『300<スリーハンドレッド>』『エンド・オブ・ホワイトハウス』のジェラルド・バトラーが、宇宙ステーションの暴走による超異常気象に挑む『ジオストーム』(原題)。『インデペンデンス・デイ』を手がけたディーン・デヴリンが監督を務める本作の日本公開が、2018年1月19日(金)に決定した。未曾有の自然災害に襲われ続ける地球・人類を守るため、世界各国が団結。最新テクノロジーを搭載し、天候を制御できる気象宇宙ステーションを開発する。それにより、もはや災害は過去のものとなっていた。だが、運用開始から2年後、地球を守ってきた“宇宙ステーション”はウィルス感染により大暴走。地球に猛威を振るい始めた。不可解な異常気象を次々と引き起こす宇宙ステーションの暴走は止まらず、世界中で様々な超異常気象を作り出し、やがてそれら災害が同時多発で起きてしまう地球壊滅災害=“ジオストーム”が発生することが明らかになる。発生まで残された時間はわずか。人類滅亡までのカウントダウンが始まる中、宇宙ステーションの暴走を止めるために立ち上がったのは、その生みの親である天才科学者のジェイク(ジェラルド・バトラー)と、ジェイクの弟で天才政治家マックス(ジム・スタージェス)。ジェイクをリーダーとした世界中の科学者が集まった宇宙チーム、そしてマックスを中心とする地上チームはこの地球の危機を救えるか――。『インデペンデンス・デイ』で製作・脚本を担当したデヴリン監督を筆頭に、大災害を描く“ディザスター・ムービー”のプロたちが集う本作では、「銀座のど真ん中に降り注ぐ直径5m級の巨大な雹」「同時多発しすべてを飲み込むインドでの巨大な竜巻」「リオデジャネイロでは常夏の海が瞬時に氷結化」「香港の地底マグマによるビルのドミノ倒し」など、我々が直面している現実と想像を遥かにしのぐ光景が、大迫力で描かれるという。宇宙ステーションの誤作動を解決する任務に就き、地球存亡の鍵を握る科学者となる主人公を、いま最も注目集める俳優のひとり、ジェラルド・バトラーが務めるほか、ジム・スタージェス、エド・ハリス、アンディ・ガルシアら実力派俳優たちが顔をそろえ、宇宙規模の超大作を盛り上げる。ジェイクたちは果たして、地球上の74億人の命を守れるのか…。これまでとは別次元の圧倒的映像で贈るディザスター・アクション大作の続報を、楽しみにしていて。『ジオストーム』(原題)は2018年1月19日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月25日7月21日(金)今夜放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」は「Kis-My-Ft2」の“前列3人”が今夜限りのユニットでパフォーマンス。さらにブルゾンちえみが話題のオースティン・マホーンとのコラボを実現させるなど、見どころ満載での放送となる。2011年にCDデビューした7人組人気グループの「Kis-My-Ft2」だが、2013年に後列4人によるユニット「舞祭組」が始動、“グループ内格差”を逆手に取った楽曲などが話題となって前列3人に負けない人気を博すようになった。そんな中で上がってきたのが「舞祭組の方が音楽番組にたくさん出てない?」という声。そこで今回結成されたのが北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太の前列3人による「まえあし from Kis-My-Ft2」。「Kis-My-Ft2」を日本語に訳すと「俺の足に2回キスしな」という意味になることから、“前列”3人によるユニットということで名づけられた「まえあし」が、今回「セクシー」とテーマに、“うしろあし”4人にはできないセクシーさをアピールしたスペシャルメドレーをお届け。貴重な3人によるテレビ初出演&初パフォーマンスをお見逃しなく。また桑田佳祐が8月23日(水)に発売されるニューアルバム「がらくた」から本日より配信開始となったNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」とCMで人気の「オアシスと果樹園」の2曲を披露。さらに今夜は「キャリアウーマン」ネタで今年上半期最もブレイクした芸人の1人となったブルゾンさんが、人気のネタで使用した楽曲「Dirty Work」を歌っているアーティスト・オースティン・マホーンと待望の共演。“ブルゾン効果”で大ヒット中の「Dirty Work」を「Chiemi Remix」という形でコラボしてくれる。そのほか「SKE48」が小畑優奈をセンターに迎えた21枚目のシングル「意外にマンゴー」を、奥田民生が大ヒット公開中の映画『カーズ/クロスロード』で日本版エンディング曲となっている「エンジン」を、「THE RAMPAGE」はディスコミュージックをルーツにした注目の3rdシングル「Dirty Disco」をそれぞれ生パフォーマンスしてくれる。「ミュージックステーション」は7月21日(金)今夜20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2017年07月21日いよいよ梅雨がやってきますね。お出かけが億劫になる梅雨シーズンには、東京ステーションシティで遊ぶのが正解。東京駅直結だから、どこへ行くのも雨に濡れず移動できます。今回は、東京ステーションシティ内のおすすめスポットをご紹介します。ショッピングやグルメ、エクササイズを楽しみ、梅雨シーズンも元気に過ごしましょう!雨を気にせずショッピング&グルメを満喫●ショッピングで限定アイテムをゲットJR東京駅丸の内地下エリアのうち改札内を「グランスタ」、改札外を新施設「グランスタ丸の内」として整備が進んでいます。2017年4月27日には第2期21店舗がオープン。注目の第2期開業ショップと東京駅限定商品、グランスタ新エリアのマスコットガール「ふくらむちゃん」をモチーフにした商品をチェックしましょう。●ワインショップ・エノテカ「SHINKANSEN カヴァ」:2,700円(税込)家飲みはもちろん、ギフトとしても好評なスパークリングワイン“カヴァ”の限定ラベルです。きめ細かい泡とともに、りんごやハーブのフレッシュな香りが立ち上る1本。みずみずしい果実味、コク、キレのある飲み口を堪能しましょう。新幹線と東京駅をデザインしたパッケージが個性的。●Neue(ノイエ)「東京駅舎モチーフツバメノート」:410円 (税込)東京駅丸の内駅舎とステーショナリーの超定番「つばめノート」がコラボしました。店内にはノート以外にも限定アイテムがそろっています。●シェアードトーキョー「てぬぐい ふくらむちゃん」:1,188円 (税込)全面に「ふくらむちゃん」を描いた手ぬぐいは、大胆なデザインながら、ほんわかした雰囲気。昔ながらの技法「注染」で染め上げています。手ぬぐいで東京土産を包むのもおすすめの使い方です。●「Fubutsushi」のできたてグルメを召し上がれエキュート東京内では、併設の厨房で作りたてのお惣菜やスイーツを提供しています。フロア内のスペース「Fubutsushi(フーブツシ)」では、購入した商品を食べられますよ。できたてホヤホヤのグルメを気軽に味わえると大好評です。「Fubutsushi」内には自由に利用できる電源付きハイカウンターも完備。充電などに便利です。●サンドイッチハウス メルへン「厚切り三元豚カツ入り4色パック」756円(税込)1日2,000個以上のサンドイッチを販売する人気店。中でもリピーターが多いのが厚切りにした三元豚ロースカツを贅沢に使った1品です。卵、ロースハム&レタス、甘夏イチゴ生クリームもセットになってボリューム満点。●おむすび結庵「ほっくり鮭」:210円(税込)売り上げNo.1の「ほっくり鮭」には、北海道産の時鮭が使われています。ふんわりした食感は、鮭を蒸し焼きにしているから。海苔が別袋になっているから、食べるときに海苔のパリッとした食感を楽しめます。●京葉ストリートは限定スイーツの宝庫京葉線へ向かう通路にある「京葉ストリート」には、美味しそうなスイーツがずらり。手土産の購入にピッタリです。東京駅限定のスイーツを買うならイチオシのスポットですよ。●シレトコファクトリー「TOKYO☆駅舎」:420円 (税込)ドーナツの中からシレトコファクトリーのキャラクター「クマゴロン」がこんにちは。1つひとつ手描きのデコレーションドーナッツなので、クマゴロンの顔が少しずつ違うのもポイントです。●柿の木坂キャトル「うふプリンミックス 4個入」:960(税込)本物の卵の殻にプリンが詰まっているユニークな商品です。4月下旬に新発売された抹茶フレーバーを含めた4種類のプリンを食べくらべてください。パッケージには東京駅丸の内駅舎が描かれています。ホテルやジムでリフレッシュ!東京ステーションシティには東京ステーションホテルやホテルメトロポリタン丸の内、フィットネスクラブも含まれています。リフレッシュしたい人には見逃せないスポットです。●東京ステーションホテル東京駅直通のホテルで非日常感、旅行気分を味わいましょう。イチオシは「ホテルクレジット付宿泊プラン」。館内すべての施設、サービスを利用できる1万円のホテルクレジット1万円分が付いてきます。レストラン、バー、スパなど使い道は自由自在。ゲストラウンジ「アトリウム」での朝食ビュッフェも楽しみの1つです。「ホテルクレジット付宿泊プラン」概要提供期間:6月1日(木)~7月14日(金)料金:1泊1室2名 66,076円~(消費税・サービス料・宿泊税込)※1室につきホテルクレジット1万円分、ゲストラウンジ「アトリウム」での朝食ビュッフェ付きURL:●THE JEXER TOKYO Annex「URBAN HEART BEAT ~オトナのフィットネスに新しい体験を~」がコンセプトの新感覚フィットネスクラブがオープン。外履きのシューズやスーツのまま利用可能、短時間で効率的なフィットネススタイルなので、仕事帰りに立ち寄れるのも魅力です。エクサイズ後は定期開催の DJ タイムや、ラウンジにあるミニバーでくつろげます。※URL:東京ステーションシティの充実ぶりに驚いたのでは?雨でも“エキナカ”なら快適で楽しく遊べますよ。スポット詳細東京ステーションシティ所在地:東京都千代田区丸の内1URL:
2017年05月26日東京駅丸の内駅舎の中に位置する東京ステーションホテルでは、桜をテーマにした限定コースやスイーツ、カクテルを提供する「SAKURA Promotion」が3月1日(水)から3月31日(金)まで開催されます!一足早い春を感じに、ホテルにおでかけしてみませんか?ひと足はやく春を体感!色あざやかな特別メニューメインダイニングのレストラン「ブラン ルージュ」では旬の食材に、桜花や桜塩をアクセントに使ったランチコースが楽しめます。「ロビーラウンジ」では人気メニュー・フレンチトーストの桜バージョンや、春の食材を使った華やかなランチセットメニューが用意されます。また、バー&カフェ「カメリア」とバー「オーク」ではそれぞれ桜カクテルが登場。ホテルの限定メニューで、春の訪れを心ゆくまで楽しめそうですね。●レストラン「ブラン ルージュ」「Menu SAKURA」総料理長石原雅弘が創りあげる、桜をイメージした春限定メニューです。ふわりと香る真鯛の桜花塩漬けマリネからはじまり、春菊の香りを纏った蕪のスープ、イトヨリのポワレ、ロゼ色にローストしたフランス産仔牛を桜塩でいただきます。旬の食材をふんだんに使った‟春を食すコース“です。時間: ランチ 11:30~14:00L.O.価格: ランチ 6,800円(税込サ別)お問い合わせ: 03-5220-0014(直通)●「ロビーラウンジ」「桜フレンチトースト」ロビーラウンジのシグネチャースイーツ・フレンチトーストの桜バージョンです。生地に桜フレーバーをしみ込ませて焼きあげるので、ほのかに桜の香りがするふわとろ食感を楽しめます。桜風味のジュレを合わせると口いっぱい春の味わいに。時間:10:30~なくなり次第終了価格:桜フレンチトースト 2,650円 (税込サ別)*コーヒーor紅茶つきお問い合わせ:03-5220-1260(ロビーラウンジ直通)「バトネ プランタン」昨秋から登場し、ロビーラウンジで最も人気の高いランチセットメニューの「バトネ」が、春の装いにって登場。様々な食材を組み合わせた5種のオープンサンドは、前菜仕立て・メインディッシュ・スイーツスタイルと、まるで一皿でコースを食べているように味わえます。(左から)生ハム×トリュフ香るクリームチーズローストビーフ×チョップドサラダ×わさびマヨネーズエスニック風味の海老×タマゴディップ帆立貝のスモーク×アボカド×バジル小倉風味と抹茶風味の豆乳ホイップ×いちご時間:10:30~17:00 L.O.価格:2,880円(税込サ別)*サラダorスープ、コーヒーがセットお問い合わせ: 03-5220-1260(ロビーラウンジ直通)●バー&カフェ「カメリア」「SAKURAカクテル」カメリア バーテンダーが〈お花見〉をイメージして創った、美しいSAKURAカクテルです。視覚で春を感じられそうですね。(左から)◆桜マティーニ 1,650円オレンジとグレープフルーツで香りづけしたフレーバーウォッカを使い、爽やかさと甘みのバランスのとれた味わいに。桜の花びらが春の訪れを告げます。◆桜花ギムレット 1,900円桜フレーバーのジンにフレッシュみかんとライムを合わせて、甘酸っぱさが心地よいカクテル。時間:11:30~23:30 L.O.価格:各1,650円~2,150円(いずれも税込サ別)お問い合わせ:03-5220-1951(カメリア直通)●バー「オーク」「SAKURAカクテル」国内外のウィスキーを豊富に揃えたバー〈オーク〉では、男女でそれぞれ楽しめる桜カクテルが用意されています。(左から)◆桜ベリーニ 2,150円〈女性向け〉ピーチネクターと桜シロップを使い、シャンパーニュで仕上げました。桃と桜の甘い香りとキレが特徴です。◆桜ハイボール 1,900円〈男性向け〉国産ウィスキーの代表銘柄「山崎」と桜リキュールのハイボール。上品でいて深みのある味わい。時間:17:00~23:30 L.O.価格:1,900円、2,150円(いずれも税込サ別)お問い合わせ:03-5220-1261(オーク直通)いかがでしたか?東京駅すぐの東京ステーションホテルで、春らしい優雅な時間を過ごしましょう。
2017年02月05日年末恒例のテレビ朝日系大型音楽特番『ミュージックステーションスーパーライブ2016』が、12月23日(19:00~23:10)に放送されることが18日、明らかになった。今年は、クリスマスSPとして放送され、豪華アーティストが共演。出演アーティストやスペシャルメドレー、コレボレーションなどについては、今後発表される。MCはタモリと、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー。
2016年11月18日アメリカ発のライフスタイルブランド「アレックス アンド アニ(ALEX AND ANI)」が、アレンジ自由なネックレス「チェーン・ステーション」を伊勢丹新宿本店 本館2階=アーバンクローゼットのポップアップストアにて6月29日(水)より先行販売予定。ネックレスのチェーンの長さやチャームの数、つける位置を自由にアレンジできる「チェーン・ステーション」。ネックレス本体とチャームは全て別売りで、チャームは、ALEX ANDANI を代表するシンボルやイニシャル、誕生石のカラーバリエーションが揃うガラスビーズなど、自分だけの“ストーリー”を表現できるアイテムが揃う。常設店での取り扱いは7月6日(水)からスタート。伊勢丹新宿本店のポップアップストア同様に、期間限定でお得なセット販売もあるので見逃せない。製品概要【セット販売期間】伊勢丹新宿本店:6月29日(水)~7月5日(火) ※先行販売常設店:7月6日(水)~7月19日(火)【セット販売内容】ネックレスチェーン(7400円)に、好みのチャームを 1個+500円、合計7900円。※複数のチャームを購入した場合は、一番高いチャームをセット価格として販売。※チェーンのみ、チャームのみと単品でのご購入の場合は、正規金額での販売。(数量限定・無くなり次第終了)※期間・数量ともに限定となり、無くなり次第終了。※常設店ではセット販売終了後も、正規料金として販売は継続。お問い合わせ株式会社大沢商会 TEL:03-3527-2683公式オンラインストア: www.alexandani.jpFacebook : alexandaniInstagram : @aa_japan
2016年06月24日5月20日(金)放送の「ミュージックステーション」(以下、「Mステ」)にて、ソロ名義で「Mステ」初出演となるDAIGOが、先月執り行われた自身の結婚披露宴でサプライズ演奏し、大きな話題を呼んだ自作のプロポーズソング「K S K」をテレビで初披露することが分かった。今回の「Mステ」では、出演アーティストが選ぶ「とっておきの切ない1曲」を大発表!自身のプライベートな思い出とともに、その楽曲を選んだ理由や思い入れが語られるという。今回、DAIGOさんがテレビで初披露することとなった「K S K」は、プロポーズの言葉「結婚して下さい」を“DAI語”で表したもので、歌詞の中にも出てくる通り「キセキ」という意味も込められているそう。当初、披露宴にてサプライズ演奏するために制作された楽曲だったが、今回多くの反響を受け、CDリリースと配信も急遽決定している。さらに、歌詞中に登場する、愛を確かめ合ったという“交換日記”。この“交換日記”とはいったいどんなものだったのか?愛を育んだエピソ-ドも明かされる。そのほかの出演者には、「セイコー ルキア」CMソングに起用されている新曲「信号」を披露するaikoをはじめ、松本潤主演のドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」の主題歌を披露する2週連続出演の「嵐」、そして「A.B.C-Z」、きゃりーぱみゅぱみゅ、「back number」ら豪華なラインナップ。彼らが「とっておきの切ない1曲」として、m-flo loves YOSHIKA、クリープハイプ、椎名林檎、「BOOWY」、松山千春など様々な楽曲を選ぶという。どのアーティストがどんな楽曲を選んだのか?豪華アーティストたちの新たな素顔が垣間見えるトークと共に、本放送で確かめてみて。「ミュージックステーション」は5月20日(金)20時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年05月20日加賀ハイテックは25日、j5 createブランドから、AndroidスマートフォンやAndroidタブレット向けのドッキングステーション「JUD650」を発表した。3月30日から発売する。店頭予想価格は9,980円(税別)前後。Androidスマートフォン/タブレットにインタフェースを追加できるドッキングステーション。本体はスタンド状になっており、端末の縦置きと横置き、角度の調整が可能。増設できるインタフェースは、USB 2.0×4、HDMI×1、D-sub×1、ステレオ音声出力など。映像出力は最大1,920×1,200ドットまで対応する。本体にはボリューム調整ボタンのほか、スクリーンショット撮影、動画ストリーミング再生、データ転送用というボタンを装備。最大1.5A出力が可能な充電用ポートも搭載する。本体サイズはW110×D180×H20mm、重量は227g。対応OSはAndroid 4.4以降。
2016年03月28日KickSharkは28日、USB Type-Cポートを備えるMacBookなどと接続して使用するドッキング・ステーション「HydraDock」を発表した。現在は2016年2月出荷分の予約注文を受け付けており、価格は229米ドル。HydraDockは、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で開発資金を集めていたプロダクト。2015年5月の段階で約8万ドルを集め、資金調達に成功していた。本体が備えるポートは、USB 3.1 Type-C×3基(1基は900mA対応)、USB 3.0 A×4基(900mA対応)を搭載。USBハブや充電器として利用できる。そのほか、SDXCメモリーカードスロットとGigabit Ethernet対応有線LAN×1基も搭載し、無線LANしか持たないMacBookにも有線LAN環境を増設可能。オーディオ入出力ポートも備える。映像出力インタフェースとして、Display PortとHDMIも装備。3,840×2,160ドット(4K)/30Hzの映像出力に対応する。電源はACアダプタのほか、USBのバスパワーでも動作可能。本体上面は斜めになっているので、MacBookなどを乗せたときに、キーボード面に角度が付く。
2015年12月28日東京ステーションシティでは、2016年1月15日(金)~2月26日(金)の期間、「JR東日本 帰ってきたぞ!我らのウルトラマンスタンプラリー」を開催する。これに合わせて、グランルーフ・グランルーフフロントにて関連イベント「東京駅に来たぞ! 我らのウルトラ6兄弟」を開催し、駅構内店舗にてオリジナル商品を販売するなどする。グランルーフ・グランルーフフロントの各飲食店では、「ウルトラ大きい」「ウルトラ辛い」などこの期間限定の「ウルトラメニュー」20品(数量限定)を一斉に展開する。ウルトラメニューを注文すると、ウルトラ6兄弟のオリジナルめんこがもらえる。どうやって食べようかと、一瞬固まってしまいそうになるのが「HAMBURG WORK」(グランルーフフロント)の約40cmも積み上げられた「ウルトラタワーハンバーガー」。お値段、4,600円。タワーの麓のフライドポテトの山にも注目だ。「築地寿司清」(グランルーフ)からは、「ウルトラ太巻き」(3,240円)が登場。贅沢にイクラがこぼれおちる豪快な一品。なんだか景気がいい気分になりそうだ。「鳥元」(グランルーフ)の「ウルトラ鶏天丼」(1,000円)は、リーズナブルな上にボリューミーでお得な一品。約20cmの鶏天を豪快に頬張りたい。(text:Miwa Ogata)
2015年12月28日東京ステーションシティのエキナカ各商業施設、「グランスタ」「グランスタダイニング」「エキュート東京」「京葉ストリート」では、お年賀のギフトにぴったりの正月限定商品が販売される。年始の挨拶や新年会のお手土産にいかが?旧年中の干支ひつじと新しい年の干支さるにちなんだ、「あわ家惣兵衛」(グランスタ ダイニング)のお正月用のおまんじゅうギフト「ゆく年くる年」(1,850円)や、「銀座 文明堂」(エキュート東京)の干支のさるをモチーフにした「干支カステラ特1号」(1,728円)など、老若男女から愛されるお菓子は、お正月の親戚の集まりのお手土産などにおすすめ。「和楽紅屋」(エキュート東京)は、黒豆やごぼう、昆布などおせち料理に用いられる縁起の良い食材を使用したお菓子の詰め合わせ「和楽紅屋 迎春ギフト」(2,000円)、「自由が丘 蜂の家」(グランスタ)のまゆをかたどった5食のひとくち最中「干支のまゆ最中 10個入り」(1,134円)は仕事先での挨拶まわりにも最適。そのほか、「日本市」(エキュート東京)の、だるまの中に、歌舞伎の特徴でもある「七五調」を生かした、リズムがありながら粋なお告げが書かれたおみくじが入った「歌舞伎だるまみくじ」(432円)は東京駅限定なので、帰省のおみやげにも良いかも。また1月12日(火)~24日(日)までエキュート東京では「いちご Week」が開催となる。菓匠 禄兵衛の「福いちご」(1個270円)や、ティラミス スペシャリテシーキューブの「いちごのティラミスL」(1,620円)など、旬がはじまる苺を使った和菓子やスイーツがラインナップするので、合わせてチェックしてみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2015年12月22日センチュリーは8日、スティックPCを差し込めるオールインワン・ドッキングステーション「裸族のお立ち台 for STICK PC」(CROSU2SPC)を発表した。12月中旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は9,800円前後(税込)。HDDスタンドに、スティックPCを挿し込むHDMI端子を搭載したオールインワン・ドッキングステーション。本体のHDMI出力を液晶ディスプレイに接続することで、液晶ディスプレイにスティックPCを挿さずに運用できる。そのほか、3ポートのUSBハブ機能、3.5インチ および2.5インチHDD×1台の増設スロットを持つ。HDDは最大8TBの容量まで対応。本体からスティックPCへの電源供給も行われ、スティックPCの起動と終了に合わせてHDDを回転・停止させるPC電源連動機能も搭載。インタフェースはデバイス側がSATA 3.0、ホスト側がUSB 2.0となる。本体サイズはW130×D71×H55mm、重量は約360g。対応OSはWindows 8 / 8.1 / 10。
2015年12月09日米国のユナイテッド・ローンチ・アライアンスは12月6日(現地時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給する「シグナス」補給船運用4号機(OA-4)を搭載した、「アトラスV」ロケットの打ち上げに成功した。シグナスは昨年10月に打ち上げに失敗しており、使用するロケットを変え、約1年ぶりの打ち上げ再開となった。関連記事・打ち上げ失敗から1年、「アンタリーズ」ロケットは再び輝く星になれるかロケットは日本時間2015年12月7日6時44分(米東部標準時12月6日16時44分)、米国フロリダ州にある、ケイプ・カナヴェラル空軍ステーションの第41発射台から離昇した。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約21分5秒後にシグナスを分離、所定の軌道に投入した。シグナスOA-4は太陽電池パドルの展開や、地上との通信の確立にも成功。この後、12月9日20時10分ごろに、ISSに到着する予定となっている。打ち上げは当初、12月3日に予定されていたが、天候不良により、この日まで連日延期を重ねていた。○シグナス補給船シグナス補給船は、米国のオービタルATKが開発、製造した補給船で、ISSに物資を補給することを目的としている。シグナスの打ち上げは今回が5機目となり、1号機は試験機ながらISSとの結合に成功。しかし4号機はロケットが打ち上げに失敗したことで失われている。また、2号機からはNASAからの物資輸送の発注を受け、オービタルATKがシグナスを運用する「商業補給契約」(CRS)に基づいて運用が行われている。今回のシグナスOA-4では、初めて「改良型シグナス」(Enhanced Cygnus)という新しい機体が使われた。改良型は従来型と比べ、物資を搭載する「与圧貨物モジュール」が広くなり、搭載できる物資の量が従来型の2トンから、最大3.5トンにまで大きく増えている。また、それに伴いバッテリーや電子機器などが収められている「サービス・モジュール」も大きく改良され、大型の円形太陽電池パドルが搭載されるなど、外見も大きく変わっている。シグナスOA-4には、食料品や生活用品、ISS内で使われる装置や部品、科学機器、ISSから放出される超小型衛星など、合計3350kgもの物資が搭載されている。シグナス全体やサービス・モジュールはオービタルATKが開発、製造、組み立てを手掛けているが、与圧貨物モジュールは欧州のタレス・アレーニア・スペースが製造している。同社はスペース・シャトルに搭載にされていた与圧コンテナの「多目的補給モジュール」も開発、製造した実績があり、その技術が活かされている。またシグナスには、過去に活躍した宇宙飛行士の名前を愛称として付けるという慣例があり、今回のシグナスには「S.S. ディーク・スレイトンII」という愛称が付けられている。○打ち上げ停止中のアンタリーズに代わりアトラスVで打ち上げシグナスは本来、同じオービタルATKが運用する「アンタリーズ」ロケットで打ち上げられているが、昨年アンタリーズは打ち上げ失敗事故を起こし、現在は打ち上げ停止となっている。同社は、失敗の原因とされているロケット・エンジンを別の新しいものに変え、打ち上げ能力も向上させた「改良型アンタリーズ」の開発を行っているが、完成は早くとも2016年の春ごろの予定で、その間は「アトラスV」ロケットを使ってシグナスを打ち上げることになった。アトラスVは、米空軍とロッキード・マーティンが開発したロケットで、主に米国の軍事衛星やNASAの衛星などの打ち上げで使用されている。2002年の1号機打ち上げ以来、安定した打ち上げを続けており、今回で60機目の打ち上げとなった。アトラスVによる打ち上げはもう1回分予定されており、オービタルATKは改良型アンタリーズの完成が遅れてもISSへの物資補給は滞らないように、体制を立てている。
2015年12月08日東京ステーションホテル(東京都千代田区丸の内)はこのほど、バー&カフェ「カメリア」およびバー「オーク」にて、"100周年記念カクテル"「1915」を販売開始した。○ユーザーの支持で、ホテル開業100周年記念カクテルが誕生同ホテルでは、100周年記念プロモーションとしてユーザー参加型の「100周年記念 カクテルコンペティション」を開催、"100周年記念カクテル"「1915」が誕生した。同商品は、ホテルとともにあり続ける、利用者に選ばれたシグネチャーカクテルとして、ホテル開業100周年記念日の11月2日より、通年販売する。価格は1杯1,300円(税込・サービス料10%別)。「100周年記念 カクテルコンペティション」は、「ホテルの節目に相応しく、100周年記念カクテルをお客様に選んでいただきたい」というバーテンダーたちの声から生まれた企画。社内選考で12カクテルから3カクテルに絞り、8月24日から10月25日の間、2つのバーで実際にカクテルを販売し、ユーザーに投票してもらった。カクテルコンペティションでは3カクテル合計の販売数が1,361杯に達し、期間中多くのユーザーがその味わいを楽しんだ。販売数(1杯1ポイント)と3種類飲んでの投票によるポイント数(1投票5ポイント)、そして、11月1日のスペシャルイベントでの最終投票によるポイント数(1投票5ポイント)の合計を経て、もっとも支持の高かった「1915」が100周年記念カクテルに決定した。「1915」は販売数が452ポイント、飲み比べての投票は3カクテルの中でもっとも多く400ポイント、11月1日の最終投票では同じく投票数がもっとも多く250ポイント、合計1,102ポイントを獲得。「1915」を飲んだユーザーからは、「ベースは日本酒なのにほのかに甘味がある」「バランスがよい」「印象的なブルーの色」との声が寄せられた。"100周年記念カクテル"「1915」は、日本酒をベースにスミレやココナッツのリキュールを加え、華やかな香りとバランスの良い甘さ、ホテルカラーの"濃藍色(こいあいいろ)"が印象的なカクテル。考案者の大野琢治氏は「自分の考案したカクテルが100周年記念カクテルになったこと、何よりも多くのお客様に支持されたことに感謝申し上げます。ぜひカクテルを飲みにお越しください」とコメントしている。また総支配人の藤崎斉氏は、「お客様とともに100周年記念カクテルが誕生したことを嬉しく思います。本日、東京ステーションホテルは100周年を迎えました。先人達に感謝しながら"未来は過去より永い"と胸に刻み、次の100年へのバトンを繋いでまいります」と述べている。
2015年11月09日シネックスインフォテックは15日、スターテック・ドットコム・ジャパン製のUSBドッキングステーション「USB3SMDOCKHV」の取り扱いを開始した。価格はオープンで、店頭予想価格は税別15,559円。PCに接続することで、HDMI出力、D-Sub、USB 3.0、ギガビットLANの端子をそれぞれ1基ずつ増設できるドッキングステーション。端子の少ないUltrabookなどのモバイルノートPCに適する。本体との接続はUSB 3.0。本体サイズはW125×D55×H17mmで、重量は80g。ケーブル長は93mm。別売のUSB Type-A/USB Type-C変換ケーブル「USB31CAADP」を使うことで、新しいMacBookへの接続も可能。こちらの価格は税別で3,836円。
2015年10月16日楽天Edyは1日、東燃ゼネラルグループのEMGマーケティングと共同で、同日から全国のエッソ・モービル・ゼネラルの約1,100のセルフサービスステーションで、電子マネー「楽天Edy」決済が可能になったと発表した。両社は2015年7月3日から沖縄県内にあるセルフサービスステーション「エッソ エクスプレス(Express)」全21店舗において「楽天Edy」決済を開始していたが、 「楽天Edy」が全国のエッソ・モービル・ゼネラルのセルフサービスステーションに導入されたことで、 ユーザーは決済手段の選択肢が増え、 さらに「楽天Edy」で支払うと、 楽天スーパーポイントやANAのマイル等も貯めることが可能になる(200円で1ポイント付与、 または200円で1マイル付与)。楽天Edyは、 今回のサービスを通して、 利便性の高い決済手段を提供し、ユーザーに対するさらなる満足度の向上を目指していくとしている。○サービス概要全店導入日: 2015年10月1日(木)~導入店舗:全国の「エクスプレス」を中心とした、 セルフサービスステーション約1,100SS(対象店舗はこちらで検索)利用可能店舗には、 店頭に下記のアクセプタンスマークが掲示されている。
2015年10月01日虎屋はこのほど、東京ステーションホテル内店舗「TORAYA TOKYO」で新メニュー「生姜みぞれ」の販売を開始したほか、8月8日から「日向夏と温州みかんの氷」を店舗限定で販売する。「生姜みぞれ」は、国産のしょうがを使用したしょうが蜜が別添えになったかき氷。氷の下には白小倉あんが敷かれ、まわりには白水ようかんが添えられている。また「日向夏と温州みかんの氷」は、日向夏と温州みかんをブレンドした蜜とみかんの寒天のさわやかな味わいが特徴。氷の下にはしろあんが敷かれている。価格はいずれも1,080円(税込)で共に9月30日まで販売される。
2015年08月05日グリーンハウスは3日、液晶ディスプレイの背面にWindowsタブレットを取り付けるためのドッキングステーション「PiggyBack」を発表した。9月中旬より発売する。価格はオープン。18.5型 / 21.5型ワイド液晶ディスプレイとのセットモデルも用意されている。液晶ディスプレイの背面に取り付けられる、Windowsタブレット用ドッキングステーション。タブレットとドッキングステーションはUSBケーブルで接続。本体にはUSB 3.0ポート×3基やLANポートなどを備え、USBキーボードやマウス、LANケーブルなどを接続でき、タブレットPCをデスクトップPCのように使用できる。接続時に、同製品のLANアダプタのMACアドレスを、タブレットPCで使用していたものに自動的に変換する、MACアドレス自動変換機能を搭載。ほか、デスクトップアイコンの位置を自動で復元する「デスクトップアイコンの配置復元機能」や、アイコンのサイズを自動変更する「デスクトップアイコンの自動サイズ変更機能」なども備え、USB機器の一括取り外しも可能となっている。取り付けはVESA75mm / 100mmに対応。LANポートはGigabit Ethernet対応LANポート×1を搭載し、映像出力インタフェースとしてDVI-I×1を装備。マイク入力 / ヘッドホン出力も搭載する。ACアダプタを引っかけておくためのフックと、タブレット抜き取り防止ベルトが付属。本体サイズはW340×D68×H139mm。タブレット収納スペースはW321.5×D16.9×H114.5mm。使用できるタブレットの目安は7インチ~13インチまでで、厚さ16.9mm以下のものに限られる。
2015年08月03日東北大学は7月30日、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟において、微小重力環境を利用したお酒のまろやかさの形成に関する研究に協力すると発表した。これまでの研究で、液体の対流を抑制した環境では、お酒の分子構造の高次化が促進し、まろやかさが形成される可能性が示唆されている。今回の実験では、微小重力環境によってもたらされる無対流状態において、お酒のまろやかさへの効果を検証する。具体的には、8月16日に打ち上げが予定されているISS補給機「こうのとり」5号機にサントリーで製造した酒類(40%アルコール水溶液と熟成期間の異なる5種類の蒸溜酒、計6サンプル)を搭載し、「きぼう」日本実験棟に運んだ上で、「きぼう」へ運んだサンプルと、同じサンプルで同期間日本国内で保管されたものを解析し、両者を比較する。サンプルは2つのグループに分けられており、第1グループは約1年間、第2グループは2年以上の複数年にわたって実験を行う。
2015年07月30日東京ステーションシティ運営協議会は、8月4日~31日の28日間、東京駅をはじめとした東京ステーションシティ内、および周辺エリアの合計35店舗で、「東京クラフトビール散歩」を開催する。○期間限定ビアガーデンもオープン同イベントは、参加各店で個性豊かなクラフトビールを味わえるイベント。東京駅周辺エリアは日本有数のビジネス街であり、多彩な店が集まる商業集積地でもあることから、同エリアに勤めている人に、バラエティ豊かなクラフトビールを切り口として近隣店舗の新たな魅力を発見してもらうことで、アフターワークの充実やエリアの更なる賑わい創出につながることを目指すという。また、同イベント開催に合わせ、8月4日~8日の5日間、東京駅八重洲口グランルーフ2階デッキにて、樽生クラフトビールや「東京」にちなんだクラフトビール等、約10種類を集めた期間限定のビアガーデンをオープンする。営業時間は11時~22時。雨天中止。
2015年07月19日2015年6月28日に発生した「ファルコン9」ロケットの打ち上げ失敗は、大きく2つの点で衝撃を与えた。1つは、かねてより滞っていた国際宇宙ステーション(ISS)への物資の補給がさらに輪をかけて滞る事態になったこと、もう1つは「新たなる宇宙開発の形」という期待を受け、民間企業の主導によって開発されたロケットが、昨年10月の別のロケットに続いて、ファルコン9も打ち上げに失敗したことだ。はたしてISSの運用と、民間の宇宙開発の今後は大丈夫なのか。そもそも今回の失敗はなぜ起きたのか。本連載では打ち上げ再開までの動きを追っていく。第1回では、ファルコン9ロケットの概要について紹介した。第2回の今回は、ドラゴン補給船の概要と、今回の失敗で失われたISSへの補給物資が、ISSの運用にどのような影響を与えたのかについて見ていきたい。○ドラゴン補給船運用7号機今回打ち上げに失敗した「ファルコン9」ロケットには、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を送り届ける「ドラゴン補給船運用7号機(CRS-7)」が搭載されていた。第1回で採り上げたファルコン9と同じく、ドラゴンもまた、スペースX社が開発を手掛けた。開発の背景には、やはりファルコン9と同じく、米航空宇宙局(NASA)が進める、ISSへの物資や宇宙飛行士の輸送を民間の会社に担わせるという計画があった。スペースX社は物資を運ぶためのドラゴン補給船と、宇宙飛行士を運ぶためのドラゴン宇宙船、そしてそれらを打ち上げるロケットのファルコン9を、並行して開発した。ちなみに同じ計画の下で、オービタル・サイエンシズ社(現オービタルATK社)も「アンタリーズ」ロケットと「シグナス」補給船を開発している。ドラゴンとシグナスの一番の差は、補給船に再突入能力があるかないかという点で、シグナスはミッション終了時に大気圏に再突入して燃え尽きるが、ドラゴンは再突入に耐え、地球に帰還できるように造られているため、たとえばISSでの実験の成果物などを搭載して、地球に持ち帰ることが可能となっている。また有人版のドラゴン宇宙船を開発する際の基礎にもなっている。今回の失敗までに、ドラゴンは8機が打ち上げられている。試験機1号機(ミッション名「SpX-C1」)は2010年12月8日に打ち上げられ、スラスターや通信機器の試験を行い、地球を2周した後、地球に帰還した。試験は滞りなく進み、船体も無事に太平洋に着水し、ミッションは大成功に終わった。続く試験機2号機(SpX-C2+)は2012年5月22日に打ち上げられ、早くもISSとのランデヴー(接近)と、ISSのロボット・アームによる把持、結合までやってのけた。当初の計画では安全性を重視し、ISSとのランデヴーまで行い、そのまま結合はせずに地球に帰ってくることになっており、把持と結合はこの次の試験機3号機(SpX-C3)で行われる予定だった。しかし、試験機1号機の試験結果が良好だったことなどを踏まえ、SpX-C2+でまとめて行われることになった。SpX-C2+の「+」の記号は、SpX-C3のミッション内容が足された、ということを表している。そして同年10月8日、NASAとの契約に基づいて商業補給を行う、実運用1号機(CRS-1)が打ち上げられた。この打ち上げではファルコン9の第1段が問題を起こしたものの、打ち上げは成功し、ドラゴンは問題なくISSに到着、補給を行った。続くCSR-2は2013年3月1日に打ち上げられたが、ロケットからの分離後にドラゴンのスラスターが故障する問題に見舞われた。その後、問題は解決し、予定は遅れたもののミッションは成功している。その後も2014年にはCRS-3とCRS-4の2機が、また2015年にはCRS-5とCRS-6の2機がすでに打ち上げられおり、いずれも成功している。ドラゴンが「宇宙の宅配便」として大きな成果を挙げていた矢先の、今回の失敗だった。○ドラゴンCRS-7の積み荷ドラゴンCRS-7には合計1867kgの補給物資が搭載されていた。内訳としては、食料品や衣服などの日用品が676kg、ISSで使われるハードウェアが461kg、科学機器が529kg、コンピューターやカメラなどの部品が35kg、船外活動(EVA)用の装置が166kgとなっている。また地球への帰還時には、620kgの物資が代わりに搭載されることになっていた。今回の積み荷の中で最も注目されていたのは、インターナショナル・ドッキング・アダプター(IDA)と呼ばれる部品だった。IDAは新しく開発された宇宙船のドッキング機構で、スペースX社が開発中の宇宙船「ドラゴンV2」や、ボーイング社の「CST-100」などをドッキングさせるために使われる。IDAの取り付けに備えて、5月27日にはISSのモジュールを移設するという大掛かりな作業も行われていた。ただ、IDAは2か所に設置されることになっていたため、今も地上に1つが残ってはおり、またNASAによると再生産も可能とされるため、計画が遅れる以外に大きな影響はないだろう。最も残念だったのは、学生が開発したり、計画に参加したりしている実験機器などが失われたことだ。いくつかの機器については予備機があったり、また再生産したりすることで再挑戦できる機会があるが、すべてがそうというわけではない、また、論文の執筆などに影響も出るだろうし、卒業し、実験にかかわれなくなる人もいることだろう。それを考えると、非常に残念な結果となってしまった。○8か月間で3回の補給失敗今回のドラゴンCRS-7の失敗で最も大きな影響を受けたのは、ISSに滞在している宇宙飛行士たちだった。ISSは、水などの再利用はいくらか行われているものの、基本的には地球からの補給物資に頼って運用されている。それらが届かないということは、ISSが兵糧攻めに遭うようなものである。さらに悪いことに、2014年10月28日にはシグナス補給船運用3号機(Orb-3)が、そして2015年6月28日にはプラグリェースM-27M補給船が打ち上げに失敗しており、8か月の間に7機中3機の補給線が失敗するという前代未聞の事態となった。もちろん、補給がなくともある程度は運用が続けられるように物資は蓄えてあるが、それにも限度がある。ただでさえ蓄えが少なくなっているところに、追い討ちをかけるように今回の失敗が起きたのだ。ドラゴンCRS-7が失敗した直後、NASAは「現時点で、今年10月いっぱいまでは通常通り運用できるだけの蓄えがある」と発表した。補足すると、これは11月1日以降に食べる量を減らすなどの運用に多少の制限が生じる恐れがある、という意味であり、10月いっぱいで食料や水が底を尽く、ということではない。ただ、それでもISSの運用計画を大幅に見直すことになるため、その影響は計り知れない。また、あくまでドラゴンCRS-7が失敗した時点での話であるため、今後打ち上げられる補給船によって、蓄えの量は徐々に回復されていくことにはなる。ただ、言うまでもなく成功すればの話であり、今後も補給船が打ち上げに失敗し、物資がISSに届かないようなことがあれば、ISSの運用に支障が出る可能性が残り続けることになる。7月3日には「プラグリェースM-28M」補給船が打ち上げに成功し、約3か月ぶりにISSに物資が送り届けられた。また8月16日には日本の補給機「こうのとり」5号機の打ち上げも予定されている。その後も、9月21日には「プラグリェースM-29M」補給船、11月21日には「プラグリェースMS」補給船、12月3日には「シグナス補給船運用4号機」(昨年アンタリーズ・ロケットが失敗したため、アトラスVロケットが使われる)の打ち上げが続く予定だ。だが何よりも、ドラゴン補給船とファルコン9が、いつ打ち上げ再開できるのかが重要であろう。ドラゴンがなければ、補給回数は当初の計画よりも少ないままで、またドラゴン以外の補給船の失敗が再び起こらないとも限らず、心許ない状態が続くことになる。何より、プラグリェース、シグナス、こうのとりは、大気圏の再突入に耐える能力はないため、ドラゴンの打ち上げが再開されない限り、ISSから実験装置や成果物などを持ち帰ることができない状態も続き、ISSでの実験計画に影響が出続けることになる。ただ、この記事を書いている7月15日現在も、打ち上げ失敗の調査が続けられており、打ち上げ再開の目処は立っていない。(続く)
2015年07月17日トヨタ自動車(トヨタ)、日産自動車(日産)、本田技研工業(ホンダ)は7月1日、水素ステーションの整備促進に向けた支援策を発表した。3社は今年2月に水素ステーションの整備促進に向けて支援策を共同で推進することに合意しており今回の発表はそれを踏まえたものとなる。具体的には、3社は政府による水素ステーションの運営支援と協調し、水素供給ビジネスへの参入を決めたインフラ事業者に対して、水素ステーションの運営経費の一部を支援するとともに、同取り組みの周知を図り新規参入を促していくとしている。運営費の支援は水素供給・利用技術研究組合(HySUT)への資金拠出を通じて行われ、支援割合は1/3かつ1基あたり年間1100万円を上限に、同日より2015年度分の申請を受け付ける。さらに3社は、水素ステーションに関するニーズやステーション稼働履歴といった情報の活用や、水素ステーションの利便性の向上、燃料電池自動車や水素に対する理解促進および認知度の向上についてインフラ事業者と共同で取り組んでいくとしている。
2015年07月01日ベトナム・ホーチミン、ハノイに拠点を持つITオフショア開発会社であるエボラブルアジアは6月11日、ゲーム開発専門のプラン「ゲームセカンダリー運用特化プラン」を開始したと発表した。同社によると、ベトナムは、エンジニアのゲーム運用力が高く、また人件費が日本の1/3というコストパフォーマンスの高さから、日本だけでなく諸外国のゲーム会社が進出している。同プランは、運用フェーズまたは売り上げが安定しているゲームを同社のラボに作業移管することで、運用コストの削減とゲームライフサイクルの長期化を狙うもの。すでに3タイトルのゲームラボの移管および運用の実績があるが、今後は作業移管のノウハウの蓄積や、エンジニアの採用・トレーニング、移管元の企業に対してのコンサルティングをより一層強化し、2015年内には10タイトルの移管や新規ゲームの開発を目指していくという。デザインの加工においても、背景画や補助的作業だけでなく、キャラクターなどのデザインの加工、ゲームの更新などを予定している。
2015年06月11日JALは5月28日より、新たに大阪空港(伊丹)搭乗待合ロビーに「JAL 充電ステーション」を設置する。「JAL 充電ステーション」はバッテリー切れの不安がないように、搭乗直前までスマートフォンなどのモバイル端末を利用しながら無料で充電できる、JALの新しいサービス。これにより、「JAL SKYNEXT」仕様の運航便を利用者も、バッテリー残量を心配することなく機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi」を楽しめる。JAL 充電ステーションでは、ACコンセントやUSBポートを利用できる。大阪空港搭乗待合ロビー内15、17、18、21、23番搭乗口付近に各1台設置し、今後も設置空港の拡大を検討しているという。
2015年05月25日本田技研工業(ホンダ)は5月15日、新型コンパクトステーションワゴン「SHUTTLE」を同日より発売すると発表した。「SHUTTLE」は5名乗車時でクラス最大(ホンダ調べ)の荷室容量570lを確保し、2名乗車時に後席を倒すことで、荷室長が最大184cm、容量は最大1141lまで拡大する。ガソリン車には1.5L直噴DOHC i-VTECエンジンを、ハイブリッド車にはハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を採用。ハイブリッド車は34.0km/lの燃費性能を達成した。また、専用設計のステアリング、サスペンションシステムを導入したことに加え、HYBRID X、HYBRID Zにはフロントとリアに振幅感応型ダンパーを採用し、乗り心地と操縦安定性を高めることに成功した。価格はガソリン車が169万円~、ハイブリッド車が199万円~となっており、ホンダは月間3000台の販売を計画している。
2015年05月15日セタ・インターナショナルは5月13日、ベトナムのオフショア開発センターにおいて、設計段階から最終テストまでセキュリティを考慮した「セキュア開発チーム構築サポートサービス」を、オフショア開発のオプションとして6月より提供すると発表した。これまで、同社の顧客の多くは、近年増加するセキュリティ事故に備え、プログラム開発終了後に外部企業の脆弱性診断サービスなどを利用していたが、開発工期やコストが予定より多くかかってしまうというリスクを抱えており、より上流工程でのセキュリティ対策を講じるサービスへの要求が高まっていた。しかし、オフショア開発においては、開発ルームの入館セキュリティや開発環境へのセキュアな接続といった範囲の対策にとどまっているのが現状だった。こうした背景を受け、今回提供開始となる「セキュア開発チーム構築サポートサービス」では、ビルトインセキュリティの概念を導入し、開発工程全般にわたるセキュリティの向上を目指す。また同サービスの提供に先立ち、月額費用固定型契約の専任開発チーム「ラボ型開発」のチームスタッフはセキュリティ教育を受けており、日本品質に合ったセキュリティ意識の高いオフショア開発が実現可能となった。Basicプラン(5万円/回、税別)では、現状を把握するために、一般的な脆弱性テストである外部からの動的テストを行う。Advancedプラン(20万円/月、税別)では、静的テスト(ソースコードのセキュリティ・スキャン/SAST)を開発の各工程で繰り返し実施できる。さらにGoldプラン(個別見積が必要)では、設計レベルでのセキュリティチェックを実現するためのドキュメント作成支援などを行う。対象となるのは、同社とラボ契約を締結または締結予定のユーザー。対応言語は、.NET、PHP、JAVAなどで、AndroidやiOSなどは今後の提供を予定している。また同社は、今回キャンペーンとして、Basicプランを1社1回限定で2015年10月末日まで無償提供するという。
2015年05月14日バッファローは、法人向けNAS「テラステーション 3000シリーズ」に、NAS専用ハードディスクを搭載し保証期間を3年とした、4ベイラックマウントモデル「TS3400RNシリーズ」(容量:16TB、12TB、8TB、4TB)、4ベイデスクトップモデル「TS3400DNシリーズ」(容量:16TB、12TB、8TB、4TB)、出荷時RAID5設定済み4ベイデスクトップモデル 「TS3400DN/R5シリーズ」(容量:8TB、4TB)、2ベイデスクトップモデル「TS3200DNシリーズ」(容量:4TB、2TB)の4モデルをを追加したと発表した。さらに、旧製品「TS-HTGL/R5シリーズ」からの移行が簡単に行える「マイグレーション機能」が搭載。運用中の「TS-HTGL/R5シリーズ」からUSBメモリーに設定データを抜き取り、短時間で簡単に設定データを移行できるため、NASのリプレースにかかる人的作業リスクや費用を低減できる。「TS3400RNシリーズ」は2015年5月下旬、「TS3400DNシリーズ」と「TS3400DN/R5シリーズ」は2015年6月上旬、「TS3200DNシリーズ」は2015年5月中旬から、OA機器販売会社やパソコン販売店、パソコンを扱う家電量販店、バッファロー直販サイト「バッファローダイレクト」などで販売される予定だ。新商品はいずれもCPUに1.33GHz デュアルコアプロセッサー Marvell ARMADA XP、DDR3メモリー 1GBが採用されており、エントリーモデルながら高速性能を実現した法人向けNASとなっている。障害によるビジネスへの影響を最小限にとどめ、管理者の負担を軽減するバックアップ機能や、2台のテラステーションに同時にデータを保存する「レプリケーション」、USB2.0ポートを搭載し接続した外付けハードディスクにデータを定期的に保存する「スケジュールバックアップ」、クラウド保存で災害から守る「オンラインストレージ連携」など各種機能を備えている。AndroidスマートフォンやiPhone・iPadからインターネット経由でリモート接続できるアプリ「WebAccess for Business」にも対応。管理者による端末別アクセス制限・機能制限にも対応しビジネスユースでも安心して利用できる。各製品の価格および出荷時期は下図のとおり。
2015年04月09日楽天銀行は23日、ステーションネットワーク関西(以下STN関西)および池田泉州銀行とSTN関西が運営するステーションATM「Patsat(パッとサッと)」の利用に関して提携し、サービスを開始した。楽天銀行のキャッシュカード、楽天銀行スーパーローンのローンカードを持っている顧客は、阪急電鉄や阪神電気鉄道、北大阪急行電鉄、南海電気鉄道、神戸市営地下鉄の主要駅にあるステーションATM「Patsat(パッとサッと)」で、土曜・日曜・祝日を含む365日、キャッシュカードによる引き出し・預け入れ・残高照会、およびローンカードによる借り入れ・返済・残高照会が利用できる。このたびの提携により、楽天銀行のキャッシュカードは、セブン銀行、イオン銀行、イーネット、ローソンATM、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、あわせて全国約80,000台以上のATMが利用できるようになるという。また、楽天銀行スーパーローンのローンカードも、ローソンATM、イーネット、セブン銀行、イオン銀行、三井住友銀行、みずほ銀行等、あわせて全国約100,000台以上のATMで利用できるとしている。ハッピープログラムにエントリーの顧客は、会員ランクに応じて所定の回数、ATM利用手数料が無料になる。上記手数料は消費税を含む。楽天銀行は今後も、顧客にとって利便性の高いサービスの提供を続けていくとしている。
2015年03月25日海外に開発拠点を置くオフショア開発。コスト面で大きなメリットが見込める反面、開発クオリティの維持や企業風土を伝えるのに難があるといったデメリットもあった。現在、コスト削減を実現しつつ、国内開発を上回るほどの納期短縮・クオリティ向上を実現しているのがリクルートテクノロジーズ。リクルートグループ全体のサービス・プロダクトの基盤作り、ITの実装、そしてマーケティングを行っている企業である。「リクルートでは2000年頃に一度オフショア開発を試み、かなり手痛い失敗をした経験がある」と、リクルートテクノロジーズの執行役員でITマネジメント統括部兼ITソリューション統括部の片岡歩氏は振り返る。それでもなおこの分野に情熱を注ぎ込んだ意図と、試行錯誤の末にたどり着いた成功の秘訣を聞いた。○若手の声から、12年ぶりにチャレンジしたオフショア開発――リクルートテクノロジーズがオフショア開発に着手したきっかけを教えてください。リクルートグループでは、かつて2000年頃にインドでオフショア開発を試み、かなり手痛い失敗をしたことがあります。その後は「うちの会社はオフショアに向かないのではないか?」という雰囲気が広がった時期もありました。しかし2012年頃になると、国内が不景気に陥る中、いかにしてコスト競争力のあるサービスを作るかという発想から、社内でもコストダウンを実現する手段が必要となっていました。そんな中、「オフショアにチャレンジしてみたい」という若いメンバーが現れたため、試験的にやってみようと考えたのが、オフショア開発に再チャレンジしたきっかけです。――12年ぶりの再挑戦の結果、どのようなものが見えてきたのでしょうか?初めはすべて、手探りな状態でのスタートでした。最初は数十人月規模の小さなプロジェクトから試してみて、続いてもう少し大きなプロジェクトをやってみて…。少しずつ失敗を積み重ねながら試行錯誤を重ねた結果、徐々に勝ちパターンが見えてきました。例えば、結局オフショア開発であろうが国内開発であろうが、重要となるポイントは一緒でした。きちんと開発者に対して要求を伝えられているか? コミュニケーションできているか? というポイントが極めて大事なのです。きちんと伝えるためには、事前の明確な要件定義が必要。その点は国内開発においても同様です。こうしたポイントを押さえられていれば、現地の人員単価が安い分、現地に我々のメンバーを多く送り込んでも、パートナー企業と国内で開発していた時以上にコストダウンが可能となります。その結果、むしろオフショアの方が開発スピードを今まで以上に上げたり、品質管理を徹底したりすることが可能であるとわかり、良い循環が回り出すようになりました。また、メンバー育成という点でも大きな効果が見込めることがわかってきました。リクルートの大きなサービスの開発を担う責任と向き合うことで、若いメンバーでもすごく育つ…言語が通じない相手でも、自らの頑張る姿を通して、意欲や想いが伝わり、チームとして一丸となって開発を推進することができる。軸さえつくれば育つモデルができるのではないのかと今は考えています。○現地で一緒に取り組む、伴走型開発モデル―重視すべきは開発への意欲――国内とのコミュニケーションはどのような手法を使われていますか?現在は、日本国内で要件定義を行った後、開発工程時に現地入りするという「伴走型モデル」を採用しています。開発時は、国内の日本人と、現地の日本人を、テレビ会議で結ぶサンドイッチ構造のコミュニケーションを行っています。例えば、常設のテレビ会議システムは24時間つながっており、国内の別の支社よりも近い感覚です。だいたい3カ月に一度、本人と会っていれば、業務の要件だけはテレビ会議だけでまったく問題ありません。現地のインフラが整備できてきたということも勝ちパターンの一つですね。ベトナム人のスタッフの中に弊社の求めているコンテキストを理解してもらえる人も育ってきているため、今後は非常駐のモデルも検討しています。――現地に行く社員の方はもともと海外の経験がある方ですか?違います。海外経験よりも良いサービスを作りたいというモチベーションを重視しています。現地では、1人の日本人スタッフに10人程度のベトナム人スタッフがつくのですが、指示が曖昧だと動いてくれません。要求をシャープにしなくても、日本人同士だと機能してしまうところあるじゃないですか。でも彼らにはそれがない。言葉がわからないから察してはくれない、ということを実感しました。当初は全員で英語のコミュニケーションをしようと決めていたので、英語が得意な人、海外が好きな人をアサインしたのですが、技術も英語もできる人が少なく、ボトルネックになってしまいました。逆に、プロジェクトを進行する上では、英語ができなくても「良いものを作りたい」という当事者意識をもって開発がちゃんとできる人の方がフィットすることがわかってきたのです。○長い目で見る。それがオフショア開発の秘訣――トラブルは発生しませんでしたか?最初に一般的なオフショア開発の問題点について仮説を立てました。例えば、開発や製造だけ実施すると要件が伝わりづらいとか、プレイヤーが増えすぎると伝言ゲーム状態になってしまい効果が出にくいとか…。それに対して、例えば基本設計から一緒にやろう、ブリッジSEを置かずに現地に行こう、通訳なしで全員英語でしゃべろうとか、全部裏返しでやってみました。しかし実際に実施していく中で、設計から携わってもらっても、要求の背景が伝えきれずテストがしきれない、現地入りした社員と国内との連携が希薄になる、英語力が開発のボトルネックになってしまう、というよう問題も発生してきました。そこで、要件定義からの全工程を一緒に行ったり、常設型テレビシステムを導入したり、文書のみ英語にして会話には通訳を置いたり…というような改善を行ってきたのです。「うまくいかない可能性も十分にあるが、改善していくことが大切だ」というのがこのモデルの宿命であり、醍醐味だと思っています。改善していくプロセスを続けることで良くなってきているのも事実ですし、オフショア開発で得たやり方を日本に逆輸入することもできるようになるなど、開発モデルとしてもかなり磨かれてきました。新しい分野にチャレンジしてどう改善していけるかというのが我々の取り組み、ひいてはリクルートという組織文化の強みだと思っているので、今後もずっと続けて行ければと思っています。――もしも他社がオフショア開発にチャレンジする場合、これまでの知見をもとにアドバイスをいただけないでしょうか。一個のプロジェクトで結果を出せというのは不可能です。ある程度の時間軸…例えば3年、5年、といった時間軸でどう育てて、どう投資してというプランを立てて、ここまで待とう、という覚悟を持てないならやめられた方がいいのではないかと思います。もう1つは、現場を見ていろいろと試行錯誤することが必要だと思っています。初めは言葉も通じず、うまくいかないことも多いので、ちょっと失敗した時に「スキル不足だ」「経験が足りない」と判断しがちだったりするのですが、そこをどうやって丁寧に現場とコミュニケートして、一つ一つ克服していけるかが重要です。この2つを意識すれば、たぶんうまくいくと思います。もしチャレンジするのなら、長期的に見て、実験からやってみるのが良いのではないかと思います。
2015年03月16日第1回では、国際宇宙ステーションの成り立ちと、ロシアが2024年に国際宇宙ステーションの運用から抜けること、そしてその後、3基のロシア側モジュールを引き連れて、ロシア独自の宇宙ステーションを建造することといった内容の方針を発表したことを紹介した。今回は、その3基のロシア側モジュールを基に建造される「ロシアの宇宙ステーション」が、いったいどのようなものなのかについて紹介したい。○ISSから分離される3基のモジュールロシア連邦宇宙庁が2015年2月24日に発表した文書の中で、国際宇宙ステーションから分離すると記されているのは、「多目的実験モジュール」(MLM、愛称「ナウーカ」)、「ウズラヴォーイ・モジュール」(UM)、そして「科学・電力モジュール」(NEM)の3基だ。ナウーカ・モジュールは、軌道上で科学実験を行うことを目的としたモジュールとして開発されている。ナウーカとは「科学」という意味だ。これまでに打ち上げられたロシア側モジュールのザリャー、ズヴィズダーは、宇宙飛行士の居住区や倉庫などの用途で使われているため、ナウーカは初の科学実験を目的としたロシア側モジュールとなる。打ち上げにプロトーンMロケットが使われる。ウズラヴォーイ・モジュールは、球体に6か所のドッキング・ポートを持った形をしている。少し詳しい人なら、昔「ミール」宇宙ステーションの中心にあった、ドッキング部分を思い出すかもしれない。ウズラヴォーイ・モジュールもまさにミールと同じように、この6か所のドッキング・ポートにモジュールを結合させ、巨大なステーションを建造することが考えられている。もちろんソユース宇宙船やプログレス補給船のドッキングも可能だ。ウズラヴォーイとは「結節点」や「中心点」といった意味で、まさに各モジュールをつなぐ節として機能する。打ち上げの際は、プログレス補給船の先端にある軌道モジュール部と取り替えるような形で搭載され、ソユース2ロケットで打ち上げられる。科学・電力モジュールは、実験区画と巨大な太陽電池を持つモジュールで、ロシア側モジュールに対して電力を供給し、また独立後も発電所として機能する。以前は「科学・電力プラットフォーム」と呼ばれており、規模も今よりもう少し大きなものであったが、計画は中止され、部品の一部はラスヴェート・モジュールへ流用されている。その後計画が見直され、規模を縮小した科学・電力モジュールの開発が始まった。打ち上げにはプロトーンMか、アンガラー・ロケットが用いられる予定だ。この3基のモジュールはまだ打ち上げられておらず、地上で開発中、もしくは保管中の状態にある。計画では、まずナウーカを打ち上げ、ズヴィズダー・モジュールの地球側のドッキング・ポートに結合する。そして後ろからウズラヴォーイを結合し、それを介する形で科学・電力モジュールを結合する。ウズラヴォーイはすでに完成しているとされるが、こうした組み立て方であることから、まずナウーカが先に打ち上げられないことには何もできない状況にある。しかしナウーカは製造が遅れており、打ち上げは早くても2017年以降になるといわれている。したがってウズラヴォーイや科学・電力モジュールはさらにその後ということになる。ただ、ロシアにとって都合の良いことに、もし予定通りに2017年に打ち上げられたとしても、2024年時点で7年しか宇宙で使われていないことになり、また打ち上げが遅れれば遅れるほど、その時間はより短くなる。ナウーカの設計寿命は15年ほどとされているため、ロシアにとっては寿命が十分に残った状態のモジュールを、自身の宇宙ステーションに使えることになる。○国際"じゃない"宇宙ステーションナウーカ、ウズラヴォーイ、科学・電力モジュールを引き連れて独立したロシアの宇宙ステーションは、それだけは少し貧相だが、徐々に新しいモジュールが結合され、かつてのミールに匹敵するほどの宇宙ステーションが造られる予定だ。まだその具体的な姿かたちは明らかにされていないが、ソヴィエト・ロシアの宇宙開発に詳しいWebサイト「RussianSpaceWeb」によれば、「オーカT-2」、「トランスフォーマブル・モジュール」、「モジュール・シップヤード」という3基が結合される可能性があるという。オーカT-2は、ソユース2.1bロケットで打ち上げられる比較的小型のモジュールで、主に実験場として使用されるという。かつてはオーカ2-MKSと呼ばれており、国際宇宙ステーションへ結合するために造られていたが、計画変更により中止されている。トランスフォーマブル・モジュールは空気で膨らむモジュールで、主に居住区として使用されるようだ。モジュール・シップヤードは、宇宙飛行士が船外活動する際の出入り口(エアロック)が装備されている他、宇宙飛行士を乗せた宇宙船や補給物資を積んだ補給船のドッキング・ポートとしての機能も持つという。実際にどうなるかはまだ不明だが、ウズラヴォーイのドッキング・ポートは6か所あるから、もう1つモジュールが増えることもあるだろう。ロシアはこの新しいステーションを使い、有人月探査を始めとする将来の有人深宇宙探査に向けた足がかりとして、宇宙飛行士の長期滞在実験や、深宇宙探査から帰ってきた宇宙飛行士のリハビリ施設として使うことを目指しているという。○高緯度宇宙ステーションとヴァストーチュヌィ宇宙基地このロシアの宇宙ステーションは、国際宇宙ステーションよりも軌道傾斜角(赤道上からの傾き度合い)が大きくなるといわれている。国際宇宙ステーションの軌道傾斜角は51.6度だが、このロシアのステーションのそれは64.85度になり、また高度も高くなるという。その理由について、ロスコスモスのオレーク・オスターペンコ前長官は「ロシアの上空を通過する頻度が増え、地表が観測しやすくなる」と語ったりしていたが、それは事実ではあっても、おそらく最大の理由ではないだろう。ロシア上空を通過する頻度が増えることで交信可能な時間も増え、また軌道傾斜角が大きいことで宇宙船や補給船の打ち上げがしやすくなるという、どちらかといえばロシアが単独で宇宙ステーションを運用する際の、運用上の必然からもたらされたものであると考えられる。軌道傾斜角が大きいことで宇宙船や補給船の打ち上げがしやすくなる、という点については少し説明が必要かもしれない。現在ロシアは、国際宇宙ステーションへのモジュールや宇宙飛行士、補給物資の打ち上げ場所として、バイコヌール宇宙基地を使っている。バイコヌールはカザフスタン共和国内にあるため、ロシア政府は料金を払って使用している状態にある。ちなみにロシアは、ロシア北東部にプレセーツク宇宙基地を持っているが、ここは地球を南北に回る極軌道への打ち上げに特化した基地であり、国際宇宙ステーションへの打ち上げには使われていない。一方で、ロシアは極東部に「ヴァストーチュヌィ」という新しい宇宙基地を建設している。ヴァストーチュヌィはバイコヌールに取って代わる宇宙基地に位置づけられており、ここが完成すれば、カザフスタンに気兼ねなく、新しいモジュールや宇宙船、補給船を打ち上げられるようになる。しかし、このヴァストーチュヌィ宇宙基地は立地上、国際宇宙ステーションの軌道傾斜角である51.6度の軌道への、有人宇宙船の打ち上げには適していない。というのも、東側には太平洋が広がっているため、万が一ロケットが飛行中に問題を起こして宇宙船を緊急脱出させた場合、宇宙船は太平洋上に着水する羽目になるからだ。ソユース宇宙船は基本的に着水するようには造られておらず(まったくできないというわけではない)、救助用の船なども新たに用意しなければならない。一方、軌道傾斜角64.85度へ向けた打ち上げであれば、ロケットはシベリア北部のツンドラ地帯を突っ切ることになり、ロケットから脱出した宇宙船は陸上に降りられることになるため、捜索や回収が比較的簡単になる。(次回は3月17日に掲載予定です)
2015年03月13日