9月16日(金) から25日(日) まで上演される『ヘンリー八世』埼玉公演のチケット販売スケジュールが決定した。今作は、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指して1998年にスタートした彩の国シェイクスピア・シリーズの第35弾として上演されたものの再演となる。元々は2020年2月に上演されたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の余波を受けて、終盤の公演が中止に。そこから2年半を経て、演出の吉田鋼太郎や主演の阿部寛ほか、再演を誓ったキャスト・スタッフがふたたび集結した。2020年公演より左から)阿部 寛、吉田鋼太郎撮影:渡部孝弘舞台は16世紀の英国王宮。ヘンリー八世の寵愛を受け、出世のために策略をめぐらす高慢な枢機卿ウルジーは王侯貴族たちの非難の的になっていた。ある晩、ウルジーが催す晩餐会で王は王妃キャサリンに仕える女官アン・ブリンに心を奪われる。王は王妃との結婚を無効にしようと離婚裁判を起こすが、宗教や複雑な国際問題が絡み、歴史的な問題へと展開していく。2020年公演より左から)宮本裕子、阿部 寛、吉田鋼太郎撮影:渡部孝弘2020年公演より左から)金子大地、阿部 寛、山谷花純撮影:渡部孝弘チケットは、ホリプロステージ プレミアム会員の抽選先行が6月27日(月) 18時より、先着先行が7月3日(日) 9時より、ホリプロステージ 無料会員の先着先行は7月3日(日) 10時より受付がスタート。SAFメンバーズは7月2日(土) より受付開始。一般発売は、7月9日(土) 10時からとなっている。『ヘンリー八世』は埼玉公演後、 9月30日(金) から10月2日(日) まで愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール、10月6日(木) から9日(日) まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、10月14日(金) から16日(日) 北九州・北九州芸術劇場 大ホール、10月22日(土) から24日(月) 宮城・名取市文化会館にてツアー公演を行う。■演出・出演 吉田鋼太郎 コメント約2年前、公演中にコロナで中止が決まり、どうにも気持ちの落ち着かせどころが見つからず、帰るに帰れず楽屋でコーヒーなど啜っていると、1人又1人、同じ気持の役者達がゾロゾロと集まって来て「悔しいですね。地方公演も全部ダメらしいです。」「なんともなりませんかね。」と泣き事を並べている内、阿部ちゃんもやって来たので、何しろ多忙の阿部ちゃんなのでダメ元で「阿部ちゃん、もっかいやろうよ」と持ちかけてみると意外にも「やりましょうよ」と言ってくれた。ような気がした。後日その旨確認するとやはりやってくれるらしい。出演者達全員にも再演の意思を訊ねたら全員やると言っている。つまりこの再演はあれこれ試行錯誤の後に決まったのではなく、ほぼ中止が決まった時点で動き始めた企画という事になる。出演者も初演と99%同じメンバーで、皆 満を持している。阿部寛のキングはじめ、更にパワーアップ、更に想いが深くなっていく『ヘンリー八世』、ご期待下さい。■主演 阿部 寛 コメントあの血が煮えたぎるようなシェイクスピアの世界に再び戻れることに今からワクワクしています。2年前コロナで中止になった時、悔しさと同時にこれも1つのチャンスだと思った。案の定その日に鋼太郎さんが俺に再演の話を持ちかけてくれた。もちろん「やりましょう」と答えた。あの日からずっと自分の中のヘンリー八世は続いている。しかもほぼ全員が同じキャストでやれることに感謝している。今度のヘンリーはさらなる進化を遂げることになるだろう。楽しみで仕方がない。<上演情報>彩の国さいたまシェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』『ヘンリー八世』チラシ表【スタッフ】作:W.シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)【キャスト】ヘンリー八世:阿部寛枢機卿ウルジー:吉田鋼太郎トマス・クランマー:金子大地キャサリン:宮本裕子アン・ブリン:山谷花純バッキンガム公爵:谷田歩ノーフォーク公爵:河内大和大石継太 / 間宮啓行 / 廣田高志 / 工藤俊作 / 櫻井章喜 / 塚本幸男 / 飯田邦博 / 二反田雅澄 / 杉本凌士 / 水口てつ / 佐々木誠 / 松本こうせい / 大河原啓介 / 鈴木彰紀 / 齋藤慎平 / 松尾竜兵石井 咲 / 古庄美和 / 山田美波 / 坂田周子 / 沢海陽子 / 悠木つかさ演奏:サミエル【日程】■埼玉公演2022年9月16日(金) ~9月25日(日) 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール【販売スケジュール】■SAFメンバーズ:7月2日(土)■ホリプロステージ プレミアム会員抽選先行:6月27日(月) 18:00~6月29日(水) 23:59先着先行:7月3日(日) 9:00~7月7日(木) 18:00■ホリプロステージ無料会員先着先行:7月3日(日) 10:00~7月7日(木) 18:00■一般発売7月9日(土) 10:00【チケット料金】■一般S席:10,000円(税込)A席:8,000円(税込)B席:6,000円(税込)■SAFメンバーズS席:9,300円(税込)A席:7,500円(税込)B席:5,600円(税込)U-25(B席対象):2,000円(税込 / 劇場のみ取り扱い)※未就学児入場不可※U-25チケットは公演時、 25歳以下の方が対象です。 入場時に身分証明書をご提示ください。※SAFメンバーズのご予約はSAFチケットセンター、 劇場・会館窓口にて承ります。※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 / ホリプロ企画:彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会問い合わせ:彩の国さいたま芸術劇場0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)■愛知公演9月30日(金) 18:3010月1日(土) 12:00 / 17:3010月2日(日) 12:00会場:刈谷市総合文化センター 大ホール主催:メ~テレ / メ~テレ事業共催:刈谷市 / 刈谷市教育委員会 / 刈谷市総合文化センター(KCSN共同事業体)問い合わせ:メ~テレ事業052-331-9966(祝日を除く月~金10:00~18:00)■大阪公演10月6日(木) 17:3010月7日(金) 13:0010月8日(土) 12:00 / 17:3010月9日(日) 12:00会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ主催:梅田芸術劇場 / ABCテレビ問い合わせ:梅田芸術劇場06-6377-3888(10:00~18:00)■北九州公演10月14日(金) 16:0010月15日(土) 12:30 / 18:0010月16日(日) 12:30会場:北九州芸術劇場 大ホール主催:RKB毎日放送 / インプレサリオ提携:北九州芸術劇場問い合わせ:インプレサリオ092-985-8955mailto:info@impresario-ent.co.jp■宮城公演10月22日(土)17:0010月23日(日) 12:00 / 17:3010月24日(月) 12:00会場:名取市文化会館主催:仙台放送問い合わせ:仙台放送022-268-2174(平日11:00~16:00)公式HP:彩の国シェイクスピアシリーズ公式Twitter:
2022年06月23日愛娘の成長に一喜一憂するパパと、それを何気なくぶった斬るママ。「世のママたちに伝えたい」という、月光もりあ(@orenoatamanonaka)さんのちょっと切ない子育てエピソードをお届けします。1歳3カ月になる愛娘の毎日の成長がうれしくて仕方がないパパ。「こんなこともできるようになったの!? 早くママに言いたい……!!」と、目をキラキラさせてママに報告しにいくが……。 パパの切ない主張 月光もりあさんいわく、「目まぐるしい日々でそんな余裕ないのもわかるけど(大半は報告してもらってるけどね)、パパ寂しいな〜寂しいな〜(稲川淳二)」とのこと。とても残念な気持ちになるそうなので、なるべくパパにも共有してあげましょう(笑)。 著者:マンガ家・イラストレーター 月光もりあ
2022年05月09日英国王家の壮絶なバトルを描く舞台『冬のライオン』(演出:森新太郎)のフォトコール及び取材会が2月25日、東京芸術劇場プレイハウスで行われ、主人公のヘンリー二世を演じる佐々木蔵之介をはじめ、共演する葵わかな、加藤和樹、水田航生、永島敬三、浅利陽介、高畑淳子が出席した。英国王家の草創期、1183年。イングランドの国王ヘンリー二世の居城に、領土、そして跡目を誰が継ぐのか決着をつけるべく、王妃、息子たち、王の寵愛する愛妾、敵国の王が、それぞれの思惑を胸に、一同に会する。愛憎と陰謀が渦巻く赤裸々なロイヤル・ファミリー・ドラマ、その結末は?主演を務める佐々木は「たっぷり稽古してきたんですけど、僕は全然足りていなくて、まだドキドキしている」と緊張した面持ち。それでも「こういう状況ですけど、お客様にお会いできるのが楽しみですね」と期待を寄せ、「1183年のイングランドが舞台になっていて、重厚な歴史劇に思われる方もいるかもしれませんが、格式ばったものではなく、ちょっと楽しく裏切りができれば」とアピールした。家族がテーマになった内容で「お互いに不信感しかない家族ですけど(笑)、それをむき出しにしたり、ユーモアに包んだり。それが楽しいと思います。権力とか領土とか言っていますが、みんな本当は愛が欲しいのかなって」と見どころを解説。高畑演じる妻・エレノアとの丁々発止のやり取りも、大きな見せ場になっており「夫婦喧嘩がいつの間にか、夫婦漫才のように見えていれば。高畑さんには圧倒されます、ほんまに(笑)」と関西弁をまじえて、本音を明かす場面も。一方、高畑は「圧倒される? 顔に?(笑)蔵之介さんはテンポが速いんですよ。頭がいいから」とこちらも負けじと応戦。「去年の暮れから家の壁中に台詞を貼りまくっていますが、まだ1回もちゃんとできていない。ものすごく悔しいし、本当に腹が立つ(笑)」と苦労を明かし、「人生最後の舞台というつもりで務めさせていただきます。稽古は1000本ノックでしたから、あれを耐えたら本番は楽しいかも。やることは全部やりました」と闘志を燃やした。また、ヘンリーの愛妾でフランス王女・アレーを演じる葵にとって、今回が初めてのストレートプレイとなり「分からないことや、不安も多かったんですが、皆さんと稽古する中で、すごくホカホカした気持ちになって。このパワーを早くお客様にお伝えして、どんなリアクションに返ってくるのか、未知ですけど、楽しみです」と新たな挑戦に声を弾ませていた。取材・文・写真=内田涼『冬のライオン』作:ジェームズ・ゴールドマン翻訳:小田島雄志演出:森新太郎2022年2月26日(土)~2022年3月15日(火)会場:東京芸術劇場 プレイハウス
2022年02月26日彩の国シェイクスピア・シリーズ、舞台『ヘンリー八世』が2022年9月16日(金)から9月25日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで上演され、その後、愛知、大阪、北九州、宮城公演が実施される。演出は吉田鋼太郎、主演は阿部寛が務める。舞台『ヘンリー八世』再演シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、1998年にスタートした彩の国シェイクスピア・シリーズ。蜷川幸雄監修・演出のもと上演された舞台『ロミオとジュリエット』から始まり、2代目芸術監督の吉田鋼太郎のもと2021年5月に上演された第37弾『終わりよければすべてよし』によって完走した。そんな彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾として上演された『ヘンリー八世』の再演が決定。当時のキャスト&スタッフが集結し、“英国王室史上、最もスキャンダラスな王”が主役の物語を再び届ける。主演に阿部寛、吉田鋼太郎・金子大地らも出演メインキャストは当時からの続投となり、タイトルロールのヘンリー八世役は阿部寛が担当。さらに、吉田鋼太郎、金子大地、宮本裕子、山谷花純、谷田歩、河内大和らが出演する。<登場人物>ヘンリー八世:阿部寛枢機卿ウルジー:吉田鋼太郎トマス・クランマー:金子大地キャサリン:宮本裕子アン・ブリン:山谷花純バッキンガム公爵:谷田 歩ノーフォーク公爵:河内大和舞台『ヘンリー八世』あらすじ舞台は16世紀の英国王宮。ヘンリー八世の寵愛を受け、出世のために策略をめぐらす高慢な枢機卿ウルジーは王侯貴族たちの非難の的になっている。ある晩、ウルジーが催す晩餐会で王は王妃キャサリンに仕える女官アン・ブリンに心を奪われる。王は王妃との結婚を無効にしようと離婚裁判を起こすが、宗教や複雑な国際問題が絡み、歴史的な問題へと展開していくーー公演概要彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー八世』作:W.シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:吉田鋼太郎出演:阿部寛、吉田鋼太郎、金子大地、宮本裕子、山谷花純、谷田歩、河内大和、大石継太、間宮啓行、廣田高志、工藤俊作、櫻井章喜、塚本幸男、飯田邦博、二反田雅澄、杉本凌士、水口てつ、佐々木誠、松本こうせい、大河原啓介、鈴木彰紀、齋藤慎平、松尾竜兵、石井 咲、古庄美和、山田美波、坂田周子、沢海陽子、悠木つかさ演奏:サミエル■埼玉公演上演期間:2022年9月16日(金)~9月25日(日)会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール住所:埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1チケット発売日:・一般:2022年7月9日(土)・SAFメンバーズ:2022年7月2日(土)チケット料金:・一般:S席 10,000円/A席 8,000円/B席 6,000円・SAFメンバーズ:S席 9,300円/A席 7,500円/B席 5,600円・U-25(B席対象):2,000円(劇場のみ取り扱い)※愛知、大阪、北九州、宮城公演あり<備考>※未就学児入場不可※U-25チケットは公演時、25歳以下が対象です。入場時に身分証明書を提示する。※SAFメンバーズの予約はSAFチケットセンター、劇場・会館窓口にて受け付ける。※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されている。【問い合わせ先】彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)
2022年02月24日英国国王ヘンリー二世とその家族を軸にが、愛と憎しみと欲望をたぎらせて激突する舞台『冬のライオン』。森新太郎の演出のもと、ヘンリー役の佐々木蔵之介や王妃エレノア役の高畑淳子など巧者揃いの布陣によって、赤裸々な権力争いのドラマが幕を開けようとしている。初日を目前に、長男リチャードを演じる加藤和樹、フランス王フィリップに扮する水田航生、人気と実力を兼ね備えた精鋭ふたりが、熱量高い稽古場での奮闘の日々を語る!遠い中世の物語というより意外に身近な、家族間の揉め事――開幕も間近ですが、稽古場ではどんな手応えを得ていらっしゃいますか?作品の印象の変化、発見などもお聞きしたいです。水田いや、「手応えがある」なんて言ったら(演出の)森さんに刺されるので〜。加藤ハッハッハ!水田稽古場で起きていること、言われることをまだまだ純粋に吸収している段階で、必死です(笑)!作品については、最初に思っていた感じとはガラッと変わりましたね。最初はすごく構えていた部分があったんですが、結構笑いどころが多く、今は皆で楽しく、笑いながら稽古が進んでいる状況です。加藤僕も、最初に4日間の本読みをやった時と、立ち稽古に入った現段階では、まったく印象が違いますね。最初、それぞれが思い描くイメージで各キャラクターを作って、読んでいた時に、森さんが「これ、コメディなんで」っておっしゃって。初めは意味がわからなかったけれど、立ち稽古を重ねていくなかで、あ〜確かにコメディかもしれないと思い始めたんです。佐々木蔵之介さんと高畑淳子さんが演じるヘンリー王と王妃エレノアのやりとりも、見ていてついクスッと笑ってしまうくらい面白くて。最初は取っ付きにくい、難しいお話かなと思っていたのが、だんだん我々の身近な話になっているなという感覚はありますね。加藤和樹(手前左)・佐々木蔵之介(中央)――英国王家を舞台にした権力争いのストーリーで、皆さんが精神的に追い詰められているのでは……と思いきや、おふたりともとても穏やかな表情をされていますね。加藤航生が演じるフランス王フィリップも、ヘンリーに対して負けじと向かう部分はあるんですが、やっぱり一番大変なのは蔵之介さんと淳子さんでしょうね。騙し騙され、隠し隠され、何が本音で何が嘘か。心の探り合いを繰り返していくおふたりは、相当精神的に大変じゃないかなと思います。――おふたりが今感じている、この作品の面白さとは?水田さっき和樹君が言ったように、意外に身近な、家族間の揉め事と捉えると、とても共感出来るだろうなと。我々の周りの家族だってこうやってケンカしているんじゃないかな〜とか想像を膨らませながら楽しんでいただけるのではと思います。夫婦でものすごいケンカをしているけど、結局お互い、やっぱり好きなんやろ?それに巻き込まんといて〜!みたいな。(一同笑)左から、佐々木蔵之介・高畑淳子加藤3人の子供たちやフィリップが翻弄され、巻き込まれていくんですけど、子供たちは子供たちで、親の愛をものすごく欲しているわけですよね。でも素直に受け入れられなかったり、ひねくれたり。見ていて、あ〜こういう反抗期の子供いるよな、自分にもそういう時期があったよなと思うんじゃないかと(笑)。とくに僕が演じる長男リチャードは、母親エレノアとの関係性がほかのふたりの兄弟よりも強くて、密なんです。その距離感を、淳子さんと一緒に作り上げていくのがとても面白くて。中世の物語をやっているという感覚はあまりないですね。フランス王フィリップのイメージは「Siri」?!――水田さんが演じるフランス王フィリップ、加藤さんが演じる長男リチャード、それぞれをどのような人物として立ち上げようとしているのでしょうか。水田最初に森さんに言われたのは、「Siriみたいにやって」と。それは、“機械的で、心の内を表に出さない”という意味での例えだと思うんですが、そう言われて、え!?って。とりあえずSiriを調べるところから始めました。「Hey,Siri!」って言うところから(笑)。加藤最初、面白かったよ〜!本当にSiriみたいだったから(笑)。水田最初はSiriみたいな話し方でやっていたんですが、そこから稽古を積んでいく中で徐々に変化して来ています。根本的には、王としての毅然とした立ち居振る舞いと、内に隠した煮えたぎるような思い、そのギャップの面白さですよね。心の中はすごく熱いけど、クールぶって「動じないぜ、俺は」というフィリップを今、作り上げているところです。加藤皆それぞれ、「〇〇みたいにやって」と言われているんですよね。僕が言われたのは元力士のある方で(笑)。自分の本音を言いたくても言えない、そんな態度の例えらしく、とくに母エレノアとのやりとりの稽古中に「今だよ、○○○!」って声がかかったり(笑)。リチャードは“獅子心王”と呼ばれるほどに戦に長けた人物なので、最初はもっと感情の起伏が激しい人として作っていたんです。でもそうではなく、胸の奥に本音をずっと隠して、フツフツとたぎらせている青年なんだなと。森さんには「感情をパン!と頂点に持っていかずに、淡々としたトーンで、本音を隠してほしい」と言われています。最初は少し戸惑いましたけど、稽古をしていくうちに体と心がリチャードとしていられるようになって来ていて、ちょっと不思議な感覚ですね。水田フィリップとリチャードは、似ている部分があるかも。加藤そう、このふたりの腹の探り合いみたいなものも、すごく淡々と進んでいく感じだよね。――おふたりともに初体験の森新太郎演出について、ここまでの感触は?加藤森さんはすごく優しくて、ご自身の中に思い描いている絵がはっきりとあるので、おっしゃることが的確ですね。ちゃんとわかりやすく説明してくれたうえで稽古を進めるので、わからないままやることは絶対にないです。水田本当にその通り、おっしゃることがすごく理にかなっているなと感じます。森さんのひとことで、細かな疑問の一つひとつがクリアになっていくんですよね。手前左から佐々木蔵之介・葵わかな・水田航生加藤稽古前と稽古が終わった後、森さんが台本を手に、セットのところを歩きながら考えていて。たぶん役者の立場になって、実際に動いてみているんだなと。この台詞でこっちには行けないな……とか、気持ちの伴わない動き、現実的に無理なことは絶対にさせない方ですね。水田森さんの稽古はすごく濃密です。約6時間、実がパンパンに詰まりまくっている感じで、お芝居をやった〜!って気持ちになれる(笑)。充実しています。――そして先ほどお名前の上がった佐々木蔵之介さんと高畑淳子さん。稽古場で、ふたりの大先輩からどんな刺激を受けていらっしゃるのでしょうか。加藤おふたりともにエネルギッシュで、お互いに気を遣わないところが(笑)役にピタッとハマっています。とくに淳子さんは、森さんに言われたこと全部を全身で表現しようとするので、その姿勢は見習わなきゃなと。ちょっとした小返しでも本気でやるようにしていますね。佐々木蔵之介水田淳子さんは100%全力じゃなく、150%くらいだよね(笑)。稽古場から本番以上のパワーで挑んでいる姿はすごくカッコいいです。ワンシーンごと着実に、どんどん完成度を上げていくところを目の当たりにして、本当に素晴らしい役者さんだなと。蔵之介さんは、僕は2回目の共演なんです。今日ガッツリと絡むシーンを稽古したんですけど、やっぱり蔵之介さんと芝居するのは楽しいな!って、僕の中のリトルミズタが叫んでいました。(一同笑)顔の表情や雰囲気だけで多くを伝えることが出来る、第一級の役者さんだなと思います。共演する度に“お近づきになる”――おふたりは、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(13年上演)と『怪人と探偵』(19年上演)に続き、今回が3度目の共演ですね。加藤今回の稽古に入る前に、航生に「よろしくね!」と言いました。お互いに支え合っている感じですね。イングランド王家の家族の前に、フランス王としてフィリップが登場するシーンがすごくサマになってる……って言ったらエラそうだけど(笑)、空気をガラッと変えるんですよね。そこはすごいな!と。水田嬉しい〜。加藤スタイルがいいし、歩き方に雰囲気が滲み出ていて、航生ならではのフィリップという感じがします。水田和樹君とは、最初は殺し合う仲で(注:『ロミオ&ジュリエット』で加藤がティボルト役、水田がマーキューシオ役)、次の作品では師弟関係になり、そして今回は……!回を重ねるごとにどんどんお近づきになっていって(笑)。和樹君のリチャードは、まさしく獅子心王と呼ばれる立ち居振る舞いですし、台詞もすごく勢いがあってピッタリです。――今回おふたりがどんなふうに“お近づきになる”のか気になります!劇場でしっかり目撃したいと思います。水田かしこまる必要はまったくないので、フラットな心で観ていただきたいですね。人と人との関わり合いがあまり持てない時代だからこそ、これだけの愛憎が詰まったドラマを通して、人と人とのつながり、そこから生まれるものを感じ取っていただけたら嬉しいなと思います。加藤言葉が滝のようにザーッと流れてくるので、聞き取るのに集中力がいる作品かなと思うんですね。でも、森さんが舞台セットをシンプルに作っているので、きっと役者が吐き出す言葉に集中できると思います。航生も言ったように、誰もが愛を求めていながら、嘘や騙し合いを重ね、悲劇をも生む物語です。そんな人々の姿を見て、もっと相手に本音を言って、優しくなろう、と思う作品になるんじゃないかなと。ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。取材・文:上野紀子撮影:源賀津己(稽古中の写真を除く)『冬のライオン』2022年2月26日(土)~2022年3月15日(火)会場:東京芸術劇場 プレイハウス
2022年02月22日吉田鋼太郎が演出、阿部寛が主演を務める『ヘンリー八世』が、9月16日(金)から25日(日)まで、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで上演されることが決定した。この作品は、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、1998年にスタートした彩の国シェイクスピア・シリーズの第35弾として上演されたものの再演となる。元々は2020年2月に上演されたが、 世界的に大流行となった新型コロナウイルス感染症の感染拡大の余波を受けて、終盤の公演が中止に。そこから2年半を経て再演を誓ったキャスト・スタッフがふたたび集結した。舞台は16世紀の英国王宮。ヘンリー八世の寵愛を受け、出世のために策略をめぐらす高慢な枢機卿ウルジーは王侯貴族たちの非難の的になっていた。ある晩、ウルジーが催す晩餐会で王は王妃キャサリンに仕える女官アン・ブリンに心を奪われる。王は王妃との結婚を無効にしようと離婚裁判を起こすが、宗教や複雑な国際問題が絡み、歴史的な問題へと展開していく。メインキャストは初演と同じく、阿部がヘンリー八世役、吉田が枢機卿ウルジー役を演じるほか、トマス・クランマーを金子大地、キャサリンを宮本裕子、アン・ブリンを山谷花純、バッキンガム公爵を谷田歩、ノーフォーク公爵を河内大和が演じる。再演にあたり、演出を務める吉田は公演中にコロナで中止が決まった2年前、阿部を含めたキャストにすぐに再演を持ちかけたことを明かし、「つまりこの再演はあれこれ試行錯誤の後に決まったのではなく、 ほぼ中止が決まった時点で動き始めた企画という事になる。出演者も初演と99%同じメンバーで、 皆 満を持している」と全体の士気の高さを語った。主演を務める阿部も「今度のヘンリーはさらなる進化を遂げることになるだろう。楽しみで仕方がない」と意気込みを語っている。埼玉公演は9月16日(金)~9月25日(日) 彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて上演、その後愛知、大阪、北九州、宮城公演が予定されている。なお、埼玉公演のチケットは7月9日(土)に一般発売される。【公演概要】彩の国さいたまシェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』9月16日(金)~9月25日(日)彩の国さいたま芸術劇場 大ホール※愛知、 大阪、 北九州、 宮城公演あり<スタッフ>作:W.シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)<キャスト>ヘンリー八世:阿部寛枢機卿ウルジー:吉田鋼太郎トマス・クランマー:金子大地キャサリン:宮本裕子アン・ブリン:山谷花純バッキンガム公爵:谷田歩ノーフォーク公爵:河内大和大石継太間宮啓行廣田高志工藤俊作櫻井章喜塚本幸男飯田邦博二反田雅澄杉本凌士水口てつ佐々木誠松本こうせい大河原啓介鈴木彰紀齋藤慎平松尾竜兵石井 咲古庄美和山田美波坂田周子沢海陽子悠木つかさ演奏:サミエル公式サイト:
2022年02月14日クリスマス・イヴの前日の23日(現地時間)、ヘンリー王子&メーガン妃夫妻が今年のホリデーカードに使用している家族写真を公開した。撮影は、この夏にカリフォルニア州・サンタバーバラの自宅で行われた。撮影を担当したのは、夫妻のウェディングフォトを撮ったアレクシー・ルドミルスキ。写真では6月4日に生まれた第2子長女のリリベット・ダイアナちゃんの姿をお披露目している。4人そろった家族写真が公開されるのは初めてで、子どもたちの愛らしさに注目が集まった。撮影時、2歳になるかならないかというアーチーくんは、ヘンリー王子と同じ赤毛で、カーリーヘアが「あまりにもかわいい!」と王室ファンを虜にしている。リリちゃんはメーガン妃に「高い高い」をされて満面の笑みを浮かべており、やはり「かわいい!」の声が寄せられている。ホリデーカードのメッセージには「2021年の今年、私たちは世界にリリベットを迎えました。アーチーは私たちを“ママ”と“パパ”に、リリは私たちを家族にしてくれました。きたる2022年を楽しみにしながらみなさんに代わり、アフガニスタンから移住してきた家族から、育児のための有給休暇が必要なアメリカの家族まで、家族を敬い保護するいくつかの団体に寄付をしました」と書かれ、その団体の名前を挙げている。(Hiromi Kaku)
2021年12月24日英王室のチャールズ皇太子とヘンリー王子が、8カ月間もの間ほとんど口をきいていないことがわかったとThe Sun紙が報じている。同紙によれば、二人の関係は「かつてないほど冷え切っている」という。二人が最後に直接言葉を交わしたのは、今年4月に行われたエディンバラ公フィリップ王配の葬儀が最後で、その後も電話などでの会談は数える程度だという。ダイアナ妃の像の除幕式でヘンリー王子が一時帰国した際も、チャールズ皇太子は面会しなかった。皇太子は、生後6カ月の孫娘のリリベットにもまだ一度も会っていない。エリザベス女王の健康問題が表面化した今、チャールズ皇太子は来たるべき治世に父子の争いが悪影響を与えないよう、「“威厳ある沈黙”を保っている」と王室関係者はThe Sunの取材に対して語っている。今年9月、カネにまつわる疑惑がチャールズ皇太子を直撃した。サウジアラビアの富豪マレイ・ムバラク・ビン・マフフーズが皇太子の慈善団体に150万ポンド(約2億2,600万円)を寄付し、それと引き替えに大英帝国勲章(CBE)を授与されたと英メディアがさかんに書き立てたのだ。マフフーズに便宜をはかったとして、皇太子の側近3人が辞任するなどした一連の騒動は「CBEスキャンダル」と呼ばれ、皇太子のイメージを大いに傷つけた。その約3カ月後の今月5日、ヘンリー王子も2013年にマフフーズから5万ポンドの寄付を受け取っていたことが報じられた。王子は速やかに「マフフーズ氏の動機に懸念があったため、関係は既に絶っています」と声明を発表。まるで父親を陥れるかのようなこの発言に、チャールズ皇太子はひどくショックを受け失望したと、前出のThe Sunは伝えている。今年の王室人気投票では、妹のアン王女より下位の6位に甘んじたチャールズ皇太子。かたや、長男のウィリアム王子はエリザベス女王、エディンバラ公に次いで3位につけている。これ以上の人気低落は何としてでも避けたい皇太子は、まだしばらくは“威厳ある沈黙”を続けるほかなさそうだ。
2021年12月07日サセックス公爵ヘンリー王子は11月9日、米誌「Wired」が主催したオンラインイベントに参加。インターネット上の嘘がもたらす影響をテーマとしたパネルディスカッションで、非営利団体の代表やジャーナリストらと対談した。ヘンリー王子はこのパネルディスカッションのなかで、ネット上のデマを「世界規模の人道的危機」だと指摘したと、ロイター通信などが報じている。「現代におけるデマの規模は恐ろしいものです。誰も安全とはいえず、守られてもいない。隠れることもできません。ひとつのデマのために人生を台無しにされたり、家族が崩壊したりという例を目の当たりにし続けています」と、対談の中でヘンリー王子は、ネット上に溢れるデマの脅威について語った。また、インターネットにおけるヘイトの一例として、メーガン妃と共に王室を離脱する際にメディアが発した「Megxit(メグジット)」という言葉を挙げた。「メグジットという言葉は女性差別的です。もともとこの言葉は、1人の“荒らし”が生み出し、王室ジャーナリストたちが使い始め、その他多くのメディアの手によって拡散されていきました。たった1人の荒らし発言から始まったことなのです」と、王子は強調した。また、王室離脱を考え始めたのは、英国のタブロイドメディアがバイレイシャルであるメーガン夫人を人種差別的に扱ったことがきっかけだったことも明かした。ヘンリー王子は3月から、非営利団体「アスペン研究所」と協力して、米国内に流れた“デマ”について研究を行っていたという。その中で、Twitter上でメーガン夫人に対するヘイトスピーチの7割以上が、わずか50以下のアカウントから発生していることがわかったと、研究結果について言及した。王子は、少数のアカウントが発信したヘイトスピーチを、メディアが憎しみと嘘を増幅させた上で事実として垂れ流し、拡散していると訴え、「本物のジャーナリストなら、人種差別や女性蔑視、嘘など、メディアのシステムから生み出されるもの全てに自ら対峙し、闘う力を持っているはずです」と語りかけた。
2021年11月10日『クレイジー・リッチ!』『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』に抜擢され、ハリウッドで活躍中のヘンリー・ゴールディングが主演する映画『MONSOON/モンスーン』から、予告編と場面写真が解禁された。解禁となった予告編では、主人公・キット(ヘンリー・ゴールディング)がアイデンティティを探す旅の道程が描かれる。ベトナム戦争後の混乱のなかボート難民として家族でイギリスへと亡命したキットは、両親の遺灰を埋葬する「大事な場所」を見つけるため、30年ぶりに故郷のサイゴン(現ホーチミン)を訪れる。映像には、母国語を忘れ、まるで観光客のように街に馴染めず、「僕は故郷を何も知らない」と孤独な表情を浮かべるキットが、過去の記憶を辿るように街を彷徨う姿が映し出される。目まぐるしい経済成長を遂げ、すっかり姿を変えたサイゴンと、昔と変わらず古く懐かしい文化や街並みを残すハノイ。相反する2つの街を訪れ、そこで出逢う人々との交流を通して、次第にキットの表情が変化していく。サイゴンの夜景や煌びやかなバー、ハノイの田園風景、さらにハノイの観光名所でもあるロンビエン橋など、変わりゆくベトナムの“いま”を美しく捉えた映像となっている。また、併せて解禁となる10点の場面写真では、ネットで知り合ったアメリカ人・ルイスや、英語でコミュニケーションの取れる従兄弟・リー、アートツアーを主催する学生・リンなど、旅の中でキットの心のつかえを解いていく登場人物たちや、地域ごとに様々な顔を見せるベトナムの風景が収められた。自身もイギリス人の父とマレーシア人の母を持つことから、本作の主人公キットが持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたというヘンリー。監督・脚本は、『追憶と、踊りながら』(14)のホン・カウ。カウ監督もまたキットと同様に、カンボジアから逃れてベトナムに渡ったのち8歳まで同国で過ごし、“ボート難民”として渡英していた過去を持つ。『MONSOON/モンスーン』は2022年1月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MONSOON/モンスーン 2022年1月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© MONSOON FILM 2018 LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019
2021年11月02日ミシェル・ウィリアムズとジュード・ロウが『Firebrand』で共演することになった。16世紀のイギリスを舞台にした心理スリラーでロウの役はヘンリー8世、ウィリアムズが演じるのは彼の6番目にして最後の妻キャサリン・パー。ヘンリー8世のそれまでの妻は、処刑されたり、出産後に死んだりするなど、不幸な運命をたどっている。この結婚を生き延びなければと思ったパーは、そのための手段を考えるのだった。監督はブラジル出身のカリム・アイノズ。ウィリアムズの最近作は、現在北米公開中の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』。ロウの次回公開作は『ファンタスティック・ビースト3』。文=猿渡由紀
2021年10月28日モンキー・パンチ原作で1971年にシーズン1が放送され、今や誰もが知る名作アニメとなった『ルパン三世』。ルパン三世、次元大介、石川五ェ門、峰不二子と宿敵・銭形警部らが繰り広げる、笑いあり涙ありのドタバタ劇は、老若男女問わず愛されています。『ルパン三世』アニメ化50周年記念のお祝いメッセージが到着2021年10月24日で、アニメ化50周年を迎える『ルパン三世』。同月現在、50周年記念となるアニメ新シリーズ『ルパン三世 PART6』も放送中です。今シリーズは次元大介の声が、放送開始から50年間を務めてきた小林清志さんから、大塚明夫さんに代替わりすることでも注目を集めています。アニメ化50周年を記念して、漫画界や脚本家、俳優まで、各界の著名人からお祝いのイラストやメッセージが到着しました。『ルパン三世との出会い』や『50年後のルパン三世への想いを馳せたメッセージ』など、アニメ化50年の歴史の重みを感じられるコメントが集まっています。今回のためだけに描きおろされた貴重なイラストも必見ですよ!青山剛昌/漫画家『名探偵コナン』『YAIBA』アニメ50周年おめでとォ~♪ルパン三世との出会いは、小学校の低学年の頃だったかな?モーリス・ルブランの『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』の本は、もう読んでいたので、『ルパン』の孫の話をアニメでやるんだ… ホームズの孫も出て来るかなぁ?」なんて感じで観始めたら、出て来たのは、銭形平次の子孫の警部に、相棒の次元大介と十三代目石川五ェ門と謎の女、峰不二子ちゃん!1話目のコチョコチョでアホな小学生的にはハートを鷲掴みにされたのだった(笑)。まさか後に、自分のキャラ(コナン)とコラボって映画にまでなるとは夢のようです♪<50年後の『ルパン三世』>50年後?そりゃあ『ルパン八世VSコナン三世』でしょ!!(笑)。北条司/漫画家『キャッツ♥アイ』『シティーハンター』あれは中学生の頃。麗らかな日曜の家族団欒の昼食時でした。テレビに突然かっこいい映像が映し出されました。サーチライトが壁際の人物を照らしだす。その人物はサーチライトをあざ笑うかのように不敵な笑みを浮かべつつ疾駆する。それはルパンファンなら誰でも知っているシーンであり、新番組ルパン三世の番宣でした。当時ルパン三世の事は知りませんでした。ですが以前、理髪店でモンキー先生の別作品が掲載されていた少年誌を見た記憶がありました。作品名までは覚えていませんでしたがモンキー・パンチという風変わりなペンネームとその独特な画風には強烈な印象を受けていました。その番宣を見たとき、てっきりその漫画がアニメ化されるのだと思った私は「あ、この漫画知ってる」と家族に発言した…その直後。その人物(ルパン)は拘束された女性(不二子)を救出するために疾駆していたと思いきや、何といきなり不二子の胸元に手をかけ衣服を剥ぎとったのです。そこで『ルパン三世』とタイトルが出て番宣終了。日曜の家族団欒はその映像と私の発言に凍りつきました。その後…昼食の沈黙の重かったこと…。これが私とルパンとの衝撃的な出会いでした(笑)。<50年後の『ルパン三世』>タイトルは『ルパンⅣ世――がいっぱい』。世界中に子種をばら撒いた三世。「われこそはルパン三世を継ぐ者」と何十人もの息子、娘たちがⅣ世の名を賭けて泥棒競争を繰り広げる。主人公はティーンの不二子の娘。老ルパン三世は審査員…なんてのは無理ですか。古沢良太/脚本家(『コンフィデンスマンJP』シリーズ、『GREAT PRETENDER』)青野賢一『アトモスフィアとしてのヨーロッパ』/ライター、選曲家、DJ私が中学に上がるか上がらないかという頃、両親が離婚したのだが、それ以前も父親が家にいた記憶はあまりない。当時としては珍しかったであろう、コンピューター関連の仕事に就いていた父は海外出張ばかりで、年に数回しか顔を合わせなかった。出張先はヨーロッパが多かったようで、ファッションの仕事をしていた母と、私へのお土産は当然そうした国々で買ってきたもの。そんなことから、物としてのヨーロッパ文化に、子どもの頃から触れることができた。1970年代中盤から後半のことである。同じ頃、楽しみにしていたのが『ルパン三世』の再放送だった。当時は、スリリングでかっこよくて面白いアニメーションという程度の理解だったが、今思えば、作中の街並みや室内の調度品、登場人物の出で立ちから、成熟した––––退廃ともいえる––––ヨーロッパの雰囲気を感じとっていたのだろう。それから敗退の美学も。物としてのヨーロッパの入り口が父からのお土産であった一方、アトモスフィアとしてのヨーロッパへの興味は間違いなく『ルパン三世』が一つのきっかけだった。それだから、いくつになっても楽しめるし発見がある。そんなアニメーション作品はなかなかないと思う。<50年後の『ルパン三世』>自分の美学を貫くことのかっこよさや切なさを忘れないルパンでいてほしいと思います。友永和秀/アニメーター(『ルパン三世 カリオストロの城』、『ルパン三世 PART2〜PART5』)時代がどんどん変わっていきますからね。どんな活躍をするんだろうと先が楽しみです。できればあと50年、同じようにルパン三世とその仲間たちを愛して貰えれば本当に嬉しいです。藤津亮太/アニメ評論家モンキー・パンチ先生が生み出し、アニメを通じて国民的な人気を得た『ルパン三世』。その長い歴史の中で『ルパン三世』という作品は「鏡」のような作品になりました。その時々によって映るものを変えながら、時代とともにある作品。そして、映し出されるものは変わったとしても、ルパン三世という小粋なキャラクターという「フレーム」は微動だにせずにそこにある。そんな「鏡」。ハードボイルド、ラブストーリー、ミステリー、アクション、ナンセンスetc、どんな題材、どんな切り口の物語であっても、その鏡に映せば『ルパン三世』というエンターテインメントになるのです。しかしそのような「鏡」と向き合うということは、作り手にとっては決して楽なことではありません。常に「お前はここになにを映し出そうとしているのか」と問われるからです。そんな「鏡」と対峙する工夫や苦闘の積み重ねが、『ルパン三世』を時代を越えて愛される作品にしてきたのです。最初のアニメ化から半世紀を越え、これからの作り手たちはこの「鏡」といかに向き合っていくのか。作り手と『ルパン三世』の知恵比べが、この作品の魅力の源なのです。<50年後の『ルパン三世』>『シャーロック・ホームズ』のような(100年前の)1960年代〜1980年代を舞台にした怪盗ものとして制作されてたりして…。浅野忠信/俳優お祝いコメントとイラストは、特設サイトでも見ることができます。また、YouTubeのTMS公式アニメチャンネルでは『ルパン三世50周年記念・特別作画動画』が公開され、Twitterプレゼントキャンペーンもスタート。さらに、『ルパン三世』の映画でダントツの人気を誇る名作映画『ルパン三世 カリオストロの城』のシネマコンサートも2022年1月に開催されます。50周年を記念したお祝い企画の数々に参加してみてはいかがでしょうか!『ルパン三世 PART6』2021年10月より日本テレビ系全国放送中!配信:Hulu他配信サイトで配信中!※各局の放送日時、配信サービスは公式HPでご確認ください。原作:モンキー・パンチ ©TMS・NTV[文・構成/grape編集部]
2021年10月22日ついに本日“ニンニンの日”(10月22日)公開となった映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』より、主演を務めるヘンリー・ゴールディングの日本への特別メッセージが本編映像とともに到着した。世界的な人気を誇るアクションフィギュアをもとに映画化され、ハイテクガジェットや特殊マシンを駆使し世界を守る最強の戦闘エキスパートチーム「G.I.ジョー」と、世界支配を目論む悪の組織「コブラ」の戦いを描き、世界興収737億円のメガヒットを記録した大ヒットアクション映画『G.I.ジョー』シリーズ。ファン待望となる最新作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』では、史上最大規模の日本ロケが行われ、刀と銃を武器に戦い「G.I.ジョー」最強の戦闘能力を持つシリーズ人気No.1の漆黒の忍者ヒーロー“スネークアイズ”が主人公に。“未曽有の忍者テロ”を阻止するべく立ち上がったスネークアイズの、謎に包まれたオリジンストーリーが初めて描かれる。この度、日本のファンだけにグリーティングを寄せたヘンリーは、「こんにちは!ヘンリー・ゴールディングです」と自己紹介すると、流暢な日本語で「スネークアイズ みてね ニンジャが来るぞ!!」と語りかける。映像は一転、未曾有の忍者テロが勃発、抜け忍軍団が嵐影場内になだれ込む緊迫の場面が。スネークアイズとストームシャドーは城内の廊下で敵を次々と蹴散らしながら外に出るも、抜け忍軍団に取り囲まれてしまった。名刀・曙光(モーニングライト)を構えたスネークアイズと二刀流のストームシャドーは背中合わせで臨戦態勢を整えると、四方から襲いかかる敵を斬って、斬って、斬りまくる。『るろうに剣心』シリーズの谷垣健治アクション監督の真骨頂、怒涛のスピード感で炸裂する超速刀剣アクションは必見だ。さらに次々と悪の抜け忍集団を捌いていくふたりだが、状況は一変、敵に足をつかまれ動きを封じられたスネークアイズに敵の刀が迫る。絶体絶命の窮地を救ったのは、ストームシャドーが投げた一本の刀だった。壮絶な戦いの後、スネークアイズが投げた刀をストームシャドーが受けとめる。だが、この戦いは“未曾有の忍者テロ”の始まりに過ぎなかった。嵐影城を舞台に繰り広げられる“忍者大戦”はどんな展開を迎えることになるのか。その結末は映画館で見届けてほしい。『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』本編映像『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』公開中
2021年10月22日ハリウッドで大活躍中のヘンリー・ゴールディングを主演に迎え、30年ぶりにサイゴンへ帰郷した“ボート難民”の旅路を描く『MONSOON(原題)』を邦題『MONSOON/モンスーン』として、来年1月に公開することが決定。併せてキービジュアルが解禁された。キット(ヘンリー・ゴールディング)は両親の遺灰を埋葬すべく、30年ぶりに祖国であるベトナムのサイゴン(現ホーチミン)に足を踏み入れる。サイゴンはすっかり経済成長を遂げ、かつての姿は見る影もなく、両親の遺灰の埋葬場所探しを開始するが、思うようには進まない。彼は、6歳のときに家族とともにベトナム戦争後の混乱を逃れてイギリスへ渡った“ボート難民”だった。30年ぶりにサイゴン(現ホーチミン)へ帰郷した主人公がアイデンティティを探す旅路を圧倒的な映像美で綴った本作。変わり果てた街に馴染めず、どこか旅行者のような主人公・キットを演じたのは『クレイジー・リッチ!』で注目を浴び、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』の主演に大抜擢されたヘンリー・ゴールディング。自身もイギリス人の父とマレーシア人の母を持つことから、キットの持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたという。監督を務めたホン・カウ(『追憶と、踊りながら』)もまたカンボジアから逃れてベトナムに渡ったのち8歳まで同国で過ごし、“ボート難民”として渡英していた過去を持つ。今回解禁されたキービジュアルは、ベランダから故郷・サイゴンの街を眺めるキットの後ろ姿が写し出されたもの。過去の傷を抱えながら生きてきたキットの、郷愁の想いや未来への希望を感じさせる表情が印象的なビジュアルとなっている。『MONSOON/モンスーン』は、2022年1月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MONSOON/モンスーン 2022年1月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© MONSOON FILM 2018 LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019
2021年10月15日ヘンリー・ゴールディングが「Assassin Club」に主演することがわかった。彼が演じるモーガンは、凄腕の殺し屋。新たに6人を殺す依頼を受けるが、やがて彼はその6人も殺し屋だということに気づく。中でもフォークという女性は、彼と匹敵する腕を持つことから、彼は恩師のアドバイスを受けつつ、自分と恋人の身を守ろうとする。フォークを演じるのは、ノオミラパス。恩師役はサム・ニール、恋人役は『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』でブレイクを果たしたダニエル・メルキオールが演じる。監督は『トランスポーターイグニション』のカミーユ・ドゥラマーレ。撮影は最近終了したようだ。ゴールディングの最新作は『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』。文=猿渡由紀
2021年09月24日来年、米国の出版社ペンギン・ランダムハウスから、ヘンリー王子の回顧録が出版される。この中で、高位王族の一人が「王室の差別主義者」として名指しされる可能性が高いと英SUN紙などが報じている。SUNによると、ヘンリー王子は本を執筆するにあたり、報酬額の入札で出版社を選定したという。入札最低額は1,800万ポンド(約27億4千万円)。結果、4冊書くことを条件に、ペンギン・ランダムハウスが2,900万ポンド(約44億円)で落札した。ダイアナ妃の執事を務めていたポール・バレル氏は、Closer誌に「彼ら(出版元)は間違いなく、金額に見合ったものを求めるでしょう」とコメント。それは「ある人物」などという曖昧な情報ではなく、より具体的な内容と個人名だ。バレル氏は、メーガン妃が第一子を妊娠した際に、生まれてくる子どもの肌の色を気にしたという王族を名指しする可能性が非常に高いと指摘しているという。また、「ハリー王子は、カミラ夫人の秘密を明らかにするつもりでいると思います。彼はカミラ夫人を“邪悪な継母“として描いているドラマ『ザ・クラウン』を楽しんでいるとも言います。しかし、本当にカミラが攻撃されるとなれば、チャールズ皇太子は怒り狂うでしょう」とCloserの取材に語っている。離婚直前だった1995年11月、BBCのインタビューで「この結婚には3人の人間がいて、少々混み合っていました」と話したダイアナ妃。3人とはもちろんチャールズ皇太子、ダイアナ妃、そしてカミラ・パーカー・ボウルズだ。チャールズ皇太子とカミラ夫人の出会いは、この結婚の遙か前。チャールズ皇太子はカミラ夫人を愛していたが、彼女は当時交際していたアンドリュー・パーカーと結婚したため、ダイアナ・スペンサーと結婚する。ダイアナ妃との結婚後も、チャールズ皇太子とカミラ夫人は連絡を取り合い、その関係は不倫に発展。ダイアナ妃は夫との不仲に悩んで摂食障害を患い、自身も浮気をして鬱憤を晴らすようになっていった。「ハリー王子はこの本の中で、母親が悲劇的な死を遂げた後の心情や、その後の出来事について深く掘り下げることは間違いないでしょう」とバレル氏はCloserに語っている。ペンギン・ランダムハウスは、注目の回顧録を以下のようにPRしている。「現代において、最も魅力的で世界的に影響力のある人物の一人であるハリー王子が、自らを深く掘り下げた心のこもった回顧録です。自己形成に役立った経験、冒険、損失、人生の教訓を初めて語ります」
2021年09月03日ヘンリー王子は、長女リリベットの洗礼をウィンザー城で行いたいと考えているようだ。英Daily Mailが、ジャーナリストのリチャード・イーデンが王室関係者から取材した話として報じている。ヘンリー王子は、今月1日のダイアナ妃の銅像除幕式のために一時帰国。その際、リリベットの洗礼式を女王立ち会いのもとウィンザー城で行いたいという意向を、兄・ウィリアム王子に明かしていたという。ヘンリー王子は、ウィリアム王子以外の複数の王室関係者に対しても、リリベットの兄・アーチーと同じようにウィンザー城で洗礼を受けさせたいと伝えていたと、Daily Mailは伝えている。リチャード・イーデンのInstagramには、ヘンリー王子夫妻に対して批判的なコメントが相次いで書き込まれている。《そりゃ洗礼を受けないと王位継承者リストに入れてもらえないもんね。絶対許すべきじゃない!》《家族のことを大っぴらに喋った後で王室の洗礼を受けられると期待するなんて、どういう神経をしているんだ。自分が何をしたのか、今何をしているのかを考えず、大切なのは自分たちのことだけ》《なぜ自分たちの純真な赤ちゃんを人種差別する家族にさらしたいの?家族はあなたたちに“遺伝的苦痛”をもたらすんでしょ?》Daily Mailによれば、王室メンバーの洗礼式は伝統的に取材が許されているという。ウィリアム王子とキャサリン妃の3人の子どもたちの洗礼式は、メディアに公開され、写真撮影の時間も設けられていた。しかし、ヘンリー王子の長男アーチーの洗礼式は非公開だった。名付け親の身元も明らかにしないという異例ずくめのものだったため、当時ヘンリー王子夫妻は大きな世論の反発を受けていた。もし、リリベットのウィンザー城での洗礼が許可されたら、メーガン妃が王室離脱以降初めて“帰国”することになる。
2021年07月19日ヘンリー・カヴィルが『The Rosie Project』に主演することになった。カヴィルが演じるのは、恋愛運のない大学教授。理想の相手を見つけるために、彼は凝ったアンケートを作成するが、どの要件も満たさない、変わった女性に出会うという恋愛ものらしい。監督、脚本はスティーブ・フォーク。カヴィルはこのほかにNetflixの『エノーラ・ホームズの事件簿』の続編、マシュー・ヴォーン監督の『Argyle』への出演が決まっている。「The Rosie Project」はこれらの後、来年に入ってからの撮影になりそうだ。文=猿渡由紀
2021年07月15日マシュー・ヴォーン監督(『キック・アス』『キングスマン』シリーズ)の次回作『Argylle』(原題)に出演するキャストが発表された。ヘンリー・カヴィル、ブライス・ダラス・ハワード、サミュエル・L・ジャクソン、ブライアン・クランストン、サム・ロックウェル、ジョン・シナという豪華メンバー。歌手のデュア・リパが本作で女優デビューを果たすことも明らかになっている。『Argylle』は2022年に発売予定のエリー・コンウェイのデビュー小説を基にした作品。主人公で世界最高のスパイ・アーガイルが世界を駆け巡る冒険に繰り出すスパイスリラーだという。すでに今作を含めて少なくとも3本のシリーズ化が想定されている。1作目の撮影は8月にヨーロッパで開始となる。脚本は『ワンダーウーマン』の原案を手掛けたジェイソン・フックス。「The Wrap」によると、ヴォーン監督は「この作品の草稿を読んだとき、50年代のイアン・フレミングの小説以来の素晴らしいオリジナルスパイシリーズだと思いました。スパイものというジャンルを作り変える作品になるでしょう」と語っているとのこと。映画ファンからは「キャストの顔ぶれがすごすぎ。いまから楽しみで仕方ない」と、豪華なキャストに驚く声が多数上がっている。(Hiromi Kaku)
2021年07月09日7月1日、故ダイアナ妃の生誕60年を記念した銅像の除幕式が英ケンジントン宮殿で行われた。王室からの出席者はウィリアム王子とヘンリー王子のみということもあり、2人の動向には世界中から耳目が集まった。ヘンリー王子の帰国はエディンバラ公フィリップ王配の葬儀以来。王室メンバーは、オプラ・ウィンフリーのインタビューで公然と王室批判をしたヘンリー王子に対して強い不快感を示していると複数のメディアが書き立てているが、亡き母の銅像を前に兄弟は歩み寄りを見せたのだろうか。除幕式は14時開始予定だったが、ヘンリー王子が宮殿に到着したのはそのわずか28分前だったと、EXPRESSは伝えている。2人の王子は銅像のあるサンクンガーデンで再会し、除幕式に参加。微笑んで顔を見合わせたり、言葉を交わす様子も見られ、ダイアナ妃の人柄を余すことなく表した銅像を前に、兄弟間の確執もトーンダウンしたかに見えた。しかし、終了してからわずか20分後、ヘンリー王子はお茶を飲みながら母の思い出話に花を咲かせることもなく、あっと言う間に宮殿を後にしたという。ある関係者はMirror紙の取材に、「ハリー(ヘンリーの欧米圏での愛称)は高位王族としての職を辞したことで、部外者として見られています」と話した。さらにこの関係者は、「ウィリアムとハリーは亡き母のレガシーを記念するというただ一つの目的のために集まったにも関わらず、ハリーは常に蚊帳の外でした。兄弟は式典をスムーズに終わらせるために“ショー”を行ったのです」と、同紙への取材に語っている。ダイアナ妃の実家であるスペンサー家に縁のある王室関係者は「銅像の除幕式で関係を修復することを期待していました」とMirror紙に話すが、一方で兄弟に近い関係者は「ハリーが再び信頼されることはほとんど不可能だ」と前出のMirror紙にコメントしている。ケンジントン宮殿はかつてのダイアナ妃の居城であり、彼女はサンクンガーデンを特に気に入っていたと言われている。そんな場所で2人の息子が背を向け合う姿を、母は見たくはなかっただろう。
2021年07月06日米アカデミーが、今年新たな会員として招待する人々のリストを発表した。俳優には、ロバート・パティンソン、ヘンリー・ゴールディング、ジョナサン・メジャース、ヴァネッサ・カービーなど、監督にはキャシー・ヤン、シャカ・キング、フロリアン・ゼレール、エメラルド・フェネルなどが含まれる。「ミナリ」からはリー・アイザック・チョン、スティーブン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジュンが全員招待を受けた。会員の多様化を図るべく、2016年以後、大量の新会員を招待してきたが(昨年は819人)、今年は325人。2020 年までに女性とマイノリティの会員数を2倍にするという目標を見事達成した今、ややペースを落とした形。持続的な成長と会員をきちんと支援するため、今年は招待数を昨年の半分以下にすることは、5月に発表されていた。来年のアカデミー賞は3月27日。文=猿渡由紀
2021年07月02日ヘンリー王子夫妻が、第二子の長女に付けた「リリベット・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザー」という名前が議論を呼んでいる。ミドルネームの「ダイアナ」は言わずもがな、ヘンリー王子の亡き母ダイアナ・スペンサーから取られたもの。兄ウィリアム王子の長女シャーロット王女のミドルネームにも、同じく「ダイアナ」が入っている。問題はファーストネームの「リリベット」だ。王室の伝記作家アンジェラ・レヴィンはGood Morning Britainに出演し、「良いアイディアとは言えませんね。女王陛下に対してあまりにも不敬だと思います。(最近では)亡くなって間もない夫だけが使っていた非常にプライベートなあだ名です」と批判。Page Sixによると、「リリベット」はエリザベス女王がまだ幼く、自分の名前が発音できなかった頃に、「エリザベス」の代わりに「リリベット」と自称したことに端を発するという。かつては祖父母や両親から、そして今年亡くなった夫、エディンバラ公フィリップから、深い愛情と共に口にされてきた特別な名前として知られている。父王ジョージ6世は2人の娘を称して「リリベットは私の誇り、マーガレットは私の歓び」と語ったと伝えられている。また、王室ジャーナリストのケリー・ハートグは、「女王は4月のフィリップ王配の葬儀で、彼の棺に捧げた手紙にリリベットとサインしていた」と米国・NBCへの寄稿に綴っている。女王をリリベットと呼べる人物は、もうこの世には存在しない。ヘンリー王子とメーガン妃は自ら王室を離れ、米国のテレビ番組で王室批判を繰り広げた。そんな2人が、なぜ自ら背を向けた王室の長の愛称を娘に与えたのだろうか。Twitterでは「なんて美しい名前!」と賞賛の声が上がる一方で、「なぜ辛い目に遭わされて逃げ出した家族の名前を付けるんだ?」という疑問も噴出している。NBCへの寄稿の中で、前述のハートグ氏は「私に言わせれば、ハリーとメーガンはバンドエイドを使って銃創を治療しようとしているようなもの。ハリーは『ねぇ、おばあちゃん、あなたが今僕に腹を立てているのはわかってるよ。だから、あなたのものすごくプライベートなニックネームを、僕らの赤ちゃんに付けることでパブリックドメインにしようと思ったんだ』とでも言っているかのようです。この決断は、良くて“無神経に見える”だけですが、最悪の場合、“何の努力もせずに無理矢理和解しようとする皮肉な試み”だと捉えられるでしょう」と手厳しく批判している。実際、王室を批判しながらも、堅持した「王子」「妃」の肩書で巨額の富を得ようとする夫妻には冷たい視線が注がれている。フィリップ王配の葬儀ではアン王女やエドワード王子から無視され、英国内では称号を返上させようとする署名運動も起きているほどだ。そんな逆風を何とか押し戻そうと、女王にすり寄る材料が今回の名付けだったのではないかとの憶測もある。バッキンガム宮殿は公式声明として「女王、プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)コーンウォール公爵夫人(カミラ)、ケンブリッジ公爵夫妻(ウィリアム王子&キャサリン妃)は、サセックス公爵夫妻に娘が生まれたとの報に際し喜んでおります」とのコメントを発表。「リリベット誕生」に対する女王個人の感想はまだ聞こえてこない。
2021年06月08日ヘンリー王子夫妻が夫妻が代表を務めるアーチウェル財団は、米P&Gと複数年にわたるグローバルパートナーシップ協定を結んだと発表した。この協定が、夫妻の掲げるスローガンと矛盾しているのではないかと物議を醸している。英Mirror紙が報じた。米P&Gは「OLAY」というスキンケアブランドを展開しているが、インド、マレーシア、シンガポールの三カ国で同ブランドの美白クリームを販売しているという。その名も「WHITE RADIANCE(白の輝き)」。フィリピンでも美白美容液が出回っている。「生まれてくる子の肌の色の濃さを心配された」と王室での人種差別を涙ながらに訴えたメーガン夫人が、「肌を白くするクリームをアジアに向けて出荷している企業の広告塔となるのはいかがなものか」という意見が噴出しているのだ。P&Gの元幹部・アレックス・マルーフ氏は「メーガンは人種や人種差別の問題についてよく話していたので、これは痛いところを突かれましたね」とMirror紙にコメント。昨今の多様性を重んじる流れの中で、スキンケアにおける“美白”という概念は差別的要素を内包していると指摘されている。インド系アメリカ人として初めてミス・アメリカに選出された活動家のニーナ・ダヴルリ氏は、美白クリームは「美しくあるために、また成功するためには白い肌が必要である」という「人種差別的」なイデオロギーを売り物にしていると主張。「白い肌が褐色の肌よりも優れているという考えを助長している」と指摘する。FOX BUSINESSによると、米ジョンソン・エンド・ジョンソンはアジアおよび中東で展開していた“美白”のスキンケアラインの販売を中止。 また、米ロレアルグループは自社製品から「ホワイトニング」「ライトニング」といった表記を一掃する旨を既に発表しているという。アーチウェル財団はオフィシャルサイトで、「このパートナーシップは共通の価値観に基づき、ジェンダーの平等、より開放的なオンラインスペース、スポーツを通じたレジリエンス(復活する力)とインパクトに焦点をあてています」との声明を発表しているが、出だしからつまづいた印象は拭えない。
2021年05月18日愛娘の成長に一喜一憂するパパと、それを何気なくぶった斬るママ。「世のママたちに伝えたい」という、月光もりあ(@orenoatamanonaka)さんのちょっと切ない子育てエピソードをお届けします。1歳3カ月になる愛娘の毎日の成長がうれしくて仕方がないパパ。「こんなこともできるようになったの!? 早くママに言いたい……!!」と、目をキラキラさせてママに報告しにいくが……。 パパの切ない主張 月光もりあさんいわく、「目まぐるしい日々でそんな余裕ないのもわかるけど(大半は報告してもらってるけどね)、パパ寂しいな〜寂しいな〜(稲川淳二)」とのこと。とても残念な気持ちになるそうなので、なるべくパパにも共有してあげましょう(笑)。 著者:マンガ家・イラストレーター 月光もりあ
2021年05月06日ヘンリー王子とメーガン妃が、「新型コロナウイルスワクチンをすべての人に」と呼びかけるキャンペーンコンサート「Vax Live: The Concert to Reunite the World」に出席することが明らかになった。英王室や世界の王室ファンを震撼させたオプラ・ウィンフリーとのインタビュー番組放送後の“お出まし”となり、話題性もたっぷりだ。同コンサートは極度な貧困の撲滅を訴える国際団体「グローバル・シチズン」が主催。5月8日に開催され、セレーナ・ゴメスが司会を務める。パフォーマンスを行うのはジェニファー・ロペス、エディ・ヴェダー、「フー・ファイターズ」ら。スペシャルゲストとしてベン・アフレック、ショーン・ペン、オリヴィア・マンらが出席する。ヘンリー王子&メーガン妃の役割はというと、「新型コロナワクチンへの公正・平等なアクセス」を確実にするための取り組み「Covid-19 Vaccines Global Access」(COVAX)への寄付を呼びかけることだという。2人は「この1年間で、世界は痛み、喪失、葛藤を一緒に経験しました。いまこそ私たちは、一緒に立ち直り、癒すべきなのです。だれも置いてきぼりにはできません」とコメント。だれもが平等に新型コロナワクチンの接種を受けることの大切さを説いている。(Hiromi Kaku)
2021年04月28日エディンバラ公フィリップ殿下の葬儀に参列するために、およそ1年ぶりに英国の土を踏んだヘンリー王子。21日の女王の誕生日を前にアメリカへ発ってモンテチトの邸宅へ直行、10日間の自主隔離期間に入ったと英Daily Mailが報じている。21日に95歳を迎える女王の誕生日まで宮殿に滞在するのかその動向が注目されていたが、やはり妻を選んだようだ。理由はかつての家族からの“冷遇”だった。Mirror紙によると、王室内には「ハリー(ヘンリー王子の愛称)は王室に対しひどすぎる態度を取った」と感じている人が多いという。中でも叔母にあたるアン王女と叔父のエドワード王子夫妻の怒りは激しく、葬儀では一貫してヘンリー王子を無視し続けたと同紙は伝えている。葬列に加わっていても一瞥もくれることなく、彼がそこに存在していること自体を認めないという態度だったとか。ちなみに、3月に行われたオプラ・ウィンフリーのインタビューで暴露された、「メーガン夫人の子どもの肌の色を心配したという人物」は、名指しされていないものの、アン王女だったのではないかと憶測されている。父や兄とは言葉を交わしたものの、和解することなく妻のもとへ戻ることを選んだヘンリー王子。自身の行動が招いた“針のむしろ”は相当苦痛だったようだ。Daily Mailによると、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、女王は数人の臣下とともに、最愛の夫のいない誕生日を迎えることになるという。
2021年04月21日アメリカのライフタイム局が、ヘンリー王子&メーガン妃夫妻の新たなテレビ映画を製作することが分かった。「Variety」誌が報じた。同局は2018年に『Harry&Meghan』(原題)、2019年に『Harry&Meghan: Becoming Royal』(原題)と2人をテーマとしたテレビ映画を2本製作しており、今作が3本目となる。タイトルは『Harry&Meghan: Escaping the Palace』(邦訳:『ハリーとメーガン:宮殿からの脱出』)。先日、他局で放送されたオプラ・ウィンフリーと2人の対談番組に世界中から反響が寄せられたことから、ライフタイム局は3本目の映画製作にGOサインを出した。現在キャスティングが進行中で、今春から製作を始め、今秋の放送を目指す。キャスティングについては、前2作とも異なる俳優がヘンリー王子とメーガン妃を演じており、今作も新たな俳優が演じる模様。内容はタイトル通り、2人の王室脱退がテーマとなる。2人が全てを捨て、王室を去ることになった経緯、宮殿の中で実際に起きていたことが明らかに。メディアの攻撃から守ってくれない王室に対してメーガン妃が感じた孤独、悲しみ、失望や、母ダイアナ妃を亡くしたヘンリー王子が、メーガン妃と息子を守れず歴史が繰り返されるのではないかと抱える恐れが事細かく描かれるという。映画の中に“オプラ役”が存在するのかは不明。(Hiromi Kaku)
2021年03月25日メーガン妃とヘンリー王子(Instagramより)昨年、王室から離脱したヘンリー王子とメーガン妃がアメリカ・CBS放送のインタビューに登場。メーガン妃は王室内で人種差別を受け、自殺願望があったことを告白し、衝撃を与えている。このタイミングでの爆弾発言の真意は何なのか?取材を続けると、日本ではあまり知られていない意外な真実が浮かび上がってきた――。■テレビで暴露された人種差別「生まれたら肌の色がどれだけ濃いかという懸念や会話があった」昨年3月に英国王室から離脱したヘンリー王子とメーガン妃。3月7日、アメリカのCBSで放送された王室離脱後初となるインタビューの発言が波紋を呼んでいる。「メーガン妃の母親はアフリカ系米国人。そのため第1子となるアーチーくんを妊娠している際、王室内で肌の色を懸念する声があったと爆弾発言をしたんです。結婚するまで英王室についてあまり知らなかった彼女は自分の考えの甘さを認めつつ、王室に入ってからは助けを求めても得られず、自殺を考えるようになったことも明かしました」(ワイドショー関係者)元ロイヤルファミリーが王室を告発するという、これまで例のなかった事態に。アフリカ系の母を持つ女性が英国王室に入ったことが発端だが、王室に入る際に反対の声はなかったのだろうか?「かつてはカトリック教徒との結婚は認められないなど制限がありましたが、’13年に法律が改正され、王位継承順位のトップ6人だけが結婚の際に女王の同意を必要とすることになりました。ヘンリー王子は6位のため同意が必要だったものの、彼がメーガン妃にゾッコン。またエリザベス女王との関係性が良好だったことから、スムーズに結婚の話が進んだとみられています」(テレビ局報道部記者)ヘンリー王子の兄にあたるウィリアム王子は公務先で、「われわれは人種差別的な家族ではない」と、すかさず反論。メーガン妃が死を考えるまで悩むようなひどい人種差別が、王室で行われていたとは考えにくいが……。「表向きは現地で結婚を祝福されていたメーガン妃ですが、交際当初からSNSなどインターネット上では“黒人の子どもが生まれてくる”といういじわるな意見がありました。メーガン妃はインスタグラムを開設していたこともあり、ネット上でのコメントも含めて差別的な声で病んでいた可能性は考えられます」(同・テレビ局報道部記者)アフリカ系の母を持つ女性と結婚するとなると世間などから反発が起こることは容易に想像できたはず。にもかかわらず、ヘンリー王子が彼女を選んだ理由をイギリス王室に詳しい、フリーライターの小原ゆかりさんはこう語る。「母であるダイアナ元妃が交通事故で36歳の若さで亡くなったこともあり、母のような年上の女性が好きだと言われています。また義理の姉のキャサリン妃と仲がよいことで知られていますが、メーガン妃はキャサリン妃にそっくり。ヘンリー王子は若いころからヤンチャな性格で知られているため、ハリウッドで女優として活躍する華やかさと自立したオトナの魅力も備えもつメーガン妃は、まさに理想の女性だったのでしょう」愛する妻を支えるのが夫の役割とはいえ、暴走ぎみに見えるのも事実。ヘンリー王子がメーガン妃の告白を止めなかったのはなぜなのか。「彼女は第2子の妊娠中で、体内ではホルモンもさまざまな変化を起こしています。夫としては妻の言いたいことを封じ込めて口論になり夫婦不和や心身のバランスの失調が生じるのを避けたかったのでは。加えて王室は排他的で閉鎖的な空気の特殊な世界でありながら、常に関心と注目の的です。王子はその息苦しさを妻以上に痛感しているはず。妻が苦しんで、母であるダイアナ元妃のように不幸な結末になってはいけない……という不安から、妻を守ることを優先したのでしょう」(小原さん)■告白はメーガン妃にメリットだらけ現在、2人には王室からの経済的支援が行われていないだけに、高額な謝礼が目的だったのかと思いきや……。「ヘンリー夫妻は今回、謝礼を受け取っていないそうです。メーガン妃は日本でもリメークされた人気ドラマ『SUITS』シリーズだけで6億円を稼ぎ、かなりの資産を築いています。ヘンリー王子も30歳の誕生日に、母のダイアナ元妃の遺産から約15億円受け取っています。お金欲しさに王室のスキャンダルを売っていれば、いま以上に批判されていたことでしょう」(前出・テレビ局報道部記者)インタビューに応じた狙いについて前出の小原さんは、「海外ではBLM(“黒人の命は大切だ”を意味するブラック・ライヴズ・マターの略)運動の動きもあり、メーガン妃が弱い立場の人々の支持を得る絶好の時期だったと思います。実際、セレブ友達でもあるビヨンセらも彼女の勇気ある告白に賛辞を送りました。王室から離脱したこともあり、アンチも多いメーガン妃にはメリットが多かったと思われます」と解釈。続けて、今後の動きをこう予想する。「メーガン妃は英米のメディアによる批評、英国の国民感情、王室の出方などをじっくりと見ていると思います。その展開次第ですが、今回の告白により弱者とされる人々の心をつかんだことで活動の幅が広がったので、これをステップに講演会や執筆などの活動に重きを置く可能性は十分に考えられます」(小原さん)しかし日本でのSNSやネット上のコメントでは、メーガン妃の今回の言動に対して否定的な意見が目立つ。日本でも眞子さまと小室圭さんの結婚に対してバッシングが相次いでいるが、双方のケースには共通点があるという。「一般人からすると、王室や皇室は世離れした雅やかで高貴な世界であってほしいという願望があります。また豪華な暮らしが税金で補われていることもあり、清潔で優秀で地に足のついた堅実な人間像を求める人も多い。チャラい雰囲気の写真が流出したり、母親の金銭トラブルが報じられた小室さんのバッシングが尾を引いているのに近いものがありますよね。そのため、メーガン妃へのバッシングもネット上では当分続くでしょう」(小原さん)ヘンリー夫妻が考える“第2の奇策”が、英国王室をいい方向へ変えるきっかけになってほしい─。
2021年03月17日先月、第二子の懐妊を発表していたヘンリー王子(36)とメーガン妃(39)。7日に放送されたオプラ・ウィンフリー(67)によるインタビューで、お腹の赤ちゃんが女児であることを明らかにした。アメリカのCBS局で放送された特別番組『Oprah with Meghan and Harry: A Primetime Special』では、「男の子がいて、女の子が生まれようとしている。これ以上何を求めろと?感謝でいっぱいだ。子どもを持つことは、1人でも2人でももちろん素晴らしいけれど、男の子と女の子が家族に加わるなんて……」と、ヘンリー王子が感無量で語っている様子を放送。メーガン妃は昨年7月に流産し、「耐えがたい悲しみを経験した」とNew York Timesに寄稿したエッセイで綴っていた。’19年5月に誕生した長男・アーチ―に続く第二子の誕生を、夫婦は心待ちにしているようだ。2人はインタビューの中で、これ以上の子どもを望んでいないとも発言。第二子は今夏に誕生予定だという。
2021年03月08日有名司会者のオプラ・ウィンフリーがヘンリー王子&メーガン妃にインタビューした特別番組「Oprah With Meghan and Harry:A CBS Primetime Special」(原題)が、アメリカ・イギリスでまもなく放送を迎える。英王室としては、メンバーから離脱した2人が何を語るのか、戦々恐々だろう。しかし、英「デイリー・エクスプレス」紙によると、「女王の心にあるのは自分の務めとフィリップ殿下だけ」という。99歳のフィリップ殿下は先月中旬から体調を崩し、持病の心疾患の治療処置を受けて現在も入院中。英「タイムズ」紙は、エリザベス女王は番組を見ず、国の様々な問題に集中すると報じているが、王室のアドバイザーたちは万が一エリザベス女王が“口撃”にあったときのために備えているという。具体的には、ヘンリー王子&メーガン妃の素行に関する新しい情報を暴露し、報復する準備だそうだ。「タイムズ」紙といえば、先日「メーガン妃が王室のスタッフをいじめていた」という疑惑を報じたばかり。インタビュー番組の放送直前というタイミングであるため、メーガン妃は「計算された中傷キャンペーンだ」として批判。メーガン妃の弁護団は「タイムズ紙は、バッキンガム宮殿が(メーガン妃たちをけん制するために)まったく正しくない話を広げることに利用されている」と書面で主張している。番組が放送される日は、イギリスでは「コモンウェルスデー」(3月8日)でもあり、事前に録画された番組「A Celebration For Commonwealth Day」でエリザベス女王やフィリップ殿下ら王室メンバーがお祝いする。(Hiromi Kaku)
2021年03月08日