私にとってホテルのスイーツってセレブのイメージ。「お高いし、どれだけ美味しいのだ?お値段相当なのか、はたまたお値段以上なのか?」という疑問を胸に向かった先は、高級ラグジュアリーホテル“ニューオータニ”の24階にある「ベイコートカフェ」。前回の記事では、実際に食してみて「確かにお値段はお高いが、その味はお値段以上の美味しさ」という事が判明した。調子に乗った私は、さらなるオーダーを続ける。「パンケーキも素晴らしいが、カフェといえばケーキだろう」と……。キラキラとした異世界に足を踏み入れた場違い平民・ayatasoの運命や、いかに。〜 これまでのあらすじ 〜 セレブ空間に舞い込んだ平民の軌跡前編はこちらにクリップされた記事で確認できます。↓“場違いな私の挑戦”前編☆食べる価値有り!ニューオータニのスイーツが激しく美味しくて悶えた件。舌鼓連打、の巻。「スーパー」と聞いたらサイヤ人。そんな私がスーパーなモンブランに出会った再びメニューを手に、ケーキの種類を確認する私。ふむふむ、どれも美味しそうだ。でも、なんだろう。ケーキたちも美しい仕上がりなのだが、先に頂いたパンケーキに比べると見た目的なインパクトが少ないような印象を受ける。そういえば、このニューオータニのロビーにあるラウンジになんだかとても魅力的なスイーツのポスターを見かけた気が……。しかし、名前が思い出せない。見た目はうっすら覚えている。せっかくなら、それを食べてみたい。だがしかし、ここは28階。同じホテル内でも、ロビー階のラウンジから運んできてくれたりするのだろうか?あっ、どうせなら、ここで一旦お会計を済ませて、ロビーのラウンジに移動する?否、だめだ。最初のオーダーでいったん下げられたメニューを再び店員さんにお願いして持ってきてもらったんだった……。「また何か頼みます」って雰囲気がバレバレではないか……。それでいきなり帰るとか格好悪すぎるよ……。この時の私はどう逃げるかどうこのピンチを回避するか、それだけを考えて必死であった。想像してもらいたい。高級な雰囲気の落ち着いたカフェで周りのお客様が優雅に笑いながらティータイムを楽しんでいる中、ソファーに座ってよくわからない不審な挙動を示す一人の平民。しかも金髪。助けて下さい。誰か助けて下さい。今の私の心の叫びは「世界の中心で、愛をさけぶ」のそれに勝る。そんな勢いだ。しかし、誰も助けてはくれないのだ。私には援軍の用意はないのだから。自力でこのピンチを撤退しなければならない。このセレブ空間をクリアするには、まず己を倒すことで初めて、希望の光が見えるのだ。菅原文太さんよ私に勇気を与えてください。(追われる者より,追う者の方が強いんじゃー!!!)心の叫びby仁義なき戦いでもそんなことを脳内で考えていたら、私から滲み出る“何かお困りですオーラ”が店員さんに伝わったらしい。店員さんがこちらを見ていた。「なにかございましたか?」みたいな表情で見ていた。私の脳内はもはやケーキを飛び越えて菅原文太さんで一杯だったので、そのままこちらへ近づいてくる店員さんが話しかけてくれるのをただじっと、待つしかない。そして、目の前に店員さんが到達するなり私はこう言った。「ポスターのケーキはなんですか?」主語述語が抜けたこの発言。何のために心の中であんなに作戦を練ったのかと自分を問いつめたい今日この頃。しかし、そんな意味不明な私の質問をしっかりと理解してくれる店員さんはさすがプロ。「今の季節おすすめのあまおうイチゴを使ったナポレオンパイですね?」笑顔でそう答えてくれた。モンブランも食べたかった私は、モンブランも一緒に出してもらえるようにお願いすると、店員さんはこう返してくる。「人気のスーパーモンブランのご用意もございますよ」スーパーモンブラン……ですと!?脳内からやっと消え去った菅原文太さんとシフトして、鳥山明さんの名作「ドラゴンボール」に登場するスーパーサイヤ人が新たに浮かび上がる私。この際、この場で「ドラゴンボールって何ですか」的な苦情は受け付けない。あれは名作。店員さんの説明によると、スーパーモンブランだったり、スーパーショートケーキだったり、「スーパーシリーズ」はとてもスペシャルなケーキなのだとか。それを聞いたら、普通のモンブランよりもスーパーなモンブランを食べてみないと。そんなわけで、ストロベリーフェア代表選手として“あまおうナポレオンパイ”を。スーパー系代表選手として“スーパーモンブラン”を無事にオーダー完了。あとは心穏やかに、ケーキの登場を待つのみだ。予想を上回る大きさに“聞いてないよ”丁重にテーブルがセットされ、ケーキを食べる準備は万端となり……。運ばれてきたケーキはそれぞれのサイズが想像を上回る大きさで、テーブルの上にぎりぎり並べられる、という感じになった。手前に置かれたスーパーモンブランのほうから食べてみることにしよう。通常であれば洋風なもの、という位置付けのモンブランですが、スーパーモンブランは一味違う。和風テイストのモンブランが特徴です。「本当の和栗の美味しさ」を伝えたくて作り続けているケーキと言われています。なので、どことなく京都の上生菓子を彷彿とさせる気品を感じる。香りもほんのりと和菓子っぽい。そしてなにより第一印象として、そのサイズ感。大きい。巨大、と言っても過言ではないほどに、大きい。フォークとナイフを出された意味が、実物を見ると一目瞭然。理解できました。これはフォークだけでは食べづらい……。桃太郎の如く、割ってみる真ん中からカットしてみると、ナイフを握る手に伝わる「層」。刃先がお皿にたどり着くまでに、様々な感触を感じるわけです。それもそのはず。このスーパーモンブランのこだわりは一層一層、緻密に計算して作られているところ。それによって、ケーキを口に入れた瞬間に「美味しい層」が絶妙なバランスで重なりあうことで、栗本来の味をより一層高めてくれる、というのだ。美味しさだけではなく、ヘルシーさへの追求も怠らないスーパーモンブラン。クリームや葛、土台にビタミンやミネラルが豊富で低脂肪が人気の「ローストアーモンドミルク」を使用してヘルシーかつ和栗の味を引き立たせている。モンブランの中にすっぽりと丸ごと入った栗は、このように黄色が美しい和栗。では、この和栗を支える茶色っぽい部分は、何でできていると思いますか?フランス菓子でよく見かけるマロンペーストやマロンピューレにも見えますが……。あんこが調和。これぞ和洋折衷、奇跡のモンブランこの部分、葛とローストアーモンドミルクで作られたぷるぷるとした葛もちのような……それよりももっと滑らかな層になっているのです。その中には黒蜜あんこが混ぜ込まれておりまして……見えるでしょうか?このあずきのツブツブ。この部分だけ見ると和菓子をいただいているとしか思えないですよね。濃厚なテイストになりがちなモンブランというケーキをこんなにもすっきりとした甘さに作り上げるシェフに感服。しかも、こんなに大きなサイズ、普段ならば途中で胸焼けしてしまう予感。飽きることなく食べ切れてしまうのも、味覚に変化を与える「層」が生み出す効果ですね。スーパーモンブランは、ニューオータニ幕張のラウンジやカフェで、お値段は2,000円。ケーキひとつに2,000円は確かにお高く感じますが、食べてみると納得の「お値段以上の味」です。提供期間は限られているので、食べてみたい方はお早めに。さあ、あまおうナポレオンパイの番がやってまいりました続いて、ストロベリーフェア限定のケーキの中から代表として選んだ「あまおうナポレオンパイ」をいただくことにしましょう。こちらもスーパーモンブランに負けじとも劣らない、ボリューム満点。ホテルのケーキというものは、小さくちょこんとお皿に乗せられて登場し、「なにもこんなに大きなお皿に乗せなくても良いのに」と思うのだろうな……と勝手な想像をしていましたが、なんとも嬉しい裏切りであります。あまおうナポレオンパイは、ニューオータニ幕張のラウンジやカフェで、お値段は800円。いつもならひとつ800円のカットケーキなんぞ高いよ!!と思う私ですが「あら、お安いじゃないの」……と、なんだか麻痺してきました……。そういえば、ナポレオンパイとミルフィーユ。どのような使い分けをされているのだろう。ふと、そんな疑問が頭に浮かぶ。みなさまは、「イチゴのミルフィーユ」で有名な「マキシム・ド・パリ」というショップがあったのをご存知だろうか?1966年に銀座の地にオープンしたフランス料理店で、後にケーキショップも展開し、そこで看板商品となったのが「イチゴのミルフィーユ」でした。惜しまれつつ、2015年に閉店してしまいましたが……。そのイチゴのミルフィーユ、ネーミングが発売時からしばらくの間は「ナポレオン・パイ」だったのです。同一のケーキですが、イチゴのミルフィーユと改名されました。ということは、ナポレオンパイもミルフィーユの一種なのかしら。今回の記事では、ナポレオンパイとミルフィーユは同じものとして話を進めたいと思います。ご了承ください。ここで突然ですが「ナポレオンパイ(ミルフィーユ)の食べ方講座」ミルフィーユ……、そうそう、食べにくいコイツには食べ方の作法がある。いろいろとマナー教室によって食べ方に多少の違いはあるものの、以下のイラストのように、大抵このような手順で食べ進めると良いとされている。まあ詳しいことは、ここにあるイラストに書いてあるので割愛するが、簡単にいうと、立てたまま食べるから見た目が汚くなるのだ。倒せば良いんです。要はそういうことだ。ミルフィーユ的な食べずらいケーキを美しく優雅に食べることを目指す。そんな私の激闘編。ここでは、その戦いの全記録をお届けする。(一部お見苦しい点があること、お許しください)では実際に、優雅に食べてみようもう一度言おう。立てたまま食べるから見た目が汚くなるのだ。倒せば良いんです。倒せば食べやすい。要はそういうことだ。早速、フルーツをよける(イラスト3番目手順参照)というところから間違える私は。そして美しい苺の断面につい惹かれて、クリームから発掘してしまう。心の中で泣きべそをかきながら格闘すること数分。そして、計画は失敗した。ミルフィーユ、優雅に食べられず(つД`)「諦めたらそこで試合終了だよ」って安西先生も言っているけれど、もうどうにもこうにも修正できず、フリースタイルで食べきった次第でございます。セレブへの道は遠い……。この度の、“場違いな私の挑戦”シリーズ。様々な想いと葛藤はございましたが、何はさておき、高級ホテルのカフェスイーツはお高いけれど、それはそれはお値段以上に美味しく、そしてミルフィーユには気をつけろっていうお話でした。あれっ。゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚ホテルニューオータニ幕張住所:〒261-0021千葉市美浜区ひび野2-120-3TEL:043-297-7777(代表)ベイコートカフェ所在地:ニューオータニ幕張24F営業時間:11:30~23:00(ロビー階にあるオールデイダイニングSATSUKIでも注文可能)゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚Illustration:青木正広(青木デザイン事務所)Text:平井綾ayataso(LIMIA編集部)“場違いな私の挑戦”前編☆食べる価値有り!ニューオータニのスイーツが激しく美味しくて悶えた件。舌鼓連打、の巻。✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎筆者profile名前:ayataso(あやタソ)東京在住・LIMIA公式ライター。小4の娘の方がしっかりしている1978年7月29日生まれで、まだ伸びると思っている身長147センチ(自称151センチ)。映像制作からスタートした職歴でしたがいつの間にかライター業に落ち着いたのは、書く事が楽しいから。ドライブと街散策でいろいろなものを見て回ったり、新しモノ好きなので新商品チェックは欠かさない。お気に入りの情報やニュースを発信する事が好きなのでInstagram、Facebook、Blogは大切なライフパートナー。毎日、じゃ◯りこと言う某お菓子を食べないと機能停止する持病を抱えている。
2017年01月23日ホテルのスイーツってセレブの味。お高いし、どれだけ美味しいの?……って疑問に思いませんこと?そんなお値段を出すのなら、吉○家で牛丼何杯も買えちゃうじゃないか。その方がお腹いっぱいになるよ……。と平民のワタクシがそんな考えを抱きつつ、高級ホテルスイーツを体験しに行ってみました。ターゲットは“ニューオータニ”!!さあ、伝統あるラグジュアリーホテルのカフェに潜入だ!!余裕で諭吉が飛んでいくホテルのカフェやレストランって私にとっては異世界。だからこそ知りたい「美味しさのレベル」はじめに伝えておきたいのは、(高級な)ホテルの飲食店に対して文句を言っているわけではないのです。ただ、それなりにお値段が行ってしまうお店に行く時って、それなりの覚悟が必要じゃあないですか。奮発したのにたいして感動が無いな……とかそんな事態になったら、悲しすぎるじゃあないですか。どれだけ美味しいのか、お値段相当の価値は有るのか。はたまた、ニトリのようにお値段以上なのか。それが一番大事。そこが今回の調査ポイントになります。ましてや、私のようにラグジュアリーな空間が場違いである人間が、受け入れてもらえるのか?その点も多大なる不安要素となるわけです。潜入調査をするには、まずどこのホテルに行くのか決めなければ……。そんな中、老舗のホテル『ニューオータニ』で“博多あまおうを使ったストロベリーメニュー”のフェアが開催中という情報をゲット。な、なんて魅力的なお祭りなんだ……。そんなわけで、潜入先のホテルはニューオータニに即決。紀尾井町、幕張、大阪の三箇所ある直営ホテルの中から、幕張の24階にある『ベイコートカフェ』へ。正装もせず、普段の感じで潜入してみました。24階(最上階)に降り立つと、そこはセレブの世界でしたワタクシ、緊張しながらニューオータニ内に足を踏み込みます。フロント階がある1階では、宿泊客でもない私にジェントルな笑顔を向けてくれるホテルマン。真冬なのに短パン、髪の色が(他の人よりちょっと)明るめな私、ayataso。なんでしょう、もの凄く不安です。このまま進んで大丈夫なのかと、ものすごく心配です。そして、今回目指すカフェがある最上階に着くと、「チン♬」と軽快な音と共にエレベーターの扉が開く。絨毯敷きのフロアに足を踏み出すと、更に不安感が増幅。ヘタれayatasoである。ちょこっとづつ……、ちょこっとづつ……蟻のような歩幅で前に進む私。それはもちろん、何かあれば即座に逃げられる態勢に入れるようにするためである。ヘタれayatasoである。最上階にあるカフェともなると、日中は太陽の光が差し込む空間なのであろう。光がさす方向へ、もう一歩、もう一歩。と、その瞬間。「こちらへどうぞ」突然、孤独な葛藤の空気は、その一言で打ち消される。声の方に視線を向けると、カフェの入り口に門番の如くホテルの人が立ち、こちらに微笑みかけていた。逃げる暇もなく、私、ご来店である。コーヒーからしてお洒落。私、大丈夫だろうか店内に通されると、目の前に広がる東京湾。ソファーはふわふわ。広い座席に通されても、どこか小さく座ってしまう私は完全にこの雰囲気にのまれている人状態。まずは飲み物をオーダーしてみる。メニューを見ると、カフェラテの文字が見つからない。どうやら、カフェラテは無いようだ。「こちらはカフェラテの用意は無いの?」なんてデヴィ夫人調には言えない性格なのでブラックが飲め無い私はコーヒーフロートを注文。しばらくして運ばれてきたコーヒーフロートですが、丁重に準備されすぎてちょっと震えました。なんかもう、「こんな自分にすいません」である。せっかくいちごフェア中なのだから苺のスイーツをオーダーしよう飲み物で退散してしまっては、潜入調査が失敗に終わってしまう。セレブな空間に負けそうになるハートを奮い立たせ、再度メニューを手に取ってみた。事前に調査済みの通り、ストロベリーフェアが開催中。メニューにも、季節のおすすめメニューとして別冊が添えられていた。見ると、いちごを使用したパンケーキとケーキがラインナップ。しかも、単なるいちごでは無い、“博多あまおう”を使ったストロベリーメニューなのだという。正直、その“博多あまおう”がどれだけすごいのかはわから無い。だがしかし、「王」と名前につくぐらいだ、相当すごいのだろう。後日、Google先生に聞いてみたら日経MJいちごブランド評価、2年連続一位という実力の持ち主だということがわかった。MJって、マツジュンかっと心の中でツッコミを入れながらも、種類が数多くある中で連続一位は素晴らしい。では、その“博多あまおう”を惜しげも無く使った『ニューオータニ特製キャラメルあまおうパンケーキ』をいただいてみることにしよう。なんということでしょう。パンケーキの美しさにも驚きだが、パンケーキといえばシロップ。そのシロップが3種類もテーブルに並べられたのである。執事のようなビシッとしたスタイルの店員さんがいろいろ説明をしながら、テーブルに並べられたパンケーキ。あまりに豪華で迫力ありすぎるビジュアルのパンケーキについ夢中になりすぎてしまった私は、いざ実食!となった瞬間に、ハッと我に帰る。この3つ並んだシロップ……。どこがどう違うのですか(涙目)?このような提供のされ方は初めてな私、まさに未知との遭遇。戸惑っていたら、その(挙動不審な)様子に気づいた執事が……否、店員さんが「もう一度説明いたしましょうか?」と声をかけに来てくれました。すみません、お願いします。実はちょっと泣いてました。フォークとナイフを手に、お上品に一口サイズにカットしてみる。その、分厚いのにふわふわで雲のような感触は私が知っているパンケーキとはまったく違う存在でした。ナイフを生地に下ろたびに、シュワッと小さな音をたてる。まるでスフレのようにエアリーで、キメの細かい泡の集合体のようで、おのずと、ナイフとフォークの取り扱いも優しくなる。まさに、パンケーキ界の女王現る。そんな勢いだ。心して、いただかなければ。ちなみに公式サイトの説明では、この“ニューオータニ特製キャラメルあまおうパンケーキ”、イタリア産リコッタ、米粉、アーモンドミルク、玄米卵を材料に作られた生地をスフレのようにふわっと繊細に焼き上げたものなのだそう。3種類のメープルシロップは「エキストラライト」「ライト」「ミディアム」。あなたのお好みは?パンケーキをより一層美味しくいただくためのアイテム、メープルシロップが3種類もボトルごと並べられ、自分好みにかけ放題というのが素晴らしい。シロップは、軽い甘さの「エキストラライト」、親しみやすいちょうど良い甘さの「ライト」、しっかりとした甘さを感じる「ミディアム」。3種類とも、嫌なベタつきの無いさらさらとした透明度の高いシロップで、たとえかけすぎても甘ったるくなりすぎず、美味しく食べられる。たとえかけすぎても……とか言いましたが、ごめんなさい見栄はりました。あえて、たっぷりとかけさせていただきました。ふわっふわの生地は、シロップの吸収率がものすごい。あっという間にその身にシロップを取り込み、お皿の上の大洪水状態とも言えるシロップは何処へやら。それを見てまるで高野豆腐のようだ!と思ってしまったボキャブラリーが足りない私は、滝に打たれて修行しようと思います。「ふわふわ感」ばかりをフィーチャーしていた私ですが、このパンケーキ、それだけじゃないのです。表面が、お砂糖でキャラメリゼされていて、カリッカリ。なので、“カリッ&ふわっ”、そしてシロップの“ジュワッ”……と、美味しい食感と舌触りが三つ巴になって口の中を一気に攻めてくる。まずはビジュアルで「パンケーキ界の女王」と表現しましたが、味わってみて再確認できました。パンケーキ界の女王に間違いない、と。この“ニューオータニ特製キャラメルあまおうパンケーキ”、ニューオータニ幕張のベイコートカフェでいただいた場合のお値段は2,800円。もちろん決してお安いとは言え無いし、むしろお高いが、お値段相当……いいえ、それ以上です。ホテルのスイーツは場所が場所だけに、ただ高いだけ。と疑ってごめんなさい。感服の味でした。そしてこの潜入調査レポ、パンケーキだけでは終わりません。だって、ニューオータニのストロベリーフェアには、ケーキのラインナップもあるんですよ。これだけパンケーキがスペシャルだったのですから、気になりませんか?ケーキの方も。でも「それはまた、別の話」第2弾へと、続きます。゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚ホテルニューオータニ幕張住所:〒261-0021千葉市美浜区ひび野2-120-3TEL:043-297-7777(代表)ベイコートカフェ所在地:ニューオータニ幕張24F営業時間:11:30~23:00あまおうのパンケーキの提供時間:11:00~17:00(ロビー階にあるオールデイダイニングSATSUKIでも注文可能)゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚Illustration:青木正広Text:平井綾ayataso(LIMIA編集部)✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎筆者profile名前:ayataso(あやタソ)東京在住・LIMIA公式ライター。小4の娘の方がしっかりしている1978年7月29日生まれで、まだ伸びると思っている身長147センチ(自称151センチ)。映像制作からスタートした職歴でしたがいつの間にかライター業に落ち着いたのは、書く事が楽しいから。ドライブと街散策でいろいろなものを見て回ったり、新しモノ好きなので新商品チェックは欠かさない。お気に入りの情報やニュースを発信する事が好きなのでInstagram、Facebook、Blogは大切なライフパートナー。毎日、じゃ◯りこと言う某お菓子を食べないと機能停止する持病を抱えている。
2017年01月18日