ハリウッドを代表する俳優にしてアカデミー賞受賞のプロデューサー、ブラッド・ピットの主演最新作『マリアンヌ』の日本公開日が2017年2月10日(金)に決定。共演のマリオン・コティヤールと“口づけ寸前”のティザーポスターと日本版特報映像が、本日11月22日=「いい夫婦の日」に合わせて解禁となった。アカデミー賞に3度のノミネート経験を持つ演技派にして、近年はプロデューサーとしても才覚を発揮し、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞作品賞を獲得したブラッド。そして、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』で同主演女優賞に輝き、『サンドラの週末』『アサシン クリード』など幅広い作品に出演する実力派マリオンが初共演を果たした本作。監督は、『フォレスト・ガンプ/一期一会』『フライト』などで知られる名匠ロバート・ゼメキスが務めている。物語の舞台は、第2次世界大戦中のヨーロッパ。ドイツ大使を襲撃する共謀作戦で出会った2人は、夫婦を装いミッションを完遂。その後、導かれるように愛を育み、実際に夫婦となるが、マリアンヌにある疑惑が掛けられる…というストーリーだ。そんな本作から今回解禁となったティザーポスターでは、タキシード姿のブラッドと、シックなドレスに身を包んだマリオンが口づけ寸前!ミステリアスかつロマンチックな印象を与えるビジュアルとなっており、漆黒の影から信じたい愛と渦巻く疑念が見え隠れし、まさにコピーのとおり「愛する人の<すべて>を受け入れられるか」が試される瞬間が刻まれている。日本オリジナルの特報も、運命で導かれた2人の仲睦まじい愛が描かれるも、後半は一変。ブラッド演じる主人公マックスの苦悩を抱えた表情が痛々しく見えるほどに映し出され、笑顔を振りまくマリオン演じるマリアンヌとの対比が鋭く胸に刺さる映像に。愛した美しい女性、そして妻となり、優しい母親となった女性は、本当に自分には言えない裏切りを働いていたのか…。そう苦悩する主人公に待ち受ける衝撃の結末を予感させる、究極の愛が試されるラブストーリーに期待していて。『マリアンヌ』は2017年2月10日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月22日遺伝子操作により、アサシン(暗殺者)として活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた死刑囚を、マイケル・ファスベンダーが演じるミステリー・アクション『アサシン クリード』。遺伝子を呼び覚まされ、過去へとダイブするアサシンの怒涛のアクションをとらえた予告編が解禁となった。死刑囚カラム・リンチは、遺伝子操作(アニムス)によってDNAに眠る祖先の記憶を呼び覚まされる。カラムの祖先は、ルネサンス期のスペインで、テンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団に属する、驚異的な身体能力を持つ伝説のアサシンであった。また、彼の祖先は禁じられた秘宝“エデンの果実”のありかを知る、歴史上最後の人物でもあった。現在と過去を行き来し、歴史の裏に隠された多くの謎と格闘しながら、祖先の持つアサシンとしての能力を手にしていくカラム。“エデンの果実”の秘密を求める彼は、自分の遺伝子の中に隠された、人類の未来を変える“禁断の秘密”を知ることになる――。世界的大ヒットゲームの世界観はそのままに、新しいストーリーを描く本作。主人公のカラム・リンチとその先祖を演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』や『X-MEN』シリーズなどで知られるハンサムな演技派マイケル・ファスベンダー。さらに、謎の女性ソフィア・リキンには、アカデミー賞女優賞であり、フランス芸術文化勲章も受賞したマリオン・コティヤール。そして、2016年は『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』から『ある天文学者の恋文』『奇蹟がくれた数式』など公開作品が相次いだジェレミー・アイアンズも登場する。到着した映像では、祖先の記憶を蘇らされたカラムがアサシンへと覚醒していく様子とともに、怒涛のアクションシーンも描かれている。『マクベス』に続いてファスベンダー、コティヤールと再びタッグを組むジャスティン・カーゼル監督は、「多くの戦いのシークエンスやスタントを、役者やスタントマンが演じている」と語る。ゲームのアクションを視覚効果により単に真似するだけではなく、実際に役者たちがアクションを行うことでゲームよりも際立ったものにしようとしたという。さらに、「CGIをふんだんに使うやり方もできたが、観客にアサシンが実際にビルからビルへとジャンプできると信じさせることができたら面白いと思った」と続ける。「ゲームではできないことは何だろう?と考えて、“映画ではマイケル・ファスベンダーを15フィート(約4.5m)下に落とすことができる”と思ったんだ」という言葉通り、カラムを演じたファスベンダーも、昨今のアクション映画には欠かせないパルクールはもちろん、殺陣などを本格的に学び、かつてないアクションシーンに挑戦している。島じゅうが世界遺産という南ヨーロッパのマルタで、気温40度の屋根の上で撮影も行い、ルネサンス期の世界を駆け抜けるアサシンを再現した本作。ドキドキハラハラする驚愕のダイブを、こちらから確かめてみて。『アサシン クリード』は2017年3月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月21日マリオン・コティヤールが、新作『マリアンヌ』での共演中に不倫の噂を立てられていたブラッド・ピットについて「良い人」だとコメントした。マリオンは『エンターテイメント・トゥナイト』の中で「(ブラッドは)本当に良い人よ。もちろん俳優としても素晴らしいしね。彼はあまりにも良い人だから、仲良くならないほうが難しいわ」と話した。そしてマリオンは撮影中、自身がうまくセリフを言えているか心配であったため、ブラッドとの共演はとても緊張したと続けた。「私は常にすごく緊張しているの。だって『もし私のセリフの言い方がひどかったら、みんなどういう風に思うかしら?』って気分になるもの」マリオンが「良い人」だと表現するブラッドはつい先日、9月のプライベート機の中における15歳の息子マドックスに対する幼児虐待疑惑が晴れたところだ。数週間に渡る調査の結果、DCFS(児童家庭支援組織「デパートメント・オブ・チルドレン・アンド・ファミリー・サービス」)はこの件に関する調査を9日に終了していた。マリオンは9月、パートナーとの間に第2子を妊娠したこと発表し、ブラッドとの浮気疑惑を否定していた。(C)BANG Media International
2016年11月15日離婚騒動の渦中にいる俳優のブラッド・ピットが9日、ロサンゼルスで行われた新作『マリアンヌ』のプレミアに登場し、ファンの応援に感謝の意を表した。9月に妻アンジェリーナ・ジョリーと破局して以来初となるレッドカーペットに、共演者のマリオン・コティヤールと共に姿を現したブラッドは、ファンへサインすることに十分な時間を取り、その親切心に対して感謝の意を表したようだ。ブラッドはE!ニュースに対し、「すごくうれしいよ、みんなすごく優しいんだ」「こんなに応援されるなんて本当にありがたいよね」とコメントした。ブラッドは8日、自身の製作会社プランBがプロデュースした新作映画『ムーンライト』のプライベート試写会に、友人であるジュリア・ロバーツと共に出席し、離婚騒動以来初めて公の場に姿を見せていた。そんなブラッドは同日、プライベート機の中でアルコールの影響下、15歳の息子マドックスに暴行を働いたとされる件で、DCFS(児童家庭支援組織「デパートメント・オブ・チルドレン・アンド・ファミリー・サービス」)の8週間にわたる調査の結果、その疑いが晴らされたことが明らかになっていた。(C)BANG Media International
2016年11月11日ブラッド・ピットが、アンジェリーナ・ジョリーとの破局を受けて、新作映画の宣伝活動を全てキャンセルしたようだ。来年2月に日本公開予定となっている『マリアンヌ』の中でマックス・ヴァタンを演じているブラッドだが、自身のアンジェリーナとの離婚問題が取り沙汰されているため、インタビューや記者会見、トークショーなどへの出演を断っていると報じられている。ある関係者はザ・サン紙に「ブラッドがアカデミー賞を受賞するためにも大規模なキャンペーンが始まる予定だったのですが、彼への議論が多すぎて公の場に姿を現わすことがリスクになりかねません。両者共に否定していますが、共演者のマリオン・コティヤールとの浮気の噂があったことも状況に拍車をかけています」「トーク番組を抱える多くの放送局がブラッドを予約していましたからこの事にがっかりしています」と語る。また、「ロサンゼルスでレッドカーペットを歩くことすらブラッドのチームは懸念しているようです。もちろん映画の宣伝活動を行うことが大切なことは分かっていますが、ブラッドは現在危機的状況にいるため、おとなしくしておきたいというのが現在の戦略なんです。もしブラッドが姿を現したとしても、メディアに対して言葉を発することはないでしょうし、裏口から入ってくるでしょうね」と明かしている。(C)BANG Media International
2016年11月08日「有楽町マリオン・ウィンターイルミネーション」が、2016年11月12日(土)から2017年2月14日(火)まで開催される。2016年はさらにスケールアップし、光晴海通り側広場が約4万球で照らされる。広場の中心には新たに設置された2重の光のゲートが煌めいたり、待ち合わせ場所として馴染み深い「マリオンクロック」の仕掛け時計とともにイルミネーションが点滅。グリーンとシャンパンゴールドの柔らかい光が有楽町マリオンを照らし、辺りをクリスマスムードで包む。イルミネーション開始日の11月12日(土) 18:00には、一斉にライトアップする点灯式を開催。会場ではライブイベントも行われ、華やかにクリスマスシーズンを盛り上げる。【概要】◼︎2016年 有楽町マリオン・ウィンターイルミネーション期間:2016年11月12日(土)~2017年2月14日(火)会場:有楽町マリオン 1階晴海通り側広場〜センターモール点灯時間:16:30〜24:00◼︎イルミネーション点灯式・ライブイベント日時:2016年11月12日(土) 18:00~会場:有楽町マリオン 1階晴海通り側正面ステージ※点灯式・ライブイベントは諸般の事情により変更・中止する場合あり。
2016年11月07日2014年に登場し、瞬く間にディオール(Dior)のアイコニックなサングラスとなった「ディオールソーリアル(DIORSOREAL)」の製作の裏側にフィーチャーしたムービーが公開された。このムービーは、サングラス「ディオールソーリアル」ができるまでの過程を追ったもの。デザインからフレームの開発、レンズの製作、手作業による組み立てまで、ディテールの随所に息づくサヴォワールフェールに触れられる動画となっている。また、2017年クルーズコレクションの広告キャンペーンはマリオン・コティヤールがミューズになっており、ビジュアルでこの「ディオールソーリアル」を身につけている。動画引用元: (ディオール提供: )
2016年11月05日ディオール(Dior)の2017年リゾートコレクションから、アイコンバッグ「レディ ディオール」の新作モデル「マイ レディ ディオール」が登場。「マイ レディ ディオール」は、ルージュのように鮮やかなレッドと、気品溢れるブラックで展開。従来の建築的なフォルムや、網目を描くようなカナージュ、そしてメタリックチャームはそのままに。一方で、新しいサイズ感を採用した。そして、素材には光沢のあるレザーを使用し、フォルムに柔らかな膨らみを持たせることで、エレガントなしなやかさを添えている。今モデルの注目したい特徴は、自分でカスタマイズできるストラップだ。ストラップには、オリジナルの15種類のラッキー ピンと26種類のアルファベット ピンをカスタマイズできる。星やハート、バラなど、デザイナー自身の思い入れが強い幸運のモチーフや、アルファベットは、カラフルなエナメル加工が施され、ポップにバッグを彩る。自分のイニシャルを入れたり、好きなモチーフやカラーを組み合わせたり…と、自分だけのバッグを楽しめる。さらに、バッグの発売に合わせビジュアルも公開された。デザイナーが、その繊細な感性を育んだ場所である、ピンクに色づいた花々や青々と茂る草木が美しい庭園の光景。その中に、まるで周りの草花に溶け込むような、鮮やかな色彩と繊細なエンブロイダリーが印象的なドレスに身を包んだミューズ・マリオン・コティヤールが佇む。彼女が手元に携えているのは、変わらぬ気品とモダンさを兼ね揃えた「マイ レディ ディオール」。華憐で自信に満ち溢れる彼女は、まさにディオールが持つ可憐なエレガントさを体現している。【詳細】My Lady Dior発売日:現在、店頭にて展開中価格:・バッグブラック ラムスキン 365,000円+税 (カスタマイズ可能なストラップ)ルージュ ヴィフ ラムスキン 365,000円+税 (カスタマイズ可能なストラップ)※ピンはバッグ購入時に好みのものを3点を選択可能。・追加ピン 各4,200円+税【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2016年11月03日ディオール(Dior)が、アイコンバッグ「レディ ディオール(Lady Dior)」の最新広告キャンペーンを公開した。同広告キャンペーンは、女優でありディオールのミューズでもあるマリオン・コティヤールが、17年クルーズコレクションをまとい、手元にアイコニックなバッグを携えた姿を写した色彩豊かなポートレートシリーズ。フォトグラファーにはクレイグ・マクディーンが担当し、ムッシュ・ディオールが幼少期を過ごした美しい庭園を舞台に撮影された。ビジュアル内には、新作バッグ「マイ レディ ディオール」のブラックと鮮烈なレッドのレザー製バッグが登場。ストラップはメゾンにゆかりのあるモチーフやイニシャルなど、数種類のピンの中から購入時に3つ選ぶことができる。 また、フラワーモチーフのエンブロイダリーが施されたグリーンのエキゾチックレザーのバージョンも登場した。
2016年11月01日『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した“若き美しき天才” グザヴィエ・ドランの監督最新作にして、本年度カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作『It‘s Only the End of the World』が、『たかが世界の終わり』とのタイトルで2月、日本公開されることが決定。本作で主演を務め、次回作ではリリー=ローズ・デップと共演するギャスパー・ウリエルの来日も決まった。「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷した人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼いころに別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ2人とは違い、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)。その妻カトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ。オードブルにメインとぎこちない会話が続く中、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる──。映画の新しい時代の幕開けを予感させる存在として、世界中の映画ファンから待ち望まれていた“若き美しき天才”ドランの監督最新作となる本作。本年度のカンヌ国際映画祭ではグランプリを受賞、アカデミー賞外国語映画賞カナダ代表作品ともなった物語は、愛ゆえに生じる葛藤を描き続けたドランが、愛しているのに傷つけ合う“家族”を描き出す。ドランの才能に引き寄せられて集まったのは、フランスのみならず、国際的に活躍する一流俳優陣。主演を務めるのは、『ハンニバル・ライジング』で若きレクター博士を演じ、2014年『サンローラン』で天才デザイナー、イヴ・サンローランに扮し、セザール賞にノミネートされたフランスのイケメン若手実力派ギャスパー・ウリエル。リリー=ローズ・デップがモダンダンスの祖イサドラ・ダンカンを演じる『The Dancer』(原題)(‘16) も話題を呼んでいる彼が、12月初旬に来日を果たす。さらに、『007 スペクター』レア・セドゥ、『ジェイソン・ボーン』ヴァンサン・カッセル、『マリアンヌ』『マクベス』のマリオン・コティヤール、『ポルノグラフィックな関係』『わたしはロランス』のナタリー・バイが共演。最新作でドランが切り撮るのは、12年ぶりの再会を祝うはずの、ある家族の1日。彼らが全力でぶつけ合う感情──怒りも憎しみも悲しみも、そのすべてが愛だと気づくとき、私たちは絶望の中にこそ希望があると知る。うまく想いを伝えられない彼らの姿は、まさにミスコミュニケーションに陥った現代の家族そのもの。目覚しい進化を遂げるドランがたどり着いた、あなたを導く愛の物語に注目していて。『たかが世界の終わり』は2月11日(土)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA 、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月01日ハリウッドを代表するセクシー系イケメン俳優、マイケル・ファスベンダーが主演を務めるミステリー・アクション『アサシン クリード』の日本公開日が、2017年3月3日(金)に決定。併せて、ファスベンダーとジャスティン・カーゼル監督からコメントが到着した。記憶をなくした死刑囚、カラム・リンチは、遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を呼び覚まされ、祖先の記憶を追体験させられることになる。カラムは自分の祖先が、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説のアサシンだったことを知る。また、彼の先祖は禁じられた秘宝“エデンの果実”のありかを知る歴史上最後の人物でもあった――。遺伝子操作によりアサシン(暗殺者)となり、祖先の記憶を呼び覚まされた男が、歴史に隠された真実に挑む世界的大ヒットゲームを原案に、同じ世界観を共有しながら、異なるキャラクター、新たなストーリーで描く実写作品となる本作。主人公のカラム・リンチと彼の先祖を演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、『X-MEN』シリーズでのエリック・レーンシャー/マグニートー役としても知られるファスベンダー。9月の第73回ヴェネチア国際映画祭では、『The Light Between Oceans』(原題)で共演し、現在交際中といわれるアリシア・ヴィキャンデルと揃って姿を見せたことも話題を呼んだ。ファスベンダーは、本作のオファーを受けた際、「人が祖先の経験や過ち、記憶を内に持っているというアイデアがとても魅力的だ」と語り、本作の革新的なコンセプトに反応。カラムは死刑囚だったが、ある企業によって薬殺刑から救い出され、遺伝子記憶を呼び起こす機械を使って、彼の祖先の人生を追体験するチャンスを与えられるのだ。また、遺伝子記憶を呼び起こす処置をされている彼の傍らにいる謎の女性ソフィア・リキンを演じるのは、第80回アカデミー賞主演女優賞を受賞し、フランス芸術文化勲章も受賞したマリオン・コティヤール。監督には、『マクベス』でファスベンダーとコティヤールを起用し、注目を浴びたオーストラリア出身のジャスティン・カーゼルが抜擢されている。「彼は題材に良い感情を持ち、強気で大胆な選択をする。本作にはリスクもあるが、ジャスティンなら上手くやれる」と彼を監督に指名したのは、ほかならぬファスベンダーだったという。指名を受けた監督も「過去の体験を通して、自分が誰なのかを理解する現代のキャラクターの物語をさらに広げていったんだ。歴史によって自分が誰なのかを教わる。それが映画の中でより緊張を高め、先に展開していく要素になった」と自信のほどを語っている。エデンの果実をめぐる歴史の裏に隠された謎に立ち向かいながら、驚異的な身体能力を手にし、アサシンとして覚醒していくカラム。そして彼は、自分の遺伝子の中に隠された、人類の未来を変える驚愕の真実をも知ることになる…。その真実とはいったい何なのか?いまだ多くが謎に包まれている本作、その続報にますます期待が高まる。『アサシン クリード』は2017年3月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日ブラッド・ピットがマリオン・コティヤールと共演することで話題を呼んでいる『マリアンヌ』。このほど、時代に翻弄された2人の愛が衝撃の展開を迎える予告編が解禁となった。舞台は、第2次世界大戦下のヨーロッパ。極秘諜報員とフランス軍レジスタンス、決して交わることのない人生を歩んでいた2人は、 ある重大なミッションによって引き寄せられ、やがてお互いを愛するようになるが…。3度のアカデミー賞ノミネート経験を持ち、近年はプロデューサーとしても手腕を発揮、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞作品賞を受賞したハリウッドを代表する俳優ブラッド・ピットと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、『サンドラの週末』『マクベス』など引く手あまたの実力派マリオン・コティヤールが初共演を果たした本作。『フォレスト・ガンプ/一期一会』『フライト』『ザ・ウォーク』などで知られる名匠ロバート・ゼメキスが監督を務め、注目を集めている。このたび解禁となった映像では、極秘諜報員マックス(ブラッド)と、フランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン)が共謀し、ドイツ大使を襲撃する緊迫の場面から幕を開ける。2人は夫婦を装って敵の裏をかき、息詰まるミッションを見事に完遂。その後、運命に導かれるように急接近し、ロンドンで愛を育んでいく。やがて子どもももうけ、出逢ったころからは想像もつかない穏やかで幸せな生活は過ごしていたある日、突如マックスは呼び出され、マリアンヌの“ある秘密”を告げられる。それは、彼女が実はドイツ軍のスパイであるという、二重スパイの容疑をかけられていることだった。そして、もしその情報が事実であれば、マックス自らの手によってマリアンヌを始末するように、との非情な命令が下る。真実が判明するまで残された猶予は72時間。鍵を握るらしい、顔が傷だらけの男(マシュー・グード)も姿を見せる。愛した美しい女性、そして妻となり、優しい子どもの母親となったマリアンヌは、本当に自分には言えない裏切りを働いていたのか。妻への疑念が募り、愛しさと憎しみの中で苦悩するマックス。その愛は真実だったのか…?初顔合わせで贈る実力派俳優2人の愛の行方や、切なく映るラブシーンもさることながら、緊迫の銃撃戦も展開し、迫力あるシーンの数々も見逃せない本作。時代に翻弄され、過酷な運命を前に究極の愛が試される本作に、期待高まる。『マリアンヌ』は2017年2月、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年10月07日ジョニー・デップの離婚訴訟に決着が付いたと思いきや、今度はアンジェリーナ・ジョリーがブラッド・ピットとの離婚を申請。長年不仲がうわさされてきた2人であったが、アンジーが離婚に踏み切った理由の1つとしてささやかれているのが、ブラピの不倫疑惑…。「The Post」紙によると、アンジーはブラピと映画「Allied」(原題)で共演したマリオン・コティヤールとの関係が怪しいと感じ、探偵に調べさせたという。その結果は“黒”だったことがプライドの高いアンジーの逆鱗に触れてしまった模様。また、撮影が行われていたロンドンで、「ブラピは独身のように振る舞い、ロシア人の娼婦たちを招いてのドラッグ三昧のパーティーに明け暮れていた」と探偵から報告を受けたアンジーはうんざりしてしまったようだ。2人の離婚劇に巻き込まれたマリオンは、インスタグラムで本人曰く「最初で最後」の“声明”を発表。まず初めに夫を「親友であり、息子の父親で、たった1人の最愛の人」と呼び、その彼との第2子を妊娠中であることを公表。次にブラピの離婚報道を受けてマリオンが精神的に大打撃を受けていると報じたメディアや人々に対し、「私はとっても元気よ、ありがとう」と皮肉を込めたメッセージを。そして最後にアンジーとブラピの名前を挙げ、「2人は私が心から尊敬している人。大変な時期ではありますが、2人の心に平安が訪れますように。愛を込めて」と締めくくった。(Hiromi Kaku)
2016年09月23日映画『マリアンヌ』が2017年2月10日(金)より、TOHO シネマズ 六本木ヒルズほかで全国ロードショー。ブラッド・ピット主演最新作となる本作は、第二次世界大戦を舞台に、極秘諜報員とフランス人レジスタンスの男女にはばかる過酷な運命と究極の愛が試されるロマンチックスリラー。ブラッド・ピットは、近年プロデューサーとして『それでも夜は明ける』でアカデミー賞作品賞を受賞し、ますます活躍の幅を広げている。共演に名を連ねるのは、『インセプション』のマリオン・コティヤールだ。監督は『ザ・ウォーク』『フォレスト・ガンプ/一期一会』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の名匠ロバート・ゼメキスが務める。解禁となった特報映像では、ブラッド・ピット演じるマックスとマリオン・コティヤール演じるマリアンヌとの2人の仲睦まじい愛が描かれている。しかし、後半は一変。最愛の妻への「ある疑惑」を突き付けられたマックスが、苦悩を抱える痛々しく表情が映し出され、そんな疑いもつゆ知らず変わらぬ笑顔を振りまくマリアンヌとの対比が衝撃的に描かれている。本作について、マリオン・コティヤールは「エンターテイメント性に富んだサスペンスであると同時に、とても深く大きな愛の物語であるところが気に入っているのよ。悲劇的な愛の物語なの」と語っている。愛した美しい女性、そして妻となり優しい子供の母親となったマリアンヌは、本当に自分には言えない裏切りを働いていたのか。果たして、愛した女・マリアンヌの愛は真実だったのか。過酷な運命を前に、究極の愛が試されるラブストーリー『マリアンヌ』に期待が高まる。■ストーリー1942年、モロッコ・カサブランカ。マックス(ブラッド・ピット)とマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は出会った。極秘諜報員とフランス軍レジスタンス、決して交わることのない人生を歩んでいたふたりは、ある重大なミッションによって引き寄せられる。それは夫婦を装って、敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後、ロンドンで再会したふたり、愛が芽生え始めるのは自然のことだった。しかし、マリアンヌには愛した人にも決して言えない「ある秘密」を抱えていたのだった。【詳細】映画『マリアンヌ』公開日:2017年年2月10日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 他全国公開監督:ロバート・ゼメキス主演:ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、リジー・キャプラン、マシュー・グード原題『ALLIED』(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2016年09月09日ブラッド・ピット主演最新作「ALLIED」(原題)の邦題が、『マリアンヌ』に決定し、2017年2月、日本でも公開されることが決定した。1942年、カサブランカ。マックス(ブラッド・ピット)とマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は出会った。極秘諜報員とフランス軍レジスタンス――、決して交わることのない人生を歩んでいたふたりは、 ある重大なミッションによって引き寄せられる。それは夫婦を装って、敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後、ロンドンで再会したふたり、愛が芽生え始めるのは自然のことだった。しかし、マリアンヌには愛した人にも決して言えない「ある秘密」 を抱えていたのだった…。本作は、過酷な運命を前に究極の愛が試されるラブストーリー。監督には『フォレスト・ガンプ/一期一会』『フライト』のオスカー監督、ロバート・ゼメキスが務め、主演には『ワールド・ウォーZ』や『Mr. & Ms. スミス』と主演した大ヒット作は数知れず、『ベンジャミン・バトン 数奇の人生』『マネーボール』などでアカデミー賞3度のノミネート経験もあり、近年はプロデューサーとして『それでも夜は明ける』で念願のアカデミー賞作品賞を受賞した、ハリウッドを代表する現代有数の俳優として名高いブラッド。共演には、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、世界的に活躍する実力派マリオン・コティヤールといったアカデミー賞常連のスタッフ&キャストが初集結している。時代に翻弄され、めぐり逢ったマックスとマリアンヌ。導かれるように惹かれ合うふたりはやがて本当の愛へと辿り着く。今回日本公開決定と共に、本作からふたりが見つめ合う場面写真も到着し、今回超良作であることの絶対安心感を与えるような1枚となっているようだ。また、アカデミー賞常連者が顔を揃えた本作。早くも本年度の賞レースへの期待が高まっているようだ。『マリアンヌ』は2017年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年09月06日俳優ブラッド・ピットの主演最新作『ALLIED』が、『マリアンヌ』の邦題で2017年2月に日本公開されることが1日、明らかになった。本作でメガホンを取るのは、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)、『フライト』(12)のオスカー監督・ロバート・ゼメキス。『ベンジャミン・バトン 数奇の人生』(08)、『マネーボール』(11)などで3度アカデミー賞にノミネートし、近年は『それでも夜は明ける』(13)でプロデューサーとして同作品賞を受賞したブラッドが主演し、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』(07)で同主演女優賞に輝いた女優マリオン・コティヤールも登場する。3人は、本作で初の顔合わせとなる。描かれるのは、過酷な運命を前に究極の愛が試されるラブストーリー。1942年のモロッコ・カサブランカ、極秘諜報(ちょうほう)員とフランス軍レジスタンスという決して交わることのない人生を歩んでいたマックス(ブラッド)とマリアンヌ(マリオン)は、夫婦を装い敵の裏をかくことで、ドイツ大使を狙う作戦によって引き寄せられる。マックスと別れてから、マリアンヌは彼に言えない秘密を抱えるように。そんな2人は、イギリス・ロンドンで再会を果たし、互いの間に愛が芽生え始める。(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2016年09月06日映画『アサシン クリード』が、2017年に全国の劇場で公開される。本作は、全世界でシリーズ累計3,700万本以上を売り上げている同名の人気アクションゲームをベースにしたミステリーアクション。ゲームの世界観はそのままに、新しいキャラクターとストーリーが描かれる実写作品となっている。主人公は、記憶をなくした死刑囚のカラム・リンチ。遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を強制的に呼び覚まされた彼は、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンであった祖先の記憶を追体験させられることになる。禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る、歴史上最後の人物でもあったカラムの先祖アギラール。カラムが送り込まれたルネサンス期のスペインで何があったのか?歴史を変えてしまうほどの秘密と、歴史の闇に隠された謎に一人のアサシンが挑む。主人公のカラム・リンチと彼の祖先であるアギラールを演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞候補にもなった俳優、マイケル・ファスベンダー。また、カラムに過去の記憶の追体験を強いる謎の女性、ソフィア・リキン役をマリオン・コティヤールが務め、映画『マクベス』でも両者を起用したジャスティン・カーゼル監督がメガホンを取る。【作品情報】映画『アサシン クリード』公開時期:2017年監督:ジャスティン・カーゼル出演:マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズ© 2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年08月27日世界的ヒットとなったゲームの世界観を基に、マイケル・ファスベンダーが遺伝子操作によってアサシン(暗殺者)として過去に送り込まれるミステリー・アクション『アサシン クリード』。その公開が2017年に決定し、予告編映像と“ダイブ”感のあるポスタービジュアルが解禁となった。記憶をなくした死刑囚、カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を呼び覚まされ、祖先の記憶を追体験させられることになる。カラムは自分の祖先が、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説的な暗殺者だったことを知る。また、彼の先祖は禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る歴史上最後の人物でもあった――。本作は、全世界でシリーズ累計3,700万本以上を売り上げた大ヒットゲームと世界観は共有しているものの、主人公などキャラクターを一新、まったく新しいストーリーで描くミステリー・アクション。到着した映像は、ソフィア・リキン(マリオン・コティヤール)が、カラムに向かって「あなたはもう存在しないの」と言い放つ衝撃のシーンで幕を開ける。彼女はいったい何者なのか、それは明かされてはいない。一方で、カラムがルネサンス期のスペインへと“飛ぶ”と、謎に包まれた美しき女アサシン、マリア(アリアーヌ・ラベド)も登場し、カラムの祖先アギラールと共に華麗なアクションを披露している。アギラールとマリアがスペインの美しい街並みを駆け抜けていく姿は圧巻!さらに、映像の最後には両手を広げ、空を舞うアサシンが映し出されるが、その姿はまるで大空を駆ける鷲(イーグル)のようで、ポスタービジュアルにも描かれている姿。カラムが送り込まれたルネサンス期のスペインで何があったのか?彼と祖先が持つ歴史を変えてしまう秘密とは?謎が謎を呼ぶ映像となっている。本作で、主人公のカラム・リンチと彼の祖先アギラールを演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、現在公開中『X-MEN:アポカリプス』のエリックことマグニートーでも知られるマイケル・ファスベンダー。「世界で最も美しい顔」の1位に輝いたこともある、セクシーなルックスが魅力の彼が、アサシンとして謎だらけの物語に挑む。そして、第80回アカデミー賞主演女優賞を受賞し、フランス芸術文化勲章も受賞したマリオン・コティヤールがソフィア・リキン役として登場。『マクベス』でこの2人を起用し、注目を浴びたオーストラリア出身のジャスティン・カーゼルがメガホンを握る驚異の映像美にも注目だ。『アサシン クリード』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日俳優のマイケル・ファスベンダーが主演を務める映画『アサシン クリード』(2017年公開)の予告編とポスタービジュアルが24日、公開された。全世界でシリーズ累計3,700万本以上を売り上げた人気ゲームを映画化した本作。そのゲームと世界観は共有しているものの、主人公などキャラクターは異なり、新しい物語で描く実写作品で、歴史に隠された真実に挑むミステリー・アクションとなっている。『スティーブ・ジョブズ』(15)でアカデミー賞主演男優賞候補となり「世界で最も美しい顔」の1位に輝いたこともあるマイケルのほか、同賞主演女優賞を受賞したマリオン・コティヤールが出演し、『マクベス』(15)で2人を起用して注目されたジャスティン・カーゼル監督がメガホンを取る。記憶をなくした主人公の死刑囚カラム・リンチ(マイケル)は、遺伝子操作によりDNAに眠る記憶を呼び覚まされ、祖先の記憶を追体験させられることに。カラムは自身の先祖・アギラールが、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう教団の伝説のアサシン(暗殺者)だったことを知る。その人物は、禁じられた秘宝"エデンの林檎"のありかを知る歴史上最後の人物でもあった。公開された映像は、謎の女性ソフィア・リキン(マリオン)が、困惑するカラムに向かって「昨日の午後6時に刑が執行され死亡が確認された。あなたはもう存在しないの」と言い放つシーンから始まる。スペインの暗黒時代へ舞台が移ると、美しき女アサシン・マリア(アリアーヌ・ラベド)も現れ、アギラールと共に激しいバトルアクションを披露。また見どころとなる、2人が美しいフランスの街並みを駆け抜けていく姿も捉えられている。最後には両手を広げ、空を舞うアサシンが登場。その姿は大空を翔る鷲(イーグル)のようで、同時に公開されたポスタービジュアルにも描かれている。カラムが送り込まれたルネサンス期のスペインで何があったのか、そして彼と祖先が持つ歴史を変えてしまう秘密など、謎が謎を呼ぶ展開が映しだされている。(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年08月24日5人姉妹の、思春期特有の儚い輝きと自由への渇望を美しい映像の中に描いた『裸足の季節』。昨年のカンヌ国際映画祭はじめ、各映画祭・映画賞を席巻した本作は、アカデミー賞女優マリオン・コティヤールや、今年カンヌで審査員を務めたキルスティン・ダンストなど国内外の著名人たちがこぞって絶賛。その熱波は日本にも上陸し、「ELLE Japon」では「世界を魅了するガールズ・ムービーの最高傑作」として取り上げられるなど、公開を前に大きな注目を集めている。そこでシネマカフェでは、キラキラして可愛いだけじゃない、思春期の少女たちが持つ儚さと美しさ、そしてエネルギーに満ちた姿を描いたガールズ・ムービーの傑作をふり返りながら、この初夏、絶対に見逃せない1本『裸足の季節』の魅力に迫った。◆映像、音楽、ファッション、そしてキャスト…センスが光る!世界が魅了された映画長女・ソナイ、次女・セルマ、三女・エジェ、四女・ヌル、そして末っ子のラーレは、10年前に事故で両親を亡くし、祖母と叔父と暮らしている。だが、毎日を謳歌していた美しい姉妹たちは、ある日、男子生徒たちと海で遊んでいたことをとがめられ、一切の外出を禁じられてしまう。ラーレは、自由を取り戻すため、秘かにある計画を立てるが…。『裸足の季節』は、トルコの小さな村を舞台に、自由を奪われた5人姉妹の末っ子が、自分の運命をつかみ取るため奮闘する姿を描いた甘美でほろ苦い反逆の物語。少女たちが放つキラキラした輝き、そして不条理な状況の中で自分の運命を掴みとっていく姉妹の姿は、日本でも感度の高い女性たちを中心に早くも支持を集めている。監督は、本作が長編デビュー作となるトルコ出身の新鋭デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン。デビュー作とは思えない秀逸な脚本と構成、光あふれる美しい映像は、カンヌ国際映画祭監督週間への出品を皮切りに各国の映画祭で受賞を重ね、カンヌ映画祭パルムドール『ディーパンの闘い』(ジャック・オディアール監督)などを押しのけてアカデミー賞フランス代表にも選出された。実は、海で遊んでいたことを責められたという劇中のエピソードは、監督自身が少女時代に実際に体験した出来事が投影されている。また、監督は撮影中、自身の妊娠とも重なっていたが、無事クランクアップ後に出産。米バラエティ誌「注目すべき映画監督10人」にも選出され、待機作にハル・ベリー主演作も控えるなど今後の活躍が期待されている1人だ。さらに、エルギュヴェン監督に見いだされた5人姉妹のキャストたちの存在も見逃せない。「とにかく最高に姉妹が可愛い!」と映画評論家たちも絶賛を送る5人姉妹を演じた若き女優たちは、監督自身も「一発で恋に落ちた」という。三女・エジェ役のエリット・イシジャンのみ唯一の演技経験者で、4人はスカウトやオーディションで監督から才能を見出された、まったくの演技未経験者。しかしながら、思春期特有の少女たちの儚さや力強さをそれぞれが個性豊かに演じ、第21回リュミエール賞新人女優賞など、各国の映画祭で姉妹を演じた5人全員に数多くの女優賞が贈られた。また、「シャネル(CHANEL)」もこの新しい才能を応援しており、衣装提供としてサポートするなど、映画業界のみならずファッション業界も熱い視線を送っている。そんな本作には、「彼女たちの爽やかな美しさが辛さをも忘れさせてくれます。前を向いていく姿勢に女性なら誰もが勇気をもらえる!」――LiLiCo(映画コメンテーター)、「思春期の蒸せ返るような世界に目を奪われた。いつだって古いルールを変えるのは勇気ある若者たち。最高の映画です!」――紗羅マリー(モデル)、「旧来の価値観に押し込められた大人たちを置いて、彼女たちは1,000キロ先へ駆け抜けていく。どんなときも少女は自由でいなければならないのだから―なんて美しく眩しい戦いだろう!」――今日マチ子(漫画家)など、ひと足先に本作を観た著名人からも、続々とコメントが到着している。◆思春期の少女の輝きをとらえてきた傑作ガールズ・ムービーたち厳しい状況にありながらも、最後まであきらめず、夢や希望を持って立ち向かっていく“可愛いだけじゃない”少女たちの姿は、これまでも数多くの作品で描かれてきた。『裸足の季節』を観る前にチェックしておきたい、美しさと儚さが同居する思春期の少女たちの輝きを描いたガールズ・ムービーをふり返ってみた。●『海街diary』(是枝裕和監督/’15)4姉妹の心の機微を丁寧に描く先日の地上波初放送も記憶に新しい、吉田秋生の人気コミックの実写映画化。15年前に家を出て行った父の訃報をきっかけに、3姉妹が14歳の異母妹を迎え、4姉妹となった彼女たちの共同生活を通して、家族の絆を丁寧に描き出す。鎌倉を舞台に、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと旬の女優が集結も話題を呼び、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第39回日本アカデミー賞では最優秀作品賞や最優秀監督賞など4冠に輝いた。●『ヴァージン・スーサイズ』(ソフィア・コッポラ監督/’00) 思春期の繊細さと危うさを美しい映像でとらえた5人姉妹といえば、本作を思い出すという人も多いはず。美しく、どこか謎めいたところのあるリズボン家の5人姉妹。ヘビトンボが郊外の街を覆いつくす6月、末妹セシリアが聖母マリアの写真を胸に抱きながら、剃刀で腕を切り自殺を図った。一命はとりとめたものの、彼女は数日後パーティーの最中に、窓から身を投げて命を落とす。そして、残された姉妹たちは…。キルスティン・ダンストも四女役で出演。思春期の強烈な感受性を繊細な映像でとらえた傑作。●『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘監督/’05) 女子高生たちの等身大青春バンド・ムービー高校生活最後の文化祭に向けて、オリジナル曲の練習を重ねて来た音楽部のガールズ・バンド。だが、本番まであと3日というときにヴォーカルの凛子が喧嘩で抜けてしまった。残されたメンバーは、ヴォーカルに韓国の留学生ソン(ペ・ドゥナ)を迎え、伝説のロック・バンド「THE BLUE HEARTS」のコピーを演奏することになるのだが…。懸命なヒロインたちの姿から、友情や恋、葛藤と意地の張り合いなど、青春のリアルな描写が生き生きと輝く。● 『ひなぎく』(ヴェラ・ヒティロヴァー監督/‘66)ハイセンスなファッションと映像で根強い人気を誇るガールズ・ムービーの先駆け金髪にひなぎくの花輪を飾る姉と、ダークブラウンの髪をうさぎの耳のように結った妹“マリエ"という同じ名前を名乗る、2人の女の子を主人公にした斬新なストーリー。実験的な映像とおしゃれな衣装や音楽で、カルト的人気を誇る60年代のチェコ映画。主人公に、オーディションで選んだ演技未経験者の2人を起用することで、より新鮮で斬新な雰囲気を感じさせている。どこか居場所がなく、それに気づきながらも闘い、どこか脅えてもいる2人の姿に共感する女子は多いかも。● 『花とアリス』(岩井俊二監督/’04) 幼なじみ2人の永遠のガールズ・ムービーショートフィルムとしてウェブ配信されていた作品の劇場公開版。主人公は、幼なじみの高校生ハナ(鈴木杏)とアリス(蒼井優)。ハナは落語研究会に所属する先輩・宮本にひと目惚れ。ある出来事がきっかけに、先輩に嘘をついて急接近するハナ。しかし、その嘘がバレそうになり、ごまかすためについた嘘から、先輩はアリスに恋心を抱いてしまい…。思春期の甘酸っぱい雰囲気満載、岩井監督作の中でも熱狂的な人気を誇る1本で、2015年にはその前日譚が長編アニメ映画化された。いつの世も、女性たちに勇気と希望の光を照らしてきたガールズ・ムービー。世界が魅了された物語を、スクリーンでも確かめてみて。『裸足の季節』は6月11日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日第69回カンヌ国際映画祭授賞式が5月22日夜(現地時間)に開催され、イギリスの名匠ケン・ローチ監督の『I,Daniel Blake』(原題)が最高賞パルムドールに輝いた。2006年の『麦の穂を揺らす風』以来、10年ぶり2度目のパルムドール受賞となったケン・ローチ。『I,Daniel Blake』は、心臓病で失業した木工職人ダニエルと、貧困にあえぐシングルマザーのケイティが生活保護を求めるものの拒まれ、窮地に陥る姿を描く。社会主義者として知られるケン・ローチは「貧困にあえぐ人々に取材した作品で、このような豪華な場にいるのは、やや違和感がありますが」と前置きしつつ、「カンヌ映画祭を支える労働者の人々に感謝します」とスピーチした。社会保障システムの欠陥を告発しつつも、『天使の分け前』に通じるユーモアもあり、観客、評論家の評価も高く、納得の結果となった。次席にあたるグランプリは、カナダの若き天才グザヴィエ・ドランの『It’s Only The End of the World』(原題)に贈られた。一昨年『Mommy/マミー』で審査員賞を受賞したグザヴィエは、さらなる名誉に感激の涙をぬぐった。本作はギャスパー・ウリエル、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセルらフランスのオールスターで描く、秘密を抱えた家族のドラマ。受賞者会見でグザヴィエは「いままでは観客はどう思うのか、ということを考えていたが、これからは自分に忠実でありたい」と語った。監督賞はクリスチャン・ムンジウとオリヴィエ・アサイヤスの同時受賞。アサイヤスが『アクトレス~女たちの舞台~』に続いてクリステン・スチュアートを起用した『Personal Shopper』(原題)は心霊映画だったためか現地での評価が低く、『マッドマックス怒りのデスロード』のジョージ・ミラー率いる審査員団の意外な選択に記者席からはブーイングが起きた。このほかの主な受賞作は以下の通り。パルムドール『I, Daniel Blake』ケン・ローチ(イギリス)グランプリ『It’s Only The End of the World』グザヴィエ・ドラン(カナダ)監督賞『Graduetion』クリスチャン・ムンジウ(ルーマニア)監督賞『Personal Shopper』オリヴィエ・アサイヤス(フランス)脚本賞『The Salesman』アスガル・ファルハーディー(イラン)審査員賞『American Honey』アンドレア・アーノルド(イギリス)男優賞『The Salesman』シャハーフ・ホセイニ(イラン)女優賞『Ma’ Rosa』ジャクリン・ホセ(フィリピン)(photo / text:Ayako Ishizu)
2016年05月23日グザヴィエ・ドラン監督の最新作『たかが世界の終わり』が、2017年2月11日(土)に全国順次公開される。本作は第69回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞。前作『Mommy/マミー』の審査員特別賞受賞、前々作『わたしはロランス』でのある視点部門女優賞受賞に続き、3作連続となるカンヌ映画祭での受賞となった。劇作家ジャン=リュック・ラガルスの舞台劇「まさに世界の終わり」を基にし、ドランが監督・脚本を手がけた本作。彼が切り撮るのは、愛しているのに傷つけ合う“ある家族の1日”。長い間帰郷していなかった若手の作家が12年ぶりに故郷に帰り、家族に自身の死が近づいていることを告白することで表面化する、家族の葛藤、そして愛、それぞれの生と死を描く瞑想的なストーリー。グザヴィエ・ドランは『マイ・マザー』や『胸騒ぎの恋人』で鮮烈なデビューを飾り、『わたしはロランス』、『トム・アット・ザ・ファーム』とデビュー以来全作品がカンヌ映画祭やベネチア映画祭に出品され、一躍時代の寵児となった映画監督。その美しい容姿からルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のアンバサダーとして、広告に起用されるなど、映画界のみならず多方面で活躍している。キャストには、マリオン・コティアールのほか、007シリーズ最新作『スペクター』で歴代最高のボンドガールとして実力と人気が急上昇したレア・セドゥ、『サンローラン』での演技の評価が世界的に高いギャスパー・ウリエルを中心に、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイなど、フランス映画界のベテラン俳優が集結した。“愛と葛藤”を描き続けたドランが、今度は家族“”をどう描くのだろうか。なお本作の公開を記念して、劇場・ユジク阿佐ヶ谷にて「グザヴィエ・ドラン特集」の開催が決定。2017年2月11日(土)から24日(金)までの期間中、グザヴィエ・ドランの監督・出演の代表作が上映される。上映されるのは『マイ・マザー』、『胸騒ぎの恋人』『神のゆらぎ』『トム・アット・ザ・ファーム』『エレファント・ソング』『Mommy/マミー』『わたしはロランス』の計7作品だ。ドランの過去から現在に至るまでの軌跡をスクリーンで振り返る2週間、見逃した人は是非この機会にチェックして欲しい。■ストーリー「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)、彼の妻のカトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ。オードブルにメインとぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる──。【作品情報】『たかが世界の終わり』公開日:2017年2月11日(土)監督・脚本:グザヴィエ・ドラン『Mommy/マミー』キャスト:ギャスパー・ウリエル、ヴァンサン・カッセル、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイ原題:IT’S ONLY THE END OF THE WORLD©Shayne Laverdière【クザヴィエ・ドラン特集】期間:2017年2月11日(土)〜24日(金)場所:ユジク阿佐ヶ谷住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷北 2−12−19 B1F料金:一般1,200円、学生・シニア1,000円、会員800円上映作品:『マイ・マザー』、『胸騒ぎの恋人』『神のゆらぎ』『トム・アット・ザ・ファーム』『エレファント・ソング』『Mommy/マミー』『わたしはロランス』■上映スケジュール「マイ・マザー」2/11(土)・13(月)・15(水)・17(金)・18(土)・20(月)・22(水)・24(金) 13:30〜「胸騒ぎの恋人」2/11(土)・13(月)・15(水)・17(金)・18(土)・20(月)・22(水)・24(金) 15:10〜「神のゆらぎ」2/12(日)・14(火)・16(木)・19(日)・21(火)・23(木) 13:00〜「トム・アット・ザ・ファーム」2/12(日)・16(木)・19(日)・23(木) 15:10〜「エレフェント・ソング」2/14(火)・21(火) 15:10〜「Mommy/マミー」2/11(土)〜24(金) 17:10〜「わたしはロランス」2/11(土)〜24(金) 19:50〜
2016年05月19日カンヌ国際映画祭で、前作『Mommy/マミー』の審査員特別賞受賞に続き、本年度も最新作『It’s Only The End Of The World』(原題)がコンペティション部門に出品を果たしている次世代No.1監督、グザヴィエ・ドラン。彼が再び受賞なるのか、いま世界中の映画人から熱い注目を集めている。青年ルイは、「もうすぐ死ぬ」ことを伝えるために、これまで顧みることなく距離を置いてきた母、兄夫婦、妹が住む家に帰ってきた。平穏な日常が非日常となったルイの前で、日々の不満や、他愛もない会話を繰り広げる家族と過ごす中、告白の機会を失ったルイは…。劇作家ジャン=リュック・ラガルスの舞台劇「まさに世界の終わり」(れんが書房新社刊)を基に、ドランが監督・脚本を手がけた本作は、若手の作家が12年ぶりに故郷に帰り、家族に自身の死が近づいていることを告白することで表面化する、家族の葛藤、そして愛、それぞれの生と死を描く瞑想的な物語。キャストには、『マクベス』のマリオン・コティヤール、『007 スペクター』で歴代最高のボンドガールとして実力と人気が急上昇したレア・セドゥ、『サンローラン』で世界的評価を集めたギャスパー・ウリエルを中心に、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイら、フランス映画界のベテラン俳優が集結する豪華さだ。鮮烈のデビュー作『マイ・マザー』から『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』と、手がけた全作品がカンヌ映画祭やベネチア映画祭に出品され、一躍時代の寵児となったグザヴィエ・ドラン。前作『Mommy/マミー』は2014年、カンヌ国際映画祭で83歳のジャン=リュック・ゴダールと並んで審査員特別賞をW受賞。世界中の映画人の心を動かした授賞式での感動的なスピーチは、大きな話題となった。また、2015年にはシンガーソングライター、アデルの「Hello」のミュージックビデオをアデル本人からのオファーで監督。2015年11月の公開以降、すでに15億回も再生される驚異的なヒットMVとなっている。さらに、今年はその端麗な容姿から、ドラン自身が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーとしてワールドワイドの広告キャラクターに起用されたことも記憶に新しい。映画界のみならず多方面で快進撃を続けるドラン。ちなみに、本年度のコンペティション部門には、ジム・ジャームッシュ、ペドロ・アルモドバル、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、ケン・ローチ、パク・チャヌク、ショーン・ペンといったカンヌ常連の大御所監督作が勢ぞろい。その中で若き俊英ドランは受賞なるのか、現地時間5月22日(日本時間5月23日AM1:15~)の授賞式を楽しみに待ちたいところだ。『It’s Only The End Of The World』(原題)は2017年2月11日(土・祝)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月17日『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』で第80回アカデミー賞主演女優賞に輝き、その後も、カンヌ常連のダルデンヌ兄弟監督作『サンドラの週末』で2度目のアカデミー賞ノミネートを受けたマリオン・コティヤール。彼女は、フランス人でありながらも「いつかマクベス夫人を演じる日が来る」と信じていたという。ウィリアム・シェイクスピア没後400年にあたる2016年、荘厳なロケーションのもと、スクリーンに蘇る『マクベス』。これまで、黒澤明や手塚治虫、そして先日亡くなった蜷川幸雄など、日本の有名クリエイターにも多大な影響を与え続けてきた至高の名作で、王座をめぐり野心に取り憑かれたマクベスの妻“レディ・マクベス”を演じたコティヤールは、自らの願いを叶えた。2011年のアカデミー賞で作品賞などを獲得した『英国王のスピーチ』のスタッフと、CMやミュージック・ビデオで活躍し、デビュー作『スノータウン』(’11・劇場未公開)が世界的に注目を集めたオーストラリア出身の気鋭ジャスティン・カーゼル監督が贈る本作。劇中、戦地で3人の魔女と出くわしたマクベスは、やがてコーダーの領主となって出世し、スコットランド王になるだろうと告げられる。それを知った夫人は、マクベスの領地インヴァネスにやってくるダンカン王(デヴィッド・シューリス)を暗殺しようと謀略するのだ。「演技クラスの学生だったときに『マクベス』を観たわ」と、コティヤールはふり返りながら語る。「いつかはマクベス夫人を演じる日が来てほしいと思っていた。来ると信じていたの。でも正直なところ、それは舞台だと思っていたの。しかもフランス語で。だから、この映画とこのチームでオファーを受けたとき、この上なく素晴らしいチャンスだと思った。シェイクスピアの言葉で、“英語”でマクベス夫人を演じることができるなんて素晴らしいチャンスだわ。思いがけなかったけれど、いまだと思った。やらなくてはならなかったの」と明かす。しかも、マクベスを演じるのは、彼女が長い間称賛してきた演技派マイケル・ファスベンダーだ。「マイケルは素晴らしい俳優だわ。俳優として、彼が役作りをしたり映画を組み立てたりするときの秘密の部分を見ることができて、とてもラッキーだったと思う。それに彼は、正真正銘、クリエイティブな人なの。彼はキャラクターの魂を理解する。『マクベス』にもたらしたものは常に真実味があって並外れていた。彼が提示するものに毎日、本当に驚かされたけれど、素晴らしい経験だったわ」。確かに、マクベスが次第に狂気を帯びていくさまには震撼する。夫に王を暗殺させ、野望を叶えて王妃となった夫人とは裏腹に、マクベスは知勇を兼ね備えた親友バンクォー(パティ・コンシダイン)の存在を恐れていた。魔女は、バンクォーの息子フリーアンスが“未来”の王になるという予言もしていたのだ。マクベスは刺客を放ち、親友の命は奪うものの、息子フリーアンスは取り逃がしてしまう。その夜の晩餐会でバンクォーの不気味な幻影を目の当たりにしたマクベスは、錯乱状態に陥っていく。そんなマクベスの常軌を逸した振る舞いは、かつてダンカン王の暗殺をそそのかした夫人の目にさえ、狂気の沙汰に映った。絶望した夫人は、みるみるうちに衰弱して息絶える――。「この映画は、人間の魂を理解し、それを共有することを描いていると思う。シェイクスピアがしたようにね」とコティヤールは言う。「私たちは何者なのか、恐怖や怒りや挫折にどう折り合いをつけるのか、そして暗闇への扉はどうしたら開くのか、それを見事に映し出しているのよ」。人間の欲望や野心、恐怖や怒りなどを内包する『マクベス』は、大きなやりがいがあったとともに、大変でもあったことを彼女自身も認めている。「この映画を作るのは楽しかった。とても楽しめたけれど、同時に辛くもあったわ。それは、あれほど暗い人物と一緒に生きなくてはならなかったからなの」。スコットランドやイングランドのロケ地で、毎日撮影が終わると、彼女はこのキャラクターを忘れるように努力していたという。「それが一番難しかった。毎日誰かと一緒に過ごしていると、内面的に影響を受けてしまうから。私は“メソッド俳優”ではないから、その日の撮影が終われば、自分自身に戻る。でも、何か違うものを抱えてしまうの。それに気づき、それを必要としない人たちに撒き散らさないようにしなくてはならなかったわ」。とはいえ、シェイクスピアの文章を話すのは、「光栄だった」と彼女は言う。「それは、音楽家がモーツアルトを演奏しているときに、偉大なものや達人に触れているような感覚だと思う。彼が書いたセリフを言うことができて幸運だと感じたわ。あの特別なリズムは、まるで心臓の鼓動みたいなの。あるいはパンチみたいなもの。それが愛を、人間に対するシェイクスピアの理解すべてを、そして彼のビジョンや詩を象徴している。とても幸運だったわ」。コティヤールが予言を叶える形で演じた、シェイクスピアが生んだ“悲劇の夫人”は、自らの罪にもかかわらず、愛した夫の狂気に耐えかね、絶望の中に堕ちていった。彼女やファスベンダーが体現したものは、誰もが心の中に抱えかねないものだ。そんな“運命共同体”の夫婦を見事に演じてみせた2人は、カーゼル監督の最新作となる人気ゲームの映画化『Assassin’s Creed』(原題)でも、再びタッグを組む。『マクベス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月14日ディオール(Dior)が、アイコンバッグ「レディ ディオール」の2016年秋コレクション最新キャンペーンビジュアルを公開した。2008年以来「レディ ディオール」のミューズ務めるアカデミー賞受賞女優のマリオン・コティヤールを再び迎え、彼女がパリ・ルーブル美術館付近のセーヌ川のほとりを散歩する様子を捉えている。ビジュアルにはクリスタルが刺繍されたワイドストラップ、そしてカナージュ模様のエンブレムがトップスティッチされたブラックレザーの「レディー ディオール」が登場。もう一方のメタリックなマイクロカナージュは、ムッシュ・ディオールがショーの際にゲストを着席させたナポレオン三世の椅子のモチーフをコンテンポラリーに描いたアイテム。なお、撮影は世界を代表するファッション・フォトグラファーの1人である、ピーター・リンドバーグによって行われた。【詳細】・レディー ディオール ワイドストラップ 490,000円+税サイズ:24x20x11cm・レディー ディオール マイクロカナージュ 470,000円+税サイズ:24x20x11cm
2016年05月13日俳優の江守徹と「超新星」のユナクが5月13日(金)、都内で行われた映画『マクベス』初日舞台あいさつに出席した。<野心に取り憑かれた男>と<野心を操る女>のリアルな心理描写で、その狂気に満ちた愛情により悲劇を迎える究極の夫婦愛を描いた衝撃作。シェイクスピアの没後400年にあたる今年、マイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールの共演で、彼の最高傑作「マクベス」が荘厳なスペクタクルとエモーションをみなぎらせて蘇る。ユナクさんは本作の日本版テーマソング「Eternal Star ~君のために~」を担当することから、緊急来日して登壇。恋愛の素直な気持ちを綴った切ない歌詞と、甘い歌声で歌い上げるバラードが人気とあって今回の抜擢に至ったユナクさんは、「すごく嬉しいし、光栄」と感激しきりで、普通は1回で終わるレコーディングを3回も行ったことを報告。何かが足りないと感じたそうで、「悲しいことを思い出しながらチャレンジしました」と打ち明けると、仕上がりは「満足という単語は使えないけど、いい曲に出来上がったと思います」と自信を見せた。そんなユナクさんは、日本が誇る名優との対面に手汗が出るほど緊張。日本留学で7年間の滞在経験があるユナクは、当然江守のことも知っており、「お会いできて嬉しいし、光栄。初めてあいさつしたときにオーラや存在感があって、いまも緊張している」と照れ笑いを浮かべる。すると江守さんは「実に爽やかで、自分が女性だったらいいなと思っています」と冗談を飛ばし、ユナクの心を解きほぐした。数々のミュージカルやドラマに出演するユナクさんは、シェイクスピア4大悲劇の全てに出演歴がある江守さんからアドバイスをもらう場面も。12月に上演されるミュージカル「プリシア」で初めてドラッグクイーン役を演じるユナクさんに、江守さんは「演技は自分を観客の皆さんにさらけ出すことですから、心を正直に思うがままに演じることが一番大事」と真摯に語りかけ、不安をのぞかせるユナクさんの背中を押した。映画『マクベス』は全国公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日ドイツからベルギーを目指す、ある夫婦と仲間たちの自転車旅を描く『君がくれたグッドライフ』。 “尊厳死”をテーマにした作品にもかかわらず、仲間たちの美しい旅と夫婦の愛には、涙とともに笑い声があふれ、「どのように死ぬかではなく、どう生きるかを描いた映画だ」と絶賛を受けている本作から、夫婦愛にスポットを当てた場面写真が到着。そのほかにも、5月の映画館には、さまざまな夫婦の形を描いた映画が続々と公開される。まず、そんな『君がくれたグッドライフ』で印象的なのが、気の置けない仲間たちとベルギーへの旅を選んだ、主人公ハンネスと妻キキの揺るぎない夫婦愛だ。ハンネスはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症しており、旅の中で、日に日に症状も悪化していく。キキは、そんな彼の決断を受け入れ、悲しみをこらえながら最期のときまで全力で支えようとする。長年彼と暮らし、その体調の変化や苦悩を痛いほど知るからこそ、愛する人のために悲しみをこらえ、精いっぱいの愛をぶつけていく。もちろんハンネスも、キキを愛するからこそ負担になりたくないという思いを持っている。彼らと共にベルギーへと向かう仲間にはもう一組の夫婦もいるが、彼らもまた、旅を通じてお互いの価値観と向かい合い、それを乗り越えていくことに。今回到着した場面写真では、笑顔や思い詰めた様子の表情まで、2人のさまざまな姿を捉えているが、スキンシップがとても多いのが特徴的。草食系カップルは、参考にしたいところかもしれない。さらに5月には、シェイクスピアの4大悲劇の1つを映画化した『マクベス』(5月13日公開)もある。中世スコットランドを舞台に、欲望と野心に取り憑かれたマクベス(マイケル・ファスベンダー)と夫を破滅へと向かわせてしまう妻(マリオン・コティヤール)の狂気の愛と、2人の激動の人生を壮大なロケで描く。また、鬼才・園子温監督が20代のときに書き留めていた物語をついに映画化した『ひそひそ星』(5月14日公開)は、妻で女優の神楽坂恵を主演に迎え、彼女はプロデューサーとしても参加。まさに夫婦二人三脚で作り上げた珠玉の作品となっている。そのほか、仕事ばかりで妻(ユン・ウネ)を顧みずにいた元パイロット(パク・シフ)が、彼女を亡くして初めてその想いに気づき、かけがえのないものの大切さについて描く韓中合作映画『きみの声を探して アフター・ラブ』(5月14日公開)、山口県の電気も水道もない山奥で暮らすある夫婦と彼らを支える家族の姿を足かけ25年にわたり追いかけたドキュメンタリー番組の映画化『ふたりの桃源郷』(5月14日公開)なども注目。ジャンルや製作国もバラエティに富んでいることも魅力だが、愛、信頼、共闘、友情など、とてもひと言では語り尽くせない夫婦の形。ぜひ映画館で確かめてみて。『君がくれたグッドライフ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日ディオール(Dior)は、アカデミー賞受賞女優のマリオン・コティヤール(MARION COTILLARD)がミューズを務めるハンドバッグ「レディー ディオール(LADY DIOR)」の16年フォールコレクションの最新キャンペーンを公開した。写真家のピーター・リンドバーグ(PETER LINDBERGH)が撮影を手掛けた同キャンペーンは、マリオン・コティヤールがパリのルーブル美術館付近のセーヌ川のほとりを散歩する様子が映し出された。キャンペーンには、クリスタルが刺繍されたワイドストラップやカナージュ模様のエンブレムが施されたブラックレザーの「レディー ディオール」が登場。メタリックなマイクロカナージュには、ムッシュ・ディオールがショーの際にゲストを着席させたナポレオン三世の椅子のモチーフがコンテンポラリーに描かれている。
2016年05月08日5人の姉妹たちが不条理な状況の中、自分たちの運命をつかみ取るべく奮闘する、甘美でほろ苦い反逆の物語『裸足の季節』。そのビジュアルの美しさはもちろん、思春期の普遍的な物語が共感を呼び、本年度第88回アカデミー賞にフランス代表作品としてノミネート、フランスでは異例のロングランヒットに。そんな本作には、マリオン・コティヤール、リース・ウィザースプーンらオスカー女優や、有名監督、海外セレブからの熱いコメントが続々と到着している。5人姉妹の末っ子ラーレは13歳。事故で両親を亡くし、祖母と叔父と暮らしている。だが、毎日を謳歌していた美しい姉妹たちは、ある日、一切の外出を禁じられてしまう。ラーレは自由を取り戻すため、秘かにある計画をたてるが…。メガホンをとったのは、米「ヴァラエティ」誌による「注目すべき映画監督10人」にも選出されたトルコ出身の新鋭女性監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン。昨年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映されるや、長編デビュー作とは思えないほど卓越した構成力と美しい映像、5人の少女たちのあふれんばかりの存在感が話題を呼び、以後も世界中の映画祭を席巻中。アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされ、早くも世界から最も熱い視線を送られる1人となった。そんな中、いち早く本作を観た海外の著名人が、こぞって大絶賛を贈っている。■マリオン・コティヤールこんなに素晴らしい映画が、今年のアカデミー賞でフランスを代表することをとても誇らしく思う。生き生きとしていて、自由な精神を持った若い女性たちの魅力と美しさ。彼女たちが閉じ込められている社会の不条理。この映画には人間性と光、そして愛が詰っている。この映画はワイルドで、力強い。女優とキャスト全員は、完璧の域に達している。デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督の出現は思いがけない贈り物! 必見!■リース・ウィザースプーン感動! この映画ほど姉妹の絆が強い映画はない!■キルスティン・ダンスト大好き!『ヴァージン・スーサイズ』らしさもありつつ、監督のオリジナリティあふれる本当に美しい映画。■ジェームズ・フランコ今年、僕が一番好きな映画。とにかく美しい映画だ。演技も演出も、美しい。登場人物のキャラクターとその関係性が映画に魔法を与えている。姉妹演じる若き女優たちが素晴らしい!■ダーレン・アロノフスキーなんてこった! なんていい映画なんだ!■M・ナイト・シャマランすばらしかった。閉じ込められる5人の姉妹は美しく、映画全体も美しい。感激!■レナ・ダナムこれほど力強い映画を今までみたことがない。映画館へ走って! 歩いちゃだめよ。叙情的で過激でゴージャス!■ジョイス・キャロル・オーツ激しいエネルギーと輝きに満ちあふれている。『裸足の季節』は比類ない映画体験だった。 トルコの田舎で親を亡くした5人姉妹ー悲劇と希望が織り交ざった、若者版『ベルナルダ・アルバの家』(’87)。様々な分野で才能を発揮している海外セレブたちがイチ押しする本作。今後、間違いなく映画界を牽引する新たな監督になるであろう、デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンの瑞々しいデビュー作を、スクリーンで確かめてみて。『裸足の季節』は6月11日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月04日『スティーブ・ジョブズ』で本年度アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされたマイケル・ファスベンダーと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』で第80回アカデミー賞「主演女優賞」を受賞したマリオン・コティヤールにより、W・シェイクスピア最高傑作と呼ばれる悲劇を映画化した『マクベス』。このほど、演技派2人が描く狂気的な夫婦愛が映し出された予告編が解禁、公開日が5月13日(金)に決定した。舞台は中世スコットランド。仁徳が高く慈悲深いダンカン王(デビッド・シューリス)に仕える将軍マクベス(マイケル・ファスベンダー)は、反乱軍との激しい戦闘の末、勝利を収める。その岐路、謎めいた魔女が現れ、“マクベスは領主になり、そして王になるだろう”という不可解な予言を囁く。ともに行動していた将軍バンクォー(パディ・コンシダイン)には、“子孫が王になる”と告げた。謎めいた予言を残し霧のように消えた魔女にとまどうマクベスたちの元に、王の使いが到着する。なんとコーダの領主が死亡し、マクベスが領主となるよう勅命が下ったのだ。魔女の囁きによって、忠誠心とは裏腹に王座への野望という炎を心に灯してしまったマクベスを、言葉巧みにマクベス夫人(マリオン・コティヤール)が夫の良心を消し去ろうと画策する。そんなとき、ダンカン王がマクベスの城に宿泊する日がやってくる。マクベス夫婦の野心は、人間の奥底に潜む魔性のごとき“狂気”をむき出しにさせ…。シェイクスピアの四大悲劇の1つといわれる本作は、世界中、そして日本の数々のクリエイターに多大な影響を与えてきた、言わずと知れた至高の名作。その原作は日本でも毎年約10万部の増刷があるといわれ、これまで黒澤明、手塚治虫、蜷川幸雄らも翻案作品を発表。昨年は佐々木蔵之介が1人舞台で演じ、シェイクスピア没後400年のメモリアルイヤーとなる今年2016年は、本作だけでなく、現在公演中の宝塚宙組公演「Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~」、6月には野村萬斎主演の舞台などが予定されている。今回、本邦初解禁される予告編では、圧倒的な映像美の中で、野心と欲望に苛まれながら次第に狂気に満ちていくマクベス夫婦が描き出されていく。特に、マイケルが「私の心はサソリでいっぱいだ」と語るその姿は、人相がすっかり変貌し、これまでに見たこともないほどの狂気を漂わせている。また、マリオン演じるマクベス夫人の「もう元には戻れない」という決意を秘めたような言葉からも、狂気の果てに堕ちてしまった夫婦の“地獄”へ通じるような愛を予感させている。ハリウッド界屈指の演技派俳優の2人が迫真の演技で、映画史上かつてない狂気と愛に満ちた作品に仕上げた本作。21世紀の『マクベス』を、まずはここから目撃してみて。『マクベス』は5月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月10日