北欧フィンランドを代表するファッションブランドIvana Helsinki(イヴァナ・ヘルシンキ)を展開する、Markkinointi P. Suhonen Oy(マルッキノインティ・ピー・スホネン社、所在地:ヘルシンキ)は、2021年9月9日(木)駐日フィンランド大使館 メッツァ・パビリオンにて展示会を開催いたします。このイベントは、国内最大級のファッションの祭典『Rakuten Fashion Week 2022 S/S』の公認イベントです。SALAMAMAA柄のドレスLYYTIイヴァナ・ヘルシンキは、1998年にフィンランドで設立されたブランドで、北欧ライフスタイルとスラブ地方独特の憂愁、アメリカのヴィンテージを繊細に融合して表現した、ノスタルジーあふれる作風を特徴としています。デザイナー Paola Ivana Suhonen(パオラ・イヴァナ・スホネン)の幼少期の思い出や、夢、風景、自然や動物に対する深い愛情に基づいた、過去と現在をミックスさせた、美しくオリジナリティあふれるデザインワークは、国内外で多くのファンの心をとらえています。また、パオラ・イヴァナ・スホネンは、クリエーションには垣根がないという考えのもと、アート、ファッション、デザイン、映像、音楽と、幅広いジャンルで才能を発揮しています。会場では、イヴァナ・ヘルシンキの世界を商品展示、スライドショー、ライブプレゼンテーションによって紹介し、最新のレディスウェアやアクセサリー、ブランドを代表するデザインやアイテムが展示されます。コロナ禍でのデザイナー来日が困難なため、ヘルシンキと東京を繋いだハイブリッドイベントを開催し、デザイナーのパオラ・イヴァナ・スホネンによるオンラインでのプレゼンテーションやデザインスタジオツアー、来場者やオンライン参加者への質疑応答をリアルタイムで行います。さらにイベント会場となる駐日フィンランド大使館商務部のラウラ・コピロウ氏とのトークショーも予定しています。プレゼンテーションでは、2022SSの新作発表も行います。イベントの企画運営は、2020年より日本におけるエージェントである、株式会社アンドフィーカ(所在地:東京都目黒区下目黒、代表:今泉 幸子)が担当し、同イベントをきっかけに、インポートとライセンスによるブランド強化を進めて参ります。イベント会場となるメッツァ・パビリオンはフィンランド語で「森」を意味し、再建築できるサステナブルな建築物として、フィンランド大使館商務部とパートナー企業により同大使館敷地内に2020年秋にオープンした、2021年末までの期間限定施設です。自然・テクノロジー・サステナビリティをテーマに掲げ、オリンピック・パラリンピック期間のフィンランド代表チームのナショナル・パートナーハウス「Home of Finland」としての機能に加え、フィンランドの文化とビジネスを広めるプラットフォームとして、企業や組織による様々なイベントやPR活動が行われています。内装デザインは、世界的に有名なウッラ・コスキネンによってデザインされ、フィンランドの各企業から提供された木製を中心とした家具が配置されています。そのシンプルで美しい空間のなかで、イヴァナ・ヘルシンキの世界を、映像や音楽を交えて演出いたします。なお、今回のイベントは、新型コロナウイルス感染防止のため、時間帯による人数制限をするとともに、オンラインによる配信も加えたハイブリッド形式で行います。【展示会概要】日時:2021年9月9日(木)11時~19時13時~14時30分 ライブトーク(1)Ivana Helsinkiの代表的なパターンのプレゼンテーションイヴァナ・ヘルシンキのアイテムによる室内装飾もライブで紹介15時~16時30分 ライブトーク(2)Ivana Helsinki 2022 SS コレクションのプレゼンテーションデザインアトリエのライブツアーも実施17時~18時15分 パオラ・イヴァナ・スホネンと駐日フィンランド大使館商務部ラウラ・コピロウ氏によるトークショー場所:駐日フィンランド大使館 メッツァ・パビリオン〒106-8561 東京都港区南麻布3-5-39【お申込み】入場及びZoomウェビナーオンラインセッションとも、事前登録が必要です。下記イベント参加登録フォームから事前に申込みをしてください。 申込み締め切り:2021年9月7日(火)17時※大使館敷地内での開催のため、事前のお申込みをされていないと入館できません。入館の際に申込み受付完了メールとご本人確認が出来る証明書(免許証、パスポート、健康保険証など)のご提示をお願い致します。【Ivana Helsinkiブランド】1998年にデザイナーのPaola Ivana Suhonen(パオラ・イヴァナ・スホネン)によって設立されたブランド。デザイナーの幼少期の思い出や、夢、風景、自然や動物に対する深い愛情に基づいた、過去と現在をミックスさせた、美しくオリジナリティあふれるデザインワークが特徴。スラブ地方独特の憂愁や北欧、アメリカのヴィンテージを繊細に融合したノスタルジーあふれる作風で、アート、ファッション、デザイン、映像、音楽と、幅広いジャンルで融合されている。ドレスからホームデコレーションまで様々なアイテムで展開されているオリジナルプリントが特徴。アートから生み出される商品ひとつひとつを、毎日をわくわくさせる特別なステートメントピースとして捉えている。トレンドを追うことなく、自らトレンドを作り、色あせることのない作品と機能的でサステナブルなラグジュアリーを創造している。パリコレとニューヨーク・ファッション・ウィークに正式参加した唯一のフィンランドのブランドで、コカ・コーラ、ユニクロ、スワロフスキー、トップショップ、グーグル、カルフール、ソコス・ホテル、ノキアなど、数多くの国内外の企業とも協業。2018年にはヘルシンキ東地区に、旗艦店、デザインスタジオ、ミニモーテル、ショールームと夏季限定のカフェを併設した、建築的にもユニークな「イヴァナ・ヘルシンキ・ハウス」をオープン。音楽や映画、ダンスイベントなど様々な催しが企画されている。【デザイナー】Paola Ivana Suhonen(パオラ・イヴァナ・スホネン)1974年生まれ。デザイナー、アーティスト、起業家、ミュージシャン、映画監督として多角的に活躍。1998年にイヴァナ・ヘルシンキを設立。ヘルシンキのアアルト大学とロサンジェルスのアメリカン・フィルム・インスティテュートで芸術修士を取得。マンハッタンのノリータ地区でアートスペースも運営。自身の感受性や人間性から主体的に作品を作り、同時にパワフルで映画的な作品を創造している。その姿勢はファッションフィルムやドキュメンタリー、フィクション映画にも反映されていて、撮影監督として携わった映画では、2013年に、栄誉あるスチューデント・エミー賞を獲得。ヘルシンキのアアルト大学とヘルシンキ・デザイン・スクールで招聘講師として教鞭をとる。また、児童書“Special dog Affe”を発刊し、動物の権利保護やファッションにおけるサステイナビリティの推進者としても知られている。また、フィンランドの栄誉ある芸術賞である、Pro Finlandia(2013年)とSuomi-prize(2018年)を授与される。またフォークロックバンド Lone Deer Laredoのメンバーとして、作詞作曲を手掛ける。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月01日フィンランド・ヘルシンキにある、世界的建築家アルヴァ・アアルトの名建築の一つでもあるアカデミア書店内に併設するカフェ「カフェ・アアルト(CAFE AALTO)」の2号店が、京都中心地の河原町エリアに12月オープンする。「カフェ・アアルト」は、1969年のオープンから50年経った今でも当時と変わらぬ店内デザインのまま営業しており、アアルトの代表作でもある「ペンダントランプ(Golden Bell)」や、大理石のテーブル、アアルトがカフェの為にデザインし、カフェでしか座ることのできない黒いレザーと真鍮フレームによって作られた椅子などが設置されている。シンプルでありながら普遍的なデザインの家具や空間は、地元の人をはじめ、アアルトの世界観を体感するとともに、フィンランドの雰囲気を味わえるカフェとして、世界中から来訪者が絶えない人気のカフェだ。この度オープンする京都店は、ヘルシンキに次ぐ2号店としてオープン。フィンランドスタイルの朝食や、サーモンスープ、チーズケーキをベースにしたブルーベリーパイ、シナモンロールといったフィンランドの伝統的な料理やスイーツがラインアップする。また、オーナーである、マルコ・サラチーノ(Marco Saracino)がセレクトしたコーヒーやお酒なども提供され、本場さながらなメニューを楽しむことができる。なお、東京・青山のスパイラルでは京都店オープンに先駆け、ヘルシンキを拠点にする日本人テキスタイルデザイナーで陶芸家の石本藤雄の個展「石本藤雄展 -マリメッコの花から陶の実へ-」を開催中の6月30日までの期間限定で、「カフェ・アアルト」のメニューを特別提供している。提供されるのは、「サーモンスープ」(税込1,420円 平日 15:00〜/土・日 11:00〜 提供)、「シナモンロール」(税込1,370円/ドリンク付き) 、「ブルーベリーパイ」(税込 1,370円/ドリンク付き)の3種類となっている。
2019年06月26日ヘルシンキ芸術デザイン大学、ヘルシンキ工科大学、ヘルシンキ経済大学のいずれも歴史と由緒ある3校が2010年に合併して創立されたアールト大学。世界のトップメゾンに従事する卒業生も数多くいる同校のファッション学科による卒業ショーが、毎年5月にヘルシンキ市内で開催されます。2017年度は元ケーブル工場を利用したミニマルで広大な空間で、約1000人のオーディエンスを迎えて開催。BA(学士号)とMA(博士号)に在籍する28名の生徒が参加し、専攻するウィメンズまたはメンズのコレクションを発表しました。国内外から業界関係者を集めるこの一大イベントは、学生達にとっては今後のキャリアを左右するチャンスの場。生徒はフィンランド人の他、北欧諸国などからの留学生もいます。アーティスティックかつアバンギャルドな表現がある一方で、シンプルなシルエットに手の込んだデザインのテキスタイルを採用した作品が登場するなど、学生ショーらしいバラエティーに富んだラインナップで会場を楽しませていました。ショーの終盤にディーゼル賞、マリメッコ賞、ファッションシーンの第一線で活躍するクリエイターやアーティストが審査員を務める特別賞の3つのプライズを発表。ディーゼル賞を獲得したHeini-Maria Hynynenさんのコレクションからマリメッコ賞を獲得したElina Ääreläさんのコレクションから特別賞を獲得したSini-Pilvi Kiilunenさんのコレクションからパリでもロンドンでもなく、ヘルシンキを拠点にするファッション学生の卒業ショー。実際に見るまで一体どんな作品が登場するのか予想がつきませんでしたが、大胆で独創的なパワーを湛えたガーメントの数々を目の前にして、フィンランドファッションに対する捉え方が変わったというのが事実。若く才能あるクリエイティブセンスと元来の国民性である実直なワークスタイルにより、今後、ますます多くのフィンランド人デザイナーの活躍を世界で目にすることになるかもしれません。>>【連載】Fashion in Finland を見る
2017年09月05日フィンエアーは1月21日、福岡=ヘルシンキ間の新規路線の就航日を5月8日と正式決定した。初便は5月7日ヘルシンキ発/5月8日福岡着となる。同路線はフィンエアー初の九州定期路線、さらには九州から唯一の欧州便として、AY076(福岡9:30発/ヘルシンキ13:55着)を水・金・日曜日の週3便、AY075(ヘルシンキ16:30発/福岡翌08:00着)を火・木・土曜日の週3便運航する。同路線の就航によって、成田/中部/関空のデイリー運航とあわせて、フィンエアーは日本の4大都市に週間最大で24便就航する。福岡は西日本の中でも重要な商業都市であり、九州全土ならびに中国地方西部へのアクセスに優れていることから、初年度は2016年10月までの約5カ月間で約1万4,000人(双方向)の利用者を見込んでいる。同路線にはエアバスA330での運航を予定しており、フィンエアーのA330には1機、フィンランドを代表するデザインブランドmarimekkoとのデザインコラボレーションによる特別塗装機が運用されている。標準仕様の場合、座席数は計263席(ビジネスクラス45席、エコノミークラス218席(うちエコノミーコンフォート40席)で、ビジネスクラスには最新のフルフラットシートを導入している。
2016年01月21日フィンエアーグループ(本社: フィンランド、ヘルシンキ)が拠点を置くヘルシンキ・ヴァンター空港では1月15日より、ヨーロッパ各国に先駆け、日本人の空港利用者を対象とした入国審査における自動化ゲートを試験導入した。対象となるのは日本のICパスポート(※1)保有者で、ヘルシンキ空港のシェンゲンエリア(※2)に入国する際に利用できる。ヘルシンキ空港では2012年より、出国審査における日本人利用者向けの自動化ゲートを先行導入している。今回の導入により、出国だけでなく入国審査に要する時間も大幅に短縮され、よりスムーズで快適な欧州シェンゲンエリアへの入出国が可能となる。利用方法は、(1)パスポートの顔写真ページを開いて読み取り機に向けておき、パスポートの顔写真ページを読み取る。(2)ゲートが開いたら中に入って右を向く。カメラで顔認証を行い、パスポートの顔写真と照合する。(3)2番目のゲートが開いたら、入国審査官のカウンターに進む。パスポートの出国スタンプを確認した後、入国審査官に入国スタンプを押印してもらう。なお、シェンゲンエリアの許可証を保有している人は、入国審査官に合わせて提示する。また2014年7月、ヘルシンキ空港にはサウナも新設された新プレミアムラウンジがオープンした。フィンエアープラス、ゴールドおよびプラチナ会員や、oneworld加盟航空会社発行のエメラルドならびにサファイアステータスカードを保有者が利用できる。※1: ICパスポートとは、2006年3月20日から申請受付を開始したIC旅券、つまり冊子中央にICチップおよび通信を行うためのアンテナを格納したカードが組み込まれているバイオメトリック・パスポートのこと※2: シェンゲン協定加盟国(欧州内の26カ国)への入出国エリア
2015年01月16日フィンランドのファッションブランド「イヴァナ・ヘルシンキ(Ivana Helsinki)」は、ムーミンとのコラボレーションによる15SSウィメンズコレクションを発表した。アイテムには、トーベ・ヤンソンの原画をもとにデザイナーのパオラ・ピルヨ姉妹が製作した、オリジナルのビジュアルや柄を使用。同ブランドが得意とするメランコリーかつピュアなデザインに、同郷で誕生したムーミンの世界観を落とし込んだ。注目なのは、今コレクションのために特別に作られたムーミン柄のレースやスパンコール生地。虫取り網を持ったムーミンのシルエットが全体に施されたレースワンピースや、1着に複数のカラフルな刺繍を施し、服全体で一つのストーリーを表現したチュニックなど、そのディテールのこだわりからトーベや作品に対する敬意を窺わせる。また、スナフキンやニョロニョロなど、ムーミン谷の仲間達や風景が描かれたニット、Tシャツも登場。グラフィックデザイナーの顔も持つパオラによる、遊び心溢れるプリントは、原作ファンにとって見逃せないアイテムとなりそうだ。ムーミンとのコラボコレクションは今後もインラインと並行し、継続して発表していく予定。今回製作された約60型のアイテムは、イヴァナ・ヘルシンキを取り扱う世界各国の百貨店、セレクトショップなどで順次販売される。
2014年11月11日フィンエアーグループはヘルシンキ・ヴァンター空港内に新しいプレミアムラウンジをオープンし、7月1日より運営開始する。○フィンランド式サウナも利用できる新プレミアムラウンジは、シェンゲン協定非加盟国線エリア内36番ゲート周辺に、フィンエアーラウンジに隣接する形で設置する。設計はフィンランド企業のdSign Vertti Kivi & Co社が手がけ、既存のラウンジを補完する施設として機能する。新ラウンジは、伝統的な北欧デザインとフィンランドの自然が調和した空間を目指した。季節や時間帯に合わせて、照明、色彩、ビデオプロジェクションが変化し、落ち着きある空間を演出する。ラウンジの家具には、伝説的なEero Saarinenデザインのチューリップチェアやウームチェアを取り入れた。食事やドリンクは無料。マリメッコのテーブルウェアやイッタラのUltima Thuleグラスなどで提供する。ラウンジの総面積は407平方メートルで、仕事用とリラックス用の異なるエリアに区切られており、最大122人を収容できる。さらに、プレミアムラウンジおよび隣接する既存ラウンジ利用者は、新プライベートシャワースイートとフィンランド式サウナが利用できる。タオルをはじめ、フィンランド製のフォレストベリー配合のシャンプー、シャワージェル、ローションなども用意している。新プレミアムラウンジは、フィンエアープラスのゴールドおよびプラチナ会員とその同伴者、ならびにアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空、日本航空をはじめとするoneworld加盟航空会社の対象ステータスのメンバーカードの所有者が利用できる。
2014年05月15日美しい自然やカラフルでかわいいデザイン、女子にはたまらない魅力がぎゅっと詰まったフィンランド・ヘルシンキ。2回目となる今回は、モダンで比較的新しいショップを中心に巡ります。旅の出発点となる中央駅構内ヘルシンキ大聖堂の裏に広がるKruunuhaka地区は、新しいモダンなインテリアショップが点在しているエリア。大聖堂前の元老院広場は、冬はクリスマスマーケットで賑わいます。「PAPER SHOP(ペーパーショップ)」はフィンランドを始め、アメリカやヨーロッパ各地のポストカードや包装紙、ノートなど、紙製品を集めたお店。古書で作ったオリジナルオーナメントなど、インテリアを彩るかわいい雑貨が見つかります。「Olkkari(オルッカリ)」は、新しいものから古い雑貨まで、所狭しと並ぶお店。物価の高いフィランドですが、日常的に使えそうな、グッドデザインの雑貨が良心的な価格で揃っている、とてもうれしいお店です。「Anne’s past & present(アンズ パスト&プレゼント)」は、フランスやドイツを中心とした、オーナーのセンスの光るセレクトショップ。『アスティエ・ド・ヴィラット』など、シックな色合いの、落ち着いたインテリア雑貨が好きな方にはおすすめです。以上の3軒は、同じMariankatu通り沿いにあるので、ぜひ一緒に巡ってみては? 続いてはマーケットへ。「ヒエタラハティ・マーケット」は、元々アンティークを専門としたマーケットだったのを、2013年にフード専門のマーケットホールとして、リニューアルオープンしたばかり。アンティークショップは残念ながら、すべて閉店してしまったそうですが、新しいだけにとてもおしゃれな雰囲気です。野菜などの生鮮食品のほか、カフェもあり、一息つくのにぴったり。夏はマーケットの広場にて、蚤の市も開催されているので、ぜひ訪れておきたい場所です。おしゃれなマーケットオリジナルのエコバッグは、お土産にもギャラリーやデザインショップが多く建ち並ぶエリアにある「Kauniste(カウニステ)」は、モダンなデザインと伝統的なスクリーンプリントで表現した、テキスタイルブランド。フィンランド国内外のデザイナーがそれぞれデザインしていますが、なんとその1人は日本人の作家ミロコマチコさん。オリジナルティータオルやバッグなどが並び、ディスプレイもとてもかわいいです。そこから歩いてすぐのところにある、ショップ「PINO(ピノ)」。ヨーロッパ各地の雑貨が集まるお店です。日本のマスキングテープをはじめとする文房具やキッチン用品など、日常的に使えそうな雑貨が見つかります。ショッピングに疲れたら、カフェレストラン「TORI(トリ)」で腹ごしらえ。オープンと同時に満席になる、人気店です。パスタやスープ、サンドイッチなどがあるなか、名物は子どもの拳ほどあるという大きなミートボール。北欧ならではのサーモンを使ったサラダやスープも、絶品です。現地の人たちは1人1皿注文していますが、どのメニューもボリュームたっぷりなので、女子同士でシェアするのがおすすめです。中央駅に戻り、歩いていると見つかるのが、小さなガラス張りのショップ「Salakauppa(サラカウッパ)」。目を引く外観に導かれるように入ると、ここはデザインデュオ「カンパニー」による直営店。遊び心のあるユニークな雑貨が、たくさん並びでいます。人とはちょっと違う雑貨を探すなら、迷わずこちらへ。時間があれば、美術館にもぜひ足を運んでみて。国立現代美術館「キアズマ」は、1998年にオープンした、比較的新しい美術館。斬新な建物も印象的。1950年代以降のフィンランド国内外の芸術作品が展示されています。訪れたときは触れることができる、体験型のユニークな作品も多く、誰もが楽しめるような展示がされていました。併設されたカフェもおいしいと評判。ショップでは書籍や雑貨が充実しているので、ついゆっくり過ごしてしまいそうです。以上、駆け足でご紹介したヘルシンキガイドですが、このほかにも“岩の教会”として知られる、モダンな建築のテンペリアウキオ教会やアルヴァ・アアルトの自邸見学などの観光、郊外に広がる広大な森林など、見どころは盛りだくさん。ヘルシンキはとても歩きやすく、トラムや地下鉄が発達しているので、初心者にも旅がしやすい街です。人々の優しさに触れるヘルシンキ、旅をする機会があれば、ぜひ参考にしてみてください。取材/赤木真弓
2014年03月02日美しい自然やカラフルでかわいいデザイン、女子にはたまらない魅力がぎゅっと詰まったフィンランド・ヘルシンキ。今回は、雑貨を楽しめる場所を中心に、冬のヘルシンキのおすすめスポットを2回に分けてご案内します。フィンランドといえば、『マリメッコ』、『アラビア』、『イッタラ』という北欧を代表する3大ブランド。まずは、ヘルシンキを訪れたら押さえておきたい、定番の場所をご紹介します。 店舗ごとに違う、『マリメッコ』のディスプレイも見どころ まずは、トラム、地下鉄、バス共通の乗り放題チケットを買いましょう。滞在日数のデイチケットを持っていると安心。どこに行くにも便利です。ちなみにオレンジ色の地下鉄は、コーヒーポットのデザインで有名なアンティ・ヌルメスニエミによるデザイン。さすがデザイン大国、と思わされます。さて、ヘルシンキ中央駅から地下鉄に乗り、「Herttoniemi」駅で下車。そこから徒歩10分ほどの場所にある、ファブリックブランド『マリメッコ』のファクトリー。その一角に、アウトレットショップ「マリメッコ・テフターンミューマラ」があります。洋服やバッグはもちろん、インテリア雑貨や食器と、現行品のサンプルなど、お得な商品がずらり。またテキスタイルは、端切れが量り売りされているので、手づくり好きな人にはたまりません。隣には正規品のショップ、そしてカフェ「マリトリ」があります。ファクトリー内で働くスタッフも利用する社員食堂でもあるこちら。使用されている食器やインテリアは、もちろん『マリメッコ』。好きなカップを選ぶことができ、ひと息つくのにぴったりです。続いて、中央駅からトラムで「Arabia」行きに乗り、終点の1駅手前にある「Arabiankatu」で下車。フィンランド最大の品揃えを誇る、「イッタラ・アウトレット・アラビア」へ。広大な店内には、約140年の歴史を持つブランド『アラビア』の陶器をはじめ、『イッタラ』などのテーブルウェアやガラス製品、キッチン用品のB品が並びます。B品とはいえ、素人目にはほとんど分からないほど美品。ムーミングッズやガラスアーティストのオイバ・トイッカによる鳥のオブジェなど、かなりの商品数があるので、事前にお目当てを決めておくのがおすすめです。アウトレット限定の、歴代の『アラビア』のロゴが入ったマグカップは人気商品隣にある、フィンランド最古のテキスタイルメーカー『フィンレイソン』のファブリックやインテリアグッズなど、フィンランドならではのブランドショップもお見逃しなく!また同じ建物の9階には、「アラビア・ミュージアム」があり、創業以来の陶器が展示されています。ここで『アラビア』の歴史を勉強してから、街のアンティークショップに行くと、より一層楽しむことができるので、ぜひ訪れてみて。予約をすれば、ファクトリー内の見学も可能(所要時間約1時間)。参加するとアウトレットで使える割引券がもらえるので、最初にこちらを訪れておくとお得です。さらに『イッタラ』の社員食堂としても使われているレストランや公共図書館、郵便局などもあり、1日中楽しめそうです。街の中心に戻り、映画『かもめ食堂』にも登場した場所をいくつか巡りましょう。こちらはハカニエミ地区で1914年から続く、屋内マーケット「ハカニエミ・マーケット」。1階は、魚や肉、野菜、パンなど、さまざまな食料品店が並びます。活気あふれる様子は、見ているだけでも楽しくなります。コーヒーやお菓子などもあるので、地元ならではのお土産探しにもぴったり。2階は一転、同じ建物とは思えないほど静かな雰囲気。手芸用品店や古書店、アンティークショップ、カフェなどが並びます。ここでの注目は、またまた『マリメッコ』。こじんまりとした店内では、路面店よりも落ち着いて見ることができます。品揃えも豊富で、廃番となった商品があることも。続いて、ブランドショップが建ち並ぶエスプラナディ通りに面した、国内最大の書店「アカデミア書店」。フィンランドを代表するデザイナー、アルヴァ・アアルトが設計した、開放的な空間になっています。その2階にあるカフェ「カフェアアルト」では、ペンダントライトや椅子などを、アアルトデザインのものを使用。訪れてみるとその小ささに驚いてしまいますが、本とコーヒーをお供に、ついつい長居してしまいそうな、落ち着く場所です。もう一軒、おすすめのカフェをご紹介。フィンランドで有名なパン、シナモンロールを食べるなら、1949年に創業した老舗カフェ「cafe Hopia(カフェ ホピア)」へ。小さな店内は、地元の人たちでいつも大賑わい。ドアの外まで行列ができるほどです。小さなイートインスペースもあり、焼きたてのパンやスイーツを食べられます。シナモンロールのほか、ライ麦の生地にミルク粥が入った平たいパン「カルヤランピーラッカ」など、伝統のパンは素朴な味わい。コーヒーとともに味わいたい一品です。また、フィンランドで忘れてはいけないのがアンティーク。「Astia Liisa(アスティア リーサ)」は、オーナーが『アラビア』のコレクターというだけあり、充実の品揃え。店内では、不定期で企画展なども開催。ムーミンシリーズなど、食器以外の雑貨もあります。日本人のスタッフもいるので、相談しながらお気に入りの一枚を探せそうです。アンティークショップは高くて手が届かない……という人は、「KIRPPIS(キルッピス)」と呼ばれるセカンドハンドショップへ。市内あちこちにたくさんある中でも、おすすめの一軒「JADE(ヤデ)」を紹介します。陶器や雑貨、洋服まで、日用品が所狭しと並んだ店内。『アラビア』や『イッタラ』、『マリメッコ』もちらほらあり、ものを大切にする国ならではの掘り出しものが、アンティークショップよりもリーズナブルな価格で発見できそうです。最後に、郵便局に行くのもお忘れなく。ムーミンのはがきや切手、テキスタイルブランドがデザインする、封筒やボックスなども種類豊富に揃います。キーホルダーやアクセサリーなどもあり、手軽なお土産も買えます。ちょっとした雑貨店という目線で楽しんでみては?ざっとご紹介してきた、ヘルシンキの雑貨めぐり。次回は、モダンな雑貨店を中心にご案内します。取材/赤木真弓
2014年03月01日日本航空(JAL)は、787-8機材による新路線として、2012年12月に成田 - サンディエゴ線、2013年3月に成田 - ヘルシンキ線を開設する。サンディエゴは情報通信やバイオ、製薬など多様な産業が盛んな都市であるが、日本・アジアからの直行便未就航地点となっており、今回の就航により利用者の利便性の向上を図る。なお、同路線はアメリカン航空との共同事業路線となり、同社とのコードシェアも予定しているという。一方、成田 - ヘルシンキ線については、ヘルシンキが欧州内54地点へのネットワークを持つハブ空港であることから、スムーズな乗り継ぎが行えるとしている。成田 - サンディエゴ線は、12月から1日1往復週4便(月・火・木・土)で運航し、2013年3月からデイリー運航を計画。運賃は、「USセイバー50(50日前までの購入)」が4万4,000円(燃油サーチャージ、税除く)。成田 - ヘルシンキ線は、2013年3月から1日1往復週4便(火・水・金・日)で運航し、2013年度上期中のデイリー運航を目指す。運賃は、「ダイナミックセイバー7(7日前までの購入)」が5万7,000円(燃油サーチャージ、税除く)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月23日