英国王室から離脱して、間もなく3カ月を迎えようとしているヘンリー王子(35)とメーガン妃(38)。3月末にメーガン妃の出身地であるロサンゼルスで新生活をスタートさせ、着実に“第2のキャリア”を歩み始めているようだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて外出自粛をしていた夫妻だが、6月24日(現地時間)には罪を犯した若者たちが社会復帰するための支援施設「Homeboy Industries(ホームボーイ・インダストリーズ)」を訪問。ベーカリーやカフェなどを展開する同施設のインスタグラムでは、スタッフに交じってエプロン姿で手伝う夫妻の姿が公開された。いっぽうロサンゼルスタイムズによると、夫妻は講演活動を幅広く手掛ける「ハリー・ウォーカー・エージェンシー」と契約を結んだという。同社にはオバマ元大統領夫妻やクリントン元大統領夫妻といった、世界的な著名人も多く在籍している。今年2月にも、米大手投資銀行「JPモルガン・チェース」の投資サミットでスピーチを行ったという夫妻。とりわけメーガン妃のスピーチ力は、以前から注目を集めていた。15年、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを推進する国連機関「UN WOMAN」でスピーチを披露したメーガン妃。そこで語られたのは、11歳のころに見たテレビ番組で食器用洗剤のCMについてだった。「アメリカ全土の女性が、鍋やフライパンのしつこい油汚れと戦っている」と謳ったCMについて、男子生徒が「女性にふさわしい居場所はキッチンだ」と発言。そのことに深く傷ついたというメーガン妃は有力者に聞いてもらおうと考え、当時のファースト・レディだったヒラリー・クリントン(72)に手紙を書いたという。他にもニュース番組の司会者や弁護士といった著名な女性、CM元の洗剤メーカーにも手紙を送った。すると数週間後にはヒラリー夫人たちから励ましの返事をもらい、さらに約1カ月後には洗剤メーカーがCMを変更したというのだ。すでにヒラリー夫人ともコンタクトを取っていたメーガン妃。夫人と同じエージェントに契約したことで、新たな道が拓けるかもしれない――。
2020年06月25日21日(現地時間)、ウィリアム王子が38歳の誕生日を迎えた。前日にケンジントン宮殿のSNSアカウントが、キャサリン妃が撮影したという新しい家族写真を公開した。ウィリアム王子がブランコに乗り、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子に囲まれて笑顔を見せている写真で、今月初めに撮影されたものだという。誕生日当日には「たくさんのお祝いメッセージをありがとうございます!」とのコメントとともに、ウィリアム王子が3人の子どもたちに激しく抱きつかれている写真2枚も公開された。フォロワーに和みと癒しを提供し、コメント欄には「本当に美しい家族」、「心が温まる写真をありがとう」などのポジティブなメッセージがあふれた。21日には父の日関連の写真も投稿された。1枚目はチャールズ皇太子がウィリアム王子の肩にもたれかかり、ウィリアム王子がチャールズ皇太子の肩を抱いている写真。チャールズ皇太子がとろけるような笑みを浮かべているのが印象的。2019年12月にキャサリン妃が撮影した。2枚目は、幼いキャサリン妃が父親のマイケル・ミドルトンの膝に抱えられている写真。現在のルイ王子と写真に写る小さなキャサリン妃が瓜二つだと話題になっている。(Hiromi Kaku)
2020年06月22日ファスティングで内臓と身体をリセット2020年6月14日、モデルの高橋メアリージュンは「ファスティング無事終了!」というタイトルで自身のオフィシャルブログを更新。6日間のミネラルファスティングと4日間の復食期を無事に終了したことを明かした。高橋は、今回のミネラルファスティングによって3kgの減量に成功。腹8分目が心地よくなり、ファスティングを終えた後も300gしか体重が増えていないとしている。インスタグラムのフォロワーからは「スタイル抜群過ぎる」「かっこいい」「さすがメア様」などのコメントが寄せられている。筋トレに励む高橋メアリージュン高橋メアリージュンは1987年11月8日生まれ。滋賀県出身。ASIA PROMOTIONに所属し、モデルとして活躍。2006年3月から2012年6月まで「CanCam」の専属モデルを務め、これまでに、「BAILA」「ELLE girl」「Gina」などさまざまな雑誌に登場。現在は「CLASSY.」のレギュラーモデルを務めている。「新宿スワンⅡ」「闇金ウシジマくんザ・ファイナル」「リアル鬼ごっこ」など数多くの映画やドラマにも出演。オフィシャルブログのフォロワー数は22,000人以上。インスタグラムのフォロワー数は328,000人を超えている。(画像は高橋メアリージュン オフィシャルブログより)【参考】※高橋メアリージュン オフィシャルブログ※ASIA PROMOTION※高橋メアリージュン オフィシャルインスタグラム
2020年06月20日クリステン・スチュワートが『Spencer』に主演することがわかった。ダイアナ妃の伝記映画で、彼女が英国王室を去ることを決意するクリスマス休暇に焦点をしぼるもの。監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』のパブロ・ラライン、脚本は『イースタン・プロミス』『完全なるチェックメイト』のスティーブン・ナイト。撮影は来年開始の予定。スチュワートは昨年プレミアされた『Seberg』でジーン・セバーグを演じている。次回公開作はコメディ映画『Happiest Season』。文=猿渡由紀
2020年06月18日クリステン・スチュワートが映画『Spencer』(原題)の主演に決定。故ダイアナ妃を演じることになったという。「Deadline」など複数のメディアが報じた。監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のパブロ・ラライン。「クリステンは今日の素晴らしい俳優の1人。彼女はいろんなことができる。すごく神秘的だったり、もろさを醸し出したり。突き詰めていくとそこには力強さがある。まさに私たちが求めていたことなんだ」とクリステンをキャスティングした理由を明らかにしている。また、『Spencer』のメガホンを取ることへの興奮も。チリ出身のラライン監督は、「ロイヤルファミリーにはいつも興味を持っていたし、魅力を感じていた。私が生まれ育った地にはないものだから。ダイアナ元妃は本当にパワフルなアイコン。女性だけでなく、世界中の何百万人もの人たちが、彼女の人生に共感を抱いた」と王室とダイアナ元妃への想いを語った。映画では「彼女が、チャールズ皇太子に出会う前の自分に戻りたいと決断するまでの物語を描く」という。具体的には、ダイアナ元妃がサンドリンガムに滞在中、チャールズ皇太子との結婚に終止符を打つと決める1990年代のクリスマス休暇の3日間が描かれる。脚本は「ピーキー・ブラインダーズ」のスティーヴン・ナイトが手掛ける。(Hiromi Kaku)
2020年06月18日3月31日をもって、イギリス王室の主要メンバーから退いたヘンリー王子とメーガン妃。新型コロナウイルス感染が拡大するなか、新しい章をスタートさせた夫妻の1か月をふり返ってみよう。ロサンゼルスを拠点にボランティア活動をスタート1月に公務から引退を宣言後、愛息アーチーくんと3人でカナダに滞在していた夫妻は、パンデミックの影響で国境閉鎖の直前にメーガン妃の故郷であるロサンゼルスに拠点を移した。そして、パンデミック対策支援のためのチャリティ団体「アーチウェル(Archewell)」を設立。ギリシャ語で“行動の起源”を意味する“Arche”は愛息の名前の由来でもある。自主隔離生活を余儀なくされているいま、夫妻が家を離れるのはボランティア活動の時だけ。感染リスクの高い重病を抱えて外出できない人々に食事や日用品を配るNPO団体「プロジェクト・エンジェル・フード(Project Angel Food)」の活動に参加している。イースター・サンデーにあたる4月12日(現地時間)、そして15日(現地時間)にも夫妻はウェスト・ハリウッドで1週間分の調理済みの食事や生活必需品を20軒に届ける作業を手伝った。マスクとゴム手袋を着用し、社会的距離も保っていたので、2人が誰なのか気づかない人たちもいたそうだ。同団体の代表によると、メーガン妃の母のドリアさんの紹介だったという。夫妻は、経済的に苦しい家庭に温かい食事や食料を提供するイギリスの慈善団体「フィーディング・ブリテン(Feeding Britain)」にも約9万ポンドを寄付している。公務も激減した夫妻だが、夫妻はビデオチャットで以前から関わるチャリティ団体の会議に参加し、リモートで積極的に活動を続けている。愛息アーチーくんがまもなく1歳に5月6日(現地時間)に1歳の誕生日を迎えるアーチーくん。当初は夫妻の親しい友人たちを招いて盛大にお祝いする計画もあったが、ロックダウン中のロサンゼルスでは残念ながら無理。家族で静かに祝うことになりそうだ。昨年は9月に両親の公務に同行し、アフリカを訪問した際にメディアが撮影した写真の表情がヘンリー王子の赤ちゃん時代にそっくり!と評判になった。プライバシーを大切にする夫妻は、3月まで更新していた公式インスタグラムでもアーチーくんの写真はあまり公開せず、大切に守ってきた。パンデミックという状況も相まってか、ロサンゼルスではボランティア活動中や犬の散歩をする夫妻の写真は撮られても、アーチーくんは目撃されていないが、夫妻のスポークスパーソンによると、5月6日にアーチーくんの写真を公開する予定だという。すでに「サセックス・ロイヤル」のアカウントは使用していない夫妻が、どのような形で写真を公開するかはまだ明らかにされていないが、愛情あふれる両親の元ですくすく成長した最新のお姿を見るのが楽しみだ。今夏、ヘンリー王子ご一家はスコットランドのバルモラル城で休暇を過ごすエリザベス女王を訪ねる計画もあるとか。パンデミック収束が大前提で、実現するかは不確実だが、女王陛下とひ孫の再会が実現するよう願いたい。ドキュメンタリーやアニメ番組など、エンターテインメントにも積極的チャリティー活動と並んで夫妻が熱心なのが、エンターテインメントの仕事だ。メーガン妃は「Disney+」で配信中のドキュメンタリー「Elephant」(原題)のナレーションを務め、19日(現地時間)にプロモーションを兼ねて、TV番組「Good Morning America」でインタビューが放送された。王室の主要メンバーを退いてから初のTV出演で注目が集まったが、実は昨秋に収録されていたものなので、近況についての発言はなし。一方でメーガン妃のつけていたネックレスのチャームが星座の乙女座、牡牛座の模様で、9月生まれのヘンリー王子と5月生まれのアーチーくんの星座だったことも話題になった。ヘンリー王子は5月に配信・放送されるテレビアニメ「きかんしゃトーマスとなかまたち」の特別番組のオープニングに出演している。原作出版75周年を記念する「The Royal Engine」(原題)というエピソードで、エリザベス女王や幼少時代のチャールズ皇太子もキャラクターとして登場する。収録は1月に行われた。ヘンリー王子は「『トーマス&フレンズ』を見て育ったので、もちろん懐かしい思い出があります。トーマスの冒険を介して新たな場所を体験しました」「この特別エピソードへの参加を依頼されたことを、とても誇らしく思います」とコメントしている。番組はアメリカでは5月1日(現地時間)にNetflixで配信、イギリスでは2日(現地時間)にチャンネル5で放送され、今年180か国以上で公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)
2020年05月06日23日(現地時間)、ウィリアム王子&キャサリン妃夫妻の第3子ルイ王子が、2歳の誕生日を迎えた。前日には誕生日“本番”の予告として、ルイ王子が両手にレインボーカラーの絵の具をベッタリとつけて満面の笑みを浮かべる写真や手形写真が、ケンジントン宮殿のインスタアカウントから公開された。誕生日当日にはその両手を得意げにカメラに見せたり、両手で頬を触って顔が絵の具まみれになってしまったキュートなルイ王子の写真が新たに公開された。キャプションには「インスタグラム vs 現実」と書かれており、前日の「インスタ映えな写真」と当日の「2歳のわんぱくな男の子らしい現実」の対比を言い表している。コメント欄は祝福メッセージと「かわいすぎる」という声であふれた。全ての写真は4月にキャサリン妃が撮影したものだという。チャールズ皇太子のインスタアカウントからも、ルイ王子の未公開写真がお披露目に。チャールズ皇太子がルイ王子をギュッと抱きしめ、ルイ王子もチャールズ皇太子の首に手をまわして抱きついている白黒写真。ルイ王子の顔は見えないが、祖父と孫の愛にあふれる写真で、「美しい」と「感動的」と称賛の声が上がっている。この写真もキャサリン妃の撮影によるものだという。(Hiromi Kaku)
2020年04月24日木曜日(現地時間)、アイルランド・ゴールウェイでの公務中、ウィリアム王子&キャサリン妃夫妻がジョージ王子とシャーロット王女がそれぞれ最近ハマっている趣味について、明らかにした。「HELLO!」誌が報じた。出席した文化イベントで、バンドの演奏を聴いたウィリアム王子は、バンドのメンバーたちに「いつから演奏を始めたんですか?ジョージとシャーロットも連れてくることができたらよかったなぁ。きっと喜んだでしょう。ジョージはギターを習い始めたんですよ」と語った。なお、ジョージ王子は昨年「バレエの授業が大好き」とも報じられており、バレエにギターに、芸術活動を楽しんでいるようだ。次に、夫妻は体操選手が行った平均台のパフォーマンスを見た。キャサリン妃が「シャーロットが体操に夢中なんです。側転も逆立ちも、なんでもやってます。バランスや筋肉の協調の基本的なスキルになり、いいことだと思います」とアクティブなシャーロット王女の趣味について明かした。ウィリアム王子は「柔軟性もつくし、将来的な健康にもとても良いことですよね。最近私たちはシルク・ド・ソレイユを見に行って。すごく素晴らしかったです」と続けた。同イベントで、ウィリアム王子はボールジャグリングに挑戦。ボール3つでは完璧にこなし、4つにトライしたが、残念ながら失敗してしまった。しかし、キャサリン妃は「予想をはるかに超えていました。ボール4つにも挑戦するなんて。もうこれは次元の違うレベルでしょう」と喜んでいた。(Hiromi Kaku)
2020年03月06日元宝塚歌劇団星組トップ娘役の妃海風(ひなみふう)がミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』に出演する。宝塚を2016年に退団して以来、大型のミュージカルは初めてという妃海に話を聞いた。ミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」チケット情報本作は1960年に米国で公開された同名のB級ホラー映画を原作に、ブロードウェイや日本でも上演を重ねてきた。「小さいころに映画を見て、その耳なじみのいい音楽がすごく印象に残っていました」と妃海が言う通り、『アラジン』『リトル・マーメイド』などを手掛けたアラン・メンケンの楽曲が光る。ニューヨークの貧民街にある花屋を舞台に、気弱な青年シーモアが奇妙な植物を手に入れたことから、とんでもない騒動が起きる物語。「『ロッキー・ホラー・ショー』のようにブラックで、ロックで、ハチャメチャな世界観が面白い。そのB級感も大好きです。私、面白いことが大好きなんです」と語る。妃海が井上小百合とダブルキャストで演じるのは、シーモアの同僚で、彼に慕われているオードリー。「相当変な子で、彼氏が“ドS”の歯医者さんというダメ男好きで、恋愛にかんしてもダメ(笑)。でも、ピュアで一生懸命生きていて、愛嬌とチャーミングさが魅力。あまり面白いことをせずに、真っすぐピュアにかわいく演じられたら。空想家でもあるので、そのシーンは、私が宝塚時代に培ったゆめゆめしい歌い方を発揮したいです。また、新しい歌い方にも挑戦したいですね」。宝塚時代は、娘役はこうでありたいというイメージが自分の中で強かったという。「じつは関西出身でおしゃべり好きなのですが、取材のときに関西弁でペラペラとしゃべるのはイメージではないと思っていました。部屋のカーテンはピンクで、洋服もフリル、食べ物もショートケーキを食べるなど、宝塚の娘役としてプライベートも徹底していたんですよ」。退団後もそのイメージを保たないと愛されないのではと思っていたが、「今さらですが、ありのままの私のほうが人と深くつながれると気が付きました。芝居でも生身の私をもっと出していきたいです」。その一方、退団後は何をしたいのか、悩みもがく日々が続いた。「でも、ある日を境にパーンと『私、やっぱりめっちゃミュージカルがしたい!』とスイッチが入ったんです。今は夢を見つけて、人生の彩りと充実度が全然違います。『レ・ミゼラブル』を見たことも大きくて、本当はジャン・バルジャンを演じたいのですが(笑)、いつかファンテーヌを演じられたら」と夢が膨らむ。「『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』で本格的な大作ミュージカルに挑戦できるのは本当にうれしくて幸せです。最初から最後までハイテンションな舞台なので、私もパワフルに頑張ります!」。公演は3月13日(金)から4月1日(水)の東京・シアタークリエを皮切りに、山形、愛知、静岡を巡演し、4月20日(月)から27日(月)に大阪・新歌舞伎座にて上演。チケット発売中。取材・文:米満ゆう子
2020年02月12日モデルの高橋ユウが7日、オフィシャルブログを更新し、姉で女優・高橋メアリージュンの言葉に感謝した。先月28日に第1男児を無事に出産したユウ。この日のブログでは、「退院して家に帰ってきて、慣れない沐浴を母とひろくん(夫の格闘家・卜部弘嵩)の協力のもとやっていて、私も余裕が無くてピリピリしちゃってお母さんにもひろくんにも当たりが強くなっちゃったんです」「『お母さん水止めて!!』『ひろくん耳!!』て感じで」と反省の思いをつづった。そのことを姉・メアリージュンに話したところ、返ってきた言葉は「そりゃそうや。この子の命最優先やもん」。さらに、メアリージュンは愛息に「良かったねー。ママがちゃんと守ってくれたよー」と語りかけてくれたという。この言葉に救われ、「めちゃくちゃ涙こらえるの我慢しました。ちょっとこぼれた。笑」と恥ずかしそうにつづるユウ。「姉のこういうところ、本当に驚かされます。深い優しさの持ち主です」とその人柄を褒め、「ひろくんも母も全然気にしてないというか気になってなかったみたい」と夫と母の支えにも感謝していた。
2020年02月07日森新太郎が演出を手掛けた『メアリ・スチュアート』が1月27日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。イングランドの正当な王位継承権をもつスコットランド女王メアリ・スチュアート。彼女の存在を恐れ、幽閉したイングランド女王エリザベス一世。二人の女王の対立と、彼女たちを取り巻く人々の人間ドラマを描いた本作。初日を終えた演出の森と出演者からコメントが到着した。◆森新太郎[演出]「役者はもちろん、劇場を含めスタッフ全員が私の粘りに根気強く付き合ってくれて、実は今日、幕が開く2時間前にやっとラストシーンがつくれたんです。今回の舞台セットは伽藍洞なむき出しの劇場、役者の熱量がほんの少しでも落ちたりすると、もう一瞬にして観るものがなくなってしまうとまで言えるような、綱渡りの芝居。初日の客席からは笑いが起こり、ほっとしましたね。物音ひとつ立てずに耳を傾けてくださる瞬間もちゃんとお客さんから頂くことができましたし、非常にいい状態で客席と舞台が一体となった初日だったと思います。自分の演出作品のなかでも、ここまでそぎ落としてお客さんの想像力に委ねるような芝居もなかなかないので、ぜひ観てもらいたいなと心底思っています」◆長谷川京子[メアリ・スチュアート役]「舞台はお客さんが入って完成するものなんだなって、今日すごく実感しました。客席の場所によってはお客さんととても距離が近いところまで踏み込んでいくので、自分の息づかいとかちょっとした目の動きとかまでも大事にしなきゃいけない。今回は熱量がすごく大事な舞台なので、その熱量を味わって欲しいなと思います。ステージに特に何か装飾があるわけでもないスタイリッシュなこの世界観の中で、ライブで人間が体でぶつかり合う、エネルギーのぶつかり合いみたいなものを見てもらいたいです」◆シルビア・グラブ[エリザベス女王役]「本番では思っていなかったところで客席から笑いがおきたり意外な反応があって、いろんな発見がありました。これからお客さんと一緒にもっとこの作品を育てていきたいと思います。古典劇で、200年前に書かれていて、題材的にもちょっと難しいのかなって思っている人達は多いかもしれないけど、誰でも楽しめる作品だと思います。気難しい気持ちじゃなく、フランクな気持ちで観に来てくれたらすごく嬉しい」共演は、レスター伯ロバート・ダドリーを吉田栄作、サー・エドワード・モーティマーを三浦涼介が演じるほか、総勢17名の出演者がスリリングで無常な人間ドラマを立ち上げる。公演は2月16日(日)まで世田谷パブリックシアターで上演。チケット発売中。
2020年01月29日スコットランド女王メアリ・スチュアートと、イングランド女王エリザベス一世。このふたりの女王の歴史的な対立を描いた舞台『メアリ・スチュアート』が、本日1月27日から2月16日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演される。舞台は16世紀末。政変により国を追われたスコットランド女王メアリは、遠縁にあたるイングランド女王エリザベスのもとに身を寄せる。だがエリザベスは、イングランドの正当な王位継承権を持つメアリの存在を恐れ、彼女を19年間、幽閉する。やがて、エリザベス暗殺計画に関わった嫌疑により、メアリは裁判で死刑判決を下され……。18世紀ドイツの劇作家フリードリヒ・シラーが史実を基に描いたこの人間ドラマは、日本でもそうそうたる俳優たちによって演じてられてきた。これまでは、イタリアの作家ダーチャ・マライーニが翻案した二人芝居版の上演が多かったが、今回はイギリスの詩人スティーブン・スペンダーによる台本で、20人を越える登場人物たちによる群像劇が繰り広げられる。演出を手がけるのは、現在の日本演劇界を代表する演出家のひとりとして話題作を発表し続ける森新太郎。森は「史実によれば、エリザベスはメアリの死刑執行命令に署名したことを、生涯、後悔し続けたそうです。何がかかる悲劇を招いたのか。シラーは彼女たちの心の内における“理性”と“感情”の葛藤を微細に活写するとともに、世論の脅威や宗教間の確執、国家間の覇権争いがふたりの運命を押し流していく様を巨視的なスケールで描き切りました。このスリリングで無情な人間ドラマを、現代にも通じる政治劇としてよみがえらせたい」とコメント。歴史劇ジャンルを得意とする彼が、今作をどのように立ち上げるのか。また、今回は客席中央に花道を通す特殊形状が設けられるというから注目だ。キャストも、森が「贅沢な配役」と太鼓判を押す顔ぶれが揃った。タイトルロールのメアリを演じるのは、久々の舞台出演となる長谷川京子。その姿を一目見、その声を聴けば、誰もが心を許したくなるという魅惑の女王役で新境地を開く姿に期待したい。エリザベスには、ミュージカルでの活躍が印象的なシルビア・グラブ。栄華の頂点を極める立場にありながら、権力者の悲哀を一身にまとう女王をどのような存在感で見せるか。さらに、エリザベスと愛人関係にあったことでも知られるレスター伯に吉田栄作。そして、シラーによって創作されたキャラクターで、メアリに恋心を抱く青年モーティマーに三浦涼介。ほか、鷲尾真知子、山崎一、藤木孝らが出演する。文:伊藤由紀子
2020年01月27日世界を驚かしたヘンリー王子夫妻の“王室離脱”。世間の批判はヘンリー王子よりもメーガン妃に集まっているという。その背景には、英国人が今も愛してやまない、故ダイアナ元妃の存在があったーー。《王室主要メンバーから外れ、経済的に自立します》1月8日、イギリス王室のサセックス公爵ヘンリー王子(35)とメーガン妃(38)が、衝撃の王室離脱宣言。しかもインスタグラムでの発表という“軽さ”もあって、冷静沈着な英国民も開いた口がふさがらない状況だという。怒りの矛先はメーガン妃に向けられているというのは、30年以上ロンドンに暮らす邦人女性だ。「これまでもメーガン妃の目にあまる振舞いはたびたび報じられてきました。そんな中での一方的な“離脱”宣言に、英国人はあきれ果てているんです」「MEGXIT」という単語も誕生した今回の騒動。日本人が知らない真相を取材した!■ヘンリー王子を守るダイアナ妃の思い出ダイアナ元妃(享年36)の葬儀で、悲しみにくれる幼いころのウィリアム王子(37)とヘンリー王子の姿は、いまでも英国民の脳裏に焼き付けられている。「2人は国民にとってわが子であり、わが孫なんです。パーティでハメを外して全裸になったヘンリー王子に写真が流出したときも、笑って許されました」(在英邦人)ダイアナ元妃の存在が王子の人気を支えているのだ。バツイチで3歳年上の米国女優であるメーガン・マークルさんとの交際と結婚に反対する声もあったが、国民の多くは温かく受け入れた。さすがに今回の離脱宣言で、多くの人がヘンリー王子を見放したと思いきや……。「人気ぶりは健在。今回の行動も、メーガン妃がヘンリー王子を洗脳した結果だと、多くの英国人は考えているんですね」(在英邦人)■ダイアナ妃のトラウマで許された“わがまま”“ダイアナ元妃の悲劇”は王室に深い傷痕を残した。王室の伝統が彼女を苦しめたことを、エリザベス女王(93)は今も気に病んでいるという。在英ジャーナリストの木村正人さんはこう語る。「あの悲劇を繰り返さないために、『できるだけメーガン妃の無理を聞いてあげなさい』と周囲に話していたそうです」それに増長したメーガン妃。「’18年5月に挙式を執り行った聖ジョージ礼拝堂がカビ臭いからと『芳香剤をまけ』『換気扇を入れろ』とガミガミ文句をつけたという報告もありました」(木村さん)結婚式では王室伝統を打ち破る“メーガン色”も強く打ち出した。「司祭がキング牧師の言葉を引用したり、ゴスペルが歌われたり……。白人の父と黒人の母を持つことから、ブラックカルチャーを取り入れたかったのでしょう。そのことを否定する気はありませんが、多くの国民の目に伝統の軽視と映りました」(在英邦人)昨年5月6日の第1子の出産でも、“独自路線”を貫いた。「ダイアナ元妃や、ウィリアム王子の妻・キャサリン妃は、王室御用達のセントメアリー病院で出産しました。ところが、メーガン妃は『キャサリンと同じは嫌』と、別の病院でアーチーちゃんを極秘出産したのです」(木村さん)出産当日に退院し、病院前でロイヤルベビーをお披露目するのが慣習となっていたが、それも無視したメーガン妃。多くの国民をがっかりさせた。米国では旧態依然とした英国王室を壊した女性としてメーガン妃を称賛する報道も多い。はたして、最後に笑うのは誰なのか。「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月23日王室離脱を宣言したハリー王子とメーガン妃に、Netflixが目をつけているようだ。Netflixのチーフ・コンテンツ・オフィサー、テッド・サランドスが、L.A.でのイベントで、記者から聞かれ、「もちろん興味がある。当然だろう」と答えたことから、メディアの想像を掻き立てたもの。Netflixは、オバマ前大統領夫妻とも製作契約を結んでおり、同じようなコラボレーションを提案する可能性は大きいと思われる。オバマ夫妻が関わった最初の作品は、オスカーのドキュメンタリー部門に候補入りした『アメリカン・ファクトリー』。メーガン妃は早くも、声の出演と引き換えにゾウのためのチャリティに寄付してもらうディールを、ディズニーと結んでおり、これからハリウッドでどのような活動をしていくのか注目される。文=猿渡由紀
2020年01月21日土曜日(現地時間)、イギリス王室とエリザベス女王が、公式HPでヘンリー王子&メーガン妃の今後に関する決定事項を発表した。女王は2人の幸せで平和な新生活を応援するとし、高位王族からの離脱を容認。今後、2人はHRH(殿下・妃殿下)の称号を使わず、公務から退き、公金を受け取らないことも明らかになった。自宅のフロッグモア・コテージについては所有のまま、改修にかかった費用を返金する意向を示しているという。メーガン妃の不仲の父トーマス・マークルは「SkyNews」局の番組に出演し、娘夫妻の一連の行動を「私にとって恥」と発言。「本当にがっかりだ。女の子ならだれでも夢見ることを実現したのに。どんな女の子も憧れるプリンセスになったのに、それをポイッと投げ捨てた。金のためになのではないか」。また、2人が「長年に渡って存続している(伝統的な)イギリス王室を破壊し、品位を落とし、落ちぶれさせている」として痛烈批判。「王室をウォルマートに冠を乗せたような姿に変えてしまった。ありえない。こんなことはするべきじゃなかった」と失望をあらわにした。メーガン妃との仲直りについて聞かれると、「いま、彼女が連絡してくることは考えられないだろう。私もこんなことを言ってしまっているし。本当に、彼らは一体なにを求めているんだろう。彼ら自身もわかっていないのではないか」とコメントした。(Hiromi Kaku)
2020年01月20日英王室のヘンリー王子とメーガン妃が高位王族としての地位から退く意志を公表し、世界中に衝撃が走っている。今後は財政的な独立を目指しつつ、エリザベス女王のために働いていくという。また、1年の半分ずつを英国とカナダで過ごすとのことだが、この突然の”セミ移住”宣言を、カナダの人々はどう捉えているのだろうか。英BBCがカナダの街頭でインタビューを行った。若い女性は「幸せでいるためにやるべきことをやるんでしょ?それが家族にとって最良の選択だと考えているなら、彼らの人生だしいいんじゃない?」とポジティブな回答。男性陣も、「僕らはイギリス連邦の一員だし、カナダは最高の国だよ。彼らは賢い」「カナダの人にとってはエキサイティングなことだと思うね。会うのが楽しみだよ」と歓迎の意を示した。「彼らは素敵なカップルだし、あっちほどパパラッチに悩まされることもないと思う」と、英国の行き過ぎた報道合戦を持ち出し、チクリと皮肉る女性も。チャールズ王子の次男で王位継承権第6位のヘンリー王子と米国生まれのメーガン妃夫妻は、出産にまつわるイベントをはじめ、記念日の過ごし方などで王室の伝統を踏襲しない我流を貫いてきた。そんな夫妻のスタイルについて、英国内のメディアは、公人でありながらプライベートを優先させすぎではないかと国民の悪感情を煽り、エリザベス女王や兄ウィリアム王子夫妻との確執を書き立ててきた。悪意ある報道、止むことのないパパラッチの来襲に、ダイアナ妃の悲劇が繰り返されるのではと危惧する声も多かっただけあり、王室からの離脱は離婚せずにストレッサーから距離を置く唯一の方法かもしれない。王位継承者に不足のない現状で、王室はスリム化を図るべきとの声も強く、王室メンバーが財政的な自立を果たせば英国民にとっては税金の投入先が減ることに繋がる。今回の発表は、驚かれつつも各方面に概ね好意的に受け取られているようだ。
2020年01月09日ヘンリー王子とメーガン妃が、高位王族としてのポジションを退く意向を示した。インスタグラムの公式アカウントが、2017年11月に2人が婚約した際の写真とともに、長文メッセージを公開。「経済的に自立する」、「王室から離れても女王陛下を全面的に支える」、「現在は女王陛下、コモンウェルス、パトロンを務める団体に対して引き続き務めを果たしながら、生活の拠点をイギリスだけでなく北米にも置く計画を立てている」ことなどを明かした。「Daily Mail」紙は、「経済的に自立する」という2人の言葉に注目。現在の2人は同紙によると4500万ドル(約49億円)の資産を所有しているというが、オバマ前米大統領&ミシェル夫人のように、本を出版したりテレビ番組のプロデューサーを務めたりすることで、今後さらなる莫大な財産を築ける可能性があると指摘している。ファッショニスタとして注目を集めるメーガン妃については、ブランドとのコラボやパートナーシップの需要も高いだろうと予測している。ヘンリー王子&メーガン妃の決断に対し、多くの人は好意的な意見を持っているもよう。作家のロクサーヌ・ゲイは「人種差別に揺れるイギリスのタブロイドや、サポート力に欠ける王室から離れることは良いことだと思う。きっと2人は大丈夫」とツイート。「ヘンリー王子はタブロイドにダイアナ妃の人生が壊されたことから、自分の家族をしっかりと守っている」、「メーガン妃には女優を続けてほしい!」などの声が上がっている。なお、英王室は「この件に関しての議論はまだ初期段階である」と公式HPで発表。「複雑な問題があるため決定までに時間がかかる」として、本決まりではないことを強調した。(Hiromi Kaku)
2020年01月09日ウィリアム王子&キャサリン妃ら王室メンバーが、ノーフォーク州サンドリンガムのセント・メアリー・マグダレン教会で開かれたクリスマス礼拝に出席した。毎年恒例の行事ではあるが、今年はジョージ王子とシャーロット王女が初めてメンバーに加わった。まだ2歳に満たないルイ王子は留守番の模様で姿は見えなかった。ファッションのカラーリンクコーデを得意とするキャサリン妃は、この日、自身はグレーのゴージャスなコートに、モスグリーンの帽子とスエードパンプスを着用し、手を引いていたシャーロット王女のモスグリーンのコートと、マッチさせていた。ウィリアム王子はネイビーのコート姿で、ジョージ王子もネイビーのスーツ。母&娘、父&息子で品のよいカラーリンクコーデを見せた。教会までの道のりで、集まったイギリス国民ににこやかにあいさつしたシャーロット王女。花束やフラミンゴのビニール人形をもらうという人気ぶりで、キャサリン妃からお礼を促されていたという。もちろん、ジョージ王子も大人気で多くの人に囲まれていた。以前から公表していた通り、ヘンリー王子一家はカナダでクリスマス休暇を過ごしている。クリスマス前に持病のチェックのため入院したフィリップ殿下は、退院が報じられたものの、クリスマス礼拝には参加しなかった。(Hiromi Kaku)
2019年12月26日水曜日(現地時間)、エリザベス女王から引き継ぎ、チャリティー団体「ファミリー・アクション」の新たなパトロンとなったキャサリン妃が、同団体のイベントに出席。イベントで出会った家族や子どもたちとの会話の中で、1歳7か月の第3子・ルイ王子の成長ぶりについて語った。「ETonline」によると、イベントに参加していたある小さな男の子が、「ぼく!ぼく!」と言いながら手を上げてキャサリン妃の注目を引こうとした。キャサリン妃は男の子の頬に触れ、笑顔で「まるでうちの小さなルイみたい。ルイも『ぼく、ぼく、ぼくも』と言って、私がどこかへ行こうとすると一緒に来たがるんです」と語ったという。おしゃべりも、歩くのもお手の物のようだ。また、ある女の子の細かいカールがかかったヘアスタイルに興味を示したという、キャサリン妃。女の子は「キャサリン妃は私の髪形を素敵って褒めてくれたの。『どうやってやったの?』と聞かれたから、『たくさん三つ編みにすればできるよ』って教えてあげた。そうしたら、キャサリン妃は『今夜やってみようかな』と言ってた」と語った。シャーロット王女の髪の毛にしてあげるのかもしれない。(Hiromi Kaku)
2019年12月06日世界的なファッション検索エンジン「Lyst」が今年の「最もパワフルなドレッサー」を発表した。トップを飾ったのはメーガン妃、2位はティモシー・シャラメ、3位はゼンデイヤだった。「Lyst」によると、「メーガン妃が2019年に着た服は大変人気が出ました。似たような服の検索率が平均して216%アップしました」とのこと。特にロイヤルツアーでアフリカを訪れ、5枚の異なるシャツドレスを着用した際は「同カテゴリーの検索率が1か月で45%上がりました」という。同ツアー中、アーチーくんを連れてデズモンド・ツツ元大主教に面会した時に着ていた「クラブ モナコ(Club Monaco)」のドレスも24時間以内に完売するなど、メーガン妃のファッションスタイルは影響力が大きく、常に注目の的だっだようだ。2位のティモシーは、主演作『キング』のレッドカーペットで着ていた「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のスパンコールとスワロフスキーを散りばめたフーディがインパクト大だった。ヴェネチア国際映画祭で見せた「ハイダー アッカーマン(Haider Ackermann)」のスーツも、普通のスーツとは一味違う個性的なデザインで目立っていた。3位のゼンデイヤは、エミー賞で露出度が高めながらエレガントに「ヴェラ・ウォン(Vera Wang)」のドレスを着こなして話題に。「本物のアリエル(人魚姫)みたい」と好評だった。昨年は1位がカイリー・ジェンナー、2位がキム・カーダシアン、3位がメーガン妃だった。(Hiromi Kaku)
2019年11月20日14日(現地時間)、チャールズ皇太子が71歳の誕生日を迎えた。ヘンリー王子&メーガン妃がインスタグラムに「サー(Sir)、パパ、おじいちゃんであるチャールズ皇太子、お誕生日おめでとうございます」とお祝いのメッセージと、ある1枚の写真を投稿した。それは、7月に非公開で行われたアーチーくんの洗礼式で撮影されたもの。ヘンリー王子が抱いているアーチーくんの顔を、チャールズ皇太子がやさしい表情で見つめている。コメント欄には「なんて素敵な写真だろう」、「アーチーはとってもゴージャス」、「お父さん、息子、孫。3世代の美しい写真」など多数のメッセージが寄せられた。まもなく6週間の長期休暇に入るヘンリー王子とメーガン妃。先日、今年のクリスマスシーズンはエリザベス女王ら王室メンバーとではなく、メーガン妃の母ドーリアさんと過ごすと報じられた。広報担当者が「過去2回、サンドリンガムでクリスマスを過ごしましたが、今年は新しい家族が加わったこともあり、夫妻はメーガン妃の母ドーリアさんと過ごすことになりました」と語っている。エリザベス女王らは2人の思いに理解を示しているという。「セキュリティ上の理由から、スケジュールや一家とドーリアさんが集う場所などの詳細は明かさない」とのこと。(Hiromi Kaku)
2019年11月15日森新太郎演出の『メアリ・スチュアート』が、2020年1月~2月に東京・世田谷パブリックシアターで上演される。16世紀末を舞台に、長谷川京子演じるスコットランド女王メアリと、イングランド女王エリザベス一世の対立を描いたこの戯曲。今作はメアリに恋心を抱く青年モーティマーや、ふたりの女王から寵愛を受ける策略家のレスター伯など、登場人物が 20 数名に及ぶ群像劇となる。9年ぶりの舞台出演となる長谷川、レスターを務める吉田栄作に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「オフォーが来たときの感想を聞くと「ずっと舞台をやりたいと思っていたので、お話をいただけたのはすごく嬉しかったんです。けれど、久しぶりの舞台出演でタイトルロール、しかもこういう題材で、と少しプレッシャーがありました」と正直に答える長谷川。それでもチャレンジしようと思えたのは「キャスティングしていただいた際に、可能性を見出してくださったことと、自分の中からも想定外の何かが出るのではという楽しみがあったので。舞台は私にとって、自分の大きな成長につながる場でしたから」と語る。一方、吉田は「まず、自分が演じることを前提に台本を読んでみたんですけど、なかなか想像がつかないんですよね」と、慣れない言葉や言い回しが多いこの戯曲に最初は少し苦しんだ様子。この言葉を受けて「そうなんですよ!なかなか台詞が入らないですよね(笑)」と少しホッとした顔で笑う長谷川。「3回位読むとだんだんと面白くなってきて。だから観ていただくお客様に、いかに難しく思わせないか。それが今後の課題となっていくんだと思います」と吉田。レスターは、かつてメアリと婚約していたという過去を持つ人物。「彼の行動の根本にあるのはやはり、メアリへの思いなんでしょうね。相手側の陣地に入りつつ、彼女に有利になるように仕向けていく。シドニィ・シェルダンの小説に出てきそうなキャラクターですよ」という吉田の言葉に、長谷川が「(レスターは)愛か権力か……という感じの役柄ですよね。吉田さんだったらどっちを取ります?」と思わぬ質問に「愛ですね」と即答する吉田。「他の男性は権力を取るかもしれませんけど、僕はその多くの男の人達とは違うんだろうなと(笑)」と答え、場が和む一幕も。そう、この作品のキーとなるのは“愛”。「メアリの中に筋として一本通っているもの、それは何かというと、私は愛だと思うんです。それは宗教への愛かもしれないし、万人への愛なのかもしれないし、またはある特定の人への愛なのかもしれない。これから台本を読み込んでいきたいですね」と長谷川。歴史に翻弄された悲劇の女王の姿が“愛”というキーワードを核に、現代に生きる私たちにも説得力を持って迫ってくる…そんな作品になりそうだ。公演は1月27日(月)から2月16日(日)まで。チケットは11月23日(土・祝)より一般発売開始。取材・文:川口有紀ヘアメイク:【長谷川・吉田】鎌田直樹、タナベコウタスタイリスト:【長谷川】及川千春【吉田】勝見宜人
2019年11月01日「即位礼正殿の儀」など数々の儀式が執り行われた10月22日。雅子さまは午前5時に起床されていたとみられ、宮殿「竹の間」で「饗宴の儀」が始まったのは午後7時20分すぎ。すでに14時間が経過し、心身ともにお疲れだったはず。だが、その表情は正殿の儀での緊張した面持ちから一転してリラックスしたものだった。その陰には、3人の王族女性の存在があると語るのは皇室ジャーナリスト。「雅子さまは各国王室の王妃や皇太子妃と再会できることを、とても楽しみにされていたのです。オランダのマキシマ王妃とは、’06年にオランダ王室の招きでご静養されたとき、一緒に過ごされたことがあります。また’13年の新国王の即位式に際しては、マキシマ王妃は雅子さまに直接電話をして『ぜひ即位式においでいただきたい』と伝えたそうです。その言葉に背中を押され、雅子さまはオランダへ向かわれました。実に11年ぶりの海外ご公務となったのです。マキシマ王妃は、雅子さまの復活を後押しした“恩人”といっても過言ではありません」饗宴の儀で再会された雅子さまとマキシマ王妃は、左右、そしてもう一度右とチークキスを交わされ、親交の深さが伝わってきた。ピンクの鮮やかなドレスを着たスペインのレティシア王妃は、うれしそうに雅子さまを抱きしめた。「レティシア王妃は2年前に来日したときも雅子さまを抱擁して、『お美しいですね。お元気そうでよかったです』と励ましの言葉をかけているのです。彼女は元国営放送のキャスターというジャーナリストですから、同じ“民間出身”ということで、雅子さまには特別の思いがあるようです」(皇室担当記者)饗宴の儀の翌日、23日に開かれた赤坂御所の茶会では、ほほ笑ましいハプニングがあった。お出迎えの雅子さまに、デンマークのメアリー皇太子妃が歩み寄ってチークキス。続けて膝を深く曲げてあいさつをしようとしたメアリー妃。すると雅子さまは顔をほころばせ、あわてて肩を抱きとめられたのだった。このあいさつは「カーテシー」。おもに王族が目上の者に行うヨーロッパ伝統のもので、実はカーテシーをしてからチークキスをするのが正式な順序だという。「しかし前日の饗宴の儀でも、メアリー妃は先にチークキスをしました。雅子さまが皇后になられるまでは同じ皇太子妃で親しかったため、再会の喜びでカーテシーを忘れてしまったのかもしれません。ですがメアリー妃は茶会でもあえて“目上への挨拶”よりチークキスを先にしてみせたのです。雅子さまが皇后になっても、友情は変わらない――。そんな、お二人の親密な関係を示すシーンだったように思われます」(皇室担当記者)海外王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが語る。「3人とも雅子さまと同じように、第一線で活躍していたキャリアウーマンで、王族に見初められて王室に入った女性です。離婚歴のあるレティシア王妃や、アルゼンチンの軍事政権で大臣を務めた父親を持つマキシマ王妃は、王室に入るときにバッシングを受けるなど大変な苦労もされました。雅子さまとも“民間出身”だからこそのさまざまな苦難という共通体験を持っているのです。雅子さまが適応障害の長いご療養を乗り越え皇后になられたことを、心から祝福されたはずです」
2019年10月31日ウィル・スミスが自身のクローンと激突する映画『ジェミニマン』で、ウィルと共闘するのがメアリー・エリザベス・ウィンステッド。頭脳と身体能力を兼ね備えた本作のヒロインを演じる彼女は、今後『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒Birds of Prey』やNetflix映画『Kate』(原題)など話題作も待機する、いま見逃せない女優だ。メアリーが演じるのは、ウィル演じる主人公の暗殺者ヘンリーを監視するために近づく、アメリカ国防情報局DIAの女性潜入捜査官・ダニー。日本語吹き替え版では、女優・菅野美穂が吹き替えを務めるこの役は、ヘンリーのターゲットが若きヘンリーのクローンだった事実から、裏にうごめく大きな陰謀を予感し、ヘンリーと手を組み政府をも巻き込む謎に迫っていく、という役どころ。ウィルとの共演、そしてアカデミー賞監督賞に2度輝く名匠アン・リー作品への出演について「私はアン・リー監督作品のオーデションを受けるだけで、もう、興奮していたの。彼と働けるファンタスティックな稀な機会ということが、私がこの作品の出演を決めた大きな理由よ」と明かす。「ビッグで楽しくてエンターテイメントであるアクション映画。それも、そこにはハートがある。そしてウィルはいつもプロに徹底している。エネルギーに溢れていて、周りのみんなをいつも楽しませて、だから、みんないつもハッピー! それに、彼は自分の仕事を本当に愛していて、そういう人の近くにいるのって本当に最高よ。だって、それって人に伝染していくものなの」と語っており、ウィルをはじめハリウッドが誇るトップフィルムメイカーたちが集結した本作に大きく刺激を受けた様子。国防情報局で活躍するインテリジェンスと、最強の暗殺者ヘンリーをきっちりマークできる身体能力を兼ね備えたダニーを見事に体現しているメアリー。その魅力に迫った。タランティーノからJ・J・エイブラムスまで、見逃せないフィルモグラフィ173cmというモデル顔負けのプロポーションと、チャーミングな表現もシリアスな展開も巧みに演じる表現力を武器に、クエンティン・タランティーノ監督『デス・プルーフ in グラインドハウス』(’07)や、ブルース・ウィリスの娘役を演じた『ダイ・ハード4.0』(’07)、不朽の名作の前日譚として話題を呼んだ『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(’11)、ダニエル・ラドクリフが喋る死体を演じた『スイス・アーミー・マン』(’16)などなど、実に多彩で粒ぞろいなフィルモグラフィを誇るメアリー・エリザベス・ウィンステッド。さらに、ホラー映画が大好きと言うメアリーは、『ファイナル・デスティネーション』シリーズ3作目の『ファイナル・デッドコースター』(’06)や、リンカーンがヴァンパイアと戦う衝撃設定の『リンカーン/秘密の書』(’12)、J・J・エイブラムス製作の『10 クローバーフィールド・レーン』(’16)などを筆頭に、恐怖演出で見せる絶叫が多くの映画ファンを魅了し新時代の“スクリーム・クイーン”としても定着。今後さらに幅広い活躍が期待されるなか、製作総指揮デヴィッド・リーチ(『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)のNetflix主演映画『Kate』(原題)では浅野忠信、國村隼、MIYAVIも出演することが発表され、日本でのロケもうわさされているというから続報に要注目。アクションにも果敢に挑む!プロ意識の成せる業激しいアクションが見どころとなるハリウッド作品において、危険度も増すアクション撮影には、『ワンス・アポン・ア・アイム・イン・ハリウッド』でも描かれているように多くの場合、背格好の似たスタントマンが“ダブル”として活躍している。メアリーはバレリーナを目指していたという経験を活かし、『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』(’10)に臨む際、約2か月もアクション訓練をしてほぼ全てのアクションを自ら演じきったそう。並び立つウィルにも引けを取らない迫力で、銃を構える姿も映し出されているように、本作でもそのポテンシャルとプロ意識を遺憾なく発揮している!『ジェミニマン』は10月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジェミニマン 2019年10月25日より全国にて公開© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED
2019年10月06日Netflix映画『Kate』(原題)の製作が決定。メアリー・エリザベス・ウィンステッドが主演するほか、日本からも浅野忠信、國村隼、MIYAVIが参加することが分かった。本作は、致死性の毒薬を盛られた余命24時間の冷酷な女暗殺者が、死までの限られた時間で犯人を探し出そうとし、図らずもかつて自分が殺した標的の娘と絆を深めていくことになる、スリル満載のアクションスリラー。この主人公の女暗殺者を演じるのが、『ファイナル・デッドコースター』『10 クローバーフィールド・レーン』などに出演するメアリー。さらに、『ミッドウェー』(原題)、『モータルコンバット』(原題)とハリウッド公開待機作もある浅野さん、『ブラック・レイン』『キル・ビル vol.1』『哭声/コクソン』と世界を舞台に活躍する國村さん、そしてミュージシャンであり、アンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』や、『マレフィセント2』に出演と、俳優としても活動するMIYAVIさんと、日本からも豪華俳優が出演。そのほか、大人気作「ゲーム・オブ・スローンズ」のミキール・ハースマンや、『グランド・イリュージョン』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のウディ・ハレルソンも参加することが分かった。本作の監督を務めるのは、『スノーホワイト/氷の王国』のセドリック・ニコラス・トロイアン。また脚本は『エクストラクション』のウマイル・アリームが担当。『ジョン・ウィック』シリーズのスタントスタッフらがアクションを担当し、製作総指揮にはデヴィッド・リーチ(『デッドプール2』)が名を連ねている。そして、日本とハリウッドを代表するキャストたちが集結した本作は、日本をはじめとするアジアで撮影がスタートしたという。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年09月27日南アフリカを公式訪問中のヘンリー王子&メーガン妃夫妻が、ケープタウンに到着。この地で第1子長男のアーチーくんが、初公務を果たした。「BBC News」などによると、メーガン妃がアーチーくんを抱っこし、ヘンリー王子とともにデズモンド・ツツ元大主教と面会。アーチーくんはまだ生後4か月半の赤ちゃんではあるが、メーガン妃は「年の割には落ち着いているんです」とツツ元大主教に語り、ヘンリー王子は「もうすでに(カメラに追われることに)慣れているみたいです」とアーチーくんのマスコミ慣れをジョークにしていたという。愛らしいアーチーくんとの対面に喜んだツツ元大主教は「本当に心が温まります。幸せな気持ちになります。愛情深いご両親ですね」と夫妻に声を掛けたという。夫妻のインスタグラムでは、このときの模様を収めた動画が公開されている。7月に行われた洗礼式は非公開で、公式記念写真が公開されたものの、ここまではっきりとアーチーくんの顔は分からなかった。実質的には初めてアーチーくんの顔や笑ったりする姿を見た王室ウォッチャーたちは、「間違いなくパパ似」、「赤ちゃん時代のヘンリー王子にそっくり!」と驚きの声を上げている。(Hiromi Kaku)
2019年09月26日「お妃候補と報じられた女性たちも、雅子さまと同じくすでに50代になっています。実は、愛子さまの同級生のお母さまの中にも、かつてお妃候補だった方がいるのです」(皇室担当記者)今年5月の御代替わりで、雅子さまは皇后となられた。雅子さまが初めてお妃候補と報じられたのは’87年12月のこと。天皇陛下からのプロポーズ、ご成婚、愛子さまの誕生という喜ばしい出来事のかたわら、適応障害での長いご療養の日々もあった。その一方で、“雅子さまのライバルたち”も、それぞれ激動の半生を送っていたのだ――。’87年ごろ、お妃候補と報じられていた小林詔子さん。父は大手生命保険会社の専務(のちに社長)で、週刊誌報道では3姉妹そろって名前が挙がっていた。現在の職業は、なんと国会議員。’88年に学習院大学を卒業した直後、小学校の先輩で富士急行の御曹司・堀内光一郎氏と結婚。光一郎氏の父は富士急行社長を務め、自民党の衆議院議員として労働大臣や通産大臣を歴任した堀内光雄氏。光雄氏が’09年に政界を引退すると、後継者として白羽の矢が立ったのが義理の娘である詔子さんだったのだ。’12年の初当選から当選3回と、現在も衆議院議員を務める堀内詔子さんに本誌は取材を申し込んだが、秘書を通じて「畏れ多いことですので」との返事のみだった。実は詔子さんだけではなく、息子のMくんまで「佳子さまと交際している」と報じられたこともあった。だが『週刊新潮』の取材に対し詔子さんは「まったくない」ときっぱり否定。親子2代での“候補”報道に、困惑も大きかったのだろうか……。雅子さまはトランプ米大統領やマクロン仏大統領への接遇ぶりなどで世界から脚光を浴びているが、元お妃候補のなかにも世界的な実績を残している女性たちがいる。小学6年生で全日本学生音楽コンクール1位になり、お妃候補としても注目を集めていた瀬川祥子さんは、ヴァイオリニストとして活躍中。現在はパリ在住で、世界各地で演奏を披露している。姉・冬子さんとともにお妃候補に挙げられていた徳川直子さんは徳川宗家の分家の出身で、曾祖父は大正天皇に仕えた元侍従長という名家。直子さんは現在、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究員になっており、HPにもその名前が記載されている。’05年には小型超音速実験機「NEXST-1」の飛行実験を成功させた。東京―パリ間を6時間で結ぶマッハ2の飛行を想定した実験で、次世代超音速旅客機の開発に向けた大きな成果だったという。くしくも皇室と関わることになった元お妃候補も。10代のころから天才ハープ奏者として名を馳せた吉野直子さんは、’87年12月に上皇ご夫妻がコンサートを鑑賞されたことで、一躍候補に浮上した。現在も日本を代表するハーピストとして活躍を続け、今年2月の「天皇陛下在位30年記念式典」にも出演。ソプラノ歌手の鮫島有美子さんとともに、美智子さまが作曲された子守歌『おもひ子』を披露している。本誌が取材を申し込むと、マネージャーより「音楽のお話しでしたらさせていただきますが、お妃候補のことについては、何もお話しできません」との返答だった。’77年8月に『週刊新潮』が報じ“お妃候補第一号”と呼ばれた山崎妙子さんは、美術館の館長になっており、天皇陛下との“再会”も果たしていた。軽井沢で陛下とテニスでダブルスを組んでいたことが明らかとなり注目を集めた山崎さんだったが、東京藝術大学大学院在学中の’86年11月に結婚。日本美術史の博士号を取得した山崎さんは、’07年に山種証券創業者である祖父が設立した山種美術館の館長に。日本で初めての日本画専門の美術館として’66年に開館した山種美術館には、皇族方が鑑賞に足を運ばれることも多い。’12年11月には上皇ご夫妻がご訪問。さらに’15年1月には、天皇陛下と雅子さまがそろって展覧会に。かつてのお妃候補と雅子さまが顔を合わせるという、珍しい場面もあったのだ。
2019年08月09日「宮内庁は、あらゆる人脈を辿り、お妃候補をリストアップしていきました」そう語るのは、フリージャーナリストの小田桐誠さん。’93年の「雅子妃」誕生までの平成のお妃選び、そしてお妃候補となった女性のその後を追った著書『消えたお妃候補たちはいま』(ベスト新書)を今年6月に出版した。「まず、皇族やその親戚が集まる菊栄親睦会、旧華族の親睦団体である霞会館、さらには学習院関係者などに協力が要請されました。また、昭和天皇、香淳皇后、上皇ご夫妻の友人や知人など交流のある方たちも、仲介の役割を担ったのです。さらには、財界や外務省を通じてのルートもありました」小田桐さんが確認した限りでも、70人もの女性が陛下のお妃候補として報じられていたという。「陛下が33歳で雅子さまと結婚されるまで、お妃選びは難航を極めました。娘がお妃候補に上がっていると知った家族は『畏れ多い』と、海外留学やほかの男性との縁談を進めて、候補から外れようとすることも多かったのです。当時、ピアスを開けることが“お妃拒否のサイン”といわれていました。体に傷を付ける人はお妃として望ましくないという見方さえあったのです」学習院関係者の女性も、こう証言する。「女子高等科で、なぜかスカートを長くして、不良っぽい人と付き合っていた生徒がいましたが、自身がお妃候補に挙げられたことを知っての行動だったそうです。また、当時は知人から食事会やテニスに誘われて行ってみると、浩宮さまや礼宮さまがいらっしゃった、という話もよく聞きました。そういった“出会い”の機会を、宮さまの周囲の方々がうまく作っていたようです」しかし、お妃選びに関する情報は宮内庁内でもトップシークレットとされた。当時、宮内庁長官官房総務課で報道担当だった山下晋司さんでも、お妃候補についてはほとんど関知することはなかったという。「お妃候補については、宮内庁でもごく一部の幹部しか知りませんでした。そのため、当時はどんな問い合わせにも『わかりません』『聞いていません』と答えるしかありませんでした」今回本誌は、宮内庁担当記者が当時宮内庁幹部や天皇陛下の知人らを取材して作成していた“極秘リスト”を入手した。そこにはお妃候補のプロフィールから、今後の展望についても詳細に記されている。ちなみに雅子さまは“(陛下の)好みのタイプの原型”とメモされている。一方で候補外となった女性について《親戚が〇〇事件で逮捕されていることが分かり……》《母方の父が××(旧日本軍の幹部)で……》といった記述も。「雅子さまもの場合も、母方の祖父が水俣病を引き起こしたチッソの社長を務めたことがネックとなり、一度はお妃候補から外れています。親類など本人以外の事情を宮内庁が問題視することも多かったのです。それでも陛下の『小和田雅子さんではだめでしょうか』との強い要望があり、再会が果たされました」(前出・皇室担当記者)天皇陛下にとって初めてのお妃報道は、陛下が17歳のとき。将来、天皇となられる悠仁さまは現在12歳。5年後にはお妃候補が取り沙汰される可能性も高いのだ。大学講師も務める小田桐さんは、『消えたお妃候補たちはいま』を学生たちに読んでもらい、感想を聞いたという。「やはり『悠仁さまの結婚は難しくなるのでは』という意見はありました。若者は皇室にさほど興味を持っていませんが、それでも美智子さまや雅子さまがたいへん苦労されたことは知っています。開かれた皇室といっても、変わらぬ儀式や伝統があり、自由がないという印象もあるようです。女性の社会進出も進んでおり、結婚願望がない女性も増えています。30年前との大きな違いは、インターネットの普及です。小室圭さんの一件もあり、『候補に上がっただけでもネットでいろいろと書かれてしまいそう』と懸念する声は非常に強いです」天皇陛下が雅子さまという理想の女性を見つけられたように、悠仁さまにも運命のお相手が現れることを祈りたい——。
2019年08月08日今年5月にヘンリー王子との間に第1子のアーチー君が誕生したばかりのメーガン妃が、現在童話作家デビューを計画中で、シェルターから救った自身の犬にインスパイアされた内容とも予想されている。売上はすべて、チャリティーに寄付されるそうだ。関係者がザ・サン紙のダン・ウートン記者によるコラム欄にこう明かしている。「メーガンはプロの作家になるようで、自身とても楽しみにしていますよ」「まだ構想段階で、公の発表とはまだなりません」「しかしその可能性に本人はとても興奮しているようで、子供向けのフィクション執筆の仕事に情熱を燃やしています」「動物好きで保護犬を飼っていますし、それに関係した話になる可能性が濃厚です」現在、メーガン妃とヘンリー王子は、婚約前からメーガン妃が飼っていたビーグル犬ガイ、そして黒のラブラドール犬のオズの2匹を飼っているとされており、他にも、加齢のため飛行機移動に適さないとの理由で、イギリス行きが叶わなかったラブラドールとジャーマン・シェパードのミックス犬、ボガードもメーガン妃の愛犬として有名だ。そんなメーガン妃は4日、38歳の誕生日を迎え、ヘンリー王子がインスタグラムに「私の最高の妻へ誕生日おめでとう」「この冒険に私と共に参加してくれてありがとう!」と感謝のメッセージを送っていた。(C)BANG Media International
2019年08月06日今やタブロイド紙の常連となった英王室メーガン妃の”実家”の面々。父親、姉に加え、今度は兄がミラー紙のインタビューに登場し、エリザベス女王とチャールズ皇太子に、家族問題への介入を要請した。トーマス・マークルJr.(53)は姉のサマンサと同じく、メーガン妃の異母兄妹。結婚前から、父は良い父親像を印象付けるために“やらせ写真”をゴシップ誌に撮らせたり、サマンサは暴露本を出版したりとメーガン妃の足を引っ張り続け、結婚式に母親以外の親族は一切招待されなかった。アーチーの出産時も母親のみが付き添い、父方の親族とは断絶状態が続いている。この状況を憂えたトーマス・マークルJr.はMirror Newsのインタビューでこう語った。「彼女も今や母親。大人になって、家族の大切さを理解してほしいと思っています。女王はこの件に介入して、メーガンに父と家族に対し償いをするよう言い聞かせるべきです。チャールズもだ。『その態度は間違っている』とメーガンに言うべきですよ。さもなくば、彼女の人生に問題が起こり続けるだけでしょう」被害者然としたマークルJr.は、ヘンリー王子夫妻の新居となるフロッグモア・コテージの改装に240万ポンドの税金が投入されたことを「残念に思う英国人は多いでしょうね」と皮肉りながら、妹の“豹変”を嘆く。「今のメーガンは僕の知っている彼女じゃない。とても、とても奇妙な感じがします。もし、父に何か重大なことが起こったとしたら、メーガンは来てくれるでしょうか。僕は正直言って、彼女は姿を見せないと思いますよ」そして、大人になるよう呼びかけた。「いつの日か、あなた自身の人生とアーチーの人生に僕たち家族を受け入れてくれるぐらい、あなたがものわかりよく、成熟してくれることを願っています」
2019年07月29日