米アカデミー賞11部門の史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が手掛ける『ホビット』シリーズが、今年12月13日公開の『ホビット 決戦のゆくえ』で感動のラストを迎える。大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前を描いた物語であり、本作をもって13年の歴史に幕を閉じる。完結編の公開を前に、映画の舞台"中つ国"のロケ地・ニュージーランドを訪問。第5回は、映画の街・ウェリントンで会えるキャラクターたちのオブジェを紹介する。『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズをはじめ、『キングコング』『ナルニア国物語』などを手掛けた制作会社「WETAワークショップ」がある、ニュージーランドの首都・ウェリントン。WETAワークショップ制作によるオブジェが空港や街に飾られるなど、ウェリントンは映画の街となっている。映画の世界は、空の玄関口であるウェリントン国際空港から始まる。空港の建物の外側には「Middle of Middle Earth」の文字が描かれ、飛行機から降り立った瞬間に、中つ国の世界に入り込んだ気分になれる。そして、空港内には、魚を捕まえようとしているゴラムと、ワシに乗ったガンダルフの巨大オブジェが存在感を放っている。また、ウェリントン市内には、映画関係者が共同で経営する映画館「ロキシーシネマ」があり、ここでも『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズの世界に浸れる。『ホビット』関連のイベントが行われたこともある同映画館では、店の前にガンダルフが立ち、1階のレストランには、魚を手にギョロッとした目で見つめるゴラムに会える。さらに、映画館がある2階にも、キャラクターのオブジェが飾られている。『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)シリーズ完結編『ホビット 決戦のゆくえ』では、恐ろしい竜"スマウグ"から奪われた王国を取り戻すために、ホビット族のビルボがドワーフ族たちと共に繰り広げてきた冒険が、いよいよ感動のラストを迎える。サウロン率いる闇の軍勢、仲間同士の対立など、最大の危機を迎える中、ビルボは自分を犠牲にし、仲間の命を守るために究極の決断をする。世界を二分する決戦のゆくえは果たして。(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年11月20日米アカデミー賞11部門の史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が手掛ける『ホビット』シリーズ完結編、『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)の劇場用本ポスターが18日、公開され、日本語吹き替え版に豪華声優陣が集結することも明らかになった。日本語吹き替え版声優について、配給元ワーナー・ブラザース映画の制作部スタッフは、「主役級・超ベテランの声優陣を惜しげもなく起用した超豪華な吹替版です! この先も、こんな豪華な吹替版は二度と作れないだろうというぐらいの豪華なメンツ」と力強くコメント。『ロード・オブ・ザ・リング』から続く13年の歴史に幕を下ろすため、豪華なベテラン声優陣が集結する。主人公のホビット族ビルボ役には、トム・クルーズ、ブラッド・ピットなど、トップスターを演じ続ける森川智之、灰色の魔法使いガンダルフ役には、シルベスター・スタローン役で知られる羽佐間道夫。エルフの王子レゴラス役には平川大輔、美しいエルフのガラドリエル役には塩田朋子、裂け谷の領主エルロンドには菅生隆之ら、『ロード・オブ・ザ・リング』からの声優陣も勢ぞろいする。『トランスフォーマー』のオプティマス・プライム役の玄田哲章や、ジョニー・デップや『ONE PIECE』のサンジ役でおなじみの平田広明らも参加する。同時に公開された劇場用本ポスターは、「かけがえのない、仲間たちがいた」というキャッチコピーと、最後のバトルに挑む主人公ビルボ・バギンズら主要キャラクターを配したデザイン。11月22日より全国の主要劇場にて掲示される予定だ。『ホビット』シリーズは、ホビット族のビルボ・バギンズが、魔法使いと13人のドワーフと共に、恐ろしい竜"スマウグ"から奪われた王国を取り戻す危険な旅を繰り広げる物語。完結編では、強大な悪、冥王サウロン率いる闇の軍勢や、仲間同士の対立など困難が待ち受けており、ビルボは自分を犠牲にし、仲間の命を守るために究極の決断をする。(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年11月18日シリーズ総製作費800億円といわれ、『ロード・オブ・ザ・リング』から連なるファンタジー大作の最終章『ホビット 決戦のゆくえ』。このほど本作の劇場用本ポスターが解禁され、さらに、羽佐間道夫、玄田哲章、大木民夫ら、伝説の最後を飾るにふさわしい日本語吹き替え版を担当する超ベテラン声優陣の参加が発表された。ホビット族のビルボ・バキンズ(マーティン・フリーマン)は臆病で平凡ながらも、魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)や13人のドワーフとともに、竜に奪われたドワーフの王国を取り戻す旅に出た。炎を吹く竜の攻撃、仲間たちの衝突という試練の先に現れる巨大な敵・冥王サウロン。試される仲間の絆、そして待ち受けていたものとは…。米アカデミー賞史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が、13年にわたり世に送り出してきた本シリーズ。終止符を打つ本作では、シリーズの主要キャラクターはもちろん、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズからのキャストも登場し、圧倒的なスケールでのバトルが繰り広げられる。その最終章を飾る本作の日本語吹き替え版には、集大成に相応しい日本が誇る声優陣が集結。配給元のワーナー・ブラザーズ映画の制作部スタッフも、「主役級・超ベテランの声優陣を惜しげもなく起用した超豪華な吹替版です!この先も、こんな豪華な吹替版は二度と作れないだろうというぐらいの豪華なメンツ。感動のラストを飾るため、そして壮大な歴史に幕を下ろすため、語り継がれる『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の吹替版に、決して見劣りしないよう素晴らしい声優キャストの皆様にご参加いただきました。ぜひご期待ください!」とコメントする。主人公・ビルボ役には、トム・クルーズ、ブラット・ピット、レオナルド・ディカプリオらトップスターの声を演じる森川智之。魔法使いガンダルフ役には、シルベスター・スタローンを演じ続ける大御所・羽佐間道夫。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズからの出演するのは、エルフの王子・レゴラス役の平川大輔、美しいエルフのガラドリエル役には塩田朋子、そして裂け谷の領主・エルロンド役の菅井隆之。さらに、アーノルド・シュワルツェネッガーや『トランスフォーマー』のオプティマス・プライムを演じる大御所・玄田哲章に、ジョニー・デップや「ONE PIECE」のサンジ役を務める平田広明なども参戦する。また、白の魔法使い・サルマン役の声は、昨年9月に亡くなられた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと1作目『思いがけない冒険』の家弓家正から引き継いで、大木民夫が演じている。2人は、映画『X-MAN』シリーズでは家弓さんがマグニートー、大木さんがプロフェッサーXを務めてきており、ライバルにして名コンビの“奇跡のタッグ”が本作で実現した格好となる。仲間たちが勢揃いしたポスターの下には、壮絶な、そして物語の終わりを告げるような切ない戦いの場面が描かれ、「かけがえのない、仲間たちがいた――。」というキャッチコピーも、壮大なラストを予感させる。まさに、これ以上ないほどの“レジェンド級”の声優たちが集う日本語吹替版。シリーズ最終章で物語はどんな最後を迎えるのか?『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開(一部劇場にてHFR3Dも公開)。(text:cinemacafe.net)
2014年11月18日米アカデミー賞11部門の史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が手掛ける『ホビット』シリーズが、今年12月13日公開の『ホビット 決戦のゆくえ』で感動のラストを迎える。大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前を描いた物語であり、本作をもって13年の歴史に幕を閉じる。完結編の公開を前に、映画の舞台"中つ国"のロケ地・ニュージーランドを訪問。第4回は、同シリーズでVFX(ビジュアル・エフェクト)スーパーバイザーを務める「WETAデジタル」のマット・エイトキン氏に、どのように映像が作られているのか、また、『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』での技術の違いなどをインタビューした。ニュージーランドの首都・ウェリントンにある「WETAワークショップ」と「WETAデジタル」は、ピーター・ジャクソン監督らによって設立された制作会社。これまで『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ホビット』シリーズのほか、『キング・コング』『アバター』『ナルニア国物語』などを手がけてきた。マット・エイトキン氏は、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと『ホビット』シリーズの全作品に、VFXスーパーバイザーとして関わっている。WETA内にあるピーター・ジャクソン監督のプライベートシネマで、同シリーズの映像がどのように作られてきたのか説明してくれたエイトキン氏。2001~2003年にかけて公開された『ロード・オブ・リング』シリーズと、2012年、2013年、そして今年12月に最終章が公開される『ホビット』シリーズでは、かなりの技術の進歩があることがわかった。『ロード・オブ・ザ・リング』では、ミニチュアとCGを組み合わせて映像を作ったが、『ホビット』ではミニチュアは使用せず、すべてCGで制作。CGのみで作った映像は、すぐに形や色を変えることができ、監督の希望に簡単に対応することができる。また、CGでは難しかった川、滝の水の流れも、『ホビット』では表現できるようになったという。演者の動きを取り入れるモーションキャプチャという技術も、『ホビット』で各段にレベルアップ。アンディ・サーキスが演じるゴラムはこの技術で作られているが、『ロード・オブ・ザ・リング』では、顔はモーションキャプチャできず、体の動きだけを取り入れ、顔は、パソコン上で手作業で行うキーフレーム・アニメーションという技術で作ったという。一方、『ホビット』では、顔もモーションキャプチャできるようになり、より表情豊かなゴラムへと進化した。また、『ロード・オブ・ザ・リング』の時は、モーションキャプチャの撮影にはまぶしいライトが必要で、特定の場所でしか撮影できず、ほかの俳優と一緒に演技することはできなかった。ところが、『ホビット』では、技術の進歩により一緒に撮影することが可能になり、演技にリアルさが加わった。なお、顔の細かい部分を調整するために、『ホビット』でもキーフレーム・アニメーションは使用。手を加えることで「より俳優の演技が生きる」とエイトキン氏は語る。『ロード・オブ・ザ・リング』のために作られた技術もある。闇の勢力のオークやウルク=ハイなど、大量に登場するキャラクターのために、同じキャラクターを大量生産させるソフトを作り上げた。大量生産といっても、一人一人違った動きをすることができ、完成した映像を見ても、一人一人作っているようにしか見えない。そして、すべて現地で撮影しているように見えるが、現地撮影ではなく、あとから背景を組み合わせているシーンが多いそう。また、レゴラスが川で樽に乗りながら弓を放つような実際に演技できない場面は、それ以外を撮影し、あとからCGでその部分を加えるという。レゴラスの場面では、CGで作ったレゴラスの下半身と、スタジオで撮影した上半身を組み合わせて完成させている。もちろん、CGと実写の境目は、完成した映像を見てもわからない。今年12月に公開を控える最終章『ホビット 決戦のゆくえ』についても語ってくれた。「火、戦闘シーンの映像はさらに進化している。より複雑な映像になり、スケールも大きくなって、見ている人がその中に入っているような感覚になれる」と言い、「ライティングの技術もまったく新しくなり、よりリアルな光を表現することができるようになった」と明かす。「映画は、現実以上のものが必要になる。写真をデジタルに変更することで、想像の世界を表現することができる」と、CGの持つ力を語るエイトキン氏。「100%CGといっても、ニュージーランドの環境がなければ生まれない。景色があって、それを生かすためにCGがある」。『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』のファンタジーの世界は、ニュージーランドの雄大な景色と、WETAが誇るCGの技術が合わさって生まれた世界なのだ。『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)シリーズ完結編『ホビット 決戦のゆくえ』では、恐ろしい竜"スマウグ"から奪われた王国を取り戻すために、ホビット族のビルボがドワーフ族たちと共に繰り広げてきた冒険が、いよいよ感動のラストを迎える。サウロン率いる闇の軍勢、仲間同士の対立など、最大の危機を迎える中、ビルボは自分を犠牲にし、仲間の命を守るために究極の決断をする。世界を二分する決戦のゆくえは果たして。(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年11月17日米アカデミー賞11部門の史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が手掛ける『ホビット』シリーズが、今年12月13日公開の『ホビット 決戦のゆくえ』で感動のラストを迎える。大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前を描いた物語であり、本作をもって13年の歴史に幕を閉じる。完結編の公開を前に、映画の舞台である架空の世界"中つ国"のロケ地・ニュージーランドを訪れ、壮大なファンタジーの世界を体験。第2回は、映画セットがそのまま残るホビット庄「HOBBITON」の壮大な50年計画を探る。1998年に、ヘリコプターでニュージーランドを飛び回り、『ロード・オブ・ザ・リング』のロケ地を探していたピーター・ジャクソン監督によって見つけられたアレキサンダー家の農場。そこにホビットの家や庭、橋などを建設し、ホビット庄が誕生した。撮影後、一部残ったセットを生かして、アレキサンダー家がロケ地ツアーをスタート。そして、『ホビット』制作のためにセットが再建され、その時は、セットをそのまま残すことになり、撮影後も残っているものでは世界一大きい映画セットとして、ロケ地ツアーが楽しめるようになった。このホビット庄は、映画の撮影時の状態をそのまま残しているだけでなく、映画の世界観をより伝えるために、さらに手を加えている。それらはすべて、ピーター・ジャクソン監督の了承を得て進められ、実際の作業は、映画でも美術を担当したデザイナーが手掛けている。例えば、魚売りのホビットの家では魚が干され、ハチミツ売りのホビットの家にはハチミツが置かれ、アーティストのホビットの家には絵の具が置かれるなど、こだわりの装飾が至る所に見られるが、現在はまだ計画の途中だという。セールスマネージャーのヘンリー・ホーン氏によると「ホビット庄は50年計画」。最初の5年間を重要視しているそうで、「今は何もないホビット穴の中を装飾し、敷地内に宿泊施設を建てることも考えている。ここでファーム体験して、近くの家でホームステイするということは今もやっているが、宿泊施設としてホビット村の中に建てたい。この2つはすぐに実現する」と直近の計画を明かしてくれた。「まだ秘密のプロジェクトが多く、それ以上は言えない」というが、壮大なプロジェクトを考えているようだ。なお、2009年には2万5,000人だった観光客は、今では年間33万人とものすごい勢いで増えている。また、ある年に行った調査では、86カ国とさまざまな国からファンが訪れていることがわかった。その中で日本人は約7%。中には、日本人の女性で8回もリピートしている熱狂的なファンがいたという。「まだまだ50年計画は始まったばかり。進化を続け、より多くの人が訪れてくれるようになったら」と熱く語るヘンリー・ホーン氏。ホビット庄がどのように進化していくのか、期待が膨らむ。『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)シリーズ完結編『ホビット 決戦のゆくえ』では、恐ろしい竜"スマウグ"から奪われた王国を取り戻すために、ホビット族のビルボがドワーフ族たちと共に繰り広げてきた冒険が、いよいよ感動のラストを迎える。サウロン率いる闇の軍勢、仲間同士の対立など、最大の危機を迎える中、ビルボは自分を犠牲にし、仲間の命を守るために究極の決断をする。世界を二分する決戦のゆくえは果たして。(C)“Hobbiton Movie Set Tours” for Hobbiton(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年11月12日『ロード・オブ・ザ・リング』から続く13年間に及ぶサーガの最終章となる、ピーター・ジャクソン監督作『ホビット 決戦のゆくえ』が、いよいよ12月13日(土)に公開となる。このたび、総製作費約800億円ともいわれる史上最高額を投じてきたシリーズの完結編となる本作の本予告編が完成。今週末11月15日(土)より、全国の劇場にて解禁されることになった。ホビット族のビルボ・バキンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)と13人のドワーフたちの仲間とともに、危険な冒険の旅に出た。レゴラス(オーランド・ブルーム)らエルフたちとも出会い、衝突を繰り返しながらも進む彼らの目的は、1頭で国を滅ぼす恐ろしい竜“スマウグ”から、奪われた王国を取り戻すこと。しかし、その先には、さらなる試練が待ち受けていた――。今回解禁となる、世界中が涙した『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を彷彿とさせる2分28秒もの映像には、ホビットとドワーフ、エルフ、そして人間たちの種族を超えたエモーショナルなドラマと、映画史に残る圧倒的スケールで繰り広げられるラストバトルが凝縮。トーリン(リチャード・アーミティッジ)やバルド(ルーク・エヴァンス)など『ホビット』シリーズのお馴染みのキャラクターはもちろん、オーリー演じるエルフの王子レゴラスを始め、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにも登場したケイト・ブランシェット演じる美しいエルフのガラドリエル、ヒューゴ・ウィーヴィング扮する裂け谷の領主エルロンド、そしてクリストファー・リーが扮する白の魔法使いサルマンの姿も見える。そして、仲間同士の対立が深まり、冥王サウロンが大軍を従えて甦ろうとする中、「始まるぞ…」というレゴラスの決戦の幕開けを知らせる言葉、さらに「共に戦うのだ。命尽きるまで」と呼びかける、イアン・マッケラン演じる灰色の魔法使いガンダルフの姿も捉え、興奮と感動のラストへ向けた期待を高めている。だが、映像の最後には、黄金に輝く“あの指輪”を手にするビルボが。彼の運命は?また、世界を二分する壮大な決戦のゆくえは…!?1995年から企画がスタートしたという本シリーズ。のべ20年間にも渡ってシリーズの世界を創り上げてきたジャクソン監督は、撮影が終わったときは「心を揺さぶられる瞬間だった」とふり返り、特に最も感慨深い瞬間として、マッケランのクランクアップをあげている。「イアン・マッケランとの別れが一番辛かった。彼の最後の日がね。彼とすべてのことを経験した後だからね。ガンダルフとして彼が演じた最後のショットでは、『これで本当に終わりだ』と感じた。『もうその格好をすることはない』とね。『あなたの出番は終わった』って言った。『僕らはまた会うことになるけど、ガンダルフはこれで終わりなんだ』と感じたんだ」と、渾身のシリーズへの深い思いを語る監督。いくつもの出会い、そして数え切れない危機を乗り越え、自分でも気づかない勇気を与えてくれた冒険の旅路。やがて、固い友情で結ばれていた旅の仲間たちとの、心引き裂かれる最後の別れ。長らく読み継がれてきた “物語”のピリオドの瞬間を、こちらから確かめてみて。『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開(一部劇場にてHFR3Dも公開)。(text:cinemacafe.net)
2014年11月12日アカデミー賞11部門の史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が贈る、アクション・アドベンチャー超大作『ホビット』シリーズが遂に完結。このたび、絆で結ばれた仲間たちの冒険物語にピリオドを打つシリーズ集大成『ホビット 決戦のゆくえ』の、主要キャラクターのビジュアルが一挙に発表された。本作の主人公、ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は平凡で臆病なホビット族。そんなホビットの思いがけなく始まった冒険の最終章は、彼と仲間の魔法使いと13人のドワーフとの冒険を描く。前作でドワーフの故郷や財宝奪還と引き換えに解き放ってしまった、国を滅ぼす力を持つ邪竜“スマウグ”。ビルボは、奪われた王国を取り戻すため、仲間との衝突を繰り返しながらも力を合わせる。しかし、一方では太古からの強大な悪・冥王サウロンが大軍を従えて蘇ろうとしており、彼らにさらなる試練が降り掛かろうとしていた。世界を二分するような壮大な決戦に打ち勝つため、ビルボは自らを犠牲にしてでも仲間を守るための決断をする…。解禁された最新ビジュアルは、マーティン演じるビルボ・バギンズを筆頭に、幅広い世代から注目を集めるオーランド・ブルームによるエルフの王子レゴラス、『ドラキュラZERO』が公開間近のルーク・エヴァンズによる谷の王バルドほか、サー・イアン・マッケラン演じる灰色の魔法使いガンダルフ、リチャード・アーミティッジのドワーフ指導者トーリン・オーケンシールド、エヴァンジェリン・リリーによるエルフ族のタウリエル、リー・ペイス扮する闇の森に住むエルフ王スランドゥイル、そして、オスカー女優ケイト・ブランシェット演じる美しいエルフのガラドリエルと、決戦に向かう8人のキャラクターの“決意の表情”がズラリと揃った。2001年公開の『ロード・オブ・ザ・リング』から始まったジャクソン監督によるこの旅路は、全てが規格外だ。世界興行収入はシリーズ累計約48億越え。先日も『ホビット』シリーズの製作費には約799億円という史上最高額の巨額が投じられたことが明らかになり、世界を震撼させたばかり。また、世界中がシリーズ完結編を待ちきれない様子で、本作予告編のYouTubeでの視聴回数はなんと約1,730万回!監督によれば、45分間連続の戦闘シーンもあるとのことで、すでに本編が公開される前から伝説を叩き出している。ジャクソン監督は、「正直言って、撮影が終わった時が一番心を揺さぶられる瞬間だったよ。この映画を完成させることは、ちょっと変わった感じで興奮させられるものがあった。なぜならそこには、少なくとも3本の映画に繋がる可能性があるからだ。僕自身は、本作にとても興奮しているし、とても満足している。この作品を世の中に出すことを誇りに感じている」とコメントし、実際に伝説が生まれる瞬間を確信している様子。この物語の完結が名残惜しくも、壮絶なラストを予感させる登場人物たちの表情には、本編への期待がいっそう高まる。『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開(一部劇場にてHFR3Dも公開)。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日ピーター・ジャクソン監督による『ホビット』シリーズ最終章『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)の主要キャラクター8人のビジュアルが30日、公開された。大ヒットシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』につながる『ホビット』シリーズは、60年前の"中つ国"という架空の世界を舞台とする物語。小さくて臆病なホビット族の主人公ビルボ・バギンズは、魔法使いと13人のドワーフ族とともに、危険な冒険の旅に出る。彼らの目的は、一頭で国を滅ぼす恐ろしい竜"スマウグ"から、奪われた王国を取り戻すこと。最終章では、サウロン率いる闇の軍勢、仲間同士の対立など困難が待ち受けている。そして、ビルボは自分を犠牲にし、仲間の命を守るために究極の決断をする。このたび公開されたのは、ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)、灰色の魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)、ドワーフの指導者トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)、谷の王バルド(ルーク・エヴァンズ)、エルフの王子レゴラス(オーランド・ブルーム)、エルフ族のタウリエル(エヴァンジェリン・リリー)、闇の森に住むエルフ王スランドゥイル(リー・ペイス)、美しいエルフのガラドリエル(ケイト・ブランシェット)の8人のビジュアル。世界を二分する決戦のゆくえを担う彼らが、決意の表情を見せている。2001年の『ロード・オブ・ザ・リング』から始まった同プロジェクトは、アカデミー賞史上最多11部門受賞、世界興行収入シリーズ累計約48億8757万ドル(4887億5700万円)突破などの記録を樹立。さらに、完結編を迎えるに当たって、『ホビット』のシリーズ製作費が史上最高の映画製作費となる約799億円を記録したことが、ニュージーランドで公開された財務諸表で明らかになった。また、YouTubeの発表(第3四半期での発表)によると、今最も見られている映画予告編は『ホビット 決戦のゆくえ』で、その視聴回数は約1,730万回と驚異的な数字を記録している。編集作業が最終段階を迎えるピーター・ジャクソン監督は、「撮影が終わった時が一番心を揺さぶられる瞬間だったよ。この映画を完成させることは、ちょっと変わった感じで興奮させられるものがあった。なぜならそこには、少なくとも3本の映画につながる可能性があるからだ」と語る。そして、「僕自身は、本作にとても興奮しているし、とても満足している。この作品を世の中に出すことに誇りに感じている」と、集大成となる最終章への思いを話している。(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年10月30日『ホビット』シリーズ最終章『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)とニュージーランド航空がコラボした機内安全ビデオ(日本語版)が24日、公開された。ニュージーランド航空の機内安全ビデオ最新作となる「壮大すぎる機内安全ビデオ」は、映画『ホビット 決戦のゆくえ』の公開にちなんだもので、『ホビット』全3作品に出演しているイライジャ・ウッド(フロド・バギンズ)、ディーン・オゴーマン(フィーリ)、シルベスター・マッコイ(ラダガスト)の3人が登場。『BOY(原題)』や『What We Do in the Shadows(原題)』などで知られるニュージーランドのタイカ・ワイティティ監督がメガホンをとった。また、映画『ホビット』シリーズのピーター・ジャクソン監督、特殊メイクを担当したWETAワークショップ共同創立者であるリチャード・テイラー氏がカメオ出演し、ワイティティ監督自身も"あの魔法使いの役"で出演する。ピーター・ジャクソン監督は「この贈り物は、出演者やロケ地と、ニュージーランド航空のユニークなパーソナリティとをうまく結び付けています。私自身、ワイティティ監督やチームのメンバーとともにビデオに出演できて楽しかったです」と語る。さらに、現役時代は千葉ロッテマリーンズなどで活躍し、現在はニュージーランド野球連盟ゼネラルマネジャー補佐兼ニュージーランド代表統括コーチを務め、2014年7月にはニュージーランド観光大使に就任した清水直行氏もカメオ出演。清水氏は「出演の機会をいただいたことを光栄に思います。とても楽しい経験ができました。人生初の役者体験、ほんの数秒ですが面白い演技ができたと思います」と自信を見せている。同ビデオは、6日間かけて、「ホビット庄」やセントラル・オタゴなど、『ホビット』のロケ地をはじめとするニュージーランド各地で撮影。衣装や150以上の特殊メイクを担当したWETAワークショップや、特殊視覚効果を手掛けるWETAデジタルなどのクリエイティブスタッフも制作に関わっている。10月24日より順次、ニュージーランド航空機内で上映する。(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年10月25日12月13日、ついに日本公開となる『ホビット 決戦のゆくえ』と、ニュージーランド航空とのコラボとなる機内ビデオの新バージョンが、世界で一斉解禁。「壮大すぎる機内安全ビデオ」と題された映像には、フロド・バギンズ役のイライジャ・ウッドらお馴染みの面々と共に、ニュージーランドにゆかりの日本人が出演していることが分かった。『ホビット 決戦のゆくえ』は、ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前日譚に当たる、“中つ国”を巡る冒険物語を描いた『ホビット』シリーズの最終章。解禁された「壮大すぎる機内安全ビデオ」は、このホビットたちをテーマに先に制作されたニュージーランド航空の機内安全ビデオ「思いがけないブリーフィング」の第2弾にあたるものだ。第1弾のビデオは、“中つ国”ファンのみならず多くの人々の関心を集め、1,200万以上のオンライン視聴を獲得、メディアやSNSでも大きく取り上げられた。撮影は、6日間をかけて「ホビット庄」やセントラル・オタゴなど、『ホビット』シリーズのロケ地をはじめ“中つ国=ニュージーランド”各地で行われ、衣装や150以上の特殊メイクを担当した「ウェタ・ワークショップ」や、世界的な特殊視覚効果の技術をもつ「ウェタ・デジタル」などのクリエイティブスタッフももちろん参加している。今回登場するのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ホビット』シリーズに出演するフロド・バギンズ役のイライジャ・ウッドと、『ホビット』シリーズで主人公・ビルボ・ビギンズと共に旅をするドワーフ、フィーリ役のディーン・オゴーマン、“茶色の魔法使い”ラダガスト役のシルベスター・マッコイの3人。また、映画本編にも必ず顔を見せるジャクソン監督や、「ウェタ・ワークショップ」共同創立者のリチャード・テイラー氏ほか、本ビデオの監督を務めたニュージーランド出身のタイカ・ワイティティ監督も“あの魔法使いの役”でカメオ出演を果たすなど、相変わらず遊び心は満載だ。しかも、日本人として初めて、元・プロ野球選手の清水直行氏も機内ビデオに登場。清水氏は現在、ニュージーランド野球連盟ゼネラルマネジャー補佐兼ニュージーランド代表統括コーチであり、2014年7月には「ニュージーランド観光大使」に就任したばかりということから、今回の参加が実現した。ジャクソン監督は、「ニュージーランド航空は、再び映画『ホビット』を記念したすばらしい機内安全ビデオを制作してくれました。この新しい贈り物は、映画の出演者やロケ地と、ニュージーランド航空のユニークなパーソナリティとを上手く結び付けています。私自身、ワイティティ監督やチームのメンバーとともにビデオに出演できて、非常に楽しかった」とコメントを寄せている。『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日ニュージランド政府観光局とニュージランド航空は10月22日、映画「ホビット 決戦のゆくえ」の日本公開(12月13日)に先立って開催された「ホビット・ファン・コンテスト」の最新情報を公開。中つ国への夢の旅をかけた同コンテストには世界約30カ国から14万人以上が応募し、世界中から最大で75人の勝者が、11月2日より夢の旅へ出発する。○ニュージーランド5日間の探検へコンテストではまず、ピーター・ジャクソン監督にポストカードを送り、自分こそ勝者にふさわしいとアピールすることが求められた。そして、ホビットに関するクイズに答え、ビデオ・メッセージでホビット・ファンとしての熱い思いを語るなど、ホビットにまつわる熱意を示す課題が設けられた。勝者は家族や友人など同伴者ひとりとともに、ニュージーランド航空の中つ国行きの飛行機に搭乗し、11月2日にオークランドに到着、5日間の探検に出発する。旅ではジャクソン監督に会うほか、「ロード・オブ・ザ・リング」と「ホビット」シリーズのロケ地として知られるニュージーランドの北島と南島の各所を巡る。オークランドからニュージーランドの古くからの景勝地ロトルアに向かい、そこでニュージーランドの先住民マオリの文化的パフォーマンスや伝統的なハンギ料理(地面に穴を掘り、そこに食材を入れ蒸し焼きにする料理)を体験。 そして、ワイカト地方のマタマタ近郊にあるホビット庄の撮影に使われたセットにて、ビルボ・バギンズの故郷である「ホビット庄」の美しい風景を満喫する。ホビット族のご馳走に舌鼓を打った後は、南島のクィーンズタウンへ。 クィーンズタウンはニュージーランドの「冒険の首都」とされ、「ホビット」シリーズの数々の戦闘シーンの舞台となっている。ファン一行はパラダイスで憧れのヒーロー達の跡を辿るほか、「王たちの柱」のロケ地を訪れる。旅の締めくくりは、ニュージーランドの首都であり、ジャクソン監督の故郷でもあるウエリントンにおける「ホビット 決戦のゆくえ」のプライベート試写会を実施。「ウエリウッド」として知られるこの街はジャクソン監督の映画製作の拠点であり、中つ国を訪れる映画ファンが必ずと言っていいほど立ち寄るスポットとなっているという。ワーナー・ブラザース映画ワールドワイド・マーケティング&インターナショナル・ディストリビューションのプレジデントのスー・クロール氏は、「世界中のホビット・ファンとこのような草の根レベルで関われることにとても感激しています。ピーター・ジャクソン監督とともに体験する中つ国への素晴らしい最後の旅に、情熱と冒険心あふれるファンたちを招待できることをうれしく思っています」とコメントしている。(C)ニュージーランド政府観光局
2014年10月23日全世界1億人の読者を持つといわれる、J.R.R.トールキンによる冒険物語「ホビットの冒険」を完全映画化したシリーズ最終章『ホビット 決戦のゆくえ』。このほど、13年間に渡って描かれてきた『ロード・オブ・ザ・リング』に繋がる完結編のストーリーに触れた最新ビジュアルとともに、第2弾ポスターが解禁となった。前作『ホビット 竜に奪われた王国』で、邪悪な竜“スマウグ”をはなれ山から世に解き放ってしまったビルボ・ギンズ(マーティン・フリーマン)たち。彼らの行く手に、さらなる強大な魔の手が迫る。復活を遂げた冥王サウロンが、オークの大軍勢を放ち、はなれ山に奇襲を仕掛けていたのだ。取り戻した財宝に執着し、友情と名誉を犠牲にしてようとするドワーフの長トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)。中つ国を二分する壮絶な戦いが迫る中、対立が深まるドワーフ、レゴラス(オーランド・ブルーム)たちエルフ、そして谷の王バルド(ルーク・エヴァンズ)ら人間たちは、結束するか、滅ぼされるか、究極の決断を迫られる。ビルボはその最終決戦の中で、仲間の命を守るために立ち上がるのだった…。『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー賞史上最多11部門受賞という偉業を成し遂げ、本シリーズも手掛けるピーター・ジャクソン監督は、完結編の編集作業が最終段階を迎え、「正直言って、撮影が終わったときが一番心を揺さぶられる瞬間だったよ」と高揚しながらふり返る。「この映画を完成させることには、ちょっと変わった感じで興奮させられるものがあった。なぜならそこには、少なくとも3本の映画に繋がる可能性があるからだ。僕自身は、本作にとても興奮しているし、とても満足している。この作品を世の中に出すことに誇りに感じている」とコメント。集大成ともいえるシリーズにピリオドを打つ監督は、作品に目下、全力で臨んでいるようだ。解禁となったポスターは、破壊の限りを尽くそうとする恐るべき邪竜“スマウグ”が谷間の町を覆うように迫り、それを阻止するべく対峙する谷の王バルドの後ろ姿を捉えた迫力満点のビジュアル。さらに、横長のビジュアルには、ビルボと旅の仲間たちに待ち受ける最後のアドベンチャーが描かれた、一大絵巻のようなタペストリー仕様となっている。試される旅の仲間たちとの友情と絆、そして訪れる永遠の別れ…。“中つ国”を描く13年に及ぶシリーズ最高のラストがますます楽しみになってきた。『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開(一部劇場にてHFR3Dも公開)。(text:cinemacafe.net)
2014年09月29日『ロード・オブ・ザ・リング』につながる『ホビット』シリーズ最終章、『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)のポスター第2弾と最新ビジュアルが29日、公開された。『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー賞史上最多11部門を受賞したピーター・ジャクソン監督による『ホビット』シリーズ。このたび公開された最終章のポスター第2弾では、一頭で一国を滅ぼすと伝えられる邪悪な竜"スマウグ"と、それを阻止するべく対峙する谷の王バルドの姿を捉えたビジュアルとなっている。そして、横長のビジュアルでは、ビルボと旅の仲間たちに待ち受ける最後の冒険が描かれている。前作で、ビルボらは、スマウグを世の中に解き放ってしまい、本作では、スマウグが湖の町の人々を襲う。一方、ドワーフの長トーリン・オーケンシールドは、取り戻した財宝に執着し、友情と名誉を犠牲にしようとする。さらに、復活を遂げた冥王サウロンが、オークの大軍勢を放ち、はなれ山に奇襲を仕掛ける。対立が深まるドワーフ、エルフ、人間たちは、団結するか滅ぼされるか。最終決戦の中で、ビルボは仲間の命を守るために立ち上がる。編集作業が最終段階を迎えるピーター・ジャクソン監督は、「正直言って、撮影が終わった時が一番心を揺さぶられる瞬間だったよ。この映画を完成させることには、ちょっと変わった感じで興奮させられるものがあった。なぜならそこには、少なくとも3本の映画に繋がる可能性があるからだ。僕自身は、本作にとても興奮しているし、とても満足している。この作品を世の中に出すことに誇りに感じている」と本作への思いを語っている。なお、主人公ビルボ・バギンズにはマーティン・フリーマン。ドワーフの指導者トーリン・オーケンシールドはリチャード・アーミティッジ、灰色の魔法使いガンダルフはイアン・マッケラン、エルフの王子レゴラスはオーランド・ブルームが演じる。また、エルフ族のタウリエルをエヴァンジェリン・リリー、エルフ王スランドゥイルをリー・ペイス、谷の王バルドをルーク・エヴァンズ、そして、スマウグの声はベネディクト・カンバーバッチが務める。(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年09月29日J.R.R.トールキンによる名作「ホビットの冒険」を、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が再び完全映画化するシリーズ第2章『ホビット 竜に奪われた王国』。このほど、本作のエンディング・テーマソングを担当した、どことなく“ホビット”を思わせる雰囲気漂う英国歌手エド・シーランのミュージック・ビデオ「I See Fire(アイ・シー・ファイア)」が公開となった。第1章では平和なホビット庄から魔法使い・ガンダルフ(イアン・マッケラン)に誘われて、思いがけない冒険へと旅立ったビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)。今回の第2章では、巨大な邪竜“スマウグ”(ベネディクト・カンバーバッチ)に奪われたドワーフの王国を取り戻すため、ビルボたち一行はさらなる壮大な冒険を繰り広げることとなる――。このたび公開されたミュージック・ビデオは、映画本編のシーン映像をフィーチャーし、壮大な世界観を表現したもの。まるで一大叙事詩のような楽曲と歌声で、本作への期待をいっそう高めるものに仕上がっている。映し出されたレコーディング風景には、監督のピーター・ジャクソンの姿も。「I See Fire」を歌うエド・シーランは、ホビット族の主人公・ビルボに似た雰囲気を持つ22歳の若手シンガー・ソングライター。卓越したメロディーメイクのセンスと、ずば抜けたグライム(ラップ)のスキルを携えた彼のメジャー・デビュー・アルバム「+(プラス)」は、新人アーティストでありながら初回出荷が10万枚を越え、発売前にもかかわらず「ゴールド・ディスク」を獲得、全英アルバム・チャートで堂々の初登場1位を飾った。2012年にはフジロック・フェスティバルで来日しており、先日発表された第56回グラミー賞では、見事「最優秀新人賞」のノミネートも果たし、プライベートではテイラー・スウィフトの恋のお相手としても一時期注目を集めるなど公私共に人気者だ。本作の劇場公開を前に2月26日(水)には、この「I See Fire」も含む、全15曲を収録したオリジナル・サウンドトラックも発売決定。『ホビット』3部作の音楽を担当するハワード・ショアは、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で米アカデミー賞を3度受賞した映画界の重鎮でもある。ピーター・ジャクソン監督は、ハワード・ショアについて「高揚し、豊かに鳴り響く彼の音楽は、単なる映像の伴奏以上の役割を果たしている。ほかに類を見ない、ユニークなサウンドだ」と敬意を込めて絶賛。さらに、「あと1年も経てば、『ホビット 思いがけない冒険』から始まり『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で幕を閉じる、総計20時間に及ぶ音楽物語のすべてを聴くことができるはずだ」と、全6部からなるトールキンの世界の映像化にはショアの音楽も重要な要素であったことをコメントを寄せている。すでに全世界で800億円以上の大ヒットとなっている本作。壮大なスケールと革新的な映像で描かれるアクション・アドベンチャーを、新旧の実力派が奏でる音楽からも注目してみて。『ホビット 竜に奪われた王国』は2月28日(金)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ホビット 竜に奪われた王国 2014年2月28日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYERPICTURES INC.
2014年02月05日アカデミー史上最多受賞を果たした巨匠ピーター・ジャクソン監督が放つ、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の前日譚を描く3部作『ホビット』シリーズ。その第2弾となる『ホビット スマウグの荒らし場』(原題)から、『ロード・オブ・ザ・リング』でお馴染みのキャラクター、オーランド・ブルーム演じるレゴラスのビジュアルがついに初公開となった。平和なホビット庄から魔法使い・ガンダルフに誘われて、ビルボ・バギンズが思いがけない冒険へと旅立つ第1弾『ホビット 思いがけない冒険』は、アトラクションのような爽快感あふれるダイナミックなアクションの連続、細部まで作り込まれた“中つ国”の世界観と最新のVFX、13人のドワーフたちの勇気と熱い友情のドラマが世界中の観客の胸を打ち、大ヒットを遂げた。第2部の本作では、恐るべき巨大な邪竜“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すため、“小さな巨人”ビルボとドワーフの一行は、さらなる冒険を繰り広げることに――。オーランドが演じるレゴラスといえば、『ロード・オブ・ザ・リング』で指輪を持つフロドを導いた、シリーズ屈指の人気キャラクター。12年前当時と変わらぬ美しい姿が印象的なレゴラスが、本作でビルボとどのような旅を繰り広げるのか、早くもファンだけでなく世界中から注目が集まっている。先日、ニュージーランドでの追加撮影のクランクアップを無事迎えたオーランドだが、ピーター・ジャクソン監督は彼に敬意を表し、トリビュート・ビデオ「Goodbye Orlando」を製作し、YouTubeにアップ。ノリノリで無邪気に喜ぶオーランドの姿が収められた動画は、すでに約800万回を越えて視聴されている。主人公ビルボのマーティン・フリーマン、灰色の魔法使い・ガンダルフのイアン・マッケランに加え、リー・ペイス演じる闇の森に住むエルフの王・スランドゥイル、エヴァンジェリン・リリー演じるエルフ族のタウリエル、ルーク・エヴァンズ演じる谷の王・バルドなど、新たなキャラクターも登場することが判明している本作。全世界待望のファンタジー・アドベンチャーに帰ってきたオーランドの勇姿は、まずはこちらの特報からチェックしてみて。『ホビット スマウグの荒らし場』(原題)は2014年3月、全国にて公開。『ホビット ゆきて帰りし物語』は2014年12月17日(現地時間)より全米公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット スマウグの荒らし場 2013年12月13日全国にて公開
2013年07月18日俳優になったきっかけは「読書」、性格はというと「僕はシャイだし、大勢の前で話すのが元々苦手なんだ…(苦笑)」と語る男が、世紀の冒険ファンタジーを描いた『ホビット 思いがけない冒険』では一転、屈強なオークやドラゴンと戦いを繰り広げる勇敢で猛々しい“戦士の王”を演じている。リチャード・アーミティッジ、全世界で大ヒットを記録している本作で一躍スターへの道を駆け上がっている真っ最中の彼に話を聞いた。J・R・R・トールキンの不朽の名作を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で、世界中で空前のファンタジー・ブームを巻き起こしたピーター・ジャクソン監督が、その60年前の中つ国を舞台に新たなる指輪物語を描いた新シリーズの第一弾『ホビット 思いがけない冒険』。本作でリチャードが演じたのは、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われた王国を取り戻すため立ち上がる12人の個性豊かなドワーフ戦士たちを率いる頼もしきリーダー、トーリン・オーケンシールド。しかし、前述の通り「読書」が趣味という彼は、この壮大なファンタジーの世界に入っていくことはそれほど難しくなかったと語る。「いまほど詳しくはなかったけど、でも(原作の)本は読んでいたよ。『ホビット』は子供の頃に読んでいたし、その歴史的な側面から得た知識は、魔法のようだと思っていたし、彼が作り上げたイマジネーションの世界には夢中になっていたんだよね。11歳のときに読んだんだけど、本当に感動して、秘密のドアがあったりとか、コードとか、カギとか、そういう物はどんな子供達も大好きだと思うからね。だけど、この映画にキャスティングされたから、もう一度細かいところまで調べてみたんだけど、彼がこの本を書くにあたってどんなところからインスピエーションを得たのかとか、北欧の影響を受けて付けた名前とか、そういうことを調べてすごく面白いと思ったんだよね。いまでも彼の伝記を読んだりして、彼がどんな人生を送ったのかとか、どうして彼がこういう本を彼の子供たちに書くことになったのかとか。そういうことを知ると、いまだに感動するよ」。役になりきるうえで、100人の俳優がいれば、100通りの方法がある。この読書好きのインドア男子は、どのように“戦士の王”トーリンに近づいていったのだろうか?「読書をたくさんしていたことで、想像力が常に刺激されていたんだと思うんだ。人によっては、俳優になるためには、人生で辛い経験しなくてはいけない、という人もいるけど、でも僕は必ずしもそうである必要はないと思っているんだ。僕の場合は、非常に豊かなイマジネーションを持っていたことが俳優になるきっかけだった。トーリンという名前は、北欧の神話の中では“雷”を意味することを知ってびっくりしたりとかね。さらに、イギリスの民話においては、“刺のある茂みの隣に住んでいるような人”という意味でもあるんだ。だから、この男(トーリン)は心に雷を抱えているような人なんだ、と知るだけでも、たくさんのインスピレーションを得られるからね。とにかく、(原作者の)トールキンからすごくたくさんのインスピレーションを得たんだ」。徹底的に物語そして言葉の中に隠された意味を、研究学者のようなアプローチで紐解いていく。新たな知識を得て、どんどんとその力は増していく。役者リチャード・アーミティッジは戦士というよりも、どちらかと言えばガンダルフのような魔法使いのようだ。今回彼が演じたトーリンは、仲間たちを先導する、頼りがいのあるリーダーである。『スター・ウォーズ』でいうところのハン・ソロのような、主人公ではないが俗にいう“おいしい”役どころだ。彼自身、そんなおいしい役柄を存分に楽しんだと明かす。「彼は戦士だし、僕が役づくりのときに一番中心に考えたこともそれだった。戦士の王であるというところが一番面白いと思えたところなんだ。でも僕の役は、経験によって年を取っていくわけで、つまり、年を取っていればいるほど、戦場では優れた才能を持っているという風に描かれているんだ。ピーターは、僕をキャスティングしたことで、実際より若くしてしまった。年を取った戦士は、経験を重ねたことでより優れた戦士になっているから、エネルギーを使わずに効率的に戦うことができるんだよ。でも、僕はより若い男としてトーリンを演じなくてはいけなかったら、彼の戦い方はバズーカのような感じだっただろうなと思ったんだ。それで、実際に戦闘シーンを演じたときも、そういうことを自覚しながら演じられたから、とても楽しかったんだよね。僕が暴力的になれるから、という訳ではないよ(笑)」。さらに、トーリンへの役づくりの際には意外な人物を参考にしたとも。「実はピーター(・ジャクソン監督)自身を参考にしたんだ。彼は、権威のある存在でありながらも、絶対大きな声で怒鳴ったりしないし、それに、彼と仕事した人たちというのは、必ず再び彼と仕事したいと思うもので、つまり彼は、人が忠誠心を抱くタイプの人なんだよね。僕もそれを全部真似てやれと思ったわけではないんだけど、彼の仕事の仕方を見て、トーリンもああいう人物なはずだと思ったんだ。非常に静粛でありながらも、権威があるというね。そして、いざ戦地で戦うときが来て、『オレと一緒に戦ってくれ!』と言ったときに、みんなが付いて来てくれるような。毎日静かにしている人が、いざ大きな声を上げたら、みんな聞いてくれるというね」。最後に、こんな質問を投げかけてみた。『ロード・オブ・ザ・リング』に出演したイライジャ・ウッドやオーランド・ブルームらは、その後、話題作に引っ張りだこのスターとなったが、リチャードもそんなスターダムを駆け上がる心の準備はしているのだろうか?「うーん…僕はとにかく作品を観た人たちが映画を楽しんでくれたらいいな、とそれだけを願っているんだ。一度観て、気に入って、またほかの友達や家族を連れて観に来てくれたら嬉しいしね。僕はゲイリー・オールドマンが大好きなんだけど、彼がその役を演じているのを忘れてしまうくらい、その役になりきっているのを観るのが大好きなんだよね。僕も彼みたいな演技をすることを目指しているんだ」。© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月26日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』を手がけたピーター・ジャクソン監督と共同脚本のフィリッパ・ボウエンのインタビュー映像が届いた。特別映像本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。「すべての工程を3人で一緒に作っているんです。彼女たちも監督の隣にいて、一緒に演出をします。常に3人で行動していて、誰かひとり欠けてもダメなんです」。ジャクソン監督の前作『ラブリー・ボーン』のPRのために来日した女優シアーシャ・ローナンは繰り返し「“ピーター・ジャクソン”とは、ジャクソンと共同脚本のフラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエンの3人のことを指す」と説明した。確かに『ロード…』以降のすべてのジャクソン作品にはふたりの女性が参加している。さらに『ホビット』シリーズではギレルモ・デル・トロが脚本に加わり、4人が“旅の仲間”として共同で脚本執筆にあたったようだ。それだけではない。撮影のアンドリュー・レスニー、音楽のハワード・ショア、映像工房WETAのリチャード・テイラーらも『ロード…』に続いて『ホビット』に参加。インタビュー映像でジャクソン監督は「旧知の友が集まって和やかな現場だった」と振り返る。しかし、本作は『ロード…』を観ていなくても存分に楽しめる“新作”だ。ジャクソン監督は本シリーズを「これは別の物語なんだ。作品の雰囲気も全然違う」と強調する。ちなみに本作は世界各国で公開を開始し、多くの観客から高い評価を集めており、ジャクソン監督と仲間たちが描いた“新たな冒険”は、『ロード…』のファンだけでなく、本作から観賞した観客をも魅了しているようだ。『ホビット 思いがけない冒険』公開中
2012年12月21日日本でも今月14日(金)に公開されたばかりの『ホビット 思いがけない冒険』が、全米ボックス・オフィスの12月の金曜日公開作品として興行収入3,750万ドル(約31億円)という新記録を叩き出した。ワーナー・ブラザースによれば、同作はこの週末にかけて8,480万ドル(約71億2,000万円)もの興行収入を稼ぎ出し、12月の週末興行収入としても歴代第1位となる新記録を達成している。全米以外では12日(水)に公開された後の3日間で5,700万ドル(約48億円)の興収に達しており、現在は世界中で9,450万ドル(約79億円)にも上っている。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描いた同作には、同シリーズの監督ピーター・ジャクソンやイアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィング、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが続投しており、新3部作の第1作目となっている。イアン扮する灰色の魔法使い・ガンダルフに、ミドルアースへの旅の一員として選ばれ、13人のドワーフたち一行に加わることになった主人公ビルボ・バギンズをマーティン・フリーマンが演じている。マーティンは今回、同シリーズに参加したことについて「僕がフォーカスした主な事は、このシリーズで良い演技をするってことさ。だって僕はいままで300人くらいしか観ないようなマイナーな映画を作ってきたからね。誇りには思っているし、お金のためにやってたことじゃないんだ。でもこのシリーズでは、批判は僕が受けることになるわけさ。僕はこのシリーズが好きだし、膨大な数の世界中の観客のみんなも気に入ってくれるといいな」と語っている。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月18日フロドとゴラム。多くのファンにとっては彼らの復帰が何より嬉しい。たとえ今回、新たに製作された『ホビット』シリーズの主要キャラクターではなくても、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作公開から8年が過ぎようとフロドとゴラムなしでは“中つ国”の物語は始まらないのだ。イライジャ・ウッドは『ロード・オブ・ザ・リング』の物語から60年も前の出来事が中心に描かれるとあって「フロドはまだ生まれてもないわけだから、僕にとってはまさに“思いがけない”ことだし、贈り物のような機会をもらえたと思ってるよ」と笑顔で出演の喜びを語る。アンディ・サーキスも『ホビット』シリーズ製作の可能性がささやかれる中で「当然、そのときは原作にも出てくるゴラムは戻ってくると思ってたけど、実際に知らせをもらったときは興奮したよ」と明かす。この新たな冒険三部作を2人はどのような思いで見つめているのか?公開を前に話を聞いた。フロドや仲間たちが命を賭けた旅に出るきっかけであり、ゴラムの人生を永遠に変えることになったあの指輪はそもそもどのような経緯でフロドの養父・ビルボの手に渡ったのか?『ホビット』シリーズではその詳細が描かれ、若き日のビルボが仲間たちと共に冒険を繰り広げる。イライジャにとっては、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』で別れを告げたはずの中つ国。2年ほど前にこの新シリーズのオファーを受けたが、自身の出演に関して「素晴らしいアイディアだし、美しいことだなと感じた」と語る。「観客も含めてみんなが前三部作の記憶を持っている。それをうまく使いながら、老いたビルボが昔を思い出して語り出すことで物語の信憑性が増したと思う。みんなが慣れ親しんだフロドやビルボに再び出会い、その後で新しい冒険に飛び出していくというのは素晴らしい流れだなと思ったよ」。アンディが「原作者の(J・R・R・)トールキンは最初に『ホビットの冒険』を執筆した後に『ロード・オブ・ザ・リング』を書いたけど、彼はまた『ホビット』に戻って詳細を書き足したりしてるんだよね」と語ると、イライジャが「ホントに?ジョージ・ルーカス(の『スター・ウォーズ』)みたいだね!」と大興奮。さらにアンディが続ける。「僕にとっては初めてまともに読んだ本が『ホビット』だったんだ。子供心に一番興奮したのがビルボとゴラムの指輪をめぐるやりとりだったから、そのシーンを演じられるというのはすごく嬉しいことだったよ」。それにしても、『王の帰還』公開からイライジャにオファーが届くまで約7年もの月日が流れていたのだ。アカデミー賞では史上最多タイの11部門(※『王の帰還』)を制したこの世界的な三部作を終えた後で、彼はこのキャラクターとどのような距離を取り、フロドではない7年を過ごしてきたのだろうか?「そうだね、シリーズで4年も演じたフロドだったからもう皮膚の奥まで知り尽くしてる存在だったし、だからこそ僕にとって役者としての一つの章が終わったという感じで少し距離を置いてたところはあったかな。でも、全ての役に言えるけど自分で演じたキャラクターの“影”というのは自分の背後にゴーストのように残っているものなんだ。特にこの三部作もフロドというキャラクターも映画を超えたある種のポップカルチャーとなってある意味で、僕だけのものではないみんなのものになってしまってるんだ。毎日とは言わないけど、頻繁に思い出されることがあったよ。特に自分の役者人生においても最高に素晴らしい時期の経験だったし、それだけ特別な存在だからね。いい意味でフロドの“コダマ”が僕の中にいるような感じだったよ」。では、もう一度フロドになることは難しいことじゃなかった?「今回演じるのは『ロード・オブ・ザ・リング』の1作目よりも以前のほんの一部分ということで、いろんな重みをまだ抱えていないイノセントな時期のフロドだったから気持ちは楽だったよ。でも撮影の初日、あの衣裳を着て『もうバッチリだ』という気持ちになって鏡を見て『お、フロドがいるよ』なんて思ったんだけど(笑)、いざ撮影が始まったらナーバスになっちゃったんだ。あまりに慣れ親しみ過ぎていたから、スッと役に入れたのはよかったんだけど、やるとなったら『いい演技をしなくちゃ』って思い始めてしまったんだ。そこからフロドを再発見した感じかな?ちゃんと戻ってきてくれたよ」。アンディもフロドの言葉に頷きつつ「イライジャの言うとおり、これだけポップカルチャーの一部になったことで声をかけられたり、『ゴラムの声で何か言ってくれ』と頼まれることも多かったから常に思い出される微妙な距離感だったよ(笑)」とニヤリ。一方で新たな三部作でゴラムを演じて強く感じたのは、数年の間における撮影の技術的な部分での進化だったという。「12年前の撮影では1度演じたら今度はモーションキャプチャー用の演技をもう一度スタジオで撮り直す必要があったんだけど、いまの技術なら1度で全てが済むんだ。カメラを僕につけて顔の筋肉の動きを収めることもできるからビルボとの“対決”も1回きりだったんだ。それは演じながら面白さを感じたところだったね」。だが技術が進化しても変わらないのはピーター・ジャクソン監督の作品づくりの姿勢であるという。アンディは今回、役者としてのみならずスタッフとしても参加し、セカンドユニットのディレクターを任された。そこで改めてジャクソン監督から多くのことを学んだという。「僕にゴラムを演じてほしいというのは、彼が単にSFX(特殊効果)を使って『どうだ?この映像はすごいだろう!』というものを作りたいってわけじゃないことの証左と言えるだろうね。ストーリーテリングであれ、キャラクターであれ、常に真実を追求する監督なんだ。そこにはフロドが(ゴラムに対するときに)テニスボールを相手に演技しなくていいようにという思いもあるだろうし、どんな派手な演出をしようと感情移入や思い入れを持つことができなければ観客が付いて来ないってことも知ってるんだ」。イライジャもまた「語るべきことが多すぎて一つを選べないけど」と前置きし、ジャクソン監督の現場についてこう証言する。「現場にヒエラルキーがないんだ。助手や使い走りのスタッフだろうが、良いアイディアなら誰の言葉にも耳を貸すし賛同もする。関わっている者全員に『参加している』という感覚を深いレベルで味わわせてくれるんだ。それはこれだけの大作では珍しいことだと思う。そういう現場だからこそ、俳優として、共同で仕事をする仲間として『最高のものを提供しなくちゃ』という気持ちにさせられるんだ」。アンディは言う。「ストーリーテリングが人間にとって重要であるというのは不変だけど、いまの時代にその重要性や意味は増したと言えるかもしれない。政治や心情の変化、宗教観念も変化していく世の中で物語にモラルや指針を語ってほしいという欲求は高まっているのかもしれないね。だからこそ、いまの時代はファンタジーのルネサンス(再生・復興)の時期と言えるのかも」。『ホビット 思いがけない冒険』を皮切りに、『ホビット スマウグの荒らし場』が2013年、そして『ホビット ゆきて帰りし物語』が2014年に公開となる。この新たな三部作は世の中にどのように求められ、そして何をもたらすことになるのか?楽しみに待ちたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:ホビット ゆきて帰りし物語 2014年7月18日より全国にて公開ホビット スマウグの荒らし場 2013年12月13日全国にて公開ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月14日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』が明日14日(金)から公開される。前シリーズから約10年のブランクを経て届いた新作だが、すでに日本だけでなく世界中で前作を劇場で観ていない“新世代ファン”が登場している。予告編動画本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。数々の映画賞に輝き、映画史にその名を残る傑作シリーズとなった『ロード…』だが、最終章『王の帰還』が日本公開されたのは2004年。映画『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ヒットした年、と言えば「懐かしい」と思ってもらえるかもしれない。そんなシリーズの新たな物語を描く『ホビット…』だが、往年のファンだけでなく10~20代の若いファンが増加中だ。その証拠にWEBサービス“LINE”で本作の特製スタンプを展開したところ、開始から1週間で利用回数が2000万回を突破。若い年齢層の利用が圧倒的に多く、配給会社は“思いがけない”反応に驚いているという。中でもスタンプの利用総数の4分の1以上を劇中のキャラクター“ゴラム”がしめている。ゴラムは『ロード…』にも登場した人気キャラクターで、“指輪”の魔力に魅せられて身も心も毒されてしまった元ホビット族だ。数百年に渡って洞窟で孤独に生きてきたゴラムは痩せ細り、髪は抜け、目はくぼんだ恐ろしい形相で、ずる賢く、スキさえあれば相手を喰おうとし、正義感のかけらもなく、つねに何かに脅えている。しかし『ロード…』のファンはその強烈なビジュアルや、指輪に魅了されてすべてを失ってしまった彼の内面に魅了され、ゴラムはシリーズの“アイコン”と呼ぶべき存在に成長した。ちなみに現在、ゴラムを大々的にフィーチャーしたテレビCMも放映されており、こちらも好評を博しているという。前作からブランクのあるシリーズ映画は、観客層の世代の入れ替わりに対応できず興行的に苦戦を強いられることが多い。しかし、本シリーズは時を超えて読み継がれてきた人気文学を基にした作品だけあり、すでに幅広い層の観客が新作の公開を待ちわびているようだ。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年12月13日『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が、世界中で1億人が読んだと言われるJ.R.R.トールキンによる伝説の冒険小説を映画化した『ホビット 思いがけない冒険』がまもなく日本でも公開を迎える。先日“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打ち、キャスト陣と共に来日を果たしたピーター・ジャクソン監督だが、その来日イベント中に、国民的ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親として知られる堀井雄二氏と対談を行っていたことが明らかとなった。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描いた本作。ホビット族のビルボが魔法使いの誘いに乗ってドラゴン退治の旅の一行に加入し、様々な困難を乗り越えて成長していくさまを描く。“ドラクエ”の愛称で1986年の第1作発売以来26年もの間、不動の人気を誇り、シリーズ累計約4,000万本の国内出荷本数を記録する国民的RPGゲームの生みの親である掘井氏。片や、日本国内興行収入シリーズ累計272億円を突破した『ロード・オブ・ザ・リング』を手がけた名監督ピーター・ジャクソン。一流の作り手2人による今回の夢のような対談は、先日発売された最新作「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」が、壮大なストーリーや手に汗握る戦闘だけでなく、運命に翻弄される主人公、そしてその仲間たちとして登場するエルフ族やドワーフ族といった、『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』シリーズに通じる世界観を持つことから実現したもの。20代の頃にJ.R.R.トールキンの冒険小説に触れたという堀井氏は、今回一足先に本作を鑑賞したが、「素晴らしい映像でした。トールキンの世界観を、誰もが納得できる映像にしたな」と大満足の表情。さらに、主人公・ビルボに対しても「『ドラゴンクエスト』の中でも、ごく普通の少年が突然主人公に選ばれて冒険に出るという設定が結構多いんですよね。『ホビット』と、とても近いものがあると思います」と「ドラゴンクエスト」との共通点を解説する。ジャクソン監督も「私が好きなストーリーは“思いがけないヒーロー”がいるものなんです。正にビルボがそうなんですが、彼は好んで冒険するわけでもないし、戦士でもなければ剣も使えない。本当は家に居たいというキャラクターなのに旅に連れて行かれてしまいます。彼に共感しながら一緒に冒険ができる。私たち自身がビルボの気持ちになれると思います」と本作に込めた自信を伺わせていた。今回の対談企画の全文は、12月20日(木)発売のエンタメ誌「オトナファミ」で掲載される。『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月11日ピーター・ジャクソン監督が世界中を席巻した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続き、英文学者J・R・R・トールキンのベストセラーを映画化した『ホビット 思いがけない冒険』がついに完成。1日に“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打ち、都内で来日記者会見とジャパンプレミアが開催され、来日したジャクソン監督をはじめ、主人公ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマン、ドワーフのトーリン・オーケンシールドを演じるリチャード・アーミテージ、ゴラム役のアンディ・サーキス、フロド・バキンズに扮するイライジャ・ウッドが新たな“冒険”の幕開けをファンと祝した。その他の写真トールキンの『ホビットの冒険』を原作に、『ロード…』から60年前の“中つ国”を舞台にした壮大な冒険を描くファンタジー巨編。「再び冒険に出た理由? それは他の誰にも『ホビット』は渡したくなかったからさ(笑)。私が再び中つ国に戻る方法は、この映画を撮る以外ない。実際、今までで一番楽しい冒険だったよ」(ジャクソン監督)。ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと挑む旅路が、最新鋭の3D技術、HFR3D(ハイ・フレーム・レート3D)で撮影され、「映画鑑賞の手段が増えた現在、映画館で映画を観る理由を求めていた。観客の皆さんを映画館に呼び戻す機会になれば」と期待を寄せていた。大役に抜擢されたフリーマンは、「世界レベルの大がかりな作品なのに、まるで学生映画を撮っているような和気あいあいとした雰囲気。僕が迷ったときには、常に誰かが手を差し伸べてくれる親密な現場だった」。アーミテージはもともと『ロード・オブ・ザ・リング』のファンだったといい、「責任や期待の重さも感じたのは事実。それでも(ロケ地)ニュージーランドでの18か月は人生で最も思い出深い、貴重な時間だった」と振り返った。一方、『ロード…』3部作から続投したサーキスとウッドは、「ニュージーランドの旧友との再会ほどうれしいことはない。それに僕にとってゴラムは一生の友人だからね」(サーキス)、「フロドは原作には登場しないから、今回映画に出演できるのは文字通り“思いがけない”こと。フロドとして戻れたことが大きな贈り物になったよ」(ウッド)と感無量の面持ちだった。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット スマウグの荒らし場』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年12月03日あの『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の前日譚にあたる新シリーズ第1章『ホビット 思いがけない冒険』のピーター・ジャクソン監督、主演のマーティン・フリーマンにリチャード・アーミティッジ、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの主要キャストで本作にも出演しているイライジャ・ウッド、アンディ・サーキスが揃って来日。12月1日(土)に記者会見が行われた。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描いた本作。ホビット族のビルボが魔法使いの誘いに乗ってドラゴン退治の旅の一行に加入し、様々な困難を乗り越えて成長していく様を描く。前シリーズに続いて本シリーズを手がけたジャクソン監督は、再び“中つ国(=ミドルアース)”の物語を自ら手がけた理由について「正直に言うならほかの誰にもこのシリーズを撮られたくなかったから」と説明。自らの映画作りの根源にあるものは「(現実からの)逃避」であると明かし、「全く違う世界に連れて行ってくれる作品を作りたいし、みなさんにもそういう体験をしてほしい」とうなずいた。この新シリーズで主役を務めたマーティンは、ニュージーランドでの撮影を「ファミリーのようなとても親密な雰囲気で、世界でも一番大がかりと言っていい映画なのに学生たちが寄り集まって作っているような和気あいあいとしたムードでした」と笑顔でふり返る。マーティンが演じるホビットのビルボと、リチャード演じるドワーフたちのリーダーで戦士のトーリンが種族の垣根を越えて絆、友情を深めていく様が描かれるが、マーティはリチャードについて「物静かだけど強い決断力を持ち、他人の仕事に敬意を払い、芯がありつつも謙虚でシーンごとに常に何かをもたらしてくれる存在でした。一緒にジムでトレーニングしたときにはすごくハードで僕はスポーツドリンクで命を繋いでいたんだけど(笑)、彼は冷静に耐え続けてストイックな一面を見せてくれました。18か月間の撮影は疲れるしホームシックにもなるけど、その積み重ねこそがこの映画という結果になっている。彼はそんな中で毎日変わらず、まさにトーリンそのものであり続けていたね」と称賛を送った。そんなマーティンの言葉に少し照れくさそうな笑みを浮かべつつリチャードは「僕は撮影の前夜にアルコールを摂ると翌日のセットで役に立たなくなるから、撮影中は決して人付き合いが良いとは言えず申し訳ない気持ちです。マーティンは僕が見る限り素晴らしい俳優です。僕が撮影に入ったときはすでに彼はクランクインから2週間ほど経ってたんだけど、そのときに僕が見たのはジャズミュージシャンがリフを試すようにあらゆること試みる彼の姿でした。僕にとってベンチマークと言えるくらいの役者としてのさまに称賛を抱きました」とこちらもマーティンに最大級の賛辞を送った。そして、久々にフロドとして中つ国の物語に帰って来たイライジャは「今回の映画で繰り広げられる旅は僕らが『ロード・オブ・ザ・リング』でした旅の写し鏡のよう。情熱と愛情を持ったスタッフがまた集まったところを見られただけでも素晴らしいことでした。フロドとしてまたそこにいられたことは、僕にとっては贈り物のようなもの。ガンダルフ役のイアン・マッケランや(年取ったビルボ役の)やイアン・ホルムにまた会えたのも喜びでした。もちろん、新キャストのみんなに会えたこともね。彼らを通してまた冒険を感じました」と喜びを口にした。そして異形のキャラ“ゴラム”を再び演じたアンディは、あのゴラム口調で「オハヨウゴザイマイマス…」と日本語で挨拶し、会見場は爆笑の渦に包まれた。本作では俳優としてのみならず、セカンドユニットのディレクターというスタッフ部門の大役を兼任したが、「新しい冒険を楽しめたし、チャレンジングな日々でピーターからいろんなことを学べました」と充実した表情を見せた。『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月01日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』を手がけたピーター・ジャクソン監督らが明日、日本でイベントを行うが、ついに映画を完成させたジャクソン監督から日本のファンに向けたメッセージビデオが到着した。ピーター・ジャクソン監督 メッセージビデオ本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。このほど公開された映像は、ジャクソン監督が日本のファンに向けてメッセージを送っている短い映像と、本作の最新予告編を組み合わせたもので、12月14日(金)の日本公開に向けて期待が高まる内容に仕上がっている。現在では世界中の映画ファンがその完成を待ちわび、先ごろニュージーランドで行われたワールドプレミアには13万人ものファンを集めた『ホビット…』だが、前シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』完成前は多くのファンや関係者がその完成度にたいして半信半疑だった。というのも、トールキンの『指輪物語』は壮大なスケールと入り組んだ物語・設定・世界観から“映像化は不可能”と言われており、故郷ニュージーランドでコツコツと秀作をつくり続けていたジャクソン監督が映画化を手がけることについて不安を表明する声も多くあがっていた。しかし、完成した映画『ロード・オブ・ザ・リング』は、それまでの不安をすべて覆す“奇跡”を起こした。細部まで作りこまれた映像とダイナミックなアクション、そして何より観客の胸をうつドラマを見事に描き、第一部の『旅の仲間』の公開時から絶賛が殺到。三部作で29億1750万ドルもの世界興収を記録し、シリーズ累計で17のオスカーを獲得するなど、映画史にその名を刻む名作シリーズとなった。そのため『ホビット』シリーズでは逆に全世界の期待は相当に高いが、ジャクソン監督ら製作陣は前シリーズを超えるだけのクオリティが提示できると確信した段階で撮影に踏み切ったはずだ。再び、スクリーンで『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのような“大冒険”が始まるのは来月14日(金)。今回も三部作での公開が予定されている。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット スマウグの荒らし場』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー
2012年11月30日動物に対する正しいケアを怠ったため、『ホビット』の撮影現場で27匹の動物が死んだという報道に対し、ピーター・ジャクソン監督と映画のプロデューサーが否定の声明を発表した。一方で別の動物愛護団体は製作側のケアの怠りを非難する声明を出している。その他の情報『ホビット』の現場で動物が死んだと非難しているのは、動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)。動物が管理されていた場所に危ない要素が多数あったことが原因だったという。映画の現場における動物の扱いを監視するアメリカン・ヒューマン・アソシエーションは、この映画の撮影中に動物のケガはいっさいなかったとしているが、同団体は通常、動物が管理されている場所まではチェックしていない。この報道を受けて、アメリカン・ヒューマン・アソシエーションは「私たちには、撮影現場の外まで監視することはできません。現場の外での事故は、あまりに多すぎます。この状況を止めるべきです。製作中のどの段階にあっても、動物を守らなければいけません」と声明を発表した。一方でピーター・ジャクソンとプロデューサーは、動物のケアに怠りはなかったと主張。「我々は動物に対して最高の基準のケアをしています。事故があった場合は即座に検証し、正しい処置を取っています。27匹の動物が死んだという報道を、我々は断固として否定します。動物が出てくるショットの55%はCGで、アクションやストレスを与えるシーンに動物は使っていません」とコメントしているようだ。(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
2012年11月20日ファンタジー・アドベンチャーの金字塔『ロード・オブ・ザ・リング』3部作。その60年前の世界を舞台にした新たなる指輪物語『ホビット 思いがけない冒険』がこの冬、ついに日本公開となる。今年7月に226日間にも渡る撮影を終えたばかりの本作を引っ提げて、ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマンを始め、『ロード・オブ・ザ・リング』で主人公フロド・バギンズを演じ、本作でも出演を果たすイライジャ・ウッドなどのキャスト陣に加え、ピーター・ジャクソン監督ら総勢6名の豪華メンバーの来日(※予定)が発表された。指輪をめぐる大冒険を三部作で描いた『ロード・オブ・ザ・リング』の前章にあたる、小さなホビット族のビルボ・バギンズの冒険を描いたこの12月14日(金)より全国にて公開シリーズ。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボを主人公に、ドワーフ族の王国を救うため“思いがけない”冒険に旅立ち、指輪を手にするまでの物語が3部にわたって描かれる。今回、明らかとなった来日メンバーは、本作の主人公・ビルボ役のマーティンと前作の主人公・フロド役のイライジャの2人を始め、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すため立ち上がるドワーフの指導者トーリン・オーケンシールド役のリチャード・アーミテージ、エルロンド役のヒューゴ・ウィービング、本作で撮影監督デビューを果たし、ゴラム役でもお馴染みのアンディ・サーキス、そして監督・脚本・製作を手がけたピーター・ジャクソンの豪華6名。11月28日(現地時間)にニュージーランド、ウェリントンで開催されるワールド・プレミアに出席後、その足で日本にやって来るようだ。12月1日(土)に行われる、都内会場で行う来日記者会見と、六本木ヒルズで開かれるジャパン・プレミアの2本立てとなる“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打たれたイベントに急遽参加することが決定した。全世界のキャンペーンの合間を縫ってのイベントとなり、滞在時間はなんと1日のみ!プレミアイベント会場では、本作にちなんだコスプレ衣装をまとった熱狂的なファンの参加も予定されており、六本木の街が『ホビット』一色になること必至だ!『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年11月16日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手がけ、アカデミー史上最多受賞を果たした巨匠ピーター・ジャクソン監督が放つ、新しい“指輪”物語「ホビットの冒険」を完全映画化したファンタジー・アドベンチャー超大作『ホビット』シリーズ。その第1作目となる『ホビット 思いがけない冒険』の予告編、さらに重要キャラクター総勢17名のビジュアルが解禁となった。舞台は、フロド・バギンズの“指輪”を巡る旅が描かれた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前の世界。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボ・バギンズを主人公に、彼が国を救うための冒険で指輪を手にするまでの物語が3部にわたって描かれる。ファンタジー作品ならではの、個性豊かなキャラクターが魅力的な本作シリーズ。今回解禁されたキャラクタービジュアルでは、ビルボ・バギンズ、灰色のガンダルフ、ガラドリエル、ゴラムらに加え恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われた王国を取り戻すため立ち上がるトーリン・オーケンシールド率いる13人の個性豊かなドワーフたちが美しいタッチで描かれている。みな頼りがいのある戦士に見えるが、マーティン・フリーマン扮するビルボだけが、なんだか頼りなさそうに剣を構える姿は『ロード・オブ・ザ・リング』のフロドを彷彿とさせる仕上がりだ。さらに共に解禁となった予告編では、ドワーフ戦士たちのリーダー・トーリンが歌う「Misty Mountain(霧ふり山脈)」に乗せて雄大な中つ国の世界が映し出される。そこでは、ドワーフ王国を取り戻すために“思いがけない冒険”へと駆り出されたビルボが、オークやトロルといった怪物と激しい戦いを繰り広げる姿も!そして、ラストには「いとしいしと」を探し求めるゴラムの影が…。観る者すべての心を躍らせるこの壮大なファンタジーを、まずはこちらの予告編から体験してみて。『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年11月13日全世界で大ヒットを記録した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手がけた巨匠ピーター・ジャクソン監督が、再びJ.R.R.トールキンの原作を完全映画化する『ホビット』シリーズ。今年7月に226日に渡る撮影が終了し、12月14日(金)に日本公開を予定している第1部『ホビット 思いがけない冒険』の待望の予告編が解禁となった。舞台は、フロド・バギンズの“指輪”を巡る旅が描かれた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前の世界。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボ・バギンズを主人公に、彼が国を救うための冒険で指輪を手にする物語が3部構成で描かれる。ごく普通の生活から突然、14人目の旅の仲間として思いがけない冒険へ繰り出すこととなった主人公ビルボ・バギンズ。公開となった予告編では、ピーター・ジャクソン監督が共感を覚えるほど人間味にあふれた彼が、勇気・知恵・大きな信念を持ってヒーローへと成長していく姿、そしてゴラムと中つ国の運命を変えることになる指輪との出会いが描かれている。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでおなじみのメンバー、イアン・マッケラン(ガンダルフ役)、ケイト・ブランシェット(ガラドリエル役)、アンディ・サーキス(ゴラム役)、ヒューゴ・ウィーヴィング(エルロンド役)も予告編に登場しており、特に若かりし日のガンダルフやゴラムの姿はシリーズファンのみならずとも必見!想像を絶する美しいニュージーランドの自然の中、大規模なロケ撮影を敢行した本作。明日(9月22日)は、『ロード・オブ・ザ・リング』の主人公フロド・バギンズ、『ホビット』の主人公ビルボ・バギンズの誕生日ということで今週末はまさに“ホビットウィーク”!劇場版予告編は、9月29日(土)より全国の劇場で上映予定とのこと。ホビットに共感できる理由を「僕は家にいるのが好きな少年だった。僕はできることなら家で横になってくつろぐのが好きなんだ。そして僕はアドベンチャータイプじゃない。だからいつもホビットたちや、究極のホビット物語としてビルボ・バギンズのストーリーに共感できるんだ」と語るジャクソン監督。原作発刊75周年となる記念すべき日に解禁となった、ジャクソンからのサプライズプレゼントとも言える最新映像をひと足お先にチェックしてみて!『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年09月21日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』の予告編映像が公開された。『ホビット 思いがけない冒険』予告編本作は、それまで“映像化不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。全世界の映画ファンがその動向を注視している本作は、すべての撮影を終えた後に、その完成度の高さからスタジオが2部作から3部作への変更を決めたことでも大きな話題を呼んでいる超大作だ。75年前の1937年に原作『ホビットの冒険』が発売されたのと同じ9月21日に解禁された新予告編は、前3部作の世界観とキャラクターを引き継ぎながら、まだ誰も知らない冒険の一端を描いている。映像は、身体は小さいが俊敏で静かに動けるホビット族のビルボの家に、13人のドワーフが押しかけてくる場面から始まる。大きな身体と屈強な肉体、そして忠誠心、誇り、信念のすべてをもつドワーフたちは、なぜか“14番目の旅の仲間”にビルボを指名する。映像は、過酷な旅を続けるビルボたちの姿をダイジェストで紹介しながら、“なぜ、ビルボは旅の仲間になったのか?”を問いかける。決して身体的には強くない平凡な男ビルボはなぜ、この物語の主人公なのか? そこに描かれているドラマは、壮大な景色や手に汗握るアクションに負けないほどの見どころになりそうだ。なお、本予告編映像は、29日(土)から順次、全国の劇場でも上映される予定。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『THE HOBBIT: THE DESOLATION OF SMAUG』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー
2012年09月21日二部作の予定で製作されている『ホビット』が、三部作になるかもしれない。撮影を終了したピーター・ジャクソン監督は、3つ分の映画を作るに十分な素材があると判断し、スタジオも大賛成のようだ。しかし決定するには、権利の保持者や出演俳優の同意が必要となる。その他の情報『ロード・オブ・ザ・リング』のプレクエルにあたる『ホビット』は、第一部が今年12月、第二部が来年12月に公開される予定。撮影は2作まとめて行われ、最近終了した。しかし、今になってジャクソン監督が、三部作にしたいと考え始めたようだ。そのほうが当然全体の興行成績がより大きくなるため、配給のニューライン・シネマを傘下に持つワーナー・ブラザースも大賛成。『ハリー・ポッター』に次いで、『ダークナイト』という大ヒットシリーズが終了してしまう今、ワーナーにとっては、まさに大歓迎のニュースと言える。しかしゴーサインが出るためには、出演俳優や、この作品の権利を分かち合うさまざまな人たちの同意を得なければならない。俳優たちは2作分の契約をしているため、3作できるとなると、当然ギャラは再交渉ということになる。マーティン・フリーマン、イアン・マッケランとの交渉は、すでに始まっているらしい。『ハリー・ポッター』や『トワイライト・サーガ』シリーズは、最終章をふたつの映画に分けて成功した。『ハンガー・ゲーム』シリーズも原作は三部作だが、3作目をふたつに分けることが決定している。だが、これらの作品では、ふたつに分割することは最終章の撮影開始前に決められており、『ホビット』のように撮影が終わってから変更されるのは珍しいことだ。文:猿渡由紀
2012年07月27日