ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表が1日に都内で行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真が登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。2022年に日本初上演され、今回が再演となる。○■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表に望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真登場昨年の公演について、望海は「もう覚えてない、あまり」と苦笑しつつ、「夢だったんじゃないかなと思うくらい非現実的な毎日だったんですよね。劇場の“赤”もそうですし、作品の内容もそうですし、夢の中で生きてた感覚なので」と心境を表す。同作の大ファンだという甲斐は「大好きですもん。2023年の秋にフランスのパリで観て来ました」と笑顔で、望海は「グループLINEにもパリに行った様子を送ってくれて」と明かす。井上は「(パリに行くのは)田代万里生か甲斐翔真。ちなみに田代万里生は出てないのに、『ムーラン・ルージュ』に行って、みんなにお土産配る。『あれ、万里生出てた?』って」とその場にいない田代いじりも。甲斐は「手元に(お土産が)来た時には、僕もうフランスに行ってた」というも、甲斐からのお土産はなかったそうで、平原は「全然もらってない」と訴えていた。物語の舞台になった本場の「ムーラン・ルージュ」に行った感想について、甲斐が「ショーでした。こっちは『ザ・ミュージカル』でしたけど、本場のはもっと“ナイト感”でした。高揚感があって、クリスチャンの気持ちがわかったんです!」と語ると、井上から「やっと?」というツッコミも。井上は「始まる前から詳しいし、やってる時も超楽しそうだった」と回顧しつつ、今夏の公演に対し「甲斐くんなんか、汗かきすぎてなくなるんじゃないですか? 実体が」と心配していた。井上自身は昨年の公演について「ぼんやりとした感覚ですね。『あんな若い役をよくやってたな』という。落差酷いですよ。舞台上ではキラキラ感を出そうとやってる分、終わった瞬間の疲れが」と苦笑。平原が「帝劇のエレベーターで会うと『疲れた、疲れた』と言ってた」と指摘し、井上は「なけなしの若さ。甲斐くんは溢れ出るもの、自前のやつがありますけど、(自分は)絞り出して。今年残ってんのかなという一抹の不安がありますよ」と弱音を吐く。望海が「そう言いながらも、本番始まったらやるじゃないですか。袖ですごいなと思って」と励ますと、井上は「そりゃやりますよ、仕事ですから!」と主張し、「いくら疲れてたとしても1回始まるとテンションがうわっ! てどんどん上がっていくみたいな作品の独特の魅力がありますよね」とまとめた。Wキャストの印象の違いについて聞かれると、甲斐は「望海さんはみんなで肩を取り合った真ん中にいて『一列になっていこうぜ』って感じ。平原さんは、あーや(平原)が行った道にみんながついて来てしまう感じ。放っておけない」と表現。逆にクリスチャン2人の印象を聞かれると、平原が「(望海は)すごい思い出すのに時間がかかって」と暴露し、井上が「いったん『イザボー』のことは忘れてもらっていいですか」と促す一幕も。改めて平原は「シーンで例えると、『Crazy Rolling』の時が違うなと思ってて、芳雄さんは裏切りがあったとしても、話し合ったら許してくれそうな感じ。だけど、翔真くんは銃で撃たれそうな感じ。話せないかなって。ヒートアップする場所が違う」とコメント。「思い出したんです」という望海は、「あーやと私に対してのクリスチャンも違うんじゃないかな、人が変わったら皆さんの動くものが違うのかなと思って。2幕のリハーサルシーンでの感情の漂わせ方も、芳雄さんはストレートに出すから『周りに気づかれちゃうからどうにかしなきゃ』『どうやって止めよう』となる、突っ走るタイプのクリスチャン。翔真くんのクリスチャンは負のオーラを全身から漂わせる、滲ませタイプ」と表す。甲斐が「陰湿ってことですか?」と尋ねると、望海は「陰湿とかじゃなくて! 出し方が違って、止め方が違ったなという印象があった。同じ怒りとか負のオーラでも出し方が違う」と説明した。改めて公演の意気込みについて聞かれると、井上は「体力的なこともありますし。2幕の冒頭で飛ばされるやつ、『クリスチャントス』と呼ばれている。あれやめたいんですよね。今年の目標はあれをやめる」とジョークを飛ばす。さらに「この先日本でも何十年も再演が続く作品になっていけるように。定着するかどうか、3回目4回目があるかは今年の再演にかかってると思う」と語り、「久しぶりの知人が『チケット取って』と連絡してくれるような作品に。もうそういう特別な作品になってると思うんですけど、確実にするべく、『やっぱすごいね』とお客さんに思ってもらえるようにしたいなというところが今年の目標です」と意気込んだ。東京公演は帝国劇場にて6月20日~8月7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて9月14日~9月28日。写真提供:東宝演劇部
2024年02月02日待望の再演が決定した『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の制作発表会見が2月1日(木)、都内で行われ、昨年版から続投する望海風斗と平原綾香、井上芳雄と甲斐翔真が抱負を語った。バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバース演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。2023年6月24日に東京・帝国劇場で日本初演のプレビュー公演の幕を開け、8月31日の千穐楽まで全85回上演された。このたび約1年の時を経て、2024年6月から9月にかけて、帝国劇場と大阪・梅田芸術劇場メインホールで再演される運びとなった。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024年版メインビジュアルムーラン・ルージュの看板スターだが、病に冒されているサティーン役を演じる望海と平原は、初演について「夢だったんじゃないかと思うほど、非現実的な時間。物語の内容もそうですし、(公演中は)夢の中に生きていて、今はそこから覚めた感覚」(望海)、「私にとっては歌手デビュー20周年と『ムーラン・ルージュ』が重なったので、バタバタした記憶が」(平原)と回想した。物語の生みの親であるラーマン監督からは「日本版が一番泣ける」という言葉が届いたといい、望海は「ブロードウェイ版は、結構最後ギリギリまで、お客様が爆笑するが、日本では二幕の後半から、お客様が入り込んでくださった。悲劇性が強いのが、日本の特徴なのかなと」と分析。ちなみに好きな楽曲を問われると、望海が「Your Song」、平原は「Firework」を挙げていた。一方、サティーンと恋に落ちる作家志望の青年・クリスチャンを演じる井上は、「あんな若い役をよくやったいたなと(笑)。舞台上でのキラキラ感と、終わった後の落差がひどくて。なけなしの若さで頑張ったが、今年は若さが残っているか」と自虐コメント。それでも、「一度始まると、うわーとテンションがあがるのが、この作品の魅力」だと語り、「去年も盛り上がったが、今後何十年と続き、定着するには、再演が重要」と気合をみなぎらせた。同じくクリスチャン役を務める甲斐は、昨年秋に本場フランスのムーラン・ルージュに足を運んだといい「体験として大きな収穫。クリスチャン自身がフランスに上陸した気持ちを想像できたので、(役柄の)解像度と言葉の説得力は、23年を優に超えたい」と意気込んだ。本公演は、2025年に建て替えのための休館を発表している現・帝国劇場(1966年開場)のクロージングラインナップに名を連ねており、数多くの帝劇出演を誇る井上は、「ぜいたくですが、自分にとっては家と言いますか、ホーム感がある。(一時)なくなるのは、想像もつかず、さみしいですが、積み重ねての今ですから、最後の日まで記憶をなくす覚悟で臨みたい」と決意表明。平原は「帝劇の匂いが好き。あの匂いに触れると、演劇スイッチが入る」と語り、「リニューアルされても、ぜひあの匂いだけは引き継いでもらいたい」と笑いを誘っていた。取材・文:内田涼<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024年6月20日(木)~8月7日(水) 東京・帝国劇場2024年9月14日(土)~28日(土) 大阪・梅田芸術劇場 メインホール【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)チケット情報:()関連リンク公式サイト::::
2024年02月02日2024年6月から9月にかけて東京・大阪で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のビジュアルが公開された。本作は、バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバース演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。2023年6月24日に東京・帝国劇場で日本初演のプレビュー公演の幕を開け、8月31日の千穐楽まで全85回公演が行われたが、このたび約1年の時を経て帝国劇場と大阪・梅田芸術劇場 メインホールで再演される運びとなった。出演者は2023年版と同一で、ムーラン・ルージュの看板スターだが、病に冒されているサティーン役を望海風斗と平原綾香、サティーンと恋に落ちる作家志望の青年・クリスチャン役を井上芳雄と甲斐翔真がそれぞれ演じる。またムーラン・ルージュの支配人、ハロルド・ジドラー役で橋本さとしと松村雄基、サティーンの幼馴染でショー作家のトゥールーズ=ロートレック役で上野哲也と上川一哉、ムーラン・ルージュの支援者、デューク(モンロス公爵)役で伊礼彼方とK、アルゼンチン人振付家、サンティアゴ役で中井智彦と中河内雅貴、ムーラン・ルージュのダンサー、ニニ役で加賀楓と藤森蓮華が出演する。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』舞台映像<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024年6月20日(木)~8月7日(水) 東京・帝国劇場2024年9月14日(土)~28日(土) 大阪・梅田芸術劇場 メインホール【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)関連リンク公式サイト::::
2023年12月26日8月31日(木)に千穐楽を迎える『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』が、2024年に東京と大阪で再演される。再演決定が発表され、歓喜に沸いた8月26日(土)昼の部公演のカーテンコールの模様が、東宝公式Youtubeチャンネルで公開された。この日、ひと足先に出演最終日を迎えた井上芳雄が、控えていた甲斐翔真、望海風斗ほか夜公演キャスト、スウィングキャストを呼び込み、舞台上にキャストが全員集合。「ここに全員揃っているという事は……?!」という井上の思わせぶりな問いかけに、サティーン役を務めた平原綾香がまずは「2014年!」とボケてみせ、同じくサティーン役を務める望海風斗が仕切りなおすと、「2024年!」(平原)「夏!帝国劇場」(望海)「秋!梅田芸術劇場」(甲斐)「再演決定!」(全員)「2024年に再演させていただくことが決定しました!」(井上)と発表し、会場は歓喜に沸いた。6月に日本初演の幕を開け、2ヵ月以上に渡った公演も数公演を残すのみとなり、「このメンバー全員がステージ上にいるのはすごい素敵な光景。来年できる事をすごく楽しみにしています。芳雄さんがいないムーランルージュはちょっとさみしいんですが、僕がちょっと独り占めして(笑)、来年の再演にいい橋渡しになるように、2023年のムーラン・ルージュをしっかり最後まで務めたいと思います」(甲斐)。「(Wキャストなので、望海と)一緒に舞台に立てて嬉しいです。また来年皆さんにお会いできることを楽しみにしています。ずっと愛してください。何回もきてください」(平原)、「終わっちゃうんだというさみしさもありますが、来年があると思って、それを心の支えに。来年の夏の予定、空けておいてください!」(望海)と、それぞれが千穐楽に向けての思いと再演決定の喜びを感慨深く語った。井上が「関わってくださった皆さん本当にありがとうございました!」とキャストを代表し感謝の言葉を述べ、最後は平原の掛け声で会場一体の「みんなでCAN!CAN!」で残りの公演、そして2024年の再演に思いをつなげた。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年8月26日(土)カーテンコール映像<公演情報>■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年6月19日(木)~8月31日(木)会場:帝国劇場【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)【訳詞提供アーティスト】(50音順)いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、松任谷由実、宮本亞門、Mayu Wakisaka■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024年公演『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024年公演第一弾ビジュアル夏帝国劇場(東京)秋梅田芸術劇場メインホール(大阪)関連リンク公式サイト:(旧Twitter):::
2023年08月29日6月24日(土)の開幕以来、豪華絢爛な舞台装置や実力派キャストのパワフルなパフォーマンスで多くの観客を沸かせている『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』。世界七都市で開催されてきた本作の日本版での大きな魅力のひとつが、ミュージックシーンで活躍する総勢17名のアーティスト達による日本語の訳詞提供だ。今回、本作を彩る誰もが耳にしたことのあるポップミュージックのなかでもハイライトとなる、エルトン・ジョンの「Your Song」の訳詞を担当した松任谷由実と、本作の原作である映画『ムーラン・ルージュ』(2001年)を監督したバズ・ラーマンの対談が実現。事前に松任谷のエンタテインメント・ショーの映像をチェックしていたというラーマン監督は、日本での観客の盛り上がり方を「ユーミンのライブに近い」と評した。「観客の皆さんが興奮して、どの曲でも手拍子をしてくれるのに驚きました。観客が参加している」(ラーマン監督)。さらに物語のラストで描かれる悲劇の愛(「Your Song」のリプライズが奏でられる)について、「日本プロダクションでは、悲劇が、とりわけドラマチックで感動しました。世界各地でこの舞台を観てきて、カラフルで華やか、派手で喜劇的という印象でしたが、(日本プロダクションでは)切なさや哀しみが深く感じられました」と話し、「日本の古典的な演劇や歌舞伎では悲劇に美しさを感じる、そんな精神性が日本にはあるのだと思います」と分析する。印象的なシーンで歌われる名曲「Your Song」の訳詞について松任谷は、「実際に訳してみると、ものすごく繊細な歌詞なんですね。意訳しか出来ないけれどその心情を日本語にしたいと強く思いました。70年代のシンガーソングライターにありがちな字余りの曲で、日本語に置き換えるのは難しかった。英語は1音節に1ワードだけど、日本語は1音節にカナ1文字しか乗せられない。けれど、受けとり手は、ひとつの言葉ですごく沢山の情報を得る感性を持っているので伝わると思いました」と苦労を語った。その出来栄えにはラーマン監督も「歌詞がメロディーに綺麗に乗っていて感動しました」と絶賛。また、21年前に映画を作った際は、権利の問題からポップミュージックをミュージカルに使うのが難しく、「Your Song」の使用を直感で快諾したエルトン・ジョンが他アーティストを説得してくれたというエピソードも明かし、「ユーミンやエルトンのような方がリーダーシップを発揮して、他のアーティストに影響を与える。今回、日本の多くのポップアーティストが手を取り合って参加してくれたことに感謝しています」と話した。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、8月31日まで、東京・帝国劇場にて上演。なお、7月12日(水)18:30より放送のフジテレビ「FNS歌謡祭 夏」では、キャストの平原綾香と井上芳雄が、帝国劇場から松任谷由実の日本語訳詞による「YOUR SONG」をテレビ初披露する。<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』上演中 ~8月31日(木) 帝国劇場『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ビジュアル【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)【訳詞提供アーティスト】(50音順)いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、松任谷由実、宮本亞門、Mayu Wakisaka【楽曲】M1. Welcome to the Moulin Rouge!Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)M2. Truth Beauty Freedom Love浪岡真太郎(Penthouse)M2A~3. The Sparkling DiamondKanata Okajima / 岡嶋かな多M4. Shut Up and Raise Your GlassMayu WakisakaM5. FireworkUAM6. Your Song松任谷由実M7. So Exciting! (The Pitch Song)ヒャダインM8. Sympathy for the Dukeオカモトショウ(OKAMOTO‘S)M9. Nature Boyジェーン・スーM10. Elephant Love Medleyいしわたり淳治M12. Backstage Romanceサーヤ(ラランド)M13. Come What May松尾潔M14. Only Girl in A Material WorldTAX(MONKEY MAJIK)M15. ChandelierDaokoM16. El Tango De RoxanneKREVAM17. Crazy Rolling栗原暁(Jazzin’park)チケット情報はこちら:関連リンク公式サイト::::
2023年07月12日東京・帝国劇場にて上演中の『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』原作映画のバズ・ラーマン監督と、訳詩を担当した松任谷由美の対談が、このほど実現した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。世界7都市で開催されてきた同作の日本版ならではの試みとして、松任谷由実ら、ミュージックシーンで活躍するアーティスト達による日本語の訳詞提供が行われている。いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park)、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、宮本亞門、Mayu Wakisakaといった計17名のそうそうたる顔ぶれが揃い、マッシュ・アップ・ミュージカルらしく、様々な個性や才能を集結させた。今回、原作映画『ムーラン・ルージュ』生みの親であるバズ・ラーマン監督は、日本プロダクション版ミュージカルの開幕を見届けるために来日し、松任谷との対話を実現。松任谷との対面は、ラーマン監督も今回の来日において楽しみにしていたという。ラーマン監督が「観客への伝わり方や日本語の選び方をわかっていらっしゃる。他国のプロダクションでは、アーティストによる訳詞はやったことがなく、画期的で素晴らしい挑戦になりました」と称えると、松任谷は「『Your Song』を訳詞することになって、私、燃えたんです。14、5歳の頃に衝撃を受けた歌だったので。実際に訳してみると、ものすごく繊細な歌詞なんですね。意訳しか出来ないけれどその心情を日本語にしたいと強く思いました」と熱い思いを明かす。松任谷はまた「70年代のシンガーソングライターにありがちな字余りの曲で、日本語に置き換えるのは難しかった。英語は1音節に1ワードだけど、日本語は1音節にカナ1文字しか乗せられない。けれど、受けとり手は、一つの言葉ですごく沢山の情報を得る感性を持っているので伝わると思いました」と振り返り、ラーマン監督は「どうするのかと案じていたけど、歌詞がメロディーに綺麗に乗っていて感動しました」と太鼓判。さらにラーマン監督は「映画で『Your Song』を選ぶにあたっては、ものすごく考えたんです。クリスチャンの才能が込められた曲で、サティーンとクリスチャンはこの1曲で恋に落ちなければいけない。シンプルで、オペラのように壮大に終わる曲が理想でした。もう一つ、映画を作った21年前は権利の問題からポップミュージックをミュージカルに使うなんてありえなかったんです。そこで僕は知り合いではないのにエルトン・ジョンに電話して、会いに行きました。映画に使いたいと話したところ、彼は直感で承諾してくれた。その上、他のアーティストに電話して説得までしてくれて。人気のポップミュージックをたくさん使えたのは、エルトンのおかげなんですよ」と映画の秘話も。松任谷は「そうだったんですね。私も影響力がそこそこあるので、今回私が参加したことで多くのアーティストが熱意を持って参加してくれたかと思います」と語った。華やかさと切なさが同居するラーマン監督の映画と松任谷の楽曲は世界観に重なる部分があり、松任谷も対談後に2人の描く世界の共通点を「うたかたの泡」と表現したという。共にハワイアンなテイストの装いで初対面を果たし、ラーマン監督は、松任谷のエンタテイメント・ショーを事前に映像でチェックしながら「AMAZING!」を連発、ショーの秘密についても尋ね、2時間の対談で、意気投合した。きょう12日18時30分からのフジテレビの音楽特番『FNS歌謡祭 夏』では、同作のキャストである平原綾香と井上芳雄が出演し、帝国劇場から日本語訳詞による「Your Song」をテレビ初披露する。
2023年07月12日『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のプレビュー公演を迎えた6月24日、会場となる帝国劇場で、各キャラクターをダブルキャストで務める望海風斗と平原綾香、井上芳雄と甲斐翔真、橋本さとしと松村雄基、伊礼彼方とKの8名が、絢爛豪華な劇中衣装で取材に応じ、意気込みを語った。バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバース演出によって、パワーアップさせ、めくるめく世界へと観客を誘うミュージカル。ムーラン・ルージュの看板スターだが、病に冒されているサティーンを演じる望海は「早くお客様を、この素晴らしい世界観にお連れしたい」と声を弾ませ、同じくサティーン役の平原も「人を愛すること、気持ちを相手に伝えることがどれだけ素晴らしいか。感動しながら、ここまで生きてきました」と早くも役柄への思い入れは格別だ。ゴージャスで露出も多い衣装について、望海は「実は父親はちょっと気にしていて(笑)、2階席じゃなければ見られないと言っている」と告白。平原は、ジム通いで体力づくりに励んでいることを明かした。そんなサティーンと恋に落ちる作家志望の青年・クリスチャン役の井上は、「日本人が演じるムーラン・ルージュを、日本でどう迎えられるか楽しみ」と期待のコメント。甲斐も「待ちきれないですね」と念願の開幕に胸を高鳴らせた。左から)望海風斗、井上芳雄、橋本さとし、伊礼彼方先日、ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の製作発表会見に出席した堂本光一が、「心配なのが『ムーラン・ルージュ!』に予算を取られすぎて、こっちに回ってこないこと」と発言し、話題になったばかり。この件について、取材陣から問われた井上は「光一君の方も、しっかり予算は取っていると思いますけど(笑)」と思わず苦笑い。「もちろん、こちらも心配になるくらいお金がかかっている。20年以上、帝劇に立たせていただいているが、規模が違います。お弁当もめっちゃ(種類が)出るし!」とスケールの大きさに圧倒されていた。「橋本さんの大らかさと華やかさ、ユーモアと自由さを見習っている」(松村)、「松村さんは立ち位置とか、すごく厳密なんですね。僕、数字とか弱いんで(笑)」(橋本)とムーラン・ルージュの支援者であるデューク(モンロス公爵)役のダブルキャストも息ピッタリ。ムーラン・ルージュの支援者、デューク(モンロス公爵)役の伊礼は、「耳も感性もいいので、パッと盗んで、アレンジして自分のものにしてしまう」と、ダブルキャストを務めるKの吸収力を絶賛した。左から)K、松村雄基、甲斐翔真、平原綾香取材会には、来日中のラーマン監督も駆けつけ、「昨日、ゲネプロを拝見しましたが、非常にエキサイティングで素晴らしかったです」と太鼓判。「私が書いたので、物語は知ってはいるんですが、日本語の魅惑的な響きを通して、確かに真実が語られていると伝わりました」と日本版キャストのパフォーマンスを称賛した。バズ・ラーマン監督(中央)と望海風斗(右)、平原綾香(左)取材・撮影・文=内田涼<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年6月29日(木)~8月31日(木) 帝国劇場※プレビュー公演:6月24日(土)~28日(水)チケット情報はこちら:
2023年06月24日『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のプレビュー初日前取材が東京・帝国劇場にて24日に行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、伊礼彼方、K、バズ・ラーマンが登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。劇場の作り込まれた姿を見て、平原は「毎日見てても毎回感動します」、望海は「観る方がびっくりするというか。あの中に入ると世界観、セットに助けられてやってるんですけど、昨日ゲネを観させてもらって、客席から見るとこんなにすごいのかと」と驚いた様子。今回は声を出すことも可能ということで、井上は「さとしさんと雄基さんのジドラーという役が出てくる瞬間、拍手と歓声がないと本人たちもやる気が……」と説明し、登場シーンを再現する橋本を見ながら「(拍手と歓声がないと)ちょっとあまりにも辛いですよね。少なくともそこだけでも頑張っていただけたら。盛り上がるところいっぱいあるので」とお願いした。クリスチャン役の甲斐は「ゲネプロを拝見した時に、物語をクリスチャンが始めるんですけど、泣けたんです。なんでかというと『この世界が日本にやってきたんだ』『そしてこれを日本の観客の皆さんに届けられる場所ができたんだ』というのが鳥肌もので、待ちきれないですね」と感想。これに対し同じくクリスチャン役の井上は「冒頭の僕の演技で泣いたのかなと一瞬思ったんですけど……全然いいんです。『もう、翔真〜』と思いながら聞いてたらそっちかと思って」と苦笑する。「Wキャストを意識するか」という質問が投げかけられると、戸惑う甲斐に、井上は「僕がWキャスト意識するという芸風でやってるので。今回みんなかわいい、リスペクトしあってる。俺の歴史の中ではすごくいい方です」「年齢が全然違いますし、学ぶところも刺激を受けるところもあります」と軽妙なトークで盛り上げた。サティーン役の2人については、平原が「何度もごはんに行ってる。ずっとバレエ教室が一緒だったので、高校生の時から一緒にレオタードで踊ってました」と明かし、望海も「すごい再会なんです」と頷く。「再会してもレオタードだった」という平原は、「こんなあらわな姿を見せる日が来るとは思ってなかったけど、本当に美しい。衣装も靴もヘッドセットもキャスト全員オーダーメイドで、みんなの体にぴったり合うような。スタッフが全部手作業でやってくれてるので、衣装も見どころです」とアピール。宝塚歌劇の男役トップスターだった望海は「宝塚を辞めて、この格好で舞台に出るというのが、特にファンの方の心が心配ですけど、気にならないくらい、この世界観にマッチしてると思います」と太鼓判を押す。一方、井上が「お父さんは気にしてるんだよね」と話を振ると、望海は「父は気にしてます。『2階席じゃないと観れない』と言ってます。覚悟が必要みたい。息子が急に娘になったみたいな……」と説明し、井上は「お父さんの心が心配」と気にかけていた。ジドラー役の2人については、松村が「Wキャストが初めてなので、バディである橋本さとしさんに本当に助けていただいて、憧れと尊敬を持っている」と言ったものの、実は反面教師の面もあるとつっこまれ、橋本は「立ち位置とかすごく厳密なんですね。僕、そういう数字とかに弱いので、ナンバーに立てって言われたら、12番か14番か数字がわかんなくなるんですけど。松村雄基さんがばっちり稽古中から完璧な状態で仕上げてくださって」と感謝する。松村の「ジドラーという役は華やかでおおらかで、とてもユーモアのある人なんです。さとしさんは演じなくてそのままおおらかでユーモアがあってチャーミング。見習ってるんです。あの自由さ、台本にとらわれない」という言葉に、井上がすかさず「褒め言葉です」とフォローを入れた。デューク役の伊礼は、WキャストのKに芝居を教える場面もあったそうで、Kは「本当に伊礼さんとご一緒させてもらって良かった。(舞台が)2回目なので、何を見て勉強すればいいいのかもわからないんですよ。すごくいいお手本で、自分なりにレスポンスを交わしたりしてたんです。今日もプレビューなので、しっかり盗もうかな」と語る。また伊礼は演じる役について「新しいヒール役がきました。ミュージカル界のヒール役といったら伊礼彼方ですから。貴族枠、ヒール役、クズ枠、これぜひ伊礼彼方」と主張。NHK連続テレビ小説『らんまん』での高藤役も話題となったが「今すぐさらってしまいたか!」とセリフも披露するサービス精神を見せる。今回も「同じようなシチュエーションなんですよ。主役の恋敵で、朝ドラでもけっこう嫌な役」と紹介し、朝ドラでは「奪えなかった。逃げられたんですよ」と言いつつも、『ムーラン・ルージュ!』では「舞台が始まったら役者のものですから」と野望を覗かせた。この日は同作の生みの親であるバズ・ラーマン監督がサプライズ登場。前日のゲネプロを観たという監督は「日本語はわからないけど、本当に見てて素晴らしい訳だったのではないか。ユーモアは全部は伝わりませんけど少し伝わってきましたし、最後の悲劇的な場面がとっても感動的で、たぶん私が観た『ムーラン・ルージュ!』の中で1番感動した舞台だったと思いました」と絶賛する。「日本で1番楽しみなのは、有名なアーティストが訳詞をされたこと。特にユーミン(松任谷由美)さん。月曜日にお会いするので本当に楽しみにしています」と語った。公演は東京・帝国劇場にて6月29日〜8月31日(プレビュー公演は6月24日〜26日)。舞台写真提供/東宝演劇部
2023年06月24日『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のプレビュー初日前取材が東京・帝国劇場にて24日に行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、伊礼彼方、K、バズ・ラーマンが登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。22日に行われたミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の製作発表で、堂本光一が「『ムーラン・ルージュ!』(『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』)に予算をとられすぎてこっちに回って来ないんじゃないか」と心配していた件について聞かれると、井上は「ちょっと東宝の人を呼んでもらっていいですか?」と苦笑。「そうは言っても、光一くんの方にはちゃんと予算取ってると思います。始めての翻訳物のミュージカルに光一くんが出るのも大きなトピックなので、しっかりやられると思う」とフォローした。一方で井上は「ただこの『ムーラン・ルージュ!』は心配になるくらいお金かかってて、僕も20年以上帝劇に出てるんですけど、この気合いの入り方は見たことないし、入口とか、いつも精一杯やってもらってますけど、今回総力を結集してというか、決死の覚悟というのか、何があったんだろうというくらい」と驚いた様子。「規模が違いますし、お弁当もめっちゃ出るし、選べる。いつもAもBもないですからね」と周囲を笑わせる。さらに「とにかく本気で取り組んでらっしゃるのがわかるし、そうしないと成立しない作品だというのはやってみて思いました。大きなセットもあるし危険もあるし、安全を確かめながら時間をかけながら。チケット代が高いのは話題になってましたけど、中にいるとこれはかかって当然だな、と。それでも賄えるかなというくらい豪華なので。世界中で『ムーラン・ルージュ!』やってますけど、日本が1番チケット代抑えてるらしいんですよ。もし世界のどこで観るんだと思ったら日本で観た方が得」とアピールした。伊礼も「『オンリーガール』というシーンがあるんですけど、演出家も振り付け家も、そのシーンのたびに『90秒しか着ないサティーンの衣装がどれだけ高いか』と熱弁するんです。90秒のためだけに作ってるらしいです」と明かし、平原も「言えないくらい」と肯定していた。公演は東京・帝国劇場にて6月29日〜8月31日(プレビュー公演は6月24日〜26日)。
2023年06月24日6月24日(土) にいよいよプレビュー公演初日を迎える『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』より、稽古場オフィシャルレポート&稽古風景写真が到着! 三つのシーンから見えてきた日本版ならではの魅力とは……?劇場に一歩足を踏み入れた瞬間、そこは絢爛豪華な別世界──。“観劇”の概念を覆す規格外の超大作にして、トニー賞14部門ノミネート・作品賞含む10部門受賞作、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル(以下MRTM)』の日本での上演が発表されてから実に2年余り。プレビュー公演開幕までついに1カ月を切り、いよいよカウントダウンが始まった。佳境を迎えた稽古場を訪れると、そこにはオーストラリアから来日したクリエイティブスタッフ及び日本側スタッフと共に、作品に息を吹き込むべく奮闘する日本版キャストの姿が。見学できた三つのシーンから見えてきた、本作ならではの、そして日本版ならではの魅力をレポートする。振付、パフォーマンス、ダブルキャスト!1899年のパリを舞台に、ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の花形スター・サティーンと、アメリカからやってきた作曲家志望の青年クリスチャンの燃え上がる恋模様を描く本作。そのオープニングを飾るのは、クラブの支配人ジドラーと踊り子たちが観客を一気に物語世界へと引き込む、まさに目を見張るようなビッグナンバーだ。本番の舞台では、セットと照明と音楽によって別世界へと作り変えられた劇場に足を踏み入れた観客が、いよいよ本格的に“『MRTM』マジック”にかかる瞬間でもある。そんなオープニングシーンの稽古から見えてきた本作の魅力は、何よりもダンス! そもそも官能的でアクロバティックでクリエイティビティに満ちたソニア・タイエの振付を、踊り子役の俳優たちがつま先から顔の筋肉まで、すべてを最大限に動かしながら、凄まじいまでのエネルギーで踊って“ダンスの力”を見せつけていく。絢爛豪華という言葉では片付けられないほど壮大なセットや照明の力は確かに大きいが、それに決して負けない人間のパフォーマンスがあるからこそ“マジック”はかかるのだと、実感させられた思いだ。サティーンとクリスチャンの出会いの場となるのもこのクラブだが、その初対面は少々トリッキー。サティーンは彼を、クラブの経営危機を救ってくれるパトロンのデューク(モンロス公爵)だと勘違いして楽屋に招き入れるのだ。二人が良い雰囲気になったところに本物のデュークが現れて……というコミカルなシーンは、稽古場での通称「エレファント・チーム(望海風斗、井上芳雄、橋本さとし、上川一哉、伊礼彼方、中井智彦)」と「ウィンドミル・チーム(平原綾香、甲斐翔真、松村雄基、上野哲也、K、中河内雅貴)」の両方で観ることができた。となるともちろん、見えてきた魅力はダブルキャストの面白さ。ややこしい状況にひたすら翻弄されている様子の望海サティーンと、どこか楽しんでいるようにも見える平原サティーン。少年のように素直で少しやんちゃな井上クリスチャンと、等身大の青年らしさが光る甲斐クリスチャン。まだ稽古段階の、ひとつのシーンだけでこれだけ印象が異なりながら、しかしどちらも成立しているのだから、この魅力は底知れない。組み合わせを変えて何度か観ることで、『MRTM』を多角的に味わうことができそうだ。ヒット曲、マッシュ・アップ、日本語歌唱!見学できた三つ目のシーンは、「エレファント・ラブ・メドレー」と呼ばれる一幕のクライマックス・ナンバー。本作に登場する音楽はすべて既存のヒット曲で、しかもほとんどのナンバーにおいて、複数の楽曲がフレーズ単位でつなぎ合わされている。物語の流れや人物の心情を細やかに表現しながら、耳馴染みあるフレーズが次々に飛び出す快感を観客にもたらす効果もある、このマッシュ・アップという手法。オープニングでも楽屋のシーンでも用いられている手法だが、その効果がより鮮明に感じられたのがこのシーンだった。その理由は、ここで登場する楽曲がどれも──具体的な曲名のネタバレは避けるが──、日本でも誰もが知る“超特大”のヒット曲だから。英語詞の響きと共に馴染んでいるフレーズが日本語で、しかも抜群の歌唱力を誇るキャストによって歌われると、音も意味も新鮮かつダイレクトに届いてくる。その上その日本語詞を手掛けているのは既報の通り、日本を代表するミュージシャンやアーティストなのだから、美しさもまた折り紙付き。マッシュ・アップによる心躍る音楽は本作の、その日本語歌唱は日本版の、間違いなく最大の魅力のひとつだ。三つのシーンとも、すでに十分な見応えだったが、稽古場の面々はさらなるブラッシュアップに余念がない様子。シーンを当たり終える度に豪日の演出・振付・音楽スタッフからあちこちで、同時多発的にノート(ダメ出し)があり、またキャスト側からも活発に質問が飛んでいた。この熱量ならば、音楽とダンス、キャストの魅力はさらに磨き上げられていくことだろう。そこにセットと照明、さらにはバンドや衣裳の魅力も加わる日本版『MRTM』が観劇できる──いや、“マジック”にかかれる日が、心の底から待ち遠しい!文=町田麻子<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年6月29日(木)~8月31日(木) 帝国劇場※プレビュー公演:6月24日(土)~28日(水)チケット情報はこちら:
2023年06月19日6月24日(土) から8月31日(木) にかけて帝国劇場で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』日本公演において、本公演初の試みとしてミュージックシーンで活躍するアーティストたちによる日本語の訳詞提供が実現した。本作は、バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバースの演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバッハから、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀のヒット曲、さらにレディー・ガガの楽曲など160年以上にわたるポピュラーミュージック約70曲が散りばめられている。訳詞提供には、松任谷由実を筆頭に、いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、宮本亞門、Mayu Wakisaka、の計17名のアーティストたちが揃った。併せて、訳詞提供した松任谷由実のコメントが公開された。<訳詞に寄せてのコメント>■Your Song(エルトン・ジョン)訳詞:松任谷由実世界中の誰もが知っているこの曲をミュージカルのハイライトに。これを日本語に訳せるのは私以外にいない!というくらいの意気込みで臨みました。日本語は、文字数やリズムが極めて少ないなど、制約だらけ。でも余白にたくさん情感を込めることが出来るので、素敵です。楽しく格闘しました。キャストの方々が、歌っていて気持ち良くなってくれたらうれしいです。<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』6月29日(木) ~8月31日(木) 帝国劇場※プレビュー公演:6月24日(土) ~28日(水)『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ビジュアル【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)【訳詞提供アーティスト】(50音順)いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、松任谷由実、宮本亞門、Mayu Wakisaka【楽曲】M1. Welcome to the Moulin Rouge!Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)M2. Truth Beauty Freedom Love浪岡真太郎(Penthouse)M2A~3. The Sparkling DiamondKanata Okajima / 岡嶋かな多M4. Shut Up and Raise Your GlassMayu WakisakaM5. FireworkUAM6. Your Song松任谷由実M7. So Exciting! (The Pitch Song)ヒャダインM8. Sympathy for the Dukeオカモトショウ(OKAMOTO‘S)M9. Nature Boyジェーン・スーM10. Elephant Love Medleyいしわたり淳治M12. Backstage Romanceサーヤ(ラランド)M13. Come What May松尾潔M14. Only Girl in A Material WorldTAX(MONKEY MAJIK)M15. ChandelierDaokoM16. El Tango De RoxanneKREVAM17. Crazy Rolling栗原暁(Jazzin’park)チケット情報はこちら:関連リンク公式サイト::::
2023年05月30日6月より帝国劇場で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』日本初演。望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真ら豪華キャストも話題を呼んでいる本作を、韓国エンタメのスペシャリスト田代親世さんに語っていただきました。韓国で観て、大好きになったミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』。いよいよ日本版が上演されるとあって、その期待とともに、作品の見どころを、大きく4つに分けて語ります。つかみが素晴らしい!『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の舞台は、劇場に足を踏み入れた瞬間から別世界に導かれます。わぁ~って思わず声に出てしまうくらいの想像を超えた豪華さときらびやかさに、これからどんな舞台が繰り広げられるのだろう?という期待感が高まります!Original Broadway cast of Moulin Rouge! The Musical. Photo by Matthew Murphy.プレショーでは、画家のロートレックが描いたムーラン・ルージュのポスターから抜け出してきたようなセクシーな踊り子や紳士に扮した俳優たちが登場して、退廃的な雰囲気を表すように、まったりとしたスローな動きでムーラン・ルージュの世界観を作り出すのです。そしてふたりの踊り子によるマジックのようなパフォーマンスをスタートに、主人公クリスチャンが現れて、彼の、幕を持ち上げていく仕草で本格的な舞台の幕が上がり、「チャッ、チャッ、チャッ、チャッ」とリズムが刻まれる音が鳴ると、うわぁ、いよいよ始まる~と胸の高鳴りは最高潮に!踊り子たちやムーラン・ルージュの興行主ハロルド・ジドラーが現れて、フレンチカンカンが華やかに賑やかに繰り広げられ、ムーラン・ルージュの世界に一気に引き込まれていきます。Original Broadway cast of Moulin Rouge! The Musical. Photo by Matthew Murphy.ここまで、まだ本編が始まったばかりなのに、すでに大満足な気持ちにさせられるのがすごいんです。パッチワークのような音楽遣いの魅力既存の曲をまるっと使うジュークボックスミュージカルというジャンルがありますが、『ムーラン・ルージュ』は、既存の複数の曲を部分的につなぎ合わせてメロディーにしていくマッシュアップ方式のミュージカル。これは映画が登場した時からそうだったけれど、2001年の原作映画は1970~90年代のメガヒットポップスでつくられていたのを、ミュージカルでは、2001年以降新たにヒットした曲がたくさん追加されています。これがよくできていて、登場人物の想いやセリフに合わせて、そこにぴったりの歌詞の曲を部分的に持ってきたり、つなぎ合わせたりと、よく見つけたね~という感じで上手にハマっているのです。Original Broadway cast of Moulin Rouge! The Musical. Photo by Matthew Murphy.エルトン・ジョン、シア(SIA)、ビヨンセ、レディー・ガガ、アデルなどなど70曲以上のポップソングが出てきますが、特に1幕ラスト、クリスチャンがサティーンに熱い思いを伝えるときのラブメドレーには20曲余りの曲がマッシュアップされています。たとえ洋楽に疎い人でも、絶対に「あ、これはあの曲だ!」とわかるような耳になじみのある曲がちょっとずつパッチワークのように見事につなぎ合わされて出てくるので、聴いていて面白くて楽しいです。誰もが共感できる王道ストーリーの勝利余命いくばくもない踊り子と純粋な作曲家の恋。でも彼女は自分の家族ともいえるムーラン・ルージュの仲間のために経営難を救うべく金持ちのパトロンに身を任せることに。パトロンに隠しながら秘密の恋を展開していくのだけど、病気も進行し、果たしてふたりのロマンスはどうなるのか?というストーリー。韓国ドラマに例えるなら、ロマンチックラブストーリーからコメディーになって、恐ろしい公爵の横やりでサスペンスが入ってきて、最後は切ない愛に涙~という、誰もがわかりやすく共感できる王道のドラマチックラブ。Karen Olivo as Satine and Aaron Tveit as Christianラストは毎回、涙の大洪水になるのですが、そのあとのスペシャルカーテンコールがものすごく楽しいので、出ていた涙が引っ込んでしまいます。笑って泣いて、最後は盛り上がってと、本当に気持ちよく感情が動かさせられてとっても楽しい時間が過ごせます。Karen Olivo as Satine and Aaron Tveit as Christian and the company of Moulin Rouge! The Musical歌で聴かせて目で楽しませるパフォーマンスの魅力が満載!Karen Olivo as Satine and Aaron Tveit as Christianロマンチック好きとしては、1幕で、クリスチャンがサティーンに「Your Song」を歌う場面が大好き。金で愛を売っていたサティーンが、クリスチャンの純粋な思いに思わず心を持っていかれる場面。こんな風にロマンチックに歌われたら誰しもほだされてしまいます。ダンスの見どころは、2幕冒頭の「Backstage Romance」が圧巻の見せ場。サンティアゴとニニのふたりの情熱的な秘密の恋のパフォーマンスは、セクシーで大人のただれた愛のような世界が繰り広げられ、そこにダンサーたちが加わって、アクロバット的なダンスもあって、わぁお~っと興奮してしまうシーンになっています。Ricky Rojas as Santiago and Robyn Hurder as Niniそして2幕の歌の聴きどころは、クリスチャンが革のロングコートを着たところから!愛するサティーンが公爵と一夜を共にするのを堪えなければならないという、嫉妬で悶え苦しむ感情を爆発させて「El Tango de Roxanne」という激情的な歌とパフォーマンスを展開するので、観ごたえも聴きごたえも抜群です。私はキャスト違いでリピートしたらハマってしまい、結局10回観てしまいました。観るほどに自分なりの見どころがみつかっていく、それくらい飽きない舞台です。見逃さないでくださいね!『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』Behind The Scenes<プロフィール>田代親世(たしろ・ちかよ)韓流ナビゲーター。韓流解説、韓流イベント司会の第一人者。YouTube「ちかちゃんねる☆韓流本舗」で楽しい韓流情報を配信中の他、公式サイト「田代親世の韓国エンタメナビゲート」、動画の「韓ドラ・マスター親世と尚子の感想語り」を運営。会員制の韓流コミュニティ【韓流ライフナビ】を主宰し、韓流サロン、韓国ミュージカルツアーを開催している。<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年6月29日(木)~2023年8月31日(木)※プレビュー公演:2023年6月24日(土)~2023年6月28日(水)会場:東京・帝国劇場6・7月公演:チケット発売中8月公演:5月20日(土) 11:00より一般発売★8月公演のぴあアプリ先行抽選受付中!受付期間:2023/05/12(金) 18:00~2023/05/17(水) 23:59詳細は コチラ()
2023年05月12日6月24日(土) から8月31日(木) にかけて帝国劇場で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のメインビジュアルが公開された。本作は、バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバース演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバッハから、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀のヒット曲、さらにレディー・ガガの楽曲など160年以上にわたるポピュラーミュージック約70曲が散りばめられている。ムーラン・ルージュの看板スターだが、病に冒されているサティーン役を望海風斗と平原綾香、サティーンと恋に落ちる作家志望の青年・クリスチャン役を井上芳雄と甲斐翔真がそれぞれ演じる。またムーラン・ルージュの支配人、ハロルド・ジドラー役で橋本さとしと松村雄基、サティーンの幼馴染でショー作家のトゥールーズ=ロートレック役で上野哲也と上川一哉、ムーラン・ルージュの支援者、デューク(モンロス公爵)役で伊礼彼方とK、アルゼンチン人振付家、サンティアゴ役で中井智彦と中河内雅貴、ムーラン・ルージュのダンサー、ニニ役で加賀楓と藤森蓮華が出演する。左から)望海風斗、平原綾香左から)井上芳雄、甲斐翔真<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』6月29日(木) ~8月31日(木) 帝国劇場※プレビュー公演:6月24日(土) ~28日(水)『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ビジュアル【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)チケット情報はこちら:関連リンク公式サイト::::
2023年04月20日2023年夏に帝国劇場で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の全キャストが発表された。本作は、バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバース演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバッハから、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀のヒット曲、さらにレディー・ガガの楽曲など160年以上にわたるポピュラーミュージック約70曲が散りばめられている。本作の上演に向けて全キャストのオーディションを敢行。その結果、ムーラン・ルージュの看板スターだが、病に冒されているサティーン役は望海風斗と平原綾香、サティーンと恋に落ちる作家志望の青年・クリスチャン役は井上芳雄と甲斐翔真がそれぞれ務めることとなった。またムーラン・ルージュの支配人、ハロルド・ジドラー役で橋本さとしと松村雄基、サティーンの幼馴染でショー作家のトゥールーズ=ロートレック役で上野哲也と上川一哉、ムーラン・ルージュの支援者、デューク(モンロス公爵)役で伊礼彼方とK、アルゼンチン人振付家、サンティアゴ役で中井智彦と中河内雅貴、ムーラン・ルージュのダンサー、ニニ役で加賀楓と藤森蓮華が出演する。<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年夏 帝国劇場『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ビジュアル【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)関連リンク公式サイト::::
2023年02月02日彼がいなければ、「ビートルズ」も、「クイーン」も存在しなかったかもしれない。世界史上最も売れたソロアーティスト、エルヴィス・プレスリーを『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が描く『エルヴィス』の公開が7月1日(金)に決定した。若き日のエルヴィスは、ルイジアナの小さなライブに出演し、当時誰も聴いたことのなかった“ロック“とセンセーショナルなダンスを披露する。若者たちは“彼“に魅了され、叫び、熱狂する。その瞬間、やせっぽちの無名歌手は、スーパースターに変貌した。熱狂が瞬く間に全米へと広がるにつれ、センセーショナルすぎるロックとダンスは社会の大きな反発も生んでいく。本作では数々の逆境を打ち破り世界を変えていくエルヴィスの生き様が、多くの伝説的なライブとともに描かれる。圧倒的なライブパフォーマンスで、誰もが知る名曲を、そして熱狂を体感する、本年度最注目のミュージック・エンターテインメント映画となる。若き日の無名の歌手だった頃から時代を背負うアイコンになるまでのエルヴィス役には、オースティン・バトラーが大抜擢。ドラマ「シャナラ・クロニクルズ」「マンハッタンに恋をして ~キャリーの日記~」など多くのドラマに出演しティーンを中心に人気を博し、近年はクエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』やジム・ジャームッシュ監督の『デッド・ドント・ダイ』に出演してきた。オースティン・バトラー本作ではほぼ全編に渡り吹き替えなしで歌唱とダンスを行い、ラーマン監督に「エルヴィスそのもの」と言わしめる圧倒的なパフォーマンスを披露する。オースティンは「エルヴィスのレコーディングか、僕のレコーディングかわからないようにまったく同じ歌声をやってみせることを目標にした」と語り、1年以上に渡って週6日以上のボイストレーニングなど多くの専門家による猛特訓を受けたという。また、『ボヘミアン・ラプソディ』で主演ラミ・マレックの役作りを支えたポリー・ベネットがムーブメントコーチに就き、徹底的にエルヴィスの細かい所作を習得していったオースティンは、最終的には「自然に自分の一部になった」と語っている。若き日のエルヴィスの才能をいち早く見つけ、生涯にわたりエルヴィスのマネージャーを務めたトム・パーカー役には、2度のアカデミー賞受賞を誇る俳優トム・ハンクス。見た目も実在のトム・パーカーに似せ、これまでのキャリアになかったような役柄で世界を魅了する。トム・ハンクスさらに、エルヴィスの妻プリシラ役は『ヴィジット』のオリヴィア・デヨングが務める。オリヴィア・デヨング『エルヴィス』は7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エルヴィス 2022年7月1日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年02月18日『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』が、2023年6月24日(土)から8月31日(木)にかけて東京・帝国劇場にて上演。なお、2023年8月26日(土)昼の部公演にて、クリスチャン役の井上芳雄が出演最終日を迎えた。全キャストが集結し、舞台上にて2024年の再演を発表。2024年夏に東京・帝国劇場、2024年秋に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて再演する。『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』とは?『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、バズ・ラーマン監督が手がけた2001年の映画『ムーラン・ルージュ!』をベースに、アレックス・ティンバース演出によってさらに世界観をパワーアップさせたミュージカル。ナイトクラブでありダンスホール、劇場でもある、まさに夢のような空間が広がる「ムーラン・ルージュ」を舞台に、真実、美、自由、そして何より愛を歌い上げるミュージカルとなっている。2018年のボストン公演を皮切りに、2019年にはニューヨーク・ブロードウェイ公演がスタート。また、トニー賞最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門に輝いた。オッフェンバックからレディー・ガガまで約70曲見どころとなるのは、作品に散りばめられたポピュラーミュージック約70曲。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバックから、ザ・ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀に大流行したメガヒット曲、21世紀が生んだ歌手レディ・ガガまで、160年以上にわたるポピュラーミュージックとともにきらびやかな世界が目の前いっぱいに広がる、絢爛豪華なマッシュ・アップ・ミュージカルとなっている。『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』あらすじ舞台は1899年、パリ。退廃の美と、たぐいまれなる絢爛豪華なショーの世界、ボヘミアンや貴族、遊び人やごろつき達の世界の中で、激しい恋に落ちたアメリカ人作家クリスチャンとナイトクラブ、ムーラン・ルージュの花形スター、サティーンの物語が展開される。ムーラン・ルージュで二人は出会い、激しい恋に落ちるが、ナイトクラブのオーナー兼興行主のハロルド・ジドラーと、クラブのパトロンである裕福な貴族、モンロス公爵が二人を引き裂く。モンロス公爵は望むものすべて、サティーンさえも金で買えると考える男だった。クリスチャンはボヘミアンの友人たち――才能にあふれた、その日暮らしの画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやパリ随一のタンゴダンサー、サンティアゴとともに、華やかなミュージカルショーを舞台にかけ、ムーラン・ルージュを窮地から救い、サティーンの心をつかもうとする。望海風斗・平原綾香・井上芳雄・甲斐翔真ら実力派キャストが集結満を持して日本に上陸する今回の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、全キャスト、オールオーディションを経て日本版キャストを決定。望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真といった実力のあるキャストが煌びやかな名作ミュージカルを盛り上げる。〈登場人物〉・サティーン…望海風斗、平原綾香ムーラン・ルージュの 看板スター。 クリスチャンと出会い恋に落ちるが、病に冒されている。・クリスチャン…井上芳雄、甲斐翔真作家志望の青年。 ムーラン・ルージュでサティーンと 出会い恋に落ちる。・ハロルド・ ジドラー…橋本さとし、松村雄基ムーラン・ルージュの支配人であり、サティーンの良き理解者。・トゥールーズ=ロートレック …上野哲也、上川一哉ショー作家。サティーンの幼馴染であり、彼女を密かに慕っている。・デューク(モンロス公爵)…伊礼彼方、Kムーラン・ルージュ の支援者であり、サティーンのパトロンとなる公爵。・サンティアゴ…中井智彦、中河内雅貴アルゼンチン人振付家で、ロートレックの仲間。・ニニ…加賀楓、藤森蓮華ムーラン・ルージュのダンサー。※各役50音順※上記役はすべてWキャスト日本公演版訳詞提供に松任谷由実らアーティスト集結日本公演版の訳詞は、日本のミュージックシーンで活躍するアーティストたちが提供。松任谷由実をはじめ、いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park)、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、宮本亞門、Mayu Wakisakaといった17名のアーティストが名を連ねている。〈ミュージカルナンバー名〉・M1:Welcome to the Moulin Rouge!Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)・M2:Truth Beauty Freedom Love浪岡真太郎(Penthouse)・M2A~3:The Sparkling DiamondKanata Okajima / 岡嶋かな多・M4:Shut Up and Raise Your GlassMayu Wakisaka・M5:FireworkUA・M6:Your Song松任谷由実・M7:So Exciting! (The Pitch Song)ヒャダイン・M8:Sympathy for the Dukeオカモトショウ(OKAMOTO’S)・M9:Nature Boyジェーン・スー・M10:Elephant Love Medleyいしわたり淳治・M12:Backstage Romanceサーヤ(ラランド)・M13:Come What May松尾潔・M14:Only Girl in A Material WorldTAX(MONKEY MAJIK)・M15:ChandelierDaoko・M16:El Tango De RoxanneKREVA・M17:Crazy Rolling栗原暁(Jazzin’park)バズ・ラーマン監督がサプライズ来場なお、公演に先駆けて行われた囲み取材には望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、伊礼彼方、Kが登壇。作品について聞かれると望海は「素晴らしい『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』という世界に早くお客様をお連れしたいです」とコメント。平原は「泣けて笑えて、悲しくもなるけれど本当にハッピーなる素晴らしい作品なのでぜひ沢山の人に見に来ていただきたいです」と語った。井上は「本当にスケールの大きな作品ですが、オーストラリアや韓国のスタッフなど沢山の方が一堂に会して開幕を目指してやってきたので、プレビュー公演を無事に迎えられるということが嬉しいです」と話し、「ゲネプロを見たときに“この世界が日本にやってきたんだ、そしてこれを日本の観客の皆さんに届けられる場所が出来たんだ”と思って泣けましたし、(開幕が)待ちきれないです」とコメントした。さらに囲み取材の最後には、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のベースとなった映画『ムーラン・ルージュ!』の監督、バズ・ラーマンがサプライズで登場。世界で7か国目の上演となる日本初演について、「どの国で上演することになってもその国の文化が作品に影響すると思うが、日本において一番楽しみなのは有名なアーティストたちが訳詞をしたこと」「日本語はもちろん分からないが、素晴らしい訳だったのではないかとゲネプロを観ていて思いました」とコメントし、「最後の悲劇的な場面は、私がこれまでに観た『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の中で一番感動したものだったと思います」と語った。『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』公演概要公演時期:2023年6月29日(木)〜8月31日(木)※2023年6月24日(土)〜28日(水)はプレビュー公演公演場所:帝国劇場住所:東京都千代田区丸の内3-1-1上演時間:2時間55分(予定)13:00開演:第一幕 13:00~14:15、休憩 25分、第二幕 14:40~15:5518:00開演:第一幕 18:00~19:15、休憩 25分、第二幕 19:40~20:55出演:望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、上野哲也、上川一哉、伊礼彼方、K、中井智彦、中河内雅貴、加賀楓、藤森蓮華、菅谷真理恵、鈴木瑛美子、磯部杏莉、MARIA-E、大音智海、シュート・チェン、ICHI、乾直樹、加島茜、加藤さや香、加藤翔多郎、酒井航、篠本りの、杉原由梨乃、仙名立宗、高橋伊久磨、田川景一、田口恵那、茶谷健太、富田亜希、平井琴望、堀田健斗、三岳慎之助、宮河愛一郎、米島史子、ロビンソン春輝、和田真依〈訳詞提供アーティスト(50音順)〉いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、松任谷由実、宮本亞門、Mayu Wakisaka■2024年 再演<東京公演>時期:2024年夏会場:帝国劇場<大阪公演>時期:2024年秋会場:梅田芸術劇場メインホール住所:大阪府大阪市北区茶屋町19-1■ムーランルージュ・オブ・パリについてジャン=ジャック・クレリコ(CEO)が采配を振るうムーランルージュ・オブ・パリは、きらびやかで絢爛豪華な世界。1889年以来、パリジャン達の祝祭のシンボルとなっている。開業当初よりキャバレー、ダンスホールとして人気を博し、狂騒の20年代には時代を象徴するミュージックホール、そしてのちに劇場となり、フランス内外の数多くの名だたるアーティストがその舞台でスポットライトを浴びてきた。現在、ムーランルージュでは60名のアーティストによるレビューショー『Féerie フェリ』を上演中――ダンスシーンの数々に、あっと驚くアトラクションを交え、ムーランルージュの代名詞ともいえるフレンチ・カンカンはもちろん、キャバレーとミュージックホール、どちらのスタイルも楽しめる圧巻の2時間!開業以来、ムーランルージュではパーティーのように華やかで、ユニークなパフォーマンスが繰り広げられ、感動と興奮を体感し、分かち合えるよう、今も変わりなく人々をいざなっている。
2021年04月10日『美女と野獣』『アラジン』などのディズニーが贈るファンタジー・アドベンチャー『ムーラン』のMovieNEXと4K UHD MovieNEXが本日11月20日(金)より発売開始。それを記念して、収録されるボーナス・コンテンツからアニメーション版『ムーラン』で声優を務めたミンナ・ウェンのカメオ出演シーンの特別映像が解禁された。ミンナ・ウェンといえば、アジア系俳優が主要キャストを占めたハリウッド初の映画『ジョイ・ラック・クラブ』(93)で名を馳せ、その後も映画やTVドラマ、声優として活躍してきた。近年では、『アベンジャーズ』などマーベル・シネマティック・ユニバースとも連動するスピンオフドラマ「エージェント・オブ・シールド」シリーズのメリンダ・メイ役としてお馴染み。ディズニープラスで配信中の「マンダロリアン」のシーズン1にもスナイパー役でゲスト登場するなど、アジア系俳優の代表格といえる存在感で注目されている。そんなウェンは「(アニメーション版の)ムーラン役に決まった時は興奮しました」とコメント、「今回も出演できて光栄です。この物語は人々に影響を与えました。古くから伝わる英雄的少女の素晴らしい物語です」と、本作について熱い思いを語っている。『ムーラン』MovieNEXは発売中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年9月4日よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年11月20日『美女と野獣』『アラジン』などのディズニーが贈るファンタジー・アドベンチャー『ムーラン』が、11月11日(水)よりデジタル配信開始、11月20日(金)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売されることが決定した。1998年に公開されたディズニー・アニメーションの主人公として、世界中で愛されてきたムーラン。ディズニーのヒロイン像を変えたと言える唯一無二の存在である少女ムーランの物語を実写映画化した本作。今回、愛する人を守るため、本当の自分を隠して闘うディズニー史上最強ヒロインである主人公ムーランを演じるのは、大抜擢されたリウ・イーフェイ。さらに、コン・リー、ジェット・リー、ドニー・イェンなどが脇を固め、世界で活躍しアクションにも定評がある実力派スターが結集した。実写版『ムーラン』で魔女シェンニャンが描かれた訳アニメーション版には登場しない重要なキャラクター・魔女のシェンニャン(コン・リー)は、魔女であるがゆえに王国の中での居場所を与えられず、ボーリー・カーン(ジェイソン・スコット・リー)に加担して自分の居場所を取り戻そうとする。居場所が見つけられないという点ではムーランと同じ。だが、正直に自分をさらけ出し、守りたいものを守るという信念で居場所を獲得していくムーランと、自分を追いやった他人を滅ぼすことで居場所を作ろうとするシェンニャンは対照的ともいえる。最終的にシェンニャンはムーランに感化されることから、ムーランの強い信念と居場所を獲得するプロセスが、今作の1つのメッセージとなっている。実写版『ムーラン』でムーシューとクリキーが描かれていない訳アニメーション版『ムーラン』で、ムーランの相棒として登場するのは守護竜ムーシューとこおろぎのクリキーだが、実写版には登場していまない。ムーシューに代わって、ムーランの相棒であり守り神として登場するのはフェニックス。フェニックスは、ムーランに合わせてその姿を変えていくことから、ムーランの成長を視覚的に表す存在としても描かれている。また、クリキーにあたるキャラクターとしては、ムーランの同期の兵士クリケット(ジュン・ユー)がクリキーの要素(幸運であるという点)を引き継いでいると見られる。日本版声優には、主人公ムーラン役に“元宝塚男役トップスター”の明日海りお、実写版オリジナルキャラクターの“魔女”シェンニャン役には、ディズニー作品初の吹き替え参加となる小池栄子、さらに日本版エンドソングを城南海が歌唱した。MovieNEXには、スタッフ、キャストのインタビューを集めた「新しい挑戦」や悪役にフォーカスした「力強く美しい悪役たち」などの貴重なボーナス・コンテンツも収録する。『ムーラン』は11月11日(水)よりデジタル配信開始、11月20日(金)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年9月4日よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年11月11日ディズニーのアニメーションや実写映画で描かれ、日本でも多くの人に知られている古代中国の物語を、本国で製作した『ムーラン―戦場の花―』(原題:無双花木蘭)が12月23日(水)よりDVDレンタル・デジタル配信開始されることになった。愛する家族のため、本当の自分を隠したまま仲間とともに戦いに身を投じるムーラン。その勇敢で健気、本国で昔から愛されてきたキャラクターが、本作で凛と咲き誇る。中国、南北朝時代。勝気な女性、ホア・ムーランが暮らしている魏の国は、貪欲で残忍な柔然軍の侵攻に脅かされていた。将軍が下した徴兵令により、高齢で病弱なムーランの父が出征を余儀なくされる。父の身を案じたムーランは、家族には告げず夜中にこっそりと家を抜け出し、父のかわりに男装の戦士として従軍する。もしも女であることが分かれば、重い刑が科せられることも厭わず、鎧に身を包んだ勇敢な兵士として戦場を駆ける。やがて、何万もの敵国の兵による容赦ない攻撃に耐えきれず、一人、また一人と仲間を失い、壊滅的な状態に追い詰められていく。初めこそ父の代わりに出征を決意したムーランだったが、国で待つ民の平穏と国を守るという強い信念が芽生えていた。たとえ一人になっても、命を賭けて柔然軍と戦うことを決意し、食料も絶えた中で生き残った少数の仲間とともに柔然軍が迫る国境に留まるが…。ムーランをはじめとする魏の国vs柔然軍との壮絶を極める戦いは、手に汗握るシーンの連続。併せて解禁された予告編からも、馬上での剣さばきや果敢に敵陣に突入していく様子などハードなアクション要素満載、スペクタクルな演出とVFX描写により圧倒的な迫力が伝わるものとなっている。『ムーラン-戦場の花-』は12月23日(水)よりDVDレンタル・デジタル配信開始(text:cinemacafe.net)
2020年11月06日ディズニープラスで独占配信中の『ムーラン』の特別映像が公開された。本作の監督を務めたニキ・カーロが主人公ムーランの魅力、特徴、そして本作への愛を語るスペシャルな内容だ。ディズニー・アニメーションの人気キャラクターのひとりとして知られるムーラン。勇ましく、凛々しくもあるがどこか穏やかなムードもあるこの女性の基になったのは、7世紀に記された詩歌で、その後、様々な人によって語り継がれ、ディズニー・アニメーションは世界中で大ヒットを記録した。ムーランは愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士として国の運命をかけた戦いに挑む中で、自分自身の進むべき道や、自分が何を最も大切にしているのかに気づいていく。カーロ監督は「ごく普通の少女だったムーランが戦士となり、やがて英雄になる。人々の共感を呼ぶ物語」と分析。「ムーランのすばらしさは等身大であること。特別な能力ではなく知恵と機転と強い意志で数々の困難を乗り越えていく」と語る。そんなムーランをより立体的に描くために、本作では新たなキャラクター、シェンニャンが登場することになった。名女優コン・リーが演じるシェンニャンは単なる敵役ではなく、ムーランと対照的な立場、まるでコインの表裏にあるような人物として描かれている。男性として自分を偽ることについて逡巡し、やがて家族を愛するひとりの人間として進んでいくムーランと、自分自身や周囲の関係を信じきることができないまま力に頼らざるを得なかった哀しい存在シェンニャン。ふたりは時に対峙し、時にお互いの存在によって変化を遂げていく。このドラマは実写版の最大の見どころだ。特別映像には他にもプロデューサーを務めたアジア映画界の大物ビル・コンのインタビューや、映画のダイジェストも登場。長きに渡って語り継がれてきた伝説を新たに描いた『ムーラン』の注目ポイントがコンパクトにわかる内容になっている。『ムーラン』ディズニープラス会員、プレミアアクセスで独占公開中
2020年09月18日傑作ディズニー・アニメーションを実写映画化した『ムーラン』。本作で新たなキャラクターとして登場したコン・リーからコメントが到着した。チャン・イーモウ監督『秋菊の物語』(92)でヴェネチア国際映画祭・女優賞を受賞、チェン・カイコー監督のもとで出演した『さらば、わが愛覇王別姫』(93)がカンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝き、その後はハリウッドにも進出するなどアジアを代表する国際派スターとなったコン・リー。彼女が演じる謎の魔女シェンニャンはアニメーション版には登場していない、本作オリジナルの登場人物。超人的な身体能力を持つだけでなく、他人の人格を乗っ取り、時には鳥に姿を変えることも。その魔力ゆえに人々から疎んじられ、国を追われてしまった彼女は、ありのままに受け入れられる場所を求めてさまよっていたときに皇帝の殺害を目論むボーリー・カーンに出会う。彼に手を貸すことで自分の居場所を取り戻そうとする中、ムーランと出会い、自分と同じような葛藤を抱えていることを知るーー。このミステリアスなキャラクターが誕生した背景について、監督のニキ・カーロは「ムーランと並行する物語を持つ、ムーランと同じくらい強い女性キャラクターを提供するための選択でした。色々な意味で、ムーランはもっとも新しいバージョンで描かれた強い女性の様相」と語る。当初から製作陣営は“自分らしさ”や“自分の居場所を見つけること”といった、本作のテーマにより深みを与えたいと考えており、そこで生み出されたのがシェンニャン。自分と同じように、“居場所”を失ったムーランに共感を覚えるシェンニャンは、物語の鍵を握る重要なキャラクターであり、そのパワフルなキャラクターに生命を吹き込むためにコン・リーが起用されたという。コン・リー本人は「ムーランの原作にシェンニャンというキャラクターは存在しない。これは私たちが創り上げたキャラクターだから、自由に演じる余地がありました。それは私にとってチャレンジでもありました」と振り返っている。『ムーラン』はディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信中(※追加支払いが必要)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年9月4日よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年09月13日ディズニー実写版『ムーラン』(ディズニープラスにて独占配信中)で魔女・シェンニャンの吹き替えを務めた女優の小池栄子が12日、都内で行われた公開記念オンライン・パーティに登場した。ディズニー史上最強のヒロインとも言われる少女ムーランの物語を実写化。家族を守るため、愛する父の身代わりに男性と偽って兵士となり、厳しい訓練と努力の中、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で葛藤する姿を描く。小池が演じた魔女・シェンニャンは、魔法を持つ者がゆえに人々から疎んじられ、孤独を感じ、自分の居場所を求めて敵に加担する実写版オリジナルキャラクター。ムーランとシェンニャンの関係について、小池は「ただ単に対立している関係ではなく、ムーランと出会うことによってシェンニャンが変わっていく。あんまり感情を表に出さないんですけど、いかにムーランの存在がシェンニャンにとって偉大だったのか、演じながら感じました」と語った。特に印象的なシーンを聞かれると「えー絞れないなあ。号泣でしたもん」と悩みつつ、「ムーランが『リフレクション』の曲とともに走り出していくところは、(涙が)ぶわーでした」と回答。さらに、「ムーランが偽りの自分ではなく素直な自分を見せて、前を向いて挑んでいく姿にすごくシェンニャンは影響を受けている。シェンニャンが自分の過去を吐露するシーンはすごく好きでした」と加えた。また、「コン・リーさんのお芝居に声をつけるわけで、自分だったらどうやるんだろうっていう演じ方が時に邪魔をして。あくまで、コン・リーさんが演じたシェンニャンというキャラクターを大事に、壊さないように、ちょっとした自分の芝居心をエッセンスとして入れる」と吹き替えの難しさを打ち明け、「魔女という存在。人間ではないというところの表現が難しいですよね」と話した。イベントには、日本語吹き替え版で主人公・ムーラン役を務めた元宝塚男役トップスター・明日海りお、日本版主題歌「リフレクション」を歌う歌手の城南海も登壇。城は、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で揺れるムーランの複雑な気持ちを表現した同楽曲を生披露した。
2020年09月12日ディズニー実写版『ムーラン』(ディズニープラスにて独占配信中)で主人公・ムーランの吹き替えを務めた元宝塚男役トップスター・明日海りおが12日、ディズニー公式YouTubeチャンネルおよびディズニープラス公式Twitterにて配信された公開記念オンライン・パーティに登場した。ディズニー史上最強のヒロインとも言われる少女ムーランの物語を実写化。家族を守るため、愛する父の身代わりに男性と偽って兵士となり、厳しい訓練と努力の中、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で葛藤する姿を描く。ムーランを演じた明日海は、「自分らしい一歩を踏み出していくムーランの成長が濁りなく描かれていて、見入ってしまって。あとは豊富なアクション、美しい映像、壮大な音楽と、全部が相乗効果で圧倒されました。観終わったあと、心がじーんと温かくなり、やっぱりディズニーだなと思いました」と完成した作品に魅了されたという。また、「初めて声優に挑戦したので、タイムに焦ってしまって、それに慣れるのが大変でした」と苦労したポイントを告白。10代の頃から宝塚歌劇団で男役を演じた経験が生かされたことも明かし、「(宝塚では)世界各国を舞台にしていて戦う場面が多かったので、アクションシーンに声を合わせるときは、今は蹴るために踏み込む『うーん』だなとか、わかりやすかったです」と語った。イベントには、魔女・シェンニャンの吹き替えを担当した小池栄子、日本版主題歌「リフレクション」を歌う歌手の城南海も登壇。城は、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で揺れるムーランの複雑な気持ちを表現した同楽曲をイベント初披露した。
2020年09月12日香港、台湾、タイで「『ムーラン』を観るのは止めよう」と呼びかけるボイコット運動が広がっている。その理由は、長らく公開延期になっていた『ムーラン』が、「Disney+」で配信あるいは国によっては劇場公開が決定し、主演のリウ・イーフェイが昨年「私は香港警察を支持します。叩かれてもいい」と挑発するようなコメントをしたことに再び注目が集まっているためだ。ボイコット運動の中心となっている1人は、香港民主化活動の元リーダー、ジョシュア・ウォン氏。「ディズニーは北京にこびへつらっている。リウ・イーフェイはオープンに、そして誇らしげに残忍な香港警察を支持している。だから人権を信じているみなさんには#ボイコットムーランを呼びかけたい」とツイート。4万以上の「いいね」を獲得している。ジョシュア氏と同じく香港の民主活動家のアグネス・チョウ氏が8月に逮捕された際、彼女を味方する人たちは国のために戦うムーランとアグネス氏を重ね、「彼女こそが本当のムーラン」「私たちのムーラン」と声を上げ、香港・台湾・タイの活動家がオンラインで団結。これら3か国の活動家は、4月に3か国で愛されているミルクティーを取り入れたハッシュタグ「#ミルクティー同盟」を使うようになっていた。タイの活動家のベン・ムアンウォン氏は、「ボイコット運動に参加することは、香港の民主化活動家たちへの連帯感を示すだけでなく、警察の蛮行を支持することはどこであっても許されないということが伝えられると思う」と信念を語っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年9月4日よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年09月08日世界中で愛されてきた物語を、空前のスケールで実写映画化する渾身の映像プロジェクト『ムーラン』。本作の配信を目前に、ムーラン役リウ・イーフェイをはじめとするキャストたちの“壮絶アクション”の裏側を捉えた特別映像が解禁となった。凄まじい速さで剣を振りかざし、激闘を繰り広げるムーランの勇姿からはじまる本映像。鮮烈なアクションシーンでありながら、その美しさについて語る製作陣の言葉通り、闘志に溢れる力強い表情と華麗なアクションで魅せるムーランが眩しいシーンだ。しかし、この見事なアクションシーンの裏には、キャストたちの想像を超える努力が積み重ねられていたことが明らかに。「3カ月間トレーニングを積みました。毎日すごく大変でしたが、やった甲斐がありました」と語るのは、主人公ムーランを演じるリウ・イーフェイ。大勢を相手に剣術のトレーニングに励み、ワイヤーに釣られて空中に舞いながら戦闘シーンを撮影する風景など、彼女はムーランを演じるため、長期にわたって過酷な努力を積み重ねてきたことがうかがえる。リウがムーランを演じるために壮絶な努力を積む姿は、ムーランが父のため、そして国のために激しい闘いを繰り広げ、決して諦めなかった姿とも重なり、彼女だからこそ本格的なアクションを成し遂げ、役を演じ切ることができたといえる。さらにムーランだけではなく、彼女と共に戦う仲間の兵士たちや、司令官、国に攻め込む敵など、全ての登場人物が相当な戦闘技術を要する本作では、製作陣やキャスト全員が血と汗の滲む努力をこなした。「アクションだけではなく、キャラクターやストーリーのために全キャストが体を張りました。アクション全部に意味があります」とニキ・カーロ監督が手応えを語る通り、壮大なアクションシーンは、一人一人が物語や自身の演じるキャラクターを深く理解し、極限まで戦闘技術を磨き上げたからこそ大迫力のシーンが完成することになった。監督自ら声を大にして“これまでのものとは桁違い”と語る、ディズニー作品の新境地ともいえる驚異的な本格アクションは必見だ。『ムーラン』は9月4日(金)よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信(※追加支払いが必要)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年9月4日よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年09月05日本日9月4日16時よりディズニープラスにて独占配信される『ムーラン』より、特別映像が公開された。本作は、愛する人を守るため、本当の自分を隠して闘う、ディズニー史上最強ヒロインを描くファンタジー大作。主人公のムーランは、愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士として国の運命をかけた戦いに立ち向かっていく。『ドラゴン・キングダム』のリウ・イーフェイがムーランを演じるほか、『マイアミ・バイス』のコン・リー、『HERO』のジェット・リー、『イップ・マン』シリーズのドニー・イェンらが脇を固める。『スタンドアップ』『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』などの作品で知られる、ニュージーランド出身の女性監督ニキ・カーロがメガホンを取った。公開された映像は、凄まじい速さで剣を振りかざし、激闘を繰り広げるムーランの勇姿から始まる。鮮烈なアクションシーンでありながらも、“美しい”魅力をも放つと語る製作陣の言葉通り、闘志に溢れる力強い表情と華麗なアクションで魅せるムーランが眩しいシーンだ。この見事なアクションシーンの裏には、キャスト達の想像を超える努力が積み重ねられていたことが明らかに。リウ・イーフェイは、「3カ月間トレーニングを積んだわ。毎日すごく大変だったけど、やった甲斐があった」と語る。大勢を相手に剣術のトレーニングに励み、ワイヤーに釣られて空中に舞いながら戦闘シーンを撮影する風景など、彼女はムーランを演じるため、長期にわたって過酷な努力を積み重ねてきた。さらにムーランだけではなく、彼女と共に戦う仲間の兵士や、司令官、国に攻め込む敵など、すべての登場人物が相当な戦闘技術を要する本作では、制作陣やキャスト全員が血と汗の滲む努力をこなした。「アクションだけではなく、キャラクターやストーリーのために全キャストが体を張った。アクション全部に意味がある」とニキ・カーロ監督が語る通り、壮大なアクションシーンは、一人一人が物語や自身の演じるキャラクターを深く理解し、極限まで戦闘技術を磨き上げたからこそ、誰も見たことのない大迫力のシーンを完成させることができたのだ。監督自ら声を大にして“これまでのものとは桁違い”と絶賛するように、ディズニー作品の新境地ともいえる、驚異的な本格アクション作ともなっている。『ムーラン』9月4日(金)ディズニープラス会員、プレミアアクセスで独占公開
2020年09月04日先日、クリスティーナ・アギレラによる「リフレクション」のMVが公開されたばかりの『ムーラン』。実写映画として新たに描かれるムーランの“物語”に迫った。「リフレクション」は“自分らしくありたい”と思う一方で、愛する家族や故郷のために自分を男性と偽り、兵士になることを決意する主人公ムーランの心情と葛藤が表現されている。そんな名曲が奏でられ、人気となった1998年公開のディズニー・アニメーション『ムーラン』の物語は、『美女と野獣』や『シンデレラ』『アラジン』とはまた違った魅力を持っている。王子様との恋を夢見て、最後は愛する人と結ばれ幸せに暮らす…という定石の物語ではなく、愛する父のために自ら戦地に向かうという、それまでのディズニーヒロインでは想像しえなかった、まさに画期的なストーリーだ。そこで1998年に発表されたアニメーション版のストーリーをふり返りつつ、新たに生まれ変わった“実写版”『ムーラン』の魅力を探ってみたい。周囲が望む“理想の女性”になれないことに悩むムーラン由緒あるファ家のひとり娘ムーランは、古いしきたりに縛られない自由な心を持つ元気な少女。結婚をするために女性としてのマナーを学ぼうとするが、活発な彼女は、おしとやかで落ち着いた周りが求めるような女性像に近づくことができず、複雑な気持ちを抱えていた。彼女の父親は失敗ばかり繰り返すムーランに忠告しながらも、人とは違う娘の個性を愛していた。しかしそんな中、ムーランが住む国へ敵のフン族が攻め込み、持病を持つ父親が戦地に駆り出されることに。愛する父のため、自ら戦地へしかし、ムーランは病気の父のため、“女性”の象徴ともいえる“髪”をばっさり切り、男装して戦地へ向かうことを決心する。この髪を切るシーンで流れるのが「リフレクション」、歴代のディズニーの楽曲の中でも屈指の人気を誇るゆえんだ。一人戦地へ向かったムーランは、自分以外全て男性の練習場で、女性であることを隠し、訓練を重ねながら仲間との絆を育んでいく。練習を重ねていくうちにやがて彼女は、チームの隊長のリー・シャンへ淡い憧れと恋心を持つようになる。敵のフン族に雪山で攻撃されるも、ムーランの奇策によって勝利を治めるが、その際に負った怪我の治療のせいで、ムーランは“女性”であることがばれてしまう。闘いの末、彼女が手にしたものとは?女性であることが分かり、軍から追放されたムーランだったが、諦めて故郷へ戻ろうとする際に、フン族が都へと攻め込み皇帝を捕らえたことを知る。ムーランは再び戻り、シャン隊長や戦友とともに死闘を繰り広げた結果、見事皇帝を救出。ムーランは女性でありながら勇敢に戦ったことを褒めたたえられる。こうして、大功を挙げたムーランは帰郷し、父に誇りと愛情をもって迎え入れられるのだった。新しく生まれかわった『ムーラン』に描かれる壮大な物語“実写版”として新しく生まれ変わった本作では、長年愛されてきたムーランの強さと愛情深いキャラクターの魅力を決して失うことなく、“実写”だからこその臨場感とムーランを演じるリウ・イーフェイの圧倒的な演技力が光った作品となった。リウは伝説的なディズニーのヒロイン、ムーランを演じるにあたって「ムーランは確かに英雄だから、そういう側面も引き出さなければいけないけど、人間って誰だって複雑なものだし、複雑だからこそ美しいんだと私は思う。ムーランのエネルギーもその複雑さにあると思う」とコメントしている。ムーランは、優れた身体能力や武術の才能だけでなく、周囲が望むような女性になれないことや男性と偽って戦いに赴くことなど、本当の自分を受け入れられない“複雑な心境”を持っていながらも前に突き進む精神的な“強さ”も兼ね備えているからこそ、ディズニーの唯一無二のヒロインとして長年愛されているのだ。『ムーラン』は9月4日(金)よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信(※追加支払いが必要)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年9月4日よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年09月03日9月4日(金)よりディズニープラス会員、プレミアアクセスで独占配信されるディズニー最新作『ムーラン』のクリスティーナ・アギレラによる主題歌『リフレクション』のMVが公開された。本作は、愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士となった少女ムーランの物語。感動のドラマとスペクタクルな戦いのシーンが織りなす、かつて誰も観たことの無いファンタジーアドベンチャーとなっている。そして今回はそんな『ムーラン』の世界観を彩る、世界の歌姫クリスティーナ・アギレラによる主題歌『リフレクション』のミュージックビデオが全世界で公開となった。クリスティーナ・アギレラは、その圧倒的な歌声でこれまでに6度グラミー賞を受賞。世界中から多くの支持を集める歌姫のひとりである彼女にとって、その輝かしいキャリアのスタートを切った楽曲が『リフレクション』なのだ。当時まだ16歳で無名だったアギレラは、アニメーション版の映画『ムーラン』でこの曲を担当。「自分らしくありたい」と思う一方で、愛する家族や故郷のために自分を男と偽り、兵士になる事を決意する主人公ムーランの心情と葛藤が表現されている切なくも壮大なバラードとなっている。本作で再びアギレラがこの楽曲を担当することが発表され話題となった同曲のMVでは、水面の上に座ったアギレラが透明感のある美しい水色のドレスをなびかせながら、圧巻の歌声を披露。アニメーション版でムーランが、水面に映る化粧をした自分を見て『リフレクション』を歌い始めるシーンをどこか彷彿とさせる。アギレラはこの曲の他に、本作のために書き下ろされた新曲『Loyal Brave True』も担当。2曲とも本作のエンドクレジットに収録されるので、そちらも合わせて期待したい。『ムーラン』9月4日(金)よりディズニープラス会員、プレミアアクセスで独占配信※追加支払いが必要です。 詳しくは disneyplus.jp へ
2020年09月01日「Disney+」にてプレミアアクセスで独占配信される実写映画『ムーラン』。この度、世界の歌姫クリスティーナ・アギレラによる本作の主題歌「リフレクション」のMVが公開された。名曲「リフレクション」は、“自分らしくありたい”と思う一方で、愛する家族や故郷のために自分を男と偽り、兵士になる事を決意する主人公ムーランの心情と葛藤を表現した切なくも壮大なバラード。当時、まだ16歳で無名だったクリスティーナは、アニメーション版の映画『ムーラン』でこの曲を担当し、一気にその名を世界中に轟かせた。いまでもディズニーの人気楽曲ランキングでトップ10以内に食い込むほど多くの人々から愛されているこの名曲。今作で再びアギレラがこの楽曲を担当することが発表されると、世界中で大きな話題となった。公開されたMVでは、美しい水色のドレス姿のクリスティーナが、時折水に触れながら圧巻の歌声を披露。アニメーション版で、ムーランが水面に映る化粧をした自分を見て「リフレクション」を歌い始めるというシーンを彷彿とさせる本映像。“本当の自分”と、“偽りの自分”との間で揺れ動く、ムーランの心情を全身で表現している。また、クリスティーナは「リフレクション」のほかにも、新曲「Loyal Brave True」も書き下ろし、2曲とも本作のエンドクレジットに収録されている。『ムーラン』は9月4日(金)16時よりDisney+にてプレミアアクセスとして独占配信(※追加支払いが必要)。(cinemacafe.net)■関連作品:ムーラン(2020)© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年09月01日ディズニー・アニメーションの傑作を空前のスケールで実写映画化する『ムーラン』。この度、主人公ムーランが出会う歴戦の勇者、タン司令官を演じたドニー・イェンが“圧倒的存在感”を放つ場面写真と、その武術を目の当たりにしたニキ・カーロ監督からもコメントが到着した。今回解禁となったのは、世界で活躍する俳優ドニー・イェンが“圧倒的存在感”を放つ場面写真。ブルース・リーの中国武術の師匠を演じた『イップマン』シリーズ(2008~2019)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のチアルート役などで人気を博し、並外れたアクション技で世界にその名を轟かせるドニー・イェンは、本作でムーランが訓練場で出会う武術の達人であり、歴戦の勇者として名高いタン司令官を演じる。ドニーはタン司令官とムーランの関係について「この2人のキャラクターの間には、ある種の絆があります。彼は彼女の師で、ムーランにはタン司令官が技だけでなく叡智も備えていることを見て取っていますから、実の父から遠く離れたところにいる彼女にとって、彼は父親的な存在にもなっています」と、師弟関係のみならず“親子”のような関係も築いていると語る。タン司令官は、ムーランを厳しく指導する傍ら、武人としての才能を開花させていくムーランを誰よりも目をかけることとなる。ムーランにとっても、タン司令官は単なる指導者ではなく、彼女を武人として心身ともに強くさせる重要な存在となり、厳しい訓練の中で2人はお互いに特別な存在となっていくのだ。さらに本作で大きな期待を寄せられているのが、ドニー・イェンの“驚異的なアクション”。本作の女性監督ニキ・カーロは「撮影現場での私のお気に入りの瞬間は、この目でドニー・イェンの武術の技を初めて見た時のこと」と、誰もが憧れるドニーとの撮影をふり返っている。「タン司令官として彼は新兵たち全員の前で剣を使った技を披露します。私は顎が床まで落ちかと思いましたよ。あの人の身体の動きや剣の動きはものすごく速いから、私はそれを見極めることができませんでした。速すぎて、彼が実際に何をやっているのかを見るために、その場面をもう一度スローモーションで撮り直す必要がありました。彼は驚異的です」と、人並みはずれたドニー・イェンのアクションを絶賛。速すぎてスローモーションにしないと見えないほどのアクションはまさに彼にしか成せない技で、その驚異的な技術があったからこそ、本作の戦闘シーンはより一層臨場感溢れるものになっているに違いない。『ムーラン』は9月4日(金)よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信。*追加支払いが必要です。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーラン(2020)© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年08月28日