ラシダ・ジョーンズ主演のダークなユーモアに溢れたミステリースリラー作品「サニー」が、「Apple TV+」にて配信決定。ビジュアルも公開された。本作は、日本在住のアイルランド人作家コリン・オサリバンの小説「ダーク・マニュアル」を原作に、A24が製作。『オン・ザ・ロック』「アザー・ブラック・ガール」のラシダが演じるのは、京都に住むアメリカ人のスージー。謎の飛行機事故で夫と息子の消息がわからなくなり、人生が一転。お見舞いとして手渡されたのは、彼女の夫が勤める電子機器メーカーが製造したという、サニーという名の新型家庭用ロボット。慰めようとしてくるサニーに対し、腹を立てるスージーだったが、やがてふたりの間には予想しなかった友情が生まれていく。そしてふたりは、スージーの家族に起きた本当のことを探っていくうちに、恐ろしい世界に足を踏み入れていく。脚本と製作総指揮を、自身の会社バブカ・ピクチャーズを通じ、「アフェア 情事の行方」「ラスト・タイクーン」のケイティ・ロビンスが手掛け、製作総指揮にはA24と主演のラシダも名を連ねた。また、監督・製作総指揮として、ルーシー・チェルニアク(「ステーション・イレブン」「このサイテーな世界の終わり」)が参加する。Apple、A24、ラシダがコラボレーションをするのは、ソフィア・コッポラ監督作『オン・ザ・ロック』に続き2度目となる。そしてキャストには、西島秀俊、ジョアンナ・ソトムラ、ジュディ・オング、YOU、アニー・ザ・クラムジー、そして國村隼が名を連ねている。本作は10話構成となり、最初に2話配信され、9月4日まで毎週水曜日に1話ずつ配信となる。Apple TV+「サニー」は7月10日(水)Apple TV+にて全世界同時配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日綾辻行人の傑作ミステリーを実写映像化した「十角館の殺人」より新ビジュアルと場面写真が解禁された。タイム誌が選ぶ【史上最高のミステリー&スリラー本】オールタイム・ベスト100にも選出され、映像化不可能と言われた「館」シリーズ、記念すべき第1作目「十角館の殺人」をドラマ化した本作。名だたるミステリー作家や著名人から賞賛のメッセージが寄せられ、配信前から注目が集まる中、ついに、先週3月22日午前“十”時にHuluで独占配信がスタート。週末の3月23日は、Hulu総合視聴ランキングで第1位(Hulu調べ)を獲得した。全5話を一気見する視聴者も続出し、SNS上には絶賛コメントが溢れている。この度、天才建築家・中村青司が設計した“十角館”の平面図の各部屋にミス研メンバーを演じる望月歩、長濱ねる、今井悠貴、鈴木康介、小林大斗、米倉れいあ、瑠己也それぞれの姿が描かれた、新ビジュアルが解禁。さらに、場面写真も一挙解禁。すでに解禁されていた江南(奥智哉)、島田(青木崇高)と同様、いくつもの表情を見せるミステリ研究会のメンバーたちが捉えられている。合宿のために訪れた十角形の館を舞台に、彼らを襲う連続殺人…。その犯行は果たして、メンバーによる凶行なのか、外部による犯行か、それとも?物語の最後に訪れる、想像を超えた衝撃の結末をぜひ見届けてほしい。そして、3月30日(土)26時10分~(3月31日(日)深夜2時10分~)に放送の「&Hulu」では、十角館を訪れるミス研メンバーの撮影の裏側を捉えた特集の放送が決定。(日本テレビ系、関東ローカル)。貴重なキャストインタビューやメイキング映像をふんだんに盛り込んだ内容となっている。Huluオリジナル「十角館の殺人」はHuluにて独占配信中(全5話)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月29日第47回日本アカデミー賞で、アイナ・ジ・エンド(『キリエのうた』)、桜田ひより(『交換ウソ日記』)、原菜乃華(『ミステリと言う勿れ』)、福原遥(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)、市川染五郎(『レジェンド&バタフライ』)、黒川想矢(『怪物』)、高橋文哉(『交換ウソ日記』)、柊木陽太(『怪物』)の8名が新人俳優賞を受賞。3月8日(金)に行われた授賞式に臨んだ。アイナさんは『キリエのうた』で映画に初出演&初主演を飾った。岩井俊二監督が見出した逸材のアイナさんだが、本人は「自分が芝居や映画の世界に飛び込むことは不安で仕方ありませんでした。でも広瀬すずさん、松村北斗さんがお芝居の教科書みたいに、背中で波動を出してくれて。お芝居は楽しいかもしれないと。いつも心はヒリヒリしていたけど、生きていいんだと、私の歌はこのまま魂を宿して歌っていいんだと岩井さんに教えていただきました」と、自分にとっても大切な1作になったと語っていた。桜田さんは、「この世界に入って16年たちました。ここまで支えてくださった家族、関係者の方々、応援してくださっている皆さん、映画のチームに感謝しかありません。ここからがスタートだと思っています。これからも作品と役に向き合って生きていきます」と誓う。原さんは、もともと視聴者として楽しんでいたドラマ「ミステリと言う勿れ」の映画に出演できたこと、そして新人賞の受賞に喜びをスピーチに乗せた。「撮影中もずっと自分なんかでいいのかという思いがあったんですけど、監督、菅田さんはじめキャストの皆さまが本当に温かくて。何度も助けていただいて、何とか演じ切ることができました。本当にありがとうございました」。福原さんは、日本アカデミー賞という場所にひとかたならぬ思いがあったと涙を浮かべて語る。「私事ですが、小さい頃からこのお仕事をしていて、ずっとそばで支えてくれて誰よりも応援してくれた大好きな祖母が先日亡くなってしまったんですが。……祖母と“いつかこのアカデミー賞の場に立てたらいいね”と一緒に夢見ていたので、他界する前にこの素敵な報告をできて。本当に喜んでもらえたのがすごくうれしかったです」と喜びと感謝の気持ちを語った。市川さんは、「本当にうれしく思っております。演じた役は10代のうちにしかできない役かなと思っています。10代のうちに出会えたことが、本当にうれしく思っています」と役への愛を話す。黒川さんは、「僕は今二つの自分と戦っています」と言う。「『怪物』で是枝監督はじめ、たくさんの方々のサポートや運でしかないと思う僕と、晴れやかな舞台に立ったり称賛の声をいただくうちに、まるで自分の力でやり遂げたと勘違いしてしまう自分です。これから先この戦いは長く続くと思いますが、毎回この感情の戦いに打ち勝って常にやさしい人間、俳優でありたいです」と伝えた。黒川さんと同じく『怪物』で受賞した柊木さんも「初めて出演した映画が『怪物』で本当にうれしいですし、演じられて幸せでした。それと同時に、この先も俳優をやっていく上で超えなければいけない壁とも感じています。ここにとどまらずに前を向いて着実に努力を積み重ねていつか戻ってこられるように頑張りたいです」と胸を張ってスピーチ。席で聞いていた是枝監督と安藤さんはニコニコと笑顔で拍手を力いっぱい送っていた。また、高橋さんは「ここにいる人間の中で、僕が一番芝居の赤ちゃんだと思っています。僕は芝居が好きです。芝居で役を生きている自分がもはや自分ではと思うくらい、自分らしくいられていると思います。ここにいる大先輩たちが作り上げた映画界の道のりを、自分らしくエンジンフルで走り抜けて、またここに立ちたいです」と熱っぽい口ぶりで希望を込めていた。なお、プレゼンターは第46回最優秀主演男優賞を受賞した妻夫木聡が務めた。(シネマカフェ編集部)
2024年03月08日「U-NEXT」はこの2月に映画『ミステリと言う勿れ』『リボルバー・リリー』を独占配信する。本日より配信が始まった『ミステリと言う勿れ』は、田村由美の同名人気漫画の映像化。菅田将暉、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華ら注目の俳優陣が集結し、広島を舞台に、再び整がシリーズ最大級の謎に挑む。興行収入は47億円を突破し、観客動員数300万人を越える大ヒットを記録、2023年の実写邦画興収第3位にランクインした本作。狩集汐路役の原さんは、本作で「第47回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した。2月14日(水)より配信となる『リボルバー・リリー』は、行定勲監督初のアクションムービー。1924年の東京を舞台に、史上最強のダークヒロインを綾瀬はるかが熱演。「第47回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞および「第48回報知映画賞」主演女優賞を受賞した(※報知映画賞は本作と『レジェンド&バタフライ』での受賞)。加えて、『ゆとりですがなにか インターナショナル』も2月の注目作品。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が出演する、宮藤官九郎脚本の社会派コメディドラマが、劇場版としてカムバック。こちらは2月28日(水)より配信がスタートする。<「U-NEXT」2月の注目の作品>『ミステリと言う勿れ』【配信開始日】2月9日(金)0:00配信予定【価格】550円(税込)/視聴期限:2日間『リボルバー・リリー』【配信開始日】2月14日(水)12:00配信予定【価格】レンタル:399円(税込)/視聴期限:2日間購入:2,750円(税込)『ゆとりですがなにか インターナショナル』【配信開始日】2月28日(水)0:00配信予定【価格】600円(税込)/視聴期限:2日間(シネマカフェ編集部)■関連作品:リボルバー・リリー 2023年8月11日より全国にて公開©2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社ゆとりですがなにか インターナショナル 2023年10月13日より全国にて公開©2023「ゆとりですがなにか」製作委員会
2024年02月10日2023年9月より全国劇場公開され、興行収入47億を突破した映画『ミステリと言う勿れ』のBlu-ray&DVDが2024年3月8日に発売されることがわかった。累計発行部数1800万部を突破している田村由美による大人気漫画が原作で、2022年1月期に放送され、高視聴率を記録した連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」の映画化となる本作。天然パーマがトレードマークの大学生・久能整が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなおしゃべりで、いつの間にか登場人物たちの悩みや、事件の謎までも解いてしまう新感覚ミステリーだ。今回の映画で描かれるのは、原作ファンの間でも人気の高い長編エピソードである【通称“広島編”】。広島を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家の遺産相続事件に巻き込まれる。整を演じるのは、ドラマ放送時にその再現度に圧倒的支持を受けた菅田将暉。また、狩集家の4名の遺産相続者で全員いとこ同士の役に、原菜乃華、町田啓太、萩原利久、柴咲コウが集結。そして、狩集家お付きの弁護士の孫を松下洸平が演じる。豪華版には、公開記念特番として放送された「菅田将暉のラジオと言う勿れ」に未公開映像を加えた完全版をはじめ、キャストのオフショットやインタビューを含んだメイキング映像など、3時間を超えるボリュームたっぷりの特典映像を収録。また、プレミアイベントや初日舞台挨拶といった各種イベント時に撮影された、豪華キャスト陣の様々な表情を収めた写真をフォトブックにして封入するなど、ファン必携のアイテムとなっている。『ミステリと言う勿れ』Blu-ray&DVDは、2024年3月8日より発売。映画『ミステリと言う勿れ』2024年3月8日(金)Blu-ray&DVD発売(同日Blu-ray&DVDレンタル開始)発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン(C)田村由美/小学館(C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社○Blu-ray豪華版[2枚組:本編Blu-ray+特典Blu-ray]価格:¥7,920(税込)○DVD豪華版[3枚組:本編DVD+特典DVD1+特典DVD2]価格:¥6,930(税込)○Blu-ray通常版[1枚組:本編Blu-ray]価格:¥5,170(税込)○DVD通常版[1枚組:本編DVD]価格:¥4,180(税込)(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年12月20日マーベル初の本格ミステリー・サスペンス映画『マダム・ウェブ』が、2024年2月23日(祝・金)に公開へ。主演はダコタ・ジョンソン。マーベル初の本格ミステリー・サスペンス映画『マダム・ウェブ』の主人公は、原作コミックで未来予知やテレパシーでスパイダーマンを救う重要なキャラクターであるマダム・ウェブ。マーベルの他のヒーローがフィジカルな特殊能力を持つこととは異なり、目には見えないパワーを持つことから注目を浴びてきた。そんなマダム・ウェブの誕生の物語を描くのが本作『マダム・ウェブ』だ。生死を彷徨う事故をきっかけに、未来予知の能力を手にした、のちのマダム・ウェブで救命士のキャシー・ウェブが、自らの出生の秘密と共に壮大な運命の糸に巻き込まれていくミステリー・サスペンスとなっている。突如覚醒した未来予知の能力に戸惑いながらも、キャシーは偶然出会った3人の少女が、謎の男に殺される悪夢のような未来を見たことで、その男から少女たちを守ることに。少女たちに隠された“重要な秘密”と、同じ予知能力を有する謎の男の目的とはいったい何なのか。マダム・ウェブ役にダコタ・ジョンソン主人公マダム・ウェブを演じるのは、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズや『サスペリア』のダコタ・ジョンソン。また、『ユーフォリア/EUPHORIA』のシドニー・スウィーニー、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』や2024年公開の『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』にも出演するセレステ・オコナーらが揃う。主人公・マダム・ウェブ(キャシー)...ダコタ・ジョンソンニューヨークで救命士として働く。ある日、救命活動中に巻き込まれた生死を彷徨う大事故をきっかけに、未来予知の能力を手にする。未来を予知するだけでなく、自分の意思で未来を変えられる力を持つ。3人の少女に隠された「重要な使命」を知り、彼女たちを助けることに。エゼキエル・シムズ…タハール・ラヒムキャシーと同じ予知能力を持ち、少女たちを執拗に狙う黒いマスクの男。ジュリア ・コーン ウォール…シドニー・スウィーニーアーニャ ・コラソン…イザベラ・メルセドマティ ・フランクリン…セレステ・オコナー未来に重要な使命を持つという、偶然に出会った3人の少女。黒いマスクの男に追われており、黒いマスクの男に殺されるという悪夢のようなビジョンを見てしまう。さらに、『トランスフォーマー/最後の騎士王』のイザベラ・メルセド、『モーリタニアン 黒塗りの記録』や2023年12月1日(金)に公開の『ナポレオン』のタハール・ラヒムなど、豪華俳優陣が名を連ねている。日本版声優に大島優子、潘めぐみ、伊瀬茉莉也など日本版吹替え声優として、主人公のマダム・ウェブことキャシーは大島優子が担当。また偶然キャシーと出会った3人の少女のうちジュリア役を、アニメ『ハンター×ハンター』や『【推しの子】』の潘めぐみ、アーニャ役を『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』など話題作への出演が続くファイルーズあい、マティ役を『ハンター×ハンター』や『チェンソーマン』の姫野役などの伊瀬茉莉也が務める。このほか子安武人や荻原聖人、坂本真綾らも吹替えを行う。監督はS・J・クラーソン監督は、『マーベル/ジェシカ・ジョーンズ』や『コラテラル 真実の行方』を手掛けたS・J・クラーソン。「全ての運命が彼女から始まる」と意味深な言葉を残しており、これまでにないマーベル映画を期待できそうだ。映画『マダム・ウェブ』あらすじ生死を彷徨う事故をきっかけに、未来予知の能力を手にしたのちのマダム・ウェブことキャシー。ある日、キャシーは偶然出会った3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男に殺される未来を見たことから、それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを守ることに。助けることを決意。未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる。男の目的は一体?そして、少女たちの使命とキャシーの能力の秘密が明らかになっていく。【作品詳細】映画『マダム・ウェブ』公開日:2024年2月23日(祝・金)監督:S・J・クラーソン出演:ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、イザベラ・メルセド、タハール・ラヒム、エマ・ロバーツ、アダム・スコット日本版吹替えキャスト:大島優子、潘めぐみ、ファイルーズあい、伊瀬茉莉也、子安武人、萩原聖人、坂本真綾配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント原題:MADAME WEB
2023年11月19日マーベル初の本格ミステリーサスペンス『マダム・ウェブ』が2024年に公開されることが決定。併せて予告映像が公開となった。マダム・ウェブは、原作コミックで未来予知やテレパシーでスパイダーマンを救う重要なキャラクターとして描かれ、フィジカルな特殊能力をもつ他のヒーローとは異なる存在として注目を浴びてきた。今回公開された予告映像に映るのは、マダム・ウェブの若かりし姿。ニューヨークで救命士として懸命に人の命を救ってきたキャシー(のちのマダム・ウェブ)は、生死を彷徨う事故をきっかけに、‟未来予知”の能力を手にする。突如覚醒した能力に戸惑いながらも、キャシーは未来を予知するだけでなく、自分の意思で未来を変えられることにも気づく。ある日キャシーは偶然出会った3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男に殺される未来を見たことから、図らずもその男から少女たちを守ることに。‟重要な秘密”を持つとされる少女たちは一体誰なのか、キャシーと同じく未来が見える黒いマスクとスーツの男はどこからやって来たのか。やがてすべては、キャシー出生の秘密とともに、壮大な“運命”の糸で結びついていく。主人公マダム・ウェブを演じるのは、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズや『サスペリア』などで知られるダコタ・ジョンソン。さらに『ユーフォリア/EUPHORIA』でブレイクしたシドニー・スウィーニー、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』や2024年公開の続編『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』にも出演のセレステ・オコナー、『トランスフォーマー/最後の騎士王』のイザベラ・メルセド、『モーリタニアン 黒塗りの記録』や12月1日(金) 公開の『ナポレオン』のタハール・ラヒム、『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズのエマ・ロバーツ、『セヴェランス』のアダム・スコットといった面々が出演する。監督は『Marvel/ジェシカ・ジョーンズ』『コラテラル 真実の行方』のS・J・クラークソンが務める。併せて公開されたダコタとクラークソン監督がキャラクターについて語る特別映像では、ダコタは「知性こそがマダム・ウェブのスーパーパワー」だと断言。クラークソン監督も、空を飛べるスパイダーマンとも、変身できるヴェノムとも違い、「マダム・ウェブのパワーは目に見えないもの」と語る。突然手にした予知能力をキャシー自身も最初は信じられないでいるが、監督は「すべての運命が彼女から始まる」と意味深な言葉を残している。さらに本作についてシドニー・スウィーニーは「今までとは全く異なるヒーロー映画になる」(米・Variety)、エマ・ロバーツも「これまでにない切り口のマーベル映画」(米・Collider)と語っている。『マダム・ウェブ』予告映像『マダム・ウェブ』特別映像<作品情報>『マダム・ウェブ』2024年公開公式サイト: TM 2023 MARVEL
2023年11月16日10月27日(金)、28日(土)、29日(日) の全国映画動員ランキングは、先週2位に後退した『ミステリと言う勿れ』が首位の座を奪還した。先週1位だった『ONE PIECE FILM RED』は2位をキープ。3位は、初登場の『ドミノ』がランクイン。主演のベン・アフレックと、『シン・シティ 復讐の女神』のロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んだエンタテインメント。愛する娘が行方不明になり、その行方を追う刑事は、銀行強盗に関する通報を受け現場に急行し、そこで娘の写った写真を発見する。そして彼の前に現れた謎の男。この男が娘の行方を知っているのか? 刑事は男を追うが、この男は“相手を思うままに操る”恐ろしい人物だった。共演はウィリアム・フィクナー、アリシー・ブラガら。公開2週目の『ザ・クリエイター/創造者』は、1ランクダウンで4位に。先週5位だった『アナログ』は変わらず順位をキープした。そのほか『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』が初登場6位に。2000年に放送された『デジモンアドベンチャー02』を映画化した作品で、デジモン史上最大の危機に大人になった大輔たちが再びチームで出動する。また、『ONE PIECE FILM RED』とともにランキングに返り咲いた『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』も、先週に引き続き8位とTOP10内を堅守している。今週は『ゴジラ−1.0』『おしょりん』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』『火の鳥 エデンの花』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ミステリと言う勿れ』2位『ONE PIECE FILM RED』3位『ドミノ』4位『ザ・クリエイター/創造者』5位『アナログ』6位『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』7位『おまえの罪を自白しろ』8位『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』9位『ゆとりですがなにか インターナショナル』10位『映画プリキュアオールスターズF』
2023年10月30日俳優の菅田将暉が主演を務める、映画『ミステリと言う勿れ』(公開中)が、26日までの公開42日間で観客動員数300万人、興行収入41.2億円を突破した。同作は田村由美氏の同名漫画の実写化作。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田)が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリーだ。2022年1月期に連続ドラマとして、実写化されると、2022年日本民間放送連盟賞・番組部門や、テレビドラマ優秀賞、TVerアワード2022 特別賞を受賞するなど話題を集めた。○■『ミステリと言う勿れ』大ヒット記念田村由美氏がイラスト描きおろし9月15日から全国360館の劇場で公開された同作は、公開から5週連続で全国映画動員ランキング1位を獲得。今年公開された映画で初の5週連続No.1となった。公開から1カ月以上たったが勢いはとどまらず、26日までの公開42日間で観客動員数305万人、興行収入41.2億円を突破した。大ヒットを記念して、原作者の田村氏がお祝いイラストを描きおろし。イラストには、かわいらしい整と色とりどりのもじゃもじゃで“整化”した通称“広島編”に登場するキャラクターたちが描かれている。(C)田村由美/小学館(C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年10月27日現在公開中の映画『ミステリと言う勿れ』が、公式SNSで松下洸平のクランクアップ映像を公開した。先月より公開中の本作は、昨年1月期、月9枠で放送された菅田将暉主演の連続ドラマの劇場版。菅田さん演じる天然パーマがトレードマーク、カレーをこよなく愛する大学生・久能整が、「僕は常々思うんですが――」という言葉から始まる膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べるだけで、事件の謎が解かれていく新感覚ミステリー。今作では、原作コミックス2巻から4巻で描かれている通称“広島編”が映像化。広島を訪れた整は、狩集家の一族の遺産相続の謎に巻き込まれることに。SNSで公開された映像に登場する松下さんが演じるのは、狩集家お付きの弁護士の孫であり、ヒロイン・汐路(原菜乃華)の初恋の相手でもある車坂朝晴。「すごい濃ゆい時間でした」と撮影をふり返ったり、菅田さんや原さんらと“集合カットのポーズ”に悩んだり、そんなクランクアップ映像の公開にファンからは「また映画観に行きたくなってきた!!」、「あー。もう一回観たくなる」、「本当に良い雰囲気~」、「オフショットは本当に楽しそうでほっこりします」、「楽しそうな撮影現場、見られて本当に嬉しいです」、「集合写真のポーズの様子が見れて嬉しいです!みなさん本当に仲良し」など、多くのコメントが寄せられている。『ミステリと言う勿れ』は公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年10月26日俳優の菅田将暉が主演を務める、映画『ミステリと言う勿れ』(公開中)が、15日までの公開31日間で観客動員数278万人、興行収入37.6億円を突破した。同作は田村由美氏の同名漫画の実写化作。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田)が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリーだ。2022年1月期に連続ドラマとして、実写化されると、2022年日本民間放送連盟賞・番組部門や、テレビドラマ優秀賞、TVerアワード2022 特別賞を受賞するなど話題を集めた。○■菅田将暉、『ミステリと言う勿れ』で再び映画動員ランキングV5獲得9月15日から全国360館の劇場で公開された同作は、10月6日までの公開22日間で観客動員数224万人、興行収入30億を突破。4週連続全国映画動員ランキング1位を獲得していた。そして今回、10月15日までの公開31日間で観客動員数278万人、興行収入37.6億円を突破し、10月13日~15日の全国映画動員ランキングでも1位を獲得。今年公開された映画で、初の5週連続No.1となった。5週連続1位獲得は、2021年1月29日公開の映画『花束みたいな恋をした』以来となり、ふたたび菅田の主演作がV5を獲得した。(C)田村由美/小学館(C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年10月16日菅田将暉主演『ミステリと言う勿れ』が全国映画動員ランキングで5週連続1位となった。今年公開された映画では初の“V5”となる。2022年1月期放送の人気ドラマの劇場版となる本作は、累計発行部数1800万部を突破している田村由美による大人気漫画の映像化。ドラマから引き続き、主人公・久能整を演じる菅田将暉に加え、人気と実力を兼ね備えた出演陣によって、原作でも大人気のエピソード【通称“広島編”】が描かれた。9月15日から全国360館で公開された本作は、公開22日間(10月6日時点)で、観客動員数224万人・興行収入30億を突破。その後も、勢いは留まることなく今週末(10月13日~15日)の全国映画動員ランキングでも1位を獲得し、今年公開された映画で、初の5週連続1位を記録した。(興行通信社調べ)ちなみに、全国映画動員ランキングにて5週連続で1位を獲得したのは、邦画実写では、2021年1月29日公開の『花束みたいな恋をした』(菅田将暉と有村架純がW主演)以来となり、ふたたび菅田さんの最新作がV5を獲得するという結果に。観客動員数も、10月15日までの公開31日間で278万人、興行収入は37.6億円を突破している。『ミステリと言う勿れ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年10月16日10月13日(金)、14日(土)、15日(日) の全国映画動員ランキングは、『ミステリと言う勿れ』が5週連続1位を達成した。『アナログ』も先週に引き続きが2位をキープした。TOP3最後の1枠には、『ゆとりですがなにか インターナショナル』が初登場。2016年に放送された連続ドラマ『ゆとりですがなにか』を映画化。人生の岐路を迎えたゆとり世代と揶揄された青年たちに、新たな時代の波が次々と押し寄せる。監督は水田伸生。脚本は大河ドラマ『いだてん…』の宮藤官九郎。出演は岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀ら。同じく初登場の『キリエのうた』は4位スタートとなった。岩井俊二監督と音楽プロデューサーの小林武史が『リリイ・シュシュのすべて』以来のタッグを組んだ音楽映画。路上ミュージシャンを中心に、4人の男女の運命が交錯する。主演はアイナ・ジ・エンド。共演は松村北斗、黒木華、広瀬すず、村上虹郎ら。公開3週目となる『沈黙の艦隊』は、2ランクダウンで5位に後退した。6位は、ジェイソン・ステイサム主演の『オペレーション・フォーチュン』が初登場。『コードネーム U.N.C.L.E.』『アラジン』などを手がけたガイ・リッチー監督が、ステイサムと5度目のタッグを組んだスパイアクション。即席で組んだスパイチームが、高額で闇取引される最高機密の回収に向かう。共演はオーブリー・プラザ、ジョシュ・ハートネット、ケイリー・エルウィズら。そのほか、初登場組では『死霊館のシスター 呪いの秘密』が9位に。ジェームズ・ワンが製作を務める、2023年に10周年を迎える大ヒットホラー『死霊館』シリーズの第9弾。寄宿学校を舞台に、シスターが呪いの元凶と対峙する。監督は『…悪魔のせいなら、無罪。』のマイケル・チャベス。主演は『死霊館のシスター』のタイッサ・ファーミガ。共演はデミアン・ビチル、ストーム・リード、ボニー・アーロンズら。今週は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ザ・クリエイター/創造者』『おまえの罪を自白しろ』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ミステリと言う勿れ』2位『アナログ』3位『ゆとりですがなにか インターナショナル』4位『キリエのうた』5位『沈黙の艦隊』6位『オペレーション・フォーチュン』7位『映画プリキュアオールスターズF』8位『イコライザー THE FINAL』9位『死霊館のシスター 呪いの秘密』10位『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』
2023年10月16日10月6日(金)、7日(土)、8日(日) の全国映画動員ランキングは、『ミステリと言う勿れ』が4週連続で首位の座を守った。2位は、初登場の『アナログ』がランクイン。ビートたけし原作の小説『アナログ』を映画化したラブストーリー。手作りにこだわるデザイナーと、携帯電話を持たない女性の恋を描く。監督はタカハタ秀太。主演は二宮和也。共演は波瑠、桐谷健太の他、映画初出演のなにわ男子・藤原丈一郎ら。YOASOBIのボーカル・幾田りらの“With”、andropの内澤崇仁の音楽が作品を彩る。3位は、先週から2位だった『沈黙の艦隊』がTOP3圏内をキープした。4位には、初登場の『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』がランクイン。2012年に放送されたハートフルアニメーション『ガールズ&パンツァー』のOVAシリーズ最終章の第4話を劇場公開するもの。冬の大会“無限軌道杯“で準決勝に挑む大洗女子学園のメンバーを中心に、大会で決勝戦に駒を進めるために奮闘する各校の生徒たちを描く。監督は水島努。声の出演は渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香ら。初登場の『イコライザー THE FINAL』も上位スタートとなった。デンゼル・ワシントン主演の人気アクション映画『イコライザー』シリーズ第3弾にして、最終章。ボストンを離れて、イタリアで余生を過ごす元CIAトップエージェントが、イタリア全土を恐怖に陥れる強大な悪と対決する姿を描く。監督は、全シリーズを手がけているアントワーン・フークア。共演はダコタ・ファニング、デビッド・デンマンら。6位は先週3位だった『映画プリキュアオールスターズF』が、7位は同じく4位だった『ジョン・ウィック:コンセクエンス』がそれぞれ3ランクダウンとなった。今週は『月』『キリエのうた』『オペレーション・フォーチュン』『ゆとりですがなにか インターナショナル』『死霊館のシスター 呪いの秘密』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ミステリと言う勿れ』2位『アナログ』3位『沈黙の艦隊』4位『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』5位『イコライザー THE FINAL』6位『映画プリキュアオールスターズF』7位『ジョン・ウィック:コンセクエンス』8位『二十歳に還りたい。』9位『ホーンテッドマンション』10位『BAD LANDS バッド・ランズ』
2023年10月10日『ミステリと言う勿れ』『アンダーカレント』など今年だけでジャンルの異なる4本の映画に出演、春ドラマ「あなたがしてくれなくても」も話題を呼んだ永山瑛太が、10月10日(火)より放送開始の時空を超えたタイムパトロール・ラブコメディ「時をかけるな、恋人たち」では“未来人”を演じる。悲哀さとシュールさを纏い、実際にどこかに存在していそうな市井の人間を演じたかと思えば、まるで別人のように妖しい存在感をわずかなシーンでも発揮する。未来人と言われても、なぜだかしっくり来てしまう(!?)永山さんの近年の多彩な活躍を追った。2023年度、出演作品が止まらない!●『怪物』坂元裕二作品の“常連”、是枝裕和と初タッグ「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「anone」と坂元裕二脚本のヒットドラマに出演してきた永山さんは、『怪物』で是枝裕和監督との初タッグが実現。カンヌ国際映画祭では坂元さんが脚本賞を受賞し、また日本映画として初めてクィア・パルム賞に選ばれた。坂元さんによって「当て書きされた」保利先生を演じた永山さん。「羅生門」スタイルで進む映画で保利先生はやる気や反省の色のない教師にも、児童のためを思って先走るように行動する教師にも見える。是枝監督は、「坂元さんが書いたドラマ『最高の離婚』で彼が演じた役柄もそうだったように、どこか気持ち悪いと思われてしまうあの感じを、きちんと理解したうえで魅力的に表現できる人は、他にいない」と絶賛を贈る。本作は先日、トロント国際映画祭スペシャルプレゼンテーション部門にて北米プレミア上映されたほか、釜山国際映画祭などでの上映も決定している。全国にて公開中。●SNSで話題に!ドラマ「あなたがしてくれなくても」「漫画アクション」にて連載され、30代~40代の女性に圧倒的支持を集めるハルノ晴の同名コミックを、奈緒主演でドラマ化。婚姻関係にあるカップルの2組に1組が抱えるとされるセックスレスの問題に直球で切り込んだ作品で、“妻にだけED”の吉野陽一役に。喫茶店のアルバイト・結衣花(さとうほなみ)と一度だけ関係を持ってしまうも、みち(奈緒さん)の心が自分から離れ誠(岩田剛典)に向かっていることで、ますますみちを傷つけてしまう夫・陽ちゃんのダメさ加減は毎回SNSで話題に上った。FODほかにて配信中。●『ミステリと言う勿れ』整を「髪がもじゃもじゃ」と形容するのが愛おしい田村由美の同名人気漫画を原作に、2022年に放送された高視聴率ドラマが映画化。映画『ミステリと言う勿れ』では原作漫画で人気の「広島編」が描かれるが、永山さんは連続ドラマに引き続き犬堂我路(ガロ)として登場、しっかりと余韻を残してファンを魅了している。プレミアイベントにて「金髪じゃなくて、すみません。諸事情ありまして」菅田将暉が演じる主人公の久能整は、膨大な知識に裏打ちされた時に優しく、時に鋭い魔法のような持論を展開して事件の謎を紐解いていくが、整にとってガロ君は数少ない、心を許して会話ができる存在。そんな整に我路もシンパシーを感じているという関係性は、続編もぜひ期待したいところ。全国にて公開中。●『福田村事件』100年前の実話をつまびらかにする『福田村事件』では関東大震災時に実際に起きた日本の負の歴史を、『FAKE』『i 新聞記者ドキュメント』などのドキュメンタリー監督・森達也が真っ向から描く。金髪の犬堂我路から一変、永山さんが演じるのは主人公夫婦(井浦新&田中麗奈)が暮らす福田村にやってきた行商団のリーダー格、沼部新助。薬売りだが、どこか天狗のような山伏のような風情でカリスマ性に溢れた人物。恐ろしいことに、100年前の出来事ながら“遠くない世界”と感じさせる本作のキーパーソン。全国にて公開中。●『アンダーカレント』今泉力哉監督とも初タッグ「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出され、国内外から熱狂的な人気を誇る豊田徹也の原作漫画を、『愛がなんだ』の今泉力哉監督が映画化した『アンダーカレント』。銭湯「月乃湯」を経営するかなえ(真木よう子)の突然失踪した夫・悟を演じている。キャラクターポスターには「本当のことなんて誰も知りたくないんだよ」という悟の意味深な言葉が添えられ、初参加となる今泉ワールドでの永山さんも必見となりそう。共演経験も多い真木さんに関しては、「真木よう子の力を存分に味わってもらいたい」との言葉を寄せている。全国にて公開中。●『身代わり忠臣蔵』一人二役のムロツヨシとガッツリ共演『超高速!参勤交代』『引っ越し大名!』などの時代劇ヒットメーカー・土橋章宏著の同名小説を映画化。映画では久々の共演だが、プライベートで親交の深いムロツヨシが吉良孝証とその兄・吉良上野介の二役を演じ、永山さんが仇討ちを目指す(?)大石内蔵助役に。土橋氏脚本のNHK正月時代劇「幕末相棒伝」(22)の坂本龍馬役も好評だった永山さん。『身代わり忠臣蔵』では「令和の天才俳優ムロツヨシさんが主演ですから、この映画間違いなし」と自信たっぷりの様子、一体どんな大石内蔵助となるのか見逃せない。2024年2月9日(金)より全国にて公開。主演短編映画が第96回アカデミー賞ノミネート候補にドラマ「WATER BOYS」や「のだめカンタービレ」などで注目を集めた永山さんは、西川美和監督『ディア・ドクター』(09)、大森立嗣監督『まほろ駅前』シリーズ(11-14)などでもめきめきと頭角を現す。『64-ロクヨン-』瀬々敬久監督の『友罪』ではいわゆる“少年A”を、坂元裕二脚本のドラマ「それでも、生きてゆく」では友人だった“元少年A”に妹を殺され、苦悩を抱えた兄を演じた。『ガマの油』(09)2015年から住友生命のCMで演じた、生真面目で慎重すぎるサラリーマン「上田一(うえだ・はじめ)」も、その佇まいや間のとり方などが絶妙にダサくてシュールでハマり役となった。「最高の離婚」(13)濱崎光生の延長上ともいえる、理屈をこねたがりの愛すべき人物だ。そんな中、大河ドラマ「西郷どん」(18)での西郷隆盛の盟友であり、国を変えるためにいくつもの葛藤と苦悩に直面してきた大久保利通はそういったイメージを覆した役柄といえそう。「リコカツ」(21)で“交際ゼロ日婚”をした自衛隊員・緒原紘一は、またひと味違う堅物ぶりが注目を集めた。「エルピス-希望、あるいは災い-」(22)での“真犯人”と思しき男の不穏さは、永山さんが演じればこそだろう。さらに最近は、短編映画の監督・主演、写真展「永山瑛太、写真」の開催など、多才ぶりも発揮している。特にWOWOWのプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」では森山未來監督のもと『in-side-out』に主演、身体表現も豊かにひとり芝居を見せ“閉鎖的ミュージカル”と言われた。『in-side-out』続く「アクターズ・ショート・フィルム2」では初監督に挑み、その作品『ありがとう』には『ガマの油』で親子役として共演した役所広司を主演に起用した。『半透明のふたり』そして、芥川龍之介の短編小説「鼻」を原案にした『半透明のふたり』(浜崎慎治監督:CM「au三太郎シリーズ」)は川栄李奈と共演。「昨今の正体不明なモノに対して一石を投じるエンターテイメントになっている」と永山さんが言うように、ぶしつけにスマホを人前にかざして撮影する暴力についても問う。今年、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」にてライブアクション部門(ジャパン)優秀賞を受賞。来年度のアカデミー賞短編映画部門ノミネート候補作の1つとなっている。「時をかけるな、恋人たち」は時をかけるロミジュリ!?『リバー、流れないでよ』のスマッシュヒットが記憶に新しい「ヨーロッパ企画」の上田誠が脚本を手がけた2005年の『サマータイムマシン・ブルース』が映画初主演だった永山さん。10月10日よりスタートする今回のドラマで18年ぶりのタッグが実現している。『サマータイムマシン・ブルース』(05)同作はヨーロッパ企画による舞台をROBOT製作、『踊る』シリーズの本広克行監督により映画化。猛暑の夏、タイムマシンでエアコンのリモコン死守を目指す青春SFコメディで、上野樹里や真木よう子、ムロツヨシ、永野宗典、本多力、佐々木蔵之介らが出演していた。そして今作では、23世紀の未来からやってきた永山さん演じるタイムパトロール隊員・井浦翔と、吉岡里帆演じる常盤廻が違法なタイムトラベラーを取り締まることに。歴史を変える恐れがある違法タイムトラベルを取り締まるなら、『サマータイムマシン・ブルース』のSF研究会たちはギリギリセーフだろうか!?「SFものとしても、1話ごとに引っかかるところが少しずつ回収されていって、霧のようなものが少しずつ晴れていく」と永山さんは語っているだけに、至るところに伏線が張り巡らされていそう。さらに今作はラブストーリーでもあり、実は廻と翔は時をかけて恋に落ちた恋人同士で、2人の恋は許されない運命であるため、タイムトラベル取り締まりのルールに従って廻はその記憶を消されている、という設定にも注目だ。<第1話あらすじ>令和の時代を生きる主人公・常盤廻(吉岡里帆)。広告代理店でアートディレクターとして働き、後輩から慕われ、仕事では辻褄合わせが大得意。しかし、恋となると、いつもあらゆる一線を超えられない。ほんのり恋心を抱いていた会社の後輩・広瀬航(西垣匠)にも思いを告げられない。そんな廻が、未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔(永山瑛太)と出会い、特命を受けて一緒に違法なタイムトラベラーを取り締まることに。タイムパトロール基地では、オペレーターの天野りおん(伊藤万理華)、メカニック担当の八丁堀惣介(じろう)、隊長の和井内秀峰(石田剛太)が目を光らせ、任務にあたっている。歴史を変える恐れがあるため、違法トラベルは重大な罪。それでも、恋の事情を抱えて、時空を超えて、時をかけてでも、未来から令和の時代にやってきて“恋に生きようとする恋人たち”に心動かされ、時には辻褄を合わせて、彼らの悲恋を実らせていく廻。気づけば、そんな廻を待ち受けていたのは、翔との恋の超展開。しかし、2人の運命はそれだけに収まらなかった。実は、かつて廻と翔は時をかけて恋に落ちた、恋人同士だったのだ。タイムパトロールで23世紀の未来から来ていた翔と、大学時代の廻は出会ってしまった。しかし、2人の恋は許されない運命。タイムトラベル取り締まりのルールに従って、廻はその記憶を消されていた。思いを募らせ、時を超えて、未来から再び会いに来た翔と、全く覚えていない廻。いつも後回しにしてきた自分の恋を今度こそ叶えるため、時をかけて、人生の恋の辻褄合わせに奮闘することに。<現代人・廻>と<未来人・翔>の時を超えたロミオとジュリエットばりの禁断の物語が、始まる――。「時をかけるな、恋人たち」は10月10日より毎週火曜日23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:福田村事件 2023年9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開(c)「福田村事件」プロジェクト2023怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会身代わり忠臣蔵 2024年2月9日より全国にて公開(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2023年10月10日菅田将暉主演の人気ドラマを、豪華キャストを迎えて映画化した『ミステリと言う勿れ』が、10月6日(金)までの22日間で観客動員224万人、興行収入30億円を突破。通称“広島編”のメインキャストたちが大集合した感謝の仲良しオフショットが解禁された。9月15日(金)から全国360館で公開され、3週連続で週末の観客動員ランキング1位を獲得(興行通信社調べ)。2回、3回とリピートして鑑賞する観客も多く、「見るたびに発見がある!」「何度見ても整くんの言葉が沁みる~!」など絶賛の声で溢れている。この度、本作の30億円突破を記念して主演の菅田さんをはじめとする豪華キャスト陣大集合のオフショットが解禁。車坂朝晴役・松下洸平のクランクアップ日に撮影された貴重なオフショットで、松下さんを囲むのは菅田さんをはじめとした通称“広島編”のメインキャストの柴咲コウ、町田啓太、原菜乃華、萩原利久の超豪華メンバー。本編では遺産相続をめぐり殺伐としたシーンもあるなか、そんな様子を一切感じさせず、キャスト陣の仲の良さが伝わる和気あいあいとした雰囲気の1枚となっている。『ミステリと言う勿れ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年10月08日9月29日(金)、30日(土)、10月1日(日) の全国映画動員ランキングは、『ミステリと言う勿れ』が3週連続で首位となった。2位は、初登場の『沈黙の艦隊』がランクイン。かわぐちかいじの人気漫画『沈黙の艦隊』を、大沢たかお主演・プロデューサーで実写映画化した。事故を装って日本初の原子力潜水艦を奪った艦長と、彼を追う日米政府・海上自衛隊・米海軍を描く。監督は吉野耕平。共演は玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村倫也ら。主題歌はB’zが楽曲提供した“DIGNITY”をAdoが歌う。TOP3最後は、先週に引き続き『映画プリキュアオールスターズF』が3位をキープ。『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、先週より2ランクダウンで4位へと後退した。5位は新作の『BAD LANDS バッド・ランズ』が初登場。直木賞作家・黒川博行の『勁草』を映画化したクライムサスペンス。大阪を舞台に特殊詐欺に加担している姉弟が、思いがけず手に入れた大金をきっかけに巨悪に追われる様を描く。監督は『燃えよ剣』の原田眞人。主演は安藤サクラ。共演はHey! Say! JUMPの山田涼介、宇崎竜童、生瀬勝久、吉原光夫、天童よしみらが名を連ねている。6位も初登場の『二十歳に還りたい。』がランクイン。大川隆法が原作・製作総指揮を務めたドラマ。施設で孤独な日々を過ごす元実業家が、ボランティアの学生と接したことをきっかけに、青年期からもう一度人生をやり直す。監督は赤羽博。主演は、監督4作目のタッグとなる田中宏明。共演は津嘉山正種、三浦理香子、永嶋柊吾、伊良子未來、上杉祥三ら。主題歌は小原ゆかりの“無償の愛って何。”。そのほか、先週より3ランクダウンとなった『ホーンテッドマンション』が7位、『グランツーリスモ』も先週から2ランクダウンで8位となった。また、公開12週目の『君たちはどう生きるか』はギリギリTOP10圏内に残ったが、『キングダム 運命の炎』は圏外となった。今週は『アナログ』『イコライザー THE FINAL』『アンダーカレント』『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ミステリと言う勿れ』2位『沈黙の艦隊』3位『映画プリキュアオールスターズF』4位『ジョン・ウィック:コンセクエンス』5位『BAD LANDS バッド・ランズ』6位『二十歳に還りたい。』7位『ホーンテッドマンション』8位『グランツーリスモ』9位『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』10位『君たちはどう生きるか』
2023年10月02日9月22日(金)、23日(土)、24日(日) の全国映画動員ランキングは、先週に引き続き『ミステリと言う勿れ』が首位の座を守った。2位は、初登場の『ジョン・ウィック:コンセクエンス』がランクイン。キアヌ・リーヴスが主演を務める人気アクションシリーズ『ジョン・ウィック』の第4弾。裏社会による粛清を生き延びた伝説の殺し屋が、自由になるため、組織が放った追手から逃れ、世界を股にかけた死闘を繰り広げる様を描く。監督はチャド・スタエルスキ。共演はドニー・イェン、ビル・スカルスガルド、ローレンス・フィッシュバーン、真田広之ら。先週2位だった『映画プリキュアオールスターズF』は3位、3位だった『ホーンテッドマンション』は4位とそれぞれ1ランクダウンとなった。5位には、公開19週目の『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』が圏外から再びTOP10に返り咲いた。6位は、公開2週目の『グランツーリスモ』、7位は公開3週目の『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』、そして8位は『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』と、それぞれ先週より2つずつ順位を下げた。そのほか、9位と10位は『君たちはどう生きるか』と『キングダム 運命の炎』が先週の順位をキープしている。今週は『沈黙の艦隊』『BAD LANDS バッド・ランズ』『ハント』『コカイン・ベア』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ミステリと言う勿れ』2位『ジョン・ウィック:コンセクエンス』3位『映画プリキュアオールスターズF』4位『ホーンテッドマンション』5位『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』6位『グランツーリスモ』7位『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』8位『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』9位『君たちはどう生きるか』10位『キングダム 運命の炎』
2023年09月25日映画『ミステリと言う勿れ』が公開中だ。原作は、田村由美の同名人気コミック。2022年1月クールに連続ドラマとして放送され、大きな話題を呼んだヒット作が、スクリーンに舞台を移し、さらにスケールを増して帰ってきた。その中で、新たな出演者のひとりとして名前を連ねるのが俳優の松下洸平だ。キーパーソンを演じる松下に、公開後の今だから話せる役への想いを聞いた。※この記事は、本編の核心に迫るネタバレが含まれています。未見の方はご注意ください。朝晴には、愚かで、ちょっと情けない人でいてほしかったシリーズ最大級の新たな謎と呼び声が高い通称“広島編”。代々、遺産をめぐる争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家。その因縁を証明するかのように、汐路(原菜乃華)らの親を乗せた車も崖下に転落、命を落とした。はたしてこの遺産相続事件の真相はどこにあるのか。久能整(菅田将暉)の辿り着いた答えは、150年前から受け継がれてきた呪いのバトン。そこでキーパーソンとなるのが、代々、顧問弁護士として狩集家に仕えてきた車坂義家(段田安則)の孫・朝晴(松下洸平)だった。自分の重ねてきた罪を告白する朝晴は、愚かで、哀れで、だけど吸い込まれるほど無垢だった。松下洸平はこの難役にどのようにアプローチしていったのだろうか。「代々信じ継がれてきたことを遂行したまでだ、だから自分がやったことは悪いことではないというのが彼の言い分ではあります。でもはたして本当にそれだけなのかな、と台本を読んだときに思ったんです。人を殺めることが罪になることくらいは、彼も当然わかっている。彼の中にも罪悪感や後ろめたさは絶対にあって、だからあの場でジタバタあがこうとしたんだろうなと」松下洸平は、まるで役との距離を冷静に測るように、そう話しはじめた。「整くんも『悪事と思っていないなら隠すことはないはずです』って言ってますよね。あそこで朝晴は『そうだ、自分は悪いことはしていないんだ』とハッとする。あれも100%本心でそう言っているというよりは、どこかでそう自分に言い聞かせているところが絶対にあるはずで。、そのせめぎ合いをしっかりと表現したかったんです。朝晴には、愚かで、ちょっと情けない人でいてほしかったから、その塩梅についてはたくさん考えました」家同士の宿命に取り憑かれた狂人ではない。あくまで、生身の人間として朝晴を生きようとした。「事件が起きたことを汐路のせいにするのも、そうすることで自分がやったことから逃げ切りたいという気持ちがあった気がするんですよね。朝晴が単純なサイコパスに見えないように、というのは意識して芝居に臨みました」汐路にとって、朝晴は初恋の人。その好意につけ込むように、朝晴は彼女の心に呪いの言葉を残していく。「朝晴は汐路に『僕に嘘をつくなんて悲しいよ』と言う。あの言葉も汐路を傷つけるための言葉であったと同時に、本心で悲しんでいると思ったんですよね。朝晴が犯行について語る場面は、本編の中ではたぶん10分くらいだと思うのですが、その10分の間に、いくつもの顔を見せたいと思っていました」(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社言葉にならないものを目と目でぶつけ合った見せ場となる自供シーンでは、久能整役の菅田将暉をはじめ、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、そして柴咲コウと実力者たちと対峙した。「台本を読んで朝晴についていろんなことを考えましたが、実際にみなさんと対峙することで、溢れてくる感情がたくさんありました。中でもいちばん強く心を動かされたのは目です。キャストのみなさんの目から出てくるエネルギーをたくさん感じさせていただきました。その分、僕も負けじと目で訴えかけた。言葉にならないものを目と目でぶつけ合うシーンになったと思います」強い結びつきを持つ狩集家と車坂家。そこで育った汐路らと朝晴は、限りなく身内に近い。これまでの長い関係性を壊すものだということを微塵も感じていないような顔で。「朝晴は汐路たちを裏切ったとすら感じてないんだと思います。やってはいけないことをやっているので、責められて当然であることは本人も自覚しています。だけど、こちらにはこちらの言い分があるというのが彼の理屈です。あなたたちにわからない、僕にしかわからないものがあるんだよという気持ちを込めて、理不尽な目で僕も彼らを見つめ続けました」松下洸平の声はウェットだ。どこか泣いているようにも聞こえる、繊細な音。それが、聞く者の琴線を震わせる。哀れな朝晴の言葉が、いつまでも消えない跡のように、鼓膜に残り続ける。「狩集家の人々に責められた朝晴は最後に『君らにはわからないよ』と言う。あれがなんとも悲しくて、個人的に好きな台詞です。もっと家柄や血筋のようなものから自由になれたらよかったのにと、僕は思います。でも、そういう信念にすがらないと生きていけない性分であることも理解できる。僕だって、自分で自分を鼓舞するために、根拠のない思い込みや自己暗示みたいなもので言い聞かせるときはあります。そうでもしないと立っていられないんです。朝晴のしたことは決して許されることではないけれど、そういう面では共感できるところはあるかもしれません」(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社母のおかげで自分の感性を信じることができた家の伝統というものは、時に個人を押し潰す。しきたりめいた言い伝えに、朝晴はずっと縛られてきた。だが、松下自身は画家の母親の下、のびのびと育てられたと言う。「うちはフリーダムな家族です。そのフリーダム精神を僕自身、色濃く受け継いでいる感じがします。そういう家庭で育ったから今の僕があるのかなと思います」そう言って、こんなエピソードを明かしてくれた。「僕は小さい頃、絵を描くことが好きな子どもでした。放課後も教室の隅っこでずっと絵を描いていて。ただ、周りの子が人気の漫画のキャラクターを描いているのに対して、僕が描いているのは現実のもののスケッチでした。決してバカにされたわけではないんですけど、あるとき『子どもらしくない絵だね』って言われたことがあります」他の人にはない感性や視点を、人は「個性」と呼ぶ。だが、そうした「個性」は必ずしもありがたかられるわけではない。時には「異端」となり、奇異な視線を向けられることもある。「そう言われたときに、自分は人とは違うのかって一瞬疑っちゃったんです。でもこれが自分の好きな絵だから変えることはできないし、絵を描くことをやめるなんてできない。だからこそ、人と違うことに悩んだ時期もありました」だが、自ら「フリーダム」と称する家族や、信頼できる友人たちが松下洸平の感性を育ててくれた。「母は、人と違うことを決して止めませんでした。そのおかげで、自分の感性を信じることができたと思います。」28、9歳の頃は、この仕事に向いていないと思っていた謎解きの面白さもさることながら、世の中の矛盾や違和感に光を当てた言葉の数々が突き刺さる『ミステリと言う勿れ』。本編に登場する「自分が下手だってわかるときって、目が肥えてきたときなんですよ」という台詞もまた多くの人の胸を突く言葉だ。「自分ができないと気づいた瞬間こそが本当のスタートだと思います。」松下洸平も少し懐かしそうに微笑んで頷いた。「どんな仕事も人間関係も自分の好き嫌いがはっきりした瞬間って、自分ことを理解した瞬間でもあると思っていて。なんでも最初は見えるものすべてが面白そうだし、キラキラしているものだと思います。でも、長く続けていくと、自分の趣味嗜好みたいなものがわかってくる。そこで、自分はこういうものが好きなんだとか、嫌いなんだというのがわかってくるのかなと思っています」今や出演作品が引きも切らない売れっ子俳優だが、自分自身の才能の壁にぶち当たったこともあった。「28、9ぐらいのときに、この仕事に自分は向いていないのかなと思ったこともありました」かつて人と違う個性に悩んだ少年・松下洸平を救ったのは、周りの人だった。そして、才能の壁にもがく俳優・松下洸平を救ったのもまた人だった。「それでも僕がこの仕事を続けられているのは、そんな僕に声をかけてくれる方々がいてくださったからです。『次はこういう作品をやるから出てみない?』『何か一緒にやろうよ』――そういう言葉の一つひとつが、僕の俳優人生をつないでくれています。そうこうしているうちに30を過ぎて、そこからはちょっと吹っ切れたというか、やるしかないと腹を括れたところはありました」演劇の世界でその才能を見出された松下は、多くの演出家の下で研鑽を積んだ。自分の未熟さを突きつけられた場面は数え切れない。それでも自分を信じて、周りで支えてくれる人を信じて、道なき道を突き進んできたから、今の松下洸平がある。「演劇の世界には厳しい人もたくさんいらっしゃるので、下手くそとストレートに言われることも時にはあります。そのたびにもうここまでかと心が折れそうにもなったし、逆になにくそと気持ちを奮い立たせることもできた。今振り返ってみれば、どの言葉も言ってもらってよかったと思えるし、そういう厳しい言葉が僕を成長させてくれたんだと思っています」現在36歳。その落ち着きのある物腰は、「円熟」という言葉すら想起させる。だが、当人は決して経験にも評価にもあぐらをかかない。「基本的に、もっとああしておけばよかったと反省することしかない。しかも厄介なのが、この仕事は正解がないんですよね」キャリアを積めば、時にこれまで積み上げてきたものが、自分の成長を妨げることもある。自信は、他人の意見やアドバイスを拒む殻になる。松下洸平が30代半ばを迎えた今も瑞々しく見えるのは、そうした殻をまるで感じさせないからだろう。「作品づくりは自分ひとりの力ではなにもできません。いろんな人の力が合わさることで良い作品が出来上がると思います。自分が絶対に譲りたくない部分は大事にしつつ、周りの声をしっかり受け止めて考えてみることが大切だと思っています」この謙虚さ、この素直さが、松下洸平が愛される理由だ。人から認められ、人から求められることで、自分を奮い立たせてきた感性の人は、これからもたくさんの人の支えを借りながら道なき道を歩いていく。取材・文:横川良明撮影:木村直軌<作品情報>映画『ミステリと言う勿れ』全国公開中(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年09月22日映画『ミステリと言う勿れ』の公開記念イベント『公開して終わりと言う勿れ!!公開御礼トークショー&舞台挨拶 in大阪』が、9月20日(水) に大阪で開催された。大阪の玄関口と呼ばれているグランフロント大阪のうめきた広場で行われたトークショーでは、約4,000人のファンが集う中、菅田将暉と松下洸平が登壇。大勢の観客を目にした菅田は「お仕事で大阪に帰ってくるたびに嬉しい気持ちになります」と感慨深げにコメントし、松下が「大阪ー!!」とコンサートのように叫ぶと、会場はさらに熱狂に包まれた。菅田・松下ともにゆかりがある場所ということで大阪の印象を聞かれると、菅田は「地元ですが、16歳までの行動範囲でしか大阪を知らないので……梅田や心斎橋に遊びに行きますかね。あとは阪急電車に乗ったりとか……」とコメント。松下は「とりあえず食べ物!控室にも大阪の美味しい食べ物を用意していただいたので、全部持って帰ります(笑)」と大阪トークで盛り上がった。そして“シリーズ最大級の謎”が描かれているという本作にちなみ、菅田・松下の「謎・ミステリ」な部分について、本作で共演した柴咲コウ、町田啓太、原菜乃華、萩原利久から事前にアンケート。何も知らされていなかった菅田は「松下さんはありそうですが(笑)。僕はないんじゃないかな」と笑うと、松下が「いやいや、こんなオープンマインドな人間いないですよ!」と答え、「いやいや、だからですよ!」(菅田)と仲の良いやり取りが起こり、会場からも笑いが起こった。菅田について「撮影現場で、ご飯を食べてるところを見たことがないです。いつ何を食べてるか謎です」という同じ事務所の後輩・萩原からのタレコミに菅田は「え。食べますよ。でもまぁ整くんはしゃべるので、お腹いっぱいにはならないようにしてます」と役作りの裏側について回答。また原からの「整くんはとてつもないセリフ量なのに、まったくNGを出さないところがミステリーです」というコメントには、松下からも「わかる」との意見が。それに対し菅田は「そんなことないですよ、噛みますよ」と謙遜するシーンも。続いて、町田より菅田について「拝みたくなる」とのコメントが。それについて菅田は「拝みたくなるのは町田啓太ですよ。めちゃくちゃ美しいですから。毎朝見たい(笑)。ギリシャ神話のようです」とコメントし、松下がうなずく場面もあった。一方、松下について、柴咲からは「性格がミステリアス。本当にすべての人に対等でやさしい方です。どうやってガス抜きをしてるんですか?嫌なことがあったらどう回避してるんですか?」という質問に、菅田も「わかる。こんな人当たりのいい人いないんじゃないかな」とベタ褒め。松下は「さほど何も考えてないです。難しく物事を考えない性格なんです」と自己分析。さらに、松下の現場での芝居について菅田は「現場で見ていて、鳥肌が立つんですよ。映像では映りきらない人の圧を感じました」と絶賛した。大賑わいの中、イベントは終盤のフォトセッションへ。大阪でのイベントらしく、アメリカ生まれ・大阪育ちのユニークな神様“ビリケンさん”が久能整のトレードマークである天然パーマとマフラーで登場し、会場からは大きな拍手が。菅田は「今回、いろんな方に“整化”していただいていますが、一番クオリティが高い!」とコメント。そして松下は「かわいいですね~」と絶賛し、ビリケンさんと観客と一緒にこの日限りのスペシャルフォトセッションが行われた。イベント最後に菅田は「大阪に来れて嬉しかったです。これからまだまだたくさんの人に観て頂きたいです!」とコメントを残し、会場を後にした。続いて菅田と松下が訪れたのは、TOHOシネマズ梅田。動員が全国1位を記録した劇場で上映後の観客へ舞台挨拶が実施された。2人が登壇すると会場からは大きな拍手が巻き起こり、公開後ということもありネタバレ有りのトークを繰り広げる菅田と松下。朝晴という役について聞かれると松下は「皆さんと話し合って作った役でしたね。お芝居しているときの狩集家の人たち、みんなの想いのこもった視線に、考え方も変わって、いただいたものをお芝居で返そうと気持ちが切り替わりました」と現場の様子と共に本作への想いを語った。舞台挨拶の最後に松下は「すごくたくさんの方にご覧になっていただいていると聞いて嬉しい気持ちでいっぱいです。2回、3回と観ていただいても楽しめる作品だと思います。今日に限らずまた観ていただきたいなと思います!」と改めて作品の魅力をアピール。菅田は「正直とても大変な役ではあるのですが、舞台挨拶の風景をみると、一生懸命みんなと作ってよかったなあと感動しております。今日が舞台挨拶としては最後の予定ではあるのですが、皆さんで盛り上がっていけば、またみんなでお会いできるのではないかなと思っております!ありがとうございます」と感謝を述べ、笑顔で公開御礼舞台挨拶を終えた。<作品情報>映画『ミステリと言う勿れ』公開中(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社関連リンク映画公式サイト:公式X:公式Instagram:
2023年09月21日映画『ミステリと言う勿れ』(9月15日公開)の公開御礼トークショーが20日に大阪で行われ、菅田将暉、松下洸平が登場した。同作は田村由美氏の同名漫画の実写化作。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田)が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリーだ。2022年1月期に連続ドラマとして、実写化されると、2022年日本民間放送連盟賞・番組部門や、テレビドラマ優秀賞、TVerアワード2022 特別賞を受賞するなど話題を集めた。19日までの公開5日間で観客動員数94万人、興行収入12.9億を突破し、50億円も目指せるロケットスタートに。今回は、大阪・梅田にて行われた公開御礼トークショーのオフィシャルレポートが届いた。○オフィシャルレポート大阪の玄関口と呼ばれているグランフロント大阪のうめきた広場にて開催されたトークショーでは、約4,000人のお客様が集う中、菅田将暉と松下洸平が登壇すると、大きな歓声があがりました。大勢のお客様を目にした菅田は「お仕事で大阪に帰ってくるたびに嬉しい気持ちになります。」と感慨深げにコメント。さらに、松下が「大阪ー!!」とコンサートのように叫ぶと、会場はさらに大熱狂に包まれました。菅田・松下共にゆかりがある場所ということで、大阪の印象を聞かれると、菅田は、「地元ですが、16歳までの行動範囲でしか大阪を知らないので…梅田や心斎橋に遊びに行きますかね。あとは阪急電車に乗ったりとか…」とコメント。松下は「とりあえず食べ物! 控室にも大阪の美味しい食べ物を用意していただいたので、全部持って帰ります(笑)」と大阪トークで盛り上がりました。そして、「シリーズ最大級の謎」が描かれているという本作にちなみ、菅田・松下の「謎・ミステリ」な部分について、本作で共演した、柴咲コウ、町田啓太、原菜乃華、萩原利久から事前にアンケート。何も知らされていなかった菅田は「松下さんはありそうですが(笑) 僕はないんじゃないかな」と笑うと、松下が「いやいや、こんなオープンマインドな人間いないですよ!」と答え、(菅田)「いやいや、だからですよ!」と仲の良いやり取りが起こり、会場からも笑いが起こりました。菅田について「撮影現場で、ご飯を食べてるところを見たことがないです。いつ何を食べてるか謎です」という同じ事務所の後輩・萩原からのタレコミに菅田は「え。食べますよ。でもまぁ整くんはしゃべるので、お腹いっぱいにはならないようにしてます」と役作りの裏側について回答。また、原からの「整くんはとてつもないセリフ量なのに、まったくNGを出さないところがミステリーです」というコメントには、松下からも「わかる」との意見が。それに対し菅田は「そんなことないですよ、噛みますよ」と謙遜するシーンも。町田より菅田について「拝みたくなる」とのコメントが。それについて菅田は「拝みたくなるのは町田啓太ですよ。めちゃくちゃ美しいですから。毎朝見たい(笑)ギリシャ神話のようです」とコメントし、松下がうなずく場面も。一方、松下については、柴咲からは「性格がミステリアス。本当にすべての人に対等でやさしい方です。どうやってガス抜きをしてるんですか? 嫌なことがあったらどう回避してるんですか?」という質問に、菅田も「わかる。こんな人当たりのいい人いないんじゃないかな」とベタぼめ。松下は「さほど何も考えてないです。難しく物事を考えない性格なんです」と自己分析。さらに、松下の現場での芝居について菅田は「現場で見ていて、鳥肌が立つんですよ。映像では映りきらない人の圧を感じました」と大絶賛しました。大賑わいの中、イベントは終盤のフォトセッションへ。大阪でのイベントらしく、アメリカ生まれ・大阪育ちのユニークな神様“ビリケンさん”が久能整のトレードマークである天然パーマとマフラーで登場!整化したビリケンさんに会場からは大きな拍手が。菅田は「今回、いろんな方に整化していただいていますが、一番クオリティが高い!」とコメント。そして松下は「かわいいですね~」と絶賛。ビリケンさんと約4,000名のお客様と一緒にこの日限りのスペシャルフォトセッションを行いました。イベント最後に菅田は「大阪に来れて嬉しかったです。これからまだまだたくさんの人に観て頂きたいです!」とコメントを残し会場を後にしました。続いて菅田と松下が訪れたのは、TOHOシネマズ梅田。動員が全国1位を記録した劇場で上映後のお客様へ舞台挨拶を実施しました。二人が登壇すると会場からは大きな拍手が巻き起こり、公開後ということもありネタバレ有りのトークを繰り広げる菅田と松下。朝晴という役について聞かれると松下は「皆さんと話し合って作った役でしたね。お芝居しているときの狩集家の人たち、みんなの想いのこもった視線に、考え方も変わって、いただいたものをお芝居で返そうと気持ちが切り替わりました」と現場の様子と共に本作への想いを語りました。舞台挨拶の最後に松下は「すごくたくさんの方にご覧になっていただいていると聞いて嬉しい気持ちでいっぱいです。2回、3回と観ていただいても楽しめる作品だと思います。今日に限らずまた観ていただきたいなと思います!」と改めて作品の魅力をアピールし、菅田が「正直とても大変な役ではあるのですが、舞台挨拶の風景をみると、一生懸命みんなと作ってよかったなあと感動しております。今日が舞台挨拶としては最後の予定ではあるのですが、皆さんで盛り上がっていけば、またみんなでお会いできるのではないかなと思っております! ありがとうございます」と改めて感謝を述べ、笑顔で公開御礼舞台挨拶を終えました。
2023年09月20日9月15日(金)、16日(土)、17日(日) の全国映画動員ランキングは、『ミステリと言う勿れ』が初登場1位となった。田村由美の同名漫画を基に、2022年にTVドラマ化された『ミステリと言う勿れ』の劇場版。天然パーマがトレードマークで独自の価値観と持論で謎を解く大学生が、遺産相続騒動に巻き込まれる様を描く。監督は、ドラマシリーズを手がけた松山博昭。主演はドラマ版に続き菅田将暉が務め、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久らが共演する。2位も、初登場の『映画プリキュアオールスターズF』がランクイン。2004年放送の『ふたりはプリキュア』から続くプリキュアシリーズの20周年を記念した映画。2023年放送の『ひろがるスカイ!プリキュア』まで全TVシリーズのプリキュアが大集合し、シリーズを超えてキャラクターたちが絆を深める。監督は田中裕太。声の出演は関根明良、加隈亜衣、村瀬歩ら。主題歌はいきものがかり「うれしくて」。公開3週目となる『ホーンテッドマンション』がTOP3圏内をキープ。4位には、初登場の『グランツーリスモ』がランクイン。1997年に発売された、人気ドライビングゲーム『グランツーリスモ』から生まれた実話を映画化。ゲームに夢中の少年がプロレーサーを育成するプロジェクトに参加し、本物のカーレーサーを目指す。監督は『第9地区』のニール・ブロムカンプ。出演はデヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィ、ジャイモン・フンスーら。先週1位だった『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』は4ランクダウンで5位に。そのほか、今週初登場では『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が6位に。アガサ・クリスティの名作ミステリー『名探偵ポアロ』シリーズの映画化第3弾。水の都・ベネチアを舞台に、隠遁生活を送っていたポアロが、自身の命を狙おうとする超常現象の謎を解明しようとする。監督・主演はケネス・ブラナー。製作にはリドリー・スコットが参加している。共演はミシェル・ヨー、ティナ・フェイ、ジェイミー・ドーナンら。また、『アリスとテレスのまぼろし工場』が初登場8位になった。TVアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の脚本家・岡田麿里が監督を務める長編劇場アニメ。鬱屈した日々を送る主人公と、製鉄所で出会った少女が世界を変える。『この世界の片隅に』のスタジオMAPPAが初のオリジナル劇場作品を手がける。声の出演は榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲ら。音楽は『空の青さを知る人よ』の横山克。今週は『ジョン・ウィック:コンセクエンス』『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』『ロスト・キング 500年越しの運命』『コンフィデンシャル:国際共助捜査』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ミステリと言う勿れ』2位『映画プリキュアオールスターズF』3位『ホーンテッドマンション』4位『グランツーリスモ』5位『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』6位『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』7位『こんにちは、母さん』8位『アリスとテレスのまぼろし工場』9位『君たちはどう生きるか』10位『キングダム 運命の炎』
2023年09月19日映画『ミステリと言う勿れ』(9月15日公開)の公開初日舞台挨拶が15日に都内で行われ、菅田将暉、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、松山博昭監督が登場した。同作は田村由美氏の同名漫画の実写化作。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田)が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリーだ。2022年1月期に連続ドラマとして、実写化されると、2022年日本民間放送連盟賞・番組部門や、テレビドラマ優秀賞、TVerアワード2022 特別賞を受賞するなど話題を集めた。○先輩たちにセリフの覚え方を聞いた原菜乃華原は「(柴咲演じる)ゆらさんに対する整さんの長セリフが好きで、『覚えるのがすごく苦手なんですけど、皆さんどういうふうに覚えてらっしゃいますか?』というお話をした時に、菅田さんが『文字を体に刷り込む』って……」と撮影中の一コマを明かす。さらに原は「松下さんも『服を着ない』とおっしゃって、本当に皆さんありそうだなと思ったら、2人とも後で『冗談です』とおっしゃってて。冗談を言い合える仲になったんだなと思って嬉しかったという話を、さっき町田さんとの取材で思い出しました」と語った。「どういうことですか?」と糾弾された松下が「覚える時に極力身軽な状態で、まっさらな脳みそで」と説明すると、菅田が「(服を)纏わないがゆえに吸収量が上がるという」と合いの手。松下は「そうです。そうなると、おのずともう服を着ないっていう。本当に一糸纏わぬ姿でセリフを覚える……という冗談を言ったんです」と釈明。原は「本気だと思ってました」と語り、松下は「ちゃんと服着てますからね。そっから『服着ない人だ』となって」と現場の扱いも変わったという。菅田が「なんとなく美しい感じがして」と聖書の“アダム”のように全裸でセリフを覚える松下の姿をイメージし、ポーズを決めると、松下は「美しくないでしょう、どう考えてもおかしいでしょ」とつっこんでいた。
2023年09月15日映画『ミステリと言う勿れ』(9月15日公開)の公開初日舞台挨拶が15日に都内で行われ、菅田将暉、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、松山博昭監督が登場した。同作は田村由美氏の同名漫画の実写化作。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田)が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリーだ。2022年1月期に連続ドラマとして、実写化されると、2022年日本民間放送連盟賞・番組部門や、テレビドラマ優秀賞、TVerアワード2022 特別賞を受賞するなど話題を集めた。○菅田将暉「こんな言葉を言わずにすむ世の中になれば」柴咲は同作について「整くんの言葉でたくさん救われた人がいると思うし、勇気づけられた人がいると思うし、個人的にも(演じた)ゆらさんに投げかけてくれた言葉で勇気づけられたなという点が、女性としてもありました」と振り返る。ドラマから主演を務める菅田のことも「たくさん良い台詞を話せば話すほど、俳優・菅田将暉の頭の中、キャパシティは大丈夫かなって勝手に心配してたんですけど、現場でも一切大変さも見ることもなく、天から降りてきた言葉をそのまま整くんというフィルターを通しておしゃべりしていたような、整くんそのものだったなと思います」と絶賛した。イベントでは「この6人で別の作品をやるなら?」というお題で、「推し活に勤しむ6人」(柴咲)、「学園もの。全員同級生です」(萩原)、「みんなで企むとか」(菅田)、「医療もの」(松下)、「スポーツもの。バレーボールとか」(町田)、「職員室の会話劇」(原)と、それぞれの回答が盛り上がり、何度もキャストがしゃがみ込んで笑ってしまう場面も。最後に菅田は「2年前にドラマを始めて、田村先生の素敵な言葉を言わせてもらってきました。この映画の中でも『人は弱くて当たり前だと、誰もが思えたらいい』というすごい好きなセリフがあって、漫画で読んでる時は田村先生の言葉の強さがグッとくる、救われるなと思い、それを素直に届けられたらなと現場に入ったんですけど。いざ現場で整くんとして言ってみると、けっこう悲しい気持ちにもなりまして」と告白。菅田は「こんなことを言うと本末転倒かもしれないですけど、本当であればこんな言葉を言わずにすむ世の中が1番ピースなのに。僕は演じながらも、整くんがそういうことを考えずにすむような、優しい言葉をかけずに、今日みたいにただただ笑えるような日々を送れる世界になればといいなと思いました」と理由を説明する。「なので、映画をまず公開できて、その言葉がそれぞれに染みていき、それが未来につながっていくことを願っております」とメッセージを送った。
2023年09月15日映画『ミステリと言う勿れ』(9月15日公開)の公開初日舞台挨拶が15日に都内で行われ、 菅田将暉、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、松山博昭監督が登場した。同作は田村由美氏の同名漫画の実写化作。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田)が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリーだ。2022年1月期に連続ドラマとして、実写化されると、2022年日本民間放送連盟賞・番組部門や、テレビドラマ優秀賞、TVerアワード2022 特別賞を受賞するなど話題を集めた。○ダチョウネタが定着してきた萩原利久整が訪れる、遺産相続対象者の一族を演じたキャスト陣。萩原は「注目ポイントで言うと、(作中の)狩集家のみんなが『本当にいとこに見えてきた』と言われたのがうれしくて。いとこ感を出すのって、難しい。兄弟とも友達とも違うし、どうやったら出るのかなと思ったんですけど、たくさんお話しできたおかげか」と明かす。菅田は「シンプルに、ある日から『顔ちょっと似てない?』っていう。どんどん利久が町田くんに似てきて、一つになって、若干利久だけダチョウに……ダチョウに最近似てる」とまさかの展開に。ダチョウネタが定番となっていた萩原は「最後ぐらいダチョウなしで行こうと思って耐えてたのに!」と訴え、菅田は「ごめんごめん。でもダチョウで笑ってくれてるってことはみんな知ってるんだね、利久のダチョウ好き」と感心。萩原は「ここまで結構順調だったんですよ。俺、今日は真面目に喋れてるぞって。ここぐらいはちょっとカッチリとした部分を見せてやるぞって」と苦笑するが、MCの軽部真一アナが「(萩原が)『めざましテレビ』マンスリーエンタメプレゼンターをやってくれておりますので、また、ダチョウを尽くしていきますかね」と提案する。「恒例の『ダチョウクイズ』をやってるんです」という軽部アナに、菅田は「何でも仕事になるもんだねえ」と驚くが、萩原は「このままだとまたダチョウになっちゃうから全部! ダチョウとセットになっちゃってるから、最近!」とつっこんでいた。
2023年09月15日映画『ミステリと言う勿れ』(9月15日公開)の公開初日舞台挨拶が15日に都内で行われ、 菅田将暉、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、松山博昭監督が登場した。同作は田村由美氏の同名漫画の実写化作。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田)が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリーだ。2022年1月期に連続ドラマとして、実写化されると、2022年日本民間放送連盟賞・番組部門や、テレビドラマ優秀賞、TVerアワード2022 特別賞を受賞するなど話題を集めた。○“ボタニカル”な松下洸平だが実は…同作の思い出について聞かれると、柴咲は「喫茶店で集まっているところが好きで、役としても結束したりまだ疑心暗鬼だったり、いろんな感情が入り混じって真剣にやってるじゃないですか。その合間のみんなとの会話が和んで、脳内お花畑にしてもらえた。松下さんがいらっしゃたおかげで、すごい優しくてフローラルな雰囲気だった」と振り返る。町田が「ボタニカルな……」と応じると、菅田が「あの日からだ、“ボタニー”が始まったのは」と気づき、松下は「ボタニカル、ボタニカルとかいじられてるとは思いましたよ」と苦笑する。菅田が「ずるいというか、フローラルで自然体で、松下さんが歩いたら小花が咲くようなマイナスイオンを感じている中で、メイク中にいきなり『ここが人間食べたらおいしい』とか……」と手の付け根を示すと、松下は「やめなさい!」と制止。「ぼんじりのように……」と補足する菅田を、松下は「ニュースになっちゃうから!」と止めていた。また町田も「言われた! 僕に関しては『全身おいしそう』って言われた」と訴えるも、菅田は「それはしゃあない、おいしそうだから。町田くんが鍛えてるせい。可食部大きいから」とバッサリ。町田は「食べちゃダメ」と正論で返していた。
2023年09月15日9月15日(金) より公開される映画『ミステリと言う勿れ』の特別号外が、全国6都市(東京・大阪・愛知・北海道・広島・福岡)で配布された。累計発行部数1800万部を突破している田村由美による同名漫画を原作として放送された連続ドラマ『ミステリと言う勿れ』。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田将暉)が、魔法のようなお喋りでいつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解かれてしまうという新感覚ミステリーとして話題を呼んだ。劇場版となる今作では、広島を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続事件に巻き込まれる、原作でも大人気のエピソード【通称“広島編”】が描かれる。特別号外は、9月9日の12時より整のような天然パーマの頭にチェック柄のマフラータオルを巻いたスタッフにより配布。さらに、大阪の難波では整を遺産相続事件に巻き込んでいくヒロイン・狩集汐路役の原菜乃華が、東京の渋谷には汐路のいとこで遺産相続の候補者の一人である波々壁新音役を演じた萩原利久が登場し、号外配布にサプライズ参加した。それぞれの地域で原と萩原が現れると、気付いた人々からは驚きの声があがり、様子を伺いながらも一人、また一人といつの間にか号外を受け取る列が。初めての経験ながらも「号外でーす!」と大きな声で呼びかけるなど、戸惑いながらも号外を配り終えた。原は「頑張って配りました!ニコニコ笑って貰ってくださる方も居て、とても嬉しかったです!」とコメントし、萩原は「最初はどうやって号外を配ればいいのかわからなかったので、かなり緊張しましたが、徐々に皆さんが受け取ってくれてよかったです!何よりも『ミステリ~』を知ってくれていたのが、嬉しかったです!」と語った。なお、今回配布された号外には、映画ポスタービジュアルの特別バージョンが掲載されており、通常版では、整の頭に、鳥居や「鬼」「蔵」「遺産」の文字のみが乗っているところ、号外では各都市のご当地モチーフとして、【東京:フジテレビ本社】【大阪:通天閣】【愛知:金鯱】【北海道:時計台】【広島:広電】【福岡:屋台】も頭に乗っており、配布された各都市でしか手に入らない貴重な号外となっている。『ミステリと言う勿れ』ポスタービジュアル特別バージョン併せて、全国の109シネマズでは様々なキャンペーンを実施。カレー好きな主人公に因み、“ミステリと言うなカレーポップコーン”を発売中のほか、整の頭にポップコーンが乗ったスペシャルポスターも完成。さらに、購入者先着5000名には特製シールがプレゼントされる。ミステリと言うなカレーポップコーン ポスター「ミステリと言うなカレーポップコーン」販売期間:9月8日~なくなり次第、終了価格:500円(1サイズのみ・税込)■販売劇場(全18劇場)109シネマズ富谷 / 109シネマズ佐野 / 109シネマズ高崎 / 109シネマズ菖蒲 / 109シネマズ木場 / 109シネマズ二子玉川 / 109シネマズグランベリーパーク / 109シネマズ港北 / 109シネマズ川崎 / 109シネマズ湘南 / 109シネマズ名古屋 / 109シネマズ四日市 / 109シネマズ明和 / 109シネマズ大阪エキスポシティ / 109シネマズ箕面 / 109シネマズ HAT 神戸 / 109シネマズ広島 / 109シネマズ佐賀※ムービルでも本編上映および販売を行います。■購入者先着特典シール付き(全国先着5000名様)<作品情報>映画『ミステリと言う勿れ』9月15日(金) 公開映画『ミステリと言う勿れ』メインカット(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社関連リンク映画公式サイト:公式X:公式Instagram:
2023年09月10日映画『ミステリと言う勿れ』公開記念として、本日9月9日に放送された「ミステリと言う勿れ特別編」が、Blu-ray&DVD化。来年2月21日(水)にリリースが決定した。2022年1月期に放送された菅田将暉主演の連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」。主人公・久能整が、膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べているだけで、登場人物たちが抱える様々な悩み、事件の謎までも、いつの間にか解きほぐされてしまう新感覚ミステリー。ある一族の遺産相続の謎に巻き込まれる“広島編”を描く映画の公開に先駆けて放送された特別編は、連続ドラマのepisode1に一部新撮を加えたリブート版と、原作コミックス11巻で描かれている通称“タイムカプセル編”で構成。待望の初登場となる、志尊淳演じる相良レンにも注目だ。「ミステリと言う勿れ特別編」Blu-ray&DVD商品情報2024年2月21日(水)Blu-ray&DVD発売(同日DVDレンタル開始)・Blu-ray[1枚組]価格:¥5,170(税込)品番:PCXC-50173・DVD[1枚組]価格:¥4,180(税込)品番:PCBC-52767発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン(C)田村由美/小学館(C)フジテレビ▼ストーリー久能整(菅田将暉)は大学の同級生・寒河江健が遺体で発見された事件で殺人の疑いをかけられてしまう。大隣警察署の風呂光聖子(伊藤沙莉)巡査、池本優人(尾上松也)巡査、青砥成昭(筒井道隆)警部、そして薮鑑造(遠藤憲一)警部補から聴取を受けることに。一方、相良レン(志尊淳)は大学内で刑事たちに話を聞かれる。天達春生(鈴木浩介)は、自分のゼミ生である整、レンを心配していた。事件解決から数日後、レンから日当1万円の変なバイトに誘われた整。最初は断る整だったが、「何かあっても整くんなら何とかするよね」と無邪気に笑うレンに観念し、しぶしぶ参加することに。バイト当日、数年前まで学校として使用されていたという旧校舎に集合。主催者の坂巻洋子(篠原涼子)と秘書の桐江(塚地武雅)が大勢の参加者を教室で出迎え、坂巻から「30年前に埋められたタイムカプセルを探して欲しい」とバイトの真の目的が明かされる――。『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)
2023年09月09日9月15日(金) 公開の映画『ミステリと言う勿れ』の広島凱旋・大ヒット祈願イベントが、9月7日(木) に行われた。『ミステリと言う勿れ』は、天然パーマがトレードマークで友だちも彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田将暉)が、時に優しく時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリー。映画では、広島を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続事件に巻き込まれる。今回、まず菅田が訪れたのは広島の中心地にあり、広島市内を見下ろすことができる観光名所のおりづるタワー。整が汐路(原菜乃華)に誘われ、強引に遺産相続事件に巻き込まれるという予告でも使用された重要なシーンが撮影された平和記念公園を見下ろすことができる複合商業施設。菅田が、12階にある「おりづる広場」に到着すると、開けた広場の中、大きなガラスから覗く広島の街並みに「うわー!キレイ」と感動した様子を見せた。完成した映画を観た時の感想を問われた菅田は「まさにおりづるタワーから見える景色や平和記念公園を電車に乗ってるシーンで車窓から観ていました。ドラマの時は密室劇だったので映画でしかできないきれいな景色をスクリーンで観ることができて嬉しかったです。あと撮影の時は予想以上に雪が降っていたので、そこもとても印象的でした」と、広島では珍しい大雪の中行われた撮影をしみじみと思い出していた。また、広島には修学旅行で訪れたことがあるそうで、「大人になってから来るとまた見え方も違うのでプライベートでもまた来たいですね」とコメント。さらに広島弁のイメージを聞かれると「とりあえず、“じゃけぇ”だよねと皆で覚えていました(笑)。助監督が広島出身で、まさに平和記念公園でロケをしていた時にエキストラさんと話してるのを見てたらめちゃくちゃ“じゃけぇ”が出ていたので、本当かなと思っていたんですけど……」と話す菅田にマスコミ陣からは大きな頷きが。マスコミ陣のうなずきに「合っててよかった……(笑)」とホッとした様子を見せた。続いて菅田が訪れたのは、日本三景のひとつに数えられている宮島に鎮座しており、全国に約500社ある嚴島神社の総本社。海上に立つ重要文化財の高さ16mの大鳥居は日本三大鳥居のひとつ。古くから島そのものを神として信仰してきた嚴島神社は1996年に世界遺産にも登録されており、本社本殿をはじめ、多くの建造物が国宝ならびに国の重要文化財に指定されている。満潮時には美しい海に浮かぶように見える社殿と大鳥居が国内外問わず人気の観光名所となっており、映画でも大鳥居が重要なシーンで登場。実際に早朝の嚴島神社で撮影が行われた。神聖な空間で厳かな雰囲気の中、執り行われた映画のヒットを祈願したご祈祷に、菅田は神妙な面持ちで約15分のご祈祷を受け、玉串を奉納し、心を込めた様子で大ヒットを祈った。以前来たことあると話していた嚴島神社の雰囲気については「(大鳥居が)修復中だったので、改めて見れて良かったですし、ちょっとだけですが、散歩もできて、肩の力が抜け、すっきりしました」と満足気にコメント。改めてご祈祷を経ての心境を聞かれると「こんなことさせてもらえるなんて、とても贅沢です。すごいリラックスして、気持ちを正されるような時間でした」と語った。ご祈祷後は鮮やかな朱色の大鳥居の前で、宮島・名物のしゃもじを持ってフォトセッション。“商運”“幸運”を招くといわれる縁起物である宮島の杓文字だが、今回用意された杓文字はなんと全長130cm、8キロにもおよぶ大きな杓文字。特注された大きな杓文字について聞かれると「このサイズの杓文字を持つのは初めてで、結構重くて、どうやって持つのが正解かわかりませんでした(笑)」と楽しそうに語り、最後に公開まであと1週間となった今の心境を聞かれると「ドラマから映画になって、これからはお客さんのものになるという寂しさもありますが、観てくれるお客様にやさしく伝わってくれると嬉しいなと思います」と映画公開への期待を込めた言葉で締めくくった。<作品情報>映画『ミステリと言う勿れ』9月15日(金) 公開映画『ミステリと言う勿れ』メインカット(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社関連リンク映画公式サイト:公式X:公式Instagram:
2023年09月08日久能整(くのう ととのう)クンが主人公のTVドラマ『ミステリと言う勿れ』が、ついに映画になった。演じるのは、もうこの人じゃないとダメとまで思えるほどハマり役の菅田将暉。9月15日(金)にいよいよ公開だ。原作は田村由美による累計発行部数1800万部の大人気漫画。ファンの間で評価が高いけれどテレビ化されていなかった通称「広島編」というエピソードを映画にしたもの。地方の旧家でおきた遺産相続をめぐり、関係者が次々と殺されていく……。こ、これはまるで『犬神家の一族』ではないか! 確かにあの“天パ・ヘア”も、名探偵金田一耕助を連想してしまう。でも、整クンは髪をかきむしらないし、フケなんか出ない。潔癖でひとクセもふたクセもある大学生なのだ。『ミステリと言う勿れ』TVドラマの映画化って、ストーリーが放送から続いていたりして、TVを見ていないとおいていかれてしまうことはよくあるが、この作品は良心的。全然見ていなかったミステリー映画ファンのお父さんも、ときどきは見てたって人も、そしてドラマの大ファンも、満足のいく内容になっていると思う。監督・松山博昭、脚本・相沢友子、プロデューサー・草ヶ谷大輔も変わらず、同じテイストをキープしている。ドラマの人気の秘密は、なんといっても菅田将暉演じる大学生・久能整クンのキャラクター。もじゃもじゃの天然パーマにぐるぐる巻きのマフラーという見た目からはじまって、全てが個性的。博覧強記、超ロジカルなおしゃべり。独り住まい。カレーを作って食べるのが何よりも好き。友達も彼女もいない。細かい持ち物にいたるまで、生活信条やこだわりは異常に多い。あれはだめ、これは苦手…つまり、面倒くさいヤツなのだ。なのだが、記憶力、分析力は並外れている。「僕は常々思ってるんですが……」からの独自の価値観に基づく持論を淡々と述べるだけで、怪事件の謎を解いていく……。最もスゴイのは、これがごくごく自然で違和感を感じないこと。そして、「ととのう」という名前通り、事件解決だけでなく、関係した皆の気持ちが整理され、なんとなくいい気分になるところだ。2022年1月にTV放送が開始され、その見逃し配信では当時民放歴代No.1の記録を樹立したという。TV視聴率だけでなく、配信でも爆発的にヒットしたというのが、いかにも現代の人気コンテンツだ。ドラマでは、東京近郊に位置する大隣市の「大隣署 管轄区域」でおきる事件が描かれた。なぜか不思議な事件に巻き込まれ、巡査の風呂光聖子(伊藤沙莉)と池本優人(尾上松也)、警部の青砥成昭(筒井道隆)の3人から、わりと中途半端な難問解決の依頼を受け、なぜかそれを解決してしまう。この映画での舞台は、広島。大好きな「印象派」の美術展を見に、広島を訪れた整クンに、見ず知らずの女子高生・狩集汐路(原菜乃華)が声をかけてくる。「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」と。話をきくと、整クンがある事件でかかわった犬童我路(永山瑛太)の知り合いだという。有無を言わさず引きずりこまれたのは、狩集家の遺産相続をめぐるごたごた。代々、遺産争いで死者さえ出たといういわく付きの名家で、当主である汐路の祖父が亡くなり、本来跡を継ぐべき兄妹が謎の事故死をしている。そのため、孫4人のなかから相続人が選ばれることに。ところが、祖父の遺した遺言書には、”相続争いをせよ”と言わんばかりのことが書かれていた……。とまあ、整クンもまず口にしたのは「まるで、犬神家の一族……」。で、お約束通り、怪事件が続出していく。このシリーズ、整クンを始め、登場人物の名前が風変わり。意味があるような、ないような。それも楽しみのひとつなのだが、演じる役者と共に紹介すると──。狩集汐路(かりあつまり しおじ)のほかに相続対象者となる孫3名として、狩集理紀之助(かりあつまり りきのすけ)を町田啓太、波々壁新音(ははかべ ねお)を萩原利久、赤峰ゆら(あかみね ゆら)を柴咲コウが熱演している。そして、遺産相続の立会人・顧問弁護士の車坂義家(くるまざか よしいえ)に段田安則、その息子で弁護士を目指している車坂朝晴(くるまざか あさはる)を松下洸平、汐路の初恋の人だ。税理士・真壁軍司(まかべ ぐんじ)に角野卓造。ほかに、汐路の母役は鈴木保奈美、事故死した父が滝藤賢一。さらに、松坂慶子、でんでんと芸達者を揃えている。もちろん現代のお話だが、旧家にまつわる血なまぐさい伝説や、孫たちが相続した“いわくありげな”蔵の秘密など、横溝正史シリーズが好きなファンも納得できる、本格ミステリー仕立て。狩集家は広島の旧家。先日の広島サミットでも話題になった厳島神社も出てくるのだが、一族のお屋敷は、お隣の岡山県倉敷市にある「旧野崎家住宅」で多く撮影されたという。ネットに上がっている地元情報誌の記事によれば、ここはNHK-BSプレミアムの『犬神家の一族』でもロケされたとか。ドラマのファン向けに、大隣署の面々や犬童我路もきちんと出番を用意してあるし、実に、ま、なんというか「整った」映画化作品です。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】笠井信輔さん(フリーアナウンサー)「……仕掛けとトリックはさすが人気作品、意表をついた展開、その先の意外な犯人像はお楽しみ。」笠井信輔さんの水先案内をもっと見る()(C)田村由美/小学館(C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年09月04日