なんとなく理解している人や、本当はわかっていない人も多いのでは?『ミツロウってそもそもなに?』『肌に本当にいいの?』そんな疑問も解決します!【ミツロウ】の事なんとなく聞いたことある!…でも本当に理解している人は少ないのでは?と思います。『ハチミツと同じなの?』『本当に肌にいいの?』なんて疑問も持ったことありませんか?いくら高級化粧品の成分にも入っているからと言って、知らないものを使うのは不安ですよね!今回はそんなミツロウのお話をしながら、素朴な疑問も解決していきます!【ミツロウ】の基本!出典:byBirthミツロウってなんだろう?ミツロウというのは簡単にいうと【蜂の巣そのもの】なんです!この六角形の巣自体の事を言います。もっと細かくいうと『蜂の巣を作る時に働きバチのお腹から分泌されるロウ』の事を言います。ミツロウは熱に溶けやすく、化粧品や食品にも使われています。ミツロウが入っているものは値段が張る商品(もちろんプチプラでも入っている商品はあります)が多いです。その理由として【ミツバチが一生かかって作ることができるハチミツの1/10しかミツロウは取れない】ことがあげられます。それだけ価値があり成分としては濃厚な物です。ミツロウという呼び方だけでなく【ビーワックス】と呼ばれることもあり、化粧品や食べ物以外にも『床ワックス・クレヨン・ロウソク・皮の手入れ』などにも使われており、多方面で重宝されている成分です。ミツロウの主成分は【ワックスエステル・炭化水素・脂肪酸・アルコール】です。ミツロウとハチミツの違いは?ミツロウは巣そのものです。蜂蜜とは、ミツロウで構成された蜂の巣の穴の間に溜め込まれる『花の蜜』の事を言います。大きく分けて2種類ミツロウは大きく分けて2種類あります【未精製】天然のミツロウから不純物だけを取り除いたもので、色は黄色です。有効成分が多く残っておりミツロウ本来の香りも強く残っています。【精製済み】天然のミツロウから不純物を取り除き漂白処理をしたもので、色や香りを抜いたものなので色は白色です。成分が安定しているのが特徴で、加工用に向いています。処理されているので有効成分も未精製に比べ少ないです。2つを比べると未精製でいいと思いがちですが、処理されていない分「花粉」などのアレルギーが出ることがあります。漂白処理といっても技術の進化により化学物質を使わずに処理をしている会社もあるので、ミツロウを購入する際には用途に合わせて、自分の好みのタイプを購入した方がいいと思います。出典:byBirthミツロウが知られたのはいつ?ミツロウが使用されていた歴史として『古代エジプト王朝時代の紀元前4200年頃にミイラを保存するために使用されていた』という記録が残っています。また紀元前1000年頃にはミツロウを加えたものが灯明として使用されていました。さらには5~15世紀頃にはミツロウを通貨として使用していた時期もあり、当時から重宝されていました。ミツロウと肌と髪ミツロウの基本がわかったところで、実際肌へはどんな影響があるか探っていきたいと思います!肌への影響出典:byBirth化粧品だと乳液・クリーム・リップクリーム・バームなどに使われています。肌にも優しく、アレルギー反応が起こることが少ないので使われることが多いです。ミツロウの成分に人の皮脂と同じ成分が入っているため肌に馴染みやすい。乳化剤としての役割もできるのでクリームなどによく使われている。肌を保湿してくれる役割がある肌を柔らかくしてくれるなどお肌にとっていい事が多く、ミツロウは化粧品に使われる事が多いです。ミツロウには『抗菌作用・抗炎症作用』もある!?ミツロウは抗菌作用があり、ヨーロッパの民間療法では傷や火傷に効果があるとして使われていました。そして抗炎症作用もあるので現在でも民間薬として使用されており、漢方薬の材料や軟膏にも使われています。こういった抗菌作用や抗炎症作用は薬や療法としてだけでなくお肌にも、もちろんいい効果があります。主に【お肌の炎症を落ち着かせてくれる】【敏感肌・乾燥肌のお肌を守ってくれる】などがあります。ですので肌荒れをした時や日焼けをし過ぎた時にもいいです。そして、この『抗炎症作用・抗菌作用』から【ニキビケア】にもいいとされています。ミツロウは髪の毛にも◎出典:byBirthミツロウは髪の毛にもいいとされています。ヘアケア剤にも使用されていたりします。ミツロウクリームを髪の毛に塗るのもいいです。髪の毛にもお肌と同じように【保湿】してくれます。この保湿効果でドライヤーやヘアアイロンなどで日々ダメージを受けている髪の毛をケアしてくれます。お出かけ前に髪の毛に揉みこむようにしてつけると、【パサつきなどを抑えてツヤのあるまとまった髪の毛】に仕上がります。ミツロウはとっても優秀だった出典:byBirthミツロウは歴史が深く昔から重宝されているものでした。それだけでなく、人の皮脂に近い成分が入っているのでお肌に馴染みやすい保湿作用や抗炎症作用・抗菌作用などがあり、肌を柔らかく綺麗に整えてくれるお肌だけではなく髪の毛も綺麗にケアしてくれるなど美容には嬉しいことがたくさん詰まった成分で、『万能で優秀な成分』だということが伝わったかなと思います。優秀な成分で知られているミツロウなので、よく高級化粧品にも使用されています。ぜひ、いつものスキンケアにとり入れてみてください!
2018年11月30日夏のイベント、子どもが喜ぶイベントとのひとついえば、キャンプやバーベキューではないでしょうか? 我が家もみんな野外好きです!さて、大自然の中では虫が多いのはどうしようもないこと。ただ、なるべくなら蚊やブヨには刺されたくない…というのが正直なところですよね。それなら天然素材のミツロウと精油で、虫よけキャンドルを手作りして持って行ってみてはいかかでしょうか? ミツロウはやさしい甘い香りがするうえ、市販のキャンドルよりも煙やススが出にくいのでオススメです。■虫よけキャンドルのレシピ(ティーキャンドル1個分)<用意するもの>・ミツロウ 20g・スイートアーモンドオイル(他のキャリアオイルでも可) 小さじ1・精油 10~15滴・キャンドルの芯(なければたこ糸をロウ引きしてクリップなどで重りをつける)・紙コップもしくはシリコン型・割り箸■オススメの精油シトロネラやレモングラス、レモンユーカリは特に昆虫忌避作用が期待できます。その他、ペパーミントやティートリー、ユーカリ、ラベンダーなどをブレンドするのもおすすめです。<作り方>1.ミツロウとスイートアーモンドオイルを耐熱容器に入れ、湯煎で溶かす。(上部を缶切りで開けた空き缶で湯煎をすれば後片付けが楽です。)2.溶かしている間に、紙コップにキャンドルの芯をセットする。3.ミツロウが溶けきったら精油を入れて混ぜ、紙コップに流し込む。この時、すぐに固まってしまうのですばやく行うとよい。4.固まったら紙コップを破って型出しをして、芯を短く切って出来上がり。※紙コップから外れにくい場合は、冷凍庫で少し冷やすと外しやすい。■使用する上で注意すること・小さなお子さんがいる場合は、特に火の取り扱いに注意をしてください。・使用中はその場を離れないでください。・しっかり消火をして、ロウが冷めてから片付けてください。 自然豊かなところで非日常を体験でき、夜は家族でじっくり話ができ、子どもたちもお手伝いをたくさんしてくれるキャンプってすばらしいですよね。そんなキャンプのお供には、持ち歩きに便利なように蓋のついた缶などを容器として使用するといいかもしれませんね。缶の大きさによってミツロウなどの分量を増やして作ってみてください。ちなみにわが家では手持ち花火をする時にも虫よけキャンドルを使っています。火薬がついて少し汚れてしまいますが便利ですよ。
2014年07月30日