各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ」各店がオススメする書籍を紹介します。今回は東京・恵比寿の本店、ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。■「Photographer of style」ホルスト・P・ホルストロンドンにあるVictoria&Albert Museumにて、今年1月4日まで開催された大規模写真展に合わせて発行されたファッションフォトグラファー、ホルスト・P・ホルストの作品集。本書では、「ヴォーグ」などに掲載されたファッション写真だけでなく、ココ・シャネルを始めとするファッションデザイナーや、サルバドール・ダリを始めとするアーティスト、映画監督のルキノ・ヴィスコンティなど、交流のあった有名人のポートレート、ヌード、植物写真や、ホルスト晩年の作品である欧米の裕福な家庭の家と庭を撮影したシリーズなど、1930年代から60年代に撮影された彼の幅広い作風を見ることができる。ホルストはドイツ出身。デザインスクールで建築を学び、1929年にパリへ渡りル・コルビュジエの事務所で下働きを始める。その後、様々な出会いを経てファッション誌「ヴォーグ」で写真を撮るようになった。収録された写真は戦間期に撮影されたため、モデルが着用するドレスのデザインに若干の古さを感じるかもしれない。しかし、建築やデザインに造詣があるホルストによる緻密な室内セットで撮影された作品は、いつ見ても美しく新鮮な仕上がりとなっている。【書籍情報】「Photographer of style」著者:ホルスト・P・ホルスト出版社:Skira言語:英語ハードカバー/336ページ/247mm×319mm発刊:2014年価格:1万120円
2015年01月08日トム・クルーズが、リメイク版『荒野の七人』に出演するようだ。トムはこのリメイク案にずっと興味を持っていると言われているが、当分はまだ製作開始とまでは至らないようだ。製作スタジオのMGM社は現在、まだ監督が決まっていない同作の脚本家を探しているという。巨匠・黒澤明の代表傑作『七人の侍』(’54)のリメイクであるオリジナル版『荒野の七人』では、西部開拓時代のメキシコを舞台に、乱暴な盗賊グループからメキシコの小さな村を守るため雇われたユル・ブリンナー、スティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、ロバート・ヴォーン、ブラッド・デクスター、ホルスト・ブッフホルツら7人のアメリカ人ガンマンの勇姿が描かれた。同オリジナル作品は、その後3回にわたりシリーズ化もされ、1998年から2000年にはTVシリーズも放映された。50代突入を目前にしてもなお衰え知らずのトムは、ロック・ミュージシャンを体当たりで演じたミュージカル映画『ロック・オブ・エイジズ』やスリラー作品『ワン・ショット』(原題)の公開が控えているほか、ジョセフ・コシンスキー監督作『オブリビオン』(原題)を現在撮影中。その後すぐにもダグ・リーマン監督のアクション作品『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(原題)に企画参加するなど大忙しだ。ほかにも『ヴァン・ヘルシング』のリブート作や、4年前にレス・グロスマン役で出演し話題となったコメディ『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』を基にしたスピンオフ作品への出演も決定しており、トムの出世作の第2弾『トップガン2』への出演や、『スタア誕生』のリメイク版で主演のビヨンセ・ノウルズとの共演もうわさされており話題は尽きない。もし本当に『荒野の七人』への出演が実現したら、どのような役どころで登場するのか?ますます彼から目が離せない。■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月、全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.■関連記事:トム・クルーズの“ロック”な姿も『ロック・オブ・エイジズ』熱狂の予告編、解禁!【ハリウッドより愛をこめて】ダニエル・クレイグ、歴代ボンド超えを目指す?トム・クルーズ、“ロックの神様”になるべく本物のロッカーに弟子入り!【ハリウッドより愛をこめて】2012年の注目大作は、トム様VSレオ様?
2012年05月23日