ポール・スミス(Paul Smith)とグローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)のコラボレーション第2弾より、新作ミニトランク「ザ・ロンドン・スクエア(The London Square)」が登場、2019年11月20日(水)から発売される。「ザ・ロンドン・スクエア」は、ロンドンの街並みを自由且つ軽やかに駆け抜ける女性をイメージしてデザインされたミニトランク。トップハンドルと長さを調節できるロングストラップが備えられており、コンパクトなサイズ感なので、トラベルシーンだけではなくデイリーユースに活躍する。ボディーには、7月に登場したトラベルケースと同様にグローブ・トロッターの特徴的な「ヴァルカン・ファイバー」を使用。今回はクラシックなブラックを基調とし、コーナーレザーに、ポール・スミスの“シグネチャーストライプ”からインスパイアされたネイビー、トープ、ライムイエロー、セージ、バーントオレンジ、ピーコック、バーガンディー、ブライトレッドの異なる8色をあしらった。グレーのリネンライニングで覆った内側には、“シグネチャーストライプ”のインナーベルトが映える。【詳細】ポール・スミス × グローブ・トロッター ザ・ロンドン・スクエア先行予約:2019年11月6日(水)~19日(火)※先行予約者には、8色のコーナーレザーと同色のイニシャルを2文字まで無料で追加できるサービスを実施。※既に展開している20インチ、30インチのトラベルケースは対象外。発売日:2019年11月20日(水)展開店舗:ポール・スミス主要店舗、ポール・スミス公式オンラインショップ、グローブ・トロッター全店舗、グローブ・トロッター公式オンラインショップ、ヴァルカナイズ・ロンドン全店舗、ヴァルカナイズ・ロンドン公式オンラインショップ価格:ザ・ロンドン・スクエア(W20xH20xD11cm/1kg) 149,000円+税
2019年11月09日ポール & ジョー アクセソワ(PAUL & JOE ACCESSOIRES)から、「クリザンテーム」「ヌネット」の新作アイテムが登場。ポール & ジョーのアイコニックな花柄「クリザンテーム」を配した、ウールカシミヤ刺繍マフラーやグローブなど、冬に向けた防寒アイテムが新たに登場。さらに、柔らかな色彩で「クリザンテーム」を表現したルームソックスやポーチ、シックなネイビーのレザーウォレット、ショルダーバッグなど、上品で華やかなアイテムを揃える。チャーミングな猫「ヌネット」モチーフからは、コーラルオレンジやブラウンなど、秋冬らしくウォーミングなカラーリングのアイテムが登場。ショルダーストラップを配した総柄のトラベルウォレットやポーチ、パスコインケースなどを展開する。ひょっこりと「ヌネット」が顔を出すグローブは、親指と人さし指の位置に肉球のマークがあしらわれており、グローブを付けたままでもタッチパネルの操作が可能となっている。【詳細】ポール & ジョー アクセソワ 新作アイテム発売時期:・グローブ 2019年11月上旬~順次・ウールカシミヤ刺繍マフラー 2019年11月中旬~※その他アイテムは、2019年10月29日(火)時点で発売中。取扱店舗:全国百貨店、他■商品例・「クリザンテーム」ウールカシミヤ刺繍マフラー 5,000円+税、グローブ 2,800円+税、長財布 16,000円+税・「ヌネット」ポーチ 3,000円+税、グローブ(ホワイト) 3,800円+税、グローブ(チョコ) 4,800円+税、パスコインケース 2,500円+税【問い合わせ先】ワグ インクTEL:03-5791-1501
2019年11月01日マット・リーヴス監督作『バットマン』に、ポール・ダノがヴィランのリドラー役で出演するようだ。「Variety」誌が報じた。先日、悪役のオファーを受けていたジョナ・ヒルが辞退したと報道されたが、ワーナー・ブラザースはすぐに新たな候補に声がけをした模様。ジョナはリドラー役またはペンギン役で出演交渉を行っていたとされている。ポールは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で英国アカデミー賞助演男優賞でノミネート経験を持つ俳優で、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』ではゴッサム・インディペンデント映画賞&ボストン映画批評協会賞の主演男優賞を受賞した。リドラー役は過去に『バットマン フォーエヴァー』でジム・キャリーが演じたことがある。1966~68年のテレビシリーズ「怪鳥人間バットマン」ではジョシュ・ゴーシン&ジョン・アスティンが演じた。リドラーの本名はエドワード・ナッシュトンで、原作コミックではのちにエドワード・ニグマとなるが、今作でポールが演じるのは“ナッシュトン”だという。リーヴス監督作の『バットマン』に現在出演が決定しているのは、バットマン役にロバート・パティンソン、キャットウーマン役にゾーイ・クラヴィッツ、ゴードン刑事役にジェフリー・ライト。全米公開は2021年6月25日予定。(Hiromi Kaku)
2019年10月18日ポール・ダノが、新たな『バットマン』映画に出演することになった。演じるのは悪役リドラー。1995年の『バットマン・フォーエヴァー』ではジム・キャリーが演じた。今作の悪役の候補にはジョナ・ヒルが挙がっていたが、話はまとまらなかったようだ。主演にはロバート・パティンソン、キャットウーマン役にはゾーイ・クラヴィッツが決まっている。監督は『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のマット・リーヴス。北米公開は2021年6月。ダノの最近作は、『スイス・アーミー・マン』『オクジャ/okja』など。『ワイルドライフ』では監督デビューを果たした。文=猿渡由紀
2019年10月18日ポール・スミス(Paul Smith)とタトゥーアーティスト「マーク・マホーニー」によるカプセルコレクションが、2019年10月19日(土)より一部を除くポール・スミス メンズショップ、 ウィメンズショップと公式オンラインショップにて発売される。「マーク・マホーニー」は、タトゥーの世界で“生きる伝説”と称されるタトゥーアーティスト。ジョニー・デップやデヴィッド・ベッカム、レディ・ガガなど名だたるセレブリティを顧客に持つ。また、世界的に有名なロサンゼルスのショップ「シャムロック・ソーシャルクラブ」のオーナーとしても知られている。今回発売されるコレクションは、「マーク・マホーニー」が描いたタトゥーの世界では有名なアイコンなどのイラストレーションをデザインとして採用。メンズ・ウィメンズのアイテム13型を展開する。ジャケットには、手に彫ると喧嘩早く喧嘩に強いことを意味し、胸や首に入れると海で命を落とした人の魂を天国に運ぶと言い伝えられている“ツバメ”のモチーフが施されている。ブラックのボディにダークブルーで刺繍し、シックな印象に仕上げた。また、二つ折り財布やカードケースと言った革小物には、強さと力を象徴する“パンサー”や、ロマンスのモチーフとして知られている“hands across the water(海を越える握手)”をエンボス加工で施した。その他にも、ブルゾンやTシャツ、スカーフ、ブーツといったアイテムがラインナップする。【詳細】ポール・スミス アンド マーク・マホーニー発売日:2019年10月19日(土)販売店舗:一部を除くポール・スミス メンズショップ、 ウィメンズショップ、公式オンラインショップ価格:・メンズジャケット 80,000円+税、スカーフ 18,000円+税、ブルゾン 80,000円+税、レザーブーツ 78,000円+税、スウェット 36,000円+税、スニーカー 58,000円+税、スウェットパーカ 40,000円+税、二つ折り財布 27,000円+税、Tシャツ 20,000円+税、ラウンドジップ財布 30,000円+税、キャップ 12,000円+税、カードケース 23,000円+税・ウィメンズTシャツ 20,000円+税
2019年10月18日『アントマン』のポール・ラッドが、グラハム・ノートンのトーク番組に出演。ポール自身は出演していないが、『タイタニック』に関するとっておきの裏話を明かした。ポールはレオナルド・ディカプリオが『タイタニック』に出演する前に、『ロミオ+ジュリエット』で共演。同作の撮影最終日に、ディカプリオから『タイタニック』への出演オファーを受けていることを聞いたという。「みんなでバーに行って、レオと飲んでいたんだけど、彼が『ある映画のオファーを受けて…すごく大きな映画で、タイタニックっていうんだ』って話したんだ。だからぼくは『すごいじゃないか』って言ったよ」。偶然ではあるが、当時ポールの父親はタイタニックの専門家として講演を行い、生計を立てていたため、ポールもタイタニックについて人一倍詳しかったのだという。しかし、ディカプリオは「どうしたらいいか、わからない」と出演を悩んでいる様子だったので、ポールは「やるべきだよ!」とディカプリオの背中を押したとのこと。「それ以上のことは言ってないかもしれないけど、ふり返ってみると面白いよね。だって、結局レオは出演したんだから」とポールは笑って言った。司会のグラハムも「あのときの会話が、レオをその気にさせたのかもね」と納得していた。(Hiromi Kaku)
2019年10月17日ヘアスタイリストのポール・ルブランが、先週水曜日に亡くなっていたことが明らかになった。享年73。家族が公表した。ポールは1984年の『アマデウス』で、メイクアップアーティストのディック・スミスとともにアカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。その前年に作られた『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』が初めての大きな仕事の1つで、ジャバ・ザ・ハットに囚われていたときのレイア姫の印象的な三つ編みポニーテールを作り出した。1990年代は、『氷の微笑』、『硝子の塔』、『クイック&デッド』、『カジノ』でシャロン・ストーンをたびたび担当。2000年代は『レクイエム・フォー・ドリーム』、『ファウンテン 永遠につづく愛』でエレン・バースティンの担当をした。ほかにもスーザン・サランドン、トム・ハンクス、マイケル・ダグラスら大物俳優のヘアスタイリングを手掛けた。ポールは2007年、CBCのインタビューで『ノーカントリー』のハビエル・バルデム演じる殺し屋アントン・シガーの「おかっぱヘア」を作り上げたことを「誇りに思う」と話した。最後に手掛けた長編映画は『ブラック・スワン』。19日に家族と友人を招いて埋葬式が行われるという。(Hiromi Kaku)■関連作品:スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還 1983年7月2日公開
2019年10月08日ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)は、フロマージュとショコラのコレクションを、2019年10月1 日(火)から全国のジャン=ポール・エヴァンブティックで販売する。4種のチーズを使用したボンボンショコラ「ショコラ アペリティフ オ フロマージュ」は、4種類のチーズを使用し、それぞれの個性を生かしたボンボンショコラ。刺激的な塩気と個性的な香りの青かびチーズ、ロックフォールにクルミを加えた「ロックフォール」や、クミンのエキゾチックな香りがミルクのコクを引き立てる「エポワス」、清々しい香りのタイムをアクセントにした「ポン レヴェック」、山羊乳で作ったチーズにヘーゼルナッツと四川山椒を合わせた「シェーヴル」など、アルコールドリンクにも合うラインナップを揃える。ショコラ×白かびチーズの「アキテーヌ」その他、ロックフォールとホワイトチョコレートのマカロンや、ショコラと白かびチーズ、サンタンドレを合わせたガトー「アキテーヌ」が登場。「アキテーヌ」は、クリーミーなサンタンドレのムースにヴェネズエラ産カカオのムース、ビスキュイ ショコラ、アーモンドヌガティーヌを重ねた、贅沢な味わいが魅力となっている。マスカルポーネクリーム×カカオムース×チョコレートアイスまた、バーメニューとして、「ムース グラッセ マスカルポーネ」が登場。エクアドル産カカオを使用したムースとチョコレートアイスに、マスカルポーネクリーム、黒糖キャラメルソースを合わせたグラスデザートだ。【詳細】ジャン=ポール・エヴァン フロマージュコレクション発売日:2019年10月1日(火)〈期間限定販売〉取扱場所:ジャン=ポール・エヴァン 全国ブティック※一部商品についてはチョコレート バー 丸の内店を除く。・ショコラ アペリティフ オ フロマージュ 4個入 1,570円+税 /8個入 3,010円+税〈~12月25日(水)まで販売〉・マカロン フロマージュ ロックフォール 290円+税〈~12月25日(水)まで販売〉・アキテーヌ 735円+税〈~12月16日(月)まで販売〉・アキテーヌ(アントルメ) 5,000円+税〈~12月31日(火)まで販売〉■バーメニュー ※バー ア ショコラ併設店のみ。チョコレート バー 丸の内店を除く。・ムニュ ショコラ フロマージュ 1,600円+税〈~10月31日(木)まで販売〉・ムース グラッセ マスカルポーネ 1,224円+税〈~10月31日(木)まで販売〉【問い合わせ先】伊勢丹新宿本店(TEL:03-3352-1111)三越銀座店(TEL:03-3562-1111)三越札幌店(TEL:011-271-3311)伊勢丹浦和店(TEL:048-834-1111)京都本店(TEL:075-708-7333)三越広島店(TEL:082-242-3111)チョコレート バー 丸の内店(TEL:03-6206-3166)表参道ヒルズ店(TEL:03-5410-2255)東京ミッドタウン店(TEL:03-5413-3676)三越仙台店(TEL:022-225-7111)三越名古屋栄店(TEL:052-252-1111)ジェイアール京都伊勢丹店(TEL:075-352-1111)岩田屋本店(TEL:092-721-1111)
2019年10月04日ポール・マッカートニーがエンディング曲を書き下ろした話題作『エセルとアーネストふたりの物語』。この度、原作者レイモンド・ブリッグズのスケッチ風の手描きアニメを新技術で実現したメイキング映像が公開された。この度公開されたメイキング映像では、ロジャー・メインウッド監督をはじめ、アニメーション監督のピーター・ドッド、アートディレクターのロビン・ショウら現場で実際に手を動かしていたスタッフたちが、レイモンド・ブリッグズのスケッチ風の線を、いかにそのままアニメーションの動きに取り込むか、その大いなる挑戦の過程を語っている。メインウッド監督曰く、「最大の挑戦は“ルック”(見え方)」。当初は原作同様に紙に描くことも考えたというが、仕事の量、時間、予算を考えるとそれは不可能。そこで“TVペイント”と呼ばれるプログラムに着目。多くの専門技術者に協力を得て、本作用に新たなブラシを開発するに至ったそう。それにより、紙に鉛筆で描くのと変わらない絵を実現できたという。さらに、PCスクリーンに直接描き、見えたものがそのまま光を通してスクリーンに映るという、紙では不可能なことが可能となったという。また、キャラクターや服を“着色”するための技術はさらに骨が折れる作業だったよう。原作にある手描きの質感などの独自性を大事にするために、たくさんの水彩画の見本を作ったり、時に紙を足で踏んづけてざらざら感を出そうとするなど、多くの実験がおこなわれたことが語られている。ブリッグズは本を描き上げるのに3年を要したが、アニメーションの制作期間は9か月間という制約があった。数々の課題を乗り越えて再現された、その唯一無二の世界観を堪能してほしい。『エセルとアーネストふたりの物語』は岩波ホールほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エセルとアーネストふたりの物語 2019年9月28日より岩波ホールほか全国にて順次公開© Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A., The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016
2019年10月01日ポール & ジョー(PAUL & JOE)のステーショナリー・ライン「ポール & ジョー ラ・パペトリー(PAUL & JOE La Papeterie)」とデジタルアクセサリーの新作が登場。マークス直営店、オンライン・マークスおよび取扱店舗にて発売される。今回登場するアイテムは、ポール & ジョーのクリエイティブディレクター、ソフィー・メシャリーの愛猫「ヌネット」をモチーフにした人気デザインの新色。淡いイエローやピンク、ブルーに、あどけない表情の子猫を一面にあしらいキュートに仕上げた。展開するのは、クリアファイルやノート、ペンケースなどの定番ステーショナリーや、通学や通勤に使えるパスケースやメガネケースなど。手帳型のiPhoneケースには、内側にカードポケットと猫型ミラーをあしらい、使い勝手の良さとさりげないかわいさを。そのほか、自分で好きな雑貨をアレンジできる刺繍ステッカーも登場する。【詳細】ポール & ジョー ラ・パペトリー 新作発売日:発売中取扱店舗:マークス直営店、オンライン・マークスおよび取扱店舗※取扱店舗での発売日は2019年10月25日(金)展開アイテム例:・iPhone XS・X用手帳型ケースN 3,700円+税・iPhone XS・X用背面ケース 3,400円+税・クリアファイル・A4 680円+税 ・ペンケース・M2 3,200円+税・パスケース 3,800円+税・メガネケース 3,800円+税・刺繍ステッカー 860円+税
2019年09月30日いよいよ「読書の秋」といわれる時季になってきたところですが、そんなときにオススメしたいのは、大人でも楽しめる絵本。そこで、今回ご紹介する映画は、まるで絵本を開いたかのような世界へと引き込まれる感動作です。それは……。夫婦の半生を描いた『エセルとアーネスト ふたりの物語』【映画、ときどき私】 vol. 2621928年、ロンドン。メイドとして働いていた生真面目なエセルは、牛乳配達をしている陽気なアーネストと出会い、恋に落ちる。その後、2人は結婚し、ひとり息子のレイモンドにも恵まれ、幸せな生活を送っていた。ところが、第二次世界大戦の影響で、苦難の日々を強いられることとなる。そんななかでも、エセルの隣には、つねにアーネストが寄り添っていたのだった……。本作で描かれているのは、ごく平凡な夫婦の40年にもわたる物語ですが、原作となるのは、イギリスでもっとも愛されている絵本作家レイモンド・ブリッグズさんの「エセルとアーネスト」。日本でも「スノーマン」で知られているレイモンドさんが、激動の時代のなかでも愛情あふれる人生を生き抜いた両親を描いた珠玉の名作です。今回は、本作を完成させた立役者でもあるこちらの方に、お話を聞いてきました。プロデューサーのカミーラ・ディーキンさん!映画やテレビ業界で25年以上のキャリアを誇るカミーラさん。これまでにさまざまなアニメーション作品を手掛けてきたカミーラさんですが、9年もの年月をかけて完成させた本作の舞台裏や忘れられないエピソードについて語っていただきました。―まずは、カミーラさんとこの作品との出会いから教えてください。カミーラさんこの本が出版されたのは1998年で、確か私が読んだのはその翌年だったと思います。当時、私はチャンネル4という公共放送に勤めていて、レイモンドさんのほかの作品に携わっていました。その後、2007年頃にレイモンド作品を数多く映像化してきたアニメーションのプロデューサーから、一緒に仕事をしないかと声をかけてもらったのが始まりです。―そのとき、この作品の魅力はどんなところだと感じていましたか?カミーラさんレイモンドさんのほかの作品よりも時代についての物語であり、リアリズムに基づいた作品ですが、私が感銘を受けたのは、非常に誠実で、感情面においても普遍的な物語であるところです。しかも、私は子どもの頃からレイモンドさんのファンであると同時に、人としても尊敬していたので、この企画は絶対に成功させたいという思いもありました。―とはいえ、資金集めにかなり苦労されたと聞きましたが、レイモンドさんほどのネームバリューがあるにもかかわらず、何が問題となっていたのでしょうか?カミーラさん通常のアニメーション作品と比べると、この作品にはアドベンチャーやファンタジーの要素はなく、どちらかというとドキュメンタリー的な物語だと思われてしまっていたことがまずひとつ。あとは、「大人向けのアニメーションは商業的に当たらないからリスクがある」ということも言われていました。しかも、手描きのアニメーションというのは、かなり予算がかかってしまうものなので、インディペンデントの作品でも実写よりもはるかに大きな予算が必要になります。そういう意味でも、超えなければならないハードルは非常に高かったです。―そんななか、どのようにして完成へと導いていったのでしょうか?カミーラさんまずは、テレビ局のBBC(英国放送協会)と映画に関連する機関であるBFI(英国映画協会)に制作資金を提供してもらい、さらに国が行っている税制優遇処置の制度も活用させてもらいました。イギリスには国としても最大限の資金提供をしてもらいましたが、それでもまだ不十分だったので、最終的にはルクセンブルクのアニメーション会社にも国際共同制作として入ってもらって、ようやく資金をすべて集めることができたという流れです。ポール・マッカートニーさんとの仕事は素晴らしい経験―それだけの苦労をしてでも作り上げたいほどの魅力がこの作品にはあると思いますが、同じくこの企画に賛同してくれた存在として話題となっているのが、歌手のポール・マッカートニーさん。本作にエンディング曲を書き下ろしてくれた経緯を教えていただけますか?カミーラさんまさか曲を書いてもらえるとは思ってもいなかったので、ポールさんとのコラボレーションは本当に素晴らしい経験となりました。もともとポールさんはレイモンドさんの大ファンで、自分のお子さんにも読み聞かせていた『いたずらボギーのファンガスくん』という作品にインスピレーションを受けて、「ボギー・ミュージック」という曲を書いたこともあるほどだったのです。そこで、レイモンドさんがファンガスくんのキャラクターが描かれている便箋でポールさんに手紙を書いたところ、なんとOKをいただくことができました。―ポールさんと初めて会われたときの印象的なエピソードはありますか?カミーラさん初めてポールさんと会ったのは、ロンドンにある彼のオフィスにレイモンドさんとロジャー・メインウッド監督と私の3人で訪問したとき。私たちはとてもナーバスになってしまい、「ドキドキするよね」「怖いね」なんて話しながら、彼のもとを訪れたのです。部屋に入ると、あまり広くないスペースにイスが2脚と2人がけのソファ1つ置いてありました。すると、レイモンドも監督もシャイなタイプの人たちなので、すぐにイスを確保してしまい、私がポールさんと同じソファに座らないといけなくなってしまったのです。足が触れ合うくらい近い距離に並んで座ることになったので、そのときは震えてしまわないかが心配でした(笑)。でも、ポールさんは本当に優しい方ですし、これまでも自分に会って緊張している人たちとたくさん接してきたこともあり、冗談を言って私たちをリラックスさせてくれたのです。完璧な仕上がりに何も言うことなかった―ステキな方ですね。ちなみに、どのような冗談をおっしゃっていたのですか?カミーラさん「僕はコラボレーションすることが大好きだから、怖がらないでくださいね。だから、作った曲を聴いたら自由にいろいろとコメントしてもらって大丈夫ですよ。ただし、その言葉には耳を貸さずに無視しちゃうけどね(笑)」とおっしゃっていました。―さすがです(笑)。実際に、曲を聴いたときはどのように感じましたか?カミーラさん驚いたことに、ポールさんは私たちが初めて訪問した段階ですでにデモテープを作ってくれていました。そこで聴かせてもらったあと、監督が本当にフィードバックしていましたが、無視されることなく、「検討しますね」というお返事もきちんといただきましたよ(笑)。ただ、そのあとに歌詞を書いたり、オーケストラを加えてミックスをしたりという作業もあったので、できあがったのは映画の完成直前でしたが、曲を聴いたときは何も言うことがないくらい完璧だと思いました。なので、そのときは一切コメントする必要がありませんでしたね。しかも、ポールさんのマネージャーさんに聞いたところ、彼のスケジュールは5年先まで埋まっているくらい本当に忙しい方なので、かなり無理をして曲を作ってくれたのだと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。―映画に関しては、ポールさんから何かコメントはありましたか?カミーラさん作品を観てくださったあと、「本当に素晴らしい映画だと思う。僕にできることはなんでもサポートしますよ」というご連絡をいただきました。とてもステキなメッセージをいただけて、私たちもうれしかったです。それから、興味深かったのは、ポールさんとレイモンドさんには多くの共通点があることがわかったこと。ふたりとも労働者階級の出身であったこともあり、育ってきた家の雰囲気やそれほど物が豊かではない家庭であったこと、学費が無料である代わりに難しい入試を受けなければ入れないグラマースクールに通っていたこと、父親が第二次世界大戦の兵士ではあったけれども戦場の前線ではなく、消防士として街で働いていたことなど、本当に多くの点で重なるところがあったのです。そして、ポールさんが感動していたのは、レイモンドさんが自分の両親へのオマージュを込めてこの作品を作ったこと。それもあって、今回の曲は、レイモンドさんの両親への思いを受けたポールさんが、14歳のときに他界したご自身の母親への気持ちを歌詞に込めたそうです。亡くなった両親へのオマージュが込められている―そういったおふたりの思いが作品を通して、多くの人の心を動かしているのだと思います。カミーラさんそうですね。あと、もうひとつこの作品に込めていることをお話すると、実はポールさんのお父さんは1920年代にジャズバンドでバンドリーダーをされていた人物。レコードは出していないものの、「Walking In The Park With Eloise」という曲を書いていて、これまでにポールさんがカバーしたこともありました。そこで、劇中でエセルとアーネストが初めて映画館にデートへ行くシーンで、通りかかったクラブから聴こえてくる音楽として使わせていただくことにしたのです。映されている看板にも、ポールさんのお父さんの名前を書いてありますし、最後にポールさんの曲に続けてお父さんの曲も流すようにしました。なので、この映画はレイモンドさんの両親へのオマージュであり、ポールさんの両親へのオマージュでもあるのです。―そういう家族への思いも含めて、本作は普段アニメを観ない人にでも響く作品となっているように感じました。カミーラさん確かに、この作品は家族や人間愛についての映画でもあるので、世界のどこに行っても前向きな反応をいただけていることに私たちも驚きました。というのも、非常に英国的な物語であるにもかかわらず、夫婦愛や親子愛、そして家族の話だとみなさんが捉えてくれたからです。実際、イギリスではBBCで放送したときに視聴率も非常に高かったですし、放送と同時にTwitterでも「美しい物語で泣いてしまった」とか「両親や祖父母のことを思い出して、久しぶりに電話してみようかな」といった声がたくさんあがりました。そんなふうに、映画が人に行動を起こさせたということ自体、ステキなことですよね。あとは、普段アニメを観ない人たちでさえも「偶然観始めたけれど、引き込まれて驚いた」といった感想を述べていたのも印象的でした。予想以上の大きな反響があったので、放送された日はイギリス国内のTwitterでは、この作品がトレンドの1位にもなったほど。ちなみに、そのことをレイモンドさんにも電話で伝えましたが、「何のことだかよくわからないけれど、いい話だね」と喜んでくれました(笑)。忘れがたい体験と驚きを感じて欲しい―ということは、大人向けのアニメはリスクがあると思われていますが、実際はそういう作品を求めている大人が多いということではないのでしょうか?カミーラさんそうなんです。つまり、大人たちもアニメーションを求めてはいるんだけど、自分たちに合った作品とまだ出会っていない、もしくはそういう作品があることを知らないというのが現状だと思います。なので、ananwebを読んでいるみなさんのなかにも、これまではあまりアニメを観てこなかったという人も多いかもしれませんが、この作品に関しては、自分のなかにある気持ちを呼び覚ますような感動を味わえるだけでなく、忘れがたい体験になることをお約束できると思います。ぜひ、その驚きを感じていただけたらうれしいです。まさに大人が観るべきアニメーション作品!手描きアニメの持つ温もりとともに、夫婦や親子の間にある愛情の深さを感じられる本作。人生における幸せや喜び、悲しみといった人が持つあらゆる感情に訴えかけるストーリーは、さまざまな経験をした大人だからこそ味わえる感動があるはずです。心温まる予告編はこちら!作品情報『エセルとアーネストふたりの物語』9月28日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー配給:チャイルド・フィルム/ムヴィオラ© Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A., The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016原作:「エセルとアーネスト」(バベルプレス刊)
2019年09月27日「スノーマン」「風が吹くとき」など、イギリスで知らない人はいない国民的絵本作家レイモンド・ブリッグズが両親の人生について描いた原作を元にした『エセルとアーネストふたりの物語』。この度、本作のためにエンディング曲を書き下ろし、自ら歌っているポール・マッカートニーとの秘話が、昨年亡くなったロジャー・メインウッド監督の製作日記から初公開された。本作は、映画にオリジナル曲を書き下ろすことは珍しいポール・マッカートニーがエンディング曲を書き下ろしたことでも話題。映画への書き下ろしは、キャメロン・クロウ監督のたっての頼みに応えた2001年の『バニラ・スカイ』(主演トム・クルーズ)以来のこと。しかもポールのアルバムにも入っていない、映画のサントラ盤のみで聞くことができる貴重な楽曲となっている。なぜポールはオリジナル曲を提供してくれたのか。昨年惜しくも亡くなった本作の監督、ロジャー・メインウッドの製作日記から紐解いた。ポールが母への想いを歌詞に込める2012年、ポールが原作者ブリッグズの大ファンであり、彼の絵本「いたずらボギーのファンガスくん」に着想を得た楽曲があることを知っていたメインウッド監督は、ブリッグズ本人を通じて「映画のための曲を書いてくれないだろうか」とポールへの手紙を書いてもらったという。しばらくしてポールからブリッグズに返事が届いた。答えは「イエス!」。さらには「いくつか曲のアイデアがあるので、私たちがミーティングをする時にはきっとお聞かせできるでしょう」と書いてあった。とはいえ、ポールは当時ツアーなどで忙しく、その日が実現したのは2年後の2014年のこと。メインウッド監督、原作者ブリッグズ、プロデューサーのカミーラ・ディーキンがソーホーにあるポールの事務所をついに訪問した。その部屋は「ワーリッツァー」のジュークボックスが占拠し、片隅には1本のギターが置かれたオフィスで、ポールが聞かせてくれた曲の仮タイトルは「Mum and Dad(ママとパパ)」だった。もちろん曲は申し分なく、ポールが16歳の時に亡くなった母への想いを書いた歌詞がつき、それは「In the Blink of an Eye」というタイトルに改められ、エンディング曲となった。ポールの提案から実現した親子楽曲共演も!さらに映画には、74年にポールがシングルとして発売した、ポールの父、ジェームズ・マッカートニーの曲「Walking In The Park With Eloise」も新録で使われている。アマチュアのミュージシャンだったジェームズの曲を起用することになったのは、ポール自らのアイディアだった。ブリッグズの父アーネストも、ポールの父ジェームズも、戦時下に補助消防士として働いていたと昔話で盛り上がっていたとき、メインウッド監督が「お父上はチェット・アトキンスともレコーディングしてますよね」と言ったところ、「きみ、その曲が好きかい?」とポールが応じた会話がきっかけで、同曲が劇中で使われることになった。レイモンド・ブリッグズが両親を描いた物語の中で、ポールもまた父と楽曲共演していることになる本作。エンディングは、ポールの曲が流れた後、続けてもう一度父ジェームズの曲が流れるという粋な構成となっている。『エセルとアーネストふたりの物語』は9月28日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エセルとアーネストふたりの物語 2019年9月28日より岩波ホールほか全国にて順次公開© Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A., The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016
2019年09月24日ポール & ジョー(PAUL & JOE)のステーショナリー・ライン「ポール & ジョー ラ・パペトリー(PAUL & JOE La Papeterie)」2019年秋冬コレクションが全国の取り扱い店舗に登場。2019年秋冬コレクションでは、ポール & ジョーの世界観を楽しめる2つの柄を提案。「ジプシー & ヌネット・タピスリー」は、猫モチーフのシーズン柄。ポール & ジョーのクリエイティブディレクター、ソフィー・メシャリーの愛猫「ジプシー」と子猫の「ヌネット」を組み合わせて、愛らしいデザインを完成させた。猫のモチーフに加えて、フラワーの交えることでロマンティックな雰囲気を作り上げている。一方、モノトーンのシックなカラーで展開されるのは「タータン・フローラル」。格子柄とカラフルな小花を組み合わせて、大人っぽいデザインに仕上げている。発売されるのは、学校やオフィスで活躍してくれる多彩なステーショナリーばかり。マチを広くして使いやすさに磨きをかけたペンケースや、たっぷり書けるスクエア型の付せん、2つの柄をセットにしたマスキングテープなど。ボックス入りのレターセットはギフトにも最適なゴージャスな仕上がり。A4サイズのクリアファイルは4種類の絵柄で登場する。また、ポール & ジョーのシーズン柄を使用したiPhoneケースも登場。手帳型ケースは内側にキュートなネコの顔形ミラー付きで、外出先のメイク直しにも活躍してくれそうだ。【詳細】ポール & ジョー ラ・パペトリー 2019年秋冬コレクション取扱店舗:マークス直営店、全国の取扱店舗、オンライン・マークス※2019年9月中旬現在発売中。・ペンケース・M2 3,200円+税 ・ペンケース・S2 2,300円+税・付せん 600円+税 ・マスキングテープ 860円+税・iPhone XS・X用手帳型ケースN 3,700円+税 ・iPhone XS・X用背面ケース 3,400円+税 【問い合わせ先】TEL:03-5779-7550
2019年09月23日おとな向け映画ガイドオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/9/23(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開の作品は22本。全国100スクリーン以上で拡大上映されるのは『任侠学園』。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が多くて21本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作をご紹介します。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン…』を使ったタイトルはこれが元祖。1968年に『ウエスタン』という邦題で公開されたイタリア製西部劇の傑作です。クエンティン・タランティーノはこの映画を見て映画監督になろうと思ったそうで、新作の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、まさにこの映画タイトルの引用です。今回、50年の時を経て、オリジナル版が日本初上映されます。どこをとってもカッコいいんです。荒野の駅に到着する汽車、待ち受けるロングコートの男三人、どこからともなく現れた謎のガンマンとの銃撃戦……。冒頭からひきこまれます。小さなハーモニカを持つガンマンはチャールズ・ブロンソン。なんと、アメリカの良心のようなヘンリー・フォンダが悪役で出演しています。ほかに、ジェイソン・ロバーズ、ジャック・イーラムと渋い役者が並び、イタリアン・ビューティ、クラウディア・カルディナーレが花を添えます。流れる哀愁のメロディーはエンニオ・モリコーネ。アメリカの西部劇が下火となり、それを受け継いだ形で、イタリアの「マカロニ・ウエスタン(英米伊での呼称はスパゲッティ・ウエスタン)」が世界的にブームとなりました。その代表的な監督、セルジオ・レオーネが、これまでの用心棒ものから西部開拓物語といえる大叙事詩に作風を変えた野心作です。アメリカの西部劇役者を多く起用しただけでなく、撮影も行われ、『駅馬車』でおなじみのモニュメントバレーも登場します。68年といえば、サム・ペキンパーの『ワイルドバンチ』が発表されたのもこの年。『明日に向って撃て!』が翌69年。消えゆく西部劇を惜しむかのような作品が続きます。そういう流れの中で作られた映画。大いなる西部への挽歌をイタリア人監督が作り、さらに50年後、アメリカ人であるタランティーノがこの作品にオマージュを捧げているということも面白いです。『エセルとアーネスト ふたりの物語』『さむがりやのサンタ』『スノーマン』『風が吹くとき』といった名作絵本の作者、レイモンド・ブリッグズが自身の父母について描いた物語をアニメ映画にしています。あの絵本同様、なんともあったかくて、イギリス人ならずとも懐かしく感じる、ささやかな家族のお話です。1928年のロンドン、お金持ちの家のメイドをしていたエセルと、牛乳配達を仕事にするアーネストの出会い、結婚、出産、そして戦争、戦後の混乱や子供の成長……。その暮らしぶりが、手描きのアニメーションで丹念に表現されています。息子のブリッグズは1934年生まれ。ジョン・レノンやポール・マッカートニー(エンディング曲を担当)よりは少し年上ですが、50〜60年代、髪を長くし、世の中に反抗したイギリス「怒れる若者たち」の世代です。両親が希望する通りの人生を歩む訳ではありません。親子の世代間ギャップはありますし、この時代、電化や通信の変化も劇的です。でも変わらないのは日々の暮らしと家族への思いやりの気持ちです。イギリス公開時のキャッチフレーズは「40年、1つの愛、数えきれない紅茶」だったそうです。紅茶は変わらない日常の象徴。そういう普通の人たちの20世紀の歴史です。『パリに見出されたピアニスト』パリ、北駅。乗降客が自由に弾けるよう設置されたピアノで、バッハを無心に弾く若者の姿から物語が始まります。クラシックには縁のなさそうな格好の彼の演奏に足を止めたのが、パリ音楽学院のディレクター。天才を発見した、と思ったのです……。若者の名はマチュー。郊外の貧しい家庭に育ち、友達もワルばかり。そんな彼がピアノを弾けるのには、ある理由があったのです。最近はこういうの、たいてい「実話に基づく」なのですが、この作品はオリジナル脚本。貧困な家庭に育った若者が、ピアノコンクールの優勝を目指す、という、王道ではありますが、実によくできたサクセスストーリーです。セーヌ川、サン・マルタン運河、ノートルダム大聖堂など、パリ各地でロケをした映像。演奏される曲は、リスト、ショパン、そしてラフマニノフの作品。クラシックファンならずとも楽しめます。マチューを演じるジュール・ベンシェトリが、名優ジャン=ルイ・トランティニャンの孫だというのはフランス映画ファンにとっては、へーっの話題では。『春画と日本人』文化記録映画として作られた作品ですが、劇場公開されます。2015年に開催された、日本で初めての大規模な春画の展覧会、「春画展」の内幕を描いています。もともとは2013年に大英博物館で大成功を収めた企画、その日本巡回展として考えられていたのですが、東京国立博物館をはじめ、20以上の美術館、博物館に断られ、細川家18代当主の細川護煕さんが館長をつとめる永青文庫が引き受けたいきさつなどが関係者の証言で明らかになります。なかには、さる高名な博物館関係者のように、イギリスの展覧会のことを褒め称え、自腹でも行きたいというのですが、「では日本展をお宅の館で」ともちかけると、モニャモニャと腰砕けになる、といった風に、本音と建前がちがう日本の現実が浮き彫りになります。無修正の浮世絵「春画」が、地道な出版活動の積み重ねをへて、いまや堂々と書店で売られるようになったことや、普通のアートとは微妙に異なる図書館での春画の扱いなど、興味深い内容ばかりです。展覧会は18歳未満は入場禁止でした。展示を振り返っての関係者のコメント「ひとりの逮捕者もださずによかった」というのが、まさに本音でしょうね。あ、この映画も無修正の春画がでますので、18歳未満は入場禁止です。文京区の小さな博物館、永青文庫には異例の21万もの人が訪れました。私もこの展覧会に行き、感動した一人です。その時手に入れた600ページ以上におよぶ貴重な図録は家宝と思っています。文:ぴあ編集部 坂口英明
2019年09月23日映画『ジョジョ・ラビット』が、2020年1月17日(金)に全国公開。監督は、マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』を手掛けたタイカ・ワイティティ。第二次世界大戦下を舞台にしたヒューマン・エンターテイメント映画『ジョジョ・ラビット』は、第二次世界大戦下のドイツを舞台に、ハートフルなコメディを交えながら、戦時下における人々の生きる喜びを正面から捉えたヒューマン・エンターテイメント。主人公となるのは、空想の友人“ヒトラー”の助けを借りて、立派な兵士を目指す少年・ジョジョ。戦時下の訓練でウサギを殺すことができず<ジョジョ・ラビット>という不名誉なあだ名を授かってしまうが、母の愛にたっぷりと包まれながら毎日を過ごしている。そんなジョジョはある日、家の屋根裏で少女を見つけて大仰天!“ユダヤ人は悪い”とジョジョに教えていたのに、その少女をかくまっていたのは愛情深い母・ロージ―だったのだ。ユダヤ人の少女・エルサは、聡明で勇敢、そしてユーモアにあふれていて、ジョジョは今まで自分が信じていた世界が分からなくなる。やがてエルサに惹かれていくジョジョ。果たして二人を待ち構える運命とはー?10歳の少年・ジョジョに映る“世界”を映して映画『ジョジョ・ラビット』を描くうえで、その世界を“少年の目”を通して描くことにこだわったタイカ・ワイティティ監督。そのためナチス政権下におかれたドイツという、シリアスな背景を持ちながらも、10歳児の狭くも鮮やかなレンズを通した映像は、明るい色彩と牧歌的な美しさで溢れている。そしてジョジョと出会う大人たちは、決して怖い人ばかりではない。過酷な状況の中でも、沢山の愛に出会うジョジョは、生まれた時代の運命と対峙しながらも、一体何をみて、何を感じるのだろうかー?キャラクター(キャスト)紹介タイカ・ワイティティ監督のもとに集まったのは、実力派からフレッシュな顔ぶれまで、個性溢れるキャスト勢。映画初出演でありながら、主演を務めるローマン・グリフィン・デイビスを筆頭に、マーベル映画『ブラック・ウィドウ』の公開を控えるスカーレット・ヨハンソン、オスカー俳優のサム・ロックウェル、ニュージーランド出身の新鋭女優トーマシン・マッケンジーといった顔ぶれがそろう。ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)物語の主人公。青少年集団ヒトラーユーゲントの立派な兵士になろうと奮闘する10歳の少年。しかし訓練下でウサギを殺すことができず<ジョジョ・ラビット>という不名誉なあだ名を授かってしまう。訓練中の事故が原因で、一時帰宅を余儀なくされるが、そこでユダヤ人の少女・エルサに出会うー。ロージー(スカーレット・ヨハンソン)ジョジョのたった一人の家族であり、勇敢かつ愛情深い母親。ジョジョに内緒で、ユダヤ人の少女・エルサを匿っている。街では密かに反ナチ運動も行っている。アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)ジョジョが作り出した空想の友達。皮肉屋でありながらも、ジョジョにいつもアドバイスを送っている。役を務めた監督のタイカ・ワイティティは、「当初自分ではなかった」そうだが、その役柄上よい返事を俳優達からもらえず引き受けることにしたという。エルサ(トーマシン・マッケンジー)ジョジョの亡くなった姉・インゲの部屋の隠し扉に住んでいたユダヤ人の少女。ジョジョの母の厚意で匿われている。聡明で教養とユーモアに溢れ機転もきく。クレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)ヒトラーユーゲントの横暴な教官。ジョジョにとっては、時にアイドルであり、強敵であり、腹心の友である。片目を失い、軍部の指令を無視する謎多き闘志役。物語を彩るミュージック映画を通して、お互いを思いやることこそが大切だと語りかける『ジョジョ・ラビット』。そのメッセージを反映するかのように、劇中には、ポール・マッカートニーからの許しを得て、ビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語版を起用するシーンも存在する。ポールは「この映画は誤解されやすいが、本当は人種憎悪に反対する強力な声明だ」と周囲から説得され許諾。愛に溢れる物語に、確かな彩りを添えている。賞レースに参戦!『ジョジョ・ラビット』は、第44回トロント国際映画祭において最高賞<観客賞>を受賞。タイカ・ワイティティ監督は、「第二次世界大戦の時代が舞台となっていて、シリアス要素もある作品だ。僕らは物語を語り続け、お互いに心に留めておかなければならない。過去に何が起きて、将来何を起こしてはならないのかということをね。それを語るために、過激さとコメディ要素を入れてチェンジアップして描いてみたんだ。そのひとつとして、アドルフを親しみやすいキャラクターとして演じることができたのは嬉しかったよ。」とコメントを寄せている。また第77回ゴールデン・グローブ賞においては、作品賞(ミュージカル・コメディ部門) と主演男優賞(ローマン・グリフィン・デイビス/ミュージカル・コメディ部門) にノミネート。また日本時間2月10日(月)に発表される第92回アカデミー賞においては、作品賞、助演女優賞(スカーレット・ヨハンソン)、脚色賞(タイカ・ワイティティ)、 編集賞(トム・イーグルス)、美術賞(ラ・ヴィンセント、ノラ・ソプコヴァ)、衣裳デザイン賞(マイエス・C・ルベオ) の6部門にノミネートされている。【詳細】映画『ジョジョ・ラビット』公開時期:2020年1月17日(金)監督・脚本:タイカ・ワイティティ出演:ローマン・グリフィン・デイビス、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウ ェル、レベル・ウィルソン他配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン<ストーリー>第二次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョは、空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラーの助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで、立派な兵士になろうと奮闘していた。しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から”ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかわれてしまう。そんなある日、母親とふたりで暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女がこっそりと匿われていることに気づく。ジョジョの頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ…。臆病なジョジョの生活は一体どうなってしまうのか?!
2019年09月20日おとな向け映画ガイドオススメはこの3作品と新文芸坐の鈴木英夫監督特集。ぴあ編集部 坂口英明19/9/16(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開の作品は21本。とても多い週です。全国100スクリーン以上で拡大上映される『アド・アストラ』『HELLO WORLD』『アナベル 死霊博物館』の3本と、ミニシアターや一部シネコンなどで上映される18本です。この中から、おとなの映画ファンにオススメしたい作品をご紹介します。『アド・アストラ』やっぱり、こういう映画は、映画館の大画面で観ると最高です。ブラッド・ピット主演・製作のSF大作です。『スター・ウォーズ』を始めとしたスペースオペラや、ホラーの味付けをしたものとは異なり、科学的なリサーチを徹底し、リアリティを重視した作品です。とはいえ、エンタテインメントとして、面白いストーリー、わくわくする展開、ちょっと考えさせられる内容もほしい。そういう期待にも充分答えてくれます。近未来。地球上で大規模火災や事故が頻発。海王星周辺から発信される電流が原因とわかります。この時代は、月はもちろん、太陽系で人間の移動があたりまえになっているのですが、海王星はさすがに遠く、謎めいています。地球を滅ぼしかねない怪電流に、16年前に消息をたった探査船の船長が生存し、関係をしているかも、という極秘情報があり、「アメリカ宇宙軍」の命令で、その船長の実の息子で現役の宇宙飛行士が、父を探しに宇宙に飛び立ちます。英雄であり崇拝もしていたが実は家族には冷たかった父。果たして生きているのか、そして本当に邪悪な存在になってしまったのか……そんなストーリー。主演がブラピ、父親役はトミー・リー・ジョーンズです。どのくらいの未来なのかはわかりません。映画のディテールで想像するしかありません。それを考えるのも楽しいことです。宇宙服は逆に懐古的で、月旅行ロケットには客室乗務員がいますし、着いた月のターミナルは安っぽい地球の普通の空港のようです。いろいろツッコミどころもないわけではありませんが、そのあたりも面白いんです。プレス用資料でちらっと触れられていますが、『地獄の黙示録』を私も連想しました。エンドタイトルもあの映画と関係ありそうで……。親しい人と観終わって、あれこれ話したくなる映画です。『葬式の名人』このところ絶好調の前田敦子さん主演作です。大阪の茨木市がスポンサーになって作られた映画。当地で青春時代を過ごした川端康成の、初期小説に想を得ています。高校卒業から10年、突然届いた同級生の訃報で級友たちが集まります。葬儀場のトラブルでもめている間、思い出話の勢いで、野球部のピッチャーだった故人を偲び、母校まで棺を担いでいくことになります。話はもりあがり、お通夜はこちらで行うことになるのですが……。その高校が川端の母校でもある茨木高校です。前田さんの役どころは、同校の卒業生で、シングルマザー。同級生役で高良健吾も出演しています。話のなかにインサートされる青春時代のエピソード、謎のできごと、謎の登場人物、明かされる新事実など。ミステリアスで楽しめる一夜の青春ファンタジー映画です。ゲストスターが多彩です。まず、伝説の女優・有馬稲子、謎の役どころです。他に、僧侶役で栗塚旭、やくざの親分役で中島貞夫監督と京都時代劇の斬られ役者の福本清三がカメオ出演するなど、映画ファンにはうれしいキャスティングもいろいろ。びっくりしたのは上方落語の人気者、桂雀々。伊丹十三監督の『お葬式』で、江戸家猫八が演じた葬儀屋を完コピしています。映画評論家でもある樋口尚文監督の遊び、というか伊丹監督へのオマージュが粋です。『アルツハイマーと僕 〜グレン・キャンベル 音楽の奇跡〜』この作品、マジに感動します。アルツハイマーを患ったカントリー歌手グレン・キャンベルの、最後のコンサートツアーを収めたドキュメンタリーです。キャンベルは60〜70年代に活躍、『ジェントル・オン・マイ・マインド』『恋はフェニックス』『ラインストーン・カウボーイ』などの大ヒット曲を持つ、アメリカを代表する歌手のひとりです。2011年にアルツハイマー病であると発表、その病をおして、2年間で151回ものコンサートで全米を回ります。愛妻と、3人の子供を含むバックバンドとのツアーです。いつもにこやかに笑っています。もう子供の名前も思い出せない。いま、どこにいるのか、も実はあいまい。でもすごいですね。「ハロー!ニューヨーク!」とか、ご当地の地名もいれてコンサートのMCも立派にこなしていきます。体にメロディーが染み込んでいるのでしょう。かつてザ・ビーチボーイズの奏者として参加したこともある、ギターのストロークは確かです。一度、歌が止まったシーンがあります。歌詞を映し出すプロンプターが故障してしまうとお手上げです。歌詞は覚えていないのです。「2回歌いたいんなら歌って」「間違ったって全然かまわない」、温かいファンたちは、もう観られるのは最後、と覚悟しています。どこも満員の盛況です。ツアーの途中、2012年2月にはグラミー賞の特別功労賞生涯業績賞を受賞します。歌い終わり、スタンディングオベーションのあと、ポール・マッカートニーが興奮の面持ちで声をかけます。他にもブルース・スプリングスティーン、シェリル・クロウ、ジ・エッジ(U2)、チャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)など多くのミュージシャンが賛辞をよせています。2012年11月、ツアーを終え、最後のレコーディングに臨みます。バックは、あの伝説のスタジオ・ミュージシャングループ、レッキング・クルーです。映画はここまで。グレン・キャンベルはそれから5年後、17年8月8日に亡くなります。享年81歳。なんという人生!特集上映、映画祭では。「精緻と克明 鈴木英夫の手腕」池袋・新文芸坐(9/20〜30)「精緻と克明 鈴木英夫の手腕」池袋・新文芸坐(9/20〜30)鈴木英夫監督は、現役を退いてだいぶ経ってから評価された映画監督です。三軒茶屋の西友(元ams)のなかに、かつてスタジオamsというスペースがあって、「1994年にここで、鈴木英夫特集を組んだのが、現在の鈴木英夫評価のきっかけでしょう」(川本三郎共著『日本映画 隠れた名作』)。ここに通った映画好きが、鈴木英夫を広めていったのです。その後も作品は、特集上映などでよくかかるようになりました。私も名画座で『非情都市』などを観て、すごい監督がいるなと思ったものです。今回は久しぶりの監督特集。代表作『その場所に女ありて』や、丹波哲郎主演で、戦後の人気ストリッパー、ジプシー・ローズが出演している『殺人容疑者』など、10本が上映されます。ぴあアプリの人気企画、水先案内では、居酒屋評論家の太田和彦さんが「待ってました!の鈴木英夫特集はすべて観る価値あり」と書いています。これは通わねば。
2019年09月16日ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)は、「マロン&ナッツ コレクション」を2019年9月1日(日)に全国のジャン=ポール・エヴァン ブティックで発売する。秋の旬の味を楽しめる「マロン&ナッツ コレクション」では、マロンやクルミ、アーモンドをミルクチョコレートで包み込んだ新作ボンボンショコラ「オトンヌ」をはじめ、新作ガトーを含む多彩なスイーツが勢揃いする。「マロン コンフィ」は、大粒の栗をシロップ漬けにしたスイーツ。しっとり柔らかな口あたりと、上品な甘さが魅力だ。詰め合わせの「ボワットゥ マロン コンフィ 12個入り」も販売され、2個入・6個入も用意する。また、コクのあるマロンクリームと生クリーム、アーモンドの香るメレンゲを組み合わせた「モンブラン」や、アーモンド風味のサブレ生地にマロンクリームとカシスを合わせ、ビターチョコレートでコーティングした「テュラン」、そして「マカロン マロン」も栗を堪能できるスイーツ。「マカロン マロン」には、ほのかにラム酒が香るマロンとミルクチョコレートのガナッシュがサンドされている。「ドゥジャ ピスターシュ」は、ピスタチオ風味のチョコレートにビターチョコレートのムース、ビスキュイショコラを重ねた新作ケーキ。ピスタチオとほろ苦いビターチョコレートが調和した、深みのある味わいを楽しめる。その他、「エテュイ アマンド カカオ」や「アマンド カカオ 70g」など、香り高いアーモンドとチョコレートを組み合わせたスイーツも揃える。【詳細】ジャン=ポール・エヴァン「マロン&ナッツ コレクション」発売日:2019年9月1日(日)取扱場所:ジャン=ポール・エヴァン全ブティック※チョコレート バー 丸の内店では、マカロン マロン、テュラン、モンブラン、ドゥジャ ピスターシュなど一部商品のみ取り扱い。※オンラインブティックでは一部商品の取り扱いなし。■商品例・マカロン マロン 290円+税 ※10月31日(木)まで・マロン コンフィ 460円+税・テュラン 550円+税 ※9月30日(月)まで、東京ミッドタウン店は10月31日(木)まで・オトンヌ 420円+税 ※10月31日(木)まで・ドゥジャ ピスターシュ 635円+税・モンブラン 680円+税 ※9月1日(日)~8日(日)は毎日販売、9日(月)以降は金土日祝日のみ販売。【問い合わせ先】伊勢丹新宿本店(TEL:03-3352-1111)三越銀座店(TEL:03-3562-1111)三越札幌店(TEL:011-271-3311)伊勢丹浦和店(TEL:048-834-1111)京都本店(TEL:075-708-7333)三越広島店(TEL:082-242-3111)チョコレート バー 丸の内店(TEL:03-6206-3166)表参道ヒルズ店(TEL:03-5410-2255)東京ミッドタウン店(TEL:03-5413-3676)三越仙台店(TEL:022-225-7111)三越名古屋栄店(TEL:052-252-1111)ジェイアール京都伊勢丹店(TEL:075-352-1111)岩田屋本店(TEL:092-721-1111)
2019年09月02日ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)の創設者、ジャンポール・ゴルチエにフォーカスした企画展「エクスパンディング ファッション バイ ジャンポール・ゴルチエ(EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER)」が、2019年9月14日(土)から10月13日(日)までの期間、東京・代官山のカシヤマ ダイカンヤマにて開催される。“時代の寵児”ジャンポール・ゴルチエの企画展前衛的かつ挑戦的な数々のコレクションを制作し、“時代の寵児”“アヴァンギャルドの騎手”など、多くの呼び名で讃えられてきたデザイナー、ジャンポール・ゴルチエ。自身の名を冠したブランドであるジャンポール・ゴルチエ以外にも、エルメス(HERMÈS)のデザイナーを担当するなど、ファッション界における功績は大きい。本展では、そんなゴルチエのファッションへの情熱をカシヤマ ダイカンヤマ全体を使って表現。会場では、オートクチュールや映像など彼に関する様々な作品の展示や、限定グッズ、カフェメニューの販売を行う。1階 ギャラリー1階のギャラリーでは、「ゴルチエ パリ(GAULTIER PARIS)」の貴重なオートクチュールのコレクションピース13体を展示。繊細な意匠が施されたテキスタイルを細部まで見ることが出来る。また、2018年にゴルチエが手掛け、パリで公演されたミュージカルショー『ファッション・フリーク・ショー(Fashion Freak Show)』の特別編集版を日本初上映する。地下1階 カフェ地下1階のカフェでは、ジャンポール・ゴルチエの代名詞ともいえる“ブルーストライプ”で装飾した空間で、限定スイーツを提供する。カフェスペースの一角には、ゴルチエと親交の深いファッションフォトグラファーのジャン・ バプティスト・モンディーノの写真作品を展示する予定だ。2階&3階 マーケットファッションとカルチャーの独創的なキュレーションを展開する2階と3階のマーケットでは、ジャンポール・ゴルチエのアーカイブから16型をリプロダクションした限定アイテムを用意。さらに、本展の開催を記念したクッションとオリジナルトートバッグも数量限定で販売する。【詳細】「エクスパンディング ファッション バイ ジャンポール・ゴルチエ」開催期間:2019年9月14日(土)~10月13日(日)開催時間:11:00~20:00会場:カシヤマ ダイカンヤマ住所:東京都渋谷区代官山町14-18全館休館日:毎月第一月曜日<アイテム価格例>リプロダクションアイテム 全16型 21,000円~120,000円+税、限定トートバッグ 5,000円+税、限定クッション 全11型 各20,000円+税【問い合わせ先】カシヤマ ダイカンヤマTEL:03-5784-1287
2019年09月02日ポール & ジョー アクセソワ(PAUL & JOE ACCESSOIRES)の2019年秋冬コレクションから、新作「イノセント キャット(INNOCENT CAT)」シリーズのトートバッグや傘、マフラーなどが登場。全国の百貨店などで、2019年8月下旬より順次発売される。飼い主の留守中、誰にも見られていない安心感からついつい悪戯をしてしまうことがある猫。ポール & ジョー アクセソワの新作「イノセント キャット」は、そんな悪戯好きの猫をモチーフにしたプリントシリーズだ。飼い主が家に帰ったころには素知らぬ顔で出迎える、猫ならではの表情を描いている。「イノセント キャット」シリーズで展開されるアイテムは、ファーポーチ付きのトートバッグをはじめ、ラウンドジップの長財布、タオルハンカチ、2連ポーチなど。マフラーや傘も用意されている。また、ポール & ジョーのウォッチシリーズから新しく誕生した「スクエア・コレクション」のシリーズ第2弾として、120本限定で「イノセント(INNOCENT)」ダイアルの腕時計も展開。悪戯好きの猫を描いたピンクのフェイスに、グレーのレザーベルトを組み合わせている。【詳細】ポール & ジョー アクセソワ 2019年秋冬「イノセント キャット(INNOCENT CAT)」取扱店舗:全国百貨店ほか発売時期・アイテム例:・発売中タオルハンカチ 600円+税・2019年8月下旬~ファーポーチ付きトートバッグ 12,000円+税、2連ポーチ 8,000円+税、ラウンドジップ長財布 9,000円+税・9月下旬~傘 3,500円+税・10月より順次ウールカシミヤマフラー 5,000円+税、ニットラバープリントマフラー 12,000円+税■「イノセント」ウォッチコレクション 19,000円+税<120本限定>発売時期:10月取扱店舗:全国時計専門店ほかケース:ステンレススティール、ベルト:カーフ、ケースサイズ:26mm、防水性:3気圧【問い合わせ先】ワグ インクTEL:03-5791-1501
2019年08月30日ポール・マッカートニーがエンディング曲を書き下ろした、戦争を描くアニメーション映画『エセルとアーネストふたりの物語』(原題:Ethel & Ernest)から、初解禁の場面写真がシネマカフェに到着した。本作は、「スノーマン」や「風が吹くとき」の絵本作家レイモンド・ブリッグズが両親の人生を見つめ、英国ブックアワードを受賞した「エセルとアーネスト」のアニメーション化。1928年のエセルとアーネストの出会いから、結婚、息子レイモンドの誕生、第二次世界大戦、そして戦後の発展と時代の変化、さらに老い…と、“普通”を懸命に生きたふたりの姿を描いている。そんなエセルとアーネスト、ブリッグズ本人が経験した戦争体験を知ることができる作品となっている本作は、幼い息子を疎開に送り出す駅のプラットホーム、空爆に襲われたのどかな畑、手作りの防空壕が設置された自宅の庭など、日常の風景が瞬く間に戦争に飲み込まれてしまう様子が映し出され、観る者に恐怖を植え付ける。今回到着した場面写真では、そんな戦中シーンの場面写真が到着。ヒトラーの演説シーンやウィンストン・チャーチル、空爆で破壊された自宅、庭に設置した手作りの防空壕が描写されている。また、日本を舞台に同じ時代を描き、12月に新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開も控える『この世界の片隅に』の片渕須直監督から、「『この世界の片隅に』のすずさんたちと同じ頃、別の国に住んでいた夫婦のお話です。戦時中に布が足らなければ、『だからスカートは短くしましょう』と反対のことをやっていたり。違うところも、でも、同じところも。世界のもうひとつの片隅が見えました」と本作に関してコメントが到着している。『エセルとアーネストふたりの物語』は9月28日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:エセルとアーネストふたりの物語 2019年9月28日より岩波ホールほか全国にて順次公開© Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A., The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016
2019年08月15日ポール アンド ジョー アクセソワ(PAUL & JOE ACCESSOIRES)から、秋の限定コレクションが登場。2019年9月下旬に発売予定。“オータム ワンダーランド(AUTUMN WONDERLAND)”をテーマに掲げる今季の限定コレクションには、ブランドを象徴するフラワーやネコをはじめ、モンスターたちが登場。不思議な魅力を持った、ハンカチーフやポーチ、スマホ拭きなどがラインナップする。ネコたちの登場するアイテムは、それぞれのイメージに合わせたフラワーモチーフと組み合わせているのが印象的。真っ白な毛並みがご自慢の“ジプシー”は、淡いブルーのバラを中心とするゴージャスな花々に囲まれて。つぶらな瞳がキュートな“ヌネット”は、可憐な小花模様と共にあしらわれている。カラーは、ネイビーやホワイト、スモーキーなピンク、ターコイズブルーなど。秋にぴったりなシックな雰囲気を纏いながらも、瑞々しい花々の色彩によって、華やかな印象をもたらしてくれる。【詳細】ポール アンド ジョー アクセソワ限定コレクション発売日:2019年9月下旬価格例:・婦人タオルハンカチ(約25×25㎝) 600円、(約30×30㎝) 900円・スマホ拭き(25×25㎝) 800円・ポーチ(10×16×7㎝) 3,200円・巾着ポーチ(19×11.5×11.5㎝) 3,500円※なくなり次第、販売終了。【問い合わせ先】ワグ インクTEL:03-5791-1501
2019年08月04日ポール・マッカートニーとリンゴ・スターがステージで再会、ザ・ビートルズのミニ同窓会の様相を呈した。13日、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで開催されたポールのコンサートにリンゴがゲスト出演を果たした。同グループの1968年のナンバー「バースデイ」を演奏後、ポールは「僕たちにとってのサプライズ、君たちにとってのサプライズ、皆にとってのサプライズだ」「レディース&ジェントルメン、ワン・アンド・オンリー、リンゴ・スター」とリンゴを紹介、2人はハグを交わしポールは「愛しているよ」と旧友に告げた。その後、リンゴのドラムセットが組み立てられ、1978年の「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を披露、ソロドラムから始まり、ベースのグリッサンドで会場を沸かせた。その後、「へルター・スケルター」に移行した2人は、カルト指導者チャールズ・マンソンとの関連により、何年にも渡って封印していた同曲を演奏し、最後にリンゴはドラムスティックを観客に向けって投げ、ポールのベースが欲しい人はいるかとジョークを飛ばした。同コンサートは全38曲で構成、ポールは最後に、「みんな、さようなら。アメリカ、さようなら。一つ言い忘れた。『また次回ね』」と締め、その後インスタグラムに「僕の大好きなスターと再会」とステージでのツーショットを投稿した。(C)BANG Media International
2019年07月16日ポール・スミス(Paul Smith)とグローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)のコラボレーショントラベルケース第2弾が、2019年7月27日(土)からポール・スミス主要店舗、グローブ・トロッター全店舗などで発売される。先行予約は2019年7月13日(土)から26日(金)まで。コラボレーショントラベルケースは、グローブ・トロッターを象徴する「ヴァルカン・ファイバー」をボディーに採用。ブラックのケースの角を覆うコーナーレザーには、ポール・スミスの「シグネチャーストライプ」から着想を得たネイビー、トープ、ライムイエロー、セージ、バーントオレンジ、ピーコック、バーガンディー、ブライトレッドの8色が施されている。ケースの内側にはグレーのリネンライニングを配し、ポール・スミスの「シグネチャーストライプ」をあしらったインナーベルトをセット。グローブ・トロッターとポール・スミス、英国を代表する両ブランドならではのクラシックさと、ひねりを効かせたデザインが魅力の1品だ。【詳細】ポール・スミス×グローブ・トロッター発売日:2019年7月27日(土)先行予約日:2019年7月13日(土)~26日(金)※先行予約をすると、色のコーナーレザーと同色のイニシャルを文字まで無料で追加できる。展開店舗:ポール・スミス主要店舗、グローブ・トロッター全店舗、ポール・スミス公式オンラインショップ、グローブ・トロッター公式オンラインショップ価格:・20インチケース(W55×H42×D18/4kg) 297,000円+税・30インチケース(W81×H48×D24/5.5kg) 378,000円+税※30インチケースはポール・スミス店舗でのみ取り扱い
2019年07月12日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)は、ビートルズの映画『イエロー サブマリン』にインスピレーションを得た「オール トゥギャザー ナウコレクション(All Together Now Collection)」をメンズ、ウィメンズ、キッズコレクションからローンチ。2019年7月13日(土)からステラ マッカートニー 青山店で先行発売したのち、7月19日(金)より全国での発売を予定している。『イエロー サブマリン』のユーモアあふれる世界を表現『イエロー サブマリン』は、1968年に製作されたビートルズ初のアニメ映画。ジョン・レノンやポール・マッカートニーらビートルズのメンバーたちが、海の底にあるペパー・ランドの平和を守るため、イエロー サブマリンに乗って海底の冒険へと繰り出す物語だ。カラフルでユーモアあふれるその海底の冒険を、ステラ マッカートニーは遊び心たっぷりに、そしてクラシカルかつラグジュアリーに表現した。メンズコレクションメンズのシャツやVネックニットにはビートルズのメンバーたちを大胆にあしらった。そのグラフィックはまるでアップリケのようにクリーンなストライプシャツにも採用されている。最も目を引くクラシックなシルエットのメルトンコートは、無造作に張り付けられたワッペンで「オール トゥギャザー ナウコレクション」ならではのデザインに。ビートルズのお馴染みのロゴから、メンバーのグラフィック、そして「イエロー サブマリン」のCDジャケット写真まであらゆるワッペンが施された。ウィメンズコレクションカラフルな映画の世界はシャツやラッフル付きのシャツ ドレスに投影。クラシックなチェック柄のコートのライナーにも同じくカラフルな世界が広がっている。クルーネックニットには、“サブマリン”をはじめワッペンをあしらい、リブ部分にピンクやイエローを差し込むことで、ユーモアに溢れる映画の世界を反映した。ステラ マッカートニー、ウィメンズバッグの代名詞とも言うべき「ファラベラ」は、イエローサブマリンと“STELLA McCARTNEY”のロゴでおめかししたキャンバス素材で。いつもとは一味違うデザインは、夏の装いもきっと楽しくしてくれるはず。【詳細】オール トゥギャザー ナウコレクション発売日:2019年7月19日(金)※青山店では7月13日(金)より先行販売。■アイテム価格例・メンズメルトン コーティング コート 810,000円+税メルトン ブルゾン 194,000円+税ビートルズ フェイス Tシャツ 71,000円+税ビートルズ フェイス V ネック ジャンパー 90,000円+税・ウィメンズブラックウッド コート 291,000円+税シャツ 97,000円+税シャツ ドレス 210,000円+税ファラベラ ミニ トート 122,000円+税スニーカー 81,000円+税
2019年07月08日『ゴーストバスターズ』最新作に、ポール・ラッドが出演交渉をしているようだ。彼が演じるキャラクターは、小さな街の学校の先生という設定らしい。ほかに、フィン・ウォルフハード(『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』)、マッケナ・グレース(『キャプテン・マーベル』)の出演が決まっている。監督はオリジナルを監督したアイヴァン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマン。今作は、ポール・フェイグが監督した女性キャスト版とはつなげず、新しい形でのリブートとなるようだ。公開は来年夏。文=猿渡由紀
2019年06月28日ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)から単色アイカラー「ポール & ジョー スパークリング アイカラー」が2019年8月1日(木)より発売される。“ぷにぷに”肉球感触のアイカラーポール & ジョー ボーテの新作は、ネコの肉球のように“ぷにぷに”した新触感のアイカラーだ。オイルリッチなオイルゲルベースのアイカラーで、何度も触れたくなるほど心地よい“ぷにぷに”感が特徴的。透け発色でまぶたに“濡れたようなツヤ”目元にのせると“濡れたようなツヤ”をもたらし、まぶたが透けるようにシアーに発色。淡くやわらかなカラーから顔を出す、繊細なキラキラパールが目元に華やかさをもたらしてくれる。全8色のカラーラインナップカラーは全8色。フェミニンなピンクから肌馴染みのよいヌードアイボリー、輝きを楽しめるホワイトシルバーまで多彩なラインナップだ。「ポール & ジョー スパークリング アイカラー」全8色 ()内は配合パール01 「アン ポワント」:エレガントなヌードアイボリー(イエロー、シルバー)02 「ベッドタイム ストーリー」:ロマンティックなペールライラック(レッド、シルバー)03 「ミッドナイト アワー」:クールなミッドナイトブルー(ブルー、ブラック)04 「キャンディッド チェスナット」:色っぽいマロンブラウン(レッド、ブラウン、ブラック、シルバー)05 「フレンチ プレス」:ビターなカフェブラウン(ブラウン、ブラック、シルバー)06 「コンフェクショナリー」:可愛いスイートピンク(レッド、シルバー)07 「ラ メール クレール」:さわやかなシーグリーン(ブルー、グリーン、シルバー)08 「メタリゼ」:シャープなホワイトシルバー(レッド、シルバー)濃淡グラデーションも簡単オイルリッチで伸びがよく、重ねるほどに色と輝きが際立つので、簡単にグラデーションアイを作ることができる。1度塗りで透け感を楽しむのもよし、重ねづけして大胆な目元を演出してもよし。ぴたっとフィットして、動きの多い目元でもヨレずにキレイが続くので、好みのカラーを見つけて、存分にアイメイクを楽しんでみて。【詳細】「ポール & ジョー スパークリング アイカラー」全8色 各2,700円+税発売日:2019年8月1日(木)【問い合わせ先】ポール & ジョー ボーテTEL:0120-766-996
2019年06月16日サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)が、イタリア・フィレンツェにて6月11日、2020年春夏コレクションショーを開催。ポール・アンドリュー(Paul Andrew)がクリエイティブ ディレクターに着任し、メンズを手掛けるのは今シーズンが初となる。テーマは、“HOMECOMING”。
2019年06月13日ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)から夏スイーツが登場。2019年6月1日(土)より、全国のジャン=ポール・エヴァン ブティックおよびオンラインブティックにて発売される。ジャン=ポール・エヴァンから登場する夏スイーツは、2018年にも発売され話題を集めた「グラス クルスティヤントゥ」。クレープ生地を薄く焼き砕いたサクサク食感のフイユティーヌを、チョコレートでコーティングし濃厚なアイスに合わせたスイーツだ。2019年は、フイユティーヌにマカロン生地を追加。今まで以上にサクサクとした食感を楽しむことができる。「グラス クルスティヤントゥ」は、3つの味を用意。濃厚なビターチョコレートアイスには、ビターチョコレートと焦がしバターでコーティングしたフイユティーヌを合わせた。さらに、優しい甘さのミルクとショコラのアイスは、ショコラと焦がしバターでコーティングしたフイユティーヌを、キャラメルアイスには、アクセントに塩を効かせたミルクチョコレートと焦がしバターでコーティングしたフイユティーヌをそれぞれトッピングしている。「グラス クルスティヤントゥ」は店頭で1個ずつ購入可能。また、「グラス クルスティヤントゥ」と定番アイスがセットになった詰合せも販売する。また、期間限定の詰め合わせもラインナップ。ライスパフが入ったキャラメルとミルクチョコレートのバー「バー クルスティヤントゥ」といった夏限定ショコラが味わえる詰め合わせや、砕いたコーヒー豆をのせた「プティ パレ ノワール カフェ」を含む20枚のショコラの詰め合わせも用意する。【詳細】ジャン=ポール・エヴァン 夏スイーツ発売日:2019年6月1日(土)販売店舗:ジャン=ポール・エヴァン全ブティック、オンラインブティック※チョコレート バー 丸の内店を除く。価格例:・グラス オ ショコラ JPH クルスティヤントゥ 570円(税込)・グラス オ ショコラ ドゥ クルスティヤントゥ 570円(税込)・グラス オ キャラメル クルスティヤントゥ 570円(税込)・グラス クルスティヤントゥ 5,400円(税込) ※販売期間 2019年6月1日(土)~8月31日(土)・グラン ボワットゥ グルマン デテ 8,640円(税込) ※販売期間 2019年6月1日(土)~8月31日(土)・プティ コフレ プティ パレ 20枚入 3,953円(税込) ※販売期間 ~2019年9月30日(月)・コフレ Go-Hô-Bi 4,173円(税込) ※販売期間 ~2019年9月30日(月)【問い合わせ先】伊勢丹新宿本店(TEL:03-3352-1111)三越銀座店(TEL:03-3562-1111)三越札幌店(TEL:011-271-3311)伊勢丹浦和店(TEL:048-834-1111)京都本店(TEL:075-708-7333)三越広島店(TEL:082-242-3111)表参道ヒルズ店(TEL:03-5410-2255)東京ミッドタウン店(TEL:03-5413-3676)三越仙台店(TEL:022-225-7111)三越名古屋栄店(TEL:052-252-1111)ジェイアール京都伊勢丹店(TEL:075-352-1111)岩田屋本店(TEL:092-721-1111)
2019年06月03日ビートルズの創成期を描いた舞台「BACKBEAT」が5月25日に開幕。それに先がけフォトコール(プレス向け撮影会)と囲み取材が行われ、取材には戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、翻訳・演出の石丸さち子が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、1994年に公開された伝記映画『バック・ビート』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品の日本初演。ビートルズ結成時のベーシストで、デビュー目前に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフ(戸塚)を中心に、親友ジョン・レノン(加藤)、ポール・マッカートニー(JUON)、ジョージ・ハリスン(辰巳)、ピート・ベスト(上口)、そしてスチュアートの恋人となる写真家アストリッド・キルヒヘル(夏子)ら若者たちの揺れ動く心を繊細に描く。今回の見どころのひとつは約20曲にものぼる舞台上での生演奏。しかし演奏ははじめ、戸塚が「絶望からスタートしたといっても過言ではない」と明かすほどのレベルから始まったそう。しかしこの日、前半の2シーンが披露されたフォトコールでの演奏は抜群の仕上がり。音楽が楽しい!5人で演奏するのが嬉しい!という思いが真っ直ぐに伝わる姿そして音を届けた。そこに至るまでをJUONは「だけど初めて5人で音を出したとき、すぐグルーヴしたよね」、上口も「初めての会話が“音”だったのでそれがすごくよかった」と、このメンバーだからこそ生まれた音があったと振り返る。さらに辰巳も「稽古の間ずっと(5人が)近くにいた。ビートルズさんの当時の映像を観ても常に距離が近いけど、僕たちも近い距離感でワイワイ作品をつくっていった」と本作で描かれるビートルズの姿に自分たちを重ね、笑顔を交わした。そうやって生まれた5人の演奏を加藤は「ライブなので何が起きるかわからない。でもそのライブ感はこの作品でしか味わえないものなので、そこをぜひ体感してほしい」と語る。そんな5人を翻訳・演出の石丸は「ビートルズは目指すには大きすぎるのですが、私たちは観客にビートルズを伝える架け橋。その架け橋は立派にできあがっています」と絶賛。1966年にビートルズの初来日公演で前座を務めた尾藤も「皆さんの成長がすごくて驚きました。ビートルズに負けない!」と太鼓判を押した。石丸が「長いこと演劇をやっていますが、こんな作品は観たこともないし、つくったこともない。細かなみんなの努力やコミュニケーションがあって、こんな素敵な作品が生まれた。このメンバーを誇りに思います」と語る本作は、6月9日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演後、兵庫、愛知、神奈川を巡演。取材・文:中川實穗
2019年05月28日舞台『BACK BEAT』のフォトコールが東京芸術劇場 プレイハウスで25日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が取材に応じた。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。初日を前に戸塚は「準備万端です。バッチリです」と自信を見せ、「僕たち、スタッフさんから『ビートルズのみなさん』って呼ばれるんですよ。すごい気分が良くてなりきらせていただいています」と語る。辰巳も「令和のビートルズです」と新たなキャッチコピーを作っていた。「最初は絶望からスタートしていたといっても過言ではない」(戸塚)、「学生バンドかなみたいな」(加藤)というバンド演奏だが、今は戸塚も「不思議な感覚があったかもしれないですけど、今はこのスタイルに完全にフィットしている」という。上口が「初めての会話が音だった」と振り返ると、戸塚も「詩人だわ」と感心していた。「全国を回ってみなさんにみていただきたい」とライブツアーも希望した辰巳だが、「ほぼ弾けない状態から始まって。本当に最初に石丸さんの前で披露した時に『お前、まじか』という。目の奥が『本当に、ジョージ・ハリスンをやるのか』って」と苦笑。全員不安を抱えていたものの、できなさで言えば「トップ」と石丸に言われた辰巳は、「トップです!!」と訴える。しかし努力を重ねバンドとして成長したメンバーに、石丸は「すっごい努力でした。バンド同士でグルーヴを産んでからが、早かったですね。観客にビートルズを伝える架け橋なので、架け橋は立派に務めている」と太鼓判を押した。加藤は「毎回がライブで、20曲くらい生演奏なので、何が起こるかわからない。弦が切れたり演奏を間違ったり、ご愛嬌で許してもらって、このステージでしか味わえないので、体感してもらいたい」とメッセージ。戸塚も「とにかくロックに始まり、一時も速度を落とさずに最後の最後まで駆け抜けていきたいと思います」と意気込んだ。
2019年05月25日