NTTデータとSassorは、エネルギーマネジメントサービス分野で協業することで合意したと発表した。同協業では、NTTデータが提供する電力事業者向けアプリケーションプラットフォーム「ECONO-CREA」とSassorのIoTアプリケーションおよびサービスを連携させ、エネルギーマネジメントサービスを提供することを目的としている。「ECONO-CREA」は、電力データや分電盤データなどのIoTデータのみならず、仕様の異なるさまざまなデータを一元的に収集・保管・マイニングを行い、サービスプロバイダーにAPIを提供するプラットフォームとなる。今回の協業の第一弾では、2016年1月より、Sassorの「Energy Literacy Platform(ELP)」を、ECONO-CREAのアプリケーションに追加し、提供する予定となっている。今回の協業における各社の役割として、NTTデータでは、ECONO-CREAのアプリケーションプラットフォームを提供し、データの収集・保管・マイニングおよびAPIをサービスプロバイダーとなるSassorに提供し、Sassorは、ECONO-CREAを活用してELPサービスを電力需要家や企業などのユーザーに提供する。なお、協業後は、両社の分析ノウハウを組み合わせて、需要家の使用電力に関するデータ分析サービスを提供する予定だという。
2015年12月21日竹中工務店は9月25日、電力システム改革後に想定される多様な料金メニューに対応して電力デマンドを最適に制御可能という新しいエネルギー・マネジメント・システムである「I.SEM(アイセム)」を開発し、同社の関連会社であるTAKイーヴァックの新砂本社ビル(東京都江東区)に初導入したと発表した。新システムは、建物の負荷予測を行い、熱源や空調機器などの運転を最適に計画し、計画通りの電力デマンドを達成する。マネジメント機能を、同社が開発したクラウド利用の情報プラットフォーム上に構築することで高速処理が可能になったことや、パーソナル対応のデマンド・レスポンスを負荷予測に初めて加えたことで、最先端のリアルタイム制御を実現しているとしている。これにより、予測から運転までを一貫して高精度・高効率で可能になり、計画通りの電力デマンドを達成することで多様な料金メニューに対応するという。同社によれば従来も個別の予測システムや制御システムはあったが、各種の個別システムをクラウド上に構築してトータルに制御するマネジメント・システムの実用化は初めてだという。同システムは、パーソナル対応デマンド・レスポンスを加味した「負荷予測システム」、複雑な熱源やEVを考慮して電力調達を計画する「最適運転計画システム」、太陽光発電や発電機など多様な電源を最適にコントロールして空調や照明と統合して電力デマンドを制御する「リアルタイム制御システム」といった特長を持つ。負荷予測システムでは、電力負荷と熱負荷を±5%で予測するエンジンに、居住者の意向を反映させるパーソナル対応デマンド・レスポンスを加えてシステム化したことで、居住者に不満の無い環境での高精度な負荷予測を実現しているという。最適運転計画システムでは、電気熱源やガス熱源、蓄熱などの複雑な熱源機器とEV充電のスケジュールを、コストや省CO2などの目的に合わせて最適化し、電力調達の計画値を決定する。必要な分析機能を、同社が開発した情報プラットフォームである「ビルコミ」に構築することで、高速かつセキュアなシステムを提供しているとのこと。30分単位の計画値に対して電力デマンドを±3%に制御しているが、更に短い周期でのデマンド対応力へのポテンシャル、を持つとしている。なおビルコミのネットワークおよびクラウド・インフラには、NTTコミュニケーションズの「Arcstar Universal One」および「Cloudn」を利用しているとのことだ。リアルタイム制御システムでは、新開発のMSEG(multi-source energy gateway:エムセグ)が中核になるという。MSEGは、パワー・コンディショナー機能(PCS)とバッテリー機能を一体化したコンポーネント(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による助成を受けて開発)を制御するシステム。太陽光発電・発電機・電気自動車など最近のビルが採用する多様な分散型電源を統合して、効率良くビルの電力デマンドをリアルタイムに調整するとしている。MSEGはさらに、分散型電源を利用して停電時の自立運転が可能としている。これらの機能をパッケージ化したことでイニシャルコストを低減し、施工性を向上させるなど提案時の商品性を高めたという。同社は今後、I.SEMを導入したTAK新砂ビルで実証データを蓄積し、システムの充実をさらに図ると共に、オフィスビルを始め、集合住宅や学校、大型ショッピングセンター、駅ビルなどのエネルギー・マネジメントとBCPニーズの高い建物に提案していくという。
2015年09月28日J.P.モルガン・アセット・マネジメントは6日、Android搭載タブレット端末ユーザー向け「J.P.モルガンInsightsアプリ」の日本での提供を正式に開始した。○最新の経済・金融情報をだれでも無料でダウンロードできるJ.P.モルガン・アセット・マネジメントの「J.P.モルガンInsightsアプリ」を利用することで、最新の経済・金融情報をだれでも無料でダウンロードできる。同社グループでは、「J.P.モルガンInsightsアプリ」を、(1)投資信託の販売会社における販売担当者の教育ツールとして、さらには、(2)個人投資家や学生等の広範なユーザーが金融知識を深めるために利用する便利なツールとして、幅広いユーザー層に有効活用してもらうことを目指しているという。「J.P.モルガンInsightsアプリ」は、2013年5月に米国でiPad端末向けに提供が開始され、日本では2014年5月より提供が開始された。2015年7月末にはアジア7カ国における累計ダウンロード数が1万件を突破し、その約7割を日本のユーザーが占めているという。アジア地域ではAndroid搭載タブレット端末の普及率が高いため、このたび日本とオーストラリアが先行してAndroid端末向けに提供を開始したという。同社グループでは、同アプリの対応端末の拡大により、同アプリを活かした金融リテラシー向上支援の取組みをより一層強化し、投資信託市場全体の発展、投資家の裾野拡大に寄与することを目指していくとしている。「J.P.モルガンInsightsアプリ」は、J.P.モルガン・アセット・マネジメントが世界各国で展開する金融教育プログラム「Market Insights」の一環として開発さた。「Market Insights」は経済や市場の情報を包括的に提供するプログラムであり、日本では2013年1月に導入後、主に販売会社向け研修を展開しているという。2014年、iPad端末向けに提供を開始した同アプリは、「Market Insights」販売会社向け研修でも活用されており、複数の金融機関の自社研修ツールとしても採用されているという。このたび、同アプリの対応端末の拡大により、Android端末を利用している複数の金融機関でも自社研修ツールとしての導入が検討されているとしている。○「J.P.モルガンInsightsアプリ」のコンテンツと特徴多岐にわたる豊富なコンテンツ主要な市場の動向や経済トレンドを捉えたデータ集(四半期毎に更新)を主軸に、市場・経済動向の最新レポートや注目の資産クラスの解説などが日々更新されている。同アプリ限定公開のストラテジストによるビデオ解説や音声ガイドが人気を博しているデジタルコンテンツならではの優れた閲覧性「Market Insights」プログラムの膨大なコンテンツがテーマごとに整理され、一覧で確認できる。また、気になるキーワードを検索して関連レポートやビデオをタイムリーに閲覧できる。「J.P.モルガンInsightsアプリ」は、App Store、Google Play Storeから入手できる(「JPモルガン」のキーワードで検索)。
2015年08月10日ソフトバンクは7月28日、IoT/M2Mソリューションの活用やビジネスでの展開を考える企業向けに、「IoT/M2Mマネジメントサービス」を発表した。2015年秋から提供開始の予定。IoT/M2Mソリューションでは、多くの管理対象物がネットワークに繋がることによる運用管理負荷の増大・コストの増加・グローバル展開する際の管理の煩雑さが、多くの企業の課題になっているという。新サービスはこのような課題に対し、対象物に繋がるモバイル回線の管理機能に加えて機器などの障害の簡易診断機能を備えることで企業のサービス品質の向上を図ると共に、管理業務の自動化によりネットワーク・コストおよび運用管理コストを削減するとしている。さらに、グローバル展開する場合も米Jasper Technologiesの単一プラットフォームによる管理が可能なため、ユーザー企業の運用・管理の煩雑さを解消し、グローバルでのIoTビジネスの展開・拡張を支援するという。サービスの提供にあたっては、同プラットフォームを利用する世界中の通信事業者と連携し、広範囲でのIoT/M2Mサービス展開とコスト最適化を実現すると共に、インターネット接続により複数の国や地域からでも統一したWebベースでの管理が可能な機能を提供するとのこと。同サービスの主な機能としては、「リアルタイム回線状況管理」「接続ライフサイクルマネジメント」「リアルタイム障害診断」「料金プラン・通信量管理」の4点がある。リアルタイム回線状況管理機能では、国内外の回線利用状況確認が可能であり、回線とIoT機器を紐づけた管理も可能。接続ライフサイクルマネジメント機能には、機器に対する回線開通停止/IoTサービス開始時の回線開通作業/在庫保管時などの回線停止作業/IoTサービスを再開する時の開通作業を含む。リアルタイム障害診断機能には、サーバへのデータ未到達時の簡易障害切り分けや、SIMを搭載した機器の圏外・圏内確認を含む。料金プラン・通信量管理機能では、回線ごとの利用金額や利用データ量の閲覧が可能。同社は同サービスの利用例として、テレマティクス、工作機械のリモート・モニタリング、盗難防止ソリューションの3種類を想定している。テレマティクスでは、データ通信機能を搭載した車を海外で販売・利用する際、複数キャリアの通信を専用のWeb管理ポータルを通じて一括管理が可能という。また、リアルタイム障害診断機能による障害箇所の特定と切り分けや、API連携により企業の基幹システムと連動した管理が可能とのこと。工作機械のリモート・モニタリングでは、データ通信機能を搭載した工作機械を海外各地に展開する際に、複数キャリアの通信を専用のWeb管理ポータルを通じて一括管理可能している。テレマティクスと同様に、リアルタイム障害診断機能やAPI連携の利用も可能という。さらに、機械のファームウエアのバージョンアップ時など一時的に大容量データ通信する場合はフレキシブルな料金体系で対応し、想定外の大容量データが発生した際の自動通知が可能している。盗難防止ソリューションでは、データ通信の頻度が低い場合はフレキシブルな料金体系で対応するとのこと。また、専用のWebポータルを使った回線とデバイスの一括管理が可能という。
2015年07月29日ソフトバンクは7月28日、グローバルIoT/M2Mマネジメントサービスの提供を今年の秋に開始すると発表した。同サービスでは、対象物につながるモバイル回線の管理機能に加え機器などの障害の簡易診断機能を備えることで企業のサービス品質の向上を図るとともに、管理業務の自動化によりネットワークコストならびに運用管理コストを削減することができる。また、米Jasper Technologiesのプラットフォームを採用しているため、グローバル展開する場合でも単一プラットフォームでの管理が可能だ。主要な機能としては、国内外の回線利用状況を確認できる「リアルタイム回線状況管理」、機器に対する回線開通停止などが可能となる「接続ライフサイクルマネジメント」、サーバーへのデータ未到達時の簡易障害切り分けやSIMを搭載した機器の圏外・圏内確認ができる「リアルタイム障害診断」、回線ごとの利用金額・データ量の確認ができる「料金プラン・通信量管理」などが備わっている。これらの機能により、テレマティクスや工作機械のリモートモニタリング、盗難防止ソリューションなどでの活用が期待できるという。サービスの提供にあたっては、同プラットフォームを利用する世界中の通信事業者と連携し、広範囲でのIoT/M2Mサービス展開とコスト最適化を実現するとともに、インターネット接続により複数の国や地域からでも統一されたウェブベースでの管理ができる機能を提供するとしている。
2015年07月28日子育て中のママに必須な「ストレスマネジメント」って? の続きです。「子育て中は、ストレスが一杯。でも、ストレスをまったくなくすのは不可能で、要はいかにうまく付き合うかという『ストレスマネジメント』が大事なのです」と教えてくれたのは、NPO法人 えじそんくらぶ代表の高山恵子さん。そんな高山さんに「ストレスマネジメントを実践するためのステップ」について伺った。今回はそのうちの前半、第1~第2ステップを紹介しよう。ストレスマネジメント 4つのステップ「ストレスの自分に合ったマネジメント法を見つけるために、4つの段階を踏んでストレスと向き合っていく方法を紹介しましょう」と、高山さん。流れは以下の通りだ。<Step1>自分のタイプを知る↓<Step2>自分にとっての「いい状態」を知る↓<Step3>ストレスの原因を知る↓<Step4>対処方を考え、実践する早めの周囲への相談が必要な時もさて、実践の解説を始める前に、ひとつ知って欲しいことがある。それは、「ストレスマネジメントは、毎日を快適に過ごすための有効な方法のひとつだが、精神的な疾患がある場合などは自己流のマネジメントにより、かえって症状が悪化してしまうこともある」ということ。状況が良くならない、または自分でマネジメントしようという気力もない、といった場合は、早めに周囲に相談し、必要に応じて専門機関での治療も検討して欲しい。では、いよいよ実践の解説を始めよう!<Step1>自分のタイプを知る自分に合ったストレスマネジメントの方法は、「自分のタイプ」の把握から。下図は心理学者ユングが提唱したもので、「基本的な性質」と「結論の出し方」を整理してみる。どちらがいい・悪いではなく、「違うタイプがある」ということがポイント。また、必ずどちらかに当てはまるということでもない。たとえば、旅行に行って気晴らしができる人もいれば、家で片づけをしていた方がリフレッシュになる人もいる。「『自分と人とは違う』と知ることが、自分を見つめるうえで、また、対人関係においてとても大切なのです。」 <Step2>自分にとっての「いい状態」を知る自分のタイプが見えてきたら、次は、自分のいい状態をイメージし、思いつくままに書き出してみよう。あなたは、どんな時にリラックスできるだろうか? それが終わったら、下の図を見て、「どの欲求を満たしたら、私は『いい状態』になるだろうか?」と考えてみよう。ストレスマネジメントとは、自分とじっくり向き合う作業のこと。その根底にあるのが、「自分を大切にする」という気持ちだ。ゆえに下図の「4 セルフエスティーム欲求(認められたい、自分をわかってほしい、自分を大切にしようという欲求)」は、「いい状態」を考えてみる時の大きなヒントとなる。今回は、自分のタイプを知り、自分にとっての「いい状態」の把握をした。次回は、ストレスの原因を知り、対処法を実践する方法を整理します。「ストレスマネジメントという考え方、何だか面白そう!」と思った人は◇「 親子のストレスを減らす 15のヒントト 」(著者:高山恵子/学研教育出版) 定価:本体1,500円(税別)
2015年07月23日ServiceNow Japanは、野村證券が同社のサービスマネジメント・プラットフォームを活用し、ITサービスマネジメントのグローバル最適化を実現したと発表した。野村證券では、12,000人の法人事業社員が24時間365日利用するIT環境のサービス品質を向上させるため、世界3,000人のIT部門スタッフがサービス提供を行うときに利用するITサービスマネジメントのプロセスおよびツールの標準化を進めている。ServiceNowを活用したITサービスマネジメントが適用される対象は、サーバ約2万台、クライアントPC約2万4,000台、1,500種類のアプリケーションからなるグローバルに展開されたシステム。2014年4月にServiceNowの利用をグローバルで開始し、2015年4月時点ではリクエスト管理、問題管理、インシデント管理、変更管理、リリース管理、サービス管理が利用可能になっている。野村證券 グローバル・インフォメーション・テクノロジー部インフラストラクチャー課でエグゼクティブ・ディレクターを務める亀倉龍氏は、導入効果について、「クラウド上に単一データソースを持つことによって、レポーティングのスピードと精度が大きく向上した点があります。障害のトレンドと稼働率への影響、システム変更の件数や範囲などが一目でわかるようになりました。サービス品質を維持・向上させるために、どのポイントを押さえておくべきか、どのような手を打つべきか、意思決定の迅速化に結びついています。その結果として、システムの安定稼働に貢献できていると言えるでしょう」と述べている。
2015年06月08日NECマネジメントパートナーは5月27日、2016年1月に施行されるマイナンバー制度について学べる2種類のeトレーニングコースの提供開始を発表した。提供開始したeトレーニングコースは、全国どこからでも受講が可能で、「従業員向け」と「担当者向け」の2種類が用意されている。「従業員向け」は、マイナンバー制度の概要、主な利用場面について紹介し、全従業員を対象とした内容となっている。受講料は4320円(税込)で、標準学習時間は1時間。到達目標は、「マイナンバー制度の概要を説明できる」「マイナンバーの利用範囲、利用場面を説明できる」となっている。「取扱い担当者向け」は、マイナンバー制度の概要、マイナンバーの取り扱いにおける注意点、安全管理措置の対応について紹介し、企業で従業員等のマイナンバーを取り扱う方を対象とした内容となっている。受講料は6480円(税込)で、標準学習時間は2時間。到達目標は、「マイナンバー制度の概要を説明できる」「マイナンバーの取り扱いにおける注意点を説明できる」「対応すべき安全管理措置について説明できる」となっている。
2015年05月27日電通パブリックリレーションズは、、日本広報学会理事長である清水正道氏監修のもと、企業広報戦略研究所の研究員の執筆による書籍「戦略思考の広報マネジメント~業績向上につながる“8つの広報力”の磨き方~」を発売した。価格は1,800円(税別)。インターネットやソーシャルメディアなどの普及により、既存の手法ではステークホルダー間の利害調整を行うことが難しくなっているという。そのような状況で企業が成長し続けるには、「広報」を経営の中枢に位置付け、戦略的に広報マネジメントをすることが重要とのこと。本書では、上場企業の広報力比較調査で明らかになった企業広報活動の実態と先進企業の取り組みなどを紹介し、日本企業の広報力の強みと弱みを踏まえ、戦略的な広報活動を行う上で必要な「8つの広報力」を解説している。「8つの広報力」とは、「情報収集力」「情報分析力」「戦略構築力」「情報創造力」「情報発信力」「関係構築力」「危機管理力」「広報組織力」のことを指し、この8つの軸で企業の広報力を分析するモデルにより、広報力を上場企業全体、また業界内で比較することが可能になるという。また、本書内には、広報優良企業や上場企業の平均と比較し、自社の強み・弱みを把握できる簡易診断用の調査票や、メディアやNGOへのインタビュー及び先進企業の取り組みなども紹介しており、広報の実務家が日常の活動で生かせる内容となっているとのこと。
2015年04月22日5月20日、アップルやグーグル、アウディ、ダイソンなどが実施している、デザインを経営の根幹に据えた経営手法「デザインマネジメント」を学ぶセミナー「SOLIDWORKS Solution Seminar 2015 Tokyo」が、大塚商会本社ビル(千代田区飯田橋)において開催される。同セミナーでは、ソリッドワークス社の動向や、同社製品群の連想性を利用した3Dデータの全社活用法についてのセミナーのほか、「顧客価値の確認のためのプロトタイピング」を体験できるワークショップなどが展開される。具体的な講演内容としては、ソリッドワークス・ジャパン 執行役員 山崎究 氏による、今年2月に米国フェニックスで開催された世界最大級の3D CADイベント「SOLIDWORKS World 2015」の模様とソリッドワークス社製品の導入状況の紹介や、エムテド代表取締役 アートディレクター/デザイナー の田子學氏による基調講演「デザインマネジメント ~一気通貫のモノづくり~」が用意されている。また、ソリッドワークス社のデータ、サービスの活用法や、効果的な設計手法、工程に関するセッション、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特任講師 富田 欣和氏によるワークショップ「価値を生み出すプロトタイピング ~技術を価値へと転換する~」などが実施される。なお、同セミナーは6月10日に大阪でも開催される予定で、顧客価値とデザインを融合しユニークな製品開発をされているユーザ事例や、「SOLIDWORKS活用研究会」による今すぐ役立つ機能の紹介などが行われるとのこと。同セミナーの詳細は以下の通り・タイトル: 「SOLIDWORKS Solution Seminar 2015 Tokyo」・開催日時: 2015年5月20日(水) 10:00~17:30・参加費: 無料 (事前予約制)・開催会場: 株式会社大塚商会 本社ビル 3F 302会議室 東京都千代田区飯田橋2-18-4・主催: 株式会社大塚商会・タイトル: 「SOLIDWORKS Solution Seminar 2015 Osaka」・開催日時: 2015年6月10日(水)・参加費: 無料 (事前予約制)・主催: 株式会社大塚商会・タイトル: 「SOLIDWORKS Solution Seminar 2015 Nagoya」・開催日時: 2015年7月22日(水)・参加費: 無料 (事前予約制)・主催: 株式会社大塚商会
2015年04月22日ALBERTは4月15日、独自開発のソリューション「smarticA!キャンペーンマネジメント」において、管理機能の強化および管理画面のデザインリニューアルを行なったと発表した。smarticA!キャンペーンマネジメントは、企業内に蓄積された大量データを分析したうえで統合的に管理し、あらゆる顧客接点で適切に活用するためのクラウド型システム。Webサイトの最適化やメールにおけるレコメンデーション、推薦商品の自動表示など、オムニチャネルでの接客最適化を実現する。同社は今回のリニューアルで、ユーザーの行動傾向やセグメントに合わせたメールでのレコメンド管理機能において、配信されるおすすめ情報の出現順序を商品ごとにコントロールできるようにするなどの機能追加を行なった。また、管理画面のデザインもリニューアルされ、より直感的な操作が可能となった。
2015年04月15日ロームは4月2日、Intelのタブレット用次世代Intel Atom プロセッサ向けとして開発されたパワーマネジメントIC(PMIC)「BD2613GW」の量産出荷を開始したと発表した。同製品は、現行のIntel Atom プロセッサ「Z3700シリーズ」のタブレット用プラットフォーム必須のパワーレイルだけでなく、プロセッサとの連携に必要なシステムの制御とモニタリング機能を集積化し、従来品と同じWLCSPパッケージに封止することで、実装面積の小型化とコスト最適化の両立を実現している。なお、同社では垂直統合型企業として、民生機器、自動車、産業機器分野のカスタマに向け、迅速かつ効率的にコスト効果の高い方法で、高度にカスタマイズされた製品を開発していくとしている。
2015年04月03日京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は3月24日、デジタルマーケティングブランド「KANADE」の新たなサービスとして、データマネジメントプラットフォーム「Rocket Fuel Origin DMP」のβサービスの提供開始を発表した。同プラットフォームは、マーケティング活動のハブとして、企業が保有するさまざまなデータに加え、Webメディアなどの第三者から提供されるデータ(3rd Party Data)を統合し、潜在顧客から既存顧客まで属性に応じたセグメントデータを生成して、トリプルメディアやマルチデバイスを通じたキャンペーンを実行。顧客の属性に合った効果的なメッセージをリアルタイムで配信することができる。さらに、実行したキャンペーンの評価を行うことで、データに基づくPDCAサイクルを実現し、企業のマーケティング戦略の最適化を支援するという。
2015年03月25日日本マイクロソフトとPMI日本支部は3月4日、20代~30代の若手プロジェクト・マネージャーおよび学生を対象とした無料セミナー「プロジェクトマネジメント入門セミナー」を4月に東京、大阪、名古屋で開催する。日本PMI(ProjectManagementInstitution)は、世界共通のプロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOK(ProjectManagementBodyofKnowledge)を発行する非営利団体で、PMBOKをベースとした国際認定資格PMP(ProjectManagementProfessional)を主催している。セミナーは、PMBOKガイドに準拠したプロジェクトマネジメントの概要、日本マイクロソフトのプロダクティビティツール「MicrosoftProject」の使い方を基礎から詳しく解説する。セミナーの概要は以下の通り○対象者20代-30代前半までの若手プロジェクトマネージャーおよび学生○セミナーアジェンダPMBOKガイドに準拠したプロジェクトマネジメントのご紹介~何故、グローバル標準に基づいたプロジェクトマネジメントが必要か~(1)ご紹介PMBOとプロジェクトマネジメントの国際認定資格PMP(75分)(2)Q&A(15分)MicrosoftProject入門(1)MicrosoftProjectと操作方法入門編(75分)(2)Q&A(15分)○開催概要2015年4月16日(木)名古屋(日本マイクロソフト中部支店)16:30-19:40(受付開始16:00)2015年4月17日(金)大阪(日本マイクロソフト関西支店)16:30-19:40(受付開始16:00)2015年4月22日(水)東京(日本マイクロソフト品川本社)16:30-19:40(受付開始16:00)なお、参加者にはPMP資格者にはPDU受講証明書、未資格者には3時間のPM公式研修時間証明(PMP受験)を発行するなどの特典を用意する。
2015年03月05日野村ホールディングスは18日、アセット・マネジメント部門の野村アセットマネジメント(以下NAM)、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー(以下NFR&T)、野村プライベート・エクイティ・キャピタル(以下NPEC)の再編を発表した。NAMは、これまでNFR&Tが行ってきた投資信託の運用・管理に係る事務および機関投資家向けの顧問関連事業をNFR&Tから承継し、部門内の営業、運用、管理業務を集約する。ファンドおよび運用会社の分析・評価業務は、NFR&Tが集約して行う。またNAMは、NPECを吸収合併する。これらの再編により、運用オペレーションの効率化と堅牢性の向上を図り、顧客に対する質の高いサービスの提供が可能となるという。再編後のNAMおよびNFR&T両社は、それぞれの専門性を発揮することにより、品質の高い運用商品の提供を行い、投資家の多様なニーズに応えていくとしている。1.スケジュール2月18日:吸収分割契約締結日(NAM、NFR&T)、吸収合併契約締結日(NAM、NPEC)7月1日:NAMによるNFR&T機関投資家顧問事業の吸収分割効力発生日(予定)10月1日:NAMによるNFR&Tリテール運用関連事業の吸収分割効力発生日(予定)12月1日:NAMによるNPECの吸収合併効力発生日(予定)3.連結業績への影響同件が同社の連結業績に与える影響は軽微
2015年02月24日神奈川県・パシフィコ横浜で開催のCP+2015、EIZOブースはカラーマネジメント対応ディスプレイ「ColorEdge」シリーズが中心。恒例となった写真家のトークショーやカラーマッチングセミナーも開催され、こちらも例年と同じく盛況だった。ブースの正面には、26.5型で完全スクエア(正方形)画面の「FlexScan EV2730Q」(解像度は1,920×1,920ドット)が鎮座。さまざまなデモ画面が表示されており、立ち止まって「へ~」「ほ~」と眺める人も多かった。仕事柄、筆者だったら画面の左半分にテキストエディタ、右半分にWebブラウザという使い方が便利そうだと感じた。○ColorEdgeシリーズの4Kモデルが人気展示をチェックする人が途切れなかったのは、ColorEdgeシリーズの4K(3,840×2,160ドット)モデルとなる、31.1型「CG318-4K」(3月20日発売予定)と、23.8型「CG248-4K」(4/20日発売予定)だ。CG318-4Kでは4K/60pの動画が再生され、高解像度で滑らかな表示に来場者がみな魅入っていた。一方のCG248-4Kは、23型フルHDモデル「CS230-CXN」と並べて設置され、ほぼ同等の画面サイズでフルHD解像度と4K解像度を見比べられる。CG248-4Kはドット密度が高く、とても高精細な表示だ。3D表示といったら大袈裟だが、表示している写真に奥行き感が見て取れる。ブースの外周にはColorEdgeシリーズがずらりと並び、画面の色と印刷物の色を合わせる(厳密には近似)、カラーマッチング環境を体験できた。ColorEdgeシリーズ本体やアプリケーションの設定、環境光の重要性など、説明員が丁寧に解説してくれる。環境光に関しては、EIZOの蛍光灯スタンド「Z-208-EIZO」と、太陽光に近い光の成分を持つ「高演色タイプの蛍光灯」が使われていた。なお、EIZOブースのデモ用PCには、マウスコンピューターやMSIが機材提供として協力している。
2015年02月17日「アンガ―マネジメント」という言葉をきいたことがあるだろうか。アンガ―とは「怒り」、マネジメントとは「管理」を表し、自分の怒りを適切に管理することを示す。今や、企業の研修や小学校での授業にまで広がっているというアンガ―マネジメントについて、日本アンガーマネジメント協会 代表理事の安藤俊介さんにお話を伺った。○「怒らない」ではなく、「怒ることと怒らないことの線を引く」――アンガーマネジメントとは一体どういうものなのでしょうか?アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた、怒りと上手につきあうための心理教育、心理トレーニングと言われています。怒らないことが目的ではなくて、「怒ることと怒らないことの線引きができるようになる」ことが目的です。我々って実は怒っても後悔するし、怒らなくても後悔する。それを繰り返しているんですね。「怒らなきゃよかったな」「やっぱり言っときゃよかった」、どちらにしても後悔してしまう。なので、怒らなくてもいいことは怒らないようにしよう、怒らなきゃいけないときは怒るようにしよう、線引きができるようになるというのがマネジメントの意味です。――怒らない方法を学ぶのかと思っていましたそう思われる方もけっこういらっしゃるのですが、人間には喜怒哀楽があり自然な感情のひとつですから、それ自体が悪いわけではないんですね。――適切な場面を見極めるのが大切なんですねあとは怒るにしても適切な表現をしておくことが大切です。――その場面は普遍的なものですか?仕事の場合であれば、怒らなければいけないのは「決められたルールを守らなかったとき」ですよね。逆にやってはいけないのは「ラインが曖昧な怒り方」です。例えばサラリーマンがいたとして、ある日は部下が10時に来ても怒らない、ある日は9時55分に来ても「お前は遅い」と怒る。そうなると、相手はどうして怒られているのかわからなくなります。怒る基準をいつも動かしているのは失敗なんです。ラインを決めておいて、そこから外れたら怒る、ということが大切です。――最初に示しておくんですか?本当は最初に決めておいた方がいいですね。我々はいつも三重丸で説明します。一番中心は自分と考え方がまったく同じ。2番目は自分の考えとはちょっと違うけど許してもいいライン。一番外側、3番目の丸は許せないラインです。多くの人は、相手が10時に来たことに対して、ある日は許すことができます。ということは(2)なんですよ。ところが、許せない日もあります。これは(3)になってしまっているんです。でも、他の人からはその違いが見えない。だから、(2)のラインをなるべく安定させましょうというのが考え方なんです。その線引きをどうするかというと「後悔」が鍵となります。怒って後悔するなら怒らなくていいし、怒らなければ後悔するなら、怒るところなんです。――そうなると、失敗してみないとわからない部分もありそうですね…本当は毎日失敗しているんですよ。――毎日の後悔の中から、線を見つけるとそうですね、努力しておくということですね。※第2回「すぐ怒る人は怒られ弱い」は1月23日更新予定です。<プロフィール<日本アンガ―マネジメント協会日本アンガーマネジメント協会は、ニューヨークに本部をおく「ナショナルアンガーマネジメント協会」の日本支部。教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどに日々奮闘している。また、アンガーマネジメントのトレーナーの育成にも力をいれている。
2015年01月21日トライアックスは、中長期の顧客育成に特化したコミュニケーション マネジメント プラットフォーム「SATORI for BIZ」を12月18日に公開した。「SATORI for BIZ」は、リノべるが企画・運営する中古マンションのリノベーションサービス「リノべる。」、ユーザラスが企画・運営する発注担当者のための会社検索・比較サイト「発注ナビ」での導入が決定しているという。「SATORI for BIZ」は、顧客の興味関心を可視化することができるコミュニケーション マネジメント プラットフォームで、見込み顧客の段階から、興味関心度を個人単位で見ることができ、それによってウェブ広告配信の最適化や、コンテンツの出し分けなどマーケティングオートメーションを実現する。トライアックスはこれまで自社開発のCMS「LaCoon(ラクーン)」の導入・運用を行ってきたが、その実績を活かし、顧客ニーズの高かったリードタイムの長い顧客管理、そしてウェブ広告との連携を行ったのが、今回の「SATORI for BIZ」となる。同製品では、これまで、営業で管理していた顧客データと、コミュニケーション施策を担う販促やマーケティング、ウェブ担当者などのコンテンツや広告情報を統合し、顧客の属性や購買フェーズに合わせたウェブコンテンツの出し分け、広告の配信を行うことが出来る。またセキュリィティ対策として、SATORI 内のデータベースの暗号化を行うとともに、システムへログインする際の認証システムを英国CertiVox 社のM-Pinを導入している。
2014年12月22日NECディスプレイソリューションズは6日、カラーマネジメント機能を搭載した4K対応31.5型ワイド液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-PA322UHD-BK」と、84型モデル「MultiSync LCD-X841UHD」を発表した。11月17日から発売する。価格はオープンで、予想価格(税別)は31.5型「MultiSync LCD-PA322UHD-BK」が500,000円前後の見込み。84型「MultiSync LCD-X841UHD」は、設置などを含めて案件別の対応となる。○MultiSync LCD-PA322UHD-BK「MultiSync LCD-PA322UHD-BK」は、Adobe RGB相当の色域をカバーする31.5型ワイド液晶ディスプレイ。3,840×2,160ドット(4K)解像度に対応するIPS液晶パネルを採用し、光学フィルムの最適化で黒の締まりを改善。映像編集など、暗い環境で作業する場合の表示品質が向上している。液晶パネル面にはギラツキを抑える「アンチ・スパークリング・フィルム」を使用。画像処理エンジンには「SpectraViewエンジン」を搭載し、3次元ルックアップテーブルと独自の色変換アルゴリズムにより、白色点 / 色域 / ガンマなどの調整がディスプレイ単体で可能だ。内蔵カラーセンサが秒単位で自動補正を行う「セルフカラーコレクション」や、ムラ補正機能(UNIFORMITY)など高度な機能も備える。「マルチピクチャー機能」では、画面を分割して複数の入力信号を同時に表示可能。画面分割は2画面 / 3画面 / 4画面に対応する。1つの入力を最大4画面にコピーして表示し、異なるピクチャーモードで比較できる「リアルタイムプレビュー機能」も利用できる。「UHDアップスケーリング機能」では、入力信号の解像度が4Kに満たない場合、足りない画素を補間して表示する。オプションのソフト「SpectraView II」とカラーセンサ「LCD-MDSVSENSOR3」を用いることで、高精度に色の調節やガンマ補正ができるハードウェアキャリブレーションをサポート。キャリブレーション目標値(輝度 / 色温度 / ガンマ)を設定するだけで、自動的にディスプレイの調節とICCプロファイルの作成 / 保存が行える。ベースデータの基準値を外部カラーセンサの測定値に書き換える「ベースキャリブレーション機能」にも対応。そのほか主な仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、視野角が上下左右とも176度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、応答速度が10ms(GtoG、RESPONSE IMPROVEオン時)。映像入力インタフェースは、HDMI×4、DVI-D×2、DisplayPort×2。USB 3.0ハブのダウンストリームポート×3、アップストリームポート×2を装備。2W+2Wのステレオスピーカーを搭載し、スタンドのチルト角度は上30度/下5度、スイーベルが90度、150mmの高さ調節、ピボットが可能だ。本体サイズはW744.8×D301.6×H468.4~618.4mm、重量は約20.5kg。○MultiSync LCD-X841UHD「MultiSync LCD-X841UHD」 は、3,840×2,160ドット(4K)対応の84型ワイド液晶ディスプレイ。受注生産で提供される。「マルチピクチャー機能」により、2画面 / 3画面 / 4画面の画面分割に対応。ほかにも「リアルタイムプレビュー機能」やムラ補正機能(UNIFORMITY)などを搭載する。NFCセンサを内蔵しており、対応スマートフォンなどをかざすことで、ディスプレイの設定情報 / 動作ログの読み出し / 書き込みが可能。電源がオフの状態でも使用できる。主な仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、視野角が上下左右とも178度、輝度が500cd/平方メートル、コントラスト比が1,400:1、応答速度が12ms(GtoG)。映像入力インタフェースは、HDMI×4、DVI-D×2、DisplayPort×1。USB 2.0対応のダウンストリームポート×1、アップストリームポート×1と、10W+10Wのステレオスピーカー、制御用の10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN×1を搭載する。リモコンが付属し、本体サイズはW1931×D85×H1117mm、重量は約70.5kg。
2014年11月06日日産自動車は10月16日、電気自動車「日産リーフ」と電力供給システム「LEAF to Home」を活用したエネルギーマネジメントの実証実験を10月より開始したと発表した。この実証実験は、エナリスのインセンティブ型ディマンドリスポンス(DR)実証実験に、日産が参加するものである。日産は、神奈川日産自動車の店舗で「リーフ」と「LEAF to Home」を使い、実証実験に取り組み、エネルギーマネジメントにおけるEVバッテリの有効性を検証する。DRとは、エネルギーの供給状況に応じて、需要側の消費パターンを変化させることで、より効率的な電力システムを構築するための方策で、東日本大震災以降、電力のピーク時間帯の需給ひっ迫が顕在化したことにより、注目を集めている。具体的には、電力会社の依頼に基づき、アグリゲータが需要家に節電要請を行い、その対価としてインセンティブを支払う仕組みのことである。節電要請時にエアコンや照明の操作によって節電を行うことが一般的だが、V2H(Vehicle to Home)ではEVから建物に電力を供給すると照明などを消灯することなく、系統電力の負荷を低減することが可能であり、商業施設などの節電が困難な施設においても有効な手段になると考えられている。なお、実験ではV2Hを活用したピークカットの有用性、およびインセンティブ(報酬)による経済性の効果・検証・分析を行う。例えば、営業中に点灯している店舗ショールームなどの照明にV2Hを接続し、節電要請があった際にV2Hから照明に電力を供給することで、系統電力の負荷を低減し、その対価としてインセンティブを受け取る。今回の実証期間となる2014年10月~2015年1月では、平日8時~20時の間の3時間、月2~3回の節電要請を受ける予定という。今後、さらなる再生可能エネルギーの有効活用や、発電設備の効率化による、環境負荷を低減したエネルギーマネジメントが求められる。その中でも、EVが持つ大容量バッテリを活用したエネルギーマネジメントはグローバルに行われている実証実験により、その有効性が確認されつつある。また、節電行動に対するインセンティブによってEVオーナーの経済性向上も加われば、EVの普及がさらに促進され、社会全体の低炭素化にもつながるものと見込まれるとしている。
2014年10月17日米Symantecは10月9日(米国時間)、セキュリティと情報マネジメント(IM)の2つの事業をそれぞれ独立した企業として分割する計画を取締役会が承認したと発表した。これは「両分野で成功するために個別に戦略を立てて進めていくことが必要」という判断に基づくものとなる。同社は、戦略と組織構造のレビューの結果、セキュリティとIMについて、独立した企業として戦略を立てて実行していくことに決定したという。これにより、成長の機会、研究開発への投資、製品化にフォーカスし、独自の提携などの戦略を柔軟に進めることができ、コスト削減も見込めるとしている。セキュリティ事業には、コンシューマーおよびエンタープライズ向けエンドポイントセキュリティ、エンドポイントマネジメント、暗号化、モバイル、SSL証明書、ユーザー認証、メール/Web/データセンターセキュリティ、データ損失予防、マネージドサービスなどが含まれる。これらは同社が元々強みとする分野であり、会計年度2014年は42億ドルの売上高を計上している。同事業は分社化により、「SymantecとNortonの脅威情報を統合したセキュリティプラットフォームの提供」「マネージドサービスなどサイバーセキュリティ対応サービスの強化」「Norton製品の統合を通じてのポートフォリオ簡素化」の3点にフォーカスすると説明している。IM事業はバックアップとリカバリ、アーカイブ、ストレージ管理などの技術を持ち、会計年度2014年度の売上高は25億ドルだった。IM事業の製品はFortune500にランクインしている企業の75%に導入されているという。今後は、データの保存・管理に要するTCOを削減して情報からの洞察を得るソリューションの提供、自社およびサードパーティのエコシステムを統合し、企業全体の情報の可視化・管理・制御を可能にするインテリジェントな情報レイヤの開発などに注力していく。IM事業のゼネラルマネージャにJohn Gannon氏が、CFO代理にDon Rath氏が就任することも発表された。Gannon氏はQuantumの社長兼COOを務めていた人物。Symantecの社長兼CEOは、2014年3月に暫定CEOに就任し、9月に正式な就任が決定したMichael A.Brown氏が続投する。Symantecは今後、分社化に向けて作業を進め、2015年12月に完了を見込むとしている。
2014年10月10日EIZOは25日、カラーマネジメント対応の液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズを複数台、ネットワーク経由で一元管理できるソリューション「ColorNavigator Network」の提供を開始した。ColorNavigator Networkは、映像・CGプロダクションなど、複数人で制作業務を行う企業向けのカラーマネジメント・ソリューション。こうした業務においては、ColorEdgeシリーズを適切な画面表示品位に保つために、定期的な調整が不可欠だ。従来は1台ごとに調整する必要があったが、今回のColorNavigator Networkを利用することで、ColorEdgeシリーズの液晶ディスプレイをリモート操作できるようになる。ColorEdgeシリーズの管理者は、ネットワーク経由でそれぞれのColorEdgeディスプレイを調整することで、1台ずつ調整して回る手間を省ける。また、制作作業に使用する表示設定モードを複数台のColorEdgeに一括設定できるほか、管理下のモニタの資産情報、使用状態も遠隔で確認可能だ。対応するColorEdgeシリーズやColorNavigator Networkの詳細、および問い合わせ先などについては、EIZOのWebサイトを参照いただきたい。
2014年09月26日神奈川県厚木市に、複合施設「アミューあつぎ」が4月26日グランドオープンした。同施設は東急不動産SCマネジメントが、旧「厚木パルコ」(厚木パークビル)を取得した厚木市よりテナント誘致等支援業務を受託し、商業ゾーンの運営を行う。館内は、地下1階から4階まで約20店舗を構えた商業ゾーンと、5階から9階までの公共施設「あつぎ市民交流プラザ」で構成。地下1階には、バラエティーショップ「ダイソー」、1階には三越伊勢丹グループの編集ショップ「エムアイプラザ(MI PLAZA)」、キッチン・トラベル・トレッキングの販売店「カーサ・リコ富岳登山店」などがあり、2階のバラエティー雑貨・衣料品フロアには、生活雑貨店「ネイビーストア(NAVY STORE)」が出店。3階はホビー&ライフスタイルをメインとしたフロアで、手芸雑貨「ユザワヤ」や北欧インテリアショップ「オーケイ(OKEY)」が出店している。4階はフロア全体を総合リユースショップ「ブックオフ プラス(BOOKOFF PLUS)」が占める。東急不動産SCマネジメントの中西泰志氏は、「あまり大きくない建物のため、主婦がふらりと立ち寄って気軽に買い物を楽しめるようなショップ構成にした。隣接するイオンとも買い回りができるよう企図している。いちばんの見どころはやはり『エム アイプラザ』だ」と語った。1階に位置する「エムアイプラザ」は、ホワイトカラーをベースにした店内にグリーンを飾った爽やかな空間で、入店がしやすいよう広く開口が取られている。30代後半から60代の主婦層をターゲットに、食品、生活雑貨、衣料品を、約4,000点取り扱う。紳士服はシャツやネクタイ、ベルトなどを置き、面積の広い婦人服コーナーでは、トータルコーディネートでアイテムがそろう。三越伊勢丹オリジナルブランドの「ビーピーキューシー(BPQC)」はベーシックなカットソー類やバッグ、シューズをラインアップ。タオルや食器を置いたギフトコーナーも設置。食品は神奈川県の菓子類の他、三越オリジナルの食品も並ぶ。各コーナーはブラックボードを用いて商品を見やすくし、MDを週ごとに変え“毎日来ても飽きない”場所を目指す。またコーヒー(120円)を飲むことができる休憩スペースも設えた。「全国で6店舗目の出店となる同店は、地場のものに特化しているのが最大の特徴。食材など神奈川県のものをメインに集めた。百貨店の名店や地方の主力メーカーも仕入れており、ちょっとしたギフトにもぴったりのものがそろう。旧厚木三越の高齢のお客様も楽しめ、更に若い方にも来店してもらえるよう価格帯を下げ、バラエティーに富んだ商品ラインアップにした」とエム アイプラザ担当者は話す。グランドオープン初日には、エムアイプラザは40代から60代までの顧客で賑わいを見せた。エム アイプラザ店長によれば、特に地元の洋菓子コーナーが人気で、「鎌倉紅谷」のクルミッ子切り落とし(1,200円)や「鎌倉ニュージャーマン」のかまくらロール(800円)は完売したという。また、エムアイプラザのオープン初日売り上げは、目標比105.7%であったという。同施設は厚木市制60周年カウントダウン事業として、週末や祝日に、お笑いや音楽のライブ、落語、トークショーなど様々なオープニングイベントを開催する予定。
2014年04月29日パリを本部に世界各国でモデル事務所を展開する世界最大のモデル・エージェンシー「エリート・モデル・マネジメント」創始者の1人である、ジョン・カサブランカス氏(John Casablancas)が7月20日、癌のため死去した。享年70歳。「エリート・モデル・マネジメント」はニューヨーク出身のジョン氏と、アラン・キットラー(Alain Kittler)によって72年にパリで創立。その後、77年にニューヨークに初の国外支社を設立し、現在では約30ヶ国に事務所を展開。2,000名を超えるモデルが在籍している。ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)やシンディ・クロフォード(Cindy Crawford)、タチアナ・パティッツ(Tatjana Patitz)、ヘレナ・クリステンセン(Helena Christensen)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)、ミラナ・ケラー(Milana Keller )、ヘレン・スウェディン(Helen Swedin)らを輩出し、現在は女優として活躍するキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)やキルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)、ミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)、ユマ・サーマン(Uma Thurman)らもエリートからモデルとしてそのキャリアをスタートさせている。日本のエリートジャパンでは小西真奈美や松下奈緒、今宿麻美らが所属していた。ジョン氏は2000年に「エリート」から引退。その後もモデル学校やスカウト組織を立ち上げるなど、ファッション界に貢献し続けた。なお、アメリカのロックバンド「ザ・ストロークス(The Strokes)」のヴォーカルであるジュリアン・カサブランカス(Julian Casablancas )は実の息子である。
2013年07月25日共栄火災は、苦情対応に関する国際規格「ISO10002」(品質マネジメント-顧客満足-組織における苦情対応のための指針)に適合した顧客対応マネジメントシステムを7月1日に構築し、適切な運用を行っていることを宣言した。同社は、2007年7月に「ISO10002」に準拠した「お客様の声対応マネジメント・システム」を構築し、継続的な運用を実施するとともに、業務品質の向上に取り組んできた。今般、これらの取り組みにより、多くの企業へのISO10002適合性に関する第三者意見書作成実績を持つ柴田CSマネジメントより6月26日に第三者意見書を取得した。ISO10002とは「苦情対応」に関する国際規格。顧客満足のための苦情対応プロセスを継続的に改善していくことを目指し、PDCAサイクルを構築・運用していくことが求められている。日本では、2005年に翻訳版が「JISQ10002」として制定された。また、第三者認証制度ではなく、マネジメントシステムの構築や運用について当事者が自ら適合状況を評価し、適合を宣言できる制度となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日NKSJグループのリスクコンサルティング会社のNKSJリスクマネジメントは、15日からタイを始めとする東南アジア諸国に拠点を有する日系企業向けに、洪水発生時の事業継続対策を支援する「海外洪水対策支援サービス」の提供を開始すると発表した。2011年に10月に発生したタイの洪水では、日系企業が多く進出しているタイ中部アユタヤ県の工業団地のほかに首都バンコクの一部でも浸水被害が発生し、多くの企業が操業停止に追い込まれた。また、サプライチェーンの途絶の影響で操業が困難になることも問題となった。タイでは5月から再び雨季を迎えており、昨年のような洪水が発生する可能性があることから、NKSJ-RMは台風・水害リスク評価、事業継続計画(BCP)策定およびBCP訓練など事業継続支援サービスなどを通じて、これまでに蓄積した知見を生かし、「海外洪水対策支援サービス」の提供を開始することにした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日ジョンソン・エンド・ジョンソン/ビジョンケアカンパニーは、20代~30代の男女社会人416名のコンタクトレンズユーザーを対象に、「タイムマネジメント力」に関する調査を行った。タイムマネジメントに関連する質問への回答を点数化し、平均点よりも点数が高い人を「タイムマネジメント力が高い人」、低い人を「タイムマネジメント力が低い人」に分類した。「タイムマネジメント力が高い人」は「一日の仕事のスケジュールはきちんと計画立てている」(高い人87.6%:低い人32.8%)、「メールは迅速に返信している」(高い人82.3%:低い人42.0%)など業務スキル的にも、また、「仕事とプライベートはキッチリ分けるようにしている」など、ビジネスの様々な場面で意識が高い結果となった。職場での役職については、30代前半、30代後半と年代が上がるにつれて「タイムマネジメント力が高い人」(30代前半:6.0%、30代後半:18.7%)の方が課長クラス以上の役職者の割合が高くなる(低い人30代前半:1.9%、30代後半:6.5%)。また上司や先輩など職場での人間関係も、「高い人」の方が上手くいっている場合が多い。「タイムマネジメント力が高い人」は、自分の部屋や仕事のデスクまわりをいつもきれいに掃除しており(高い人70.8%:低い人37.7%)、毎食後の歯磨き(高い人52.2%:低い人36.2%)や、小まめなヘアカットやカラーリング(高い人51.6%:低い人28.5%)など、身の周りに関してもきちんとしている。そして恋人がいる割合が約2割近く高いという衝撃の事実も。仕事もプライベートも上手に「タイムマネジメント」して充実しているためか、生活全般への満足度も「タイムマネジメント力が高い人」の方が高い(高い人57.4%:低い人46.3%)。「タイムマネジメント力」が、生活全体に何らかの影響を及ぼしていることがうかがえる結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日最優秀賞は東京都三鷹市ファシリティマネジメント(FM)の普及や発展に、貢献のあった団体等を表彰する『第5回日本ファシリティマネジメント大賞』の入賞が発表された。これは社団法人日本ファシリティマネジメント推進協会(JFMA)が主催したもので、同協会によるFMの定義は下記の通り。「企業・団体等が組織活動のために施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」今回最優秀賞を受賞したのは東京都三鷹市であったが、保険関連業界からは、東京海上ホールディングスの一員である東京海上日動システムズ(以下シス社)が奨励賞を受賞した。受賞の理由シス社は、『社員がワクワクしながら働ける』『自主性を重んじる』などのFM方針を基調とした、3つのプロジェクトを推進。『フリーレイアウトオフィス』として、執務机を可搬式にした結果、スペース効率が30%も向上したり、レスペーパー会議を進めて、プリンタ印刷枚数の50%削減を達成するなど、大きな成果を上げた。さらに同社の障がい者雇用率は、法で定められた1.8%のほぼ倍となる3.5%となった。今回の受賞は、これらの事例が社員のやる気向上や、社会貢献に繋がっていると評価された。同社は今回の受賞に際し、下記のようなコメントを発表した。「社員のやりがいを最大限発揮でき、社会に貢献できる会社づくり」を企業理念・経営戦略として掲げ、社員の自発的活動や、きめ細かい能力開発活動に取り組んでいます。
2011年01月23日OKWave「FAQマネジメント・テンプレート」を開始QandAサイトの老舗「OKWave」を運営する株式会社オウケイウェイヴが、FAQの導入や改善を検討する企業・団体に向けて、各業界別の成功事例に基づいたFAQ構築・運用のためのテンプレート『FAQマネジメント・テンプレート』を提供を開始しました。『FAQマネジメント・テンプレート』とは『FAQマネジメント・テンプレート』とは、FAQパッケージ市場国内シェア最大(2010年10月現在、オウケイウェイヴ調べ)であるFAQ 作成管理ツール「OKBiz」と、FAQ運用手順を体系化した「FAQ Management」をテンプレート化したもので、FAQ構築・運用に関わる経営課題の抽出、そのためのシステム設定、FAQ作成や更新、運用のワークフローをとして策定し、FAQシステムとともに提供します。業界ごとにテンプレートを最適化しており、以下の27業種に対応しています。OKWaveによると銀行/証券/生命保険/損害保険/クレジットカード・信販/コールセンター/通信・移動通信/インターネットサービス/インターネット販売(EC)/ソフトウェア/SI/小売/外食/食品/医薬品/電機(家電・重電・精密機器)/OA機器・デジカメ/電力・ガス/住宅/マスコミ(放送・新聞)/広告/教育サービス/大学/介護サービス・医療福祉/旅行/ゲーム/運輸(陸運・航空・鉄道)となっており、保険、証券など難しい契約を必要とする業界や、ソフトウェアやインターネットなど専門的な知識を必要とする業種では特に効果を発揮しそうです。
2010年10月28日