医師対象のアンケート結果の発表厚労省の2015年4月の食事摂取基準の改訂で、1日当たりの食塩摂取量の目標値は男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満。この数値が守れているか、医師を対象としたアンケートをメドピア株式会社が実施。4,021人の医師が回答した結果を、2016年6月10日に発表した。メドピア株式会社は国内医師の3人に1人が参加している医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営。調査期間は2016年5月30日~2016年6月5日。摂取量を気にしていないのは全体の37.3%の1,498件。夏場の汗対策や、運動してよく汗を流すので気にしていない男性医師(50代)や、好きな物ばかり食べたり、摂取している実際の量が不明だと打ち明ける医師。血圧が低めで薄味が好きだから気にしないと答える40代女性精神科医もいた。目標値以内の医師は13.0%では、塩分量を気にして目標値を守っている医師はどれくらいかというと13.0%で、食事は薄味を意識したもの。521件の回答の中には、美容・アンチエイジングの治療に従事する女性医師からの声も。塩分の多量摂取は、むくみの原因にもなるため、血圧を気にする中高年だけでなく、美容を気にする若い世代にも塩分を控えるよう勧める。目標値が守れていないのは約半数一方で、気にしているが目標値は守れていないという回答は2,002件。全体の約半数の49.8%。尿で測定すると10gの食塩量だったと答える40代の一般内科医もいるが、食塩量を計算していない食事。インスタント麺は塩分5~6gを含み、また、日本人の食塩摂取量は世界で上位3位に入る。そのことを患者に伝えるが40代の産業医自身も目標値以内にできてはいない。当直で出前を月に10回取ったり、睡眠時間を取るため出来合いの物を食べてしまうといった、忙しくて食事に気を使えない医師の現状も垣間見える。(画像はプレスリリースより)【参考】※メドピア株式会社プレスリリース
2016年06月26日医師専用サイト「MedPeer」を運営するメドピアは、同サイトに登録している医師5万人のうち、受付期間中に回答を寄せた3,040名を対象に、最も好きな医療マンガに関するアンケート調査を実施。その結果、1位には、手塚治虫氏の「ブラック・ジャック」、2位には、村上もとか氏の「JIN-仁-」が選ばれた。調査期間は11月13日から11月19日。「ブラック・ジャック」は世代別でも、20代から60代以上の全世代で第1位の支持を得ている。コメントでは、「医療マンガの王道(50代、一般内科)」や、「不朽の名作(50代、整形外科」という声が多く、「これを読んで外科医になりたいと思い医学部へ進みました(40代、一般外科)」や、「嘘とは思わせないリアルさがある(50代、消化器外科)」などの声も寄せられた。次いで、2位は「JIN-仁-(6.0%)」、3位は「ブラックジャックによろしく(5.7%)」、4位は「医龍(5.0%)」、5位は「スーパードクターK(4.3%)」となっている。2位の「JIN-仁-」には、「ドラマシリーズでファンになり、全巻大人買いしました(30代、産婦人科)」、「ドラマを見てから漫画購入しました。(40代、小児科)」など、ドラマ化をきっかけに原作のファンになったという意見がみられた。また、3位の「ブラックジャックによろしく」には、「最近、無料ダウンロードできるので読破しました(30代、一般内科)」、「身につまされる。懐かしい頃を思い出す(40代、循環器内科)」などの意見がみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月30日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の利用」に関する調査を実施した。調査期間は8月7日~8月13日、有効回答数は2,156件。「SNSの利用していますか?」と尋ねたところ、46%が「利用している」、54%が「利用していない」と回答した。利用していない理由としては、「セキュリティーに問題がある」、「必要性がない」、「時間がない」などがあげられている。SNS利用者の中では、「ほぼ毎日閲覧のみ行っている」という回答が最も多く、29%だった。また、学生時代の友人などとのやりとり、情報収集に利用されている。「必要なときだけ」と回答した人は20%、「週に数回程度」と回答した人は15%だった。「時間がないので本当に必要なときだけ」、「暇なときに見ている」というコメントがみられ、さらに、離れて暮らす家族の様子を見るという使い方もあげられている。一方で、「ほぼ毎日閲覧と投稿を行っている」と回答した人は13%。「生活の一部になっている」という声もあり、利用するSNSとしては、主にmixi、Facebook、ツイッターがあげられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日メドピアは同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer」にて、「手術前のタイムアウト」に関する調査を実施した。調査は7月11日から7月17日にかけて行い、1,183の有効回答が得られた。手術前のタイムアウトとは、「執刀直前に」「チーム全員で」「いったん手を止めて」「チェックリストに従って」「患者・部位・手技などを確認する」 ことを意味する。手術前のタイムアウトは担当診療科だけでなく、麻酔科や看護師が共同でチェックを行うシステムである。「現在勤務している施設ではタイムアウトを行っていますか?」 という問いに対し、回答者全体の69%が「行っている」と回答した。「病院の方針でタイムアウトを行っている」は54%。始めた時期は2・3年前から半年前というコメントが多く、「機能評価を受けるのをきっかけに始めた」というコメントもあった。実施するタイミングは、「手術室入室時」「麻酔前」「執刀前」「閉創時」など。取り違え事故防止に役立つとしながらも、「ルーティン化している」「儀式的」という声もあった。一方「決まりがなく、タイムアウトを行っていない」と回答したのは26%。「手術件数が少ない」「1人で手術を行う」「確認はしているが、正式なタイムアウトではない」といった意見の他、「タイムアウトという言葉を初めて知った」というコメントもあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、7月9日から7月19日の期間、「研修医教育の担当者」に関する調査を実施した。有効回答数は2,659件。「初期研修医の教育は卒後何年目の医師が行っていますか?」と質問したところ、27%が「研修医を受け入れていない」と回答。また、「卒後6年から10年目」という回答は全体の20%となり、「臨床経験があり、比較的若い働き盛りの人」、「専門医資格を取得直後で、知識が豊富で活力がある」、「後期研修を終えた医師」が適任という意見が寄せられている。一方、「卒後10年目以上」と回答した人は19%で、「指導するにはある程度の経験が必要」、「若手が少ないから」という意見がみられた。回答全体を通して、責任者は決まっているが「チームで教育する」、「若手も積極的に協力する」、「直接指導するのはほぼ全ての医師」というコメントが多く見られた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日メドピアは同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer(メドピア)」にて、「湿布剤などの外用薬や下剤の処方」に関する調査を実施した。調査は7月4日~7月10日にかけて行い、2,768件の有効回答が得られた。最初に、「湿布などの外用薬や下剤の保険診療は妥当だと思いますか?」と尋ねたところ、53%が「現在のまま保険診療がよい」と回答した。その理由として、「どれだけ処方するかは医師の問題」「本当に必要な患者のとの線引きが困難」といったコメントが寄せられた。「処方量の制限を厳しくした方が良い」という意見も目立つ。次に多い意見として「急性期処方のみ保険診療にした方が良い」は17%。「だらだらと処方するのは問題がある」「保険診療では過剰投与となりやすい」といった意見が多かった。また、「本当に自分が使用しているかうたがわしい例もある」といった意見もあった。「薬剤指示のみで自費購入にした方が良い」は16%。「OTC(店頭販売薬品)になっているものは基本的に自費がいい」「保険の方が安いために希望される人が多い」というコメントがあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、6月27日から7月3日の期間、「眼底検査での眼底鏡利用」に関する調査を実施した。有効サンプル数は1,643件。「眼底検査で眼底鏡を利用していますか?」と質問したところ、回答者全体の66%が「眼底検査を行っていない」と回答。「見ても判断できない」「眼科に依頼している」といった声が多くあがった。一方、「眼底検査を行っている」は34%で、そのうちの48%が「症例によって利用することがある」と答えている。利用する理由としては、「くも膜下出血」、「糖尿病性網膜症」、「乳頭浮腫」、「真菌感染」などをチェックするためで、「最近は最初から眼科の先生にお願いする事が多い」という声もあがった。また、眼底検査を行っていると答えた中で、「眼底鏡を利用しておらず、利用予定もない」と回答した人は28%。理由として、「見落としがあるといけないので」、「頭蓋内圧が高そうな患者は、すぐにCTを撮る」、「眼底写真を撮る」というコメントが見られた。なお、この回答でも「眼科に紹介する」という声が多くあがっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは8月8日、「インフルエンザ診療におけるアマンタジンの位置づけ」に関する調査結果を発表した。調査は6月4日~10日に実施され、2,636件の有効回答数を得た。「今シーズン(平成23年11月から現在まで)のインフルエンザ対策として、アマンタジンを処方しましたか?」という質問をしたところ、74%の医師が「処方しなかった」と回答。「多種類の抗インフルエンザ薬が出てきている現在、アマンタジンを使う理由はない」、「インフルエンザ治療薬としては既に過去の薬」という意見がほとんどをしめ、「副作用も多く、また耐性もすすんでいる」というコメントもみられた。また、現在使用しているインフルエンザ治療薬としては、タミフル、イナビル、リレンザなどがあげられている。「アマンタジンを処方した例があった」という回答をみると、コメントから今シーズンの処方ではなく過去の例が多くみられ、さらに「タミフル在庫切れのとき」「タミフル耐性のケース」や、「パーキンソン病患者」に使用したという意見がみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは8月8日、「ホームページから来院する新患の割合」に関する調査結果を発表。同会員医師の約4割がウェブ経由の新患数を把握していないということがわかった。調査は6月6日~12日に行われ、2,719件の有効回答数を得た。「新規で受診される患者の何割くらいが、ホームページを見て来院していますか?」と質問したところ、41%が「どのくらいか分からない」と回答。その理由として、「地域の基幹病院なので」、「大学病院なので」、「調査していないのでわからない」という意見があげられた。また、「ほぼいない(10%未満)」と回答した人は25%で、「ほぼすべてが紹介患者なので」、「近いから、という地理的利便性が圧倒的に多い」などの声があがっており、さらに、「少ない(約10%から30%)」と回答した18%では、「ネットよりも口コミ効果のほうが大きい」、「高齢者の受診が多い」などのコメントがよせられている。一方、ホームページからの患者が多いケースには、「自費診療」、「美容がメイン」、「肛門科で日帰り手術をしている」など特殊分野が多い傾向がみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」において、全国のMedPeer会員医師を対象に実施した「麻酔科医師の確保状況」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月8日~14日で、有効サンプル数は2,637。「勤務施設での麻酔科医の確保状況について、最も近い選択肢はどれですか?」と尋ねたところ、「常勤医がいるので、確保に苦労していない(35%)」という回答が最多。「大学病院なので」「東京近辺では麻酔科医は飽和状態で、フリー麻酔科医の居場所は減少。が、実態は偏在化が激しいよう」などのコメントが挙げられた。「常勤医がいるが、足りないのでアルバイト医師がいる」は21%。「緊急は自家麻酔」「先行きの見えない状況」「なんとか調整している」「麻酔科医の少なさが手術数に影響している」といったコメントが見られた。「常勤医がいないので、すべてアルバイト医師」は13%。「大学病院や他院の医師にその都度依頼している」という声が多く、常勤医の確保が難しくなっているようだ。「その他」と回答した25%については、「常勤医がいるが、不足している」「本格的に麻酔医が必要な手術は、他の施設に依頼している」などのコメントを見られ、やはり厳しい状況がうかがえる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」において、全国のMedPeer会員医師を対象に実施した「採血のついでの小児の血液型検査」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月13日~19日で、有効サンプル数は1,310。「採血のついでに検査を希望されたときはどう対応していますか?」という質問に対して、51%が「自由診療として検査する」と回答。「希望される人が多いので、自費でしている」「保険請求はできないので、健康診断扱いにしている」というコメントがみられた。「血液検査を依頼されたことがない」は27%、「断る」は11%。「混合診療になるので断ります」「原則、血液型を調べる必要があるのは輸血が必要な場合に限られている」といったコメントがあった。また、「保険診療として検査する」は7%。「術前検査の名目で検査している」というコメントが散見された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは6月6日~6月12日まで、「術者が手洗いに使う水の種類」に関する調査を実施。1,786の有効回答が寄せられた。まず、「手術前の術者の手洗いに使っている水の種類」について尋ねたところ、49%が「水道水」と回答した。以前は滅菌水を使っていたが、水道水に変更したという声も多く、「水道水でも十分とのエビデンスにより、値段が高いので水道水に変更した」といったコメントがみられた。その他「水で流す、という物理的な意味が一番」「メンテナンスのコストを考えたら、今まで常識とされていた滅菌水などはわざわざ使う必要性を感じない」などの意見もあった。続いて「滅菌水」と回答したのは45%。「水道水でも良いのは知っているが、従来の装置があるのでそのまま使用中」といったコメントが目立つようだ。「水道水に変更するための工事にコストがかかる」「手袋をするから何でも良いのかもしれないが、万一破れた時のことを考えると清潔に越したことはない」という意見もあった。少数意見として、「オゾン水」が1%、「その他」が5%だった。全体的に「手術前の手洗いは水道水でよい」という見解が圧倒的に多い。洗浄方法もブラシ洗浄から手洗い洗浄へ、時代とともに変化している様子がうかがえる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日メドピアは6月29日~7月5日にかけて、同社が運営する医師コミュニティーサイト「メドピア」にて、全国のメドピア会員医師を対象に「地方の病院勤務」に関する調査を実施。2,758の有効回答が寄せられた。今回は「地方」を「県庁所在地まで100km、交通手段は自動車、電車のみ、買い物に行くのはおよそ20km離れたショッピングセンター」と仮定してアンケートを実施した。まず、「地方の病院勤務」についての質問では、回答者全体の25%が「勤務したくない」と回答した。その理由としては、「子供の教育を考えると都心部がいい」「単身赴任になる」「専門性が発揮できない」などといった声が寄せられた。「条件によっては勤務してもよい」と回答した医師に対し、その条件について尋ねたところ、「主に給与」22%、「主に勤務内容」21%、「主に休日や勤務時間」20%で、全て同程度だった。具体的には、「休日がきちんととれる」「緊急時のバックアップ体制」「プライバシーが守られる」「やりがいがある」などの希望が挙げられた。全体的に「期限つきなら良い」といったコメントもみられ、条件次第では考慮するという医師も少なくないようだ。ただし、「20km離れたショッピングセンター」に対しては強い抵抗を示す意見が多かった。また、本人が良くても家族の意見調整もあり、特に子育て世代は地方勤務を敬遠する傾向が顕著な様子がうかがえる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは6月6日~6月12日まで、「術者が手洗いに使う水の種類」に関する調査を実施。1,786の有効回答が寄せられた。まず、「手術前の術者の手洗いに使っている水の種類」について尋ねたところ、49%が「水道水」と回答した。以前は滅菌水を使っていたが、水道水に変更したという声も多く、「水道水でも十分とのエビデンスにより、値段が高いので水道水に変更した」といったコメントがみられた。その他「水で流す、という物理的な意味が一番」「メンテナンスのコストを考えたら、今まで常識とされていた滅菌水などはわざわざ使う必要性を感じない」などの意見もあった。続いて「滅菌水」と回答したのは45%。「水道水でも良いのは知っているが、従来の装置があるのでそのまま使用中」といったコメントが目立つようだ。「水道水に変更するための工事にコストがかかる」「手袋をするから何でも良いのかもしれないが、万一破れた時のことを考えると清潔に越したことはない」という意見もあった。少数意見として、「オゾン水」が1%、「その他」が5%だった。全体的に「手術前の手洗いは水道水でよい」という見解が圧倒的に多い。洗浄方法もブラシ洗浄から手洗い洗浄へ、時代とともに変化している様子がうかがえる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日メドピアは6月29日~7月5日にかけて、同社が運営する医師コミュニティーサイト「メドピア」にて、全国のメドピア会員医師を対象に「地方の病院勤務」に関する調査を実施。2,758の有効回答が寄せられた。今回は「地方」を「県庁所在地まで100km、交通手段は自動車、電車のみ、買い物に行くのはおよそ20km離れたショッピングセンター」と仮定してアンケートを実施した。まず、「地方の病院勤務」についての質問では、回答者全体の25%が「勤務したくない」と回答した。その理由としては、「子供の教育を考えると都心部がいい」「単身赴任になる」「専門性が発揮できない」などといった声が寄せられた。「条件によっては勤務してもよい」と回答した医師に対し、その条件について尋ねたところ、「主に給与」22%、「主に勤務内容」21%、「主に休日や勤務時間」20%で、全て同程度だった。具体的には、「休日がきちんととれる」「緊急時のバックアップ体制」「プライバシーが守られる」「やりがいがある」などの希望が挙げられた。全体的に「期限つきなら良い」といったコメントもみられ、条件次第では考慮するという医師も少なくないようだ。ただし、「20km離れたショッピングセンター」に対しては強い抵抗を示す意見が多かった。また、本人が良くても家族の意見調整もあり、特に子育て世代は地方勤務を敬遠する傾向が顕著な様子がうかがえる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」において、全国のMedPeer会員医師を対象に実施した「麻酔科医師の確保状況」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月8日~14日で、有効サンプル数は2,637。「勤務施設での麻酔科医の確保状況について、最も近い選択肢はどれですか?」と尋ねたところ、「常勤医がいるので、確保に苦労していない(35%)」という回答が最多。「大学病院なので」「東京近辺では麻酔科医は飽和状態で、フリー麻酔科医の居場所は減少。が、実態は偏在化が激しいよう」などのコメントが挙げられた。「常勤医がいるが、足りないのでアルバイト医師がいる」は21%。「緊急は自家麻酔」「先行きの見えない状況」「なんとか調整している」「麻酔科医の少なさが手術数に影響している」といったコメントが見られた。「常勤医がいないので、すべてアルバイト医師」は13%。「大学病院や他院の医師にその都度依頼している」という声が多く、常勤医の確保が難しくなっているようだ。「その他」と回答した25%については、「常勤医がいるが、不足している」「本格的に麻酔医が必要な手術は、他の施設に依頼している」などのコメントを見られ、やはり厳しい状況がうかがえる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」において、全国のMedPeer会員医師を対象に実施した「採血のついでの小児の血液型検査」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月13日~19日で、有効サンプル数は1,310。「採血のついでに検査を希望されたときはどう対応していますか?」という質問に対して、51%が「自由診療として検査する」と回答。「希望される人が多いので、自費でしている」「保険請求はできないので、健康診断扱いにしている」というコメントがみられた。「血液検査を依頼されたことがない」は27%、「断る」は11%。「混合診療になるので断ります」「原則、血液型を調べる必要があるのは輸血が必要な場合に限られている」といったコメントがあった。また、「保険診療として検査する」は7%。「術前検査の名目で検査している」というコメントが散見された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは8月8日、「インフルエンザ診療におけるアマンタジンの位置づけ」に関する調査結果を発表した。調査は6月4日~10日に実施され、2,636件の有効回答数を得た。「今シーズン(平成23年11月から現在まで)のインフルエンザ対策として、アマンタジンを処方しましたか?」という質問をしたところ、74%の医師が「処方しなかった」と回答。「多種類の抗インフルエンザ薬が出てきている現在、アマンタジンを使う理由はない」、「インフルエンザ治療薬としては既に過去の薬」という意見がほとんどをしめ、「副作用も多く、また耐性もすすんでいる」というコメントもみられた。また、現在使用しているインフルエンザ治療薬としては、タミフル、イナビル、リレンザなどがあげられている。「アマンタジンを処方した例があった」という回答をみると、コメントから今シーズンの処方ではなく過去の例が多くみられ、さらに「タミフル在庫切れのとき」「タミフル耐性のケース」や、「パーキンソン病患者」に使用したという意見がみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月17日医師コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは8月8日、「ホームページから来院する新患の割合」に関する調査結果を発表。同会員医師の約4割がウェブ経由の新患数を把握していないということがわかった。調査は6月6日~12日に行われ、2,719件の有効回答数を得た。「新規で受診される患者の何割くらいが、ホームページを見て来院していますか?」と質問したところ、41%が「どのくらいか分からない」と回答。その理由として、「地域の基幹病院なので」、「大学病院なので」、「調査していないのでわからない」という意見があげられた。また、「ほぼいない(10%未満)」と回答した人は25%で、「ほぼすべてが紹介患者なので」、「近いから、という地理的利便性が圧倒的に多い」などの声があがっており、さらに、「少ない(約10%から30%)」と回答した18%では、「ネットよりも口コミ効果のほうが大きい」、「高齢者の受診が多い」などのコメントがよせられている。一方、ホームページからの患者が多いケースには、「自費診療」、「美容がメイン」、「肛門科で日帰り手術をしている」など特殊分野が多い傾向がみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月17日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、医師がMR(医薬情報担当者)から受け取った名刺をどのように保管しているかについて、6月11日~6月17日まで調査を実施し、2,954の有効回答を得た。同調査によると、「MRから受け取った名刺を保管していますか?」という質問について、46%が「企業や担当によって、選んで保管している」と回答。「すべて保存しているとかなりの量になるので、選んで保管している」「引き続き付き合いのありそうな人の名刺は保管する」といったコメントがみられたとのこと。また、同質問に対して、「すべて保管している」と答えたのは41%で、その理由を「文献依頼、副作用の問い合わせなどに、名刺が必要となることが多いようだ」と同社は分析。また、保管は「名刺フォルダ」「机の引き出し」「スマートフォン」「名刺ファイリングソフトで読み込ませてPCに保管」といった方法がとられているという。一方、同調査によると、10%が「保管しない」と回答し、その理由として「転勤でコロコロ変わったり 同じ人から何度も渡されたり 管理が悪いので」「必要なときは医局においてある名刺をみる」といったコメントがあったとのことである。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日医師コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピアはこのほど、同サイトにて実施された「医療系アプリの利用」に関する調査結果を発表した。調査は全国の会員医師を対象に6月1日~7日に実施。有効回答2686件を得た。まず、「医療系アプリを利用していますか?」という質問に対して、「利用していない」と答えたのは全体の77%。そのうち「利用予定はない」は40%、「今後は利用したい」は37%という結果になった。利用していない理由としては、「電池のもちが悪い」「PCで間に合っている」「字が小さくて読みにくい」「必要性を強く感じていない」といったコメントがあるほか、「セキュリティに不安がある」「病棟での使用には抵抗がある」との声も寄せられた。スマートフォン利用者は全体の13%であった。薬剤の検索、医療用電卓、辞書の利用が多く、具体的には「M3Library」「M2Plus」「MedCalc」などのアプリが挙げられている。一方、タブレット端末の利用者は6%。コメントの中には「患者に写真を見せて内服の内容を確認する」という例も見られた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、同サイトにて実施された「治験の報酬」に関する調査の結果を発表した。治験終了後に病院に支払われる報酬の扱いは各病院によって違うとされる現状を踏まえ、同社は5月25日~31日の7日間、全国のMedPeer会員医師を対象に、病院に支払われる報酬はどのように扱われているかを調査した。有効サンプル数は2,688件。まず、29%が「治験は実施していない」と回答。続いて「病院と実施医師や医局で分けるが、使い道が決められている」は23%。実際の状況を尋ねると、病院が1割~5割程度とる例が多く見受けられる。残りは医師または医局に入るが、使途は「学会費用や書籍購入」や「備品ではなく消耗品のみ」、「飲食には使えない」といった制限があるようだ。「全額病院の収入になる」は20%で、その使途としては「研究費、学会の参加費用などに使われる」「一部が担当科に配分される」と回答。「個人への配分がないとモチベーションが上がらない」という声がある一方で、「医師個人への報酬にすると、結果にバイアスのでる余地がある」という意見も見られた。以下は、「病院と実施医師や医局で分け、使い道は自由」が12%で、「全額実施医師・医局の収入になる」が9%であった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは同サイトにて、「一般医薬品(市販薬)のインターネット販売」に関する調査を実施。このほど、その結果を発表した。一般用医薬品(市販薬・大衆薬)のインターネット販売の規制に対し、健康関連商品ネット販売会社が国にネット販売継続の権利確約などを求めた訴訟で、国は大衆薬のネット販売を認めた。しかし、これは現行の薬事法との整合性から出た判断であって、ネット販売の安全性を認めたわけではないと裁判所も述べている。実際、一般用医薬品といっても、中には解熱・鎮痛薬やH2ブロッカー、睡眠薬なども含まれており、重篤な副作用が見られることも少なくない。その反面、体の不自由な人などには重宝されているとの声もあり、賛否は分かれるところ。そこで5月28日~6月3日にかけて、全国のMedPeer会員医師を対象に調査を実施。有効サンプル数は2,750件であった。「薬のインターネット販売をどう考えますか?」という問いに対し、57%が「副作用の少ないものや地域特性・患者の状態など、条件を限定して販売すべき」と回答した。コメントには「全面禁止にするのは現実的ではない」「自己責任で購入してほしい」「リスクの低い薬に限定すべき」といった声が寄せられている。次に多かったのが「全面的に解禁すべき」(16%)。「一般用医薬品と認めたものであれば、自由に購入できるのが原則」「薬剤師による対面販売の効果に疑問がある」「医療費削減にもなる」といった意見が並ぶ。一方で「全面的に禁止すべき」も16%の回答があった。その理由としては、「ネットでは責任が不明瞭で、製品の質も確かでない」「副作用や乱用など、安全性に問題がある」「違法売買が増えそう」といった懸念を示す声が多い。以下、「分からない」が9%、「その他」は2%となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer」にて、「病院・施設からの白衣の支給」に関する調査を実施した。調査期間は5月23日~5月29日。有効回答数は2,783件。「病院・施設から、白衣が支給されているか?」という問いに対して、39%が「支給されている(返却不要)」と回答した。「毎年2着」「2~3年に1枚」「入職時のみ」など、施設によって対応は異なる。定期的ではなく、「必要なときに申請する」というコメントもあった。「貸与されている(離職時返却)」は38%で、トップとは僅差。「リース会社からのレンタルで、クリーニング込み」というケースが多い。白衣は個人用が決まっている場合と共有の場合があり、個人用が決まっている場合、「退職時、実際に返却している人はいないようだ」というコメントもあった。白衣を支給されていても、枚数が足りない、デザインが悪い、着心地が悪いといった不満も見られる。「貸与・支給されるが、利用せず自分で用意している」という回答は12%だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer」にて、「入院患者のAIDS検査」に関する調査を実施した。調査期間は5月18日~5月24日。有効回答数は1,551件。「入院患者に実施する感染症検査」について、40%が「入院時に患者の同意を得てAIDS検査を行うべきである」と回答。しかし、実際に全員にAIDS検査を行っている例は少なく、「手術患者のみ、了解を取った上で検査」という形が多い。保険適応でないため、病院が費用を負担している例もあった。また、「全員にAIDS検査を行うべきである」と回答した医師のコメントには、「医療従事者の身を守るためにも検査は必要」、「肝炎や梅毒と同じように実施すべき」というものが少なからず見られた。「現状どおり、入院時のAIDS検査は行うべきではない」と回答した医師は全体の22%。プライバシーの問題、告知の問題があるうえ、同意を得ても自費になることから、「全員に検査を実施するのは、実際的には難しい」という見解が多い。「針刺し事故があった場合にのみ実施でよい」というコメントも見られた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer」にて、「病理診断に対する要望」の調査を実施した。調査期間は5月21日~5月27日。有効回答数は2,532件。「病理診断に対する要望」を質問したところ、「満足しているので要望はない」という回答が全体の38%を占めた。病理医の人手不足、仕事の幅広さ、量の多さに理解を示す声も多い。要望の中で最も多かったのは「診断結果を早く出してほしい」で30%、次に「診断精度(正確性)を上げてほしい」で25%と続く。「診断結果が出るのに2週間以上かかる」、「診断の質の個人差が大きい」、「あいまいな内容の報告書が返ってくる」といった不満も見られた。その他の要望としては、「病理所見の詳細についてディスカッションできる場があると助かる」、「特殊な染色や発表用の写真の作成などもお願いしたい」、「結果を明確に伝えてほしい」など。また、「常勤の病理医が欲しい」といったコメントもあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティーサイト「Medpeer」で「グラム染色検査による抗生剤の選択」に関する調査を実施した。調査期間は5月16日から22日。有効回答数は1,575件。「グラム染色の検査結果を参考に抗生剤を選択していますか?」という質問に対し、40%が「基本的にグラム染色を行わない」と回答。「迅速に検査できないため、参考にできない」「院内に検査設備がないこと、自身も検査経験がないことから行っていない」といったコメントが挙げられた。「場合によってはグラム染色を行い、その結果で抗生剤を選択する」は33%で、「外来では時間的に困難」といった理由が多い。その他「細菌性髄膜炎のときだけ」「重症例のみ」といった意見がみられた。「グラム染色を必須としており、その結果で抗生剤を選択する」と答えた医師は全体の22%だった。「検査室の協力により速やかに対応してもらえる」「自分でグラム染色を行う」「看護師に依頼する」などの声があった。「その他」は5%で、「基本的にグラム染色はオーダーし、必要時には結果を即座に教えてもらうが、結果を有効利用できているケースは少ない」「グラム染色は必須だが、結果の解釈は検体の状態による」といったコメントが寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日メドピアは5月14日~20日、同社が運営する医師コミュニティーサイト「MedPeer」で、「CT・MRI用造影剤の副作用対策」に関する調査を実施した。有効回答数は2,605件。「過去に小さな副作用が出た症例に対して、CT・MRI用の造影剤の投与前にステロイドを事前投与していますか?」という質問に対し、最も多かった回答は「特に対応せず検査実施」で49%だった。「事前投与はせず、いつでも対応できるようにステロイドを準備」「明らかな既往がなければ、ステロイドの予防投与はしない」といったコメントが見られた。続いて多かったのは、「小さな副作用でも検査を実施しない」で18%。「小さな副作用が次には大きな副作用で現れることも考えられる」「よほどの必要性がない限り、造影しない」という声があった。「ステロイドを事前投与」すると答えた医師は全体のは16%で、ステロイド剤の種類としては、サクシゾン、ソルコーテフ、プレドニンなどが挙げられた。一方、「どのくらい有効なのかは不明」との意見もあった。「ステロイド以外の対応」は4%、「その他」は13%で、「事前に使う場合もあるし、使わないで様子をみる場合や造影を回避する場合もあり、ケース・バイ・ケース」などの声が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で、「成年後見制度に関する診断書・鑑定」に関する調査を実施した。調査期間は5月11日~17日。有効回答数は2,646件。「成年後見制度に関する診断書や鑑定などの依頼を受けたことがありますか?」という質問に対して、 74%の医師が「受けたことがない」と回答。「これから増えてくるかもしれない」という認識をもつ医師は多いが、経験がないことなので、「医師の業務負担が心配」「ガイドラインがほしい」といった意見が目立った。「もし依頼されたら、専門医を紹介する」というコメントもみられる。一方、「受けたことがあり、診断書のみ対応した経験がある」は12%。「受けたことがあり、診断書のみ対応した経験がある」、「受けたことがあり、鑑定のみ対応した経験がある」をあわせた”依頼を受けたことがある医師”は、25%に及んだ。また、診断書だけで後見となる例も少なくないようで、「最近は診断書だけで済んでしまい、実際に鑑定業務にまで至ったケースには遭遇していない」というコメントも。鑑定料は3万円から10万円までの幅があり、書類作成は「大変めんどうなもの」という感想が多かった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月28日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「手術後の飲水開始時期」に関する調査を実施。その結果、4時間以下の開始が約37%を占めた。調査期間は5月2日~5月8日。有効回答数は1,130件。「消化管以外の手術の場合、飲水は手術後何時間後から許可していますか?」という問いに対して、「4時間~12時間未満」が30%、「2時間~4時間未満」は29%、「12時間~24時間未満」は18%という回答結果になった。患者の年齢、麻酔の種類、手術の時間、術後の状況にもよるが、「朝からの手術なら夕食から、昼からの手術なら翌朝から」といった例が目立つ。一方で「嘔気、嘔吐がなければ」「全身麻酔の覚醒が良好になれば」「意識が覚醒して誤嚥(ごえん)の心配がなければ」「腸管の動きを聴診して」といった確認をしたうえで、早めに許可するケースも少なくない。「なるべく早く経口を開始するように心がけている」「早期に飲水を許可したほうが患者さんの不満が少ない」といったコメントも見られた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日