2019年カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニングで上映されたギャスパー・ノエ監督最新作『ルクス・エテルナ 永遠の光』。シネマート新宿/心斎橋にて開催中の「のむコレ2020」で大盛況となっている本作が急きょ全国順次公開決定。さらに冒頭映像とシャルロット・ゲンズブール&ベアトリス・ダルからのコメントも解禁となった。「のむコレ2020」にて上映され、全21作品の中で最多動員を争う大盛況に。また、賛否両論が入り乱れるギャスパー・ノエ作品にも関わらず、SNS上では異例の絶賛を受けている本作。主演を務めるのは『ニンフォマニアック』のシャルロット・ゲンズブール、『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダル。さらに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』より女優業にも進出するモデルのアビー・リー・カーショウや、ミカ・アルガナラズ、ルカ・アイザック、ポール・ハメリンといったトップモデルらも出演している。この度解禁となった冒頭映像は、“主演”シャルロットと“監督”ベアトリスによる映画の撮影現場という設定の中、リハーサルまでの時間、主題である魔女狩りについて、また、これまでの撮影にまつわる裏話について赤裸々に話す約12分間にも及ぶアドリブシーンの一部。シャルロットは「誰かを演じようとはしていませんでした。邪魔されたくない女優を大げさに演じることは楽しかったですが、事実に基づいて演じることは面白かったです。二つのカメラを前に何でも好きなことを言えるのはエキサイティングで、ギャスパーも楽しんでいました」とコメント。ベアトリスは「ほとんど作り話はありません!」と断言、「アドリブでは個人的な話をするようにしました。シャルロットとの間に親密さを生むためです。あたかも女優と監督間で本当に行なわれるように、ゆっくりと互いを探っていきました」と語り、フランスを代表する2人の女優魂が炸裂したシーンとなっている。『ルクス・エテルナ 永遠の光』はシネマート新宿、シネマート心斎橋「のむコレ2020」にて公開中、2021年1月8日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルクス・エテルナ 永遠の光 2020年11月20日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋「のむコレ2020」にて公開©2020 SAINT LAURENT-VIXENS-LES CINEMAS DE LA ZONE
2020年12月03日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でイモータン・ジョー役を演じたヒュー・キース・バーンが亡くなった。73歳だった。ヒューの代理人が「火曜日の朝、ヒューは安らかな死を迎えました」とコメントした。ヒューは20歳から俳優業を始め、『スカイ・ハイ』『チェーン・リアクション』『スリーピング ビューティー/禁断の悦び』などに出演した。1979年に『マッドマックス』で悪役トーカッターを演じ、それから30年以上経った2015年、ジョージ・ミラー監督からラブコールを受け、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に違う役での再出演が決まった。主にオーストラリアで活動していたヒューは、巨額の製作費を投資したハリウッド映画の撮影現場に慣れるまで数日かかったという。「これまで経験したことのないようなテクノロジーの領域に足を踏み入れて、ちょっと怖かった」と公開時に「Business Insider」に語っている。同作に主演したシャーリーズ・セロンは「ヒュー・キース・バーン。安らかに眠ってください。あなたはやさしく、美しい心を持った人でありながら、悪の支配者を素晴らしく演じてくれました。本当に寂しくなります」とツイッターで追悼した。(Hiromi Kaku)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2020年12月03日ファッション、話し方、仕草、内面……。スタイリストの谷崎彩さんが考える、色香漂う大人の女性とは?柔らかく闘う女性から滲み出る、エレガントな色香。エレガントな二人と、注目する一人の人物。海外のファッションシーンと深く関わりを持っている、スタイリストの谷崎さん。特にヨーロッパでよく聞く女性を称賛する言葉の一つが、“エレガント”だと言います。「日本ではコンサバな印象がありますが、ヨーロッパで“エレガント”は、最上級の褒め言葉。知性や生きる姿勢、存在全体から放たれる空気感などに対して使われる言葉です。つまり、エレガントな人には知性と色気があると思うのです。私はスタイリングをする際色気を意識しますが、重要なのは、服よりも着る人。内面からにじみ出る色気のある女性の姿にグッとくる。同性の目から見てもカッコいいですよね」そんなエレガンスを感じる女性の一人が、今年惜しくも87歳でこの世を去ったルース・ベイダー・ギンズバーグ。「最高裁判事になった時、男性用に作られた法服に、レースなどの装飾を加えることで、男性のためだけのものではない、と表現した。大きなものと闘いながらも自分らしく好きに装うことを忘れず。いつもは静かな女性なのに、闘いの場所(法廷)で決定的な言葉を放つ瞬間の色気ある目の輝き!痺れます。同じスタンスを感じるのがデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド。世界的な成功を手にしていますが、苦労時代に自分らしくインディペンデントに存在する方法を見出し、今も活躍しています。彼女は着こなしも業界内での在り方も、非常に個性的でエレガント。この二人は既存の価値観と闘いながらも、女性として装うことを楽しんでいるところが素敵で、憧れます」今後、色気と知性の輝きがますます増していきそうと注目しているのが、女優のゾーイ・クラヴィッツだそう。「自身が製作総指揮を務めたドラマ『ハイ・フィデリティ』の彼女はとても魅力的で、物語のテーマ全てにおいて最高でした。女優さんは年を重ねるごとに懸命に生き抜いてきた強い内面が美しさとなって出てくる人が多い気がするので、この先が楽しみです」ルース・ベイダー・ギンズバーグ若者からの絶大な支持を得た「RBG」。27年間最高裁判事を務め、女性の権利向上に尽くした米国の法律家。性差別と闘うリベラル派法律家の代表格として世代を超えて支持を集め、「ポップカルチャーの新しい象徴」と言われた。通称RBG。ドキュメンタリー映画『RBG 最強の85才』なども作られた。ヴィヴィアン・ウエストウッド完璧にドレスアップした姿が最高にカッコいい!英国のファッションデザイナー。1971年ロンドンにブティックを開店、パンクの女王と呼ばれた時代を経て、’81年自らの名前を冠したブランドを発表。並行して環境問題に取り組み続けており、活動家としての顔も持つ。現在79歳、共に働く25歳年下の夫がいる。ゾーイ・クラヴィッツこれからを見届けたくなる、次世代の光。父親はミュージシャンのレニー・クラヴィッツ、母親は女優のリサ・ボネット、継父はジェイソン・モモア。2007年に長編映画デビューし、女優として活躍中の31歳。’15年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出演し、注目度がアップした。たにざき・あやスタイリスト、また代官山で輸入洋品店を経営。CMやファッション誌、ブランドのルックブック、女優のスタイリングを手掛ける。ginzamagで不定期連載も持つ。※『anan』2020年11月25日号より。写真・Getty Imagesイラスト・green K(by anan編集部)
2020年11月22日『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピールとJ・J・エイブラムスが製作総指揮の最新HBOドラマ「ラヴクラフトカントリー恐怖の旅路」。話題沸騰中の本作に抜擢された注目のキャスト陣から貴重なインタビューと、女性クリエイターのミシャ・グリーンらをとらえたメイキング画像がいち早くシネマカフェに到着した。本作は幻想小説・怪奇小説の先駆者のひとり、H・P・ラヴクラフトが生み出した世界観をもとに、人種差別について改めて考えさせるメッセージを新しい形で伝えているSFファンタジーホラー。主人公アティカスを演じるのは、気鋭スタジオ「A24」の新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』やスパイク・リー監督のNetflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』での演技が光り、マーベル映画『アントマン』の続編にも出演が報道され話題になったジョナサン・メジャース。本作への出演が決まったのは『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』の撮影中のこと。「共演者と一緒にいたのですが、二人で映画を観に行こうとしていたところで電話をもらい、感激して床に崩れ落ちて泣きました。とっても嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱいでした」とふり返る。「人種差別に対して私自身経験して抱いている怒りや苦しみがあるから、細かく演技指導してもらう必要はなかったし、そういう感情を表現できるなんて」と語り、「『主役をやってくれ』と言われた時は私の人生が大きく変わった瞬間だと感じました」とオーディション合格時の秘話を明かしてくれた。そしてアティカスの幼なじみレティ役を演じたジャーニー・スモレットも、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』で圧倒的な存在感を見せたハリウッドの注目株。「大勢の黒人が新たな暮らしを求めて南部からシカゴやフィラデルフィア、ニューヨークなど北部の大都市に移住したことは知っていましたが、もっと詳細、例えば(第1話に登場する)サンダウンという街のことは知りませんでした。一部の町では黒人はリンチされる恐れがあるとかは聞いたことがありましたが、日没後に外に出ている黒人は警察や保安官に殺されるなんていう場所が本当にあったなんて知りませんでした」と明かすジャーニー。「体制的に、構造的に、アメリカに刻み込まれている」人種差別を改めてリサーチしたことにより、「いかにアメリカのシステムが抑圧的だったか、なぜ2020年にもなって未だにこの状況なのか、さらに理解が深まりました。警察も、憲法修正第一項も、問題ばかりです。一日中この話は続けられますが…」と語る。本作へ出演したことで新たな発見はあったか、という質問に対しては「自分自身に設定していたリミットが幻想だったということが分かりました。自分が成長するのが分かったのはとてもエキサイティングな経験でした」と本作を通して得た手ごたえを熱く伝えた。さらに、今作のヴィランで白人至上主義の謎の美女クリスティーナを演じたのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などで知られ、モデルとしても世界的に活躍しているアビー・リーだ。彼女は、今作のようにSFの中に現実的な社会問題を描くことの意味は何か、という質問に対して「テレビや映画を見る時、人は現実逃避したくて見るんだと思います。現実から離れてエンターテイメントを楽しむために。だから、そのように人々がリラックスして見ている空間でメッセージを伝えるこの作品は、社会的なメッセージも届けつつ、Sci-Fiというジャンルでクリエイティブな面でも楽しませるという意味で、スペシャルだと思います」と語った。さらに主人公アティカスの旅に同行し、良き理解者であるジョージ伯父さんを演じたのは、大ベテランのコートニー・B・ヴァンス。人種差別という厳しいテーマを持つ本作の撮影中のキャスト陣たちの関係性を問われると、「チーム全員で親密感を出せるようにするためのカウンセリングのようなクラスに参加したりもしました。HBOの作品に出るということで、倫理的に正しい行動とは何かを学ぶ機会もありました」と語る。「それがパンデミックの期間にあり、その後再び撮影を開始してからも更に共演者やクルーとどう接するかをより深く学ぶ機会があったので、そういった徹底したサポートもあって私たちはお互いとどう付き合うか正しく学び、実行できたと思います」と応じ、コロナ禍での逆境を例にとり、根深いメッセージを持つ本作の撮影中は全員一丸となって撮影に挑んだことを明かしている。ストーリー舞台は1950年代アメリカ。行方知れずになっている父(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)を探すため、故郷シカゴに戻ってきた主人公アティカス(ジョナサン・メジャース)。友人のレティーシャ(ジャーニー・スモレット)と伯父ジョージ(コートニー・B・ヴァンス)と共に、ジム・クロウ法が制定されている南部へと旅に出るが、黒人に対する人種差別が公然と行われている現実の中で、怪奇小説家ラヴクラフトの本から飛び出したかのような非現実的なモンスターにも直面する…。(text:cinemacafe.net)
2020年11月17日エル・ファニングと『女王陛下のお気に入り』のスタッフが贈る海外ドラマ「THE GREAT」(原題)が、「スーパー!ドラマTV」にて2021年独占日本初放送されることが決定した。ロシア帝国を築き上げ、ロシア文化発展にも貢献したエカチェリーナ(エル・ファニング)。本作は国外から嫁ぎ、ロシア史上最長在位を記録する女帝となったエカチェリーナの生涯を描く歴史ヒューマンドラマ。皇帝ピョートル大帝(ニコラス・ホルト)との政略結婚など歴史的史実をベースに、エカチェリーナの出生にまつわる架空の物語などを盛り込み、史実とフィクションを絶妙にマッチングさせたストーリーが展開。愛に生きる女性、教師、統治者、友人、ファイターなど、一生を通して様々な顔を見せてきた女帝エカチェリーナを、時に史実を交えながら現代風に再現していく。アカデミー賞10ノミネート、ゴールデン・グローブ賞5ノミネートを果たした映画『女王陛下のお気に入り』のトニー・マクナマラが企画・脚本・製作総指揮。2020年5月、米Huluでの配信直後から大きな話題を呼び、7月にはシーズン2の更新が決定、2020年エミー賞ではコメディシリーズ部門にて監督賞と脚本賞にノミネートされた。宮廷の陰謀、さらに夫ピョートルの愚行に悩まされながらも、自分の信じた道を突き進む若きエカチェリーナ2世を、映画『マレフィセント』シリーズでオーロラ姫を演じたエル・ファニングが熱演。製作総指揮にも名を連ねる。夫でロシア皇帝ピョートルを、『女王陛下のお気に入り』に参加し、『X-MEN』シリーズや『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などで活躍するニコラス・ホルトが演じる。共演には、『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』のフィービー・フォックス、「ブレイキング・バッド」のアダム・ゴドリー、『ボヘミアン・ラプソディ』のグウィリム・リーなどが脇をしっかりと固める。ストーリー理想を夢見るエカチェリーナは、気まぐれな皇帝ピョートルとお見合い結婚するためロシアへやってくる。愛に溢れた輝かしい生活を思い描いていたエカチェリーナだったが、一歩足を踏み入れるとそこは危険で堕落に満ちた保守的な世界。やがて、そんな世界を変えようと決心する彼女。そのために彼女が唯一しなければならないのは、夫を殺し、教会を打ちのめし、軍隊を黙らせ、宮廷を味方につけることだった――。「THEGREAT」(原題)は海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて2021年独占日本初放送。(text:cinemacafe.net)
2020年11月06日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚映画『Furiosa』(原題)のキャストが決定したようだ。今作では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサ大隊長の若い頃に焦点を当て、その若きフュリオサ役をアニャ・テイラー=ジョイが演じるという。引き続き監督を務めるジョージ・ミラーは、5月に「ニューヨーク・タイムズ」紙に、シャーリーズからフュリオサ役を引き継ぐ20代の女優を探していると語っていた。容姿を若返らせる技術を駆使し、当時44歳だったシャーリーズに若い頃のフュリオサを演じてもらおうとも考えたようだが、結局24歳のアニャが演じることに。キャストはアニャのほかにも『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワース、『アクアマン』でブラックマンタを演じたヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世の出演も決まった。脚本はミラー監督とともに『怒りのデス・ロード』を手掛けたニコ・ラサリウスが再びタッグを組み、執筆にあたる。2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、第88回アカデミー賞で10部門にノミネートされ、録音賞など最多6部門を受賞。『Furiosa』では早くも監督賞や作品賞への受賞を期待する声が上がっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2020年10月14日2019年のカンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニングにて上映され、賛否両論を巻き起こしたギャスパー・ノエ監督最新作『LUX AETERNA』(原題)が『ルクス・エテルナ 永遠の光』として「のむコレ2020」にて公開決定。ポスタービジュアルと共に混沌と狂気の2本の予告編が解禁された。アートと深い関わりを持ち続けるファッションブランド「サンローラン(SAINT LAURENT)」のクリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロが「様々な個性の複雑性を強調しながら、サンローランを想起させるアーティストの視点を通して現代社会を描く」というコンセプトでスタートさせたアートプロジェクト「SELF」。本作はそのプロジェクト作品として製作され、2018年カンヌ国際映画祭監督週間にて芸術映画賞を受賞した『CLIMAX クライマックス』に続き、2019年同映画祭ミッドナイトスクリーニングにて上映。絶賛・酷評の賛否両論を巻き起こし、異才ギャスパー・ノエはあらためて唯一無二の個性を見せつけた。主演を務めるのは『ニンフォマニアック』のシャルロット・ゲンズブール、『ベティ・ブルー』で知られるベアトリス・ダル。さらに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』より女優業にも進出するモデルのアビー・リー・カーショウや、ミカ・アルガナラズ、ルカ・アイザック、ポール・ハメリンといったトップモデルらも出演。今回解禁となったポスタービジュアルでは、「ようこそ、混沌と狂気の撮影現場へ」というキャッチコピーと共に、柱に縛り付けられたシャルロットと顔を隠したベアトリスが、七色の炎に包まれるアート感溢れるデザイン。また、予告編は2パターンあり、狂気編では分割された画面の中で、火あぶりに関する会話から始まり、赤・緑・青の痛いほどビビッドな色彩と共に、2人が叫び狂う姿が…。(※注)本映像は光の点滅が続くなど、光に対して敏感な方の場合、光感受性反応による諸症状を引き起こす可能性のあるシーンが含まれております。ご鑑賞頂く際には予めご注意下さい。一方、混沌編では同じような構成ながらも、ヴェルディのレクイエム「怒りの日」の有名な音楽と共に、カール・Th・ドライヤーの映画『怒りの日』(1943)の火刑の映像が引用され、カオス感渦巻くトレーラーとなっている。『ルクス・エテルナ 永遠の光』は11月20日(金)より「のむコレ2020」にてシネマート新宿、シネマート心斎橋で公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月29日「なんばパークスシネマ爆音映画祭」が、2020年8月25日(火)から9月6日(日)まで大阪・なんばパークスシネマにて開催される。「なんばパークスシネマ爆音映画祭」好評につき期間延長「なんばパークスシネマ爆音映画祭」では、映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティング。映画作品の持つ“音”の世界や可能性を探求し、高品質な“音”を大音量で表現する。8月6日(木)から13日(木)までの期間開催されたが、好調につき開催期間を延長。好評を博した8作品に加え、新たに10作品を追加した全18作品のラインナップを爆音上映する。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など初登場作品注目の初登場作品は、クエンティン・タランティーノ監督の9作目であり、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演が話題となった『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。よりダイナミック、あるいは緊張感のある音響とともに2大スターの競演を楽しめる。さらに、次世代を担う東西ジャニーズJr.が集結した、ジャニーズ喜多川 製作総指揮『映画 少年たち』も登場。2019年に丸の内で「実演アンコール上映」を行った時の実演映像付で上映される。数々の話題作を発信している映画製作会社「A24」が手掛ける、アリ・アスター監督のホラー作品『ヘレディタリー/継承』も初登場。『ミッドサマー』のディレクターズカット版と2本立て続けに楽しむことができる。また、『WAVES/ウェイブス』『カセットテープ・ダイアリーズ』『サーホー』といった作品が爆音映画祭に初登場する。さらに、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や、『バーレスク』といった作品や『プロメア』『ガールズ&パンツァー 劇場版』といったアニメもラインナップ。臨場感あふれる“音”とともに新たな感動を味わえそうだ。【詳細】なんばパークスシネマ爆音映画祭延長期間:2020年8月25日(火)~9月6日(日)〈13日間〉会場:なんばパークスシネマ住所:大阪府大阪市浪速区難波中 2-10-70 なんばパークス 8FTEL:050-6864-7125(24時間上映案内&FAX 案内サービス)料金:一律 2,000円(税込)チケット発売:・ウェブ販売 2020年8月21日(金) 22:00~・窓口販売 2020年8月23日(日) 劇場オープン時~■上映作品<全18作品> ※[初]:爆音映画祭初上映ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド[初]、WAVES/ウェイブス[初]、映画 少年たち[初]、ミッドサマー ディレクターズカット版、ヘレディタリー/継承[初]、カセットテープ・ダイアリーズ[初]、スウィング・キッズ、バーレスク、マッドマックス 怒りのデス・ロード、マトリックス、T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版、バーフバリ 伝説誕生<完全版>、バーフバリ 王の凱旋<完全版>、サーホー[初]、バジュランギおじさんと、小さな迷子、ガールズ&パンツァー 劇場版、プロメア、うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム
2020年08月28日第二次世界大戦後、イギリスとドイツを結ぶ平和の架け橋となった実在のフットボール選手を描く映画『THE KEEPER』(英題)が『キーパー ある兵士の奇跡』として全国公開。本作で波乱万丈な人生を歩む主人公バート・トラウトマンの妻、マーガレット役を好演したフレイア・メーバーの新たな場面写真が到着した。本作は、第二次世界大戦で捕虜となったナチス兵士のバート・トラウトマンが、終戦後にイギリスとドイツを結ぶ架け橋となり、やがて名門「マンチェスター・シティFC」のゴールキーパーになり、国民的ヒーローとして敬愛されたという実話から生まれた物語。トラウトマンを『愛を読むひと』でケイト・ウィンスレットと共演し、注目を浴びたデヴィッド・クロスが演じている。波乱万丈なトラウトマンの人生を支える妻を演じているのが、スコットランドのグラスゴー出身の女優フレイア・メーバー。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のニコラス・ホルト、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のデヴ・パテル、『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』「ゲーム・オブ・スローンズ」のハンナ・マリー、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』『メイズ・ランナー』のカヤ・スコデラリオら、出演したキャストたちが大躍進をとげたイギリスのTVドラマ「Skins -スキンズ」のミニ役で女優デビュー。その後、『サンシャイン/歌声が響く街』(13)のみずみずしい演技で注目を浴び、『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』(17)では主人公の恋人役を演じ、両作品とも英国アカデミー賞スコットランドにノミネート、存在感のある演技派女優として知られている。ほかにも主演を務めた『アナザー』(15)や、『ベロニカとの記憶』(17)、『やっぱり契約破棄していいですか!?』(18)、ギャスパー・ウリエルと共演したNetflixオリジナルシリーズ「トワイス・アポン・ア・タイム」(19)など着実にキャリアを重ね、今後の活躍も目が離せない。本日8月13日(木)はそんなフレイアの27歳の誕生日にちなみ、新場面写真2点が解禁。レトロなドレスに身を包み、トラウトマンと抱き合いながらダンスしているカット、ボールを持ち、凛とした佇まいが印象的なシーンが収められている。ポジティブなエネルギーを放ち、気品溢れる、彼女が演じるマーガレットの姿にも注目してほしい。『キーパー ある兵士の奇跡』は10月23日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月13日第88回アカデミー賞で10部門にノミネートし、最多の6部門を受賞した映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、フジテレビの土曜プレミアムにて地上波初放送されることが決定。さらに、シリーズ映画全作と放送記念特番も放送される。本作は、『マッドマックス』シリーズの最新作。石油も水も尽きかけた“MAD(狂気)”な世界を舞台に、資源を独占し民衆を支配するジョーの軍団に捕われたトム・ハーディ演じる元・警官のマックスが、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、配下のニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、自由への逃走を開始する…というストーリー。これまで主演を務めたメル・ギブソンに代わり、トムが“マッド”マックスを務めた本作。現在、爆発的な人気を誇る韓国ドラマ「愛の不時着」では、主人公が「私の大好きな映画はね、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』」と言うセリフが登場したり、映画さながらに車のエンジンを全開にして進入禁止のバリケードを突破するシーンが登場したりと、本作のオマージュ設定が話題に。今回のTV放送では、劇場公開時R15+指定だったため、編集しての放送となる。最新作に加え、映画シリーズ前3作『マッドマックス』(’79)、『マッドマックス2』(’81)、『マッドマックス/サンダードーム』(’85)も放送。さらに、元プロレスラーの天龍源一郎が映画の魅力を伝える記念特番も放送される。土曜プレミアム 映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は9月12日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2020年08月08日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。海外のリゾートには行けない今。関西で近場のリゾートを探したところ、車やバスで大阪から約45分の「ネスタリゾート神戸」を発見!■「ネスタリゾート神戸」兵庫県三木市。料金:1dayパス大人3,800円、子ども(4歳〜小学生)2,800円(ともに税別)。プール入場パス、延羽の湯入館パス等は別料金。開園、営業時間は公式HPで要確認ここは、1Dayパスで約40種のアクティビティを体験できる冒険テーマパーク。広大な園内では野鳥がさえずり、動物エリアもあります。目玉はなんといっても、ワイルド・バギー。記者のような初心者でも普通免許があればオフロードを運転できます。1人乗り用バギーの「スピードサーキット」300メートルコースから挑戦しました。「ハンドルが重く小回りが利かないので、しっかり握って操作してください」と、スポーツ・インストラクターのぐるとさん。土ぼこりの道はデコボコでジャンプの連続。内ももに力が入ります。ハンドルをとられコーナーにぶつかりそうに……。車と同じハンドルのバギーに乗る「チャレンジサーキット」はコースがさらに複雑で起伏も激しく、走り慣れると「ヒャッホー!」と声を上げて、気分は映画『マッドマックス』。思いっきりストレスを発散できちゃいました。森の中を走るコースもあります。新エリアでは、「スカイ・イーグル」にも挑戦。57メートルの高さから、安全装具につながれ、最大時速75キロでスーパーマンのように上空を飛ぶんです!怖いけどまさに鳥気分。帰りは「延羽の湯野天閑雅山荘」で汗を流してさっぱり。夜はイルミネーションまで楽しみ、たっぷり旅した気分の記者でした。(文:西元まり)「女性自身」2020年8月11日 掲載
2020年08月03日Netflixオリジナルの最新主演作『オールド・ガード』が配信開始から4週間で7200万世帯が視聴、Netflix史上6位の大ヒットを記録したシャーリーズ・セロンが25日未明(日本時間)、コミコン@ホームに登場。女性のアクション・ヒーローとしてのキャリアを振り返った。『マッドマックス怒りのデスロード』(15)『アトミック・ブロンド』(17)などで、現代の女性アクション・ヒーロー像をアップデートし続けているシャーリーズが最初にアクション演技に挑戦したのは『ミニミニ大作戦』(03)だった。当時は“女優にアクションは無理”という風潮が強い時代。「私は男性キャストの中でただ1人の女性だった。はっきり覚えているのは、撮影前のトレーニングで私だけが6週間余分にトレーニングを課せられたこと。すごく侮辱的だったけれど、そのおかげでやる気に火がついた。『やってやろうじゃないの』って。それで彼ら全員を負かした。車がスピンする訓練でマーク・ウォルバーグが具合が悪くなって吐いていたのを覚えてる」『モンスター』(03)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、日系アメリカ人の女性監督カリン・クサマの『イーオン・フラックス』(05)でアクション映画主演に挑戦したが、作品はあまり受け入れられずヒットしなかった。それから10年、転機が訪れたのは2015年の『マッドマックス怒りのデスロード』でシタデルの女性大隊長フュリオサを演じた時。迫力のアクションで主演のトム・ハーディを凌ぐほどの存在感を放った。「本当に誇りに思っている。フュリオサは私が演じた中で最も重要な役の1つ」「単なるキャラクターとは思えないほど、私にとってリアルなものだった」と語り、この作品によって自らの進む道も変わったという。女性主役のアクション映画の先駆け『エイリアン』(77)で「シガーニー・ウィーヴァーがリプリーを演じるのを初めて見たとき、すべてが変わった。世界が開かれて、可能性が無限になった気がした」と言うシャーリーズはフュリオサというキャラクターについて、「リプリーが女優・女性としての私に与えたものに少しでも近づけたなら、私はとても誇りに思う」と言う。製作も手がけた『アトミック・ブロンド』(17)は原作のグラフィックノベル出版前に映画化権を取得した入魂のプロジェクト。『ジョン・ウィック』シリーズのデヴィッド・リーチ監督のもと、“男のように”ではなく、身体性を活かして「女性が女性らしく戦うのを祝福」し、アクション映画の新機軸を開拓したのは40歳を迎えた直後。体力的な面と、「失敗したら、次の機会は与えられないかもしれない」というプレッシャーとの闘いだったと振り返る。「私が演じてきたキャラクターは全員がサバイバー。私自身、女性としてそこに共感する。自分のことをヒーローだなんて思わない人物にインスパイアされるし、親近感がある」「感情的なフックのない役を演じることはできない」と言う。『オールド・ガード』では不死身の戦士役だが、「SFでありながら、リアリティに根ざした物語」であり、現代社会に通じる部分も多いと話す。演じる役柄はもちろん、女性映画人としても勇敢な生き方が印象的だが、本人は「私の創造性は恐怖から生まれてくる」と語る。「ただ、それを隠すのが得意なだけ」。(text:Yuki Tominaga)
2020年07月25日Netflixにて独占配信中の映画『オールド・ガード』のキャスト・スタッフたちが、自ら物語を解説する特別映像が公開となった。本作は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』に出演し、美貌・演技力・ど迫力のアクションで話題となったシャーリーズ・ セロン主演のアクション大作。何世紀にも渡り、影で人類を守り続けてきた秘密の特殊部隊<オールド・ガード>、兵士アンディ(セロン)率いるメンバーは“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちだった。ある日、彼女たちの能力が何者かによって暴かれ、彼らは謎の組織から狙われることになる。『ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』『Beyond The Lights(原題)』などで注目を集めたジーナ・ブリンス=バイスウッドが初のアクションとなる監督を務め、『ミッション:インボッシブル/ゴースト・ブロトコル』や『ターミネーター:ニューフェイト』などを手がけたスタジオと共に、新たなアクションヒロインを描き出す。独占配信されるや否や、SNSでも「かっこいい!」と盛り上がりを見せているが、キャスト・スタッフが物語に潜んでいる深い人間ドラマを解説する特別映像が公開された。特別映像では、セロンをはじめとするキャスト・スタッフたちか自ら物語を解説するとともに、アンディら〈オールド・ガード〉 のメンバーが、永遠に生きる上での悩みや葛藤なども描かれていることを語っている。主演のセロンは本作について「一級の製作陣が描いた重厚なストーリー」と表現。<オールド・ガード>のメンバーであるニッキーを演じるルカ・マリネッリは、ニッキーについて「彼(ジョー)の魂と強さを愛してる」とその心情を解説、遠い昔は敵同士という立場にいたこともあるニッキーとジョーの絆にも注目だ。さらに、脚本・原作者のグレッグ・ルッカが「希望に満ちた美しい切なさを味わえる」と語っているように、激しいアクションと合わせて、深みのある人間ドラマの要素も味わってほしい。Netflix映画『オールド・ガード』独占配信中
2020年07月22日シャーリーズ・セロンが、今度はとてつもなく強く、複雑な全く新しいヒーローをコロナ禍に誕生させた。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフィリオサや『アトミック・ブロンド』のロレーンを凌駕するような目を見張る圧倒的アクションに、“永遠の命”を持つ不老不死の傭兵たちの苦悩と葛藤の人間ドラマ、そして図らずも、いま世界が直面している病との闘いについても問題提起する。シャーリーズのさらなる挑戦に世界が夢中!原作は、プロのボディガードを描いた小説「アティカス・コディアック」シリーズで知られ、DCコミックやマーベルコミック、「スター・ウォーズフォースの覚醒前夜」などを手がけてきた作家でコミックライターのグレッグ・ルッカによる人気グラフィックノベル。ルッカ自身が脚本も手がけ、スパイク・リー製作のバスケットボール映画『ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』やダコタ・ファニング演じる主人公がシャーリーズの幼少期とも若干重なる『リリィ、はちみつ色の秘密』などの黒人女性監督ジーナ・プリンス=バイスウッドがメガホンをとった。「FilixPatrol」によれば、世界83か国で最も見られているNetflix映画であり、日本でも配信開始以来、連日「今日の総合 TOP10」にランクインするほど支持を集めている。“オールド・ガード”とは何世紀にも渡り、秘密裏に人類を守り続けてきた謎に包まれた特殊部隊のこと。そのリーダーがシャーリーズ演じる女性兵士アンドロマケことアンディで、今回もまた惚れ惚れするくらいにカッコいいのだ。『アトミック・ブロンド』でも壮絶な長回しのアクションシーンに挑んでいたシャーリーズだが、今作では彼女や“オールド・ガード”を演じるキャストたちは柔道や合気道、シラット、カリ、中国武術、洪家拳、太極拳、テコンドー、居合道、剣道などなど、世界各国の武術を取り入れたトレーニングを行ったという。そのため、銃で撃たれても、ナイフで刺されてもたちまち回復する不死の身体を武器に、歴史の節目節目で暗躍してきた最強集団として真実味たっぷり。今作でも体を張りまくり、アマゾン女族の両刃斧を振り回すシャーリーズに改めて惚れ直してしまう。『ブラック・ウィドウ』や『ワンダーウーマン』といったアメコミ大作の劇場公開が軒並み延期となった中、彼らはある意味、清々しいまでに、人の善意がますます見えにくく悪意ばかりが剥き出しになる世界に新風を吹き込むヒーローたちを体現する。チーム内に公認カップルも!全く新しい最強集団にファン続出シャーリーズによれば、劇中のアンディは少なくとも6,000歳以上。紀元前から(!)何度も生き帰り、人々を救ってきたが「世界は悪くなる一方」と疲弊しきっており、いよいよ気持ちが切れかかっているところに、米海兵隊員ナイルが新たな不死身仲間として覚醒する。“新人”は“保護”し、チームに引き入れるのが彼らのルール。アンディが探しに向かう一方で、ナイルは動揺を鎮めようと映画『WAVES/ウェイブス』予告編にも起用されているフランク・オーシャンの「Godspeed」を聴く。その姿は彼女がまだ20代の若者にすぎないことを示し、若くして過酷な運命に無防備に放り込まれたことを意味する。とはいえ、アンディに“保護”されても逃亡を試みたり、百戦錬磨の彼女に不意打ちを食らわせたりと、ナイルは賢く勇敢で気骨のある女性だ。人間など、もはや守る価値はないのかもと思い始めていたアンディに影響を与えていくキーパーソン。そんなナイルを演じるのは、鮮烈なスクリーンデビュー作『ビール・ストリートの恋人たち』のヒロインから力強く、大変身を遂げたキキ・レイン。ほかのキャストたちと共にキキも4か月に及ぶトレーニングに臨み、初々しくも果敢にアクションに挑みながら成長していく過程や、“限界”に近づくアンディとの師弟関係を通じて、新たな魅力を開花させている。彼女が“オールド・ガード”として生きる決意を固めるシーンは震えること必至だ。また、“オールド・ガード”は多彩なバックグラウンドを持つメンバーばかり。その中で、同性カップルとして大きな注目を集めているのが、かつて十字軍で敵同士だったにも関わらず運命の恋人となったジョーとニッキーだ。特に印象的なのは、この1,000年間に及ぶカップルを捕らえ、「ボーイフレンドか」と茶化す刺客たちを、「幼稚だな」とジョーが一蹴、ニッキーがどれだけ大切な存在であるかを詩的に語るシーン。「Variety」によれば、編集段階の試写の本シーンで拍手喝采が起こったとか。原作者で脚本のルッカからカットしないようにと念押しがあったそうで、監督も「私がここにいる理由だから心配しなくていい」と伝えた、という誇り高きシーンとなっている。日本でもこの2人には「本当最高」「ベストオブ尊い大賞」といった声が上がっており、演じている実写版『アラジン』ジャファー役のマーワン・ケンザリ(ジョー役)と、イタリアのアラン・ドロンといわれ『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』などで知られるルカ・マリネッリ(ニッキー役)にも新たなファンが生まれている。加えて、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のベロニカ・グゥ演じるクインと、ある因縁を持つアンディが“カップル”であってほしい、と願うファンも続出。ジョー&ニッキーとアンディ&クインの「馴れ初めを観たい」とのSNSの声には賛同しかなく、先日アメリカの人気トーク番組に出演したシャーリーズ自身も、続編を作るならば、アンディとクインの関係を深掘りすることを楽しみにしていると語っている。そのクインのスタントダブルを、イギリスを拠点にする日本人スタントパフォーマーで女優の大島遥さんが担当している点にも注目。さらに、不死身となってまだ200年あまりと“新参者”で、不老不死であることを受け入れられずアルコールに溺れているブッカー役として、『君と歩く世界』や『レッド・スパロー』『フランス組曲』などで知られるベルギー出身のマティアス・スーナールツが出演し、重要な役どころを担う。ブッカーが家族とどんな別れた方をしたのか、不死がどれだけの葛藤を伴うのかを、新人のナイルに話して聞かせる場面は涙なしには見られない。“秘密を墓場まで持っていく”という言い回しがあるが、死ぬことのできない者は幾多の後悔や罪悪感をも永遠に引きずり続けることになるのだ。今作が人間ドラマとしても優れていると評価を集める理由がここにある。死に方は選べなくても、生き方は選べる劇中では、そんな“オールド・ガード”の特異な“体質”が、「認知症はこの世から消える」と豪語する巨大製薬会社の若きCEOに目をつけられてしまう。投資や挑戦によって将来の人々の命を救う、それは製薬会社のトップとしては確かに重要な考え方ではある。がんやALSなどのように完治が難しい病を治し、寿命を伸ばし、老いない肉体の追究を使命にしている人も実際にいる。ワクチンやウイルス特効薬の開発はいま現在、最も切迫した課題だ。だが、そのために“彼ら”を実験台にしていいのか。今作は不老不死の兵士たちを扱いながら、私たちの命がどれだけの命に支えられて存在しているのかを、コロナ禍に改めて思い起こさせる作品でもある。しかも、「ハリー・ポッター」ファンにはダドリー役でお馴染みのハリー・メリングが、彼らを実験材料にして不老不死の薬を開発しようする傲慢な悪役を一手に引き受けているから、“オールド・ガード”のチーム力や友情がいっそう際立つというもの。不死身とはいえ、彼らは撃たれたり刺されたりすれば強烈な痛みを感じ、血も流れる。特になりたてほやほやのナイルは、こんな人生は望んでいないと、何のために永遠に(後悔や罪悪感を抱きながら)生き続けなければならないのか、という命題にぶち当たる。その時が来たら、望まなくても私たちは死を止められない。アンディは神は存在しないと口にするが、死を迎える時だけは誰にも分からない。ならば、どう生きるべきなのかを、“オールド・ガード”たちが教えてくれるだろう。(text:Reiko Uehara)
2020年07月20日映画『ブルータル・ジャスティス』が、2020年8月28日(金)より公開される。“暴力の伝道師”S・クレイグ・ザラー監督待望の日本初公開作映画『ブルータル・ジャスティス』は、金塊を巡り、2人の暴力刑事と血も涙もない犯罪組織の血で血を洗う激しい追撃戦を描いたアクション作品。監督は、『トマホーク ガンマン vs食人族』『デンジャラス・プリズン ―牢獄の処刑人―』など、容赦なき暴力描写と独特の世界観でカルト的な人気を誇るS・クレイグ・ザラー。同監督作品はその過激さからか、これまで日本未公開となっていたが、今回待望の日本初公開を果たす。『ハクソー・リッジ』のメル・ギブソン主演主演には、『マッドマックス』『ブレイブハート』など、数々の映画で主演を務めてきたメル・ギブソンだ。アカデミー賞作品賞ほか6部門にノミネートを果たした『ハクソー・リッジ』で監督を務めるなど多彩な才能を魅せる名優が、ベテラン刑事ブレットを演じる。また、相棒の刑事トニーには、『ハクソー・リッジ』にも出演したヴィンス・ヴォーンを迎え、息の合った激しいアクションを繰り広げる。その他にも、『ナイブズ・アウト』に出演したドン・ジョンソンのほか、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のトーマス・クレッチマン、トリー・キトルズ、マイケル・ジェイ・ホワイト、ジェニファー・カーペンターといった豪華キャスト陣が脇を固める。ストーリーベテラン刑事ブレットとその相棒トニーは強引な逮捕が原因で6週間の無給の停職処分となる。家族のために大金を必要としていたブレットは、一攫千金を狙い、ある犯行を計画する。それは不穏な動きを始めた犯罪者の情報を得て、その取引後に金を強奪するというものだった。ブレットはトニーを誘い、ボーゲルマンという男を監視する。ある朝、動き始めたボーゲルマンとその仲間を尾行するブレットとトニー。ところがその追走劇は、彼らを待ち受ける地獄の始まりだった…。詳細ブルータル・ジャスティス公開日:2020年8月28日(金)監督:S・クレイグ・ザラー出演:メル・ギブソン、ヴィンス・ヴォーン、トリー・キトルズ、マイケル・ジェイ・ホワイト、ジェニファー・カーペンター、ウド・キア、トーマス・クレッチマン、ドン・ジョンソン配給:クロックワークス
2020年07月19日シャーリーズ・セロンが新たなアクション・ヒロインに挑んでいる『オールド・ガード』がNetflixにて独占配信中。これまで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』などで渾身のアクションを披露してきたシャーリーズが、本作で描かれた人間ドラマについて明かした。“不死身の身体”を持ち、何世紀にも渡り歴史の影で暗躍し、人類を守り続けてきた秘密の特殊部隊“オールド・ガード”を率いる傭兵アンディ。本作では数千年前に生まれ、戦い続け、剣で刺されようが銃で撃たれようが死ぬことはないという、もはや人間を超越した者たちの壮絶バトルを描いている。だが、実は生き続けることに疲れたり、愛する者に先立たれてしまうことに苦悩するなど、むしろあまりにも人間らしい、切なく苦しいドラマが根底に描かれた作品であることを、シャーリーズや監督が明かしている。死ぬことのない身体を武器にあらゆる武術を操る肉弾戦や、剣・ナイフ・特殊な斧を使った接近戦、銃撃戦などが展開されるド迫力アクションは本作の大きな見どころではあるが、シャーリーズは「この作品を力強くダイナミックなアクション映画にしつつも、登場人物の苦悩や葛藤を描くようにして、ドラマ性も大切にした」と語る。続けて、監督のジーナ・プリンス=バイスウッドも「不死身であることについて、ポジティブとネガティブ両方の側面を描いた。死なない人生に悩み、生きる目的を見つけようと苦悩する姿には、心を打たれると思う」と語っており、アクションだけでなく、クオリティの高い人間ドラマを目指していたと打ち明ける。なんと紀元前に生まれたアンディは、文字通り数千もの戦いに身を投じて世界を守ってきたものの、とある悲痛な出来事をきっかけに、繰り返される戦いに対して疑問を抱くようになり、生き続けることに消極的になっている。また、キキ・レイン演じる“新人”のナイルは、ある日突然“不死身の身体“になってしまったことを受け入れられず、愛する人々がいずれ自分より先に死んでしまうことに絶望を感じて苦悩する。先日配信開始となり、“今日の総合TOP10”にも入るほどの人気を獲得、すでにSNSでも話題を集めている本作には、「長年生きた人間ドラマにも心打たれた」「人間を丁寧に描いている」など、キャラクターそれぞれの苦悩や葛藤を繊細に描き出した人間ドラマを評価する声も挙がっている。Netflix映画『オールド・ガード』は独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2020年07月19日Netflix映画『オールド・ガード』の撮影の裏側を捉えた、シャーリーズ・セロンのアクショントレーニング映像が公開された。『オールド・ガード』は第88回アカデミー賞で最多6部門を受賞した注目作で、現在はNetflixで独占配信中。このなかで主演を務めたシャーリーズ・セロンは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の戦士フュリオサ役で壮絶なアクションを魅せ、美貌と演技力で世界を虜にしたことも記憶に新しい。今作でも彼女は柔道・合気道・シラット・カリ・中国武術・洪家拳・太極拳・テコンドー・グレコローマン型レスリング・パンクラチオン・居合道・剣道など、数えきれないほどの世界中の武術を取り入れたアクションに挑戦。SNSでも「キレッキレのアクション!」、「シャーリーズ姐さんかっこいい」など話題沸騰中で、すでに続編を熱望する声も上がっていた。公開されたアクショントレーニング映像には、肉弾戦や銃・剣を使った接近戦、特殊な両刃斧を駆使したアクションシーンが生まれるまでの、シャーリーズとスタッフたちによる壮絶なトレーニングの様子が記録されている。「この訓練は忘れられない経験になったわ」と語るシャーリーズのプロ意識と制作陣のリアルにこだわる熱い想いをぜひチェックしてほしい。Netflix映画『オールド・ガード』独占配信中
2020年07月17日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』でも体を張ったアクションで魅せてきた最強女優シャーリーズ・セロン主演のアクション大作『オールド・ガード』。この度、シャーリーズ演じる“不死身の傭兵”アンディのド迫力アクションが完成するまでの壮絶な舞台裏を捉えた、アクショントレーニング映像が解禁された。7月10日より配信開始となると「今日の総合 TOP10」にも入るほどの人気を獲得した本作。SNSでも「キレッキレのアクション!」「シャーリーズ姐さんかっこいい」など話題沸騰中で、「絶対に続編を作ってほしい」と早くも続編を熱望する声も上がっている。今回解禁となった映像では、肉弾戦や銃・剣を使った接近戦、特殊な両刃斧を駆使した類を見ない本作のアクションシーンが生まれるまでの、シャーリーズやキャスト陣とスタッフたちによる壮絶トレーニングの様子が記録されている。シャーリーズが「挑戦が必要な映画ほど楽しい」と語るように、そのトレーニング風景から劇中のアクションに匹敵する迫力を誇る。「カットのつなぎ合わせでは戦闘の迫力が出ない。だから長回しにも耐える体を作らないとね」と高いプロ意識を語るシャーリーズは、紀元前に生まれ、文字通り数千もの戦闘経験を誇るアンディの動きにリアリティを感じさせるべく、柔道・合気道・シラット・カリ・中国武術・洪家拳・太極拳・テコンドー・グレコローマン型レスリング・パンクラチオン・居合道・剣道...など、数えきれないほどの世界各国の武術を取り入れたアクションに挑戦した。共にアクションシーンを作り上げたスタントコーディネーターのブライセン・カウンツも「一作にあそこまで熱心に取り組む俳優は珍しい」と大絶賛。これまで数々のアクション大作に出演してきた百戦錬磨のシャーリーズでさえ「この訓練は忘れられない経験になった」とふり返っており、彼女のプロ意識と製作陣のリアルにこだわる熱い思いが結集した本作のアクションシーンは必見だ。Netflix映画『オールド・ガード』は独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2020年07月17日シャーリーズ・セロン主演のNetflix映画『オールド・ガード』が配信間近。この度、配信スタートに先駆けて、予告編第2弾が公開された。何世紀にも渡り歴史の影で暗躍し、誰にも知られることなく人類を守り続けてきた秘密の特殊部隊「オールド・ガード」。永遠の命を持つ不死身の傭兵たちであり、シャーリーズ演じる兵士アンディが彼らを率いている。そんな不死の能力が何者かによって暴かれ、複製しようと企む強大な謎の組織から狙われることに…。今回到着した映像では、砂漠の中で車を爆走させる、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサの姿を彷彿とさせるシーンからスタート。そして新入りに刺されるも、不死身のアンディは冷静。不死身の能力を奪おうとする組織との攻防が描かれていくアクションシーンも展開される中、「大切な人たちは老いていく」「いずれ全員を失う」と、永遠に生きることに葛藤する場面も描かれていく。Netflix映画『オールド・ガード』は7月10日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)
2020年07月03日7月10日より独占配信されるNetflix映画『オールド・ガード』の第2弾予告編が公開された。同映画は、第88回アカデミー賞で最多6部門を受賞した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の戦士フュリオサ役で壮絶なアクションを魅せ、美貌と演技力で世界を席巻する女優シャーリーズ・セロン主演のアクション大作。原作は『スーバーマン』、『ワンダーウーマン』などのアメリカンコミックライターや小説家として活躍するグレッグ・ルッカによる人気グラフィックノベルであり、彼は本作で脚本・製作総指揮も務めている。さらに、『ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』 のジーナ・ブリンス=バイスウッドが、初のアクション作品となる監督を務め、共演には『ビールストリートが話せるなら』のキキ・ レイン、『アラジン』のマーワン・ケンザリ、『ハリー・ボッター』シリーズのハリー・メリング、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のベロニカ・グゥ、 『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーら、豪華キャストが名を連ねる。物語で描かれるのは、誰にも知られることなく何世紀にも渡って人類を守り続けてきた秘密の特殊部隊〈オールド・ガード〉。そのメンバーは“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちで構成されており、彼らを兵士アンディ(シャーリーズ・セロン)が率いている。今回公開となった予告編では、彼女が砂漠の中で車を暴走させるという、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』フュリオサの姿を彷彿とさせるシーンからスタート。彼女たちが持つ不死身の能力を奪おうとする組織との一触即発の攻防が描かれていく。肉弾戦や接近戦はもちろん、銃やナイフ、特殊な斧を使った超絶アクションにも注目。そして、永遠に生きることができるからこそ生じる心の悩みや葛藤にもフォーカスが当てられ、新たなアクション・ヒロインの物語が誕生する。Netflix映画『オールド・ガード』7月10日(金)より独占配信開始
2020年07月03日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『アトミック・ブロンド』でド迫力アクションを魅せてきたシャーリーズ・セロン主演の最新アクション大作『オールド・ガード』。この度、彼女の新たなハマり役を印象づける、“不死身の傭兵アンディ”を映し出したキャラクタービジュアルと、「生まれは紀元前」「世の中のあらゆる言語を操る」など、その知られざるスペックを解説する特別映像も解禁された。『ワン・オン・ワンファイナル・ゲーム』『Beyond the Lights』(原題)などで注目を浴びた女性監督ジーナ・プリンス=バイスウッドが、「スーパーマン」「ワンダーウーマン」「ウルヴァリン」などのアメコミライター、グレッグ・ルッカによるグラフィックノベルを基に全く新しいアクション・ヒロイン像を描き出した本作。解禁となった特別映像では、何世紀もの間、人類を救うため歴史の影で暗躍してきた“永遠の命”を持つ不死身の傭兵・アンディの知られざるスペックの一端が明らかに。生まれたのはなんと紀元前5000年!初めて死んだのは紀元前4700年頃!という常人離れした衝撃の事実や、長く生き続けているだけあり、世の中のあらゆる言語を操ることができるという超ハイスペックっぷりも判明した。また、解禁となったビジュアルは、アンディが凛とした表情で正面を見つめる姿が描かれ、中央には何か文字が書かれているようだが、ほとんどの部分が消えてしまっており、かろうじて確認できるのは“BCE(紀元前)”というワード。謎が謎を呼ぶミステリアスなビジュアルとなっている。Netflix映画『オールド・ガード』は7月10日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2020年06月24日シャーリーズ・セロン主演映画『オールド・ガード』が、Netflixにて7月10日(金)より全世界独占配信される。この度、セロン演じる不死身の戦士のキャラクタービジュアルと、特別映像が公開された。『オールド・ガード』は、『マッドマックス怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』で迫力あるアクションをこなしてきたセロン主演の最新アクション映画。『ワン・オン・ワンファイナル・ゲーム』、『Beyond The Lights(原題)』などで注目を浴びたジーナ・プリンス=バイスウッドが監督を務める。この度公開されたキャラクタービジュアルは、セロン演じる“不死身の傭兵アンディ”の姿を大きく写したもの。アンディは凛とした表情でこちらを見つめており、中央には何やら文字が表示されている。だがほとんどの部分が消えてしまっており、かろうじて確認できるのは、“BCE(紀元前)”という部分。その謎は、同時に公開された映像にも引き継がれている。その内容は、「生まれは紀元前」、「世の中のあらゆる言語を操る」など、アンディの知られざるスペックを解説するもの。生まれたのはなんと紀元前5000年で、初めて死んだのは紀元前4700年頃という常人離れした衝撃の事実が明かされている。長く生き続けているだけあって、世の中のあらゆる言語を操ることができるというハイスペックな能力があることも判明。愛用する両刃斧をはじめ、銃や剣などあらゆる武器を自由自在に使いこなすシーンも描かれており、頭脳だけでなく肉体的強さも兼ね備えていることが分かる。そんなアンディが率いるのが、何世紀にも渡り歴史の影で暗躍し、誰にも知られることなく人類を守り続けてきた秘密の特殊部隊、オールド・ガード。そのメンバーは、“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちだ。ある日、オールド・ガードの特別な能力が何者かによって暴かれ、恐るべき陰謀を持つ強大な謎の組織から狙われることになるというのが、本作のストーリーの一部だ。共演は、『ビール・ストリートの恋人たち』のキキ・レイン、『アラジン』のマーワン・ケンザリ、「ハリー・ポッター」シリーズのハリー・メリング、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のベロニカ・グゥ、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーら。Netflix映画『オールド・ガード』7月10日(金)より全世界独占配信
2020年06月24日日々、世界各国で生み出されるさまざまな映画作品。撮影技術が発達した現代では、CGで現実にはない光景を作り出すこともできますが、実在の場所で撮影が行われるのが一般的です。そうした、映画作品の撮影地や舞台の風景を収録した1冊『世界 夢の映画旅行』がネット上で話題に。「旅に出たくなる」「永久保存版の1冊」と、映画ファンのみならず、旅行好きの心をもつかんだ話題の1冊の中身を少しだけご紹介します。『ハリポタ』『ファンタビ』、『マッドマックス』まで『世界 夢の映画旅行』に掲載されている映画の撮影地や舞台の風景は、『ハリー・ポッターと賢者の石』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』といった、誰もが知るヒット作から、『ニュー・シネマ・パラダイス』など往年の名作まで全55作品。美しい風景写真とともに、撮影地の説明、映画作品のストーリーが掲載されています。『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『 グランド・ブダペスト・ホテル 』『君の名前で僕を呼んで』『ミッドナイト・イン・パリ 』映画の撮影地や舞台はファンの間で『聖地』と呼ばれ、時には聖地をめぐる旅行ツアーが組まれることも。実際にその地を訪れ、作品に思いをはせる…ファンにとって、これほどぜい沢な旅はありません。また、たとえ実際に旅に出られなくても、この1冊があれば家にいながら旅行気分にひたることもできます。いつか本当に旅行できる日を夢見ながら、空想の旅に出てみませんか。[文・構成/grape編集部]
2020年06月19日シャーリーズ・セロンが不死身の傭兵を演じるNetflix映画『オールド・ガード』。この度、本作の凛々しいキービジュアルと、アクション満載の予告編が公開された。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』で戦う女性を演じてきたシャーリーズが、“不死身の傭兵”という全く新しいアクションヒロイン像を演じる本作。何世紀にも渡り歴史の影で暗躍し、誰にも知られることなく人類を守り続けてきた、不死身の体を持つ秘密の特殊部隊“オールド・ガード”。ある日、彼女らの不死身の能力が何者かによって暴かれ、謎の組織から狙われることに。今回到着した映像では、“オールド・ガード”が敵の罠にハマり、銃撃を受けてしまうが、アンディ(シャーリーズ・セロン)らはすぐに息を吹き返し、逆に敵を返り討ちにする衝撃的なシーンからスタート。そして、銃や剣を使った接近戦や肉弾戦、特殊な斧を駆使したアクションシーンの数々が映し出されていく。また、キキ・レイン演じる新メンバーのナイルを招き入れたアンディら。「傷つかないわけじゃない」「現代では隠れるのが難しい」など、永遠に生きることの苦悩や葛藤を抱えていることも感じさせる映像となっている。Netflix映画『オールド・ガード』は7月10日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)
2020年05月24日シャーリーズ・セロンが主演するNetflix映画『オールド・ガード』が、7月10日(金)より全世界独占配信。この度、怒涛の超絶アクションが満載かつ謎を呼ぶ予告編と、キービジュアルが公開された。本作は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』で戦う女性を演じてきたセロン主演の最新アクション大作。『ワン・オン・ワンファイナル・ゲーム』『Beyond TheLights(原題)』などで注目を浴びた女性監督ジーナ・プリンス=バイスウッドが、まったく新しいアクションヒロイン像を描き出す。何世紀にも渡り、歴史の影で暗躍し、誰にも知られることなく人類を守り続けてきた秘密の特殊部隊“オールド・ガード”。そのメンバーは“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちであり、彼らを率いるのは女性兵士アンディ(セロン)だ。ある日、彼女らの不死身の能力が何者かによって暴かれ、恐るべき陰謀のためにその能力を複製しようと企む強大な謎の組織から狙われることに。手段を選ばない組織の脅威に立ち向かう部隊と人類の運命はアンディと仲間たちに託されていく……。公開された予告編は、セロン演じる“不死身の傭兵アンディ”と、部隊チームが繰り広げる超絶アクションが満載のもの。冒頭から、“オールド・ガード”が敵の罠にハマり、嵐のような銃撃を受けてしまう衝撃的な姿が映し出されるが、死んだはずのアンディらはすぐに息を吹き返し、逆に敵を返り討ちに。彼らは皆、不死身の体を持つ兵士であり、何世紀にも渡り、誰にも知られず人類を救う影の活動に尽力してきたことが明かされている。映像内では鍛え上げられた肉体のセロンが繰り出す、銃や剣を使った接近戦や肉弾戦、さらに特殊な斧を駆使した類を見ないアクションシーンも展開されており、セロンの新たなハマり役となる期待が大きく高まる。さらに新メンバーのナイル(キキ・レイン)を招き入れたアンディらは、秘められた部隊の活動を教えていきながらも、永遠に生きることの苦悩や葛藤を抱えていることも感じさせ、歴史の影で生き続ける彼らの内面に迫るエモーショナルな人間ドラマにも注目だ。あわせて公開されたキービジュアルには、“彼らの戦いに終わりはない”という謎めくコピーが刻まれた、アンディらの凛々しい姿が映し出されている。この夏を熱く盛り上げてくれそうな、大いに期待できる仕上がりだ。Netflix映画『オールド・ガード』7月10日(金)より独占配信開始
2020年05月22日シャーリーズ・セロン主演の最新アクション大作『オールド・ガード』が「Netflix」にて7月10日(金)より独占配信されることが決定。場面写真も初解禁された。何世紀にも渡り、秘密裏に人類を守り続けてきた謎の特殊部隊。そのメンバーたちは“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちであり、彼らを率いるのは女性兵士アンディ。ある日、緊急任務のために召集された彼らの能力が何者かによって暴かれ、その能力を複製しようと企む謎の組織から狙われることに――。本作は、グレッグ・ルッカの人気グラフィックノベルが原作。これを『ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』などで注目を浴びたジーナ・プリンス=バイスウッド監督が、全く新しいアクション・ヒロイン像を描き出す。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では戦士フュリオサ役で壮絶なアクションを演じ、『ワイルド・スピード ICE BREAK』『アトミック・ブロンド』などアクション女優としても注目を集めるシャーリーズが今作で演じるのは、女性兵士アンディ。“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちでできた秘密裏に人類を守り続ける謎の特殊部隊を率いている。到着した場面写真では、チームを引き連れて斧を背負い、銃を構えるアンディの姿が捉えられている。また、『ビール・ストリートの恋人たち』のキキ・レイン、『アラジン』でジャファー役を演じたマーワン・ケンザリ、『ハリー・ポッター』シリーズのハリー・メリング、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のベロニカ・グゥ、『それでも夜は明ける』『オデッセイ』のキウェテル・イジョフォーらが参加。永遠に生きることの意味、アンディと仲間たちが持つ苦悩や葛藤も繊細に描いていく。Netflix映画『オールド・ガード』は7月10日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年05月08日ドキュメンタリー映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』が、全国の劇場で近日公開。“神の声”と称されたテノール歌手・パヴァロッティの生涯を描く映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』は、“神の声”と称されたイタリアのテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティの生涯を描いた初のドキュメンタリー。⼈⽣に、⼥性に、歌に情熱を注いだ、陽気で豪快で⼈たらし、そして何よりも“⼈⽣を愛する天才”であったパヴァロッティの姿を映し出した。監督は巨匠ロン・ハワード監督は『ビューティフル・マインド』でアカデミー監督賞を受賞し、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』、『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』などでメガホンを取った巨匠ロン・ハワードが務める。パフォーマンスやプライベートから垣間見える人間力貴重な映像から伝わるのは、パヴァロッティの歌唱力はもちろんのこと、彼の高い人間力。『ラ・ボエーム』『トスカ』などの絶頂期のパフォーマンスや、『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」をはじめとする名曲を3大テノールで競演した伝説のステージ、故ダイアナ妃との交流やボランティアなどの幅広い活動、家族とのプライベートライフなどから、彼の人間性を垣間見ることができる。U2のボノなど23人へのインタビュー映像23人のインタビュー映像にも注目。彼らの告白が、生きることのすべてを全力で愛した男の輝かしい日々を浮き彫りにする。たとえばU2のボーカリスト・ボノは、パヴァロッティのアーティストとしての信念を証言。マネージャーやエージェントはショービジネスの裏側を明かし、前妻、最後の妻、3人の娘たち、そして愛人は欠点が同時に魅力だったという彼の素顔を告白する。“人類史上最高の歌声”を映画館で体感ハイCと呼ばれる高音を軽々と出す並外れた音域と、力強く芳醇な声量による“人類史上最高の歌声”を、最新技術でスクリーンに蘇らせたのは、アカデミー賞に3度輝いた実績を持つ録音技師クリストファー・ジェンキンズ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などでも活躍した彼が、ロンドンのアビー・ロード・スタジオで、臨場感あふれる音体験をもたらすドルビーアトモスの多次元音響技術とパヴァロッティの歌声の輝きを結合させた。鑑賞者は映画館に居ながら、同じ部屋の中で生の歌を聴いたときに体で感じる力強さや鋭さを味わうことができる。【詳細】ドキュメンタリー映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』公開時期:2020年出演:ルチアーノ・パヴァロッティ、ボノ、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ監督:ロン・ハワード字幕翻訳:古田由紀子字幕監修:堀内修<劇中に登場するパヴァロッティ歌唱楽曲>プッチーニ「ラ・ボエーム」/ドニゼッティ「連隊の娘」/ヴェルディ「リゴレット」/レオンカヴァルロ「道化師」/プッチーニ「マノン・レスコー」/ディ・カプア「オ・ソレ・ミオ」/プッチーニ「トゥーランドット」/ドニゼッティ「愛の妙薬」/プッチーニ「トスカ」ほか<音楽界の登場人物>ボノ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、アンドレア・グリミネッリ、アンジェラ・ゲオルギュー、キャロル・ヴァネス、ヴィットリオ・グリゴーロ、マデリン・レニー、ズービン・メー、ユージン・コーン、ランランほか
2020年03月07日『モンスター』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』まで幅広い役を演じ分ける、ハリウッドになくてはならない女優のひとりシャーリーズ・セロン。『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を獲得して以来、実力派女優としての地位を確立。役作りのストイックさで知られ、出演する作品ごとに全く違う見た目に変身する肉体改造も注目されている。近年では、自身の制作会社デンバー&デリラ社の代表を務め、プロデュース業にも積極的に取り組んでいるシャーリーズ。そんな彼女がプロデュースと出演の2役を務めた肝入りの新作映画が、年明けに立て続けに公開。まさに“新春シャーリーズ祭り”状態の新作3本を紹介する。現代女性に贈る新感覚ラブコメディ『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』シャーリーズが演じるのは、国務長官で次期アメリカ大統領のポストを狙う完璧美女シャーロット。これまでの硬派なイメージを覆し、コメディエンヌとしての才能を開花させている。アメリカの次期大統領候補という立場にも関わらず、セス・ローゲン扮する、無職でどこか残念な主人公のフレッドにも分け隔てなく接するオープンな性格で、笑いのセンスもある女性シャーロットは、まさに気さくな人柄で知られるシャーリーズそのままともいえるほど。誰もが惚れてしまう魅力溢れるシャーリーズの姿は必見!1月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。“正直者”社員がリベンジするモンスター上司に『グリンゴ/最強の悪運男』正直者でお人よしな性格から、貧乏くじばかり引いている男ハロルド(デヴィッド・オイェロウォ)の逆転劇を痛快に描いたエンタテインメントドラマ。本作でのシャーリーズはなんと悪女。美しいブロンドヘアとセクシーな赤リップがトレードマーク、自分の美貌を武器にして己の欲望は必ずかなえる最強の性悪女エレーンに扮する。部下のことなど一切考えずに自分の利益を優先する最悪の上司となり、とことん悪役に徹しているが、ファンなら誰しも「こんなシャーリーズにも騙されてみたい」と思ってしまうはず!?2月7日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。3大人気女優の競演で話題『スキャンダル』シャーリーズ&ニコール・キッドマン&マーゴット・ロビーという豪華女優陣の競演による注目作。実在の人気キャスター、メーガン・ケリーを演じたシャーリーズは特殊メイクを施し、アメリカで予告映像が解禁された際には「本人が出演しているの!?」と大きな話題に。そんな特殊メイクは『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でオスカーを獲得した辻一弘氏を、シャーリーズ自らが口説き落として参加が実現。もちろん見た目だけではなく、話し方や細かな仕草まで本人そっくりに仕上げ、シャーリーズは真骨頂を発揮。第77回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートを果たした。2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 2020年1月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 Flarsky Productions, LLC. All Rights Reserved.グリンゴ/最強の悪運男 2020年2月7日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2018 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.スキャンダル(2020) 2020年2月21日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開© Lions Gate Entertainment Inc.
2020年01月07日アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィスらキャスト陣とティム・ミラー監督(『デッドプール』)が来日し、盛り上がりを見せている最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』。映画の中ではサングラス姿でニコリともしないシュワが、ジャパンプレミアでは日本のファンの歓迎に笑顔を振りまく姿が印象的だった。それにしても、なぜ彼は映画の中でニコリともしないのか?そもそもターミネーターは敵なのか味方なのか…?今回は最新作を存分に楽しむために、いまさら聞けない伝説的シリーズ『ターミネーター』の基本の基に迫った。そもそも、ターミネーターって何者?“終わらせるもの”という意味を持つターミネーター(terminator)とは、ターゲットの生命を文字どおり“終わらせる”まで、徹底的に追い続ける殺戮マシーン。パッと見は人間と同じで見分けがつかないが、中身は機械。全身の骨格は特殊金属で人工の筋肉や皮膚がそれを覆っている。血液も流れ、銃撃されれば傷跡もつくが、決して屈しない。何度でも立ち上がり、ミッションを完遂=ターゲットを抹殺するまで、絶対に止まらないのがターミネーターだ。ボディビルダーから転身したシュワのハマり役にジェームズ・キャメロン監督が『タイタニック』や『アバター』といった超大作を生み出す以前、駆け出しのころに手掛けた『ターミネーター』(1984年/以下『T1』)にて初登場。同作は低予算ながら世界的に大ヒットとなり、カルト的人気となった。ボディビルの世界チャンピオンから映画俳優に転身し、少しぎこちなさが伺えるシュワルツェネッガーはハマり役となり、筋骨隆々の大男が、同情や慈悲など一切ない冷酷無比なマシーンとして殺戮を繰り返す姿は世界中に衝撃を与えた。さらに、2作目『ターミネーター2』(1991年/以下『T2』)では新タイプが登場。全身が液体金属からなり、変幻自在で触れた人間そっくりになることができ、ナイフのように指先を尖らせて相手をひと突きすることも。銃撃されてもボディに穴が開くだけであっという間に塞がってしまう。そんな、さらに強力なターミネーターに世界は再び震撼。彼らと人間を見分けるには、犬を飼うしかない(吠えます)。なぜ、未来からやってくる?そんなターミネーターは、2029年の未来から過去にやってくる。その未来とはなんと、人間と人工知能(AI)がコントロールする機械が全面戦争を繰り広げている暗黒の世界。いまでこそ、ソフトバンクのPepperやAmazonのAlexaなどが登場し、ドラマ「ドクターX」でも描かれているように医療の分野で活躍したり、人間とチェスや将棋で対決したりと実用化が進み、かつては夢物語だったAIとの共存は現実となっている。だが、あの天才物理学者ホーキング博士も死の直前まで危惧していたという、“AIが招くかもしれない未来”を描いているのが本シリーズ。軍事利用されたAIが思考能力を持ち、逆に人類を襲い始める…という、博士が想像していた未来の究極に最悪なパターンが物語の舞台となっている。ターミネーターは近未来のAIが創った!ターミネーターも、AI「スカイネット」がオール人類抹殺のために創り出したものだ。シュワが演じた旧型T-800というタイプから、より無敵な『T2』のT-1000に改良を施すなど、AIは常に進化。ターミネーター自体に組み込まれたチップにも高度な学習機能があり、人間と共に過ごせば過ごすほど人間について学んでいく。なぜ、サラ・コナーは戦うのか?恐ろしいターミネーターが、『T1』で未来からやってくるのは、1984年のロサンゼルス。未来で人類軍を指揮するカリスマ的なリーダー、ジョン・コナーを“生まれてこなかった”ことにするため、その母親となるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を抹殺しに来たのだ。当時のサラは友達とルームシェアをし、レストランでアルバイトしたり、週末には遊びに出かけたりする、ごく普通の女子大生。シュワ演じるターミネーターが同姓同名の別人を次々抹殺していく中、そんなサラ本人の前には謎のイケメン、カイルも現れる。そのカイルこそ、未来のジョンが過去の母を守るために送り込んだ兵士。カイルから将来起こる機械との戦争について聞いたサラは、暗黒の未来を変えるためにカイルとターミネーターに立ち向かう。さらに2人は、激しくも短い恋に落ち…。やがてサラは男の子を出産するが、この子こそがジョン・コナー。ちょっとややこしいが、カイルが父親なのだ。そして10年後の1994年には、今度は10歳になったジョン(エドワード・ファーロング)を襲いにターミネーターT-1000がやってくる。『T2』で母となったサラが自ら銃の扱いや護身術を学び、たくましい兵士へと一変しているのはすべてはジョンを守り、未来を変えるためなのだ。「審判の日」とは?AI「スカイネット」が勝手に核戦争を仕掛け、人類に宣戦布告した1997年8月29日のこと。30億人もの命が一瞬にして奪われ、『T2』でサラは何度もその様子を悪夢として見る。「審判の日」を阻止するため、サラがとった行動は「スカイネット」を開発したIT企業「サイバーダイン社」を襲うことだった。しかし、それは未遂に終わり、サラは警察病院の精神科に収監、母と離ればなれになったジョンは里親のもとでグレかかり、ターミネーターT-1000には命を狙われることになってしまう。なぜ、「I’ll be back/アイルビーバック」が有名に?『T1』では、シュワ演じる殺戮マシーン・ターミネーターT-800に対抗するため、ジョンは優秀な人間の兵士カイルを未来から過去に送り込んだ。そして『T2』では、より強力になったターミネーターT-1000に対抗するため、“ジョン・コナーを守る”というミッションを自らインプットしたT-800を送り込む。こちらも、もちろんシュワが演じている。傍目にはかつてサラに襲いかかり、世間をも震撼させたターミネーターとまったく同じに見えることから、サラはもちろん観る者も、あの恐怖を否が応でも思い出すことに…。ターミネーターは何度も“戻ってくる”まさに“戻ってきた”ターミネーター。もともとは、『T1』で警察に保護されたサラを襲う際、「I’ll be back」と言い残して車で突っ込んできたことが始まり。『T2』ではサラとジョンを守るため、「I’ll be back」と言い残して警官隊に立ち向かい、逃走用の車両で戻ってくることから、伝説として語り継がれるセリフとなった。とはいえ、『T2』では少年ジョンの命令も絶対なため、少々お茶目な姿を見せるシュワ・ターミネーター。片足を上げろと言われたら「下ろしていい」と言われるまで上げっぱなし、「地獄で会おうぜ、ベイビー(Hasta la vista, baby)」なんて言葉も覚えてしまった。最新作『ニュー・フェイト』では何が起こる?『T2』で、ターミネーターT-1000とのバトルに勝利したサラ・コナーたち。T-800は自身の中に組み込まれたAIチップの危険性に気づき、自ら溶鉱炉に沈んでいった。これでAI「スカイネット」の暴走や「審判の日」は回避され、30億人の命は救われた、はずだった…。だが、『ニュー・フェイト』ではまったく新しいターミネーター・REV-9(ガブリエル・ルナ)が未来からやってくる!そのターミネーターもまたAIが創り出したもので、外側はT-1000のような液体金属、内側はT-800に似た骨格で、2体に“分離”するという超強者。破壊的なダメージを受けても、約30秒ほどで元の姿に。そして本人も予告編で言うように“全身が武器”状態。初めてシュワ・ターミネーターを目にしたときの“絶対に勝ち目はない”恐怖を、改めて思い出させるには十分な脅威となっていく。しかも、表情が豊かで人好きのする笑顔を見せることもあるから、なお恐ろしい。追う者、追われる者、守る者が新たな顔ぶれにその最新型ターミネーターの新たなターゲットとなるのが、メキシコシティの自動車工場で働く家族思いの女性ダニー(ナタリア・レイエス)。また、ダニーを守るために、手術を受けて強化型スーパー・ソルジャーに改造された人間の女性グレース(マッケンジー・デイヴィス)も未来から送り込まれてくる。なぜ、ダニーがターミネーターに狙われるのか、なぜ、グレースがダニーを必死に守るのかは最新作の大きな見どころの1つ。特にマッケンジー演じるグレースは、サラ・コナーや、『エイリアン』シリーズのリプリー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフィリオサなどに匹敵する強力ヒロイン誕生として大きな話題を呼ぶことになりそうだ。なぜ、最新作が“正当な続編”なのか『T2』以来、約30年ぶりにジェームズ・キャメロンが製作・ストーリーを担当、シュワ&リンダの再演が実現した最新作『ニュー・フェイト』。本作が“正当な続編”と呼ばれるのは、『T2』の物語からそのまま地続きになっていること。さらに、サラ・コナー役のリンダが同作ぶりに“戻ってきた”ことも重要なポイント。実はこの間、『ターミネーター3』『ターミネーター4』、そして『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などが製作されたが、これらには“シリーズの生みの親”キャメロンは直接関わっていない。“シリーズの顔”シュワ・ターミネーターは全作に登場しているものの、カリフォルニア州知事時代の『ターミネーター4』では体は別人、顔だけ『T1』時のCGという形に。ストーリー的にも『ニュー・フェイト』との関連は見られない。「審判の日」が回避されたはずなのに、再び始まってしまったターミネーターとの死闘。その衝撃の運命を、スクリーンで見届けてみてほしい。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月08日10月4日より公開された映画『ジョーカー』が、15日までの12日間で動員数1,415,587人、興行収入は2,086,726,500円と早くも20億円を突破したことが分かった。孤独だが心優しかった男が<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描くサスペンス・エンターテインメント『ジョーカー』。日本を含む世界66か国でNo.1を記録し、早くも社会現象を巻き起こしている。米サイト「Box Office Mojo」(10/14付け)によれば、10/11~13の間で5586万1403ドル(60億5430万円)を記録、世界興行収入は5.4億ドル(590億円)を超えており(※10/14付け「Box office mojo」調べ※1ドル=108.38 円換算)、Rotten Tomatoesのオーディエンス・スコアも90%と高い満足度を維持。日本では週末ランキングで2週連続No.1を記録し、『アメイジング・スパイダーマン』以来、なんと7年ぶりのアメコミ映画2週連続No.1と異例の快挙に。3連休の週末は台風により閉館する映画館が相次ぐ中、連休最終日の14日は初週末の日曜日(10/6)の興収対比94.41%と、2週目にも関わらず1週目から落ちのない興行となった。さらに、これまでの日本でのDC映画の興行収入記録『ダークナイト ライジング』(19.8億)や、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(18.1億)の最終興行収入を公開後11日目で超え、この度公開12日間で興行収入20億円を突破。公開24日間で興収20億を突破した『ゼロ・グラビティ』より12日も早い結果となった。『ジョーカー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年10月16日