声優の朴ロ美(ロは王に路)が14日、都内で行われたパペットアニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』(12月2日公開)のジャパンプレミアに登場した。フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによるムーミンの物語の映画最新作となる同作。冬のムーミン谷を舞台に、ムーミンたちが初めてクリスマスを迎えるまでを描く。ムーミンママやリトルミイなど13役を担当した朴は、役の数を聞いて「おったまげた」と言い、「どの役なんだろうなと。1キャラしか想像しませんよね? 台本開いたら"朴ロ美"の嵐で、間違えだと思いますよね? でも間違えじゃなかったんですよね」と苦笑。「緊張感でいっぱいだったんですけど、すっ飛びました。なので、収録は何も考えないことにして」と打ち明けた。また、「すごく深い作品。ぜひ始まり方にご注目していただきたい。台本を開いて間違えじゃないかなと思う瞬間があると思います」とメッセージ。「なかったらすいません」と前置きしつつ、「私はあれ?って思った。そこからがムーミンの世界へのスタートだった」と話し、「哲学がすごく詰まっている作品で、普遍的な作品に関われたことはとても光栄だなと思っています」と喜びを語った。ジャパンプレミアには、主役のムーミントロールの声を演じた宮沢りえ、ムーミンパパやスナフキンなど5役を演じた森川智之、主題歌「ウィンターワンダーランド」を担当したサラ・オレイン、さらにムーミン、スナフキン、リトルミイも登場した。
2017年11月14日映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の公開を記念して、松屋銀座では11月28日から12月11日まで「MOOMIN パペット・アニメーション展」を開催。展覧会メインビジュアル本展では、撮影で実際に使用された日本初展示のパペット、セットの模型や当時の関連資料などを展示。また、劇中スチールで映画の名場面を紹介するコーナーや、トーベ・ヤンソンの原作と映画のワンシーンを比較展示するコーナーも設けるなど、知られざるムーミンのパペット・アニメーションの世界が楽しめる。この他、本展のために作られた「マグカップ」(税込1,620円)、「オリジナルスマートフォンリング」(税込1,782円)、「ミニボトル入りビスケット」(税込1,404円)の展覧会オリジナルグッズを始め、「ムーミン×シュタイフ コラボレーションぬいぐるみ」(税込4万1,040円)の先行販売商品など、300種類以上のムーミングッズを販売する。劇中場面「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」より© Filmkompaniet / AnimoonMoomin Characters ™12月2日から公開の映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は、『ムーミン谷の夏まつり』、『ムーミン谷の彗星』に続く、パペット・アニメーションシリーズの最新作。本シリーズは、1978年から1982年の制作時にトーベ・ヤンソン自ら監修し、「大好きな作品」と語っていた短編のテレビシリーズを再編集、デジタル・リマスター化により劇場版長編映画として完成したもの。シリーズとしては初の冬のムーミン谷を舞台に、通常は冬眠をして冬を過ごすムーミンたちが、初めて迎えるクリスマスを描く。なお、本展の前売り券はヤフーパスマーケット、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートにて11月27日まで発売中。共通前売鑑賞券「映画 ムーミン谷とウィンターワンダーランド×MOOMIN パペット・ アニメーション展」(オリジナルポストカード特典付き/1,800円)は、チケットぴあにて販売。【展覧会情報】映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」公開記念 MOOMIN パペット・アニメーション展会期:11月28日~12月11日会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで、最終日は17時閉場)料金:一般500円 小中学生300円
2017年11月14日JINS(ジンズ)から、トーベ・ヤンソンの絵本・小説「ムーミン」シリーズとコラボレーションしたメガネ「MOOMIN×JINS」が登場。2017年11月9日(木)より、全国のJINS店舗、公式オンラインショップにて発売される。今回のコラボレーションでは、アート作品としての評価も高いトーベ・ヤンソンの描く小説のアートをデザインに使用。ムーミンの世界観を忠実に再現し、使用シーンや好みで選べる「Basic」「Flagship」「JINS SCREEN」3つのモデルで展開する。「Basic」モデルは、テンプルの内側に総柄のイラストをプリントしたフレーム8種、フロントとテンプルの色が異なるバイカラーのフレームにキャラクターをあしらった8種の全2型16種がラインナップ。また、古色加工を施したクラシカルなデザインが魅力の「Flagship」モデルからは、ウッド加工を施したアセテートのフレームと、テンプルにアンティーク加工を施したクラシカルなデザインのメタルフレームの全4型16種が登場。テンプルのエンドパーツにさりげなくキャラクターのエンボスを配置したり、メタルフレームのテンプルにはムーミンハウスの壁に描かれた木のつるをモチーフに採用するなど、細部にまでこだわりを詰め込んだモデルとなっている。パソコンやスマートフォンのブルーライトをカットするレンズを標準装備した「JINS SCREEN」も、「Basic」モデルのカラーと玉型のメガネをベースにした1型4種のデザインが用意されている。なお、それぞれのモデルに、本コラボレーションのためだけにデザインされた、オリジナルメガネケースとオリジナルセリートが付属。「Basic」モデルは、「MOOMIN」ロゴをあしらったハードケースとセリート、「Flagship」モデルは、スナフキンの後ろ姿を刻印した革風のケースとムーミン谷の地図が描かれた大判セリート、そして「JINS SCREEN」モデルはムーミンがプリントされたソフトケースとセリートがセットとなっている。【商品情報】MOOMIN×JINS発売日:2017年11月9日(木)取扱店舗:全国のJINS店舗、公式オンラインショップ※「Flagship」モデルは、約150店舗限定とJINSオンラインショップのみで展開。※「JINS SCREEN」モデルは、数量限定でムーミン公式オンラインショップPEIKKOとムーミンショップ(5店舗)でも展開。モデル・価格:全7型36種■Basicモデル(Pattern & Bicolor)2型16種/8,000円+税 ※度付きレンズ代込み■Flagshipモデル(Acetate & Metal)4型16種/12,000円+税 ※度付きレンズ代込み■JINS SCREENモデル1型4種/5,000円+税 ※ブルーライトカット率25%(クリアレンズ)■ピンバッジ4種/1,500円+税※ピンバッジは、rim of jins(ルミネ新宿店、ルミネ町田店)2店舗とJINSオンラインショップのみで展開。付属品:オリジナルメガネケース、オリジナルセリート
2017年10月29日絵本、コミックス、アニメーションなどで世界中の人々から愛されているムーミンの物語。そのムーミン映画の最新作、映画シリーズ初となる“冬のムーミン谷”を舞台にした『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』が12月に日本でも公開。この度、そんな本作の予告編が公開された。今回到着した予告編では、女優・宮沢りえ演じる主人公・ムーミントロールがついに公開!先日のアフレコ取材で、「研究を重ねた」と語った宮沢さんの少年っぽさを感じられるイノセントな声の響きに注目だ。また、ムーミンパパやヘムレンなどを森川智之が、ムーミンママやリトルミイなどを朴ロ美が担当しており、複数の役を演じ分ける実力派声優2人の名演も必見。さらに、透明感あふれる声で物語を紡ぐ神田沙也加のナレーション、3オクターブを超える“天使の歌声”サラ・オレインの美しい歌声が、物語を鮮やかに彩っている。また、本作の前売り券10月28日(土)より発売開始。通常前売券には、ポストカードサイズのオリジナルクリアファイルが特典に(数量限定、無くなり次第終了)。さらに今回は、数量限定プレミアグッズ付き前売券の発売も決定。プレミアグッズの中身は、「ネックストラップ付きパスケース」。首から下げられるだけでなく、バッグにも付けられるタイプとなっている。『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は12月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月20日ディノスオリジナルの「ムーミンとその仲間たち」のペーパーポットやクリーナースタンド、バスマットなどのインテリア雑貨。とっても愛らしいアイテムが、ディノスオンラインショップ内のムーミン特集サイトに登場です!ディノスだけでしか買えない!ムーミンのインテリアアイテムですよ♪こちらは、1個でムーミン、リトルミイ、スナフキンをぐるりと楽しめる!おしゃれなペーパーPot。かわいい色や形が、インテリアのアクセントになります。全方向からムーミンとその仲間たちが楽しめるように、ぐるりと「ムーミン」「リトルミイ」「スナフキン」をデザインしています。生活感の出やすいティッシュやトイレットペーパーをセットし、おしゃれなオブジェのように置けます。■ペーパーPot税抜価格:3,500円(1個)、6,800円(選べる2個組)色:マットベージュ、マットブラウン、マットサクラピンク、マットレモンイエロー家事のやる気がアップ!?こちらは、スティッククリーナーを立てかけて収納できるスタンドの前面に、リトルミイやムーミンをデザインしたクリーナースタンドです。かわいいデザインと透明感のあるアクリル樹脂で、クリーナーを立てかけても、お部屋のインテリアの邪魔になんてなりません!■クリーナースタンド税抜価格:5,980円色(柄):レッド(リトルミイ)、ブラック(リトルミイ&フラワー)、グリーン(ムーミン&スナフキン)コンセントのごちゃつきにサヨナラこちらは、6口コンセントタップが入るコンセントタップボックスの側面に、ムーミンのイラストを施したアイテム。パソコンやテレビまわりのコードのごちゃつきを隠し、ほこりも防いでくれます。デスクの上に置いて、スマホの充電にも便利ですよね。■コンセントタップボックス税抜価格:2,980円(1個)、5,600円(選べる2個組)色:ピンク、ブルー、パープルこのほかにもムーミンアイテムがいっぱい。一度サイトを覗いてみては?公式サイト
2017年10月11日女優・宮沢りえが、絵本、コミックス、アニメーションと、世界中の人々から愛されているムーミンの映画最新作となるパペットアニメ『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』で“ムーミン役”として、12年ぶりに劇場版アニメ主演を務めることが決定した。これまで、岸田今日子(テレビアニメ「ムーミン」1969年、1972年)や高山みなみ(テレビアニメ「楽しいムーミン一家」1990年ほか)、松たか子(「ムーミン パペット・アニメーション」2012年)らによって演じられてきた主人公ムーミントロール。映画シリーズ初となる“冬のムーミン谷”が舞台となる今作では、主人公ムーミントロールを、『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか各映画賞を総なめにした、日本を代表する実力派女優・宮沢りえが担当!宮沢さんは女優だけでなく、フランス映画『オーシャンズ』のナレーションや、実写版『ジャングル・ブック』の吹き替えも担当しており、劇場版アニメの吹き替えは、人形アニメ監督・川本喜八郎の『死者の書』以来実に12年ぶりとなった。宮沢さんは「ムーミンは子どもの頃、絵本やアニメで楽しませていただいてました。芸術的な絵の色彩やムーミン谷の世界観にドキドキしましたし、キャラクターそれぞれが本当に生き生きしていて、ムーミンの正義感、勇気、おおらかさ、自由さに、心踊っていましたから、今回声という表現で、参加させていただくことをとても嬉しく思っています」とコメント。また「子どもの頃人見知りだった私に母が『ねぇムーミン、こっち向いて…』というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむことがありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です」と自身の幼少期をふり返り、「夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんは勿論、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います」と意気込みを語った。さらに宮沢さんのほかにも、キアヌ・リーブスやトム・クルーズ、ユアン・マクレガーの吹き替えでお馴染みの森川智之と、「鋼の錬金術師」エドワード・エルリック役やルーシー・リューの吹き替えを多く担当する朴ロ美という実力・人気を兼ね備えた声優がそのほかの役を見事な声色で演じ分けるほか、歌手であり『アナと雪の女王』のアナ役の好演で一躍注目を浴びた神田沙也加がナレーションを担当することも明らかになった。『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は12月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月30日女優の宮沢りえが、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによるムーミンの物語を原作とするパペットアニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』(12月2日公開)で、主人公ムーミントロールの声を今回担当することが29日、明らかになった。劇場版アニメの吹き替えは、人形アニメ監督・川本喜八郎の『死者の書』(2005)以来、12年ぶりとなる。宮沢は「ムーミンは子供の頃、絵本やアニメで楽しませていただいてました。芸術的な絵の色彩やムーミン谷の世界観にドキドキしましたし、キャラクターそれぞれが本当に生き生きしていて、ムーミンの正義感、勇気、おおらかさ、自由さに、心踊っていましたから、今回声という表現で、参加させていただく事をとても嬉しく思っています」と喜びのコメント。「子供の頃人見知りだった私に母が『ねぇムーミン、こっち向いて…』というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむ事がありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です」と明かし、「夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんはもちろん、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います」と話している。また、人気声優の森川智之と朴ロ美がその他の役を演じ分けるほか、ナレーションを『アナと雪の女王』(2014)のアナ役として知られる神田沙也加が務める。同作は映画シリーズ初となる、冬のムーミン谷が舞台。木々に降り積もる雪や、一面の銀世界など美しい冬景色とともに繰り広げられるムーミンの喜びと驚きに満ちた冒険劇となる。物語のはじまりは、木の葉が舞い落ちる秋。ムーミンは、まもなくやってくるという「クリスマス」の存在を知り、"クリスマスさん"って誰? どんな人? ムーミン一家はクリスマスさんをもてなそうと大騒ぎ。ムーミンたちが初めてクリスマスを迎えるまでを描く。(C)Filmkompaniet / AnimoonMoomin Characters
2017年09月30日フィンランド出身のトーべ・ヤンソンが生み出した「ムーミン」が2019年春に再びアニメシリーズになって帰ってくる!1945年に一冊目の小説が出版され、アニメ化もされて各国で親しまれてきた「ムーミン」が、1話あたり22分のアニメとなり2シーズン製作されることが決定した。「The Hollywood Reporter」によれば、声優陣は豪華な俳優キャストで固められるようだ。■ムーミン(ムーミントロル)…タロン・エガートン(『キングスマン』)■ムーミンママ…ロザムンド・パイク(『ゴーン・ガール』)■ムーミンパパ…マット・ベリー(『ワン・デイ 23年のラブストーリー』)■スノークのおじょうさん…アキヤ・ヘンリー(「Obsession: Dark Desires(原題)」)■ジャコウネズミさん…ウィル・セルフ(「元気なぼくらの元気なおもちゃ」著者)■フィリフヨンカ…ケイト・ウィンスレット(『タイタニック』)クリエイティブ・ディレクターと製作総指揮を務めるマリカ・マカロフは、「多くの人に愛されるトーべ・ヤンソンのキャラクターを、傑出した才能を持つキャストと作り上げることに興奮しています!」と意気込みを語っている。製作陣も「ムーミン」の昔からの世界観を再現する人材が集結。プロデューサーは『ひつじのショーン』でBAFTA(英国アカデミー賞)チルドレン賞を獲得したジョン・ウーリー、脚本はアニメシリーズの「ピーター・ラビット」でエミー賞を獲得したマイク・ハッカビー&ニック・オストラーのコンビが担当する。(Hiromi Kaku)
2017年09月12日アフタヌーンティー・リビング(Afternoon Tea LIVING)から、『ムーミン』のキャラクター・リトルミイとのコラボレーションアイテムが登場。2017年9月21日(木)から発売される。『ムーミン』に登場するお団子頭の自由奔放な女の子・リトルミイ。今回は“パンケーキパーティ”をテーマに、無邪気なリトルミイと兄弟姉妹たちがパンケーキを楽しむ様子を描いた約50点のアイテムが勢揃いする。ブルーノ(BRUNO)のコンパクトホットプレートは、美味しそうにパンケーキを頬張るリトルミイがあしらわれた限定デザイン。ホーロー製のボウルの周りやフライパンの底にも彼女の姿が。他にも、エプロンやカラフルなプレート、マグカップといった食器類など、パンケーキ作りにかかせないアイテムがラインナップする。また、部屋で使えるものとして、パンケーキの香りのディフューザーといったユニークなアイテムも展開される。【詳細】Moomin × Afternoon Tea発売日:2017年9月21日(木)取り扱い:全国のアフタヌーンティー・リビングアイテム例:・BRUNO コンパクトホットプレート 9,800円+税・ボウルセット(16cm、18cmの2個セット) 3,200円+税・アイアントリベット 1,500円+税・パンケーキパン 2,600円+税・バターケース 1,800円+税・エプロン 各3,800円+税・ミトン 1,600円+税【問い合わせ先】アフタヌーンティーTEL:0800-300-3312(フリーコール)
2017年08月19日パペットアニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』が、2017年12月2日(土)より、丸の内TOEIほか全国にて公開される。まだ見ぬ「クリスマス」を探してーー。ムーミン映画最新作『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は、2009年『ムーミン 谷の夏まつり』、2010年『ムーミン谷の彗星』に続く、パペットアニメーションシリーズの最新作。原作者であるトーベ・ヤンソン自ら監修し、「大好きな作品」と語っていた1978年から82年にポーランドで製作された短編テレビシリーズをフィンランドにてデジタル・リマスター化、劇場版長編映画として完成させたもので、今作では、映画シリーズ初となる冬のムーミン谷が舞台となっている。物語が始まるのは、木の葉が舞い落ちる秋。知的好奇心いっぱいのムーミントロールは、友だちのスナフキンと共にムーミン谷にまもなく訪れる冬を感じようと出かけるが、そこで知ったのは、まもなくやってくるという「クリスマス」の存在。やがてムーミンは、不思議な冬の魔法、驚きの数々、そしてムーミン谷に訪れる最高の夜に出会う。木々にしんしんと降り積もる雪、陽の光に照らされた一面の銀世界。美しい冬景色の数々がムーミンの世界観の魅力を一層ひきたてる、クリスマスシーズンにぴったりの一本となりそうだ。日本語吹き替え版は主演に宮沢りえ、ナレーションに神田沙也加日本語吹き替え版では、映画『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した、日本を代表する実力派女優・宮沢りえが主人公のムーミントロールの声を務める。また、ナレーションは歌手であり『アナと雪の女王』のアナ役として知られる神田沙也加が務め、 映画の世界観により深い奥行きを与える。「MOOMIN パペット・アニメーション展」が松屋銀座にて開催「MOOMIN パペット・アニメーション展」が、2017年11月28日(火)から12月11日(月)まで松屋銀座にて開催される。松屋銀座では、2014年から毎年ムーミンに関する展覧会を開催してきた。映画の公開を記念した内容となった本展では、映画の撮影で実際に使用されたパペットをはじめ、セットの模型や劇中スチールなども展示。アニメ制作の裏側から最新映画を通じてムーミンの世界を楽しむことができる。作品情報映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』公開日:2017年12月2日(土)原題:『MOOMINS and the WINTER WONDERLAND』)監督:ヤコブ・ブロンスキ、イーラ・カーペラン・通常前売券発売日:2017年10月28日(土)価格:1,500円特典:ポストカードサイズ オリジナルクリアファイル ※なくなり次第終了・数量限定プレミアグッズ付き前売券発売日:2017年10月28日(土)価格:2,800円特典:ネックストラップ付きパスケース©Filmkompaniet / AnimoonMoomin Characters TM■「MOOMIN パペット・アニメーション展」期間:2017年11月28日(火)~12月11日(月)時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで。最終日は17時閉場)会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3丁目6−1入場料:一般 500円、小・中学生 300円問い合わせ先:03-3567-1211(松屋銀座大代表)
2017年07月31日日本でも大人気のキャラクター、ムーミンの最新パペットアニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』(原題:MOOMINS and the WINTER WONDERLAND)が、12月2日(土)より全国公開されることになった。物語は、木の葉が舞い落ちる秋に始まる。知的好奇心いっぱいのムーミントロールは、友だちのスナフキンと共にムーミン谷にまもなく訪れる冬を感じようとお出かけ。そこで知ったのは、まもなくやってくるという「クリスマス」の存在。“クリスマスさん”って誰?どんな人?やがてムーミンが出会う不思議な冬の魔法、驚きの数々、そしてムーミン谷に訪れる最高の夜とは…。1945年にフィンランドの作家トーベ・ヤンソンによって発表されて以来、絵本、コミックス、アニメーションとして、世界中の人びとから愛されているムーミンの物語。ムーミンはそのほのぼのとした愛らしさから、特に日本における人気はトップクラス。そのキャラクター認知度は非常に高く、20代女性においてはなんと99%(2015年10月、日本リサーチセンター調査結果より)。ムーミンとその仲間たち、それぞれに個性的なキャラクターたちが織りなす深みのあるストーリーは、小さな子どもたちから大人まで幅広い年代が楽しめる作品として不動の人気を誇っている。そして本作は、2009年『ムーミン谷の夏まつり』、2010年『ムーミン谷の彗星』に続く、パペットアニメーションシリーズの最新作。この物語は、原作者であるトーベ・ヤンソン自ら監修し、「大好きな作品」と語っていた1978年~82年にポーランドで製作された短編TVシリーズを、フィンランドにてデジタル・リマスター化、劇場版長編映画として完成させたもの。しかも、映画シリーズ初となる“冬のムーミン谷”が舞台。木々にしんしんと降り積もる雪、陽の光に照らされた一面の銀世界。美しい冬景色が、ムーミンの世界観をいっそう引き立てている。さらに今年12月6日は、ムーミンを生んだフィンランドの独立100周年。そのメモリアル・イヤーを飾るにふさわしいスペシャルな、クリスマス・シーズンに最もぴったりな1本となりそうだ。『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は12月2日(土)より丸の内TOEIほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月28日フィンランド出身の画家トーベ・ヤンソンが生み出した『ムーミン』シリーズ。小説・絵本・コミック・アニメーションと展開し、今ではそのアート性の高さから、食器をはじめとする雑貨が一大ブームとなっています。今回は、そんな『ムーミン』についてのインタビューを2部構成でお届け。長年『ムーミン』書籍の編集に携わってきた講談社の横川浩子さんと、2019年春オープン予定の『ムーミンバレーパーク』広報担当の杉山賢祐さんに取材しました。北欧ならではのゆったりとした時間が流れる、ムーミンの世界をのぞいてみましょう。■ムーミン誕生のきっかけと歴史『ムーミン』は、好奇心旺盛な主人公・ムーミントロールと、その家族や仲間達が繰り広げる物語。国際アンデルセン賞を受賞するなど、フィンランドを代表する児童文学として知られる『ムーミン』ですが、そこには知られざる歴史がありました。──はじめに、『ムーミン』誕生の経緯について教えてください。横川「トーベ・ヤンソンの母国フィンランドは、昔からスウェーデンやロシアに支配されてきた国。第二次世界大戦中にはドイツの脅威にもさらされました。彼女は若いころ、ヒトラーなどを揶揄(やゆ)する風刺漫画を雑誌に連載していて、そのとき自分のサインに添えて描いた小さな生き物がムーミントロールの原型だったんですよ」──ふんわりと優しいイメージのあるムーミンが、風刺誌に登場していたなんて驚きです。横川「トーベは、子どもの頃から本が好きでした。戦争でアトリエの窓が割れるほどの空襲がある中で、現実逃避として書いたのがムーミンの物語なのです。1945年に出版された『小さなトロールと大きな洪水』と、2作目の『ムーミン谷の彗星』(46年)は、どちらもムーミントロールたちが自然の脅威を乗り越えるという危機感のあるストーリーでした。その後、時代的に落ち着いてきたこともあり、3作目の『たのしいムーミン一家』(48年)からは冒険があったり、魔法があったりと、児童文学感の漂う作品になっていったんです。さらに、1954年からイギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」にコミックを連載したことで、ムーミン人気は世界に広がりました。一方、トーベは締め切りに追われる日々に疲弊していきます。6作目の『ムーミン谷の冬』(57年)は、そんなトーベにとって大きな転機といえる作品でした。そのきっかけのひとつは、生涯のパートナーとなったトゥーリッキ・ピエティラというグラフィックアーティストとの出会いです。それまでは義務感や忙しさから、自分が本当に書きたいものがわからなくなっていたトーベ。でも、トゥーリッキの“今、あなた自身が辛いことをムーミンに反映させてみたら?”という言葉を機に、疲弊したトーベの気持ちが解放されていきました。そして、ムーミンが危機を乗り越えていく作品を書くことで、自分自身も吹っ切れていったんです。トゥーリッキは女性のグラフィックアーティストで、実はその少し前まで同性愛は犯罪とされていた時代でした。交際も難しかったようです。でもトーベは自分の気持ちに正直に生きることを貫きました」──そのような流れがあることを、知らない人が多いかもしれませんね。横川「そうですね。でも、そういう物語だからこそ芯がしっかりしているのかもしれません。子どもの頃に読んだ時はちょっと怖かったけれど、大人になって読み返すと“そういう深さがあったんだ”という気付きがあるのが『ムーミン』の大きな魅力だと思いますね。自然の脅威という点もそうですし、『ムーミン谷の冬』ではムーミントロールが冬にひとり目が覚めてしまうのですが、パパやママが冬眠しているので、自分でなんとかしなくてはいけないという状況を乗り越えていく。そういったところも、子どもの成長と共通するところがありますよね」■“声の小さな人”たちへの暖かなまなざし──作者が『ムーミン』を通じて子どもに伝えたいメッセージはあったのでしょうか?横川「子どもに特定したメッセージではないと思います。もちろん子どもが読みやすいように工夫はしているけれど、本音を隠さずシビアな局面やキャラクターも出てきますし。ただ、子どもが楽しんでくれることはトーベ自身にも非常に喜びがあって、子どもからのファンレターには全部手書きで返事を書いていたそうですよ。トーベは子どもが好きというよりは、居場所のない声の小さな人たちへのまなざしが温かかった。トーベは国内人口の約6%と言われるスウェーデン語系フィンランド人だったために、一般的なフィンランド人とはちょっと違う立場だった、という背景もあるでしょうね」物語に登場するモランは、みんなから怖がられ、避けられているキャラクター。本人が冷気を帯びているだけで、何も悪いことはしていないのに嫌われる…そんなモランは、シリーズの後期ではムーミントロールと心を通わせる存在にもなっています。トーベは、弱者も一人の存在として認める。それは子どもに対しても同じことで、姪のソフィア・ヤンソンが島に遊びにきても、何かをしてあげるのではなくて、容赦なく対等に遊んだと聞いています」■ムーミンの原点にある、フィンランド流の子育て──トーベの人を尊重するという考え方の原点は、どこにあるのでしょうか?横川「トーベは子どもの頃、夏になると家族で島暮らしをしていました。たとえば嵐がきたら、危ないからといって隠れるのではなく、“みんなで嵐を見に行こう!”という生活をしていたんです。そんな両親に育てられたトーベは、独立心旺盛な子どもでした。森をプチ探検したり、島で泳いだり、大人の本もどんどん読んでいたそうです。『ムーミンパパ海へいく』(65年)では、突然パパの提案で小さな島に行くことになる。島でもパパは自分勝手だし、ママはいなくなっちゃうし、どうしよう…という状況で、ムーミンは巣のような居所を手に入れます。ある日、ママがムーミンを見つけるのですが、“帰ってきなさい”ではなく“ママもここでちょっと過ごそうかしら”と声をかけるんです。それは、ムーミンにとってすごく幸せなこと。ママも自分のさびしさをわかってくれている、自分はひとりでここに居てもいいんだと思えますよね。ママは、しばらくして“じゃあ気をつけてね”と帰って行く。これがムーミン的、あるいはフィンランド的に、子どもにも独立心を持たせるというひとつの現れだと思います」──なるほど。私だったら「早く帰ってきなさい」と言ってしまいそうです…。横川「そうですよね(笑)。“どうしたの?”と聞かずに受け入れてくれるママの温かさや、ムーミン谷が持っている許容の広さっていうのは、すべてフィンランドならではの子育てからくるもの。資源がない国だから人も資源ということで、小さな子どもへの支援を手厚くしようっていうのが国の政策であり、一般市民にもちゃんと定着しているんです」──では、日本の忙しい子育て中のママにおすすめの作品はありますか?横川「『ムーミン谷の仲間たち』(62年)という短編集にある『目に見えない子』ですね。ニンニという子の顔が見えなくなっちゃうのですが、それはつまり自分をなくすということ。ここでもやっぱりムーミンママが受け入れてくれて、ニンニはママについて回るんです。あるときパパが、ママを驚かせようと後ろから忍び寄っているのを見て、“私の大事なムーミンママに何をするの”とニンニが怒ってパパを海に突き落としてしまう。すると、ニンニの顔が元に戻るんです。要するに、自分の気持ちを率直に表現することで、顔を取り戻した。これは子どもにも大人にも、響くところがあると思います!もちろん思っていることをすべて言えばいいわけじゃないけれど、自分の本当の想いをあらためて見つめなおすことができる。短編なので読みやすいですし、おすすめです」■日本でのムーミン──日本のムーミン人気は、やはり1969年に放送がスタートしたアニメーションの影響が大きいのでしょうか?横川「アニメを制作した方達は、『本物を子どもたちに見せたい』という情熱に満ちた素晴らしい人たちだったようです。スタッフの中に宮崎駿さんもいらした時期があったそうですよ。アニメが放送されたのは高度成長期が落ち着いてきた頃で、少し生活を見直そうよという流れがあった。ムーミンファミリーの温かさや自然、そういうものが時代の流れにマッチしていたのかもしれませんね。一方で現在の人気は、個人を尊重する生き方やデザインなども含めた北欧ブームの影響も大きいのではないでしょうか」──日本ではムーミンのグッズが大人気ですが、フィンランドではどうですか?横川「本国でもARABIA(アラビア)のムーミンマグは1家にひとつあると言われているし、存在は大きいですね。機能性とデザイン性を兼ね備えていて、お高めですが人気があります。大人が持っていても、決して子どもっぽくならない色使いとデザインですしね。そして、流行っているから欲しいというのでなく、好きなものをずっと大切にという感じです。お好きな方には、北欧食器の王様といわれる「TEEMA(ティーマ)」シリーズと「ムーミン」のコラボレーションの魅力をまとめた『ムーミンマグ物語』という一冊もおすすめです」──これからのムーミンについて、望むことはありますか?横川「キャラクターグッズはたくさんありますが、原作を読むとさらにムーミンの良さがわかります。『ムーミン』は、読むときの自分の状態によって、心に響く言葉が違うことがよくあるんです。“この言葉が響くってことは、今、私はこんなところが疲れているのかな? 気持ちが楽になったぞ”って、心の処方箋とでも言えるみたいな…。子どもたちはムーミンの物語を読むことで、これでいいんだっていう安心や自己肯定が生まれるかもしれない。ムーミンママやパパの行動には、大人でもハッとすることがあります。読書を通して会話も生まれますし、ぜひお子さんと一緒に原作童話を読んでほしいと思います」■2019年春、『ムーミンバレーパーク』が埼玉県飯能市に誕生!ここからは、2019年春オープン予定の『ムーミンバレーパーク』PR担当の杉山賢祐さんに伺います。日本でのムーミン人気が高まる中、埼玉県飯能市に『メッツァ』のオープンが決定。『メッツァ』は2つのゾーンに分かれており、2018年秋には北欧のライフスタイルを体験できる『メッツァビレッジ』、2019年春にはムーミンの物語を主題とした『ムーミンバレーパーク』が開園予定です。──まず、『ムーミンバレーパーク』を作ることになったきっかけを教えてください。杉山「アニメーションの放送終了もあり、一時ムーミンの関連売上は下降気味でした。そんな中、2008年にムーミン全般の版権を持つムーミンキャラクターズ社が、原作の文学性やアート性を重視した展開をしようと戦略を変えたんです。それ以降、いわゆるキャラクターショップではなく雑貨店にグッズが数多く置かれるようになり、従来のムーミンファンから若い女性までキャラクター人気が復活しました。2015年にはムーミンの全世界売上に占める日本のシェアは43%となっています。このような人気を受けて、ムーミンの物語を追体験してもらえるようなパークを作り、さらなる物語の理解促進や、新たなファンの獲得につながればと考えています」──どのようなテーマパークになる予定ですか?杉山「“小さな発見が導く心の豊かさ”が『メッツァ』全体のコンセプトです。毎年発表される『世界幸福度ランキング』で北欧の国々はいつも上位に入っているけれど、その幸福度はどこから来るのかという話になったんです。ムーミンの物語を構成する要素のひとつに“自然との共生”があり、これは北欧の人たちにも言えること。フィンランドの人は、休日に4時間かけてお気に入りの森へ行き、ただ家族と森の中で過ごして、4時間かけて帰ってくるという話も聞いたことがあります。そのような生活がベースにあって、幸せを常に感じているんですよね。行った先で大きなことがあるわけじゃないけれど、そこに居るだけで気持ちが落ち着いてハッピーになる。そんな心の豊かさを『メッツァ』で感じてもらい、それぞれの小さな発見を日常生活に持ち帰ってほしいと思います」──たしかに心の豊かさはムーミンへの憧れと通ずるものがあるし、今の日本にないものだからこそ惹かれますね。杉山「ムーミンのお話を読んでいると、それぞれのキャラクターは意思がしっかりしています。ある意味自己中心的だったりするけれど、自分の気持ちをはっきり言えるし、自分らしく生きている。そういうところにも、もしかしたら日本の人たちは憧れがあるのかな? という気はしますね」■“その空間にいること”に価値を見いだせる場所へ──では、『ムーミンバレーパーク』ならではの特長はありますか?杉山「もともと従来のテーマパークとは位置づけが異なり、『ムーミンバレーパーク』はアトラクションに乗って楽しむという受動的なものではなく、みんなで一緒に作りあげていくようなイメージです。『メッツァ』全体でも、想像・挑戦・創造・共有・解放・探究という6つの体験に価値を置いていて、特に自分の心を“解放”できるというのは、他のテーマパークにはない特長かもしれません。ムーミン屋敷での生活を“想像”したり、湖を渡るジップラインに“挑戦”したり、ワークショップで “創造”したり…。まだ企画を考えている段階で具体的には決まっていませんが、それぞれの施設やアクティビティで6つの体験のうち何かを感じていただけるよう開発を進めています。よく、テーマパークはお母さんと子どもは楽しいけれど、お父さんは並ぶだけなんて話も聞きますが、男性は自然に行くことが好きな人も多いので、家族みんなで楽しめる場所になるのではないかと思います。あとは、シーズナルイベントも見どころです。クリスマスやハロウィンなど定番のイベントだけでなく、たとえば『夏至祭』など、北欧で実際に親しまれている季節のイベントも紹介できればと考えています」──北欧ならではの季節イベントは、従来のテーマパークではできない体験ですね。なぜ、飯能という場所を選んだのですか?杉山「飯能市には北欧童話の世界観が楽しめる『あけぼの子どもの森公園』があり、もともと北欧と親和性がある場所でした。実際、宮沢湖に視察へ行ったとき、湖と森を見て“ここにムーミン谷があるのは想像できる”ということになったんです。飯能の自然は豊かで、蛍やムササビ、フクロウもいるような場所なんですよね。初めは屋内型の施設も検討していましたが、やっぱりムーミンらしく本物の自然がある場所にしようと方向性を変えたんです」──すごく大きな方向転換ですね。でも、親の立場からするとリアルな自然を通して子どもが楽しめるというのは、とても魅力的です。杉山「自然とキャラクターの世界観が融合するという点は、オリジナリティが高いと思いますね。ちなみに、フィンランドにあるムーミンワールドを参考にしている部分もありますが、基本的に『ムーミンバレーパーク』は完全オリジナルで作っています。ムーミンワールドは年間で約2ヶ月間しかあいてないので、通年営業という点では世界初のムーミンパークと言えます」──特にこだわっているところはありますか?杉山「できるだけ自然を残して開発するということと、ムーミンの世界に登場しないものを表現するようなアトラクション等は作らないというところです。パークにあるのは物語に出てくる水浴び小屋や灯台などで、ファンの方々がしっかりと追体験できる場所にしたいと考えています。せわしなく過ごすのではなくて、ベンチに座ってムーミン屋敷を見て空想してもらうとか、ゆっくりとした時間の流れが感じられる空間にしていきたいですね」──テーマパークということで、食事メニューも気になるところです。杉山「現在計画中ですが、『ムーミンバレーパーク』では、キャラクターをイメージしたものだったり、物語に出てくる料理を表現したりできると、食事が楽しくなりそうですね。北欧文化を食事でも感じていただきたいです」──パークを作る上で、課題に感じていることはありますか?杉山「パークとして持続性のある場所になっていくためにも、今の子ども達にムーミンを好きになってもらい、子ども自身が行きたいと言うような場所にしたいと思っています。今までファンではなかった人に、ムーミンの世界観や魅力を伝えていきたいっていうのもありますね。アクセス面では飯能の認知度がまだまだ低く、“すごく遠そう”というイメージがあるようなんです。実際は池袋から特急で40分なので、都内からそれほど遠くない。圏央道もほぼ開通し、『メッツァ』は狭山日高インターチェンジから約6kmなので、決して不便な場所ではないということも知っていただきたいです」──最後に、開園を待つ読者のみなさんにメッセージをお願いします。杉山「『メッツァ』は“小さな発見が導く心の豊かさ”を体験できる施設。『ムーミンバレーパーク』はムーミンの世界観や物語、キャラクターを通じていろいろと気付いてもらえる場所にしていく予定です。お子さんが五感を使って自然の中で楽しめるパークですので、ぜひご家族の皆さんでムーミンとその仲間達に会いに来てもらえればと思います。グランドオープンまであと2年、楽しみにお待ちください」<取材協力>・ムーミン公式サイト ・ムーミン公式Facebook ・ムーミン公式Twitter @moomin_jp ・講談社絵本通信 ムーミンの本 ・講談社ムーミンの本Facebook ・metsa(メッツァ) ・iittala ARABIA
2017年03月27日フィンランドの童話『ムーミン』をモチーフにしたムーミンハウスカフェ 東京スカイツリータウン・ソラマチ店では、2017年2月20日(月)から季節限定で、いちごたっぷりのスイーツが続々登場。いちごのムースやシュークリーム、アイスクリームに加え、リトルミイが描かれたタルトがセットになったプレートがお目見え。また人気のスーベニアカップに入ったヘルシーないちごの寒天プリンやチョコケーキのプレートも提供される。さらに、ムーミンやリトルミイのほか、スナフキン、ニョロニョロのラテアートが施された可愛らしいドリンクも。フレーバーは季節限定のベリーショコラ味で販売される。【詳細】いちごたっぷりのデザートフェア期間:2017年2月20日(月)〜メニュー:・いちごたっぷりデザート 1,100円+税・いちごプリンとチョコケーキのスーベニアセット 980円+税・ベリーショコラ 670円+税※毎日数量限定※提供時間:11:00〜21:30■店舗情報ムーミンハウスカフェ東京スカイツリータウン・ソラマチ店住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ1F営業時間:8:00〜22:30TEL:03-5610-3063(C)Moomin Charcters
2017年02月16日大人気のゆるかわ癒し空間で、ムーミンの世界観を楽しむムーミンの世界観が楽しめる「ムーミンハウスカフェ」。店内の“ムーミンハウス”からは、ムーミンをモチーフにしたさまざまなメニューが登場します。食事の際にはタイミングが合えばムーミンや、リトルミイ、スナフキンなどの仲間たちと相席してごはんを満喫することも♪全部欲しくなる!ここでしか買えない限定グッズが目白押し!併設されているグッズショップのNo.1人気商品は、ムーミン谷の仲間たちがかわいいパスタになった「ムーミンファミリーパスタ」(600円・税別)。ムーミンカフェオープン以来ロングセラーになっている「ニョロニョロトング」(800円・税別)と合わせて購入する人も多いのだとか。他にも、ちょっとしたプレゼントにもぴったりな「ガーゼタオル」(500円・税別)もおすすすめ。絵柄はキャラクターごとに3種類あり、どれにするか迷ってしまいます。ソラマチ店の限定商品や季節限定商品もあるので、気になる方は要チェック!© Moomin Characters TM店舗情報店名:ムーミンハウスカフェ東京スカイツリータウン・ソラマチ店TEL・予約:03-5610-3063住所:〒131-0045東京都墨田区押上1-1-2東京スカイツリータウン・ソラマチ1F(とうきょうスカイツリー駅内)アクセス:東武スカイツリーライン とうきょうスカイツリー駅内営業時間:8:00~22:30(ラストオーダー22:00)定休日:年中無休
2017年02月09日老若男女に人気のキャラクター・ムーミンの世界を体験できる施設「メッツァ」開設にあたり記者発表会が12月6日(火)、ザ・プリンス パークタワー東京にて行われた。埼玉県飯能市の宮沢湖を中心とした、敷地面積25.7ヘクタール(東京ドームおよそ5個分)という広大なエリアに、本場フィンランドの雰囲気をそのままにムーミンと出会える。「メッツァ」は、北欧時間が流れる森と湖での体験を通じて、心の豊かさの本質に気づき、日常生活へと持ち帰れる場所を目指すことがコンセプト。主にふたつのゾーンから成っており、北欧のライフスタイルを体験できるゾーン「メッツァビレッジ」は2018年秋に、ムーミンの物語を主題としたゾーン「ムーミンバレーパーク」は2019年春に、グランドオープンが決定した。株式会社ムーミン物語マーケティング担当の笠氏は、施設の来場者数見込みについて、「年間100万人のお客様を想定しています」と発表した。それぞれの特徴について、「メッツァビレッジ」では、北欧のライフスタイルが体験できる。自然豊かな公園機能を維持し、自然を身近に感じて頂ける施設やアクティビティを展開する。新鮮な地元野菜や工芸品を購入できるマーケットや、サウナを併設した宿泊施設、グランピング施設も計画して、家族で楽しめそうな雰囲気を醸し出す。一方、「ムーミンバレーパーク」では、ムーミン一家とその仲間たちに会える。ムーミン一家が暮らすムーミン屋敷や、ムーミンの物語を追体験できる複数のアトラクション、物語の中で登場する灯台や水浴び小屋などが登場する予定だ。笠氏は、「アトラクション詳細については、後日発表いたします。ムーミンの世界のアトラクションや、ショー形式のものを想定しています」と説明した。ちなみに、「メッツァビレッジ」は入場無料、「ムーミンバレーパーク」は有料(料金未定)だ。「メッツァ」は、12月6日(火)より公式サイトを公開。豊かな森が広がる中、まるでムーミンに出会えそうな湖畔が映るティザームービーもオープンしている。ぜひチェックしてみては。(cinamacafe.net)
2016年12月06日2018年秋、埼玉県飯能市の宮沢湖を中心とした広大なエリアに、ムーミンの世界と北欧のライフスタイルを体験できる複合施設「メッツァ」がオープンします!この記事では、2016年12月6日(火)におこなわれた記者発表会で明らかになった、施設の概要をご紹介します。北欧時間を体験できる「メッツァ」ってどんな施設?メッツァの施設内は、大きく2つのエリアに別れています。さっそくチェックしていきましょう。●メッツァビレッジ2018年秋開業予定の「メッツァビレッジ」では自然の中でのアクティビティや工芸品にふれることで北欧のライフスタイルを体験できます。メッツァビレッジは入場無料で、公園のようにいつでも気軽に立ち寄って自然を身近に感じられます。ファミリーやカップル、仕事をがんばるビジネスパーソンなど、さまざまな人が集まる場になりそうです。敷地内では、地元・飯能の新鮮な野菜の販売や、工芸品などを購入できるマーケットも開かれます。また、フィンランド発祥とされるサウナが各部屋に備わった宿泊施設や、いま話題のグランピング施設の建設も計画されています。いそがしい日常をはなれ、ゆっくりとした時間を過ごせそうですね。●ムーミンバレーパーク2019年春グランドオープン予定の「ムーミンバレーパーク」では、自然を感じられる広大な敷地内に、アトラクションや大型ギフトショップが開設され、ムーミンの世界観を体験できます。物語に登場する灯台や、水浴び小屋、ムーミン屋敷などが丁寧につくられ、ムーミンファンにはたまらない世界が広がります。ついつい誰かにシェアしたくなるような、素敵な空間になりそうです。2つの施設はいずれも、森や湖といった自然のなかでの体験を通して、本質的なこころの豊かさを発見できるよう導く施設です。森のなかを歩きながら小鳥のさえずりを聞いたり、アクティビティで思いっきりからだを動かしたり…そうした体験によって何を感じるかは人それぞれ。決まりきった答えを出さない「フィンランド式」の体験を通して、自分の心がなにを感じるか、どんなことに感動するのか、しずかに見つめ直すきっかけなりそう。キッズやムーミンファンはもちろん、日々忙しく生きる大人たちにとっても、心安らげる場所となりそうですね!公式サイトではサポーターを募集!本日オープンした公式サイトでは、施設の詳細が順次紹介される予定です。施設のイメージ動画も公開されていますよ。また公式サイトでは従業員の採用情報を公開したり、メッツァの開発チームと共に施設内アクティビティの企画をしたり、メッツァの魅力を発信したりするサポーターの募集も始まります。プログラム概要の発表と募集開始は2017年1月からなので、気になる方はぜひチェックしてくださいね!■施設詳細名称:メッツァ「メッツァビレッジ」「ムーミンバレーパーク」オープン時期:2018年秋〜所在地:埼玉県飯能市 宮沢湖周辺エリア公式HP:www.metsa.co.jp©Moomin CharactersTM
2016年12月06日「ムーミン絵本の世界展トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」が、11月30日から12月7日まで松屋銀座8階のイベントスクエアにて開催される。トーベ・ヤンソンが書いた童話に“ムーミントロール”として登場し、コミックスや絵本、アニメーションなどを通して世界中に広がったムーミン。しかし、現在カラーで展開されているほとんどはトーベの世界観を尊重しながら公認作家のリーナ&サミ・カーラ夫妻が描きおこしたものであり、トーベ自身の豊かな色彩で描かれたムーミン絵本はわずか3冊のみとなっている。同展では、オリジナル作品がもつ世界観に独自のユーモアを加えたカーラ夫妻の絵本原画約80点を展示。さらに、トーベの絵本や映像とも比較しながら制作過程を紹介するなど、原作に触発された新しいムーミン絵本の世界を楽しめる機会となっている。また、会場では約300種類を超える展覧会限定グッズなども販売される予定だ。【展覧会情報】「ムーミン絵本の世界展トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」会場:松屋銀座8階 イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1会期:11月30日~12月7日時間:10:00~20:00(12月7日は17:00閉場、入場は閉場の30分前まで)料金:一般500円(前売券400円)、小中学生300円
2016年10月26日「ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」が、松屋銀座8階イベントスクエアで、2016年11月30日(水)から12月7日(水)まで開催されます。トーベ・ヤンソンの絵本がパネルや特別映像で詳しく紹介され、ムーミンの世界観をたっぷり楽しめます。また、トーベ作品に忠実に新作絵本を描きおろす公認作家、カーラ夫妻の原画約80点が日本初公開されます。●トーベ・ヤンソンが残した3冊のムーミン絵本ムーミンは、トーベ・ヤンソン(1914~2001)が書いた童話に“ムーミントロール”として登場しました。さらにコミックスや絵本、アニメーションなどを通して世界中に広がっていき、今では世代を超えて多くの人々に愛されています。その中でもトーベが残した3冊のムーミン絵本は、モノクロで描かれている童話やコミックスとは違い、彼女の豊かな色彩を楽しむことができる人気のシリーズです。やわらかなカラーで彩られたムーミンの世界をじっくり堪能しましょう。●新しいムーミン絵本の原画約80点を日本初公開!リーナ&サミ・カーラ夫妻は、トーベの世界観を尊重しながら最新のムーミン絵本を描きおこしており、その新作絵本は日本でも次々と翻訳出版され話題となっています。今回は、オリジナル作品がもつ世界観に独自のユーモアを加えたカーラ夫妻の絵本原画約80点を展観。さらに、トーベの絵本や映像とも比較しながら制作過程を紹介しています。普段みられない制作の裏側を知れる、貴重な機会ですね。また、他では手に入らない展覧会限定グッズも用意されており、ムーミンファンの心くすぐる内容となっています。ぜひ足を運んでみてくださいね。■イベント詳細名称「ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」開催期間2016年11月30日(水)~12月7日(水)開催場所松屋銀座8階イベントスクエア開催時間午前10時から午後8時(最終日午後5時閉場。入場は閉場の30分前まで)主催ムーミン絵本の世界展実行委員会入場料一般 500円、小中学生 300円※一般前売券 400円<プレイガイド>ローソンチケットLコード 33659セブンイレブンセブンコード 050-245チケットぴあPコード 767-994ヤフーパスマーケット<販売期間>2016年11月29日(火)まで
2016年10月26日「ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」が、東京・松屋銀座で2016年11月30日(水)から12月7日(水)まで開催される。人気キャラクターの‟ムーミン”は、トーベ・ヤンソンが手掛けた童話から生まれた。“ムーミントロール”として登場以降は、コミックスや絵本、アニメーションなど様々な媒体でフォーカスされ、今では世代を超えて多くの人々に愛されている。中でもトーベが残した3冊のムーミン絵本は、モノクロで描かれている童話やコミックスとは違い、豊かな色彩で描かれた作品。今回は、このトーベ・ヤンソンの絵本をパネルや特別映像で詳しく紹介する。さらに、トーベの世界観を尊重しながら最新のムーミン絵本を描きおこしている、リーナ&サミ・カーラ夫妻も協力。オリジナル作品がもつ世界観に独自のユーモアを加えたカーラ夫妻の絵本原画約80点が日本初公開となる。さらに、トーベの絵本や映像とも比較しながら制作過程も公開されるので、新しいムーミン絵本の世界を存分に楽しむことができそうだ。会場では、約300種類を超える他では手に入らない展覧会限定グッズも販売予定だ。【イベント詳細】「ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」開催期間:2016年11月30日(水)~12月7日(水)会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1開場時間:10:00~20:00※最終日は17:00閉場。入場は閉場の30分前まで入場料:一般 500円、小中学生 300円■一般前売券価格:400円取扱い:ローソンチケットLコード 33659、セブンイレブン セブンコード 050-245、チケットぴあ、Pコード 767-994ヤフーパスマーケット販売期間:2016年11月29日(火)まで
2016年10月24日ムーミンとブロダクトブランド「アマブロ(amabro)」がコラボレーションで九谷焼の小皿を制作。2016年9月中旬より発売する。石川県南部の、金沢や能美などで生産される九谷焼は、ジャパン・クタニとして世界に誇る色絵の磁器。その魅力である五彩「赤」「黄」「緑」「紺青」「紫」を活かしてムーミンの世界観を描いた。九谷焼の中でも、古九谷と呼ばれる、初期の色絵に見られる余白を活かしたデザインがお皿の特徴。日本画のような空間が広がる。料理とのバランスも考えているので、食卓を彩る器として活躍しそうだ。【詳細】MOOMIN×amabro JAPAN KUTANI -GOSAI-発売予定:2016年9月中旬価格:1,800円/1枚、9,000円+税/5枚BOXセットサイズ:130 mm素材 磁器〈Japan Kutani 〉【問い合わせ先】村上美術株式会社Tel:03-5457-1210©Moomin Characters
2016年09月11日日本KFCホールディングスグループの日本ケンタッキー・フライド・チキンは26日、「『親子でいっしょにつくろう! ムーミン谷セット』つきスマイルセット」を全国の店舗で販売開始した。○グッズは3種、何が出るかはお楽しみ「スマイルセット」 は、同店のメニューにグッズがついた子ども向け商品。今回は、「ムーミン」のキャラクターをデザインしたグッズ「てづくり工作キットシリーズ」の第2弾がセットされる。内容はランダムに「水あび小屋のブックスタンド&ペン立て」、「ムーミン谷のはしのメモスタンド」、「ニョロニョロのハンギングポケット」のいずれかとなる。セットは3種類。「スマイルチキンセット」は、オリジナルチキン1ピース。「スマイル骨なしケンタッキーセット」は、骨なしケンタッキー1ピースがメインで、いずれも550円。「スマイルクリスピーセット」は、カーネルクリスピー1ピースがメインで450円。いずれもフライドポテト(S)、ビスケット、カーネルクリスピー、コールスロー(S)から選べるサイドメニューと、グッズがセットされる。スマイルセットの売り上げの一部は、同グループが2007年から支援している国連WFPの「レッドカップキャンペーン」を通じて、飢餓に苦しむ世界の子どもたちが食べる学校給食に役立てられているという。※価格はいずれも税込。(C)Moomin Characters TM
2015年12月25日9月17日(木)より23日(水・祝)まで、松屋銀座8階イベントスクエアにて特別展示「MOOMIN!ムーミン STORY」が開催。展示会場にて、開催式が行われた。本展示では、2014年にフィンランドの陶器ブランド「アラビア」のギャラリーで開催された展覧会で展示された1990年から現在までに制作された“ムーミンマグ”73点に加え、フィンランドでは公開されなかったヴィンテージの絵皿やフィギュアなども展示。ほかにも、ムーミン出版70周年を記念した大型絵本の展示や書籍特集コーナー、イベント限定のスイーツやドリンクなど、300アイテム以上のムーミングッズが販売される。開会式では、ムーミンマグをはじめ、アラビアのムーミン関連の商品のデザインを手掛けたトーベ・スロッテが登壇。ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンと、すべてオリジナルの絵柄を使用することを約束したというエピソードや、もとの絵がモノクロであるため、デザイン行程であらたにカラーリングする楽しさなど、制作の裏側や本開催への想いについて語った。展示では、ガラスケースに並べられたムーミンマグと、もとになったトーベ・ヤンソンによるイラストや、カラーリングが施されたイラストが並列され、壁面にはムーミンのキャラクターが描かれている。ムーミンやムーミンパパ・ママ、スノークのおじょうさん(フローレン)、ミイといったおなじみのキャラクターをはじめ、スティンキーやモランなどのキャラクターが登場するマグや、季節ならではのカラーリングやデザイン、現在は入手困難なレアなものまで、さまざまなムーミンマグや食器が展示されている。グッズコーナーでは、アラビアのムーミンマグをはじめ、雑貨や文房具、関連書籍、コーヒーやスイーツなど、限定商品を含むさまざまなムーミングッズが満載。2015年冬季限定のアラビアマグの先行販売も行われ、オープンと同時に多くの来場者がレジへと列をなしていた。会場入り口には、ムーミンの絵本「それからどうなるの?」の大型絵本が展示され、子どもから大人までムーミンの世界を存分に堪能できる展示となっている。ムーミン、トーベ・ヤンソンファンはもちろん、フィンランド好きはぜひチェックしてみて。「MOOMIN!ムーミン STORY」は9月17日(木)~23日(水・祝)松屋銀座8階イベントスクエアにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日今年、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによる『ムーミン』の出版70周年を記念したイベント「MOOMIN!ムーミンSTORY」が、9月17日から23日まで松屋銀座8階のイベントスクエアにて開催される。会場では特別展示として「MOOMIN MUG STORY」と題し、14年にフィンランドのアラビア・ファクトリーのギャラリーで開催された展覧会「ムーミン マグ」を開催。90年から現代までに生み出された「ムーミン マグ」全73点が揃う、日本初の展示となる。グッズコーナーでは、「ムーミン マグ」の絵柄を初めてクッキー缶やマスキングテープ、ポーチなどにプリントした同イベント限定アイテムや、「アラビア ムーミンプレート2015版」など最新アイテムを発売。アラビアの冬季限定マグ「Moomin Winter 2015 マグ」も先行発売される予定だ。なお、ムーミングッズを税込3,000円以上購入すると、同イベント限定デザインの日替わり缶バッチ(※先着1,000名、1人1個のみ)がプレゼントされるサービスも実施する。『ムーミン』の出版70周年を記念したコーナーでは、ムーミン本を大特集。また、絵本「それから どうなるの?」を高さ1,800mmパネルに拡大して紹介するという企画も実施され、ムーミンの絵本の世界観を体感出来るコーナーとなっている。その他、会期中限定でドリンクスタンド「ムーミンスタンド」が登場し、カップが持ち帰れるスーベニアプリンや限定ドリンクなどを発売。9月17日の15時からは銀座・十字屋ホール9階にて、マグなどのデザインを手掛けるトーベ・スロッテを迎えたトークショーも開催される予定だ。
2015年09月09日プロダクトブランド「アマブロ(amabro)」が、「ムーミン」とコラボレーションした「MOOMIN×amabro SOMETSUKE ー手塩皿ー」(1,000円)の新作を発売した。同コラボは、有田焼などの磁器に多く用いられてきた呉須という絵の具による染付で、「ムーミン」のキャラクターを描いた手塩皿。今回は新作として、“The Groke”、“The Hemulen Aunt”、“Snufkin”の3人のキャラクターをモチーフとした3点が発売された。手塩皿の縁をぐるりと囲う文様までそれぞれの性格をイメージしてデザインされている。また、「MOOMIN×amabro SOMETSUKE ー手塩皿ー」専用の巾着型ギフトバッグ(500円)も登場。プレゼントを抱えたムーミンとスノークのお嬢さんがプリントされた同バッグは、全8種類の手塩皿を自由に組み合わせてプレゼントにピッタリのアイテムとなっている。
2015年07月25日エプソンは14日、電子ペーパー表示技術を採用したリストウェア「Smart Canvas(スマートキャンバス)」の新製品として、「ムーミン 2015 夏季限定モデル」「PEANUTS/65周年記念限定2ndモデル」を発表した。同日、エプソンダイレクトショップにて受注を開始。8月6日より順次発売する。価格はムーミンモデルが22,000円、ピーナッツモデルが19,000円(いずれも税別)。Smart Canvasは、「時を感じ、時を楽しむ」をテーマとしたリストウェア。電子ペーパー表示技術(アクティブマトリクスEPD方式)を採用し、画面にキャラクターのグラフィックを表示する。「ムーミン 2015 夏季限定モデル」は、モノトーンカラーのベルトを採用した新モデル。「ムーミン」「スナフキン」「リトルミイ」「ムーミンパパ」「ムーミンママ」の5モデルを用意し、全モデルにコミック「おさびし島のご先祖様」のワンシーンを描いたブルーの交換用バンドを同梱する。「PEANUTS/65周年記念限定2ndモデル」は、チャールズ・シュルツ氏原作「PEANUTS」の連載開始65周年を記念して製作された。裏蓋に65周年の記念ロゴを刻印している。また、ステッチ入りのスムースレザーバンドを同梱するモデルも税別23,000円で発売する。両製品ともに適応する腕回りサイズは最大190mm/最小135mmで、長さ調節用の穴は11個。本体サイズはW38.3×D8.66×H39.4mm、重量は約50g(バンド含む)。電源には小型リチウム電池を用い、電池寿命は約3年。日常生活における「水のかかる」程度なら使用可能という日常生活防水性を備える。
2015年07月15日フィンテック グローバルは6月30日、フィンランドのキャラクター「ムーミン」のテーマパークについて「東京プリンスホテル」(東京都港区)にて発表。2017年中に、埼玉県飯能市の宮沢湖にオープンすることが決定した。○自然と共生するムーミンにふさわしい場所ムーミンは、フィンランド人作家トーベ・ヤンソンによる『ムーミン・シリーズ』に登場するトロール(妖精の一種)。ムーミンのテーマパークに関しては、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランドに「Moomin World(ムーミンワールド)」があるが、それ以外では今回の施設が世界初となる。同社は、今回テーマパークをオープンするにあたって、西武鉄道から6億円で宮沢湖周辺の土地約18万7,000平方メートルを購入した。これを東京ドームに換算すると、約4個分の広さになる。ムーミンのテーマパークの地を埼玉に定めた理由に関して同社代表取締役社長の玉井信光氏は、「森林と人とのより豊かな関係を築き、自然と都市機能が調和する飯能市は、まさにムーミンにふさわしい場所です」とコメントした。また、西武鉄道代表取締役社長の若林久氏も「飯能市は森と関わり合いが強く、町全体で木材が多く使われています。ムーミン作品のテーマの一つでもある"自然との共生"と、ムーミンの住む自然あふれるムーミン谷の世界を体現するにはふさわしい場所でした」と話している。○住民の憩いの場とムーミンが融合する「metsa(メッツァ)」テーマパークの名前は、フィンランド語で「森」を意味する「metsa(メッツァ)」で、テーマパークには2つのゾーンを設定する。ひとつは「パブリックゾーン」で、宮沢湖がもともと市民の憩いの場だったことから、無料で開放するゾーンとなる。公園やレストランなど、地域の住人が集まれる場にしたいとのこと。もうひとつはムーミンの物語の世界を体験できる「ムーミンゾーン」で、シンボルとなる「ムーミン屋敷」や、ムーミンの仲間たちと会える場も設ける予定となっている。テーマパークの構成は、フィンランドにある「ムーミンワールド」「ムーミン谷美術館」、スウェーデンにあるムーミンの世界が体験できるライドが設置された「Junibacken(ユニバッケン)」の3つを参考とし、屋内・屋外・芸術・体験が全てそろったムーミンゾーンになるという。発表会に参加したフィンランド大使館公使参事官のヤーッコ・レヘトヴィルタ氏は、「ムーミンキャラクターは日本とフィンランドとの絆に貢献し、かけがえのないものになっています。ムーミンのテーマパークの開発を心よりうれしく思っており、私どもフィンランド大使館はムーミンのテーマパークを全力で応援します」とコメントした。今後の新しい情報は、ムーミンの公式サイトで更新される予定となっている。
2015年07月01日2年前に設立が発表されていた「ムーミン」のテーマパークについて6月30日(火)、事業展開に関する記者会見が行われ、2017年のオープン予定で埼玉県飯能市宮沢湖に「Mestsa メッツア」という名で誕生することが発表された。フィンテック グローバル株式会社は本日付で西武鉄道株式会社より、6億円で埼玉県飯能市の土地売買の契約を締結したと発表。今後、フィンテック社は飯能市と連携協力をしながら開設に向け、具体的に動き出すことになる。日本でも人気の高い「ムーミン」だが、原作者トーベ・ヤンソンの故郷のフィンランドにある「ムーミン ワールド」を除き、「ムーミン」を主題とした施設としては、今回の「メッツア」が世界初進出となる。フィンテック社は2013年にフィンランド企業とテーマパーク設立を目的としたジョイントベンチャー(合弁会社)を設立しており、「ムーミン」のテーマパークのオープンはファンの間でも話題を呼び、どこにオープンするのかと注目を集めてきた。当初は2015年~16年のオープン予定とされていたが、フィンテック社の玉井信光社長は、最初の発表からこの2年弱の動きについて「当初は都心型の小規模なテーマパークを考えていたが、森や湖がないとムーミンらしさを出すことができない」と説明。その上で今回、パークの趣旨に見合った187,000平方メートル(東京ドーム4個分)もの土地を取得したが、当初の計画よりも広大な土地となったため、計画を変更し2017年の開業とすることを決めたと語った。アクセスに関して、同地は西武池袋線の池袋駅から飯能駅まで特急レッドアロー号で40分。西武鉄道は地域社会振興の観点から今後も、この計画に最大限の協力をすることとなっており、交通アクセスなどに関しても積極的に関わっていくことになるという。「メッツア」とはフィンランド語で「森」を意味し、この広大な森の中に「Museum(美術館)」「Resort(リゾート)」「Park(公園)」「Leisure(レジャー施設)」などの要素を融合した施設を建設することになるという。施設は大きく「ムーミンゾーン」と「パブリックゾーン」の2つのゾーンに分かれ、前者でムーミンの物語を楽しむための施設を展開。一方、パブリックゾーンでは、無料で地域住民が散策やジョギングを楽しめるような自然を活用した公園機能を維持するという。なおフィンテック社は今回の土地取得費用の6億円に加え、施設建設のための費用を調達する必要があるが現段階ではその総額などに関しては未発表。今後、施設の中身について詰めていくとのことで、外部からの資金調達、特に各アトラクションごとにスポンサーによるパートナーシップ契約を結ぶことも検討しているという。(text:cinemacafe.net)
2015年06月30日8月1日(土)から21日(土)の3週間、ユジク阿佐ヶ谷にてムーミンの特集上映「ムーミンアニメーションfestival」の開催が決定した。今年4月、ミニシアターを中心に上映するラピュタ阿佐ヶ谷の姉妹館として新たにオープンしたユジク阿佐ヶ谷。今回決定したムーミンの特集上映は、原作者トーベ・ヤンソンの生誕100年と、ムーミン出版70周年のメモリアル・イヤーとして、昨年より「トーベ・ヤンソン展」「MOOMIN!ムーミン展」など、各所で関連イベントの開催が続いていることをうけ、トーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日(日)の「ムーミンの日」を含む3週間に渡って開催される。今回の特集上映は、今年2月に公開された母国フィンランド製ムーミン作品としては初の全編手描きアニメーション『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』をはじめ、トーベ・ヤンソンが自ら監修し、78年から82年にポーランドで製作されたTVシリーズを、カラー修正・再編集した『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』、2003年に劇場公開され、大ヒットを記録した『劇場版ムーミンパペット・アニメーション~ムーミン谷の夏まつり~』の3作品を上映する。中でも、『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』では声優として北欧の至宝と称される渋メン俳優マッツ・ミケルセンが出演しているほか、『劇場版ムーミンパペット・アニメーション~ムーミン谷の夏まつり~』ではナレーションを小泉今日子が担当しているところにも注目したい。ムーミンファンはもちろんのこと、映画ファンもぜひ注目してみて。「ムーミンアニメーションfestival」は8月1日(土)~21日(土)ユジク阿佐ヶ谷にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年06月29日2014年にムーミンの原作者トーベ・ヤンソンの生誕100周年を迎え、今年は作品の70周年。日本ではもともと人気のムーミンですが、この2年は特に “ムーミンイヤー”ということで盛り上がりを見せていますね。フィンランドで初めて製作された長編アニメーション映画『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が現在、日本でも公開中。早速、筆者も劇場に足を運んできました。物語の楽しさとは裏腹に、見ていて気になったのが「フローレン(ムーミンのガールフレンド)ってこんなに“女”だったっけ?」ということ。記憶違いかもしれませんが、小さい頃アニメで見ていたときのフローレンはもっと女の子だったというか少女だったというか…。今度の映画では、恋愛で使えそうな裏ワザをちょいちょい繰り出すんですよね。ってことで、今回は女に成長(?)したフローレンから学べるモテテクを探ってみました!◆その1:実は“駆け引き”上手ストーリーは、ムーミン一家が南の島リビエラにバカンスに出かけるところから始まります。高級リゾートに着いてはしゃぎまくったのがムーミンパパとフローレンでした。買い物にグルメ、マリンスポーツと生まれながらのセレブのようにバカンスをエンジョイするフローレン。目の前で起こることに目をキラキラさせてボーイフレンドのムーミンそっちのけで夢中になります。ここでポイントとなるのは、フローレンの行動がムーミンに対して結果的に“駆け引き”になっていること。彼女にしてみればリビエラの何もかもが新鮮で、好奇心旺盛にいろいろなものを吸収していたに過ぎないのですが、結果的にムーミンが後回しに…。一般的に「追われるより追いたい」人が多い殿方との関係性においては、いかに追われるようになるかが恋愛テクニックの基本。ここでフローレンの行動がヒントになりえます。仕事でも趣味でも大好きなことに身を任せていれば自然に彼のことは放置プレイ気味に。「連絡が取りづらい女」となればしめたもの。ムーミンのように焦った殿方は、何とかあなたとつながれるようにあの手この手を使ってくるはず。何かに夢中になっているあなたは彼からのLINEを待ち続け、既読だの未読になっただの騒いでいる女子より何倍も輝いて見えるのは確実です。◆その2:運がいい「運がいい」って…そんな元も子もないって思った皆さん、確かにおっしゃる通り。運なんて簡単にコントロールできるものではないですよね…。映画を見るとわかるのですが、今回の映画のフローレンは、とにかく強運の持ち主。でも彼女だって、ただ黙って星の巡りがよくなるのを待っていたわけではありません。そもそもムーミン一家がバカンスに出かけたのはフローレンが雑誌に載っていたリビエラに憧れて「行きたい」と言ったことがきっかけ。願いを口にしたことで周りが動き、夢が実現したのです。リビエラに着いても、高級ホテルに歓喜したあとは早速出かけるフローレン。会いたい人に会い、行きたい場所に臆することなく入っていく行動力には思わず脱帽。「その1」で述べた彼女の好奇心の強さにも通ずるのですが、この「自分が動くことで周りが巻き込まれる」という流れは本当に重要です。一見恋愛テクニックとは関係ないように見えますが、出会いが出会いを呼び、すてきな男性ともめぐり合う可能性大。「出会いがない」なんて言っていないでまずは外に出る、その一歩が新たな恋につながるかもしれません。◆その3:一途だけれど重くない作中、ミムラ姉さんにポーッとなるムーミンに、フローレンがあからさまに焼きもちを妬くシーンが登場します。ただ、そのときの言動もとてもキュート。そう、ムーミンのことを好きだけれど、決して重くはならない女。それがフローレンなんです。また、ムーミンというボーイフレンドがいるにも関わらず、高級リゾートでプレイボーイと束の間のバカンスを楽しむフローレン。そんな彼女を見てムーミンは大きな行動に出て……。ムーミンが好きでも、決して寄りかからず、常に自分が今したいことを優先して人生を楽しむフローレンには“小悪魔”という言葉がピッタリ。前述したように、いつも結果的にムーミンを振り回す女になっているのです。恋愛に消極的な男子が多いと言われる昨今。やりすぎは禁物ですが、今を楽しんで軽やかに生きる女性が魅力的なことは確かです。カバでもない妖精でもない「架空の生き物」と侮るなかれ。ぜひ、映画を見て小悪魔・フローレンのモテテクを盗んじゃいましょう!(文=森鷹ユキ)※画像は『劇場版ムーミン南の海で楽しいバカンス』より(C)2014 Handle Productions Oy & Pictak Cie(C)Moomin Characters TMあなたはどの魔性キャラタイプ?【無料占い】
2015年03月19日映画『ムーミン南の海で楽しいバカンス』が間もなく公開になる。日本でも愛され続けているトーべ・ヤンソンの人気作を映画化した作品だが、監督を務めたハンナ・ヘミラは、原作のテイストをアニメに盛り込むことにこだわったという。来日時に話を聞いた。その他の写真『ムーミン』シリーズは1945年に発表され、今でも根強い人気を誇っているシリーズで、ムーミン谷で暮らすムーミン一家と仲間たちの物語を描いている。今回の劇場版ではムーミン一家とイタズラ好きのリトルミイが地中海沿岸のリビエラにバカンスに出かけて騒動に巻き込まれる物語が描かれる。本作は全世界で44の言語に翻訳されており、テレビアニメシリーズは124か国で放映された。当然、これまでもいくつもの映画化企画があがったが、ヘミラ監督は「近頃のアニメは3DやCGが主流ですがムーミンの場合、立体にすると造形が難しいので原作の資質を失わずにアニメ化するのはハードルが高かったのではないでしょうか?」と分析する。そこで監督たちは、トーべの姪ソフィア・ヤンソンの承諾を得て、全編を手描きの2Dアニメで映画化することにした。「2Dの手描きアニメは現在の主流ではありませんから、スタジオを見つけるのも苦労しました。しかし、私たちはトーべさんに対するオマージュとしてこの映画を作りたかったし、彼女の線の美しさを活かしたかったので、手描きアニメにしたのです」。製作陣のこだわりは脚本作りにも反映されている。「私たちはオリジナルに立ち戻りつつ、エンターテインメントとしてしっかりと楽しめる映画を作りたいと思いました。この映画はトーべさんの書籍のエピソードを原作にしていますが、そのまま映画化してしまうと15分か20分にしかなりません。ですから、彼女が描いた他のエピソードやスタイルを借りながら話を膨らませて、動きや音楽や色彩を駆使して映画作りを進めていきました。このドラマは1950年代にトーべさんがお母様とリビエラに旅に出た際の思い出や想いが反映されたものです。ですから、彼女の体験をムーミンに置き換えて綴った物語でもあるのです」。手間のかかる手描きアニメを採用し、白黒のコミックに色彩を追加し、原作を繰り返し読み込んで脚本作りがされた本作は、監督の語る通り、トーべ・ヤンソンが描こうとしたムーミンの世界そのままだ。アニメシリーズやグッズでムーミンに親しんできた日本の観客は、どこか懐かしく、同時に新鮮な想いを抱くだろう。「この映画はフィンランドやスウェーデンだけでなく欧州圏やアラブ諸国、香港、オーストラリアなど数々の国で公開が決まっています。私は『ムーミン』は“コミュニティ”と、大きな意味での“家族”を描いた物語だと思っていますから、異なったコミュニティでこの映画が公開されて、観客がこの映画をどのように観てくれるのか楽しみにしています」。『劇場版ムーミン南の海で楽しいバカンス』2月13日(金) 全国ロードショー
2015年02月12日