企画展「いきもののかたち ビュフェの“自然誌博物館”」が、静岡・クレマチスの丘のベルナール・ビュフェ美術館にて、2023年7月15日(土)から10月1日(日)まで開催される。ビュフェの目を通して生まれた“いきもののかたち”20世紀フランス具象画壇を代表する画家、ベルナール・ビュフェは、幼少期には虫が大好きな少年であった。画家を志したのも、自然科学の先生がビュフェの描いたトンボを褒めてくれたのがきっかけだという。そんな彼は、少年時代から好きだったトンボやチョウから、鳥、魚、カエルや哺乳類、骨格標本まで、様々な生きものを描いた。ビュフェが生きものを描く上で夢中になったのは、生きものたちの「かたち」。生きものを写実的に描くのではなく、それぞれのかたちの美しさ、おもしろさをビュフェならではの黒い線やデフォルメで誇張し、時には空想も交えて描き出した。企画展「いきもののかたち」では、そんな生きものたちのかたちに着目し描かれたユニークな作品の数々を紹介。さながら“自然誌博物館”と化した会場で、多彩な生きものの魅力と出会うことができる。ふじのくに地球環境史ミュージアムとのコラボもまた本展では、静岡県立の自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」とコラボレートし、様々な生きものたちの実物標本をビュフェの作品と共に展示。実物標本をじっくり観察し、ビュフェが生きものたちのどこに魅力を感じて描いたのか、新たな発見や驚きがありそうだ。展覧会概要企画展「いきもののかたち ビュフェの“自然誌博物館”」会期:2023年7月15日(土)~10月1日(日)会場:ベルナール・ビュフェ美術館 別館・企画展示室住所:静岡県駿東郡長泉町東野クレマチスの丘515-57開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:水・木曜日入館料:大人 1,200円(1,100円)、高校・大学生 600円(500円)、中学生以下 無料※( )内は20名以上の団体割引料金。この料金で同時開催中の「“ビュフェ・スタイル”とは何か?」を観覧可【問い合わせ先】ベルナール・ビュフェ美術館TEL:055-986-1300
2023年06月15日ジェラート ピケ(gelato pique)から、アルフォンス・ミュシャとのコラボレーションライン「サラ ベルナール ミュシャ バイ ジェラート ピケ(Sarah Bernhardt Mucha by gelato piqu)」の新作ルームウェアが登場。2023年5月12日(金)より全国のジェラート ピケ店舗ほかにて販売する。ジェラート ピケから“ミュシャ”のルームウェア新作ドラマティックなデザインで人気を博す、ジェラート ピケとアルフォンス・ミュシャとのコラボレーションライン。第4弾となる今回は、ミュシャにとりわけインスピレーションを与え続けた「ファム・ファタル」宿命の美神、大女優サラ・ベルナールをデザインの根源にし、身にまとった瞬間に優雅な気分になれるようなルームウェアを展開する。百合の花をモチーフにしたワンピース中でもひときわ目を引くのが、サラのトレードマークともいえる百合の花をそのままプリントしたワンピース。サラ・ベルナールの女性像に合わせて、袖は華やかなパフスリーブで仕立てている。フリルが揺れるカーディガンアールヌーボー時代を彷彿とさせるフリルがアイキャッチなカーディガンは、さらりと羽織るだけでワンランク上のおうち時間に。百合の花が咲くキャミソール&ショートパンツ百合が胸元に咲き誇るオリジナルレースのキャミソールと、程よいボリューム感のあるショートパンツには、宝石や植物を用いるミュシャの作風を彷彿とさせるラメ糸がきらめく。サラ・ベルナールがモチーフの小物類小物類のラインナップにも注目。サラ・ベルナールを大胆にあしらったハンドタオルに加えて、ラインストーンが煌めく百合を象ったヘアクリップ、星のチャームが揺れるポーチなどが登場する。【詳細】サラ ベルナール ミュシャ バイ ジェラート ピケ発売日:2023年5月12日(金)取り扱い店舗:全国のジェラート ピケ店舗およびジェラート ピケオンラインストア、ウサギオンライン、スタイルヴォーチェ※オンラインは0:00より販売開始。価格例:・リリー柄カップインワンピース 9,790円・リリー柄カップインキャミソール 8,580円・リリー柄ショートパンツ 7,920円・フリルロングカーディガン 9,790円・リリー柄シフォンポーチ 4,290円・ハンドタオル 1,430円・リリーヘアクリップ 4,400円
2023年05月12日フォションホスピタリティとして2021年3月中旬に開業する日本初・世界で2軒目となる「フォションホテル京都」(所在地:京都府京都市下京区)に、フォションブランドとして世界初出店のスパ「Le Spa Fauchon/ル スパ フォション」の開業が決定いたしました。「ル スパ フォション」は「フォションホテル京都」のコンセプトである「FAUCHON Meets Kyoto. Feel Paris.」を基に、ボディ、フェイシャル、スクラブなどのオリジナルトリートメントメニューやプロダクトはもちろん、施術室のフロアにフォションピンクに染めた畳を使用するなど、様々なこだわりを配しています。フォション生誕の地「華のパリ」と「雅な京都」、この二都市が持つ文化・伝統・芸術のイメージを融合させた新しい形のスパです。スパ / トリートメントルームイメージ「日本とパリの美のスペシャリストによる最高峰スパ」「ル スパ フォション」は、国内外のラグジュアリーホテルでスパを手掛ける業界最大手である株式会社クレドインターナショナルがフォションホテル京都にて運営を行います。プロダクト・メニュー開発・監修は、パリで数々の5つ星ホテルスパやアメニティを手掛け、今回が日本初上陸となるプレミアムコスメブランドKOS PARIS(コスパリ)と株式会社クレドインターナショナルの協同開発を予定しております。また、パリでトップセラピストとして活躍しているYuki INOTSUME (Ms.)の協力を得て、高い品質を誇るKOS PARISのオイルにINOTSUME氏がフランスにてトップセラピストとして培ってきた経験を基に日本人の肌質や好みを反映させた「ル スパ フォション」でしか体験できないナチュラルなフォションのオリジナルオイルにも是非ご注目ください。なお、「フォションホテル京都」の全客室に設置するアメニティにも、株式会社クレドインターナショナルが開発する「FAUCHON Meets Kyoto. Feel Paris.」をコンセプトにしたオリジナルアメニティを採用いたします。客室内でもフォションならではの香り・品質を持ち合わせたアメニティとともにフォションブランドの世界観に包まれたご宿泊をお楽しみください。スパ / エントランスイメージ「ル スパ フォションへの思い」株式会社クレドインターナショナル 代表取締役社長 白井 浩一氏コメント日本を代表するウェルネス企業として、フォションホテルを京都に開業する計画とホテル内で世界初のフォションブランドのスパを展開するというお話を頂きました。約7年前にパリを訪れた際、パリのエステの歴史と文化に魅了され、この文化を日本に広めたいという思いを持ち続けており、パリを代表するブランドであるフォションブランドのスパのお話は、私が長年思い描いていた夢を現実にできるチャンスだと確信いたしました。プロダクトの共同開発を行うKOS PARISは、私がパリを訪れた際にKOS PARISの社長ソフィー・アルーシュ氏と出会い、本物の美を追求する彼女の強い思いに私が共感し、日本でも彼女の思いが詰まったKOS PARISのプロダクトの品質の高さを感じていただきたいと願っておりました。今回、KOS PARISには「Fauchon Meets Kyoto. Feel Paris.」をコンセプトにパリと京都の文化・伝統・芸術を融合させたオリジナルプロダクトにも賛同いただいた事で、弊社との共同開発が実現いたしました。お話をいただいた段階から、プロダクトのアイデアのみならず、設計等の様々な意見を交わし、オリジナルプロダクトやメニューの開発、「Le Spa Fauchon / ル スパ フォション」でしかできない体験のご提供ができる事を大変嬉しく思っております。世界初のフォションブランドのスパ、そしてオリジナルプロダクトを、京都から世界に向けて広く発信していきたいと考えております。KOS PARIS代表 ソフィー アルーシュ氏コメントソフィー アルーシュ氏”生活の美学”を大切にする都市であるパリと京都。この度、フランスの老舗メゾン・フォションにより実現されるこの素晴らしい2大都市の出逢いとコラボレーションに私たちも参加し、長年の希望であったKOS PARIS日本初進出が「フォションホテル京都」で叶うことになり大変興奮しています。KOS PARISは創設以来、フレンチスタイルのクラフトマンシップ、旅、自然を融合させてきました。また世界中から希少価値の高い高貴な素材を厳選し、その効果を最大限そして最優先にした配合は、ナチュラルで洗練されたコスメへのこだわりから生まれました。植物の栽培から実験室までそれぞれのステップにおいて民族植物学者や配合技術者と共に、植物原料世界のノウハウ、自然環境や人を尊重した卓越したアプローチを用いています。これらを基に、KOS PARISはこれまでヨーロッパ、中東、アメリカの美しいスパにて浸透してきました。そしてパリと京都を結ぶ東西の架け橋のような、希少価値の高い最高級シグネチャーオイルを、メゾン・フォションとのコラボレーションにより誕生させる事が出来ました。日本の皆様にご体感いただくことを、心待ちにしております。「ル スパ フォション」総合プロデュース・運営: 株式会社クレドインターナショナルクレドインターナショナルは、2004年の創業以来、ホテル提携施設は全国24都市1,200軒のネットワークを保有し、6つのスパブランドを持つホテルスパ業界の日本のTOP企業であり、ホテルの新たな付加価値の向上に貢献しております。ホテルスパ事業以外にも、企業・ホテル向けインルームスパ(R)事業、スパプロダクト&アメニティ事業、スクール事業、温浴・サウナ事業など、「ウェルネス」「ビューティー」に関する幅広い事業を展開しています。日本のおもてなしを世界に伝えるべく、現在では中国、ニューヨーク、スリランカなど海外9ケ国にも拠点を広げ、クレドにしかない特別なクオリティで新しいサービスの提供に挑戦し続けています。「ル スパ フォション」プロダクト・メニュー協同開発・監修 : KOS PARIS(コスパリ)プレミアムコスメティックブランド KOS PARIS(コスパリ)は、希少価値の高い植物の効果を利用したコスメティック製品を 作りたいという創設者の熱い情熱からフランスで誕生いたしました。ラグジュアリーでナチュラルな製品は、植物性の有効成分配合、環境に配慮した上、品質にも徹底的にこだわっており、オーガニックによる原料を多く使用し、保存料、シリコン、パラベン、化学成分、ミネラルオイルは不使用と、肌にも環境にも優しい製品作りを行っております。現在は、フェイスケア、ボディケアといった幅広い製品を展開しており、ナチュラルなオーガニック原料を世界各国から厳選、南仏で特別に調香した香料を加え、高品質で使い心地の良いコスメティック製品をお届けしています。その品質の高さと香りの良さから、フランス国内のみならず、世界中のラグジュアリーホテルやスパでも使用されています。「ル スパ フォション」プロダクト開発協力: Yuki INOTSUME(ユキ イノツメ)氏フランス国家資格エステティシャン、シデスコ国際資格スパ&ビューティセラピスト。『人と自然がより健やかに美しく』を探求すべく、世界中の伝承民間療法や最先端栄養学など健康と美容やウェルネスに関わる分野を幅広く学び実践する。2016年フランスにて2つのプロフェッショナル大会で入賞後(メイユー マン ド フランス準優勝、メイユー スパ プラ ティシャン3位)、トップセラピストとして活躍していた世界的ラグジュアリーホテルグループにて心身+芯バランスに注目したオリジナルメニューを開発、発表し大きな反響を得る。現在はパリにて独立し、数々のフランス最高級ホテルスパやセレブリティのプライベートセラピストとして施術にあたる他、日仏で培ったホスピタリティと施術者としての強みを活かした健康と美、ホリスティックウェルネスに関する商品やスパ開発等のコンサルタントとしても活動する。フォションホテル京都 施設概要◎施設名称: フォションホテル京都◎所在地: 京都府京都市下京区難波町406◎アクセス: 京阪本線「清水五条駅」徒歩6分◎構造: 地上10階(内ホテル1階~10階)◎敷地面積/延床面積: 約799.39平方メートル /約5,498.82平方メートル (内ホテル 延床面積 約5,498.82平方メートル )◎施設構成(予定): 客室59室、レストラン&バー、ティーサロン、スパ他◎運営: 株式会社ホテルWマネジメント(所在地:東京都港区赤坂1丁目12番32号 アーク森ビル33階)◎開業日: 2021年3月中旬予定◎公式HP: フォションについて130年の歴史を誇るフォションは、2006年からオーナーファミリーが経営にあたり、レストラン、ケータリングカフェ、ブティックで、リュクスで時代に即したモダンなガストロノミーを提供しています。主な商品ラインである高級パティスリー、マカロン、チョコレート、紅茶、その他食料品やグルメギフトなどがフランス、日本、UAE、韓国、カタールを含む様々な国で販売されています。また、フォションはシェフの育成でも知られ、ピエール・エルメ、クリストフ・ミシャラク、そして今やクロナッツで大人気のドミニク・アンセルなど、世界のパティスリー界をけん引するシェフを多く輩出しています。フォションについての詳細はこちらをご覧ください: フォションホスピタリティについてフォションホスピタリティは、フォションホテルの世界規模での発展を確実に推進することを目的に2018年に設立されたフォションのホテル部門です。フォションホスピタリティの経営陣は社長兼CEOジャック=オリヴィエ・ショーヴァン、副社長サミー・ヴィシェル、マーケティング担当 副社長エマニュエル・モルダック、ビジネスデベロップメント担当ベルナール・ランベールなどが就任しています。フォションホスピタリティについての詳細はこちらをご覧ください :フォションホテルパリ客室<フォションホテルパリ概要>パリを象徴するオスマニアン様式の建物に抱かれた客室はシャンブルとスイートはひとつとして同じ部屋はなく、どの部屋からもパリの景色が楽しめます。住所:11 Place de la Madeleine, 75008 Paris, FranceHP:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年12月02日戦後のフランスで一世を風靡した画家、ベルナール・ビュフェの回顧展「ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代」がBunkamura ザ・ミュージアムで2021年1月24日(日)まで開催されている。ビュフェ展 展示風景より1928年にフランスで生まれたビュフェは、硬質で太く鋭い輪郭線を特徴とする、ともすれば不穏な印象を与える画風で知られる。第二次世界大戦が終わりドイツからの占領から開放されたものの、これからの未来に不安と虚無感を抱えたフランス人の心を捉え、わずか19歳で最初の個展を開くに至る。展示風景より同時期、パリではサルトルの実存主義やカミュの不条理の思想が台頭していた。硬質なビュフェの画風は、それらの思想と呼応し、共感を覚える人々が続出、彼は若くして時代の寵児となったのだ。本展は、このビュフェの歩みを「時代」という言葉をキーワードに紐解いていく。ビュフェを取り巻く人物相関図パネルビュフェを語る上で欠かせない人物が、実業家にして文化人で、政治家とも密接なコネクションを持っていたピエール・ベルジェだった。社交的なベルジェは人付き合いが苦手なビュフェを様々な人々に紹介し、公私ともに手厚くサポートをしていた。19歳で個展を開けたのも彼の尽力にほかならない。しかし、妻となる女性、アナベルと出会ってしまったことでビュフェとベルジェとの関係は終焉を迎える。アナベルはモデルとしても活躍していた女性で、以降、彼はアナベルを対象として多くの作品を残すようになった。その後、ベルジェはイヴ・サン=ローラン青年と出会い、彼とともに世界的なファッションブランドを立ち上げている。挿絵本《人間の声》1957年 ドライポイントビュフェは人付き合いは苦手だったものの、ごく一部のクリエイターたちとは交流を持っていた。フランスの詩人、ジャン・コクトーのその一人。ビュフェは戯曲「人間の声」のための挿絵本を制作している。二人はかなり年が離れていたが、お互いを尊敬しあっていた。小説家のフランソワーズ・サガンもまた、ビュフェとアナベルの共通の友人であった。日本では、サガンの文庫本にビュフェの絵が表紙として起用されていたことでも知られている。ビュフェの作品を使ったサガンの文庫本展示風景よりビュフェの作品は、当時非常に注目を集めていたものの、抽象絵画が主流となりつつあったフランスの美術界では、具象絵画をひたむきに描き続けるビュフェの姿勢に批判が浴びせられることもあった。しかし、ビュフェは若干の画風の変遷はあったものの、生涯そのスタイルを貫いていく。1958年、大きな転機が訪れる。プライベートではビュフェはベルジェと別離し、アナベルと結婚。仕事においてはパリで開かれた大規模個展に10万人を動員。この大成功の年を境に、ビュフェはより力強い輪郭線を描くようになり、色彩は鮮やか、絵の具は厚塗り、カンヴァスのなかに激しさが増していく。描くモチーフも、植物や昆虫、動物などと拡大していった。展示風景より展示風景より表現を追求するビュフェは、彼の特徴であった輪郭線を廃し、写実的な絵画に取り組む時期もあった。個性的なビュフェの画風とは一線を画すこれらの作品からは、彼の卓越したデッサン力、構成力があることが見て取れる。ビュフェは1999年に自ら死を選ぶまで、自分の表現を貪欲に模索し続け、変遷を重ねていったのだ。展示風景より本店で展示されている作品は、すべてベルナール・ビュフェ美術館(静岡県三島市)が所蔵する80作品。ビュフェ美術館は、初期から晩年まで2000点を超えるビュフェ・コレクションを誇っている。このコレクションから厳選された作品でビュフェの人生を辿ることができる、非常に貴重な機会だ。力強い作品をぜひ見に行ってみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】11月21日(土)~2021年1月24日(日)、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催※2021年1月9日(土)以降の土日祝日に限り、オンラインによる入場日時予約が必要となる。詳細は公式HPにて確認を
2020年12月01日リラックスしながら料理を楽しめる優しい空間スペシャリテを持たず、常に新鮮で独創的な料理を提供優雅にくつろぐ大人の女子会利用にもぴったりリラックスしながら料理を楽しめる優しい空間金沢の主要観光地の近くでありながら、お店の周辺はとても静かで落ち着いた環境金沢の食の宝庫として知られる「近江町市場」から徒歩5分ほど。大通りから少し入った静かな環境にある【ベルナール】は、本格的なフルコースを楽しむためのフレンチレストランです。ミシュランガイド北陸版でも一つ星に輝いた名店で、吟味した季節食材と独創的なアレンジで魅せるコースを味わえます。優しい色味のインテリアがゲストの緊張をほぐしてくれる。グループ使いもOKミシュランの星付き店という敷居の高さについ身構えてしまいそうですが、店内は肩肘はらずに憩える雰囲気がたっぷりの優しい空間になっています。ゆったりしたテーブル配置、淡い色合いのインテリアが、自然体で楽しめる味覚の旅に誘ってくれます。マダムの気配りとサービスも評判が高いです。あえてスペシャリテを持たず、常に新鮮で独創的な料理を提供『白ソイバチメのポワレカボチャとセップ茸』お店の顔となるスペシャリテをあえて持たずに、季節ごとに新しい料理を考案しているのがお店の特徴。常に1か月半ほどで変わる『おまかせコース』を提供しています。ランチは1種・ディナーは2種のコースがあり、アミューズからメイン、デセールに至るまで、驚きと笑顔、幸せな余韻がきれいに響き合う充実したコース内容になっています。アミューズ一例『小鰯のベニエ ベルベンヌ風味~・赤イカのチュイル・ゴールドラッシュのポタージュ』旬食材で彩るアミューズ。写真は一例で、北陸産小鰯に自家製ハーブの爽やかな衣をまとわせて揚げたベニエ、赤イカのチュイル、自家製白エビパウダーなどで隠し味をきかせた甘いトウモロコシの温製ポタージュです。食材の組み合わせと調理のセンスに加え、盛り付けの美しさにも思わず目を奪われます。夏の皿の例旬魚の多彩な魅力を表現『鮎のバリエーションきゅうりとスイカ』鮎の多彩な魅力を伝えるために、香ばしく焼き上げた身、丸く成形してしっとりと仕上げた優しい食感の一片、内臓の旨みがつまる鮎のリエットを一皿に。加賀の太きゅうりと半乾燥スイカで、季節の香りをプラスしています。主食材に多彩な素材を組み合わせることで、繊細かつ複雑な一皿を構成しています。デセールの一例驚きと感動はデザートまで続く『梨とコーヒー柑橘の香り』デセールの趣向とパーツの多い複雑味のある仕上げも【ベルナール】の愉しみ。梨とコーヒー豆の風味を仲良く重ねた一皿は、夏0初秋のデセール。コーヒー豆シロップに梨を漬けてからつくる梨のゼリー、梨のマリネが圧巻です。季節食材と独創的なアレンジで魅せるコースは、特別な日を祝うシーンにおすすめ。優雅にくつろぐ大人の女子会利用にもぴったり大人の贅沢なランチ利用にも最適。女性客を虜にするデセールも大人気です。ランチの予約は、12時または12時半からの受付で対応お昼時は女性客の多さが目立つ【ベルナール】。そのわけは、季節のフレンチを満喫しながらゆっくり語らう大人の女子会の場としても人気が高いからなのです。金沢への女子旅の思い出に訪れるのも素敵ですね。金沢という土地を活かしながら最高の料理を提供しつつ、自然体で楽しめる雰囲気も魅力のフレンチレストラン【ベルナール】。季節感あふれるフレンチを味わうために、四季折々足繁く通いたくなります。わざわざフレンチを食べる目的だけの旅、というのもオツかもしれませんね。料理人プロフィール:牛山 隆之さん1977年、金沢市出身。金沢のフランス料理店で経験を積んだ後、28歳で渡仏。フランス南西部の街ジュランソンにあるミシュラン二つ星店で研鑽を重ね、帰国後の2009年に今の店を創業。2016年にミシュランの星付き店になるなど、渾身の皿で魅了する。※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。ベルナール【エリア】近江町市場【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】8000円【ディナー平均予算】20000円
2020年09月17日フランスの女優、サラ・ベルナールの世界を多面的に紹介する展覧会『パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華サラ・ベルナールの世界展』が、12月7日(土)〜2020年1月31日(金)まで渋谷区立松濤美術館にて開催される。サラ・ベルーナル(1844〜1923)は、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて活動したフランス出身の女優。1862年に国立劇場コメディ=フランセーズでデビューし、ヴィクトール・ユゴーの戯曲などで演技を高く評価され、国際的にも人気を博した女優として知られている。サラ・ベルナールが他の女優と一線を画すのは、その活躍が女優業に留まらなかったところだ。自らの一座を立ち上げて劇場経営に携わったほか、著作の出版や、彫刻作品の制作を行うなど、生涯にわたって多彩な才能を開花させた。また、サラは同時代のアーティストたちにインスピレーションを与えるミューズでもあった。当時無名だった画家のアルフォンス・ミュシャや、新進気鋭の宝飾デザイナーのルネ・ラリックらのパトロンとなり、自身の公演ポスターや装飾品の制作を依頼。のちにアール・ヌーヴォーの旗手となるアーティストたちが大成する素地を作っただけでなく、そのデザイン成立にも深く関わったという。同展では、そんなサラの人生を、当時の貴重な写真や肖像画、舞台衣装や装飾品のほか、ミュシャやラリックの作品を通して紹介。「ベル・エポック(良き時代/美しき時代)」と呼ばれる華やかな時代の中、新しい芸術と社会を切り拓いたサラ・ベルナールの知られざる世界を存分に堪能できる。【開催情報】『パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華サラ・ベルナールの世界展』12月7日(土)〜2020年1月31日(金)まで渋谷区立松濤美術館にて開催【関連リンク】 渋谷区立松濤美術館( /target=) C.W.ダウニー《街着姿のサラ・ベルナール》1902年個人蔵ルイーズ・アベマ《サラ・ベルナール》1909年エタンプ市美術館蔵デザイン:アルフォンス・ミュシャ/制作:ルネ・ラリック《舞台用冠ユリ》1895年箱根ラリック美術館蔵アルフレッド・クラレー《白粉「ディアファーヌ」》1890年頃ダニエル・ラドゥイユ・コレクションアルフォンス・ミュシャ《ジスモンダアメリカツアー版》 1895年リボリアンティークス蔵ジャック・ドゥーセ《イブニングドレス》19世紀末個人蔵
2019年12月07日「サラ・ベルナールの世界展」が、2019年11月4日(月・休)まで横須賀美術館にて、2019年12月7日(土)から2020年1月31日(金)まで渋谷区立松濤美術館にて開催される。アール・ヌーヴォーの大女優サラ・ベルナール「サラ・ベルナールの世界展」では、19世紀末から20世紀初頭、新芸術様式「アール・ヌーヴォー」が広まっていく中で、演劇・ 芸術・ファッションで人々を魅了していた大女優サラ・ベルナールに着目。サラ・ベルナールに関する大々的な展覧会が開かれるのは、日本初となる。会場には、女優だけでなくプロデューサーとしても活躍した、大女優サラ・ベルナールの「舞台」を軸に、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやアルフォンス・ミュシャ、ルネ・ラリックなど、サラと同時代に活躍した芸術家の作品が集結。舞台を華やかに彩った衣裳のドレスややティアラなどの装飾品も展示される。ミュシャやラリックの才能を発掘1894年、当時無名の画家だったミュシャに、サラ主演の劇曲『ジスモンダ』のポスター制作を依頼すると、ミュシャは装飾的で華やかなポスターを制作。そのポスターが人気を呼び、すぐにミュシャは「アール・ヌーヴォー」を代表するアーティストとなった。また、ミュシャと同年に生まれたラリックも、サラ・ベルナールに才能を見出された1人。1894年、サラの舞台装飾をきっかけに、プライベートのアクセサリーも手掛け、ジュエリー作家としての活路を見出す。ラリックは、1900年のパリ万博ではグランプリを受賞し、「アール・ヌーヴォー」を牽引した。【詳細】パリ世紀末 ベル・エポックに咲いた華サラ・ベルナールの世界展■横須賀美術館会期:2019年9月14日(土)~11月4日(月・休)住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1観覧料:一般900(720)円、高大・65歳以上 700(560)円、中学生以下無料。※11月3日は無料観覧日※()内は20名以上の団体料金(前売りは9月13日まで)※市内在住または在学の高校生は無料※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳持参者と付添1名は無料※前売り券は美術館受付、横須賀芸術劇場チケットセンター(横須賀芸術劇場1階、横須賀中央駅モアーズシティ1階)で販売。■渋谷区立松濤美術館会期:2019年12月7日(土)~2020年1月31日(金)※会期中展示替えあり。住所:東京都渋谷区松濤2-14-14入館料:一般 500(400)円、大学生 400(320)円、高校生・60歳以上 250(200)円、小中学生 100(80)円※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料※土・日曜日、祝休日は小中学生無料※毎週金曜日は渋谷区民無料※障がい者及び付添の方1名は無料休館日:月曜日(ただし、1月13日は開館)、12月29日(日)~1月3日(金)、1月14日(火)
2019年10月20日静岡県にあるベルナール・ビュフェ美術館では、開館45周年企画展「絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊」を3月17日から6月12日まで開催する。同美術館の創設者・岡野喜一郎がビュフェの作品と出会ったのは第二次世界大戦の荒廃が残る1953年。戦争によって深く傷ついた人々を虚飾なく描き出し、戦後フランス美術史の出発点となったビュフェの表現は、復員兵であった岡野の心に深く刻まれた。本展は1950年代にフランスと日本で戦争の記憶を描き、社会現象ともいえる反響を生み出したビュフェと、丸木位里・俊の交錯に注目。絵画のもつ想像力を感じ取り、共有する場となるだろう。丸木位里・俊 《原爆の図 第三部 水》 1950 紙本淡彩(原爆の図丸木美術館蔵)(左隻)丸木位里・俊は、原爆投下後の広島を見た経験をもとに1950年から《原爆の図》の共同制作を開始。洋画の俊が堅牢なデッサンで人物を描き、これを押し流すように位里が水墨を重ねていくという、二人の激しいぶつかり合いの中で生みだされた作品は日本画と洋画、前衛と伝統といった美術史の枠組みではとらえきれない力で、現在もなお私たちに強く訴えかける。戦争がもたらした痛み、絶望、人間性の喪失などを、想像力によって絵画に表した三者の作品。彼らの作品が発表当時に共感と反感を呼び、また後の世代にとっても戦争の惨禍を追体験させるものであり続けるのは、三者の絵画が見る人の想像力をかきたて、心を揺さぶる力を持つからではないだろうか。ベルナール・ビュフェ 《キリストの受難:笞刑》 1951 油彩、カンヴァスまた、3月18日には原爆の図丸木美術館学芸員で、国内外での丸木作品の紹介にも尽力している岡村幸宣氏と、神奈川県立近代美術館の館長であり、戦中・戦後の日本近代美術に関する展示を多数手がけてきた水沢勉氏による特別対談を開催。丸木夫妻の作品を中心とした、戦後の国内外の美術について語る。【展覧会情報】絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊会期:3月17日〜6月12日会場:ベルナール・ビュフェ美術館住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57時間:3月 10:00〜17:00、4月〜6月 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)料金:大人1,000円 高・大学生500円 中学生以下無料休館日:水曜日(5月2日は開館、祝日の場合は翌日休み)【イベント情報】オープニングイベント 特別対談「絵画-現実と想像 丸木位里・俊とその時代」岡村幸宣(原爆の図丸木美術館 学芸員)×水沢勉(神奈川県立近代美術館 館長)日時:3月18日会場:クレマチスの丘ホール時間:14:15〜15:45(13:30開場)定員:200名(要予約)参加費無料
2018年01月27日