福岡市の「学びのカフェ天神」で開催1月12日(金)、ヨガインストラクターの山口香苗氏によるセミナー「【初心者むけ】マインドフルネス・瞑想 -自分自身と向き合う穏やかな時間-」が開催される。同氏は全米ヨガアライアンスRYT500、全米NLPプラクティショナー、アロマテラピー検定1級である。会場は福岡県福岡市中央区にある「学びのカフェ天神」で、受講料は1,000円となっている。また、「学びのカフェ天神」では、セミナーカードを8,000円で販売。セミナーカードを使用すれば、1講座1,000円のセミナーを10回受講できる。自分自身と向き合うことで内面への気づきを日常生活ではいつも頭の中をさまざまな思いが飛び交い、仕事や人付き合いなどに対する感情が整理されることなく渦巻いている。マインドフルネス瞑想では、「今ここにある自分」「今この瞬間」に集中し、頭の中に浮かんだことを評価したり、判断したりせずに観察するトレーニングでもある。集中力や学習力、記憶力、判断力の向上や、ストレス軽減、感情コントロール、心と体の健康改善、自信がつくなどの効果が期待できるという。日時: 1月12日(金) 14:00~15:20場所: 渡辺地所福岡駅前ビル9階福岡県福岡市中央区渡辺通4-9-20受講料: 1,000円(学びのカフェ天神のサイトより引用)(画像は学びのカフェ天神のサイトより)【参考】※【初心者むけ】マインドフルネス・瞑想 -自分自身と向き合う穏やかな時間- - 学びのカフェ天神 -福岡/天神セミナー
2024年01月04日人見ルミ 著『認知行動×マインドフルネス 働く人のためのメンタルコントロール』2023年9月12日刊行株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は人見ルミ著『認知行動×マインドフルネス 働く人のためのメンタルコントロール』 を2023年9月12日(火)に刊行いたします。自分の力でメンタルをコントロールして生活の質を上げるために本書では、最先端の心理学である認知行動療法を活用して、根拠のない思い込みや誤った認知を取り除き、マインドフルネスを活用して自分のメンタルを整える方法を解説します。ウェルビーイングの必要性がうたわれている現代、高いレベルのパフォーマンスを目指す方や心身の調子を整えたい方に向け、メンタルを自分でコントロールして、自分の本来持っている才能や力を発揮できるようにするための具体的な方法をお伝えします。また「感情を楽しくコントロールする方法」について本田健 氏との対談も掲載しています。※以下本文より抜粋編集自分の感情とうまく付き合う方法①認知行動療法▲「感情」の大元の「思い込み」「捉え方」に注目イライラや怒り、不安、落ち込みなどネガティブで辛くなりやすい「感情」と上手に距離をとって付き合っていく方法です。「感情」という反応が起きる大元の「思い込み」に注目をするのが特徴です。マインドフルネスと並行して行うとより効果的であり、近年、精神科領域の臨床現場で多くの人の心身を癒し、復活させ、科学的な立証を次々に打ち立て進化しているメソッドです。あなたを苦しめる極端な思い込み=認知の歪みを認識する普段の生活で実際に起こった「事実」と、自分の「解釈」は異なります。この違いを見分けることができると、「私のことを嫌っているに違いない」「いじめられている」などといった決めつけを防ぐことができ、さまざまなことを受け入れやすくなります。典型的な認知の歪み(一部を紹介)マイナス化思考……どんな出来事も、マイナスの出来事にすり替えてしまう例)こんなにトントン拍子でいくということは、このあと何か嫌なことが起きそうだ。全か無か、白黒二者択一思考……物事を両極端に分けて決めつける例)パートナーに対して、何か揉めたときにすぐに「私なんていない方がいいのね」「じゃあ離婚しましょう」などと思う。自分の感情とうまく付き合う方法②マインドフルネス▲思考や感情をありのままに観察今から約2500年以上前に仏陀が悟りを開いたときの瞑想法「ビパッサナ瞑想」にルーツがある、思考や感情をありのままに観察する手法です。良いとか悪いとか、判断せずにただ「こういうことが起きているんだ」とありのままに受け止め、感情や思考を川の流れに乗せていきます。多くの科学的エビデンスも紹介され、シリコンバレーの企業、 グーグルやメタ、ナイキなどでも導入されています。呼吸を整え、心を整えるマインドフルネス(マインドフルネスの手法の一部を紹介)緊張やストレスが多いとき、呼吸は浅くなります。このとき意図的に呼吸をゆったりと吐くことで心を穏やかにするのが、「呼吸法」です。怒りをしずめる90秒の呼吸法①鼻から5秒で吸って1秒止めて、 10秒で吐く(苦しいと感じる人は6〜7秒でもOK)。②目を閉じて、5で吸って、1秒止めて、約10秒で吐く。たった3セットでちょっと気分がふんわりして眠くなるような感じです。6セット90秒やると良いでしょう。書籍情報表紙タイトル:働く人のためのメンタルコントロール著者:人見ルミページ数:240ページ価格:1,650円(10%税込)発行日:2023年9月12日ISBN:978-4-86667-398-1書籍紹介ページ: amazon: 楽天: 目次CHAPTER1「認知」が私たちを振り回すCHAPTER2自分の「認知」のクセを知るCHAPTER3自分の「思い込み」を外すCHAPTER4外部からのアプローチで「認知」を変えるCHAPTER5心を整えて自分で感情を選択するCHAPTER6人間関係のストレスを減らす方法著者プロフィール人見ルミ(ひとみ・るみ)著者:人見ルミマインドフルネス企業研修トップ講師CBTカウンセラーTBSニュースレポーター、テレビ東京お天気予報キャスターを経て報道ディレクター に転身。「中村敦夫の19時発」など担当。数々のTV番組を手がけるも心身ともに疲弊し29歳で単身インドへ渡航。インドの師匠のもと、本場のヨガ・瞑想・イ ンド哲学などマインドフルネスのエッセンスを1年半学び、ストレス軽減法やメンタルコントロール方法を身につけ、生き方の価値観が変わる。 帰国後、(株)船井メディアの会員誌の編集長に就任。取材を通じて出会った約 800名を超える一流の著名人や経営者の仕事ぶりや人生の成功エッセンスに触れ、事業を成功に導き、常務取締役に就任。2013年、マインドフルネスを中心としたコンテンツで、仕事・家庭・人間関係をイキイキとした人生に変える方法を伝えるべく(株)サンカラを設立。代表取締役に就任。 現在、大手上場企業から外資系企業、中小企業、省庁、自治体など、マインドフル ネスや認知行動療法を取り入れた企業研修の実績ではトップクラス。早稲田大学人間科学部卒業。マインドフルネス学会所属。CBTストレスカウンセラー(認知行動療法)、ヒプノセラピー資格取得 。【報道関係各位】『認知行動×マインドフルネス メンタルコントロール』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月08日お風呂は誰にも邪魔されず、本来の自分に立ち返れる“聖域”。忙しい時こそ、お湯に浸かりひと息つきながらマインドフルネス入浴法を実践して、身も心もすっきり。瞑想に最適なバスルームで日々の心のメンテナンスを。睡眠と入浴を専門とし、公認心理師でもある小林麻利子さんが考案した「マインドフルネス入浴法」。「一人になれるお風呂で照明を消してたっぷりお湯をため、全身浴で脱力した状態で呼吸を意識。副交感神経が優位になりやすいこの状況で10分間、呼吸と心に向き合う瞑想を行う入浴法です」温かなお風呂の中はマインドフルネスを実践するのに絶好の場所。「やり方は“整う”(4分)“想う”(5分)“結ぶ”(1分)の3ステップ。10分では足りないなら20分までなら延長OK。それ以上浸かると、交感神経が刺激され血圧が上昇するなど、リラックス効果が半減する可能性も。就寝1時間~1時間半前には浴槽から出ましょう。慣れるまではアラームを使っていいですが、穏やかなメロディを選ぶこと。ただしスマホは浴室に持ち込まず、脱衣所などに置いて。それだけでもその後の眠りの質が格段に変わります」基本のお風呂ルールRULE 1浴室の照明は暗めに設定。交感神経を刺激するストレスとなる浴室の照明は消そう。脱衣所の照明のみつけるか、キャンドルやお風呂用の防水ライトの明かりだけに抑えることで、リラックス効果が高まり、入浴後の睡眠の質もアップ。RULE 2首を“面”で支えて、浮遊感を味わう。入浴中は頭をバスタブのふちに預け、お尻を前へスライドして首や肩を脱力。首との間に隙間ができる場合はバスピローやタオル、ポリ袋にお湯を入れて輪ゴムで留めた“お風呂枕”などを用意して。RULE 3常に呼吸に意識を向ける。鼻から吸って口から吐くのが基本。また体を脱力させて呼吸することで、息を吸う時は体がふわーっと浮き、息を吐くと同時に体が沈んでいく“浮遊感”を得やすい。その体感に意識を向けつつ呼吸を続けよう。入浴前髪を洗いながら頭皮の血流を巡らせる。入浴前に髪を洗うのが、マインドフルネス入浴法の鉄則。「頭皮の血流を良くしておくと脳が酸素を含んだ血液で満たされ、思考が巡りやすくなりリラックス状態にスムーズに移れます。また髪が長い人などは頭皮用ブラシを使うのもおすすめ。さっと洗えて血流アップを促せます。お風呂では決して頑張らず、楽に過ごすよう心がけてください」STEP1“整う”時間(4分)目を閉じて、10秒1セットの呼吸に集中する。お風呂に入ったら4秒かけて鼻から息を吸い、6秒かけて口から息を吐きつつみぞおちまで浸かり、落ち着いたらさらに肩まで。肩~頭を後方に預けて面で支えたら、“整う”。「今ある息を吐き切り、鼻から息を吸う。その時に肺、次にお腹が膨らむイメージを持つと、上半身が自然に水面へ浮かびます。その後も息を吸って浮き、吐いて沈む。後者のほうが長くなるように。怖くなければ目をつぶりましょう」STEP2“想う”時間(5分)呼吸はキープしたまま、自分の心と向き合う。マインドフルネスに集中しやすい状態に整ったら、いよいよ“想う”にシフト。「ただ頭によぎることに考えを巡らせるだけだと、ネガティブな思考になりやすく“ご自愛”にはなりません。“想う”は過去でも未来でもなく今の心に向き合う時間にしたい。以下で紹介するようなアプローチで、頭に浮かぶ今日の出来事を振り返り、思いを馳せてください。たとえスマホが気になっても“スマホを気にしてるな~”と自覚したら否定せずに自分の呼吸に戻る。この繰り返しです」・不安や悩みも、なるべくポジティブな方向に考える。【ミラクル・クエスチョン】将来に不安を感じた時に。寝ている間に自分が抱える全ての問題が解決されたとして、翌朝どんなふうに過ごしているか。奇跡を手にした自分=理想像を具体的に想像して。【ストレングスモデル】「どうせ私なんて」と思ってしまった時に。あえて“友達がいる”“努力家”など自分のストレングス(強み、能力)に着目すると、それを活用して実行する思考に切り替わる。【ピーク・エンドの法則】思考が堂々巡りになった時に。今日うまくいったこと、そのために自分がどんな工夫をしたかを丁寧に思い出す。今日あった良かった出来事の振り返りで、悩みを上書き。・ツボを押したり、呼吸法を変えて、心を整えても。【呼吸再調整法】感情的になったら体を楽に。3秒かけて息を吸い、「リラーーックス」と声に出しながら息を吐き、4秒息を止める。声を出しつつ吐くと脱力しやすく体の力みも解ける。【「労宮」のツボを押す】対人関係でストレスを感じた時に。手を握った時に中指の先が当たる位置にある「労宮」を、反対の手の親指の腹で4秒間圧をかけ、3秒かけてリリース。左右各3セット。【体全体で音を感じる】誰とも話したくない時に。呼吸をゆったり続けながら、海の波音などの自然音や、スローな曲調のクラシックやジャズを再生。耳ではなく体全体で音を感じるイメージで。STEP3“結ぶ”時間(1分)上体を起こし、浴槽から出る準備をする。マインドフルネス入浴法の〆となる“結ぶ”。「マインドフルネス状態のまま現実に戻るとギャップがあるので、“結ぶ”を通していつもの自分に戻ります。頭をバスタブのふちから上げ、体をゆっくり伸ばしたらまぶたをゆっくりと開けて、普段通りの呼吸に戻り、その音に耳を澄ませましょう。これで完了です」入浴後最後にやさしく体を洗う。浴槽を出て体を洗ううえでもポイントが。「お湯に浸かるだけでも汚れの半分は取れ、炭酸水素ナトリウム配合の入浴剤を使うとさらに取れるという研究も。入浴後で皮膚も柔らかくなっているので、皮脂の多い部分だけボディソープで洗えば基本的には十分です」こばやし・まりこ睡眠改善インストラクター、SleepLIVE株式会社代表取締役。公認心理師の資格も保持。著書に『「わたし」と向き合う1日10分のお風呂習慣 小林式 マインドフルネス入浴法』(MdN)など多数。※『anan』2023年6月21日号より。イラスト・susu取材、文・門上奈央(by anan編集部)
2023年06月14日心と身体と丁寧にじっくり向き合おう!インターナショナルマインドフルネスセンターは、『マインドフルネス・コンパッション・ヨーガ(Micoful Yoga)講師養成講座(三期生募集2023年1月)』を2023年1月21日から開催します。同講座は、やさしさといたわりを自分自身、そしてまわりにもその気持ちを向けていく「マインドフルネス・コンパッション・ヨーガ」講師を養成することを目的としており、講師は井上清子が務めます。募集人員は20名、受講料は198,000円。Zoomを活用して、オンラインで実施されます。申し込みは、インターナショナルマインドフルネスセンターのホームページにて受け付けています。たっぷり学べる100時間『マインドフルネス・コンパッション・ヨーガ(Micoful Yoga)講師養成講座(三期生募集2023年1月)』は、「クラス:3時間×10回(30時間)」「ピアグループ:3時間×10回(30時間)」「最終審査(40時間)」で構成されます。クラスの開催日は1月21日、2月4日、2月18日、3月4日、3月18日、4月1日、4月15日、5月13日、5月20日、6月3日で、開催時間は各日9:00から12:00まで。ピアグループの開催日は、グループごとに日程を調整して実施されます。(画像はインターナショナルマインドフルネスセンターより)【参考】※インターナショナルマインドフルネスセンター
2023年01月14日株式会社サンガ新社(所在地:宮城県仙台市、代表取締役:佐藤 由樹)は、仏教とマインドフルネスの総合誌『サンガジャパンプラス』を2022月7月21日(木)に新創刊しました。『サンガジャパンプラス』は、「同時代×仏教」というコンセプトを掲げ、現代の様々な問題に仏教の視点から切り込み、掘り下げていく総合誌です。創刊号の『サンガジャパンプラス Vol.1』では「なぜ今、仏教なのか」を中心テーマに、思想家の内田樹氏、政治学者の中島岳志氏、そして評論家の松岡正剛氏や、宮崎哲弥氏をはじめとした当代をきっての知識人、言論人の方々からご寄稿いただきました。それに加えて、現代日本の仏教においてアクチュアルな言葉を発し続ける多くの仏教僧にもご登場いただいています。初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老、臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺老師、曹洞宗禅僧の藤田一照師、曹洞宗僧侶の青山俊董老師、僧侶で芥川賞作家の玄侑宗久師などの、同時代に向けた、生きた「刺さる言葉」が満載です。創刊号は、472ページ、2,750円(税込み)の大ボリューム、特別価格でお届けいたします。『サンガジャパンプラス Vol.1』・オンラインサンガ: ・Amazon : 『サンガジャパンプラス Vol.1』表紙■『サンガジャパン』について『サンガジャパン』は、出版社・株式会社サンガが2010年3月に創刊した仏教雑誌です。初期仏教・テーラワーダ仏教を中心に扱いながらも、日本の大乗仏教から世界の仏教まで宗派を超えて仏教を扱い、日本の仏教界に新しい風を吹き込んできました。僧侶、研究者、作家をはじめとした各界の著名人の方々に誌面にご登場いただき、仏教の力の鮮やかな広がりを様々なかたちで探究していきました。現代社会の様々な課題に仏教の知見を掛け合わせて考察を深める特集を組み、仏教関係者はもちろんのこと、一般の幅広い方々にもご愛読いただき、2020年11月までで「36号+別冊5号」の合計41号の『サンガジャパン』がこの世に誕生しました。10年以上にわたり刊行を続けてきた『サンガジャパン』でしたが、2021年1月27日に株式会社サンガが経営悪化により事業停止になりました。そのため『サンガジャパン』の刊行もストップすることになってしまったのです。しかし、株式会社サンガを解雇された元社員二人が、事業停止したサンガの復活を志したところ、本当に多くの方々からクラウドファンディングでのご支援をいただきました。そのご支援を支えにして、2021年7月21日に、それまでの取り組みを引き継ぐ新会社「株式会社サンガ新社」を設立することができました。そして、そのサンガ新社が設立1周年を迎えた2022年7月21日(木)に、新創刊号となる『サンガジャパンプラス Vol.1』が発売開始しました。新創刊号の特集企画と掲載記事を以下にご紹介します。472ページに込められた同時代の仏教の力をぜひ受け取ってください。◆巻頭企画創刊号の巻頭では、スリランカ初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老による特別語り下ろしを掲載しました。また、臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺老師と、曹洞宗国際センター前所長で長くアメリカで坐禅の指導をされてきた藤田一照師による対談も収録しました。〔特別語り下ろし〕・アルボムッレ・スマナサーラ | ブッダの教えから見た平和論-なぜ人は争ってしまうのか?〔スペシャルトーク〕・横田南嶺×藤田一照 | これからの修行 これからの仏教◆特集「なぜ今、仏教なのか」『サンガジャパン+』創刊号の特集テーマは「なぜ今、仏教なのか」です。2022年、世界は戦争やパンデミックに直面し、さらには環境問題や地域間格差など地球規模で人類史的な変化が起きています。人類の歴史において、それらの困難は絶えたことがないと言ってよいかもしれません。様々な分野で可視化されていく問題を、仏教の視点から考えていきます。・内田樹 | これからの社会に必要なコモンと仏教・中島岳志 | なぜ今、利他なのか・プラユキ・ナラテボー | 辻ッター説法 ブッダから学ぶ、コロナ時代の歩き方・青山俊董 | 古道を訪ね不易の一点を常にする 人類のこと、病のこと、修行のこと・玄侑宗久 | 新しい時代に求められる仏教と日本の課題・ヨンゲ・ミンギュル・リンポチェ[聞き手]藤田一照 | 世界の危機を乗り越える瞑想の力・チャディ・メン・タン | サファリングから世界平和へ◆サンガ新社設立記念コラム「私たちの幸福とは」「株式会社サンガ新社」設立にあたり、多彩な識者の方々に「サンガ新社設立記念コラム」をご依頼しました。テーマは、「私たちの幸福とは」です。今という時代の中で生み出された18人のご執筆者による「仏教と幸福」についての叡智の結集をお届けします。・アルボムッレ・スマナサーラ | 「サンガ」に学ぶ幸福のメカニズム・前野隆司 | 生きとし生けるものに学ぶ幸福のかたち・熊野宏昭 | 生命コンシャスの道・末木文美士 | 一〇〇年後の幸福・鎌田東二 | 新生サンガ設立に寄せて 仏教は世界を救うか?・橋爪大三郎 | 幸福を支える仕組み・松本紹圭 | 「安養」というウェルビーイング・山下良道 | 矛盾から始まる新しい次元へのジャンプ・田口ランディ | 幸福について what belongs to me. (Randy Taguchi)・佐々涼子 | 遅効性のくすり・石川勇一 | ブッダの正法が日本に根づくために・島田啓介 | 幸福への不可能な接近・浦崎雅代 | ハイ・アパイ(無畏施)-怖れなきことのプレゼント・中村悟 | オンラインサンガ=私たちの幸福・藤野正寛 | 体験的理解に関する対話を積み重ねるためのプラットフォーム・宮崎哲弥 | 汎仏教的価値の価値・藤田一照 | 足下に見出される涅槃寂静・松岡正剛 | 再生サンガの船出に向けて◆Zen2.0 2021 A NEW EARTH空からの開花(Space to Flourish) 新たな文明を共に創造する2021年9月に禅とマインドフルネスの国際カンファレンス「Zen2.0 2021」が臨済宗建長寺派総本山・建長寺で開催されました。『サンガジャパンプラス』では、開催日に建長寺で取材させていただき、プログラムの一部を記事としてまとめました。・藤田一照×中野民夫 | 新たな地球をひらくリベラルアーツ・山田博×竹倉史人 | 縄文の森―生命感覚の再起動・伊藤亜紗 | 「さわる」と「ふれる」がひらく利他の世界・松本紹圭×ジェレミー・ハンター | アンビエント仏教の力 わたしたちの未来と共に生きる・前野隆司×サティシュ・クマール | 内なるエコロジーの探究・武井浩三[聞き手]宍戸幹央+三木康司 | 「恐れと不安」から「愛」で循環する経済をマインドフルシティ鎌倉から◆連載・松本紹圭 | Post-religion 対談[第1回]ヴィパッサナー瞑想は心の掃除 [ゲスト]想田和弘・山下良道 | 令和の時代の「仏教3.0」 シーズン(4)・アチャン・ニャーナラトー | 問いとダンマ アチャン・ニャーナラトー師法話会の質問より 第1回 誰にもフェアな「カンマ(業)の法則」『サンガジャパンプラス Vol.1』新創刊のご案内<書籍概要>タイトル: サンガジャパンプラス Vol.1編者 : サンガ新社編集部価格 : 2,750円(税込)発売日 : 2022年7月21日(木)ページ数: 472ページ仕様 : A5判、ソフトカバーISBN : 978-4910770109発行元 : 株式会社サンガ新社URL : オンラインサンガ Amazon ■会社概要商号 : 株式会社サンガ新社代表者 : 代表取締役 佐藤 由樹所在地 : 〒980-0012 宮城県仙台市青葉区錦町2丁目4番16号8階設立 : 2021年7月21日事業内容: 出版事業、セミナー事業、コミュニティ構築及び運営・管理事業、オンラインコンテンツ企画・制作・販売事業資本金 : 200万円URL : コーポレートサイト オンラインサンガ 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社サンガ新社TEL : 050-3717-1523MAIL: info@samgha-shinsha.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月10日マインドフルネスプロジェクトは、プログラム参加者のアンケート結果から、レジリエンスとダイエットに対するマインドフルネスの有効性について報告します。調査報告◇レジリエンス■プログラム名称:レジリエンス・トレーニング「FLEX」レジリエンス・トレーニング「FLEX」は、変化に適応する力を高めるプログラムです。コロナ禍で多くの方が様々な変化に直面しています。予期せぬ事態、ストレスのかかる状況、逆境や困難、変化や危機は避けては通れません。レジリエンスは、まさに今、求められる心のスキルの1つです。■日程:2022年4月16日、23日、30日、5月20日(各回3時間)■アンケート結果レジリエンス 12項目調査睡眠以外の11項目が、受講前に比べて改善しました。変化率の大きかったものは、コンパッション(+0.75)、ストレスマネジメント(+0.75)、集中力(+0.63)となっております。どれもレジリエンスには欠かせない心のスキルです。コンパッションは、レジリエンスの源となる人とのつながりを作り出します。ストレスマネジメントが上手になると、変化への適応力を高まります。集中力が高まることで、コントロールできることに取り組むことができるようになります。ストレスの捉え方と自己効力感結果的に、ストレスの捉え方が変わりました。ストレスに対して無力だと感じていた人はいなくなり、ストレスに対して有力だと感じる人が増えました。ストレスに対しての自己効力感の高まりを示しており、変化や困難な状況に見舞われても、自分は対応することができると認識できるようになったということでしょう。また、ストレスが自分の人生にとって有害だと思う人はいなくなり、有益だと思う人が増えました。ストレスは健康を害し、自分にとって悪いものと捉えられがちですが、実はストレスには良いストレスと悪いストレスがあります。ストレスそのものを適切に理解することができれば、ストレスは自分にとって意味があることだと理解することができるようになり、ストレスはむしろ自分にとって有益であると考えられるように至ったのでしょう。これらの結果は、前述アンケートのストレスマネジメントが改善した結果(+0.75)と付合しています。レジリエンスの高まりレジリエンスが高まったかどうかについては、7名中6名が「高まった」と回答しています。この要因として考えられるのが、前述の12項目の改善により、物事の捉え方が変化したこと(7名中6名が「変化した」と回答)、自分についての理解が深まったこと(7名中6名が「深まった」と回答)が挙げられます。物事の捉え方が変わることで、自分の行動の選択肢が増えます。自分についての理解が深まることで、自分の感情や思考、自分にとっての大切な価値観に気づくことができるようになります。■考察今回のアンケート結果から、マインドフルネスがレジリエンスに有効であることが確認できました。特にボディスキャンは有効だと考えられます。FLEXにおいても、ボディスキャンは最も多く実践の機会を作っています。身体知を高めることで、自分のストレスの状況や感情の動きにより微細に気づくことが可能となります。ここに認知的なアプローチを加え、体のメッセージをいかに読み解くか、感情とどのように向き合うかについての視点を増やしていくことができるようになっていきます。結果的に、アンケート結果に見られるようにストレスに対する捉え方が変わり、ストレスを味方につけられるような解釈が生まれていきます。また、コンパッションを育むことで、レジリエンスの源となるつながりが生まれ、孤立感が和らぎ、逆境に向き合う体制を整えることができるようになっていきます。つながりが生まれれば、ネガティブな状況においても恐怖感が鎮まり、行動する勇気が湧いてきて、将来に希望を持つことができるようになっていきます。マインドフルネスの実践は、神経可塑性を通じて、脳の機能と構造を変化させることが広く知られています。今回のアンケート結果は、そのことを裏付けていると考えられます。参加者の脳に変化が生じ、レジリエンス回路が生まれていると言えるでしょう。レジリエンスに関する調査報告の詳細: ◇ダイエット■プログラム名称:マインドフル・ダイエット「MB-EAT」MB-EATは、マインドフルネスを活用した食行動問題の長期的解決を目指すプログラムです。満足感や満腹感、味覚といった身体からのサインにマインドフルに耳を傾けることを学びます。意志の力や自己コントロールに頼るのではなく、種々の感情や身体からのサインに対する気づきを高め、同時に食べ物のカロリー量や栄養素についての客観的情報を活かすという、まさにバランスの取れた選択=知恵を獲得しようとする方法です。■日程(8週間+フォローアップ:各回2時間半)第1回(2021年):6月11日、18日、25日、7月2日、9日、16日、23日、30日、9月3日第2回(2022年):1月7日、14日、21日、28日、2月4日、11日、18日、25日、4月1日■アンケート結果体調変化プログラム参加前に比べて、体調は変化したかという質問に対しては、「とても良くなった」4名、「良くなった」6名、「変わらなかった」3名となっています。体重変化体重は、「3キロ以上減った」3名、「3キロ未満減った」7名、「変わらなかった」1名、「3キロ未満増えた」1名となりました。MB-EATは単なるダイエット・プログラムではなく、健康的にライフスタイルを整えていき、結果的に体重が減少する内容となっていることを裏付ける結果となりました。課題に対して参加者の課題に対して、大変参考になった8名、参考になった5名、と課題解決への糸口になった結果となっております。内なる知恵と外なる知恵、マインドフルネスの実践と体系的に網羅的に学びを深めることによって、それぞれの課題に対して、適切なアプローチができた結果と考えられます。■考察「マインドフルネスが、なぜダイエットに効果があるのか」よく質問されます。MB-EATでは、2つの答えを用意しています。1つは、満腹感や満足感、胃の膨らみ具合など自分の体の状態にマインドフルに気づくこと、もう1つは、1食を丁寧にマインドフルに食べることで本当に必要な量に気づくことです。この2つのことを体と心で体感するために、様々な瞑想の実践をプログラム内で学びます。また、どのような食事が健康的であり、自分にふさわしい栄養バランスなのかを栄養学の側面から知識を学び、その知識をいかに実践に活かすことができるのかを学んでいきます。今回のアンケート結果から、参加者の方がご自身の体に向き合うことで、体の状態に気づくことができるようになったり、自分が本来食べる分量に気づくことができるようになったり、食べることそのものに対する考え方に変化が現れたりしたのは、まさに上記のアプローチを参加者が学習した結果と言えるでしょう。MB-EATでは、ストイックな食事制限をしたり、極端な偏りのある食事をすすめるようなことはありません。各人の生物学的個体差があることを前提に、それぞれにふさわしい食事の分量やバランスを8週間のプログラムを通じて、自分自身で学び取っていきます。シェアリングは、その経験を参加者全員で共有し、自分との共通点や相違点を見出す機会となり、学びをより一層深めていくことにつながったと考えられます。MB-EATは単なるダイエット・プログラムではなく、健康的にライフスタイルを整えていき、結果的に体重が減少する内容となっていることを裏付ける結果となりました。MB-EATは、リバウンド率が低いことで知られています。今回のプログラム参加者の変化が、継続しているかどうかを定点観測していく必要があるでしょう。そのために、MB-EAT参加者は、3ヶ月おきのフォローアッププログラムに参加することができます。フォローアッププログラムに関する追跡調査については、別途報告したく考えております。ダイエットに関する調査報告の詳細: 【会社概要】名称 :マインドフルネスプロジェクト代表者 :伊藤 穣所在地 :神奈川県秦野市メール : info@mindfulness-project.jp 設立 :2018年2月6日取引銀行:横浜銀行事業内容:(1)人材開発及び組織開発研修プログラムの提供(2)健康経営、人材開発及び組織開発のコンサルティング(3)経営者向けエグゼクティ・コーチング(4)マインドフルネスとEIの研究調査 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月29日マインドフルネスプロジェクト(神奈川県秦野市、代表:伊藤 穣)は、マインドフルネスの基本プログラム「SEED」をリリースします。SEED 6月開催SEEDは、基本的なマインドフルネスの理論と実践を学ぶプログラムです。脳科学や心理学をベースとした理論と瞑想やジャーナリングなどの実践でプログラムは構成されています。呼吸編、体編、心編、人間関係編にテーマを分け、それぞれ集中力、ストレスマネジメント、自己認識、コミュニケーションについて学びます。はじめてマインドフルネスに触れる人はもちろん、すでにマインドフルネスについて学んだことのある方や、実践経験者も対象にしております。それぞれの経験に応じて、学びを深めていただけるようにプログラムを構成しております。マインドフルネスの応用範囲は、非常に多岐にわたります。その鍵はエモーショナル・インテリジェンスにあります。SEEDは、マインドフルネスを切り口としてエモーショナル・インテリジェンスの入門編の位置付けにもなっております。☆目的☆マインドフルネスを日常生活や仕事に活かし、エモーショナル・インテリジェンスの基本を身につけ賢く生きる☆効果☆・注意を制御し集中力が高まる・感情との向き合い方を学びストレスマネジメントができるようになる・共感力を高めコミュニケーションが滑らかになる・エモーショナル・インテリジェンスの基盤となる自己認識が深まる☆内容☆・理論:脳科学と心理学の知見を基にマインドフルネスとエモーショナル・インテリジェンスの基本となる「注意」「感情」「思考」「共感」について学びます。・実践:集中力を高める呼吸瞑想、ストレスマネジメントのボディスキャン、自己認識を深めるジャーナリング、コミュニケーションを円滑にするマインドフルリスニングを実践します。・シェアリング:参加者同士の交流を通じた気づきのシェアリングにより学びを深めます。SEED カリキュラム☆特徴☆企業向けの研修で得られたノウハウを盛り込み実践的な内容となっており、その効果は企業の現場で確認されています。参加者自らが様々な気づきを得られるようデザインされた、実践体感型プログラムです。自らの心と体を使って実践する豊富なワークや演習が用意されています。1/3が理論編、2/3が実践編で構成されています。☆日時☆第1回:9時~12時:6月26日(日曜日)第2回:9時~12時:7月24日(日曜日)☆定員☆ 20名 (最小催行人数4名)☆金額(税込)☆ 3,000円☆こんな方にオススメ☆・マインドフルネスの理論と実践を学びたい・集中が続かず仕事や生活の質が低下している・コロナ禍でストレスが溜まっている・人間関係がギクシャクしてしまう・エモーショナル・インテリジェンスに興味がある☆申込☆6月開催: 7月開催: 【SEED開発の想い】マインドフルネスがマスメディアやウェブメディアで取り上げられることが多くなってきました。また、学術領域での研究も進み、医療、教育、ビジネスなど様々な分野でマインドフルネスが活用されるようになってきました。マインドフルネスの認知度が段々と高まってきたことを嬉しく感じます。同時に、マインドフルネスを発信する組織や人も増え、様々なプログラムやワークショップが散見されます。マインドフルネスプロジェクトでは、質を重視して提供することがとても大切だと感じております。質の高いプログラムを提供するために、企業向け研修でいただく様々なフィードバックをプログラムの設計開発に活かすよう心がけております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月17日働きたい女性を応援する「学びのカフェ天神」5月21日(土)、福岡県福岡市中央区にある「学びのカフェ天神」で、セミナー『マインドフルネス「瞑想」 ~自分の心を“今ここ”に戻し、自分自身の静かな中心を見出しましょう~』が開催される。講師はヨガフェスタ横浜講師で、ホテルルートイングランティアヨガ講師、心のアドバイザー、大牟田市にて「和Yoga」を主宰している長谷川恭子氏である。受講料は1,000円となっているが、「学びのカフェ天神」では、セミナーカードが8,000円で販売され、このカードの場合、1講座1,000円のセミナーを10回受講できる。自分自身の静かな中心を見出すマインドフルネス忙しい日々の中、つかの間の休息で、少しゆっくりしたいと思っても、頭の中ではついつい考え事をしてしまう。考え事をやめようと思っても、無意識の頭の中で喧噪状態が続くことになる。現代社会には情報があふれ、人間関係も複雑化。ストレスはたまるばかりである。この日のセミナーでは、あふれかえる現代社会の情報から一旦離れ、頭の中で渦巻いている不安や否定、自分自身への評価などを静かに落ち着かせるマインドフルネス「瞑想」がレクチャーされる。ストレスが解消し、心の平穏と充足感が得られ、集中力、洞察力、直観力、創造力が高まり、快眠効果も得られるセミナーとなっている。日時: 5月21日(土) 14:00~15:20場所: 渡辺地所福岡駅前ビル9階(天神ロフト横)福岡県福岡市中央区渡辺通4-9-20費用: 1,000円(学びのカフェ天神のサイトより引用)(画像は学びのカフェ天神のサイトより)【参考】※マインドフルネス「瞑想」~自分の心を“今ここ”に戻し、自分自身の静かな中心を見出しましょう~ - 学びのカフェ天神 -福岡/天神セミナー
2022年04月28日学生にさまざまな体験の機会を提供する「課外講座プロジェクト」を行っている明治学院大学では、今年度、話題のマインドフルネスを体験できる、学生向け講座を企画・実施しています。マインドフルネスはアメリカなど海外ではあらゆる分野で活用されており、心身の疲労対策、集中力や判断力の向上に役立つとされています。日本でも企業の研修やプロスポーツのトレーニングなどにも取り入れられつつあり、今回、コロナ禍で思うような学生生活が送れず、ストレスがたまる学生への一助として、学生向けの講座を行うこととなりました。講座は全4回(2月~3月)で、白金キャンパスにて対面で行われています。講義と実践形式で、マインドフルネスの効果を体感しながら、日常で簡単に使える方法を伝えています。4回すべて違う内容で行いますので、学生たちは毎回新しい手法を知り、楽しみながら参加しています。無理なく実践を継続できるよう、受講者の特典として、マインドフルネスのプログラムを開発・提供している株式会社Melonのオンラインプログラムを、講座開催中の約2カ月間、無料で利用できます。さまざまな動機を持つ学生たちが申し込み、受講しています。すでに開催した第1回(2022年2月10日)は大雪の影響で6名の参加にとどまりましたが、第2回(2022年2月21日)には約20名が参加しました。マインドフルネスは、コロナ禍の対策の1つとしてだけでなく、SNS疲れをしている学生にも有効であると考えられます。また、授業でのプレゼンやゼミ発表など人前で発表するとき、クラブ・サークル活動の大事な場面など、大学生活でのあらゆるシーンで活用されるのではないかと考えています。明治学院大学 マインドフルネス課外講座●宮本 聡介学生部長・心理学部教授からのメッセージ「ストレス低減効果が世界中で認められているマインドフルネスですが、日本ではまだまだ浸透しているとはいえません。そんなマインドフルネスを多くの学生に知ってほしく、講座を企画しました。コロナ禍が続く今、誰もがつい鬱々としがちですが、マインドフルネスにより、学生が自分自身の力で心を健やかに保ち、充実した日々を送れるよう、講座が活用されることを期待しています。」明治学院大学では、コロナ禍前は年間20講座以上、課外講座を行ってきました。現在も可能な限り実施しており、今後も学生のことを第一に考え、心に寄り添う課外講座を実施いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月01日マインドフルネスプロジェクトでは、マインドフルネスの実践の場「目覚めのマインドフルネス」を2020年8月から2021年12月まで毎朝20分間、オンラインで無料提供しました。この度、マインドフルネスの実践前後の変化について、参加者にアンケートを取りましたのでその結果をご報告いたします。昨今、コロナ禍で経験したことのない感情や思考に悩み、ストレスレベルが高まる人が増えました。このような状況の中開始した「目覚めのマインドフルネス」の参加者の中には、1年以上継続して参加している人もいれば、週5日参加する人もいました。それぞれのライフスタイルに合わせ参加できる現代人に寄り添った“マインドフルネス実践の場”です。■内容・2020年8月~2021年12月・月曜日~金曜日、毎日20分間(午前7時~7時20分)・ガイド瞑想(集中瞑想、観察瞑想、ボディスキャン、セルフコンパッション、コンパッション等)・テーマのお話・ガイド1名(マインドフルネスプロジェクト 伊藤 穣)・zoomで接続■人数・参加登録者数は200名・日々の参加者は15名程度・アンケート回答者は19名・アンケート有効回答数は15名(3名は調査時点で不参加、1名は全項目に5をつけ異常値と判断し除外)参加状況■アンケート方法・2021年12月に実施・参加者の主観的評価・各項目に対して参加前後の変化を5段階で評価■アンケート項目1.(集中力)参加前に比べて、注意が逸れた時に気づき現在に注意を戻すことができる2.(思考の観察)参加前に比べて、自分の思考に気づくようになった3.(感情の観察)参加前に比べて、自分の感情に気づくようになった4.(感情マネジメント)参加前に比べて、衝動的に反応する前に立ち止まれるようになった5.(ストレスマネジメント)参加前に比べて、ストレスな状態の時に自分自身を意図的に落ち着かせることができるようになった6.(自己受容)参加前に比べて、自己批判が減り、自分のことを受け入れられるようになった7.(コンパッション)参加前に比べて、家族や同僚が弱っている時、手伝ったり助けたりしようとするようになった8.(コミュニケーション)参加前に比べて、他人と関わる時、相手の感情に気づいていると感じるようになった9.(生きがい)参加前に比べて、有意義な人生を送っていると感じるようになった10.(楽観性)参加前に比べて、肯定的な感情経験をするようになった11.(優先順位)参加前に比べて、最も重要なことの優先順位をつけることができるようになった12.(睡眠)参加前に比べて、睡眠の質が改善した■アンケート結果参加者が参加前後で変化を感じた上位3項目は、「生きがい」「自己受容」「楽観性」となっております。次に「思考の観察」「感情の観察」と続きます。アンケート結果<1位「生きがい」>マインドフルネスの実践が自己認識を深め、自分にとって大切なことに気づいたり、生きる意味や目的が明らかになり、有意義な人生を送っていると感じられるようになった結果と考えられます。テーマトークでは、著書「夜と霧」を取り上げたり、生きがいに関わる問いかけや自分にとって大切なことに関わる問いかけを繰り返し行ったことが、自己認識を深めることにつながったと考えられます。<2位「自己受容」>自己受容は、自分自身をありのままに受け入れることであり、マインドフルネスの1つのテーマです。セルフコンパッションの実践で共通の人間性に気づいたり、自分自身への思いやりを届けることができるようになり自己受容が高まったと考えられます。<3位「楽観性」>楽観性はコロナ禍のような状況において大切な心のあり方です。テーマトークで、脳の傾向としてネガティビティバイアスがあることや物事の捉え方は1つではなく複数あることを伝えたり、ネガティブな感情の対処法に関わる実践により楽観性が高まったと考えられます。<4位「思考の観察」 5位「感情の観察」>思考の観察と感情の観察は、上位3項目を高める上で欠かせない心のスキルであり、集中瞑想や観察瞑想、ボディスキャンなどのマインドフルネスの実践の結果と考えられます。<最下位「睡眠」>睡眠が最下位なのは、朝行っているためと考えられます。■参加頻度参加者の中には、週1回のペースで参加する人もいれば、週5回参加する人もいます。参加頻度に応じた変化に対する影響を見てると、参加頻度が高いほど変化の度合いも大きいことが分かります。12項目中10項目において、週4回以上参加している人は、そうでない人に比べてより大きく変化を感じている結果となりました。両者の差が大きいのは、睡眠(Δ=0.89)、感情マネジメント(Δ=0.72)、ストレスマネジメント(Δ=0.67)、の項目となっています。参加頻度による比較■参加期間参加者の中には、1年以上参加している人もいれば、1ヶ月未満の人もいます。期間に応じた変化に対する影響を見てると、参加期間が長いほど変化の度合いも大きいことが分かります。12項目中10項目において、7ヶ月以上参加している人は、そうでない人に比べてより大きく変化を感じている結果となりました。両者の差が大きいのは、睡眠(Δ=0.73)、集中力(Δ=0.70)、感情マネジメント(Δ=0.68)、コミュニケーション(Δ=0.68)の項目となっています。参加期間による比較■考察本調査では、参加頻度が高いほど参加期間が長いほど、実践の効果があることが分かりました。週4回以上、6ヶ月以上でより顕著に変化が現れる結果となりました。同調査で、週3回以上、2ヶ月以上でも変化に差が表れている結果を得ておりますが、母数に偏りがあり信頼性が低いと判断したため結果を公表することを控えました。より保守的な観点から本データを調査結果として報告します。マインドフルネスの効果が現れるのには、個人差があることに留意する必要があります。筋トレと同様に、心のトレーニングで効果が得られるようになるまでには、相応の時間と頻度が求められます。逆に言えば、定期的に継続的にトレーニングを実践することで、効果が現れてくるということになります。神経可塑性が促されるプロセスによるものです。本調査結果は、これらのことを裏付ける結果となりました。本プログラムでは、様々な実践に取り組んだ結果、広範囲に渡って効果を確認することができました。集中瞑想は、集中力や自己受容、思考の観察、感情の観察に有効です。観察瞑想は、思考の観察や感情の観察、感情マネジメント、楽観性、自己受容、コミュニケーションに有効です。ボディスキャンは、ストレスマネジメントや感情マネジメント、コミュニケーションに有効です。セルフコンパッションは自己受容や楽観性、ストレスマネジメントに、コンパッションはストレスマネジメントやコンパッション、コミュニケーションにそれぞれ有効です。また、テーマトークでは、様々な話題にふれ、アンコンシャスバイアスやオートパイロットのような心の癖、習慣的、衝動的な反応、ネガティブな感情の対処方法などについて、解説をしました。これらの解説が、生きがいを見出すこと、楽観性を培うこと、ストレスマネジメント、コミュニケーションに寄与したと考えられます。■現在2022年1月より、目覚めのマインドフルネスは「Compassion for the Earth」に生まれ変わりました。「Compassion for the Earth」はチャリティイベントで、「瞑想をすることが社会貢献になる」試みであり、マインドフルネスとコンパッションの実践の場です。■「Compassion for the Earth」概要【日程】月曜~金曜 @6時50分~7時10分 土曜、日曜はお休みです。【内容】月曜日~木曜日はガイド付き瞑想です。金曜日はガイドなしの瞑想です。月に1回程度、質疑応答や気づきのシェアリングがあります。【全額寄付】本ウェビナーの参加費は全額、神奈川県秦野市近郊の自然保護活動や第一次産業の活動支援に寄付させていただきます。3-4ヶ月ごとにある程度資金がまとまり次第、寄付していきます。寄付先や資金使途については寄付者の皆さまにご報告いたします。【社会的意義】本イベントで参加者は、自分の心を調える時間を過ごすだけでなく、寄付を通じて、自然環境の保護や農の営みに関わる活動に参加することができます。マインドフルネスとコンパッションが、心の中の自分という種を育て、自分らしい花を咲かせ、本来の自分を取り戻すきっかけとなるように、本イベントに参加することが地球らしい自然を取り戻すきっかけになることを信じております。【金額】ご希望の金額でお申し込みくださいませ。現在、経済的に困難な状況の方は、無料でご参加いただけます。お気軽にメールにてお尋ねください。Mail: info@mindfulness-project.jp 【申込】 ■マインドフルネスプロジェクト( )「心でつながる社会」というビジョンを掲げ、科学的に有効性が確認されているマインドフルネスやエモーショナル・インテリジェンス(EI)の研修プログラムを提供している。リーダーシップやエンゲージメント、ストレスマネジメントなどの組織開発、人材育成プログラムを展開。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月20日「共にいる」心理サポートスペースは、心理カウンセラーのよろずつよし初の電子書籍『「マインドフルネスで効果を感じない人」が読む本』(税込900円)を2021年11月3日にAmazonのKindleストアにて発売しました。発売後、11月9日には、Amazon Kindleストアの売れ筋ランキング(他Kindle本、人文・思想及び心理学の各部門の売れ筋ランキング)無料トップ100で1位を獲得しました。この書籍では、今この瞬間と共にいて自分を受容する独自の方法を25年以上続けた著者が、自身の苦難を乗り越えてきた体験を基に、今この瞬間と共にいる方法により、自分の人生を受け容れ、楽しく自分らしい人生を生きる方法を解説しています。マインドフルネスであまり効果を感じていない方へ、今この瞬間にいるということの大切さのメッセージとなっています。Kindle本表紙画像【本書をすすめる理由】本書は、今この瞬間と共にいるということを、日々の生活の中で実践するために書かれたものです。マインドフルネスという言葉が、昨今、多くのメディア等で取り上げられています。Googleやインテルなど、欧米の有名企業が能力向上のトレーニングとしても取り入れています。マインドフルネスの意味は、「今、この瞬間を判断せずに、あるがままにいること」ということです。しかしながら、やってみても今一つよくわからない、効果を感じないという人がいるかもしれません。そんな方々のために、本書では、今この瞬間にいるための方法、今この瞬間にいるということはどういうことなのかを探求しています。現在は、新型コロナウイルスや温暖化による異常気象、地震など環境的なことにおいても、或いは日々の生活での人間関係の問題など社会活動においても、自分を苦しめるような出来事が、いつどこで起こるかわからない時代です。そのような状況下において、自分を自分らしく保っていられる方法の一つとしてマインドフルネスがあります。にもかかわらず、いざ実践してみて、マインドフルネスに効果を感じられない人の理由は、次にあげられることかもしれません。・そもそも今この瞬間にいるということはどのようなことなのか?よくわからない・マインドフルネスを頭で効果があるか判断してしまう・マインドフルネスのワークを、しなければならないという義務で行っている・現れている自分の体験に対して、もっと良い体験ができたのでは?と現状を受け容れることができない本書では、マインドフルネスという言葉に固執せず、「今この瞬間と共にいるということ」の大切さを解説しています。今この瞬間を生きることは、過去の記憶や未来への不安、心配に煩わされずに、毎日の生活をシンプルに心穏やかに生きることです。マインドフルネスに関心がある人だけでなく、すべての人が心穏やかに日々を生きるために、その方法を著者自身の体験を通して解説しています。【本書の特徴】(1)著者自身の体験により、今この瞬間と共にいる方法が示されている(2)マインドフルネスに効果を感じない人へ、そもそも今この瞬間と共にいることとは何かが示唆されている(3)従来の問題を解決するというやり方ではなく、問題と共にいることによって、人生の問題をシンプルに受け容れていく方法が示されている(4)自分の人生に現れてくる出来事を受け容れることにより、自分の人生の最高の専門家は、自分であるということを理解することが示されている【本の章立て】第一章 今この瞬間と共にいることの新たな発見・問題提起(社会活動上の問題に対して僕たちはどのように解決しているか?)・従来のアプローチとの違い(三次元的問題解決アプローチvs超時空的人生フローアプローチ)・いかにして今この瞬間にいるとわかるのか?(判断基準)・今ここと現れとは何か?第二章 今この瞬間と共にいる方法・純粋な気づきについて・人生フロー「今この瞬間と共にいる」ために欠かせない認識第三章 今この瞬間と共にいる方法の実践・気づきを実際の生活に取り入れる手順・著者自身の体験・真の問題解決とは?意識の二重構造で無意識のシーソー状態から抜け出す方法・たとえどんな事があっても、自分をみじめにさせない「共にいる自分観察アプローチ」の方法・「自分の人生の最高の専門家」の条件とは?【参照】「マインドフルネスで効果を感じない人」が読む本|よろずつよし|心理学|Kindleストア|Amazon 【著者プロフィール】よろずつよし 心理カウンセラー小学校から高校まで野球一筋。高校野球部の上下関係の厳しさ理不尽さに嫌気がさし、別の方向に進むが見つからず、自己探求のマーヤの中で迷う。気が弱く、言い返せず、周囲と馴染めず、厭世的になったが、大学生で、呼吸法に出会う。その後、サラリーマン生活となるが、ブラック企業等での理不尽な境遇やパニック症状を乗り越えた経験から、「しなければならないことは何もない。自分の人生の最高の専門家は自分自身」という考え方にたどり着く。様々な心理療法や精神世界の手法を学び、今この瞬間と共にいるというノンデュアル(非二元)の方法を基に独自のワークと、すべての出来事はOKであるという人生フローの考え方で心理サポートを行う。【本書に関する対談動画】 「マインドフルネスの効果的活用法 ~真に今この瞬間を生きるために~」行動心理コンサルタント 鶴田豊和氏ゲスト:心理カウンセラー よろずつよしFacebookライブ画像【お客様からのお問い合わせ先】「共にいる」心理サポートスペースURL : TEL : 090-9640-4263E-MAIL: tomoniiru153@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日David Treleavern氏を招いてInternational Mindfulness Center Japanがトラウマ・センシティブ・マインドフルネスの第一人者であるDavid Treleavern氏を招いたウェビナーを2021年12月5日(日)13:00-15:00に開催します。International Mindfulness Center Japanは、日本国内おける科学的エビデンスに基づくマインドフルネスの普及のために設立された団体です。危険性を最小限にウェビナーでは、近年注目のマインドフルネスを実践する中で、指導者が側がどのようにトラウマに苦しんでいる人に配慮し、最善のケアを行うことができるのか、最新の実証研究に基づいて紹介します。強力な利点を活用学校や心理療法の現場でもマインドフルネスが活用される中、新たな研究では、マインドフルネスの介入がトラウマ生存者に悪影響を及ぼす可能性も示唆されています。ウェビナー瞑想がトラウマ経験者の調節障害を引き起こすメカニズムや、トラウマ性ストレスの症状を認識する準備、最新の実証的研究について知り、より有効的にマインドフルネスを活用し実践に役立てる内容です。(画像はプレスリリースより)【参考】※International Mindfulness Center Japan公式HP
2021年11月24日福岡・天神で開催 女性のためのセミナー9月25日(土)、福岡県福岡市中央区渡辺通にある「学びのカフェ天神」で、セミナー『マインドフルネス「瞑想」 ~自分の心を“今ここ”に戻し、自分自身の静かな中心を見出しましょう~』が開催される。受講料は1,000円となっている。講師はヨガフェスタ横浜講師で、ホテルルートイングランティアヨガ講師、心のアドバイザー、大牟田市にて「和Yoga」を主宰している長谷川恭子氏である。「学びのカフェ天神」では、自分を磨きたい、自分らしく働きたいという女性の学びの場としてセミナーを開催。また、セミナーカードが8,000円で販売され、このカードがあれば、1講座1,000円のセミナーを10回受講できる。洞察力・直観力・創造力も高めるマインドフルネス現代社会では、時間に追われ、休息するべき時間でも、つい仕事や家事のことを考えてしまったり、わざわざ探さなくてもいい情報を求めてしまったりする。頭の中では喧噪状態が続き、過去や未来のこと、不安感などのネガティブな感情、他者からの評価などが頭を駆け巡ることになる。時には力を抜き、自分の外にあるものの力や支えを借り、自分自身をゆるす時間も必要なのである。マインドフルネスは「“今ここ”にただ集中している心の在り方」であり、自分の力を最大限に発揮でき、自分の中に幸せを見つけ出し、幸せをつかめる状態のことである。セミナーでは、ストレス解消、心の充実、快眠などの効果が期待できるマインドフルネスを身につけることができる。日時: 9月25日(土) 14:00~15:20場所: 渡辺地所福岡駅前ビル9階(天神ロフト横)福岡県福岡市中央区渡辺通4-9-20費用: 1,000円(学びのカフェ天神のサイトより引用)(画像は学びのカフェ天神のサイトより)【参考】※マインドフルネス「瞑想」 ~自分の心を“今ここ”に戻し、自分自身の静かな中心を見出しましょう~ - 学びのカフェ天神 -福岡/天神セミナー
2021年09月09日「瞑想」 で自分自身の静かな中心を見出そう5月22日、福岡市中央区で、セミナー『マインドフルネス「瞑想」 ~自分の心を“今ここ”に戻し、自分自身の静かな中心を見出しましょう~』が開催される。会場は自分磨きや自分らしく働きたい女性を応援する学びの場「学びのカフェ天神」。講師はヨガフェスタ横浜講師で、ホテルルートイングランティアヨガ講師、心のアドバイザー、「和Yoga」主宰の長谷川恭子氏であり、受講料は1,000円となっている。休むことを自分に100%許すひととき仕事にプライベートに、何かと忙しい現代社会では、あらゆる方向からの情報があふれかえり、穏やかな気持ちでいるつもりでも、知らず知らずのうちに頭の中で考えごとをしてしまいがちである。考えてもどうにもならないことから離れ、時には脳を休ませる必要がある。この日のセミナーでは、「“今ここ”にただ集中している心の在り方」であるマインドフルネスを身につけることができる。歯を食いしばるのではなく、力を抜いて、身をゆだね、自分の外にある支えや力を借りる練習を行い、休むことを自分に100%許すひとときを過ごすことができる。日時: 5月22日(土) 14:00~15:20場所: 渡辺地所福岡駅前ビル9階(天神ロフト横)福岡県福岡市中央区渡辺通4-9-20費用: 1,000円(学びのカフェ天神のサイトより引用)(画像は学びのカフェ天神のサイトより)【参考】※マインドフルネス「瞑想」 ~自分の心を“今ここ”に戻し、自分自身の静かな中心を見出しましょう~ - 学びのカフェ天神 -福岡/天神セミナー
2021年05月12日日常の空き時間に“今に集中する”マインドフルネスを試してみて。感情や雑念に流されない、平穏な気持ちを取り戻せる。心を落ち着かせて、脳を休める方法。「マインドフルネスは“今に集中”するためのトレーニングです。心が落ち着かせ、脳を休める方法ともいえます」と、日本でメソッドの紹介を行う、荻野淳也さん。たとえば、何か物事に取り組もうとしたとき、それに反してさまざまな感情や雑念が湧くことがあるが、まさにそれが今に集中できない状態。感情や思考がとっ散らかっているため、ストレスの原因となり、心を疲弊させるという。「そんな心のざわつきを、“今この瞬間”に注意を向けてクリアな状態にするのがマインドフルネス。自分の内面で起きていることに気づく力が養われるため、一時的な感情や雑念に流されることが少なくなります」いろいろなトレーニング法があるが、今回は一日中、すき間時間に簡単に行えるものを紹介。「長時間行うより、毎日短時間で行うことが大切。続けると集中力が高まり感情をコントロールできるようになるので、穏やかな気持ちが保てるようになります」マインドフルネス基本の瞑想。椅子に腰掛けて骨盤を立て、脚は組まずに地面に足裏がついていることを意識して座る。背骨の一本一本がまっすぐスッと伸びるイメージで、背筋を伸ばし、肩を3~4回回して胸を開く。両手を膝の上にのせる。目を閉じるか半眼にしてゆったり構える。呼吸は鼻から吸って鼻から吐き出し、吸うときにお腹が膨らみ、吐くときにお腹が凹む腹式呼吸でゆったり行う。マインドフルネスの基本瞑想がこちら。毎日5~10分、3週間ほど続けると変化が感じられるという。今回紹介する、すき間マインドフルネスとともに試してみて。【朝/起床後】朝起きたら「今から始めるよ!」と自分にスイッチを入れるために、朝一番の“チェックインの合図”を行う。朝の慌ただしさに流されないように、一日の始まりを強く意識する自分だけの“チェックインの合図”を行おう。伸びをする、窓を開けるなど、何でもOK。植物を育てて毎日水やりをする。余裕がなくなると周囲に目を向けることが難しくなる。ゆとりを保つために、植物を育てるのはおすすめ。その際、土や葉、芽や蕾の状態などもじっくり観察。洗顔は洗うことだけに集中する。洗顔時は洗うことだけに集中し、洗顔料を泡立てたり、お湯で洗い流す心地いい感覚に意識を向けて。「この後をしなくちゃ」と、次の行動は考えないように。天気予報ではなく、空の様子から天気を感じる。外の空気を吸って空を見上げ、自分の体で天気を感じ取ってみて。雲の形や空気の湿り気、風の流れなど、五感をフル活用すると自分の体の感覚にも敏感になれる。花の香りをたどりながら散歩する。忙しいと視野が狭くなり、日常の些細な変化に気づけなくなる。散歩中、道端の木々や花の香りに意識を向けて。かすかな自然の匂いに五感も研ぎすまされていく。朝/通勤時信号待ちの間、深くゆったりした呼吸を1回だけ行う。信号待ちのわずかな時間も、マインドフルネスのプチ瞑想が行えるチャンス。1回だけでもいいので、鼻から吸って鼻から吐く呼吸を深くゆっくり行おう。通勤電車やバスに乗っている間、つり革が揺れる音に耳を傾ける。イライラしがちな満員電車やバス。つり革が揺れる音など、普段気に留めないものに注意を向けると気持ちが切り替わり、負の感情から意識を切り離せる。出社後~勤務中エレベーターの中で、呼吸の数を数える。エレベーターの中は、沈黙を保てる場所。目的階に着くまでの時間、自分の呼吸の数を数えて落ち着きを取り戻そう。限られた短い時間だからこそ、集中力も高まる。メールを送る前に深呼吸する。イライラしているとメールも感情的な文章を送りがち。送信する前に一度呼吸を深める習慣をつけておくと、気持ちのリセットにもなり一石二鳥。ドアの開け閉めは両手でする。何気ない行動も丁寧に行うと、心のありようが変わる。ドアの開け閉めは片手でなく、両手を使って。応用編として、相手に物を渡すときに両手で行うのもよい。待ち時間は「神様がくれた貴重なすき間時間」だと思う。仕事相手からのリスケやドタキャンで生まれた突然の空き時間。イライラするのでなく、「神様がくれた心を整える時間」と発想を変えて、今やるべき作業に集中。荻野淳也さん一社マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事。マインドフルリーダーシップ、コーチングなどを軸に企業支援や講演会を行う。著書に『がんばりすぎない休み方』など。※『anan』2020年9月9日号より。イラスト・山中玲奈取材、文・小沢緑子(by anan編集部)
2020年09月05日現代人は心身ともに疲れている!出典:byBirthつねに忙しく過ごしている現代人は、心身ともにお疲れ気味です。仕事だけでなく、プライベートでもつねにマルチタスクになっていませんか?自分では意識していなくても、同時に複数のことを考えたり、複数のことを処理したりしていることが多いものです。すると「脳」は疲れ果て、ストレスでいっぱいになってしまうことも。そのため、時には心も体も休めることが大切です。そこで今回は、疲労やストレスを緩和してくれる「マインドフルネス」についてご紹介します。マインドフルネスは短時間でも比較的簡単にできるので、身につけておけば毎日をハッピーに過ごすことができるでしょう!「マインドフルネス」とは今この瞬間に集中すること出典:byBirthマインドフルネスとは、五感を研ぎ澄まして「今この瞬間に集中する」ことです。子どもの頃は、目の前の遊びや楽しいことだけに夢中になります。しかし、大人になるにつれて脳が発達してくると、様々なことを複雑にからめ合って考えてしまうようになります。すると脳がキャパオーバーになり、大きなストレスを抱えてしまうことになるのです。それを改善してくれるのが、「マインドフルネス」です。今この瞬間だけに集中することで、余計なことを考えなくなり、物事をシンプルにとらえやすくなります。すると脳の負担が軽減され、目の前の作業に集中することで効率もアップ。心も体もハッピーになります。そのためには、いつでもどこでもマインドフルネスの状態をつくれるようになることが大切です。マインドフルネスにはいくつかありますが、たとえば目の前の食べ物に集中する「マインドフルネスイーティング」や、自分の体の感覚に意識を向ける「マインドフルネス瞑想」などがあります。世界的に有名な大企業でも採用され、社員に実践させていることで話題になりました。そのため、健康意識の高い人たちの間で注目を集めています。「今」に集中すると脳が休まってイライラ解消!出典:byBirth「今に集中する」と聞くと、集中力が必要なので「かえって脳が疲れてしまうのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、マインドフルネスには脳を休める効果があります。マルチタスクを抱えていると、一度に色々なことを考えて焦ったり、不安になったりしがちです。作業だけに集中できれば良いのですが、頭の中が雑念でいっぱいになると、疲労やストレスがたまりやすくなってしまうのです。疲労の大部分を占めるのが「脳疲労」だと言われているため、マインドフルネスで脳疲労を回復すれば心身ともにハッピーになり、イライラ解消にも役立ちます。マインドフルネスでは、今に集中することで余計な情報を排除し、好きや嫌いなどの判断を一切しないニュートラルな状態をつくります。今をありのままに感じることで自分や状況を受け入れ、冷静で安定した精神を取りもどすことができるのです。五感を研ぎ澄ます「マインドフルネス瞑想」のやり方今回は、五感を研ぎ澄ます「マインドフルネス瞑想」のやり方についてご紹介します。毎朝のルーティンにしても良いですし、仕事の合間など雑念がわいたときに実行することもできます。では、早速やってみましょう。リラックスして今に意識を向けるマインドフルネス瞑想は、できるだけ静かなリラックスできる環境で行うことが大切です。5分でも良いので、一人になれる場所で行いましょう。出典:byBirth床かイスに座った状態で、背すじを伸ばします。肩の力を抜き、リラックスしましょう。できれば目を閉じて、ゆっくりと深い呼吸をくり返します。自分の呼吸を感じるのはもちろん、聞こえてくる音や匂い、肌に感じる空気の感触などにも意識を向けてみましょう。今この瞬間、ただ自分がここに存在することを感じます。雑念がわいてきたら「今、雑念がある」と素直に受け入れ、ふたたび呼吸に意識を向けていきましょう。リラックスするためには、副交感神経を優位にする「腹式呼吸」がおすすめ。呼吸するたびにお腹がふくらんだり、へこんだりする感覚に意識を向けてみましょう。目に見えるものをありのまま観察する出典:byBirth目を閉じなくても、マインドフルネス瞑想をすることができます。何か1つをじっと見つめ、それをありのまま観察します。好きや嫌いの感情を排除し、ありのままに観察するのです。これは、人間関係にも応用できますね。人には必ず好き嫌いがあるものですが、先入観を持って見てしまうと見誤ってしまうことも少なくありません。先入観を持たずにありのまま観察するクセをつければ、意外な良さや感動が生まれてくることもあります。五感をフル稼働させて、ありのままを感じましょう。マインドフルネスでハッピーライフを!マインドフルネスの効果とやり方についてご紹介しました。マルチタスクが日常化している現代人には、マインドフルネス瞑想は必要な習慣といえるでしょう。疲れやストレスがたまると、ついイライラしてしまうことも多いですよね。そんなときは、一旦心をニュートラルにするためにも、マインドフルネス瞑想を試してみてください。心も体もハッピーになり、毎日が楽しくなっていくこと間違いなしですよ!
2020年06月09日自宅で気軽に瞑想体験株式会社ザッパラスは、2020年3月31日(火)から4月10日(金)までの期間限定で、自宅でマインドフルネスを体験できるオンラインプログラムを無料で公開します。自分の心に向き合おう新型コロナウイルスの感染が広まる中、休校やテレワークなどにより自宅にいる時間が増えています。そんな中、自宅で行うマインドフルネス瞑想で脳と心を休ませ、心と身体の健康を促す無料プログラムが限定公開されます。同プログラムは初心者の人でも継続しやすいよう組み立てられています。科学的アプローチをもとにした本格的な内容です。セッションの前には簡単なストレッチで身体をほぐすことからスタートします。無料で参加できるのは、先着1,000名まで。1セッションでは100名までです。希望者は参加申し込みフォームから申し込み可能です。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ザッパラスのプレスリリース※参加申し込みフォーム
2020年03月30日1日1回でも、5秒間、吸って、吐いて〜と深い呼吸に意識を集中すれば、副交感神経が優位になり、過食を防ぐ。マインドフルネスを応用したメソッドで“やせる脳”を目指そう!「生まれてこのかたずっと呼吸を続けていても、『いま私は呼吸をしている!』ってしっかりと意識を向けたことってありますか?1日1呼吸でも、5秒間、吸って、吐いて〜に意識を集中させてください。頭がすっきりして、暴飲暴食をセーブすることができます」このように、「5秒呼吸」で“やせる脳”を作ることができるというのは、著書『やせる呼吸』(二見書房)でマインドフルネス・ダイエットを提唱する、脳神経内科医の山下あきこさん。「いま自分の体がどんなふうになっているか、自分で自分に意識を向け、目の前のひとつのことに集中するのがマインドフルネスです」山下さんが主催するダイエットプログラムの参加者は、1カ月で平均5キロ、なかには4カ月で14キロの減量に成功した人もいたという。その基本となる、呼吸の仕方はごくごく簡単だ。「目を閉じて、または半目にして、自然に鼻から息が入ってくるのを感じて見ましょう。鼻から吐いて、鼻から吸って、一呼吸をおくと、自律神経が整って、暴飲暴食を防ぐことができます」山下さんによると、そもそもストレスや忙しさを日々抱えていると、交感神経が優位になり、脳が緊張状態になるという。結果、気づかぬうちに食べすぎてしまうことになるのだ。「交感神経を鎮めるためには、呼吸に意識を集中させて。そうすると副交感神経が優位になり、脳がリラックス。“やせる脳”になって、食べる衝動を抑えることができます」スラリとしたスタイルを維持する山下さんだが、2児の育児と仕事を両立させるなかで、ついあくせくしがちなこともあったという。「食事をしながら本を読んだり。何事も『ながら』だったために、脳が疲れていたんです。信号待ちやパソコンを起動する数分間に、一呼吸を入れるようになって、何事も落ち着いておこなえるようになりました。人生が変わりましたね」山下さんは病院を退職。いまはマインドフルネスをベースにしたダイエットや心身の健康法を、セミナーやWebなどで配信、伝授している。呼吸に加え、目の前の食事に意識を集中させると、“やせる脳”を作ることができる。参加者からも「やせた!」「リバウンドしない!」とその効果が続々と寄せられているという。「たとえば大好物のチョコレートでも、食べる前にしっかりと意識を向けると、1粒で満たされるようになるのです」山下さんの「チョコレート瞑想」は次のとおり。(1)包み紙ごと手のひらにのせ、1粒の重さを実感(2)包みを開いたら手のひらにのせたり、指でつまんだり触ってみる。硬いとか、べたべたする感覚に集中する(3)よく眺めて視覚でも楽しむ(4)食べる前に少しなめる(5)これを三口で食べる。一口目をかじる。溶けていくのを感じる。飲み込むときに、唾液や甘味が喉を通る感覚に意識を向けてみる(6)二口目は、かんで(咀嚼して)みる。硬さや軟らかさを歯で感じる(7)最後の三口目は好きなようにというように好きな物を、とことん見て、味わって感じることが、少量で満足できる“やせる脳”につながるのだ。
2019年10月05日今、この瞬間、目の前にあるものに五感を使って向き合う“マインドフルネス”。強いストレスや心身の疲れを解き放ち、心と体を整えてくれます。マインドフルネスで得られる効果を紹介します。しなやかで強い心を持った、美しい女性を目指しませんか?マインドフルネスとは出典:byBirth近年、メディアで“マインドフルネス”が取り上げられることが増えました。実際、ヘルスケアに関する雑誌やWebメディアで紹介される機会が多くなったと筆者自身感じています。注目度上昇中のマインドフルネスについて学んでいきましょう。日本マインドフルネス学会の定義日本マインドフルネス学会では、マインドフルネスを「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」と定義してます。簡単に言うと、その瞬間にひたすら集中して、その瞬間を感じ取ること。“今”を五感をフルに使って感じることです。例えば、お気に入りのお店のケーキを買ってきたとします。友人とおしゃべりをしたり、スマホを操作したりしながら食べることが多いのではないでしょうか?こんな風に「なんとなく食べる」のが、私たちにとっては日常ですよね。1つのことではなく、あれもこれもとアクションが増えてしまいます。マインドフルネスでは、ケーキを食べるときに見た目を楽しむ・甘い香りを楽しむ・一口ずつしっかり味わう・スポンジの風味やふわふわの食感を感じる・クリームのまろやかさやなめらかな舌触りを楽しむといった具合に、今の行動に対して、全身全霊を傾けます。マインドフルネスは多くの分野で取り入れられているマインドフルネスは、ビジネスパフォーマンスのアップやメンタルケアのほか、スポーツや教育など様々な分野で取り入れられています。アメリカではグーグルなどの大企業でマインドフルネスが活用されているそうです。マインドフルネスは心理療法としても注目されています。ストレスによる自律神経の乱れやうつ病の心理療法として活用されています。マインドフルネスで得られる効果出典:byBirthマインドフルネスで物事を捉えるようになると、情報や誰かの意見に流されることはなく、目の前の物事や自分の感情を客観的に受け止められるようになります。五感が研ぎ澄まされて、心はリラックスした状態になるので、さまざまな効果が期待できます。近年の研究では、マインドフルネスには脳の疲労回復・ストレスを減らす・自律神経を整えるなどの効果があると実証されているようです。マインドフルネスの効果を知り、実生活に役立てたいものですね。ストレス解消出典:byBirth仕事の休憩時間のコーヒー、お風呂に入っているとき、眠る前のストレッチなど、リラックスタイムでストレスを解消しているという人も多いことでしょう。ですが、実際はそのリラックスタイムにどれくらい集中していますか?仕事の休憩時間なら、次の業務フローを考えることもあるでしょう。お風呂に入っているときは今日一日を振りかえり、失敗をくよくよすることも。寝る前のストレッチをしながらテレビを見たり、スマホをいじっているなんて場合もあるはずです。マインドフルネスは、“今、この瞬間”にひたすら集中します。雑念によって思考がバラバラになる状態ではなく、集中型のリラックス状態に入るので、心身のストレスをより効果的に解消できます。集中力アップ出典:byBirthマインドフルネス瞑想などで、“今”に深く集中する時間をつくることは集中力をUPさせるトレーニングになります。瞑想を毎日続ければ、1つの物事に集中する思考が身に付きます。また、雑念を取り払って一つの物事に集中するので、思考の整理にも役立ちます。思考がクリアになって、仕事や勉強などのパフォーマンスも向上しますよ。感性が豊かになる出典:byBirth“今”を見て、聞いて、触れて、嗅いで、味わってと五感をフル活用するマインドフルネスを身に着けると、物事に対する感覚が鋭くなります。今まで以上に心を揺さぶられる出来事に出会えるはずです。また、他者とのかかわりにおいても、相手の気持ちにしっかりと寄り添えるようになるでしょう。マインドフル瞑想をしてみよう出典:byBirthマインドフルネスの効果を感じるのに取り組みやすいのが、マインドフル瞑想。心を落ち着かせて瞑想の状態に集中します。雑念がわいても、それを取り払って再度集中を繰り返します。難しく考えずに、リラックスして、楽しみながら行いましょう。姿勢を整えて座る深呼吸を数回行って、呼吸を整える目を閉じるゆっくりと鼻呼吸意識は呼吸に集中させ、呼吸によるお腹の動きを感じる数分から20分程度行う終わったら、ゆっくりと目を開く心の美しい女性を目指そう出典:byBirthマインドフルネスは、決して難しいものではありません。マインドフル瞑想は難しそうと感じるなら、最初は「見る」ことからはじめてみるのがおすすめ。日々の空の美しさ、道端の花、大切な人の表情など普段何気なく見ている物事1つ1つに集中してみましょう。内面の美しさは、外見にもにじみ出るもの。マインドフルネスを続けることで、しなやかで美しい心を育てましょう。
2018年09月08日数年前からビジネス書でもよく取り上げられている「マインドフルネス」というキワード。特にストレスの解消や仕事の効率アップに効果的であるという「マインドフルネス瞑想」には注目が集まっており、グーグルやゴールドマンサックスなど一流の企業が社員教育にも積極的に取り入れています。今回はマインドフルネス瞑想の効果と自分でもできる実践方法をご紹介します。マインドフルネス瞑想の効果とは?マインドフルネスとは、今この瞬間の自分に注意を向けるというもの。自分の呼吸に意識を集中することで自分に意識を向けるトレーニングです。ストレス解消に効果的で、うつ病の治療としても活用されています。ビジネス界で注目されているのは、仕事のパフォーマンスアップにも効果があるという点。ストレスが軽減されリラックスすることで、思考がクリアになり集中力がアップします。その他にも想像力が豊かになり、クリエイティブな発想がしやすくなるという実験結果も出ています。さらに情緒が安定し、人間関係にもプラスの影響が出るという研究結果も。グーグルが導入している瞑想プログラムストレス解消だけでなく、仕事のパフォーマンスをよくするのにも効果的ということで、グーグルやアップル、フェイスブック、インテルなど海外の一流企業が、このマインドフルネス瞑想を社内研修に取り入れています。グーグルが2007年から取り入れているという、マイドフルネスのプログラムが「Search Inside Yourself」。このプログラムに参加する従業員は、7週間の期間中、1日数分(理想は30分から1時間)の瞑想を実践するように推奨されます。坐禅をくんでもいいし、自由に座って瞑想してもいいとスタイルは個人の自由となっています。プログラム導入の効果としては、ストレスの軽減、仕事の生産性の向上、感情的になりにくくなる、チームワークの向上などが確認されているそうです。マインドフルネス瞑想の実践法マインドフルネス瞑想は、「呼吸に集中して頭の中を空っぽにする」ということがベースになっています。やり方はとても簡単で難しいことはないので、気軽にトライしてみてください。【マインドフルネス瞑想のやり方】1、リラックスできる姿勢で椅子に座ります。2、目を閉じて自分の呼吸に意識を集中します。3、途中で他のことを考えてしまったらすぐに呼吸に意識を戻すようにします。瞑想する時間は自分の好きな時間で構いません。はじめは5分くらいから始めてだんだんと長くしていくようにします。座るスペースがあればできるので、通勤途中の電車やオフィスでの休憩中にでも数分あればできますね。マインドフルネス瞑想を実践した人の感想は、「イライラする機会が少なくなった」、「トラブルなどに慌てず落ち着いて対処できるようになった」などがあるようです。ストレス解消したい方や仕事での集中力をアップさせたいという方は、マインドフルネス瞑想を試してみてはいかがでしょうか。
2016年11月28日ストレスとの新たな向き合い方として注目を浴びている「マインドフルネス」。近年、国内外の大手企業が社員研修に採用するなか、スキンケアブランド「専科」で”マインドフルネス美容”を提唱しています。株式会社エフティ資生堂では、社長も参加して社員に向けた研修を実施しています。マインドフルネスとは?「マインドフルネスとは、心の状態のこと。今ここで起きていることに意識を向けるよう集中するための心のエクササイズです」と話すのは、同研修の講師・株式会社Campus for Hの西本真寛氏。具体的にはヨガや瞑想などがそれに当たると言います。日常的に取り入れれば幸福感や集中力が高まるうえ、パフォーマンスや想像力の向上に繋がるという研究データもあるそうです。西本氏によると現代人の集中力は年々低下傾向にあるのだそう。その理由には、スマホの見過ぎやマルチタスクな仕事環境、情報過多などによって判断しなければいけないことが増え、「意思決定疲れ」が起きていることが挙げられると言います。日常生活から実践できる!簡単マインドフルネスそんな現代人のストレス緩和に役立つマインドフルネスは、実はヨガや瞑想だけではありません。マインドフルネスの最大ポイント「姿勢・呼吸・注意」を意識すれば、日常生活で簡単に取り入れられるんです!<忙しい日常でもマインドフルネスを取り入れるポイント>・メールを送る際は一呼吸おくなど、タイミングを意識する。・ランチはしっかりと味わい、楽しむ。それもマインドフルネス。・パソコン使用のデスクワークでは姿勢を正す。・毎日の洗顔やスキンケアは意識を集中させる。美しくなりながらストレスケア!簡単スキンケアで「マインドフルネス」今回研修を受けたエフティ資生堂のスキンケアブランド「専科」では、いち早くストレスケアと「スキンケア」の関係に着目。マインドフルネスを意識したスキンケアがストレスを和らげ、リフレッシュ効果があることに基づいた「マインドフルネス美容」を提唱。「専科」の洗顔フォームは濃密な泡が特徴。もっちりとした泡で顔を包み込みながら洗顔することで肌のケアに集中できます。さらに、「専科」の濃密な感触の化粧水を使うことで、意識的なリラックスタイムとして活用することが可能です。これなら忙しい女性でも短時間で気軽にストレスケアできそうですね!早速、今夜から取り入れてみてはいかがでしょうか。【参考】資生堂「専科」
2016年11月01日ストレス軽減のエクササイズとして注目されている「マインドフルネス」。“今、ここで起きていることに意識を向ける”ことで、不安が少なくなり、集中力や幸福感が高まるといわれています。この心のエクササイズを日常的に行うことで、「仕事やプライベートでの充実をはかろう」と社員研修に取り入れたのが、化粧品メーカーの株式会社エフティ資生堂です。マインドフルネスとは何か、どうすればマインドフルネスを生活に取り入れられるのかを学ぶべく、資生堂本社(東京・汐留)で開催された「マインドフルネス研修」に参加しました。現代人の集中力は金魚以下!?現代人を襲う”心ここにあらず”状態もともと仏教に由来する「瞑想法」を意味する言葉だったため、”瞑想”という難しそうなイメージを持たれがちな「マインドフルネス」。でも実は、「ランチを味わって食べる」「目の前の景色を楽しむ」こともマインドフルネスのひとつなのだそう。「マインドフルネスの反対は、”心ここにあらず”の状態です。スマホやパソコン画面を見ながらご飯を食べたり、キレイな夕日を眺めながら、つい仕事のことを考えてしまったり。複数の業務をこなしながら、慌ただしく時間だけが過ぎていくけれど、何をしていたか記憶がない……なんて経験がある方もいるのではないでしょうか。これらは、情報過多のなかでマルチタスクを課される私たち現代人が、日常的についやってしまうこと。常に注意が散漫で、ほっとする時間を持てなくなっているのです」そう話すのは、研修講師の西本真寛(まさひろ)先生。組織の健康づくりやメンタルヘルスを研究する株式会社Campus for Hのリサーチマネージャーとして活躍している、マインドフルネスの専門家です。「現代人は”今ここにあるもの”に集中する時間が8秒しかもたない、という研究結果があります。スマホの普及などによって、情報量に反比例するように私たちの集中力は低下しており、意思決定疲れを起こしているのです。ちなみに、金魚が集中できる時間が9秒なので、人間の方が1秒短いということです。毎日何十、人によっては何百のメールをやりとりするだけで、人の意思決定量のキャパシティを越え、集中力はどんどんすり減ってしまうのです」(西本先生)マインドフルネスは減っていく集中力を高め、心の充足感、幸福感を高めるストレス解消法のひとつとして、近年世界中で注目されています。車に操縦の仕方があるように、脳にも操縦の仕方があるはず。そんな考え方から、”意識を現在に向ける”トレーニング法が、アスリートのメンタルトレーニングや、今回のような企業研修にも取り入れられ始めています。毎日の美容ケアタイムを活用!ちょっとした時間で心の疲れを癒す工夫では実際に「マインドフルネス」を体験するには、どうすればいいのでしょうか。研修では、「遠い過去」「近い過去」「現在」「近い未来」「遠い未来」と書かれたシートを使い、「現在」を指さしながら、思考を現在に留まらせるように3分間意識を集中するワークショップを行いました。実際に「現在」を指さし、今のことに集中しようと取り組んでみましたが、ついつい「研修が終わったら、あのメールに返信しよう」「コーヒーを買いにいこうかな」などと「近い未来」のことを考えてしまいます。そのたびに「今のことに意識を向けなくちゃ」と自分を戒めて、葛藤しているうちに3分間があっというまに終わってしまいました。「私たちは日常的に、複数のことを同時に考える”拡散思考”をしているので、今だけに集中するのはなかなか難しいんです。そこでまずはマインドフルネスの基礎トレーニングである、”呼吸”から入るのがオススメです。姿勢を正し、呼吸を整え、他のことを考え始めてしまったら、また呼吸に意識を戻す。それを毎日、朝や寝る前、通勤時間などに継続的に行うことで、ストレスや疲労が少しずつ和らいでいきます。集中力や記憶力、想像力が高まり、自由なアイデアが生まれやすくなるなど、仕事でのパフォーマンスアップにもつながります」(西本先生)西本先生がすすめる、今日からできるマインドフルネスの方法には次のようなものがあります。(1)メールの送信前に、ゆっくり呼吸をする。吐くときにリラックスするので、吸う時間より吐く時間を長くする。(2)移動のときはスマホを見ず、意識を”今”に向けて瞑想する(3)ながら食べはせず、ランチに集中してゆっくり味わう(4)洗顔や化粧水をつける美容ケアの時間を、マインドフルネスに使う西本先生がとくに注目するのは、毎日の美容ケアタイム。洗顔やスキンケアは毎日欠かさず行うので、マインドフルネスを取り入れやすいのだとか。「手のひらから伝わる肌の温かさ、柔らかな感触を味わいながらお手入れをするので、心もリラックスしやすいんです。まずはお風呂に入って、思考をオフにする。洗顔料を泡立てることに意識を集中したら、泡のなかに顔をうずめるようにして洗ってみてください。30秒ほどのマインドフルネスでも、心がすっとするのを実感するはずです」(西本先生)約90分の研修に参加した社員は25人ほど。そのうちのひとり、株式会社エフティ資生堂の山ノ井さんは「仕事と1歳の子どもの子育てに追われてバタバタな毎日に、マインドフルネスを取り入れられたら」と、研修に興味を持ったのだそう。「マインドフルネスのために時間を作らなくちゃ、と思っていたのですが、毎日のスキンケアの時だけ意識を”今”に向けるだけでもいいんだ!という発見がありました。それなら今夜からでも始められますね」(山ノ井さん)自分のライフスタイルに簡単に取り入れられる「マインドフルネス」。心休まる時間が足りないな……と思ったら、まずはスキンケアに意識を集中することから始めてみませんか?
2016年11月01日ストレスケアやひらめき力の向上を狙って、グーグルなどの世界的な企業も研修に取り入れているマインドフルネス。そのメソッドに精通している、浄土宗光琳寺副住職の井上広法さんと、マインドフルネス・ヨガ講師の山口伊久子さんが実践法を教えてくれました。■マインドフルネスって何のこと?→今この瞬間に心を寄せありのままを観ること。井上:マインドフルネスは、ごく最近に考えられた新しいメソッドだと思われることがよくあるのですが、実は、2500年前に生まれたブッダの教えがベース。山口:ヨガの根本の考えにも多くの点で共通するところがあります。井上:その仏教やヨガが、原点に気づき始めたきっかけでもあるのが、マインドフルネスなんです。山口:学会の定義は、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」。ありのままの今の自分に意識を向けることなんですよね。井上:そう、現代社会は、情報が多くて、いつもあちこちに考えが飛んで、今がおざなりになりがち。けれど、今を重視することができれば、ここぞというときに最大限のパワーを注ぎ込める。世界の企業が目をつけているのも、そこなんです。山口:今この瞬間に起こっていることに意識を向けると、自分のネガティブな感情とも折り合いがつくので、ストレスとの向き合い方も変わってきます。井上:例えば、嫌なことがあっても、ありのままの状況判断ができ、悪い想像が膨らまない。すると、辛さの本当の原因ときちんと向き合える余裕が生まれるんです。山口:嫌なことはなくそうとしても次から次に生まれるものです。そういう自分が存在することを認めてあげることでもあります。井上:さらに、身の回りのことがよく見えて整理がつくようにも。マインドフルネスを始めると、必要なものがはっきり取捨選択できるので、より心地よい生活や環境へ整えたくなる人が多いようです。■どうして幸せに繋がるの?→すべての体験の充実感が増すからです。井上:今に意識を向けることができるようになると、まず、それまで見過ごしていた小さなことにも気づけるようになりますよね。山口:お茶を飲む行為ひとつとっても、動作や感覚を丁寧に観察してみると、体がどう感じ、心がどう受け止めているかに気づき、いたわることができるように。井上:自分と同じように、他者に対しても目を向けるようになって心遣いできるようになり、人間関係が良好になります。山口:マインドフルネスを得ることで、いろんなことに対して思いやりや好奇心が持てるのです。井上:そうすると、いつもやっていることで満足でき、そこに幸せを見出すことができます。既に物質的に満たされている日本人は、もう、物を補うことでは幸せを感じられない。とすれば、時代に見合った幸せの見つけ方のひとつではないかと思います。■どうすればできる?→考え方次第で、日常で実践できます。井上:方法としては、浮かんだ考えをそのまま流して、今に引き戻す、瞑想が定番としてあります。山口:いつもの行動も意識して行えば、マインドフルネスのトレーニングになります。以前、職場で嫌なことがあったときにトイレに行き、ただ歯を磨くということに意識を向けて呼吸とともに行うことをしていたのですが、それだけで自然に冷静になってきました。まさにそういうことです。井上:ほかにも、普段の生活で取り入れられるチャンスはたくさんあります。ひとつの食べ物をじっくり味わってみる、家事を丁寧に行ってみる、通勤時間の姿勢に目を向けてみるなど。山口:言葉で言うと難しく聞こえるかもしれませんが、まずは、実践してみることが肝心です。自分に合った方法を選んで、試してみてください。◇井上広法さん浄土宗光琳寺副住職。テレビ出演のほか、お坊さんのQ&Aサイト「hasunoha」主宰として活動。著書に『心理学を学んだお坊さんの幸せに満たされる練習』(永岡書店)が。◇山口伊久子さんマインドフルネス&ヨーガネットワーク()主宰。マインドフルネス瞑想やヨガの講座を開催。日本マインドフルネス学会理事。※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・小林良子
2016年07月16日マインドフルネスの関連書籍は、これまでにもいくつかご紹介してきたことがあります。簡単にいえばそれは、心の体の疲れのもととなる雑念を取り除くことによって、“自分が自分らしくある状態”を実現するための手段。そして、きょうピックアップした『心を整えるマインドフルネス CDブック』(人見ルミ著、あさ出版)も、そんなマインドフルネスの効能をリラックスしながら実感できる一冊です。■著者はマインドフルネスによって人生が好転著者がマインドフルネスに出会ったのは、28歳のときのことだったのだとか。人生のどん底といっていい時期で、精神的にも肉体的にも疲弊しきっていたのだといいます。やがてインドに渡り、偶然に出会った師からマインドフルネスの考え方、そのエッセンスとなるヨガや瞑想法を学んだのだといいますが、結果的にはその体験が大きな意味を持つことになります。道場で1年半修行したのちに帰国して働きはじめたところ、携わった仕事のほとんどで大きな成果を得ることができたというのです。具体的には17年間にわたって黒字を出し続けた結果、会社で初の女性役員に抜擢されたのだそうです。まさに、マインドフルネスによって人生が好転したわけです。■マインドフルネスは世界中の先進企業が注目しかし、それは著者に限ったことではありません。マインドフルネスの効果に対しては、近年、世界中で注目が集まっているからです。たとえば世界トップレベルの頭脳集団であるグーグルにおいても、約5万人の社員のうち10人に1人がマインドフルネスを実践して効果をあげたという結果が出ているそうです。また、フェイスブック、インテル、ツイッター、ナイキ、ドイツ銀行、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどなどの先進的企業、さらにはアメリカ海軍やペンタゴン、アメリカ農務省森林局などの政府機関でも導入されているといいます。■活用したいなら「奇跡の90秒ルール」を!そんなマインドフルネスの活用法のひとつとして、本書では「奇跡の90秒ルール」というものが紹介されています。ついイラッとしてしまうことは誰にでもあるものですが、そんなときは90秒だけ、どこかへ避難してしまおうという考え方。そして、ここで紹介されているのが、神経細胞学者であり、ハーバード大学医学部で脳と神経の研究に携わっているジル・ボルト・テイラー博士の著書『奇跡の脳—脳科学者の脳が壊れたときー』(新潮社)から抜粋された文章です。「自発的に引き起こされる(感情を司る)大脳辺緑系のプログラムが存在しますが、このプログラムの一つが誘発されて、化学物質が体内に満ちわたり、そして血液からその物質の痕跡が消えるまで、すべてが90秒以内に終わります。たとえば怒りの反応は、自発的に誘発されるプログラム。ひとたび怒りが誘発されると、脳から放出された化学物質がからだに満ち、生理的な反応が引き起こされます。最初の誘発から90秒以内に、怒りの科学的な成分は血液中からなくなり、自動的な反応は終わります。もし90秒が過ぎてもまだ怒りが続いているとしたら、それはその回路が昨日し続けるようにわたしが選択したからです」(「第15章自分で手綱を握る」より)つまり怒りの感情は、「90秒」で血中からなくなるというのです。だとすれば、その90秒さえやりすごすことができれば、落ち着いた対応が可能になるともいえるのではないでしょうか?だからこそ著者は、かっとなって部下を怒鳴りつけそうになったり、子どもに手をあげそうになったりしたら、まずはその場を離れることを勧めています(もちろん、子どもの様子は見える場所に)。そして、ゆっくり深呼吸をしてみる。お水を飲んで一息つくのもいいそうです。その後、90秒経って落ち着いたら、もどって問題に向き合えばいいということです。*こうした記述からもわかるとおり、マインドフルネスは決して難しいものではありません。むしろ楽に取り入れることができ、そこから最大の効果を引き出せる可能性があるということ。なお本書には、自律神経を整えパフォーマンスを最大化する効果があるという528Hzオリジナル曲が4曲収録されたCDもついています。目と耳からマインドフルネスを実感できるわけで、とても充実した内容だといえるでしょう。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※人見ルミ(2016)『心を整えるマインドフルネス CDブック』あさ出版
2016年05月02日リバウンドしない「最後のダイエット」の提唱者であり予防医学研究者の石川善樹先生に毎日の生活習慣を変えるうえで大事な「マインドフルネス」について聞きました。―自分自身もそうですが、毎日の生活習慣や考え方を変えるのは難しいなと感じます。そうなんです。ひとは基本的に変わるものではないのです。第一世代は、「行動を変える」トレーニング、第二世代で「考え方を変える」というメンタルトレーニングが出てきましたが、「ひとは変わらない」という結論になりました。現在、第三世代の「マインドフルネス」が世界中で流行っていますが、これはしっかりと自分の感情に「注意」を向けるためのトレーニングなんです。―「注意」を向けるというのは、どういうことでしょうか?ひとは怒りの感情が高ぶっているときには、「I am angry」となるものです。これをいかに自分の感情に「注意」を向けて客観視して「I feel angry」と変えることで全く別の価値観に「気づく」ことができるかどうかということです。この状態を自分自身で作り出すのは困難なことなので、誰もが、簡単にメンタルの状態をコントロールができるようにするためのアプリケーションを開発しました。「MYALO」(というアプリケーションです。東洋では「見て覚えろ」というような教えが多いので、瞑想をして自分のメンタルをコントロールすることは体系化されていません。このアプリでは、誰もが簡単に瞑想の状態に入ることができるように体系化を試みたのです。―瞑想が仕事に与える影響についての調査をされましたよね。そうです。まだ日本では瞑想をはじめているひとはごくわずかで「イノベーター」と呼ばれるようなひとたちですけれども、この瞑想が仕事のパフォーマンスを上げるうえで役に立っているという調査結果が出ました。この調査では睡眠よりも瞑想のほうがパフォーマンス向上に関連するという結果になりました。―瞑想が仕事のパフォーマンスに影響を与えるというのはすごいですね欧米のひとにとっては、瞑想というのは珍しく興味深いものなので、ブームとなっているのです。グーグルなどが組織のトレーニングとして取り入れています。実を言うと日本でも昔から経営者など一部のひとは、座禅を組んだりして瞑想を取り入れていたのですが、多くの日本人にとってはお寺で座禅を組む姿などを身近で見てきた経験があるために、珍しくなく楽しめるものではなかったのです。―瞑想を通して「気づく」というのはどういう心理状態でしょうか?自分自身の体験をお話ししますと、あるときに誤ってPCに水をかけてしまったことがあったんです。この時PCがしばらく使えなくなったのですが、これは自分にとって変わるチャンスではないだろうかと考えました。自分は普段、PCで一体何をしているのかと改めて自分に問いかけてみました。そうすると自分は、ただ単に届くメールに反応しているだけではないか?という考えに至りました。もっと本来は周囲とのつながりを大事にすべきなのではないか?ということに気づかされました。PCが壊れてそこから離れることで、自分自身の「注意」を切り替えることができたのです。―自分自身の「注意」の切り替えですか?ええそうです。またこういうようなこともありました。大学のときに僕は運動部だったのですが、いつも後輩に対して「あいつは使えない」というようなことばかりを言っていました。あるひとから、ひとを「使える」、「使えない」ということで判断してしまってはダメだと言われて、自分はなんて愚かだったと「気づいた」というようなことがありました。―「気づき」は組織にとっても有効なのでしょうか?そうだと思います。他人に「気づき」、考えることが大事なんだと思います。また何か怒りを感じるようなことがあれば、忘れること。そして「自分は愚かだ」ということに「気づく」ことが大事なのです。これが大人として成熟するということだと思います。組織が成熟することが強みを生かせる組織となる秘訣ではないでしょうか?―「気づき」はどのようにして組織に生かせるのですか?日本人は元々強みを軸にした経営を行ってきました。人事についてもローテーションを取り入れて、その人が強みを発揮できるようなポジションを探るというようなことをしてきたのです。ドラッカーもこのような強みを生かす経営法を提唱したひとの一人です。上司は部下を「使えない」と考えるのではなく、どうしたら次世代のスターを育てることができるかと考えるべきですし、部下も上司を思いやるべきなのです。―「気づき」が自分自身も変え、また周囲の環境も変えるのですね?そうなんです。「気づき」で変わることで、日中の生活習慣が変化します。そうすると朝ワクワクとした目覚めができるようになるはずです。それによって、おのずと睡眠も満ち足りるというような良い循環が生まれるのではないでしょうか。石川善樹先生予防医学研究者・医学博士。1981年、広島県生まれ。東京大学医学部を経て、米国ハーバード大学公衆衛生大学院修了。現在は株式会社キャンサースキャンおよび株式会社CampusforHの共同創業者。ビジネスパーソン対象の講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。【石川善樹先生に聞く第一回】はこちらPhoto by Christopher Michel
2015年12月21日睡眠改善にはさまざまな方法があります。今回ご紹介するのは、そのなかの1つである「マインドフルネス瞑想」。アメリカの医学誌にその効果が論文として掲載されて以来、企業でもストレス対策として取り入れられているそうですよ。瞑想が睡眠障害の改善に?人は加齢を重ねるごとに、睡眠時間が減っていき、不眠や睡眠障害に悩む人も増えると言われています。そんな高齢者の睡眠を改善すべく、アメリカではある方法が注目を集めています。それが「マインドフルネス瞑想」と呼ばれるもので、過去や未来にとらわれることなく、現在に焦点を当てて自分のことを客観的に見ようとする瞑想のことを指すのだそうです。「瞑想で本当に効果があるの?」と訝しむ人もいるかもしれませんが、その効果を研究している南カリフォルニア大学の予防医学専門家の論文が米医学誌にも掲載されたそうですよ。マインドフルネス瞑想とは?上記の論文では「マインドフルネス瞑想」の効果を調査するために行った実験について書かれています。その内容は、中等度の睡眠障害を持つとされた高齢者数十人に対して6週間、マインドフルネス瞑想を行うチームと、睡眠衛生教育を受けるチームに分けて行うというもの。その結果、実験前と比べてマインドフルネス瞑想を行ったチームのほうが睡眠障害尺度の減少がみられたそうです。また、日々の疲労や抑うつ症状も改善したと言われています。6週間以内に睡眠改善がみられたことから、他の方法よりも優れていると論文では述べられています。座禅から考案された?このマインドフルネス瞑想、みなさんも一度、試してみてはいかがでしょうか? 寝る前は確かに、過去の失敗やトラブルなどをあれこれ考えたり、将来の不安に苛まれるときがあると思うので、「現在に焦点を当てる」というのは大切なことかもしれませんね。ちなみに、マインドフルネス瞑想はグーグルなどの大企業でもストレス対策の一環として取り入れられているそうです。今後は日本企業にも広まってくるかもしれませんね。この瞑想は「座禅」をもとにアメリカ人が考案したものなので、日本人にもすんなり馴染むのではないでしょうか。Photo by John Nakamura Remy
2015年04月17日