富士ゼロックスは2月1日、ネットワーク上の複合機やプリンタを統合管理するソフトウェア「ApeosWare Management Suite」の最新版「ApeosWare Management Suite 2」を2月8日から発売すると発表した。「ApeosWare Management Suite」は、ネットワーク上の複合機やプリンタなどの機器やそれらのユーザーを管理し、認証・出力・使用ログの集計・文書配信・出力などの機能を統合的に提供する。今回、機器の利用者、出力枚数、用紙サイズなど、30種類以上のレポートをWebブラウザ上で作成できる機能が追加された。指定の時間や設定で、自動でレポートを管理者宛てにメールで送信したり、フォルダに格納したりすることも可能になった。出力操作の際に案件ごとのアカウントを選択することで、案件ごとの出力費用を集計できるようにもなった。集計結果をもとに費用を案件を担当した組織に付け替えることができる。スキャン&コネクト機能により、複合機でスキャンした文書をメールに添付して送信や、クラウドサービスや文書管理サービスへの配信、クラウドサービスや文書管理サービスに登録されている文書のプリントが簡単に行えるようになった。また、さまざまなクラウドサービス、文書管理サービスへアクセスしても統一されたコントロールパネルの操作画面で迷わずに操作が可能。あらかじめユーザーIDやパスワードを登録しておけば、クラウドサービスや文書管理サービスにログインするたびに入力する手間が不要になるとのこと。モバイル対応も強化されており、スマートフォンやタブレット端末による処理状況もPCからの操作と同様に管理でき、プリンタドライバーを使わずにブラウザにファイルのアップロードや、メールに添付して指定アドレスに送信することで簡単に印刷することが可能になっている。同製品のラインナップは、シンプルな商品構成で、導入しやすい「Entry Edition」と、大規模環境での運用や冗長化、負荷分散などさまざまなニーズに対応可能な「Enterprise Edition」の2種類。標準ライセンス価格は、「Entry Edition」が10万円、「Enterprise Edition」が50万円から(いずれも税別)。デバイス台数によっては別途デバイスライセンスの購入が必要。
2016年02月01日コニカミノルタは1月27日、企業、官公庁、学校などの集中印刷部門や商業印刷をターゲットとしたモノクロプロダクションプリンタ「bizhub PRO(ビズハブ プロ)1100」を2月12日より発売すると発表した。新製品は、「bizhub PRO 951」の後継機種で、印刷枚数が毎分95枚から100枚と高速化された。また、新規市場として、新興国での利用を意識したシンプルな排紙トレイが用意され、多様な用途に対応することで、同社は市場拡大を図るとしている。出力解像度は1200dpiで片面/両面出力時とも毎分100ページ(A4ヨコ)。給紙量はオプションとの組み合わせで最大9000枚。また、中間調や高濃度域の画像安定化技術により、出力枚数の多い場合でも安定した高画質出力を実現するという。環境負荷が低いという重合法トナー「デジタルトナーHD」や同社独自という画像処理技術との組み合わせで、原稿データで多用される細線や小文字、グラフィカルな白抜き文字や黒ベタ、グラデーションやハーフトーンなどを安定して再現するとしている。また米国において、印刷はモノクロのみでもドキュメントデータはカラーで保管したいというニーズが多かったことから、両面1パスカラースキャナを標準搭載。片面原稿のスキャンスピードは毎分90ページ(A4ヨコ)、両面原稿は両面を同時スキャンすることで毎分180ページ(A4ヨコ)という高速を実現しているという。さらに、モノクロ機としては初めて、さまざまな印刷ジョブをパソコン上から管理ができる「Job Centro」と、トーンカーブ調整などが容易にできる「Color Centro」を採用し、15インチ大型タッチパネル上でジョブチケットが編集可能となるなど、印刷現場での柔軟なジョブ管理をも実現するとしている。新製品の価格は、本体425万円(税別)、標準搬入設置料金7万8000円(税別)。
2016年01月28日エプソンのインクジェットプリンタ/複合機「カラリオ」シリーズを購入したユーザーに、キャッシュバックを行うキャンペーンが始まる。対象製品は「EP-808AW/AB/AR」と「EP-708A」、対象の購入期間は2016年1月28日~同年3月27日、キャッシュバック額は2,000円、応募締め切りは2016年4月11日(当日消印有効)だ。申し込みは郵送のみで、Web上では受け付けていない点に注意。詳細はエプソンのキャンペーンサイトを参照のこと。
2016年01月26日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は1月19日、米3D SYSTEMS製の金属粉末焼結3Dプリンタの新しいモデルとなる「ProX DMP 320」の販売を開始したと発表した。同社は2013年10月に米3D SYSTEMSと産業用3Dプリンターの国内販売契約を締結。金属粉末焼結3Dプリンタ「ProX DMP 100/200/300」などの販売を展開してきた。今回販売開始となった新製品「ProX DMP 320」は、25ppmの低酸素濃度雰囲気での焼結により機械特性の向上に寄与するとともに、双方向の材料供給方式を採用しており、レイヤリング時間を短縮している。また、着脱式プリントモジュールの採用により容易な材料交換とコンタミネーション(不純物汚染)懸念の低減を実現しているほか、金属粉末材料の高速リサイクルモジュールの使用も可能となっている。販売価格は、1億1000万円(税別)から。
2016年01月19日●圧倒的な低ランニングコスト○既存のビジネスモデルを打破エプソンは1月12日、新カテゴリープリンタに関する説明会を開催。新カテゴリーの製品群「エコタンク搭載プリンター」、および「カラリオ V-edition」「カラリオ」の新モデルを発表した。スペックなど製品の概要は、別記事『エプソン、インクジェットの弱みを改善する「エコタンク搭載プリンター」』『エプソン、「カラリオ」複合機/プリンタの新モデル - 小型機など3製品』を参照いただきたい。特にエコタンクモデルでは、インクジェットプリンタ市場のビジネスモデルを大きく転換する製品となっている。エコタンク3製品(EW-M660FT・PX-M160T・PX-S160T)は、消耗品としてのインクカートリッジを排し、プリンタの右側に設置されている大型インクタンクにインクを継ぎ足す仕組みだ。また、従来の「(高価な)純正インクカートリッジで儲ける」というビジネスモデルではなく、本体価格は従来よりも高いが、インクのランニングコストは圧倒的に安いという特徴を持っている。EP-10VAをカラリオ V-editionと位置づけ、こちらも本体価格は値上げするが、インクカートリッジは値下げ。さらに、2015年秋の新製品に追加するかたちで、カラリオ新製品(3モデル)も投入し、ほぼ全モデルのインクカートリッジについて値上げのアナウンスがあった。●コンシューマー向けプリンタを3カテゴリーに○コンシューマー向けプリンタを3カテゴリーに説明会ではまず、エプソン販売の佐伯社長が新製品の概要やエコタンクの意義について述べた。コンシューマーユーザーのヒアリング調査によって、「消耗品切れ、交換の手間、印刷コスト」の3点に不満があると判断。比較的印刷枚数の多いユーザーに対し、ランニングコストとTCOを解消するべく投入するのが、エコタンク機とカラリオ V-editionであるとした。エコタンク機は当初3製品、カラリオ V-editionは1製品でスタートする。反響によって、今後のラインナップ拡充に含みを持たせていた。新製品に関する説明は、セイコーエプソンの久保田氏から。今回の発表はエコタンク3製品とカラリオ3製品だ。エコタンク機はインク交換の手間を大幅に減らし、圧倒的な低ランニングコストを実現した。カラリオは高画質・多機能・コンパクトを継承した新モデルとなる。さらに、スマホ向けの新アプリを投入するという。エコタンク機に関しては、もともと新興国から提供を開始していた。2013年までに100カ国まで拡大し、2014年には西欧、2015年には北米市場でも投入している。圧倒的な印字コストだけでなく、カラーで6,500ページ、モノクロで6,000ページという大容量タンクを搭載しており、インクを「交換」ではなく「補充」することで、常時印刷可能な状態を維持できるとした。今回のエコタンク機には、2回分(8本)のインクボトル(ブラック140ml、CMYカラー各70ml)が同梱される。購入時とインク減少時に補充することで、A4カラー文書なら11,300ページ、モノクロでは11,000ページの印刷が可能。補充用のボトルも、ブラックが1,800円、カラー各色が900円(エプソンダイレクト販売価格)と、圧倒的な低コストを実現した。また、カラーモデルにはPrecisionCoreヘッドを採用し、5万ページの耐久性も持っている。ラインナップは、カラー複合機のEW-M660FT、モノクロ複合機のPX-M160T、モノクロプリンタのPX-S160Tとなっている。カラリオの新製品は、2015年秋モデルに搭載された画像補整機能「オートファイン!EX」を備え、写真・テキスト画質を向上させた。6色染料インクを採用するEP-708A、4色顔料インクのPX-048A、そしてカードやロール紙に対応した小型モデルのカラリオ ミー PF-71となる。オートファイン!EXは、従来は写真の明部のみを補正したものを、暗部の黒潰れも補正するように。テキスト画質は、コピー時の地紋色を消去する背景除去モード(EP-708Aのみ対応)と、細線を強調してわかりやすくする細線強調モード、文字を強調する文字くっきりモードが加わっている。●互換インクはどうでる?エプソン販売の鈴村氏は、価格やプロモーションについて説明。エコタンクに関しては、「(印字コストを気にせず)気兼ねなく印刷」できる商品を提供するとした。ターゲット層には、(同社のプリントチャージまでは使わない)SOHO/中小企業のほか、カラー機はファミリー層、モノクロ機は小規模事務所やモノクロA4レーザープリンタユーザーを想定している。広告のキャラクターは米倉涼子さんが務め、インク交換の手間削減や圧倒的な低ランニングコストを訴求していく。店舗展開だが、全国の主要家電量販店とカメラ量販店の1,300店舗で展開する。うち200店舗では専任の説明員を配置し、ビジネスモデルの違いを説明するという。保証体制も見直し、ユーザー登録すると無償保証期間が2年に延長、さらに引取修理の受付を2年間追加する。○互換インクはどうでる?これまでエプソンは、互換インク対策としてインクカートリッジに特許を取ったり、ICチップを取り付けたりしてきたが、エコタンクにはこうした対策はない。互換インクビジネスが成り立つ背景は、「安い本体を供給してインクカートリッジで儲ける」というビジネスモデルだったので、純正よりも割安のインクカートリッジが売れる余地があった。エコタンクには互換インク対策がない一方、インクの原価を考えると、ユーザーが互換インクを利用するのはリスクが大きい。なぜなら、互換インクを使用していることで無償修理ができなくなったり、印字品質が落ちたりする可能性があるからだ。エプソンが打ち出した「エコタンク」は、プリンタ市場にとって大きな転換になるかもしれない。一方、エコタンク機は本体が高いため、あまり印字しないホームユーザーにはメリットが少ない。こうしたユーザーは、引き続きカラリオを選ぶメリットがあるだろう。専任説明員を店舗に配置するのも、この辺りの説明を行うためと思われる。
2016年01月12日エプソンは12日、大容量インク「エコタンク」搭載という新カテゴリのインクジェット複合機/プリンタとして、A4カラー複合機「EW-M660FT」、A4モノクロ複合機「PX-M160T」、A4モノクロプリンタ「PX-S160T」を発表した。いずれも2月4日の発売予定で、価格はオープン。店頭予想価格は、EW-M660FTが5万円台の中盤、PX-M160Tが2万円台の中盤、PX-S160Tが1万円台後半の見込み。同時に「エコタンク」のインクボトルも発売され、店頭予想価格は顔料ブラックが1,800円、各色独立の染料シアン/マゼンタ/イエローが各900円。今回のエコタンク機は、これまで新興国を中心にエプソンが販売してきた製品を、日本国内にも本格的に投入するもの。ユーザーが抱えるインクジェット複合機/プリンタの不満として、大きなウェイトを占める「交換インクが高い」「インクの減りが早い」といった点の改善を図る。各本体には、インクボトルを2セット同梱。例えば、A4カラー複合機のEW-M660FTでは、A4カラーテキストで約11,300枚、A4モノクロテキストで約11,000枚という印刷枚数に相当する。ランニングコストはA4カラーが約0.8円/枚、A4モノクロが約0.4円/枚。一般的な「インクカートリッジの交換」ではなく、複合機/プリンタ本体のインクタンクにインクボトルをあてがい、ユーザーが手動でインクを補充するスタイルだ。エプソンは「本体購入だけで(追加インクの購入なしで)約2年間は使える」としている。○EW-M660FTEW-M660FTはA4カラー複合機で、ベースメカは「PX-M650F」だ。プリンタ、コピー、スキャナ、FAX機能を持ち、給紙容量30枚のADFも備える。インク構成は、顔料ブラック、染料シアン、染料マゼンタ、染料イエローの全4色で、プリントヘッドにはPrecisionCoreを採用。最高印刷解像度は4,800×1,200dpi、給紙容量は普通紙で150枚、自動両面印刷にも対応する。印刷スピードは、A4カラーテキストで約7.3ipm、A4モノクロテキストで約13.7ipmだ。注意点は、フチなし印刷ができないことと、これまでのエプソン製インクジェット複合機/プリンタと比べて「耐オゾン性」が低いこと。家庭向けインクジェット機「カラリオ」シリーズの印刷物は10年という耐オゾン性だが、EW-M660FTの耐オゾン性は半年以上1年未満だ。EW-M660FTでも耐光性は7年で、アルバム保存の場合は300年となる。また、ベースモデルのPX-M650Fとは異なり、ブラックインクセーブモードや、ブラックインクだけで印刷するモードは持たない。コピー/スキャナ/FAXで用いるイメージセンサーは光学1,200dpiのCISで、最大原稿サイズはA4だ。インタフェースはUSBのほか、100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Wi-Fi Directを搭載する。そのほか、インターネット経由で利用する「Epson Connect」機能として、メールプリント、リモートプリントドライバー、メールでリモート印刷に対応。アップルのAirPrint、Google Cloud Printもサポートし、スマートフォン/タブレットから印刷するアプリ「Epson iPrint」も利用可能だ。使用時の本体サイズはW515×D559×H241mm、重量は約7.3kg。○PX-M160TPX-M160Tは、A4モノクロ複合機。プリント、コピー、スキャナ機能を持ち、A4モノクロテキストで約11,000枚分のインクボトルが付属する。ランニングコストは約0.3円/枚、印刷スピードは約15ipmだ。最高印刷解像度は1,440×720dpi、給紙容量は普通紙で約100枚、ADFの給紙容量は30枚となる。イメージセンサーは光学1,200dpiのCISで、最大原稿サイズはA4。インタフェースはUSB、100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi Directは未サポート)。Epson Connect機能として、メールプリント、リモートプリントドライバー、およびスマートフォン/タブレット向け印刷アプリ「Epson iPrint」を利用できるが、アップルのAirPrint、Google Cloud Printには対応しない。使用時の本体サイズはW435×D540×H291mm、重量は約6kg。○PX-S160T単機能プリンタのPX-S160Tは、プリンタ部分の仕様は上記のPX-M160Tに準ずる。インタフェース、Epson Connect機能、Epson iPrintアプリ対応も、PX-M160Tと共通だ。使用時の本体サイズはW435×D530×H296mm、重量は約3.4kg。
2016年01月12日ボンサイラボは1月7日、海外市場向け3Dプリンタ「FabPod」を米国ラスベガスで開催されているCES2016において発表した。「FabPod」は、米国のSTEM教育市場に向けた製品。教育現場では低価格で操作が簡単な3Dプリンタを求める声が多いことから、価格は500ドル以下に設定したほか、操作の複雑性を解消するために音声ナビゲーションを搭載した。また、初心者からエキスパートユーザーまで利用できる統合型の3Dプリンタ用インターフェース「FabPodUI」を開発した。IBL(Image Based Lighting)と呼ばれるCG技術を利用して極めてリアルなレンダリングを行い、かつてないリアリティの中で仮想体験的に3Dプリンタを操作することができるという。ソフト開発にはゲーム開発に利用されているUnity利用。これにより、今後の3Dプリンタの可能性に素早く対応できる上、フルスペックの開発を早期に展開できるようになった。また、同社は将来的にはARやVRにも随時対応していく方針を打ち出しており、Microsoft HoloLensやOculus Riftなどと組み合わせることで3Dプリンタを新たなスマートハウスシステムの中核の存在にしていくとしている。「FabPod」の本体サイズは22(幅)×22(奥行き)cmで、リリースは今春を予定。「FabPodUI」は日本国内でも提供される予定で、使用できるプリンタの機種は問わない方針だ。
2016年01月07日ストラタシスは1月6日、MakerBot第5世代3Dプリンタ用プリントヘッド「MakerBot Smart Extruder+(Smart Extruder+)」の出荷を1月18日より開始すると発表した。「Smart Extruder+」では、温度管理システムやフィラメントをノズルに送り込むPTFEチューブの延長などの主要コンポーネントが改良されているほか、起動時間の短縮、より精巧なビルドプレートのレベリングとキャリブレーションなどの改良も加えられている。また、プリントヘッド内のスマートセンサーの強化によるプリント過程の合理化により、時間とコストの削減も実現するなど高機能化が図られている。同製品に搭載されているセンサーシステムは、「MakerBot Replicator」3Dプリンタ向けソフトウェア「MakerBot Desktop」および「MakerBot Mobile」と通信するため、プリントの進捗状況の通知をどこからでも受信することも可能だ。また、高寿命化も特徴の1つとなっており、デスクトップ3Dプリンタ「MakerBot Replicator」を用いた検証では、約700時間以上にわたり一貫して確実なプリントができることが証明されたとしている。ストラタシス・ジャパンでは、「Smart Extruder+」のリリースを記念し、「Replicator」ユーザや国内のデスクトップ3Dプリンタユーザ向けに同製品の活用をサポートするためのプロモーションを1月18日より開始する予定だ。
2016年01月06日3D Systemsは1月4日、ダイレクトメタル3Dプリンタ「ProX DMP 320」を発表した。「ProX DMP 320」は、2種類のシステム構成が用意されており、それぞれチタン用とステンレス鋼やニッケル超合金用に最適化されている。また、プリントモジュールが交換可能なため、迅速な材料交換または補充を実現し、効率的な粉末の再利用を維持することができるとしている。造形サイズは275×275×420mmとなっている。同社は「ProX DMP 320」について「アルゴンガス消費量の削減と連続的な製造ワークフローがサポートされ、運用の効率化、コスト面での優位性をもたらします。」と説明している。
2016年01月05日3DSystemsは1月4日、マルチジェット3Dプリンタの新機種「Projet MJP 3600シリーズ」とマルチマテリアル3Dプリンタ「Projet MJP 5500X」の新しいエラストマー材料を発表した。「Projet MJP 3600シリーズ」は、前世代機種の2倍の造形スピードを誇り、最大250%のファイルサイズをサポートするデータ処理機能により、試作、鋳造、最終用途品の造形の要求に対して、広範囲な高生産性をもたらすとしている。同シリーズには、ジュエリーの鋳造やその他のロストワックス鋳造アプリケーションの正確なパターンを造形するためのモデルが含まれているほか、歯科用途でのニーズに応える正確なモデルや鋳造ワックスを提供する。また、生体適合性材料により、歯科や医療向けのドリル、ガイドを含む高度な医療アプリケーションに使用することが可能となっている。同シリーズは、2016年1月下旬に出荷を開始する予定。同じく新発表となった「Projet MJP 5500X」のエラストマー材料2種類「VisiJetCE-BKエラストマー(黒)とVisiJet CE-NTエラストマー(ナチュラル)」は、650%以上の伸び特性を有し、破断しにくく弾性回復力を持つ。また、高解像度、高速造形モードで使用することができる。新しい「Projet MJP 5500X」で使用可能なほか、既存の「Projet MJP 5500X」ユーザーもソフトウェアの無償アップグレードにより使用可能となる。なお、同発表では開発中のオフィスサイズ3Dプリンタ「Projet MJP 2500シリーズ」についても言及。同社によれば数社とのアルファテストに成功し、現在ベータテスト中とのこと。同シリーズの詳細は後日発表される予定となっている。
2016年01月05日IDC Japanは12月17日、2015年第3四半期(7~9月)の世界HCP(Hardcopy Peripheral:ハードコピーペリフェラル[プリンタ/複合機/コピー機など])市場における出荷実績を発表した。発表によると、同四半期の市場は総出荷台数が前年同期比6.3%減の2580万台、出荷額が同5.7%減の138億ドルとなったが、ビジネス向けインクジェット製品は好調を維持し、出荷台数は前年同期比16.3%増の220万台だった。2015年第3四半期の世界HCP市場において注目すべき動向として、ベーシック&マネージドプリントサービス用機器が、成長を続け出荷台数が38万台に達したことがあげられた。そのほかには、米国市場が堅調な成長を維持し、総出荷台数が560万台に迫る結果に。また、45ppm(ppm:page per minute - 1分当たりのプリントページ数)以上のハイエンドカラーレーザー機器は、前年同期比15.3%増の二桁成長を達成。京セラドキュメントソリューションズはほかの上位10ベンダーをしのぐ、前年同期比6.1%増の成長を見せ、41万5000台を出荷している。ちなみに、シェア状況は上から順に、HPが38.7%、Canonが20.5%、Epsonが15.8%、Brotherが7.3%、Samsungが4.0%となっている。
2015年12月17日ムトーエンジニアリングは12月9日、3Dプリンタによる出力造形サービスにFDM方式を加えたと発表した。すでに提供が開始されているFDM方式による出力サービスは、注文住宅を請け負うハウスメーカや中小工務店、建築事務所向けに建築模型を出力するというもの。立体的なモデルに家具を配置したり、天井や外壁を着色させることで、施主がより具体的なイメージを持つことができる。同サービスは紙図面(平面図・立体図)から対応可能で、CAD・STLデータを用意する必要はない。また、利用できるフィラメントは白・赤・黒・青・透明・カッパー(銅)・ブロンズ(青銅)・ブラス(真鍮)など多くのカラーが用意されている。価格は個別見積もりとなるが、住宅モデルの50分の1、75分の1、100分の1サイズで、2万円~5万円(材料使用量+データ作成工数、税別)を想定している。
2015年12月10日アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は12月7日、ムトーエンジニアリングの3Dプリンタ「MF-500」に同社が無償提供している3D CAD「DesignSpark Mechanical(DS Mechanical)」用の拡張モジュール「Exchange」と「Drawing」を合わせた3Dプリンタセットの販売を開始したと発表した。価格は17万5700円(税別)。「MF-500」は最大造形サイズ100×100×100mm、最小積層ピッチ0.05mmのパーソナル3Dプリンタで、操作用ソフトウェアがWindows7、8、8.1に対応し、インターフェースやマニュアルが日本語のため初心者でも使用することができる。同3Dプリンタとセット販売される「Exchange」は製造業標準3Dフォーマット「STEP」「IGES」のインポート、エクスポートを可能にし、さらにDS Mechanical上での形状編集を実現する。これにより、他社製3D CADとの設計データの受け渡しが可能となり、コンセプト設計やラピッドプロトタイピングで作成したDS Mechanicalデータを、実製品設計用のCADに流用できるほか、過去の実製品設計データをDS Mechanical側で再利用できる。また、外部業社の設計データをDS Mechanical側で確認・修正することも可能だ。一方の「Drawing」では、作成した3次元モデルをもとに2次元図面の作成・編集を行うことができる。JIS、ISO、ANSI規格準拠で、幾何公差、注記、引出線などの詳細な注釈入り図面の作成が行えるほか、図面上のパラメータの変更で3D形状をリアルタイムに変更することもできる。
2015年12月08日ムトーエンジニアリングは12月7日、DLP光造形3Dプリンタ「ML-48」の受注を開始すると発表した。「ML-48」では独自開発した光硬化樹脂の特性と同プリンタ向けに最適化したオリジナルスライサーソフトウェアの組み合わせにより、高精細な造形が可能となっている。宝飾品デザイン、フィギュア、歯科用歯型など精度の求められる造形物や滑らかな表面が求められる造形が実現しているほか、独自開発のロストワックス樹脂により、歯科用補綴物や工業製品、宝飾品の鋳造も可能だという。造形サイズは48(W)×27(D)×80(H)mmで、最小積層ピッチは25μm。装置のサイズは260(W)×230(D)×480(H)mmで重量は10kg。本体価格は69万8000円(税別)で、スターターキット(税別価格:2万6000円)には光硬化樹脂50g×3本、造形バットフィルム10枚、造形物取り外しクレーパなどが含まれている。
2015年12月07日DIY好きで自宅にインクジェットプリンターがあれば知っておきたい印刷のアイデア。クッキングシートには、表面にシリコンが塗布されていて、紙に液体 (肉汁やソース) が染み込まないようにできています。ここでは、この性質を利用して木工 (特に看板作りなど) に生かす方法をお伝えします。○クッキングシートを使う用意するのは、シリコーンが使われているクッキングシート (この他にワックスペーパーを使う場合もあります)、A4用紙、マスキングテープ、カッター、ものさし、タオル、スチームアイロン。また、転写データを作成するためのソフトもご用意ください。筆者はAdobe Illustratorを使用していますが、WordやPowerPointなどのOfficeアプリケーションでも作成できます。最初にクッキングシートをA4用紙位の大きさに切り、マスキングテープで短辺側そろえてA4用紙とクッキングシートをとめます。ここでA4用紙を使うのは、薄いクッキングシートがプリンターの中で紙詰まりを起こすことを防ぐためです。A4用紙を表にして、はみ出たクッキングシートをカッターと定規で切り落とします。○転写データは反転イメージを制作します転写したいイメージは、制作後に左右または上下で反転させてください。これは、インクで印字された面をひっくり返して木材に転写するためです (印鑑のデザインと同じ……と考えるとイメージしやすいと思います)。ここでは印刷データをどれくらいキレイに転写できるかを検証するため、インクジェットプリンターに搭載されいる印刷用の4原色、C (シアン)、M (マゼンタ)、Y (イエロー)、K (ブラック) で試しています。印刷は、お手持ちのプリンターで試し刷りをしてからがいいでしょう。なお、用紙を入れる方向と面 (マスキングテープを貼った側から給紙されるようにすること)とクッキングシート側の面に印字するという点にも気を付けてください。○印刷後は手早く一発勝負で!以下の写真は印字されたクッキングシートです。水分を吸収しない紙に印字しているので、多少のにじみなどはあると思います。ただ、木材に転写すれば結局かすれた感じに仕上がることになるので、気にせずに作業を進めます。クッキングシートは、木材にのせやすいサイズにカットします。この時、印字された部分に触れないようにしましょう。クッキングシートを木材にのせたら、マスキングテープでとめ、上からタオルをそっとかぶせます。続いてスチームアイロンを最高温度に設定します。最初は真上から押し当てて、前後左右に押し当てながら動かして木材に文字を転写します。これで転写完了です。転写直後はインクがまだ半乾きですので触れないようにしましょう。シアンとマゼンタはかなりはっきり転写できました。一方、イエローとブラックはうまく転写できませんでした。(イエローは木材の色に似ているせいかもしれません)。印刷から転写までは、できるだけ早く作業し、インクがクッキングシート上で乾いてしまわないうちに転写するのがコツ。また、印刷設定 (用紙や印刷品質) を変更することで、さらにベターな仕上がりが実現できるかもしれません。A4用紙とクッキングシートはいずれも安価ですが、同じように印字してもクッキングシートに吸水性がないため、プリンターから出てくる過程でかすれたりする現象は少なからず発生します。その点を考慮すると、一文字ずつ印字して転写していく方法が正解かもしれません。なお転写後に完全に乾くと、こすってもそう簡単には色落ちはしないようですが、仕上げにクリア塗装するなどすれば安心ですね。プリンターを使って、自分でデザインした文字を木材に転写する方法執筆:Ulasam手工芸、民族音楽を愛するギャラリー&ショップ店主。「モットーは創意工夫」ということで、日夜、DIYやハンドメイドの情報収集と実践に明け暮れる日々。実は調理師の資格も持ち、料理の腕前もかなりのもの。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年11月21日ブラザー販売では、最大3枚の写真を同社のインクジェットプリンタ「プリビオ」で印刷して自宅に届ける「プリビオお試しキャンペーン」を開催中。「プリビオをTry!」と「評価してプレゼントをGet!」という2つのキャンペーンを行っている。今回のキャンペーンは、インクジェットプリンタ「プリビオ」の画質を、「プリビオ」を持ってないユーザーなどに実感・評価してもらうためのもの。「プリビオをTry!」は、最大3枚までの写真を「プリビオ」で印刷して自宅に届けてくれるキャンペーン。これにより、多くの人に「プリビオ」の高画質を広げたいとしている。開催期間は2015年12月20日まで。応募費用は無料だが、ブラザーオンラインの会員登録が必要となる。プリント写真は、申し込みから約5営業日後に届く予定。「評価してプレゼントをGet!」では、受け取った写真を評価することで景品が当たるキャンペーン。届いた写真の台紙に記載してあるURL、またはQRコードから専用ページにアクセスし、画質を評価する。集まった評価はリアルタイムで確認可能。評価した人を対象に、抽選で「特製今治タオル」を100名に、もしくは「今治産バスローブ」を20名にプレゼントする。開催期間は2016年1月31日まで。詳細はキャンペーンサイトを参照のこと。
2015年11月19日XYZプリンティングジャパンは27日、家庭向けのコンパクト3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0w」を発表した。発売は10月30日。価格は税込59,800円。「ダヴィンチ Jr. 1.0w」は、同社の3Dプリンタシリーズ「ダヴィンチ Jr.」の新モデル。新たにWi-Fi機能を内蔵し、PCとの無線ネットワーク接続が可能になった。ネットワーク内の対応機器を操作する専用アプリ「XYZprinting App」に対応。タブレット端末などから「ダヴィンチ Jr. 1.0w」を操作できるほか、同社の3Dデータ共有サイト「XYZギャラリー」にアクセスし、PCレスでプリントできる。本体にSDカードスロットを搭載し、SDカード内の3Dデータを直接3Dプリントできる。主な仕様は、本体サイズがW420×D430×H380mm、重量が12kg、印刷方式が熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)方式、最大出力サイズがW150×D150×H150mm、プリントヘッド数がシングル、本体表示が日本語(カタカナ)など。PCとはUSB 2.0でも接続可能で、対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2015年10月27日XYZプリンティングジャパンは10月27日、同社のパーソナル/ファミリ向け3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr.」シリーズにWi-Fi機能を搭載した「ダヴィンチ Jr. 1.0w」を追加し、10月30日より発売すると発表した。価格は5万9800円で、ハンディタイプ3Dスキャナー「XYZ ハンドヘルド 3Dスキャナー」をバンドルした「3Dスキャナーパック」も、11月10日より7万4800円にて2016年1月15日までの期間限定キャンペーンとして販売する予定だ。Wi-Fi機能の搭載により、ダヴィンチ Jr. 1.0wと同じネットワーク環境下であれば、専用アプリ「XYZprinting App」を用いて、 iPadやAndroidタブレットから操作することが可能なほか、同社の3Dデータ共有サイト「XYZギャラリー」にタブレットからアクセスし、 そのままダイレクトに3Dプリントすることも可能だ。また、容易な着脱を可能にしたエクストルーダの導入により、 メンテナンスがしやすくなったほか、同梱されている専用ユーティリティソフトウェアを利用することで、作成したオリジナル3Dデータを公開したりすることも可能になるとする。
2015年10月27日セイコーエプソンは10月27日、レシートプリンタの新商品としてタブレットPOSに最適化した小型・コンパクトな「TM-m10」および「TM-m30」を発表した。TM-m10は、従来機比で1/4となる102mm×102mm×112mmの手のひらサイズを実現したレシートプリンタで、印字速度は最大150mm/秒、用紙幅は58mmに対応している(上向き排紙)。また、ロール紙の変更を容易にするリフトアップ機構も採用しており、コンパクトな筐体ながら、ロール紙の芯を取り出しやすくなる工夫が施されている。さらに、有線LAN+USBモデルとBluetooth+USBモデルの2モデル(筐体カラーとしてはホワイトとブラックの2種類が設定されているため合計4モデル)を用意。BluetoothモデルはAppleからMFiライセンスプログラム認定も取得しているため、iPad/iPhoneなどのiOS端末とのBluetooth接続が可能だ。一方のTM-m30は、従来機比1/2となる127mm×127mm×135mmのコンパクトサイズを実現しつつ、用紙幅は58mm/80mmの両方に対応可能。モデルとしては有線LAN+USBモデルと、Bluetooth+USBモデルの2モデルを用意(筐体カラーはブラックとホワイトの2種類が設定)されている。また、消耗品であるロール紙の減りを減らすことを目的に、印字前にレシートを若干巻き戻すことでレシートのトップマージンを最小2mmにできる「用紙節約機能」も搭載したほか、オプションの活用により壁掛けも可能となっている。さらに、このほかのオプションとしてSTN液晶を採用したUSB接続のカスタマディスプレイや、IEEE 802.11a/b/g/n対応(2.4GHz/5GHz両対応)の無線LANユニット(USBドングルタイプ)の提供も予定されている。加えて2製品ともに筐体を覆っているパネル配置を変更することで、手軽にロール紙の排紙向きを変更することが可能(上向き/横向き)なほか、対応する小型のキャッシュドロアーも新たに開発。レシートプリンタと組み合わせてコンパクトなレジ周りを実現することが可能となった。このほか、スマートデバイス用アプリケーション開発に向け、従来2つあったSDKを統合し、「Epson ePOS SDK」として新たに提供。これにより柔軟にタブレットPOSアプリを開発することが可能となったほか、カスタマディスプレイの文字設定なども容易に行うことが可能となった。なお、予想市場価格はTM-m30が5万円台中盤、TM-m10が5万円台前半とのことで、同社では、2015年12月上旬の販売開始以降、1年間で約1万台の販売を予定しているとする。
2015年10月27日リコーは10月27日、自社ブランド製品として初となる3Dプリンタ「RICOH AM S5500P」を開発したと発表した。同製品は、同社とアスペクトが共同で開発したもので、粉末状の材料にレーザーを照射して焼結させる粉末焼結積層造形(SLS)方式を採用することで、高精細・高耐久な造形物の制作を実現。造形材料には、PA11、PA12といったSLS方式で主に利用されている樹脂材料のほか、より高機能で汎用性のあるPA6やPPの利用も可能なため、機能試験用途としての自動車部品や、最終製品用途としての部品の造形にも対応することができるという。造形エリアは幅550mm×奥行550mm×高さ500mmで、複数種類の部品を一度に造形したり、大型部品の一括造形も可能となっている。また同社はすでに他社の3Dプリンタの仕入れ販売のほか、コンサルティング、3Dデータの設計、造形といったサービスを提供してきており同製品をサービスのラインアップに加えることで、顧客のものづくりイノベーションの支援を強化していきたいとしているほか、今後もアスペクトと共同で、独自材料の開発や機能強化を図っていきたいとしている。なお、2015年10月30日より日本での受注を開始。価格は7500万円(税別)としている。海外での展開も計画しており、日本での展開後、順次、欧州などに展開を図っていく計画としている。
2015年10月27日XYZプリンティングジャパンは26日、個人・家庭向けの3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0 AiO」の価格を税込99,800円に値下げすると発表した。従来価格は税込119,800円で、20,000円の値下げとなる。2014年11月に発売した「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、内部に200万画素カメラ・キャリブレーション用ライト・レーザーダイオードを一体化したユニットを2基備え、対象物のスキャンからPC経由でのデータ生成、3D出力までを一貫して行える3Dプリンタ複合機。主な仕様は、印刷方式が熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)方式、最大出力サイズがW190×D200×H200mm、解像度が100~400ミクロン、プリントヘッド数がシングル、ノズル直径が0.4mm。本体表示は日本語(カタカナ)など。PCとの接続はUSB 2.0で、対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。プリント用ソフトウェア「XYZware」のサポートデータ形式はデータはデータは.das、.stl。同社は今回の価格改定により、モデリングができず3Dプリンタを敬遠しているユーザーなどを視野に、新たなユーザー層の獲得を目指す。
2015年10月26日キヤノンマーケティングジャパンは、キヤノンが手がけるカメラやプリンター、ビデオカメラなど幅広い製品を対象としたキャンペーン「All Canon プラチナ・キャンペーン」を10月10日から開催する。キャンペーン期間は2016年1月12日まで。All Canon プラチナ・キャンペーンは、キヤノンのカメラやビデオカメラ、プリンターなどが対象となる一斉キャンペーン。購入金額が税込4,000円以上であれば、どの製品を購入していてもキャンペーンへ応募可能だ。応募には「CANON iMAGE GATEWAY」への登録(無料)が必要となる。対象製品は、レンズ交換式カメラ「EOS」、交換レンズ「EF LENS」、コンパクトカメラ「PowerShot」と「IXY」、インクジェットプリンター「PIXUS」、コンパクトフォトプリンター「SELPHY」、ビデオカメラ「iVIS」、フォト&ムービーストレージ「Connect Station CS100」。All Canon プラチナ・キャンペーンでは、絶景が望めるホテルペア宿泊券が当たる「プラチナ・トラベル」コース(250名)、A3ワイド写真集とA3写真額装が当たる「プラチナ・アルバム」コース(50名)を用意。そのほか、一部製品を購入した応募者全員が対象のキャッシュバックキャンペーン、あるいはカメラアクセサリーのプレゼントキャンペーンも実施する。「PIXUS MG7730」「PIXUS 7730F」「PIXUS 6930」では最大3,000円、「EOS M3」では最大20,000円、「EOS Kiss X8i」では最大10,000円、「PowerShot SX60 HS」「PowerShot SX710 HS」「PowerShot SX610 HS」では5,000円のキャッシュバック、「EOS 8000D」ではビアンキ スポルト カメラバッグを、「PowerShot G3」「PowerShot G7 X」では「バッテリーキット」(バッテリー&バッテリーチャージャー用ケース)をプレゼントする。ただし、EOS Kiss X8i、EOS 8000D、PowerShot SX60 HS / SX710 HS / SX610 HSの応募者全員プレゼントの対象購入期間は10月13日から2016年1月12日まで。
2015年10月07日OKIデータは、セイコーインスツル(以下 SII)から、SII子会社のセイコーアイ・インフォテック(SIIT)が展開している大判プリンター事業の事業譲渡を完了したと発表した。OKIデータは10月1日、SIIからSIIT全株式の譲渡を受け「株式会社OKIデータ・インフォテック」(資本金:10億円、従業員数:236名)を設立、事業活動を開始した。また同日、OKIデータの欧米グループ企業へのSII欧米グループ企業からの大判プリンター事業・資産譲渡も完了。なおSIITから提供していた大判プリンターなどの商品販売・サービスは、OKIデータ・インフォテックが引続き提供する。OKIデータは、新領域への高付加価値プリンター事業を成長分野として位置付けており、特にプロフェッショナル市場を重要なターゲットの1つとしているという。今回の事業取得により、大型インクジェットサインプリンターおよびLEDグラフィックスプロッターなどの技術・開発力、ならびに商品ラインアップと販売チャネルを新たに獲得し、今後、印刷・流通・小売業界向けにワンストップ・ソリューションを提供するという。
2015年10月05日ブラザー販売は2日、A6/A7サイズの感熱紙に対応した薄型感熱モバイルプリンタの新製品「MW-145MFi」と「MW-260MFi」を発表した。11月中旬から発売し、価格はオープン、推定市場価格(税別)はMW-145MFiが53,000円前後、MW-260MFiが90,000円前後の見込み。○MW-145MFi「MW-145MFi」は、A7感熱紙に対応した薄型感熱モバイルプリンタ「MPrint」シリーズの新製品。新たにAppleのMFi認証を取得し、iPhoneやiPadといったiOS端末との連携が可能となった。Bluetooth接続で印刷できる。感熱用紙はカセット方式による給紙。本体にリチウムイオン電池を内蔵し、連続で約100枚の印字が可能。主な仕様は、印刷方式がラインサーマルヘッドによるダイレクトサーマル印刷方式、印刷解像度が300dpi×300dpi、印刷速度が約15枚/秒。インタフェースはBluetooth 2.1、USB 2.0。本体サイズはW100×D160×H17.5mm、重量は約300g(充電池、感熱紙を含む)。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10。○MW-260MFi「MW-260MFi」は、A6感熱紙に対応したモデル。使用できる用紙サイズ以外、機能的には「MW-145MFi」とほぼ共通。主な相違点は、印刷速度が約20枚/秒、連続印刷枚数が約50枚であること。本体サイズはW130×D210×H18.5mm、重量は約520g(充電池、感熱紙を含む)。
2015年10月02日カシオ計算機は9月29日、パソコンを使わずにハガキや写真を印刷できるフォトプリンター「PCP-2400」を発表した。発売は10月15日。価格はオープンで、推定市場価格は税別45,000円前後だ。パソコンなしでハガキや写真を印刷できるフォトプリンター「プリン写ル」シリーズの新モデル。PCP-2400には、干支や縁起物の年賀状イラストなど1,000種類のデザインを収録した「年賀状イラスト2016」を搭載した。ハローキティのイラストデザインを充実させ、従来の写真入りデザイン50種類に、イラストのみのデザインを20種類追加している。年賀状260種のほか、1年を通じて使用できるハガキデザインを内蔵。暑中・寒中見舞いや結婚・出産のお祝い、報告など192種類を利用できる。タッチ対応の8型カラー液晶ディスプレイを搭載し、ハガキの作成やトリミング作業などがしやすい。付属のタッチペンを使用して、写真の好きな位置に手書き文字を入力できる。日本語入力システム「ATOK」を採用することで、宛名や文面入力がスムーズに行える。郵便番号がわからないときに都道府県名や市町村名で住所を入力できる「選択住所入力機能」、タッチパネルに手書きで入力できる「手書き認識入力機能」、操作手順を音声で教えてくれる「音声ガイド機能」なども備える。プリント機能は、写真プリント / 写真入り日記 / コメントプリント / 写真カレンダー / インデックスプリント / 写真俳句 / シールプリント / DPOFプリント。絵画変換機能として、水彩 / 油彩 / 色鉛筆 / パステル / 淡彩点描 / ししゅう / シルクスクリーン / ガッシュに対応する。主な仕様は、印刷密度が最大2,400×1,200dpi、印刷フォーマットが縦書き / 横書き / テキスト付き横書き、対応用紙サイズがハガキ / A6 / L判 / 2L判など、印刷可能用紙がフォト光沢紙 / インクジェット用紙 / 普通紙。印刷速度はハガキ宛名が約40秒/枚、ハガキ文面が約45秒/枚、写真L判が約50秒/枚、写真2L判が約75秒/枚。各種データ保存用として、SD / SDHC / SDXCメモリーカード、microSD / SDHCメモリーカード、xDピクチャーカード、メモリースティック、コンパクトフラッシュなどを使える。内部メモリには住所録を約1,000件 / 写真入り日記を150ページ / 写真を100画像 / 作成物を30件保存できる。本体サイズはW263×D164×H158.5mm、重量は約2.5kg(本体のみ)。(c) 1976, 2015 SANRIO CO., LTD.APPROVAL No. G561428
2015年09月30日日立産業制御ソリューションズとムトーエンジニアリングは16日、3Dプリンタ導入・活用時に必要な専門知識を含むサポートを一貫して提供するサービスを、10月1日に販売開始すると発表した。価格はオープン。導入・活用時に専門知識が必要な3Dプリンタだが、両社では「買ってすぐに使える」をコンセプトに、各種サポートを一貫して提供。具体的には、3Dプリンタ導入時セットアップ、保守、3Dモデリング、3Dモデルの解析、3D設計者教育などを提供し、対象は少ロットの多品種部品メーカーや、治具内装メーカーなど。年間1億円の販売を目指す。今回提供されるサービスでは、「3Dプリンタシステム」、「3Dモデリングサービス」、「3Dモデルの解析サービス」、「教育サービス」の4種類が提供される。「3Dプリンタシステム」は、3Dプリンタと出力用ワークステーションなどを導入後、使える状態にセットアップするもの。対象機器は、ムトーエンジニアリング製の「MF-2200」と「MF-1100」、3DSystems製の「Project 3510」シリーズと「Project 5500X」シリーズ」。「3Dモデリングサービス」は、ユーザーが作成した二次元図面から3Dモデルデータを作成する。「3Dモデルの解析サービス」は、制作した3Dモデルの強度解析、熱流体解析、射出成形解析など、3Dモデルについてのコンサルティングを専門スタッフが行なう。「教育サービス」は、基本的な3Dの設計と3Dモデルの静的解析まで含めた3D設計者教育を行なう。
2015年09月16日日立産業制御ソリューションズとムトーエンジニアリングは9月16日、導入・活用時に専門知識が必要な3Dプリンタについて、「買ってすぐに使える」をコンセプトに各種サポートを一貫して提供する3Dモデリング&3DプリンタSIサービスを10月1日から販売開始すると発表した。同サービスには、3Dプリンタとそのセットアップ、3Dモデリング、3Dモデルの解析、3D設計者教育に関するサービスが含まれている。「3Dプリンタシステム」としては、3Dプリンタ、出力用ワークステーション、SOLIDWORKS Standard、システムインテグレーションが提供される。「3Dモデリングサービス」のベースサービスでは、ユーザーが作成した二次元図面から3Dモデルデータを作成するほか、オプションとして「中間ファイル追加納品」「 組立図作成」などを提供する。「3Dモデルの解析サービス」では、製作した3Dモデルに対して強度解析、熱流体解析、射出成型解析などの3Dモデル解析コンサルティングを専門スタッフが実施する。「教育サービス」として、基本的な3D設計に加え、3Dモデル静的解析まで含めた3D設計者教育を実施。同サービスには、 スタッフが指定の場所に出張して行うオンサイト教育と、東京で定期的に実施する教育に 受講者が参加する定期教育がある。価格はいずれのサービスもオープンとなっている。
2015年09月16日XYZプリンティングジャパンは3日、Wi-Fi接続によりPCレスで直接Web上のデータをプリントできるパーソナル向け3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.1Plus」を発表した。iPadやAndroidタブからの直接プリントも行える。同日から販売開始し、価格は税込119,800円。Wi-Fiを搭載し、専用アプリを通じて、iPadやAndroidタブレットからの直接プリントに対応した個人向け3Dプリンタ。プリント時には新モデル本体に内蔵するカメラを通じ、出力の進行状況を確認できる。また、本体搭載の5型タッチ液晶から、同社が運営する3Dデータ共有サイト「XYZギャラリー」にアクセスし、データを直接プリントすることも可能。このほか、搭載するUSBポートにUSBメモリを接続し、保存されている3Dデータの読み込みやプリントも行える。PCとのWi-Fi接続、有線LAN接続にも対応する。主な仕様は、プリント方式が熱溶解樹脂積層方式、樹脂材質がABS樹脂とPLA樹脂、積層ピッチが0.1/0.2/0.3/0.4mm、最大プリントサイズがW200×D200×H200mmなど。インタフェースはUSB 2.0、Wi-Fi、有線LAN。本体サイズはW468×D558×H510mm、重量は24kg。PCの対応OSはWindows 7以降、Mac OS X 10.8以降。対応フォーマットはSTL、XYZ Format(独自)。300gのABS白フィラメントが付属する。
2015年09月05日エプソンは9月1日、8色顔料インクを採用したA3ノビ対応のインクジェットプリンター「SC-PX7V II」を発表した。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は50,000円台後半。SC-PX7V IIは、ハイアマチュアやプロ写真家向けのインクジェットプリンター「プロセレクション」シリーズの新モデル。2011年9月に発売された「PX-7V」の後継機に当たる。SC-PX7V IIはプロセレクションのなかでもエントリークラスに相当するが、上位モデルの「SC-PX3V」や「SC-PX5V II」のイメージを踏襲したブラックデザインを採用。重厚感がありながらも洗練されたデザインになっている。光沢感のある色艶やかな写真表現を可能にする8色光沢顔料インク(フォトブラック、マットブラックまたはブルー、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、オレンジ、グロスオプティマイザ)を搭載。PX-7Vと同様、ブルーインク搭載時のみ対応の「高彩モード」機能を持つ。顔料プリンターでありながらポジフィルム風の写真表現が可能になるとしている。オレンジインクの色域を広げたことで色転びや途切れを抑えた繊細なグラデーションを実現し、人肌を質感豊かに再現できるという。新開発の「オートフォトファイン!EX」に対応したことで、主に「風景モード」での暗部階調性を向上させた。オートフォトファイン!EXはオン・オフを切り替えられる。スマートフォンやタブレット向けのプリントアプリ「Epson iPrint」では、使用できる用紙の種類を拡大。そのほか、スマートフォン内の写真を活用して多彩なプリントを楽しめるアプリ「Epson Creative Print」にも対応した。最大プリント解像度は5,760×1,440dpi、ノズル数は黒系が360ノズル(180×2色)、カラーが1,080ノズル(180×6色)。背面給紙で、給紙容量はA4普通紙で最大120枚、ハガキで最大50枚。厚紙やファインアート紙といった用紙は、背面からの手差し給紙を使う。CD/DVD/BDレーベル印刷にも対応。印刷速度の目安は、L判写真(光沢紙)が約36秒、A3ノビ写真(光沢紙)が約2分30秒だ。印刷コストの目安は、L判写真(光沢紙)で約21.7円となっている。インタフェースとして、USB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi)を備える。本体サイズは収納時がW622×D324×H219mm、重量は約12.3kg。
2015年09月01日エプソンは1日、ハイアマチュアやプロ写真家向けのインクジェットプリンタ「プロセレクション」シリーズの新製品として、A3ノビ対応の「SC-PX7V II」を発表した。10月上旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は50,000円台後半の見込み。SC-PX7V IIは、2011年9月発売「PX-7V」の後継機。プロセレクションシリーズではエントリークラスとなるが、上位モデルと同系統のデザインとなり、高級感とシリーズ一体感がアップした。高い光沢感の8色顔料インクを採用しており、構成はフォトブラック、マットブラック(またはブルー)、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、オレンジ、グロスオプティマイザとなる。PX-7Vの「高彩モード」を引き継ぎ(ブルーインク使用時)、ポジフィルム風の高彩度な写真表現を可能とした。また、画像処理技術「オートフォトファイン!EX」の強化によって、暗部階調性が向上している。スマートフォンやタブレット向けアプリとの対応も高まり、印刷アプリ「Epson iPrint」では設定可能な用紙種類が増え、スマートフォン内の写真を利用して多彩な印刷を楽しむアプリ「Epson Creative Print」にも対応した。前者のEpson iPrintでは、オンラインストレージサービスに保存した写真や文書も、ワイヤレスで印刷可能だ。最大プリント解像度は5,760×1,440dpi、ノズル数は黒系が360ノズル(180×2色)、カラーが1,080ノズル(180×6色)。給紙はオーソドックスな背面給紙で、A4普通紙で最大120枚、ハガキで最大50枚をセットしておける。厚紙やファインアート紙といった用紙は、背面からの手差し給紙を使う。CD/DVD/BDレーベル印刷にも対応している。印刷速度の目安は、L判写真(光沢紙)が約36秒、A3ノビ写真(光沢紙)が約2分30秒だ。印刷コストの目安は、L判写真(光沢紙)で約21.7円となっている。インタフェースとしては、USB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi)を装備。本体サイズは使用時がW622×D797×H418mm、トレイなど収納時がW622×D324×H219mm、重量は約12.3kg。
2015年09月01日