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俳優の本木雅弘(58)が、21日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』(月~金後1:00)に35年ぶりに出演する。苦手なトーク番組に出演を決意したのは、黒柳徹子のファンである母のため。最後に出演したのはシブがき隊の活動を終えた半年後、23歳のときだった。懐かしい映像とともに振り返る。29歳のときに内田也哉子と結婚。妻の母である樹木希林さんとは二世帯住宅で暮らしていたが、二世帯住宅で暮らすことになったのは樹木さんの提案だったと話す。本木から見た内田裕也さん・樹木希林さんの不思議な夫婦関係についても明かされる。本木は3人の子をもつ父親でもあるが、子どもたちはすっかり成長。昔は夫婦喧嘩をしたときに、小さかった長男が間に入って仲裁をしていた。2012年に家族でロンドンに引っ越し5年間を過ごした際には、東京ではなかなか味わえなかった家族の時間を持てたと明かす。
2024年11月21日11月20日公開の映画『海の沈黙』の公開直前イベントが18日、東京・芝公園の東京タワーで行われ、本木雅弘、小泉今日子が出席した。『前略おふくろ様』(日本テレビ系)など数々の名作を手掛けてきた巨匠・倉本聰が長年にわたって構想した脚本を『沈まぬ太陽』や『Fukushima 50』などの若松節朗監督が映画化した本作。余命僅かな天才画家(本木雅弘)が、生涯想い続けていた一人の女性(小泉今日子)、幻の絵画「海の沈黙」に秘められた愛が30年の時を経て動き出す、この冬もっとも泣ける大人のラブストーリーとなっている。孤高の画家・津山竜次に本木雅弘が扮し、竜次のかつての恋人を小泉今日子が担当。さらに中井貴一、石坂浩二ら豪華なキャストが揃う。そんな本作の公開を間近に控えたこの日、東京タワーで点灯式を実施。点灯を前にした本木が「年末も近づいてきて、その年の思いや切なさが似合う季節になってきました。この映画は惚れた、晴れたのストーリーとは違う大人のラブストーリーですが、誰かを愛おしく思い、心の明かりが灯ることを味わえる作品ですので、今日は色んな願いを込めて明かりを眺めることができると思って楽しみにしています」と点灯が待ち遠し様子で、小泉も「すごくワクワクしますけど、映画の中では若い頃に恋愛をしていた2人の役だったので、その気持ちに戻って(点灯のボタンを)押しましょうね」と役同様にかつての恋人同士のようだった。その2人がボタンを押して東京タワーとミニ東京タワーに明かりが点灯。本木が「東京タワーは66歳なんですね。大木や御神木に見えます。神々しい!」と目を丸くすると、小泉も「今もとってもキレイですが、クリスマスに向けてお出掛けやデートなど多いと思います。是非見に来て欲しいですね。東京タワーはロマンチックな気分になれますね」とアピールした。2人は、アイドル時代から共演したことがある旧知の仲。本作で32年ぶりに共演を果たした。小泉が「昔、テレビ東京さんのスタジオが近くにあって、そこでレギュラー番組を収録してたよね」と振り返り、本木も「アイドル番組があったんですけど、そこのアシスタントガールでしたよね」と思い出話に花を咲かせる場面も。また、本木は当時、東京タワーにあるお店に出入りしていたといい、「僕は藤谷美和子さんのファンで、色んなステッカーを売っているお店がありました。"美和子命"というステッカーをしこたま買ってバッグに貼り付けてました。そんなこともありましたね(笑)」と明かした。最後に本作について、本木は「事実上、私と小泉さんの記念碑的な作品であることとともに、決して濃厚なラブシーンとかそういった表現があるラブストーリーではないんですが、多くの出会いや別れを経験してきた大人の人が味わい噛みしめる、そういったタイプの愛の表現が見られると思います」と大人が楽しめるラブストーリーを強調した。小泉は「私と本木さんは10代で知り合って、同じアイドルとしてすごく頑張っていた時代がありましたが、それからそれぞれの道があって、でも1人で走っていると隣に本木さんがあの辺走っているから自分が間違ってないんだという気持ちにしてくれた存在でした」と話し、「映画の中で竜次と安奈は長らく会っていませんでしたが、心の中で大事持っていて彼が生きてれば私も頑張れる、みたいな存在で、(実生活でも)お互いがそういう存在だったと思うんです。そういったことを倉本さんが素敵な脚本にし、監督が映画にしてくださりました。大人の方には分かってもらえる、響くものがあると思うので、ぜひ楽しみに見ていただければと思います」と訴えていた。映画『海の沈黙』は、11月20日より全国公開。
2024年11月19日俳優の本木雅弘(58)が、17日放送のMBS・TBS系『日曜日の初耳学』(毎週日曜後10:00)の「インタビュアー林修」にゲスト出演する。林先生が“時代のカリスマ”と対峙する大人気企画「インタビュアー林修」。今回のゲストは、日本映画史上初めて米アカデミー賞外国語映画賞を受賞したカリスマ俳優・本木雅弘が登場する。“花の82年組”と呼ばれたアイドル時代からアカデミー賞獲得に至るまでの軌跡、大きな影響を受けた義両親・内田裕也&樹木希林夫妻とのぶっ飛びエピソード、意外な“凡人コンプレックス”まで打ち明ける。さらに、歌手デビュー同期の女優・小泉今日子がVTRで出演し「ちょっと苦しそうだった」アイドル時代や、年齢を重ねた今感じる本木の魅力を語る。1982年にアイドルグループ「シブがき隊」として歌手デビューした本木。対談では、自宅からファンを引き連れて電車で“通勤”していたという驚きのエピソードや、紅白歌合戦でも披露した代表曲「スシ食いねェ!」への赤裸々すぎる思いなど、今だから話せるエピソードが飛び出す。懐かしの『ザ・ベストテン』ハプニング映像や、本木本人も「これ流すんだ…」と赤面しきりのドラマ初出演作『2年B組仙八先生』(1981年)のお宝VTRも登場する。その後22歳で俳優業に専念。自ら企画にも携わった代表作、映画『おくりびと』(2008年)は国内外合わせて103冠という偉業を成し遂げた。だがそこに至るまでには「架空の役割を懸命に演じていた。自分の中の“偽物意識”が…」という苦しい思いも。そんな日々を打破してくれた恩人・周防正之監督と作り上げた映画『シコふんじゃった。』(1992年)への思い、そして、『おくりびと』を撮影する上で「自信になった」という、忘れられない経験についても明かす。そんな本木が「人生最大の助言者」と偲ぶのが、妻・也哉子さんの母・樹木希林さん。重い役を引き受けるか迷っていた時に“背中を押された”言葉、今も大切にしているという希林さんから学んだ考え方も明かす。一方で、也哉子さんの父で永遠のロックンローラー・内田裕也さんとの最高にロックな思い出も…。敬愛する家族との知られざる絆を明かす。さらに、番組には「友達がいない」という本木の唯一無二の戦友・小泉今日子がVTR出演。傍から見るとパーフェクトな本木の意外な“自己肯定感の低さ”や、同じ時代を駆け抜けた戦友として見守ってきた“人間・本木雅弘”の魅力を語る。11月22日公開の映画『海の沈黙』では昔の恋人同士を演じる2人。小泉から見た「年齢を重ねた今だから感じる本木雅弘とは」、そして本木自身が語る「年齢を重ねることの意味」とは。
2024年11月15日倉本聰原作・脚本、若松節朗監督、本木雅弘主演『海の沈黙』よりポスタービジュアルと予告映像が解禁された。本作は、「前略おふくろ様」「北の国から」など数々の名作を手掛けてきた巨匠・倉本聰が長年にわたって構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身のドラマを映画化。孤高の画家・津山竜次を本木雅弘が演じ、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二らが共演する。この度解禁されたポスタービジュアルには、本木演じる孤高の天才画家・津山竜次の姿が映し出され、さらに豪華キャストの表情も切り取られている。竜次の横には「あなたのぬくもりを覚えていた」との印象的なコピーが並んでいる。併せて解禁された予告映像では、竜次に長年仕える謎のフィクサー・スイケン(中井貴一)や、贋作事件を追う美術鑑定の権威・清家(仲村トオル)、全身刺青の女・牡丹(清水美砂)ら豪華キャストが登場。世界的な画家・田村修三(石坂浩二)の展覧会で起きた贋作事件と、小樽で発見された女性の死体。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次だった。かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈は北海道へ向かう。竜次と安奈は小樽で再会を果たすが、病が竜次の身体を蝕んでいた。残り少ない時間の中で彼は何を描くのか?何を思うのか?彼が秘めていた想いとは…。北海道・小樽を舞台に「美とは何か」を巡る緊迫のドラマと大人のラブストーリーを予感させる映像に期待が高まる。『海の沈黙』は11月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:海の沈黙(2024) 2024年11月22日より公開©2024 映画『海の沈黙』INUP CO.,LTD
2024年09月01日2月11日夜、都内の飲食店からひと際目立つ家族連れの男性が出てきた。本木雅弘(58)だ。「ミシュラン一つ星の有名フレンチレストランで、本木さんの妻・内田也哉子さん(48)の誕生日をお祝いしていました。長男でモデルのUTAさん(26)と次男の玄莵さん(13)もいて、仲むつまじげな様子だったそうです」(芸能関係者)おしどり夫婦として知られる本木と也哉子だが、実はもめ事も多いのだという。2月2日、松任谷正隆(72)のラジオ番組に出演した也哉子はこう明かした。「離婚は月に1回か2回くらいお互いに考えているでしょうね。もめる原因は、いつも夫がなんでもネガティブに捉えるから(笑)」本木は自らのネガティブ思考を隠すことなく、数々のメディアで語っている。「若いころは、退廃的な生き方への憧れがあり、いつ芸能界を引退してもいいと思っていたそうです。しかし、結婚してからはネガティブな受け答えの中にも、人間味が感じられるようになりました。義母の樹木希林さん(享年75)や也哉子さんの影響が大きかったのでしょう。本人も『家庭がなければ、とっくに自滅していた』と話しています」(前出・芸能関係者)本木は夫婦げんかの収拾がつかなくなると、希林さんに相談していたという。《最終手段として、あえて樹木さんに電話して、あなたの娘がこうでこうですと言いつけていた(笑)。(中略)だから樹木さんにはいつだったか「あの、申し訳ないけど裕也のほうがまだすがすがしいわね」と言われた(笑)。またあるときは、「あなたは自分のどうしようもなさを人にぶつけないで」と》(『週刊文春WOMAN』’23年12月22日号)自省を促され、変わっていった本木。一方で、也哉子も前出のラジオ番組で、母からの教えをこう振り返っている。「母は2回結婚して最後が裕也だったわけで、娘としては『なんで別れないの』とずっと問いかけていたんです。すると、母は『結局、相手をいくら変えても自分が変わらなければ一緒なんだから、変える意味がないでしょ』って答えていて。私は今結婚して28年たったんですけど、結局、自分という存在の魂まで鏡で映してくれるのが結婚相手なんだなということを思って。母の言葉が染み入ります」希林さんから学んだ人生訓は2人の子育てにも生かされている。「子どもも親の鏡で、親の悪い部分は子どもに生き写しになると思い、気を付けていると聞きました。樹木さんから教わった“人の成長には互いに育み、育まれる関係性を持つのが大事”という言葉を胸に、家族間でも成長し合える関係を目指しているのだそうです」(前出・芸能関係者)希林さんは天から娘夫婦のけんかを優しく見守っているだろう。
2024年02月22日本木雅弘と滝藤賢一が共演するドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」の新たなキャストが発表された。現在のラグビー界の礎を築いたと言われる、ラグビー界の伝説“ミスター・ラグビー”平尾誠二さんと、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授、異なる分野で活躍する2人の知られざる友情物語をドラマ化した本作。この度出演が発表されたのは、佐久間由衣、坂東龍汰、賀来千香子、濱田岳、そして倍賞美津子ら、実力派俳優5名。平尾誠二と惠子の長女・大塚早紀を演じるのは、若手実力派俳優として、数々の話題作で存在感を放ち続ける佐久間由衣。父の病状を知った早紀は、大きなショックを受けながらも「パパの前で絶対に泣かないで」という母の言葉どおり、涙を堪えて明るく振る舞う。密かに涙を流しながらも、父の前ではいつも笑顔。献身的に闘病生活を支える早紀を佐久間さんが繊細に演じる。長男・平尾昴大を演じるのは、新進気鋭の若手俳優・坂東龍汰。アメリカ・ニューヨークに留学中の昴大は、病に倒れた父に会いたい一心で一時帰国。現在は離れて暮らしている父と、一緒に過ごす時間をかみしめながら、父と交わした言葉をしっかりと胸に刻む昴大だったが…。そして、平尾の母・平尾信子役には、倍賞美津子が決定。容態が悪化し、意識朦朧とする平尾の病室に駆けつけた信子は、息子に力強く呼び掛ける。すると、平尾が意識を取り戻し、奇跡的な回復を見せ始めるという役どころで、倍賞さんが見せる渾身の演技が胸に迫ること必至だ。そして、平尾にがんを告知する甲南病院の佐川副院長を演じるのは賀来千香子。妻惠子さんとはプライベートでも仲がよく、生前の平尾さんとも交流のあった賀来さんは無事に撮影を終え、「平尾さんやご家族をよく存じ上げているので、不思議な緊張感のある現場でした。こういう感覚は初めてなんですが、無事に撮影が終わって肩の荷が下ろせたような気持ちです」と安堵の表情を浮かべた。「身近な人のお話なので、病気を告知するシーンは、テストの時からグッときてしまって…。作品においても大事なシーンだなと思いながら撮影に臨みました」と語った賀来さん。こみ上げる思いを堪えて体現した佐川副院長の、強靭な精神力で彼女の告知を受け入れた平尾とのシーンも見ごたえがありそうだ。そして、山中の尽力で平尾が治験を受けることになる大阪府立成人病センターの井岡医師を演じるのは濱田岳。自身もラグビー経験者の濱田さん。撮影後に「この作品でラグビー界のスーパースター・平尾さんの人生に少しでも触れられたことは、すごく幸せな経験でした」としみじみ。もうダメかもしれない…という状況でも決して諦めない平尾に胸を打たれ、ともに病に立ち向かう井岡医師を並々ならぬ思いで演じた濱田さん渾身の芝居にも注目だ。佐久間由衣(大塚早紀・役)コメント素敵なキャストの方々やスタッフの皆さんと、このような実際にあったお話の中で生きることができて幸せでした。本当にぜいたくな時間だったなぁと感じています。私は実際に早紀さんにお会いする機会がなかったのですが、だからこそ愛と敬意をもって、自分が思う形で思いきりやらせていただこうと思いながら、演じさせてもらいました。本木さんと石田さんと坂東くんと一緒にお芝居をしていると、自然と家族ができあがっている感じがしました。すごく助けていただきましたし、お芝居ではあるのですが、いろいろと込み上げてくるものが多い現場でしたね。お母さんに「お父さんの前では泣かないで」と言われた後に病室に入るシーンでは、必死に堪えていたのですが、涙が止まらなくなってしまって…。いざ、本木さんを目の前にした時に、すごく胸に迫るものがありました。役者さんとして感銘を受けた部分もあり、お父さんとして“そこにいる”感じがすごく伝わってきて、感極まってしまいました。今思い返すと、明るく家族の時間を過ごしたシーンがとても印象に残っています。初日に石田さんとご飯を並べながら話すシーンがあったのですが、平尾さんのご家族にも実際にこういう時間がたくさんあったんだろうなと思って、すごく豊かな時間だなぁと感じました。これは、平尾さんと山中さんの友情のお話でもあり、家族愛を描くホームドラマでもあり、平尾さんが大好きだった人たちのお話でもあり…本当にいろいろなことが詰まっている物語だと思います。山中教授との友情や、ともに闘病生活を送った家族の姿も見ていただきたいですし、平尾誠二さんというすごく素敵な方の人生が多くの人に伝わるといいなと思います。坂東龍汰(平尾昂大・役)コメント撮影期間は、一日一日が充実していて、濃い毎日でした。現場もとても穏やかだったので、毎日心が温かくなっていたのを覚えています。クランクイン前は、とても緊張していたんですけど、初日を迎えて本木さんと石田さんとお会いしたら、お二人ともすごく柔らかくて優しい方で、撮影の合間にいろんなお話をしてくださって、リラックスした状態で撮影に臨めました。本木さんが撮影中にどんどん痩せていかれるのを間近で見ながらの撮影だったんです。本当に心配になってしまうくらいでした。でも、僕が感じた気持ちをそのまま表現することができたと思います。実は昔から、本木さんの息子役をやりたいと思っていたので、今回夢がひとつ叶いました。いかに本当の親子に見えるようにするか、ということを目標に撮影に臨みました。家族が揃うシーンでは、毎回笑いが起きていて、リアルに家族になったような感覚でした。本木さんが常に明るく、笑顔を絶やさずいてくださって、本木さんの冗談にみんなが笑うというような何気ない会話の延長でシーンが始まり、気付いたら終わっているという不思議な経験をさせていただきました。脚本を初めて読ませていただいた時、自分の家族のことが頭に浮かんだんです。撮影しながらも、たびたび家族に連絡したくなってしまうことがありました。皆さんにも、この作品を通して、家族の温もりや、近くで支え合っている友だちのありがたさ、大切さを再確認していただけたらなと思いますし、平尾さんが最後まで“好きなものを好きでいる”ということを全うしている姿がかっこいいなと思ったので、いま何か好きなことがある人や、これから何かを始めようと頑張っている人が、死ぬまでやり続けるという覚悟をもって物事に取り組む、そんなきっかけになる作品になれたらいいなと思っています。賀来千香子(佐川副院長・役)コメント平尾さんやご家族をよく存じ上げているので、不思議な緊張感のある現場でした。こういう感覚は初めてなんですが、無事に撮影が終わって肩の荷が下ろせたような気持ちです。今回参加させていただいて、皆さんがご本人に近づきながら作品を作り上げていく様子を目の当たりにしたので、平尾惠子さんに、その様子をご報告したいと思います。この前も惠子ちゃんと電話で3時間しゃべったんですよ。撮影前日にも「千香ちゃん、明日よろしくお願いします」とメッセージをくださったんです。当日の朝、「これから行ってまいります。こちらこそよろしくお願いします」と返事をしたら、「千香ちゃんが出てくれてうれしい」というようなメッセージもいただきました。胆管がんはわかりにくいということですし、平尾さんも突然吐血なさったと聞いていて…。ビックリなさったでしょうし、ましてや厳しい状況だったので、ご本人にある程度は伏せるとはいえキツかったと思います。平尾さんのセリフに「自業自得」というものがありましたけど、そうではなくて、どなたにでも起こりうることだと思うんです。病気を告知するシーンは、テストの時からグッときてしまって…。お医者様って大変だなと思いましたし、実際に身近な人のお話なので、ご本人やご家族のことを考えると、胸が押し潰される思いでしたが、この作品においても大事なシーンだなと思いながら撮影に臨みました。そして何より本木さんが平尾さんにソックリで!惠子ちゃんが初めて本木さんにお会いになった時、すぐに写真を送ってくださったんですが、本当に似ていらして驚きました。私も実際にお会いしたら、ホクロの数まですごく研究されていらっしゃいますし、後頭部までソックリで…。やっぱり平尾さんのことが蘇りますし、お若すぎてもったいなかった…という何とも言えない思いも込み上げてきました。今年は平尾さんが本当に愛していたワールドカップもあり、平尾さんの願いだったラグビー界の盛り上がりも見られてうれしいです。そして、平尾さんのご家族はとても仲が良かったんですよ。そういう家族愛も皆さんに伝わる素敵な作品になるんだろうなと思うので、多くの方にご覧いただきたいですね。濱田 岳(井岡医師・役)コメント僕はラグビー経験者なので、この作品でラグビー界のスーパースター・平尾さんの人生に少しでも触れられたことは、すごく幸せな経験でした。以前、ドキュメンタリーでナレーションをした際、平尾さんの壮絶な闘病生活を勉強させていただいたので、短いシーンではありましたが、フラットな状態で臨むよりはだいぶ感情移入してしまった気がしています。日々頑張ってらっしゃる医療従事者の方々の苦労を体感して、本当に尊敬しましたし、辛いことを宣告するセリフもあるんですが、平尾さんがラガーマンじゃなければ、病気に正面から立ち向かうことはなかったんじゃないか、とも思ったりして…。いろいろなことを考えながらセリフを言った記憶があります。クランクインの日に、メイクルームで本木さんにご挨拶させていただいたんですが、その瞬間、「平尾さんだ!」と驚きました。そこに平尾誠二さんが立っている感覚に陥ったような気持ちになって、初日は不思議な緊張をしていました。もちろん俳優として先輩と芝居をするという緊張もあるんですが、まったく別世界の先輩に会っている感じといいますか、例えば野球少年がイチローさんに会うような…そんな感覚に似た緊張をしたのをすごく覚えています。本木さんの平尾さんへの敬意や、ご家族への思いが大きく、ものすごく努力されていると聞いていたので、平尾さんのファンはもちろん、平尾さんのことを知らない若い方でも、この作品を見ればのめり込んでしまうだろうという説得力があるなぁと思いました。このドラマは、平尾さんと山中先生の友情のストーリーでもあるし、ともに病気と戦ったご家族の話でもあるし…ひと言ではとても形容できない、いろいろな思いの詰まった深い作品です。見ていただけると、悲しいということだけでなく、すごく勇気をもらえるドラマだと思います。テレビ朝日ドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」は11月11日(土)21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月23日本木雅弘が約10年ぶりに民放ドラマ出演、日本ラグビーの礎を築いた平尾誠二を演じ、滝藤賢一が「ヒトiPS細胞」の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授を演じる、テレビ朝日 ドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥 『最後の一年』~」。この度、石田ゆり子が平尾惠子、吉瀬美智子が山中知佳を演じることが分かった。日本代表としても活躍した元ラグビー選手で、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督兼ゼネラルマネージャー。日本代表監督なども歴任した平尾誠二(本木雅弘)と、「ヒトiPS細胞」の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した医師・山中伸弥(滝藤賢一)は、雑誌の対談で意気投合して以来、家族ぐるみの付き合いを続けていた。“40歳半ばを過ぎてできた親友といつまでもこんな関係を続けていけたら”と願う2人だったが、2015年、平尾ががん宣告を受ける。前向きに病と闘う決意を固めた平尾と、医師として治療法や病院探しに奔走し、最後まで親友に寄り添い続けた山中。そんな夫たちの友情を温かく見守り、ともに友情を育んでいった妻たちを、石田ゆり子と吉瀬美智子が演じる。平尾誠二の妻・平尾惠子を演じる石田さんは、平尾役の本木さんとは、ドラマ「聖夜に抱きしめて」(1991年)以来、実に32年ぶり、さらに演出を手掛ける藤田明二監督とはドラマ「美味しんぼ」シリーズ(1994~1999年)以来24年ぶりの再会となる。石田さんは「いつかまたご一緒したいと思っていたので、この作品に参加できて幸せだなぁと思いながら撮影に臨んでいました」とコメント。「惠子さんを演じる緊張感と責任感をずっと背負っていました」とプレッシャーを告白しながらも「雰囲気を含めて惠子さんに似ていた」というスタッフの言葉に安堵の表情も。また、特に印象的だったのは「本木さんと私が夕焼けに向かって祈るように佇むシーン」と語った石田さん。「その時、本木さんが惠子さんからお借りした平尾さんの上着を着てらっしゃったんです。『誰にもわからないかもしれないけど、特別なシーンだけ、僕はこれを着る』とおっしゃっていた本木さんの言葉は、胸にくるものがありました」とコメント。実際に平尾さんが着用していた上着をまとった本木さんと石田が美しい夕景の中に佇む1シーンとなっている。一方、山中伸弥の妻・山中知佳を演じる吉瀬さん。「キャストの皆さんが豪華で、実はプレッシャーを感じていた」と語った吉瀬さんだが、山中が平尾と対談で意気投合して大喜びしている姿や、そこから親友となり、友情を育む姿を微笑ましく見守る姿を体現。自身も医師である知佳は、平尾を救いたい一心で惠子に厳しいことを言ってしまった夫に、“家族の心情を汲み取ることも医師としての役割”と訴えるなど、ときに冷静なアドバイスも送る場面も。また、平尾の前では気丈に振る舞う惠子が知佳の前では思わず涙をこぼしてしまうなど、包み込むような優しさをもつ頼れる存在でもあり、吉瀬さんが「今回の撮影を通して、改めて“友情”っていいなと思いました。惠子さんと知佳さんの女性同士の友情も温かくて…本当にたくさんの方に知っていただきたいです」と語ったように、惠子と知佳の温かい交流も本作の見どころの1つとなっている。また、吉瀬さんは「病気と向き合う平尾さんの前向きな考え方や、たくましい生き方を知って、自分自身も強くありたいなと思いました」と、この作品との出会いで変化した意識についても語った。テレビ朝日ドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥 『最後の一年』~」は11月11日(土)21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月02日本木雅弘と滝藤賢一が共演するドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥 『最後の一年』~」の放送が決定した。平尾誠二(本木さん)は、日本代表としても活躍した元ラグビー選手で、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督兼ゼネラルマネージャー。「2019年のワールドカップ日本大会を成功させたい」、そして「1試合でもいいから、東日本大震災の被災地・岩手県釜石市で試合を行いたい…」と熱い思いを抱いていた矢先、彼を襲ったのは突然のがん宣告。しかし、持ち前の明るさとおおらかさで「なってしまったもんはしゃあない」と冷静に受け止め、病と闘う決意を固める。そんな平尾を家族と共に支え続けたひとりの親友・山中伸弥(滝藤さん)。2012年に「ヒトiPS細胞」の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した医師だ。2人の出会いは、2010年に実現した雑誌の対談。意気投合し、急速に親交を深め、やがて家族ぐるみの付き合いをする親友になった――。本作は、ラグビー界の伝説“ミスター・ラグビー”平尾誠二と、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授の知られざる友情物語。前向きに病と闘う平尾さんと、医師として治療法や病院探しに奔走し、最後まで親友に寄り添い続けた山中さんの友情、そして平尾さんの意志を尊重し、優しく見守り続けた家族の深い愛情を描く。約10年ぶりの民放ドラマ出演を果たす、平尾誠二役の本木さんは撮影初日、「平尾さんを演じるというプレッシャーというか畏れ多さというか…正直、なかなか覚悟がつかないままクランクインを迎えました」と明かし、撮影中も非常に悩み、迷って、苦しんだよう。その姿を目の当たりにした山中伸弥役の滝藤さんも、「これだけの俳優さんでもこんなに苦しみながら、迷いながら、平尾誠二さんという人間を作っていくんだなという姿を間近で見せていただいて、すごく刺激を受けました」としみじみ。また、病に侵されていく様を体現するため、本木さんは撮影中に10kg減量し、平尾さんに近づいていった。一方、「世界的に有名な方なので、演じることは困難なチャレンジになるだろうと感じていました」と滝藤さんもポツリ。しかし、「僕の言葉、リアクションはすべて本木さんによって生まれると信じて疑わなかったので、『僕は本木さんしか見ていません』というようなことも、本木さんにお伝えさせていただいたように思います」と言うように、山中教授に寄せようとするのではなく、本木さんのセリフを受けて湧き上がった感情のままに芝居をする、「いかに本木さんとセッションするか」を考え、役に入っていったという。脚本は、「Dr.コトー診療所」「リエゾン‐こどものこころ診療所‐」の吉田紀子。そして、松任谷由実の名曲「ノーサイド」が主題歌として本作を優しく彩る。テレビ朝日ドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥 『最後の一年』~」は11月11日(土)21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月20日俳優の本木雅弘と女優の川口春奈が出演する、サントリー食品インターナショナル・特茶の新CM「ミッション:体脂肪を減らせ。」編が、4月3日より放送される。新CMでは、川口が「特茶」CMシリーズに初登場。CM初共演となる本木とともにエージェントに扮している。本木はミッション遂行のためにビル群を颯爽と走り出し、川口もバイクにまたがり勢いよくエンジンをかけ、それぞれ指定場所に向かう。CM楽曲には、布袋寅泰の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」を採用。CMの世界観をよりクールに表現している。■本木雅弘インタビュー――撮影の感想をお聞かせください。今回は、ミッションということで、久しぶりにアクティブで動きのある作品になりそうです。ロケーション撮影の現実の空気感とCGの融合を楽しんでもらいたいです。目標に向かって突き進むエネルギーを「特茶」に込めたいと思っています。また、以前NHKの大河ドラマで共演した川口さんとの久しぶりの共演も楽しみです。川口さんは大舞台で大きな責任を背負いながら、大役を演じきった女優ですし、川口さんがもともと持っている爽快さがとても生かされるCMになると思うので、仕上がりをとても楽しみにしています。■川口春奈インタビュー――撮影の感想をお聞かせください。今回のCMは、近未来で本木さんとミッションを遂行するというクールでかっこいい世界観で、衣装も普段あまり着ることがないかっこいい服で、バイクにまたがるシーンもあるので新鮮な撮影でした。――今回演じられたのはクールな役柄でした。バイクにまたがることも、ライダースを着ることも普段あまりないし、表情もクールなシーンが多かったので、不安はありましたが、かっこいい世界観になっていました。――本木さんから「以前ドラマで共演した川口さんとの久しぶりの共演も楽しみです。川口さんは大舞台で大きな責任を背負いながら、大役を演じきった女優ですし、川口さんが元々持っている爽快さがとても生かされるCMになると思うので、仕上がりをとても楽しみにしています」とのメッセージもありました。うれしいです。久しぶりにお会いできて、まさかまたご一緒できるなんて思わなかったのでとてもうれしかったです。前回は親子でしたが、今回はバディということでまた本木さんと共演できることをうれしく思います。――最近の生活の中でのエネルギー源は何ですか?私のエネルギーの源は、食べることと動物ですね。このお仕事を頑張ればおいしいごはんを食べられる! とか、家に帰ったら飼っている愛犬に会えることがモチベーションやエネルギーになっていますね。――仕事やプライベートで一番、エネルギーを使うことは何ですか?やっぱり仕事ですね。仕事でも仕事じゃないときも元気でいられるように体調管理や自分の好きなことを取り入れてバランスをとっています。連続ドラマとかは限られた時間の中で撮影に追われる毎日になるので、その期間は体調やコンディションに気を使いながらも楽しんでやっています。――視聴者へメッセージをお願いします。今回のCMでは、近未来の設定で「ミッション」に挑むということで、世界観もかっこよくクールな映像になっているのですごく楽しみです。躍動感・疾走感のあるシーン、そして、本木さんに六角形の「ケルセチンゴールド」を受け渡すシーンにぜひ注目していただきたいです。
2023年03月24日女優の永野芽郁と俳優の本木雅弘が出演する、サントリー食品インターナショナル・伊右衛門の新CM「二人の茶匠」編が、14日から放送される。新CMでは、永野が新キャストとして「伊右衛門」CMに初登場。茶匠の永野と本木が緊張した様子で向き合い、永野が伝統ある伊右衛門の半纏に袖を通す。「今こそ飲んでほしいお茶ができました」「清々、堂々。清らかなる傑作」というナレーションとともに、茶匠の2人がつくりあげた新しい「伊右衛門」誕生の瞬間を分かち合う。また、今回、同商品の2004年発売当初から使用されているお馴染みのCM楽曲「Oriental Wind」がリニューアル。久石譲によって編曲された新バージョンになっている。■永野芽郁&本木雅弘インタビュー――CM撮影の感想とお互いの印象は?本木:私個人的な意見なのですが、永野さんは小動物的なかわいらしさがあって、白リスに似ています。そこにさらに、特別な永野さん独自の輝き方があります。永野:柔らかい中にすごく強さがあるかっこいい方という印象でした。――茶匠役を演じての感想は?本木:福寿園の茶匠・谷口さんの印象を思い出しながら、探っていきました。永野:いつもとは違った緊張感がありながらも、長く愛されている伊右衛門の茶匠役を務めることができてすごく嬉しかったです。――刷新したボトルデザインの印象は?本木:流水のような、清流のようなデザイン。革新的ですよね。いままでこういうペットボトルはないです。永野:繊細な切子グラスのようで、すごくこだわりを感じました。――中味も一新した伊右衛門ですが、自身の内面でアップデートしたいことは?本木:自分のネガティブな性格も、次に進むための原動力だと捉えてポジティブに考えるマインドをアップデートしたいです。永野:自分らしく前向きに進んで行けたらいいなと思っているので、何事も柔軟に対応できるようにアップデートしたいです。――最近感じた清々しいことは?本木:最近は朝日が清々しいと思います。若い頃は、夕日のちょっとしっとりした黄昏色の、色っぽい感じが素敵だなと思っていましたが。いまは、生まれ出る、ピカピカした、そういう空気感のある朝日の方に魅力を感じます。永野:すごく晴れた日にジムに鍛えに行って一所懸命鍛えて、外に出た時に、清々しいって思いました。――春から挑戦したいことは?本木:彫刻かなと。やっぱり、何か没頭したいわけですね。もうちょっと精神がピシッとするかなと思っているんです。永野:ゴルフを始めたいです。友人から、天気の良い日に仲の良い友人たちと回るとすごく楽しいっていう話を聞いたので、仲間入りしたいなと思って、まずは打ちっぱなしから行きたいなと。――匠として広めていきたい趣味・特技は?本木:ばびぶべ言葉です。たとえば、「な、が、の、め、い」だったら、「なばがばのぼめべいび」。そして、「もときまさひろ」だと、「もぼとぼきびまばさばひびろぼ」。永野:それすごい! わたしは物件探しが趣味です。友人たちが引っ越したいときは必ず連絡がきて、言われた条件の中で、コーディネートしていく、探していくという役割を今でもやっています。
2023年03月14日明治大学国際日本学部の横田雅弘ゼミナール(研究テーマ:ダイバーシティアンドインクルージョン)は、電通ダイバーシティ・ラボ「やさしい日本語ツーリズム研究会」に協力し、「第三者返答」の問題を啓発するショートムービーを制作しました。このショートムービーは、やさしい日本語ツーリズム研究会のホームページで9月30日(金)に公開されました。今後、視覚障がいのある人などのための音声ガイド付きバージョンも追って公開される予定です。■ 「第三者返答」とは「第三者返答」とは、「話しかけてきた人の見かけの印象などから、その人との意思疎通が問題ないにも関わらず、無視して、その人と一緒にいる人に返答すること」を意味します。たとえば、レストランで日本語堪能な外国人が日本語で注文しているのに、店員が戸惑ってその外国人を無視し、一緒にいる日本人に返答するというような場面をいいます。このような場面は外国人だけでなく車いす利用者など障がいのある人も同様な体験をすると指摘されています。※1※1 オストハイダ・テーヤ(2005)「社会言語科学」第7巻 第2号■ 「やさしい日本語」の視点からの「第三者返答」電通ダイバーシティ・ラボのプロジェクトである「やさしい日本語ツーリズム研究会」(代表:吉開章)は、外国人などにも伝わりやすい「やさしい日本語」の啓発活動をおこなっています。やさしい日本語とは、簡単な語彙や文法を用いた、誰にとってもわかりやすい日本語を意味します。吉開氏は著書「入門・やさしい日本語(アスク出版)」で、やさしい日本語の視点では、言葉だけでなくコミュニケーションにおける態度も見直す必要性があるという点で、第三者返答の問題を啓発しています。■ 横田ゼミとやさしい日本語ツーリズム研究会の連携横田ゼミでは、多様性の理解や啓発の手法である「ヒューマンライブラリー※2」の研究をおこなっています。吉開氏は、手話を母語とするろう者も外国人と同様に日本語を苦手とすることが多いことに注目し、言葉の壁のあるさまざまなマイノリティの方々にも関心を寄せてきました。その活動の中でヒューマンライブラリーに注目し、横田ゼミと吉開氏が連携した活動をおこなうこととなりました。また、明治大学国際日本学部ではこれまでも、山脇啓造ゼミナールがやさしい日本語ツーリズム研究会による「やさしい日本語」をテーマとするラップのミュージック・ビデオ「やさしい せかい※3」の制作に協力しています。このようなきっかけと活動実績から、横田ゼミがやさしい日本語ツーリズム研究会の第三者返答の問題を映像化する企画に協力することとなりました。横田ゼミの学生が様々なマイノリティの方々の第三者返答体験をヒアリングし、その内容をもとに映画監督で「やさしい せかい」も制作した小澤雅人氏がオリジナル脚本を書き下ろし、約7分の映像にしています。なお、撮影はすべて国際日本学部のある明治大学中野キャンパスでおこなわれました。※2 一人の人を「本」と見立て、読者に30分間貸し出すというかたちをとることで、一対一で「本」の貴重な経験を聞くことができる手法。マイノリティの方などの体験を偏見なく理解することを目的としています。横田ゼミでは、明治大学中野キャンパスを会場に、2008年から継続的に実施しています。※3 「やさしい せかい」の制作に関するプレスリリース: ■ 出演者について劇中の全盲の大学教員堀田役は、明治大学で教鞭をとる全盲の堀越喜晴兼任講師がつとめ、ストーリーにも堀越先生自身が第三者返答をされた体験が盛り込まれています。堀越先生は横田ゼミのヒューマンライブラリーの活動に参加されていることから、出演することとなりました。このほか、横田ゼミの学生や、やさしい日本語に携わる関係者が出演しています。主役の留学生アリス役の、スウェーデン出身で日本でのタレント活動をおこなうソフィ・愛さんも含め、キャスト全員がそれぞれの第三者返答の体験や課題意識をもっている人となっています。ショートムービーはこちらからご覧いただけますやさしい日本語ツーリズム研究会ホームページ 「第三者返答」監督/脚本/編集:小澤雅人(映画『月光』『ほどけそうな、息』監督)制作・著作:やさしい日本語ツーリズム研究会協力:明治大学国際日本学部 横田雅弘ゼミナール※視覚障害などのある人のための音声ガイド付きバージョンも追って公開する予定です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月30日俳優の本木雅弘さん(56)の息子さんで、モデルの内田雅楽(うちだうた)さん(25)。身長約190cmと高身長、そして長年海外で過ごされてきただけに英語力は折り紙付き。祖母である樹木希林さんは海外の映画祭に行く際にUTAさんを連れて行き通訳をお願いしていたのだとか。まだまだベールに包まれたUTAさんですが、先日イケメンすぎるショットを投稿し反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう!どの写真も違う表情を魅せてくれるUTAさんの圧巻の表現力 この投稿をInstagramで見る UTA(@utauuu)がシェアした投稿 6枚もの様々なUTAさんのショットを自身のインスタグラムに投稿。どの写真もカッコよくため息が出るほどの大物感溢れるオーラ満載のショットばかり。コメント欄には「裕也さんにみえて 鳥肌が立ちました」「お父さんに良く似てます!格好良すぎです!」「1枚目がモッくんかと思ってドキッとしました♡それにしてもスタイルオバケカッコいい!です」と祖父である内田裕也さんや父親である本木雅弘さんに似ているといった声が続々と寄せられ反響を呼ぶ投稿になったようです。語学力もあり鍛えられた肉体美や父親譲りのルックスなど、魅力満載のUTAさん。今後の活躍も楽しみですね!あわせて読みたい🌈「お尻、最高」篠崎愛さんの妖艶ショットに「セクシー」「ナイスボディが進化」とファン悶絶
2022年09月28日光と影によって映し出される世界の美しさ。過去と現在の交差が物語る歴史と未来。世代を超えて受け継がれてきた時計という小宇宙に広がる光と影の世界。長い歴史を誇るスイスの時計ブランド ロンジンは、創業190年を迎えた2022年、ブランドアンバサダー 本木雅弘とUTAによる新ビジュアル“LIGHT and SHADOW -瞬くエレガンス”を公開します。2022年5月25日に公開となるキャンペーンビジュアルは「LIGHT and SHADOW」をコンセプトに、ロンジンのフィロソフィーである「エレガンス」をリラックスした空気感と共に描いています。本木雅弘の研ぎ澄まされた審美眼と大人の知性と風格を感じさせるエレガンスと、UTAの躍動感と洗練されたセンスを感じさせるエレガンス。二人を照らす光とそこから生まれる影を通して、その瞬きに宿るエレガンスを見事に表現しています。<本木雅弘 「ELEGANCE IS AN ATTITUDE」URL><UTA 「ELEGANCE IS AN ATTITUDE」URL>■2022年春夏キャンペーンビジュアル<本木雅弘 「ELEGANCE IS AN ATTITUDE」>■本木雅弘 着用モデル本木雅弘さんが腕に纏うのは、ロンジンのフラッグシップライン“ロンジン マスターコレクション”の中でも、ロンジンのウォッチメイキングの技術を象徴する最高峰モデル。月の満ち欠けを表示するムーンフェイズやクロノグラフ機能などの複雑機構を搭載。光によって異なる表情を見せるサンレイ加工の文字盤やエレガントなブルーの文字盤など、知性とエレガンス、ウォッチメイキングのロマンが体現されたタイムピースです。ロンジン マスターコレクション品番:L2.673.4.92.0価格:44万円(税込)自動巻きムーブメント:L687131/4リーニュ(Æ30.00mm)、27石、28’800振動/時パワーリザーブ : 約66時間時、分、9時位置にスモールセコンドと24時間計先端が半円のポインターによる日付表示、6時位置にムーンフェイズブルーアリゲーターストラップトリプルセーフティ フォールディングクラスプ、プッシュボタン式開閉機構<UTA 「ELEGANCE IS AN ATTITUDE」>■UTA 着用モデルUTAさんの腕に光るのは、ロンジンのフラッグシップライン“ロンジン マスターコレクション”の中で、シンプルなデザインの中に、ウォッチメイキングの機能美が際立つモデル。スタイリッシュなサンレイ加工のブルーの文字盤に、スポーティーでモダンな印象を与えるステンレススティールブレスレットをコーディネート。月の満ち欠けを表すムーンフェイズ機能や、シースルーのケースバックからはムーブメントの精緻な動きを楽しむことができる。重要なビジネスシーンからウィークエンドまで、シーンを問わず活躍するタイムピースです。品番:L2.909.4.92.6価格:32万2,300円(税込)自動巻きムーブメント:L899111/2リーニュ(Æ25.60mm)、21石、25’200振動/時パワーリザーブ :約72時間時、分、秒、ムーンフェイズ、6時位置のサブダイアルに日付表示ステンレススティールブレスレット、トリプルセーフティ フォールディングクラスププッシュボタン式開閉機構■ロンジン アンバサダー プロフィール本木 雅弘1965年生まれ。81年 TV ドラマデビュー、歌手活動を経て、89年 映画「226」より役者に専念する。「シコふんじゃった」(92)「おくりびと」(08)「日本のいちばん長い日」(15)「永い言い訳」(16)他で、ブルーリボン賞、米国および日本アカデミー賞など、個人賞を含め、国内外で多数の映画賞を受賞。NHK スペシャルドラマ「坂の上の雲」、大河ドラマ「麒麟がくる」「流行感冒」(BS4K)などにも出演。CM 界でも独自の存在感を放ち、名実ともに支持され活躍を続けている。UTA(ウタ)モデル。1997年、東京生まれ。幼少からインターナショナルスクールに通い、スイス、アメリカの留学を経て、現在は日本で大学に在籍。2018年、フランスのモデルエイジェンシーSUCCESSと契約し、パリ・ファッション・ウィークにてランウェイデビューを果たす。その後も190センチの身長を活かし、学業とバスケットボールを両立しながら、さらにミラノ、ロンドン、ニューヨークでもモデルとして活躍する。Instagram:UTAuuuHP:utauchida.com■ロンジンについて1832年創業のスイスの時計ブランド。今年190年を迎える歴史の中で時計史に名を残すタイムピースを作り続け、確かな技術力によって築き上げた高い信頼性を誇ります。世代を超えた世界中のファンに支持を受け、かつてはオードリー・ヘップバーンが広告モデルを務め、アルバート・アインシュタインも愛用。スイス時計の輸出額の上位ブランドとしても数えられ、現在150か国で展開。「翼のついた砂時計」ブランドロゴは、世界知的所有権機関に登録されている最も古いロゴとしても知られています。■ロンジン マスターコレクションロンジンが誇る時計作りへの情熱の証として生まれたロンジン マスターコレクションは、2005年に発表されると同時に、そのデザイン性と高い技術の融合が注目され、瞬く間にブランドを代表するコレクションになりました。歴史に裏打ちされた革新的な技術とエレガントで洗練されたデザインのロンジン マスターコレクションは、ブランドの時計作りへのオマージュとも言えるコレクションです。今回フィーチャーされる2型は、いずれも6時位置にデイトサークルとともに配置されたムーンフェイズ機能が特徴的なタイムピース。キャリバーは、ロンジンのエクスクルーシブキャリバーL899を搭載し、シースルーのケースバックからは、ムーブメントの精緻な動きを楽しむことができます。上品なブルーの文字盤にはサンレイ加工が施され、角度によって美しく光を反射し、品格を感じさせながらもスタイリッシュな印象を与えます。クロノグラフモデルには、文字盤と同系色のブルーのアリゲーターレザーストラップがコーディネートされ、知的で重厚感のあるデザインに。クロノグラフ機能をはじめとする本格機械式時計の複雑機能を堪能することができるモデルです。3針モデルには、精悍な印象を与えるステンレススティールブレスレットをスタイリング。アプライドインデックスとムーンフェイズがクリアな存在を放つ、シンプルな機能美が美しいタイムピースに仕上げられています。サイズはいずれも40mm径で、着ける人やスタイルを選ばない、腕馴染みの良いサイズも魅力です。ロンジン マスターコレクションは、ブランドと共にタイムレスな魅力を放ちながら、エレガンスのフィロソフィーを今に伝えています。
2022年05月26日本木雅弘主演の特集ドラマ「流行感冒」の地上波初放送が11月6日(土)に決定した。3月にBS4Kにて、4月にBSプレミアムにて放送された本作は、志賀直哉の同名小説の映像化。スペイン風邪流行の中、人間不信に陥った主人公が、人への信頼を取り戻し日常に帰るまでの心理的な綾が描かれる。また本作は、「東京ドラマアウォード」単発ドラマ部門で優秀賞に選ばれた。本木さんが私役で出演するほか、安藤サクラ、仲野太賀、古川琴音、松田るか、石橋蓮司らが本作に参加している。本木さんは「今回、地上波にて放送していただけるとのこと、大変ありがたく思います」と放送を喜ぶ。また「『流行感冒』という堅苦しいタイトルではありますが、非常にささやかで、しかし、とても大切な人間愛に触れるストーリーです」と説明し、「是非、多くの皆さんにご覧いただき、一家族の危うく滑稽な出来事を通して、どんな状況に陥っても、“人は人を愛おしいと思える力を持っている” そんな 小さく輝く希望の光のようなものを感じていただければと、素直に願っております」とコメントを寄せた。特集ドラマ「流行感冒」は11月6日(土)16時45分~NHK総合テレビにて放送。※NHKプラスでも配信本木雅弘関連番組「聖徳太子」は11月6日(土)19時30分~BSプレミアム/BS4Kにて放送(90分×全2回)(cinemacafe.net)
2021年10月29日大雨が降りしきるなか、華やかにアレンジメントされた供花を手に車から降り立つ男性。漆黒のスーツに身を包んだその主は、本木雅弘(55)。本木に続いて、妻の内田也哉子(45)、長男の雅樂(23)、次男の玄兎(10)も姿を見せた。正装した家族全員の左襟には「Rock’n Roll内田裕也」と書かれた白い缶バッジが光っている――。春の嵐に見舞われた3月中旬の正午過ぎ。東京の光林寺では内田裕也さん(享年79)の三回忌法要が行われていた。「光林寺は内田家の菩提寺で、妻である樹木希林さん(享年75)の葬儀もここで行われました。何があっても裕也さんと離婚はしなかった希林さんは、かねて『死ぬまでこのお墓を守りとおす』と語っていました」(芸能関係者)’18年9月に希林さんが亡くなった半年後の’19年3月に後を追うようにこの世を去った裕也さん。ぜいたくを嫌い、質素な生活を好んだ希林さんと派手な私生活を貫いた裕也さんという対照的な夫婦だった。昨年9月、雅樂は本誌に希林さんの三回忌は家族だけで静かにしのぶことを明かしていたが、本木一家は裕也さんの“遺志”も尊重したようだ。「不倫や逮捕騒動など数々の事件を起こしてきた裕也さんですが、根はさみしがり屋で純粋な人。亡くなった際のお別れ会は青山葬儀所で多数の芸能人を招いて盛大に行われました。しかし、三回忌はコロナ禍ということもあって、密葬に参加した約20人を中心に行うことに決めたといいます。また、本木さんとしては久しぶりに家族そろって希林さんにも顔を見せるいい機会になると考えていたそうです」(裕也さんの知人)■次男の作曲家デビューにファッション業界も騒然30分ほどで本堂での法要を終えた一行は、敷地内にある裕也さんと希林さんがともに眠るお墓へ向かう。気づけば、先ほどまでの大雨がぴたりとやんでいる。まるで2人が喜んで出迎えているかのようだ。お墓に着くと、軽く掃除し、供花を置く本木。裕也さんと親交の深かったロッカーの鮎川誠(72)が先陣を切ると、親族や知人が次々と合掌。そして、最後は本木一家が祈るように墓前に手を合わせていた――。実は今回の三回忌には、本木家から希林さんと裕也さんへの“近況報告”も兼ねられていたという。この数日前、次男の玄兎が“作曲家デビュー”していたのだ。「3月にイギリスの人気高級ブランドであるステラ マッカートニーと日本の芸術家・奈良美智さんによるコラボアイテムが発売されたのですが、そのキャンペーン動画の音楽を玄兎さんが手掛けたのです。すでにファッション業界でも“何者!?”と話題を呼んでいます」(ファッション関係者)’10年には長女・伽羅(21)が女優デビューし、雅樂は’18年にUTAとしてパリコレでモデルデビュー。玄兎も加わり、名実ともに“芸能一家”となった本木家。生前、本誌に雅樂について「タレントとか俳優には全然向いてないね」と語るなど、孫にも容赦のなかった希林さん。だが、その陰で才能豊かな孫たちを優しく見守り続けていた。「突き放した教育方針で知られる希林さんですが、孫にも同じ。ベタベタせず、『そんな考え方おかしい』と批判して、泣かせることもしばしば。雅樂くんたちも小さいときは怖がってあまり寄り付かなかったそうです。しかし、雅樂さんがモデルを始めようか悩んでいるときに、『新しい視点で勉強になるよ』と背中を押すなど、孫たちの才能にずっと注目していました。’15年には伽羅さんに、所有していたマンションの一室を譲り、才能を伸ばす支援もしています。本心ではずっと応援していたのでしょう」(希林さんの知人)■也哉子も次男に太鼓判「裕也の血がいちばん入っている」昨年、本誌は希林さんから受け継いだ愛車を運転する雅樂の姿を目撃。雅樂は希林さんからの“遺産”について、本誌にこう打ち明けている。《よく言っていた『なんでも面白がりな』という言葉は今でも強く、僕の胸に残っています》そして、今回、デビューした玄兎にも希林さんの“遺志”は受け継がれているようだ。「玄兎くんは2歳から5年間ロンドンで生活していたこともあり、自宅の会話はほとんどが英語。幼少期から落ち着いていて、希林さんを自宅で看取る際、慌てている也哉子さんに『体はここからいなくなっても、魂はずっとそばにいるから。マミー、大丈夫だよ』と話しかけたそうです。泰然自若としたところは希林さんそっくりですね」(前出・希林さんの知人)さらに玄兎の中には裕也さんの“ロックな魂”も息づいているという。「玄兎くんが裕也さんと会う機会は少なかったですが、亡くなる数日前には見舞いに訪れていたそうです。小さいころから芸術に興味を示し、今回、提供した曲はピアノを激しく弾くという前衛的な内容でした。昨年、也哉子さんはテレビ番組で『すごくフリースピリットというか、もしかしたら裕也的な血がいちばん入っているのかも』と語っていました」(本木の知人)三回忌後のお墓には裕也さんが好んでいた赤いカーネーションが1輪ずつ供えられていた。その花言葉は「無垢で深い愛」。希林さんと裕也さんは、天国から孫たちの活躍を“深い愛”で見守り続けることだろう――。「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月24日「また、お願いしますね!」12月上旬の夕方、都内のセレクトショップで、本木雅弘(54)が男性スタッフと談笑していた。隣には長男でモデルのUTA(23)の姿がーー。「そこは本木さんが結婚以来、20年以上愛用する人気ブランド店なのです。祖母の樹木希林さん(享年75)は彼が使わなくなった服や小物をもらって、着こなしていました。本木家では希林さんの物を孫が愛用したり、質の高い物を買って長く大切に使うことが家訓になっています」(本木家の知人)店を出た2人は歩いて駐車場へ向かいクラシックカーに乗った。運転はUTAで本木は後部座席へ。実はこの日、2人が乗っていたクラシックカーも、希林さんから受け継いだものだ。「クラシックカー好きの希林さんが約770万円で買った『トヨタオリジン』です。亡くなった後も本木さん一家が大事に乗っているんです」(前出の知人)UTAは今年9月、祖母の愛車について本誌にこう語っていた。「父と母が『家にあるこの車を使ったら』と言ってくれて。おばあちゃんが亡くなった後に自分も日本で免許を取って、それで乗り始めました。やっぱりおばあちゃんのぬくもりを感じましたし、とても懐かしい気持ちになりました」希林さんの“遺志”は、UTAだけでなく、当の本木にも色濃く流れていたーー。「埼玉県内にある彼の母校の中学校で先月、創立50周年の記念式典が行われました。彼は在校生458人のために、お祝いと激励のビデオメッセージを送ったのです」(学校関係者)上映された映像で本木は後輩たちにまず、こう語りかけたという。《自分の中学時代はSNSなどもなくのんびりした平和な時代でした。毎日毎日瞬く間に過ぎてはいるけれども、何かに追い立てられる窮屈感はない時代でした》“便利な世の中になり、進化の恩恵を受けた時代になった”と語りながら、本木は真顔で訴えかけた。《今年は誰もが立ち止まらざるをえない、そういう時を過ごしています。とらえ方によっては、生き急ぎすぎた世の中を休ませようとしているのではないか。物事の成り行きやサイクルが忙しすぎたところを、本来の人間らしい緩やかな自然のペースを思い出してほしいと神様が用意してくれた試練だと受け止めようとしています。こんなときこそ、自分や身の回りを見つめ直す、物事の本質について考えてみることが必要なのではないでしょうか。現在、仕事としてお芝居をしている自分は、感じること、考えること、つまり想像力を使うことを大切にしています。中学生の皆さんにとっても、想像力をふくらませる、働かせることが大事なことと考えています》そうすることにより、自分の枠が広がり、相手の気持ちや立場も想像することで理解や信頼が生まれることにつながると熱弁。《こんな不自由な時代となったけれども、想像力だけは自由にたくましく広げていってほしいと思います。いろんな自分の姿を想像してみてください。みんなはまだ何者でもないのですから、そんな時代は想像力を豊かにできるはずです》後輩たちは皆、最後まで本木のスピーチに熱心に耳を傾けていたというーー。今年1月、本木は大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)の取材会で、希林さんの死後、遺された雑記帳に大きな影響を受けたことを明かしていた。「自分で感じたり、分析したようなことがランダムに綴られている中でお芝居についての文があって、その最後に《『芸を見せる』のではなく、『自分を出す』のではなく、心を込めて『無念の魂を鎮めていただくように』演じる》と書いてあったんです。つまり、《演じるということは鎮魂だ》ということを言っているのだと思います」前出・本木家の知人は言う。「本木さんは、同じ役者として希林さんの“鎮魂の教え”に感銘を受けたそうです。この夏、希林さんも妻・也哉子さんもよく訪れていた伊勢神宮に参拝していました。このご時世ですから、命に寄り添い、祈るような気持ちで真摯に日々向き合うことが大事だと強く思うようになったそうです。それを踏まえ、母校の後輩たちにも、立ち止まったこの時期だからこそ、自分自身と対峙できる意義を伝えたかったのでしょう」希林さんの金言を胸に本木は大河ドラマで斎藤道三を見事に演じ切り、大絶賛を受けた。そんな彼が母校の後輩たちへ贈った希林さん直伝の“鎮魂の教え”は、彼らの想像力を広げ、後世に語り継がれることになるだろう。「女性自身」2020年12月22日号 掲載
2020年12月09日NHK総合で放送されている「プロフェッショナル 仕事の流儀」の3月28日(土)放送回は「本木雅弘スペシャル」をお届け。現在放送中の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に斎藤道三役で出演中の本木さんに半年にわたりカメラが密着した。1981年に「2年B組仙八先生」で俳優デビュー、その後「シブがき隊」メンバーとして88年までトップアイドルとして活動。解散後は俳優、ソロアーティストへと転身を図り、坊主姿を披露した『ファンシイダンス』が話題となると、『シコふんじゃった。』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。その後も『ラストソング』『双生児』などが高評価を受け、2009年、自らの企画で製作され主演を務めた映画『おくりびと』が米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞。本木さん自身も国内の映画賞を総なめにするなど、日本を代表する俳優となった。そんな本木さんに初めてカメラが密着。1998年放送の「徳川慶喜」以来の出演となる大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台裏はもちろん、自宅もテレビ初公開。実に半年にわたる取材から本木さんの知られざる素顔に迫っていく。大河ドラマ「麒麟がくる」は大河初の明智光秀をメインにした作品となり、若き明智光秀、織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉や徳川家康ら戦国武将たちの天下取りを描くもの。明智光秀を長谷川博己が演じ、光秀が京で出会う駒には門脇麦。織田信長に染谷将太。信長の父・織田信秀に高橋克典。本木さん演じる道三の娘・帰蝶(濃姫)に川口春奈。道三の嫡男・斎藤義龍(高政)に伊藤英明。足利義輝に向井理といったキャスト。さらに“越前編”からはユースケ・サンタマリア、間宮祥太朗、本郷奏多、安藤政信らも出演する。3月29日(日)放送の11話では非力ぶりを露呈した信秀が道三に援軍を頼むも、高政や稲葉(村田雄浩)らが尾張との和議を独断で決めた道三を糾弾。光秀は兵が出せない由を尾張に伝えにいく。人質同然の帰蝶が犠牲になってしまうことを恐れる光秀だが、信長がかつて京の将軍家の取りなしで美濃の内紛が収まった話を思い出す…という展開に。大河ドラマ「麒麟がくる」は毎週日曜20時~NHK総合にて放送。BSプレミアム、BS4Kでも放送。プロフェッショナル 仕事の流儀「本木雅弘スペシャル」は3月28日(土)19時30分~NHK総合で放送。(笠緒)
2020年03月28日俳優・本木雅弘の長男でモデルのUTAが出演する「サントリー天然水 GREEN TEA」の新テレビCM「天然水 GREEN TEA クリーンでグリーン」篇(15・30秒)が、13日より全国で放送される。同CMには、サントリー緑茶「伊右衛門」のキャラクターを務める父・本木雅弘も特別出演。UTAのメインキャラクターとしてテレビCM出演、そして、UTAと本木の父子が映像作品中で共演するのは今回が初めて。16日に新発売される「サントリー天然水」ブランドの緑茶商品「サントリー天然水 GREEN TEA」のメッセンジャーに抜てきされたUTA。中学時代からスイス、アメリカで学生生活を送り、現在は大学生。バスケットボール選手やモデル業にも全力でトライしている21歳で、将来を模索している若い世代の代表として出演している。このCMでは、UTAを普通のひとりの若者として等身大に切り取り、1人で自由に、また、家族・友人たちと時間や風景を共有しながら、何気ない毎日の中にある大切なモノの価値や喜びを実感する姿を、ドキュメンタリータッチの映像で表現した。注目の父子共演は、UTAが日本に帰国し、とある撮影現場を見学に訪れるシーン。日本家屋のセットで撮影している人物にスマホを向けて、そのままズームしていくと、画面に映っていたのは、なんと“伊右衛門はん”こと本木。自分にスマホを向けているUTAの姿に気付いた本木が、画面上で手を上げて微笑むと、UTAさんも思わず笑顔になる。撮影は2月下旬から3月上旬にかけての6日間、国内外10カ所以上のロケ地を巡りながら行われた。初日のファーストカットは、UTAが本木の撮影現場を訪れるシーン。ここではCM撮影現場の風景を撮影するだけに、いつも以上にたくさんの機材やスタッフが動員され、冒頭から活気に満ちあふれた賑やかな現場となった。そして、撮影中、安定的な存在感を放ち、泰然とお芝居に臨む本木の姿を、かたときも目をそらすことなく真剣な眼差しで見つめていたUTA。休憩の際には、撮影の段取りやルール、独特の撮影用語など、UTAの質問に本木が丁寧に答えるというやり取りが何度も見られた。また、スマホを構えるUTAを正面から捉えたワンショットのシーンでは、本木は画面上に映らないカットでも、「彼自身まだまだ経験が浅く、硬いところもあるので、少しでもリラックスできるように」との思いから、UTAの目線が作りやすい場所にスタンバイ。少しでも良い映像作品にしたいという本木の強い思いに後押しされ、UTAも自然なアクションを取ることができた。海外ロケでUTAが「一番楽しみにしていました」というストリートバスケのシーン。小学5年生から大学生となった現在までバスケットボールを続けている現役選手なだけに、コートでUTAがボールを持って躍動し始めた途端、次々と華麗なパフォーマンスを披露すると、本人にも自然と笑顔がこぼれ、シュートを決めるたびに、周りのスタッフから大きな歓声と拍手が起こった。実はこのシーンの参加者に、プロの選手も混ざっていて、それを聞いたUTAはすっかり興奮。彼がどれほどすごい選手なのかを、スタッフに熱く語る場面があった。撮影を終え、UTAは「まだ経験が浅くて、カメラの前に出ると硬くなってしまって、監督の指示に従うのがやっとのところもありました。でも、演じることはすごく新鮮で、楽しかったです」とコメント。親子でそれぞれが緑茶の広告のメインキャラクターになることに「父が10年以上続けている姿を見ているので、その歴史を一緒に背負うような緊張感もありましたが、新しい時代、新しい商品、そして、新しい門出という三つが重なったこともあり、自分にとっても象徴的な出来事になりました」と語った。
2019年04月11日本木雅弘の長男・UTA(うた)が「サントリー天然水」ブランドの新商品「サントリー天然水 GREEN TEA」のメッセンジャーとして起用されることが決定。本木さん、UTAさん父子が初めて並び立つ印象的な写真が公開された。UTAさんといえば、2004年以来15年にわたり「伊右衛門」ブランドの“顔”を務めてきた俳優・本木さんの長男。中学時代から家族と離れて暮らし、現在はアメリカで大学生活を送り、バスケットボールの選手やモデルの仕事の1つ1つに果敢にトライしながら、この先の人生を模索している平成生まれの21歳。先日亡くなった内田裕也さんと昨年9月に亡くなった樹木希林さんの孫にあたる。今回の写真は、4月9日(火)の日本経済新聞朝刊に全面広告として掲載されるもので、UTAさんが父・本木さんの肩を組む、父子が初めて並ぶ“家族写真”が実現。まっすぐに正面を見据える2人の眼差しが印象的だ。この“家族写真”は、2019年正月の帰省時に本木さんやUTAさんの家族によって撮影された。撮影には制作スタッフや広告カメラマンは一切介在せず、アングル、ポーズ、ロケーションなど全てを本木さんたち自身で進められたという。広告の企画意図やコピーに込めた思いを伝えたのみで、父子2人は試行錯誤を重ねながら数日にわたって撮影。撮影されたカットは100枚を超えたという。今回使用された1枚は、ふと日差しがいいと気づいた家族に声をかけられて撮影したものだったとか。制作陣からは写真を見た瞬間、「この写真は自分たちには撮れない」と感嘆の声が上がったという。UTA「一緒に背負っていくんだという緊張感が湧きました」「あえて親子共演するということは、恥ずかしいという思いはありました」と本木さん。心を決めてからは「UTAとセルフィーを試したり、家族にカメラを覗いてもらったりしながら撮り始めた」と話す。また、UTAさんは「幼い頃から父の仕事を見続けてきたので、それを今回一緒に背負っていくんだという緊張感が湧きました」と、父と共演した胸の内を明かした。本木雅弘「肩に手を回された瞬間、私の親としての力みもフッと抑えられて」「今年の1月2日、私の実家の長屋門の前で撮った1枚です」と本木さん。「近所でいくつか撮影しましたが、今ひとつしっくりくるものがなくて、トボトボと実家に帰る途中、家族に『あ、そこの場所、ちょっと光がキレイ!』と促されて撮影しました」と明かす。「最初はいわゆる親子らしい姿をイメージして、私が彼の肩に手を回してみましたが、15センチ以上も身長差があるので、『今度はUTAの方からかけてみて』と」と語り、「UTAから肩に手を回された瞬間、私の親としての力みもフッと抑えられて、ようやく2人とも同じところに立てたという感覚が持てました」と父親らしさを覗かせながら吐露。「結果的に自分たちにとっても、新しい時代に向かう、記念の1枚になった気がします」と語った。普段から細かい父、「だからこそ今回の1枚にたどり着けたのかな」そしてUTAさんも「『この角度はどうかな?』、『あそこは光がよくないな』とか、父が悩みすごく細かいことまで、こだわっていたのを覚えています。普段から父はそうなのですが、だからこそ今回の1枚にたどり着けたのかなと思います」と父・本木さんへの思いを語り、「普段、肩を組むような関係ではないので、それはちょっとだけ違和感というか…。恥ずかしさもあったので『早く撮ってよ!』と思いました」と、若干照れた様子も。さらに、本木さんが「スタートラインに立った気がしました。新しい時代を迎え、新しい可能性に賭けていこうという、どの家族も抱くであろう思いが伝われば嬉しいです」と写真に込めた思いを語ると、UTAさんも「忘れられない1枚になりました」と語った。(text:cinemacafe.net)
2019年04月09日俳優の本木雅弘と長男でモデルのUTAが、9日の日本経済新聞朝刊に掲載される「サントリー天然水 GREEN TEA」の全面広告に、父子で登場する。サントリー食品インターナショナルは、4月16日に新発売する「サントリー天然水」ブランドの緑茶商品「サントリー天然水 GREEN TEA」のメッセンジャーとして、UTAを起用。UTAは、2004年以来15年にわたり「伊右衛門」ブランドの広告に出演している本木雅弘の長男で、中学時代から家族と離れて現在は大学生活をアメリカで送りながら、バスケットボールの選手やモデルの仕事の一つ一つに果敢にトライし、この先の人生を模索している21歳だ。UTAの起用に伴い、9日の日本経済新聞朝刊に掲載される全面広告に、父子で登場する。これからの世代の価値観を体現するUTAと、緑茶の価値を認め世の中に発信してきたシンボルとしての父・本木雅弘。広告としては初となる父子が並ぶ家族写真で、新しい時代、そして緑茶の未来を見据えているかのような、まっすぐな2人の眼差しが印象的な1枚となっている。この父子の家族写真は、正月の帰省時に本木やUTAの家族によって撮影されたもの。撮影には制作スタッフや広告カメラマンは一切介在せず、アングル、ポーズ、ロケーションなど全てを自分たちで進めた。撮影にあたっては、広告の企画意図やコピーに込めた思いを本人たちに説明。そして、試行錯誤を重ねながら数日にわたって撮影されたカットは100枚を超え、広告を飾ることになったのは、その中の1枚だ。ふと日差しがいいと気づいた家族に声をかけられて撮影したもので、広告の制作陣からは、「この写真は自分たちには撮れない」と感嘆の声が上がったという。本木は、昨年12月頃にオファーがあった際の心境を、「親子共演するということは、恥ずかしいという思いはありました。ただ、これまでのサントリーさんとの『伊右衛門』ブランドを通じたお付き合いや、自分の緑茶との関わり合いの深さを考えると、『未来に緑茶を連れていくという思いを体現してほしい』というオファーに対して、やってみるしかないと思いました」と告白。UTAは「幼い頃から父の仕事を見続けてきたので、それを今回一緒に背負っていくんだという緊張感が湧きました」と語った。掲載される写真について、本木は「今年の1月2日、私の実家の長屋門の前で撮った一枚です。近所でいくつか撮影しましたが、今ひとつしっくりくるものがなくて、トボトボと実家に帰る途中、家族に『あ、そこの場所、ちょっと光がキレイ!』と促されて撮影しました。最初はいわゆる親子らしい姿をイメージして、私が彼の肩に手を回してみましたが、15センチ以上も身長差があるので、『今度はUTAの方からかけてみて』と。普段は肩を組むような関係ではないので、違和感があるかなと思いましたが、UTAから肩に手を回された瞬間、私の親としての力みもフッと抑えられて、ようやく2人とも同じところに立てたという感覚が持てました。結果的に自分たちにとっても、新しい時代に向かう、記念の一枚になった気がします」と詳しくて説明。UTAも「『この角度はどうかな?』、『あそこは光がよくないな』とか、父が悩みすごく細かいことまで、こだわっていたのを覚えています。普段から父はそうなのですが、だからこそ今回の一枚にたどり着けたのかなと思います。普段、肩を組むような関係ではないので、それはちょっとだけ違和感というか…。恥ずかしさもあったので『早く撮ってよ!』と思いました」と振り返った。さらに、本木は「『時代は変わる。それだけで人間は変わらない。』というコピーを象徴する、普遍的な一枚になったんじゃないでしょうか。本木雅弘とかUTAとか、個人を主張するものではなく、ある一組の親子が、緑茶を通じて時代を共有していこうというスタートラインに立った気がしました。新しい時代を迎え、新しい可能性に賭けていこうという、どの家族も抱くであろう思いが伝わればうれしいです」とメッセージ。UTAも「成人して間もない自分にとって、新しい時代と新しい商品、新しい門出を迎える自分の3つが重なったタイミングだったので、忘れられない一枚になりました」と語った。
2019年04月09日3月17日に肺炎で逝去した内田裕也さん(享年79)の葬儀・告別式が都内で執り行われた。式後、自宅前で義理の息子で俳優の本木雅弘(53)が囲み取材に応じ、義父への思いを涙ながらに語った。内田さんの闘病は約4年前からで、病状が思わしくなかったのがここ1年。自宅で療養生活を送る日々だったという。亡くなったときの様子については「とても静かな微笑でした。笑っている感じです」と語った。内田さんと本木の最後の会話は樹木希林さん(享年75)についての生前のエピソードについての笑い話。本木が「(樹木さんが)口が災いするね。そう自分も戒めていたのに、結局なんだかんだでそれが評価されちゃってるね」と話すと、内田さんは楽しそうに笑っていたという。そんな樹木さんも半年前にこの世を去っている。立て続けに両親を亡くした妻の也哉子(43)については「半年前にも同じ光景がありましたからね、さすがにそれを立て続けて見ることは、戸惑っているだろうな。それは表情からも見てとれました。家族はそばにいることしかできないけど、マミーを支えようねと(子どもたちと)そういう会話はしています」と思いやった。樹木さんは亡くなる前、「自分が亡くなるときに(裕也さんを)連れてゆく」と本木や家族たちに“約束”をしていたという。そのことについて本木は「病と向き合っている裕也さんと私たち家族。それが長患いで疲れないように樹木さんが気を利かせて、ちょっと早めに連れて行ったんじゃないかな?そう思います」と語った。樹木さんの後を追うように天国へ逝った裕也さん。半年ぶりに再会した2人は、どんな様子で過ごしているのだろうか――。
2019年03月22日9月17日、樹木希林さん(享年75)の遺体を収納した棺が自宅から霊柩車で運び出された。出棺の際、娘婿である本木雅弘(52)は集まった報道陣に深々と頭を下げたという。樹木さんが亡くなる直前、イベントに登壇した本木は樹木さんについて「気管支の弱さやガンの影響から一時危篤状態にあった」と家族を代表して明かしていた。「本木さんと樹木さんの信頼関係は揺るぎないもの。内田也哉子さん(42)と本木さんが結婚する際、樹木さんは『内田家を絶やさないでほしい』と本木さんに婿養子をお願いしました。本木さんのご実家は代々農家でしたが、本木さんは快諾。以来、樹木さんは本木さんに絶大なる信頼を置いていました」(芸能関係者)生前の樹木さんは本木を実の子のように寵愛していたが、本木も母への愛を絶やさなかった。01年9月に本木はバリアフリー仕様の家を建て、一階すべてを樹木さんに充てた。すべては老いゆく“母”のためだった――。「樹木さんは、『自宅で最期を迎えたい』という願いも本木さんに託していました。さらに乳がんを宣告された当初から“死に支度”を整えていた樹木さんは、遺書や遺影も用意していました。そんな樹木さんの願いを、本木さんは『できることがあれば』と最大限支え続けていたのです」(前出・芸能関係者)ついに最期を自宅で迎えた樹木さん。母の願いを受け入れサポートし続けた本木は、“息子”としての役目を果たし切った――。
2018年09月19日俳優の津川雅彦さん(本名:加藤雅彦)が8月4日、心不全のために亡くなった。78歳。晩年まで多彩な活躍を見せ、若者たちにも根強い人気を誇る稀有なベテラン俳優だった。幅広い役どころ、映画監督の顔も津川さんは京都市出身で、1956年に『狂った果実』で注目を浴びると、数多くの映画、ドラマ、舞台で活躍。幅広い役どころで、存在感を放った。祖父は“日本映画の祖”とされる映画監督、牧野省三。おじは映画監督、脚本家、映画プロデューサーのマキノ雅弘で、甥にあたる津川さんは映画監督として“マキノ雅彦”名義で、『寝ずの番』をはじめ、3本の長編映画を手がけた。1973年には女優の朝丘雪路さんと結婚し、45年連れ添うおしどり夫婦として広く知られた。今年4月27日、朝丘さんを82歳で亡くしたばかりだった。「#津川雅彦が演じた好きな役を語る」がトレンド入り今回の訃報を受けて、ツイッター上では「#津川雅彦が演じた好きな役を語る」がトレンド入り。“徳川将軍俳優”として鮮烈なイメージをはじめ、『マルサの女』『あげまん』といった伊丹十三作品での怪演などが話題にあがる一方、近年の出演作で、声優を務めた『バケモノの子』の宗士様も高い人気を誇っている。ウサギ頭のバケモノで、バケモノの世界を長年束ねる長老という役どころをひょうひょうと演じ、新たな魅力を披露した。また、2017年にはLDH PICTURESが製作した『たたら侍』に出演。同作の完成披露舞台挨拶に登壇した際には、エグゼクティブプロデューサーのEXILE HIROが現場にコンビニを“差し入れ”した驚きのエピソードを披露し、会場を大いに盛り上げた。続いて、『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』『HiGH&LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』で九世龍心を演じ、圧倒的なカリスマ性を放った姿が記憶に新しく、若い世代にも強いインパクトを残した。(text:Ryo Uchida)■関連作品:バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開© 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERSたたら侍 2017年5月20日より新宿バルト9、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 2017「たたら侍」製作委員会
2018年08月08日俳優の本木雅弘(52)、女優の宮沢りえ(44)、元SMAPの草なぎ剛(43)が18日、都内で行われたサントリー緑茶「伊右衛門」の新テレビCM先行記者発表会に出席。同日より全国で放送開始された新CM「こころの茶屋」編がお披露目され、撮影エピソードも明かされた。"伊右衛門夫妻"役の本木、宮沢に加え、草なぎが伊右衛門CMシリーズに初参加。新CMは、草なぎ演じる"こころのざわつき"を抱えた現代人が、伊右衛門夫妻の江戸時代の茶屋を訪れ、お茶を飲んでホッとして心が軽くなり、新たな決意で現代へ帰っていくというストーリーだ。現代人(草なぎ)は「大変ですよね、生きるって。傷つけたり、傷ついたり」と伊右衛門の妻(宮沢)に相談し、出されたお茶を飲むと「ええ味か…」とホッとした表情になる。撮影時、草なぎは「本当にタイムスリップした気持ちになった」と伊右衛門CMシリーズの世界観を楽しんだよう。そして、本木と宮沢を憧れの大先輩だと言う草なぎに対し、宮沢は「草なぎさんは不思議なチャーミングさがあったので、CMのできあがりが楽しみです」と話し、本木は「草なぎさんの新しい旅立ちを応援していきたいという思いで撮影にのぞみました」とCMの役柄と草なぎ本人を重ね合わせていたという。発表会でもCM撮影の話題になり、草なぎは「今日も緊張しているんですが、撮影時も小さいときから見ていた大大先輩なので、しかもお二人の夫婦感ができあがっている状態なので本当に緊張して、こんなに緊張するかっていうくらい」と撮影を振り返り、また、「演技してなくて素の自分が出ている感じがして、僕の人生に重なっているCMでした」と語った。宮沢は草なぎについて「いつもフラット。すごい緊張されてたって言ったけど、まったくそんな感じしなかった」と言い、本木も「しない。癒やされに来たはずの草なぎさんに私たちが癒やされてしまった。そういう魅力というか、本当に気負いがなく、でも温かいエネルギーが流れていて、あとよくよく聞いているとすごく声が素敵なんですよね」と絶賛。草なぎは「すいません、そんなに褒めていただいて、何をあげたらいいですか」と恐縮していた。CM終盤は「足しびれ編」「歌編」「歌 特別編」の3パターンのオチで展開され、「歌編」と「歌 特別編」では、伊右衛門を飲んでホッと心が軽くなった草なぎが、優しい声で「ええ味~~」とギター演奏を披露。同シーンについて、CMディレクターの中島信也氏は「実は歌ってくださいと言ってません。カットしなかったら歌っちゃったんです」と明かし、草なぎも「今初めてできあがったのを見て、使ってるんだと」と笑い、森氏に「先ほども楽屋で歌ってましたよね」と言われると、「好きなんです」と話した。すると、本木が「草なぎさんのSNSをのぞいたときに、香取さんのお誕生日のために歌ってらっしゃるのを見て、思わずうるっときてしまいそうになった。こんな粋なことができるんだって」と香取慎吾の誕生日に贈った草なぎの歌に感動したと告白。ここで突然、森氏から「ご関係あったんでしたっけ?」と草なぎとの関係を聞かれると、本木は「古巣が一緒」と答え、スタジオから笑いが起こった。
2018年03月19日俳優の本木雅弘(52)、女優の宮沢りえ(44)、元SMAPの草なぎ剛(43)が18日、都内で行われたサントリー緑茶「伊右衛門」の新テレビCM先行記者発表会に出席。ジャニーズ事務所から独立して新たなスタートを切った草なぎと、V6の森田剛(39)と結婚した宮沢について、本木が「そちらもこちらも剛(GO)! 剛(GO)!」とコメントし、爆笑をさらった。"伊右衛門夫妻"役の本木、宮沢に加え、今回草なぎが伊右衛門CMシリーズに初参加。発表会では、CMディレクターの中島信也氏を加えた4人でトークを繰り広げた。V6の森田剛(39)と16日に結婚した宮沢にとって、結婚後初の公の場。トークの途中に、CMのテーマである"こころのざわつき"にからめて、"夫"役の本木が「このたび私の妻が世間を相当ざわつかせておりまして」と宮沢の結婚に触れ、「おかげさまで多くの祝福をいただきまして、妻に代わりましてお礼を申し上げます」と祝福に感謝した。また、草なぎが「新しいスタートを切ったので、そういった面では不安というのか、どうなるのかなっていうのはあったんですけど、そういうのもいい意味で楽しんでいた。だからすごくいいタイミングです」と話すと、本木は「今回新しいことがいろいろね、そちら(草なぎ)の新しい旅立ちも、こちら(宮沢)の新しいスタートも、そちらもこちらも剛(GO)! 剛(GO)!で」と草なぎと森田の名前をいじり、トークを盛り上げた。SNS上でも、「GoGoで!!笑もっくんさすが~」「そちらもこちらも剛 剛もっくんナイス」「そちらも こちらもgo!go!でwもっくん天才」「そちらもこちらもGO GOもっくん上手い(笑」「本木さんうますぎでしょ」「もっくん上手いなぁ~~~」「そちらもこちらも剛剛wwモックン上手い」などと本木のぶっ込みを絶賛する声が多く上がった。
2018年03月18日3月14日、元SMAPの草なぎ剛(43)が、Twitterを更新。俳優の本木雅弘(52)と女優の宮沢りえ(44)との3ショット写真を公開し、ファンから歓喜のコメントが殺到し反響をよんでいる。 草なぎはTwitterに「今日はホワイトデー!スペシャルな、3ショット!」と画像とともにコメント。 投稿した画像には、着物姿の本木と宮沢がピースサインをしている姿が。草なぎは着物を着ておらず、洋服姿で集合写真に写っている。 続けて「さて、一体、コレは何でしょう!近日、乞うご期待!」とファンに向けて質問を投げかけ、新たな情報公開があることを示唆した。 現在、本木と宮沢はサントリーの緑茶「伊右衛門」のCMに出演中であるため、ファンは「え!なに?なに?この3ショット!もしかしてもしかする~CM?期待してまってますよ~つよしくん」「つよぽんの声って良いからナレーション!?」「江戸時代にタイムスリップしてきた人役?なんだろう、近日ご期待していますー」など、草なぎもCMに出演するのではないかと憶測の声が多く寄せられている。
2018年03月14日第71回毎日映画コンクールのオープニングセレモニーおよび表彰式が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われ、各賞を受賞した本木雅弘、筒井真理子、香川照之、市川実日子らがオープニングセレモニーに登場した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。表彰式を前に、受賞者はオープニングセレモニーに登場した。映画『永い言い訳』で男優主演賞を受賞した本木は、公開時の館数が100館程度だったことに触れ、そこからクチコミで広まった喜びを語った。本木は「この作品を引き続き長く愛されるように」と願い、「4月21日にDVDも発売しますので」と宣伝。さらに「共演しました竹原ピストルさんの新しいアルバムも4月5日に発売されます。よろしくお願い致します」と竹原のCDをアピールした。女優陣も華やかな格好で登場。大人の色気を見せた筒井、レースのロングドレスでスタイルの良さを際立たせた市川、清楚な白のレースワンピースで爽やかな中条、ビビッドカラーのボタニカルなドレスで元気にまとめたのんなど、それぞれの個性が光った。表彰式ではそれぞれ受賞の喜びを披露。スポニチグランプリ新人賞を受賞した29歳の毎熊は、友人の監督と組んだ映画『ケンとカズ』が高く評価された。「タレント名鑑にもWikipediaにも載ってない」と会場を笑わせたが、賞をもらったことで今後も役者活動を続けると改めて決意。また、香川は毎熊のスピーチを聞いて「スマホで調べたら本当に載っていなかった」と驚いた様子だった。香川はさらに、若い頃に東映グループ 岡田裕介会長から「役者の才能がないんだからやめなさい、僕のように一刻も早くプロデューサーになるべきだ」と言われたエピソードを明かし、「会長、俳優をやめなくてよかったです!」と一言。岡田会長は「よくぞここまで這い上がってきてきれましたよ。嬉しい限りでございます。僕の教えがよかったんじゃないかと」と笑顔で答えていた。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『シン・ゴジラ』日本映画優秀賞:『この世界の片隅に』外国映画ベストワン賞:『ハドソン川の奇跡』<監督賞・脚本賞>監督賞:西川美和『永い言い訳』脚本賞:向井康介『聖の青春』<俳優部門>男優主演賞:本木雅弘『永い言い訳』女優主演賞:筒井真理子『淵に立つ』男優助演賞:香川照之『クリーピー 偽りの隣人』女優助演賞:市川実日子『シン・ゴジラ』スポニチグランプリ新人賞:毎熊克哉『ケンとカズ』スポニチグランプリ新人賞:中条あやみ『セトウツミ』田中絹代賞:松原智恵子<スタッフ部門>撮影賞:斉藤幸一『64 ロクヨン』美術賞:林田裕至・佐久嶋依里『シン・ゴジラ』音楽賞:コトリンゴ『この世界の片隅に』録音賞:白取貢『聖の青春』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『桜の樹の下』<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『君の名は。』大藤信郎賞:『この世界の片隅に』<TSUTAYA映画ファン賞>TSUTAYA映画ファン賞(日本映画部門):『君の名は。』TSUTAYA映画ファン賞(外国映画部門):『ズートピア』<特別賞>特別賞:島村達雄(白組社長)
2017年02月16日『ゆれる』『夢売るふたり』などで知られる西川美和監督のもと、本木雅弘が妻の死さえ悲しむことができない“自意識の塊”のような人気作家を演じた『永い言い訳』。このたび、12月15日発売の「月刊ジェイ・ノベル」2017年1月号(実業之日本社)に掲載されている西川監督の連載エッセイ「映画にまつわるxについて」の中で、主演の本木さんが西川監督へ宛てたメールの数々が初公開されていることがわかった。『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど、高い評価を受けた本木さんが、アカデミー賞外国語映画賞受賞作『おくりびと』以来、実に7年ぶりとなる映画主演に挑んだ本作。西川監督が自身の直木賞候補となった小説を映画化し、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、さらに21年ぶりの再共演となった妻役の深津絵里など、実力派俳優が脇を固めた。現在公開中の本作は、鑑賞者の満足度が非常に高くリピーターが続出中、本年度の映画賞にも多数ノミネートされており、ロングランヒットを続けている。「特別編」と冠された今回の西川監督のエッセイのタイトルは、「x=主役」。撮影準備段階の2014年春から劇場公開後の2016年秋まで、およそ2年半という長期間、自作の主演俳優として本木さんを間近で見つめてきた西川監督が、17ページ1万5千字にわたり、本木さんの知られざる意外な素顔について記している。このエッセイの大半を占め、読者を驚愕させるのが、プロデューサーを介して西川監督が本木さんから受け取った大量のメールからの抜粋。監督からの出演オファーに対して延々と悩み、嫌がる監督に「役作りのため原作小説を読ませてほしい」と懇願し、ブラインドタッチやダイエットなどの課題に奮闘する本木さん…。秘められたエピソードが赤裸々に綴られ、西川監督曰く「底なし沼のような不安と不満、期待と反省」「言い訳と、覚悟と、友愛と共鳴に満ちた」という本木さんのメールの数々からは、一見“完璧”ともいえる“俳優・本木雅弘”のイメージからは想像もつかない、生身の“人間・本木雅弘”の複雑な内面と、周囲の誰もを虜にする天性のアイドル的魅力、そして何より、俳優として真剣に役柄と向きあい、作り手と作品に深い愛情を注いでいる様子が見てとれる。そんな本木さんを見つめる、西川監督らしい毒と優しさが織り交ざった軽妙な筆致も冴えわたり、通常はほとんど明かされることのない映画作りにおける監督と主演俳優との濃密な関係が浮き彫りに。本作に魅了されたファンも興味深く楽しめる貴重なエッセイとなっている。なお、本エッセイは、12月20日より4週にわけてWEBマガジン「ジェイ・ノベルプラス」でも無料で公開される予定だ。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月15日『永い言い訳』の主演・本木雅弘と西川美和監督が、第20回オーストラリア日本映画祭より招待を受け、シドニーとメルボルンで行われた上映後Q&Aにそろって登壇した。突然の妻の死にも泣くことができなかった、自意識過剰な人気作家を本木さんが熱演する本作。鑑賞者のリピーターが続出し、ロングランヒットを続けており、先日は報知映画賞・日刊スポーツ映画大賞でも作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞にノミネートされた。オーストラリア日本映画祭は、1997年から始まった国際交流基金が主催する日本映画普及のための映画祭。その規模や動員数は毎年拡大しており、いまやシドニー・メルボルン・キャンベラ・アデレード・パース・ブリスベンの6都市を巡回する世界最大規模のものとなっている。本木さんは、本映画祭には初参加。2009年に『おくりびと』でアジア・パシフィック・スクリーン・アワード最優秀主演男優賞を受賞した際、ゴールドコーストで行われた授賞式に長男を伴って出席して以来の渡豪に。また、西川監督は前作『夢売るふたり』に続く2度目の参加。今回、「オーストラリアでの受賞歴もある世界的な俳優と、海外映画祭でも高く評価されている稀有な女性監督をぜひ招待したい」と映画祭側に熱望されての、2人そろっての参加となった。10月27日(現地時間)夜、本木さんと西川監督はシドニーのイベント・シネマズで行われたクロージング上映後のQ&Aに登壇。本木さんは、共演の竹原ピストルの名前を書いたTシャツ、監督は本木さんの名前を書いたTシャツをそれぞれ着込み、黒のスーツにコアラのぬいぐるみをあしらうという完全ペアルックで現れ、約400人のファンで満席となった客席に迎えられた。現在ロンドン在住の本木さんは、「この映画『永い言い訳』はどうしようもなさ、もろさを心に抱えた人々を描いています。およそ劇的とは言えない物語ですが、そんな人々のささやかな心の旅に皆さんが何かつながりを見出してくれたんじゃないかと思います」と、流暢な英語で挨拶。さらに、「私自身、非常に自意識が高く、うまくいかない人生を抱えていて、共感する部分が多々ありました。それをそのままフィルムに焼き付けたという形です。この映画は、人間とは誰でも不完全なんだということを認めて愛してくれる映画だと思います。私自身は、物語が示してくれている最終的なゴール、答え、いただけたアイデアにたどり着けるように、という気持ちで演じました」と述懐した。また、この映画を作るきっかけを聞かれた西川監督は、2011年の東日本大震災に触れ、「直接、被害にあった方はもちろんのこと、当たり前にある日常がいかにあっけなく失われてしまうかということを実感し、この物語を着想しました」とコメント。「素晴らしかった」と絶賛された子どもたち(藤田健心、白鳥玉季)については、「子どもらしさを重視し、泣いてくれと言ったら泣いてくれるという技術ではなくて、彼ら自身がもっている性格や環境がいかに役に近いかで選びました」と語り、「本木さんは子どもたちとしっかり距離をとりつつ、彼らにとっていなくてはならない『お助けマン』として、現場でオセロをやってくれたり、凧揚げをしてくれたりしてうまく演出をつけてくださいました」と明かした。すると、本木さんは、「1つ言っておきたいのは父親役のシンガーソングライター、竹原ピストルさんについてです。いま彼の(名前が入った)Tシャツを着ているんですが(と言ってTシャツを見せる)、彼もどんなお芝居をしてくるかわらからない、それがスリリングで私もリアルなお芝居ができました。チャンスがあればぜひ彼の唄を聴いてみてください。なぜ監督が竹原さんをキャスティングしたのかわかると思います」と、同じく大切な存在を失った役柄を演じた竹原さんの演技について言及。『おくりびと』のアカデミー賞受賞や、昨年のアジア・パシフィック・スクリーン・アワードで最優秀主演女優賞(『あん』)を受賞した義理の母、樹木希林についても触れられた本木さんは、「『おくりびと』は個人でいただいた賞ではないですし、自分が何かをいただいたという感覚はないんですけれども、時代と作品の出会いというものが重要だということを勉強させていただきました。役者としての自分にはハリウッドからお声がかかることもなく、特別な変化はありませんでした(笑)。樹木さんは、西川監督と同様に人間への観察眼が非常に鋭くて辛辣ですが、慈愛に満ちている人で、私の心を柔らかく導いてくれる存在です」と応じた。さらに2人は、翌10月28日夜にメルボルン・オーストラリア国立映像博物館での上映後Q&Aにも登壇。二都市を巡る短い滞在ながら、「観てくださった方の反応はどの国も共通している。何か通じてくれているものがあるのだと思う」(西川監督)、「ここでも観た人が身につまされつつもどこか前向きになってくれていると感じる。かすかな幸福感が満足感につながっているようでうれしい」(本木さん)と、本作の手ごたえを語り、世界でも広く愛されていくことに期待を寄せていた。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘と、『ゆれる』『夢売るふたり』などの西川美和監督が初タッグを組んだ『永い言い訳』。10月19日(現地時間)、第11回ローマ国際映画祭のオフィシャルセレクションとして招待された本作の公式上映が行われ、本木さんと西川監督がそろって登場した。あの有名野球選手と同じ読みを持つ、人気作家・津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)。妻・夏子が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受けるが、幸夫は涙を流すことさえできず、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできなかった。そんなある日、妻の親友の遺族――トラック運転手の夫・陽一とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから、幼い彼らの世話を買って出る…。本作のヨーロッパプレミアともなった今回のローマ国際映画祭。レッドカーペットで、上映への期待を問われた西川監督は、「文化も違いますし、どのように主人公の人物像を捉えられるのかということが、半分怖いような気持ちです」と緊張の面持ちで語っていた。だが、監督の心配は杞憂に終わり、上映会場400席は満席に、終映後も場内から割れんばかりの拍手が鳴りやまなかった。また、上映後、登壇した本木さんは、「イタリア語で挨拶をしようと思っていましたが、映画に夢中になってしまい、すっかり忘れてしまいました」と茶目っ気たっぷりに挨拶。「こんなに自分の国とは離れた場所で上映されて、皆さんが物語に集中してくださっている、映画がつないでくれるものというのは、素晴らしいものだなと改めて実感しました」と語り、「上映の機会をくれた映画祭の皆さん、遅い時間にも関わらず、映画をご覧になってくださった皆さんに本当に心から感謝いたします。いい記念になりました」と感無量の様子で謝辞を述べた。また、西川監督との仕事について聞かれた本木さんは、「だいたいの方が、見られたくない感情を暴き出す作風の監督だと思っていると思いますが、今回そんな西川さんが絆が壊れていく話ではなく、そこから他者とつながっていき、人間が変わっていくきっかけが生まれるという優しさが加わったところが新鮮に思えたので、ご一緒してとてもよかったと思っています」と、監督への熱い思いを吐露。すると、初タッグで長期間の撮影をともにしてきた主演俳優の温かい言葉に、西川監督が思わず涙を浮かべるひと幕もあった。本作は一般市民が審査を行う同映画祭で、日本映画唯一の招待作品となっており、現地時間22日に発表される最高賞にあたる観客賞にも大きな期待がかかっている。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月20日