車から降りたマクロン仏大統領が、笑顔で天皇皇后両陛下のもとに歩み寄る。陛下と固い握手を交わしたあと、さらに雅子さまの右手を両手で包み込んだマクロン大統領。30秒もの、長い握手だった。6月27日、両陛下はG20大阪サミットのために来日したマクロン大統領夫妻と皇居で会見。続いて宮殿で昼食会が催された。「昨年10月には天皇陛下がフランスを訪問されましたが、雅子さまはご体調が万全ではなく、訪問を断念されました。マクロン大統領も、皇后となられた雅子さまにお会いすることを心待ちにされていたのでしょう」(宮内庁関係者)この日、雅子さまの“おもてなし”が光る場面があったという。「雅子さまは今回もほとんど通訳に頼ることはなく、昼食会ではマクロン大統領と英語で会話されました。その一方で、ブリジット夫人とは英語とフランス語を交えて話されていたのです。実はブリジット夫人はあまり英語が流暢ではありません。雅子さまはお相手が話しやすいように、言語を使い分けされていたのです」(皇室担当記者)7月1日にはトルコのエルドアン大統領とも会見され、G20で各国首脳が集まる中、存在感を発揮されていた天皇皇后両陛下。11月下旬にはローマ法王が訪日し、さらに来春には中国の習近平国家主席が国賓として招かれる見通し。いずれも両陛下と会見することになる見込みだ。宮内庁関係者が言う。「御代替わりを機に、天皇皇后両陛下のもとに世界のリーダーから会見のオファーが殺到している状況です。とりわけ海外の政府関係者は、雅子さまの人気に関心を示しているようです」5月、国賓として訪日したトランプ米大統領をもてなした雅子さま。『ニューヨーク・タイムズ』は、「雅子皇后はスター」と絶賛した。海外王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは、雅子さまが脚光を浴びる一因に、皇太子妃時代の苦難への共感があると語る。「15年以上にわたり雅子さまが療養されていたことは、海外でも知られています。ハーバードやオックスフォードに留学され、外交官として活躍したキャリアウーマンが、皇太子妃となってから思うように活躍できなかったことに、海外メディアは非常に同情的なのです」それゆえに今、皇后になられていきいきとされた雅子さまに大きな注目が集まっているというのだ。「マクロン大統領と通訳を介さずに会話し、笑い合う雅子さまのお姿は、“時代が変わった”と実感させるものでした。今後来日する各国の首脳たちも、その光景を目にする相手国の国民も、同じように感じることでしょう」(多賀さん)再び輝いた雅子さまの笑顔が、日本と世界の懸け橋になる――。
2019年07月04日年の差婚と言われると、あなたは誰を思い出しますか?フランス大統領のマクロン氏、妻のブリジットさんとの歳の差は25歳! しかも女性が年上ということもあり、話題になりました。男性は若い女性が好きだと言われていますが、このようなニュースが飛び込んでくると、女性にとって大きな希望になります。若さは大きな武器ですが、必ずその武器は次の若い人たちに持っていかれるものです。そんなとき、若さ以外の魅力を持った人が、年齢に関係なく愛されることを証明されたと言えます。先日も友人が5歳年下の男性と結婚したのですが、いまは女性が年上のカップルも一般的になっています。女性が年上でも、変わらない魅力を持ち、愛され続けることができるのです。年の差婚で愛される女性とは?マクロン夫婦を見ていると、年齢を感じさせない素敵なカップルだと伝わってきます。私が知っている女性が年上の年の差婚カップルも、いつまでもラブラブでみなさん良い関係を築いています。では、どうして年の差婚で愛され続けているのでしょうか。■懐の深さが愛の深さになっている年齢を重ねることへの魅力のひとつに「冷静な対応ができる」があります。同年代の女性とでは喧嘩になりそうなことも、女性が年上の年の差婚のパートナーは冷静に対応するため、男性からすると懐の深さを感じるのです。自分の気持ちを理解し認めてくれる年上のパートナーに対して、愛の深さを感じるのも当然かもしれませんね。■自己責任を理解している年の差婚をした知人女性は、アラフィフになったいまでも、スタイルをキープするためにランニングを欠かすことはありません。彼女は「40歳過ぎると、自己責任になる」と言っていました。昔は気にならなかった人も年を重ねると落ちない脂肪…が気になってくるものです。彼女も自己メンテナンスしなければ、中年太りをする危険性があるため、しっかり運動をして自分の魅力を管理しています。「若さを保つため?」という質問に対して、「若さの魅力は十分楽しんだのだから、これからは年を重ねた魅力を手に入れていきたい」と彼女は笑って答えてくれました。いくつになっても、自分の魅力を諦めない女性は、愛されるんだろうと実感しました。■美しさと可愛さを兼ね備えている年の差婚の場合、年上の女性が大人だから頼りがいがある、自立しているという部分が目立ちますが、男性は女性からやはり頼られたいと思うものです。年の差婚でうまくいっている女性は、大人としての魅力と可愛さを合わせ持つ女性がとても多いです。男性は知らないことを知ったとき素直に感動したり、照れる仕草を見せるなど、大人の女性の可愛らしい言動にグッとくるそうです。年上女性が愛され続けるために大切なこととは?女性にとって愛する人に愛され続けることは、とても幸せなことです。とくに自分がパートナーより年上となると、必要以上に頑張ってしまうことも…。年の差婚の女性が愛され続けるために、何をすればよいのでしょうか。■年齢に振り回されない年の差婚の場合「年齢」と言う壁に苦しむ女性が多いのも事実です。なぜ女性が年齢の壁に苦しむのか、それは、世の中の男性が「若い女性が好きだ」というイメージがあるからでしょう。特に日本では年齢を必要以上に気にする人が多く、「アラサー」「アラフォー」などといった年齢を表す言葉が氾濫しています。自分よりもずっと年上の男性から30歳になった瞬間に「もうおばさんだね」と心無い一言を浴びされることも。残念なことに、同じ女性からも、年齢差別を受けることがあり、この現状では、女性が年齢を重ねることを「怖い」「嫌だ」と思ってしまっても仕方ありません。ましてや自分よりも年下の男性と結婚しようと思えば、世間のそういった年齢に対するうるさい声に自信をなくしてしまうこともあるでしょう。しかし、現実を冷静に見つめてみるとどうでしょうか?声を荒げて「女性は若い方が良い」なんて言っている男性は、肉体関係を先行していたり、私生活が満たされていない、ということはありませんか?実際に年の差婚をした年下男性は「好きな人の年齢なんて気にしたことがない」と言い切っています。それでも不安になることもあるでしょうし、その不安を彼にぶつけたくなることもあるでしょう。しかしそれは、彼に「そんなこと気にしていないよ」と言う安心感を求めているにすぎません。やはり大切なことは、自分自身が年齢に振り回されない強い気持ちを持つことです。そのためにも、周囲の心無い年齢差別など気にせず、いまの年齢をとことん楽しんでください。それは彼にとっても一番の喜びに変わっていくのですから。■男に自信をつけさせるマクロン氏の妻ブリジットさんが彼に愛されている最大の要因というのは、ここにあると思っています。ブリジットさんはマクロン氏のスピーチの原稿に的確な指摘をしているそうですが、それは何よりもマクロン氏の実力や可能性を心から信じているではないでしょうか。結局のところ、彼のことを心から信じて、ついていく…というよりも、一緒に乗り越えていく自信が自分にあるかどうかが大事です。年の差婚でしあわせだと感じる男性は妻が「同年代の女性よりも、自分を信じてくれていることが伝わってくる」と笑顔で言っていました。まさに、年上女性がなせる愛情表現ではないでしょうか。年の差婚のカップルは昔よりも増えています。それは、何よりも女性がいくつになっても魅力的でいることを怠らないからこそ。年齢と言う壁、価値観の壁…色んな壁が立ちふさがっているように感じますが、意外と乗り越えることは難しくないのかもしれませんね。
2017年07月02日(写真:アフロ) 5月7日に決選投票が行われたフランス大統領選。極右「国民戦線」のマリーヌ・ル・ペン(48)と一騎打ちで争い、勝利した中道派のエマニュエル・マクロン(39)。 マクロンはフランス国立行政学院卒業後に財務省に入省、投資銀行に転職し、企業買収などを手掛けたエリートで、地元紙がつけた名は「金融のモーツァルト」。36歳の若さで経済・金融大臣に就任し、ついには自ら政治団体「Enmarche!(前進!)」を設立した。 「当然のようにメディアの注目を浴びましたが、彼を一段と有名にしたのは、いつも寄り添い支えている24歳年上のブリジット夫人(64)の存在です」(在仏ジャーナリスト) マクロンが16歳のとき、2人は生徒と教師という関係だった。彼はフランス北部の町アミアンにあるカトリック系の高校に進学し演劇部に入部、そこで顧問をしていたのがブリジットさんだったという。 「マクロンは学校ではつねに成績トップ、ずば抜けた知性を持っていました。そして毎週金曜日の夜に、2人で演劇の台本作りをしているうちに、惹かれあったといいます。その演劇を無事に終え、幕が下りたと同時に、舞台でお互いの頬にキスをしたという話も……。しかし、ブリジットさんには当時、夫がいたんです。彼女の長女はなんと、マクロンと同級生でした」(前出・在仏ジャーナリスト) マクロンの両親は、2人の恋仲に猛反対。彼の母親はブリジットさんに、「マクロンが18歳になるまで会ってはいけない」と命じたが、彼女は涙ながらに「それは約束できない」と語ったという。そしてマクロンは、アミアンから150キロ離れたパリの高校に転校することに。そのとき彼は、「必ず戻り、あなたと結婚する」と、ブリジットさんにプロポーズしたそうだ。 「それから13年、財務官僚になっていた29歳のマクロンは、前夫と離婚したブリジットさんとついに結婚。彼女は前夫との間に子どもが3人、さらに孫が7人おり、マクロンはすでに“おじいちゃん”ですが、夫婦は今も遊説やデートなどで、手をつなぐほどアツアツ。選挙戦でも、“美人弁護士”で知られる次女・ティファンヌさん(30)が、マクロン陣営を支えたことが、好感度アップにつながりました」(前出・在仏ジャーナリスト) 禁断の師弟愛に不倫略奪婚--。しかし、フランス国民はそれを受け入れているそう。 「彼の結婚はむしろ、“恋愛を成就させた理想の夫婦”だと、美談として語られているんです」(前出・在仏ジャーナリスト) 国際教養大学大学院客員教授で国際ジャーナリストの小西克哉さんもこう語る。 「オランド前大統領は女優との不倫疑惑が報じられましたし、ミッテラン元大統領に至っては隠し子がいて、愛人宅に帰っていたことは公然の事実でしたが、国民が注目するのはあくまで政治活動。プライベートとは切り離して考えるべき、というフランス人が多いんです」 くしくもアメリカのトランプ大統領(72)とメラニア夫人(47)も24歳差の“年の差婚”。これからは、ファーストレディの年齢にも注目!?
2017年05月14日マニュエル・マクロン候補(右)とブリジット・トロニュー夫人(写真:Best Image/アフロ) 23日、フランス大統領選挙の第1回投票が行われ、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン(48)氏と、中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が決選投票へ駒を進めた。マクロン氏が当選した場合、近代フランス史上最年少の大統領が誕生することになるが、妻であるブリジットさんは、夫の25歳上の64歳なのである。2人の馴れ初めを追った。 マクロン氏は15歳のとき、通っていた学校で国語教師のブリジット・オジエールさんに出会った。当時40歳のブリジットさんには夫と3人の子どもがいたが、マクロン氏は熱烈なアプローチを開始。17歳のときに「あなたが何をしようと、僕はあなたと結婚する!」と宣言したという。マクロン氏の両親は、「少なくとも18歳までは、息子と距離を置いてくれ」とブリジットさんに懇願し、2人を引き離そうと息子を遠くへ引っ越させもしたが、功を奏することなかった。18歳から交際をスタートさせた2人は、ブリジットさんの離婚後の2007年に結婚した。しかし、ブリジットさんは夫の姓ではなく、旧姓のトロニューを名乗っている。 ブリジットさんと前夫との間には3人の子どもがいたことは前述したとおりだが、末娘のティファニー・オジエールさん(30)は、マクロン氏の選挙戦に弁護士として参加している。ケベック・テレグラム紙によると、先週、対立候補のポスターが損壊されたことが報じられたときに謝罪会見を行った人物がこのティファニーさんだったという。 ブリジットさんには既に7人の孫がいる。義理の祖父という立場にあるマクロン氏は、BMFTVのインタビューで、自らの子どもを持つことはない、と明言している。「この選択は、年齢差から言って当然の帰結だと思う。僕には生物学的な子どもも孫も必要ない」と断言したが、この風変わりな夫婦のあり方に「ゲイ疑惑」が持ち上がったこともある。今年2月にラジオ・フランスのCEO、マシュー・ギャレ氏との同性愛が報道されたが、「もし僕がギャレさんとの二重生活を送っているとしたら、きっと僕のホログラムが逃げ出したんだろうね」とジョークで一笑に付している。 マクロン氏は妻を表舞台に立たせ、夫婦二人三脚の選挙戦を展開している。演説では「もし、私が選ばれたなら……いや、失礼、私たちが選ばれたなら、彼女は役割と居場所を得て僕の側にいてくれるでしょう」と発言するなど、彼女の存在感は増すばかりだ。ブルームバーグによると、「私は、彼女に多大なる恩があるのです。彼女は私が私であることを助けてくれた」とも語っており、当選した暁には妻が政権で大きな力を持つことが予想される。
2017年04月24日