株式会社東北新社(本社:東京都港区)がライセンスを所有するイギリス発クレイ・アニメーション「ひつじのショーン」は、2020年でショーンのスクリーンデビューから25周年を迎えております。25周年のアニバーサリーイヤーでより盛り上がりを見せているひつじのショーンの愉快な仲間たちと、より癒しの時間を過ごせるグッズをご紹介いたします。おうち時間が増えた今、眠りの象徴でもある“ひつじ”グッズに囲まれながら、#ショーンとおうち時間を皆さんでリラックスしながら過ごしましょう!■ひつじのショーンとは・・・イギリスのアードマン・アニメーションズ製作のクレイ・アニメーション。ショーンと仲間たちが繰り広げるドタバタコメディである本作品は、母国イギリスを飛び出して、今や世界170ヶ国で愛されています。発明家のウォレスと忠犬グルミットによる大ヒットコメディー『ウォレスとグルミット、危機一髪!』(1995年/英)に初登場したひつじのキャラクターがショーンです。人気が出たショーンを主人公にしたスピンオフ作品として「ひつじのショーン」(2007年/英)が放送を開始しました。初登場した時、日本では“プルプル”と呼ばれるサブキャラクターでしたが、今では立派な主人公として25周年を迎えました。■アードマンスタジオ公認!眠る前のおすすめルーティーンを3つ公開おうち時間が増えている今、眠る前の時間をよりリラックスして過ごせるようにアードマンスタジオが“SheepDreamsGOODFOREWE!(ひつじの夢は癒される!)”を“BedtimeRoutinechecklist(眠る前のチェックリスト)”、“CreateYourownBedtimeStory!(眠る前に読む物語を作ってみよう!)”、“TimetoUnwindandThinkAboutYourDay!(くつろいで一日を振り返ってみよう!)”の3つを公開いたしました。ひつじのショーン公式HP(眠る前に読む物語を作ってみよう!)BedtimeRoutinechecklist(眠る前のチェックリスト)TimetoUnwindandThinkAboutYourDay!(くつろいで一日を振り返ってみよう!)“CreateYourownBedtimeStory!(眠る前に読む物語を作ってみよう!)”は、眠る前に読む物語をつくるためのシートで、ボックス内で物語を書くか、絵を描くか、自由に楽しむことができます。家族みんなで考えてみるのも楽しいですね!“TimetoUnwindandThinkAboutYourDay!(くつろいで一日を振り返ってみよう!)”は、ぐっすり眠れるように一日のことを書きとめたり話したりすることでリラックスできるシートです。家族と一緒に一日のことを振り返ってみましょう。“BedtimeRoutinechecklist(眠る前のチェックリスト)”は、眠りの象徴でもあるひつじのショーンならではのぐっすり眠ってひつじのショーンの夢がみれるためのルーティンをご紹介してます。ひつじのショーンのアクティビティを活用してより快適な安眠ライフを送りましょう!■ナイトキャップをかぶったショーンたちが大集合!おうちをより癒しの空間にするために、ひつじのショーンの人気キャラクターたちと過ごすのはいかがでしょうか?コンパクトなサイズからビックサイズのものまで様々な種類があるのでお気に入りのキャラクターを見つけてみてください。ひつじが一匹…ひつじが二匹…。眠りの象徴でもあるひつじ。「ひつじのショーン」にナイトキャップをかぶった”SheepDreams”シリーズが登場!優しい色合いのナイトキャップをかぶったショーンたちが癒しの時間を運んできますように・・・※販路:アントレスクエアにて購入可能ひつじのショーングッズ正規代理店アントレスクエアショーンクラシック25cm/120cm¥2,800円+税/¥30,000円+税STSビッツァークラシック25cm/120cm¥2,800円+税/¥30,000円+税TTティミークラシック15cm¥1,800円+税STSファーマークラシック40cm¥5,500円+税左:BBSTSショーン/ナイトキャップ10cm¥1,200円+税右:STSショーンクラシック/ナイトキャップ25cm¥2,800円+税左:BBSTSシャーリー/ナイトキャップ10cm¥1,200円+税右:STSシャーリークラシック/ナイトキャップ17cm¥2,000円+税ぬいぐるみの肌触りをそのまま残したひつじのショーン"SheepDreams"シリーズのブランケットです。ナイトキャップの白いぽんぽんに蓄光タイプの生地を使用しており、暗いところでほんのり光ります!STSショーンブランケット/ナイトキャップ175×140¥12,000裏面に吸盤がついていて、タイルや鏡などに貼りつけることが出来ます。形状やサイズによっては取り付けられないものもございますので、ご注意下さい。STSショーン/ナイトキャップ歯ブラシホルダー¥900円+税■眠る時間もショーンと一緒でリラックス♪おすすめタオルケット2選蒸し暑い夜にぴったりな素材にこだわったタオルケットをご紹介いたします。表側はガーゼ、裏側はパイル地で綿100%。肌触りが良く、ベビー・キッズだけでなく、大人でもゆったり使えるサイズで、ひざ掛けやお出かけ時にも大活躍します♪表ガーゼハーフケット100×140cm¥1,437円+税※販路:ECサイトにて購入可能【楽天市場】タオルケット ハーフケット 100×140cm ひつじのショーンお子様のお昼寝ケットに、赤ちゃんのおくるみに、ブランケット代わりに・・・いろいろお使いいただけます。もちろん、バスタオルとしてお風呂上りにつかうのにもぴったりです。マルチタオルひつじのショーンドリーム¥1,500円+税※販路:ベビー専門店及び量販店にて購入可能■眠る前のおうち時間を楽しめるグッズもたくさん♪眠る前の時間もショーンと楽しく過ごせるグッズをご紹介いたします。成長に合わせて形や遊び方を変えられて、長く使えるベビー用プレイジム。5つのおもちゃ+ピローや仕掛けいっぱいのマットでたくさん遊べます。おもちゃは取り外せるので、外出時にベビーカーなどに取り付けることができます!いつでもショーン達と一緒にいられて赤ちゃんもご機嫌に。ひつじのショーンアクティビティプレイジム¥12,000円+税※販路:ECサイトにて購入可能ひつじのショーン アクティビティプレイジム | 日本育児公式オンラインショップぬいぐるみがネックピローに大変身!旅行のおともにピッタリです☆ひつじのショーンくるりんネックピロー¥2,800円+税何が出るかはお楽しみ♪集めて楽しいマスコット入り入浴剤就寝前はゆっくりお風呂に入ってショーンと楽しくリラックスしましょう!バスボール¥500円+税※販路:ヴィレッジヴァンガード、ドン・キホーテ、ファミリーファームなどキャラ雑貨専門店ひつじのショーンのスペシャルムック。キャラクター&エピソード、ショーンカフェなどのおでかけスポット、グッズコレクションなど、ショーンOJICOコラボトートバッグ&アニメのお話入りのDVD&ペーパークラフトメモの3大付録つきです。就寝前の読み物にいかがでしょうか。ひつじのショーンスペシャルブック¥1,450円+税※販路:ショップ学研+、全国各書店にて購入可能ひつじのショーンスペシャルブック | ショップ学研+※本リリースの画像をご使用の際には、必ず以下のコピーライトを表記下さい。SHAUNTHESHEEPANDSHAUN’SIMAGEARE™AARDMANANIMATIONSLTD.2020企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年07月06日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」のサービス開始と同日に独占配信される、実写ドラマシリーズ「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」の最新プロモーション映像が公開された。本作は、2006年にディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーとして放送され、日本でも一大ムーブメントを巻き起こした「ハイスクール・ミュージカル」の最新ドラマシリーズ。オリジナル作品と同じく、イースト高校を舞台に、演劇部のメンバーが、あの「ハイスクール・ミュージカル」を新作ミュージカルとして企画していく熱いドラマが描かれる。また、フレッシュなキャストたちだけでなく、オリジナル版のキャスト、オリジナル版の楽曲も再登場と、往年のファンも必見。到着した最新映像では、見どころのミュージカルシーンを少し覗くことができる。また、一緒に歌おうバージョン「みんなで歌おう/『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』」も同時配信開始。本作では、歌唱シーンになると歌詞字幕が付き、映像に合わせて歌えるようになっている。さらにキャストたちの本作に賭ける想いや、オリジナル版への敬意、そして憧れなどについてをインタビュー形式で配信する「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル 特別編」も要チェック。オリジナル版のキャストが特別編にも登場し、過去作の映像をふり返りながら、当時の貴重な思い出を語っていく。そのほか、ザック・エフロン主演『ハイスクール・ミュージカル』3部作も見放題配信される。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」は6月11日(木)よりDisney+にて第1話配信開始。6月19日(金)第2話配信開始、以降毎週金曜日に新エピソードが配信(全10話)。(cinemacafe.net)
2020年06月05日「久保みねヒャダ こじらせオンラインライブ」が5月30日(土)14時より配信される。漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインの3人が出演し、フジテレビ系にて現在ほぼ月イチ不定期で放送中の「久保みねヒャダ こじらせナイト」。『久保みねヒャダこじらせライブ』は同番組から派生して生まれたフジテレビのトークイベントが月1回ペースでフジテレビ本社や湾岸スタジオを会場に開催してきたが、今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響で初のオンライン開催となる。ゲストに千葉雄大を迎え、テレビでは話さないトーク満載で配信される。この配信はライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」を通じて実施。「PIA LIVE STREAM」は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策の一環として、政府からの大規模イベント自粛要請を受けて、様々なライブやコンサート、イベントが開催の中止・延期を余儀なくされている中、「アーティストやクリエイターの表現の場を守りたい」という思いから、動画配信でアーティストのパフォーマンスをファンの皆さんに広くお届けすることはもちろん、有料コンテンツとすることでアーティストや関係者の方々に収益源としてもらえるサービス。チケットの発売は5月22日(金)午前10時より。■「久保みねヒャダ こじらせオンラインライブ」配信日:5月30日(土)14時出演:久保ミツロウ / 能町みね子 / ヒャダイン [ゲスト]千葉雄大オンラインライブ視聴券:2980円※この公演はオンライン動画配信でのみご覧いただけます。配信時間・出演者は予定のため変更の可能性あり。詳細は公式HPまたはTwitterにて要確認。
2020年05月19日今年7月に上演される世界初演ミュージカル『四月は君の嘘』。原作の新川直司の同名コミックは、TVアニメ化や実写映画化もした人気作だ。ミュージカル化に際して作詞作曲を手掛けるのはフランク・ワイルドホーン。ピアノの音が聞こえなくなった高校生天才ピアニスト・有馬公生の葛藤と成長を、ワイルドホーン書き下ろしの楽曲に載せてドラマチックに描く。平均年齢23.5歳のフレッシュなキャストも見どころ。Wキャストで有馬公生を演じる注目の若手、小関裕太と木村達成が語り合った。【チケット情報はこちら】東宝ミュージカル初出演となる小関。有馬公生役について「本人はピアノを弾きたくないと言っているのに、周囲からは弾いて欲しいと言われ続けている。不甲斐なさにうるっと来ます。なぜ再びピアノを弾き、誰のために弾くのか、公生の心情の変化に注目していただきたいです。」と意気込んだ。一方、木村は「有馬公生の成長の物語。いくちゃん(生田絵梨花)演じる宮園かをりとの出会いをきっかけに、彼を取り巻く世界が変化していく。劇中に何度も出てくる〈僕はピアノが弾けない〉というフレーズに乗せて、公生が段々と自由になっていく様子を表現したい」と今考えているイメージを教えてくれた。Wキャストが初となる小関から「Wキャストってどんな感じ?」と質問が飛び出すと、木村は「全く違う役作りになる場合、似たキャラクターになる場合がそれぞれある。後者の場合は切磋琢磨しながら悔しい思いをすることも。エンターテインメント作品として楽しく稽古をしていこう!」と宣言。個性豊かなWキャスト、両バージョンに期待が高まる。見る者の心揺さぶる演奏シーンが印象的な本作にちなんで、最近心惹かれたパフォーマンスは?という質問に「TVドラマの撮影で香川照之さんが、直前に変更になった長セリフを一瞬で覚えて一発OKだったこと。超人的な力を目撃しました」(小関)、「『メアリ・スチュアート』のシルビア(・グラブ)さん。セリフがないシーンで、無言で魅せる姿に痺れました」(木村)と興奮した様子で先輩俳優の名演を語る。最後に「観にきてくださった方の心を自由にしてくれるような作品。悩んでいる人、一歩前進したい人、悩みを抱え深呼吸がうまくできなくなっているような人に観ていただきたいです」(小関)。「必死に自分の人生、生きることにぶつかっている若者たちの姿をお楽しみいただきたいです」(木村)とメッセージを寄せた。若々しい顔ぶれが紡ぐ、フレッシュな新作に大注目だ。公演は7月5日(日)から26日(日)まで、東京建物Brillia HALLにて上演。その後、愛知、福岡、愛媛、大阪を巡る。取材・文:永瀬夏海小関ヘアメイク:MIZUHO小関スタイリスト:吉本知嗣木村ヘアメイク:馬場麻子木村スタイリスト:部坂尚吾(江東衣裳)衣裳協力:コート¥154,000(クリスタセヤ / ビオトープ 0120-298-133)、パンツ¥33,000(サラードア /アダム エ ロペ 0120-298-133)
2020年04月17日『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』(2011年、ロイヤル・アルバート・ホール)主要キャスト3人の再共演が話題のコンサート『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2020 "The Reunion"』(9月17日(木)~19日(土)、Bunkamuraオーチャードホール)。3月の先行販売開始から高い注目と人気で、予定されていた3公演分のチケットの先行販売予定枚数を終了した。好評を受け、追加公演2公演(9月18日(金)19時、19日(土)16時30分)の開催が決定。『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2020 "The Reunion"』とは名作ミュージカルの楽曲を、豪華キャストとフルオーケストラの競演で楽しむコンサートシリーズ「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー」の記念すべき第10回公演。今年は『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』(2011年、ロイヤル・アルバート・ホール)の主要キャストだったラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲス、ハドリー・フレイザーの3人が出演する。それぞれファントム役、クリスティーヌ役、ラウル役を演じたトップスターが再集結するステージは、世界中のミュージカルファンが羨む極上のコンサートになること必至。今回は本シリーズで初めて、出演者はオール外国人キャストでお送りする予定だ。大注目のセットリストから予定歌唱曲も一部公開された。『オペラ座の怪人』から「All I Ask of You」(シエラ・ボーゲス、ハドリー・フレイザー)・『ラブ・ネバー・ダイ』から「Love Never Dies」(シエラ・ボーゲス)・『レ・ミゼラブル』から「Bring Him Home」(ラミン・カリムルー)チケットはぴあ独占最速先着先行が4月15日(水)10:00から受付スタートする。出演者3人からコメントも到着。ぴあ販売ページに掲載中。
2020年04月09日全編ホイットニー・ヒューストンの珠玉の名曲で綴るミュージカル『ボディガード』日本キャスト版の全貌がついに明かされた。1992年公開の名作映画を題材に、スター歌手、レイチェル・マロン(柚希礼音・新妻聖子)と孤高のボディガード、フランク(大谷亮平)との禁断の恋を描いた物語。昨年の来日公演に次ぐ、日本人キャストによる新演出、日本語訳詞での上演となる。ミュージカル「ボディガード」日本キャスト版チケット情報なんと言っても劇中に挿入される熱狂のライブパフォーマンスが圧巻。柚希レイチェルは来日版かと見紛うほど、セレブリティ感溢れる仕上がりに目を奪われる。長い巻き毛をなびかせ、鍛え抜かれた美脚も惜しみ無く披露する。音に乗りステージ中央へと闊歩する姿には、トップスターとしての誇りとオーラがみなぎる。ビジューの衣裳なども難なく着こなし、頭ひとつ飛び抜けた存在感で迫力あるダンスシーンを繰り広げる。エンターテイナーとして、歌唱ではかつてないほどの高音にも果敢に挑戦している。他方、アイドル顔負けのキュートさで視線を集めるのは新妻レイチェルだ。軽やかに刻むステップとは裏腹に、全身から放たれる歌声はヘビー級。原曲のグルーヴ感はそのままに、日本語歌詞がより深く役の心情を届けるから、とりわけバラードが胸に迫る。新妻が甘く切なく、名曲の名曲たるゆえんを味わわせてくれる。恋の駆け引きでは純な反応にトキメキが伝わる柚希と、照れる仕草がコミカルで楽しい新妻レイチェル。一人息子を育てる母親としての表情にも違いがあり、ダブルキャストの醍醐味が堪能できる。同じくダブルでストーカー役に挑むのが佐賀龍彦と入野自由。レイチェルへの執着心と犯行の手口は一緒でも、真逆にもとれる役へのアプローチが興味深く印象に残った。ミュージカル初挑戦の内場勝則も、さすがの貫禄でマネージャ役を好演する。吉本新喜劇の元座長らしい面目躍如な見せ場もあり、楽しませる。そして、初舞台で当たり役を射止めたのが大谷亮平だ。スーツの上からでも分かるマッチョなボディと渋い声色も期待を裏切らず魅力的。だが、特筆すべきはほろ酔いで聴かせる名曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」だろう。あまりの“上手さ”に客席が沸くほど。愛嬌ある佇まいで、役に厚みをもたせることに成功している。取材・文:石橋法子
2020年03月27日大人から子供まで幅広い世代に愛されてきたブロードウェイミュージカル『ピーターパン』が、今年40年目を迎える。その記念すべき年に大胆なリニューアルを敢行。新たに森新太郎が演出を担う。そこで、ピーターパン役は今回で4度目となる吉柳咲良と、森のラブコールで出演が実現したフック船長&ダーリング氏役の松平健、さらに森を加えた3人に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「ワクワクする構想はいろいろあるんです」と切り出した森。「僕がつくりたい『ピーターパン』の世界は、粗っぽいところがたくさんある、子供のごっこ遊びの延長。つまりこちらが全部しつらえてしまうのではなく、半分以上は劇場にいる子供たちの想像力で補えるようなものにしたくて」と目を輝かせる。そこに欠かせなかったと言うのが、松平の存在。森は「フック船長ってものすごく愛嬌のある人。で、1度松平さんだって思っちゃったら、もう松平さん以外考えられなくなって。直談判した結果、無事出てもらえることが決まって嬉しい限りです」と満面の笑みを浮かべる。衣裳をまとった松平は、すでにフック船長そのもの。「森さんがおっしゃったように、みんなから愛される、本人は真面目にやっていることが笑われるような、そういう愛嬌のある人物になればいいですね」と語る松平の目元には、印象的なブルーのアイシャドウが。実はこれ、松平本人からの提案だそうで、森も「大賛成!」と絶賛。その仕上がり具合に松平も、「ばっちり」と満足そうに微笑んだ。13歳から4年連続でピーターパン役を任された吉柳に森は、「実は大人になってからの方が、少年役ってうまく演じられるんですよね。実年齢に近いと、どうしても拒否感が出てしまうから。つまり今の方が客観的に幼い者を演じられると思いますし、今回はとにかく激しく動いてもらって、こんなパワフルな子供はいない!ってくらいの演技を見せて欲しいですね」と期待を寄せる。その言葉に吉柳は、「覚悟は出来ています。これまでは実年齢に近いからありのままでぶつかっていけば大丈夫だろうと、自分で自分に保険をかけていたところもあって。でもそういうことはすべて忘れて、新しく一から役をつくっていきたいです!」と意気込む。さらに歌に関して、「今年『デスノート』で弥海砂(あまねみさ)を演じたことで、声の幅や自分が出せる音域が広がったので、是非そこはピーターパンに活かしたいです」と自信も覗かせた。最後に森は、「今までに観たことのない『ピーターパン』になることは間違いありません」とニヤリ。このカンパニーは、果たしてどんなネバーランドへと観客を誘ってくれるのだろうか。公演は8月2日(日)~8月12日(水)まで東京建物Brillia HALLにて。その後、大阪・静岡・愛知・岩手・神奈川と全国を回る。ぴあでは3月20日まで妖精の粉付きのチケットを先行発売中。取材・文:野上瑠美子
2020年03月19日同名のアニメ映画に着想を得た大ヒットブロードウェイ・ミュージカル『アナスタシア』。国内では6月の宝塚歌劇団宙組公演に先駆け、3月に日本初演オリジナル版が開幕する。本作で木下晴香とダブルキャストで主演に挑むのが“朝ドラ女優”の葵わかな。昨年『ロミオ&ジュリエット』で華々しくミュージカルデビューを飾った期待の若手女優だ。ミュージカル「アナスタシア」チケット情報本作は、20世紀初頭のロシアを舞台に、記憶喪失の娘アーニャと、殺害された皇帝ロマノフ2世一族の生き残りとして噂される末娘アナスタシアを巡る物語。孫娘の生存を信じパリに住むマリア皇太后、アーニャと懸賞金を狙う詐欺師ディミトリ、アナスタシアの暗殺を企む将校クレブなどの思惑が交錯し、スリリングな愛の冒険譚が始まる。アニメ映画と海外公演を観たという葵。「ミュージカル化するにあたって追加された楽曲も全部素敵で。アーニャのソロ曲『Journey to the Past』『In My Dreams』はともに“ザ・見せ場”という雰囲気に圧倒されました」。アーニャは現代に通じる“強い女性の象徴”と捉える。「でも台本を読むほどに、普通の女の子という印象がすごくあります。彼女だけが特別だったわけじゃない。普通の女の子が夢や信念を持ち続けた結果、あのような結末になったのだと思います。演じるにあたって、誰もが主人公になれるという風に描いた方が、魅力的に映るのかなと今は感じています」。昨年の『ロミオ&ジュリエット』に続き大役を射止めたが、そもそもミュージカルへの出演は想定外だった。可能性を広げるため「やりたい役」を決めない主義。でも、舞台で観たジュリエット役に一目惚れ。初めて「絶対に演じたい」役と出会い、当時朝ドラ『わろてんか』出演中だったにも関わらず、撮影の合間を縫いながら、自主的に歌のレッスンに通い始めた。その後、『ロミオ&ジュリエット』オーディションのチャンスが巡ってきた。「全然何も決まってなかったのに、ずっとジュリエットの歌を練習していたので、私の執念がオーディションを呼んだ!と思うくらいでした(笑)」。初舞台では実際に涙する観客を目の当たりにした。「千人分の涙の気持ちを吸収して演じると、自分でも今まで出せなかったほどの悲しみが表現できて。そこに魅力や不思議さを感じました」。本作でも会場との一体感を楽しみにしている。「耳に残る楽曲、装置や衣裳、お話の広がりかたも日本で上演されている作品にはないと感じるほどのスケール感なので、すごく新しいものになると思います。繊細な心の機微や日本人らしいカラーも含めて描ければ。日本のお客様が感情移入できる作品に創り上げていきたいです」。公演は3月9日(月)から28日(土)まで東京・東急シアターオーブにて、4月6日(月)から18日(土)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2020年03月09日ミュージカル『サンセット大通り』が3月14日(土)に開幕する。稽古場にて、音楽監督と指揮を務める塩田明弘に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などで知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーにより1993年にロンドンで初演された作品で、かつての栄光を忘れられない大女優ノーマ・デスモンドの妄執と、それがもたらす悲劇を描く。日本では鈴木裕美の演出で2012年に初演。2015年の再演を経て、今回が3度目の上演となる。『ジキル&ハイド』『天使にラブソングを~シスター・アクト』『ラ・マンチャの男』など数多くの作品を手掛け、日本のミュージカル界に欠かせない塩田。アンドリュー・ロイド=ウェバー作品も手掛けてきた中で、本作については「『キャッツ』が1981年に初演されて、『オペラ座の怪人』が1986年、この『サンセット大通り』は1993年の作品。“円熟期”の大作のひとつだと思います。美しいバラード『With One Look』や、哀愁を帯びた『Surrender』、ドラマティックに歌う『As If We Never Said Goodbye』など、主人公ノーマの心情を映し出した楽曲が多いのが特徴です」と話す。日本初演から音楽監督と指揮を手掛けてきて、三度目の上演となる今回は「譜面が変わり、楽器の編成も変わりました。ホルン、バストロンボーン、ギター、エレキベースが増えたんですよ。ロイド=ウェバーの得意とする重低音の楽器が増えて、17人編成となり、より壮大になると思います。アレンジメントとしては、登場人物、特にノーマですが、彼女たちの情景を、音楽によってもっと強く見せるというような変更が多いです」。その変化は作品全体とも通じており、「今回、ノーマの想いや、ジョーの想い、いろんな登場人物の想いの表現がより深くなっているなと感じます。カタチでいかず、より内面的なもの、心の中での葛藤のようなものも伝えようとしていると思う。それは音楽でも、演技でも」と明かす。初演、再演では舞台の後方で演奏をしていたが、今回はオーケストラピットにて演奏される。「音が明らかに変わると思いますよ。オーケストラピットだと、役者の呼吸を直で感じることができるので、演奏のタイミングも合わせやすい。そうすると歌声も自然と乗っかっていく。より一層深みのある演技と音楽を、皆様にお届けすることができると思います」塩田が「今回は主演のふたり(安蘭けい・濱田めぐみのWキャスト)の違いがより顕著だと思う」と語ったミュージカル『サンセット大通り』が3月14日(土)から29日(日)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて上演予定。取材・文:中川實穂
2020年03月09日安蘭けいと濱田めぐみがWキャストで主演を務めるミュージカル『サンセット大通り』が3月14日(土)に開幕する。その稽古場に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などで知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーにより1993年にロンドンで初演された作品で、かつての栄光を忘れられない大女優ノーマの妄執と、それがもたらす悲劇を描く。日本では鈴木裕美の演出で2012年に初演。2015年の再演を経て、今回が3度目の上演となる。ノーマ役は、初演から3度目の安蘭けい、再演から2度目の濱田めぐみがWキャストで演じ、ノーマ邸で住み込みでシナリオを書く売れない脚本家ジョー役は再演から2度目の平方元基、今作から参加する松下優也がWキャストで演じる。ペアは固定制で、安蘭×松下、濱田×平方で上演される。まず始まったのは、劇中歌「With One Look」の歌唱シーン。無声映画で栄光を築いた大女優ノーマが、自分のまなざしは言葉より世界をふるわせると歌う楽曲で、ノーマとジョーが出会う場面でもある。まずは安蘭×松下のペアからスタート。プライドと強さ、そしてどこか哀しさが、迫力と共に伝わってくる安蘭のノーマ。一方、松下のジョーはそんなノーマに引き気味で、若者らしいともいえるその態度から、ノーマと世間とのギャップや孤独が痛いほどに際立つ。続いては濱田×平方のペア。濱田のノーマは、変わらぬ輝きと諦めを反復するかのようなゆらぎが、全てを内包するような歌声から伝わってくる。平方のジョーは、そのノーマに心掴まれた様子で、ふたりの世界が繋がった瞬間が感じられ、これから向かっていく未来を想像し胸がヒヤッとした。全く違うふたつのペアは、Wキャストであること、3度目の上演ならではの深み、演じることと役者自身が持つ魅力の組み合わせの面白さなどを存分に感じさせてくれた。続いては、ジョーが仕事を得ようとハリウッドの撮影所を訪れ、のちに恋に落ちる脚本家(平野綾)、大物プロデューサー(戸井勝海)、親友(太田基裕)らと次々遭遇するシーンの稽古に。「Let’s Have Lunch」のポップなメロディーに乗せて、ジョーが撮影所で働く仲間たちに挨拶したり、脚本を酷評されたり、借金取りから逃げたりと、セットもめまぐるしく動く賑やかなシーンだ。ここでも松下、平方のジョーはそれぞれの魅力があり、それにより周りの登場人物の存在も違うものに見えてくるのが面白い。演出の鈴木がハリウッドという場所ならではの人間たちのアクの強さを引き出し、ジョーの心に迫るものを際立たせていくのも印象的な稽古だった。稽古場にて開幕がより楽しみになった本作は、3月14日(土)から29日(日)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて。取材・文:中川實穂
2020年03月06日中国14都市で上演された「ミュージカル「陰陽師」~大江山編~」の東京凱旋公演が2月26日(水)から東京・日本青年館ホールにて上演中。その開幕に先駆け公開ゲネプロが行われた。【チケット情報はこちら】本作は、全世界で4億ダウンロードを突破した中国発の大人気ゲーム「陰陽師本格幻想RPG」を日本でミュージカル化したもの。妖が蠢く美しき平安時代を舞台に、プレイヤーがさまざまな式神とともに魑魅魍魎と戦い謎を解き明かしていくゲームを原作に、演出・脚本・作詞を「少年車中」の毛利亘宏、音楽を「スーパー戦隊シリーズ」や「ガンダムシリーズ」で知られる佐橋俊彦、振付をミュージカル『刀剣乱舞』シリーズで知られる本山新之助が手掛け、一作目「ミュージカル「陰陽師」~平安絵巻~」は2018年に日本と中国3都市で上演。二作目となる今作は、2019年から中国14都市で公演を行い、今回の東京凱旋公演はその集大成となる。物語の舞台となるのは、人と妖(あやかし)が共存していた時代。ただし、人間と妖の間には千年もの永きに渡る怨念が存在していた。その世界で、天文を読み解き、陰陽ふたつの世界を自在に行き来する異能者「陰陽師」。源家の「陰陽師」でもある源頼光(武藤賢人)は、兄・頼康(山川ありそ)の命を奪った妖を根絶やしにすることを悲願に生きており、源家の宝刀・鬼切(森田桐矢)と妖刀姫(長谷川唯)を伴い、鬼である酒呑童子(宇野結也)と茨木童子(土井一海)がいる大江山に乗り込む。一方、妖との共存を望む稀代の「陰陽師」である晴明(北村健人)は、妖である玉藻前(蘭舞ゆう)に依頼され、源氏一族の真相を調べ始める。すると、思いもよらない事実が発覚する――。舞台ならではの、芝居、音楽、ダンス、映像技術の融合によって、人と妖が共存する“幻想世界”が鮮やかに表現されている本作。劇中の殺陣なども華やかで、エンターテインメント性の高い舞台となっている。しかしなにより、脚本・演出を手掛ける毛利ならではの、“人間(本作においては妖も含む)”の描写は舞台版ならでは。劇中でキャラクターひとりひとりが色濃く存在することで、RPGとしてはベーシックな展開であるバトルについても“なぜ戦うのか”、そして“妖と人間、何が違うのか”、“それは本当に敵なのか”と立ち止まらずにはいられない。妖を根絶やしにしたい頼光と、妖と共存を望む晴明、ふたりの想いの結末はぜひ舞台で確認してほしい。「ミュージカル「陰陽師」~大江山編~」は、3月1日(日)まで東京・日本青年館ホールにて上演。取材・文:中川實穂
2020年02月27日ミュージカル『アナスタシア』でミュージカル初主演を果たした木下晴香さんに、作品や役への思いを聞きました。ミュージカル界が注目する逸材。念願の主演舞台は、あの話題作。昨年公開のディズニー実写映画『アラジン』で、ヒロイン・ジャスミンの吹き替えを担当したことで木下晴香さんを知った人も多いはず。じつは‘17年に『ロミオ&ジュリエット』のジュリエットに大抜擢されて以降、ミュージカル界を担う新しいヒロインとして注目を集める存在。「地元佐賀から上京して、ちょうど3年になるんですけれど、ここまで濃い時間を過ごさせてもらっていると思います。やりたいことをやらせていただけている今の状況に感謝もありますが、幸せすぎてときどき不安になることも…。その不安を拭うためにも、自分でこれだけ頑張っているんだからと思えるくらいの努力をしないとなって思っています」と、ピュアすぎるほどの真面目ぶり。その木下さんがついにミュージカル初主演を果たす。実在した帝政ロシアの皇女アナスタシアを題材にした『アナスタシア』だ。「この世界に入った時から憧れていた作品です。しかも、同時に日本初演の作品に携わってみたいという願いも叶えられ、今は覚悟と緊張で身の引き締まる思いでいっぱいです」今作は、幼い頃に過去の記憶を失った皇女アナスタシアが、孤児のアーニャとして成長し、自らの過去を求めて旅に出る物語。「壮大なスケールで展開される物語に素敵な衣装と映像。物語もロマンティックで、この物語の世界で生きるのがすごく楽しみなんです」そう言った後、「とくに自分を探す旅というところが、私の中ですごく響くんですよね」とも。「私はわりと受け身で、人の意見に左右されやすいタイプ。それゆえに自分ってどこにあるんだろうって悩むことが結構あるんです。アーニャは、過去の記憶を一切なくしたうえで生き抜いてきたからか、チャーミングだけど強くてとてもたくましい。そんな彼女の姿に勇気をもらいますし、彼女を演じることで私自身も強くなれたらいいなと思っています」小学校3年生から地元のキッズミュージカル団体に所属、16歳の時に全国規模の大型作品のオーディションに受かり、全国ツアーを体験。公演をしながら、「自分の実力がどこまでなのか挑戦してみたいという気持ちが湧き上がって」、各県の代表が競うテレビの歌番組に出場。そしてそこで上位に残ったことをきっかけに、現在の事務所に所属することに。おとなしい印象だけれど、夢に向かう意志の強さと熱量、そして行動に移すアグレッシブさは、アーニャ並みでは?「普段はフワフワしているってよく言われます。はっきりとした意見もなくてブレブレだし、自分に自信がないタイプ。でもそのぶん、気持ちが整理できて“私はこれをやりたいんだ”って意志が定まったら絶対に曲げない(笑)。そこはアーニャに負けないくらいの強さがあるかもしれません。ただアーニャは、穏やかなところで生きてきた私のような人間には簡単に想像できないくらい過酷な状況を生き抜いてきた人。そのたくましさや人としての厚みみたいなものを、本番までに自分の中に築いていかなくちゃと思っています」誰かの力に頼るのではなく、自らの力で運命を引き寄せていく。そんな木下さん=アーニャの姿に、勇気づけられる女性も多いはず。「女性も働いて自分の人生を掴み取っていく現代に、共感したり、心に響くものがきっとあるはず。とくに今、何かに挑戦しようと頑張る女性に観ていただけたらと思います」ミュージカル『アナスタシア』革命から逃れフランスに亡命した皇太后(麻実れい)は、行方不明の孫娘のアナスタシアを捜すため多額の賞金を懸ける。その皇女によく似たアーニャ(葵・木下/Wキャスト)を利用しようとした詐欺師が…。3月1日(日)~28日(土)/渋谷・東急シアターオーブ4月6日(月)~18日(土)/大阪・梅田芸術劇場メインホール出演/葵わかな・木下晴香(Wキャスト)ほかS席1万3500円A席9500円B席5500円*すべて税込み梅田芸術劇場(東京) TEL:0570・077・039(大阪) TEL:06・6377・3800きのした・はるか1999年2月5日生まれ。佐賀県出身。‘17年にオーディションでミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役に抜擢。その後、『モーツァルト!』『ファントム』などの大作ミュージカルのヒロインも演じた。※『anan』2020年3月4日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・岡本純子(afelia)ヘア&メイク・Nicoインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年02月26日芸能生活40周年を迎えるタレントのコロッケが、節目を記念した「ものまねエンターテイメント コロッケコンサート『勝手にやってすみません!~40th Anniversary』」を行う。還暦となった翌日から幕を開けるステージの詳細を掘り下げようと、本人のもとへ向かった。【チケット情報はこちら】1980年に日本テレビ系『お笑いスター誕生』でデビューしたコロッケ。300種以上のものまねレパートリーを抱え、バラエティ番組で活躍する一方、東京・明治座、愛知・御園座、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座などの大劇場で座長公演も務めている。本コンサートの構成を尋ねると、ちあきなおみ・美空ひばり・岩崎宏美・森進一・五木ひろし……といった“定番芸メドレー”のほか、「今回いちばん力を入れたい」と準備を進める“40周年スペシャルメドレー”の構想を明かしてくれた。25周年コンサートにおいて30人ほどのメドレーで出発したこの企画は、30周年で100人に膨れ上がり、35周年では年代別に展開。脚光を浴びる“時の人”のものまねを取り入れるスタイルが好評を博した。その心は、コロッケいわく「ものまねを古い芸にしたくない」──。「常に新境地を開拓して、お客さんに喜んでもらいたいんです」と語る。というのも、最近始めたYouTubeチャンネルの視聴者に「親世代がコロッケファン」の若者が現れ始めたから。彼らに刺さるネタとして、大人気マンガ『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎を「キンプリ(King & Prince)の平野紫耀くんでやってみようと思いついて」と言いながら目の前で披露する。他にも米津玄師・Official髭男dismをはじめとする最新のJ-POPアーティスト、東方神起・BIGBANG・BTSといった韓流アイドルまで網羅する幅広さを覗かせた。「ヒット曲をレパートリー内の誰に歌わせたら楽しんでもらえるか」といった着眼点も持ち合わせる。その源泉は「ロボットの五木ひろしさん」など、コロッケが「30%似ていて70%は“別の生き物”」と割り切るデフォルメ芸。本人にどれだけ似せるかより、その特徴を面白おかしく捉え直す“パロディ”は本コンサートでも発揮される。LiSAが歌ったアニメ版『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」に対しては「玉置浩二さんか徳永英明さんでやったら面白そう」とニヤリ。目下構想中で変更の可能性もあるが、定番芸と最新エンタメから想を得たネタが一堂に会する、老若男女にとって親しみやすいショーとなりそうだ。コンサートは3月14日(土)の神奈川・横須賀芸術劇場、21日(土)の東京・中野サンプラザ ホールを筆頭に、2021年2月まで全国計25会場を巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年02月18日大森美香が脚本を書き下ろし、尾上右近、佐津川愛美らが出演する舞台『この声をきみに~もう一つの物語~』が3月に上演される。ヒロインを務める佐津川に話を聞いた。【チケット情報はこちら】連続テレビ小説『あさが来た』などを手掛けた脚本家・大森美香による、NHKオリジナル作品ドラマ『この声をきみに』(2017年9月放映/主演・竹野内豊)の“もうひとつの物語”を描く本作。ドラマ同様“朗読教室”を舞台に、新たな登場人物とエピソードによる“ちょっと不器用なオトナたち”へ贈るラブストーリーになるという。佐津川はドラマ版を観て「竹野内さんが演じる偏屈な主人公を否定する人としない人がいて、そこがすごくリアルだし、いいなと思いました。私はきれいごとだけじゃない作品のほうが好きなので。だけど全体を通して、大森さんならではのすごくやさしい空気感があった。これが舞台になったとき、どんなふうになるのかなと思いました」と、本作が楽しみになったという。キーになる“朗読”については「朗読って、ひとりでは作ることのできない空気や心模様が出せる。だから舞台に向いてると思うんです」と舞台版ならではの良さも生まれそうだ。演出を務めるのは岸本鮎佳(艶∞ポリス)。「艶∞ポリスの作品は観劇したことがありまして、すごく面白かったんです。登場人物がたくさんいたのですが、みんなが生き生きしているのが印象的で。そのときに岸本さんとお話しできて“いつかご一緒したい”と仰ってくださったので、今回叶って嬉しいです」と待望のタッグなのだそう。映像を中心に活躍する佐津川だが、毎年のように舞台出演もしている。それはなぜかと聞いてみると「どうしてだろう……舞台は“生きてる!”って感じがするんです。それに、誰かに観てもらえるということが嬉しいんだと思います。以前、カーテンコールで私に向かって泣きながら全力で拍手をしてくださったお客様がいて。“役者をやっていてよかった”と思いました。役者を続けていたのは自分がこの仕事を好きだからで、見返りを求めていたわけではなかったけど、そういうふうに反応してくださった方がいたということに救われたんです。これは劇場でしか味わえないものだなと、最近気づいたところです」。舞台だらこその喜び、舞台だからこその芝居があると語った佐津川が本作でどんな姿を見せてくれるのか、期待して開幕を待ちたい。公演は3月6日(金)から8日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、3月12日(木)から22日(日)まで東京・俳優座劇場にて上演。取材・文:中川實穗
2020年02月18日ダブルヘッダー特別公演『おおきく振りかぶって』『おおきく振りかぶって 秋の大会編』が上演中。今回は、2月15日に初日を迎えた新作『秋の大会編』におけるゲネプロの様子をレポートする。【チケット情報はこちら】ひぐちアサの野球マンガ『おおきく振りかぶって』を、成井豊の脚本・演出によって舞台化する本シリーズ。キャストには、主人公・西浦高校ピッチャーの三橋廉役を演じる西銘駿をはじめ、三橋とバッテリーを組むキャッチャー・阿部隆也役の大橋典之、本作のメイン対戦校である武蔵野第一高校ピッチャー・榛名元希役の神永圭佑、同校キャッチャー・秋丸恭平役の佐伯亮らが名を連ねた。ゲネプロは、前作『夏の大会編』で美丞大狭山高校に負け、5回戦敗退となった西浦高校野球部の再出発シーンから始まる。メンバー全員でチームの目標を定めるべく気持ちをひとつにしようとした瞬間、TVアニメ版『夏の大会編』の冒頭を飾った主題歌・Galileo Galilei『夏空』のイントロが流れ、オープニングのダンスへ突入。卑屈で気弱なキャラクターの三橋に扮する西銘も、ここは笑顔で伸びやかな動きを見せていた。本作は、西浦のメンバーが観戦する武蔵野第一高校vs ARC学園高校(夏大会準決勝)、そして西浦高校vs武蔵野第一高校(秋大会2回戦)の2試合が展開される。プロを目指す実力者であるがゆえに“ワンマン”ぶりが目立つ剛腕サウスポー・榛名を、神永は傍若無人ながらもチャーミングに造形。勝利や成長への貪欲さに欠ける秋丸が正捕手としてのプライド、さらに榛名とのバッテリーに目覚めていくさまを、佐伯はくっきり鮮やかに表現した。もちろん、主役校・西浦高校における三橋・阿部バッテリーの活躍も健在。開幕前の囲み取材で、大橋が「三橋を引っ張る存在だった阿部が彼を認め、手を組む必要性を感じたのが前作まで」「今回は三橋と手を取り合った上でどんな試合運びや関係性に現れるか、ご覧ください」と述べていた通り、ボールカウントごとの心理戦でトライ&エラーを繰り返し、信頼関係を育んでいくふたりの絆にも注目だ。ステージ上に再現された球場を駆け回るキャストらの奮闘によって、新作もテンポよく試合が展開。一方で、緩急自在のストップモーションが印象的な場面も。どこで繰り広げられているか、ぜひ劇場で確かめて欲しい。上演時間は約120分(休憩なし)。公演は2月24日(月・祝)まで、東京・サンシャイン劇場にて。チケットぴあでは現在、当日引換券を販売中。取材・文:岡山朋代
2020年02月17日ダブルヘッダー特別公演『おおきく振りかぶって』『おおきく振りかぶって 秋の大会編』が、2月14日に開幕。これに先立ち、再演版となる『おおきく振りかぶって』の公開ゲネプロと囲み取材が行われた。【チケット情報はこちら】ひぐちアサの野球マンガ『おおきく振りかぶって』を、成井豊が舞台化する本シリーズ。囲み取材では、主人公・西浦高校ピッチャーの三橋廉役を演じる西銘駿が「笑いの絶えない現場だった」と楽しい稽古を振り返る。一方で、脚本・演出を手がけた成井は2作品で4試合というゲーム数の多さを強調しつつ、「打席やボールカウントの行方を、みんなで忘れる瞬間があった」と裏話を披露。登壇したキャストから口々に「すみません!」と謝罪の声が飛ぶと、会見場は笑いに包まれた。三橋とバッテリーを組むキャッチャー・阿部隆也役の大橋典之は、再演版への出演でシリーズ全てに登板。これを踏まえて、三橋と阿部の信頼関係を「足し算が掛け算に変わって、相乗効果が生まれてきた」と表現する。『秋の大会編』でメイン対戦校となる、武蔵野第一高校ピッチャー・榛名元希役の神永圭佑はシリーズ初参加。野球経験はあるものの「左投げは初めて」らしく、投球ポーズの会得に苦労したエピソードを語った。榛名の相棒となる同校キャッチャー・秋丸恭平役の佐伯亮は「オープニングとエンディングのダンスに注目してください」と呼びかける。ダンスシーンに用いられる楽曲は、初演に同じくBase Ball Bearの「ドラマチック」。再演版には新曲「いまは僕の目を見て」も挿入されることから、Base Ball Bearのメンバーも応援に駆けつけた。小出祐介は「アニメ版(2007年)で使ってもらうため、『ドラマチック』は1か月くらいかけてつくった大切な楽曲」と思い入れを語り、関根史織・堀之内大介は「新曲も印象的なシーンで使っていただけて光栄です」と笑顔を覗かせる。公開ゲネプロでは、球場に見立てた八百屋舞台をところ狭しと走り回るキャストによって白熱した試合がスピーディに展開。三橋にとって因縁の三星学園と繰り広げる初試合、前年度に甲子園へ出場した強豪・桐青高校との初陣を通じて、西浦高校野球部としてチームの結束が高まっていく様子が描かれた。上演時間は約120分(休憩なし)。公演は2月24日(月・祝)まで、東京・サンシャイン劇場にて。チケットぴあでは現在、当日引換券を販売中。取材・文:岡山朋代
2020年02月17日2月15日東京・日本消防会館(ニッショーホール)で開催された舞台「遙かなる時空の中で3」トークイベント内にて、2020年6月に上演される「遙かなる時空の中で」シリーズ20周年企画・舞台「遙かなる時空の中で3 再縁 」のメインビジュアル解禁とキャスト配役&公演スケジュールの公演詳細が発表された。【チケット情報はこちら】主役・白龍の神子(みこ)春日望美役は、前作と同様、吉川 友。神子を守る八葉は、前作からの続投メンバー、ヒノエ役・杉江大志、有川譲役・千綿勇平、リズヴァーン役・村上幸平。今回からの新メンバーはそれぞれ、有川将臣役・小南光司、源九郎義経役・鐘ヶ江洸、武蔵坊弁慶役・正木 郁、梶原景時役・君沢ユウキ、平敦盛役・古賀 瑠らが演じる。平家の武将・平知盛を演じる中村誠治郎、梶原朔を演じる野本ほたるは前作からの続投。白龍役は、今作では小谷嘉一が演じる。物語の舞台は平安末期の源平合戦が繰り広げられる時代に似た異世界。不朽の名作、大人気ネオロマンスゲーム『遙かなる時空の中で3』舞台の再縁(再演)舞台。内容は2018年の初演から一部リニューアルされる予定だ。オフィシャル最速先行が本日2月17日(月)12:00からスタートし、3月1日(日)23:59まで受付ける。
2020年02月17日宝塚歌劇団星組新トップスター・礼真琴、新トップ娘役・舞空瞳の大劇場お披露目公演『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』が、2月7日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。宝塚歌劇星組 幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』/Show Stars『Ray -星の光線-』チケット情報第一幕の『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』は、謝珠栄が作・演出・振付を手掛ける幻想的な歴史ファンタジー。舞台は紀元前の中国大陸。勢力を拡大する周王朝は、豊かな自然と土壌をもつ亜里の地にある小国「ブン」を攻略し、周の統治下に置いていた。亜里に遣わされた周の大夫、丹礼真(タンレイシン)は、その地の美しさに魅せられ、人々の力になりたいと意気込む。勇将管武将軍より、周国の宣王に敵意を燃やす者たちが潜む「眩耀の谷」を見つけ出し、和解を促すことが我々の務めだと言われた丹礼真は、身命を賭して任務をまっとうすることを誓うが…。民族音楽が流れる中、ブン族の民が舞い踊るプロローグは、まさに圧巻の一言。時には水が流れるようなしなやかさを、時には大地のエネルギーを感じるような力強さを感じる群舞に惹きこまれる。礼真琴が演じる丹礼真は、周国のため、亜里の地に住む人々のためにと理想に燃え、意気揚々と任務に就くが、ブン族の人々の真実を知ることで葛藤が生まれていく。何が正義なのか、信念とは何か…。そんな心の揺らぎや、苦しみを乗り越えて人間として成長していく様を、礼は情感豊かに表現している。トップ娘役の舞空は、ブン族16代目の王・麻蘭の妹で、盲目の舞姫・瞳花(トウカ)役。辛い人生を送り、光も希望も見失った彼女が、心優しい礼真により変化していく。その心の動きを繊細に表現する舞空。儚げながらも芯には強さを感じさせる。礼真が憧れる管武将軍役の愛月ひかるは、勇壮な佇まいやダイナミックな剣舞が目を引く。突如、礼真の前に現われる謎の男を演じる瀬央ゆりあの好演も光る。ファンタジー作品でありながら、寛容な心を持つこと、命の大切さ、争いの愚かさを訴えるメッセージ。彼らが発するリアルな言葉が胸を打つ、繊細かつ力強さのある作品だ。中村一徳が18年ぶりに星組大劇場公演の作・演出を手掛けるショー『Ray -星の光線-』は、新生星組お披露目にぴったりの、華やかでエネルギッシュなステージだ。クールなカッコよさで魅せたり、スタイリッシュに魅せたり、デュエットではしっとりと。群舞も多く、フィナーレまで目くるめくシーンが展開。星組のパワーを感じさせるショーになっている。公演は2月7日(金)から3月9日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場、3月27日(金)から5月3日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは2月23日(日)一般発売。※ブン族のブンはさんずいに文の文字。取材・文:黒石悦子
2020年02月14日元宝塚歌劇団星組トップ娘役の妃海風(ひなみふう)がミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』に出演する。宝塚を2016年に退団して以来、大型のミュージカルは初めてという妃海に話を聞いた。ミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」チケット情報本作は1960年に米国で公開された同名のB級ホラー映画を原作に、ブロードウェイや日本でも上演を重ねてきた。「小さいころに映画を見て、その耳なじみのいい音楽がすごく印象に残っていました」と妃海が言う通り、『アラジン』『リトル・マーメイド』などを手掛けたアラン・メンケンの楽曲が光る。ニューヨークの貧民街にある花屋を舞台に、気弱な青年シーモアが奇妙な植物を手に入れたことから、とんでもない騒動が起きる物語。「『ロッキー・ホラー・ショー』のようにブラックで、ロックで、ハチャメチャな世界観が面白い。そのB級感も大好きです。私、面白いことが大好きなんです」と語る。妃海が井上小百合とダブルキャストで演じるのは、シーモアの同僚で、彼に慕われているオードリー。「相当変な子で、彼氏が“ドS”の歯医者さんというダメ男好きで、恋愛にかんしてもダメ(笑)。でも、ピュアで一生懸命生きていて、愛嬌とチャーミングさが魅力。あまり面白いことをせずに、真っすぐピュアにかわいく演じられたら。空想家でもあるので、そのシーンは、私が宝塚時代に培ったゆめゆめしい歌い方を発揮したいです。また、新しい歌い方にも挑戦したいですね」。宝塚時代は、娘役はこうでありたいというイメージが自分の中で強かったという。「じつは関西出身でおしゃべり好きなのですが、取材のときに関西弁でペラペラとしゃべるのはイメージではないと思っていました。部屋のカーテンはピンクで、洋服もフリル、食べ物もショートケーキを食べるなど、宝塚の娘役としてプライベートも徹底していたんですよ」。退団後もそのイメージを保たないと愛されないのではと思っていたが、「今さらですが、ありのままの私のほうが人と深くつながれると気が付きました。芝居でも生身の私をもっと出していきたいです」。その一方、退団後は何をしたいのか、悩みもがく日々が続いた。「でも、ある日を境にパーンと『私、やっぱりめっちゃミュージカルがしたい!』とスイッチが入ったんです。今は夢を見つけて、人生の彩りと充実度が全然違います。『レ・ミゼラブル』を見たことも大きくて、本当はジャン・バルジャンを演じたいのですが(笑)、いつかファンテーヌを演じられたら」と夢が膨らむ。「『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』で本格的な大作ミュージカルに挑戦できるのは本当にうれしくて幸せです。最初から最後までハイテンションな舞台なので、私もパワフルに頑張ります!」。公演は3月13日(金)から4月1日(水)の東京・シアタークリエを皮切りに、山形、愛知、静岡を巡演し、4月20日(月)から27日(月)に大阪・新歌舞伎座にて上演。チケット発売中。取材・文:米満ゆう子
2020年02月12日カトリックの全寮制寄宿舎高校を舞台に、青少年の性と自己の葛藤、ドラッグの誘惑といった社会問題をも描いたオフブロードウェイ・ミュージカル『bare』。日本で3度目となる上演が1月30日よりスタートした今作、初日を迎えた出演者よりコメントが届いた。【チケット情報はこちら】今回初のミュージカル出演となる安井一真は、始まる前は緊張していたがジェイソンを演じていると緊張も消えたとし、「後半につれどんどんジェイソンとしてボロボロになっていくのですが、実際も最後のほうは意識がふわふわとしていて…カーテンコールで皆様から頂いた拍手に“あー今初日が終わったんだ”と無事な感覚に…」と話した。同作に初演から出演し、3度目となる田村良太は同作を大切な作品と語り、「僕だけでなくキャスト、スタッフ、そしてたくさんのお客様に愛されています。今、観劇を迷ってる方がいたら是非観ていただきたいです。1度見れば何故この作品がここまで愛されているのか納得していただけるはずです!」とアピールした。約4年ぶりにアイヴィを演じる増田有華は、「何度見ても、何度聴いても、心揺さぶられるこの作品」と話し「たくさんの方に見ていただきたいです。Wキャストもお見逃しなく!最後まで駆け抜けていこうと思います!」と意気込んだ。社会問題にも切り込む本作で、「登場の時はいつも太陽の光が射すような、明るくユニーク」と語ったシスター・シャンテルを演じるのは北翔海莉。「愛情たっぷりの厳しさで(笑)生徒達を導いていけるようにと心掛けています。ご来場のお客様の心にも太陽の光が射すよう、舞台からパワーを送ります!」と話した。また演出の原田優一は、「2020年版bareの初日を迎えることができました。演者でいる時よりも、演出として客席にいる時の方が遥かに体力気力を使います」とコメント。「ただ、なによりも信頼できるキャスト・スタッフの皆さんがいるからこそ、楽しんで観ることができています。今回もそうでした」とコメント。「全てのキャラクターに共感できたのがその証だと思います。是非、劇場に足をお運びくださいませ」と、作品への自身を見せた。公演は2月9日(日)まで、東京・草月ホールにて。チケットぴあでは各公演前日23:59まで購入できる当日引換券を発売中。
2020年02月06日劇場ではなく「レストラン」で、食事やお酒を楽しみながら観劇する新感覚のライブエンターテインメント、劇メシ presented byアート引越センターBetsuBara.02『アイ・アム・エー・アイ ~I★M★A★I~』が2月28日(金)から3月4日(水)まで東京・BEE HOUSE渋谷本店、3月6日(金)から15日(日)まで、神奈川・イタリアンダイニングカリーナにて上演される。【チケット情報はこちら】同公演はレストラン会場内360度を使って芝居が行われるため、観客はドラマ世界に没入する事が出来る、今までにあまりない体験型演劇。2016年7月よりスタートした劇メシシリーズは、約3年間でオリジナル作品を10作、東京、千葉、名古屋、福岡各地で合計150公演以上が上演されている。出演者は劇メシシリーズではおなじみの大西けんけんをはじめ、主に舞台で活躍中の神田聖司、花塚廉太郎や糸原美波、『TERRACE HOUSE TOKYO 2019 2020』に初期メンバーとして参加し、その美男子ぶりに注目の西野入流佳、人気女性アイドルグループA応Pのメンバーである春咲暖、ミスFLASH2020グランプリの白宮奈々など、勢いのある個性豊かなラインナップとなっている。チケットは、ぴあにて2月14日(金)10時より発売。■公演タイトル:劇メシ presented byアート引越センターBetsuBara.02『アイ・アム・エー・アイ ~I★M★A★I~』脚本・演出:横大路伸【東京公演】期間:2月28日(金)~3月4日(水)全8公演会場:BEE HOUSE渋谷本店(渋谷区道玄坂1-5-2 SEDEビルB1F)【神奈川公演】期間:3月6日(金)~3月15日(日)全12公演会場:イタリアンダイニングカリーナ(神奈川県横浜市中区本町1-3 綜通横浜ビルB1)出演:<シングルキャスト>大西けんけん<ダブルキャスト>○糸原美波、花塚廉太郎、春咲暖、土井裕斗、中城あすか、志乃、保田真愛、今野悠夫●河内美里、神田聖司、佐々木ありさ、西野入流佳、白宮奈々、桃瀬こなつ、インコさん、ほか
2020年02月06日劇団東京乾電池の綾田俊樹とベンガルによるユニット、綾ベン企画にとって約3年ぶりとなる公演『川のほとりで3賢人』が間もなく幕を開ける。演出は、前作『やんごとなき二人』を手がけた映画監督・平山秀幸が続投。本読みを終え、立ち稽古2日目を迎えた1月半ば、綾田・ベンガル・平山がインタビューに応じた。【チケット情報はこちら】木野花をゲストに迎えて上演された『質屋の女』(1990年)以来、女優と三人芝居を繰り広げることの多かった綾ベン企画。今回は、東京乾電池を1999年に退団した広岡由里子をゲストに、多摩川の河川敷で隣り合わせに暮らす男性ホームレスふたりと、彼らの前に現れた「福祉課・馬場マチコ」を名乗る女性の“哀しくもおかしな”物語が展開される。本作のはじまりは、前回公演に遡る──。「ホームレスに興味があった」綾田とベンガルは、平山をはじめスタッフと実際に多摩川を訪れ、河原で暮らす人々と交流を図った。煙草を差し入れると喜んで会話に応じる者も、一方で「絶対に口を閉ざす話題があった」と語るのはベンガル。彼らの“虚実ないまぜ”話に平山は「ドラマ性を感じた」として、旧知のシナリオライター・安倍照雄に脚本を依頼したと振り返る。今回の上演にあたって再び多摩川を訪れると、2019年10月の台風19号による氾濫で全てを流されても戻ってきた、打たれ強いホームレスの姿が。綾田は「たくましい生活力を持つ人たちを身近に感じてもらえるように」、ベンガルは「社会からドロップアウトせざるを得なかった彼らの事情を念頭に置きながら」それぞれの役どころを全うできれば、と静かに決意を新たにしてみせる。平山は、第2回公演から東京乾電池を“追っかけ”ている生粋の劇団ファン。「(綾田とベンガルの)ふたりが気持ちよく芝居できる手伝いができたら」という思いで、本作も演出を手がける。脚本・てっかんマスターの正体は、東京乾電池の劇団員・戸辺俊介。乾電池“一味”が揃い踏みする中、劇団に縁のあるゲスト・広岡を、ベンガルが「あいつが河原に現れるだけで強烈だよな……」と評すると、綾田もすかさず「洪水以上のインパクトあるよね!」と続く。その様子を見守っていた平山も大きく頷き、「放し飼いで好きに演じてもらえたら、それがいちばんおもしろいよね」と笑った。公演は2月21日(金)から3月1日(日)まで、東京・下北沢駅前劇場にて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年02月06日宝塚歌劇団星組新トップスター・礼真琴(れい・まこと)が、2月7日(金)に開幕する『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』で、宝塚大劇場でのトップお披露目を迎える。「宝塚歌劇星組 幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』/Show Stars『Ray -星の光線-』」チケット情報謝珠栄が作・演出・振付を手掛ける『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』は、紀元前の中国大陸を舞台に繰り広げられる歴史ファンタジー。母国の周国と、その統治下にある“ブン族”(※)との間で葛藤する大夫・丹礼真(タンレイシン)を演じる。「丹礼真は、周王朝のすべてが正義だと信じていて、愛月ひかるさん演じる管武将軍のことを崇拝しているので、大夫に就任したときは“何でもできます!”というように意気揚々としています。でも、ブン族の聖地である“眩耀の谷”でいろんな人の生き様を見て、真実を知って、段々信じるべきものが分からなくなってくる。物語が展開していくにつれてもがき苦しむことになるので、演じていて苦しいです。でも私だけではなく、ひとりひとりがもがきながら真実や光を求めて戦っているようなお芝居です」。同じくお披露目となるトップ娘役・舞空瞳(まいそら・ひとみ)は、ブン族の舞姫・瞳花(トウカ)役。「彼女は盲目の役なので、全編通して目が合わない。でも、だからこそ瞳から感情が伝わってくるというか、訴える力がすごくあると思います。最初から恋仲ではありませんが、段々惹かれ合っていくところが深く出せたらと、試行錯誤しています」。一方、ショー『Ray -星の光線-』は、中村一徳が18年ぶりに星組大劇場公演の作・演出を手掛ける。「下級生までみんなが一緒に出る場面が多い」という中村演出。目まぐるしく展開しながら、最後まで楽しませてくれる。「ロックなプロローグで始まり、しっとり系もカッコいい曲もたくさんあります。中村先生のショーは、最後までワクワクさせてくれる演出になっていますので、お客様には最後まで気を抜かずに楽しんでいただきたいです」。また、見どころのひとつに男役の黒燕尾を挙げる。「副組長の美稀千種さんから最下級生まで、男役全員で踊ります。大階段での黒燕尾ですが、いつものクラシックな雰囲気とは少し違って、抜け感のあるオシャレな場面になっています」。トップとして、「今はやることがたくさんで、いっぱいいっぱい」と語りつつも、稽古場では視野を広く持つ。「最下級生にいたるまで、すごく前向きに取り組もうとしている姿が印象的。ひとりひとりが自由に、心から楽しめるような作品づくりができたらと思います。“引っ張っていこう!”というより、自分のやるべきことをしっかり務めることで、最終的に組を引っ張っていけたらと思います」。公演は2月7日(金)から3月9日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場、3月27日(金)から5月3日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは2月23日(日)一般発売。※ブン族のブンは、さんずいに文が正しい表記となります。取材・文:黒石悦子
2020年02月05日昨年春の大阪、金沢、松本公演を経て、いよいよ東京、福岡での上演が迫った。劇団の座付き作家である中島かずきによる完全新作で、“奥州三代の盛衰”といまだ多くの謎を残す“源義経黄金伝説”をモチーフに、歌、殺陣、笑いなどが怒涛のごとく繰り広げられる冒険時代活劇。福岡で行なわれた記者会見には、主演の生田斗真をはじめ、中山優馬、藤原さくらが登壇。作品に対する意気込みを語った。【チケット情報はこちら】正義感が強く、情に厚い正直者、けれど、ちょっとおバカな一面を持つ偽義経・奥華玄久郎国衡(おうがのげんくろうくにひら)を演じる生田は「年々、スケールも大きく、バリエーションも豊富に進化していく新感線の中で、今もっともお客さまが観たいと思う、そして最も(主宰・演出家の)いのうえ(ひでのり)さんが演りたいと思う作品のカタチになっている。“史上最多”と言われる立ち回りも見どころのひとつで、年齢を重ねた劇団員の皆さんが動けなくなって来たぶん(笑)、俺が背負って行かなきゃなという思いも強く感じてますね」と意気込んだ。そんな国衡の弟で、生真面目な性格の奥華次郎泰衡(おうがのじろうやすひら)を演るのは、舞台経験も豊富な中山。意外にも新感線への参加は初で「いのうえさんを筆頭に、稽古場で皆さんがゲラゲラ笑いながら(芝居を)作っていたことに驚きました(笑)。お客さまを楽しませるには、まず自分たちから。そんなずっと変わらないものがあるからこそ、ここまで大きくなったんだと実感しました」。そんな場所で座長を務める生田についても「同じ事務所の先輩であるという以上に、ひとりの役者として本当に尊敬している存在」と仰ぎ見る。「しっかりと稽古をして、皆さんにいいものを届けたいですね」と力強く語った。また、この作品が初舞台となったシンガー・ソングライターの藤原は、物語のキーとなる“歌うたい”の静歌(しずか)を演じる。「今回は地元・福岡の舞台に立てるということで、とても光栄に思ってます。役としては少し難しい部分もありますが、歌を歌う場面が多く、そのどれもが素敵な曲ばかりなのでとても楽しみにしています」と期待を寄せた。いよいよクライマックスへと向けて走り出す、極上のエンターテインメント時代劇。「劇場に足を運んでくださる方、ひとりひとりの心に残る作品になれば。楽しみにしていてください!」(生田)福岡公演は4月4日(土)から28日(火)まで博多座にて上演。チケットは2月1日(土)午前11時~5日(水)午前11時まで抽選先行を受付。2月8日(土)午前10時より一般発売。その他、東京・TBS赤坂ACTシアターにて2月15日(土)~3月24日(火)まで上演。取材・文:なかしまさおり
2020年02月03日ストーリー性のある演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創り上げるエンタテインメント集団「梅棒」による第10回公演『OFF THE WALL』が、2020年2月6日(木)から、こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都渋谷区)で上演される。【チケット情報はこちら】2001年に日本大学芸術学部のダンスサークル『BAKUの会(現:Dance Company BAKU)』内で、同期の男子6人によって結成された、梅棒。09年にストリートダンス界最大のコンテスト『JAPAN DANCE DELIGHT vol.16』で特別賞を受賞し、12年に国内最大の振付作品コンテスト『Legend Tokyo chapter.2』で最優秀作品賞とオーディエンス賞を同時受賞。以降、活動の中心を劇場公演に移し、18年度は2万5000人超の動員を記録している、いま注目の集団だ。今回の『OFF THE WALL』は、梅棒のメンバー11人のみが出演する完全新作。どんな舞台になるのか、開幕まで約2週間となった1月下旬、都内で行われている稽古を見学させてもらった。すでに建て込み(大道具が設置されている状態)があり、本番の舞台さながらの稽古。この日は、冒頭に迫力満点のダンスナンバーを全員で踊ってから稽古がスタート。稽古場の熱量が一気に高まった。そして、オープニングから順番に、転換のタイミングや動線を入念にチェックしていた。J-POPに合わせたダンスでストーリーを表現する彼らにとって、振付はもちろんだが、同時にこうした地道な確認作業も重要になってくるのだろう。出演者の全員が梅棒のメンバーということもあって、チームワークはばっちり。伊藤今人が総合演出を務めているが、メンバーはいい意味でフラットな関係性で、それぞれへの尊敬の念が感じられる。稽古のテンポも非常によく、無駄な時間がない印象を受けた。今回使用する楽曲は、昭和の名曲から、誰もが一度は聞いたことがあるであろう人気アイドルグループのあの曲など、カーテンコールも含め20曲以上。どんなストーリーが繰り広げられるのか見学をした段階では全貌は分からなかったが、「梅棒メンバーによる最もバカバカしく暑苦しい、原点的革新的エンターテインメント」と掲げている通り、“梅棒らしさ”全開の舞台になることは間違いなさそうだ。公演は2月16日(日)まで。出演は、伊藤今人、梅澤裕介、飯野高拓、鶴野輝一、遠山晶司、遠藤誠、塩野拓矢、櫻井竜彦、楢木和也、天野一輝、野田裕貴。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2020年01月31日宝塚歌劇団・雪組全国ツアー公演『炎のボレロ』『Music Revolution! -New Spirit-』が5月2日(土)から5月26日(火)まで上演される。彩風咲奈に話を聞いた。【チケット情報はこちら】今回の演目のひとつ『炎のボレロ』(作/柴田侑宏・演出/中村暁)は、1988年に星組の日向薫主演で上演され好評を博した作品を、32年振りに全国ツアー版として再演。舞台は1860年代フランス傀儡政権下のメキシコ。政府に抵抗して領地や財産を奪われ、家族をも失った青年貴族が、復讐の為そして祖国を取り戻す為に共和派の仲間達と共に立ち上がる姿を敵方の令嬢との恋を交えて描いた情熱的なミュージカル作品。彩風は「1988年の公演を映像で観て、まず、日向薫さんや紫苑ゆうさん、麻路さきさんといった男役の方々の格好良さに感動しました。台詞が美しく、ダンスシーンが多いのも見応えがありました。ヒロインとふたりで歌うシーンも多いので、宝塚らしいロマンスも見ていただけると思います。私は柴田先生の作品が大好きなので、身が引き締まる思いです」と語る。もうひとつの演目『Music Revolution!-New Spirit-』(作・演出/中村一徳)は、世界各地の人々の生活の中で生み出され、育まれてきた「音楽」──ジャズ、ロック、ラテン、ポップス、クラシック…「音楽」には様々なジャンルがあるが、本作品ではその中での代表的なジャンルの「音楽」の起源から今日に至るまでの発展をテーマに「音楽」の持つ美しさと素晴らしさをダイナミックに届ける。伸びやかなダンスが魅力である彩風咲奈を中心に、2019年全国ツアー版よりリニューアルした形で新たな魂を吹き込み生まれ変わる。彩風は「いろいろなダンスと歌があり、演じる側もお客様も楽しめるところが魅力のショーだと思います。今回、“-New Spirit-”というタイトルが新しく付き、中村先生も前回と演出を変更したいと仰っていたので、また新たに楽しんでいただけると思いますし、どんな内容になるか私も楽しみです」と明かす。今回の雪組全国ツアー、中でも埼玉の大宮は彩風にとって初めての場所。これを機に初めて観劇するという人にも「緊張せずに来て下さい!」とやさしく誘う。「“宝塚だから”といって畏まらずに、すぐそこにある夢の世界を楽しんでいただけたらと思います。全国ツアーでは、お越しくださったお客様全員で会場一体となって盛り上がっていただけたら嬉しいです」撮影:宝塚歌劇団事務所
2020年01月31日講談社「モーニング」で不定期連載されている、大ヒット歴史漫画「チェーザレ 破壊の創造者」(作:惣領冬実、監修:原基晶、講談社刊)が2020年4月、明治座(東京都中央区)にてミュージカル化される。15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台に、欧州統一の夢を抱きながら32歳の若さで亡くなった、軍人であり政治家のチェーザレ・ボルジアの人生を描く。今回、主人公のチェーザレ役を演じる中川晃教に、作品の見どころや意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】年明け早々からミュージカル『フランケンシュタイン』に出演し、多忙を極める中川だが、合間を縫って、この『チェーザレ』の製作発表会見や取材のための予習は決して怠らない真面目さを見せる。「どんな風にお客様に喜んでいただけるのか。まだ稽古も始まっていないが、今ある台本や、(物語の背景となる)膨大な歴史の時間の中に、身を投じている。なかなか寝つけない夜もあるが、そんな時間も楽しい」と笑う。本作が上演される明治座では、1873年の創業以来、初となるオーケストラピットが稼働し、正統派ミュージカルとして新たな作品が作り上げられることになる。中川は「この作品は、いろいろな意味で、ターニングポイントになるのかなと思う」と語る。ひとつ目のターニングポイントは、日本のミュージカル界において。中川自身はこれまでミュージカルに出演する中で、「オリジナルミュージカルを作っていかないといけない。流行に乗るだけではなくて、確かなものを残していかなくてはいけない。ミュージカルが浸透していけば浸透していくほど、その価値というものを考えるようになった」という。本作が取り扱うのは、決して分かりやすい題材ではないが、現代の社会情勢と重ね合わせることができる部分もあるといい、「日本のミュージカル界に爪痕を残せる作品になるのではないか」と話す。そして、本作が中川の転機ともなりうることを示唆する。来年がデビュー20周年となる中川は、今回、座長という立場になる。「座長は、どんと構えつつも、気を使う立場。共演者の方々は錚々たるメンバーで、それぞれのフィールドで頑張っておられる方ばかり。ひとつの作品で巡り会えるのは奇跡みたいなこと。その信じあえる仲間たちと一緒に、枠にはまらない、チェーザレを演じたい」と意気込んだ。脚本は荻田浩一、演出は小山ゆうな、音楽は島健。その他の出演者は、宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)/松田凌、平野良、井澤勇貴、鈴木勝吾/山崎大輝、風間由次郎、近藤頌利(劇団Patch)、木戸邑弥/藤岡正明/今拓哉、丘山晴己、横山だいすけ/岡幸二郎/別所哲也ほか。日程は4月13日(月)~5月11日(月)明治座にて。チケットぴあにて二次先行受付中。取材・文:五月女菜穂
2020年01月31日3月12日(木)~29日(日) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズとして上演されるオリジナル演出版ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演。このたび、20周年記念ツアーとしての本作の来日公演は、今年が最後になることが発表された。【チケット情報はこちら】2016年に「レント」生誕20周年を記念して立ち上げられた20周年記念ツアー(以下本ツアー)は、アメリカ国内各地をはじめ、カナダや中国などで上演。日本での本ツアーの来日公演は、2016年、2018年に行われ、今年3月の公演で3度目となる。2016年以前には2009年を最後に来日公演が実現しなかったため、2016年時は7年ぶりの来日公演となり多くの反響を呼んだ。本ツアーのアメリカ国内ツアーは2021年まで行われる予定(開催地などの詳細はツアー公式HPで随時発表される)だが、日本での上演は2020年3月に行われる来日公演が最後となる。また、2021年以降のツアー公演の立ち上げは現状発表されていない。「レント」のブロードウェイでの上演は12年に及ぶロングランを経て2008年に閉幕しているため、ニューヨークへ渡航しても観劇することはできない。「レント」を観ることができる貴重な今回の来日公演。ラストチャンスをお見逃しなく。チケットはぴあで販売中。<ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演の歴史>2000年「レント」初来日公演が実現(会場:文京シビックホール)2004年「レント」来日公演(会場:東京厚生年金会館/フェスティバルホール)2006年「レント」来日公演(会場:東京厚生年金会館/愛知県勤労会館/大阪厚生年金会館大ホール)2007年「レント」来日公演(会場:東京国際フォーラムホールC/大阪厚生年金会館 芸術ホール)2009年「レント」来日公演(会場:赤坂ACTシアター)2016年「レント」来日公演(会場:東京国際フォーラムホールC)※20周年記念ツアー2018年「レント」来日公演(会場:東急シアターオーブ)※20周年記念ツアー2020年3月「レント」来日公演(会場:東京建物BRILLIA HALL)※20周年記念ツアー※ブロードウェイでは2008年9月に12年のロングラン公演を経て閉幕
2020年01月31日3月12日(木)~29日(日) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズとして上演されるオリジナル演出版ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演。同公演において、バレンタイン期間限定でペアチケットの販売が行われることが決定した。【チケット情報はこちら】―NO DAY BUT TODAY (今日という日は今日しかない)「レント」はニューヨークのイーストヴィレッジを舞台に、AIDSや貧困、孤独に悩みながらも「未来も過去もない。大切なのは今、この瞬間なんだ」と躍動するイーストヴィレッジの若者たちの鮮烈な姿を描いた感動作。ピューリッツァー賞、トニー賞、オビー賞など各賞を総なめにし、世界中にレントヘッズと呼ばれる熱狂的ファンを生んで、伝説のミュージカルと呼ばれるブロードウェイの名作だ。バレンタインデー限定のこの特別な企画を利用して、大切な人や仲間と一緒にこの感動を生体験してほしい。ペアチケットはぴあで販売中。<バレンタイン期間限定ペアチケット>対象公演:平日公演(ただし、3/12(木)・13(金)公演を除く)料金:S席ペア割 25000円(税込)販売期間:1月30日(木)12:00~2月14日(金)23:59
2020年01月30日森新太郎が演出を手掛けた『メアリ・スチュアート』が1月27日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。イングランドの正当な王位継承権をもつスコットランド女王メアリ・スチュアート。彼女の存在を恐れ、幽閉したイングランド女王エリザベス一世。二人の女王の対立と、彼女たちを取り巻く人々の人間ドラマを描いた本作。初日を終えた演出の森と出演者からコメントが到着した。◆森新太郎[演出]「役者はもちろん、劇場を含めスタッフ全員が私の粘りに根気強く付き合ってくれて、実は今日、幕が開く2時間前にやっとラストシーンがつくれたんです。今回の舞台セットは伽藍洞なむき出しの劇場、役者の熱量がほんの少しでも落ちたりすると、もう一瞬にして観るものがなくなってしまうとまで言えるような、綱渡りの芝居。初日の客席からは笑いが起こり、ほっとしましたね。物音ひとつ立てずに耳を傾けてくださる瞬間もちゃんとお客さんから頂くことができましたし、非常にいい状態で客席と舞台が一体となった初日だったと思います。自分の演出作品のなかでも、ここまでそぎ落としてお客さんの想像力に委ねるような芝居もなかなかないので、ぜひ観てもらいたいなと心底思っています」◆長谷川京子[メアリ・スチュアート役]「舞台はお客さんが入って完成するものなんだなって、今日すごく実感しました。客席の場所によってはお客さんととても距離が近いところまで踏み込んでいくので、自分の息づかいとかちょっとした目の動きとかまでも大事にしなきゃいけない。今回は熱量がすごく大事な舞台なので、その熱量を味わって欲しいなと思います。ステージに特に何か装飾があるわけでもないスタイリッシュなこの世界観の中で、ライブで人間が体でぶつかり合う、エネルギーのぶつかり合いみたいなものを見てもらいたいです」◆シルビア・グラブ[エリザベス女王役]「本番では思っていなかったところで客席から笑いがおきたり意外な反応があって、いろんな発見がありました。これからお客さんと一緒にもっとこの作品を育てていきたいと思います。古典劇で、200年前に書かれていて、題材的にもちょっと難しいのかなって思っている人達は多いかもしれないけど、誰でも楽しめる作品だと思います。気難しい気持ちじゃなく、フランクな気持ちで観に来てくれたらすごく嬉しい」共演は、レスター伯ロバート・ダドリーを吉田栄作、サー・エドワード・モーティマーを三浦涼介が演じるほか、総勢17名の出演者がスリリングで無常な人間ドラマを立ち上げる。公演は2月16日(日)まで世田谷パブリックシアターで上演。チケット発売中。
2020年01月29日