『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』がアガサ・クリスティの誕生日でもある9月15日に公開。SNSでも「ミステリー好きには堪らない」「驚きの結末に裏切られた」といった声が寄せられている中、ケネス・ブラナーやミシェル・ヨーらが、ミステリアスで恐怖に満ちた、事件現場となる古びた屋敷での撮影について語るメイキング特別映像が解禁された。本作の事件の舞台は、ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロ(ケネス・ブラナー)は、ハロウィーンの夜、霊能者レイノルズ(ミシェル・ヨー)の“超常現象”を見破るため、子どもの亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加。ポアロは亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件に挑む。解禁された映像は、アカデミー賞に6度のノミネート歴を誇るケネスや、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェルらの口から、観る者をミステリーの世界に引き込む、事件現場での撮影について語られていく。犯人が人間か亡霊かすら分からない難事件が巻き起こる本作で目指したことについて、ケネスは「本作には緊張感や怪しい雰囲気がある。呪われた屋敷に実際にいると感じさせたい」と熱を込める。その言葉を体現するかのように、映像ではいまにも闇に飲み込まれてしまうかのような屋敷内での怪しき撮影風景が映し出されていく…。自身を“世界一の霊能者”と称し、「死者の声を聞ける」と断言するレイノルズを演じるミシェルも「セットの雰囲気は最初から完璧に作りこまれていた」とふり返る。ミステリアスな雰囲気を常に醸す屋敷内で行われた撮影は、SNSでも「ミシェル・ヨーの演技かなりインパクト強かった」「ミシェル・ヨーはこんな役も演じられるのか...」などと絶賛される彼女の“怪演”を引き出した。さらに映像の中では、キャスト・製作陣の口から観客を恐怖へ陥れる方法も語られていく。ポアロの旧友の作家で、犯人候補の1人でもあるオリヴァ役のティナ・フェイは、「家のようにセットを歩き回れる」と解説し、プロダクション・デザインを務めたジョン・ポール・ケリーも「ケネスが求めたのは、どこから見ても実在しそうと思える空間だった」と説明。閉鎖的で恐怖に満ちた屋敷を徹底して作り込むことで、思わず手に汗握るほどの没入感を生み出し、観る者をリアリティあふれる恐怖へと引きずり込むことに成功した。その作り込み具合は、キャストさえも恐怖へと陥れたそうで、犯人候補の1人を演じるカイル・アレンは「怖くて不気味だけど興味をそそられる」とさえ語っている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月21日『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』で監督と主演を務めているケネス・ブラナーの、本シリーズにおけるこだわりについて、ケネス自身やスタッフが明かしている。ケネス・ブラナーは、ポアロ役に初挑戦した『オリエント急行殺人事件』で、共演者に「彼はカメラが回った瞬間にポアロに切り替わる」と言われるほどの名演技を魅せてきた。『ナイル殺人事件』ではケネス自身も「この役は監督の仕事に刺激を与える」と語っていたが、本作では製作陣も「彼の異常なこだわりはまるでポアロ」と、カメラが回っていない時にさえポアロらしさが滲み出ているといい、演じる度にケネスの“ポアロ化”が加速しているようだ。アガサ・クリスティが作り出した「名探偵ポアロ」は、自身を“世界一有名な探偵”と称するほどの自信家であり、容疑者の感情の機微も見逃さず、数々の難事件を華麗に解決してきた名探偵。推理外でも細やかなところに目が行き届く観察眼で、衣装の乱れにも人一倍敏感、曲がっているものがあればまっすぐに直さずにはいられないという性格の持ち主でもある。そんなポアロを演じるケネスについて、『オリエント急行殺人事件』で共演したデレコ・ジャコビは「彼は、とてつもない能力を持っていて、監督もやっているのにカメラが回った瞬間にポアロ役に切り替わることができるんだ」と語っていたが、“サー”の称号を持つシェイクスピア俳優として知られるケネスは、アカデミー賞に6度のノミネート歴を誇るその演技力をいかんなく発揮し“世界一の名探偵”を演じ上げた。2作目の『ナイル殺人事件』では、ケネス自身が「容疑者を尋問する時にポアロは、真実を引き出すために普段とは違う側面を見せるが、監督という仕事もまた役者に合わせて、様々な側面を見せて指示を出すので私との共通点でもあり、この役は仕事にも刺激を与えてくれる」とポアロを演じることが自身の監督業にも影響を与え始めていることを明かしていた。プロダクション・デザイナーのジョン・ポール・ケリーはケネスについて「本作のストーリーテリングや、この特殊な設定への彼のこだわりが信じられないほど細やかなのです」と語る。さらに「非常に興味深いと思うのは、ポアロというキャラクターもまた同様に、テーブルの上のカトラリーの位置に異常にこだわるように自分の世界を、細部にわたってとことん観察しています」と、ケネスのポアロらしさが製作現場などあらゆる部分に及んでいたと解説。ケネス自身も「アートワーク、壁の処理、水による影響、ミステリアスなボートハウス、ゴンドラ、仮面、マント、衣装などすべてにおいて、我々は極めて強烈なテイストに合わせて作っていくのを楽しんでいました。まさに“神は細部に宿る”というわけです」と、ベネチアの街を訪れ、細部まで徹底的に観察したと語っている。美しくも、事件の始まりを予感させる不穏な雰囲気が立ち込める水上都市を見事に映し出し、ケネスの“ポアロ級”のこだわりが詰まった映像美も必見だ。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月20日ケネス・ブラナー監督・製作・主演の“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より本編映像が解禁された。本作の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロ(演:ケネス・ブラナー)は、ハロウィーンの夜、霊能者レイノルズ(演:ミシェル・ヨー)の“超常現象”を見破るため、子どもの亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することに。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。解禁された映像は、世にも恐ろしい殺人事件が起こる間際の、ポアロとレイノルズが初めて相まみえるシーン。“亡霊は存在しない”と主張するポアロは、真逆の思想のレイノルズに対し、「あなたのような人に興味はない」「弱い者を食い物にしている」と言い放つ。しかしレイノルズも負けずに「魂は永遠だと信じないのね」と、ポアロの顔を見ることすらせず冷静に応戦。ポアロは「亡霊がいるなら魂がある、魂があるなら神がいる、神がいるなら意味 秩序 正義がある。しかし私は多くの犯罪と2つの戦争を見た。人の無関心による“悪”をね。だから言える。神も亡霊も、彼らと話す霊媒師もいない…」と、聡明にまくしたてる。この舌戦はポアロに分があると思われた次の瞬間、巨大なシャンデリアが轟音とともに“ありえないタイミング”で落下!ポアロは言葉が出ず立ち尽くす一方、レイノルズは“こんなことは起きて当然”と言わんばかりの冷静な表情で、「何のお話でした?」と話を続けるのだった…。そして、本作の公開日となる9月15日(金)は原作者、アガサ・クリスティの誕生日。クリスティを敬愛する作家陣から、公開を祝すコメントも到着。「犯人に告ぐ」「検察側の罪人」「望み」等の代表作で知られる雫井脩介は、「クリスティの作品は真相が明かされるときの緊張感がたまりません」とクリスティ作品の魅力を語り、「池袋ウエストゲートパーク」で知られる石田衣良は「探偵も犯人も揺るぎない常識人で、サイコパスなどでなく穏やかな大人であるのが、古風で魅力的です」と作風についてコメント。クリスティの隠れた名作「ハロウィーン・パーティ」を基に描く本作へ、“ミステリーの女王”を敬愛する、ミステリー界の実力者たちも期待を寄せている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月15日ケネス・ブラナー監督・製作・主演による最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』。この度、“亡霊も悪魔も存在しない”と主張するポアロが、ミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズによる“超常現象”に挑む本編映像が解禁となった。最新作で世界一の名探偵ポアロが挑むのは、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件。死者との会話を試みる降霊会の様子が描かれており、恐怖に満ちた事件の幕開けに相応しいミシェル・ヨーの怪演は注目だ。解禁された映像では、ポアロが疑惑の目を向ける中、事件のキーパーソンである霊能者レイノルズが、死者との会話を試みる降霊会の一部が描かれる。元オペラ歌手ロウィーナの亡き娘アリシアに「声を見つけて」と話しかけるレイノルズ。その周りを招待客が囲むなか、ポアロは一歩引いた場所から彼らの様子を伺っている。「誰かいるの?」と問いかけたレイノルズが空中で指を曲げると、誰も文字盤に触れていないにもかかわらず、鈍い音と共に「Y(イエス)」の文字がタイプライターに打たれる。周囲は一斉にどよめき、ロウィーナの家政婦オルガは「こんなのよくない」とうろたえ、アリシアの元婚約者マキシムは「気づかないだけ」とそれぞれに苦悶とも驚愕とも区別のできない表情を浮かべる。招待客たちが恐怖に支配されていく中、レイノルズがさらに「誰かに苦しめられた?」と聞くと、再び「Y」の文字がタイプライターに打ち込まれる――。今年『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーは、死者の霊に向けた「聞いています」という印象的な囁き声が耳に残る、エキセントリックなレイノルズという役柄に挑戦している。脚本に惹かれて本作の出演を決めたというミシェルは「脚本には恐怖があり、あらゆる影の背後に何かが潜んでいるような感覚があります。ポアロが自分の正気を疑い始める、そこが脚本の最も巧妙な部分でした」と語っており、百戦錬磨のポアロにとっても不可解な殺人事件が待ち受けていることをほのめかしている。ケネスが「レイノルズは死者と会話できると信じている霊能者。作品に大きな重み をもたらすんです。それは代償を伴うものであり、彼女はそれがどのようなものであるかを見事に表現してくれました」と絶賛するように、 ポアロすらも脅かすレイノルズを演じたミシェルに注目だ。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月12日『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』のケネス・ブラナーとプロダクション・デザイナーが、本作のセットにおけるこだわりについて明かした。前二作でも、美しく壮大な物語に観客を没入させるために、実際に列車や豪華客船を建設し撮影を行ったケネス。本作でも“本物”への徹底的なこだわりを見せ、不穏さが漂う水上都市ベネチアの空気感を再現するために、事件現場の館、ベネチアの街の縮尺セット、運河の建設など、“本物”とも遜色ない規模のセットを用意していたことが分かった。事件現場となる館は、ベネチアの街並みを参考に実際に建物を建設するなど、極限まで“本物”に近い環境での撮影にこだわったという。本作でプロダクション・デザイナーを務めるジョン・ポール・ケリーは、「大嵐や荒れ狂う波のシーンが登場するので、実際にベネチアで撮影するのは流石に困難だと判明し、ベネチアのあるエリアの巨大な縮尺セットを作りました。おそらくテニスコート2面分もの大きさでした」とCGに頼るのではなく、実際の街の一区画をセットで作るという規格外な撮影の裏側を語る。さらに「リアルを追求するために実物大のゴンドラをベネチアから取り寄せ、屋内、屋外に運河を建設しなければなりませんでした」とも語っており、もはや“本物”と言えるような水上都市を再現したという。ケネスは「我々が目指したのは、怪しげなベネチアへ訪れているかのような気分を観客に味わってもらうだけでなく、壮大かつ恐ろしく、朽ち果てた館の中に連れて行かれたかのような感覚をも与えることです」と没入感のある作品に仕上げるための妥協が一切ないことを明かしている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月10日“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』よりケネス・ブラナーやミシェル・ヨーらへのインタビュー含む特別映像が解禁された。この度解禁されたのは、脚本賞受賞以外にも5度ものオスカーノミネート歴を持つケネスや、今年悲願のオスカー受賞を果たしたミシェル・ヨーら“レジェンド級の映画人”が、予測不能なミステリーの世界へと誘う特別映像。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという、謎めいた屋敷での降霊会に参加する。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害されてしまう…。映像では、“サー”の称号を持つシェイクスピア俳優でもある“英国の至宝”ケネスや、「エブエブ」こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェルらの口から、本作の予測不能さや上質さが次々語られていく。ケネスは、「過去の作品では復讐や強欲さを扱ったが、本作では人間の理解を超えた存在が重要になる。疑い深いポアロでさえ恐怖に陥れられる」と解説。本作はこれまでの作品とは異なり、犯人が“人間”か“亡霊”かすら分からないし異色の本格ミステリー。超常現象の存在を信じないポアロと、死者の声を話せると豪語し彼の前に立ちはだかる、ミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズの対決の行方にも注目したい。ミシェルは本作について、「巧妙なストーリー」と言葉少なに自信を覗かせている。そして今回の事件では、“世界一の名探偵”ポアロすらも翻弄され、遂には彼の命までも狙われてしまう。この手に汗握る展開について、ケネスも「誰もが身を乗り出して見たくなる」「結末は予測不能」と熱を込めた。さらに映像ではケネスが、この誰にも予測できない物語の質をより高めるべく、「何が起こるかは誰にも教えなかった。光や風、ドアの開き方も」と手法を明かす。一部演出をキャストにすら明かさないことで、閉ざされた屋敷の中で起こる混沌と恐怖を増幅させたと語っている。犯人候補のひとりである“秘密を抱えた医師”ドクター・フェリエを演じるジェイミー・ドーナン(「フィフティ・シェイズ」シリーズ、『ハート・オブ・ストーン』)も、「ベネチアが幻想と闇を現実のものにした。セットには驚いた」と撮影をふり返り、「信ぴょう性があるから本気で驚いてもらえるはず」と力説している。さらに、公開日でもあるクリスティの誕生日の前夜9月14日(木)に、TOHOシネマズ 新宿(18:30開映)、TOHOシネマズ 梅田(19:00開映)にて特別先行上映が行われることが決定。チケット発売情報などは後日公式サイト等で発表される。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月06日『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』のケネス・ブラナーによる“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より特別映像が解禁された。アガサ・クリスティが手掛けた“名探偵ポアロ”シリーズの中でも人気の高い「ハロウィーン・パーティ」を映画化した本作では、数々の難事件を解決してきた名探偵が、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件に挑む。この度解禁されたのは、ケネス・ブラナーが本作で描かれる謎について語る特別映像。映像の中でポアロが「今夜は皆、恐れている」と語るように、今回の謎は世界一の名探偵さえも恐怖と混沌へ陥れるものだ。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。アカデミー賞脚本賞受賞のほか5度のノミネート歴を誇る“英国の至宝”ケネスによる「ミステリー・ファンの皆さん、ケネス・ブラナーです。あの名探偵が再び難事件に挑みます」との“ご挨拶”から始まる映像では、彼のナビゲートで観る者を謎だらけのミステリー世界へと誘っていく。『オリエント急行殺人事件』では“復讐”、『ナイル殺人事件』では“強欲”を扱ってきたが、「今回の殺人事件は超常現象も謎のひとつです」と本作のミステリーについて語るケネス。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加することから物語が始まる。ポアロの前に立ちはだかるのは、“エブエブ”こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズ。彼女の降霊会で起きる様々な超常現象、そしてその招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害されはじめる…。ケネスが「ポアロにとって初めての経験だ」「一夜の事件がポアロの常識を変えてしまう」と語るように、犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、“合理的な答えがある”と信じて真相に迫っていくポアロ。しかし、“超常現象”は容赦なく襲い掛かり、遂にはポアロの命すらも狙われてしまう…。ケネスが「すべてに裏がある」と断言するこの難解な殺人事件の犯人は、果たして“人間”か“亡霊”か…?映像の最後は、「あなたはこの謎を映画館で解き明かせるか?」というケネスの挑戦的でミステリアスな一言で締めくくられている。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』を成功に導いてきたケネス・ブラナーが満を持して贈る、“予測不能”な迷宮ミステリーの衝撃と結末に期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月01日ケネス・ブラナーによるシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』よりキャラクターポスターと各キャストの解説コメントが解禁された。いまもなお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズの中でも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」を映画化した本作。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加することに。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。この難事件に挑む“世界一の名探偵”ポアロを演じるケネス・ブラナーは「ポアロの信念を覆す現象を目撃して、それが現実なのかどうかを探っていく物語です。その過程では常に自己観察も行われ、彼も恐怖に怯えるので、とてもエキサイティングなのです」と解説。鋭い眼差しでこちらを見つめるポスターからは、華麗な推理力で“必ず事件を解決する”と言わんばかりの強い意志を感じさせる。しかし今回の事件はそんな彼ですら翻弄され、遂には彼の命までも狙われてしまう。ポスターでも、何らかの“思惑”を抱く降霊会の参加者たちの怪しい表情が切り取られている。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーが演じるのは、“謎めいた霊能者”レイノルズ。世界最高の霊能者だという彼女は、“死者の声を話せる”と断言しポアロの前に立ちはだかる。ミシェルは、「ポアロは超常現象を一切信じていません。彼はレイノルズが本当はペテン師で、この世に幽霊など存在せず、すべては科学や事実によって証明できることを皆に示したいんです」と話す。ブラナーも「レイノルズは我々にあらゆる疑問を抱かせます。彼女自身が歩く謎です」と、レイノルズが物語をかき乱すキーパーソンであることをほのめかした。ティナ・フェイ(『ソウルフル・ワールド』)演じる、“ポアロの旧友の作家”オリヴァは、世界で最も売れている推理作家。本の執筆のために謎を追求し、事件の犯人は亡霊だと主張する。ティナは「彼女は長年ポアロを観察し、彼をモデルにしたキャラクターを登場させた作品が彼女の成功の核となりました。だけど、過去3冊の本はヒットしていない。彼女はポアロから離れようとしたが、彼なしでは良いものが書けませんでした。オリヴァにはヒット作が必要です」と意味深に語っている。今回の事件と彼女の“苦悩”は繋がっているのだろうか…。そして、ケリー・ライリー(「シャーロック・ホームズ」シリーズ)演じる、“娘を無くした母親”ロウィーナ。元オペラ歌手で、最愛の娘アリシアを亡くしている。もう一度娘の声を聞きたいと願う彼女は、降霊会へ参加。ケリーは「彼女は娘のことを信じられないほど愛していて、姉妹のように特別で美しい関係でした」と言及。未だに娘の死から立ち直れていない彼女の強い“思い”は、この恐ろしい事件にどう影響を及ぼすのか?ジェイミー・ドーナン(「フィフティ・シェイズ」シリーズ、『ハート・オブ・ストーン』)が演じているのは、“秘密を抱えた医師”ドクター・フェリエ。以前は優秀な医師だったが、戦争で軍医として従軍した経験から精神的に不安定に。ジェイミーは「彼はかなり傷ついた男。苦しんでいて自信がなく、自暴自棄のようなところがあるんだ」と言葉少なに語っており、何やら“闇”を抱えている様子だが…。果たして彼らの中に犯人はいるのか、或いは別にいるのか…?これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた“世界一の名探偵”さえも追い詰める状況下で解き明かすのは、“人間”による殺人事件か、それとも“亡霊”による超常現象か。衝撃の結末が待ち受ける迷宮ミステリーに、期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年08月23日ケネス・ブラナーが“名探偵ポアロ”を演じるシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より最新ポスタービジュアルが解禁された。本作は、アガサ・クリスティが手掛けた“名探偵ポアロ”シリーズを映画化した『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ最新作。今回はシリーズの中でも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」を映像化した。解禁されたビジュアルに立ち並ぶのはミシェル・ヨーが演じるレイノルズ夫人をはじめ、本の執筆のために謎を追求し、事件の犯人は亡霊だと主張するポアロの知人のオリヴァ(演:ティナ・フェイ)、死んだ娘の声を聞くために、事件の発端となる降霊会の開催を依頼するロウィーナ(演:ケリー・ライリー)、未だ謎に包まれた精悍で怪しい目つきをした男(演:ジェイミー・ドーナン)など、全員が何らかの“思惑”を抱き怪しい表情を浮かべる降霊会の参加者たち。真実を突き止めるべく鋭い眼差しのポアロが彼らに背後を取られていることが象徴するように、本作ではポアロの命すらも狙われている。これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた“世界一の名探偵”が、追い詰められるような状況下で解き明かすのは、“人間”による殺人事件か?それとも“亡霊”による超常現象か…?ケネス・ブラナーが「ベネチアという美しい謎の中にポアロを閉じ込めることで、彼を常識が通用しない超常現象ミステリーの世界に突入させる物語にすることができた」と自信を語る本作。満を持してケネスが贈る、“殺人事件”か“超常現象”かさえも分からない迷宮ミステリーの衝撃と結末を劇場で体験してほしい。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月10日映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の日本版本予告とUS版ポスターが公開された。全世界で20億冊以上出版され、“世界一売れた作家”として認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続けた『名探偵ポアロ』シリーズ。本作では、シリーズの中でも隠れた名作とされる『ハロウィーン・パーティ』が、アカデミー賞脚本賞受賞歴を誇るケネス・ブラナー(監督・製作・主演)によって描かれる。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る世界一の名探偵エルキュール・ポアロは、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者による“超常現象”の謎を解き明かすために、子どもの霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することになる。公開された映像では、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者の不気味な存在感が不穏さを引き立てる。招待客のひとりが“人間には不可能”な方法で殺害され、ポアロと観る者をこれまでにない邪悪な迷宮へと誘っていく。異常事態に怯える一方で、何かを隠しているかのような表情の容疑者たちや、数々の難事件を解決してきたポアロが命を狙われてしまうシーンを見ることができる。映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』日本版本予告<作品情報>映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』9月15日(金) 公開公式サイト: 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年08月02日ケネス・ブラナー監督、主演の“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』から、日本版予告とUS版ポスターが解禁。アカデミー賞受賞ミシェル・ヨーが演じる霊能者が開いた降霊会に、名探偵ポアロが参加する。アガサ・クリスティのシリーズの中でも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」を、アカデミー賞脚本賞受賞歴を誇るケネス・ブラナーが監督・製作・主演で蘇らせる本作。流浪の日々を送る世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)は、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者(ミシェル・ヨー)による“超常現象”の謎を解き明かすために、子どもの霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することに――。解禁された予告では、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者の不気味な存在感が不穏さを引き立てる中、招待客のひとりが“人間には不可能”な方法で殺害され、ポアロと観る者をこれまでにない邪悪な迷宮へと誘っていく。異常事態に怯える一方で、何かを隠しているかのような表情の容疑者たち。ついには、数々の難事件を解決してきたポアロまでも命を狙われてしまう。犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、「合理的な答えが必ずある」「殺人犯はこの中にいる」と解決へ向け果敢に挑んでいくポアロ。しかし、超常現象は容赦なく襲いかかる。出会った少女に「ずっと隠れてたんだね」と話しかけるポアロだったが、付近の女性は「誰と話してるの?」と怪訝な顔。次の瞬間、少女は元々存在していなかったように忽然と姿を消してしまう…。ケネスが「ベネチアという美しい謎の中にポアロを閉じ込めることで、彼を常識が通用しない超常現象ミステリーの世界に突入させる物語にすることができたのです」と自信を語るとおり、極上の一品を予感させている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日「名探偵エルキュール・ポアロシリーズ」の第3弾となる映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が2023年9月15日(金)に公開される。監督・主演はケネス・ブラナー。アガサ・クリスティの傑作ミステリー“名探偵ポアロ”の映画第3弾映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続けた傑作ミステリー小説“名探偵ポアロ”シリーズを原作とする謎解きミステリー映画だ。3作目となる今回は、1969年に発表された『ハロウィーン・パーティ』を原作に映像化する。ベネチアを舞台に名探偵ポアロが“超常現象の謎”に挑むハロウィンの日に子供の霊が現れるという屋敷での降霊会に参加するポアロ。悩みや秘密を抱えたような人々が集まる中、やがて天候が悪化。屋敷から身動きができなくなるなか、様々な超常現象が発生。人間には不可能な方法で招待客のひとりが殺される。名探偵ポアロにとって、ここまで不可解な殺人事件は初めてだった...アポロは“超常現象の謎”を解明できるのか?監督・主演はケネス・ブラナー、再びエルキュール・ポアロに映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の監督・主演を務めるのは、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続き、ケネス・ブラナー。半自伝的映画『ベルファスト』でアカデミー賞脚本賞を受賞したことも記憶に新しいケネス・ブラナーが、再び名探偵エルキュール・ポアロを演じる。エルキュール・ポアロ…ケネス・ブラナー世界一の名探偵。整えられた口ひげがトレードマーク。何事も左右対称でないと気が済まない変わり者。線を退き、ベネチアで流浪の日々を送っている。犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、「合理的な答えが必ずある」「殺人犯はこの中にいる」と解決へ向け果敢に挑んでいく。劇中では、出会った少女に「ずっと隠れてたんだね」と話しかけるも、付近の女性に「誰と話してるの?」と怪訝な顔をされ、次の瞬間、少女は元々存在していなかったように忽然と姿を消す場面も。レイノルズ夫人…ミシェル・ヨー「私は死者の声を話せます」「自分が世界最高の霊能者」と断言する霊能者。元従軍看護婦。ハロウィンの夜に死んだ女性の声を聞き出す降霊会を開催するのだが、その降霊会で様々な超常現象が起きる。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーがレイノルズ夫人を演じる。オリヴァ…ティナ・フェイ世界で最も売れている推理作家。本の執筆のために謎を追求し、事件の犯人は亡霊だと主張するポアロの知人。ロウィーナ…ケリー・ライリー元オペラ歌手で、最愛の娘アリシアを亡くしている。死んだ娘の声を聞くために、事件の発端となる降霊会の開催を依頼する。ドクター・フェリエ…ジェイミー・ドーナン秘密を抱えた医師。謎に包まれた精悍で怪しい目つきをした男。以前は優秀な医師だったが、戦争で軍医として従軍した経験から精神的に不安定に。どうも“闇”を抱えているようだが…いったい。「ハロウィーン・パーティ」について1969年に発表された推理小説『ハロウィーン・パーティ』を原作とするストーリーについて、ケネス・ブラナーは「登場人物が列車や豪華客船で、美しい風景をバックに移動して行くという壮大な旅行記の後は、ポアロや登場人物を一か所に閉じ込めるのが面白いのではと感じたんだ」とコメント。また、共演を果たしたミシェル・ヨーについては、「彼女は、スクリーン上で類いまれな存在感を放っていました。威厳に満ちていて、見事な表現力があり、そして人を惹きつける力がある。茶目っ気があり、楽しい。観客に本当に信じてもらうよう説得力を持たせるには、ミシェルが作品にもたらす深み、知性、そして静寂さが不可欠なのです」と語っている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』あらすじ物語の舞台は、第二次世界大戦後のハロウィーンを迎えた不気味なベネチア。一線を退き、ベネチアで流浪の日々を送るポアロは、朽ち果てた大邸宅で行われる降霊会にいやいや参加することに。そこで来賓の1人が“人間には不可能”な方法で殺害され、ポアロは影と秘密をはらんだ邪悪な世界へと足を踏み入れてしまう。世界一の名探偵ポアロは、水上の迷宮都市ベネチアで起きた、常識を超えた“超常現象の謎”を解き明かすことができるのか?【作品詳細】映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』公開日:2023年9月15日(金)監督:ケネス・ブラナー脚本:マイケル・グリーン出演:ケネス・ブラナー、ミシェル・ヨー、ティナ・フェイ、ジュード・ヒル、ジェイミー・ドーナン、カイル・アレン、カミーユ・コッタン、リッカルド・スカマルチョ製作:ケネス・ブラナー、リドリー・スコット音楽:ヒドゥル・グドナドッティル原題:A Haunting in Venice
2023年06月18日アガサ・クリスティの傑作ミステリーを映画化した人気シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』(原題:A Haunting in Venice)の公開が、クリスティの誕生日である9月15日(金)に決定。特報と場面写真が解禁された。本作は、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くケネス・ブラナーによる名探偵ポアロ・シリーズ第3弾。1969年に発表された「ハロウィーン・パーティ」を原作に、舞台をイギリスから第二次世界大戦後のハロウィーンを迎えた不気味なベネチアに移して描かれる。一線を退き、ベネチアで流浪の日々を送るポアロは、朽ち果てた大邸宅で行われる降霊会にいやいやながら参加することに。そこで来賓の1人が殺害され、ポアロは影と秘密をはらんだ邪悪な世界へと足を踏み入れてしまう…。監督・主演を務めるのは、半自伝的映画『ベルファスト』でアカデミー賞脚本賞を受賞したことも記憶に新しいケネス・ブラナー。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続き再びエルキュール・ポアロを演じる。豪華キャストのアンサンブルも話題の本シリーズだが、今回は、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーに加え、『ベルファスト』で親子役を演じたジェイミー・ドーナンとジュード・ヒルが本作で再共演を果たすほか、ゴールデングローブ賞の司会を務めたこともある女優でコメディアンのティナ・フェイが出演する。ほかにも、カイル・アレン(『ウエスト・サイド・ストーリー』)、カミーユ・コッタン(『スティルウォーター』)、リッカルド・スカマルチョ(『ジョン・ウィック:チャプター2』)ら実力派キャスト陣が名を連ねる。ケネスは「ハロウィーン・パーティ」を基にしたことについて、「登場人物が列車や豪華客船で、美しい風景をバックに移動して行くという壮大な旅行記の後は、ポアロや登場人物を一か所に閉じ込めるのが面白いのではと感じたんだ」と映画化のきっかけを明かした。また、アカデミー賞女優、ミシェル・ヨーとの共演については、「彼女との仕事はとても楽しかったよ。最高に幸せだった」と話し、さらに「彼女は、スクリーン上で類いまれな存在感を放っていました。威厳に満ちていて、見事な表現力があり、そして人を惹きつける力がある。茶目っ気があり、楽しい。観客に本当に信じてもらうよう説得力を持たせるには、ミシェルが作品にもたらす深み、知性、そして静寂さが不可欠なのです」と大絶賛。ミシェルが今年度アカデミー賞主演女優賞を受賞したことについても「この当然与えられるべき輝かしい成功を収めたことを心から嬉しく思っています」と賛辞を送っている。この度解禁された特報映像では、美しいベネチアの運河を一望する絶景から一転して、ミシェル・ヨー演じる謎の霊媒師による降霊会の様子が描かれる。誰が事件の犠牲者になるのか、そして“ベネチアの亡霊”の正体とは何なのか...?不穏でミステリアスな雰囲気が漂う特報となっている。また併せて険しい表情のポアロと、霊媒師の姿を捉えた場面写真も解禁。引退を控えたポワロと、彼を取り巻く人々のドラマにも注目したい。映画界最高峰のアンサンブルで贈る本格派ミステリーに期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月15日ニーナ・ホス女優のニーナ・ホスがポメラートのジュエリーをまとい第79回ベネチア国際映画祭に登場しました。イヤリング「カテネ」:K18WG×ダイヤモンド402万6,000円(税込)リング「ヌード」: K18WG×K18RG×ダイヤモンド(左から) 214万5,000円、169万4,000円、69万3,000円(税込)
2022年09月04日2022年8月31日よりイタリア、ベネチアで開催されている第79回ベネチア国際映画祭に、ジュリアン・ムーアら数々のセレブリティが、ヴァレンティノ(Valentino)を着用し登場しました。ジュリアン・ムーア | Valentino SGPItalia女優のジュリアン・ムーア(Julianne Moore)は、映画「White Noise」のプレミア上映とオープニングセレモニーのレッドカーペットにて、ヴァレンティノの2023年プレスプリングコレクションより、華やかなシースルーのガウンとドレスを纏った姿を披露しました。ラフィー・キャシディ | Valentino SGPItaliaラフィー・キャシディ(Raffey Cassidy)は同イベントに、ヴァレンティノの2022-23年秋冬オートクチュールコレクション「The Beginning」の刺繍をあしらったドレスを着用し登場しました。グレタ・ガーウィグ | Valentino SGPItaliaグレタ・ガーウィグ(Greta Gerwig)は、映画祭前夜のCinecittà And Academy Of Motion Picture, Art & Science のディナーに、ヴァレンティノの2022年プレフォールコレクション「Promenade」のホワイトのルックを着用し参加しました。@maisonvalentino
2022年09月03日連載【From cities 世界の都市に憧れて】では、パリ、ミラノ、NY etc...世界の都市の街のこと、注目アドレスやリアルなシティスナップなど、現地からの最旬情報をお届け! 近い未来、また気兼ねなく海外へ行き来できるようになったら行ってみたい、暫くは、そんな気持ちも込めてお送りしていきます。第27回目となる今回は、ベネチアのカーニバルにフォーカス。カーニバル(謝肉祭)はキリスト教国で行われる行事の一つで、期間中は、世界各国でもパレードが行われます。カーニバルというと「リオのカーニバル」を思いつく人も多いかも知れませんが、ベネチアも世界三大カーニバルの一つです。中世にベネチアで実際に行われていた仮面舞踏会が現在のベネチアで繰り広げられる美しいパレードです。2020年は開催中に中止、昨年はオンライン中継と今年も開催が危ぶまれましたが、2月12日より2年ぶりに開催されました。ゴンドラから眺める運河と街並みはひときわ美しいベネチアはイタリア北部にあるベネト州の州都で、たくさんの水路が整備され、「水の都」と称されています。ベネチアの象徴ともいえる運河「カナルグランデ」をはじめとする運河沿いにはルネッサンス様式やゴシック様式の宮殿が並びます。街の中心部、サンマルコ広場にある「サンマルコ寺院」はビザンチン様式のモザイクタイルで知られ、鐘楼からは赤い屋根が建ち並ぶ街の景色が一望できます。ベネチア サンマルコ広場鐘楼より撮影ベネチアのカーニバルと言えば、世界各国から貴族の衣装を纏ってお洒落度を競い合うお祭り。衣装を着ていれば誰でも参加できますが、ハロウィーンとはちょっと違う仮装です。ベネチアの街で出会った個性あふれる人々の衣装をご紹介しましょう。家族で舞踏会へ出席のシーン、ゴールドの仮面とタキシードがきまっています仮面も本格的、帽子の羽はもちろん本物ですこちらの2人もユニークな衣装日よけ傘や小物にもこだわってパープルで統一貴族のヘアースタイルもばっちりのファミリー全身赤いドレスと対照的な白い仮面が際立ちます。赤いドレスはまるでオートクチュールのようですゴージャス感あふれるゴールドの仮面。こちらのカップルは貴族の結婚式を再現していますゴージャス感ならこちらも負けません。仮面も衣装もゴールドフラワーモチーフの刺繍の衣装が際立っています。背中で担いでいるセットにもこだわり感がたっぷり中世の貴族になりきってポーズ。足元もお洒落なゴールドの靴仮面なしでも充分素敵な仲良し3人組海から? こんな愉快な衣装も!世界三大カーニバルの一つベネチアのカーニバルはいかがでしたか? 貴族の舞踏会を再現したこだわりの衣装でしたね。海外に自由に行き来が出来るようになった日には是非皆さんも、特別な衣装を着てベネチアのカーニバルに参加してみてくださいね。
2022年02月26日第78回ベネチア国際映画祭<アウト・オブ・コンペティション>部門に出品されているエドガー・ライト監督4年ぶりの最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』のワールドプレミアが行われ、ライト監督、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス、マイケル・アジャオ、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ(脚本)が登場。初お披露目された本作は、上映後5分間のスタンディングオベーションが沸き起こった。9月4日の公式上映にあわせて行われた記者会見では、ライト監督が本作のテーマは「過去を理想化するのは危険」だと明かす。「時が経つに連れ、その時代を知らない人々が当時の良い面ばかりに目を向けるような傾向があると思います。例えば、60年代はファッションやカーナビー・ストリートの時代と言われるようになり、それがオースティン・パワーズの華美な衣装のようなものへと落ちていくわけです。でもよく考えてみると、今現在に起きている悪いことというのは、すべて当時にも起きていたことなのです」とコメント。また、ワールドプレミア世界で最も早く本作をみた海外メディアからは、「今年最高の音楽映画」(DEADLINE)と絶賛のレビューが寄せられているが、 音楽へのこだわりについて「私が子どもの頃に聴いていた音楽といえば、両親が持っていたレコードでした。60年代のものばかりでしたが、本当に夢中になって聴いていました。私にとっては、過去に連れて行ってくれるタイムマシンのようなものです。まさにこの映画と同じようにね。これらの曲は私にとってはとても大きな意味を持つものですが、この映画では特に、哀愁のあるエモーショナルな曲を使いました。一気にその頃に戻った気分になれるから」と監督。一方、いま注目の若手女優アニャは、演じた60年代ロンドンで歌手を夢見るサンディ役について「居場所を見つけるための(仲間に入るための)苦労というのは、学校に通い始める時や新しい職場に就く時など、誰もがいつか経験する普遍的なことだと思います。私も最初は映画業界に知り合いがいなかったので、サンディの“この世界の一部になりたい”という気持ちには特に共感できました」と話し、すぐに仲良くなれたというトーマシン・マッケンジーとの共演については「私たちは互いのことをとても大切にする最高のパートナー同士となりましたし、そんな相手とずっと一緒に仕事ができたのは素晴らしいことでした。この映画では彼女が動かないと、私も動けません。そのおかげで、お互いにとても優しい気持ちで接することができたのだと思います。彼女は本当に素晴らしくて、どんなに褒めても褒め足りません」とふり返っている。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年冬、全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月06日北野武監督の映画『アウトレイジ 最終章』(10月7日公開)が9日(日本時間10日未明)、第74回ベネチア国際映画祭を締めくくる「クロージング作品」として、世界最速で上映された。上映前後には記者会見が行われ、約150媒体ものマスコミが詰めかけた。北野監督と森昌行プロデューサーが登壇した上映前の公式会見。作品の表現について話が及ぶと、「実は拳銃と一方的な暴力を除けば、現代社会の普通の企業の構造にかなり似ていて、私が演じた大友というヤクザも、古いタイプのサラリーマンであって、今の世の中では犠牲になる、というような話に言い換えることも出来ます」と説明。さらに、「エンターテインメントとしてのバイオレンス映画として考えると、古いヤクザの抗争を描くのは面白いなと思います」と独自の解釈を交え、「『アウトレイジ ビヨンド』という2番目の映画の脚本を書いた時に、3本で絶対終わるというような脚本を同時に書いていったんです」と制作秘話も明かした。また、「ダメな監督と言われたり、体を壊したこともあり、日本のエンターテインメントでは"もう終わった人"というような記事を書かれたり噂もあったり、一番自分のキャリアの中で落ち込んでいた時代があった。でもその後、ベネチア国際映画祭で立派な賞をいただいたことで、一気にエンターテイナーとしての地位に戻ることができた」という告白も。「自分のキャリアの中では、ベネチアは絶対に欠かせない自分の芸能生活の1つのエポック、事件で、いつも感謝しています」と同映画祭への思いを伝えた。その後のレッドカーペットでは、映画祭最終日にも関わらず多くの観客が集まった。熱狂の中で迎え入れられた北野監督は、自らファンのもとに駆け寄り、写真撮影やサインに応じてベネチアの人々との交流を楽しんでいた。クロージング上映後、観客は2階席に座る北野監督に向けてスタンディングオベーション。北野監督はその歓声に応えるように立ち上がって笑顔で手を振り、立ち去った後の数分間も拍手喝采が場内に響きわたっていたという。その後の会見では、「やっぱり映画って初公開するっていうのはどこの映画祭でも緊張する」と本音を吐露し、「(監督の)ファンクラブがあって、顔見知りがいたり、そういう安心もあって、ありがたいけどプレッシャーにもなっている。自分の中では賞をもらったのがここベネチアでもあるし、この映画祭はちょっと違った意味はある」と感慨深げ。前日に約60人の海外メディア記者を相手に受けた取材を「かなりみんな好意的なのでほっとした」と振り返り、「映画祭に呼ばれるくらいの価値はあるんじゃないかなと自負している」と手応えをうかがわせていた。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会(C)Kazuko Wakayama
2017年09月12日主演最新作『三度目の殺人』がベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることになった福山雅治が、NHK総合で平日の朝に放送されている「あさイチ」の9月1日(金)放送回に生出演する。映画祭出席のためイタリアに向かう直前の福山さんが作品への想いを語る。音楽アーティストとして1990年にデビュー。「IT’S ONLY LOVE」「HELLO」「桜坂」などの名曲を世に送り出し、9月には新曲「聖域」のリリースも控える福山さん。俳優としては1993年放送のドラマ「ひとつ屋根の下」の“チイ兄ちゃん”役をはじめ「いつかまた逢える」「パーフェクトラブ!」などで“トレンディ俳優”として人気となり、2007年から始まった「ガリレオ」シリーズは連ドラ2ndシーズンやSPドラマのほか映画化もされ息の長い人気を誇る作品に。また2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬役を演じて主演。「第19回橋田賞」「第48回ギャラクシー賞」を受賞。2013年の是枝裕和監督作品『そして父になる』では「第37回日本アカデミー賞」をはじめ「第35回ヨコハマ映画祭」「第28回高崎映画祭」で主演男優賞を受賞するなど日本を代表する俳優へと上り詰めた。また歌手、俳優としてだけでなく写真家としての顔も持つなど多彩な活躍をみせる福山さんが、今回「あさイチ」のプレミアムトークに登場。最新作『三度目の殺人』へかける想いから音楽アーティストとして常に新境地に挑み続ける姿勢。そして“アラフィフ”を迎える現在の心境などを、ベネチア行き直前の福山さんに司会のNHKアナウンサー・有働由美子と「V6」井ノ原快彦の2人がとことんインタビューする。福山さんの主演最新作『三度目の殺人』は『そして父になる』の是枝裕和監督と2度目のタッグを組んだ法廷サスペンス。それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった重盛。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。だが、何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも…。弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願い始める。やがて、三隅と被害者の娘・咲江の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる――。勝ちにこだわる弁護士・重盛を福山さんが演じ、死刑がほぼ確実な殺人事件の容疑者・三隅には役所広司。『海街diary』に続き是枝作品に出演する広瀬すずのほか斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、市川実日子らが顔をそろえる。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。福山さんをゲストに迎える「あさイチ」は9月1日(金)8時15分~NHK総合でオンエア。(笠緒)
2017年08月31日北野武監督18作目となる最新作『アウトレイジ 最終章』が、8月30日(水)よりイタリアにて開催される「第74回ベネチア国際映画祭」の“クロージング作品”に決定。また、公式上映には北野監督が参加予定となった。関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長(金田時男)の下にいた。そんな折、取引のため韓国滞在中の「花菱会」幹部・花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、国際的フィクサー「張グループ」vs巨大暴力団組織「花菱会」一触即発の状態に。激怒した大友は、全ての因縁に決着をつけるべく日本に戻ってくる。時を同じくして、その「花菱会」では卑劣な内紛が勃発していた…。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメント。2010年の『アウトレイジ』、2012年の『アウトレイジ ビヨンド』は、累計興収22億円超を記録。そんなシリーズが、前作から5年の月日を経てついに最終章を迎える。キャストには、前作に引き続き「大友組」元組長・大友役のビートたけし、関西最大の組織「花菱会」幹部・西野役の西田敏行のほか、塩見三省、名高達男、光石研、中村育二、松重豊、白竜らが出演している。そしてこの度、本作が世界最速で上映されるワールドプレミアとして、「第74回ベネチア国際映画祭」開催最終日である9月9日(土)授賞式後、映画祭の締めくくりに上映されることが決定。北野監督は、「映画祭のクロージング作品として『アウトレイジ』シリーズの最終章とはまさにぴったり、願ったり叶ったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜びを語り、森昌行プロデューサーは「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」とコメントしている。また、北野監督とベネチア国際映画祭の関わりは深く、これまでに第54回ベネチア国際映画祭にて『HANA-BI』が最高賞である金獅子賞、第60回ベネチア国際映画祭にて『座頭市』が監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。『アウトレイジ』シリーズとしては、1作目の『アウトレイジ』が第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、続く『アウトレイジ ビヨンド』は、第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されており、今回の決定で3部作全てが世界三大映画祭にて上映される快挙となった。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日北野武監督の最新映画『アウトレイジ 最終章』が、8月30日よりイタリアで開催される第74回ベネチア国際映画祭のクロージング作品として上映されることが27日、明らかになった。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督によるシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いたバイオレンス・エンタテインメント。2010年に『アウトレイジ』、2012年に『アウトレイジビヨンド』が公開され、累計興収22億円超を記録している。これまでもシリーズ第1作の『アウトレイジ』が、第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、第2作目『アウトレイジビヨンド』が第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されており、今回の決定により、3作品すべてが世界三大映画祭で上映されることになった。今回の決定を受けて、北野監督は「映画祭のクロージング作品として『アウトレイジ』シリーズの最終章とはまさにぴったり、願ったり叶ったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜び、森昌行プロデューサーも「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」とコメントを寄せている。『アウトレイジ 最終章』は、ビートたけし演じる主人公の大友が、関東の山王会と関西の花菱会の巨大抗争後、韓国に渡り、フィクサーの張会長のもとに身を寄せる。そこに、韓国出張中の花田(花菱会)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、張会長 vs 花菱会という一触即発の様相を呈する中、花菱会では内紛が勃発。そんな中、大友が日本に戻ってくる、というストーリーが展開する。
2017年07月27日世界的音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画が、この度、8月30日(現地時間)にイタリア・ベネチアで開幕する「第74回ベネチア国際映画祭」のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることが発表。あわせて映画の正式タイトルが『Ryuichi Sakamoto: CODA』に決定し、11月4日(土)より公開されることが明らかになった。坂本さんは、1978年「千のナイフ」でソロデビューし、細野晴臣、高橋幸宏の3人でイエロー・マジック・オーケストラ「YMO」を結成し世界的人気に。80年代には『戦場のメリークリスマス』『ラストエンペラー』に出演しその音楽も手掛け、多くの賞を受賞。以後、作曲家、演奏家、音楽プロデューサーとして幅広いジャンルで活動。90年代後半になると、社会問題・環境問題に意識を向けるようになり、その変化は音楽表現にも表れるように。そして2014年、中咽頭がんと診断され、1年近くに及ぶ闘病を経て復帰。今春には8年ぶりのオリジナルアルバム「async」をリリースした。本作は、2012年から5年間という長期間に渡る本人への密着取材によって実現。さらに膨大なアーカイブ素材が映画を彩っている。震災以降の坂本さんの音楽表現の変化に興味をもち、密着取材を始めたのは、本作が劇場版映画初監督となるスティーブン・ノムラ・シブル。坂本さん自身が「全てさらけだした」という本作は、過去の旅路をふり返りながら、新たな楽曲が誕生するまでの“坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー”となっている。坂本さんにとって本映画祭は、2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭。今回は自身の出演作品が、日本での公開に先駆けてワールドプレミアを果たすことになった。『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日(土)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日妻夫木聡と満島ひかりのタッグで描く『愚行録』。この度、本作が日本から唯一の長編実写映画として「第73回ベネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門でワールドプレミアとなる公式上映が行われ、満島さんと石川慶監督が出席した。本作は、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説を原作とし、主人公・週刊誌の記者である田中役を妻夫木聡、田中の妹・光子役を満島さんが務めたほか、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和など実力派揃いのキャストが出演。またメガホンを取ったのは、本作で長編映画監督デビューを飾った石川監督。人間関係における秘められた羨望、嫉妬、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の“愚行”(=愚かな行為)が複雑に絡み合い、見る者の人間性が極限まで試される戦慄の群像劇となっており、予想を覆す展開に圧倒的な衝撃が走る新たなる傑作ミステリーが誕生した。現地時間9月6日(火)、この日まず最初に石川監督、満島さん、撮影のピオトル・ニエミイスキ、オフィス北野のプロデューサー・加倉井誠人が記者会見に登場。石川監督は「まず小説を読ませていただいた時に、この小説自体が日本の縮図という感じがしました。実際、映画化するにあたって告白のスタイルで各人物がチャプターに分かれていて一人称で語っていくスタイルなのでチャレンジでしたが、映画化することには意味があると思ってお受けしました」と監督をすることになった経緯を話し、加倉井氏は「この作品をどのように解釈するのか、我々の方としましては、大きな意味ではミステリーであって、娯楽性を秘めた作品になると思っています。娯楽性の中に隠されたテーマ性、目に見えない階級社会とか無意識なものをどう感じてもらえるのかが楽しみです。見ているうちに引き込まれていくこの作品を、日本のお客様には届けていきたい」とコメント。そして、ピンク地にゴールドの花があしらわれた華やかなPRADAのドレスで登場した満島さん。本映画祭の出席は初となる満島さんは、「船に乗っている時から雰囲気が違うと感じました。住んでみたいと思いました」とベネチアの印象述べる。本作の出演のきっかけについては、「長編を初めて撮る石川監督の誠実さに惹かれました」と明かし、「難しい題材なので、ディスカッションができる監督じゃなきゃ難しいのではと思いました。石川監督はディスカッションができる監督でした」とコメント。また、この日の上映において「とても日本的な題材を扱っているので、どこまで伝わるかなと思っています」と期待を寄せ、来年日本でに公開を控えることについては、「どう感じてもらえるのかが楽しみです。原作が人それぞれ捉える形が違ったので、映画の公開が楽しみです」と公開を待ち望んでいた。その後フォトコールをはさみ、レッドカーペットイベントに参加した際にはサインに応じる姿も。そして、夕方からは行われたワールドプレミアには、約700名が世界で初めて鑑賞し、上映が終わると満島さんと石川監督は5分間の拍手喝采を浴び、大盛況のうちに終了した。『愚行録』は2017年2月18日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月07日アリシア・ヴィキャンデルが、第73回ベネチア国際映画祭にて9月1日(現地時間)行われた『THE LIGHT BETWEEN OCEANS』(原題)のワールドプレミア上映に、共演のマイケル・ファスベンダーとそろって登場。上映後、観客の号泣とスタンディングオベーションを目の当たりにしたアリシアは感極まり、大粒の涙を見せていた。本作は、ライアン・ゴズリング×ミシェル・ウィリアムズで倦怠期夫婦のリアルを描いた『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督の最新作。第1次世界大戦後、オーストラリアの孤島ヤヌス・ロックを舞台に、相次いで子どもを亡くした灯台守夫婦が、島に流れ着いた生後間もない赤ん坊をわが子として育てる愛の選択を描いた物語。原作は、Amazon.comで4,700以上もの五つ星レビューを獲得した、M・L・ステッドマン著のベストセラー小説。今回、ベネチアでのレッドカーペットには、シアンフランス監督のほか、劇中で夫婦役を演じたマイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが登場。本作の共演がきっかけで交際中といわれる、いま最もホットな2人の登場に、会場のボルテージは一気に最高潮へ!その熱気も冷めやらぬ中、上映が始まると、間もなく場内にはすすり泣く声が。クライマックスでは号泣する観客も見受けられ、上映後、涙の跡もそのままの観客たちから贈られたスタンディングオベーションに、マイケルと監督は歓喜の笑顔。アリシアは感極まった様子で大粒の涙をぬぐっていた。日ごろは辛口の目の肥えた記者たちも、涙する人が続出し、「クリネックスの株価が上がるほど観客は泣くに違いない!」(The Guardian)、「体験すべき芸術作品であり、知的で心に沁みわたる今年の最高傑作のひとつ!」(New York Observer)、「今年のこれまでの作品の中で最も美しく、感動を味わえる2時間」(Entertainment Weekly)など、心を鷲掴みにされたというレビューが後を絶たない。記者会見にも3人はそろって登場、監督は「スティーブン・スピルバーグ監督が、僕が撮った『ブルーバレンタイン』の大ファンだったそうで、彼の会社ドリームワークスから『新作を撮らないか』という声がかかりました。それまではオリジナルの作品ばかり撮っていたので、原作があるものを撮ってみたかったときにこの原作を紹介されたのです」と、制作のきっかけを説明。本作では「真実と愛の狭間で人間は何を選択するのか」と描きたかったと語り、「頭で考えるのではなく、心で感じる作品にしたかった。ヒーローやヒロイン、悪役が登場するのでなく、ただ僕はありのままの“人間”を描きたかったのです」とコメントした。また、マイケルは本作への出演に、「この作品の話が決まったのはアリシアがブレイクする直前でした。その時点ですでに有名な女優をキャスティングすることもできたと思うのですが、監督から『アリシアに賭けてみたい』と打ち明けられました。彼女自身が生来持っているポジティブな天真爛漫さが、イザベルにぴったりだと感じたのを覚えています。彼女がイザベルを演じてくれたことが、この作品を成功へ導いたのだと思います」と、彼女をベタぼめ。アリシアも、「元々、シアンフランス監督の作品のファンだったのですが、私がこの作品の話を聞いたときはすでにマイケルの出演が決まっていました。『作品に出たい』という想いと、『もしかしたら役をもらえないかも』という不安な気持ちが混在していましたが、失敗を恐れずにチャレンジして本当によかったです」と、改めて手応えをかみしめた様子だ。今回の役柄を、「実生活では子どもはいませんが、『将来家庭をもち、子どもができたときに私はどう感じるのだろう』と考えて演じました。この作品に出会い、イザベルという役を演じて、学ぶことがたくさんありました」と、ふり返りながら語った。『THE LIGHT BETWEEN OCEANS』(原題)は2017年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月02日もう一つの会場は、19世紀のナポレオン統括時代にベネチアに強制的に作られたフランス風の「庭園」、ジャルディーニ内のセントラル・パビリオン。ここでは、カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)の「レッド・ブック」が観客を迎え入れる。これはユングが自身のファンタジーをカラフルな絵に描き、製本したもの。蛇や竜、踊る人間など、奇怪でシュールなイメージで溢れている。アルセナーレでは「自然」「宗教」「身体」「テクノロジー」など、外界との関係によって作家が作り出すイメージが順序を追って展示されているのに対し、セントラル・パビリオンでは様々な作家の内なる「潜在意識」から派生するイメージが多数混在して展示されている。ユングに続いて、仏人作家のルネ・イシェ(Rene Iche)による、詩人アンドレ・ブルトン(Andre Breton)のデスマスク彫刻「マスク・オブ・ブルトン(Mask of Breton, 1950)」が登場。シュールレアリズムの父、ブルトンは観客を潜在意識の世界へと誘う。ここではルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)が1920年代に描いたドローイングや、神からのお告げを受けて宗教的なペインティングを描きはじめた仏人作家、オーギュスティン・レサージュ(Augustin Lesage)などの作品も展示され、カルトと哲学とオブセッションの「グレーゾーン」にある作品達が、人間の潜在意識と強く結びついたものとしてピックアップされている。様々な作家の「集合的無意識」が散らばった会場は、ドロドロとした空気で満ちている。この会場では最も優れたアーティストへ贈られる金獅子賞を獲得した、英国人作家ティノ・セーガル(Tino Sehgal)のパフォーマンス作品も観られる。セーガルは写真や映像によってパフォーマンスを記録することを好まず、「場」の特異性を生かして、作品をつくり続けている。形を持たないパフォーマンス作品が金獅子賞を受賞したのは、パフォーマンス・アートが評価される最近の流れを汲んでのことだろう。全体を通して、我々が知識を追求する過程で生まれてきた様々な視覚的「イメージ」を見せることで、人間の知識への飽くなき欲求を昇華させる行為が、あくまで主観的だと再認識させる展示になっている。更に両会場を通して一貫して見られたのは、「誰がアーティスト」なのかという問い掛けだ。アートマーケットとは直接関係を持たない、ありとあらゆるマニアックな作品が細々と集められ、泥臭く、生々しい作品も多くセレクトされた。奇麗な作品、最先端の作品よりもむしろ、「人間らしさ」というアートの根本を見せつけてくれる展示になった。このようにして、アートマーケットに偏ったアートのあり方を批判すると共に、「知識」のアーカイブの多様な方法が見せられ、ウェブ全盛時代の我々の今後のアーカイブの行く末を考えさせられる展示にもなっている。繊細でありながら、熟考されたテーマを強い意志をもって貫くキュレーションに、キュレーションを超えたアートそのものに近い感覚を憶えた。
2013年10月12日Diesel(ディーゼル)などのブランドを傘下におさめるホールディングカンパニーOTBのレンツォ・ロッソは、ベネチア市とリアルト橋のスポンサー契約を結んだ。Dieselをはじめ、Maison Martin Margiela、Viktor&Rolf、スタッフインターナショナルなどのブランドを傘下におさめるホールディングカンパニーOTBのレンツォ・ロッソは、ベネチアのリアルト橋保存修復事業のスポンサー契約を500万ユーロで獲得した。リアルト橋は、ベネチアのカナル・グランデに架かる4つの橋のうち最も古く、修復作業は18か月間をかけて行われ、2016年2月末に完了する予定だ。同スポンサー契約は、ベネチア市がプランニング、事業管理および保存修復作業をすべて統轄し、スポンサーが全コストを負担する代わりにロケーションの広告啓示利用を条件内で行うことができるというもの。レンツォ・ロッソは創造性豊かな、景観を損なわない控えめな広告を使用する予定だ。プロジェクトについて、「公共機関と民間企業の協力を示す最適な例となります」とベネチア副市長は断言した。また、レンツォ・ロッソは「リアルト橋は、世界的にイタリアの象徴の1つであるだけでなく、実際には、私のブランドと同様に、全世界に属するものだと思います。もちろんベネチアにはすでに、数多くのイベントや文化的名所がありますが、このパートナーシップ関係により、私たちはこの素晴らしい都市への関心をさらに高め、さまざまな世界の人々に向けて新たな活動を展開できると確信しています」と述べている。DIESELオフィシャルサイト:www.diesel.co.jp元の記事を読む
2012年12月22日北野武監督の新作『アウトレイジ ビヨンド』が、現地時間3日に行なわれた第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で上映され、来場した北野監督へ、観客が総立ちで拍手喝采した。その他の写真会見で北野監督は「日本のヤクザとの違いは看板がかけられているかどうかで、イタリアも日本もほとんど同じだと思う。警察とヤクザの関係は世界共通ではないか」と切り出し、「暴力描写を褒めてくれるマニアックな人々がいるのはうれしいことだけれども、今回の映画はエンターテインメントだと割りきって自分なりのエンターテインメント性を追求した」とコメント。さらに「『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』」に関しては、自分が撮りたい映画というよりも、観客のことを考えて作った。けれども、お客さんの入らない映画を作る準備もしているよ」と話し、笑いを誘った。また記者から「震災で1年撮影が延期されましたが…」と質問されると、北野監督は「震災で確かに映画の撮影は1年のびた。震災後の1年間は、自分は怒りを感じている部分があった。世の中、絆、愛、支えとか、表面的なものばっかりでイライラした。こういうときこそヤクザ映画を撮ってやろうとやる気が起きた」と語った。同映画祭において、1997年に『HANA-BI』で最高賞の金獅子賞を、2003年に『座頭市』で監督賞にあたる銀獅子賞を受賞している北野監督とあって、レッドカーペットではあちらこちらで「TAKESHI!」と声があがり、北野監督は笑顔でサインや撮影に応えた。『アウトレイジ ビヨンド』は、前作『アウトレイジ』から5年後を舞台に、暴力団組織の抗争に警察が介入し巻き起こる死闘を描いた、究極のバイオレンス・エンターテインメント。ビートたけし、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、小日向文世に加え、本作には西田敏行、塩見三省、高橋克典のほか、桐谷健太、新井浩文ら豪華キャストが集結する。『アウトレイジ ビヨンド』10月6日(土)より全国ロードショー
2012年09月04日