現代バレエ最高峰の振付家のひとりジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団の日本公演開幕を前に2月28日、記者会見が開催され、ノイマイヤー、日本人プリンシパルの菅井円加、イダ・プレトリウス、エドウィン・レヴァツォフ、アンナ・ラウデール、アレクサンドル・トルーシュらが出席した。5年ぶり9度目の日本公演となるが、ノイマイヤーは2024年で芸術監督・主席振付家を退任する意向を示しており、ノイマイヤーの下での日本公演は今回が最後となる。1973年に同バレエ団の芸術監督に就任し、今年で節目の50年目を迎えるノイマイヤーは「日本とは長く、そして深いアーティスティックな関係を築いてきました。最後に日本を訪れずにはいられませんでした」と日本への思いを口にする。演目は3月2日(木) から5日(日) まで、彼自身が舞台に登場し、過去に発表した数々の名作をハイライトで見せつつ、バレエへの深い愛を表現する「ジョン・ノイマイヤーの世界」、3月10日(金)から12日(日)まで、ギリシア神話の登場人物をモチーフにニンフのシルヴィアと羊飼いのアミンタの恋を描く『シルヴィア』が上演される。『シルヴィア』についてノイマイヤーは「従来と比べて、モダンな雰囲気になっている」と明かし「日本の観客のみなさんにはミニマリズムの素晴らしさを理解していただけると思います」と語る。菅井も同作でシルヴィア役を演じるが、ノイマイヤーは「まるで、菅井さんのために作ったのではないか? と思うほど、質の高いシルヴィアを演じてくれる」と菅井を称賛する。ジョン・ノイマイヤーまた、「ジョン・ノイマイヤーの世界」ではコロナ禍のさなか、シューベルトのピアノに乗せて、感染対策のために少人数でのリハーサルを重ねながら完成させた『ゴースト・ライト』も上演される。ノイマイヤーは同作について「日本の能を思い出すような作品になっています。意図的にそうしたわけではないのですが、私自身、能が好きで、自ずとそのように変化していきました。ゴーストが現われるように、能の雰囲気が現われます」と語った。来年の退任後も創作を続けるのか? という質問には「YES」と即答。「50年、芸術監督をやる中で『自由になりたい』という気持ちをずっと持っていました。カンパニー全体を考えなくてはいけない中で、『それでいいのか?』と自問自答して50年が過ぎてしまいました。創作は何かの始まりであり、この50年、日々が新しいものでした。新しい芸術監督にもぜひ呼んでもらいたいですし、私のレパートリーが今後も残っていくのも事実。とにかく今後も作り続けたいと思っています」と尽きぬ創作への意欲を口にした。菅井円加母国への凱旋を果たした菅井は、集まった報道陣を前に「みなさん、お久しぶりです」と笑顔を見せ、「ジョンを筆頭にプリンシパルとして、カンパニー全員で来日できて嬉しく思います。母国で『シルヴィア』を踊らせていただけるということは、私にとって本当に大きなことです。やっと家族に見てもらえるし、友達やお世話になった先生など、なるべく全員を招待して見ていただきたいと思っています。その分、プレッシャーで緊張もしています……(笑)」と喜びを口にする。さらに「『ジョン・ノイマイヤーの世界』では、『キャンディード序曲』、『シルヴィア』、『ゴースト・ライト』のパ・ド・ドゥ、最後に『マーラー交響曲第3番』のパ・ド・ドゥを躍らせていただきますが、この最後のパ・ド・ドゥは、私にとって“ドリームロール”であり、ずっと踊ってみたいと思っていて、今シーズンの秋に初めて踊らせていただきました。音楽が素晴らしく、聴いているだけで身体が勝手に動き出すようで、音楽が伝えてくれる“何か”を私の身体で表したいと思います。『ジョン・ノイマイヤーの世界』の最後にふさわしいと思います」と意気込みを語った。ハンブルク・バレエ団2023年日本公演は3月2日(木) から12日(日) まで東京文化会館にて。取材・文・撮影:黒豆直樹ハンブルク・バレエ団公演2023年日本公演■『ジョン・ノイマイヤーの世界』Edition20232023年3月2日(木) ~5日(日)会場:東京文化会館■『シルヴィア』・2023年3月10日(金) ~12日(日)会場:東京文化会館公式サイト:ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント菅井円加さん主演の『シルヴィア』招待券を1組2名様にプレゼント!※よくばり❣ぴあニスト限定で3月1日(水) 9:59まで応募受付中!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2023年02月28日「マリメッコ」の伝説的デザイナーに迫るドキュメンタリー『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』より本編映像が解禁された。北欧を代表するブランド「マリメッコ」で500以上のデザインを提供したマイヤ・イソラ。そのデザインの原点に迫る本作。この度解禁された本編映像では、花柄は禁じられていたという「マリメッコ」で、ブランドのアイコンとなる花のデザインを生み出した母マイヤについて、デザイン誕生の背景を娘クリスティーナが語っている。ブランドのアイコンともなっている花柄「ウニッコ(ケシの花)」だが、実はマリメッコの創業者アルミ・ラティアは会社を立ち上げたとき「花のデザインは一切行わない」という考えを持っていた。マイヤはアルミをとても尊敬していたがその方針に反して、独自に花のデザインを行い、1964年に「ウニッコ」を含む花シリーズがマリメッコから発表されたのだという。来年2024年には「ウニッコ」が生まれて60年の節目を迎える。マイヤが手掛けたデザインは、いまも世代を越えて世界中で愛されている。さらに、著名人からの応援コメントも解禁。女優の緒川たまきは「この映画がこれからの自分のバイブルのようになる気がしました」と映画を大絶賛し、ラジオパーソナリティのクリス智子は「彼女の描く花は気を引くそぶりなく、愉しげに解き放たれて咲く」と孤独と自由を愛したマイヤのデザインについて評する。また、コメントを寄せた緒川たまき、ナカムラクニオを迎えて劇場でのトークイベントも決定している。そして、3月3日(金)より入場者プレゼントとして、映画オリジナルポストカードセットの配布も決定した(数量限定。特典はなくなり次第配布終了。一部劇場除く)。<著名人コメント一覧(敬称略・五十音順)>緒川たまき(女優)この映画がこれからの自分のバイブルのようになる気がしました。それほど、マイヤ・イソラの言葉は力強く、寄り添ってくれるものでした。特に色々なことに慄いている女性にぜひ観てほしいです。必ずや良き友人になってくれる映画だと思います。KIKI(モデル)わたしのイメージする北欧らしさと北欧らしくないところが入り混ざっている彼女そのものと彼女のデザイン。それはマイヤが、想像以上に大胆かつ情熱的で人を食べる!のではなくーーー人を愛することに積極的だからだろう。そして、わたしもマイヤを好きになりマリメッコのテキスタイルをこれまで以上にじっくりと手に取りたくなった。クリス智子(ラジオパーソナリティ)彼女の描く花は気を引くそぶりなく、愉しげに解き放たれて咲く。多くの人を魅了するデザインは、パーソナルな体験や自然そのものの摂理を緻密に抽出していたことに驚かされた。大胆でリズミカル。彼女の逞しさも、映画の背骨になっている。ナカムラクニオ(6次元主宰/美術家)まさか!あの名作が「旅」と「恋」から生まれていたとは。デザインとは<生き方そのもの>だと教えてくれる映画だ。渡部千春(デザインジャーナリスト/東京造形大学准教授)布が動く度にテキスタイルのパターンの見え方は変わって来るため、平面であると同時に動く立体物でもある。映画ではテキスタイルパターンがアニメーションで少し動く。その様は、平面と立体を行き来するテキスタイルの面白さを改めて見せてくれる。<トークイベント概要>日程:3月4日(土)1回目の上映後会場:ヒューマントラストシネマ有楽町ゲスト:緒川たまき(女優)日程:3月5日(日)1回目の上映後会場:新宿シネマカリテゲスト:ナカムラクニオ(6次元主宰/美術家)トークテーマ:マイヤ・イソラに学ぶ「インスピレーション術」(チケット発売中。上映時間は劇場ホームページで確認を)『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』は3月3日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン 2023年3月3日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2021 Greenlit Productions and New Docs
2023年02月28日北欧を代表するブランド「マリメッコ」の伝説的デザイナーに迫るドキュメンタリー『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』より、冒頭映像と追加場面写真が解禁された。ケシの花をモチーフとした「ウニッコ」など「マリメッコ」に500以上のデザインを提供したマイヤ・イソラ(1927-2001)。本作は、娘のクリスティーナ・イソラの証言と送られた手紙、本人の日記や当時のアーカイブ映像で綴るドキュメンタリー。この度解禁となった本編の冒頭映像では、マイヤが仕事をする姿のアーカイブ映像が映し出され、男児が欲しかった親からは期待されることがなく、その分自由でいられたと語る貴重な本人の声も聞くことができる。「私は自分を女の子ではなく、大きくなったらウマになるのだと思っていた」という、農業を営む過程で育ち自然の中で動物たちと過ごすことの多かったマイヤの幼い頃の思い出が語られ、映像の中の5頭の馬は、マイヤの孫娘エンマ・イソラが、祖母と過ごした自然豊かなカウニスマキで飼っている愛馬たちだ。映像と併せて解禁となった画像のひとつである「Musta tamma(黒い牝馬)」という馬柄のファブリックを含め、幼少期から動物を愛していたマイヤは数々の動物をモチーフとしたファブリックをデザインしており、マイヤの創作の源が垣間見える本編映像となっている。『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』は3月3日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン 2023年3月3日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2021 Greenlit Productions and New Docs
2023年02月20日ドイツの名門、ハンブルク・バレエ団が5年振りにやってくる。1973年以来カンパニーを率いてきたジョン・ノイマイヤーの、芸術監督としての最後の来日でもある。いまや“生ける伝説”として称えられる巨匠のもとで2019年より最高位のプリンシパルとして活躍する菅井円加に、ノイマイヤー作品の魅力、日本公演で上演される作品の見どころを聞いた。めくるめく名場面と、その繋がり方も見どころの『ジョン・ノイマイヤーの世界』『ジョン・ノイマイヤーの世界』(c) Kiran West──菅井さんにとっては、プリンシパルとして参加される初の日本公演となりますね。いまどんな思いでいらっしゃいますか。菅井本当にもう楽しみで仕方がないです!しかも私の大好きな『シルヴィア』のヒロインを演じ、〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉でジョンの素晴らしい作品の抜粋を踊ることができるなんて、モチベーションのボルテージはもうマックス(笑)、です。家族や友人も観に来てくれるので、本当に楽しみにしているんです。──前半の日程で上演される『ジョン・ノイマイヤーの世界 Edition 2023』は、ノイマイヤーの数々の作品の抜粋で構成される見どころにあふれた舞台となりますが、菅井さんはどの場面に出演されるのですか。菅井まずは冒頭の『キャンディード序曲』。バーンスタインの音楽で踊るとても楽しい作品で、私も大好きなんです。それから、日本公演の後半の日程で全編上演する『シルヴィア』からのパ・ド・ドゥ(編注:踊り手ふたりによる踊り)。終盤には『マーラー交響曲第3番』も踊ります。シンプルで美しいパ・ド・ドゥなのですが、こんな素晴らしい作品を踊らせてもらえるなんて、恐れ多くて……!この『ジョン・ノイマイヤーの世界』は、ジョンの代表作、それも選び抜かれた作品の名場面が次々と出てきて、その繋がり方も見どころです。皆さんきっとお腹いっぱいになっていただけると思います!『ジョン・ノイマイヤーの世界』(c) Kiran West──ノイマイヤー自身も出演されて、ご自身の振付家人生を振り返る趣向になっていますね。菅井そうなんです。実際に舞台に立って自身でナレーションもされるので、ジョン・ノイマイヤーとハンブルク・バレエ団を存分に楽しんでいただけるプログラムではないかと思います。最近は『ジョン・ノイマイヤーの世界』をご覧になって、ここで観た作品を全幕でも観てみたいと劇場に足を運んでくださる方も増えているんです。日本の皆さまも、この公演をきっかけにハンブルクに公演を観に行きたいと思っていただけたら嬉しいですね。共通点も多いヒロイン、シルヴィア──後半の日程で上演され、主演される『シルヴィア』は神話をベースにした物語です。ヒロインのシルヴィアは狩りの女神ディアナに仕えるニンフという設定で、第1部での彼女は、弓を手に森の中を勇ましく疾走する姿で登場します。彼女を演じるにあたり、どのような思いで取り組んでいましたか。『シルヴィア』(c) Kiran West菅井実は、シルヴィアは私自身がそのままで臨むことができるくらい、ほとんど苦労することなく取り組むことができた役柄なんです。負けず嫌いのところとか、男勝りのところとか──自分で言うのもどうかと思いますが(笑)、共通点が多いんです。ジョンも私の踊りを見て、第1部については最初から「問題ない」と言ってくれたんです!でもその後、1部後半以降の場面については、本当にいろんなアドバイスをもらいました。彼女はアミンタと出会って、大きく変わっていくんです。──シルヴィアに恋をし、森にやってきて彼女にアプローチする羊飼いのアミンタですね。菅井ところが、シルヴィアは男性と話したこともないし、見たこともない。そういう環境で過ごしてきたので、アミンタと出会って恋に落ちる、といっても、恋に落ちるということ自体、もう意味がわからないんです。すべてが初めてのことなので、この変な感情って一体何なんだろうと戸惑います。中盤からは、シルヴィアのそんな繊細な部分を徐々に見せていくことになります。『シルヴィア』(c) Kiran West──愛の神アムールの存在も大きいのではないでしょうか。アムールはその後、詩人のティルシス、ハンサムなオリオンに変身し、シルヴィアに新しい世界を見せていきます。菅井第2部では装置も衣裳もがらりと変わります。シルヴィア自身も「私、どうしてこんな姿に!?」、「なぜこんなドレスをまとっているの?」と戸惑いますが、やがてそんな自分をどんどん受け入れ始めるんです。変化していく自分に違和感を覚えながら大人になっていくシルヴィアを演じることは、少し難しく感じました。──ノイマイヤーからはどんなアドバイスがありましたか。菅井とても細かいところまでアドバイスしてくれました。ジョンにはちょっとした目の動きや顔の動きにもこだわりがあります。それ自体は小さな違いかもしれないけれど、そうするのとしないのとでは表現として大きな違いに──。とても勉強になりました。ジョンには、自分の作品をダンサーにどう踊ってもらいたいかというビジョンがあります。私もそのように踊ろうと思って取り組みますが、何度か舞台を経験していくうちに、そうしたジョンの味に、私の味もちょっと加えたいなと思うようになります。しばらくしてからそれを実践してみると、終演後にジョンから「ここは良かった」、「ここについては、あなたの言いたいことはわかる。でももうちょっとこうしてほしいんだ」と、どんどん次に活かせることを言ってくれます。『シルヴィア』(c) Kiran West──この作品は1997年にノイマイヤーがパリ・オペラ座バレエ団のために創作した作品で、日本でも、パリ・オペラ座のエトワールが終盤のパ・ド・ドゥを抜粋で踊る機会がたびたびありました。この場面の魅力を教えてください。菅井大好きなパ・ド・ドゥです!お互いに別々の時を過ごしてきて、最後に森の中で偶然出会う。よく見るとふたりとも髪には少し白髪がまじっていて、お互いにいろんなことを経験してきたけれど、こうして改めて再会して、昔の記憶がわーっと蘇ってきて、でも何をどう話していいのかわからなくて──。もどかしさの中に、複雑な感情が一気に押し寄せる場面なので、いまの言葉で言うならエモいパ・ド・ドゥ、って言えるかもしれません(笑)。抜粋でここだけ観ても素敵ですが、全編を通して観たら、本当に何も難しいことを考えることなく共感していただけるのではないかと思います。踊っている私も、もちろんテクニックの面ではやらなければいけないことがたくさんありますが、ドリーブの音楽に導かれて、パートナーともお互いに感情が昂ぶった状態で踊っているので、そこまでに作り上げてきた感情にまかせて、何も考えずに踊ることができます。(c)Ayano Tomozawa──遠い時代の神話をベースにした物語とは思えない、いまの私たちの物語のようにも思えます。菅井アムールやティルシスはちょっとファンタジー系のキャラクターのようにも見えますよね。でも神話だからといって身構えて観る感覚にはなりません。この作品に限らずジョンの作品はすべて、現代的な感覚にあふれています。この『シルヴィア』も舞台装置や衣裳はとても現代的ですし、バレエを見慣れていない方でも存分に楽しめると思います。ドリーブの音楽も私は大好きで、この音楽を聴きながら寝ることもあります。とくに、シルヴィアの登場シーンはすごく迫力があって、私の気分ももう最高潮に盛り上がって舞台に出ます。ジョンとの残り1シーズン。1日1日を大切に──2012年のローザンヌ国際バレエコンクールで第1位となったのをきっかけにハンブルクに渡り、ナショナル・ユース・バレエを経てハンブルク・バレエ団で活躍するようになった菅井さんにとって、ノイマイヤーはどのような存在なのでしょう。菅井ここに来てジョンと一緒に仕事をさせてもらうようになって、本当に良かったなと思っているんです。ジョンはとても感情豊かで繊細で、人間味あふれる人なんです。ここで私は、自分をどう表現するかということ、また日常生活で感じることが舞台で活きるということも学ぶことができました。彼もそんな私をちゃんと見てくれていて、日常の、ちょっとした変化でも気づいてくれることがある。「今日はちょっと違う感じが良かったよ」と声をかけられたりすると、報われた思いがしますし、そんなふうに思えるようになったのも彼のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。(c)Ayano Tomozawa──ノイマイヤー芸術監督の任期は当初2022/23年のシーズンで最後と言われていましたが、2024年の夏まで延長されたそうですね。菅井もう1シーズン、彼と一緒にいることができます。私も含めて皆、複雑な心境ではありますが、ジョンと仕事ができるのはとても貴重な体験ですし、1日1日を大切に過ごしていきたいですね。今回はジョンが芸術監督として実施する最後の日本ツアーになります。少しでも皆さまにいい踊りを観ていただけるよう、また、お腹いっぱいになって劇場をあとにしていただけるよう努めたいと思っています。取材・文:加藤智子ハンブルク・バレエ団公演2023年日本公演■『ジョン・ノイマイヤーの世界』Edition20232023年3月2日(木) ~5日(日)会場:東京文化会館■『シルヴィア』・2023年3月10日(金) ~12日(日)会場:東京文化会館公式サイト:ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント菅井円加さん主演の『シルヴィア』招待券を1組2名様にプレゼント!※よくばり❣ぴあニスト限定で3月1日(水) 9:59まで応募受付中!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2023年02月13日マリメッコ(Marimekko)の伝説的デザイナーを描くドキュメンタリー映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』が、2023年3月3日(金)より公開される。マリメッコの“伝説的デザイナー”マイヤ・イソラ2021年に70周年を迎えた北欧ブランド・マリメッコ。ケシの花をモチーフとした「ウニッコ」をはじめ、ブランドを代表するデザインの多くは、“伝説的デザイナー”マイヤ・イソラが手がけたものである。19歳で娘を出産後、世界中を旅しながら多彩なデザインを次々と生み出していった彼女は、マリメッコの成長と共に、デザイナーとしての才能が開花。38年間で、マリメッコに500以上のデザインを提供したという。尚、マイヤ・イソラは2001年3月3日に亡くなるまで絵画の制作に取り組んでおり、フィンランドの美術コレクションに多くの作品を収蔵。マリメッコで手掛けたデザインの多くは復刻され、デザイナーとなった娘のクリスティーナ、孫のエンマの3代に渡って継承されている。娘への愛にあふれた人生やデザインの着想源に迫る映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』は、結婚・離婚を繰り返しながらも、娘への愛に溢れていたマイヤ・イソラの人生や、デザインのインスピレーション源となっていた旅の存在を映し出すドキュメンタリー作品。娘クリスティーナ・イソラの証言や手紙、本人の日記、当時のアーカイブ映像を通じて、マイヤ・イソラの人生を体感することができる。マイヤ・イソラの自由で率直な生き様と、劇中に登場する色鮮やかなファブリック、絵画の数々に注目だ。<映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』あらすじ>戦時下を生き抜き、19歳で娘クリスティーナを出産後に芸術大学へ進学したマイヤは、在学中にマリメッコ創業者であるアルミに認められ、デザイナーとしての道を歩むこととなる。そして、旅することを原動力としたマイヤは、社会が移り変わる激動の時代に世界中を旅し、そこで出会った人々や見聞き経験したすべてをエネルギーに変えて絵を描き、新たなデザインを生み出していく独自のスタイルを作っていった。それは、何物にも縛られない自由なスピリットと、常に貪欲に挑戦し続ける創作への情熱を生涯持ち続けた人生だった。また、恋多き女性でもあったマイヤは三度の結婚・離婚を繰り返し、恋愛をも創作の糧としていた。【詳細】映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』公開日:2023年3月3日(金)監督:レーナ・キルペライネン出演:マイヤ・イソラ、クリスティーナ・イソラ、エンマ・イソラ2021年/フィンランド・ドイツ/フィンランド語/100分/カラー・モノクロ/ビスタ/5.1ch/原題:Maija Isola 英題:Maija Isola Master of Colour and Form後援:フィンランド大使館 配給:シンカ + kinologue
2022年12月04日ルイ・ヴィトンは、フットボール界のスーパースター、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドを、写真家アニー・リーボヴィッツが捉えた最新ブランド広告キャンペーン「Victory is a State of Mind」(ビクトリー・イズ・ア・ステート・オブ・マインド)を発表しました。ⒸLOUIS VUITTON, ANNIE LEIBOVITZフットボール界の3人のレジェンド、ペレ、マラドーナ、そしてジネディーヌ・ジダンを起用した2010年のキャンペーンから十数年──アニー・リーボヴィッツが再び、現代のフットボール界を象徴するレジェンド2人を捉えました。2人は、フットボールフィールドから遠く離れた場所で、ルイ・ヴィトンのダミエのアタッシュケースを即席のチェス盤に見立て、ゲームに興じています。最新ブランド広告キャンペーン「Victory is a State of Mind」は、11月19日より全世界で展開されています。お問合せ先:ルイ・ヴィトン クライアントサービスT 0120 00 1854ルイ・ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2022年11月21日ハンブルク・バレエ団による『ジョン・ノイマイヤーの世界』と『シルヴィア』が上陸。『ジョン・ノイマイヤーの世界』が2023年3月2日(木)から3月5日(日)、『シルヴィア』が2023年3月10日(金)から3月12日(日)まで、東京・上野の東京文化会館にて開催される。“現代バレエの生ける伝説”ジョン・ノイマイヤー最後の日本公演ジョン・ノイマイヤーは、ダンサー、振付家として国際的に活躍し、現在はハンブルク・バレエ団の芸術監督として多くの人々を魅了している人物。交響曲や宗教音楽、ミュージカルをもとにした作品まで、多岐にわたるジャンルで創作活動を続け、現代人の心理を描き出すドラマティックな大作を生み出してきた。そんなジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団の5年ぶり9度目の日本公演が、「ジョン・ノイマイヤーによるハンブルク・バレエ団50周年」と銘打たれたノイマイヤーのラスト・シーズン中に行われる。演目は、過去2回の日本公演で反響を呼び再々演が待望されていた『ジョン・ノイマイヤーの世界』をEdition2023としてアップデートしたものと、『シルヴィア』を披露する予定だ。『ジョン・ノイマイヤーの世界』Edition2023中でも注目は、振付家ノイマイヤーが自ら舞台に登場し、バレエに魅了された彼自身の人生と芸術を語りつつ、彼の数々の傑作が踊られ、ダンスへの愛に溢れた壮大な世界が立ち現れてくる、2023年版としてアップデートされた『ジョン・ノイマイヤーの世界』。絶妙な構成を通して、“ダンスとは愛するがゆえに行う活動”というノイマイヤーの創作の真髄に触れることができる特別な機会となっている。ノイマイヤーの名作ハイライトを一度に見ることができ、『キャンディード序曲』や『アイ・ガット・リズム』『くるみ割り人形』、さらに『椿姫』『ニジンスキー』『マーラー交響曲第3番』に加え、『シルヴィア』や『ゴースト・ライト』を新たな演目として追加し上演する。神話テーマの3つの舞踊詩『シルヴィア』一方『シルヴィア』は、イタリアの詩人タッソの田園詩をもとに、ギリシャ神話の世界でニンフのシルヴィアと羊飼いアミンタの恋を描いたバレエ。ノイマイヤーは、自立心ある少女が思春期から女性へと移行する過程で経験する、内面的な葛藤と繊細な心理に焦点を当て、現代の愛の神話を繰り広げる。豪華プリンシパルが出演2つの公演に出演するプリンシパルにも注目。『ジョン・ノイマイヤーの世界』には、バレエ界のスターであるアリーナ・コジョカルをゲストに迎え、『シルヴィア』には、ローザンヌ国際コンクールで1位に輝いたハンブルク・バレエ団所属の菅井円加など、高い表現力や技術力を有するプリンシパルが多数出演する。【詳細】ハンブルク・バレエ団公演■『ジョン・ノイマイヤーの世界』Edition2023公演日・開催時間:・2023年3月2日(木) 19:00・3月3日(金) 19:00・3月4日(土) 14:00・3月5日(日) 14:00会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45上演時間:約2時間45分(休憩1回含む)予定※音楽は特別録音による音源を使用。■『シルヴィア』公演日・開催時間:・2023年3月10日(金) 19:00 シルヴィア:菅井円加、アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ、ディアナ:アンナ・ラウデール・3月11日(土) 13:30 シルヴィア:イダ・プレトリウス、アミンタ:ヤコポ・ベル―シ、ディアナ:パク・ユンス・3月11日(土) 18:00 シルヴィア:菅井円加、アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ、ディアナ:アンナ・ラウデール・3月12日(日) 14:00 シルヴィア:菅井円加、アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ、ディアナ:アンナ・ラウデール会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45上演時間:約2時間15分(休憩1回含む)予定指揮:マルクス・レティネン演奏・東京シティ・フィルハーモニーック管弦楽団※出演者は、ダンサーの怪我等により変更になる場合あり。出演者変更によるチケットの払い戻し、日にち変更不可。入場料:・S席24,000円、A席21,000円、B席19,000円、C席15,000円、D席11,000円、E席8,000円※未就学児童の入場は不可。※ペア割引(S、A、B席)2枚で1,000円割引、NBS(WEB・電話)のみで販売。※親子割引(S,A,B席)子ども(小学生~高校生)半額。大人1名につき子ども2名まで、座席指定不可。NBS(WEB・電話)のみで2022年11月22日(火)10:00から発売。枚数限定発売のためなくなり次第終了。・U25シート:4,000円※NBS(WEBのみ)で2023年2月2日(木)20:00から引換券を発売。公演当日25歳までが対象。座席指定不可、座席指定券は公演当日に引き渡し。公演当日、年齢が確認できる身分証の提示が必要。枚数限定発売のためなくなり次第終了。チケット申し込み方法:・WEBチケットNBSホームページより※利用には、事前に会員登録(登録料・年会費は無料)が必要。【問い合わせ・申込】NBSチケットセンターTEL:03-3791-8888(月-金 10:00~16:00 土日祝:休)
2022年11月17日トーマス マイヤー(Tomas Maier)の新作アイウェアコレクションを展開する期間限定コーナーが、2018年6月7日(木)から6月24日(火)まで、東京・恵比寿のコンティニュエ内にオープンする。エルメス(HERMÈS)で9年間にわたってレザーグッズやアクセサリー等のデザインを担当し、2001年からはボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のクリエイテ ィブデザイナーを務めているトーマス・マイヤー。2018年5月にはユニクロとリゾートウェアコレクションを発売するなど、その活躍の場を更に広げている。そんなマイヤーが自身の名を冠したブランドで情熱を注いでいるアイテムの1つが、2016年春にデビューしたアイウェアコレクションだ。今回は、アイウェアショップのコンティニュエにて2018年春夏シーズンの新作コレクションをフルラインナップで展開。シーズンを象徴するデザインであるクリップオン式のサングラスや、ブランド初となる折り畳み式サングラスの限定カラーなど、テーマに掲げた「大人の夏のリゾート」にぴったりのアイウェアの数々が用意されている。【概要】トーマス マイヤー アイウェアコレクション コンティニュエ期間限定コーナー期間:2018年6月7日(木)〜6月24日(火)場所:コンティニュエ(東京都渋谷区恵比寿南2-9-2 CALM恵比寿1F)
2018年06月08日TBS系で放送されている究極のスポーツバラエティ「炎の体育会TV」の3時間SPが5月12日(土)今夜オンエア。番組通算9回目の出演となるリオネル・メッシのほか、FIFAワールドカップTBSスペシャルサポーターの俳優の竹内涼真もゲスト出演する。FCバルセロナに所属しアルゼンチン代表として輝かしい戦績を収めてきたサッカー界のスーパースター・メッシ選手。今回メッシ選手は100秒間に20枚のパネルをシュートで射抜く「100秒サッカー」に挑戦する。20枚のうち何枚を抜くことができるのか?メッシ選手の挑戦に注目。また今回はメッシ選手のスペインにある自宅が世界初公開される。今回自宅公開を快諾した理由だが、関係者によると「“体育会TV”とは長年良い関係が続いているし、メッシもとても好意的に思っているからね。本当に特別だよ」とのこと。番組カメラが世界初潜入したメッシ選手の大豪邸をお見逃しなく。スタジオには元東京ヴェルディユース所属でかつてはプロサッカー選手を目指していた竹内さんが登場。大学時代にモデルとして活動を開始し「仮面ライダードライブ」から「時をかける少女」『青空エール』『帝一の國』などへの出演で注目されると、連続テレビ小説「ひよっこ」に日曜劇場「陸王」などで広い世代から支持される俳優となった竹内さんも今回「100秒サッカー」にチャレンジ。サッカー経験者の竹内さんは何枚のパネルを抜くことができるのか、こちらも期待だ。今回、FIFAワールドカップTBSスペシャルサポーターに就任した竹内さんは、大会期間中ロシアにわたり日本代表の取材を行うことが決まっている。TBSでは6月23日(土)深夜2:40~「ドイツ×スウェーデン戦」、24日(日)深夜2:40~「ポーランド×コロンビア戦」、25日(月)22時~「ウルグアイ×ロシア戦」、27日(水)22時~「メキシコ×スウェーデン戦」、29日(金)20:57~「デイリーハイライト」を放送。さらに30日(土)、7月1日(日)22時~「決勝トーナメント」、6日(金)22時~と深夜2:40~「準々決勝」、16日(月)9:55~決勝(録画)、16日(月)21時~「総集編」をそれぞれ放送予定。「炎の体育会TVSP」は5月12日(土)今夜19時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2018年05月12日ユニクロ(UNIQLO)のスイムウエアコレクションが、新たなデザインと新コラボレーションライン「トーマス マイヤ― アンド ユニクロ(tomas maier and uniqlo)」が加わり、4月13日より順次発売となる。「トーマス マイヤ― アンド ユニクロ」今シーズン新たに登場する「トーマス マイヤ― アンド ユニクロ」は、ユニクロ初のリゾートウエアコレクション。デザイナーのトーマス・マイヤー(TomasMaier)が追求し続けている“time off - 心の開放、時間からの開放”というフィロソフィーを実現するため、素材や機能性にこだわったシンプルながらも上質で洗練されたスイムウエアを展開。日々の喧騒を忘れ、心身を解き放つための新しいLifeWearとして提案する。昨年発売し人気を博したコラボレーション、「プリンセス タム・タム(PRINCESSE tam.tam)」と「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」には、それぞれ新たなデザインが多数ラインアップ。「プリンセス タム・タム」フランスのランジェリーブランド「プリンセス タム・タム」からは、ボタニカル柄やドット柄といった、フランスのバカンスを連想させる華やかなアイテムに加え、大人の女性でも美しく着こなせる、シックな無地のアイテムも展開。さらに、今シーズンよりガールズの水着をオンラインストア限定で初めて発売する。「ユニクロ ユー」「ユニクロ ユー」は、空や海を想起させるブルー、森や草花をイメージしたグリーンなど、自然界からインスパイアされたカラー展開で、夏の日差しにも鮮やかに映えるラインアップで登場。アクティブに動いても快適にフィットするよう、特殊技術を使って縫い目をできるだけ減らすとともに、高いストレッチ性も持たせている。なお、「プリンセス タム・タム」と「ユニクロ ユー」は4月13日、「トーマス マイヤ― アンド ユニクロ」は5月18日より発売。高品質で求めやすい価格帯のスイムウエアをぜひチェックして。
2018年03月26日ユニクロ(UNIQLO)は、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のクリエイティブ・ディレクターであるトーマス・マイヤー(Tomas Maier)とコラボレーションし、初のリゾートウエアコレクションをローンチ。2018年5月18日(金)の発売に先駆け、トーマス・マイヤー本人が来日、ショーを開催した。リゾート地の優しい潮風をユニクロのライフウエアへボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクターとしてニューヨーク、ミラノ、フロリダなどを拠点に活躍するトーマス・マイヤー。ユニクロは、世界各国で活躍するなかでリゾート地の本場にも身を置く彼とタッグを組むことで、あらゆるシーンで活躍するライフウエアに優しい潮風を取り入れた。偽りのない、本場のリゾートウエア。心からリラックスできるリゾートウエアを追及して、今回のコレクションが完成した。ウィメンズではドレス、キャミソール、ポロセーター、スイムウエアなどリゾート着はもちろんタウンユースとしても活躍するアイテムをそろえた。一方メンズでは、ジャケット、Tシャツ、ポロシャツ、スイムパンツなどコーディネートしやすいラインナップを展開する。機能的な素材と気分が上がるカラーパレットをセレクトウィメンズのパイル地クルーネックTシャツやショート丈のパンツ、また、メンズのジャケットはエアリズム(AIRism)を採用。シャツはエクストラファインコットンで軽やかに仕立てた。サマーニットは、カシミア100%の贅沢な素材感で、かろやかな夏の装いをほんのりリッチにみせてくれる。カラーパレットは、トーマス自身が「気分が上がる色選びをした」という、ジューシーなオレンジやイエロー、光を反射するようなホワイトなど力のある色合い。そこに、パーム柄を取り入れてグッとリゾート感を強めている。気持ちが高揚するようなリゾートウエアの実現発売を控えた2018年3月14日(水)に、トーマス・マイヤーが来日。コラボレーションに賭けた思いを語った。コラボレーション決定についての感想を教えてください。とても嬉しいことだと感じています。僕自身もよく身に着けていて、Tシャツやスウェットなどスタンダードなものを、ボッテガ・ヴェネタのワードローブとあわせてミックスアップしたスタイルを楽しんでいます。ユニクロは、ベーシックなアイテムが多いので、あらゆる合わせ方を楽しめますし、自分のアイデンティティにフィットするスタイルを見つけられるのです。トーマスさんが思う、ユニクロの良さはどのようなところだと思いますか。ユニクロの服は、手に届きやすい価格でありながらも、デザインを安易に考えているわけではなく、どれも二番煎じじゃない。“デザインする”ということが洋服にきちんと反映されているのです。だからこそ、ユニクロの服は丸みを帯びてきても捨てたくないもの、大事にしてもらえるものだと思います。それが良さではないでしょうか。ユニクロとコラボレーションをすることは、トーマスさんにとって新しい挑戦だったのではないですか。そうですね。今まで僕がやってきたブランドとは、デザインをする上でのプロセスが違うので。でも、ユニクロの服を通して、今まで以上に多くの人との対話ができることも楽しみだと感じています。あらゆるアイテムを提案してきたユニクロにとっても、初となるリゾートウエアコレクションです。トーマスさんにとってリゾートウエアはどのような存在なのでしょうか。服を着ることは、気持ちの移り変わりにも影響しますよね。そんな中で、リゾートウエアは、僕にとって気持ちが高鳴るものなのです。ユニクロとのコラボレーションで目指したことは何ですか。僕にとってリゾートウエアがそうであるように、気持ちが高揚するような服。皆さんに気持ちよく身に着けてもらえる服。幸福感に満たされるような色、快適に過ごせる機能的な素材を選んで制作しました。そして、リゾートウエアと言えども、身に着けるシーンを選ばないアイテムであることも大切だと思っていて。例えば、ビーチだけでなく、ボタンをしめれば街にも出られるようなものを作りたかった。1着の服を買うのに、ひとつのシチュエーションでしか着られないのはもったいないですよね。今回のコレクションのアイテムが、いろんな場所で身に着けられるものであればと思っています。今後も継続の予定はありますか。今のところはまず、今季のコレクションをやり切りたいと思っています。皆さんからもしいい反響をいただければ、今後も考えていきたいですね。詳細トーマス マイヤー アンド ユニクロ発売日:2018年5月18日(金)全商品取扱店舗:ユニクロ銀座店、ビックロ 新宿東口店、吉祥寺店、札幌エスタ店、仙台泉店、名古屋JRゲートタワー店、OSAKA店、心斎橋店、オンラインストア※一部商品はユニクロの全店舗にて発売■メンズアイテム・ジャケット、ブルゾン2,990円+税~5,990円+税・パンツ 2,990円+税~3,990円+税・Tシャツ 1,500円+税・ポロシャツ 1,990円+税~2,990円+税・ニット 9,990円+税・ビーチサンダル 1,990円+税■ウィメンズアイテム・ジャケット 5,990円+税・パンツ、スカート 2,990円+税・Tシャツ 1,500円+税・ブラウス、シャツ 2,990円+税~3,990円+税・ラウンジウエア(Tシャツ、パーカー、ショートパンツ) 1,500円+税~2,990円+税・ブラキャミソール、タンクトップ 1,500円+税~1,990円+税・スイムウェア990円+税~3,990円+税
2018年03月18日ユニクロ(UNIQLO)は、初の本格的リゾートウェアコレクションとして、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)とのコラボレーション「トーマス マイヤー アンド ユニクロ(tomas maier and uniqlo)」を発表。メンズ・ウィメンズアイテムを2018年5月18日(金)より発売する。本記事ではウィメンズアイテムを紹介。ボッテガ・ヴェネタのトーマス・マイヤーが提案するリゾートウェアこれまでクリストフ・ルメール、そしてジョナサン・ウィリアム・アンダーソンと数々の世界的デザイナーとのコラボレーションを繰り広げてきたユニクロが、次なるタッグの相手に選んだのはトーマス・マイヤー。彼は、ソニア リキエル(Sonia Rykiel)、レビオン(REVILLON)、エルメス(HERMÈS)などの数々の老舗メゾンで経験を積み、現在は自身のブランドだけでなく、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のクリエイティブ・ディレクターとして活躍する人物だ。そんな彼とのコラボレーションでは、ユニクロ初となる本格的リゾートウェアコレクションを提案。「time off-心の解放、時間からの解放」という、トーマス・マイヤーのフィロソフィーに叶う上質な素材にこだわり、優れた技術と機能性といったユニクロのノウハウを融合させていく。今季のコレクションでは、トーマス・マイヤーブランドの拠点であるフロリダから着想を得た、日差しを連想させるオレンジやイエローなど明るい色彩が揃う。また、ブランドのアイコンであるパームツリーをアイテムの随所にあしらい、夏らしく開放的なムードを演出している。デイリーユースにもぴったりなリゾートウェア上品でシンプルなデザインかつ、リラックスした雰囲気のウェアが勢揃い。シフォンプリントのワンピースは、細やかな柄と、袖やウエストに寄せられたギャザーがフェミニンな印象の1着。リゾートにもタウンユースにも使えるワンピースだ。また、明るいバイカラーが鮮やかなキャミソールワンピースや、レッドのロングブラウスやオレンジのカシミヤセーター、ポロセーターなど、陽気で快活なカラーリングのアイテムが揃う。エアリズムのパイルパーカやTシャツさらりとした快適な着心地の素材「エアリズム」を使用したパイルパーカやパイルTシャツ、ショートパンツも登場。Tシャツやショートパンツはバイカラーのデザインで、淡いパープルとライトグリーン、ライトブルーとレッドといったポップな雰囲気に仕上げている。スイムウェア・小物スイムウェアも、長袖タイプ、ワンピース、キャミソール、ビキニと充実のラインナップ。オレンジや赤、パームツリーのプリント柄など夏らしいデザインからシックな黒まで、多彩なデザインで展開する。ビーチサンダルや、気軽に羽織れる大判ストールといった小物も販売される。詳細トーマス マイヤー アンド ユニクロ発売日:2018年5月18日(金)全商品取扱店舗:ユニクロ銀座店、ビックロ 新宿東口店、吉祥寺店、札幌エスタ店、仙台泉店、名古屋JRゲートタワー店、ユニクロ 大阪、心斎橋店、オンラインストア※一部商品はユニクロの全店舗にて発売■アイテム例・ジャケット 5,990円+税・パンツ、スカート 2,990円+税・Tシャツ 1,500円+税・ブラウス、シャツ 2,990円+税~3,990円+税・ラウンジウエア(Tシャツ、パーカー、ショートパンツ) 1,500円+税~2,990円+税・ブラキャミソール、タンクトップ 1,500円+税~1,990円+税・スイムウェア990円+税~3,990円+税
2018年02月23日ユニクロ(UNIQLO)が、トーマス マイヤー(tomas maier)とのグローバルコラボレーション「トーマス マイヤー アンド ユニクロ(tomas maier and uniqlo)」を発表した。2018年初夏、ユニクロのLifeWearに初の本格的リゾートウエアコレクションとして全世界のユニクロ店舗およびユニクロオンラインストアにてメンズ・ウィメンズラインを展開予定。トーマス マイヤーは、カジュアルでありながらも高い品質とライフスタイルに根ざしたデザイン性を両立した米国ブランド。「time off-心の解放、時間からの解放」というブランドのフィロソフィーに、上質な素材へのこだわり、優れた技術・機能性などさまざまなユニクロのノウハウを融合した。デザイナーのトーマス・マイヤーは、「トーマス マイヤーのブランドコンセプトは“解放”です。本コレクションではそのコンセプトを、ユニクロの素晴らしいメンバーとともに、彼らが持つテクノロジーやノウハウを活用し表現することができました。ユニクロとのコラボレーションを通じ、日々の喧騒を忘れ心身ともにリラックスできるデイリーウエアを、より多くの人々に楽しんでいただきたいと心から願っています」とコメントしている。
2018年02月20日プーマ(PUMA)から、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)とコラボレーションしたシューズが登場。2017年9月17日(日)より、GR8(グレイト)、ロンハーマン千駄ヶ谷、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店にて限定200足で発売される。ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)も手掛けるイタリアのデザイナー、トーマス・マイヤーとコラボレーションした限定シューズは、プーマから1968年に誕生したモデル「ROMA 1968」をもとにデザインされた。ベースカラーはホワイトで、ラインは黒とミニマムなカラーリングになっている。また、ヤシの木を連続的に配したエンボス加工が全面に施され、かかと部分のヒールカウンターには“tomas maier”の文字が黒字で刻印されている。【アイテム詳細】発売日:2017年9月17日(日)価格:17,500円+税取扱店舗:GR8(グレイト)、ロンハーマン千駄ヶ谷、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店
2017年09月18日FCバルセロナに所属するアルゼンチン代表のサッカー選手、リオネル・メッシが、アントネラ・ロッシと故郷のロサリオ(アルゼンチン北東部)で結婚式を挙げた。その祝いの場でメッシが着用したのは、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の最高峰ライン「メイド トゥ メジャー」で特別にオーダーした、ダークグレーのスリーピースタキシード。また、彼らの息子たちのティアゴとマッテオも、アルマーニ ジュニアのカスタムメイドのスリーピーススーツを着用し、挙式に華を添えた。【問い合わせ先】ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03-6274-7070
2017年07月06日歌手のビヨンセ(35)が、ユーチューバーの故メッシー・マイヤの家族から訴えられているようだ。メッシーさんの家族は、2010年に銃殺されたメッシーさんが作成した映像の一部がビヨンセのヒット曲「フォーメーション」でサンプリングされているとして法的手段をとったようだ。フォーブス誌によれば、ビヨンセのみならず夫のジェイ・Z、ソニー・ミュージックに対し、2,000万ドル(約22億4,000万円)もの賠償金を求めているという。ジェイにおいては以前にも同じような訴えを起こされたことがあり、自身の楽曲「ビッグ・ピンピン」へのサンプリングを巡って8年間の法廷バトルを繰り広げ、2015年に勝利を収めている。オサマ・ファハミさんが、おじでエジプト人作曲家のバリ・ファハミによる1957年の曲「Khosara Khosara」がジェイの「ビッグ・ピンピン」に使用されていると主張していたが、裁判所はエジプトの法律はアメリカ合衆国には適用されず、陪審にかけられるべきでないと結論付けていた。そんな中、ビヨンセはいよいよ今月12日に開催される第59回グラミー賞のステージでパフォーマンスする予定だ。現在双子を妊娠中であるビヨンセは、そのパフォーマンスをいつもより控えめに変更したと言われており、現在リハーサルを続けているという。ショーには巨大なデジタルスクリーンが設置され、ジェイを含む他のアーティストたちがゲスト出演すると予想されている。(C)BANG Media International
2017年02月10日ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)は、クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤー就任15周年とブランド創立50周年を記念イベントを東京で開催した。会場に訪れた、女優・長谷川京子をキャッチ。長谷川は、2016-17年秋冬コレクションからソフトウールのプリーツドレスをセレクト。トップスは、ランジェリーからインスピレーションを得た繊細なデザインで、ボトムスの内側にあしらわれたラメ糸のルレックスが、プリーツの美しさを引き立てている。足元はブラックのレザーシューズ。そしてシルバーのクラッチバッグをアクセサリーとして合わせた。ヘアはコンパクトにまとめ、真っ赤な紅を差し、上品なスタイルを演出している。【着用アイテム】2016年秋冬コレクション プリーツドレス価格:278,000円展開時期:2016年9月1日(木) ※予定取扱い店舗:ボッテガ・ヴェネタ銀座、新宿伊勢丹、六本木店 ※予定
2016年06月17日トーマス マイヤー(Tomas Maier)のサングラスコレクションが、2016年春日本初上陸。他店に先駆け、東京・恵比寿のコンティニュエ(Continuer)にて発売中だ。現在は、ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブデザイナーを務める、トーマス・マイヤー。1997年に自身の名を冠したトーマス マイヤーを創立した。彼が情熱を注いで製作したアイウェアは、クリーンな雰囲気にあふれている。シンプルなフォルムをベースに、こだわりのディテールを随所に散りばめ、モダンで洗練されたムードに。特筆すべきは、絶妙なカラーリング。様々な技法で色を重ねて、控えめながら美しい色彩のコンビネーションを実現した。【アイテム詳細】トーマス マイヤー サングラスコレクション発売日:2016年4月23日(土)取り扱い店舗:コンティニュエ住所:東京都渋谷区恵比寿南2-9-2CALM恵比寿1FTEL:03-3792-8978
2016年04月28日ヴィヴィアン・マイヤーという写真家のことは、もちろんご存じありませんよね? 生涯で15万枚以上の作品を残しながら、一度も発表することなく、乳母や家政婦として働き、2007年、オークションで偶然ネガが発見されるまでは、その存在をまったく知られることなく、2009年に83歳でこの世を去った、変わり者の女性のことは。彼女のネガを競り落とした青年が、写真の一部をブログにアップすると爆発的な人気が出て驚き、プリントを売って製作費を稼ぎながら、謎だった彼女を探す旅に出て、彼女を知る人々のインタビューも含め、ドキュメンタリーで描いたのがこの映画。まさに、事実は小説よりも奇なり! 今まで、こんな不思議な魅力の映画は観たことがありません。乳母だった彼女が死後、写真家として脚光を浴びるまでの旅路その青年がシカゴ在住の監督、ジョン・マルーフです。歴史の資料としてシカゴの風景写真を探している時、地元のガラクタや中古家具を扱うオークションハウスで、古い革張りの箱に入ったネガを落札。撮影者はヴィヴィアン・マイヤーとあるけれど、知らない名前で、検索してみても1件もヒットなし。初めてヒットしたのは、それから2年後、彼女がつい数日前に亡くなった、という死亡記事でした。そこから、彼は生前のヴィヴィアンを知る人物を探し当てるのですが、その人はなんと「彼女は僕のナニー(乳母)だった」と…。乳母だった人が、なぜこんなに優れた写真を撮影できたのか? 彼のヴィヴィアンを探す旅が始まります。生涯独身だった彼女の晩年の生活を援助していたのは、かつて彼女が乳母を務めていた家族でした。彼らのおかげで、さらに膨大なネガ、未現像フィルム、8mmや16mmの映像素材、カセットテープ、それどころか、ブラウス、コート、帽子、靴、レシートに書いたメモの類いまでを入手。そして、ジョンの旅はフランスにまで及びます。20世紀最高のストリート写真家の謎めいた数奇な人生彼女を知る人々は、口々に「変り者」「秘密主義」「孤独な人だった」と語りますが、彼女が写真を大量に遺していたことは誰も知りません。フランス訛りから、フランス人だとも思われていたヴィヴィアン。彼女の両親は、彼女が幼い時に離婚しているのですが、ある時期、ヴィヴィアンは母親の母国であるフランスと行き来していたことが判明します。ジョンが南フランスの村を訪ね、彼女が現像屋に「光沢でなくつや消しで」などと、プリントの指示を細かく出していたことを知り、発表するつもりがなかった写真を世に出してしまって悪かったかも… と懸念していた彼が勇気づけられるシーンは印象的でした。プロの写真家たちから「彼女は真の写真家」「驚くべき洞察力」「発表していれば成功できたのに…」と評されるヴィヴィアンの写真。ニューヨーク、ロンドン、パリを始め、世界各地を巡回中の展覧会は、その美術館史上最高の動員となったり、全米での写真集の売り上げNO.1を記録したり。なぜ発表しなかったのか、謎は深まるばかりです。引きこもって溜め込んだ新聞紙に埋もれて暮らした晩年ザンバラ髪に男物のシャツとだぶだぶのコート、足元はアーミーブーツで、愛機ローライフレックスを首から下げ、ファインダーを上から覗き込み、被写体に体当たりで撮影していたヴィヴィアン。彼女が好んで撮るのは、スラム街の人々、泣いている子供、堵殺場など、人間の負の側面を思わせる写真。ただの浮浪者にしか見えない男の写真を購入した、俳優ティム・ロスの「最貧の姿の男なのに幸せそうなんだ」という言葉が刺さります。ハッとさせられる視点や構図は、ダイアン・アーバスやブラッサイを思わせますが、長く住まわせてもらっていた部屋には、美術関係の書籍はなく、足の踏み場もないほど新聞が堆積していたとか。グロテスクで不条理な事件、人間の愚かさが露呈した事件に興味津々だったという彼女には、ジャーナリスティックな感性、作家のカポーティめいた好奇心があったのかもしれない、と思ったり。アーティストとしてはアウトサイダーだったヴィヴィアンの人生が、ミステリアスなまま、心の奥底に沈殿して離れません。作品を公表していたら、20世紀の写真史を変えていたかもしれないヴィヴィアン・マイヤーを、この映画を観て、あなたも探す旅に出てみませんか? 「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」▼予告編監督:ジョン・マルーフ、チャーリー・シスケル出演:ヴィヴィン・マイヤー、ジョン・マルーフ、ティム・ロス 他2015年10月10日(土) シアター・イメージ・フォーラムほか全国順次ロードショー
2015年09月29日本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた“発見された”天才写真家に迫るドキュメンタリー『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』。この度、本作のメインビジュアルがひと足先に公開された。2007年、シカゴ在住のある青年がオークションで偶然発見し、380ドルで落札した大量のネガ。その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が次から次へと寄せられる。この奇跡の大発見を世界の主要メディアが絶賛、写真集は全米売り上げNo.1を記録し、NY・パリ・ロンドンでいち早く開かれた展覧会には数多くの人々が押し寄せるほど。その写真の撮影者の名前は、ヴィヴィアン・マイヤー。すでに故人であり、15満点以上の作品を残しながら、生前1枚も作品を公表することはなかった。本作では、彼女のミステリアスな生涯と人物像が、関係者のインタビューや系図学者のリサーチによって徐々に明かされていく。監督を務めるのは、世紀の発見の張本人であるジョン・マルーフと、『ボウリング・フォー・コロンバイン』(マイケル・ムーア監督)のフィールド・プロデューサーを務め、エミー賞ノミネートのテレビドキュメンタリーの脚本家・プロデューサーのチャーリー・シスケル。本作は、世界各国の映画祭で上映され、本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされ大きな話題となっている。決して素性を明かさずナニーとして働いてい彼女が、なぜこれほど優れた写真を撮ることができたのか?そしてなぜ誰にも作品を見せなかったのか?作品が発表されていたら、20世紀の写真史は変わっていたかもしれないとも言われる“発見された”天才写真家の生涯を覗いてみて。『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』は10月、シアター・イメージ・フォーラムほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月14日死後、才能が世に認められるということは、アートの世界では時として起こるーー近年、その顕著な人物として挙げるならば、女性写真家ヴィヴィアン・マイヤーだろう。そんな彼女の物語を収め、本年度「アカデミー賞」にて長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたアート・ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が今秋、日本で公開されることが決定した。物語の発端は、07年、シカゴ在住の青年ジョン・マルーフがオークションで大量の古い写真ネガを購入したことに始まる。その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が続々と寄せられた。この現象を世界各国のメディアは大々的に報じ、さらにその才能は広く知られるところとなり、その写真をまとめた写真集は全米売り上げでNo.1を記録。ニューヨーク、パリ、ロンドンで展覧会が開かれると人々が押し寄せた。写真の撮影者の名前は、ヴィヴィアン・マイヤー。話題になった当時はすでに故人、生前の職業はナニー(乳母)だった。15万点以上の作品を残しながら、1枚も公表することがなかったという。ヴィヴィアン・マイヤーが大きな注目を集めた理由は、優れた写真の才能の他にもう一つある。不詳であることーー生前、偽名を使って素性を隠していたことで、彼女が何者で、どこから来て、どんな想いでシャッターを切っていたのか、そのミステリアスな人物像も彼女の魅力となっている。「何故、これほど優れた写真を撮ることができたのか?」、「なぜ誰にも作品を見せなかったのか?」、その才能の痕跡だけが現在に残されたのだ。20世紀の写真史を変えていたかもしれない、と言われるヴィヴィアン・マイヤー。本作は、ヴィヴィアンが誰にも見せることが無かった15万枚にもおよぶ、当時のニューヨークを収めた貴重なポートレイトの数々を紹介。さらに彼女のミステリアスな生涯を、関係者のインタビューや系図学者のリサーチによって紐解いていく。監督は、ヴィヴィアン・マイヤーという才能を見つけ出した張本人ジョン・マルーフと、マイケル・ムーア監督作『ボウリング・フォー・コロンバイン』(’02)でフィールド・プロデューサーを務めたチャーリー・シスケルが務めている。映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』は10月、シアター・イメージ・フォーラムほか全国にて順次公開。
2015年08月14日あなたはバブル時代に流行した「アッシー君」「メッシー君」を知っていますか?わからない方のために軽く説明すると、アッシー君は「足」。つまり送り迎えをしてもらうためだけの男性。そしてメッシー君は「飯」。ごはんをおごってもらうだけの男性のことです。今となっては死語ですが、これって男性から見ると「悪しき風習」、女性から見ると「古き良き習わし」なんだそうです。景気が上向くかもしれない昨今、華やかだったバブル時代のおさらいをして、来るべき女子の時代に備えるのもよいでしょう。今回は、「アッシー」「メッシー」の作り方を、取材結果を元に伝授します。■1.まずは優位に立つ男子男性をアッシー君、メッシー君として手なずけるためには、あなたは男性に決して甘い顔を見せてはいけません。あくまでも上から目線で接する事です。「アッシー、メッシーの始まりは徹底的に優位に振る舞うことです。何事も始めが肝心。私は出会ったその日からアゴでこき使います」(27歳/女性/ネイリスト)あなたのように美しくてレベルの高い女性が、忙しい中を迎えに来させてあげるのですから、感謝されこそすれ、遠慮する事は全くありません。馬鹿な男どもに、堂々と迎えにこさせましょう。■2.繰り返し命令して習慣化させる食事に付き合わせてあげるメッシー君も同じです。あなたと一緒に食事ができる男性は、なんてラッキーなのでしょう。食事代はもちろん男性の支払いなので、遠慮せず食べたいものを注文します。「呼び出して食事した後の支払いはいつもメッシーのカードです。一度でも甘い顔を見せると男性はつけあがるので」(28歳/女性/情報通信)繰り返し付き合わせ、あなたに奉仕することを習慣化させましょう。■3.「ご褒美」はちらつかせるだけ男はとにかく「付き合いたがる」「泊まりたがる」そして「セックスしたがる」ものです。最終的にエッチできる、と思ってそれを目指して頑張るのが男の性。男性のこの習性を最大限に利用しながら、エッチ直前まで匂わせて、男性をさんざん利用したあげく最後はするりと逃げましょう。「男の欲求を正しく理解すると、アッシー、メッシーに罪悪感を感じなくなります。所詮やりたいだけが男ですから」(26歳/女性/証券会社)わたしたち女子は、男性に「付き合わない」「泊まらない」「セックスさせない」ことが重要です。■4.遠慮はしないずいぶんひどい行いだとは思いますが、繰り返しアッシー、メッシーをさせていくことで男性があなたに奉仕する事そのものに喜びを感じるようになります。コツは遠慮せずにじゃんじゃん男性を利用する事です。時間帯や回数もあなたが思い立った時でOKです。「好意を持つ女性に迎えやゴハンをお願いされると、どんな時間でも断れません。やっぱ俺ってドMなのかなと思ってしまいます」(28歳/男性/出版)■おわりに男性よりも女性が強かったバブル時代の遺産「アッシー」「メッシー」をあなたはどう感じましたか。古き良き時代の象徴、アッシー君やメッシー君をあなたの手で現代によみがえらせてみてはいかがでしょうか。(沖合はるか/ハウコレ)
2013年12月02日