写真家の鈴木芳果による写真展「Invisible Worlds | Tokyo(見えない世界)」が、8月5日から9月1日まで、東京・新宿のエプソンイメージングギャラリー エプサイトにて開催される。同展で展示される作品は、「東京に上京している人のポートレイト」、「その人が今いる場所の風景」、「その人にとっての原風景」の3枚を1組として構成したもの。ここでいう“原風景”とは、他の人にはただの風景であるけれど、その人にとってはその人の眼差しの中で成立している自分だけの場所のこと。制作に取り掛かるにあたりモデル自身に、場所を共有できるGoogle マップのストリートビューで原風景を提示してもらおうとしたところ、「原風景はない」、「原風景はいくつもある」などという意見が挙がり、鈴木はその人にしか見えない世界“Invisible Worlds”があることに気がついた。今回は、その人の眼差しをほんとうに映し出すにはどうすれば良いのだろうか?と問いかけながら表現した作品が展示される。8月6日の16時からは、京都精華大学特任教授の西谷真理子と編集者安藤夏樹、鈴木芳果の3人によるギャラリートークも開催される。【イベント情報】「Invisible Worlds | Tokyo」会場:エプソンイメージングギャラリー エプサイト住所:東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1階会期:8月5日~9月1日時間:10:30~18:00(9月1日は15:00まで)休館日:日曜日、8月13日~16日
2016年07月30日7月9日にサッカー日本代表の長谷部誠さんが、モデルの佐藤ありささんとの結婚を発表しました。自身の公式サイトで結婚発表をした長谷部さんですが、その内容が世間で話題になっています。出典:佐藤ありさ(satoarisa920)(Instagram)●ミスチル『Simple』に込めた長谷部の想い長谷部さんは結婚にあたっての心境を、大好きなMr.Childrenの曲から引用。『ざあざあ降りの雨を全身で受けながら 凛々と茂るあの草木の様に 強く 強く』この曲は、Mr.Childrenの『Simple』という曲です。長谷部さんは、この歌詞のように「訪れるであろう困難に対しても2人で共に手を取り、笑みを絶やさず、謙虚に歩んでいきたい」と語っています。実は長谷部さんは、以前からこの曲に思い入れがあると話していました。2013年8月に放送された「ミュージックポートレイト」(NHK Eテレ)では、長谷部さんは「大切な人と聴きたい曲」として、Mr.Childrenの『Simple』を挙げています。当時の長谷部さんは、結婚について「目をつぶらなきゃいけない」ところも出てくる中で、「10年後も20年後も一緒にいたいって思える、シンプルなもんなんだよ」と、自身の結婚観を披露。佐藤さんとは5年ほどの交際ということなので、この時点で長谷部さんが語った「大切な人」とは佐藤さんだったと考えられます。今回の発表は当時から3年が経ち、ようやく10年後も20年後も一緒にいたいと思った、長谷部さんの本心が現れたものだったのかもしれません。●「おめでとう!」「嬉しい!」ネットでは祝福の声が続出『美男美女で素敵なカップル! おめでとう!!』『佐藤ありさちゃん好きだから嬉しい!』『かわいい子が生まれそうだねー』『長谷部は真面目そうだから、良いお父さんになりそう』『ありさちゃんはいつもニコニコしてるから、良い奥さん、そしてお母さんになりそう。素敵な家庭を築いてください』佐藤さんは女性からの好感度も高く、ネットでは2人を祝福する声が多く見かけられました。また少し気が早いですが、笑顔が素敵な2人に対して「かわいい子が生まれそう」という期待の声もあります。●一方で、「恥ずかしい」「引いた」歌詞の引用にざわつく声も『歌詞を引用して、あーだこーだと語る人ってこっちが恥ずかしくなるよね』『ミスチル歌詞に引いたw』『歌詞の引用とか恥ずかしい。世間に伝えなくても、相手だけに伝えればいいんじゃないの』『長谷部さんって事あるごとにミスチル好きを公言してる感じだったけど、まさか結婚発表にまでもってくるとは……』『結婚式でミスチルに歌ってもらうつもりなんじゃw』ネットでは、歌詞を引用して結婚についての気持ちを公表することに疑問を感じる声も。たしかに2人だけのものに留めておけば良いものを、世間に発表するとなると聞いてるこっちが恥ずかしくなりますよね。これは時間が経った後に恥ずかしくなるパターンかもしれません。●『KSK』DAIGOは2度目のプロポーズMr.Childrenの1曲を引き合いにして、結婚の発表をした長谷部さん。芸能界の結婚式でも、歌の歌詞を借りて愛を伝える方法をよく見かけます。記憶に新しいのが、歌手・DAIGOさんと女優・北川景子さんの結婚式。DAIGOさんが披露宴の際に披露した『KSK』は、その後CD化もされたことから、大変話題になりました。この2度目のプロポーズとされる『KSK』は、当時「KSK(結婚、して、ください)」という“DAI語”でのプロポーズに、同じく“DAI語”で返答することができなかった北川さんの後悔を払拭するためのものでした。披露宴では、DAIGOから『KSK』を送られた北川さんは、念願叶って「HI(はい)」と返答することに成功。この2人の豪華な披露宴の様子は、メディアで大きく取り上げられました。●“永遠”にはならず……陣内智則は2年で離婚2007年にはお笑い芸人・陣内智則さんが、女優・藤原紀香さんとの披露宴で、コブクロの『永遠にともに』の弾き語りを披露したことが大きく話題になりました。この2人の披露宴の様子は、日本テレビ系のゴールデンタイムに放送され、関東地区で24.7%、関西地区で40.0%の平均視聴率を記録。日本の多くの人が注目した披露宴となりました。しかし、2人は2009年に離婚。原因は陣内さんの度重なる浮気でした。この出来事がきっかけで、陣内さんと一緒に、コブクロの名曲『永遠にともに』も大幅にイメージダウン。コブクロがコンサートでこの曲を披露すると会場がざわついたこともあり、それからしばらくはコンサートで歌われることもなくなりました。当時結婚式の定番としても人気があったこの曲ですが、“縁起が悪い”としてすぐに姿を消してしまったそうです。約10年経った今となっては、紀香さんは片岡愛之助さんと再婚されたり、陣内さんも自身の過去の離婚をネタにしていますが、芸能人の結婚・離婚の影響力は、世間にとってつくづく大きいものだと感じられます。----------長谷部さんのミスチルの歌詞を引用した結婚発表から、芸能人が過去に披露宴で、歌を歌って愛を誓った様子を振り返ってきました。長谷部さんが引用した『Simple』も、2人の披露宴で聞くことができるのでしょうか……?いずれにせよ、「幸せな曲」のイメージのまま世間に知れ渡っていて欲しいですね。【画像出典元リンク】・佐藤ありさ(satoarisa920)(Instagram)/(文/恋愛jp編集部)
2016年07月11日アディクション(ADDICTION)の2016年秋コレクションが、2016年8月5日(金)から発売される。今季のアディクションは北欧を舞台に、1人の女性画家からインスピレーションを得たノスタルジックな秋色が勢揃い。リップカラー「アディクションリップスティック ピュア」は、美しい肖像画をイメージしたカラーコレクション。なめらかでフィット感ある塗り心地で、やわらかく立体感のある唇に見せてくれる。カラーは限定色のアンティークピンク「サーカス ガール」、ダークボルドーの「モダン ノスタルジア」に始まり、ヘイジーピンクの「セルフ ポートレイト」、ダスティレッドの「アップル ガール」など全5色が登場。また、かすみがかったヘイジーカラーで目元に深みを与える「アディクションザ アイシャドウ」からは、曇り空を写す海のようなヘイジーブルーの「ノースシー」、オレンジにブラウンが織りなすアースオレンジ「ヴォルケーノ」、そして大粒のレッドパールが幻想的に踊るフォレストグリーンの「ダンサー イン ザ ダーク」など限定6色が揃う。大きさの違う様々なきらめきを配合することで、角度によって表情を変え、肌で美しく色を奏でる。さらに「アディクションネイルポリッシュ」もチェックしておきたい。曇ったパステルトーンに、ラメやパールを秘めた幻想的な色味は、大人のパステルトーンと闇夜のようなダークカラーが新鮮。一度塗りでオーロラのようなシアーな発色、そして二度塗りすれば、フォギーな色がまるで美しい絵画のように現れる。カラーは、ゴールドとシルバーのパールで濡れたような輝きのグレージュ「ミスティ レイン」や、繊細なパールがつやめくスモーキーグリーンの「ヘイジー ナイト」など限定6色がラインナップする。トップコートと合わせて、セミマットな質感を楽しむのもおすすめ。今年の秋は、こだわり抜かれたノルディックカラーに染まってみてはいかが。【詳細】ADDICTION MODERN NOSTALGIA FALL 2016発売日:2016年8月5日(金)アイテム:・アディクションリップスティック ピュア 新2色 限定3色 各2,800円+税<新色・限定品>・アディクションザ アイシャドウ 限定6色 各2,000円+税<限定品>・アディクションネイルポリッシュ 限定6色 各1,800円+税<限定品>・アディクションブラッシュ 限定3色 各2,800円+税<限定品>・アディクショントップコート 限定3色 各1,800円+税<限定品>【問い合わせ先】アディクション ビューティーTEL:0120ー586ー683
2016年07月08日NHK・Eテレにて放送されている音楽トーク番組「ミュージック・ポートレイト」。この度、7月7日と14日(木)の第2夜に渡り、「バナナマン」設楽統と、シンガーソングライター・森山直太朗が対談することが明らかになった。本番組は、2人の著名人がそれぞれの人生の節目で心に響いた“大切な10曲”を持ち寄り語り合う番組。第1夜では人生の前半1曲目から5曲目まで、第2夜は人生の後半6曲目から10曲目までを紹介する。テレビ番組出演本数が、なんと日本一に輝いた設楽統。情報番組からバラエティー、司会からリアクターなど幅広く活躍。また、一昨年から2年連続で紅白ウラトークの司会を努めるなど、いま最も売れている芸人のひとりだ。相方・日村勇紀とコントも、独特の笑いの世界で一世を風靡。そして、大人気を博した映画『ミニオンズ』や、公開を控える『ペット』でも日村さんと共に声優を務めることでも話題だ。しかし、栄光の陰には、デビュー後、「テレビ向きではない」と言われ続けた苦闘の日々があったという。「絶対に這い上がる!」と設楽さんを鼓舞してくれた歌とは一体…?一方美しい言葉とメロディーで独特の世界観を持つシンガーソングライターとして人気を博している森山さん。そんな森山さんの代表曲「さくら」は、人々の心に深く刻まれ、120万枚のヒットを記録し名曲となったが、しかしそこには知られざる苦悩の物語があった。森山さんと言えば、2015年10月から半年間の「活動小休止」を経て、今年4月、活動再開をしたばかり。「この歌を届けたい!」 その一心で、ギター1本を抱え、全国をまわり歌い続ける日々。成功の後に訪れた「どん底」…森山さんを支えた歌とは?実は設楽さんと森山さん、それぞれ1973年4月23日、1976年4月23日と誕生日が一緒で3歳違いの同世代。プライベートでも仲の良い2人だからこそ語られる“本音”に注目だ。「ミュージック・ポートレイト 設楽統×森山直太朗」は7月7日(木)22時~第1夜、14日(木)22時~第2夜、NHK・Eテレにて放送。(cinemacafe.net)
2016年06月29日アーティスト、俳優、文化人、アスリートなど著名人2人が登場し、人生の節目で出逢った“大切な10曲”を持ち寄り対談する番組「ミュージック・ポートレイト」の6月9日(木)、16日(木)の放送に、世界の蜷川幸雄が愛した俳優、吉田鋼太郎と藤原竜也が登場する。2011年に始まった当番組はこれまで数々のジャンルやフィールドを超えた2人のゲストが共演、互いの大切な10曲を持ち寄りそれぞれの人生を語り合う番組として話題を集めている。今回は、俳優の吉田さんと藤原さんを迎える。俳優としての活動をはじめてからは舞台を中心に活躍してきた吉田さん。2013年社会現象にもなったヒットドラマ「半沢直樹」に出演、主人公の唯一の理解者ある上司を演じ、翌年には出演した連続テレビ小説「花子とアン」でブレイクを果たす。いまでこそ、数々の映画やドラマに出演し、“日本で一番モテる中年男性”とも呼ばれるが、そんな“遅咲き”の吉田さんの実力をいち早く認め、スポットライトを当てた人こそ、演出家・蜷川さんだった。役者としての生き方を追い求め、下積みを重ねた若き日の吉田さんに寄り添ってくれた歌とは?一方、 蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で、15歳、芝居未経験ながら初舞台のロンドン公演で見事に主演を務め、“天才少年”と絶賛をされた“早熟”な藤原さん。以来、繊細な少年から悪役まで演じきる高い演技力と端正なルックスで人気俳優として活躍している。そんな藤原さんを見出し育ててきたのも言うまでもなく蜷川さんだった。「鬼」とも呼ばれた蜷川さんによる壮絶な稽古の日々。極限まで追い込まれた藤原さんの背中を押してくれた歌とは?年齢差23歳、対照的なキャリアの2人の人生はこのように蜷川さんとの絆で結ばれている。奇しくも蜷川さんが亡くなる12日前に行われた今回の対談。日本の演劇界を代表するトップスターが、芝居を、女性を、そして人生の師・蜷川さんとの葛藤や衝突、そして深い感謝を語りつくす。「ミュージック・ポートレイト」は毎週木曜22時~NHK Eテレで放送。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日俳優の吉田鋼太郎と藤原竜也が、6月9日と16日に放送されるNHK Eテレの音楽番組『ミュージック・ポートレイト』(毎週木曜22:00~22:44)で、今月12日に亡くなった蜷川幸雄さんについて語る。この番組は、普段あまり接点のない同世代のゲスト2人が音楽を通して、それぞれがたどってきた人生の道のりを、2週連続で話し合っていくもの。一昨年、連続テレビ小説『花子とアン』に出演し、脚光を浴びた吉田。57歳と、俳優としては遅咲きのブレイクとなったが、その実力をいち早く認めスポットライトを当てた人物が、演出家の蜷川さんだったという。一方、藤原は15歳でデビュー。芝居経験が一切ないにもかかわらず、初舞台のイギリス・ロンドン公演で主演を務め、"天才少年"と絶賛を受けるなど、役者としては早熟だった。以来、繊細な少年から悪役まで演じきる高い演技力を武器に活躍している。そんな藤原を見いだし育ててきたのもまた、蜷川さん。藤原は、「鬼」とも呼ばれた蜷川さんの壮絶な稽古によって、極限まで追い込まれた際に、自身の背中を押した曲を紹介する。この対談は、蜷川さんが亡くなる12日前に実施。対照的な2人だが、蜷川さんのまな弟子として、おのおのの蜷川さんとの衝突、葛藤、感謝の思いを明かしていく。
2016年05月31日アーティスト、俳優、文化人、アスリートなど著名人2人が登場し、お互いの人生の節目で出逢った“大切な歌”を10曲持ち寄り対談する番組「ミュージック・ポートレイト」の5月26日(木)と6月2日(木)放送回に、映画監督の園子温と女優の二階堂ふみが出演する。同番組は2011年からスタート。今までに槇原敬之と美輪明宏、松田聖子と藤井隆、常盤貴子と「DREAMS COME TRUE」中村正人、吉永小百合と坂本龍一、宮沢りえと野田秀樹、小室哲哉と浦沢直樹、DAIGOと「ゴールデンボンバー」鬼龍院翔などといったジャンルやフィールドを超えた共演を実現させ話題を呼んできた。この春からスタートしたSEASON6では初回と第2回に西川貴教と高橋みなみが登場。その後友近と鈴木おさむ、妻夫木聡と満島ひかりが出演し、そして今回の園監督と二階堂さんで4組目の対談となる。中学2年生で『JAWS』に魅せられ映画の道に進むと『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』など注目作を世に送り出し、その後は二階堂さんをヒロインに起用した2012年公開『ヒミズ』や『地獄でなぜ悪い』をはじめ、ワイルドな世界観の『TOKYO TRIBE』や『新宿スワン』からコメディテイストの『みんな!エスパーだよ!』シリーズなど立て続けにヒット作を生み出し続けている園監督。全国公開中の最新作『ひそひそ星』も各界から絶賛を浴びている園監督だが、ビートルズに影響され始めたバンド活動や詩の創作など音楽でもその才能を発揮していた。自主製作映画に傾倒した大学時代や、なかなかチャンスに恵まれなかった若手監督時代などをふり返り、その波乱に満ちた人生に寄り添った音楽について語る。一方、4歳の時に観た『アルマゲドン』が原点の作品だという二階堂さんは、小6でスカウトされモデルデビュー。その後女優へと活躍の場を広げてきた。園監督の『ヒミズ』で第68回ヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞するなど世界的注目を浴びると、『ほとりの朔子』や『私の男』『蜜のあわれ』など数々の作品で主演果たす。主演最新作『オオカミ少女と黒王子』の公開を5月28日(土)に控え、着実に女優としての階段を駆け上がってきたかにみえる二階堂さんにも、知られざる苦悩の日々があったという。思春期の衝動を代弁してくれたセックス・ピストルズの「No Fun」や壮絶な撮影を乗り切る勇気をもらったデヴィッド・ボウイの「Changes」など、二階堂さんの心に寄り添った大切な10曲を番組で明かしてくれる。『ヒミズ』と『地獄でなぜ悪い』で演出家と俳優としてともに作品を作り上げた2人。親子ほど歳の差がありながらお互い映画に魅せられた両者を支えた大切な音楽にまつわるトークを存分に楽しめる「ミュージック・ポートレイト」は5月26日(木)22時~第1夜、6月2日(木)22時~第2夜がNHK・Eテレで放送される。(笠緒)
2016年05月26日NHK・Eテレでは、5月12日(木)と19日(木)の2夜にわたり毎週木曜日放送の「ミュージック・ポートレイト」にて、妻夫木聡と満島ひかりの対談を放送することが分かった。4月7日よりSEASON6が始動した「ミュージック・ポートレイト」は、2人の著名人が“大切な10曲”を持ち寄り語り合う番組。まったく違う道のりを歩いてきた2つの人生が、音楽を通して響き合う。過去には、工藤静香とミッツ・マングローブ、YOUと是枝裕和、北川悦吏子と斎藤工らが登場。そして記念すべきSEASON6の初回&第2回放送には、西川貴教(「T.M.Revolution」)と高橋みなみが出演し話題を集めた。今回は、ともにトップを走り、兄妹のように親しい2人の俳優、妻夫木さんと満島さんを迎えオンエアする。端正なルックスと誰からも愛されるキャラクターで、『感染列島』や『悪人』、「オレンジデイズ」など、いまや映画やドラマにと主役を張り続ける妻夫木さん。しかし、18歳でほろ苦い俳優人生のスタート…。だからこそ役者という仕事に恋をした。そして、つかんだ夢の大河ドラマ主演。だが、上り詰めた地位に安住することなく、次に挑んだのは殺人犯。役者としての自らを極限まで追い込み続けた妻夫木さんに、力をくれた歌とは…?一方の満島さんは、11歳でアイドルユニットとしてデビュー。そして、スクリーンの中に自分の夢を見いだした彼女は、女優の道を歩み始めた。転機となったのは、壮絶な映画づくりの現場。「毎日明日死ぬって思ってた…」厳しい撮影の経験が彼女を本物の役者として脱皮させた。『北のカナリアたち』や舞台「100万回生きたねこ」など、映画にドラマ、そして舞台で刺激的な出会いと衝突を繰り返しながら、成長を続ける満島さんに寄り添ってくれた歌とは?今回、第1夜では人生の前半1曲目から5曲目までを紹介し、そして第2夜は、人生の後半6曲目から10曲目までを紹介する。映画・舞台に、そして海外の作品にも活躍の場を広げている妻夫木さん。そして、話題のドラマ「トットてれび」で若き日の黒柳徹子を演じている満島さん。互いに自分の意思で新境地を切り開き、来年公開予定の『愚行録』では兄妹役を演じるなど、これまで何度も共演を重ね、役者同士認め合う2人。さらに、普段でも兄と妹のように慕い合う存在だからこその苦悩、葛藤、そして本音がここで語られるようだ。「ミュージック・ポートレイト 妻夫木聡×満島ひかり」は5月12日(木)22時~第1夜、19日(木)22時~第2夜NHK・Eテレにて放送。(cinemacafe.net)
2016年05月10日T.M.Revolution西川貴教と、「AKB48」卒業を間近に控える高橋みなみが、それぞれ人生の節目で心に響いた「大切な音楽10曲」をテーマに人生を語り合う番組「ミュージック・ポートレイト」の4月初回放送と第2回にゲスト出演することが分かった。これまで、2011年から過去SEASON5まで放送された「ミュージック・ポートレイト」。2人のクリエイターがゲストとして登場し、それぞれ選んだ10曲を持ち寄り、2夜にわたり人生を語らう。過去には、槇原敬之と美輪明宏、松田聖子と藤井隆、常盤貴子と中村正人(「DREAMS COME TRUE」)、吉永小百合と坂本龍一、宮沢りえと野田秀樹、小室哲哉と浦沢直樹、DAIGOと鬼龍院翔など、ジャンルを超えて豪華な共演が実現。今回、4月から再び本番組がスタートする。初回のゲストには、西川さんと高橋さんが出演。西川さんは、圧倒的な歌唱力を武器に数々のヒット曲を連発するアーティスト。冴えわたるトークで、司会やバラエティでも大活躍し、さらにはCMでも見事な歌唱力を惜しみなく披露、「紅白歌合戦」のウラトークでも歌いあげる、まさにエンターテイナー!しかし、歌で生き残るため葛藤し、進むべき道に迷ったことも…そんなとき、西川さんに力をくれた歌とは?一方、14歳で「AKB48」に加入し、4月8日(金)に10年在籍した同グループを卒業する高橋さん。「努力は必ず報われる」と強い言葉を放ち、ひたむきに頑張る姿は、人々の心を震わせてきた。500人のメンバーを“総監督”として引っ張ってきた彼女は、実はこの10年、劣等感にさいなまれた日々だったという。それでも彼女が頑張れたのは、「ソロ歌手になりたい」という、夢があったから。そんな高橋さんの背中を押してくれた歌とは?歳の差が20歳ありながらも、いつも明るく笑顔が印象的で、かつ、裏ではたくさんの迷いや葛藤を抱えてきたという共通点を持った2人。さらには度々関係をうわさされるほど親密な2人が、何度も降りかかる試練を乗り越えてきたこれまでの人生について、そして「いま」、「未来」について初めて本音を語る。4月7日(木)の第1夜では人生の前半1曲目から5曲目までを、4月14日(木)第2夜には後半6曲目から10曲目までを紹介。「ミュージック・ポートレイト」は毎週木曜日22時よりNHK・Eテレにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月05日女優の多部未華子が“若返り”をテーマにしたコメディ映画『あやしい彼女』(水田伸生監督)に主演し、“見た目は20歳、中身は73歳”という異色ヒロインを好演。演技派としての持ち味はそのままに、これまでのイメージを覆すコメディエンヌぶり、さらに圧巻の歌唱シーンも披露し、女優としての新境地を切り開いている。その他の画像毒舌が災いし、周りから煙たがられる瀬山カツ(73歳)が、見慣れぬ写真館でポートレイトを撮影されると、不思議なことに外見だけが20歳に若返った姿に大変身。あこがれだった往年の大女優、オードリー・ヘップバーンと原節子の名前を組み合わせた“大鳥節子”として、二度目の青春を謳歌しようと奮闘する。劇中では歌って、踊って、ときに“変顔”も披露する多部のコメディ演技が全開。夜明けの公園で生きる喜びを爆発させるシーンでは、クルクルパーマ&おばちゃんファッションで、滑り台を一気に駆け上がり、鉄棒で懸垂する姿まで披露するサービスぶりだ。「初めて着ましたが、この服装でどこにでも行けると思えるほど自分でも馴染んでいた」と声を弾ませる多部。コメディ映画の名手である水田監督とは初タッグながら「居心地のいい空間を作ってくださいました」と相性はバツグンだ。節子はその美声と歌唱力を見出され、孫が所属するロックバンドのボーカルとして脚光を浴びる存在に。多部は歌唱シーンについて「あまり自信がなかった」と振り返るが、約3か月の特訓を経て、ロックフェスの場面では1000人のエキストラを相手にコール&レスポンスを繰り広げ、TVの歌番組に出演するシーンではしっとりした歌声を聞かせている。「自信がなかった分、やり遂げた今は、私にとって大きな挑戦だったと言えます」(多部)。映画ファンならご承知の通り、原案は韓国映画の『怪しい彼女』。実はすでに中国、ベトナムでもリメイクされており、今後もタイ、インドネシア、インド、ドイツなどでも製作が予定される国際的コンテンツとして注目を集めている。もちろん、“日本代表”は多部が主演を務める本作『あやしい彼女』だ。「私なりに世界中で愛される理由を考えてみると、やはり家族がテーマになっているからだと思います。節子、というかカツさんは娘や孫が大の自慢で、本当に大切にしている。だから若返って青春を謳歌する分、家族に正体を明かせないもどかしさも感じているんです。私自身も役柄を通して、家族への思いが今まで以上に強いものになりました」『あやしい彼女』公開中取材・文・写真:内田涼
2016年04月01日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)が、伊勢丹新宿メンズ館1階プロモーションに4月12日までポップアップストアをオープンしている。“ファッション”、“アート”、“ミュージック”等のキーワードからデザイナー山本耀司のこれまでの表現活動を具体化した同ストアでは、2016春夏や2016-17秋冬シーズンのアイテム、三越伊勢丹限定品、先行販売品などが展開される。キーアイテムは、2015年10月に発売し好評を博したヨウジヤマモト レプリカ(YOHJI YAMAMOTO REPRICA)の第2弾。今回は1994春夏コレクションのテーマ「Scarecrow(スケアクロウ)-かかし」のキーアイテムの一つでもあるオーバーサイズの白いシャツにフォーカス。ゆったりとしたシルエットのシャツをタックアウトして着るスタイルがリバイバルされている。シャツの素材に採用されたのは、三越伊勢丹とエイベックス・グループのコラボによる大麻布ブランド麻世妙(まよたえ)。三越伊勢丹限定の「麻世妙シャツ」(6万2,000円)をはじめ、しなやかなで涼しげな印象の麻世妙のシャツが会場前面に並ぶ。2016春夏アイテムからは、画家の朝倉優佳とコラボレーションした折り畳み式クラッチバッグ(3万円)が登場。表面は、カラフルな色を重ね重厚感あるアクリル抽象画がプリントされた。このほか、山本耀司自身が墨絵でスケッチしたTシャツ、シルバージュエリー、パスケース、オードトワレなども展開される。2016-17秋冬アイテムからは、ドローイング調に山本耀司のポートレイトがプリントされたTシャツ(2万8,000円)をはじめ、コレクションアイテムとしてマキシム・スーパー・レイヤードでダウンジャケットの上にコーディネートしたドローイングのTシャツ、キルトスカートなどがラインアップしている。また、リメイクアーティスト細川雄太とのコラボレーションによる、カラスのオブジェ「THE CROW」(80万円)も登場。ヨウジヤマモトの過去のコレクションで使用された素材やブランドネームを用い制作された同商品。羽一枚一枚は手作業で取り付けられたという。その他、ヨウジヤマモト×New Eraの2016春夏スカルキャップ(1万4,000円)の先行販売や、同氏執筆の過去のアートブック、香水、アイウエアなど通常店舗で展開のないものもそろえられる。さらに会場では、同ストアのために山本耀司が書き下ろしたイラストやロゴも見ることができる。なお会期中、税込1万800円以上の購入者には、先着200名に「ヨウジヤマモト オリジナルサウンドトラック」がプレゼントされる。これは2016春夏パリコレクションのランウェイを再現した音源や、山本耀司自らの弾語りのバックミュージックなどが録音されており、貴重なノベルティーとなっている。(※数量限定につき無くなり次第終了)
2016年04月01日女優の多部未華子が24日(木)、都内で行われた主演作『あやしい彼女』のイベントに出席。「20歳に若返った73歳の老女」を演じた本作にちなみ、専門家がシミュレートした“73歳の自分”の写真が披露され、驚きの表情を見せていた。多部さんは「目の周りのシワは、いまも気にしているので…。今日からアイクリームと乳液をたっぷり塗りたい」。イベントには共演する要潤、北村匠海が駆けつけ、こちらも“73歳”を想定した写真をお披露目。「髪の毛はあるみたいですね。もともと老け顔ですし」(要さん)、「これはヤバイ。ショックですね…」(北村さん)と未来の自分に悲喜こもごもだった。見慣れぬ写真館でポートレイトを撮影された下町のおばちゃん・瀬山カツ(73歳)が、外見だけが20歳に若返った姿に大変身。持ち前の歌声が注目され、歌手としてステージに上がることに…。二度目の青春を謳歌しながら、夢に恋に奮闘する。イベントでは20歳当時のリアル写真も披露され、多部さんは「成人式の写真ですね。ちょうど朝ドラ(『つばさ』)を撮っていた頃で。大人になったなあ」と照れ笑い。20歳の要さんは「仮面ライダーアギト」で仮面ライダーG3を演じており、当時子どもだった北村さんは「まさに世代なので、要さんご本人に会ったときは、『おー』っとなりました」と恐縮しきりだった。まだ18歳の北村さんが、小学生時代の写真を披露すると、要さんは「かわいい。こんなにタンクトップが似合う子どもはいない」と話していた。『あやしい彼女』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月24日斎藤工×窪田正孝という、“萌え度”たっぷりの強力タッグで贈るドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」。ついに最終局面を迎えた本作で、短い登場シーンにもかかわらず、その衝撃度も含めて「あのイケメンは誰!?」と話題を呼んでいるフレッシュな若手俳優、小野寺晃良のデジタルマガジンの発売が決定!その中から、表紙を含めた厳選写真3点が解禁となった。有栖川有栖による大ロングセラー推理小説シリーズを、斎藤さんが犯罪学者・火村英生、窪田さんがその“相棒”の推理作家・アリスに扮してドラマ化した本作。これまでも短い出演シーンにも関わらず、Twitterで話題沸騰となっていた小野寺さん。特に、彼が演じる“アポロン”こと坂亦(サカマタ)がメインとなった8話放送直後には、主演の斎藤さん、窪田さんに引けを取らず、数多くのツイートが飛び交った。1999年7月16日生まれの16歳、本作でドラマデビューを果たし、演技初挑戦ながら謎の少年殺人犯という難しい役どころに果敢に挑戦した小野寺さん。今回、発売が発表された「週刊★小野寺晃良」は、「メガネ」「笑顔」「食べる」「自撮り」「撮影現場」など、毎週異なるテーマに沿った特集を組み、いろいろな切り口で彼の魅力を引き出していく、というもの。特集テーマを募集するなどSNSと連動し、週刊での発行、電子書籍ならではのスピード感を生かしてファンの声をリアルタイムで反映、「ファンが“いま”見たい小野寺晃良」を届けていくという。3月12日(土)に配信された創刊号は、初回だけにスタンダードに正面勝負、ときめき満載カットで構成されたポートレイト特集となっている。その後、2号目は「ドラマ『火村英生の推理』現場特集」、3号目は「デート特集」がすでに決定。将来的には、連載を1冊の写真集としてまとめ、発売する予定という。デジタルマガジンのため、スマホから気軽に楽しめるのも魅力。1枚、1枚厳選されたカットで構成された写真集では、ドラマとは全く別の表情の小野寺さんに出会えそうだ。「週刊★小野寺晃良」は「honto」「どこでも読書」で配信中、毎週配信予定。販売は順次拡大予定。「臨床犯罪学者 火村英生の推理」は毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月14日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。■『La collection gastronomique ラ・コレクション・ガストロノミーク』田中麻記子ファンタジーと現実の狭間にある世界を、シャープペンシルや鉛筆、水彩やパステル、版画などのあらゆる手法で描いている現代アーティストの田中麻記子は、現在フランス・パリを拠点に活動しており、本書が初の作品集となる。パリへ越して間もなく、街で見かける様々な表情の女性たちに触発され、日課として1日1枚、ポートレイトを描きはじめ、次第にそれらは 「顔」から身のまわりにある「オブジェ」へ、そして、陶器を描いた作品にスープが加わったことをきっかけに「食べ物」のシリーズへと変化した。異文化の入り交じるパリに暮らすからこそ出合う魅惑的な食材や料理。そこから溢れ出るイマジネーションで、今でも飽くことなく日々描き続けている。お皿の上で踊る女の子たち、表情豊かな多国籍の女性たち。そのどちらもが、気ままで美しく、おおらかに展開される愛らしい田中麻記子の作品世界を存分に愉しむことができる。なお、現在ナディッフ アパートのNADiff Window Galleryでは、田中麻記子の小さな作品展を開催中。同時に渋谷区西原のパールブックショップ&ギャラリーでは、「La collection gastronomique」、港区白金のレストラン・Coolie’s Creekでは「Meli-Melo」と題された作品展を開催している。なお、パールブックショップ&ギャラリーは、9日15時より作家・田中の在廊が予定されている。(その他在廊日はオフィシャルサイト:tanakamakiko.comにて随時更新)【書籍情報】『La collection gastronomique ラ・コレクション・ガストロノミーク』著者:田中麻記子言語:日本語、英語ソフトカバー/164ページ(カラー図版119点)/240x 182mm価格:2,200円【イベント情報】田中麻記子「La collection gastronomique」会場:NADiff Window Gallery住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T会期:15年12月24日~16年1月24日時間:12:00~20:00休業日:月曜日入場無料作品展「La collection gastronomique」会場:パールブックショップ&ギャラリー住所:東京都渋谷区西原2-26-5パールマンション1階(パドラーズコーヒー隣)会期:16年1月8日~24日時間:13:00~19:00休廊日:月、火、水曜日(祝日を除く)入場無料作品展「Meli-Melo」会場:Coolie’s Creek住所:東京都港区白金1-2-6会期:15年12月28日~16年2月13日時間:月~金11:00~15:30/18:00~23:00土 12:00~16:00/17:30~24:00祝 18:00~23:00休業日:日曜日※一軒家のレストラン+ギャラリー。ランチタイム内、作品のみの鑑賞可能で、ディナータイムはオーダーが必要
2016年01月07日写真家の江崎愛による5年ぶりの個展「Oldie」が、16年1月21日から30日まで東京・中目黒のギャラリー・ボイルド(VOILLD)にて開催される。江崎愛は、フィルム撮影にこだわり続ける写真家。じっくりと見つめることで作品の奥から楽しさや切なさ、痛みなどの感情や被写体に対する想いが浮かびあがって来るような、何気ない場面に見えながらも、心情が強く写し出された写真作品を生み出している。今回開催される個展では、江崎愛が近年撮りためていた作品約20点を出展。身近な景色や風景の他、敬愛する友人たちのポートレイトや、旅で訪れたニューヨークでの思い入れのある瞬間を収めた写真などが並べられる。【イベント情報】Ai Ezaki “Oldie”会場:VOILLD住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台 地下1階会期:16年1月21日~30日時間:12:00~20:00(土日は18:00まで)入場料無料休館日:月曜日
2016年01月05日ロモジャパンは、ロモグラフィーのフィルムカメラ新モデルとして、「Lomo’Instant Reykjavik(ロモインスタント レイキャヴィーク)」「Diana F+ Cortina(ダイアナ エフプラス コルティーナ)」「Diana MINI Monte Rosa(ダイアナ ミニ モンテローザ)」を発売した。○Lomo’Instant ReykjavikLomo’Instantは、2014年にクラウドファンディングによる資金提供を受け製品化されたインスタントカメラ。長時間露光機能や多重露光機能を備える。今回の「Lomo’Instant Reykjavik」は、アイスランドの首都レイキャヴィークをモチーフとした特別モデルで、ネイビー基調のシンプルな配色やレザー素材が特徴だ。公式オンラインショップと直営店Lomography+限定で販売する。標準搭載のワイドアングルレンズのほか、3種類のレンズアタッチメント(魚眼、ポートレイト、クローズアップ)と4種類のフラッシュ用カラーフィルター(レッド、ブルー、パープル、イエロー)が付属する。主な仕様は、電源が単4形アルカリ乾電池×4、使用フィルムがFUJIFILM Instax mini フィルム、シャッタースピードが1/125秒およびB(バルブ)、絞りがf/8、f/11、f/16、f/22、f/32。価格は税別19,907円。○Diana F+ CortinaDiana F+ Cortinaは、ホリデーシーズンにスキー客でにぎわうコルティーナをモチーフとした中判カメラ。ヴィネット効果の効いた写真を撮れる。120フィルムに対応。価格は税別9,074円。○Diana MINI Monte RosaDiana MINI Monte Rosaは、イタリアのスキーリゾートをモチーフにした特別モデル。35mmフィルムでスクエア、ハーフフレームの写真を撮影できる。価格は税別10,952円。
2015年11月02日10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催された。Adobe MAXでは、ツールやテクノロジーの最新動向やノウハウが発表される250以上のセッションが行われるかたわらで、コミュニティ・パビリオンには遊び心満載のさまざまな企画が用意されている。また、夜には"MAX Bash"のようなお楽しみイベントもある。そこで本記事では、これらの写真を中心にAdobe MAXの会場全体の雰囲気をお伝えしたい。○参加者を出迎える巨大ロゴと落書きボードご存知の方も多いと思うが、2009年以降のAdobe MAXは、6回ともすべてロサンゼルスコンベンションセンターで行われた。開催期間中は、同センターの正面には巨大はAdobeロゴが掲げられる。世界中から集まってきた参加者を出迎える、お馴染みの光景である。受付を済ませた後の楽しみのひとつが、エントランスの奥に設置された落書きボードだ。多くの人がポスターカラーを手に取り、Adobe MAXに参加したという痕跡を残していく。会社や団体のロゴを描く人も多い。○コミュニティ・パビリオンは参加者を楽しませる企画が満載パビリオンではさまざまな展示や企画が行われているが、大雑把に分類すると「スポンサー企業ブース」、「Adobeコーナー」、「企画展示・体験コーナー」、「息抜きスペース」などがある。この辺は一般的なIT系のカンファレンスと大きく変わらないが、日本のカンファレンスに比べると体験コーナーや息抜きのためのスペースが大きく取られている点が特徴と言えるかもしれない。時間によって、おやつやコーヒーなども用意される。大型スポンサーのMicrosoftは一際大きなブースを構えていたが、Adobe MAXの開催期間中にちょうどSurface Pro 4とSurface Bookが発表され、この会場で展示されたため、多くの参加者がこの新製品を触りに集まっていた。もちろん、タッチモードに対応したAdobeのデザインツール入りだ。VAIOブースでは、米国発売が発表されたばかりのVAIO Z Canvasが展示されていた。VAIO Z Canvasは昨年のAdobe MAXで初めてプロトタイプが公開されて注目を集めたが、今年は製品版を触ることができ、その性能に多くの人が感嘆の声を上げていた。Adobeコーナーには、各製品の最新版が設置され、参加者が実際に触ってみることができるようになっている。ここには製品担当者やエバンジェリストも常駐しているので、分からないことがあれば直接聞くことができるというのも魅力のひとつである。また、会場を歩いていると有名人に出会えることも少なくない。特に"Photoshopの伝道師"として知られるRussel Brown氏は、奇抜な格好で会場に現れることで有名だ。今年はPhotoshop誕生から25周年の年でもあるため、それを記念した特別展示も用意されていた。最初のPhotoshopが発売された1990年、1994年、2003年、そして2015年の光景を再現したブースだ。それぞれの年代で、当時のバージョンのPhotoshopが動いている。Photoshopの歴史は、いわゆるパーソナルコンピータとともに歩んできた歴史とも言える。そのことが実感できる演出だった。展示だけでなく、参加者が実際に体験できる企画が多数用意されているのも特徴。特に人気だったのが、360度バレットタイムカメラでポートレイトを撮影してくれるというコーナーで、連日長い行列を作っていた。撮影・加工された写真はこのサイトで公開されている。カンファレンスの内容とは関係なく、おもちゃやゲームが置かれたリフレッシュコーナーが設置されているのも、アメリカのカンファレンスの特徴と言えるだろう。朝から深夜まで続く長丁場のカンファレンスなのでリフレッシュも重要なのだ。他の参加者との貴重な交流の場でもある。○夜のパーティー「MAX Bash」2日目の夜には、コンベンションセンターに隣接する野外広場で「MAX Bash」と呼ばれるパーティが開かれる。MAX Bashではステージが設けられてライブが行われるほか、さまざまなパフォーマーによるパフォーマンスが披露される。ちなみに今年のステージでは「Cage the Elephant」と「Fitz and The Tantrums」の2組のバンドが演奏を繰り広げて参加者を沸かせた。それに加えて、サプライズの出し物として「FUERZA BRUTA」が登場した。FUERZA BRUTAは、空中に釣り上げられた透明なプールでダンサーが踊るエンターテイメントで、観客はプールの真下からその幻想的な光景をみることができるというもの。日本でも2014年に公演が行われて大きな反響を呼んだが、まさかAdobe MAXでお目にかかれるとは想像していなかった。○次回は来年の11月、場所はサンディエゴ例年には無かった新しい試みとしては、プロの写真家の指導の元で実際にダウンタウンに繰り出して写真を撮影するというフォトウォーク形式のセッションがあった。このセッションは、プレス向けのものと一般参加者向けのものがそれぞれ行われ、筆者はプレス向けの回に参加させてもらった。写真の撮り方の指導というよりは、風景の中でどのようにインスピレーションを感じ、それを写真に切り取るかという感じの内容で、実際に体を動かして体験することができ興味深かった。室内で行われるハンズオン以外でも、このような体験型のセッションがもっと増えると、より魅力的なイベントになるのではないかと感じた。さて、次回のAdobe MAXは2016年11月、場所はこれまでとは変わってサンディエゴで開催される予定だ。
2015年10月21日東京都・銀座の資生堂ギャラリーは、日本人アーティスト・小沢剛氏の個展「小沢剛展 帰って来たペインターF」を開催する。会期は10月23日~12月27日(月曜休館)。開場時間は11:00~19:00(日曜・祝日は11:00~18:00)。入場無料。同展は2013年、「第5回アフリカ開発会議」の際に横浜創造都市センターで開催された展覧会において、福島出身の野口英世の生涯をもとにした小沢氏が生み出した架空の人物の物語をインスタレーションとして展示した作品「帰って来たDr. N」のシリーズ第2弾。戦争中にインドネシアで従軍した架空の日本人画家「ペインターF」の戦前~戦後の生きざまを物語にして、絵画と映像作品に仕上げているという。今回の物語制作は、実在した従軍画家たちをリサーチすることからスタートし、残されている記録や研究をもと、インドネシアの美術史家、ペインター、ミュージシャンらと対話を重ね、彼らと共同で制作しているということだ。また、関連イベントとして、11月3日 18:00~20:00には、資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにおいて、映画「FOUJITA」の監督・製作・脚本を手がけた小栗康平氏とのトークセッションが開催される(参加費無料、定員200名)ほか、12月6日 14:00~16:00には資生堂銀座ビル9階のワードホールにおいて、インディペンデント・キュレーターで同展のインドネシアコーディネーター・Leonhard Bartolomeus氏とのトークセッションも実施される予定となっている(参加費無料、定員60名、英逐次通訳付)。参加希望者は、資生堂ギャラリーウェブサイトにて申し込む。なお、小沢剛氏は1965年、東京生まれ。1991年、東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了。代表作は、世界各地に自作の地蔵を置き写真に収めた作品「地蔵建立」、牛乳箱を用いてアートを展示する超小型移動式ギャラリー「なすび画廊」、 美術史の名画を醤油で模写する「醤油画資料館」、野菜で作られた武器を持つ女性のポートレイトのシリーズ「ベジタブル・ウェポン」など。2007年には中国人アーティストのチェン・シャオション、韓国人アーティストのギム・ホンソックとアーティスト集団「西京人」を結成し、さまざまな境界を越えたコミュニケーションをテーマにした活動も展開している。 第25回タカシマヤ文化基金美術賞受賞。
2015年10月07日ソニーは29日、ナショナルジオグラフィックの冒険写真家マシュー・ペリー氏が、ミラーレスカメラ「α7R II」で撮影したプロジェクトムービー「創造力を解き放つ、冒険へ」篇を特設サイトにて公開した。プロジェクトムービーには、マシュー・ペリー氏がカナダ・ホワイトホースで撮影した雄大な自然風景や野生動物が収められている。特設サイトではマシュー・ペリー氏がα7R IIで撮影した風景写真、動物写真、ポートレイトなどを公開しているほか、プロジェクトムービーのメイキング動画を視聴できる。α7S IIは、2015年6月に国内発表された、ソニーのミラーレスカメラにおけるフラッグシップ機。有効4,240万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載する。
2015年09月29日文化人から愛された街、東京・神田で、アートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO 2015」が開催される。会期は10月9日から11月3日まで。2012年から始まり、今年で4回目となるこのアートプロジェクトは、東京・神田の“暫定的な”都市空間を舞台に、地域と文化の未来を試行することがテーマ。既存のビルや空間で、クロスジャンルなアートが楽しめることが魅力だ。今年は、旧東京電機大学跡地を拠点としつつ、より街に広がりコミュニティに根ざす様々なプロジェクトを進める。神田町かど発の「五十一八クリエイティブ・プロジェクト」は、神田錦町と神田小川町の境界を靖国通りに平行して東西に走 る“五十(ごとう)通り”と“一八(いっぱち)通り”沿いの周辺地域と、様々なジャンルのクリエイターの連携による継続的なアートプロジェクト。既存のビルや駐車場、店舗などで、クリエイターたちの展示やイベントを行う。また「アート縁日」では、神田最古の映画館と言われる南明座があった駐車場で、野外上映やアート屋台、東京芸大制作の山車の展示、LIVEパフォーマンスなどが行われ、クリエイターたちとともに縁日を楽しめる。写真家・池田晶紀による「池田晶紀ポートレイトプロジェクト2015」では、五十通りの人々に焦点を当て、このまちで生きる人々を撮影。モデルとなった人が“生きる場所”での展示を行う。その他、リトゥンアフターワーズのデザイナー山縣良和が創立し、現在はファッションデザイナー坂部三樹郎とともにディレクターをつとめる「ここのがっこう」の在校生、修了生による既成概念を揺さぶるファッション展「cocoten2015 by coconogacco」や、日本最大級のクラフトビールイベント「大江戸ビール祭り2015」、プロレスやインラインスケートなどのスポーツ体験ができる「神田スポーツ祭り2015」、旧東京電機大学跡地でキャンプをする「アーバンキャンプトーキョーホテル2015」なども開催。都市が持つ多様性を活用したクロスジャンルなアートが楽しめるTRANS ARTS TOKYO 2015で、新しい東京のクリエイティビティや魅力を体験しよう。【イベント情報】TRANS ARTS TOKYO 2015会期:10月9日~11月3日※プログラムによって開催日は異なる。会場(住所):五十通りエリア(東京都千代田区神田錦町2・3丁目、神田小川町3丁目)旧東京電機大学跡地(東京都千代田区神田錦町2-2 )NPC神田小川町パーキング(東京都千代田区神田小川町3-9-2)ワテラス(東京都千代田区神田淡路町2-101)アーツ千代田 3331(東京都千代田区神田6-11-14)カフェ&和酒 N3331マーチエキュート神田万世橋(東京都千代田区神田須田町1-25-4)
2015年09月08日現在、アップルがワールドワイドで展開しているiPhone 6の広告キャンペーン"Shot on iPhone 6"。Webサイトでは、iPhone 6のカメラで撮影された写真を紹介する「ワールドギャラリー」が公開されている。作品、フォトグラファーとともに、使用したアプリやアクセサリ、撮り方のヒントが紹介されているが、このWebサイトとは別に、アップルは新聞広告や雑誌広告も打っており、こちらでもiPhone 6で撮られた作品が採用されている。マイナビニュースでは、その企画で紹介されたフォトグラファー・Pei Ketronさんにお話を伺うことができた。ーーPeiさんは写真家としてキャリアをスタートさせる以前は、自閉症やダウン症など障碍を持つ児童が通う特別学級の教師だったという。フォトグラファーへの転進はどういった理由からだったのだろう?Pei 大学時代に写真の技術を独学で習得していきました。卒業してからも写真を撮り続け、しばらくの間は趣味だったのですが、最近は少しずつ、仕事としてやっていけるようになっています。最初はモデルのポートレートや結婚式の写真を撮ることが多く、その後はイベントなどの撮影の仕事が入るようになっていきました。もともと旅行が好きだったということもあって、トラベルフォトを撮りたくなり、思い切って教師を辞め、プロのフォトグラファーに転向したんです。ーープロとしてのキャリアがスタートした直後は、いわゆるデジタル一眼カメラを使うことが多かったのだが、現在メインで使っているのはiPhoneだそうだ。そうなった経緯はどのようなものだったのだろうか?Pei デジタルカメラは必ずしも携行しているわけではないので、シャッターチャンスを逃すこともあります。ところが、iPhoneはいつも手にしているものですから、いざという時、さっとカメラを使うことができます。カメラバッグからカメラを取り出して、レンズを装着して、といったことをやってるうちに機会を逸することが結構な頻度であったのですが、iPhoneはロック画面からカメラ機能を一瞬で起動できるので、そういったことが激減しましたね。ーーアプリはどんなものを使っているのだろうか?Pei iOS標準の「カメラ」アプリを使うことが多いです。iOS 8から自由に露出をコントロールできるようになったところが大きいです。あとは先ほども申し上げましたけど、一瞬で起動ができますので。長時間露光やタイマーを利用した撮影では「Cortex Camera」を使っています。光が少ない状態でも撮れるので重宝しています。ノイズを除去する機能もよく使っていますね。三脚と組み合わせて撮影すると、ビックリするくらい綺麗に撮れますよ。ーー初めて使ったiPhoneはどのモデルなのか訊いたところ……。Pei 初代iPhone(日本では販売されなかったモデル)です。それ以降のモデルも殆ど全部持ってると思います。もしかしたら、ひとつふたつ、買い逃してるかもしれませんが。カメラの機能は新しいモデルが出る度にアップデートされていますから、常に最新機種を利用することに、積極的な意味があると考えています。プロフェッショナルな現場で使われるものなのですから。初期のモデルでは作品作りには使用していませんでした。今、iPhoneをメインで使っているのはInstagramに投稿する機会が多いからですね。Instagramの登場で状況が一変したとも言え、専用機をあまり使わなくなったのもそういったことからですね。ーー三脚以外に利用している外部デバイスは何かあるのだろうか?Pei 沢山持っていて、バッグの中はレンズやら三脚やらで一杯です(笑)。いつもこんなに持ち運んでいるわけではないのですが、今は移動中なので。よく使うのは「OPTRIX by BODY GLOVE」の防水ケースです。これにはiPhone 5sを入れています。シュノーケリングしながらの撮影が好きなので、こういったアイテムを利用しているのですが、異なる機種で使い回しができないのがちょっと残念ですね。これがいいなと思っているのは防水機能だけでなく、マクロレンズや望遠レンズを付け替えて使用できるところです。私は広角で撮影するのが好きなのですが。それと外部レンズで使っているのは「Moment Lens」です。外部レンズについてはいろいろと試してみたのですが、エッジがボケたりなど納得いくものが少なく、これが一番シャープでクオリティが高いと感じたので継続して利用してます。三脚はJOBYの「Gorillapod」ですね。リップスティックくらいの小さなものなのですが、脚を曲げてフレキシブルに設置できるところが気に入ってます。ビデオの撮影や「AvgNite Cam」というアプリで撮影する時によく使いますね。ーー「ワールドギャラリー」で採用されたのは米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で撮影したものだ。今回は人物が写っているが、普段の作品では人物を被写体に選ぶことは少ないと言う。Pei 人物を撮るとしたら、シルエットが多いですね。匿名性が出るようなものということです。その方が風景にとけ込みやすいと思うので。iPhoneでの撮影は比較的、手前から奥までピントが合っている、いわゆるパンフォーカスの写真が多いです。もちろん、装着するレンズによって撮り方を変えていますけど。ーーPeiさんの作品は、大自然のダイナミックさを捉えたものやポートレイトの他、建築などの構造物を撮影したものが特徴的でもある。幾何学的なイメージの作品が多く、ヨセミテ国立公園の作品とは対象を成している。Pei どういうイメージで撮るかによって、自分の心情も変化するのですが、実は前もって撮影計画を考えることは少ないです。建物を撮るときは、どの角度で撮ったら一番美しく撮れるか観察が必要で、かつカメラをどの位置に構えるかも考慮しなければなりません。一方で、自然の風景を撮るときは、もう少し自由にやってますね。ーーPeiさんは世界中を飛び回って撮影を行っている。これまで訪れた場所でお気に入りのところはどこなのか訊いてみると……。Pei とても難しい質問ですね。私自身は台湾出身で、アリゾナで育ちました。アリゾナは砂漠の中でしたけど、もちろん大好きです。台湾は食べ物がまず好きですね(笑)。最近特に気に入っているのはヨルダンとトルコです。アリゾナのような乾いた土地ですけど。あとはアイスランドがとにかく景色が美しくて。ーー最後にこれからやってみたいことについて伺った。Pei これまた、非常に難しい質問ですね(笑)。現在、Instagramを通じて観光案内の仕事に携わっているのですが、世界のいろいろな場所に足を運んで、美しい風景を見て自分が感動したことを多くの人々と共有したいと思ってます。私、自分が好きではないことや興味がないことは上手く撮れないんですけど、大好きな旅行に関しては別なんです。あとは、その観光ガイドに動画を加えてみたいですね。ただ、専用機は撮影した後の編集作業が面倒そうので、やっぱりiPhoneだけで完結させたいです。iPhoneは小さく、ホールド感も良いので、安定した映像を撮れるんですよね。あと、スローモーションが手軽に撮れるところも良いと感じてます。
2015年09月07日“THE WORLD STANDARD FASHION”をコンセプトにトレンドアイテムを展開する「SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH(センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ)」は、NYを拠点に活動する女性現代美術家のINA JANG(イナ・ジャン)が俳優、宮沢りえを被写体にした2015年 秋冬のイメージビジュアルを8月21日(金)より展開する。イメージビジュアルのテーマは「anonymous=匿名性」となり、現代女性の憧れを体現する宮沢りえに内在する「女としての尊厳」や「存在するだけで人の心を動かす力」といったエネルギーのビジュアル化に挑戦した。アパレル企業の広告ビジュアルを、商業写真家ではなく生粋の現代美術家が手掛けるケースは珍しく、さらに日本を代表する俳優として数々の賞を受賞する宮沢りえを起用したことにより、同広告ビジュアルへの注目度が高まっている。2015年秋冬のイメージビジュアルでは、ロングシルエットのワンピースや、オーバーサイズのガウンコート、あたたかみのあるベージュカラーやデニム等、今季のテーマである「70’s folklore(フォークロアテイストを取り入れた、ノスタルジックで素朴な70年代スタイル)」を代表するアイテムを使用した。INA JANGさんと宮沢さんは、互いのことをそれぞれ次のようにコメントしている。INA JANGさんは、「宮沢りえさんを撮影するのはとてもエキサイティングでした。その圧倒的な存在感は、今までの自分が求めてきた"匿名性”の世界観と重ねることで、リフレッシュされた特別な瞬間を共有できたと思います。ポートレイトに対して新しい考えに至りました。りえさんが作品を作る事に対して詳細にまで気を使ってくれるのが印象的でした。本当に素晴らしいコラボレーションができた、と感じています」。宮沢さんは「作品のクリエイティブさ、カッコよさに対して、とても穏やかな方という印象を受けました。作品に対する思いを内に秘めながら、相手に対しては優しくソフトに対応してくれるので、撮影中はとても幸せな時間を過ごすことができました」。(text:Miwa Ogata)
2015年08月20日死後、才能が世に認められるということは、アートの世界では時として起こるーー近年、その顕著な人物として挙げるならば、女性写真家ヴィヴィアン・マイヤーだろう。そんな彼女の物語を収め、本年度「アカデミー賞」にて長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたアート・ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が今秋、日本で公開されることが決定した。物語の発端は、07年、シカゴ在住の青年ジョン・マルーフがオークションで大量の古い写真ネガを購入したことに始まる。その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が続々と寄せられた。この現象を世界各国のメディアは大々的に報じ、さらにその才能は広く知られるところとなり、その写真をまとめた写真集は全米売り上げでNo.1を記録。ニューヨーク、パリ、ロンドンで展覧会が開かれると人々が押し寄せた。写真の撮影者の名前は、ヴィヴィアン・マイヤー。話題になった当時はすでに故人、生前の職業はナニー(乳母)だった。15万点以上の作品を残しながら、1枚も公表することがなかったという。ヴィヴィアン・マイヤーが大きな注目を集めた理由は、優れた写真の才能の他にもう一つある。不詳であることーー生前、偽名を使って素性を隠していたことで、彼女が何者で、どこから来て、どんな想いでシャッターを切っていたのか、そのミステリアスな人物像も彼女の魅力となっている。「何故、これほど優れた写真を撮ることができたのか?」、「なぜ誰にも作品を見せなかったのか?」、その才能の痕跡だけが現在に残されたのだ。20世紀の写真史を変えていたかもしれない、と言われるヴィヴィアン・マイヤー。本作は、ヴィヴィアンが誰にも見せることが無かった15万枚にもおよぶ、当時のニューヨークを収めた貴重なポートレイトの数々を紹介。さらに彼女のミステリアスな生涯を、関係者のインタビューや系図学者のリサーチによって紐解いていく。監督は、ヴィヴィアン・マイヤーという才能を見つけ出した張本人ジョン・マルーフと、マイケル・ムーア監督作『ボウリング・フォー・コロンバイン』(’02)でフィールド・プロデューサーを務めたチャーリー・シスケルが務めている。映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』は10月、シアター・イメージ・フォーラムほか全国にて順次公開。
2015年08月14日ロモジャパンは30日、ロモグラフィーのインスタントカメラ「Lomo’Instant」の新モデルとして「Lomo’Instant Kyoto Edition」を発売した。価格は税別17,500円。Lomo’Instantは、2014年にクラウドファンディングによる資金提供を受け製品化されたインスタントカメラで、長時間露光機能や多重露光機能を備える。今回発売した「Lomo’Instant Kyoto Edition」は、ピーチ色の本体にフラワープリントのファブリックをあしらったモデルだ。標準搭載のワイドアングルレンズのほか、3種類のレンズアタッチメント(魚眼、ポートレイト、クローズアップ)と4種類のフラッシュ用カラーフィルター(レッド、ブルー、パープル、イエロー)が付属する。主な仕様は、電源が単4形アルカリ乾電池×4、使用フィルムがFUJIFILM Instax mini フィルム、シャッタースピードが1/125秒およびB(バルブ)、絞りがf/8、f/11、f/16、f/22、f/32。
2015年07月31日イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)から、写真家・藤原聡志とのコラボレーションシリーズ「Code Unknown」が発売された。藤原聡志は2012年にベルリンを拠点に活動を開始した若手の写真家。これまでにドイツ、オーストラリア、スイス、スウェーデン等で展覧会実績を持ち、2014年にはジャパンフォトアワード2014のステラ・スッチ賞を受賞している。今回のコラボレーションシリーズは、藤原が映画監督ミヒャエル・ハネケへのオマージュとして、個人を特定できないギリギリのラインを狙い、撮影、編集を行った作品群「Code Unknown」をインスピレーション源にしたもの。これらの中から3作品をインスピレーション源にしたダイナミックなプリントを、シャツ、Tシャツ、バッグに施した。また9月初旬にオープンする阪急MEN’S OSAKAでは、藤原の作品から新たに3点を追加し、このショップだけのオリジナル商品を展開する。さらに現在、東京・銀座の「エルトブ テップ イッセイ ミヤケ / ギンザ(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA)」では、藤原聡志による特別展示「Code Unknown」が開催されている。この特別展が表現するものは、メディアとしての写真の危険性と可能性だ。写真というメディアに特有の肖像権侵害の危険性と、撮影方法やデジタル画像処理などによりこの問題を超える事のできる可能性を、藤原は、個人を特定しづらいように画像処理されたポートレイトをデジタルに複製し続けることで表現している。こうした作品を店内に氾濫させることで、藤原が撮影地であるベルリンで感じた雑多な雰囲気を創出した。【イベント情報】Code Unknown会 場:エルトブ テップ イッセイ ミヤケ / ギンザ住 所:東京都中央区銀座4-4-5会 期:8月5日まで時 間:11:00~20:00
2015年07月12日雑誌『GQ JAPAN』をはじめとする一流誌のファッションページや、MVやTVCFの映像など手がけるフォトグラファーのMaciej Kucia(マチェイ・クーチャ/AVGVST)のインタビュー。1/2に続き、同氏にファッションフォトの考え方について話を聞いた。――Maciejさんにとってファッションとは?コミュニケーションのツールのようなものでしょうか。選ぶ服によって、自分がどんな人かを相手に示すことができるという点において。好きなブランドは枚挙にいとまがありません。日本のものだとYohji Yamamotoは特に好き。彼の服を着ると、どんな年代の人も魅力的に見えると思いませんか?それから、クローゼットに入りきらないくらい持っているのがN. HOOLYWOOD!アウトドアにももってこいの抜群の着心地でありながら、見た目はとっても洗練されているところがお気に入り。シンプルゆえの洗練ファッションを楽しみたい日はYaecaを選ぶことも多いですね。――ファッションと写真ってどんな関係にあるのでしょうか?お互いの存在によって、その魅力をさらに高めることができるものかな。ストーリー性のあるファッションフォトだけじゃなく、ポートレイトの場合もそれは同じこと。構図、光、セット、素材感だとか、すべてのものがどう関わるかによって、そこに生まれるストーリーも違ってきます。そして、だからこそファッションフォトというのは、そのブランドの思想や背景まで伝える力を持っているんです。――maciejさんは音楽にも造詣が深いと伺いましたが、音楽とファッションの関係についてはどう思いますか?僕は音楽学校で10年間学んだ後、作曲の仕事をしていた時代があるんですが、その間にいろんなジャンルの音楽を聴く人を見てきた経験からも、音楽もファッションもその他のあらゆるアートについても、人の好みにも影響をもたらすという点において共通してる気がしています。例えば、音楽の趣味が同じ人同士って、生活スタイルにも共通点がありますよね。職業は違っていても、考え方や好きなものが似ているとかね。――音楽の仕事をしていた経験は、フォトグラファーとしての仕事になんらかの影響を及ぼしていると思いますか?それはないかな。でも、その経験が、僕という人間のパーソナリティを作っているひとつの要素であることは間違いないと思うね。それともうひとつ、僕に大きな影響を与えてくれたものは物理です。僕は大学では、人間にとって普遍的なことの根源を学びたいとの思いから物理学を専攻していたんだけど、これによって、自分の周りにある全てのことに対しての理解が深まったと感じてるんです。しかも、新しいものを自分に吸収したり、自分自身を成長させたいと思ったときに、どうすれば思い通りの結果を出せるかを考える際にも役に立っています。――最後に、今後の目標を教えていただけますか?コラボしたいブランドはたくさんあるけど、「こうなりたい」ってふうに自分の中で決めてはいないんです。これまでも、そしてこれからもきっとそうだけど、人生の中での出会いを大切にしているから。だから、いいなと思ったものに出合ったとき、柔軟に動く姿勢はずっと保ち続けたいですね。だって、人生そのほうが何倍も楽しいでしょう?
2015年06月28日ロモジャパンは、渦巻くボケを調節できる新ペッツバールレンズ「New Petzval 58 Bokeh Control Art Lens(ニュー ペッツバール 58 ボケ コントロール アート レンズ)」の開発プロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて出資者の募集を開始した。目標金額は100万円だが、プロジェクト公開からわずか1日で400万円以上が集まっている。募集期間は2015年7月6日00:00まで。同社は2013年夏、19世紀に誕生したポートレートレンズ「Petzval」の復刻版として、「New Petzval 85mm」を開発するプロジェクトを立ち上げ、CAMPFIREにて出資者を募っていた。本プロジェクトはその後、日本のクラウドファンディングにおける史上最高額の支援金を集め、製品化を実現。中央の被写体はシャープに、ピントのずれた背景部分には渦を巻くボケ(通称:ぐるぐるボケ)が現れる特性が支持を集め、現在では公式オンラインショプでも販売されている。今回のプロジェクトで製品化を目指すのは、この「New Petzval 85mm」に新機能「ボケ調節リング」を加え、ボケの渦巻き具合を7段階で調節できるようにした新レンズ。ペッツバールレンズ生誕175周年に合わせて企画されたもので、焦点距離も用途の広い58mmに変更、絞り解放値もより明るいf/1.9を採用し、ポートレイト撮影はもちろん、景観写真や街角スナップでも活躍するという。カラーはゴールドとブラックの2色。Canon EFマウントとNikon Fマウントから選択可能となっており、マウントアダプターを使用することでAPS-Cのカメラにも装着できる。本プロジェクトへは500円から出資が可能。支援者には同レンズが最大50%オフでいち早く提供される特典や、「Lomography Art Lens」シリーズの全4本が約30%で手に入る特典、同レンズ縁の地であるオーストリア・ウィーンへのスペシャル旅行など、出資額に応じた特典が用意される(一部終了)。詳しくは「CAMPFIRE」プロジェクトページまで。
2015年06月03日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「BEFORE THEY PASS AWAY」ジミー・ネルソン(JIMMY NELSON)グローバリゼーションが加速する現代において、古くから継承する文化や習慣を守り続ける世界各地の少数民族を、イギリス人写真家ジミー・ネルソンが撮影してまとめた貴重なタイトル。モンゴルの山岳地帯を周遊するカザフ族から、仮面や装飾的な衣装を身に着けたパプアニューギニアの農耕民族、ニュージーランドの先住民マオリ族、土で身体を飾るナミビアのヒンバ族やケニアのサンブル族、ジャンプ力で有名なタンザニアのマサイ族まで、自然と共に今を生きる20の民族たちの生の姿を美しいポートレイト写真で紹介。それぞれの民族の起源と伝統文化、信仰、生活、食事に関する解説付き。今日のファッションの固定観念と日常から解き放たれて、人間の本来の生き方を見ることができる清々しい1冊。本書は、「German Photo Book Award 2014」でゴールド賞を受賞している。【書籍情報】「BEFORE THEY PASS AWAY」著者:JIMMY NELSON出版社:teNeues言語:英語、フランス語、ドイツ語併記ハードカバー/424ページ/380×300×55mm発刊:2013年価格:2万1,760円
2015年05月26日20歳の誕生日を記念して発売された早見あかり初の写真集「Twenteen」の写真展が、東京・代官山の「GALLERY SPEAK FOR」にて開催されることがこのほど決定した。NHK 連続テレビ小説「マッサン」を始め、今年4月よりTBS「A-Studio」、ほかにもテレビ朝日「セカンド・ラブ」、映画『忘れないと誓ったぼくがいた』ではヒロイン役を務めるなど、各方面で活躍中の女優・早見さん。今年3月17日に迎えた20歳の誕生日を記念して、先日発売となった初の写真集「Twenteen」は、“大人でもない、子どもでもない。10代最後のかけがえのない瞬間”を詰め込んだ「今」の早見さんの素顔が満載の作品だ。夏は沖縄、冬は長野、それぞれ大自然の中で、少女のようなあどけなさ残るナチュラルな表情や、一変して大人の女性を感じさせるクールで凛とした表情など、20歳目前等身大の彼女のリアルな姿が映し出されている。今回開催が決定した写真展「木寺紀雄 しろとあかりといろ」は、「Twenteen」の撮影を手掛けたフォトグラファー木寺紀雄氏による写真集のカットはもちろん、沖縄と長野の撮影旅行中に撮影された多くの未公開のカットを含む大小サイズで約40点オリジナルプリントが展示される。木寺氏は、数多くの広告写真やCM、エディトリアルを手がけ、ファッション、旅、インテリアなどあらゆるジャンルで活躍中のフォトグラファー。これまでスウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンなどクリエイターとのコラボレーションやドキュメンタリー作品などの発表など行ってきた彼が、今回の様な女優とのコラボレーション、女性のポートレートのみの写真展を実施するとのは初の機会となる。また、写真展開催決定を記念して、6月6日(土)には木寺氏によるギャラリートークが決定。「Twenteen」の編集をつとめた上田智子氏を迎え、撮影秘話や作品完成に至るまでの製作秘話、また本展実施にあたっての思いやエピソードなど貴重な話が飛び出すことが期待される。写真集「Twenteen」は発売中。写真展「木寺紀雄しろとあかりといろ」は6月5日(金)~17日(水)、「GALLERY SPEAK FOR」にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日虎屋が運営する菓子資料室「虎屋文庫」は5月20日から6月16日まで、第78回虎屋文庫資料展として「虎屋文庫のお菓子な展示77」を開催する。○歴史の名シーンを彩って来た和菓子の世界同資料室は、和菓子文化の伝承と創造の一翼を担うことを目的とし、1973年に創設。同年より、本社ビルにて展示会を開催してきた。このたび、ビルの建て替えに伴い、約3年間休業となることから、大回顧展を行う。毎回人気を集めた「源氏物語と和菓子」展や、有名作家による「和菓子アート」展など、全77回のさまざまな展示を、思い出の品々と振り返る。展示品は、過去の展示で紹介した菓子約40点、過去の展示のDM・ポスター、錦絵・版本・古文書・動画など。主な展示内容は以下の通りとなる。「歴史上の人物と和菓子」は、力を入れて取り組んできたテーマの一つ。有名人の知られざる逸話を紹介してきた。一例では、「琳派」創生400年の今年、話題となっている絵師・尾形光琳の注文記録が、虎屋に残る。本展示では、光琳が中村内蔵助に贈った10種の菓子から「色木の実」と「友千鳥」を展示する。第30回「源氏物語と和菓子」展(1988年)では、故・片野孝志氏の料紙(美しい和紙をつなぎ合わせた装飾的な紙)と菓子を組み合わせて、54帖のさまざまな名場面を表現した。本展示では、数ある展示のなかでも屈指の人気を誇る和菓子と料紙の競演を楽しむことができるという。第75回「蘇る 江戸~明治の和菓子の世界」展(2012年)で展示した、菓子研究家・吉田隆一氏所蔵の、菓子を運ぶ容器「井籠(せいろう)」。事前調査の際、「二口屋(ふたくちや)」の井籠を塗り直したものであることがわかった。江戸時代に虎屋とともに御所御用を勤めた名店で、幕末に虎屋が経営権を譲り受けたという縁を感じさせる一品とのこと。第67回「和菓子アート」展(2006年)は、現代アーティストによる、和菓子に想を得た作品展。菓子木型を使った和紙作品や、和菓子をかたどった木製玩具などが展示された。名画や偉人に扮するセルフポートレイト作品知られる森村泰昌氏のデザインによる干菓子「ことのはのあじ」が注目を集めた。○展示品の和菓子を限定販売とらや赤坂本店、銀座店では、本展示の期間中、展示品より外良製「招福袋」「宝来袋」を限定で販売する。価格は各486円(税込)となる。会場の所在地は、東京都港区赤坂4-9-22「虎屋ギャラリー」。入場無料。自由に参加できる展示解説を、毎週月曜日の10時30分から、5月30日と6月6日の13時30分から行う。
2015年04月26日