箱根ガラスの森美術館では、2024年初夏所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスと祝祭の都」を、2024年4月27日(土)から7月15日(月)まで開催する。祝祭にふわさしい華やかなヴェネチアン・グラス16世紀頃のヴェネチア共和国は、絹織物や陶磁器、香辛料など、さまざまな物品が海上交易によって運び込まれるなど、東地中海の覇者として君臨していた。しかし海は、莫大な富をもたらすばかりでなく、制海権をめぐる争いやペストの流行など、災厄をも招き入れる存在であった。こうした困難から立ち上がるためにヴェネチアが選んだ方法が、祝祭である。海上支配を宣言する「海との結婚」、ペスト終息に感謝を捧げる「レデントーレ祭」や「サルーテ教会祭」、歓楽の都として有名となる契機となった「カーニバル(謝肉祭)」など、祝祭は国家をまとめる政治手段でもあったのだ。これらの祝祭は、形を変えつつも現在まで続いている。2024年初夏所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスと祝祭の都」では、箱根ガラスの森美術館の所蔵作品より、ヴェネチアの祝祭にふわさしい華やかなヴェネチアン・グラスを公開。あわせて、写真家・坪谷隆によるヴェネチアン・カーニバルの写真作品も展示する。展覧会概要2024年初夏所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスと祝祭の都」会期:2024年4月27日(土)~7月15日(月) 会期中無休会場:箱根ガラスの森美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで)入館料:大人 1,800円、高校・大学生 1,300円、小・中学生 600円、65歳以上 1,700円【問い合わせ先】箱根ガラスの森美術館TEL:0460-86-3111
2024年04月05日東京・六本木にある森アーツセンターギャラリーで、テレビ朝日開局65周年記念「MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~」がはじまりました。本展の東京会場公式アンバサダーを務めるのは、俳優の水上恒司さん。ご自身でもアート制作をされている水上さんに、展覧会の見どころやアートについて、お聞きしてきました!水上恒司さんが公式アンバサダー!水上恒司さん後ろの作品は、リチャード・ハンブルトン《突撃》(1985)【女子的アートナビ】vol. 327本展では、ドイツ・ミュンヘンにあるアーバン・アートと現代アートに特化した美術館、Museum of Urban and Contemporary Art(MUCA)が所蔵する作品60点以上を展示。世界で大人気のストリートアーティスト、バンクシーの日本初公開となる大型彫刻作品や、ファッションデザイナーとしても活躍するKAWS(カウズ)の代表作をはじめ、アーバン・アートの世界を切り拓いてきたアーティストたち10名の作品を楽しめる展覧会です。今回紹介されているアーバン・アートとは、現代都市社会から生まれたグラフィティ・アートやストリート・アート、ポスター・アートなどのこと。都市空間にある公共の壁や建物、橋などに描かれる作品も多く、政治的・社会的メッセージを伝えるときもあります。そんな刺激的な作品が並ぶ展覧会の東京会場公式アンバサダーを務めるのは、俳優の水上恒司さん。独学で勉強して創作活動もされている水上さんにインタビューを行い、展覧会やアートのことなどお聞きしてきました!展覧会全体が好き!――まず、本展をご覧になって、どんな感想をもたれましたか?水上さん今回展示されている作品のアーティストたちは、世の中に対する批判やメッセージを恐れることなく、臆することなく提示していると感じました。僕自身は、まだキャリアとか知識とかいろいろ拙いので、そんな自分からすると、彼らのような活動はビビッてしまってなかなかできないのですけど、この作家たちはアートでちゃんと表現していて、そんな姿勢に心を打たれました。――特に印象に残った作品、好きな作品はありますか?水上さんリチャード・ハンブルトンの《突撃》は、パッと見たときの印象が好きですね。僕は陰が好きなので、その描き方とか見てしまいます。でも、ほぼすべての作品が、そのつくった時代の世の中に対するメッセージみたいなものがちゃんとあるから、どの作品が好きかと問われると、ひとつひとつ挙げていくときりがないです。例えば、女性のストリートアーティストとして活動しているスウーンの作品もすごくいいと思いますし、もちろんバンクシーもいいし、展覧会全体が好きという感じです。――出品作家のなかで、以前から好きだったアーティストはいらっしゃいますか?水上さん好きとか嫌いとかはあまりなくて、ただ前から身近に感じていた作家はカウズかなと思います。彼の作品を見ていると、一番欲しくなりますね。フィギュアとかもありますし。――本展で初めて知った作家さんも多いですか?水上さんもちろんです。僕は創作活動をしていますけど、本当に素人なので、今回ほとんどのアーティストさんのことをはじめて知りました。多くの同世代の人たちと同じように、そんなにアートに詳しくない僕だからこそ、今回アンバサダーとして、こういう場で話すコメントのうちの何かがみなさんに伝わればいいなと思っています。人生をより豊かにしてくれる…――本展は、アーバン・アートの展覧会ですが、現代アートは少し難しいと思っているかたもいるようです。ゴッホやモネなどは親しみがあるけど、知らない作家だと難しく感じるのかもしれません。水上さんゴッホやモネは超有名だし、教科書に載っているのを見ているから知っていますけど、正直それで本当にゴッホのことを知っているのかはわからないですよね。ゴッホは知っていると言う人々も、じゃあゴッホはどういう技法で何が有名なのか、本当に知っている人は少ないと思う。それぐらい、アートの世界に対して、ちゃんと知ろうとしている人は少ないのではないかと思います。僕もそうです。でも、知らないことがいけないわけではないですよね。そんな人間だからこその楽しみ方もあります。ふらっと展覧会を見に来て、作品の背景とか気になる人はその先を調べればいいと思います。僕の場合は、調べるというより、いろいろな作品を見ながら、家にある画材を使って自分の作品をこんなふうに描けば近い雰囲気になるかな、と消化しています。人それぞれ、展覧会の感じ方、消化の仕方はあると思います。――まずは展覧会を見に来ていただかないと、その世界に触れられないですよね。水上さんそうですね。見ないと、その先はないので。アートは、生きていくうえでは絶対的に必要なものではないかもしれません。僕が携わっている映画やドラマの世界も、なくても生きていける。衣食住があれば、人間は生きていけますから。でも、無駄とかいわれる娯楽や余興みたいなものを取り入れたほうが、より豊かに生きていける。そのなかのひとつがアートだと思います。だから、別に見なくてもいいんです。でも、興味が少しでも芽生えたら、絶対に見に来た方がいいです。アートは、人生をより豊かにしてくれるもののひとつですから。アートは大きな刺激物――俳優業のかたわら創作活動もされていて、数年前には個展も開催されました。いつ、どんなきっかけで、創作をはじめられたのですか?水上さん未就学児というか、僕の記憶がない本当に小さいころから絵を描いていました。絵を描くと、ほめられることが多かったので、それが気持ちよくて今日まで描き続けているのかなと思います。――アート制作と演じることの相乗効果はありますか?水上さんあると思います。そもそも演じるという行為は、時間をかけて必要なスキルや技術を身につければ、誰しも到達できるものだと思っています。僕はまだ道半ばですけど、いずれ演じ方はしっかりと身につくはずです。でも、実はその先、演じる人間がどんなふうに生きていきたいのか、あるいは今までどんなふうに生きてきたのか、という部分が芝居のときに透けて見えてくるので、僕はむしろその部分が大事だと思っています。その大事な部分のなかに、アートが大きな刺激物として存在しているので、その相乗効果は間違いなくあります。――アートを見て、感じて、蓄積したものが、演じるときに内面からにじみ出てくるという感じでしょうか。水上さんそうですね。努力だけではどうしようもない部分だと思います。同じMUCA展を見たとしても、人によって感じ方や見方は全然違いますよね。また、単に芸術に触れればいい、という話でもないと思います。すごくいい時間を過ごせる――創作活動と俳優業の両立で、大変なことはありますか?水上さん絵を描くのは職業にしていないので、負担ではないし、大変とは思わないです。僕の中での軸は芝居ですから。時間があるとき、描きたいときに描くという感じです。――創作は、ゼロから生み出すので壁にぶつかるときとかありますか?水上さん芝居のほうでは、こうしたいけれどわからない、という感じで壁にぶつかることはあります。仕事の場合はそうなりますが、創作活動は趣味なので、壁にぶつかることもなくて、楽しんで描いています。――今後、創作で挑戦してみたいことはありますか?個展などの予定は?水上さん3Dの彫刻作品はやってみたいですね。彫刻刀を使って、手で彫り出していく創作物をつくってみたいと思っています。個展は、今のところは考えていません。――いつかまた個展を開いてくださるとうれしいです。最後に、読者のかたにメッセージをいただけますか?水上さんアートがわからない人でも、とりあえず水上がいろいろ言っていたから行ってみよう、という感じでもいいので、ぜひMUCA展に来ていただければ、すごくいい時間を過ごせるのではないかと思います。――ありがとうございました!取材を終えて…まっすぐな眼差しで、質問に答えてくださった水上さん。24歳という若さながら、ご自身の考えをしっかりと確立され、ぶれない強さが伝わってきました。そんな水上さんを魅了したMUCA展には、刺激的な作品が勢ぞろい。ぜひ、足を運んでみてくださいね!カウズのバラエティー豊かなブロンズ作品《カウズ・ブロンズ・エディション#1-12》(2023年)や、オークションで落札後すぐにシュレッダーで一部が細断されたバンクシーの有名な作品《Girl Without Balloon》(2018年)も展示されています。Information会期:2024年3月15日(金)~6月2日(日)開館時間:10:00~19:00金曜日・土曜日・祝日・祝前日・GW(4月27日~5月6日)は20:00まで※入場は閉館の30分前まで休館日:会期中無休会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)観覧料:【平日】一般 ¥2,400、大学・高校生 ¥1,700、小学・中学生 ¥1,000【土・日・祝】※5/6含む一般 ¥2,600、大学・高校生 ¥1,900、小学・中学生 ¥1,200
2024年03月24日2024年3月2日(土)から2025年2月24日(月・祝)の期間、長野県茅野市にある白樺リゾート内の「森の美術館」にて『ペネロペ絵本原画展』が開催されます。累計発行部数300万部を超える「ペネロペ」の絵本原画34点が展示されます。フォトスポットやグッズコーナーも楽しめます。【ペネロペ絵本原画展】開催概要会期:2024年3月2日(土)~2025年2月24日(月・祝)会場:白樺リゾート森の美術館(〒391-0392 長野県茅野市白樺湖)開館時間:9:30~16:30※最終入館 閉館30分前休館日:なし(施設及び展示品管理のため、休館になる場合があります)入館料:大人 500円 小人 300円(3歳~小学6年生)ホームページ: 総合予約センター: 0266-68-2100 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月08日滋賀県立陶芸の森 陶芸館では、特別展「リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界-クラシックな名作とともに」を2024年3月2日(土)より開始しました。特別展URL: リサ・ラーソン展TOP■展覧会概要北欧スウェーデンで、温かみのある動物や人物をモチーフとした作品デザインで世界中の人々を魅了する陶芸家リサ・ラーソン。今年で93歳を迎えた現在も、自分のペースで楽しみながら一点物の作品(ユニークピース)を制作し続けています。この展覧会は、「Seen and Unseen」をテーマに、お馴染みの名作と、スウェーデンの旧市街の家屋をモデルにした作品やガラスなど、これまで紹介されることのなかったリサ・ラーソンの作品で構成されています。そして、生涯にわたり影響しあったモダニズムの画家で夫のグンナル・ラーソンの作品を加え、リサ・ラーソンの知られざる創造の世界を紹介します。※リサ・ラーソン…1931年スウェーデンのスモーランド地方出身。スウェーデン・グスタフスベリ磁器工房で陶磁器デザイナーとして数多くの名作シリーズを生み出す。1980年に独立。2022年には芸術文化に貢献したことが評価され、スウェーデン政府より、イリス・クオルム金賞を受賞。■基本情報会期 :2024年3月2日(土)~5月26日(日)※月曜日休館(4月29日・5月6日(月・祝)は開館し、翌日振替休館)会場 :滋賀県立陶芸の森 陶芸館観覧料 :一般900円(720円)、高大生680円(540円)、中学生以下無料※( )内は20人以上の団体料金主催 :滋賀県立陶芸の森特別協力:リサ・ラーソンデザインAB、リアン・デザイン・ミュージアム後援 :スウェーデン大使館、滋賀県教育委員会、甲賀市、京都新聞協力 :フィンエアー、フィンエアーカーゴ、京セラ株式会社企画 :アートインプレッション、株式会社松屋企画協力:トンカチ■展覧会構成1. リサ・ラーソンの名作たち 2. 筆書きの妙 3. スウェーデンの家屋4. 丸形からのインスピレーション 5. マスメディアの中のリサ・ラーソン6. 初期の作品(学生時代のリサ・ラーソン) 7. レア&ユニーク8. 新しい素材への挑戦 9. リサとグンナル―芸術家同士の語らい*この展覧会は、リサ・ラーソンの全面的な協力のもと、長男マティアス・ラーソンとリアン・デザイン・ミュージアムの館長ルーヴェ・イョンソンが企画し作品選定。 ※作品数:250点【1. リサ・ラーソンの名作たち】リサ・ラーソンは長い作家人生の中で、シリーズ生産向けのデザインモデルを数多く手がけてきました。出来上がった製品は多くの人々の手に渡り、広く知られるようになったのです。本章では、数十年にわたって大規模に量産された作品だけでなく、少量のシリーズ生産だったため希少価値が高く今日のコレクターたちが探し求めているような作品なども紹介しています。これまで制作されてきた名作といわれる数々のシリーズを展示します。01リサ・ラーソン 「エンマ/ABC少女シリーズ」 本モデルは1958-1973年に製造。本作品は1971年に製造 リサ・ラーソン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo【2. 筆書きの妙】力強い筆さばきの装飾は、特にリサ・ラーソンがグスタフスベリで仕事をしていた1954年から1980年にかけて繰り返し作品に用いられました。02リサ・ラーソン 「花器(ユニークピース)」 1968年頃 リサ・ラーソン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo【3. スウェーデンの家屋】リサ・ラーソンがよく用いるモチーフとして動物や人物が挙げられますが、それらと並んで建物も頻繁に造形作品やレリーフのテーマとして取り上げられてきました。リサ・ラーソンは、昔の職人技や美学を思い起こさせる丁寧な装飾が施された古い家に興味を持ち続けてきたといいます。ストックホルムの最も古い建物が立ち並ぶ旧市街に、17世紀から18世紀に建築されたスウェーデンらしい家屋に目を留めモチーフとし、レリーフ作品≪旧市街≫を製造しました。その他の出品作品は、1980年代後半から1990年代前半にかけてスウェーデン労働組合の建築会社BPA社のためにデザインした家屋シリーズです。石こう型で量産され、販売物ではなく、贈り物として用いられていました。03リサ・ラーソン 「旧市街」 製造1963-1978年 個人蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo04リサ・ラーソン 「薄茶色の家屋」 1980年代から1990年代 リサ・ラーソン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo【4. 丸形からのインスピレーション】陶器が丸くなるのは、自然なことです。つくりだされるものは、すべて丸みを帯びています。リサ・ラーソンが塑像を制作する時は、初めに丸みを帯びた形の粘土や、手か延べ棒で伸ばした粘土から作り始めます。シンプルで均一な円環というのは、その中に細かく表現豊かな造作を施すのに効果的なフレームとなります。1960年代末には、ユニークなアトリエ作品にトリやチョウのモチーフがあしらわれ、丸形シリーズとして量産化されました。05リサ・ラーソン 「レリーフ(トリのモチーフ)/丸形シリーズ」 製造1969-1972年 リサ・ラーソン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo【5. マスメディアの中のリサ・ラーソン】リサ・ラーソンが1950年代中頃にデビューを飾って以来、彼女の作品や生き方はマスメディアの注目を集めてきました。スウェーデンのマスコミは、彼女の暮らしぶりについて取材し、数えきれないほどのインタビュー記事や展覧会レビューを掲載しました。その中から、雑誌や広告資料、報道写真を選んで展示します。【6. 初期の作品(学生時代のリサ・ラーソン)】リサ・ラーソンは1950年代初頭、ヨーテボリでの学生時代に作陶をはじめます。通っていたデザイン工芸学校(現HDKヨーテボリデザイン工芸大学)では、陶器のフィギュアや器を制作していました。本展覧会では、1950年代のスカンジナビアモダニズムの特徴である有機的かつ幾何学的な模様を使った装飾性豊かなミラーフレームを紹介しています。そのほか、大学在学中に制作した作品を紹介します。【7-1. レア&ユニーク:希少なるユニークピースの数々】リサ・ラーソンはすでに1950年代から有名な量産性モデルのシリーズと並行してユニークなアトリエ作品を制作していました。その中には、少し変わった作品もたくさん含まれています。リサ・ラーソンは、1966年から1967年にかけてカリフォルニア大学バークレー校で陶芸を教えていた陶芸家ピーター・ヴォーコスの特別学生となりました。その頃制作された≪枝付燭台≫やグスタフスベリ磁器工房で制作した燭台を合わせて展示します。【7-2. レア&ユニーク:動物たちは友達!】リサ・ラーソンは、さまざまな種類の動物からインスピレーションを得てきました。それらについては特殊な動物作品群として1960年代末からグスタフスベリ磁器工房のアトリエでモデリングを開始、その後フリーになった後も自宅のアトリエで空想上の動物フィギュアのユニークピースを制作しました。本展では、その中から19点が展示されます。まさに、これまで紹介されることのなかったリサ・ラーソンの新たな一面といえるでしょう。06リサ・ラーソン 「金のヒレを持つサカナ(ユニークピース)」 1990年 リサ・ラーソン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo07リサ・ラーソン 「トリの器(ユニークピース)」 1982年製造 リサ・ラーソン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo【7-3. レア&ユニーク:ひとの器】リサ・ラーソンは、食べ物や液体を入れておく器としての容器、そして経験や感情を入れておく器としての人間の体、この二つの類似性にしばしばインスパイアされてきました。本展では、リサ・ラーソンがユーモラスなタッチで容器と体を一体化させて作ったユニークないくつかのシリーズ作品を紹介しています。【7-4. レア&ユニーク:幼少期】陶芸家としての創作活動を通じて、リサ・ラーソンは子どもたちと彼らの世界に対して特別なまなざしを向けてきました。彼女は子ども一人ひとりの特徴を明確に表現しています。【7-5. レア&ユニーク:瞑想】リサ・ラーソンが好んで制作してきた思慮深い表情をたたえた人物像も彼女の芸術作品には数多く含まれています。このセクションの作品の多くは、リサ・ラーソンがグスタフスベリ磁器工房のアトリエで制作したものですが、ストックホルムのナッカ市の自宅のアトリエ、マグレヘムのサマーアトリエで制作されたものもあります。【7-6. レア&ユニーク:ストレッチ】この章では、動きのある人々をモチーフにした作品を紹介しています。ヨガに関心をもっており、実際にヨガを行った彼女自身の経験が、こうした作品を制作するひとつの発想源になっています。【7-7. レア&ユニーク:情景】リサ・ラーソンの作品やレリーフの中には、体や手のほんの些細な動きだけで、ドラマチックな雰囲気を効果的につくりだしたものがたくさんあります。登場人物の間の凝縮された思いや、映画や演劇のワンシーンを表す作品は、観る者を魅了します。【7-8. レア&ユニーク:器の装飾】リサ・ラーソンの器や塑像には、しばしば線刻模様や型押し模様が施されています。彼女のやり方として、陶器の表面には力強さが表れていて、多くの場合フォルム自体はシンプルですが、細部の装飾に富んでいます。08リサ・ラーソン 「壺(ユニークピース)」 1992年 リサ・ラーソン蔵 (C)Lisa Larson/Alvaro Campo【8. 新しい素材への挑戦】リサ・ラーソンは陶芸家ですが、今日までさまざまな企業とコラボレーションして、異なる素材を用いて製品を作ってきました。すでにグスタフスベリ磁器工房でデザイナーとして働いていた頃から、リサ・ラーソンはフリーランス作家として他のデザイン会社とも仕事を始めていました。1970年代末、リサ・ラーソンはスカンディア・プレゼント社のために小さなブロンズ塑像のシリーズをデザインしました。この他ロイヤル・クローナ社のガラス作品を展示します。【9. リサとグンナル―芸術家同士の語らい】リサ・ラーソンはおよそ70年にわたって、画家でありグラフィック・アーティストでもあった夫グンナル・ラーソンと芸術に関する対話を密に重ねてきました、1952年に結婚してから2020年にグンナル・ラーソンが亡くなるまで、二人は一緒に暮らし、共に仕事をしてきたのです。ここで展示する両アーティストによる作品群は、二人の間に存在した素晴らしい協調性を見出す良い機会を与えていると思います。09グンナル・ラーソン 「人物像(ユニークピース)」 1967年 グンナル・ラーソンアトリエ (C)Lisa Larson/Alvaro Campoグンナル・ラーソンは、1966年から1967年にかけてリサ・ラーソンとともにカリフォルニア大学バークレー校で陶芸家ピーター・ヴォーコスの特別学生として陶芸を学び、リサ・ラーソンと同様に陶器やガラスの作品を制作するようになりました。この作品から、画家でありグラフィック・アーティストであったグンナル・ラーソンも土を造形の素材とするピーター・ヴォーコスから大いに刺激を受けたことが伺えます。■関連企画(1) 信楽高原鐵道ラッピング列車の運行展覧会開催を記念し、リサ・ラーソンの代表作である動物シリーズをはじめとした作品を車内外にデザインしたラッピング列車を信楽駅―貴生川駅間にて運行します。運行期間:2024年1月9日(火)~5月26日(日)(2) トレイン&ミュージアム共通チケットの販売展覧会の入場券と信楽高原鐵道 信楽駅-貴生川駅間フリー乗車券がセットになった共通チケットを販売します。価格 :1,580円(税込)(乗車券860円+展覧会入場券720円=1,580円)販売開始:2024年2月1日(木)より有効期間:2024年2月1日(木)~5月26日(日)販売場所:(1)信楽高原鐵道 信楽駅(2)滋賀県立陶芸の森 陶芸館 ミュージアムショップ 3月2日(土)よりトレイン&ミュージアムチケット_共通チケット_SAMPLE(3) ギャラリートーク ※申込不要・要入場券2024年3月24日(日)、4月28日(日)、5月12日(日)*各日程とも13時30分~(40分程度)(4) ミュージアムショップ/リサ・ラーソングッズが大集合スウェーデンから届いた陶器や雑貨、展覧会限定グッズもお見逃しなく!(5) ここでも見られる!陶芸の森コレクション展~北欧の現代陶芸-うつわの造形美展陶芸の森の創作研修館で制作されたフィンランド、スウェーデン、デンマークなど現代作家らの作品を展示します。会期:2024年3月16日(土)~5月22日(水)会場:甲賀市水口歴史民俗資料館 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月06日企画展「さくらももこ展」が、2024年10月5日(土)から2025年1月5日(日)まで、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーにて開催される。神奈川・横浜のそごう美術館などでも開催された巡回展だ。東京・六本木で企画展「さくらももこ展」が開催代表作『ちびまる子ちゃん』『COJI-COJI』など数々のヒット作を世に送り出してきたアーティスト・さくらももこ。全国巡回を経て東京で開催される企画展「さくらももこ展」では、さくらももこの代表作を含む約300点のカラー原画や直筆原稿などを、これまでにないボリュームで一堂に展示する。爆笑エピソードや名言の数々を綴った『もものかんづめ』で知られるエッセイストとしての活動をはじめ、作詞家、脚本家といった様々な顔を持ったさくらももこ。まんがを読むより前の子供たちに向けた絵物語『絵本まるコジ』を発表するなど、“描くこと”と“書くこと”を楽しみつくす一方、季節のうつろいや小さな日常をこよなく愛したさくらももこの魅力をあますことなく紹介する企画展となっている。詳細企画展「さくらももこ展」会期:2024年10月5日(土)~2025年1月5日(日)会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階※開場時間や入場料は2024年2月現在未定、順次公開予定。
2024年02月19日東京・六本木にある森アーツセンターギャラリーで、「キース・ヘリング展アートをストリートへ」がはじまりました。東京展のスペシャルサポーターと音声ガイドナビゲーターを務めるのは、俳優の磯村勇斗さん。昔からへリングが大好きだったという磯村さんに、展覧会のご感想やアートについて、お聞きしてきました!磯村勇斗さんがスペシャルサポーター!磯村勇斗さん。キース・ヘリング作《ブループリント・ドローイング》の展示室にて【女子的アートナビ】vol. 320本展は、世界的アーティスト、キース・ヘリング(1958-1990)のアートを体感できる大規模な回顧展です。キース・へリングは、アメリカ・ペンシルベニア州生まれ。1978年にニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツに入学し、1980年代初頭にニューヨークの地下鉄駅構内にある広告板にグラフィティ・アートを描きはじめ、注目を集めます。やがて次々と展覧会が開かれて国際的にも評価が高まり、日本でも展覧会やワークショップを開催。精力的に制作を続けますが、1988年にエイズと診断されます。その後はエイズ予防のメッセージをアートで訴えるなど、31歳で亡くなるまで、アートをとおして社会的な活動も行いました。本展では、初期のサブウェイ・ドローイングや、誰もが見たことのある人気のモチーフが登場する《イコンズ》、6メートルもある大型作品など約150点を展示。絵画だけでなくオブジェクトもあり、展示空間もドラマチックに演出されています。そんな楽しい展覧会の東京展スペシャルサポーターと音声ガイドナビゲーターを務めるのは、磯村勇斗さん。内覧会に登壇した磯村さんにインタビューも行い、展覧会やアートのことなど、いろいろお聞きしてきました!ビビッときました!――昔から、キース・へリングが大好きだったとのことですが、どんなきっかけで好きになられたのですか?磯村さん大学で美術を専攻していまして、アメリカのポップカルチャーを勉強していました。アンディ・ウォーホルや草間彌生さんなどのアーティストのなかにキース・へリングもいて、教科書に載っていたキースの絵を見て、ビビッときたんです。この絵好きだ!と思いました。そこから、彼の絵をどんどん見るようになりました。――どんなところにビビッときたのですか?磯村さん学生時代のことで、作品名をしっかり覚えてはいないのですが、人の集合体のような作品で、人がシンプルに描かれているだけで、絵は止まっているはずなのに、なんで人が動いて見えるのだろう?と思いました。線の効果や、人のちょっとした動き具合だと思うのですが、止まっている絵をこんなにも楽しく見せることができるのだな、と衝撃を受けました。――そんな大好きなアーティストの展覧会でスペシャルサポーターに選ばれて、いかがですか。磯村さん率直にうれしかったです。今まで取材などでキース・へリングが好きですという話をしていたのですが、それが今回このような形でオファーをいただけて、すごくうれしく思いました。はじめての展覧会スペシャルサポーターがキース・へリングなんて、光栄でありがたいです。好きな気持ちを乗せて…――今回、音声ガイドナビゲーターも担当されています。収録はいかがでしたか。磯村さん緊張しました。キース・へリング自身、自分の作品についてあまり説明していなくて、彼が当時どのような思いで生きていたのか明かされていないまま今に至ります。音声ガイドでは、そんな彼の言葉や思いをセリフのように自分が語る部分があります。自分の気持ちをどのくらい入れたらいいのだろうと悩みながら収録しました。特に、セリフの部分をキースに寄せるのか、自分自身の言葉でやるかを悩みましたが、そこはキースを好きな気持ちを乗せながら、自分らしくやりました。――音声ガイドで、印象に残っているストーリーなどはありますか?磯村さんキースの言葉で、「鑑賞者もアーティスト」というのがあり、それが僕たちの仕事も同じだと思いました。映画は映像として完成した時点では90パーセントで、劇場で公開して、お客さまに見ていただき、ようやく100パーセントになると思っています。それと一緒だなと思いましたし、キースの感覚と近いものを感じられました。すべて自分たちで解決して満足するのではなく、余白を残して、しっかり鑑賞者であるお客さまにゆだねるという心が大事だなと思いました。――今回の展示で、特にお気に入りの作品はありますか?磯村さん本当に絞るのが難しいのですが、特によかったのは《ブループリント・ドローイング》の作品群です。暗い展示室の中にモノクロ版画の作品が並んでいるのですが、展示空間づくりも含めてお気に入りです。キースが死の宣告を受けたあと、彼が今までやってきたアート人生を振り返りながら制作したもので、悲しい部分を感じつつも、パワフルで、皮肉な部分もあります。それらを暗く描くのではなく、明るく描いているのがすごく僕の中でしびれました。ぜひ注目していただきたいポイントです。友だちになれそう(笑)――本展では、キース・ヘリングの生涯についても詳しく触れられています。この点について、どう思われましたか。磯村さんキースはパートナーを亡くし、自分がエイズであることも知り、死を感じながら創作活動をしていました。死を知りながら、何かものづくりをするというのは、どんな気持ちだったのだろうか、とすごく考えます。当時描いていた絵を見ると、ものすごくエネルギーがありながらも、どこか寂しさもある。でも、それを悲しく描くのではなく、最後まで色を使って明るく描いて、明るく生きていこうとしていたのではないかと僕は感じました。鑑賞者の立場になり、アートはみんなのため、という想いを最後まで心の中に秘めながら描いたのではないかと思いました。――キースのアーティストとしての活動期間は約10年間でした。磯村さんもデビューして約10年ですが、今回彼の作品を観られて、改めてどう感じられましたか。磯村さん10年という短いなかで絵を描き、それが今の世界でみんなに知られている。彼がもし今生きていたら、どんなふうに作品を作って世の中にメッセージを届けていたのか気になります。キースの作品にはセクシャルな部分など社会的なメッセージもあり、現代でも通用するものです。彼の生きてきた時代と今は全然変わっていないし、彼の絵が僕らにも刺さるということは、今もその問題に向き合わなければならないことだと僕たちに教えてくれます。彼は20代で、すでにいろいろな問題が見えていた。それは、考えられないくらいすごいことだと思います。――磯村さんにとって、キースはどんな存在ですか?あこがれの人でしょうか。あるいは、友だちになりたい人ですか?磯村さん友だちになれそうな感じがします(笑)親しみやすい方なのではないかな、と思います。キースは、小さいころから絵を描くことが大好きで、親にやめなさいと言われても描き続け、どんどん手が止まらず描いてきた人だった。自分も、役者をやりたいといって、反対されながらもずっと口にしてやり続けてきたので、その辺のマインドみたいなものはすごく共感できます。もし今の時代にキースが生きていたら、こういう話をして「わかる、わかる!」と言い合いたいですね(笑)。いい友だちになれそうな気がします。――キースなどのアートを見ることは、役作りに何か影響していますか?磯村さん俳優業にどうつながっているかはわかりませんが、やはり絵は自分の世界を広げてくれるものでもあり、想像力を掻き立てられて豊かにしてくれるものです。役者も想像力が豊かでないとできないので、それを養う力がアートにはあると思います。グッズも持っています!――ちなみに、キースのグッズもお持ちですか?磯村さんグッズはいろいろ持っていて、ステッカーやファイル、ポーチ、Tシャツ、ジャケット、「光りを放つ赤ちゃん」と「吠える犬」のオブジェクトもあり、全部で十数点は持っています。――お部屋に飾って楽しんでいるのですか?磯村さん赤ちゃんと犬のオブジェクトは自分のなかのお気に入りで、それは部屋の観葉植物の下に置いています。配置を工夫して、気分によって犬に追われている赤ちゃんにしたり、赤ちゃんが追う犬にしたりしてシーンをつくり、寂しい遊びをしています(笑)。観葉植物はヤシ科の大きな葉があるもので、その下に置いているのですが、意外にかわいくて合います。――アートがお好きなんですね。磯村さん小さいころからアートは好きで、家族で旅行に行ったりするときは、必ず美術館に寄るくらいでしたので、その影響で自分も絵が好きになっていました。美術館で絵を見るのも好きですけど、その空間も好きなんです。部屋にアートを飾ると、その好きな空間を家の中で味わえて、自分のプライベートの時間が充実するし、落ち着きます。――最後に、展覧会を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。磯村さんキース・へリングの作品は、今の若い人たちも見たことがある人がほとんどだと思います。でも、キースがどんな人なのかを知っている人は少ないと思います。今回の展覧会では、彼がどういう人でどんな人生を歩んできたのか、みなさんが見たことがある絵の背景にはどういった思いがあるのか、といったことを知ることができるチャンスだと思います。ここまでキース・へリングの裏側を解説していく展覧会はなかったと思うので、ぜひ、みなさんに来ていただけるとうれしいです。――ありがとうございました!取材を終えて…キース・ヘリングのTシャツがお似合いだった磯村さん。ご自身でも絵を描いているそうで、アートにも大変詳しく、楽しいお話を聴かせてくださいました。取材後、会場で音声ガイドを聴きながら作品を観たのですが、キースの人生や彼の言葉が紹介され、まるでドキュメンタリー映画を見ているような感覚で作品を鑑賞できました。特に、エイズと診断されたあとのキースの想いや、死について語る部分では涙腺が崩壊。彼の作品と磯村さんの声が重なり、すばらしい鑑賞体験ができました。ぜひ音声ガイドを聴きながら、キースの作品をご覧になってみてください。All Keith Haring Artwork ©Keith Haring FoundationInformation会期:~ 2024年2月25日(日)会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)時間:10:00~19:00※金曜日・土曜日は20:00まで※年末年始(12月31日~1月3日)は11:00~18:00※入場は閉館の30分前まで休館日:会期中無休観覧料:一般・大学生・専門学校生¥2,200中高生¥1,700小学生¥700※事前予約制(日時指定券)音声ガイド貸出価格:¥650(税込)※お一人様一台につき撮影:山本倫子
2023年12月23日マリー・ローランサンはパリに生まれ、生涯のほとんどをパリで暮らした生粋のパリジェンヌ。1920年代、世界各地から芸術家が集まり、多彩な才能がひしめくパリで独自の画風を極め、人気画家に。上流階級の女性たちはこぞって肖像画を描いてもらうことを切望し、かのココ・シャネルもその一人だったとか。自由に美しく女性を描き続けた画家が手にしたものは?本展「マリー・ローランサン―時代をうつす眼」は日本でも広く愛されるローランサンの作品を同時期にパリで活躍したブラック、ピカソ、藤田嗣治らの作品とともに紹介。自作詩の発表や、当時一世を風靡したバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の舞台美術や衣装を手がけるなど、絵画にとどまらない活動にも迫る。ローランサンが描くのはアーモンド形の瞳に白い肌、パステルカラーのドレスをまとう女性たち。まるで水彩画のような透明感が印象的だ。「初期の作品では伝統的な手法で暗い色彩を厚く塗っていますが、時代を経るに従って薄く絵の具を溶き、下の色が透けて見えるように塗り重ね、軽やかで透明感のある色彩が生み出されています。明るいイメージもありますが、灰色がかった落ち着いた色彩を使い、絵の具の質感もきちんと残っています」とアーティゾン美術館学芸員の賀川恭子さん。“灰色がかった落ち着いた色彩”は、同じ年齢でパリ生まれの画家ユトリロの描くパリの街角や曇り空のアンニュイな雰囲気にも通じるものが。重厚な石造りの街で、花のような衣装をまとう女性たちの姿はいっそう優しく美しい。「それまで女性画家に求められていたのは花、女性、子どもたちの絵。その点でローランサンは伝統に則ったといえます。詩的ではかなげな妖精のような女性像は男性たちからも好意的に受け止められていました」順風満帆に見える人生だが、私生活ではドイツ人男爵と結婚した直後に第一次世界大戦が勃発、国外亡命を余儀なくされる。戦後まもなく離婚、パリに戻った翌年に開いた個展が大成功を収め、第二の人生が始まった。晩年の大作《三人の若い女》に描かれている女性たちはくつろぎ、心から満たされているよう。我が道を貫いたローランサンの心境もまさにこうだったのかも。「女性の活躍が今よりも難しかった時代に、画家だけではなく小説家や詩人とも交流することで活躍の幅を広げ、ある意味したたかに生きて公的な評価を得ることができました。芸術家として生き抜くこと。それがローランサンの追求したことなのかもしれません」マリー・ローランサン《椿姫 第3図》1936年、マリー・ローランサン美術館マリー・ローランサン《プリンセス達》1928年、大阪中之島美術館マリー・ローランサン《椿姫 第9図》1936年、マリー・ローランサン美術館マリー・ローランサン《花を生けた花瓶》1939年、マリー・ローランサン美術館マリー・ローランサン《帽子をかぶった自画像》1927年頃、マリー・ローランサン美術館マリー・ローランサン―時代をうつす眼アーティゾン美術館 6階展示室東京都中央区京橋1‐7‐2開催中~2024年3月3日(日)10時~18時(2/23を除く金曜は~20時。入館は閉館の30分前まで)月曜(1/8、2/12は開館)、12/28~1/3、1/9、2/13休ウェブ予約チケット1800円、窓口販売チケット2000円ほか※日時指定予約制TEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)マリー・ローランサン1883年、パリ生まれ。アカデミー・アンベールで学び、キュビスムの画家として活動をスタート。独自の画風を確立し、2度の大戦を経て亡くなるまで制作を続ける。1956年没。《三人の若い女》を制作中のマリー・ローランサンの1953年頃の写真、マリー・ローランサン美術館※『anan』2023年12月27日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年12月22日六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦)が運営する、ROKKO森の音ミュージアム内、森のCafe(※1)では、2024年1月7日(日)~3月10日(日)の日曜日限定で、「森のレコード喫茶」を開催します。■「森のレコード喫茶」概要当施設のコレクションのLPレコードを初公開するイベントです。クラシックやジャズなどの他、当施設所蔵の世界最大級のダンス・オルガン「デカップ・ダンス・オルガン“ケンペナー”」の貴重なLPレコードも公開します。当イベント期間中は、所蔵のLPレコードの音を併設の森のCafe(※1)内で、お食事やティータイムと共に楽しめます。森のCafe(※1)のテラス席には期間限定でこたつ席もご用意していますので、冬景色と共にゆっくりとした時間が過ごせます。【日程】2024年1月7日(日)~3月10日(日)の日曜日限定【時間】12:35~、13:35~(各回約20分間)※森のCafe(※1)の営業時間は11:00~16:30(16:00L.O.)【料金】無料(別途、入場料、カフェオーダーが必要です)【曲目例】・「LOVE ME TENDER」歌:エルヴィス・プレスリー・オペレッタ『こうもり』から「序曲」演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン・「スケーターズワルツ」演奏:デカップ・ダンス・オルガン“ケンペナー”(当施設所蔵の自動演奏オルガン)<アナログレコードへの注目>昨今アナログレコードは、懐かしさや音の温かみ、新鮮さを感じる若者などから人気を集め、現在活躍するアーティストがアナログレコードで新曲を発売しています。*1 2022年、アメリカでは、35年ぶりにレコードがCDの販売枚数上回るなど注目を集めています。*1 日本経済新聞より デカップ・ダンス・オルガン“ケンペナー”について【製作年】1938年【製作国】ベルギー(デカップ社)【サイズ】456.0H × 788.0W × 180.5D(cm)【発音体】パイプ(590本、フルー管、リード管)、付属楽器:アコーディオン、鉄琴、マラカス、テンプルブロック(木魚)、シンバル、大小太鼓、トライアングル、ウッドブロック【動力】電気モーター当施設最大の所蔵品の自動演奏オルガンです。1938年にベルギーのデカップ社で製作され、ヨーロッパ各所を移動してダンステントやダンスホールなどで楽団の代わりにダンスミュージックを演奏していました。当施設へは1994年の博物館の開館に合わせて、イギリスから船で移動し、設置されました。今回、初披露となるLPレコード『DAAR IS DE ORGELMAN』は、当楽器がヨーロッパで活躍していた頃に録音されたものです。表紙には当楽器の当時の写真が記載されており、現在のレパートリーにはない楽曲も収録されています。森のCafe(※1)おすすめのあったかメニュー下記期間限定のあったかメニューです。【期間】2023年12月26日(火)~2024年3月15日(金)【時間】11:00~16:30(L.O.16:00)クロックムッシュホットサンド(スープ、ポテトチップス付き)940円とろりととろけた2種類のチーズとホワイトソースにベーコンの旨味がひろがるホットサンドです。スモアホットサンド700円チョコレートソースと甘くとろけるマシュマロにバナナをトッピングした、あったかスイーツメニューです。マシュマロココア550円甘いココアに香ばしい焼きマシュマロをトッピング。とろけたマシュマロがクリーミーなスイーツ系ドリンクです。<営業概要>【入場料】大人(中学生以上)1,500円小人(4歳~小学生)750円【営業時間】10:00~17:00(16:30受付終了)【休業日】毎週木曜日、12月31日、1月1日【駐車料金】普通車1,000円/台(※1)eはアクセント記号六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月08日ひかり味噌 株式会社 ✖️ C.W.ニコル・アファンの森財団タイアップ森づくり協定第一号右 ひかり味噌株式会社 代表取締役社長 林善博 左 一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団 理事長 森田いづみ長野県・黒姫で里山の再生に取り組んでいる一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団(長野県信濃町 理事長 森田いづみ、以下当財団)は、当財団のオフィシャルスポンサーであり長野県で味噌 づくりを87年にわたって営んでいるひかり味噌 株式会社(長野県諏訪郡下諏訪町 代表取締役社長 林善博氏、以下ひかり味噌 (株) )と森づくり協定の契約を結び、アファンの森の南エリアの一部約1.7ヘクタールを『Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso(アファン、それは陽光の森 - ひかり味噌 共創)』と名づけ、生物多様性の回復を目指した森林生態系の再生活動を共に推進する運びとなりました。世界的な課題に取り組むためにーネイチャーポジティブ昨年12月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において、 2020年以降の生物多様性に関する世界目標となる「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。同枠組では、生物多様性の観点から2030年までに陸と海の30%以上を保全する「30by30目標」が主要な目標の一つとして定められ、生物多様性の損失を止め、反転させ回復軌道に乗せるための緊急な行動をとる必要があることが明記されました。生物多様性の回復を37年かけて実践している当財団は、 当財団が所有するまだ手入れが及んでいない南エリアの森の多様性回復を加速させるために、企業とのタイアップを呼びかけたところ、かねてよりご支援いただいておりましたひかり味噌 (株)が一早くご賛同いただき、タイアップの森づくり第一号として『Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso』がこの度、誕生しました。共に生物多様性の回復を目指してまいります。『 Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso 』概要アファンの森のエリアと『『 Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso 』の位置図・黄色枠:北エリアは、1986年から放置され荒廃していた森を当財団が買取り、森の整備が進められた。今までに絶滅が危惧される動植物約65種以上が確認されるなど生物多様性の回復がみられる。・赤色枠:南エリアは、多様性豊かな森を広げるために手入れが必要な森を2009年からトラスト(買取)をおこない、一部の整備を進めている生物多様性の回復が必要なエリア。白いエリアを『 Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso 』として共同で森づくりを推進していく。■名称:『 Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso(アファン、それは陽光の森 - ひかり味噌共創)』森の名前の意図は、ひかり味噌 の社名の由来でもある「太陽・光」を意味するウェールズ語のHeulwen (ヘイルウェン)を、同じくウェールズ語の「風の通るところ」を意味する「Afan(アファン)」につけることで、ウェールズ出身のC.W.ニコルが生涯をかけて抱き続けた森の再生への想いや、その意思を継いで活動を続ける当財団への共感を表現されています。そして今後、ひかり味噌 (株)社員が一丸となり、当財団や地域コミュニティとの里山再生活動に取り組む、共創への強い意志が込められています。■広さ:17,415平米(サッカーフィールド約2面分)■植生:落葉広葉樹林コナラーミズナラ群落一部カラマツ植林■森の現況:2009年当財団購入、それ以前は薪炭林として利用されてきたが、その後薪炭林としての価値がなくなりそのまま放置されたと思われる。現在優占しているササやヤブを刈り払い間伐を進め、林床に光を入れることにより、埋土種子などから希少な植物が回復する可能性がある。生物調査による丁寧なモニタリングを行い、地域本来の生物多様性の回復を目指しつつ里山的な森の恵みも促していく。整備作業やモニタリングにはひかり味噌 (株)社員も参加して推進していく。『Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso』を視察するひかり味噌 (株)林社長 ひかり味噌 株式会社1936年長野県創業の味噌 メーカーです。「自然の恵み、いただきます。」をブランドコンセプトにかかげ、原材料にこだわりそのおいしさをそのまま生かし“加えなくてよいものは加えない”という考えのもと、大豆・米・塩だけでつくった無添加味噌 や、オーガニック・有機味噌 のリーディングカンパニーとして、味噌 や即席みそ汁を中心とした商品展開を行っています。海外への味噌 輸出量に占めるシェアも高く、自然由来の日本の伝統食品である味噌 を世界にも広めています。また、おいしさの追求はもちろんのこと、持続可能な世界を実現するための国際目標SDGsに沿い、企業成長を通じて取り組むべき新たな課題を選定し取り組んでいます。<報道関係者お問い合わせ先>ひかり味噌 株式会社 広報室 TEL:03-5940-8848(代)ひかり味噌 株式会社 PR事務局 担当:原、長尾、森山、福田TEL:03-5572-6062/FAX:03-5572-6065/Mail: hikarimiso@vectorinc.co.jp 一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団故C.W.ニコルは、1986年より日本の森の荒廃を憂い、放置された里山を自ら買い取り生命力豊かな日本本来の森を甦らせることを目的に森づくりを始めました。その森をアファンの森と名付け森の再生活動を続け、2002年森を永遠に残すためにC.W.ニコル・アファンの森財団を設立しました。手入れを始めて37年目の森には、絶滅が危惧されている動植物がこれまでに70種以上(北南エリア合わせて)確認されています。森林保全活動を通じて、生物多様性豊かな「自然共生型社会」の形成に寄与することを目的に活動を展開しています。本件に関する取材のお問い合わせ一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団担当野口 TEL 090-3089-7005 E-mail: info@afan.or.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月28日2023年12月9日(土)より、アーティゾン美術館では、『マリー・ローランサン-時代をうつす眼』展が開催される。20世紀前半、フランス、パリで活躍した彼女の作品約40点を、石橋財団コレクションや国内外の美術館から紹介し、さらに挿絵本などの資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家達の作品約25点、合計約90点を展示する展覧会だ。独得なパステルカラーを駆使して、甘く儚い女性美を描き続けたマリー・ローランサン(1883-1956)は、とくに日本での人気が高い画家である。初期にはピカソ、ブラックらと共に、キュビスムの画家として活動をはじめ、ドイツ人男爵と結婚。ドイツ国籍となったため、第一次世界大戦中はフランス国外への亡命を余儀なくされたが、1920年に離婚を決意して帰国すると、翌年には個展を開いて成功を収め、好景気湧く「狂騒の時代」のパリでカリスマ的な人気を博した。同展では、キュビスムの画家として活動していた初期から、最晩年の大作《三人の若い女》にいたるまで、ローランサンの作品を紹介。さらに文芸にも興味があった彼女の自作の詩や、バレエの舞台芸術など、絵画以外の仕事も展示する。またローランサンが画業を始めた初期に親しく交流したピカソやブラック、1920年代、彼女と同様、モンパルナスの寵児として名を馳せた藤田嗣治など、同時代の画家たちの作品も紹介。それぞれの作品を比べて見ることで、ローランサンの芸術の特徴をより深く知ることができるだろう。この他同館では、石橋財団の約3000点のコレクションから選りすぐりの作品を紹介する『石橋財団コレクション選』を同時開催。さらに特集コーナー展示では、今年6月に亡くなった洋画家・野見山暁治(1920-2023)を取りあげる。<開催概要>『マリー・ローランサン ―時代をうつす眼』会期:2023年12月9日(土)〜2024年3月3日(日)会場:アーティゾン美術館6階 展示室時間:10:00〜18:00、金曜(2月23日を除く)は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(1月8日、2月12日は開館)、12月28日(木)~1月3日(水)、1月9日(火)、2月13日(火)料金:ウェブ予約チケット1,800円、窓口販売チケット2,000円※日時指定予約制(高校以上は予約が必要)、予約枠に空きがあれば、美術館窓口でも購入可同時開催:『石橋財団コレクション選』『特集コーナー展示野見山暁治』公式サイト:
2023年11月28日三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示となる「君たちはどう生きるか」展の11月18日(土)の開幕に先立ち、メディア内覧会と記者会見が17日(金)に開催され、第一期の「イメージボード編」56点お披露目された。約一年くらい前に今回の企画が動き出したという同展覧会では、およそ7年の歳月を費やして生み出された宮崎駿監督の最新作、『君たちはどう生きるか』の製作過程において描かれた絵を純粋に展示。近年では稀な手描きアニメーション作品である同作の紙と鉛筆から始まる手描きの豊かさと、描くことの力そのものを感じる場を提供することを目指している。第一部「イメージボード編」のイメージボードとは、構想段階に作品のイメージをかため、登場人物や建物、舞台設定などを考えるために描かれるもの。これらの絵は映画の制作期間中、スタジオの壁などに貼り出され、制作スタッフが作品世界を共有するための指針になるものだ。『君たちはどう生きるか』においては、宮崎駿監督が全てを描いており、本展示では、そのイメージボードのほぼ全てを展示するという。そして、ジブリ美術館では、はじめての“普通の美術館”のような展示室となっており、絵や線にじっくり集中して鑑賞を楽しめる空間が特色だ。絵とキャプションのみというシンプルな構成について宮崎吾朗監督は、「まだ解説できないなと。映画は上映中ですし、まだ語れるほど時間が立ってないんです」と説明。「制作に関わった人たち、特に宮崎駿にとっては生々しい記憶として映画があります。その段階で第三者の僕らが何か説明を付けるのは、はばかられる」と理由を解説した。宮崎吾朗また、記者会見で宮崎吾朗監督は、「ちょっと美術館っぽいみたいな話がありましたけど、今回は本当に絵を一点一点見てほしいっていう気持ちが強かった。今までジブリ美術館がやってこなかった絵を額に入れて、一点一点鑑賞してもらうという形式も展示しています」とアピールした。展示は、第一部の「イメージボード編」からはじまり、第二部「レイアウト編」、第三部「背景美術編」と、三期に渡って展示物を入れ替え、公開していく予定だ。「君たちはどう生きるか」展は11月18日(土)より三鷹の森ジブリ美術館にて開催。三鷹の森ジブリ美術館は日時指定の予約制で、チケットは毎月10日に発売。チケットはローチケWEBサイトで発売中。(C) Museo d'Arte Ghibli(C) 2023 Studio Ghibli(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年11月17日モデルの森星が8日、都内で行われた「ブルガリ セルペンティ 75周年 時代を超えて紡がれる無限のストーリー展」フォトコールに登場した。ブルガリのアイコン「セルペンティ(イタリア語で蛇の意)」の誕生75周年を記念して、今年、世界の様々な都市を巡ってきた同展が、11月9日~26日までの期間限定で東京・表参道にて開催される。オープンに先立ち、11月8日に記念パーティが行われ、ブルガリアンバサダーをはじめ豪華ゲストがフォトコールに登場した。ブルガリアンバサダーの森星は、美しいスタイルが際立つ胸元が開いた黒ドレスに、ブルガリのジュエリーを身に着けて登場。「セルペンティは自分を高めてくれる存在。蛇のモチーフなんですけど、古代ギリシャから神話に出てきて、再生だったり幸福だったり生命力だったりを象徴するモチーフなので、パワーをくれる存在です」と語っていた。なお同展では、ヘリテージピースを含む歴代のジュエリーの展示や、「セルペンティ」をテーマにした現代アーティストとのコラボレーションによる作品などを通して「セルペンティ」の様々な側面を紐解く。会場内にはブルガリを堪能できるカフェもオープンする。
2023年11月08日三鷹の森ジブリ美術館は、11月6日(月)本日より展示替えのため、長期休館に入った。2001年にオープンした、スタジオジブリ作品の世界観を堪能できる展示やオリジナルアニメの上映などで、多くの人々を魅了する三鷹の森ジブリ美術館。今回、11月6日(月)~17日(金)まで休館したあと、18日(土)より新展示「『君たちはどう生きるか』展」とともに再開となる。およそ7年の歳月を費やして生み出された宮崎駿監督最新作『君たちはどう生きるか』。展示では、3期にわたり展示物を入れ替えて公開していく。▼三鷹の森ジブリ美術館「君たちはどう生きるか」展<期間>第一部:イメージボード編2023年11月18日(土)~2024年5月(予定)第二部:レイアウト編2024年5月~2024年11月(予定)第三部:背景美術編2024年11月~2025年5月(予定)(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年11月06日展覧会「キース・ヘリング展アートをストリートへ」が、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーにて2023年12月9日(土)から2024年2月25日(日)まで開催される。「キース・ヘリング展アートをストリートへ」1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリートといった“日常”にアートを拡散させることで、混沌とする社会へ強いメッセージを発信したアメリカ出身の画家、キース・ヘリング。31年間の生涯のうちアーティストとしての活動期間はわずか10年ほどだが、「アートはみんなのために」という信念のもと制作された作品は、今なお世界中の人々の感動を呼んでいる。「キース・ヘリング展アートをストリートへ」には、版画シリーズ「イコンズ」などアイコニックなものから、6メートルに及ぶ大型アートまで、150点の作品が集結。社会に潜む暴力や不平等を訴え、人類の未来と希望を子どもたちに託したキース・ヘリングのアートを体感できる。活動初期に描かれた「サブウェイ・ドローイング」展覧会は時系列やテーマに沿った6章で構成。第1章「Art in Transit 公共のアート」では、ニューヨークの地下鉄駅構内の広告板に貼られた黒い紙にチョークで絵を描く「サブウェイ・ドローイング」にフォーカス。猿のような動物が大勢の人々に持ち上げられている社会風刺的な作品や、新年の挨拶のようなコミュニケーションツールとして制作された作品など、活動初期のアートが並ぶ。制作の幅を広げた多彩な作品第3章「Pop Art and Culture ポップアートとカルチャー」は、異なる文化が混じり合う1980年代ニューヨークが舞台。キース・ヘリングがクラブ・シーンから大きな影響を受け、舞台芸術や広告、音楽などと関わりながら制作の幅を広げていった様を辿る。6メートルを超える大型アート注目は、横幅6メートルを超える巨大アート。黒人歴史月間にニューヨークの芸術劇場で行われたダンス・パフォーマンスの舞台背景として制作されたもので、大画面いっぱいに黒い線でダンサーが躍るように描かれている。アンディ・ウォーホールとのコラボレーション作品また、ポップアートの代表的作家であるアンディ・ウォーホールとの貴重なコラボレーションアート《アンディ・マウス》も登場。キース・ヘリングが幼少期から影響を受けた“ミッキーマウス”とアンディ・ウォーホールを融合させた作品で、豊かな色彩からは商業印刷から導入されたシルクスクリーンの巧みな技法が見て取れる。大衆へのメッセージキース・ヘリングは大衆へダイレクトにメッセージを伝えるため、ポスターという媒体を用いた。展覧会では社会の無関心を告発するために制作された《沈黙は死》や、ポジティブな投げかけによって識字率向上の解決を促す《楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう!》といったポスターを用意する。また、アートを富裕層だけでなく大衆に届けたいと考えたキース・ヘリングは、彼らとコミュニケーションを取りながら自身がデザインした商品を販売。中でも20枚の絵画の連なりからひとつのストーリーを想像させる《赤と青の物語》は、子供たちだけでなく大人にも訴えかける視覚言語が用いられた代表的な作品だ。現在に至るまで親しまれる絵本の実物から、キース・ヘリングのメッセージを受け取ってみてほしい。《イコンズ》の「ラディアント・ベイビー」など有名作もその他、資本主義に翻弄され不平等や争いがはびこる社会などを淡々と描いた《ブループリント・ドローイング》や、最後の個展に出品された大作《無題》、《イコンズ》に描かれた光り輝く赤ん坊、通称「ラディアント・ベイビー」など、観賞する人の数だけ意味が生まれる作品たちを間近で見ることができる。【開催概要】「キース・ヘリング展アートをストリートへ」会期:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階開場時間:日~木 10:00~19:00、金・土 10:00~20:00※最終入場は閉館の30分前まで。※12月31日(日)~1月3日(水)の開館時間は11:00~18:00。※会期中無休。■通常チケット発売日時:11月11日(土)10:00~入館料:・一般、大学生・専門学校生 2,200円・中高生 1,700円・小学生 700円※事前予約制(日時指定券)を導入。※未就学児無料。※障がい者手帳提示で半額、付添は1名まで無料(当日分のみ)。※チケットに関する注意事項は展覧会公式サイトを参照。■特別先行ペア割引販売期間:10月14日(土)10:00~11月10日(金)23:59 ※各時間上限に達し次第販売終了。対象期間:12月9日(土)~12月31日(日)価格:2,200円 ※購入には別途手数料がかかる。<巡回情報>・神戸会場 2024年4~6月・福岡会場 2024年7~9月・名古屋会場 2024年9~11月・静岡会場 2024年11月~2025年1月・水戸会場 2025年2~4月(予定)【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(9:00~20:00/ハローダイヤル)
2023年10月15日三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示として「君たちはどう生きるか」展が開催されることが分かった。およそ7年の歳月を費やして生み出された宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』。その製作過程で描かれた絵のほとんどが、紙に鉛筆と絵の具で描かれているという意味において、近年では稀な「手描き」アニメーション作品となっている。今回の展示では、『君たちはどう生きるか』の製作過程において描かれた絵を純粋に展示し、紙と鉛筆から始まる手描きの豊かさと、描くことの力そのものを感じる場を提供することを目指す。展示は、第一部「イメージボード編」からはじまり、第二部「レイアウト編」、第三部「背景美術編」と、3期にわたり、展示物を入れ替えて公開されるという。「君たちはどう生きるか」展は11月18日(土)より三鷹の森ジブリ美術館にて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年10月03日能勢電鉄株式会社は、2023年12月3日(日)をもって妙見の森の営業を終了します。多くの方の思い出の詰まった「妙見の森」の歴史の集大成として、「さよなら・ありがとう妙見の森」と題した取り組みを実施します。63年にわたる長らくのご愛顧に心から感謝を申し上げるとともに、営業終了日まで、誠に勝手ではございますがご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。詳細は次の通りです。1.さよなら・ありがとう妙見の森ヘッドマークの掲出掲出期間:2023年10月4日(水)~2023年12月3日(日)掲出車両:・妙見の森ケーブル(ほほえみ・ときめき)・5124編成車・7202編成車※急遽掲出車両を変更する場合がございます。2.2両編成車内への歴史写真の展示能勢電車の車内に63年の歴史を振り返る写真ギャラリーを展示します。対象車両:5124編成車・5142編成車展示期間:2023年10月4日(水)~2023年12月3日(日)※2編成車の展示内容は同内容です。※5142編成車は運用の都合上10月10日(月)以降の展示となります。※運用の都合により展示期間を延長することがあります。3.ありがとう妙見の森スタンプの設置妙見の森にお越しいただいたお客様に、「ありがとう妙見の森スタンプ」を押印していただき、お持ち帰りいただきます。設置期間:2023年10月20日(金)~2023年12月3日(日)※毎週水・木曜日は定休日(祝日は除く)設置場所:妙見の森ふれあい広場(台紙は設置しています)4.妙見の森 謎解き宝さがしファイナルの開催妙見の森でこれまで継続的に開催してきました「謎解き宝さがし」シリーズのファイナル編を開催します。妙見山一帯に隠されたキーワードを探しながら周遊していただき、発見したキーワードの数に応じて記念品をプレゼント!お子様に楽しんでいただける企画です。開催期間:2023年10月2日(月)~2023年12月3日(日)※ただし毎週水・木曜日(祝日は除く)は開催しません。発売価格:200円発売場所:ケーブル山上駅売店5.さよなら・ありがとう妙見の森グッズの販売について販売開始:2023年10月20日(金)~販売場所:・ケーブル山上駅(12月3日(日)まで) ※毎週水・木曜日は定休日(祝日は除く)・公式オンラインショップ「のせでんショップ」 ※10月20日(金)12時00分より販売開始表示はすべて税込み価格です。●能勢電鉄ホームページ この件に関するお客様からのお問い合わせは能勢電鉄株式会社 鉄道事業部 営業課TEL:072-792-7716 FAX:072-792-7730(平日9時30分~17時00分)能勢電鉄株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月29日10月から上野の森美術館にて、フランス印象派の巨匠クロード・モネの展覧会が開催される。ひとりの画家をフィーチャーする企画は多々あれど、展示作品が『100%モネ』で構成される展覧会は珍しい。1874年にパリで第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、モネの代表作60点以上が国内外から集結する。開幕に先駆けて、9月6日(水)東京国際フォーラムで記者発表会が行われた。本展の見どころについて、日本側の監修を務める実践女子大学名誉教授・島田紀夫氏は、「モネが描いた『連作』に焦点を当て、モネ芸術がどのように展開していったのかを辿ることができる」と話す。厳密な意味での連作とは、教会に描かれた聖者の生涯のような、同じモチーフの時間経過を描いたものを指す。しかし並外れた色彩感覚を持つモネは、異なる季節・時間・天候でのモチーフに対する光の移ろいや風の動きなど、一瞬一瞬の表情の違いをカンヴァスに写し取った。「モネにとっての『連作』には独自の意味がある。ひとつのテーマ、あるいはモチーフを使って緩やかに変化していくという、革新的な表現手法を確立していった」(島田氏)初来日となる有名作品も多数。連作「エトルタのラ・マンヌポルト」(メトロポリタン美術館所蔵)や「プールヴィルの断崖」(トゥウェンテ国立美術館所蔵)などの他、印象派以前の初期作品である「昼食」(シュテーデル美術館所蔵)、モネには珍しい都会の風景画「ルーヴル河岸」(デン・ハーグ美術館所蔵)も見逃せない。もちろん、モネの集大成である睡蓮の連作も堪能できる。展覧会ナビゲーターを務める女優の芳根京子は、モネの人生をより知るために、作品を巡るフランス4日間の旅をしてきた。モネの絵から大きなパワーやエネルギーを感じたという芳根は、「アートは難しいイメージがあったけど、全然そんなことはない。絵を見たときに感じる、溢れ出すような感情は人生を豊かなものにしてくれる」と語った。声優の下野紘と共に、音声ガイドにも初挑戦する。「鑑賞者にすっと寄り添えるような音声ガイドを心がけたい」という優しい声音に期待したい。東京展は2023年10月20日(金)~2024年1月28日(日)、上野の森美術館。大阪展は2024年2月10日(土)~5月6日(月・祝)、大阪中之島美術館 5階展示室。※東京展・大阪展で出品作品が一部異なる。取材・文:北島あや
2023年09月20日8月19日(土)、ダンス劇作家として活躍する熊谷拓明が作・演出・振付を手がけたダンス劇『マリーの夢』が上演され、会場の子供たち、大人たちに夢そのもののようなひとときをもたらした。神奈川県民ホールが、子どもも大人も一緒に音楽や舞台、アートなどを楽しむイベントとして実施する「オープンシアター」のメイン企画として上演されたこの作品。クリスマスの夜の夢の世界を描くバレエ『くるみ割り人形』の原作、E.T.A.ホフマンによる『クルミわりとネズミの王さま』を舞台化するという意欲的なプロジェクトだ。ホフマンが友人の子供たちに聞かせたというこの物語は、夢と現実が入り混じって少し複雑、ちょっと怖くて不気味な雰囲気だけれど、この作品ではさまざまなジャンルの舞台で活躍するダンサー、俳優が、それぞれの才能を余すところなく発揮しながら “おどる・しゃべる・うたう”ことで、不思議さと温かさが同居するユニークなステージを立ち上がらせた。撮影:飯野高拓公演当日の劇場ロビーでは、アクリル板を使ってアート作品を作る造形ワークショップや、『マリーの夢』の舞台で小道具として使われるキャンディを作るイベントも実施され、開演前からお祭りのような賑わい。子供たちはその楽しい雰囲気そのままに、席に着く。その後緞帳の前に登場したのは、岡本優、福島玖宇也が演じる「あの日の妖精」と「あの日のピエロ」。ふたりの軽快なおしゃべりが、皆を物語の世界へといざなっていく。撮影:飯野高拓撮影:飯野高拓幕が開くと、舞台中央には巨大なベッド。稲葉由佳利演じる主人公マリーが眠りにつき、夢を見るベッドだ。突如現れて子供たちを喜ばせたのは、キラキラと輝くクリスマス・ツリーと、色とりどりのプレゼントの箱。そこでは、マリーと兄のフリッツ(歌川翔太)とのちょっとした小競り合いや、ATSUSHIと、演出補も務める中村蓉とによるパパとママの会話、ネズミと戦う兵隊たちの戦いの様子が、生き生きとしたダンスで表現されていく。撮影:飯野高拓撮影:飯野高拓心に残る言葉もたくさん。長女のルイーゼ(東出宜子)が、大人になることへの憧れを込めて叫ぶ「ドキドキする!」という台詞に、ふと、胸が熱くなる場面も。撮影:飯野高拓上手にはさまざまな時計が配された不思議な部屋。その主、ドロッセルマイヤーを演じるのは、燐光群で活躍する俳優、鴨川てんしだ。少しおっかなく、表現力たっぷりに語ったり、マイクを手に朗々と歌い上げたりして、物語を牽引。彼がマリーにむけて語るクルミわりの物語が、次々とダンスになって表現されるさまはインパクト大だ。撮影:飯野高拓撮影:飯野高拓マリーが夢中になるクルミわり人形を演じたのは、風間自然。クールにも奇妙にも見える、スピード感たっぷりの人形振りで、愛らしいマリー役稲葉をエスコート。躍動感あふれるデュエットが鮮やかな印象を残す。撮影:飯野高拓撮影:飯野高拓中盤以降に満を持して登場となったネズミの王さま、八幡顕光も客席の目を釘付けに。元新国立劇場バレエ団プリンシパルならではの豪快なテクニックで客席を魅了するが、1980年代のヒット曲を歌いながらジャンプを決め、ネズミ役の熊谷とともに客席の大人たちをニヤリとさせた。撮影:斎藤弥里ダンスの楽しさ、物語を体感する楽しさにあふれたステージだが、どこまでが夢でどこまでが現実の世界なのか次第にわからなくなってくる不思議な感覚は、まさにホフマンの原作の世界そのもの。今回は1日限りの上演となったが、2024年度には神奈川県内で巡回公演を予定。より多くの子供たちが、この夢のようなダンス劇を通して、舞台の楽しさを体感することになるだろう。取材・文:加藤智子<公演情報>神奈川県民ホールオープンシアター2023 ダンス劇『マリーの夢』原作:『クルミわりとネズミの王さま』E.T.Aホフマン作/上田真而子訳(岩波書店刊)作・演出・振付:熊谷拓明演出補:中村蓉出演:鴨川てんし(燐光群)/ATSUSHI(Blue Print)/中村蓉/東出宜子/歌川翔太/稲葉由佳利/風間自然/福島玖宇也/岡本優(TABATHA)/熊谷拓明/八幡顕光2023年8月19日(土)※公演終了会場:神奈川県民ホール 大ホール
2023年08月23日熊谷拓明が手がけるダンス劇『マリーの夢』が、8月19日(土)に上演される。毎年、神奈川県民ホールによる“すべての子どもたち大人たちに向けて、音楽、舞台、アートなどを1日楽しめるイベント”として開催されている「オープンシアター」。2023年の「オープンシアター」の1プログラムは、まさに子どもにも大人にも満足間違いなしのダンス劇『マリーの夢』だ。鴨川てんしドロッセルマイヤー撮影:斎藤弥里『マリーの夢』は、童話『クルミわりとネズミの王さま』(E.T.Aホフマン作)を舞台化した、おどる・しゃべる・うたうダンス劇。『クルミわりとネズミの王さま』は、世界中で愛され続けているチャイコフスキー三大バレエのひとつ、『くるみ割り人形』の原作とされている童話でもある。稲葉由佳利マリー撮影:斎藤弥里童話は、E.T.A.ホフマンが、親友の末娘マリーの7歳のクリスマスプレゼントに即興で創ったおはなし。物語の語り手として登場するドロッセルマイヤーはホフマンの自画像と言われている。ホフマンは自身の子を幼くして亡くしていたこともあり、マリーを大変可愛がっていたが、彼女もまた13歳という若さでこの世を去ってしまう。風間自然クルミわり人形撮影:斎藤弥里ホフマンは、この物語を「そしてマリーは、(略)世にもすばらしい不思議なものが、それを見る目がありさえすれば、いたるところに見られる国のお后さまだということです」と締めくくる。マリーの死を予期して、ベッドから出ることのできない彼女に、“真実を見抜く素直な心と、想像力を膨らませる力があれば、いつでもどこへでも旅に出掛けて誰でもその世界を生きることができる”というメッセージを込めて、この物語をプレゼントしたのではないだろうか。八幡顕光ネズミの王さま撮影:斎藤弥里作・演出・振付を手がける熊谷拓明は、自身が子どもの頃にみたミュージカルに憧れ、シルク・ドゥ・ソレイユでダンサーとして850ものステージに立った経験を持ち、帰国後は多くのダンス劇を発表してきた。これまでも子ども向けの作品に多く携ってきたほか、幅広いジャンルの公演で演出や振付を担うなど、今後のさらなる活躍が期待されるアーティスト。彼の「ダンス劇」はダンスを愛するがゆえに枠にとらわれない表現方法で、踊りと言葉に境界線を持たない独自のスタイルなのだ。中村蓉ママ撮影:斎藤弥里出演者も見どころなこの作品。老舗劇団、燐光群から鴨川てんし(ドロッセルマイヤー役)、熊谷作品の出演経験も多い稲葉由佳利(マリー役)、フランスのバレエ団での活動経験もある風間自然(クルミわり人形役)、元新国立劇場バレエ団プリンシパルの八幡顕光(ネズミの王さま役)、コンテンポラリーダンスを軸にしながらオペラの創作に関わるなど多彩な活躍をみせる中村蓉(ママ役)と岡本優(あの日の妖精/ネズミリンクス夫人役)、ストリート系ダンスバトルで数々の優勝経験のあるBlue PrintのATSUSHI(パパ役)、ミュージカル出演・小劇場での芝居に出演など多方面で活躍中の東出宜子(ルイーゼ役)、独特な持ち味を活かしたダンスが魅力の歌川翔太(フリッツ役)、芝居・ミュージカル・映像作品で活動している吉本興業の福島玖宇也(あの日のピエロ役)、そして作・演出・振付の熊谷拓明(ネズミ役)と、実力を兼ね備えたメンバーが名を連ねている。岡本優あの日の妖精撮影:斎藤弥里岡本優ネズミリンクス夫人撮影:斎藤弥里熊谷拓明ネズミ撮影:斎藤弥里ATSUSHIパパ撮影:斎藤弥里東出宜子ルイーゼ撮影:斎藤弥里歌川翔太フリッツ撮影:斎藤弥里福島玖宇也あの日のピエロ撮影:斎藤弥里従来、オペラ・バレエの殿堂として多彩な公演を実施してきた神奈川県民ホールが、「子どもたちの心に訴えかける上質な作品の創造」に取り組むべく、今年のオープンシアターにチョイスした本作。「夢と現実が行き来するちょっぴりダークで幻想的な物語を、ご家族でお楽しみください」と自信を持って贈る作品だ。うだる暑さが続く毎日、そろそろ長い夏休みもマンネリ化してきたのではないだろうか。そうだ!という人も、そうでない人も。夏休みの思い出イベントとしてぜひホールを訪れていただきたい。作・演出・振付:熊谷拓明メッセージ全文夏の神奈川県民ホール。きっと外とは違う空気が流れているはず。エアコンで涼しい?建物が大きくて歴史がある?劇場ってそれだけではなく、不思議な場所なんです。あるクリスマスの夜。頑張って大人になった大人と、もっと新しい大人になりたい子供がいる、ある家族が体験した奇跡が、夏休みの皆様にも奇跡体験になるよう、今からドキドキしております。<公演情報>オープンシアター2023 ダンス劇『マリーの夢』原作:『クルミわりとネズミの王さま』E.T.Aホフマン作/上田真而子訳(岩波書店刊)作・演出・振付:熊谷拓明演出補:中村蓉出演:鴨川てんし(燐光群)/ATSUSHI(Blue Print)/中村蓉/東出宜子/歌川翔太/稲葉由佳利/風間自然/福島玖宇也/岡本優(TABATHA)/熊谷拓明/八幡顕光【公演期間】2023年8月19日(土)14:00開演会場:神奈川県民ホール 大ホールチケット情報公式サイト
2023年08月11日大人気のマリービスケットを1枚そのままサンドしている、インパクト大なファミリーマートの「マリービスケットワッフル」を紹介します。ふんわりとしたワッフル生地としっとり食感のマリービスケットの組み合わせが絶妙です♡マリービスケットファンの方は要チェックですよ♪まるでマリービスケットのようなパッケージ出典:coordisnap「マリービスケットワッフル」は、ファミリーマートより7月11日に発売されました。価格は248円(税込)です。大人気のマリービスケットを1枚そのままサンドしている、インパクト大なワッフル!マリービスケットをイメージしたパッケージが可愛いですよね。期待が高まります♪インパクト大です!出典:coordisnapさっそく開封してみました。一見、普通のワッフルのようですが、ワッフル生地の間をのぞいて見るとマリービスケットがサンドされているのが確認できます!全体的にしっとり食感です出典:coordisnapワッフル生地はしっとりとして、ふんわり軽めの食感。口溶けのよい生地です。ミルク風味のクリームは、ミルクのコクが感じられるすっきりとした味わいです。肝心のマリービスケットはしっとり食感。ふにゃっとしているので、サクサクのマリービスケットが好きな方は別物だと考えた方がいいかもしれません。全体的にバランスが取れた、おいしいワッフルだと感じました。気になるカロリーは?出典:coordisnap1個当たり197kcalです。コーヒーや紅茶とも相性ばっちりですよ!3時のおやつや、ほっと一息つきたいときに食べるのもいいかもしれません♪マリービスケットファンの方は要チェックです◎出典:coordisnapファミリーマートの「マリービスケットワッフル」は、ふんわり食感のワッフル生地と、ミルク風味がおいしいクリーム、しっとり食感のビスケットのバランスがよく、おいしいです◎マリービスケットファンの方は一度食べてみるといいかもしれませんよ♪ファミリーマート限定商品になるので、気になる方は早めにファミリーマートでチェックしてくださいね。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。<writer>どめさん(@chouchou.kitchen)食べること料理をすることが好き2児のママInstagram
2023年07月25日新潟・上越市立水族博物館「うみがたり」と「あつまれ どうぶつの森」がコラボレーション。「あつまれ どうぶつの森 × 上越市立水族博物館 うみがたり 海の生きもの ふれあい展」が、2023年9月18日(月)まで開催される。「あつまれ どうぶつの森」に登場する海の生きものを紹介様々な海の生きものたちが登場する、任天堂「ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)」用ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」と上越市立水族博物館の企画展示を開催。会期中は、「あつまれ どうぶつの森」に登場するサカナや海の幸を、「うみがたり大水槽」「うみがたりチューブ」など館内各所に標本を含め35種類展示する。中でも注目は、「リュウグウノツカイ」「オオメンダコ」の標本特別展示だ。なお、各水槽には「あつまれ どうぶつの森」のキャラクター・フータによる解説と、豆知識を楽しめるオリジナル解説パネルが設置されており、海の生きものたちをじっくりと観察しながら生態について楽しく学んでいくことができる。「あつまれ どうぶつの森」限定グッズ&スタンプラリーも展示に加え、館内では「あつまれ どうぶつの森」に登場する住民の顔が描かれたスタンプを集めるスタンプラリーやオリジナルグッズの限定販売も実施。クッキーやクリアファイル、トートバッグなど、「うみがたり」でしか手に入らない「あつまれ どうぶつの森」グッズを販売する。ドルフィンパフォーマンスやゴマフアザラシ、マイワシの群泳さらに、上越市立水族博物館では「あつまれ どうぶつの森 × 上越市立水族博物館 うみがたり 海の生きもの ふれあい展」に加えて、夏を楽しむコンテンツが充実。日本海をバックに楽しめるドルフィンパフォーマンスや、約2万匹ものマイワシが音楽に合わせて群泳する「舞鰯シャイニリュージョン」、生まれたばかりの子獣が新たに加わったゴマフアザラシの紹介など、様々な海の生きものたちの涼しげな姿を目にすることができる。【詳細】あつまれ どうぶつの森 × 上越市立水族博物館 うみがたり 海の生きもの ふれあい展開催期間:2023年6月15日(木)~9月18日(月)場所:上越市立水族博物館住所:新潟県上越市五智2-15-15開館時間:・7月15日(土)~21日(金)、8月28日(月)~9月15日(金)10:00~17:00・7月22日(土)~8月27日(日)、9月16日(土)~9月18日(月)9:00~18:00料金:大人(18才以上) 1,800円、高校生 1,100円、小・中学生 900円、幼児(4才以上) 500円、シニア(65才以上) 1,500円※ 身体障がい者手帳や療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳(全ての等級)の持参者は、個人料金の5割引。(本人1名に対して、介助者1名まで個人料金の5割引き)、障がい者手帳アプリ「ミライロID」も利用可能。■「あつまれ どうぶつの森」スタンプラリー料金:200円スタンプラリーブック販売場所:チケット売場ノベルティ(ポストカード)受け渡し場所:1階 エントランス付近■オリジナルグッズ限定販売販売場所:1階 ミュージアムショップ レガーロ<その他イベント情報>■ドルフィンパフォーマンス~サマースプラッシュ~場所:3階 イルカスタジアム時間:平日 11:00/12:30/14:00 /15:30、土日祝日 10:30/12:00/13:30/15:00、7月22日(土)~8月27日(日) 9:30/11:00/12:30/14:00/15:30■舞鰯シャイニリュージョン~2023夏ver.~場所:うみがたり大水槽時間:10:15/12:15/13:15/15:15、7月22日(土)~8月27日(日) 10:15/12:15/13:15/15:15/16:15■ゴマフアザラシ場所:3階 ふれんどプール時間:16:00~(5分程度)
2023年07月21日滋賀県立陶芸の森陶芸館では、特別企画展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」を2023年7月15日より開催します。URL: ※背景の写真提供:川崎市岡本太郎美術館■展覧会概要芸術家・岡本太郎は、「一般大衆にじかにぶつかる、社会に開かれた芸術を実現したい」と記し、1952年に初めてのパブリックアートとなるモザイクタイルを手掛けました。1954年には、量産を目指し粘土で≪犬の植木鉢≫を常滑で制作、その後刈谷でも類似の造形を手掛けました。1963年に信楽で制作された≪坐ることを拒否する椅子≫は、人と直に触れ合うアートの在り方を探り、代表作として全国に多数存在しています。戦後、建築家・デザイナー・芸術家による建築陶器が人とアートとの結びつきを強めていくなか、岡本太郎が信楽で手掛けた日本万国博覧会 (大阪万博)の≪太陽の塔≫の<黒い太陽>(1970)は、多くの人々の記憶に刻まれています。このように産地と岡本太郎の出会いのなかで培われた技術力は、大塚オーミ陶業株式会社の大型陶板などに受け継がれます。また、岡本太郎は絵画に比べ「彫刻はより肉体的であり、直接的である。実体がそこにある彫刻の強さ。」と記しています。アニメ・マンガのキャラクター造形は21世紀の大衆が求めたアートのひとつです。クリエイターらの世界観を再現した高精度なフィギュアが生まれています。本展覧会では、<芸術の大衆化>をテーマに、近代の建築装飾陶器、パブリックアートや量産品のデザインを手掛けた岡本太郎らの作品を紹介。またフィギュア造形の世界や壁画の可能性を併せて取り上げつつ、岡本太郎が思い描いた夢の先、21世紀アートの息吹を見つめます。■基本情報会期 :パート1:2023(令和5)年7月15日(土)~9月24日(日)パート2:2023(令和5)年9月30日(土)~12月17日(日)※月曜日休館(7/17・9/18・10/9は開館し、翌日振替休館会場 :滋賀県立陶芸の森 陶芸館観覧料 :一般700円(560円)、高大生530円(420円)、中学生以下無料※( )内は20人以上の団体料金主催 :滋賀県立陶芸の森後援 :滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局、京都新聞協力 :大塚オーミ陶業株式会社、滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場、京セラ株式会社、株式会社カプコン、株式会社ニトロプラス、株式会社グッドスマイルカンパニー、株式会社SUM ART、株式会社フレア(順不同)企画協力:GILL GILL(株式会社ディープケース)、ほっぺふき子■展覧会構成【序章】近代建築と装飾陶器-建築と現代アートの原流19世紀末、ワグネルが創業した旭焼釉下彩装飾タイルを先駆けに、明治から昭和初期に美術工芸化をテーマに近代建築に装飾陶器が組み込まれました。ここ信楽では、滋賀県庁本館の為のレリーフタイルが製作されました。滋賀県庁本館「アカンサス紋レリーフタイル」1939年 製作:信楽糸取鍋合名会社/指導:滋賀県立窯業試験場【シーン1】建築と現代アートの融合戦後1960年代から信楽で制作されたパブリックアートを紹介。特に、岡本太郎が産地の技術力を得て生み出した数々のレリーフ・陶板作品を中心に、熊倉順吉の陶壁や大塚オーミ陶業株式会社が現代作家と手掛けた美術陶板なども併せて紹介します。大塚製薬株式会社Hi-zタワー「いのち躍る」 1983年(2000年改修) 原画:岡本太郎/製作:大塚オーミ陶業株式会社デザイン:岡本太郎/製作:近江化学陶器株式会社 「足」1964年 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立代々木競技場蔵【シーン2】岡本太郎が目指したアートの大衆化1954年に常滑で岡本太郎が制作した「犬の植木鉢」は、その後量産が試みられた。信楽で制作され、全国各地に送られた「坐ることを拒否する椅子」、その他「むすめ」や「歩み」など、陶芸を通して実現させた岡本太郎の量産への想いをたどります。岡本太郎「犬の植木鉢」1954年 滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵近江化学陶器株式会社/原型:岡本太郎「むすめ」 1960年代中頃 個人蔵【シーン3】21世紀のフィギュアの世界-新しいアートの息吹二次元のアニメやマンガを三次元に仕上げる仕組や技術は、当初からフィギュア造形が模索されていました。近年では積み上げられた技術に、クリエーターの独自の世界観やデジタル技術を駆使した表現など、多彩な作品が生み出されています。フィギュア造形の世界は、大衆が待ち望んだ21世紀アートの息吹をみせてくれます。石崎紗央里/植田明志/榎木ともひで/大山竜/大畠雅人/九千房政光/さと/竹内しんぜん/塚田貴士/藤本圭紀/真辺菜月(CREA MODE)/吉沢光正/ゆま藤本圭紀「The Garden~Take your time~」 2020年 個人蔵石崎紗央里「DOLLEL retro style - Dressup Custom Color ver」 2023年 個人蔵(C)Ishizaki Saori【シーン4】川田知志「太郎の色とカタチ×パブリック」(パート2の陶芸館ギャラリーにて展示)日本国内で数少ない壁画家の川田知志が、岡本太郎が手掛けた作品とドローイングから、社会に対して公共空間で発信し続けたメッセージや建築とカタチとの関連性を考察し、新たな解釈を描き加えることで、壁画の新境地を探ります。川田知志「ノーサイド」2017年当時 撮影:怡土鉄夫(※参考画像)■関連企画(1) フィギュアの原型師(出品作家)らによるカプセルトイ企画が実現!人気の原型師たちのフィギュアの手のひらガレージキットがカプセルトイに!(2) 対話の森 大山竜(原型師)×館長 松井利夫【要事前申込】・日時:10月8日(日)14時~15時30分・会場:信楽産業展示館信楽ホール(3) つちっこプログラム子ども特別講座【要事前申込】・日時:7月29日(土)、7月30日(日)、8月5日(土)、8月6日(日)各日とも、午前の部10時~12時・午後の部13時~15時・定員:各回16名、抽選制※くわしくは以下HPをご覧ください (4) ギャラリートーク【申込不要】・日時:8月20日(日)、10月15日(日)、11月19日(日)いずれも13時30分~ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月13日サイゲームス(Cygames)の展覧会「Cygames展 Artworks」が、2023年9月2日(土)から10月3日(火)までの期間、東京・上野の森美術館にて開催される。サイゲームスの展覧会が上野の森美術館にて開催「グランブルーファンタジー」や「ウマ娘 プリティーダービー」をはじめとする、数多くの人気ゲーム作品を手掛けているサイゲームス。本展では作品の中に登場するデザインやイラストといったアートワークに焦点を当て、貴重な資料の数々を展示する。グラブルやウマ娘など人気作品のアートワークに焦点展示タイトルは、サイゲームスの原点である「神撃のバハムート」のほか、「Shadowverse」「グランブルーファンタジー」「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」「ウマ娘 プリティーダービー」など様々。各種アートワークやクリエイターたちの試行錯誤を示す資料を通して、新たな視点から作品の魅力に触れることのできる展覧会となっている。先着3,000枚限定の特典グッズ付きチケット7月3日(月)より販売開始となるチケットは、一般チケットと特典グッズ付きチケットの2種類がラインナップ。先着3,000枚限定となる特典グッズ付きチケットには、各作品を象徴するキャラクターを描いたステッカーセット9枚入りとフォンタブストラップが付属する。開催概要「Cygames展 Artworks」開催期間:2023年9月2日(土)〜10月3日(火)開館時間:10:00~17:00分(入場は閉館30分前まで)会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)<チケット>■一般チケット販売期間:2023年7月3日(月)12:00~料金:大人2,000円、大学生・専門学生1,500円、中学生・高校生800円※全日日時指定制。※小学生以下無料。※なくなり次第販売終了。■特典グッズ付きチケット販売期間:2023年7月3日(月)12時00分~料金:3,000円特典:ステッカーセット9枚入り、フォンタブストラップ※先着3000枚。※なくなり次第販売終了。© Cygames, Inc.© CyDesignation, Inc.© Cygames, Inc. / Citail Inc.© Nintendo / CygamesTHE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.
2023年07月06日展覧会「マリー・ローランサンとモード」が、名古屋市美術館にて、2023年6月24日(土)から9月3日(日)まで開催される。東京のBunkamura ザ・ミュージアムや京都の京都市京セラ美術館でも開催された巡回展だ。両大戦間パリにおける美術とファッションふたつの世界大戦に挟まれた1920年代のパリは、様々な才能がジャンルを超えて交流し、豊かな文化が生まれ「レ・ザネ・フォル(狂乱の時代)」とも呼ばれる奇跡のような空間であった。そんな時代に活躍した代表的な女性が、マリー・ローランサンとココ・シャネルである。共に1883年生まれのふたりは、芸術とファッションという別々の道に進むことに。ローランサンは、初期にはキュビスムの影響を強く受けた作品を手がけていたものの、徐々にパステル調の淡い色調を用いた優美な女性像で人気を博す。一方、シャネルはエレガントなファッションデザインを提案し、そのドレスやスーツなどには男性服の素材やスポーツウェアを取り入れた。20年代パリの芸術界を俯瞰する約90点を展示展覧会「マリー・ローランサンとモード」では、ローランサンとシャネルの活躍を軸に、1920年代のパリの芸術界を展観。とりわけ、スペインからパブロ・ピカソ、アメリカからはマン・レイなど、国境を越えて集まった多くの若者たちにより活性化されたパリ芸術界における「越境性」に着目し、当時の美術やファッションを約90点の作品と共に解説する。また、1983年から30年以上にわたり、メゾン・シャネルのアーティスティック・ディレクターを務めたカール・ラガーフェルドにも光を当てる。ローランサンの絵画から着想を得て発表したコレクションにフォーカスし、ローランサンとシャネルのふたりが100年近い時を経て見事“コラボレーション”を果たしたことを、ローランサンの《ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン》の展示を交えつつ紹介する。展覧会概要「マリー・ローランサンとモード」会期:2023年6月24日(土)~9月3日(日)会場:名古屋市美術館住所:愛知県名古屋市中区栄2-17-25 芸術と科学の社・白川公園内開館時間:9:30~17:00(8月11日(金)を除く金曜日は20:00まで)※いずれも入館は閉館30分前まで休館日:月曜日(7月17日、8月14日は開館)、7月18日(火)観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高大生 1,000円(800円)※( )内は前売り・団体料金※中学生以下は入場無料※団体割引料金は20名以上に適用※障がい者、難病患者は、手帳または受給者証(ミライロID可)の提示により本人と付添者2名まで、当日料金の半額で観覧可※高大生チケットあるいは障がい者チケット購入者と中学生は、当日美術館の受付にて証明となるもの(学生証、障がい者手帳など)を提示すること※名古屋市交通局発行の「ドニチエコきっぷ」「一日乗車券」を当日利用して来館した者は当日料金から100円割引※「名古屋市美術館常設展定期観覧券」の提示で当日料金から200円割引※いずれも他の割引との併用不可※会期中、本展の観覧券で名古屋市美術館の常設展も観覧可【問い合わせ先】名古屋市美術館TEL:052-212-0001
2023年06月25日中京テレビ放送は、名古屋市美術館とともに主催する「マリー・ローランサンとモード」を2023年6月24日(土)より名古屋市美術館で開催いたします。【マリー・ローランサンを再発見する――1920年代パリ、アートとファッションの交差】ふたつの世界大戦に挟まれた1920年代のパリ。それは様々な才能がジャンルを超えて交錯し、類まれな果実を生み出した、奇跡のような空間でした。ともに1883年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネルの二人は、その自由な時代を生きる女性たちの代表ともいえる存在です。パステルカラーの優美な女性像で人気を博したローランサンと、男性服の素材やスポーツウェアを女性服に取り入れたシャネル。本展では二人の活躍を軸に、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、ジャンヌ・ランバンなど、時代を彩った人々との関係にも触れながら、美術とファッションがそれぞれの境界を越えてダイナミックに展開していく様子を辿ります。オランジュリー美術館やポンピドゥー・センター、マリー・ローランサン美術館など国内外のコレクションから、約90点の出品作品でご紹介します。「マリー・ローランサンとモード」6月24日(土)開幕!マリー・ローランサンパリ生まれ。ピカソやブラックとの交流から、初期にはキュビスムの影響が色濃い作風であったが、後にパステル調の淡い色調と優美なフォルムが特徴の作風に。絵画制作のみならず、舞台美術や室内装飾、本の挿絵も手がけた。セシル・ビートン 《お気に入りのドレスでポーズをとるローランサン》 1928年頃 マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencinマリー・ローランサン《わたしの肖像》 1924年 油彩/キャンヴァス マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencin【展覧会のみどころ】●マリー・ローランサンを再発見する画家としてのみならず舞台美術家や室内装飾家としても活躍し、時代を切り拓いた女性、マリー・ローランサンの魅力を、生誕140年を機にご紹介します。●1910~1930年代のファッションを紐解くローランサンと同じ年に生まれたココ・シャネルの軌跡を中心に、「モダンガール」の登場とパリ社交界のファッションの展開をたどります。●ローランサンの色彩を蘇らせたシャネルのコレクションデザイナー、カール・ラガーフェルドがローランサンの色彩から着想を得て発表したコレクションのなかから、シャネルのスーツが来日します。【展示構成】第1章 レザネ・フォルのパリ奇しくも1883年という同じ年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネル。美術とファッションという異なる分野に身を置きながら、互いに独自のスタイルを貫いた二人は、「レザネ・フォル(狂騒の時代)」と呼ばれた1920年代のパリを象徴する存在でした。女性的な美をひたすら追求し、社交界の女性たちを繊細優美に描いた肖像画で、瞬く間に人気画家に駆け上がったローランサン。一方、シャネルの服を身にまとうことは、ひとつのステータス・シンボルとなっていきました。ローランサンが1923年に描いた《マドモアゼル・シャネルの肖像》は、似ていないからとモデルに受け取りを拒否された作品として知られています。シャネルは男性ファッションの考えを取り入れ、シンプルな形態を特徴とした機能的なファッションを提案しました。ローランサンらしい甘美な女性像は、彼女のイメージにふさわしくないと感じられたのかもしれません。マリー・ローランサン 《ヴァランティーヌ・テシエの肖像》 1933年 油彩/キャンヴァス ポーラ美術館第2章 越境するアート1920年代のパリは、スペインからパブロ・ピカソ、アメリカからはマン・レイなど、国境を超えて集まった多くの若者たちがパリで才能を開花させた時代でした。そして美術、音楽、文学、ファッションなど、別々の発展を遂げてきた表現が垣根を超えて手を取り合い、「バレエ・リュス」などに代表される新たな総合芸術が活発になります。ローランサンとシャネルも、その活動に参加することで表現の幅を広げ、新たな人脈を形成する糸口をつかみました。ジャン・コクトーなど、前衛と社交界を繋ぐ人物の存在もカギとなります。工芸や染色、ファッションなどの装飾美術が芸術的地位を高めたのもこの頃のこと。ローランサンもまたこの分野におけるキーパーソンでした。マリー・ローランサン 《牝鹿と二人の女》 1923年 油彩/キャンヴァス ひろしま美術館マリー・ローランサン 《鳩と花》 1935年頃 油彩/キャンヴァス(タペストリーの下絵) マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencin第3章 モダンガールの登場第一次世界大戦を契機とした女性の社会進出、都市に花開いた大衆文化、消費文化を背景に、短髪のヘアスタイルにストレートなシルエットのドレスをまとった女性が街を闊歩しました。彼女たちは“モダンガール”と呼ばれ、世界的な現象となります。ポール・ポワレによるコルセットからの解放、ココ・シャネルのリトル・ブラック・ドレスの発表を経て、さらにジャンヌ・ランバンを始め多くのデザイナーたちが競ってモダン・ファッションに取り組み、女性服は大きく変化を遂げたのです。ガブリエル・シャネル 《帽子》 1910年代 神戸ファッション美術館ガブリエル・シャネル 《デイ・ドレス》 1927年頃 神戸ファッション美術館ポール・ポワレ 《カフタン・コート「イスファハン」》 1908年 島根県立石見美術館ジャンヌ・ランバン 《ドレス》 1936年 島根県立石見美術館マリー・ローランサン《ばらの女》 1930年 油彩/キャンヴァス マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencinマリー・ローランサン《羽根飾りの帽子の女、あるいはティリア、あるいはタニア》 1924年 油彩/キャンヴァス マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencinエピローグ 蘇るモード1983年から30年以上にわたり、メゾン・シャネルのアーティスティック・ディレクターを務めたカール・ラガーフェルド(1933-2019)。ローランサンの色彩から着想を得て、コレクションを発表しました。ローランサンとシャネルの二人が、百年近い時を経て新たなモードの中で見事に融合したのです。マリー・ローランサン 《ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン》 1922年 油彩/キャンヴァス マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencin【開催概要】展覧会名 : マリー・ローランサンとモード会期 : 2023年6月24日(土)~9月3日(日)開館時間 : 午前9時30分~午後5時、8月11日を除く金曜日は午後8時まで(いずれも入場は閉館の30分前まで)休館日 : 月曜日(7月17日、8月14日は開館)7月18日(火)会場 : 名古屋市美術館〒460-0008 名古屋市中区栄2-17-25〔芸術と科学の杜・白川公園内〕TEL : 052-212-0001FAX : 052-212-0005主催 : 名古屋市教育委員会・名古屋市美術館、中京テレビ放送協力 : ヤマト運輸、名古屋市交通局後援 : 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、名古屋市立小中学校PTA協議会企画協力 : 美術デザイン研究所公式サイト: Twitter : Instagram : 観覧料 : 一般1,800円(1,600円)、高大生1,000円(800円)( )内は、前売・団体料金※中学生以下は入場無料。※団体割引料金は20名以上に適用。※障害のある方、難病患者の方は、手帳または受給者証(ミライロID可)の提示により本人と付添者2名まで、当日料金の半額でご覧いただけます。※高大生チケットあるいは障害者チケットを購入された方と中学生は、当日美術館の受付で証明となるもの(学生証、障害者手帳など)をご提示ください。※名古屋市交通局発行の「ドニチエコきっぷ」「一日乗車券」を当日利用して来館された方は当日料金から100円割引。※「名古屋市美術館常設展定期観覧券」の提示で当日料金から200円割引。※いずれも他の割引との併用はできません。※会期中、本展の観覧券で名古屋市美術館の常設展もご覧いただけます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月22日ザ・サウザンド京都より、アフタヌーンティー「Let them eat Peach Afternoon Tea ~桃を食べればいいじゃない~」が登場。2023年7月15日(土)から8月27日(日)まで、2階 カフェ&バー「TEA AND BAR」にて提供される。“マリー・アントワネット”の世界観テーマのアフタヌーンティー今回登場するのは、フランス王妃マリー・アントワネットの世界観をテーマにしたアフタヌーンティー。桃のスイーツを中心とするメニューを通じて、18世紀フランスの宮廷のイメージを表現する。まず最初に提供されるのは、ウェルカムデセール「ローブ ド ペッシュ」。フレッシュピーチの周りにレモンとライムのジュレをデコレートした一品だ。桃に巻きつけたフィルムを外すと、練乳ソースと桃のコンフィがふんわりと広がり、ドレスを身に纏った“貴婦人”の姿が現れる。ティースタンドには7種のスイーツを用意。桃とラズベリーのホワイトガナッシュを中に忍ばせた“帽子”型のボンボンショコラをはじめ、“ティーポット”をモチーフにしたマカロンにココナッツクリームと桃のコンフィチュールを挟んだ「マカロンティーポット」、アールグレイのメレンゲに桃のコンポートやヨーグルトのシャンティを合わせて“傘”のようなシルエットに整えた「パゴダ傘」、ティアラをあしらった桃のパンナコッタなどがラインナップする。セイボリーには、「鶏肉と牛蒡のハニーマスタードサンド」や「夏野菜のキッシュ」といったメニューを用意。最後は、レモンの酸味が効いた「レモンジェラード」でアフタヌーンティーを締める。【詳細】ザ・サウザンド京都「Let them eat Peach Afternoon Tea ~桃を食べればいいじゃない~」提供期間:2023年7月15日(土)~8月27日(日)時間:11:30~13:30/15:00~17:00/18:30~20:30 ※3部制場所:ザ・サウザンド京都 2階 カフェ&バー「TEA AND BAR」住所:京都府京都市下京区東塩小路町570料金:1名 6,500円メニュー:〇ウェルカムデセールローブ ド ペッシュ〇ウェルカムドリンクピーチレディ〇スイーツファシネーター、マカロンティーポット、ルリジューズ、ベルサイユ、ムース ド ペッシュ、フルール、パゴダ傘、レモンジェラード〇セイボリー鶏肉と牛蒡のハニーマスタードサンド、夏野菜のキッシュ、桃のカプレーゼ 生春巻き〇スコーンミルクスコーン、クランベリーとココナッツのスコーン〇フリーフロードリンク<和紅茶>京都府和束町産ザ・サウザンド京都 オリジナル、静岡県産やぶきた、鹿児島県産夢ふうき(べにふうき)、フラワージンジャーティー、5種のりんごとスパイスハニーティー、燻製紅茶洋酒樽、<紅茶>ピュアエジプション カモミール、ホワイトティーwithゴジベリーティー、アールグレイブルースター、ルイボスオレンジ シトラス、アーユルヴェーダ アンチストレス、 マヌカフラワーティー、スリーピードリームタイム、<日本伝統茶&日本茶>香りほうじ茶、ハスの葉茶、カキドオシとハトムギ茶、<コーヒー>TEA AND BAR オリジナルブレンド、アマレロブルボン(ブラジル)、マンデリンリントン(インドネシア)、エスプレッソ、アメリカーノ、カフェラテ、カフェオレ、カプチーノ、<その他>金萱烏龍茶、抹茶ラテ※サービス料(13%)込※2日前までに予約が必要。※1名より利用可能。※メニュー内容、営業時間などは変更になる可能性がある。【問い合わせ先】レストラン総合受付TEL:075-351-0700(10:00~19:00)
2023年06月18日『エルヴィス』『WAVES/ウェイブス』『ルース・エドガー』などに出演してきたケルヴィン・ハリソン・Jrらが出演し、実在したフランスのバイオリン奏者・作曲家の実話にインスパイアされた物語『シュヴァリエ』が、デジタル配信中(購入)。予告編が公開されている。本作の舞台は、マリー・アントワネット時代のフランス宮廷。作曲家、バイオリニスト、そして剣士として多才に活躍し、一世を風靡したジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ。アフリカ人奴隷とフランス人農園主の間に生まれ、バイオリン奏者・作曲家、フェンシングの名手として、その類稀な才能で奇跡的にフランス社交界の頂点に登りつめる。しかし、それも束の間、悲恋に身を焦がし、マリー・アントワネットとその廷臣たちの不興を買い反目し、次第に宮廷での地位を失っていくことに…。ハリウッドで注目の若手が集結。音楽、衣装、美術にも注目!主要キャストには、『エルヴィス』のケルヴィン・ハリソン・Jr や、『レディ・オア・ノット』のサマラ・ウィーヴィング、そして『ボヘミアン・ラプソディ』のルーシー・ボーイントンなど、ハリウッドで注目される俳優たちが迫真の演技で競演。物語を彩る素晴らしい音楽や、豪華で魅了される衣装の数々、美術も大きな見どころとなっている。『シュヴァリエ』はデジタル配信中(購入)、6月30日(金)よりデジタル配信開始(レンタル)。(シネマカフェ編集部)
2023年06月17日5月31日(水)より、東京・上野の森美術館にて特別展『恐竜図鑑-失われた世界の想像/創造』が開催されている。恐竜展といえば化石の展示などが一般的だが、本展は「パレオアート」の世界に着目した異色の展覧会だ。「パレオアート」とは、化石などからの学術的根拠に基づき、イメージを膨らませて古代生物の姿を描く復元画のことである。19世紀初頭に恐竜の骨の化石が発見されてから、人々は想像力をさまざまに働かせて恐竜の姿を描いてきた。本展では、まだ研究が進んでいない19世紀に描かれた奇妙でユーモラスな恐竜たちから、現代のリアルな恐竜像にいたるまで、世界各国から約150もの貴重な作品が集結している。パレオアートの2大巨匠であるチャールズ・R・ナイトとズデニェク・ブリアンのオリジナル作品が一堂に会するのも見どころのひとつ。いきいきと躍動的な恐竜の姿を描いて、映画「ロスト・ワールド」(1925年)や「キング・コング」(1933年)などにも影響を与えたチャールズ・R・ナイトの作品と、ヨーロッパ美術のリアリズムの伝統を踏まえ学術的にも強い説得力を持つズデニェク・ブリアンの作品は、日本の図鑑などにも模写されており、かつて恐竜図鑑に胸をときめかせた大人たちにも新たな感動を与えてくれるはずだ。本展を企画した神戸芸術工科大学芸術工学教育センター 教授(元兵庫県立美術館学芸員)の岡本弘毅氏は、「恐竜の展示物というと大きな骨格標本や化石がメインだと思われがちだが、今回は化石の脇役として置かれている生体復元図に着目し、太古の恐竜たちがどのように生きて動いていたのかを解き明かす。恐竜が発見されたのは約200年前であり、人類に知られてからの歴史は意外と長くない。その200年間のなかで人々の恐竜のイメージがどのように変わっていったのか、生物学的な知識が増えることによって恐竜の姿がどんどんクリアになっていく変遷を楽しんでほしい」と話す。日本の現代作家によるマンガやアート作品など、恐竜を「美術の視点」でとらえた展示も面白い。会期は7月22日(土)まで。会期中は無休。開館時間は平日・午前10時~午後5時、土日祝・午前9時半~午後5時(入場は閉館の30分前まで)。取材・文:北島あや
2023年06月08日戦後日本の彫刻を牽引しながらも2003年に67歳の若さで病死した若林奮の回顧展『若林奮森のはずれ』が、6月1日(木)~8月13日(日)、武蔵野美術大学 美術館・図書館で開催される。若林は1986年に「以前から私は自分が自然の一部であることを確実に知りたいと考えていた。その確認のために様々なものを観察し、彫刻や絵をつくることが必要であった」という言葉を残している。没後20年にあたるこの展覧会では、若林作品の核と言える「自然」をめぐる諸相を読み解いていく。武蔵野美術大学で教鞭を執っていた1981年、若林は学内にある工房に鉄板を立て、自分自身のために10畳ほどの空間を制作。その後、この通称「鉄の部屋」の周囲を鉛で覆い、周辺に植物や大気を表す鉛の板やキューブを配置し、《所有・雰囲気・振動―森のはずれ》(1981-84年)として発表している。同展では、この作品を約30年ぶりに展示する。この作品は、自分自身が所有できる空間を区切ることで生まれた「境界」や「領域」をめぐり、自身を軸とした周縁への思索を深め、自らの彫刻観を拡張させるきっかけとなった重要作。若林自らを含んだ自然や風景そのものの具現化を試みたともいえそうだ。さらに、人の背丈ほどある角柱に植物の構造を想像させる《Daisy I》全10点とともに、ひと続きの空間で相対的に展示。この2作品を考える糸口として、自身と対象との距離を測るものさしとして通底する概念となる《振動尺》シリーズ、重要な素材のひとつとなる硫黄を用いた作品ほか、ドローイングや資料なども併せて約100点で構成される。自然と人間の関係が問われる今、若林奮がつくりあげた彫刻を再び見つめ直したい。<開催情報>『若林奮 森のはずれ』会期:2023年6月1日(木)~8月13日(日)会場:武蔵野美術大学 美術館・図書館美術館展示室2・4・5、アトリウム1・2時間:11:00~19:00、土日祝日は10:00~17:00休館日:水曜料金:無料公式サイト:
2023年05月30日ペンギンと金魚の合同写真展&イラスト物販展「ぺんぎょ展 2023」が、東京・浅草橋のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO.」にて、2023年6月30日(金)から7月17日(月・祝)に開催される。7月29日(土)から8月27日(日)に名古屋ギャラリーに巡回予定。ペンギンと金魚の納涼アートが一堂に会するイベント「ぺんぎょ展 2023」は、夏の海やプールを軽やかに泳ぐペンギンと、ゆっくり優雅に泳ぐ金魚という相反する癒しの作品が一堂に会する合同写真展&イラスト物販展。会場には、ペンギン×金魚の夏の風物詩を感じる写真やイラストが展示され、癒しと涼しさが感じられる空間となっている。総勢38組のクリエイターが出展今回は、総勢38組のクリエイターが出展。たとえば、まるで空中を飛んでいるかのような“空飛ぶペンギン”をテーマにした新作を披露する「くわぺん」や、迫力のあるペンギン写真が魅力の「るるなっく」、『虚無かわいいアデリーペンギン』の漫画が人気の「おぞね」による作品を楽しめる。加えて、ペンギン系統図やペンギン星座など、ペンギンをメインとした作品を発表する「日比谷」は、ペンギンの生態についての解説なども併せて展示。より深くペンギンたちについて知ることができる。一方の金魚作品では、宝石のようにキラキラと輝く“Jewelry Fish”をテーマにした作品を披露する「中津原勇気」、ノスタルジックな雰囲気の作品がどこか懐かしい気持ちにさせる「ハラサトコ」らが出展予定だ。ペンギン&金魚グッズも盛り沢山さらに、会場ではペンギン&金魚グッズが勢揃い。「ちゃきぴこ」による「ペンギンさんと金魚鉢フロートフィギュア」や、「安堂 真季」の「本の中を金魚が泳ぐ透明写真栞」など、「ぺんぎょ展」でしか手に入らないグッズが多彩にラインナップする。【詳細】ペンギンと金魚の合同写真展&物販展「ぺんぎょ展 2023」■東京開催期間:2023年6月30日(金)~7月17日(月・祝)営業時間:平日 11:00~18:00、土日 11:00~19:00休館日:毎週月曜日(7月17日(月・祝)は開館)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ住所:東京都台東区浅草橋5-27-6入場料:600円※3歳以下は入場無料出展者:38組■名古屋開催期間:7月29日(土)~8月27日(日)営業時間:11:00~18:00休館日:毎週月・火曜日(8月21日(月)~8月25日(金)は休館)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ 名古屋住所:愛知県名古屋市中区新栄1-17-12入場料:600円※3歳以下は無料出展者:38組※上記は予定のため、内容は変更になる可能性あり
2023年05月19日