レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット、豪華スターが共演するクエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』から、シャロン・テートに扮したマーゴット・ロビーが登場する本編映像と場面写真が到着した。人気のピークを過ぎたTV俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、彼を支えるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)の友情と絆、そしてハリウッド黄金時代の光と闇に迫った本作は、すでに全米で公開され、過去タランティーノ作品最大オープニング成績となっていた『イングロリアス・バスターズ』の3807万ドルを更新し、4035万ドルの大ヒット。タランティーノ史上最大のオープニング成績を飾った。今回到着した映像は、本作に登場し、ストーリーの軸ともいえるマーゴット・ロビーが演じる実在の女優シャロンの登場シーン。シャロンは1960年代にテレビの小シリーズに出演し、その後、『吸血鬼』(’67)で共演したことが縁でロマン・ポランスキー監督と結婚。しかしその翌年の1969年8月9日に、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者たちによって、妊娠8か月の身重の身でたまたま自宅に訪れていた友人と共に、ロサンゼルスの自宅で殺害され、犯罪史上未曽有の猟奇的殺人事件として全米を震撼させた。そんなシャロン殺害事件を引き起こしたのは、チャールズ・マンソンと“マンソン・ファミリー”。マンソンは自らをキリストの復活、悪魔とも称し、社会からドロップアウトした若者たちを意のままに操り、本作でもファミリーたちがスパーン映画牧場でマンソンとともに暮らす様が不気味に描かれる。本作では、この“シャロン・テート殺人事件”を軸に展開。到着した映像では、マンソン・ファミリーたちに殺害される前の幸せの絶頂にいる時のシャロンの姿が映し出される。自身が出演する『サイレンサー第4弾/破壊部隊』(’68)を鑑賞しようと、映画館のチケット売り場に現れたシャロン。通常の客と同様にチケットを購入しようとするも、「もし私が映画にでていたら?」と受付嬢に茶目っ気たっぷりに問いかけ、「映画に出ているの。シャロン・テートよ」と説明。そして劇場の支配人に迎え入れられる――というシーン。本編では、自身が出演した作品で笑い声をあげる観客を観て喜んだり、流行ファッションに身を包み、男性誌「プレイボーイ」の創設者ヒュー・ヘフナーの豪邸でのパーティに夫ポランスキーと共に繰り出したりしている。そんな等身大の女性としても描かれるマーゴット演じるシャロン・テートにもぜひ注目してみて。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は8月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2019年08月09日レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターの初共演に、マーゴット・ロビーらが参加するクエンティン・タランティーノ監督の9作目『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。7月26日(金)全米で公開され、タランティーノ作品最高のオープニング成績を収めたことが分かった。5月の第72回カンヌ映画祭でワールドプレミアとなった本作は、全米公開までの2か月間、その全貌はヴェールに包まれていたが、先週ついに全米公開、多くのタランティーノファン、映画ファンが劇場に詰めかけた。すると、これまでタランティーノ作品最高オープニング成績となっていた2009年8月23日公開の『イングロリアス・バスターズ』の3807万ドルを更新、4035万ドルのオープニング成績でタランティーノ作品歴代No.1の大ヒット!本作でプロデューサーをつとめる、『ハリー・ポッター』魔法シリーズや『ゼロ・グラビティ』でもお馴染みのデヴィッド・ハイマンが「クエンティン作品の中でも極めてユニークかつ最も感情がこもった作品」というだけあって、タランティーノ自身が実際に育った当時のハリウッド、そしていまや失われてしまったハリウッドを描くべく、5年の歳月を費やして脚本執筆。常日頃から「映画を10作撮ったら監督を引退する」と公言し、本作はタランティーノの「最後から2番目の監督作」とされていたが、本作完成後のキャンペーン中には「この作品で最後にする」とタランティーノ自身の口から発せられるほど、彼の映画人生を賭けた渾身の作品となっている。また、本作はこの夏公開されるスタジオ作品の中で唯一のオリジナル脚本作品であり、シリーズ大作やリメイクがメインストリームである現在のハリウッドに対し、監督、脚本、製作を一手にこなすフィルムメイカー=タランティーノが一矢報いる形のヒットとなっている。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は今後ヨーロッパ、アジアなど世界各国で公開され、日本では8月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2019年07月29日グレタ・ガーウィグ&ノア・バームバックのカップルコンビが、マーゴット・ロビー主演『Barbie』(原題)の脚本を手掛けることになったという。「The Hollywood Reporter」が伝えた。グレタは監督・脚本を務めて名を知らしめた『レディ・バード』や待機作のリメイク版『若草物語』と同様、『Barbie』でも監督の座に興味を示しているとのこと。バービー人形を実写化する今作は、数年前から企画が始まっていた。当初はソニーのプロデュースの元、エイミー・シューマーが主演するはずだったが、後にアン・ハサウェイが主演、アレシア・ジョーンズが監督を務めるという情報が流れた。しかし結局企画倒れとなり、昨年ワーナー・ブラザースとバービー人形の販売会社「マテル」がパートナーシップを組んで新たに映画化の企画化が進行。主演&プロデューサーにマーゴット・ロビーが決定した。監督には『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンスの名が挙がっていが具体的な話にはならなかったようだ。グレタとノアは8年間ほど交際しており、今年3月には男児が誕生。ともにオスカーのノミネーションを受けたことがある実力派監督&脚本家だ。『フランシス・ハ』や『ミストレス・アメリカ』ですでにコラボ経験もある。(Hiromi Kaku)
2019年07月16日ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・オフィシャルホテル「ホテル ユニバーサル ポート」は、「ミニオン」をモチーフとしたロビー装飾「ミニオン・ビッグ・ベロー・デコレーション!」を、2019年7月15日(祝・月)よりスタートする。「ミニオンルーム ~グルーの邸宅~」「ミニオンルーム 2 ~アグネスたちのお部屋~」や期間限定のロビー装飾などで人気を博している「ホテル ユニバーサル ポート」と「ミニオン」のコラボレーション。2019年は、ロビーにドットデザインのミニオンが登場する。ホリデーを楽しんでいるところに現れた巨大なドットミニオン。そんなドットミニオンに驚いて逃げ回りながらも、興味津々のミニオンたちを描いた。また、ロビー向かいのリバーサイドに面した窓にも、“BELLO”のロゴと共にミニオンをデコレーション。フォトスポットとしても楽しむことができる。【詳細】ロビー装飾「ミニオン・ビッグ・ベロー・デコレーション!」期間:2019年7月15日(祝・月)~2020年7月14日(火)予定場所:ホテル ユニバーサル ポート住所:大阪府大阪市此花区桜島1‐1−111TEL:06-6463-5000HARRY POTTER characters, names and related indicia are © & TM Warner Bros. Entertainment Inc.Harry Potter Publishing Rights © JKR. (s19)Despicable Me, Minion Made and all related marks and characters are trademarks and copyrights of Universal Studios.Licensed by Universal Studios Licensing LLC. All Rights Reserved.TM & © Universal Studios & Amblin Entertainment TM & © 2019 Universal Studios. CR19-2183
2019年06月30日クエンティン・タランティーノ監督の最新作で、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオら豪華キャストが出演する『Once Upon A Time In Hollywood』(原題)のポスターが話題になっている。同映画のツイッターアカウントはまず18日(現地時間)ブラピ&ディカプリオバージョンのポスターを公開。「楽しみ」「ありがとう」など期待や感謝の声が寄せられたが、19日に公開したマーゴット・ロビーバージョンのポスターは不評のよう。その理由はいつものマーゴットの面影が全くない、加工されすぎた顔にあった。今作でロマン・ポランスキーの元妻で、妊娠中に殺害されたシャロン・テートを演じているマーゴット。1月に「Vanity Fair」誌が独占で公開したスチール写真のマーゴットと、今回のポスターの女性が同じ服装であることから「マーゴットなのだろう」と予想がつくが、「加工しすぎ」と批判を受けている。「誰がこのポスターにOKを出したのか知らないけど、とにかく止めるべきだよ。タランティーノ監督の映画だよ?高校のフォトショップの授業の課題じゃないんだよ?」という苦言、「ヒラリー・ダフの新シングル、よさそうだね」という皮肉、「2001年あたりのニコロデオンの映画みたい」と子ども向けチャンネルの映画ポスターに例えたコメントなどが寄せられた。(Hiromi Kaku)
2019年03月20日『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンと『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーというアカデミー賞ノミネート女優が共演する『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』。この度、“ふたりの女王”を演じた二大最旬女優シアーシャとマーゴットのインタビュー映像が、いち早くシネマカフェに到着した。若くして、これまでに3度もアカデミー賞にノミネートされ、 本作ではメアリー女王を演じたシアーシャ。そして、これまでの彼女からは想像できないメイクアップでエリザベスI世を演じたマーゴット。今回解禁となるインタビューで、2人は劇中の印象的な“対面”シーンについて「マーゴットが演じるエリザベスを想像してた」(シアーシャ)、「大切な意味があった」(マーゴット)とふたりの女王の関係を明かすとともに、衣装・メイクと役作りなどについて語っている。本年度アカデミー賞にノミネートされた衣装について、シアーシャは「着替えだけで気分は変わる。毎朝、服を着替えるだけで45分もかかったけど、その間に気持ちを切り替えられた」という。一方、マーゴットは「窮屈で見た目だけでなく動きも変わった。おかげで、彼女は強く見せようとして苦しんでいたとわかった。袖は縫われてなくて後から結びつけたのよ!」と、衣装の苦労とその大きな功績に触れた。また、ふたりの女王の関係についてシアーシャは「メイ首相とスタージョン首相の関係と似ている」と現・首相たちの名前を出すとともに「メアリーは現代ならバーニー・サンダースに近いかも。人としてまともそうだし、政治家としても優秀だから」と、若者世代から支持を集めながらも2016年大統領選予備選ではヒラリー・クリントンに敗れた彼に触れ、「でも、残念なことにそういう人はなかなか勝ち残れないけどね」と現代にリンクする人物像について語っている。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』はTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年03月18日映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』が、2019年3月15日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国で公開される。運命に翻弄される2人の女王の物語『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は、歴史学者ジョン・ガイによる原作「Queen of Scots: THE TRUE LIFE OF MARY STUART」をもとにした、激動の16世紀英国を生きる2人の女王の物語。メアリーとエリザベスの往復書簡から、2人の姉妹のような連帯感を見出して生み出されたストーリーだ。0歳でスコットランド女王、16歳でフランス王妃となったメアリー・スチュアートは、未亡人となった18歳にスコットランドへ帰国し王位に戻る。しかし当時のスコットランドは、隣国イングランドの女王エリザベスⅠ世の強い影響下にあった。メアリーはイングランドの王位継承権を主張し、エリザベスの権力を脅かす。恋愛、結婚、出産を経験し、若く美しく自信にあふれたメアリーに対して複雑な想いを抱くエリザベス。2人は、お互い全く異なるタイプの性格。従姉妹でありながら恐れ合い、同時に惹かれていた。誰よりも理解し合えたはずの孤独な若き女王たちは、それぞれ陰謀渦巻く宮廷の中で運命に翻弄され戦うのだった……。シアーシャ・ローナン×マーゴット・ロビーが2人の女王にメアリーを演じるのは『レディ・バード』や『ブルックリン』などに出演し、今までに3度のアカデミー賞ノミネートを誇るシアーシャ・ローナン。エリザベスは『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』でアカデミー賞にノミネートされたマーゴット・ロビーが演じる。その他、『ダンケルク』のジャック・ロウデンや、ジョー・アルウィン、ガイ・ピアースといったキャストが集結している。アカデミー賞2部門にノミネート監督を務めたのは、イギリス演劇界のトップ女性演出家ジョージー・ルーク。本作が長編映画監督デビュー作品となる。脚本はテレビドラマ「ハウス・オブ・カード野望の階段」を手掛けたボー・ウィリモンだ。また、第91回アカデミー賞では、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門にノミネート。ヘアメイクを担当したのはケイト・ブランシェット主演『エリザベス』でアカデミー賞を獲得したジェニー・シャーコア。衣装デザインは、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』でアカデミー賞を受賞したアレクサンドラ・バーンが担当した。ストーリー《メアリー・スチュアートVSエリザベスI世》――女王は私ひとりだけ。生後すぐにスコットランド女王、16歳でフランス王妃となったメアリー・スチュアートは、未亡人となった18歳にスコットランドへ帰国し王位に戻る。さらに、メアリーは隣国イングランドの王位継承権を主張、エリザベスI世の権力を脅かす。恋愛、結婚、出産を経験し、若く美しく自信にあふれたメアリーに複雑な想いを抱くエリザベス。誰よりも理解し合えたはずの孤独な若き女王たちは、従姉妹でありながら恐れ合い、それぞれ陰謀渦巻く宮廷の中で運命に翻弄され戦うのだった......。詳細映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』公開日:2019年3月15日(金)出演:シアーシャ・ローナン、マーゴット・ロビー、ジャック・ロウデン、ジョー・アルウィン、デヴィッド・テナント、ガイ・ピアース、ジェンマ・チャン、マーティン・コムストン、イスマエル・クルス・コルドバ、ブレンダン・コイル、イアン・ハート、エイドリアン・レスター、エイドリアン・レスター監督:ジョージー・ルーク脚本:ボー・ウィリモン製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード原作:「Queen of Scots: THE TRUE LIFE OF MARY STUART」(ジョン・ガイ著)原題:Mary, Queen of Scots配給:ビターズ・エンド/パルコ
2019年03月11日シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーが共演で話題の『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』。本作でマーゴット演じるエリザベス1世の寵臣ロバート・ダドリーを演じ、現在公開中の『女王陛下のお気に入り』にも出演しているジョー・アルウィンのインタビュー動画がいち早くシネマカフェに到着した。16世紀の英国、スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベス1世の波乱に満ちた人生を描く本作。今回公開された映像は、エマ・ストーンにベタ惚れする貴族役を演じた『女王陛下のお気に入り』(公開中)、ルーカス・ヘッジズ主演『ある少年の告白』(4月19日公開)と、話題作に相次いで出演しているジョー・アルウィンのインタビュー動画。エリザベス1世と親しい関係にあった寵臣ダドリーについて、エリザベス1世を演じたマーゴットの“大変身”ぶりなどについて真摯に語っている。名門演劇学校在学中にアン・リー監督に見いだされ『ビリー・リンの永遠の一日』で主演デビューしたジョーは、私生活ではテイラー・スウィフトの彼氏としての注目も集めている。先日2月10日にロサンゼルスで開催されたグラミー賞授賞式を欠席したテイラー。実は、ジョーが“恋人”エリザベス1世を演じたマーゴットと、『女王陛下のお気に入り』で“妻”アビゲイルを演じたエマ・ストーンが同時にノミネートされていた英国アカデミー賞(BAFTA)のアフターパーティに彼と出席、手繋ぎショットを披露していた。さらには会場で熱いハグをしていたとの目撃情報も。どうやら米ミュージック界の“女王”が全力で彼を応援し、至れり尽くせりの様子。そして、 本日2月21日はジョーの28歳の誕生日。ジョーにベタ惚れのテイラーと濃厚で熱~い1日を過ごしているのかも!?『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年02月21日『ボヘミアン・ラプソディ』で改めて注目されている「クイーン」のみならず、“女王”をはじめとする英国王室は、ここ日本でもその一挙手一投足が注目の的。そのうえ、今冬から春にかけ、映画界ではアカデミー賞候補作にもなった“英国の映画”がとにかく熱い。ジュディ・デンチからオリヴィア・コールマン、シアーシャ・ローナン&マーゴット・ロビーまで、豪華女優たちが演じる4人のクイーンがスクリーンに連続でお目見えする!平成最後の映画界は“英国”がとにかく熱い!興行収入100億円超え、2018年公開作品NO.1と特大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』。「クイーン」を生んだ英国を抜き、日本が世界興行(全米を除く)のトップとなっている。また、J.K.ローリングが生み出した「ハリー・ポッター魔法ワールド」の最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。3週連続の週末ランキングNo.1獲得は、2018年公開の洋画実写の中では唯一。そして『ボラプ』同様、全米を除く世界興行でお膝元・英国を抜いて日本が世界第1位に。『ハリポタ』『ファンタビ』を合わせたシリーズ10作品で累計興収1兆円を超えたことも話題となった。とりわけ『ファンタビ』は「USJ」のウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターの変わらぬ人気ぶりもあり、「ハリー・ポッター魔法ワールド」シリーズに初めて触れた、新たな第二次魔法ワールド世代が誕生していることが一役買っている。新しい世代といえば、まさにいま、現代に生きる大人と子どもたちのために新たにスクリーンに蘇る『メリー・ポピンズ リターンズ』にも注目だ。1964年、英国の児童文学作家P.L.トラヴァースの小説を基にした前作『メリー・ポピンズ』はアカデミー賞13部門ノミネート&5部門受賞を誇る名作。映画『ウォルト・ディズニーの約束』でも描かれたように、ディズニーがそのヒロイン像に惚れ込み、映像化を熱望した。新たなメリー・ポピンズをクールかつ、エレガントに演じるエミリー・ブラントに、ベン・ウィショー、コリン・ファースなど人気と実力を併せ持つ英国俳優・女優たちが出演。同じくロンドンを舞台に、前作へのリスペクトたっぷりに観るも楽しい歌とダンスで魅了する。特にクライマックスでは、“ロンドンの顔”というべきビッグ・ベンが重要な役割を担っており、英国ファンとしては見逃せない。そんな中、にわかに英国ファンをザワつかせているのが、スクリーンに相次いで登場する4人の女王たちだ。『ヴィクトリア女王 最期の秘密』ジュディ・デンチが再び女王に!知られざる真実描く18歳で英国女王となり、63年にわたり君臨したヴィクトリア女王。映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』(公開中)では、2010年になって初めて明らかになった、女王の晩年を輝かせた真実の物語が描かれている。1887年、ヴィクトリア女王即位50周年記念式典。記念金貨の贈呈役に選ばれたインドの若者アブドゥルは、「お顔を見るな」と散々言われていたのに、つい女王に視線を向けてしまう。式典にすっかり疲れ切っていた女王も顔を上げ、ふと目が合った2人。すると、女王はそれまでの疲弊が一気に吹っ飛んだかのように、柔和な笑みを見せる。以来、最愛の夫アルバート公と従僕ジョン・ブラウンを亡くしてから長年心を閉ざしてきたヴィクトリア女王はアブドゥルを重用、「ムンシ」(先生)と呼んでインドの文化や言語を学び、心を許すようになっていく。しかし、女王と植民地のインドから来た従者との友情は、やがて英国王室を大きく揺るがすことに。ヴィクトリアの玄孫にあたる現女王エリザベス2世から“デイム”の称号を受けたジュディ・デンチが、ジョン・ブラウンとの愛を描いた『Queen Victoria 至上の恋』(97)に続き、約20年ぶりにヴィクトリア女王を演じる、という時制的マッチングも妙。ジュディはその最晩年を、ときに恋する乙女のように、ときに女王の威厳を持って熱演する。メガホンを取ったのは『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』のスティーヴン・フリアーズ監督。さらに脚本は『リトル・ダンサー』のリー・ホール、撮影は『英国王のスピーチ』のダニー・コーエン、衣装は『クィーン』のコンソラータ・ボイル、音楽は『007 スカイフォール』のトーマス・ニューマンが担当するなど、スタッフも豪華。本作で初めて撮影が許された、実際にヴィクトリア女王が愛したワイト島にある離宮「オズボーン・ハウス」はもちろん、史実をもとに再現された華やかな衣装や小物も見どころ。ちなみに、アルバート公との熱愛の日々を描いた『ヴィクトリア女王世紀の愛』(09)では、エミリー・ブラントが若きヴィクトリアを演じている。▼主な受賞歴第90回アカデミー賞衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート第75回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)ノミネート『女王陛下のお気に入り』アン女王の寵愛をめぐる、幼なじみvs新参者のバトル本年度の映画賞レースを牽引する1作『女王陛下のお気に入り』(2月15日公開)は、ヴィクトリア朝からさかのぼること約100年、18世紀初めの英国王室が舞台。オリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンはいずれもアカデミー賞にノミネートされており、3女優の演技バトルは見もの。17人もの我が子を早産や死産などで失い、自身も痛風持ちのアン女王(オリヴィア・コールマン)は、幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)だけが頼り。レディ・サラは、フランスとの間で続く戦争にも口を出すほど絶大な権力を振るっている。そんな中、やってきたのはサラの従妹で、没落貴族の“元レディ”・アビゲイル(エマ・ストーン)。何とか上流階級に返り咲きたいアビゲイルは、レディ・サラとアン女王に取り入るうちに、2人の重大な秘密を知ってしまう。そこで彼女が選んだ道は、その秘密を“自分なりに”、最大限に利用することだった。アン女王はたちまちアビゲイルに夢中になり、側近に大抜擢。一方、レディ・サラは次第に窮地に立たされていく。ここに、戦争反対派のハーリー(ニコラス・ホルト)やアビゲイルに恋した貴族のマシャム大佐(ジョー・アルウィン)が絡んでいく。『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』と、独特の映像世界で失笑と苦笑の微妙なラインのシュールな物語を構築してきたギリシアの鬼才ヨルゴス・ランティモスが手掛ける本作。英国宮廷を舞台にしてもなお、徹底された美意識と撮影手法により、まるで宮廷が迷宮と化したかのような異様さを醸し出す。数々の名作英国宮廷ものを楽しんできた人にとっても、新鮮な驚きがあるはずだ。ちなみに、レイチェルが演じたレディ・サラことサラ・チャーチルは、昨年ゲイリー・オールドマンが演じたチャーチル首相や、ダイアナ元妃の先祖。▼主な受賞歴第91回アカデミー賞作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞ほか最多10ノミネート第72回英国アカデミー賞作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞ほか最多12ノミネート第76回ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)受賞(オリヴィア・コールマン)第75回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞・女優賞(オリヴィア・コールマン)W受賞『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』シアーシャvsマーゴット、因縁のふたりの女王にアン女王から、さらにさかのぼって16世紀。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(3月15日公開)では、スコットランド女王にしてフランス王妃となるも、夫の死により帰郷したメアリー・スチュアートを『レディ・バード』『ブルックリン』のシアーシャ・ローナン、「私は国家と結婚した」との言葉を遺し、生涯独身を貫いたイングランド女王エリザベス1世を『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーが演じる。メアリー・スチュアートとエリザベスは従姉妹関係にありながら、カトリック(旧教)とプロテスタント(新教)の宗教対立が激化していた時代に、君主であるからこそ対照的な生き方を選ばざるを得なかった女王だ。18歳で未亡人となってスコットランドに戻ってきたメアリーだが、故郷にはカトリックである彼女の居場所はなかった。そんな中で、遠戚でもあるダーンリー卿(ジャック・ロウデン)と結婚し、世継ぎとなるジェームズを出産、それを強みにエリザベスに揺さぶりをかけていく。そんなメアリーをどうしても演じたくて、企画から5年待ったというシアーシャほど、このたくましさを表現できる女優はいないだろう。一方のエリザベスも、ヘンリー8世とアン・ブーリンとの間に生まれた庶子という脆弱な自身の立場を、これ以上揺るがしたくはない。寵臣ロバート・ダドリー(ジョー・アルウィン)の存在があっても、女王であり続けるために女性であることを諦めていく。そんなイングランド女王を演じたマーゴットは『エリザベス』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』の衣装・メイクチームのもと大変身し、圧巻の存在感を発揮する。史実には明記されていないが、終盤、このふたりはかなりドラマチックな形で対面を果たす。シアーシャとマーゴットも3週間の撮影の最後に、メイクアップや衣装を身につけた状態で初めて対面したそうで、双方とも忘れがたい経験となったことを明かしている。ちなみに、エリザベス死後にスコットランド王にしてイングランド王となったメアリー・スチュアートの息子ジェームズ1世は、現在まで続く英国王室の祖。現女王はメアリーの子孫でもある。▼主な受賞歴第91回アカデミー賞衣装デザイン賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート第72回英国アカデミー賞助演女優賞(マーゴット・ロビー)・衣装デザイン賞ほか3ノミネート第22回ハリウッド映画賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞(text:Reiko Uehara)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Foxふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ヴィクトリア女王 最期の秘密 2019年1月25日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2017 FOCUS FEATURES LLC.
2019年02月11日シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーというアカデミー賞ノミネート女優ふたりが、激動の16世紀を生きた女王を演じる『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』。この度、その予告編映像が公開された。スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベス1世の波乱に満ちた人生を描く本作。メアリー・スチュアートのもって生まれた高潔さ、激情をシアーシャが鮮烈に演じ、エリザベス1世の気高さ、繊細さ、孤独をマーゴットが緊張感をもって体現。マーゴットは英国アカデミー賞にて助演女優賞にノミネートされている。この度解禁された予告編では、生後すぐにスコットランド女王、そして16歳でフランス王妃となったメアリー・スチュアートが、18歳で未亡人となり、スコットランドに帰国するところから幕を開ける。その知らせに表情をこわばらせるエリザベス1世。冒頭から、隣り合う国に君臨する女王同士の、王位をめぐる並々ならぬ因縁の対決の予感がヒシヒシ。「友情か敵対か」「愛か憎しみか」というキャッチコピーが、ふたりの女王は互いに手を取り合うのか、それとも対決せざるを得ないのか――観客の想像をさらにかき立てる。結婚と出産を経験する、シアーシャ演じるスコットランド女王メアリー・スチュアートと、嫉妬にかられ泣き崩れる、マーゴット演じるイングランドに生涯を捧げた“処女王”エリザベス1世の姿からは、ふたりの女性のそれぞれの選択によってドラマが大きく展開していく様が垣間見える。美しきふたりの女王にかしづき、寄り添う家臣には『ダンケルク』のジャック・ロウデンや、『女王陛下のお気に入り』にも出演するジョー・アルウィン、『クレイジー・リッチ!』のジェンマ・チャン、『メメント』『英国王のスピーチ』のガイ・ピアースらの姿も。映像の終盤ではメアリーがエリザベスに「殺せるものなら、殺してごらんなさい!」と凄む、鬼気迫るシーンも登場し、一筋縄ではいかない若き女王たちの壮大なドラマを映し出している。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年01月22日シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビー、アカデミー賞ノミネート女優が16世紀英国の女王を演じた映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』の公開日が、3月15日(金)に決定。新たな場面写真も到着した。スコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベスI世の波乱に満ちた人生を描く本作。今回新たに到着した場面写真では、本作で要注目のイケメン俳優2人の姿がとらえられている。注目人物1人目は、メアリーの2人目の夫ダーンリー卿を演じるジャック・ロウデン。クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』に出演し、いま大注目を集めている俳優だ。メアリーを魅了するチョイ悪で奔放な青年を演じている彼だが、本作をきっかけにシアーシャとの距離がグッと縮まったとかなんとか…。本作のイベントや集まりがある際には、常に彼女の傍を離れず、トイレにまで付いていくほどのご執心ぶりだそう。劇中だけでなく、プライベートでの恋の展開も要注目?続いて2人目は、エリザベスI世の寵臣レスター伯を演じるジョー・アルウィン。ジョーは、『女王陛下のお気に入り』『ある少年の告白』と、2019年のアカデミ ー賞に絡むであろう注目作に立て続けに出演している期待の新星。ファッションブランド「プラダ(PRADA)」のコレクションイメージモデルも務め、ファッションアイコンとしても注目される彼は、私生活では米ミュージック界の”女王”テイラー・スウィフトの彼氏としても話題の人物。そんなジョーが今作で演じるロバート・ダドリー(レスター伯爵)は、エリザベスI世の即位前からの知り合いであり、誠心誠意彼女を守るナイト。エリザベスの心身の支えとなる役を演じている。シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーの共演で話題の本作だが、全く異なるタイプのイケメン2人に胸キュンすること間違いなし!?『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年01月09日マーゴット・ロビーが、バービー人形の実写版映画でバービーを演じることになったとUK版「VOGUE」誌で明らかにした。プロデューサーのポジションにも就く。マーゴットは、「バービー人形で遊ぶのは、子どもの自己発見の旅において自信や好奇心がわき上がってくるし、コミュニケーション力も上がるわよね。約60年のブランドの歴史を通してバービーは子どもたちにお姫様から大統領まで、自分たちがあこがれる人物になれるっていう想像力を与えてくれたの」と力説。「バービーを演じ、映画をプロデュースするのはすごく光栄。だって、世界中の子どもたちや観客たちに、ものすごくポジティブな影響をもたらすことができるって信じているから」。バービーの実写版映画は、ここ数年間バービーの販売元のマテル社とソニーがパートナーシップを結んで企画していた。当初は主演にエイミー・シューマー、後にアン・ハサウェイを立てて進んでいたが、ソニーが公開日を昨年1月に2018年8月8日から2020年5月8日と大幅に延期。「The Hollywood Reporter」によれば、マテル社がこれを機にソニーではなくワーナー・ブラザースと手を組み、主演にマーゴットを迎えて新たに映画化に取り組んでいるという。(Hiromi Kaku)
2019年01月09日『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンと『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーというアカデミー賞ノミネート女優が、激動の時代を生きた“ふたりの女王”を演じる『Mary,Queen of Scots』の邦題が『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』に決定、2019年3月より日本公開されることになった。“因縁の関係”にあったスコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベスI世の波乱に満ちた人生を描く本作。シアーシャがメアリー・スチュアートを、マーゴットがエリザベスI世を演じる。16歳でフランス王妃となり、18歳で未亡人となったメアリーは、スコットランドで再び王位につく。しかし当時のスコットランドは、女王エリザベスI世の支配下にあった。メアリーは自身のイングランド王位継承権を主張、エリザベスの権力を脅かす。恋愛、結婚を経験し、気高く美しいメアリーに複雑な想いを抱くエリザベス。それぞれの宮廷内部で起こる裏切り、反乱、陰謀がふたりの王位を危険にさらし、歴史の流れを変えてゆく。“従姉妹”同士ながらお互いを恐れ、同時に魅惑されていた若きふたりの女王たちは、男性社会の中で政治を司る女性として戦うのだったーー。メアリーのもって生まれた高潔さ、激情をシアーシャが鮮烈に演じ、エリザベスの気高さの影にある繊細さ、孤独をマーゴットが緊張感をもって体現。16世紀のイギリスを揺るがしたふたりの女王の熾烈な戦いは、海外ドラマ「クイーン・メアリー」や映画『エリザベス』など、これまでに語られてきたメアリーとエリザベスI世の常識を覆す新しい物語となる。本作で長編映画監督デビューを果たしたのは、舞台演出を数多く手がけてきたジョージー・ルーク。キャストには『ダンケルク』のジャック・ロウデン、『女王陛下のお気に入り』のジョー・アルウィン、『クレイジー・リッチ!』のジェマ・チャン、『アリス・クリードの失踪』などのマーティン・コムストンが名を連ねる。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は2019年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月22日『スーサイド・スクワッド』のスピンオフ映画で、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインの単独映画『Birds of Prey』(原題)に、ユアン・マクレガーの出演が決定したようだ。ヴィラン(悪役)のブラックマスクを演じるという。「Deadline」が報じた。ブラックマスクことローマン・シオニスは、ゴッサム・シティのギャングのリーダー。原作コミックによれば、ブラックマスクは莫大な財産と企業を手に入れるために、両親を殺害したという過去を持っている。しかしそれらを全て失うことになり、バットマンことブルース・ウェインに会社を救ってもらうも逆恨みしているというキャラクターだ。プロデューサーも務めるマーゴットは「ハーレイには友達が必要だと思うの。人とお互いに影響し合うのが好きな子だから」と語っている通り、『Birds of Prey』ではメアリー・エリザベス・ウィンステッド(ハントレス役)、ジャーニー・スモレット=ベル(ブラックキャナリー役)ら女子ヒーロー集団が活躍。『Birds of Prey』のヴィランは、8月頃からブラックマスクになるということがささやかれていた。その役を演じるのが、メアリーと「FARGO/ファーゴ」シーズン3で共演し、現在交際中のユアンだというのはただのめぐりあわせか?2人の関係はユアンが長年連れ添い、4人の子どもをもうけた妻イヴとの離婚のきっかけになったといわれている。(Hiromi Kaku)
2018年11月02日女優のマーゴット・ロビーが実写版『バービー』で主演を務めるようだ。これまでにはエイミー・シューマーやアン・ハサウェイの名が挙がっていたバービー役だが、作品の製作がソニーからワーナー・ブラザースへ移った暁には、マーゴットがそのタイトルロールを演じることになるとザ・ハリウッド・レポーターが報じている。マーゴットが自らの製作会社ラッキーチャップを通じてプロデューサーも兼任するという同作。『ワンダーウーマン』で知られるパティ・ジェンキンスが監督候補に挙がっているとはいうものの、正式な話し合いはまだ行われていないようだ。完璧ではないという理由でバービーランドを追放されたヒロインのストーリーを描くこの新作に向けては、主演予定だったエイミーが2016年にスケジュールの都合を理由に降板、その後アンの主演が決定したものの、2020年まで公開が延期となっていた。監督にはアレシア・ジョーンズ、脚本にはリンジー・ビアー、ジェニー・ビックス、キム・キャラメル、ディアブロ・コーディ、バート・V・ロイヤル、ヒラリー・ウィンストンらが共同執筆者として名を連ねていたものの、スタジオがソニーからワーナー・ブラザースへと移った際には、全て一から見直されることになる見込みだ。(C)BANG Media International
2018年10月10日マーゴット・ロビーが『スーサイド・スクワッド』に続いてハーレイ・クインを演じる、『Birds of Prey』(原題)の公開日が決定した。「The Wrap」によれば、全米で2020年2月7日に公開されるとのことだ。同日にはドーナル・グリーソンとローズ・バーンが出演する『ピーター・ラビット』の続編と、ニコロデオンのアニメ作品「ザ・ラウドハウス」を映画化した「The Loud House」(仮題)の公開が予定されている。翌週には先日監督がキャリー・ジョージ・フクナガに決まった『Bond 25』(仮題)の公開も控えている。『Birds of Prey』はハーレイ・クインを主役とした女性スーパーヒーロー&ヴィラン集団の活躍を描き、DCコミックスのキャラクターからハーレイ・クインのほかに、ハントレス、レニー・モントーヤ、ブラックキャナリー、カサンドラ・カインやバットマンの敵ブラックマスクが登場するという。現在キャスティングの真っ最中とのことで、まもなくそれぞれのキャラクターを演じる女優たちが発表されるだろう。監督は、今年1月、サンダンス映画祭で監督作『Dead Pigs』(原題)が高い評価を得たキャシー・ヤン。DC映画史上、女性が監督を務めるのは『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス、『The New Gods』(原題)のエイヴァ・デュヴァーネイに続く3人目だ。『Birds of Prey』の撮影は来年開始予定。(Hiromi Kaku)
2018年09月25日新宿のミニシアター、シネマカリテにて開催中の「カリコレ2018」で日本初公開されたマーゴット・ロビー主演最新作『アニー・イン・ザ・ターミナル』が、5回の上映すべて満席という好評につき、9月1日(土)よりレイトショー公開されることが決定した。■物語一筋縄ではいかない復讐劇に待ち受ける衝撃のラスト!ロンドンの地下鉄の終着駅の、とある街。ダイナーで働く女には別の顔があった。妖しい謎の美女として街の裏側で起こる厄介ごとを密かに片付け始末する。ダイナーにやってくる、一見、何の関係もない客たち。実はアニーには目的があり、それは壮大な復讐劇のはじまりだった――。■妖しく、強く、美しい――マーゴット・ロビーが仕掛ける極上のリベンジ・スリラー!いま、ハリウッドで最も注目される女優マーゴット・ロビー。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でブロンドの美人妻を熱演した後、『スーサイド・スクワッド』で当たり役のハーレー・クインを得た彼女は、さらに『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされる。また、マーゴットは映画制作会社「LuckyChap Entertainment」を自身で立ち上げ、プロデューサーとしても手腕を発揮。『アイ,トーニャ』、本作に続き、今後公開される作品ではハーレー・クインを主人公に迎えたスピンオフ『ゴッサムシティ・サイレンズ』(原題)をはじめ、『レディ・プレイヤー1』プロデューサーと共にロビン・フットの意思を継いだ女戦士を描く『マリアン』(原題)など、スタジオ作品で次々と主演&プロデュースを手がける。■見どころポイント1:クセのある俳優たち総出演!本作は、映画ファン垂涎の豪華キャストが出演。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でも存在感を発揮するサイモン・ペッグが、死の宣告を受けた国語教師に。どんな死に方が理想的か、アニーとともに妄想を膨らませる。また、渋メン俳優ジェレミー・アイアンズの息子で、『黄金のアデーレ 名画の帰還』『ライオット・クラブ』などで知られるマックス・アイアンズが、ハンサムで色男な殺し屋を演じる。カフェに出入りするうちにマーゴット扮するアニーと恋仲に…?一方、人を信用しない、口の悪い殺し屋には、『キック・アス』への出演や映画監督としても知られるデクスター・フレッチャー。経験豊富で鼻が利き、警戒心が強い人物だ。さらに、『オースティン・パワーズ』シリーズのマイク・マイヤーズが、夜間の駅を管理するのが仕事の、足の不自由な老駅員に。口笛を吹くのが癖。■見どころポイント2:マーゴット・ロビー七変化!主演のマーゴットの七変化にも注目。黒髪ボブのミステリアスな女、キュートなウエイトレス、魅惑のポールダンサー、ナース姿など、さまざまなコスチュームで登場する。『アニー・イン・ザ・ターミナル』は9月1日(土)より新宿シネマカリテにてレイトショー公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月05日2016年12月に映画監督のトム・アッカーリーと結婚したマーゴット・ロビーが、結婚前に友人たちが開いてくれたバチェロレッテ・パーティーについて、「Evening Standard」誌に語った。マーゴット“独身最後”のバチェロレッテ・パーティーは、結婚式と同様、彼女の母国オーストラリアで行われた。参加者は学生時代の仲間やオーストラリアに住んでいた頃の近所の人たち、トムと交際を始めるきっかけになった映画『フランス組曲』のスタッフらの45人ほど。“悪友たち”が『ハリー・ポッター』をテーマとするストリッパーを呼び、マーゴットを喜ばせたという。「彼は、本当にハリー・ポッターになりきってセリフを言ったり、身体をこすりつけたりしてくるのよ。感動しちゃった。みんなの思いやりが感じられるプレゼントだったわ。私のこと、よくわかってるなぁって」。というのも、マーゴットは『ハリー・ポッター』の大ファン。8歳の時から就寝時に原作が手放せないそうだ。「いまは5冊目を読んでるわ。次のページで何が起こるかってわかりきっているけどね。私は瞑想することはできないから、眠るためにはこれ(「ハリポタ」シリーズの本を読むこと)が必要なの」。毎晩、1~2時間行っているこの習慣に、夫はいい顔をしていないということも明かした。(Hiromi Kaku)
2018年07月19日2018 FIFAワールドカップ ロシア開会式にて、歌手のロビー・ウィリアムスがジバンシィ(Givenchy)のジャケット&パンツを着用した。ロシアの首都・モスクワに所在するルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)での2018 FIFAワールドカップ開会式に出演した英国出身のポップ・シンガー、ロビー・ウィリアムス。ジバンシィ2018年プレフォールコレクションのジャケット&パンツに身を包み、ライブパフォーマンスを披露した。ピークドラペル襟のジャケットとスキニーフィットのトラウザーには、ルレックスを使用した浮き模様のある織物が採用されており、ラグジュアリーなムードを纏っていた。【アイテム詳細】・ジャケット 213,000円・パンツ 91,000円※2018年6月現在、ジバンシィ店頭で発売中。【問い合わせ先】ジバンシィ表参道店TEL:03-3404-0360
2018年06月22日マーゴット・ロビーが主演する最新作『死の谷間』が、6月23日(土)より日本公開。この度、残念ながら本編からカットされてしまったシーンを収録した特別映像がシネマカフェにて公開された。あらすじ死の灰に覆われた世界で、たった一つ放射能汚染を免れた小さな谷(=第2のエデン)に住む女性アン・バーデンは、唯一の生存者だと思い、愛犬とともに1日1日をただ過ごしている。ある日、見たことのない車両と宇宙服のような防護服を着た黒人男性ジョンを発見。男は汚染された滝壺で水浴びをしたことで体調を崩すが、彼女の救護によって一命を取り留める。男の体調が回復すると、2人はひとつ屋根の下で自然と共同生活を始める。科学者で宗教観も考え方も異なる男の生活に戸惑いを感じるアンだったが、生活するうちに2人の距離は縮まっていく。しかし、もう一人の生存者である白人男性ケイレブが現れたことで、彼らの生活は一変する――。『コンプライアンス 服従の心理』のクレイグ・ゾベルが監督を務める本作は、1976年にエドガー・アラン・ポー賞を受賞したロバート・C・オブライエンの「死の影の谷間」(評論社刊)が原作。核汚染を免れた奇跡の谷“第2のエデン”で、1人の女と2人の男が繰り広げるSFサスペンスだ。主人公の農娘アン・バーデンを演じるのは、『ターザン:REBORN』『スーサイド・スクワッド』に出演し、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』では本年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたマーゴット・ロビー。また、科学者のジョンを『それでも夜は明ける』『ドクター・ストレンジ』のキウェテル・イジョフォー、謎の炭鉱夫ケイレブを、『スタートレック』シリーズのクリス・パインが演じている。今回到着した未公開映像では、マーゴット演じるアンとキウェテル演じるジョン、そしてクリス演じるケイレブの3人が水辺で楽しそうにはしゃぐ中、たくましい上半身を露わにしたケイレブが、アンをバックハグする場面が収録。さらに、3人が食事やお酒を楽しみながら、談笑したり、ダンスしたり…といったシーンも登場。どちらも一見楽しそうだが、それぞれの微妙な視線や表情も気になってしまう映像だ。『死の谷間』は6月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年06月09日実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの波乱万丈な半生を描いたマーゴット・ロビー主演作『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』が現在公開中。この度、まだ観ていない方はきっと劇場に行きたくなる、すでに観たという方ももう一度観たくなる、冒頭10分もの本編映像がシネマカフェに到着した。本作の冒頭は、全米のスポーツ専門チャンネルESPNのスポーツドキュメンタリー番組「30 for 30」が2014年1月16日に放送した「The Price of Gold(金メダルの代償)」というトーニャについてのエピソードから始まる。マーゴットがトーニャ、セバスチャン・スタンがその元夫ジェフ・ギルーリーになりきり、インタビューに答えているシチュエーションをキャストたちが完全再現。最近では『デッドプール』でも広く知られるようになった、カメラ目線で観客に向かって話しかけていく演出は本作の醍醐味といわれている。■ツッコミたくなる! クスッと笑える! 冒頭の10分間到着した映像では、「これは大マジメな真実のインタビューに基づいている。大いに議論はあるだろうが…」という説明のあと、タバコを片手にトーニャが世間からのイメージについて語ったり、元夫・ジェフが「27歳で俺はアメリカで最も嫌われる男になった、世界中でかも」と話したり。また、肩に小鳥をのせた母親・ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)が、小鳥のことを「6番目の旦那よ、いままでで最高」と発言する姿も…。ほかにも、トーニャのコーチ・ダイアン、トーニャの元ボディガード・ショーン、ゴシップ番組「ハードコピー」元リポーターまで、クレイジーすぎる本作の登場人物を完コピし、実際のインタビューをパロディ的に再現した映像が次から次へと流れる。そしてインタビュー映像から、スケートリンクに連れ出され、コーチのダイアンに初めて出会った3歳のトーニャから、手作りファーコートをからかう子たちに中指を立てる12歳のトーニャ(マッケナ・グレイス)の姿も映し出される。すでに本作を観賞した人たちからは、「虐待に反撃するトーニャが好き」「おっかないオカン役のアリソン・ジャネイが強烈で、オスカー助演女優賞も納得」「めちゃくちゃ面白い! こりゃ現代版羅生門か?w」「マーゴットロビーは気合いが入ってて見てて清々しい」といった反響の声が続々。フィギュア界から追放され、プロボクサーへ転身した波乱万丈な人生を送った”トーニャ"という人物への驚き、そんなトーニャの姿を見事に再現し、スキャンダルの真っ最中だった"あの頃"を蘇らせたマーゴットの熱演にも絶賛の声が上がっている。“氷上のプリンセス”から“犯罪者”へ…。実話なのに、どこまでが本当なのかもわからない!?そんなトーニャの半生をまずはこの映像から確認してみて。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 2018年5月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018年05月16日クリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン』シリーズで、ヒロインのロイス・レインを演じたマーゴット・キダーが、現地時間5月13日(日)に亡くなっていたことがわかった。69歳だった。「PA Entertainment」によれば、マーゴットのマネージャーが「マーゴットは自宅で就寝中に苦しむことなく亡くなりました」とコメントしているという。一方、「TMZ.com」ではマーゴットが亡くなった日に、警察に「マーゴットの意識がなく、息をしていない」という通報があり、駆け付けた警察が死を確認したと報じた。現地警察は事件性はないとみているが、死因を調査中とコメントしている。1978年から1980年代に計4本の『スーパーマン』シリーズに出演し、スーパーマン/クラーク・ケントと恋に落ちる記者ロイス・レインとして人気を博したマーゴット。ロイスのイメージが強すぎて、なかなか後の出演作に恵まれなかったのに加え、1990年に自動車事故によるケガで2年休業し、メンタルも病んでしまうなど苦難に満ちていた時期も。しかし、2015年にドラマ「The Haunting Hour」(原題)でデイタイム・エミー賞の子ども向け番組における演技賞を受賞。ロイスを演じて30年以上経ったいまも、『スーパーマン』関連のイベントに顔を見せることも多かったようだ。今月9日には、スーパーマン役で4歳年下だったクリストファーとは「姉弟のように仲が良かった」とラジオで語っており、18日からミシガンで開催する「モーターシティー・コミコン」にも出演予定だった。(Hiromi Kaku)
2018年05月15日1979年の第51回アカデミー賞授賞式でクリストファー・リーヴと(写真:AP/アフロ) 映画『スーパーマン』でヒロインのロイス・レイン役を務めたマーゴット・キダーが69歳で死去した。 キダーは1948年カナダ生まれ。1960年から女優として活動を始め、1978年の『スーパーマン』で世界的にその名を知られるようになった。クリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン』4部作全てに出演し、キャリア面では大きな成功を収めるが、私生活は試練の連続だった。 1988年に双極性障害であると診断されるも、医師の診断を疑い症状を抑えるリチウムの服用を拒否。後年、キダーはPEOOLE誌のインタビューで「躁状態にある人に、自分は間違っているとシンジさせるのは本当に難しいのよ。睡眠欲が全くなくなって、頭の中はいろいろな考えでいっぱいになるの」と当時を振り返っている。 1996年、コンピュータウイルスによってマシンのデータが消えるというアクシデントが起こる。キダーはコンピュータのスペシャリストに会うためにロサンゼルスへ飛び、空港ではすれ違う人々に「あんたたちが私を見てるのはわかってるんだ!」と叫んでいた。彼女には全ての人が暗殺者に見えたのだそうだ。自分のコンピュータには、世界を変えてしまうような秘密が隠されていると確信していたキダーは、「CIAとトーマス・マクゲイン(最初の夫)が自分の命を狙っている」という妄想に取り憑かれていたと後日語っている。 ロサンゼルスでは所持金がほとんどなく、口座から金を引き出そうとするも、ATMが爆発するのではないかと勘ぐり、結局野宿をすることに。翌朝はホームレスの男性がダンボールハウスに招いてくれ、そこで風雨をしのいだという。 キダーは誰にも言わずに家を飛び出したため、家族は彼女が失踪したと思い必死にその行方を追っていた。やがて警察に保護されると、手錠をかけられた状態で病院に搬送された。そこでようやく、彼女は自分の病気を受け入れることができたという。
2018年05月15日『シェイプ・オブ・ウォーター』や『スリー・ビルボード』など、女性が主役の映画が席巻した本年度アカデミー賞。その賞レースの最中にジワジワと注目を集めてアカデミー賞3部門にノミネート、見事、アリソン・ジャネイが助演女優賞を獲得した『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』が、ついに日本公開された。本作で、フィギュアスケート界の“問題児”といわれた主人公トーニャ・ハーディングになりきったのは、DCコミックスの“ハーレイ・クイン”としてお馴染みのマーゴット・ロビー。レオナルド・ディカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で注目されてから、わずか4年あまり。マーゴットはプロデューサーも務めた本作で、自身もアカデミー賞主演女優賞候補となり、また1つ“代表作”を手に入れた。アメリカ人女性として初めてトリプルアクセルを成功させ、2度のオリンピック代表となりながら、フィギュアスケート史上最大のスキャンダルの渦中にいたトーニャを演じる彼女は、フィギュア人気の高い日本でも称賛と衝撃を持って迎えられそうだ。“悪カワ”ヒロイン、ハーレイ・クインで世界的ブレイク!その印象的な眼差しや豊かな表情は、観る者をあっという間にとりこにする。その弾けるような笑顔からは明るくオープンな性格が見てとれ、あるパーティでは英国王室のヘンリー王子とシンガーのエド・シーランを間違えていた、というお茶目なエピソードもある。だが、華やかな外見からは想像もつかないほど、苦労人であり、努力家で勤勉。「トーニャ・ハーディングを演じることが決まったから、そろそろエクササイズを始めないと…」。『スーサイド・スクワッド』(2016)で初来日した際のインタビューで、マーゴットはそう明かしていた。『スーサイド・スクワッド』ではとびきりキュートでクレイジーな“悪カワ”ハーレイ・クインを演じ、彼女は世界的にブレイク。撮影6か月前から毎日トレーニングをこなし、水中に潜るシーンのために息止めの訓練などを行い、さらに元精神科医でありながら、凶悪な犯罪者であるジョーカー(ジャレッド・レト)を心底愛してしまうハーレイ・クインを演じるため、デヴィッド・エアー監督による徹底的なメンタルトレーニングもあったという。そうして、ハーレイ・クインを自身の“代名詞”に変えていったマーゴッドだが、これまでもさまざまな作品に挑んできた。1990年7月2日生まれ、オーストラリア出身の彼女は、シングルマザーの母と4人きょうだいの中で育った。子ども時代はゴールドコーストや祖父母の農場などで過ごし、サーフィンやスキー、釣りなどにも親しむアウトドア派。それでいて、大の「ハリー・ポッター」ファンとしても知られ、アメリカのTV番組では、13歳のころハリーと同じメガネをかけたくて目が悪いふりをしていた、と明かされたほど。オーストラリアでは、女優になる夢を叶えるために3つのアルバイトを掛け持ちしていた時期もあったという。やがて、TVシリーズの端役や映画出演の後、国民的長寿ドラマ「Neighbours」(原題)のゲスト出演を得ると制作陣に気に入られてレギュラーに昇格、2008年~2011年まで出演した。しかも、その契約終了の5日後には、映画のオーディションを受けるためアメリカに飛んでいたという行動力の持ち主だ。2011年、『チャーリーズ・エンジェル』のリブート版TVドラマ「新チャーリーズ・エンジェル」(米ABC)のオーディションを受けるも、逆にオファーされたのは、女性が社会進出をし始めた60年代を舞台に、仕事や恋愛だけでなく、ときには冷戦下でスパイ活動もする客室乗務員たちを主人公にした「PAN AM/パンナム」。マーゴットは、結婚式直前に“自分の人生で羽ばたきたい”と、姉ケイトと同じ「パンナム」の客室乗務員の道を選んだローラ・キャメロンをフレッシュに演じた。ドラマは惜しくも1シーズンで終了してしまったが、当時を完全再現した衣裳や美術なども注目され、“お姉さま”たちと世界を見ながら成長していくナチュラル美人は、その頃からひと際目を引く存在だった。レオナルド・ディカプリオにウィル・スミス…ハリウッドの大物と次々共演その後、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を経て(日本公開は2014年)、2013年、ついに『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でレオナルド・ディカプリオ演じる成り上がり主人公の妻・ナオミ役を好演して、注目を集める。オーディションでは「何か印象を残さないと結果に繋がらない」と考えていた彼女は、あのディカプリオ相手にガチでパンチを食わせ、Fワードで怒鳴りつけ、役を獲得したというから恐れ入る。とはいえ、ベッドシーンではテキーラを3杯引っかけてから撮影に臨んだそうで、そんな繊細さを持ち合わせている点はとても親しみが持てる。続いて、『フォーカス』(2015)ではウィル・スミスと共演。ウィルのもとに弟子入りして、のし上がっていく女性詐欺師をセクシーに演じた。また、アカデミー賞脚色賞を受賞した『マネー・ショート華麗なる大逆転』にもカメオ出演を果たしており、北欧イケメン俳優アレクサンダー・スカルスガルドがターザンを演じた『ターザン:REBORN』(2016)ではジェーン役をゲット。ターザンの助けをただ待つだけでなく、正義感が強く、自らも行動を起こしていく“新たなジェーン像”を体現してみせた。ちなみに、監督は映画『ハリー・ポッター』シリーズ、そして『ファンタスティック・ビースト』シリーズを手掛けているデビッド・イェーツだ。今後もしかしたら、「ハリポタ」ファンを公言するマーゴットが『ファンタビ』に参戦、という可能性もあったりして…!?なお、プライベートでは、『フランス組曲』(2014)の撮影中、助監督だったトム・アッカーリーと恋に落ち、2016年12月に結婚。故郷オーストラリアで式を挙げたことが伝えられた。あっという間にスターダムに上りつめながら、スキャンダルとは無縁で、一途な愛を貫き通しているところも好感度が高いポイントだ。トーニャ・ハーディングそのものになった『アイ,トーニャ』実はマーゴットは、アカデミー賞受賞作『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の主人公の娘サム(エマ・ストーン)やマーベル『ファンタスティック・フォー』のスー・ストーム(ケイト・マーラ)といった大役を演じる寸前までいきながら、結果的に、運命に引き寄せられるように『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役と出会っている。その一方、コメディ女優のティナ・フェイがアフガニスタンで戦場レポーターとして活躍した実在の女性を演じた『アメリカン・レポーター』(原題:Whiskey Tango Foxtrot/2016)では、彼女のライバルであり、理解者でもあるレポーター、ターニャ役を務めた。『ブラックパンサー』でも活躍するマーティン・フリーマンが“最低男”を演じており、全米でもヒットしたが、日本ではDVDスルー。開けっ広げな性格で野心にあふれたレポーター役はマーゴットにハマっており、「サタデー・ナイト・ライブ」などで活躍してきたティナ・フェイが自ら製作を務めていることも刺激になったはずだ。『アイ,トーニャ 史上最強のスキャンダル』は、そんなマーゴットが2014年に立ち上げた「ラッキーチャップ・エンターテイメント」が製作を担当している。ブラックユーモアたっぷりに、1994年、世界中が注目した“真実”に迫っていく本作。描かれる“ナンシー・ケリガン襲撃事件”当時、マーゴットはまだ3歳。脚本を受け取ったときには、これが実話だったとは夢にも思わなかったらしい。しかし、トーニャの壮絶で波乱万丈な半生を知り、製作・主演を快諾。1日4時間×週5回、クリスマスや自身の結婚式の前日もスケートを猛特訓。VTRを何度も見て、アメリカ北西部なまりやトーニャの特徴ある笑い方や仕草までも身につけていった。トリプルアクセルのシーンでは一部、視覚効果を使用しているものの(2018年現在でもトリプルアクセルを跳んだ女性は伊藤みどりや浅田真央を含め世界で8人しかいない)、トーニャが初めて成功させたそのときの衣装、採点を受けた後の歓喜の表情、さらには“襲撃事件”報道の最中、リレハンメルオリンピック本番での“靴ひも事件”の様子も、マーゴットは完全にコピーしている。実際のトーニャは面長でやや垂れ目、正直マーゴットと「そっくり!」といえるルックスではない。それでも、トーニャの実際の映像と見比べても違和感がなく、徹底した再現を目指したことが見てとれる。マーゴットの根底にもおそらくある、負けん気やハングリー精神がトーニャと見事に重なっていくのだ。「準備は大変だけれど、どんなに大変であっても女優をやめられないのは、やっぱり演じることが楽しいから。心から楽しいと思えるから」とも語っていたマーゴット。今後は、5月18日(金)公開『ピーターラビット』で声の出演を務めるほか、サイモン・ペッグやマシュー・ルイス(『ハリー・ポッター』のネビル)共演のリベンジ・アクション『アニー・イン・ザ・ターミナル』も今夏に日本上陸。エリザベス1世を演じるシアーシャ・ローナン主演『Mary Queen of Scots』(原題)も控え、1930年代を舞台にした『Dreamland』(原題)やハーレイ・クインらDCの女性キャラクターが登場する『Gotham City Sirens』(原題)などでも主演と製作を務めることが決まっている。自ら運命を切り開いていくマーゴットには、その都度、驚かされつつ、魅せられていくことになりそうだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 2018年5月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018年05月08日『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインとして世界的にブレイクしたマーゴット・ロビーが主演を務め、フィギュアスケート史上最大のスキャンダルであるライバル衝撃事件の真相に迫る『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』。このたび、マーゴットが演じた実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの“恋バナ”にまつわる未公開場面写真がシネマカフェに到着した。第90回アカデミー賞ではマーゴットの主演女優賞ほか3部門にノミネートされ、トーニャの“毒母”を演じたアリソン・ジャネイが助演女優賞を獲得した本作。映画化プロジェクトは、アメリカ人女性初のトリプルアクセル成功者であり、2度の冬季オリンピック代表選手となったトーニャをフィーチャーした1本のドキュメンタリー番組から始まり、彼女の生い立ちから、大きな影響を与えた母親をはじめとする人間関係、そして、当時ライバルであったナンシー・ケリガン衝撃事件から、前代未聞の靴紐問題まで追求し、波乱万丈すぎる半生を見事に描き出している。■襲撃事件のカギを握る!元夫役はマーベル作品のあの人脚本に惚れ込み、本作のプロデューサーにも名を連ねたマーゴットは、トーニャのスケーティングのみならず、振る舞いを完全にコピー。そんなトーニャが15歳で恋に落ち、くっついたり離れたりを繰り返してきた元夫のジェフ・ギルーリーを演じたのが、マーベル『キャプテン・アメリカ』シリーズのバッキー/ウィンター・ソルジャー役でお馴染みのセバスチャン・スタン。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも出演しており、『ブラックパンサー』にもカメオ出演を果たしている。■フィギュア界最大の悪女!? トーニャ・ハーディングは恋もスキャンダラストーニャが練習中のアイスリンク場で出会ったジェフ。若い2人の恋は一気に盛り上がり、駐車場の前でキスをしながらお互いの思いを確かめ合うも、数か月後にはジェフのトーニャに対する暴力が日常化。幼いころから“毒母”ラヴォナによる暴力の中で育ってきたトーニャは、暴力を振るわれるのは自分のせいだと思い込み、ジェフに謝罪されるとすぐにヨリを戻す、ということを繰り返し、20歳で結婚。そして、1994年にフィギュアスケート界を揺るがしたナンシー・ケリガン事件に関与した疑いで、法廷に立つことになった。そんな情熱的かつ不安定な関係性を、マーゴットとセバスチャンは見事に再現する。DCコミックスの“ハーレイ・クイン”と、マーベルコミックスの“ウィンター・ソルジャー”という“垣根を越えた”カップルは、劇中での壮絶さとともに映画ファン必見といえそうだ。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 2018年5月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018年04月06日女優のマーゴット・ロビー(27)は、英ヘンリー王子にいたずら電話をかけたことがあるという。『スーサイド・スクワッド』で共演した友人のカーラ・デルヴィーニュに、冗談で別人を装いヘンリー王子にいたずら電話させられたことがあるとマーゴットは明かした。マーゴット・ロビー(C)BANG Media Internationalマーゴットはこう話す。「カーラはヘンリー王子と知り合いで、『スーサイド・スクワッド』の撮影中に『ヘンリーにいたずら電話しよう!』って言ってきたの」「私は『王室の人にいたずら電話なんてできないわよ』って言ったんだけど、結局電話しちゃって。でも彼は全然怒らなかったわ」いたずら電話の詳細については語らなかったマーゴットだが、ヘンリー王子を「最高にクールな人」とし、「すごくいい人。イギリスは本当に世界で一番クールな皇族をお持ちだわね」と続けた。しかし、マーゴットがヘンリー王子とお騒がせになるのは今回が初めてではなく、2016年にもあるパーティーでヘンリー王子とその従妹のユージェニー王女、女優のシエナ・ミラー、カーラとその姉ポピーと一緒にスピード写真を撮ったことも明かしている。「撮影ブースにはたぶん5人くらいいたんだけど、中に入るまでその1人がヘンリー王子だったなんて気づかなかったわ」と話している。そんな経験のあるマーゴットは、スピード写真が気に入っていたというヘンリー王子が5月19日に控えているメーガン・マークルとの披露宴でもスピード写真ブースを設けたほうがいいのではと思っているようだ。ザ・サン紙でマーゴットは「スピード写真機をとてもお気に召していたから、結婚式にも絶対用意するべき」と話した。マーゴットと『スーサイド・スクワッド』のキャストたちはヘンリー王子以外にもいたずらをしていたらしく、映画撮影中は「ドンチャン騒ぎ」だったようだが、その詳細は一切暴露できないとして、「この事に関しては絶対何も話せないわ」「私が言えるのは、『スーサイド・スクワッド』撮影中にいくつかのことが起きたってこと。かなりすごい経験だったけど!」「ラスベガスで起きたことはラスベガスに残る。まー派手にやらかしたわね」とマーゴットは語った。(C)BANG Media International
2018年03月12日女優のマーゴット・ロビー(27)は、現地時間4日にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第90回アカデミー賞の授賞式で、ほつれた自分のドレスを修繕していたという。マーゴット・ロビー(C)BANG Media International今回、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で主演女優賞にノミネートされていたマーゴットは、ビーズのストラップが施されたシャネルの白いオートクチュールのドレスを身にまといレッドカーペットに登場。式中に、その装飾が施されたストラップが外れてしまうトラブルに見舞われるも、マーゴットはアシスタントから借りた裁縫道具でドレスを自ら縫い合わせたのだという。その後、ピープル誌に「ちゃんと直してもらう時間がなんてなかったもの!」と明かした。そのインタビューの際、同じく主演女優賞にノミネートされていたサリー・ホーキンスも自身のプリーツドレスからスパンコールが取れてきているとマーゴットに打ち明けた。また、マーゴットのドレスは14人がかりで計600時間以上を要して制作されたようで、クリスタルでできたチューブに2つの椿の花をあしらった刺繍がされた例のストラップに550時間、ドレス自体にさらに130時間がかかったという。マーゴットのスタイリスト、ケイト・ヤングはインスタイル誌に今回の衣装について、「(ストラップの)刺繍が未来的で好きだわ。刺繍ってちょっと歳を召した女性イメージに取られることもあるけど今回は使用したかったの。クールな感じが出ると思ってね」と話し、「ドレスは着ている人に衣装を身に着けていると思わせてはだめ。クチュールというのはその人とその体型に合わせたものを作るということ。手が込んだものではあっても、着心地の良いものでなくてはいけないわ。だから今回は彼女が縛りつけたり、着づらそうに見えるものではなくリアルでエレガントに見えるものを目指したの」と続けた。さらに、シャネルのアクセサリーで彩られるというのはオリジナルの構想とは異なっていたことを明かしている。「当初は時代を超えた魅力を持つエレガントで大きな、光り輝くダイヤモンドを思い描いていたわ」「「けれど実際その大きなイヤリングをドレスと合わせたら、しっくりこなかったの。もっと小さくてこぢんまりとした、私物の個性的なダイヤモンドに変更したの。小さなハギーイヤリングとシャネルのダイヤモンドスターにね」(C)BANG Media International
2018年03月06日マーゴット・ロビーが実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングに扮し、彼女の波乱万丈な半生を描いた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』。この度、本作の特報映像&メインビジュアルが公開された。今回到着した特報映像の冒頭では、マーゴットが4か月に渡って猛特訓し得た見事なジャンプが披露されている。そんな表彰台で笑顔で手を振るトーニャ(マーゴット・ロビー)の姿から一変、バックヤードでタバコを吸い、スケート靴で火を消し、「私に真実を話せって?」と言い、“あきれた!”というジェスチャーをするキラキラした姿とはまるで別人のような彼女が映し出される。さらに、棒状のもので殴る様子や、子どもだったトーニャが座っている椅子を足で倒す鬼母ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)の姿、銃に打たれそうなトーニャの姿など、次々と目を疑う映像が登場している。あわせて公開されたメインビジュアルには、「彼女は世界中から愛され、一瞬にして世界中から憎まれた」というキャッチコピーとともに、ふてぶてしい様子のトーニャが。またこの衣装は、1992年アルベールビルオリンピックでトーニャ・ハーディングが披露した衣装を完全コピーしたものとなっている。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月13日今年もアカデミー賞授賞式を目前に、ノミネートされた人々が集うランチパーティーが開催された。会場となった「ビバリー・ヒルトン」には、マーゴット・ロビー、ティモシー・シャラメ、スティーヴン・スピルバーグら170人以上の面々が集まったが、さまざまな理由で参加できない人も。長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた『Faces Places』(原題)のアニエス・ヴァルダもその1人だが、共同監督のJRのおかげで“間接的”な参加が実現した。JR監督がアニエスの写真を貼って切り抜いた、等身大サイズのダンボールを持参したのだ。毎年、このランチパーティーでは巨大なオスカー像を中心に出席者全員で集合写真を撮るのが恒例になっており、これが一大イベントでもある。もちろんダンボールのヴァルダ監督もJR監督の隣でしっかりと写真に収まった。ダンボール版ヴァルダ監督は会場で絶大な人気と注目を集め、ティモシーがうれしそうに一緒に写真を撮っている姿も目撃された。「Daily Press」紙によると約2メートルという長身の元NBA選手コービー・ブライアントの存在も、目を引いたようだ。集合写真の撮影後、参加者から「セルフィーを一緒に撮って」とのお願いが殺到したという。(Hiromi Kaku)
2018年02月06日フィギュアスケート史上最大のスキャンダル「ナンシー・ケリガン襲撃事件」と渦中のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの波乱万丈な半生を描いた話題作『I,Tonya』(原題)が、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』の邦題で5月4日(金・祝)に公開されることが決定した。『ザ・ブリザード』のクレイグ・ギレスピー監督がメガホンをとった本作は、一度は栄光を掴みアメリカ中から愛されたトーニャ・ハーディングのフィギュア界からの追放、プロボクサーへ転身と、彼女の波乱万丈な半生を描いた物語。トーニャを演じるのは、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』『ターザン:REBORN』『スーサイド・スクワッド』のマーゴット・ロビー。トーニャのスケーティングのみならず、その話し方や立ち振る舞いまで完全にコピーしたマーゴットの熱演、強烈な個性を持つトーニャの鬼母ラヴォナを演じたアリソン・ジャネイをはじめとする役者たちの力強い演技、そしてトーニャの激しく波乱に満ちた生き様が、ブラックユーモアを交えながら描いている作品の超絶な面白さが話題となり、全米でも大ヒットを記録。第75回ゴールデングローブ賞では、ミュージカル・コメディ部門・作品賞、主演女優賞(マーゴット・ロビー)、助演女優賞(アリソン・ジャネイ)の3部門にノミネートされ、見事助演女優賞を受賞。そのほか、トロント国際映画祭、ハリウッド映画賞、サンフランシスコ映画批評家協会賞などなど、前哨戦と言われる各賞レースでも多数のノミネートや受賞を獲得し、アカデミー賞最有力との呼び声が高まっている。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月22日