日立産業制御ソリューションズとムトーエンジニアリングは9月16日、導入・活用時に専門知識が必要な3Dプリンタについて、「買ってすぐに使える」をコンセプトに各種サポートを一貫して提供する3Dモデリング&3DプリンタSIサービスを10月1日から販売開始すると発表した。同サービスには、3Dプリンタとそのセットアップ、3Dモデリング、3Dモデルの解析、3D設計者教育に関するサービスが含まれている。「3Dプリンタシステム」としては、3Dプリンタ、出力用ワークステーション、SOLIDWORKS Standard、システムインテグレーションが提供される。「3Dモデリングサービス」のベースサービスでは、ユーザーが作成した二次元図面から3Dモデルデータを作成するほか、オプションとして「中間ファイル追加納品」「 組立図作成」などを提供する。「3Dモデルの解析サービス」では、製作した3Dモデルに対して強度解析、熱流体解析、射出成型解析などの3Dモデル解析コンサルティングを専門スタッフが実施する。「教育サービス」として、基本的な3D設計に加え、3Dモデル静的解析まで含めた3D設計者教育を実施。同サービスには、 スタッフが指定の場所に出張して行うオンサイト教育と、東京で定期的に実施する教育に 受講者が参加する定期教育がある。価格はいずれのサービスもオープンとなっている。
2015年09月16日XYZプリンティングジャパンは3日、Wi-Fi接続によりPCレスで直接Web上のデータをプリントできるパーソナル向け3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.1Plus」を発表した。iPadやAndroidタブからの直接プリントも行える。同日から販売開始し、価格は税込119,800円。Wi-Fiを搭載し、専用アプリを通じて、iPadやAndroidタブレットからの直接プリントに対応した個人向け3Dプリンタ。プリント時には新モデル本体に内蔵するカメラを通じ、出力の進行状況を確認できる。また、本体搭載の5型タッチ液晶から、同社が運営する3Dデータ共有サイト「XYZギャラリー」にアクセスし、データを直接プリントすることも可能。このほか、搭載するUSBポートにUSBメモリを接続し、保存されている3Dデータの読み込みやプリントも行える。PCとのWi-Fi接続、有線LAN接続にも対応する。主な仕様は、プリント方式が熱溶解樹脂積層方式、樹脂材質がABS樹脂とPLA樹脂、積層ピッチが0.1/0.2/0.3/0.4mm、最大プリントサイズがW200×D200×H200mmなど。インタフェースはUSB 2.0、Wi-Fi、有線LAN。本体サイズはW468×D558×H510mm、重量は24kg。PCの対応OSはWindows 7以降、Mac OS X 10.8以降。対応フォーマットはSTL、XYZ Format(独自)。300gのABS白フィラメントが付属する。
2015年09月05日エプソンは9月1日、8色顔料インクを採用したA3ノビ対応のインクジェットプリンター「SC-PX7V II」を発表した。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は50,000円台後半。SC-PX7V IIは、ハイアマチュアやプロ写真家向けのインクジェットプリンター「プロセレクション」シリーズの新モデル。2011年9月に発売された「PX-7V」の後継機に当たる。SC-PX7V IIはプロセレクションのなかでもエントリークラスに相当するが、上位モデルの「SC-PX3V」や「SC-PX5V II」のイメージを踏襲したブラックデザインを採用。重厚感がありながらも洗練されたデザインになっている。光沢感のある色艶やかな写真表現を可能にする8色光沢顔料インク(フォトブラック、マットブラックまたはブルー、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、オレンジ、グロスオプティマイザ)を搭載。PX-7Vと同様、ブルーインク搭載時のみ対応の「高彩モード」機能を持つ。顔料プリンターでありながらポジフィルム風の写真表現が可能になるとしている。オレンジインクの色域を広げたことで色転びや途切れを抑えた繊細なグラデーションを実現し、人肌を質感豊かに再現できるという。新開発の「オートフォトファイン!EX」に対応したことで、主に「風景モード」での暗部階調性を向上させた。オートフォトファイン!EXはオン・オフを切り替えられる。スマートフォンやタブレット向けのプリントアプリ「Epson iPrint」では、使用できる用紙の種類を拡大。そのほか、スマートフォン内の写真を活用して多彩なプリントを楽しめるアプリ「Epson Creative Print」にも対応した。最大プリント解像度は5,760×1,440dpi、ノズル数は黒系が360ノズル(180×2色)、カラーが1,080ノズル(180×6色)。背面給紙で、給紙容量はA4普通紙で最大120枚、ハガキで最大50枚。厚紙やファインアート紙といった用紙は、背面からの手差し給紙を使う。CD/DVD/BDレーベル印刷にも対応。印刷速度の目安は、L判写真(光沢紙)が約36秒、A3ノビ写真(光沢紙)が約2分30秒だ。印刷コストの目安は、L判写真(光沢紙)で約21.7円となっている。インタフェースとして、USB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi)を備える。本体サイズは収納時がW622×D324×H219mm、重量は約12.3kg。
2015年09月01日エプソンは1日、ハイアマチュアやプロ写真家向けのインクジェットプリンタ「プロセレクション」シリーズの新製品として、A3ノビ対応の「SC-PX7V II」を発表した。10月上旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は50,000円台後半の見込み。SC-PX7V IIは、2011年9月発売「PX-7V」の後継機。プロセレクションシリーズではエントリークラスとなるが、上位モデルと同系統のデザインとなり、高級感とシリーズ一体感がアップした。高い光沢感の8色顔料インクを採用しており、構成はフォトブラック、マットブラック(またはブルー)、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、オレンジ、グロスオプティマイザとなる。PX-7Vの「高彩モード」を引き継ぎ(ブルーインク使用時)、ポジフィルム風の高彩度な写真表現を可能とした。また、画像処理技術「オートフォトファイン!EX」の強化によって、暗部階調性が向上している。スマートフォンやタブレット向けアプリとの対応も高まり、印刷アプリ「Epson iPrint」では設定可能な用紙種類が増え、スマートフォン内の写真を利用して多彩な印刷を楽しむアプリ「Epson Creative Print」にも対応した。前者のEpson iPrintでは、オンラインストレージサービスに保存した写真や文書も、ワイヤレスで印刷可能だ。最大プリント解像度は5,760×1,440dpi、ノズル数は黒系が360ノズル(180×2色)、カラーが1,080ノズル(180×6色)。給紙はオーソドックスな背面給紙で、A4普通紙で最大120枚、ハガキで最大50枚をセットしておける。厚紙やファインアート紙といった用紙は、背面からの手差し給紙を使う。CD/DVD/BDレーベル印刷にも対応している。印刷速度の目安は、L判写真(光沢紙)が約36秒、A3ノビ写真(光沢紙)が約2分30秒だ。印刷コストの目安は、L判写真(光沢紙)で約21.7円となっている。インタフェースとしては、USB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi)を装備。本体サイズは使用時がW622×D797×H418mm、トレイなど収納時がW622×D324×H219mm、重量は約12.3kg。
2015年09月01日武藤工業は9月1日、大型樹脂溶解積層方式3Dプリンタ「Value 3D Resinoid MR-5000(MR-5000)」を同日より発売すると発表した。「MR-5000」は、300℃の高温に耐えることができる新開発ヘッドを搭載することで、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)での造形に対応。ACサーボモータによって制御することで、300mm/secで±15μmの精度を実現した。また、エンプラでの造形に対応するため特殊アルミ材を使用した造形テーブルは、最高150℃でも平面を維持し、100kgの荷重に耐えることができる。これら新開発ユニットを組み合わせたことで、従来のABSやエラストマー樹脂のほか、約300℃で吐出可能なナイロン、ポリカーボネートといったエンプラでの高速造形を実現した。さらに、新開発ヘッドの特性を活かして、マテリアルをヘッドごとに使い分けることで、樹脂の複合化などの検証も可能とした。「MR-5000」の最大造形サイズは500×500×500mmで価格は1000万円(税別)を予定しており、今後3年間で100台の販売を目標としている。
2015年09月01日エプソンは1日、インクジェットプリンタ/複合機「Colorio(カラリオ)」シリーズの2015年秋モデルとして、プリント・コピー・スキャナ機能を持つA3対応フラッグシップ複合機「EP-10VA」を発表した。10月22日の発売予定で、価格はオープン、店頭予想価格は40,000円台中盤の見込み。EP-10VAが想定するのは、「写真こだわりユーザー」と「作品作りの経験がないハイアマユーザー」だ。カラリオシリーズからのステップアップや、プロ写真家も愛用する「プロセレクション」シリーズにはハードルが高い、といったユーザーを想定している。こうしたコンセプト的に、プロセレクションシリーズの技術を多くフィードバックした点が目を引く。まずインクとして染料「Epson Clear Chrome K2 INK」を採用し、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の基本4色に加えて、レッドとグレーという全6色で構成される。各色独立のインクカートリッジだ。グレーインクによってニュートラルグレーを表現するとともに色調を整え、モノクロ印刷においてもグレースケールの階調性と色の精度を向上。レッドインクで赤系の色再現性を高めつつ、黄色から緑の領域でも色の再現範囲を拡大している。最大プリント解像度は5,760×1,440dpiだ。機能面でも、「作品作り」を意識した要素を多く盛り込んでいる。色再現性を生かした「高彩モード」や、デジタルカメラで撮った写真を保存したメモリーカードとEP-10VAだけで、自分好みの作品を出力できるサムネイル一覧調整などだ。後者は、明るさ・コントラスト・色調などを変化させたサムネイル一覧を印刷して、好みの1コマを選び、余白や余黒を付けて仕上げ印刷する。給紙は3カ所の3Way給紙で、フロント下段トレイにはA4普通紙を最大100枚(ハガキ最大40枚)、フロント上段トレイにはハガキを最大20枚まで給紙しておける。リアトレイはA3サイズまで対応し、A3写真用紙を5枚まで、A3普通紙なら10枚まで給紙可能だ。自動両面印刷とCD/DVD/BDレーベル印刷にも標準で対応している。印刷スピードの目安はA3写真(光沢)で約2分23秒、印刷コストの目安はL判写真(光沢)で約19.9円だ。イメージセンサーは光学4,800dpiのCIS、対応原稿サイズはA4。インタフェースとしては、USB 2.0、外部機器接続用USBポート、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、IrDA(赤外線)を搭載する。本体サイズは使用時がW479×D743×H453mm、トレイなど収納時がW479×D395×H168mm、重量は約9.5kg(インクカートリッジとACアダプタを含まず)。
2015年09月01日エプソンは1日、インクジェットプリンタ/複合機「Colorio(カラリオ)」シリーズの2015年秋モデルとして、A4対応ながら小型の本体が特徴の「EP-808A」シリーズを発表した。ホワイト、ブラック、レッドの3色を用意。9月10日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は30,000円台前半の見込み。近年の売れ筋となっているシリーズの2015年モデル。ベースのハードウェアや機能は2014年モデル「EP-807A」シリーズを踏襲しており、プリント・コピー・スキャンが基本記法だ。操作パネル・用紙カバーの自動開閉や、本体の自動電源オン・電源オフといった便利機能を持つ。新モデルではNFC機能を搭載し、画像処理技術「オートフォトファイン!EX」の強化による暗部階調性の向上、4.3型タッチ液晶の操作性と画面デザインを改善、普通紙画質の向上などを図っている。普通紙画質の向上では、背景除去モード、文字くっきりモード、細線強調モードを備えた。また、作品印刷機能(余白/余黒・情報付きインデックス印刷)も加わっている。インクは独立カートリッジの全6色染料で、構成はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)だ。最大プリント解像度は5,760×1,440dpi、最小インクドロップは1.5plとなる。印刷スピードの目安は、L判写真で約13秒、A4文書で約1分1秒。L判光沢用紙を使った印刷コストの目安は約25.5円だが、大容量インクカートリッジの場合は約19.9円だ。給紙場所は、上下2段のフロントトレイと、手差し用のリアトレイ。フロントトレイの容量は、上段がハガキで20枚、下段が普通紙で100枚(ハガキで40枚)。自動両面印刷とCD/DVD/BDレーベル印刷にも対応している。イメージセンサーは光学2,400dpiのCIS、対応原稿サイズはA4だ。インタフェースは、USB 2.0、外部機器接続用USBポート、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、IrDA(赤外線)を搭載。本体サイズは使用時がW390×D598×H196mm、トレイなど収納時がW390×D341×H141mm、重量は約6.9kg(インクカートリッジと電源ケーブルを含まず)。
2015年09月01日エプソンは1日、インクジェットプリンタ/複合機「Colorio(カラリオ)」シリーズの2015年秋モデルとして、ハガキ印刷やL判/2L判/KGサイズの写真印刷に特化した小型プリンタ「PF-81」を発表した。9月10日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は50,000円台中盤の見込み。PF-81には9型タッチパネル液晶が備わっており、ハガキを原寸大で表示しながら年賀状などを作成・印刷できる。キーボードも付属し、本体の「宛名達人」機能によって住所録の作成と管理にも対応。本体内蔵のコンテンツも、ハガキのデザインテンプレートが計1,500種類(80種類のディズニーテンプレートを含む)、フォントが15書体と多彩だ。もちろん、自分で撮った写真も素材として使える。SDメモリーカードやUSBメモリを介して写真をPF-81に転送するほか、スマートフォンからの直接転送もサポート。ハガキの「郵便番号」領域を検出するセンサーを搭載し、ハガキの向き(天地)違い、文面と宛名面の間違いといった給紙ミスを判断して、印刷ミスを防いでくれる。お年玉付き年賀ハガキの宛名面に書かれた「お年玉くじ番号」部分も検出でき、その部分には印刷されない。最大プリント解像度は5,760×1,440dpiで、インク構成は全色染料のシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の4色だ。各色一体型のインクカートリッジを用いる。最小インクドロップは2pl。給紙はリアトレイのみで、容量はハガキで最大20枚、A5普通紙で最大50枚だ。印刷スピードの目安はL判写真印刷で約30秒、印刷コストの目安はL判写真印刷で約24.3円となっている。インタフェースには、USB 2.0、外部機器接続用USBポート、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、IrDA(赤外線)を装備。使用時の本体サイズはW352×D296×H338mm、トレイなど収納時はW187×D278×H100mm(いずれもキーボードを含まず)、重量は約2.6kg(キーボードとACアダプタを含まず)。また、SDメモリーカードで提供される「別冊デザイン集」がユニークだ。PF-81にも同梱されているが、2016年度以降は別冊デザイン集の単体販売を予定。次年の干支をデザインしたハガキテンプレートなど、最新のコンテンツを継続して利用できる。
2015年09月01日ブラザー販売は8月31日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新製品となる8機種を発表。9月下旬から順次発売する。プロモーションキャラクターは2014年から引き続き、歌舞伎俳優の"中村勘九郎・七之助ブラザーズ"が務める。○今年は「ブラザーはできる4色インク」がキーメッセージ発表会ではまずブラザー販売の片山社長が壇上に立ち、「2011年から一般向け製品をFAX機からインクジェットプリンタ・複合機にシフトし、店舗での認知度とシェアを伸ばした」ことを紹介。今年は「ブラザーはできる4色インク」をメッセージとして、画質とコストを両立していることをアピールするほか、スマートフォンやタブレットからの印刷、他社との連携といった概略を述べた。続いてブラザー販売 常務取締役の三島氏がマーケティング戦略を説明。「今年も年末商戦に向けての発表会の季節がやってきた。短い一年だ」と振り返りつつ、フルモデルチェンジを敢行し、サービスも一新して年末商戦に臨むとした。ブラザーは2011年から一般向け製品をFAX機からインクジェットプリンタ・複合機にシフトしており、消費税の増税やWindows XPサポート切れの反動があったものの、シェアは堅調に推移。プリンタ売り場での存在感も高まったという。ブラザーのインクジェット機は、印刷コストの満足度が他社と比べて高いが、購入前にランニングコストを調べている人は少ないそうだ。そこで今年から、インクカートリッジ(1セット)あたりの印刷枚数を積極的に公開することにした。また、スマートフォンとタブレットの普及に対して「私ですら複数台を所有している」と、保有率の急激なアップを分析。スマートフォンとタブレットに充実したプリントライフを提供するため、人気アプリとの連携強化やコンテンツ強化を図る。年末商戦で最大の差別化要因としては年賀状印刷を掲げ、テンプレートなどが充実した年賀状印刷アプリを提供する。これらの施策により、2015年はシェア「15%」を目指す。最後にブラザー販売 マーケティング推進部長の大澤氏が、今年の新商品の概要を説明した。新製品はBASICシリーズで5機種、NEOシリーズで3機種の計8機種を投入する(色違い含む)。特にBASICシリーズでは、新インク(211カートリッジ)を採用して色表現範囲を広げているという。今回は「4つのできる」がアピールポイント。1つ目は「置き場所が自由にできる」で、例えば新エンジンを採用したDCP-J963Nでは、前モデル比15%の体積減を実現。さらに、すべてフロントオペレーションということで、狭いスペースでも設置できる。2つ目は「スマホからラクラクできる」。自社のBrother iPrint&Scan、プリントサービスプラグインに加えて、AppleのAirPrintとGoogleクラウドプリントにも対応していることを挙げた。人気のスマホアプリ、パペルックの写真コラージュアプリ「パペルック」、LINEのカメラアプリ「aillis」とも連携する。3つ目は「年賀状が簡単にできる」。スマホ用アプリとして提供する「ブラザー年賀状プリント2016」では、3ステップで年賀状印刷が行えるだけでなく、今まで利用していた年賀状アプリの住所録をインポート可能に。また、日本郵便のはがきデザインキット2016との連携と、WebアプリのWeb年賀状キット2016も追って対応する。最後に「コンテンツで楽しくできる」を挙げ、従来プリビオ・オープンテラスとして提供していたコンテンツサイトを、プリントテラスと改名。一層のコンテンツ充実を図っていく。○「中村ブラザーTV」ユーチューバーデビュー続いては、中村勘九郎・七之助ブラザーズが登場。まず兄弟が出演する新CMが上映され、歌舞伎役者ならではの力強く、優美な動きでブラザー製品の魅力を伝えるというコンセプト。TVCM「できる4色インク篇」は、9月5日から全国でオンエア予定(YouTubeでは公開中)。さらに中村ブラザーズは、YouTube「中村ブラザー!TV」にて、「PRIVIOセットアップ篇」、「PRIVIOスマホプリント篇」をすでに公開。発表会の会場で「PRIVIO 500枚プリント挑戦篇」を公開録画し、8月31日の夜からYouTubeで公開されている。
2015年08月31日3Dプリンタ大手のStratasysは8月27日、都内で会見を開き、同社の3DプリンティングならびにDDM(ダイレクト・デジタル・マニュファクチャリング)ビジネスの状況説明を行った。Stratasys APのアジア太平洋地域&日本担当ゼネラルマネージャーを務めるOmer Krieger(オメール・クリーガー)氏は冒頭、「Stratasysは現在、ハードウェアのみならず、ソフトウェアまで含める形で、3Dプリンティングに必要なすべてのエコシステムを提供できる状態にある」と、現在の同社の状況を説明したほか、市場のニーズとして、従来のプロトタイピングでの3Dプリンタの活用も成長が続くが、それ以上にコンシューマ向けのデスクトップ3Dプリンタならびに最終製品や、それを製造するための部品や治具などを3Dプリンタで製造するDDM市場がより高い成長率を示していることを強調した。また、「3Dプリンタの技術はかなり成熟してきており、製造手法の1つとして認知されるようになってきた。そのため、それぞれの市場ごとにより高い専門性などが求められるようになってきており、実際にそうしたことができる、ということを認知してもらう必要性が生じてきた。我々には、3Dプリンタを活用することで、何ができるのか、何が作れるのか、といったことをより広く知ってもらうための取り組みと、そのための専門性の向上が責任として求められている」(同)とし、ユーザーと共に専門性を培っていくための支援を日本でも行っていきたいとした。そうした取り組みの具体例の1つとしては2014年に設立されたバーティカル・ソリューション事業部がある。Stratasys バーティカル・ソリューション事業部ヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのRichard Garrity(リチャード・ガリティ)氏は、「最終製品の製造での活用に向け、自動車や航空、医療、一般消費財といったさまざまな産業で用いられるパーツに向けた専門性を自社で有する必要が出てきており、それぞれの業界におけるニーズと、それに対する意味のある解決策の提案を目指すのが我々の使命」と、同事業部の役割を説明する。さらに、最終製品の部品などを直接3Dプリンタで製造できるようになってきたことで、「これまでの設計・製造手法では困難であった複雑なパーツ形状や、複数のパーツの統合なども容易化され、それによりこれまでなかった特注製品に特化したビジネスが生み出されたり、特殊治具の生産による生産性向上などが図れるようになった」(同)とし、国内外問わず、多くの企業が積極的にそうした技術に投資を行い、競争力のある差別化を図ろうとしていると説明。同社としても、そうした顧客ニーズに対応する専門性を高める投資を行っていることを強調した。ではそうした動きに対して日本はどうかというと、ストラタシス・ジャパンの代表取締役社長である片山浩晶氏は、「DDMの分野に関しては、Stratasys DIRECT MANUFACTURINGというものがあるが、実際には顧客が先に動いている状況で、近い将来、そうした顧客の事業の立ち上げなどに全力で協力していきたい」とする。また片山氏は、製造業の在り方の変化にも言及。DDMが進むことで、パーツ工場は現在の集中生産型から、ネットワークでデータを送信することで各地で生産を行う分散型となり、新たなサプライチェーンが構築される可能性があるとしたほか、金型を必要としない3Dプリンタの特徴を生かした100~1000個程度の小ロット品、高付加価値品の製造といったマスカスタマイゼーションへの展開の可能性を示唆した。DDMはこれまでの製造業の置換でなく補完するものであるというのが同社の見解であり、そうしたビジネスの推進に向けた独自のオンラインパーツ見積りシステム「Stratasphere」の日本語化を進めているとのことで、2015年の第4四半期中にリリースする予定であるとしたほか、最終製品に3Dプリンタを活用することは、かなりチャレンジングなことであるため、同社としても各種の相談や技術支援などを行っていくほか、3Dプリンタフレンド利のプロダクトデザインなどを考案していく必要性があるとの判断から、そうしたことを理解したデザイナの育成にも注力していくとした。
2015年08月28日キヤノンマーケティングジャパンは8月26日、インクジェットプリンタ「PIXUS」の新CM発表会を開催した。PIXUSのコミュニケーション・パートナーを務める石原さとみさんが登場し、新製品「PIXUS MG7730」を使用した写真プリントのデモンストレーションを行った。PIXUS MG7730は、2015年の新モデルとなる「PIXUSタッチ」機能を搭載したインクジェットプリンタ。スマートフォンで撮影した写真をNFC通信でプリンタに送信し、即印刷できる。プリンタにスマホをかざすだけの操作だ。発表会ではまず、石原さとみさんを起用した新CM「キャ! 撮る! いいじゃん! ピッ!篇」が公開された。CMでは、被写体との出会い、スマホでの写真撮影、写真の選択、プリンタにスマホをかざし印刷、という一連の流れを「キャ!」「撮る!」「いいじゃん!」「ピッ!」という4つのサウンドで表現。サウンドを伴った4シーンがテンポよく流れることで、写真プリントの手軽さ・簡単さをアピールしている。上映後は、CMと同じ衣装を着用した石原さんが登場。「監督が『いいじゃん!』の言い方にこだわっていて、何回『いいじゃん!』と言ったかわからないくらい(笑)」と撮影時の苦労を語った。自宅の壁にたくさんの写真を飾っていたという石原さん。キヤノンの新コミュニケーション・パートナーに就任したことについて「プライベートでしていたことが、こうしてCMになってうれしい」とにこやかにコメントした。また、石原さんが実際に撮影し「PIXUS MG7730」でプリントしたプライベート写真を公開。写真にまつわるエピソードを紹介した。発表会の中盤では、CMのセットを再現したステージで、PIXUS MG7730を使用した写真プリントをデモンストレーションした。スマホのアプリで写真を選び、スマホをPIXUS MG7730のタッチパネル横に1~2秒かざすと、トレイが自動で開き30秒ほどで写真ができあがる。石原さんは、実際にPIXUS MG7730を使用した感想について「簡単でしかもキレイ。思い出は記憶に残すだけでなく、こうして記録に残すと見返せていいですね」とコメントした。このほか、写真の撮り方や飾り方などを紹介するサイト「P-note」をアピール。発表会では、リボンを使用した掲示などインテリア性の高い飾り方が紹介され、石原さんもお気に入りの様子だった。発表会の最後に石原さんは、「写真をデータで管理するのもいいですが、後から手にとることができる写真プリントは魅力的。皆さんにもそう感じてもらえるよう頑張りたい」と、コミュニケーション・パートナーとしての意気込みを語った。新CMは9月4日からオンエアされる。
2015年08月26日Tooは、「Adobe Creative Cloud 2015」の最新情報やプリンターの人気機種についての特徴や魅力を詳しく紹介するクリエイター向けセミナー「Too Creator’s Seminar」を開催する。開催日時は9月10日 10:30~12:30(受付開始 10:00)と14:00~16:00(受付開始 13:30)の2回(各回同内容)。会場は東京都・虎ノ門のToo本社内 The Gallery Too。受講料は無料(事前予約制/定員は各回40名)。同セミナーの第一部では、「Adobe Creative Cloud 2015年版最新機能セミナー」と題し、Adobe Creative Cloud 2015年リリース版のPhotoshop、Illustrator、InDesignの新機能についての紹介に加えて、仕事の効率化にもつながる最新のCreative Cloudサービスの数々を90分間にわたって紹介。講師はTooが務める。また、第二部では「レーザープリンタープレゼンテーション - 気になる人気機種を超比較!」と題して、クリエイティブの現場にふさわしいレーザープリンター機種について、沖データ、キヤノンマーケティングジャパン、富士ゼロックスの各メーカー担当者によるプレゼンテーションが行われる。なお、セミナーは10:30~12:30と14:00~16:00の1日2回開催され、各回同内容となっている。参加希望者は、申し込みページより都合の良い時間を選んで申し込む。定員は各回40名で、申し込み多数の場合は抽選となる。
2015年08月25日XYZプリンティングジャパンは24日、3Dプリンタ「ノーベル 1.0」用のレジンに新色を追加すると発表した。追加されるのはホワイト、ブルー、マゼンタの3色。500g2本入りで、価格はそれぞれ税込15,800円。25日より販売を開始する。「ノーベル 1.0」は、紫外線をレジン(紫外線硬化樹脂)にあて造型する光造型式3Dプリンタ。税込で229,800円と個人向けの価格帯で、プロシューマーでも活用できる精緻な出力が行なえることが特長。専用レジンはこれまで、クリアとグレーをラインナップしていたが、今回ホワイト、ブルー、マゼンタが追加され計5色となり、より色彩に富んだものづくりが行えるようになった。
2015年08月24日プリンタスは19日、3Dプリンタ「CUBIS」のマイナーバージョンアップ版「CUBIS 1.5」の販売を開始した。同社運営のWebショップ「プリンタス 3D ストア」にて注文を受け付ける。価格は5万9,800円。「CUBIS 1.5」は、パーツの追加や配線の大幅な設計見直しなどを行いつつ、初代CUBISの「安くても性能には妥協しない」というコンセプトを継承。価格も初代と同一となっている。本体サイズは幅431mm×奥行き400mm×高さ376mm、重量は13.2kg。積層ピッチは0.15mm~0.4mm、造形スピードは20~120mm/s。熱溶解積層法を採用しており、ABS、PLAの2種類のフィラメントを利用できる。また、庫内LEDライトとガラス製ヒーテッドベッドの追加など、ユーザーからの要望が多かった部分について仕様の見直しや追加を実施。これまで2個だった冷却ファンを、さらにひとつ追加している。天面、正面カバーが透明になったことで、初代CUBISとは見た目の印象は変化している。そのほか、同機種の販売に合わせ、「専用 PLAフィラメント(全6色)」の販売を開始。ABSフィラメントの販売も継続するため、ユーザーが任意の素材を選択できる。そのほか、同機種のユーザーである同社社員が作成した日本語マニュアルも付属する。なお、3Dプリンタを初めて使うユーザー向けに、スライサーソフトウェア「Slic3r」のサンプル設定を6種類用意した。最初はサンプル設定で3Dプリントの楽しさを覚え、コツをつかんだら独自の設定を楽しめるようなものとなっているということだ。
2015年08月19日リンクスインターナショナルは、3Dプリンタで造形したドクロ型デスクトップパソコン「LIVA BORNE(リバ ボルネ)」を2015年8月4日に発売した。基板込みの組立済みセットは3万1,380円(30台限定)、ケースのみは9,980円。なお、ケースの3Dデータは特設サイトにて無償公開されている。「LIVA BORNE」は、小型デスクトップパソコン「LIVA」の基板を利用した、手のひらサイズのドクロ型デスクトップパソコン。DMM.make×LIVAのコラボレーション企画によって生まれたもので、製品化にはDMM.makeのクラウドソーシングサービスおよび、3Dプリンタ出力サービスを利用。出力には、独・EOS社の業務用3Dプリンタ「FORMIGA P110」が使用されたという。3Dプリンタで造形されたパソコンケースの量産販売体制が構築されるのは世界初とのこと。本製品の適合基板は、ECS LIVA(型番:LIVA-C0-2G-32G-W-OS、LIVA-C0-2G-64G-W-OS、LIVA-C0-2G-64G-Wなど)で、ツールレスで簡単に取り付けが可能。前歯が電源スイッチとなっており、鼻の穴からオーディオジャック、目の穴からUSBケーブルを通すことができる。オプションとして、専用スタンド「悪魔のスタンド」(3,500円)も用意される。なお、組立済の「LIVA BORNE」にはLIVA-C0-2G-64G-W-OSが使用されており、「悪魔のスタンド」も付属する。30台限定の受注生産でAmazonから購入可能。一方、ケース単体およびスタンドは「DMM.make クリエイターズマーケットサービス」から購入できる。
2015年08月05日リンクスインターナショナルは4日、3Dプリンタで造形した手のひらサイズのドクロ型デスクトップPCケース「LIVA BORNE(リーバ ボルネ)」を発表した。小型デスクトップPC「LIVA」の基板を内蔵でき、ケースのみの販売は税込9,980円。OS・基板込みの組み立て済み「LIVA BORNE」は、30台限定の受注生産となる。3Dデータは無償公開。「LIVA BORNE」は、3Dプリンタで造形した量産型ドクロPCケース。LIVA-C0-2G-32G-W-OS、LIVA-C0-2G-64G-W-OS、LIVA-C0-2G-64G-WなどのLIVA基板に適合し、ツールレスで基板の取り付け・取り外しが可能。正面から左右へ開く形で開閉し、電源スイッチは前歯部分。また、鼻の穴からオーディオジャックを接続できる。専用スタンド「悪魔のスタンド」も、税込3,500円で提供する。LIVA BORNEの3Dプリンタ出力には、ドイツEOS社の業務用3Dプリンタ「FORMIGA P110」を使用。生産には、DMM.makeのクラウドソーシングサービスおよび、3Dプリンタ出力サービスを利用した。なお、価格はかなり戦略的な様子で、特設サイトで公開されているQ&Aでは「造形コストしか反映しておらず、さまざまな制作費用などを含めるとかなりの赤さです」「幻の企画として、2度と手に入らないかもしれません」という裏話が公開されている。無償の3Dデータは特設サイトから、「LIVA BORNE」本体はDMM.makeクリエイターズマーケットから、OS・基板内蔵の完成品はAmazon.co.jpから購入できる。
2015年08月04日リコーは31日、A4モノクロ複合機「MP 401 SPF」、「SP 4510SF」、「SP 3610SF」、およびA4モノクロプリンタ「SP 4510」、「SP 4500」、「SP 3610」の合計6モデルを発表した。8月5日に発売し、価格(税別)は64,800円から。○MP 401 SPF / SP 4510SF「MP 401 SPF」は、印刷速度が40枚/分のA4モノクロ複合機。価格は350,000円(税別)。原稿の読み取り速度も30ページ/分となっている高速モデル。描画部にLED機構を採用することで光照射距離を短縮。本体の高さと奥行きを抑えコンパクトな本体となった。自動両面印刷機能を搭載し、給紙容量は標準トレイに500枚。オプションを含めた最大給紙容量は1,600枚。操作用として4.3型のカラー液晶タッチパネルを装備する。主な仕様は、印刷方式がLEDアレイ+乾式1成分電子写真方式、印刷解像度が最大1,200×1,200dpi、ウォームアップタイムが19秒以下(スリープモードからの復帰時:10秒以下)、ファーストプリントタイムが5秒以下。本体サイズはW419×D427×H484mmmm。保守形態が、カウンター式保守契約となっている。「SP 4510SF」は、保守形態が年間保守契約になっているモデル。価格はオープン。複合機としての機能は「MP 401 SPF」とほぼ共通。○SP 3610SF「SP 3610SF」は、印刷速度が30枚/分、スキャン速度が20ページ/分のモデル。価格はオープン。自動両面印刷やスキャンなどの機能は「SP 4510SF」に準ずる。主な相違点は、ファーストプリントタイムが6.5秒以下、給紙容量が標準トレイに250枚、オプションを含めた最大給紙容量が850枚、操作パネルが4行LCDであることなど。本体サイズはW400×D392×H406mmmm。保守形態は年間保守契約。○SP 4510「SP 4510」は印刷速度が40枚/分のA4モノクロプリンタ。価格は75,800円(税別)。「MP 401 SPF」をベースに、プリンタ機能のみとしたモデルで、プリント性能は「MP 401 SPF」とほぼ共通。操作パネルは4行LCDとなっている。印刷耐久性は60万ページ。ICカードを用いた個人認証への対応やHDD搭載時の暗号化、コピー抑止のための地紋印刷など、セキュリティ面にも配慮されている。本体サイズはW370×D392×H306mmmm。保守形態は年間守契約。○SP 4500「SP 4500」は印刷速度が30枚/分のA4モノクロプリンタ。価格は64,800円(税別)。印刷速度以外の仕様は「SP 4510」とほぼ共通。○SP 3610「SP 3610」は、印刷速度が30枚/分のA4モノクロプリンタ。価格はオープン。プリンタとしての仕様は「SP 3610SF」とほぼ共通。本体サイズはW370×D392×H258mmmm。
2015年07月31日XYZプリンティングジャパンは7月30日、同社の3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズおよび「ダヴィンチ Jr.」シリーズが、Microsoft Windows 10に対応したと発表した。Windows 10に対応したことにより、 Windows 10のコントロールパネル内の「デバイスとプリンター」画面に「ダヴィンチ」シリーズおよび「ダヴィンチ Jr.」シリーズが表示され、 管理することができるようになる。 また、 Windows Updateにより、 最新の3Dプリンタドライバが自動的にインストールされるため、今まで以上に快適に新しい3Dプリンタの機能を利用できるようになるとしている。さらに、 マイクロソフト製3Dモデリングソフトウェア「3D Builder」で作成した3Dデータを、「3D Builder」から直接「ダヴィンチ」シリーズおよび「ダヴィンチ Jr.」シリーズで造形することが可能となる。同社は「『ダヴィンチ』シリーズおよび『ダヴィンチ Jr.』シリーズがWindows 10に対応したことで、 Windows 10の普及に伴ってさらに3Dプリンタの普及と利活用が進むことを期待しています。」とコメントしている。
2015年07月30日サンワサプライは17日、モバイルプリンタやプロジェクタと一緒に、15.6型までのノートPCを収納できるバッグ「BAG-MPR3BKN」を発売した。同社直販サイト「サンワダイレクト」での価格は税込15,800円。大型と小型の収納部を備えており、両収納部それぞれに高さ調節可能な仕切り板を用意している。本体に、15.6型までのノートPCを収納できる着脱可能なインナーケースが付属する。大型収納部にはダイヤル式のファスナーロックを、小型収納部には南京錠などを装着できる引手金具付きファスナーを装備している。ショルダーベルトの取り付け部には、磨耗に強い日本製スーパーナスカンを使用。本体背面には、バッグ本体をスーツケースのキャリーハンドルに取り付けるためのサポーターを用意する。収納可能なモバイルプリンタはキヤノン「PIXUS iP110」「PIXUS iP100」、エプソン「PX-S05」、日本HP「HP Officejet 150Mobile」「HP Officejet 100Mobile」。本体の外寸はW420×D175×H320mmで、重量は1200g。内寸は大型収納部がW390×D90×H290mmで、小型収納部がW390×D65×H290mm。インナーケースの外寸はW385×D40×H270mmで、ケース重量は80g。
2015年07月17日富士通は12日、直販サイト「富士通WEB MART」で、個人向けとなる国産3Dプリンタの取り扱いを開始した。取り扱い製品は、ムトーエンジニアリング製の熱溶融積層(FDM)方式3Dプリンタ「MF-500 3Dプリンタ VaLue3D MagiX」(MF-500)、「MF-1100 3Dプリンタ VaLue3D MagiX」(MF-1100)、「MF-1150 3Dプリンタ 3D Magic Egg(3D図形作成ソフト付)」(MF-1150)の3製品。MF-1150は、MF-1100に2種類の3Dモデル作成ソフトウェアがバンドルされた製品となる。価格は、MF-500が税込82,800円(送料別)、MF-1100が税込236,500円(送料別)、MF-1150が税込247,300円(送料別)。なお、MF-500の価格は7月1日14時までの限定特価。このほか、7月1日14時までに本体を購入すると、フィラメント素材PLA白1本がプレゼントされるキャンペーンも展開する。
2015年06月12日IDC Japanは6月12日、2015年第1四半期(1~3月)の世界HCP(Hardcopy Peripheral:ハードコピーペリフェラル[プリンタ/複合機/コピー機など])市場における出荷実績を次のように発表した。調査によると、同四半期の市場は小幅に縮小し、出荷台数は前年同期比2.5%減の2,580万台、出荷額は同1.2%減となった。2015年第1四半期の世界HCP市場の主要動向として、インクジェットは依然として市場の大半を占めているが、成長を示しているのはレーザーの特定セグメントで、特にカラーレーザーの出荷台数は前年同期比2.0%増で200万台となっている。アジア太平洋地域では、政府の購買、ベンダーの積極的なチャネルへの出荷により、レーザーが9.8%拡大。中でも中国は前年同期比で最大の成長を達成した。キヤノン、エプソン、HPはいずれも特定地域で成長を確保。キヤノンは北米で大幅な成長を達成し、米国およびカナダでそれぞれ前年同期比22.4%増、20.4%増。エプソンは米国、および日本を除くアジア太平洋(APeJ)で最大の成長。HPは、西欧で前年同期比8.6%増を実現。単機能プリンタ市場は前年同期比8.0%の縮小、複合機の出荷台数も0.3%の減少となったが、複合機のうちカラーレーザー複合機はいずれの速度セグメントでも好調で、特に31~44ppm(ppm:page per minute - 1分当たりのプリントページ数)セグメントでは前年同期比19.9%の成長。カラー機器のHCP市場全体に占めるシェアは前年同期より0.8%増加し20.8%になった。カラーレーザー機器の前年同期比成長率は2.0%であるのに対し、モノクロレーザー機器はマイナス3.1%で、カラーにおける最も堅調な速度セグメントは11~20ppmで、「Color LaserJet Pro M476複合機シリーズ」を擁するHPが特に好調となった。45~69ppmのモノクロレーザー複合機は、セグメント別では最高の前年同期比成長率となる31.0%を達成し、45~69ppmモノクロレーザープリンタ(同6.4%)、31~44ppmモノクロレーザー複合機(同2.4%)がこれに続いた。モノクロレーザーの45~69ppmセグメントの大幅な成長に貢献したのは、HPの「LaserJet Enterprise M602シリーズ」で、カラー複合機市場では、70~90ppmセグメントが前年同期比49.6%増の躍進を見せ、31~44ppm(同19.9%)、1~10ppm(同18.2%)がこれに続いた。A4複合機は31~69ppmモノクロレーザーセグメントにおける成長が著しく、同スピードセグメントでのモノクロレーザーA4/A3複合機市場全体において、76.4%の台数シェアを獲得した。A4モノクロレーザー複合機は、31~69ppmセグメントで前年同期比12.1%の成長を示し、内訳は31~44ppm(同5.0%)、45~69ppm(同59.6%)で、中でもHPおよび京セラDSがこれらのスピードセグメントの成長に大きく貢献した。
2015年06月12日JSRは6月10日、同社の子会社であり、ディーメックが国産機では最大の造形サイズを可能とする光造形3Dプリンタ「ACCULAS BA-85S」の販売を開始したと発表した。「ACCULAS BA-85S」はディーメックが開発・販売してきたACCULASシリーズの最新機。造形精度を決めるレーザー出力や照射速度などのパラメーターをユーザーが用途に応じて設定することができ、従来の中型向けBA-45Sと変わらない高精細な造形が可能となっている。造形エリアは850mm(幅)×650mm(奥行き)×300~500mm(深さ)で、積層ピッチは50~200μm。なお、同製品は6月24日~26日にかけて、東京ビッグサイトで開催される第26回設計・製造ソリューション展で展示される予定となっている。
2015年06月10日ムトーエンジニアリングは6月8日、パーソナル3Dプリンタ「MF-2200D」の販売を7月より開始すると発表した。「MF-2200D」は昨年発売した「MF-2200」の造形サイズ(300×300×300mm)をそのままに、溶解積層能力を高めた高速ヘッドを開発することで、より精密な造形を可能としている。また、成形テーブルを一定の温度に保つヒーター付成形テーブルや、ダブル冷却ファンなども高精度な造形に貢献している。さらに、XY軸を固定しZ軸でテーブルを上下移動する駆動方式に変更することで造形の安定性と静粛性を向上した。外寸は705(長さ)×675(幅)×680(高さ)mm、重量は57kgとなっており、価格は50万円(税別)。さまざまなカラーのABS樹脂・PLA樹脂・PVA樹脂・SB樹脂の純正フィラメントが用意されており、新色も随時リリースされる予定だ。
2015年06月08日COMPUTEX TAIPEI 2015では、あちこちで3Dプリンタが出展されていたが、コンパクトPCでお馴染みのICOP Technologyのブースで見ることができたのは、非常にコンパクトな「86Duino Enjoy」という製品。造形可能なサイズは10×10×15cmだが、5万円程度という低価格が魅力だ。日本でも8月くらいに発売する予定だという。開放型の3Dプリンタで、サイズはW24×L27×H33mm、重量は6.0kg。Mini-ITXケースほどの大きさしかなく、机の上でも使いやすい。いままで「3Dプリンタはちょっと大きさがなあ…」と思っていた人には良さそうだ。面倒なキャリブレーションは不要。誰でも簡単に利用できるようになっているという。ノズル直径は0.3mmで、積層ピッチは0.1mm。フィラメントは1.75mm径のPLAが利用できる(ABSは非対応)。インタフェースとしては、SDカードスロットとUSBポートのほか、LANポートも用意されており、ネットワーク経由での出力にも対応する。3Dプリンタは低価格化が進んでおり、先日も、台湾XYZprintingが約5万円の「ダヴィンチ Jr. 1.0」を発売したばかり。低価格モデルは造形サイズが小さいものの、これだけあれば十分という人も多いだろう。5万円を切ると買いやすいということもあり、当面、この価格帯で販売競争が激化しそうな勢いだ。
2015年06月08日XYZprintingは、COMPUTEX TAIPEI 2015の同社ブースで、日本未発表の3-in-1仕様の3Dプリンタや、年内に日本投入を検討しているフードプリンタ、卓上式・ハンディ式の3Dスキャナなどを展示。また、室内でレタスなど野菜を栽培できるキットも参考出展していた。いずれも日本での展開や価格は未定だという。○da Vinci Jr. 3in1「da Vinci Jr. 3in1」は、スキャナ・3Dプリント・レーザーカット(刻印)機能が付いた3-in-1の3Dプリンタ。約5万円の入門用モデル「ダヴィンチ 1.0 Jr」をベースに、3Dスキャナを搭載し、別途レーザー刻印用ヘッドが付け替えられるモデルとなる。3D造形は熱溶融積層(FFF)方式で、積層ピッチは0.1~0.4mm。造形サイズは15×15×15cm。本体サイズは42×43×38cmで、重量は12kg。○da Vinci 1.0A Professional「da Vinci 1.0A Professional」は、既存モデル「ダヴィンチ 1.0A」をベースに、レーザーカット(刻印)機能やWi-Fiを搭載した製品。「ダヴィンチ 1.0A」がパーソナル向け(個人向け)の位置付けであるのに対し、本モデルは業務やプロシューマー用途を想定する。3D造形は熱溶融積層(FFF)方式で、積層ピッチは0.1~0.4mm。造形サイズは20×20×20cm。本体サイズは46.8×55.8×51cmで、重量は26kg。○卓上スキャナ「XYZ Desktop Scanner」机上に置いて使える卓上型のスキャナ製品。2Mピクセルのカメラと2基のレーザーで対象物をスキャンする。スキャン対象物のサイズは最大12×12cm/最小3×3cm、スキャン対象物の重量は最大3kgまで対応する。本体サイズは277×205×60mm、本体重量は1.5kg。○ハンディスキャナ「XYZ Handheld Scanner」対象物を囲うように動かすことで対象物のスキャンが行える、ハンディタイプの軽量3Dスキャナ。同社が展開しているスキャナ内蔵3Dプリンタ「da Vinci AiO」からスキャナ部分を独立させた雰囲気の製品で、従ってPCで使う場合のインタフェースも同社製3Dプリンタの操作画面と近いUIとなっている。スキャン範囲の最大サイズは2×2×2m、最小サイズは0.1×0.1×0.1m。インタフェースはUSB 3.0。本体サイズは41×157×61mmで、重量は約43.3g。対応OSはWindows 8.1のみ。○Veggie Cube水と光の管理で、レタスなど植物を育てられるキューブ型の小型プランタ。インタフェース本体前面に付いており、ボタン類の隣にスピーカーも用意。USBポートも備え、USB内の音楽再生および音量調節にも対応する。国内市場への投入も「検討している」とのこと。○XYZ 3D Food Printer2014年のCOMPUTEXや2015年のCESで話題となった、食用素材が生成できるフードプリンタが、製品版に近い状態で登場。クッキーなどの生成や、チョコレートなど食べ物を使った細かな文字の描画などが行える。造形サイズは150×200×150mm、生成スピードは150mm/s。本体サイズは471×480×610mmで、重量は約19.6kg。海外価格は1,799ドルで、年内の国内投入も(業務用途として)検討するとのこと。○3djet Printer業務用として、0.006mmの極小造形が行えるインクジェット式3Dプリンタ。最大造形サイズは148×106×120mmで、対応マテリアルはフォトポリマーレジン。本体サイズは655×635×500mm、重量は70kgと大型。インタフェースはUSB 2.0のほか、100BASE-T対応のLANポートも備える。
2015年06月08日エプソンは4日、ビジネスインクジェットプリンタの新製品としてA4複合機「PX-M860F」、A4プリンタ「PX-S860」を発表した。7月下旬から発売し、価格はオープン。店頭予想価格はPX-M860Fが70,000円台後半、PX-S860が50,000円台後半。○PX-M860FPX-M860Fは、印刷コスト(A4普通紙)が、カラーで約6.1円/枚、モノクロで約1.8円/枚のA4ビジネスインクジェット複合機。インクは水に強く、マーカーにもにじみにくい高発色顔料インクを採用。インクカートリッジのサイズは、MサイズとLサイズが用意されている。大容量のLサイズを使うとモノクロの場合、約5,000枚の印刷が可能。動作時の消費電力も約32Wと低い。ADFの容量は50枚で、自動両面読み取りに対応。コピー機能やプリンタ機能も自動両面印刷に対応している。操作パネルは4.3型のカラータッチパネル。また、ファックス機能を充実させ、パネル上でプレビューしてから送信する「見てからファックス送信」、受信したファックスを画面で確認してから印刷できる「見てからファックス印刷」機能などを搭載している。主な仕様は、印刷方式がPrecisionCoreインクジェット方式、プリンタ機能の印刷解像度が最高4,800×1,200dpi。対応用紙サイズはA4サイズまで。ファーストプリントタイムは約7秒、印刷速度はカラー、モノクロともに約16ipm(A4)。標準用紙カセットには最大500枚、背面のMPトレイには最大80枚の用紙をセットできる。スキャン機能は、読み取り解像度が最大9,600dpi、読み取りサイズが最大216×355mm。インタフェースはUSB 2.0、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW516×D756×H540mm(使用時)、重量は約31.6kg。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.6.8以降。○PX-S860PX-S860は、2.2型のモノクロパネルを装備するA4カラープリンタ。ファックスとスキャナの機能が省かれる以外は、上記の「PX-M860F」とほぼ共通。本体サイズはW478×D756×540Hmm(使用時)、重量は約23.6kg。
2015年06月04日ブラザー販売は5月21日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」の新製品として、ランニングコストの低減を実現し、ビジネスの効率化に貢献する機能を進化させたインクジェットプリンタ2機種を6月上旬より発売すると発表した。価格はオープン価格。新製品は、A4カラー文書のインクコストが、従来機6.3円から、6.1円に低減。また、ファーストプリントタイムはA4カラー文書が約9.5秒、A4モノクロ文書が約9秒と速くなった。そのほか、受信したファクスデータを同社のクラウドサーバー経由で各種ウェブサービスへ転送・保存し、外出先での確認や同僚との共有が可能。受信したファクスデータを指定したEメールアドレスに転送することもできる。
2015年05月22日サードウェーブデジノスは13日、静岡県静岡市の静岡ホビースクエアで開催される「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう! 親子工作体験教室」への協賛と機材提供を発表した。「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう! 親子工作体験教室」は、一般社団法人3Dデータを活用する会・3D-GANが主催するイベントで、タミヤの協力の下、3Dプリンタを使って「ミニ四駆」用のオリジナルボディを製作する。サードウェーブデジノスでは、イベントへの協賛に当たって、3Dモデリング用のノートPCを提供する。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ (2.5GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがPC3-12800 8GB、ストレージが500GB SATA2 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce 940M 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶、OSWindows 8.1 64bit。なお、「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう! 親子工作体験教室」は事前申し込みの段階で定員に達しており、すでに募集を締め切っている。
2015年05月13日リコーは5月1日に、LED方式のA3カラープリンターの新製品として「RICOH SP C740」を5月13日より発売することを発表した。幅449×奥行552×高さ360mmのコンパクトな設計のため、オフィスのデスク周りや店舗の窓口などさまざまな場所へ設置することができる。連続プリント速度(A4横・毎分)はカラー/モノクロともに35枚、両面出力速度(A4横・毎分)はカラー/モノクロともに27ページとなっている。スリープモード時の消費電力は、0.7W以下とされており、オフィスの省エネ・低コスト化に対応。価格はオープン価格となっているが、14万円前後の市場価格と予測されている。
2015年05月01日ボンサイラボは28日、3Dプリンタの普及に伴い多様な材料へのニーズが高まってきたことから、米・Polymaker社製高機能フィラメントの新製品で、フィギュア造形に適した「Poly Support」、「Poly Wood」などを発売。これに伴い、ボンサイラボの3Dプリンタ「BS01+」を擬人化したキャラクター「びーえすいち子たん」を認定した。「Poly Support」(500g/6,580円)は、フィギュアや繊細な造形をプリントする際、材料が垂れるのを防ぐため使用するサポートに特化した製品。造形後に手で簡単に取り外すことができるのが最大の特徴で、デュアルノズルの場合はサポート専用として使用するほか、従来のシングルノズルでも造形後の処理が格段に改善するという。一方、「Poly Wood」(300g/4,980円、600g/7,980円)は、PLAベースでありながら、本物の木材を使用したような質感の再現性が特徴のフィラメント。木の風合いを楽しむことができ、試作や玩具、インテリア小物など幅広い用途で使用することができるとのことだ。そして、同社ではかねてからの懸案だったサポート除去の問題を軽減できる製品を発売したことで、これまでは出力専門サービスを利用していたフィギュア愛好家が3Dプリンタを使って自分自身でフィギュアを作るきっかけになればということで、公式キャラクター「びーえすいち子たん」を認定した。同キャラクターは同社の3Dプリンタ「BS01+」を「萌え擬人化」したもので、同機種のユーザーであるフィギュア原型師・R66氏が作成した。ユーザーコミュニティに公開したところ、3Dプリンタの特徴と「BS01+」の個性がマッチしていると人気を集めたことから、公認キャラクターとして活動することになったという。同キャラクターは、外見が似ているもののサイズの異なる3人のキャラクターを展開。それぞれ見た目の幼い方から、「びーえすいち子たん」、「びーえすいち子ちゃん」、「びーえすいち子」となっている。今後は、それぞれのキャラクターをステッカーにして広く認知されるキャラクターに育てていく方針。すでにTwitterアカウントも開設しており、「BS01」の進化に合わせてキャラクターも楽しんでもらえる存在を目指していく。ちなみに、同社は5月17・18日(現地時間)に米・サンフランシスコで開催される「Maker Faire」にPolymaker社と共同出展を予定しており、その場でもこの擬人化キャラクターを用いて「メイドインジャパン」の存在を強くアピールする予定ということだ。
2015年04月28日