熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』が、5月24日(水) から28日(日) に東京文化会館 大ホールで上演される。熊川のオリジナル作品である『蝶々夫人』は、プッチーニの傑作として名高い同名オペラに材を得た全2幕のグランド・バレエ。オペラにはない新たな物語「海軍士官ピンカートンのアメリカ出発と赴任地・長崎の遊郭で蝶々を見初めるまで」を第1幕に置いたオリジナルのドラマ展開、アメリカの場面のみあえてプッチーニを離れ、ドヴォルザークの楽画を用いるなど大題に構成した音楽など、“オペラのバレエ化”を超えた独創性に満ちている。(C)Ayumu Gombi(C)Shunki Ogawaこのたび、熊川作品には今回が初出演となるミュンヘン・バレエのプリンシパル、ジュリアン・マッケイをゲストに迎え、4年ぶりに再演。“バレエ界の貴公子”と称され、今世界中から注目されているジュリアンがどんな踊りを見せるのか、また優れた演劇性に定評がある飯島望未は、初めての蝶々役をどう演じるのか。さらに初演時のキャストの登場や、初披露の役を演じるトップダンサーなどが見どころとなっている。ジュリアン・マッケイ (C)Yumiko Inoue飯島望未チケットは現在一般発売中。熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』ジュリアン・マッケイ プロモーション映像<公演情報>熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』5月24日(水)~28日(日) 東京文化会館 大ホール【キャスト】蝶々夫人:飯島望未、成田紗弥、岩井優花ピンカートン:ジュリアン・マッケイ、堀内將平、山本雅也スズキ:荒井祐子、前田真由子ゴロー:石橋奨也、伊坂文月花魁:浅川紫織、日髙世菜、山田蘭ボンゾウ:杉野慧、宮尾俊太郎ケイト:日髙世菜、小林美奈、戸田梨紗子ヤマドリ:山本雅也、吉田周平、関野海斗シャープレス:スチュアート・キャシディ【チケット料金】(税込)S席16,000円/A席12,000円/B席9,000円/C席7,000円/D席5,000円A親子席16,000円学生券4,000円※A親子席:大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下)(A席エリア)※学生券:中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定チケット購入リンク公式サイト:
2023年04月06日熊川哲也のオリジナル作品、『蝶々夫人』。バレエで“日本の美”を描くという全く新しい発想で2019年の初演時には大きな話題を呼びました。この度、ミュンヘン・バレエのプリンシパル、ジュリアン・マッケイをゲストに迎え、4年ぶりに再演いたします。“バレエ界の貴公子”と称され、今世界中から注目されているジュリアンがどんな踊りを見せるのか…そして、優れた演劇性に定評がある飯島望未は、初めての蝶々役をどう演じるのか…さらに、初演時のキャストの登場、初披露の役を演じるトップダンサーなど、見どころ満載です。待望にして大注目の再演を、切ない物語が目に浮かぶようなビジュアルと合わせて、是非多くの方に告知いただきたくお願い申し上げます。(C)Yumiko Inoue特別番組をTVerにて配信中です! TVer 二次元コード2019年、熊川哲也がKバレエ カンパニー20周記念作品として挑んだのはバレエで“日本の美”を描く――すなわち世界で最も有名な日本人ヒロインの悲恋物語『蝶々夫人』の創造だった。プッチーニの傑作として名高い同名オペラに材を得て全2幕のグランド・バレエに生まれ変わらせた本作は、“オペラのバレエ化”を遥かに超えた独創性に満ちている。オペラにはない新たな物語――海軍士官ピンカートンのアメリカ出発と、赴任地・長崎の遊郭で蝶々を見初めるまで――を第1幕に置いたオリジナルのドラマ展開、アメリカの場面のみあえてプッチーニを離れ、ドヴォルザークの楽画を用いるなど大題に構成した音楽。日米の差異がヴィヴィッドなコントラストをなすこの幕は、二国の色彩異なる華やかな踊りの見せ場であると同時に、その後ふたりが辿っていく、国境を越えた愛の顛末にいっそうの説得力をもたらす。そして何より、熊川の卓越した美意識と創意に富んだ演出振付で表現される美しき日本の文化と精神性こそは、この名作の物語に真実味をもたらし、観客の魂までも強く揺さぶるのだ。バレエだからこそ描き出せる日本の美、深淵なる愛のドラマとは――その答えがここに!■いま世界中から熱視線を浴びるバレエ界の貴公子 ジュリアン・マッケイ米国モンタナ州生まれ。当時外国人最年少の11歳でボリショイ・バレエ・アカデミーに入学。ローザンヌ国際バレエコンクールで研修賞を受賞したのち、英国ロイヤル・バレエ団に入団。2016年、ミハイロフスキー・バレエに移籍。世界の主要劇場でゲスト出演するほか、22年9月からはミュンヘン・バレエのプリンシパルとして活動中。現在 24歳。容姿端麗にして傑出した実力を備えたこの若きスターは今や世界中の注目を集め、「VOGUE」「Numero」誌が特集を組むなどモード界をも魅了している。Instagram:@julianmackayジュリアンのプロモーション動画も是非ご利用ください! ジュリアン・マッケイ プロモーション動画ジュリアン・マッケイ (C)Yumiko Inoueジュリアン・マッケイ_2 (C)Yumiko Inoueジュリアン・マッケイ_3 (C)Nicholas MacKayジュリアン・マッケイ_4 (C)Nicholas MacKay■―注目のキャスト陣―新たな主演の組み合わせや初披露の役を演じるトップダンサーなど見どころが満載!シャープレス役で出演が決まったスチュアート・キャシディをはじめ、荒井祐子、宮尾俊太郎ら初演時のキャストも集結し進化する名作を支えます!■―蝶々役―飯島望未 Nozomi Iijima飯島望未大阪府生まれ。2008年ヒューストン・バレエに当時最年少の16歳で入団。19年3月、同団のプリンシパルに昇格。21年に帰国し5月にKバレエ カンパニー『ドン・キホーテ』にゲストで主演。同年8月プリンシパル・ソリストとして入団。22年3月プリンシパルに昇格。19年、シャネルビューティアンバサダーに就任するなどファッション業界でも幅広く活躍中。成田紗弥 Saya Narita成田紗弥大阪府生まれ。2歳よりバレエを始める。2009年ドイツのマンハイム国立バレエ・アカデミーに留学。13年韓国のユニバーサル・バレエ団に入団。17年『くるみ割り人形』で全幕主演デビュー。18年9月Kバレエ カンパニーにプリンシパル・ソリストとして入団。数々の作品で主演を務め、本作初演時にも蝶々役を経験。岩井優花 Yuka Iwai岩井優花岩手県生まれ。4歳よりバレエを始める。2014年よりジョフリーバレエアカデミー シカゴ トレイニープログラム所属。15年同校スタジオカンパニー入団。16年ユース・アメリカ・グランプリNYファイナルTOP12。17年ジョフリーバレエ入団。21年4月Kバレエカンパニーにソリストとして入団。22年9月ファースト・ソリストに昇格。『ロミオとジュリエット』のジュリエットを務めるなど、期待の新星。■~STORY~開国まもない明治の長崎。武家に生まれた蝶々は、幼い頃に父が自害し家が没落、今は遊女見習いとして遊郭に身を置いている。一方、アメリカでは海軍士官ピンカートンが長崎への赴任を命じられ、恋人ケイトとの別れを惜しみつつ日本へと旅立つ。長崎にやって来たピンカートンは、仲間と共に遊郭を訪れる。あでやかな花魁道中に目を奪われる男たち。そんななか、ピンカートンはひとりの可憐な少女に出会い、心惹かれる。それは蝶々だった。遊郭を取り仕切るゴローと遊女たちの世話役スズキの勧めにより、ピンカートンは蝶々を現地妻として娶ることを決める。ピンカートンのもとに嫁いだ蝶々は、この結婚が一時的なものであるとは知らず、生涯の愛を捧げることを誓う。改宗までした蝶々に叔父のボンゾウは激怒し、彼女を勘当する。蝶々はピンカートンの優しさに慰められ、ふたりは初めての夜を過ごす。ピンカートンが帰国し数年が過ぎた。幼なじみのヤマドリの求婚を断り、幼い息子と共に帰りを待ちわびる蝶々。だが、彼女の前に現れたのはピンカートンの妻となったケイトであった。すべてを知った蝶々が選び取った道とは…(C)Ayumu Gombi(C)Shunki Ogawa■熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023 『蝶々夫人』 公演概要【日時】2023年5月24日(水)~28日(日)【会場】東京文化会館 大ホール【チケット料金(税込)】チケット発売中!!S席¥16,000/A席¥12,000/B席¥9,000/C席¥7,000/D席¥5,000A親子席¥16,000 学生券¥4,000※A親子席 大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下)(A席エリア)※学生券 中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース 他【お問合せ】チケットスペース: 03-3234-9999 公式HP : 主催 : TBS特別協賛 : 大和ハウス工業株式会社協賛 : 株式会社SL Creationsオフィシャルエアライン: ANA制作 : K-BALLET/TBS公式ウェブサイト: Instagram : @k_ballet_company_officialTwitter : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月05日1952年創立。今年70周年の東京二期会の秋からの新シーズンがプッチーニ《蝶々夫人》で幕を開ける。初日を2日後に控えた9月6日(火)のゲネプロ(最終の通しリハーサル)を取材した。栗山昌良演出の美しい舞台。幾度も再演を重ねている定評あるプロダクションは、二期会の大切な財産だ。96歳のレジェンドは、この再演でも直接指導に当たったという。しだれ桜や、背景画の役割も果たす金屏風。障子越しのやわらかな光。そして着物姿の歌手たちの細部まで練り込まれた所作や間。伝統的な日本の美がプッチーニの音楽と絶妙に結合している。そのプッチーニを鮮やかに描き出すのが指揮者アンドレア・バッティストーニだ。オペラ界のトップ指揮者として世界を駆け巡る現代の巨匠。キレキレの序奏からいきなりドラマに引き込まれる。よく歌う甘い旋律。終幕へ向かってどんどん切羽詰まっていく緊張感も緩みなく伝わってくる。それに応える歌手陣の水準は高い。この日は公演初日&3日目の出演陣によるゲネプロで、蝶々さん役(ソプラノ)は同役でゆるぎない高評価を得ている大村博美。ピンカートンの愛を信じ続ける強さから、裏切られた絶望と慟哭まで、声の表情で見事に表現する。ピンカートン役(テノール)は宮里直樹。深く考えずに現地妻を娶る第1幕の軽薄さと、第3幕で自らの犯した罪に後悔するさまを、こちらも巧みに歌い分けた。山下牧子が演じるスズキ役(メゾ・ソプラノ)の存在感もすごい。一方、公演2日目&4日目にも、日本を代表する蝶々さん役の一人である木下美穂子が出演。こちらも役と一体化した声の演技を聴かせてくれるはず。ピンカートンは城宏憲。彼も宮里も現在の日本のテノール界を牽引する中堅世代の旗手だが、声のキャラクターや歌のスタイルは異なるので、その違いを聴き比べるのも面白そうだ。二期会《蝶々夫人》は9月8日(木)9日(金)10日(土)11日(日)の全4公演。新国立劇場オペラパレスで。上演時間は第1幕後の休憩1回を含めて約2時間50分。*******なお、この日のゲネプロ前に記者会見があり、早くも2023/2024シーズンの公演ラインアップが以下のように発表された(演目名の後の※印は新制作上演)。[2023年10月]ヴェルディ《ドン・カルロ》※(イタリア語・全5幕版)アンドレア・バッティストーニ指揮/ロッテ・デ・ベア演出[2023年11月]ヘンツェ《午後の曳航》※アレホ・ペレス指揮/宮本亜門演出[2024年2月]ワーグナー《タンホイザー》アクセル・コーバー指揮/キース・ウォーナー演出[2024年5月]ヘンデル《デイダミア》※(二期会ニューウェーブ・オペラ劇場)鈴木秀美指揮/中村蓉演出[2024年7月]プッチーニ《蝶々夫人》 ダン・エッティンガー指揮/宮本亜門演出「新しいことを次々と 東京二期会」をスローガンに、創立100年を目指しての新たな一歩を踏み出す。(宮本明)
2022年09月08日9月、東京二期会の新シーズンが《蝶々夫人》(プッチーニ)で幕を開ける。創立70周年記念シリーズの一環。明治の長崎を舞台に、米海軍士官と結婚した日本人妻の愛と悲劇を描くオペラは、ミュージカル《ミス・サイゴン》の下敷きにもなっている名作だ。主役の木下美穂子(ソプラノ)に聞いた。これまでに50以上のプロダクションで100回ほど演じてきたという蝶々さん役。「お話をいただくたびに、また歌える!といううれしさとともに、またあの苦しみを味わうのか、という不安も湧いて、いつも覚悟が必要な役です。出ずっぱりの長丁場をきっちり声楽的に最後まで持っていけるかが一番の問題ですが、メンタルの疲労も激しい。結婚の幸せから絶命まで、彼女の人生を歌っていくと、最後は心も喉もぐったり。その世界から抜けるのには時間が必要で、『終わった!さあ帰りましょう』という感覚はいっさいありません。独特なオペラだと思います」役と完全にリンクして演じている証拠だろう。「あとはやはり日本的な所作ですね。とくに日本で歌う時には、お客さまが着物の所作などもよくご存知なので、いっそう神経を使います。ただし、そこだけを追求していくとプッチーニの音楽とかけ離れてしまう危険もある。毎回答えを探しながら演じています」今回の舞台は、その「日本の美」に彩られた栗山昌良演出。栗山は1957年に二期会で『蝶々夫人』を初演出。現在の舞台は90年代に新制作され繰り返し上演されている、栗山=蝶々夫人の決定版だ。「私は今回で5回目。美しくて、歌える喜びがあって、何度でも演じたい舞台です。最初にお会いした時、登場で一歩足を踏み出した途端に『ストップ!椅子を持ってきて座りなさい』と厳しくご指導いただいたことを、稽古場に向かう道で今も思い出します」96歳の大巨匠はいまだ現役で、今回の稽古にも指導に出向いた。公演の指揮者アンドレア・バッティストーニは35歳のイタリアの若き至宝。世代も国も超えたコンビの化学反応も楽しみ。木下は見せどころとして第3幕を挙げた。「ただきれいに、ただ悲しく歌うのではなく、強さや可愛らしさ、機転のきく利発さ…、瞬間ごとにいろんなチャーミングな蝶々さんを印象づけたい。私は第3幕が一番好きなんです。張り詰めた空気の中で続く短いセンテンス。言葉の一つひとつの重みを伝えられるように、集中して歌っています。ぜひお越しください」二期会《蝶々夫人》は9月8日(木)9日(金)10日(土)11日(日)の4公演。新国立劇場で。(宮本明)
2022年08月31日ロンドン発のフラワーウォッチブランド「オリビア・バートン(OLIVIA BURTON)」から、春の新作腕時計が登場。蝶々がきらめく「スパークルバタフライ(SPARKLE BUTTERFLY)」と、満開の花々にインスピレーションを得た「ブロッサム(BLOSSOM)」が、2022年3月4日(金)より全国の取扱店舗で発売される。「オリビア・バートン」2022年春の新作腕時計蝶々きらめく「スパークルバタフライ」新しい季節の始まりを象徴する蝶をモチーフにした「スパークルバタフライ」は、文字盤に散りばめたクリスタルと模造パールの間に、マザーオブパールで表現した蝶々たちが舞う可憐なモデル。シルバー×ペールブルー、ゴールド×ゴールドの新作に加えて、ローズゴールドのストラップにペールトーンのグラデーション文字盤を合わせた、オリビア・バートンストア2店舗と公式オンラインストア限定モデルも展開される。立体的な花を文字盤にあしらった「ブロッサム」一方の「ブロッサム」は、最新の技術を駆使し、サンレイダイアル上に3Dの立体的な花をあしらった腕時計。奥行きのあるケースデザインも相まって、時計の中に本物の花が咲いているかのような華やかな佇まいが魅力だ。こちらも、ピンクのレザーベルト、シルバーメッシュベルト、ローズゴールドメッシュベルトの3種類が用意されている。なお、オリビア・バートン 伊勢丹新宿店・グランフロント大阪店、公式オンラインストアで「スパークルバタフライ」「ブロッサム」の腕時計を購入すると、蝶をモチーフにしたバタフライピンバッチが先着順でプレゼントされる。商品情報オリビア・バートン 2022年春の新作腕時計「スパークルバタフライ」「ブロッサム」発売日:2022年3月4日(金)※2月25日(金)よりオリビア・バートンストア2店舗及びオリビア・バートンオンラインストアにて先行予約開始。価格帯:・「スパークルバタフライ」18,700〜24,200円・「ブロッサム」18,700〜24,200円取扱店舗:全国のオリビア・バートン 取扱店舗※一部店舗限定モデルあり。【問い合わせ先】・オリビア・バートン 伊勢丹新宿店TEL:03-3352-1111(大代表)・オリビア・バートン グランフロント大阪店TEL:06-6467-8765
2022年02月28日俳優の佐々木蔵之介が主演を務めるドラマ『ミヤコが京都にやって来た!』(ABCテレビ 毎週日曜23:55~/テレビ神奈川 毎週火曜23:00~)が、13日よりauスマートパスプレミアムとTELASAで見放題独占配信を開始した。風光明媚な古都・京都でオールロケを行った同作は、父と娘が人々との触れ合いを通じて心を通わせていく人情ドラマ。京都で町医者として穏やかな日々を過ごしていた佐々木演じる独り身の中年男性のもとに、別れた妻と暮らしていたはずのひとり娘が突然やって来る。娘役は若手女優・藤野涼子が演じ、市川猿之助など実力派の俳優陣が脇を固める。今回の配信にあたり、佐々木と藤野からコメント動画が到着した。京都出身の佐々木は「知らなかった新しい京都もたくさんあります。京都の美しいあたたかい景色をお借りした、父と娘の物語です」とアピール。藤野は撮影を「京都の隠れた観光名所を巡ったりしていて、ドラマ内でも京都のおいしい食べ物をたくさん食べさせてもらいました」と振り返り、舞台となった京都の美しさについて「目で見ても楽しめるドラマとなっているので、ぜひ皆さんご覧ください」と呼びかけた。
2021年01月13日株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、2021年1月9日(土)に、『立体刺繍の花と蝶々』を発売いたします。刺繍枠を使わずに、フェルトに刺繍を施すオフフープ技法で、6つの花と18の蝶々を作ります。フェルトを芯にすることで、見かけの繊細さに反して、しっかりと厚みのある作品にしあがります。刺繍は主にブランケットステッチとサテンステッチ。アクセサリーにもできる小さなモンシロチョウから、迫力のある大きな蝶、摘みたてのようなみずみずしい花々の作り方を紹介します。美しく、神秘的な立体刺繍の世界をお楽しみください。【目次】はじめにナノハナ/モンシロチョウ/バラ/ベンゲットアゲハ/ベニモンシロチョウ/サフォードクチョウ/スイートピー/オオカバマダラ/ジョルダンアゲハ/クギヌキフタオ/オオゴマダラタイマイ/スミレ/ツマムラサキマダラ/タカネクジャクアゲハ/ドルーリーオオアゲハ/ホソバジャコウアゲハ/アツミゲシ/テンジクアゲハ/フトオアゲハ/ボルネオキシタアゲハ/トケイソウ/エラートドクチョウ/オウゴンテングアゲハ/ハレギチョウHowtomake材料表、実物大型紙の見方/材料と道具/制作の前に/基本のテクニック1・2/各花のテクニック/各作品のレシピ/使用しているステッチ【著者プロフィール】PieniSieni(ピエニシエニ)日本フェルタート®協会代表理事。刺繍枠を使わないオフフープ®技法による立体刺繍を考案。シートフェルトにビーズや刺繍を施しカラフルな花や昆虫の制作を得意とする。テレビなどのメディア出演のほか、雑誌や通信講座、キットへのデザイン提供多数。池袋コミュニティ・カレッジで講師活動をしながら、SUNFELTSHOPでの講師育成講座により講師の育成に励む。文部科学大臣賞ほか受賞多数。『立体刺繍で作る12カ月の花のアクセサリー』(KADOKAWA)、『いちばんちいさなフェルトの花アクセサリー』(エクスナレッジ)など著書多数。【書籍概要】書名:立体刺繍の花と蝶々著者:PieniSieni仕様:B5変判、112ページ定価:本体1,600円+税発売日:2021年1月9日(土)ISBN:978-4-416-52100-7【書籍のご購入はこちら】誠文堂新光社 書籍紹介ページへ【書籍に関するお問い合わせ先】株式会社誠文堂新光社〒113-0033東京都文京区本郷3-3-11フェイスブックツイッター株式会社 誠文堂新光社 HPへ企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年01月03日三谷幸喜と戸田恵子。一人芝居『なにわバタフライ』(2004年初演)でミヤコ蝶々をモデルとした喜劇女王の生涯を描ききり、喝采を浴びた黄金コンビだ。そんなふたりが手を組む舞台『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』が、全国ツアーを経て、東京・スパイラルホールにて12月19日(木)から25日(水)まで上演される。この作品で描かれるのは、ジュディ・シルバーマンという名の女性の生涯。映画『オズの魔法使』をはじめとする作品群で子役時代から世界中に知られたジュディ・ガーランドの影となって生き抜いた人物だ。ある時は、付き人として。またある時は、専属の代役として。ジュディ・ガーランドの女優人生とは切っても切れないパートナーである。ガーランドが輝けば輝くほど、誇らしい。そして、それと同じくらい、憎らしい。そんな筆舌に尽くしがたい“もうひとりのジュディ”の心理を、もはや円熟の域に達した三谷の構成・演出、戸田の出演で描いていく。本作は昨年5月、「Keiko Toda 60years Anniversary」として初演されたもの。ピアノやコントラバスの生演奏にのせて、少女のときめきから大人の屈折まで、自在に行き来する戸田の熱演に拍手がはじけた。1年半ぶりとなる今回の再演では、さらに磨きをかけたステージになること必至。私たちがうっとりと見惚れる名作の影には、たくさんの人たちの知られざる心理がうごめいている。それを踏まえて、年末年始、改めてジュディ・ガーランドの出演作を観なおすのも一興かもしれない。文:小川志津子
2019年12月17日世界の一流オペラハウスを舞台に活躍中のソプラノ大村博美のリサイタルが開催される。その彼女の価値を世界に知らしめた演目がプッチーニの名作オペラ『蝶々夫人』だ。オペラ史上に残るヒロイン“蝶々夫人”を演じた回数はすでに100回を超え、昨年はついにプッチーニの生地イタリア・トスカーナ州トッレ・デル・ラーゴで毎年開催されている「プッチーニ・フェスティヴァル」において、この大役を歌ったというのだから本物だ。もちろん当たり役の“蝶々夫人”以外にも、ヴェルディ作品における数々の熱唱ぶりは注目の的。世界に通用する数少ない歌手の1人としてその存在感は高まるばかりだ。今回のリサイタルでは、イタリア有数のマエストロにしてプッチーニ・フェスティヴァルの理事を務めるアルベルト・ヴェロネ−ジがピアノを担当し、プッチーニを始め、リストやグノーにトスティなどなど、大村の魅力を引き出す素敵なプログラムがずらりと並ぶ。まさに今が旬のソプラノ大村博美を聴き逃がすことなかれ。●大村博美さんインタビュー(今回の公演に寄せて)
2019年11月28日つい先日『カルミナ・ブラーナ』という大作を世に送り出したばかりの熊川哲也が、早くも次なる新作を発表する。プッチーニのオペラ『蝶々夫人』を全幕バレエ化する『マダム・バタフライ』だ。『カルミナ・ブラーナ』がBunkamura開業30周年記念公演なら、こちらはKバレエ カンパニーの20周年記念公演。本日9月27日に東京・オーチャードホールで幕を開けたあと、10月10日(木)からは東京文化会館 大ホールでも公演を行う。過去には『カルメン』でもオペラのバレエ化に挑んだ熊川。その時はオペラの物語に忠実に沿う形だったが、今回は肉付けを施すと言う。開国まもない長崎で、遊女見習いのバタフライと米兵ピンカートンが出会い、つかの間の結婚生活を送る……という骨子はそのままに、ピンカートンのアメリカ時代や、彼がバタフライを見初めた過程などを追加。アメリカのシーンではドヴォルザークの音楽も使うなど、演出・振付・台本をひとりでこなす、熊川ならではの手法で悲恋物語を描き出す。舞台美術を手がけるのは、オペラやミュージカルでも多くの実績を持つダニエル・オストリング。西洋で生まれた日本が舞台のオペラを、日本人振付家が西洋人デザイナーとともに、西洋の踊りであるバレエで表現する本作。和と洋がどのように融合するのかにも注目だ。文:町田麻子
2019年09月27日ジャコモ・プッチーニ作曲のオペラ『蝶々夫人』が、2019年10月3日(木)から6日(日)まで東京文化会館 大ホールで、10月13日(日)に神奈川・よこすか芸術劇場で上演される。今回上演される『蝶々夫人』は、東京二期会と、ドイツのザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場の共同制作公演。東京で初演を行った後、ドイツ、デンマークでの上演も予定されている。演出を担当するのは、ミュージカルはもちろん、ストレートプレイ、歌舞伎とジャンルレスな活躍を見せる宮本亜門。近年はオペラ演出家としても本場ヨーロッパで高い評価を得ており、『魔笛』『金閣寺』などでは、東京二期会とともに最新のテクノロジーを駆使した新感覚の表現方法に挑戦した。指揮は、2016年に東京フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任した、アンドレア・バッティストーニ。世界的にも重要な指揮者の1人と評されており、2011年『ナブッコ』で、東京二期会が最初に招聘して以来、ダイナミックかつ格調高い演奏で多くのファンを魅了している。衣装デザインは、ケンゾー(KENZO)の創始者であるデザイナー髙田賢三が担当。髙田は2016年にフランス政府からレジオンドヌール勲章シュヴァリエ位を授与された世界的デザイナーでもあり、どのような衣装で観るものを楽しませてくれるのか、期待が高まる。タイトルロールを演じるのは、2017年の東京二期会『蝶々夫人』でもダブルキャストを務めた、大村博美と森谷真理。フランスを拠点に活躍する大村博美は、世界中のオペラハウスで100公演以上「マダム・バタフライ」を担当しており、2018年はプッチーニ・フェスティバルで日本人初の同役の初演を務めた。森谷真理は、メトロポリタン歌劇場で『魔笛』夜の女王を演じて以来、高い評価を得て、国内外で幅広い活躍を見せている。その他、装置、照明、映像スタッフにも、宮本亜門と名舞台を作り上げてきたプランナー陣が顔を揃えている。【詳細】ジャコモ・プッチーニ 蝶々夫人オペラ全3幕 日本語及び英語字幕付原語[イタリア語]上演 新制作上演日:2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00※開場は開演の60分前場所:東京文化会館 大ホール(東京都台東区上野公園5-45)指揮:アンドレア・バッティストーニ演出:宮本亜門衣裳:髙田賢三料金(全席指定・税込):・10月3日(木)・4日(金)公演平日スペシャル料金S15,000円 A13,000円 B10,000円 C8,000円 D6,000円 学生2,000円・10月5日(土)・6日(日)公園S17,000円 A14,000円 B11,000円 C8,000円 D6,000円 学生2,000円※学生席の予約は二期会チケットセンター電話のみの取扱い。※6日(日)公演 託児サービス有り。チケット予約・問合せ:・チケットスペース TEL:03-3234-9999・二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831プレイガイド:・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード148-533)・ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード32023)・イ-プラス・東京文化会館チケットサービス TEL:03-5685-0650■横須賀公演上演日:10月13日(日)15:00開演(14:15開場)場所:横須賀芸術劇場(神奈川県横須賀市本町3-27)料金(全席指定・税込):S席13,000円 A席11,000円 B席8,000円 C席5,000円 学生席2,000円※学生席の予約は二期会チケットセンター電話のみの取扱い。※未就学児入場不可。チケット予約・問合せ:・チケットスペース TEL:03-3234-9999・二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831プレイガイド:・横須賀芸術劇場電話予約センター TEL:046-823-9999(プレミアム倶楽部会員専用ダイヤル046-823-7999)・横須賀中央駅西口モアーズシティ1階(モアーズストリート)/芸術劇場1階(サービスセンター内)・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード未定)・ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード未定)・イ-プラス写真提供:公益財団法人東京二期会撮影:三枝近志
2019年09月13日10月に新制作上演される東京二期会の《蝶々夫人》(プッチーニ)は、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場との共同制作公演。6月12日都内で開かれた制作発表会に、演出の宮本亜門、衣裳を手がける世界的デザイナー高田賢三らが出席した。【チケット情報はこちら】今回、ヨーロッパの名門ザクセン州立歌劇場でも上演されると聞いて、「身体が震えました」と宮本。演出については、あえて「愛」に集中したいと語る。宮本「オペラの中の蝶々夫人は15歳。やや年上のピンカートンとの、若いふたりの純粋な愛を表現したい。ちょっと照れくさいと思われるかもしれませんが、難しくするよりも、あえて、お客さんが『うわーっ、人間ってなんて美しいんだろう!』と感動するような、国を超えた愛の形を世界中に広めたいと思っています」また、上演のたび、着物や所作など「日本」の描き方に過度に敏感になりがちなのも《蝶々夫人》だ。宮本は「僕たちは日本人だけれど、現代の日本で生きているということを思いながら、新たな視点を入れたい」と意気込みを語った。なお、今回のチラシやポスターのヴィジュアルは、2012年に宮本が《蝶々夫人》の物語と音楽をベースに制作した《マダム・バタフライX》と共通だ。その意図やいかに?一方、高田賢三がオペラ衣裳を手がけるのは1999年のパリ・オペラ座の《魔笛》以来2度目。日本国内では初めて。高田「《蝶々夫人》は僕にとってオペラの原点。見方によってシチュエーションがさまざまに変わるので、難しいし面白い。亜門さんにいろいろな話を聞きながら頑張っています」宮本「第1幕で蝶々夫人は、キリスト教に改宗したことを告げます。(ピンカートンと結婚することで)アメリカ人になりたいということから始まっているので、第2幕からは和服ではなく、むしろ洋服でもいいのではないかと」高田「でも、洋服を作るにしても、当時はやはり着物の生地で作った洋服。今回、染めじゃなくて、全部織りでやってもらっています。伝統的なものを守りつつ、モダンなファンタジーに持っていきたい」この日は、宮本亜門が5月に前立腺がんの手術後の初の公の場への登場とあって、テレビ各局のカメラ・クルーも多数訪れ、会見での元気そうな様子が、多くのワイドショーで放送された。東京二期会の《蝶々夫人》は2019年10月3日(木)から6日(日)まで4公演(東京文化会館)。俊英アンドレア・バッティストーニの指揮。出演はダブル・キャストで、蝶々夫人(ソプラノ)に森谷真理と大村博美、ピンカートン(テノール)に樋口達哉と小原啓楼ほか。東京でのワールド・プレミエののち、2020年に共同制作のドレスデンとコペンハーゲンで上演。さらに、すでにサンフランシスコ・オペラでの上演が決まり、他にも申し込みが来ているという。まさに日本が世界に向けて発信するオペラ・プロダクション。今後の成り行きからも目が離せない。文:宮本明
2019年06月24日「昔から演出したいと思っていた作品。2020年には海外上演が決まっていて、有名なザクセン州立歌劇場でも行うと聞いたときは、身体が震えた。賢三さんにドキドキしながらお願いしたと」と宮本亜門さん。「大変な仕事なので迷いもありましたが、あこがれの作品だったので引き受けました。すごく難しいが、面白い。日本の着物でファンタジーを表現したい」と髙田賢三さん。この秋、公益財団法人東京二期会が、ザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演で、ジャコモ・プッチーニ作曲のオペラ『蝶々夫人』を上演します。■最高のスタッフ・キャストで贈る、新制作の『蝶々夫人』東京二期会は、これまでも各国の歌劇場と共同制作によって、世界水準のオペラ公演を日本で実現させてきましたが、本プロダクションは東京でワールド・プレミエを迎えます。その後に、ドイツ、デンマークでの上演を予定しており、今回の『蝶々夫人』は、まさに“日本が世界に向けて発信するオペラ”いえます。これからの日本におけるオペラ文化を考える上でも、きわめて重要な意味を持つ本プロダクションに、最高のスタッフ、キャストが集まりました。演出は、宮本亜門。東京二期会とともに『魔笛』(リンツ州立劇場との共同制作)、『金閣寺』(フランス国立ラン歌劇場との共同制作)と、最新のテクノロジーを駆使した新感覚の表現方法によってオペラの可能性を拡げ、本場ヨーロッパで高い評価を得る舞台を生み出してきました。ミュージカルはもちろん、ストレートプレイ、歌舞伎とボーダーレスな活躍を続けていますが、近年オペラ演出家としての評価を揺るぎないものとしています。指揮は、アンドレア・バッティストーニ。世界的に同世代の最も重要な指揮者の一人と評されており、2011年『ナブッコ』で、東京二期会が最初に招聘して以来、ダイナミックかつ格調高い演奏で日本でも多くのファンを獲得。2016年には東京フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任しました。彼にしか成し得ないプッチーニの音楽も大きな期待です。さらに、「ケンゾー(KENZO)」ブランドの創始者であるデザイナー髙田賢三が衣裳デザインを担当。2016年にフランス政府からレジオンドヌール勲章シュヴァリエ位を授与された世界的デザイナーです。■世界的評価を得ているふたりのディーヴァが競演!日本人が演じる、世界の「マダム・バタフライ」を表現『蝶々夫人』はなんといっても、タイトルロール。今回は、2017年の東京二期会『蝶々夫人』(栗山昌良演出)でもダブルキャストを務めた、大村博美と森谷真理がふたたび“蝶々さん”を演じます。フランスを拠点に活躍する大村博美は、世界中のオペラハウスで100公演以上同役を歌っており、昨年はプッチーニ・フェスティバルで日本人初の同役の プレミエを務めました(本年夏も『トスカ』題名役出演予定)。森谷真理は、メトロポリタン歌劇場で『魔笛』夜の女王を務め、高い評価を得て以来、国内外問わず、目覚ましい活躍をみせています。文字通り、世界を股にかけて活躍するふたりのソプラノが、東京発信の新しい「マダム・バタフライ」像を創造します。開催概要東京二期会オペラ劇場、ザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演ジャコモ・プッチーニ作曲『蝶々夫人』〈新制作〉オペラ全3幕日本語及び英語字幕付原語(イタリア語)上演2019年10月3日(木) ~6日(日)東京文化会館 大ホール2019年10月13日(日)よこすか芸術劇場(お問い合わせ先)二期会チケットセンターTEL 03-3796-1831指揮アンドレア・バッティストーニ Andrea Battistoni1987年ヴェローナ生まれ。アンドレア・バッティストーニは、国際的に頭角を現している同世代の最も重要な指揮者のひとりと評されている。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場の首席客演指揮者、2016年10月東京フィル首席指揮者に就任。『ナブッコ』、リゴレット(東京二期会)、グランドオペラ共同制作『アイーダ』のほか、〈ローマ三部作〉、「展覧会の絵」「春の祭典」等数多くの管弦楽プログラムで東京フィルを指揮。東京フィルとのコンサート形式オペラ『トゥーランドット』(2015 年)、『イリス(あやめ)』(2016年)、『メフィストーフェレ』(2018年)で批評家、聴衆の双方から音楽界を牽引するスターとしての評価を確立。同コンビで日本コロムビア株式会社より9枚のCDをリリース。ミラノ・スカラ座、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、スウェーデン王立歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、バイエルン国立歌劇場、マリインスキー劇場、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、イスラエル・フィル等世界の主要歌劇場・オーケストラと共演を重ねている。2017年には初の著書『マエストロ・ バッティストーニの ぼくたちのクラシック音楽』を音楽之友社より刊行。演出宮本亜門Amon Miyamoto2004年、ニューヨークのオンブロードウェイにてミュージカル『太平洋序曲』を東洋人初の演出家として手がけ、同作はトニー賞の4部門でノミネートされる。ミュージカルのみならず、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎など、ジャンルを越える演出家として、活動の場を国際的に広げている。東京二期会のオペラ演出としては、モーツァルト×ダ・ポンテの三部作として2002年『フィガロの結婚』(2011、16年再演)、2004年『ドン・ジョヴァンニ』、2006年『コジ・ファン・トゥッテ』(文化庁芸術大賞受賞)を精力的に演出。そして2009年に『ラ・トラヴィアータ』。13年にはオーストリア・リンツ州立歌劇場シーズンオープニングとして自身欧州でのオペラ初となるモーツァルト『魔笛』を演出し、連日満席の大成功を収めた。15年には東京二期会にて同演目のジャパン・プレミエを飾った。北米でのオペラ進出は、2007年米・サンタフェ・オペラにてタン・ドゥン作曲の現代オペラ『TEA: A Mirror of Soul』(アメリカン・プレミア)を演出。2011年、宮本が初代芸術監督に就任した神奈川芸術劇場KAATの杮落とし公演として、三島由紀原作の舞台『金閣寺』を演出。同年ニューヨーク公演も成功をさせ、その後も再演を重ねた。その舞台で培った経験をもとに、次は2018年フランス国立ラン歌劇場(ストラスブール、ミュールーズ)において黛敏郎作曲オペラ『金閣寺』を新制作初演した。「宮本亜門の演出は、演劇面における芸術的達成という点でも、公演の成功を完璧なものにした」など絶賛を浴び、19年2月、東京二期会での凱旋公演を行った。近年の活動としては、2018年9月には日仏友好160周年を記念した「ジャポニスム2018」の一環として、ベルサイユ宮殿オペラハウスにて、皇太子さまとマクロン大統領をゲストに、能×3D映像『幽玄』を上演した。また2019年7月には、初めてのフィギュアスケート演出『氷艶2019~月光かりの如く~』(横浜アリーナ)を手がける。衣裳デザイン 髙田賢三 Kenzo Takada兵庫県生まれ。1960年第8回装苑賞受賞。1961年文化服装学院デザイン科卒業、1965年に渡仏。1970年 パリ、ギャラリー・ヴィヴィエンヌにブティック「ジャング ル・ジャップ」をオープン。初コレクションを発表。パリの伝統的なクチュールに対し、日本人としての感性を駆使した新しい発想のコレクションが評判を呼び、世界的な名声を得る。その後ブランドを「KENZO」とし、高い評価を受ける。1984年仏政府より国家功労賞「シュヴァリエ・ド・ロルドル・デザール・エ・レトル」芸術文化勲章(シュヴァリエ位)受章。1998年仏政府より国家功労賞「コマンドゥール・ド・ロルドル・デザール・エ・レトル」芸術文化勲章最高位の(コマンドゥール位)受賞。1999年2月、ニュ-ヨ-クで国連平和賞(タイム・ピース・アワード)の’98年ファッション賞を受賞。10月パリコレクレションを最後に KENZO ブランドを退く。同年紫綬褒章を受章。2004年開催アテネオリンピック日本選手団公式服装をデザイン。パリ市よりパリ市大金賞を受賞。その後、デザイナー活動及び絵画を手掛けている。絵画展は、フランス、モロッコ、アルゼンチン、ウクライナ、ロシアで開催。またドイツにて2008年に開催。現在は、クリエーションにおける異業種とのコラボレート事業を展開。その他、世界の伝統文化を継承する為の活動をライフワークのひとつともしている。2016年 仏政府よりレジオンドヌール勲章「名誉軍団国家勲章」(シュヴァルエ位)を受勲。同年8月下旬より限定一年間、日本において、セブン&アイ・ホールディングスの社傘下のそごう・西武及びイトーヨーカドーのPBブランド「セット・プルミエ」を展開。2017年12月『夢の回想録』出版。2018年Edition du Chêne より『KENZO TAKADA』を出版。
2019年06月17日レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(Les Merveilleuses LADURÉE)2019年春コレクション「花と蝶々」が、2019年1月18日(金)より発売される。テーマは「花と蝶々」レ・メルヴェイユーズ ラデュレ2019年春は、花々に囲まれて蝶が舞うのどかな庭園での散歩からインスピレーションを得た。数量限定のフェイスパウダーをはじめ、新商品のリップカラー、アイカラーなどがラインナップしている。"立体感”を演出ピンクのフェイスパウダー「イルミネイティング フェイス パウダー」は、艶と輝きを与え立体感を演出してくれるフェイスパウダー。繊細なレッドやブルーなど偏光パールを含んだ、ルミナスピンクのパウダーは、肌にのせると毛穴、凹凸をカバーし、なめらかで均一な膜を作ってくれる。ふわっとのせれば、毛穴レスな美しい肌へと導いてくれる。パッケージには、蝶々をあしらって華やかな仕上がりに。メルヴェイユーズたちが愛した薔薇とともに描かれ、幸福感に満ちたメイク時間を届けてくれる。ピンクだけで10色!新リップカラーリップ製品の注目は「ピンク」だけにこだわった新リップカラー。赤みを含んだルビーピンク、朱をひそめたウォームピンク、肌に寄り添うピンクベージュ、プラムのようなノーブルピンクなど、ニュアンス違いで全10色のピンクを揃えた。自分を幸せにしてくれる"マイピンク”がきっとみつかるはず。テクスチャーは、体温でとろけるオイルと、なめらかに伸び広がるオイルを配合しているため、なめらかな質感。さらに、抱水性の高いオイルも含んでいるため、唇の水分を抱え込み、うるおいが長く続く。理想のリップラインをゲット新「リップ ブラッシュ」また、新リップカラーと合わせて使いたい「リップ ブラッシュ」も新登場。ブラシは、太さの違う2種類の人工毛をブレンドし、ラウンドシェイプに整えた。1本1本の毛先が細くなっているので繊細なラインも思いのまま。「リップ ブラッシュ」を使って唇に色をのせれば、理想のリップラインをゲットできそう。カメオの単色アイカラーカメオのブローチをイメージした「アイカラー」は、テンションUPしてしまう優雅な仕上がり。宝石のようなパレットの中には、こだわりのアイカラーが1つセットされている。カラーパレットは自然の情景をイメージして製作。渋甘ニュアンスのマロンブラウン、陽の光を感じるオレンジ、深い森を表現したフォレストブルーなど、全5色での展開だ。パウダーは、オイルコーティングパウダーを多く配合しているの、ふんわりした肌あたりながら、しっかり密着。撥水性に優れているため、時間が経ってもつけたての美しさが続く。リップカラー スペシャルイベントが大阪・阪急三番街で開催レ・メルヴェイユーズ ラデュレは、大阪・阪急三番街 HANKYU BEAUTY STUDIOで新リップカラーのスペシャルイベントを2019年2月15日(金)から3月5日(金)まで開催する。イベント会場では、こだわりの10色のピンクカラーリップを用意。さらに、人気のチーク カラー パウダーやアイカラー、リップ グロスなどの人気アイテムも購入可能だ。新作のリップカラーに、チーク カラー パウダーのサンプル、オリジナルポーチが一つになったイベント限定のキットは必見。ぜひ足を運んで、レ・メルヴェイユーズ ラデュレの世界観を楽しんで。【詳細】レ・メルヴェイユーズ ラデュレ2019年春コレクション「花と蝶々」発売日:2019年1月18日(金)・イルミネイティング フェイス パウダー 1色 6,000円+税<数量限定品>・リップカラー 全10色 各3,200円+税<新商品>・リップ ブラッシュ 2,800円+税<新商品>・アイカラー 全5色 各2,500円+税<新商品>■レ・メルヴェイユーズ ラデュレ「リップカラースペシャルイベント」開催期間:2019年2月15日(金)~3月5日(火)※2月20日(水)は定休日。会場:阪急三番街 HANKYU BEAUTY STUDIO住所:大阪府大阪市北区芝田1丁目1-3 阪急三番街 南館1F営業時間:10:00~20:00 ※金・土のみ21:00まで。・リップカラー イベント 限定キット 3,200円+税セット内容:リップカラー(好みのカラー)、チーク カラー パウダー サンプル、オリジナルポーチ<購入者イベント限定プレゼント>※期間中6,000円+税以上購入者にイベント限定タンブラーをプレゼント(キットは対象外)。【問い合わせ先】フリーダイヤルTEL:0120-818-727
2018年12月04日2017年1月から2月にかけて全国4都市で5公演が上演される「全国共同制作プロジェクト」の歌劇《蝶々夫人》(プッチーニ作曲)の発表会見が行なわれ、指揮者・演出家・主要キャストが顔を揃えた(12月13日・東京芸術劇場)。同プロジェクトはコンサートホールでのセミステージ形式のオペラ上演ながら、昨年全国10都市で上演された野田秀樹演出のモーツァルト《フィガロの結婚》が大きな話題を呼んだように、従来の演奏会形式上演の枠を超えた新たな劇場空間の在り方を示すプロダクションとしても注目されている。今回は、俳優・演出家の笈田ヨシが日本で初めてオペラ演出を手がける。ヨーロッパを拠点に活動する笈田は、ピーター・ブルックの多くの舞台に出演してきた俳優であり、演出家として演劇、オペラなどを手がける、世界的な演劇人だ。今回の演出について次のように語った。「プッチーニが意図した重要な要素のひとつはエキゾティシズム。それを日本でやってもエキゾティックでもなんでもないので、プッチーニの望んだ異国情緒は表現できない。その代わり、日本人が観ても、絵空事ではなくて本当に起こったことであると信じられるお話にしたい。外面的な風俗ではなく、人間の真実を描くこと。日本人とアメリカ人の心持ち、その行き違いを表現したい」オペラの題材は豊かな国と貧しい国との間に今も存在する普遍的な問題だ。「豊かな国の男たちが貧しい国へ行って女を買う。そういうお金のことではなく、本当の人間関係とはなんだろう。お客さんが現代と照らし合わせて、人間関係、男女関係を考えていただける要素を提供できると思います」とはいえ、難渋な哲学的考察になるわけではないから安心してよさそうだ。「僕はオペラを観るといつも寝ちゃうんですよ(笑)。だから僕が演出する時はせめて、音楽にあまり関心のない人でも楽しめる、面白いものをお観せしたいと思っています」オペラの主役はもちろん蝶々さん。広い声域とドラマティックな表現が要求されるわりに、役柄の設定としては純真でいたいけな十代の少女という難しい役を演じるのは、中嶋彰子と小川里美。美しい容姿を併せ持つふたりのダブルキャストだ。アメリカ人女優サラ・マクドナルドがケイト役で「オペラ・デビュー」を果たすのも話題になりそう。公演は1月22日(日)金沢、1月26日(木)大阪、2月4日(土)高崎、2月18日(土)・19日(日)東京で。取材・文:宮本明
2016年12月15日昨年は50歳という節目に自身の“生誕50周年”を祝う形で、新作の映画と舞台を5本発表した三谷幸喜。今年は“三谷幸喜の初ものづくし3作品”と銘打ち、初めてのチェーホフ作品の演出、初めてのロングラン『なにわバタフライN.V』、初めての文楽への新作書き下ろし&演出と、舞台作品を3か月にわたり東京・PARCO劇場で上演する。「新しいことをやってみたい」という三谷の意欲が、3つの「初」に結びついた。翻訳劇、ひとり芝居、古典芸能と全く趣向の違う3作品についての思いを三谷に訊いた。三谷幸喜の初ものづくし3作品チケット情報初めてのことばかりに挑戦しようと思ったきっかけは「去年もそうだったんですが、同じところに留まっていてはいけないと思って。僕は喜劇作家ですから、最終的には純然たるコメディに戻るつもりでいるんですけど、今はいろいろなことに挑戦してみたいんですね」と話す。日本でも人気の高いチェーホフの『桜の園』については「以前から興味はあった」そうだ。「『桜の園』は喜劇なんです。チェーホフ本人もそう書いているし。だから喜劇としてきちんと演出したい」と構想を明かす。2004年に初演の、ミヤコ蝶々をモチーフにした戸田恵子のひとり芝居『なにわバタフライ』は今回が3回目の上演で、100回公演を越えるロングラン作品となる。「ひとり芝居の堅苦しさを無くしたいというのが、最初からのテーマです。軽くさらっとやって、すごい!というものにしたい。その場で思いついてしゃべっている、そんなハイレベルまでいきたいですね」。文楽は『其礼成心中』(それなりしんじゅう)という新作を書き下ろす。もともと人形劇が好きで、NHKの『三銃士』(2009年10月から5月まで教育テレビで放送された連続人形活劇)を書いた際、文楽を見るようになったという三谷。「笑える文楽にしようと思っています。それが文楽の方たちの希望でもあるので。心中が流行ったせいで商売が傾いてしまった饅頭屋の夫婦の話です。心中しようとしている恋人たちを、親父が止めに入るって、面白そうだなって」。近松門左衛門が書いた『曾根崎心中』の裏版という設定だ。ただし、自分のことは「外部の人」とあくまで謙虚だ。「ファンとしての視点を大事にしようと思っています。(観客が)文楽で何が見たいかに立ち返りたいですね。それは、歌舞伎、ミュージカル、大河ドラマ、何をやる時にも同じです。そのスタンスは崩さないようにしようと思います」。“三谷幸喜の初ものづくし3作品”は、三谷版『桜の園』が6月9日(土)から7月8日(日)までPARCO劇場、7月25日(水)から29日(日)までKAAT神奈川芸術劇場ホールで上演。『なにわバタフライN.V』が7月5日(木)の大阪公演を皮切りに、7月11日(水)から22日(日)までPARCO劇場で上演後、宮城、北海道、石川、香川と各地を回る。『其礼成心中』は8月11日(土)から22日(水)までPARCO劇場で上演する。3作品とも東京、神奈川公演のWEB先行抽選を4月2日(月)午前11時まで受付中。なお、三谷のインタビューの全文はチケットぴあサイトに掲載。
2012年03月30日