ものたち」が、東京・上野の国立西洋美術館にて、2023年9月3日(日)まで開催される。国立西洋美術館に潜む「悪ものたち」に着目国立西洋美術館が所蔵する作品には、多くの「悪ものたち」が登場する。お金に目がくらむ若者、若い女性にうつつを抜かし、あるいは嫉妬する老人、盗人たち。ひいては悪魔や魔女といった悪を象徴する存在やその手下たち、死の象徴でもある憎々しい骸骨などがその例である。小企画展「美術館の悪ものたち」は、国立西洋美術館が所蔵する作品に見られる「悪ものたち」に着目した展覧会。15世紀から20世紀初頭にかけての所蔵版画作品を中心に紹介する。画面の中に描かれた個性的で、時にコミカルな姿で表される悪ものたちの姿を通じて、芸術家の豊かな空想力を感じることができる。会場では、「罪深い人々」「悪魔と魔女」「魔物」「死」「近代都市の悪ものたち」に分けて版画数十点、絵画数点を展示。特にマルカントニオ・ライモンディやアルブレヒト・デューラーが描いた各ジャンルの「悪ものたち」の作品を鑑賞できる。悪に対するかつての西洋の価値観を垣間見るはるか昔に描かれた「悪」や「正しくないこと」は、現代の価値観とマッチするものもあれば、理解に苦しむものもある。たとえば殺人や嫉妬は「悪」であり「正しくないこと」であるのに対し、大食いが罪とされるのには違和感を覚えるように、善悪の線引きは、古来より変わらないものもあれば、時代や地域、社会によって異なるのである。18世紀末期以降に脱宗教化・世俗化が進むと、「悪」を客観的に捉え社会批判を含んだ絵画なども多く描かれるようになる。「近代都市の悪ものたち」の章では、フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスやオノレ・ドーミエらによる作品も展示される。本展は、「悪」に対する西洋の価値観の一端にも触れることができる展覧会となっている。展覧会概要小企画展「美術館の悪ものたち」会期:2023年6月27日(火)~9月3日(日)会場:国立西洋美術館 新館2階 版画素描展示室住所:東京都台東区上野公園7-7開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日※ただし8月14日(月)は開館観覧料:一般 500円(400円)、大学生 250円(200円)※( )内は20名以上の団体料金(オンラインにて要事前予約)※高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料(入館時に学生証または年齢の確認できるものを提示)※心身障害者および付添者1名は無料(入館時に障害者手帳を提示)※7月9日(日)、8月13日(日)、9月3日(日)(Kawasaki Free Sunday)は本展および常設展は観覧無料※8月26日(土)(にぎやかサタデー)は本展、常設展および企画展は観覧無料※本展は常設展の観覧券または企画展「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」(7月4日(火)~9月3日(日))観覧当日に限り、同展観覧券で観覧可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年07月24日アメリ(AMERI)は、メトロポリタン美術館とのコラボレーションコレクションを2023年7月28日(金)より、アメリ ヴィンテージ直営店ほかにて発売する。アメリ×メトロポリタン美術館、初のコラボコレクションアメリから、世界屈指のコレクションを所蔵しているメトロポリタン美術館とのコラボレーションコレクションが登場。絵画を大胆に落とし込んだシアートップスやドレス、スカート、アート作品をプリントしたTシャツなど、全7型のウェアアイテムが揃う。注目は、咲き誇る野の花と菊が描かれたフィンセント・ファン・ゴッホの《Bouquet of Flowers in a Vase》を全面にあしらったアイテムたち。アートの美しさはそのままに、透け感のあるシアー素材のトップスや、ワンピースとしてもロングトップスとしても着まわしできるレイヤードドレスに大胆に落とし込むことで、モダンなムードを加えているのが特徴だ。ジョルジュ・スーラの人物画《Embroidery; The Artist’s Mother》は、デザインにモードな雰囲気を演出。大胆に絵をはめ込んだノースリーブトップスとキャミソールドレスのレイヤードドレスは、ドレス部分に光沢のあるサテン素材を使用することで、マーメードシルエットでフェミニンなデザインに仕上げている。ジョルジュ・スーラの作品をプリントしたTシャツには《Embroidery; The Artist’s Mother》に加え、花が活けられた花器を描いた《L’Agonie des Fleurs》も登場。いずれもバックネックに、作品名と作者名のプリント入りタグをあしらっているのがポイントだ。詳細アメリ×メトロポリタン美術館発売日:2023年7月28日(金)販売店舗:アメリ ヴィンテージ直営店(代官山店・ルミネ新宿店・心斎橋店・名古屋店)、アメリ 公式オンライン/ZOZOTOWN価格:・CUT TOPS 14,300円・SHEER DRESS 22,000円・LAYERED DRESS 27,500円・L’AGONIE DES FLEURS TEE 12,100円
2023年07月22日ドキュメンタリー映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』が7月15日(土) に公開される。ル・コルビュジエの建築作品として世界文化遺産に登録され、東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇る国立西洋美術館の2020年10月から1年半をかけて行った整備工事にカメラが潜入し、ふだん見られない所蔵品の数々、スタッフの活動など、貴重なミュージアムの内部を収めた。特別展を見ているだけではわからなかった、美術館の本当の姿が見えてくる。『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』ふた月に1度くらい、上野の美術展に行く。その程度の美術ファンだ。上野の森でもちょっと奥まった東京都美術館や東京国立博物館に行く道すがら、国立西洋美術館の広い前庭が目に入る。その前庭もコルビュジエの設計なのだが、本館までの動線や樹々の配置などがその後の増設工事を経て少しずつ変えられていた。それを創建当時の姿に戻すことが整備の主要目的。前庭のどこをどう通って行くか、入場者にそれがどう見えるか、コルビュジエのコンセプトを正確に後世に伝えるためだ。リニューアル後の国立西洋美術館整備工事は、庭に展示されているロダンの「考える人」「カレーの市民」、ブールデルの「弓をひくヘラクレス」を一時避難させることから始まる。普通には気付かないが、実は、この前庭の地下は特別展用のスペースと収蔵庫になっていて、その天井の防水工事や、美術品を別の場所に移す作業も必要だ。養生、といっても対象が美術品、大事に、大事に扱われる。「考える人」は、包帯のような布にぐるぐる巻きにされ、大けがをして痛がっている人のようだ。そもそも、国立西洋美術館の所蔵品の基礎となったのは、大正から昭和にかけて、造船業で財を成し、稀代の美術コレクターとなった松方幸次郎の「松方コレクション」。戦後、フランス政府に差し押さえられていた400点が返された。その返還の条件に、収容する美術館を建設すること、という項目が入っており、日本政府はフランスの建築家ル・コルビュジエに設計を依頼した。完成し、開館したのは1959年だ。この映画は独特なスタイルで作られている。冒頭に簡単な美術館ができた上記のようないきさつと、途中に松方コレクションの紹介が文字で入るものの、説明的なナレーションはなく、最低限な字幕と、美術館スタッフと企画展の外部協力者へのインタビュー、取材映像で綴られる。そして、ここまでよく許可したなと思わせる丁寧な取材。美術館といえば、特別展を行う場所と考えてしまうが、実は美術品の収集、維持管理と、その所蔵品の展示、貸し出しも重要な仕事。6000点に及ぶ所蔵品の管理、修復の現場だけでなく、海外や地方美術館での巡回展など、多岐にわたる活動を追っていく。学芸員が集まり日常的な業務報告をする会議や、購入作品を検討する委員会、常設展の企画ミーティングまで、美術館のバックヤードともいえる場所へ、カメラはどんどん入っていく。国立西洋美術館は職員21人と研究員が勤務している。取材期間中に馬渕明子館長が退官し、現在の田中正之館長にバトンタッチしたが、そのふたりの館長を始め、ほとんど全員といってもいいスタッフが、インタビューに答えている。今の仕事の内容だけでなく、個人的になぜ、この道を目指したかも、自分の言葉で話す。ここが魅力といってもいいところ。少年の頃、この映画を観たら、美術館スタッフを志したかもしれないと思えるほどだ。証言からは、国立美術館が抱える課題も浮かび上がってくる。例えば、新聞やテレビなどのマスコミの力なくしては成り立たない特別展の構造。社会における美術館のあり方もテーマのひとつ。一方で、東アジアで随一の所蔵品数を誇る国立西洋美術館はインバウンド観光客から注目されている。世界遺産登録はその大きな“観光資源”である。こういった新しいニーズに対応するためのマンパワーも必要になってくるのだろう。監督は、NHKで『新・シルクロード』『世界遺産1万年の叙事詩』などを担当したプロデューサー、ディレクターの大墻敦(おおがきあつし)。劇場用ドキュメンタリーは『春画と日本人』『スズさん 昭和の家事と家族の物語』に続き、本作が3作目。フレデリック・ワイズマン監督の『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』のような映画を国立西洋美術館でつくれないかと企画し、実現させた。馬渕明子前館長は、退任の挨拶で「国立西洋美術館は誰のものか。それは国民のものです」と明快に話す。映画のタイトルは、そういう意味も込めたものと思う。気に入った特別展だけでなく、気軽に常設展を覗いてみよう、映画を観終わってそんな気持になった。コルビュジエの世界遺産もしみじみ堪能しなくちゃ。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】村山匡一郎(映画評論家)「……これまでもわが国の美術館を紹介する文化映画はあったが、美術館の全貌に迫るドキュメンタリーとしては意義深い。」村山匡一郎さんの水先案内をもっと見る()(C)大墻敦
2023年07月10日英国のテート美術館のコレクションから「光」をテーマに作品を厳選し、18 世紀末から現代へと至るアーティストたちの約200年間に及ぶ創作の軌跡をたどる大規模な企画展が、7月12日(水)から10月2日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドで話題を呼んだ世界巡回展の最後を飾るのが、東京・大阪で開催される日本展だ。数えきれないほど多彩な表情を見せる「光」をどう作品に描くのか。新たな芸術表現を追求するアーティストたちは、この難解なテーマにずっと向き合ってきた。同展は、英国のテート美術館の約7万7千点以上のコレクションの中から厳選した約120点の作品によって、18世紀末から現代までの光をめぐる表現や技法の移り変わりを明らかする企画展だ。今回は、英国を代表するウィリアム・ブレイクやターナー、コンスタブルから、モネなどの印象派、そして、ブリジッド・ライリーや草間彌生ら現代アーティストまで、多彩な作品が来日。また、出品作も、絵画のみならず写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、映像など多岐にわたる。同展の大きな特徴は、展示の構成を「精神的で崇高な光」や「自然の光」といった光のタイプや、「色と光」「広大な光」といった切り口で章立てすることによって、時代や地域、ジャンルを超えて「光の作品」を俯瞰する会場構成が行われることだ。テーマごとの多様な光の作品群が空間の中で相互に呼応するような、これまでにない鑑賞体験ができるという。同展のもうひとつの見どころは、約120点のうち、ターナーの傑作を含むおよそ100点が日本初出品だということ。また、国際巡回展の最終会場となる日本では、エドワード・バーン=ジョーンズ、マーク・ロスコなど、人気作家による12点が特別出品される。ゲルハルト・リヒター《アプストラクト・ペインティング(726)》は日本初出品かつ日本特別出品作だ。光に包まれる体験ができる大型のインスタレーション作品にも注目したい。ジェームズ・タレルやオラファー・エリアソンの作品は、いずれも日本初公開。18世紀末から19世前半のロマン派の画家たちから新たな視覚体験をもたらす現代美術家まで、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されてきたのか、その多彩な表現を目のあたりにする貴重な機会となるだろう。<開催情報>『テート美術館展光— ターナー、印象派から現代へ』会期:2023年7月12日(水)〜10月2日(月)会場:国立新美術館 企画展示室2E時間:10:00〜18:00、金土は20:00(入場は閉館30分前まで)休館日:火曜料金:一般2,200円、大学1,400円、高校1,000円※2023年7月15日(土)~17日(月・祝)は高校無料 (要学生証提示)※2023年10月26日(木)~2024年1月14日(日)まで大阪中之島美術館へ巡回公式サイト:
2023年07月05日東京都写真美術館では、展覧会「TOPコレクション何が見える?『覗き見る』まなざしの系譜」を、2023年7月19日(水)から10月15日(日)まで開催する。「覗き見る」ことに着目した作品を紹介「TOPコレクション」展は、東京都写真美術館の収蔵作品を多様な視点から紹介する展覧会。今回は、「覗き見る」ことをテーマに、「覗き見る」ことを可能にした装置と、それによって生み出されたイメージ、さらには「覗き見る」ことからイマジネーションを広げた作家たちの多様な表現を紹介する。ファインダーを覗き込み、写真や映像を撮影するカメラは、まさに「覗き見る」装置だ。18~19世紀のヨーロッパでは、カメラの原型となったカメラ・オブスクラの構造を利用し、箱の中の景色を楽しむピープショーが流行した。また日本においても、江戸時代に「のぞきからくり」や「覗き眼鏡」が流行する。このほか、顕微鏡や望遠鏡などの科学的な装置、ステレオスコープのような立体視のための装置、動く絵を生み出す装置など、覗き見る装置のバリエーションは多岐にわたる。第1章から第4章では、それら歴史的収集品を展覧する。会場では、当時の貴重な装置を実際に体験できるレプリカを交えながら展示するほか、それらの装置で使用されていた絵や写真も多数紹介することで、各時代の社会や文化、歴史にも触れることのできる展覧会となっている。受け継がれる「覗き見る」まなざし電子機器の発展により液晶モニターやディスプレイを見ながら撮影をすることが増え、「覗き見る」行為は減ったかのように思える現代においても、「覗き見る」まなざしの系譜は受け継がれている。現代では、ひとり1台カメラ付きのスマートフォンを持ち、気軽にカメラをお互いに向けあうことでき、「覗き見る」ことで受ける恩恵と、意図せず覗き見られる対象となる危うさが共存する。第5章では、「覗き見る」行為のあり方を奈良原一高、オノデラユキ、出光真子、伊藤隆介の4名の現代作家たちの作品を通して考えることができる。展覧会概要「TOPコレクション 何が見える?『覗き見る』まなざしの系譜」会期:2023年7月19日(水)~10月15日(日)会場:東京都写真美術館 3F 展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内開館時間:10:00〜18:00(木・金曜日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)観覧料:一般 700円、大学・専門学校生 560円、中学生・高校生・65歳以上 350円※小学生以下、都内在住・在学の中学生、障がい者手帳の所持者および介護者(2名まで)は無料■出品点数267点(予定)※会期中に1回展示替えあり■出品予定作家ウィリアム・ベンジャミン・カーペンター、ロール・アルバン=ギヨー、エドワード・マイブリッジ、エティエンヌ=ジュール・マレー、ハロルド・ユージン・エジャートン、奈良原一高、オノデラユキ、出光真子、伊藤隆介【問い合わせ先】東京都写真美術館TEL:03-3280-0099
2023年06月22日ル・コルビュジエ建築の世界遺産「国立西洋美術館」の知られざる舞台裏を描くドキュメンタリー映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』より、井浦新がナレーションを担当した予告編が公開された。上野にある「国立西洋美術館」は、東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇り、日本を代表する美術館として知られる。本作では、2020年に創建当時の姿に近づける整備のために休館した美術館の内部にカメラが入り、1年半の長期にわたり密着。所蔵作品のお引越しの全貌を記録したほか、絵画や彫刻の保存修復作業、コレクションの調査研究や国内・海外の美術館への巡回展、特別展の企画開催など、知られざる舞台裏に迫った。今回公開された映像は、数々の美術番組に出演、ガイドブックや展覧会グッズの制作にも関わるなど、美術愛の深さで知られる井浦さんが、知られざる美術館の舞台裏の世界へと誘いこむ。所蔵作品が展示される美術館のシーンから始まり、休館し観客がいなくなった場面へと移り変わる。前庭リニューアル工事の模様をはじめ、普段は決して見られない収蔵庫の内部、展覧会の打ち合わせ風景や購入作品決定の会議など、貴重なシーンが登場。関係者のインタビューでは、美術館の目前に迫る危機的状況が明かされる。ナレーションを終え、井浦さんは「美術館で働く人々のことは、お客さんは知らなくても良いかもしれない。だけど、知ってから美術館に行って美術を見ると、もっと楽しくなる」と言い、「この映画を見て、国立西洋美術館に行ったら、見る前とは国立西洋美術館の見方や過ごし方がきっと変わる。映画を見てから美術館に行くのもいいし、行ってから映画を見ても、どっちも楽しい。無機質に感じるかもしれない美術館も、実は生き物なんです」とコメントを寄せている。なお、井浦さんが担当したのは、予告編のナレーション。本編にはナレーションは入っていない。『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は7月15日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたしたちの国立西洋美術館 ~奇跡のコレクションの舞台裏~ 2023年7月15日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開©大墻敦
2023年06月19日ドキュメンタリー映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』が、2023年7月15日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。国立西洋美術館とは?東京・上野の国立西洋美術館は、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016年に世界文化遺産に登録された美術館。東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇り、フランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を基盤に、モネの《睡蓮》やルノワール、ピカソ、ゴッホらの名画、ロダンの《考える人》《カレーの市民》といった彫刻、版画、素描など、およそ6,000点の作品を所蔵している。国立西洋美術館の“舞台裏”に潜入映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は、国立西洋美術館の知られざる舞台裏を映し出すドキュメンタリー作品だ。2020年、国立西洋美術館が、ル・コルビュジエが構想した創建当時の姿に近づける整備のため休館した際に、普段は見ることのできない内部にカメラが潜入。1年半にわたって密着し、リニューアル工事のために行った所蔵作品の“お引越し”の全貌を記録したほか、絵画や彫刻の保存修復作業、コレクションの調査研究や国内・海外の美術館への巡回展、特別展の企画開催など、美術館の活動に迫る。台座から外された《考える人》や名画の揃う収蔵庫劇中には、前庭に設置されていた《考える人》が台座から外され、梱包材でぐるぐる巻きにされて運ばれる様子や、ロダンの彫刻《カレーの市民》がクレーンで空高く宙吊りになる光景、名画が勢揃いした通常非公開の収蔵庫の内部など、通常はなかなか目にすることのできない光景が目白押しとなっている。一方で、関係者へのインタビューを通じ、日本の文化行政が抱える難問と美術館の目前に迫る“危機的状況”を浮き彫りにする場面も。国立西洋美術館やアートの見方を変えてくれるような、刺激に満ちた内容が展開される。監督は大墻敦監督は、2015年開催の永青文庫「春画展」の内幕を描いた『春画と日本人』の大墻敦が務める。井浦新が予告編のナレーションを担当また、予告編のナレーションは井浦新が担当。2013年から2018年まで司会を務めたNHK「日曜美術館」をはじめ数々の美術番組に出演、ガイドブックや展覧会グッズの制作にも関わるなど、“美術愛”の深さで知られる井浦が「知られざる美術館の舞台裏」の世界へと誘いこむ。【作品詳細】映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』公開日:2023年7月15日(土)監督:大墻敦製作・撮影・録音・編集:大墻敦録音・照明:折笠慶輔録音:梶浦竜司カラーグレーディング:堀井威久麿音楽:西田幸士郎協力:国立西洋美術館■オリジナルクリアファイル付き 前売り券 1,500円販売場所:全国の上映劇場窓口(一部劇場覗く)、メイジャー通販サイト
2023年06月16日サンローランは2024年メンズサマーコレクションをモダニズムの傑作であるベルリンの現代美術館「新ナショナルギャラリー」にて発表しました。Courtesy of SAINT LAURENTモダニズムの傑作であり、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが手掛けた最後の大規模なプロジェクトであるベルリンの「新ナショナルギャラリー」。ガラスとスチールからなる芸術的な神殿は、古典主義をそぎ落としながらもその要素を確実に残し、1968 年のオープン当時と同様に、今なお斬新に感じられます。この象徴的なパビリオンは、アンソニー・ヴァカレロがサンローランの本質的なテーマを、現代の生活に適した姿勢と気軽さで再構築する舞台としてふさわしいものです。Courtesy of SAINT LAURENT2024 年春夏コレクションでは、昨今のサンローランコレクションで検討されたアイデアが再提案され、進化しています。最も重要なのは、マスキュリンとフェミニンという 2 つの要素の自由な相互作用です。前回のウィメンズコレクションを彷彿とさせるアイテムが新たな構成で登場し、進化するサンローランのワードローブのオープンエンドな多様性を示しています。シャープでありながら、予想外の軽快さを帯びるシルエット。ゆとりのある上半身とハイウエストのフルートパンツが登場します。肩が誇張されたテーラードジャケット、片方の肩がむき出しにされたブラウスなどは、ブランドの過去への想いが込められています。Courtesy of SAINT LAURENT簡潔なドレープと再配置された水玉やヒョウ柄は、馴染みのモチーフにタイムリーな個性を与え、自信に満ちたミックスストライプは、従来の調和という概念を覆します。メンズウェアの文脈において、モスリンのようなクチュールファブリックは、伝統的な意味合いを失います。サンローランのタキシードには、ボディをすっぽりと覆うサテンのタンクトップを合わせ、一見クラシックに見えながらも、よく見ると先進的であることがわかります。Courtesy of SAINT LAURENTアンソニー・ヴァカレロによる会場セットも、先見性のある建築を際立たせます。ダークなカーテンの滑らかさが、建物の特徴的なグリッドフレームとの対話を生み出します。また、夕暮れ時に街の中心から昇る太陽のように一筋の明るい光が空間に溢れ、再生と季節の連続性を表しています。Courtesy of SAINT LAURENTCourtesy of SAINT LAURENT#サンローラン #Saintlaurent #yslサンローラン クライアントサービスTEL 0120-95-2746
2023年06月14日展覧会「住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画」が大分県立美術館にて、2023年7月1日(土)から8月31日(木)まで開催される。住友家のコレクションを展示江戸初期に始まり、銅山経営を基盤に発展した住友を今日に至る近代企業へと躍進させた住友家第15代当主・住友吉左衞門友純(号春翠)。稀代の数寄者として知られる春翠が始めた美術品の蒐集は、長男の寛一、第16代当主友成に受け継がれ、西洋・東洋に精通した優れたコレクションが形成された。中でも、春翠が欧米視察旅行中にパリで購入した2点のクロード・モネは、最も早い時期に日本へもたらされたモネの実作として重要な存在となっている。住友家の須磨別邸には、この2作品に加えて貴重な洋画コレクションが飾られており、日本の画家たちに鑑賞の機会を与えると共に、日本の近代洋画の発展に貢献してきた。展覧会「住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画」では、住友コレクションより、泉屋博古館東京が所蔵するフランス絵画および日本近代洋画より厳選した85点を紹介。モネやピエール=オーギュスト・ルノワール、パブロ・ピカソ、ジャン=ポール・ローランス、浅井忠、鹿子木孟郎、藤島武二、岸田劉生、梅原龍三郎ら、フランス絵画や日本人画家による油彩画などの名品の数々を鑑賞することができる。フランスと日本の美を比較また、会期後半では、「フランスと日本 美の対決」と題して、主題や技法をめぐり共通項を見出しながら、西洋と東洋の作品を対峙させる。異なる文脈から生まれた作品を並べて配置することで、鑑賞者へ新たな発見を促す。豊富なバリエーションの住友洋画コレクションならではの試みとなっている。展覧会概要展覧会「住友コレクション名品選 フランスと日本近代洋画」会期:2023年7月1日(土)~8月31日(木)会場:大分県立美術館 3階 展示室B住所:大分県大分市寿町2-1開館時間:10:00~19:00(金・土曜日は20:00まで)※入場はいずれも閉館30分前まで観覧料:一般 1,200円(1,000円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生以下無料※( )内は前売および有料入場20名以上の団体料金※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の提示者および付添者(1名)は無料※会期中にかぎり、本展の半券提示によりコレクション展を無料で1回観覧可<主な出展作家>クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、ジャン=ポール・ローランス、ピエール・ボナール、モーリス・ド・ブラマンク、ジョルジョ・ルオー、パブロ・ピカソ、マルク・シャガール、浅井忠、鹿子木孟郎、藤島武二、岸田劉生、岡田三郎助、梅原龍三郎、中川一政、岡鹿之助、小磯良平、坂本繁二郎、熊谷 守一、山口薫、香月泰男、他総出品点数:85点※浅井忠6点については会期半ばで3点ずつ展示替えを行う【問い合わせ先】大分県立美術館TEL:097-533-4500
2023年06月09日東京・サンシャインシティプリンスホテルから、“泊まれる美術館”をテーマにしたイギリス国立美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」とのコラボレーション宿泊プランが登場。期間は、2023年6月17日(土)から10月31日(火)まで。イギリス国立美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」とコラボ“泊まれる美術館”テーマの「ファン・ゴッホ」コンセプトルームサンシャインシティプリンスホテルがタッグを組むのは、数多くのアート作品を保有しているイギリス国立美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」。コラボレーションプランでは“泊まれる美術館”をテーマに、ファン・ゴッホの名画を散りばめたコンセプトルームを用意する。コンセプトルームの壁にはファン・ゴッホの作品を展示。ベッドには、コラボレーションプランのために特別に作られたクッションや「ロンドン ナショナル・ギャラリー」のロゴをあしらったベッドスローを設置する。さらに、 宿泊者限定のオリジナルグッズとして、ファン・ゴッホの絵画をデザインしたトートバッグ、キーホルダー、ハンカチタオル、クリアファイル、カードキーの5種をプレゼントする。ゴッホの代表作《ひまわり》モチーフのパフェ期間中は、「ロンドン ナショナル・ギャラリー」所蔵のファン・ゴッホの代表作《ひまわり》をモチーフにしたパフェも販売。黄色やオレンジ色をベースカラーに採用し、ソースやゼリー、アイスクリーム、クッキーなどを重ね、仕上げに“ひまわり”をイメージしたチョコレートを飾った。名画の複製画を展示さらにホテル館内では、「ロンドン ナショナル・ギャラリー」所蔵名画の複製画全9点を展示。《ファン・ゴッホの椅子》や《アニエールの水浴》を鑑賞できる。【詳細】「ロンドン ナショナル・ギャラリー」コラボレーションプラン期間:2023年6月17日(土)~10月31日(火)場所:サンシャインシティプリンスホテル住所:東京都豊島区東池袋3-1-5■コンセプトルーム宿泊プラン※1日2室限定予約開始日:2023年5月26日(金)12:00~※予約はホテル公式ウェブサイト内専用ページにて受付開始。料金:1名 13,400円~※1室2名利用時※料金には、1名の1泊室料、オリジナルグッズ、サービス料が含まれている。※そのほかに、パフェ「ひまわり」付きの宿泊プランも用意。※料金は、宿泊日、利用人数により異なる。※詳細はホテル公式ウェブサイト内専用ページを要確認。【問い合わせ先】サンシャインシティプリンスホテル 宿泊予約TEL:03-5954-2238 (受付時間:10:00~17:00)■パフェ「ひまわり」場所:カフェ&ダイニング Chef’s Palette(ホテル1F)提供時間:12:00~19:00(ラストオーダー18:30)料金:1名 2,900円(コーヒ・紅茶付き)※サービス料込。※仕入れの状況より、メニュー・食材に変更がある場合がある。【問い合わせ先】カフェ&ダイニング Chef’s PaletteTEL:03-5954-2254(受付時間:10:00~18:00)※画像はイメージ。
2023年05月27日企画展「マルク・シャガール版にしるした光の詩(うた)神奈川県立近代美術館コレクションから」が、東京の世田谷美術館にて、2023年7月1日(土)から8月27日(日)まで開催される。シャガールの版画作品約140点が一堂に宙を舞う恋人たちや花束、動物などを幻想的で色彩豊かに描いた絵画作品で知られる、マルク・シャガール。シャガールは絵画制作のかたわら版画も手がけており、2,000点以上の作品を残している。版元や工房との協働を通じて制作された版画作品には、絵画に通ずる部分がありつつも、版画ならではの表現も見てとることができる。企画展「マルク・シャガール版にしるした光の詩(うた)神奈川県立近代美術館コレクションから」では、神奈川県立近代美術館の所蔵作品より、1950〜60年代にかけて刊行された6つの版画集から厳選された作品約140点を展示する。たとえば『ダフニスとクロエ』や『サーカス』は、色彩豊かなリトグラフによる、シャガールを代表する作品だ。一方、シャガールは豊かな色彩表現にはとどまらない版画技法を探求しており、その例としてモノクロームのエッチングによる『ラ・フォンテーヌ寓話集』や、木版による荒々しく素朴な味わいを楽しめる『ポエム』などを挙げることができる。本展では、技法ごとの表現の違いや、題材や制作の背景などに光をあてつつ、シャガールの版画作品を紹介してゆく。展覧会概要企画展「マルク・シャガール版にしるした光の詩(うた)神奈川県立近代美術館コレクションから」会期:2023年7月1日(土)〜8月27日(日)会場:世田谷美術館住所:東京都世田谷区砧公園1-2開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜日(7月17日(月・祝)は開館)、7月18日(火)観覧料:一般 1,200円、65歳以上 1,000円、高校・大学生 800円、小・中学生 500円、未就学児 無料【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年05月26日フェイラー(FEILER)から、国立新美術館にて開催される展覧会「ルーヴル美術館展 愛を描く」とのコラボレーションハンカチ「ラシーブルダムール(LA CIBLE DAMOUR)」が登場。2023年5月3日(水)より、国立新美術館「ルーヴル美術館展」会場内特設ショップ、フェイラー銀座本店にて発売される。「ルーヴル美術館展」とのコラボハンカチフェイラーと、展覧会「ルーヴル美術館 愛を描く」がコラボレーション。ドイツ・シュニール織のコットン100%のハンカチに、展覧会で展示されているフランソワ・ブーシェ《アモルの標的》から着想を得て、キューピッドをモチーフとしたデザインを落とし込んだ。華やかに咲く色とりどりの花々や、ハートに刺さった矢などがキュートだ。ハンカチを縁取るカラーは、アイボリーとブルーの2色を用意する。【詳細】フェイラー×「ルーヴル美術館展 愛を描く」コラボハンカチ※予約不可発売日:2023年5月3日(水・祝)販売場所:国立新美術館 1E「ルーヴル美術館展 愛を描く」会場内特設ショップ、フェイラー銀座本店価格:「ラシーブルダムール」2,970円サイズ:約25×25cm※オリジナル箱入り※特設ショップは6月12日(月)まで※フェイラー銀座本店での予約、発売後の取り置き、代引き配送は不可※フェイラー銀座本店では、混雑状況により販売方法が変更になる場合あり※フェイラーでは、フェイラー銀座本店以外のショップでの販売はなし※「ルーヴル美術館展」は、5月8日(月)以降は、全てのチケットが事前予約(日時指定)不要となる※ひとり1点までの購入※購入点数制限は、一定期間経過後に解除する場合あり※販売数には限りあり
2023年05月05日国立西洋美術館の常設展示室で、小企画展『橋本コレクション展―指輪よりどりみどり』が開かれています。本展では、カルティエやブルガリなどの高級ブランドから、歯や髪の毛が入ったユニークなタイプまで、約200点の指輪が集結。今回、展覧会を担当された研究員さんに、展示の見どころなどをお聞きしてきました!圧巻の指輪が約200点!『橋本コレクション展―指輪よりどりみどり』展示風景【女子的アートナビ】vol. 291『橋本コレクション展―指輪よりどりみどり』では、国立西洋美術館が所蔵する約760点もの指輪コレクションからセレクトされた約200点の指輪を展示。ダイヤモンドやルビーなどの宝石を使ったゴージャスな指輪や、カルティエやブルガリ、ヴァン クリーフ&アーペルなどの高級ブランド、さらにユニークな素材を使ったものや、彫刻作品のような指輪も見ることができます。これらの指輪は、すべてコレクターの橋本貫志氏が集めたもの。橋本氏は、2012年に約870点もの宝飾品を同館に寄贈し、これらは「橋本コレクション」と呼ばれています。今回、本展を企画された国立西洋美術館の学芸課主任研究員、飯塚隆さんに、見どころや指輪の楽しみ方をお聞きしてきました。きれいな指輪ばかり、ではない!『橋本コレクション展―指輪よりどりみどり』展示風景――まずは、本展開催の経緯について、教えてください。飯塚さん国立西洋美術館の「橋本コレクション」は800点以上もあり、魅力的な作品があるのにもかかわらず、通常の常設展ではほとんど展示できていませんでした。2014年には、寄贈していただいた記念にお披露目の大規模展覧会を開きました。そのときは、300点ほど展示しましたが、その後なかなか指輪に特化した企画展が開けませんでした。そろそろ、きちんと紹介したいと思い、今回200点以上を版画素描展示室で展示しています。過去の展覧会で紹介できなかった作品も、半分以上含まれています。――展覧会のタイトルにある「よりどりみどり」には、どんな思いがこめられていますか?飯塚さん橋本コレクションには、一般的にジュエリーショップで買えるものと比べると、はるかに変化に富んだ、多種多様な指輪がそろっています。時代や素材、技法、様式もさまざま。紀元前2000年頃のものから、現代の作品まであります。世界随一といってもいいぐらい、いろいろな作品が集まっているコレクションなので、「よりどりみどり」。きれいなモノばかりではなく、おもしろい指輪、不思議な指輪、とても指輪には見えない指輪。さまざまな指輪があるのが橋本コレクションの魅力です。どこから見てもOK!『橋本コレクション展―指輪よりどりみどり』展示風景――展示の構成もユニークです。「ウェアラブルデバイス」や「素材なんでもかんでも」など、解説パネルを読むのも楽しく感じました。どのように構成されたのですか?飯塚さん展覧会というのは、たいがい学術的でお堅いものなので、あるテーマを定めて構成するのがふつうです。ただ、橋本コレクションの場合、時代や素材といった特定のテーマを立てると、取りこぼされる指輪も出てきて、かえって本来の魅力が伝わらなくなるおそれもあります。そこで、最初からテーマを立てるのはやめて、純粋に指輪を見たときの驚きや戸惑い、おもしろみなど、私が感じた着眼点を切り取り、トピックを立てていきました。例えば、「ゆびわ動物園」では、学術的あるいは動物学的な意味ではなく、単に動物をモチーフとした指輪を展示しています。各セクションは独立しているので、どこから見ても構わないような構成になっています。乳歯や髪の毛入り、ポイズン・リングも…!左《毛髪の納められた指輪》(18世紀後期)、右《アール・ヌーヴォーの指輪》(おそらく1900年頃)いずれも国立西洋美術館 橋本コレクション――乳歯や毛髪入りの指輪なども展示されています。なぜ、カラダの一部を入れる指輪が作られたのですか?飯塚さん基本的には、大切な人間への深い思いがあり、それに裏打ちされた作品だと思います。例えば現代なら、身近な人の写真を飾ったりしますよね。でも、時代を遡ると写真がない。肖像画はありますが、それを持てるのは一握りの人間だけです。大切な人を身近に感じたいとき、実際に人の髪の毛や歯など、カラダの一部を肌身離さず持ちたいと思い、その持ち運びに適していたのが指輪なのです。容器のついたタイプの指輪は、古くから作られているので、そこに髪の毛などを入れる作業は比較的簡単にできました。裕福な人だけが持つ高価なものではなく、一般の人でも作りやすかったのだと思います。《アメリカ陸軍空挺部隊のバッジが付いたポイズン・リング》1940年頃国立西洋美術館 橋本コレクション――毒を入れられるポイズン・リングや小型カメラつき指輪も飾られています。これらは、実際に使われていたのですか?飯塚さんポイズン・リングは実際に使われていた、という言い伝えがあります。モノを入れるタイプの指輪で、そこに毒を入れたり、薬や香水を入れたりすることもあります。今回展示されているポイズン・リングは、軍人が持っていたものなので、毒の可能性が高いと判断しています。また、ロシアのスパイが使っていたカメラ付きの指輪もあります。カメラで撮った写真もあるので、実際にカメラとして機能していたようです。「えっ!」「あれっ?」「オーッ」と楽しんで!《ダンサーの指輪》(現代) 国立西洋美術館 橋本コレクション――最後に、anan読者のみなさんにメッセージをお願いします。飯塚さん指輪は、非常に身近なものだからこそ、みなさんには一定のイメージがあると思います。でも、橋本コレクションの指輪を見ると、そのイメージをはるかに逸脱した指輪がごろごろあります。それを楽しむためにも、自分の指輪のイメージを忘れて、開かれた心で見ていただければと思います。「えっ!」「あれっ?」「オーッ」と、そんな風に感じることが、橋本コレクションの魅力を味わっていることにほかならないのです。自分の概念が揺さぶられているのを感じて、楽しんでいただきたいです。――貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。レプリカがミュージアムショップに!飯塚さんのお話、いかがでしたか?本記事ではご紹介しきれないほど、会場ではさまざまな指輪を楽しむことができます。また、ミュージアムショップでは、なんと橋本コレクションのレプリカが販売されています!デザインは4タイプ(1点は5月下旬ごろ販売予定)。橋本コレクションの感覚を自分の指で楽しめるなんて、うれしいですね。販売時期や購入方法などの詳細は、ミュージアムショップのInstagramをご覧ください。本展の開催は、6月11日まで。世界遺産に登録されている美術館で、ぜひユニークな指輪をご覧になってみてくださいね!Information会期:~6月11日(日)※休館日は月曜日(ただし、5月1日は開館)会場:国立西洋美術館新館2階版画素描展示室開館時間:9:30~17:30(毎週金・土曜日は20:00まで)※5月1日(月)、2日(火)、3日(水・祝)、4日(木・祝)は20:00まで開館※入館は閉館の30分前まで観覧料:一般 ¥500、大学生 ¥250、高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料(入館の際に学生証または年齢の確認できるものをご提示ください)※本展は常設展の観覧券または「憧憬の地ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」展観覧当日に限り同展観覧券でご覧いただけます。※5月18日(木)は本展および常設展は観覧無料(国際博物館の日)
2023年05月02日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」から、新作「ルーヴル美術館 by M/M(Paris)((エムエムパリス)」UTコレクションが登場。2023年5月8日(月)より全国のユニクロ店舗ほかにて発売される。「ルーヴル美術館 by M/M(Paris)」UTコレクション「ルーヴル美術館 by M/M(Paris)」UTコレクションは、ユニクロとルーヴル美術館が2021年より結ぶパートナーシップの一環として実現。今回は、コラージュやタイポグラフィを巧みに組み合わせたアートワークを手掛けている、パリを拠点に活動するアート・デザインユニット「M/M(Paris))」とのコラボレーションTシャツを展開する。ラインナップするのは、モナリザとルーヴル・ピラミッドのコラージュや“LOUVRE”の文字を12点の展示作品を用いて表現したアイテムなど。「M/M(Paris)」ならではのオリジナリティを出しつつも、原作への敬意と愛情が感じられるデザインに仕上げている。【詳細】「ルーヴル美術館 by M/M(Paris)」UTコレクション発売日:2023年5月8日(月)取扱店舗:全国のユニクロ店舗、オンラインストアアイテム:オーバーサイズフィット Tシャツ 4柄 1,990円
2023年04月23日