アカデミー賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』や巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督×メリル・ストリープ×トム・ハンクスの『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』、ジェシカ・チャステイン主演により映画ファンの話題をさらった『女神の見えざる手』など、政治とスキャンダルが絡み合った“実話”の映画化には近年、熱い視線が注がれている。情報が操作されフェイクニュースが蔓延、もはや何を信じていいか分からない――。そんな現代に警鐘を鳴らすべく、“いまだからこそ”観てもらうべきと信念ほとばしる作品が2019年も続々公開を控えている。膨大で緻密なリサーチを重ねることで作り上げられたリアリティ、人気実力派俳優たちの渾身の演技は胸に迫ること間違いなし。話題の3本をピックアップした!■『フロントランナー』裏切ったのはマスコミか、国民か、それとも彼自身か――2月1日(金)より全国にて公開1988年、米国大統領選挙。コロラド州選出のゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)は46歳の若さで最有力候補=“フロントランナー”に躍り出る。知性とカリスマ性を兼ね備えた彼は、ジョン・F・ケネディの再来として大衆に愛され、当選は確実視されていた。しかし、マイアミ・ヘラルド紙の記者が掴んだ“ある疑惑”が一斉に報じられると、事態は一変。勝利を目前にして、ハートの築き上げた輝ける未来は一気に崩れ去る…。あの日、一体何が起きたのか――。『グレイテスト・ショーマン』の大ヒットも記憶に新しいヒューが、これまで演じたことのない複雑なキャラクターを熱演。選挙キャンペーンスタッフ、報道の信念をもったジャーナリスト、特ダネが欲しい記者、ハートの妻と娘、12人の視点で描かれるドラマは、圧倒的なスピード感と臨場感で観客を当時の現場に引きずり込む。監督は『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞監督賞と脚本賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。前作のシャーリーズ・セロン主演『タリーと私の秘密の時間』から一転、スキャンダル報道の真実に迫るサスペンスドラマを描く。■『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』真実は、誰のためにあるのか――3月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開2002年、ブッシュ米大統領は、イラクが核兵器をはじめとする大量破壊兵器を開発及び保持していると非難。アメリカ国内でも愛国心が強まり、イラクへの侵攻が始まろうとしていた。地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局で働く記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルは、政府の発する情報に疑問を持ち、証拠を探り真実を暴こうと取材を続けていく。『スリー・ビルボード』でアカデミー賞にノミネートされたウディ・ハレルソン、『X-MEN』「ウエストワールド」のジェームズ・マースデンほか、トミー・リー・ジョーンズ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェシカ・ビールら人気実力派キャストの共演が実現。『スタンド・バイ・ミー』をはじめとする数々の名作を世に送りだしてきたロブ・ライナーが監督を務め、自身もナイト・リッダー社ワシントン支局長として出演。「イラク戦争開戦時から構想していた」というライナー監督渾身の1作となっている。■『バイス』アメリカ史上最強で最凶な副大統領の裏側を描く仰天の実話!4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開クリスチャン・ベイル主演×アダム・マッケイ監督×ブラッド・ピット製作の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』チームが再集結。体重を約20キロ激増したベイルは、ディック・チェイニーの20代から70代までを見事ななりきりぶりで熱演する。チェイニーの妻リン役には『メッセージ』『アメリカン・ハッスル』のエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役に『フォックスキャッチャー』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のスティーブ・カレル、ブッシュ大統領役に『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェルとアカデミー賞常連の実力派キャストが共演。ワイオミングの田舎の電気工から“事実上の大統領”に上り詰め、アメリカを自在に支配し、米史上最も権力を持ったチェイニー副大統領。その前代未聞の裏側を描いた社会派エンターテインメントは、本年度アカデミー賞で作品賞など8部門にノミネートされている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フロントランナー 2019年2月1日より全国にて公開バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
2019年02月02日30代半ばを迎えたいま、エミリー・ブラントは充実の時を迎えている。プライベートでのパートナーでもあるジョン・クラシンスキーが監督を務めた主演作『クワイエット・プレイス』は興行面でのヒットに加え、批評家からも絶賛を浴びた。そして、まもなく公開となる、ディズニーが傑作ミュージカルを55年ぶりに蘇らせた『メリー・ポピンズ リターンズ』では、見事な歌声とダンスを披露し、軽やかにタイトルロールの魔法使いを演じ、ゴールデン・グローブの最優秀主演女優賞にノミネートを果たした。「この先、どうしたらいいの?と思うくらい、これまでで最高の1年を過ごしたわ」と2018年をふり返るエミリー。そんな最高のタイミングで彼女の来日が実現したのは、日本のファンにとっても幸運なことだ。2006年の『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープ(本作でも共演!)が演じた編集長のアシスタント役を演じハリウッドに進出して以来、数多くの話題作に出演してきたが、実は意外にもこれが初来日である。「取材続きでこのホテルの窓からの景色がいまのところ、私が知ってる日本の全てね(苦笑)」とぼやきつつ「ずっと前から日本に来たいと思ってたから、ワクワクしてるわ。時差ボケがしっかり残ってるから、取材が終わっても夜もまだまだ元気でいられそうだし、東京を楽しもうと思ってるわ」とまぶしい笑顔を見せる。“模倣”ではない自分なりの新しいメリー・ポピンズオリジナル版の『メリー・ポピンズ』が公開されたのは1964年のこと。ロンドンを舞台に、空からやって来たメリー・ポピンズが、魔法と機知でバンクス一家に笑顔をもたらす物語はアカデミー賞5部門に輝いた。半世紀を経て蘇った本作では、前作時に子どもだったバンクス家のジェーンとマイケルの姉弟はすっかり大人に。妻を亡くし寂しさに打ちひしがれつつも必死で生活を立て直そうとするマイケルと3人の子どもたちのもとに、再びメリー・ポピンズが訪れる。オリジナル版を「6~7歳の頃に見て、魔法にかけられたわ」というエミリー。「同時にメリー・ポピンズの存在に、子ども心に不思議な安心を感じたわ。彼女はカオスに秩序をもたらしてくれるところがあって、たとえうまくいってなくても、彼女が正しくしてくれて、そこにホッとする気持ちを覚えたの」とふり返る。オリジナル版でメリーを演じたのは、ジュリー・アンドリュース。彼女にオスカーをもたらしたこのメリーという役を演じる上で、もちろんプレッシャーもあった。「最初は怖い気持ちも不安もあったわ。作品もアイコンだし、ジュリーのパフォーマンスもアイコン。でも、この演じがいのある役を楽しむという喜びの方が勝ったわ」。演じると決めたからには、ジュリーの“模倣”をするつもりはなかった。「この話がもらって、出演すると決めてからは、あえて前作を見ないことを決めたの。むしろ、もともとの原作であるP.L.トラヴァースの8冊の小説を読み直したわ。そうしたら、メリーの造形が、映画での印象とは違っていて、エキセントリックでちょっと無礼な感じやユーモアがあって、いい意味で未知な存在に映ったの。そこから作り上げていったので、今回のメリー・ポピンズは、自分なりの新しいチャプターとなっていると思うわ。逆にジュリーが作り上げたメリーは、不滅の存在であり、私がモノマネをするなんて、それこそおこがましいって思ったの」。新たなチャプターとしてのメリー像において、エミリーが何より大事にしたのは、彼女の「duality(=二面性)」だった。「彼女は一見、気難し屋で上から目線だったり、鏡に映る自分の姿を気にしたりする部分を持ってるけど、一方で人間性と共感力の高いキャラクターなの。その両方を表現することが大事で、地にしっかりと足を着いているかと思えば、フワフワと空を飛ぶこともできる。現実的、実用的な資質を見せたかと思えば魔法も使うし、その両面を見極めて表現することが大事でした。彼女が人間性を垣間見せる瞬間もきちんと見せたいとロブ・マーシャル監督には伝えたわ。冒険にみんなを連れ出す瞬間に、彼女自身も喜びを感じている表情を見せたりね。二次元のスーパーヒーローというよりは、“超・人間”とでも言うべきキャラクターであり、その人間性をいろんなレイヤー(層)で見せていくことを意識したわ」。お気に入りの楽曲は「涙なしで歌えない」数々の楽曲とダンス、その歌詞が伝えるメッセージが見る者の心を打つが、なかでもエミリーにとって、一番のお気に入りだというのが新たに書き下ろされた「幸せのありか(The Place Where Lost Things Go)」である。母を失った哀しみを抱える子どもたちにメリー・ポピンズが子守唄として歌うバラードで、号泣必至のナンバーだ。最初に聴かされたとき、エミリーも思わず涙し、作曲チームに「こんな美しい曲、涙なしで歌えないわ!」と言ったという。「この曲は、スコット(・ウィットマン)とマーク(・シェイマン)の作曲家チームが最初に書いてくれた曲なの。子どもたちが何を必要としているかを見極め、それを与える、メリーの厳しさが一瞬、剥がれ落ちて、優しさが垣間見えるの。歌詞が伝えるメッセージは純粋で、たとえ大事なものを失っても、それはなくなったんじゃない。ただ置かれる場所が変わっただけなんだと希望と慰めを運んでくれる感動的な曲よ。撮影の1年前には曲をもらっていて、撮影時には既に自分の体の一部になっていたけど、素晴らしい子どもたちを前に、彼らの小さな顔に向かって歌っているときは、感情が高ぶってきたわ。どうしても、彼らを通して自分の子どもたちのことを考えちゃうの。もし、私の子どもたちがそんな大きな喪失を経験することになったら…って」。安定した場所があるからこそ「チャレンジできる」『オール・ユー・ニード・イズ・キル』ではトム・クルーズと共に激しいアクションを披露し、『ガール・オン・ザ・トレイン』ではサスペンス、先述の『クワイエットルーム』ではホラーヒロインとして高い評価を受け、本作や『イントゥ・ザ・ウッズ』『スノーホワイト/氷の王国』といったファンタジーの世界でも観客を魅了する。まさに魔法使いのように、多彩なジャンルを飛び越えて作品に溶け込みつつ、強烈な存在感を放つエミリー。プライベートでは二児の母でもある彼女だが、ハリウッドというともすれば我を見失いかねない巨大な世界で地に足を着けて、公私共に順調に歩を進める、その秘訣は?「そうね…自分でもよくわからないけれど(笑)、もともと、希望を失わないタイプの人間で、悪いことが起こってもそれを引きずらないし、ネガティブな生き方をしたくないっていつも思っているわ。幸い、家族にも恵まれているし、子どもたちは本当に大きな喜びをもたらしてくれているわ。この映画の原作に『空を飛ぶためには、安定した飛び立つための場所が必要だ』という言葉が出てくるんだけど、子どもたちや家族という安定した場所があるからこそ、メリー・ポピンズのように空を飛んだり、いろんなクレイジーなことにチャレンジできるんでしょうね。中でも去年は、本当に高みと言える場所に達することができた1年だったわ。この作品に加えて、夫と一緒に全くタイプの違う作品を作ることができたけど、どちらの作品も本当に大好きなの。まさに、私がこの仕事に求めてきたものを実現できた1年だ足し、これからも多様性のある作品で、何かから派生したようなキャラクターではない、複雑な人物を演じていきたいと思ってるわ」。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年02月01日ロバート・デ・ニーロが20年連れ添った妻のグレイス・ハイタワーとの離婚について、「E!News」に声明を発表した。「グレイスと私は、美しい2人の子どもをもうけました。私たちの関係は過渡期に入っています。難しいことでありますが、前向きなプロセスを踏んでいます」とデ・ニーロは語っている。「私はグレイスに対し、素晴らしい母親として敬意を払っています。私たちは子育てする親としての役割を今後も担っていくため、どうかプライバシーの尊重をお願いします」とメディアにプライバシーを求めた。2人は1997年に結婚し、翌年に息子のエリオットが誕生。1999年に結婚生活が破綻しかけ、デ・ニーロが離婚を申請するもエリオットの親権を巡ってグレイスと争うことに。しかし、結局離婚せず、2004年に再び結婚の誓いを行った。そのセレモニーにはメリル・ストリープやマーティン・スコセッシらセレブが出席。2人の再出発を祝った。2011年には代理母を通じて娘のヘレンが誕生し、デ・ニーロは当時68歳にして新たな子どもの父親となった。現在、2人は離婚に向けて別居中。今年の夏の終わり頃からデ・ニーロがグレイスを伴わずにイベントに出席することが増え、破局へのカウントダウンとみられていたという。(Hiromi Kaku)
2018年11月28日エミリー・ブラントがメリー・ポピンズを演じるほか、コリン・ファース、メリル・ストリープ、ベン・ウィショーら人気俳優が出演する『メリー・ポピンズ リターンズ』。この度、本作の初映像となる予告編とポスタービジュアルが到着した。今回到着した映像では、母親を失ったバンクス家の元に、メリー・ポピンズがカイト(凧)と共に空から舞い降りるシーンから始まる。昔と変わらない姿に、父マイケルは「君は歳をとらないのかい?」と思わず質問してしまうと、「女性に歳を聞くなんて!私の教育が甘かったかしら」と叱られてしまう。また、メリーが母親を亡くした悲しみと不安を抱える3人の子どもたちへ「消えてなくなるものなんてひとつもない目の前からなくなるだけよ」と歌いかけるシーンや、日常をカラフルに変えていく彼女の魔法、そして、魅力的なキャストたちの姿も。1964年に公開され、アカデミー賞13部門ノミネート&5部門を受賞した『メリー・ポピンズ』と同様、本作も心躍るシーン満載のようだ。『メリー・ポピンズ リターンズ』は2019年2月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2018年11月20日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドのパワーの秘密に迫る刺激と情熱に満ちたドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』が12月28日より、角川シネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国の劇場にて順次公開されることが決定。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoof英国カルチャーのトップの座に君臨しながら77歳にして生涯現役を誓うヴィヴィアン・ウエストウッドは、数々の伝説を纏っている。米国アカデミー賞の授賞式では、メリル・ストリープやヘレン・ミレン、ティルダ・スウィントン、ヘレナ・ボナム・カーターなど演技だけでなく生き方までがパワフルな女優たちが、彼女のドレスでレッド・カーペットを飾ってきた。映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でサラ・ジェシカ・パーカー扮する主人公のキャリーが着たウエディングドレスは、誰もが初めて目にするルックで一大センセーションを巻き起こす。その膝丈バージョンを作って公式サイトでネット販売したところ、一瞬で完売という記録も打ち立てた。1993年には、ドラマティックなまでにヒールの高いシューズ「スーパー・エレベイテッド・ギリー」を履いていたスーパーモデルのナオミ・キャンベルがキャットウォークで転倒。ファッションニュースのトップを飾るほど話題になり、同じ靴がロンドンの博物館に納められた。そして遂には、エリザベス女王から「デイム」の称号を授けられる。しかし、何よりもレジェンドなのは、大企業の傘下に入ることなく、77歳にして世界数十ヶ国、100店舗以上を展開する独立ブランドのトップかつ現役デザイナーという彼女の存在そのものだ。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoofカメラの前に座るヴィヴィアンは、「過去の話は退屈だわ」と惚れ惚れするようなカッコよさで言い放った上で、自らの生涯について語り始める。どんな10代を送ったか、最初の結婚と出産、「世界について知りたくて」決断した離婚。セックス・ピストルズの仕掛け人として知られるマルコム・マクラーレンとの出会いと、音楽史を変えたパンクムーブメントを生み出すまでの裏話が若きヴィヴィアンの秘蔵映像と共に明かされる。そして二人目の息子の出産やマルコムとの別れ、デザイナーとしての躍進を果たした後に経営に失敗し、無一文から再出発したという衝撃的な事実も飛び出す。世界的成功までの知られざる険しい道のりが、どんな時も人生を謳歌するヒントの詰まった数々の名言と貴重なアーカイブ映像を織り交ぜながら披露される。また、25歳年下の公私にわたるパートナー、アンドレアス・クロンターラーとの関係も、息子やアンドレアス本人が赤裸々に語っている。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoofさらに、音楽とファッション業界で映像監督として活躍するローナ・タッカーが3年間の密着取材で捉えたのは、ショーの直前まで続く厳しいダメ出しや、ニューヨークとパリへの新規出店を指揮する真のプロフェッショナルの姿。また、環境保護の活動家として様々な運動の先頭に立って指揮する近年の勇姿もスクリーンに躍る。一方で、特別に公開された自宅のリビングや寝室などプライベートスペースのインテリア、アクセサリーや小物、花の活け方などからは繊細な感性が匂い立つ。そこには、家庭と仕事を両立させながら、母、妻、実業家、アーティストとして、波乱に満ちた人生を逞しく生き抜いてきた一人の女性の素顔があった。そんな彼女を称えるカリーヌ・ロワトフェルド、アンドレ・レオン・タリーらファッションエディター、クリスティーナ・ヘンドリックス、パメラ・アンダーソンら女優、ケイト・モスにナオミ・キャンベルら時代を創ったスーパーモデルなど、豪華セレブも登場する。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoof英国カルチャーの女王が教えてくれる、自身を強く美しく引き立てると同時に心地よく包んでもくれる「人生の仕立て方」に触れてみては。
2018年11月14日“ハリー・ポッターの原点”ともいわれるジョン・ベレアーズ著書を映画化する『ルイスと不思議の時計』から、魔女のツィマーマンを演じているケイト・ブランシェットの姿を捉えた写真がシネマカフェに到着した。■大御所女優と肩を並べる実力をもつケイト・ブランシェット本作でジョナサンの屋敷の隣に住む一流魔女、ツィマーマンを演じるのは、『オーシャンズ8』で男女問わず惚れ惚れするような佇まいを見せてくれたケイト・ブランシェット。彼女は、監督のイーライ・ロスが「『世界で最も優れた女優は?』と質問されたら、「人々は『ケイト・ブランシェット、メリル・ストリープ、ジュディ・デンチ』と答えるはずだ」と、大御所女優と肩を並べるほどの評価を得ている。94年に映画女優としてのキャリアをスタートさせたケイトは98年公開『エリザベス』で主演を務めると、アカデミー賞主演女優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞主演女優賞ほか、多くの賞を受賞した。その後も『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで大きなインパクトを残し、マーティン・スコセッシ監督の『アビエイター』ではアカデミー賞助演女優賞を獲得。さらにはウディ・アレン監督の『ブルージャスミン』で、一癖も二癖もある悲劇的な主人公を演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞した。また、女性同士の恋を描いた『キャロル』では、共演のルーニー・マーラをリードする役柄で、こちらでも大きな注目を浴びた。■新たな役柄に挑み続ける姿にくぎ付け!演技派女優としての地位を確かなものとしたケイトだが、近年は『マイティー・ソー バトルロイヤル』などの大作での演技にも挑んでいる。特殊メイクを施した強烈なビジュアルをもつ「死の女神ヘラ」を演じた際は、マーベルシリーズのファンのみならず、多くの映画ファンを驚かせている。ケイトについてロス監督は「彼女は、『シンデレラ』に出てくる意地悪な継母のような雰囲気があるクラシックな役柄を演じるのを楽しんでいたように感じたよ。非常に思慮深くて、丁寧で繊細で、この素晴らしい役柄を創り出すことを楽しんでくれたね」とふり返っている。3児の母親でもあるケイトは「これは最高の家族映画よ。本当に怖いの。親として映画館で子供の手を握って『これからジェットコースター級の面白さを体験するわよ』なんて言えるのはまさに喜びだわ」と喜びを隠せない様子で、「この作品は洗練されていて、ダークで、切なくて、可笑しくて、驚きがいっぱいの一大アドベンチャーよ。それにちゃんと原作の良さもそのままなのよ」と、本作がファミリー映画に最適なテーマとユーモアが詰まった作品だと語ってくれた。世界を代表する女優でありながら常に新たな挑戦を続ける彼女の姿をぜひスクリーンで確かめてほしい。『ルイスと不思議の時計』は10月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイスと不思議の時計 2018年10月12日より全国にて公開Ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC
2018年10月08日『万引き家族』の是枝裕和監督が、スペインで開催中の第66回サン・セバスチャン国際映画祭にて、俳優または監督に贈られる生涯功労賞にあたる<ドノスティア賞>を受賞。先日亡くなった樹木希林との思い出の映画祭で、アジア人として初めての栄誉に思いを語った。9月21日(金)~9月29日(土)まで、スペイン北東部の港町サン・セバスチャンにて開催中の同映画祭は、1953年から始まり、今年で66回目。ヨーロッパでは、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアの3大映画祭に次ぐ、重要な国際映画祭と位置づけられている。今回、是枝監督が授与された<ドノスティア賞>は、過去にはアル・パチーノ、フランシス・フォード・コッポラ、オリバー・ストーン、リチャード・ギア、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、ヒュー・ジャックマン、デンゼル・ワシントンなど名だたる監督、俳優たちも受け取ってきた栄誉ある賞。是枝監督はアジア人初の快挙となった。日本時間9月24日(月)3時半(現地時間9月23日20時半)に行われた授賞式に登壇した是枝監督が、まずトロフィーを受け取ると、場内はスタンディングオベーションで割れんばかりの拍手に包まれた。■「希林さんに教えられたことがたくさんある」と監督が涙これまでの作品映像がダイジェストで流れ、是枝監督作品には欠かせない女優である希林さんの姿を目にすると、「2年前、『海よりもまだ深く』で希林さんとこの映画祭を訪れることができ、とても楽しい時間を過ごした。10年、役者と監督という関係を越えてパートナーとして映画を作ってきた方」とふり返り、涙ぐむシーンも。また、監督自身が大切にしている映画祭での受賞に緊張しきりで、「自分がもらうには早すぎた」と言いつつ、「希林さんとはもう来ることができないですが、希林さんに教えられたことがたくさんあるので、また若いスタッフ・キャストと一緒にここにまた呼んでいただけるように。生涯功労賞は、僕はまだキャリア半分であと20年は作ろうと思っている」とコメント、「映画を作って、皆さんの前に届けたい」と決意を新たに語った。その後、登壇した『万引き家族』主演のリリー・フランキーが涙ぐんでいる監督へハンカチを差し出す場面もあり、会場からは再び温かい拍手がわき起こった。■市民に愛され、現地では「Kore-eda!!」コールもこのサン・セバスチャン国際映画祭と是枝監督との関わりは深く、コンペティション部門・国際批評家連盟賞を受賞した1998年の『ワンダフルライフ』から2017年の『三度目の殺人』まで8作品で参加してきており、『そして父になる』と『海街diary』はいずれもパールズ部門・観客賞を受賞。フェスティバルディレクターのホセ=ルイス・レボルディノス氏も「本当に市民に愛されている」と語り、「もはや映画祭だけでなく、サン・セバスチャンという街の本当の親友」とまで断言。是枝監督が現地入りした9月22日(土)も、映画祭会場前にはファンが詰めかけ、監督が到着するや「Kore-eda!!」のコールが起こり、サイン&写真攻めに。20年来の親交がある映画祭で、監督は笑顔で快くサインや写真撮影に応じ、改めて現地での人気の高さをうかがわせた。■「“せこい男”はリリーさんが一番」と激白!また、授賞式の前の日本時間9月23日(日)22時(現地時間9月23日15時)、記者会見にも出席。会見の途中からは、主演のリリーさんも登壇した。子どもたちの演出について触れられると、「その子に合ったやり方、その子に合った言葉を、演出の方法を探していくという作業を毎回行う」と話し、「だから根気よく待つことも大事ですし、忍耐力でしょうかね」とコメント。今作では「すごく子ども(城桧吏、佐々木みゆ)がリリーさんになつくので、そういうところをずるく、監督として使わせていただいて、半ば子どもの演出はリリーさんに任す、ということを今回の映画の中ではしています」と語ると、リリーさんは寒い時期の撮影だったため「いつも子どもを抱きしめていたら、自然と子どもがなついてきた(笑)」と応じた。さらに、4回目のタッグを組んだ是枝監督との関係を聞かれたリリーさんは、「最初の作品からファン。今でも会うと照れくさくてもじもじしてしまう」と意外な一面も飛び出し、「自分が映画に呼ばれた理由は、“せこい男”をやらせたらリリーさんが一番うまいんだと言われた」とオファー理由を明かし、会場の笑いを誘っていた。■いずれは「人間ではないものの作品を撮りたい」!?カトリーヌ・ドヌーヴやジュリエット・ビノシュらが参加する新作については「パリで今準備を始めており、来月からクランクイン」と報告。例えば、三池崇監督のようにホラー映画を撮るつもりはあるかと問われると、「自分としては、色々なジャンルにチャレンジしたいという気持ちがあり、その中には、ホラー映画とは違うかもしれないですが、人間ではないものの作品を撮りたい、という気持ちはあります」と回答。「人間じゃないものが、命を持って心を持つという話があり、結果的には人間を考えるというストーリーになると思いますが、実現するには、まだ少し、待っていてください」と胸に秘めた展望を明かしていた。『万引き家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年09月25日P.L.トラヴァースの小説『メアリー・ポピンズ』を基に1964年に公開され、アカデミー賞13部門ノミネート&5部門受賞した映画『メリー・ポピンズ』の20年後を描く映画『メリー・ポピンズ リターンズ』が、2019年2月1日に日本公開されることが決定した。また、赤い帽子を目深にかぶった主演のエミリー・ブラントが演じるメリー・ポピンズのビジュアルを使用したティザーポスターも公開された。ウォルト・ディズニーがそのヒロイン像に惚れ込み、最も映像化を望んだと言われる『メリー・ポピンズ』は、実写とアニメーションが織り交ぜられた革新的な映像と印象的な音楽やダンスで観る者の心を掴み、今もなお世界中で愛され続けている。今回、新しいエンターテイメント作品として映像化したのは、前作の大ファンであると公言するロブ・マーシャル監督。舞台演出家、そして振付師であると同時に、『シカゴ』(2002)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)、『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)といったヒット作を手掛けてきた彼が描くメリー・ポピンズの世界に注目が集まる。主演のメリー・ポピンズは、『プラダを着た悪魔』(2006)、『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)『クワイエット・プレイス』(2018)など次々話題作への出演が続き、今ではハリウッドを代表する女優となったエミリー・ブラント。また、ブロードウェイミュージカルで様々な役割を兼務することで広く知られ、ピューリッツァ賞、トニー賞、グラミー賞に輝き、ディズニー作品『モアナと伝説の海』(2016)では作曲・歌を担当したリン=マニュエル・ミランダが、街灯点灯夫でメリーの古くからの仲間のひとりジャックを演じる。ほかにも、『英国王のスピーチ』(2010)、『キングスマン』(2015)のコリン・ファース、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2012)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたメリル・ストリープ、『007 スペクター』(2015)のベン・ウィショーなど、ハリウッドを代表する実力派キャストが名を連ねる。さらに、前作でバート役を演じたディック・ヴァン・ダイクも再出演!また、新曲を含む音楽を、グラミー賞とトニー賞受賞のマーク・シェイマン(『ヘアスプレー』(2007))とトニー賞受賞者でエミー賞に3度のノミネート経験を持つスコット・ウィットマン(『ヘアスプレー』)が担当する。物語の舞台は、前作から20年後。バンクス家の長男マイケル・バンクスは、今では家族を持つ親となり、父や祖父が働いていたロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし、大恐慌時代のロンドンでは金銭的な余裕がなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も常に荒れ放題。バンクス一家は窮地に追いやられていた。そんな中、さらに追い打ちをかけるように融資の返済期限切れで家を失うピンチに。そのとき、あの“ほぼ完璧な魔法使い”メリー・ポピンズが風に乗って彼らの元に舞い降りる。20年前と1ミリも変わらぬ容姿の彼女が起こす奇跡で、バンクス一家は幸せを取り戻すことができるのか。(C)2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2018年08月30日世界中を魅了した『メリー・ポピンズ』の新しいオリジナル・エンターテインメント作品『Mary Poppins Returns』(原題)が、『メリー・ポピンズ リターンズ』の邦題で2019年2月1日(金)に日本公開されることが決定した。P.L.トラヴァースの小説「メアリー・ポピンズ」を基に描いた、アカデミー賞13部門ノミネート&5部門受賞の『メリー・ポピンズ』(’64)。ウォルト・ディズニーがそのヒロイン像に惚れ込み、最も映像化を望んだと言われる本作は、実写とアニメーションが織り交ぜられた革新的な映像と印象的な音楽やダンスで観る者の心を掴み、いまもなお世界中で愛され続けている。今回の映画は、前作の大ファンであると公言するロブ・マーシャル監督が、新しいエンターテインメント作品として映像化。舞台は、前作から20年後――。家族を持つ親となり、ロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていたバンクス家の長男マイケル・バンクスだが、大恐慌時代のロンドンでは金銭的な余裕がなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も常に荒れ放題、窮地に追いやられていた。そんなとき、あの“ほぼ完璧な魔法使い”メリー・ポピンズが風に乗って彼らの元へ…というストーリー。メリー・ポピンズには、『プラダを着た悪魔』 『クワイエット・プレイス』のエミリー・ブラント。街灯点灯夫でメリーの古くからの仲間のひとりジャックをリン=マニュエル・ミランダ。ほかにも、コリン・ファース、メリル・ストリープ、ベン・ウィショーなどハリウッドを 代表する実力派や、前作でバート役を演じたディック・ヴァン・ダイクも再出演。なお、新曲を含む音楽はミュージカル「ヘアスプレー」のマーク・シェイマンとスコット・ウィットマンが担当する。さらに日本公開日・邦題決定に合わせて、「彼女の魔法は、美しい。」というコピーと共に、赤い帽子を目深にかぶったエミリー演じるメリー・ポピンズが写るティザーポスタービジュアルも到着した。『メリー・ポピンズ リターンズ』は2019年2月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2018年08月30日エマ・ワトソンが小説「若草物語」をベースとした『Little Women』(原題)で、エマ・ストーンの代役として四姉妹の長女メグ・マーチを演じるようだ。ストーンは主演作『The Favourite』(原題)のプロモーションなどでスケジュール調整がうまくいかず、来月撮影開始の『Little Women』に出演できなくなったという。「Variety」誌が報じた。『Little Women』は『レディ・バード』でアカデミー監督賞、脚本賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグが再びメガホンを取り、脚本も担当するということで話題の最新作。キャストに『レディ・バード』で主演を務めたシアーシャ・ローナンやティモシー・シャラメを再び迎え、演技派のメリル・ストリープ、ローラ・ダーン、若手女優のフローレンス・ピューも出演する。ルイーザ・メイ・オルコット原作の「若草物語」は、アメリカの南北戦争時代を舞台としたマーチ家の四姉妹を描いた物語。過去に何度もテレビドラマ化、映画化されてきた名作で、昨年はイギリスの放送局BBCがミニドラマ化。イーサン・ホークとユマ・サーマンの長女マヤ・ホークの出演デビュー作となった。1994年製作の映画『若草物語』では、ウィノナ・ライダー、クレア・デインズ、キルスティン・ダンストらが出演している。(Hiromi Kaku)
2018年08月27日◼︎前作『マンマ・ミーア!』とは?DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、全世界で異例のロングランとなった舞台を2008年に映画化し、当時のミュージカル映画の興行収入記録を塗り替えた『マンマ・ミーア!』の続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』です。前作では、ギリシャのカロカイリ島を舞台に、小さなリゾートホテルを経営するシングルマザーのドナ(メリル・ストリープ)と、その娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)を主人公に、ソフィの結婚式前日から当日までが描かれました。「結婚式でパパとヴァージンロードを歩く!」という夢を叶えるために、ドナの日記をこっそり読んで自分の父親の可能性のあるハリー(コリン・ファース)とビル(ステラン・スカルスガルド)とサム(ピアース・ブロスナン)の3人に結婚式の招待状を送ったソフィ。元カレたちとの再会にママのドナも大パニックで……!というのが前作までのストーリーです。続編となる本作では、その10年後のソフィと、大学を卒業したばかりの若き日のドナと3人のパパの間に本当は何があったのかが描かれます!◼︎『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』のストーリーエーゲ海に浮かぶ、ギリシャのカロカイリ島。ソフィ(アマンダ・セイフライド)は、母・ドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルのオープニングパーティーの準備に駆け回っていた。母との夢を叶えたソフィだったが、NYでホテルビジネスを学んでいるソフィの夫・スカイとの間にはかつてない危機が訪れていた。スカイが、NYで働かないかと誘われたのだ。そんな中、自分が妊娠していることに気づいたソフィは、思わずひとりで自分を身ごもった若き日の母に思いをはせるのだった。時はさかのぼりーー。オックスフォード大学を卒業したばかりの若き日のドナ(リリー・ジェームズ)は、自分を見つけるために広い世界へと旅立つことを決意する。親友のロージーとターニャに見送られ、まずはパリへと飛び立ったドナは、宿泊先のホテルで若き日のハリーと、ギリシャのカロカイリ島で若き日のビルとサムと出会ったのだった。そして現在ーー。ホテルのオープニングパーティーに駆けつけた母の親友、ロージーとターニャにホテルの見どころを案内していたソフィだったが、突然、島を嵐が襲う。果たしてソフィはパーティーを成功させることができるのか?そしてスカイとの愛の行方は……?◼︎若き日のドナと、3人のパパとの恋模様に注目!前作のファンにとって嬉しいのは、何と言っても若き日のドナと、サム・ハリー・ビルの3人との間に本当は何があったのかが、描かれることでしょう。父親の経営する銀行を継ぐために訪れたパリの宿泊先でドナと出会った、エリートのハリー。ギリシャのカロカイリ島へのフェリーに乗り遅れてしまったドナをヨットに乗せた、遊び人のビル。カロカイリ島で突然激しい嵐に襲われ、助けを求めて飛び出したドナと出会った、建築家のサム。果たして、ドナと彼ら3人の間にはどんなドラマがあったのでしょうか?◼︎若き日ドナを演じるリリー・ジェームズが可愛い!本作で、その可憐な魅力を爆発させているのが、映画『シンデレラ』で一躍若手スターの仲間入りを果たしたリリー・ジェームズです。歌って踊るリリー自身のその可愛さはもちろんのこと、リリーが身につける衣装の可愛さも見逃せません!「マンマ・ミーア」「SOS」「ダンシング・クイーン」など、ABBAの名曲に彩られた本作。観るものすべてを最高にハッピーにしてくれるミュージカル映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は、8/24(金)より公開です!ぜひ劇場の大スクリーンでチェックしてみてくださいね!◼︎『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』公開情報『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』8月24日(金)全国ロードショー脚本・監督:オル・パーカー出演:アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、リリー・ジェームズ、メリル・ストリープ配給:東宝東和上映時間:114分公式サイト:© 2018 Universal Pictures. All rights reserved.
2018年08月26日「ABBA」のヒット曲で構成された大ヒット映画『マンマ・ミーア!』の続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』が本日より公開。この度、本作に出演するアマンダ・セイフライドとリリー・ジェームズのインタビューコメントがシネマカフェに到着した。前作から10年――。今作では、オリジナルキャストの登場に加え、いまをときめく新たな俳優陣も登場し、ギリシャの美しいカロカイリ島を舞台に、ドナ(メリル・ストリープ)と3人のパパ候補との出会いを“現代と過去”を行き来しながら描いていく。『マンマ・ミーア!』の続編でもあり、同時に前編にもなっている作品だ。今回インタビューに応じたリリーが演じるのは、 メリル・ストリープ演じるドナの若き時代。そしてアマンダは、前作と同様その娘・ソフィを演じている。A・セイフライド&L・ジェームズ、早くも次作に意欲的!“母娘”役を演じた彼女たちだが、今作は現代パートと過去パートに分かれて撮影が行われたため、共演シーンはほとんど無かったそう。だが、リリーは「私たち2人の物語は交わらなかったけど、クロアチアでの6週間にわたる撮影中、ありがたいことにキャスト全員と現場を共にできたの。だから現場では一緒に時間を過ごすことができた。とても素敵な時間だった」とふり返り、アマンダは「もし3作目を作ることができたら素敵ねって、さっき2人で話していたの。それぞれのキャラクターを再び演じて、また一緒に楽しい時間を過ごしたいねって」と明かし、さらなる続編へ意欲を見せている。大女優、メリル・ストリープの若き時代を演じることにプレッシャー…前作でメリルが演じたドナの青春時代という大役に、リリーは「もともと1作目の大ファンだったから、とにかく信じられないくらい大喜びしたわ。その直後、当然だけど不安が募ってきた。なにしろ、メリル・ストリープが見事に作り上げたキャラクターだから、きちんと演じることができるかどうかという不安に襲われたの」と喜びと同時に不安もあったのだとか。でも、「とにかく全力でぶつかっていこう、と希望を捨てなかったわ」と話しており、メリル自身も素晴らしかったと絶賛するほど、その歌唱力とパワフルな演技を劇中で見せつけている。前作がアマンダの人生を変えた!?前作では、アマンダもまたリリーと同じく厳しいオーディションを勝ち抜きソフィ役を射止めた。「もともとミュージカル版の大ファンで、とにかく役を得たくて仕方なかった」と話すアマンダは、「だからこそ、心を込めてパフォーマンスをして、ソフィになり切ったわ。頭から飛び込んでいった感じだった。かけがえのない、滅多にない体験だった。たった1つのプロジェクトを通して、人生を変えるような体験ができるなんてね」とシリーズに出演出来たことを心から喜んでいる。そして、「1作目がその後の多くのチャンスに繋がった」と言うアマンダ。「だから、こうして作品に戻ってきて、リリーとこうして座って続編について語っていること自体が、いまだに信じられない」と熱く語っている。四つ葉のクローバーをプレゼント「ABBA」とのエピソード明かすクランクイン前に行われたストックホルムでのレコーディング作業について、リリーは「とにかく夢のような体験だったわ。(「ABBA」の)ベニーとビョルンはとても心が広くて、音楽を惜しみなく共有してくれるし、私たちを信頼してくれる」とふり返り、アマンダは「私がこれまでの人生で発見した四つ葉のクローバーは、たった2つだけなんだけど、その2つを見つけたのはスタジオの目の前の芝生なの。それで1つをベニーに、1つは自分で取っておいて、ラミネート加工したの。すごいでしょ?」とエピソードも披露した。続編の見どころについてアマンダは、「1作目を超えることなんてできない、とずっと思っていたけど、実際、より素晴らしい作品ができたわ」と自信を見せ、リリーも「ストーリーはとても美しく、楽しくて、同時にパワフルなの。女性のパワー、母性、強い独立心などが美しく描かれている。素晴らしいストーリーだわ。音楽と島の魔法と相まって、ストーリーが生き生きと花開くの」と語っている。『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 2018年8月24日より全国にて公開ⓒ Universal Pictures
2018年08月24日みなさんは、ご自身の両親のなれそめをご存知ですか?別々の環境で生まれ育ってきた男女が出会い、恋に落ち、結婚して、あなたというかけがえのない存在をこの世に送り出した……。それって当たり前のことのようにも感じられるけれど、よくよく考えてみると“奇跡”に等しい出来事ですよね。■名作『マンマ・ミーア』の続編が誕生話題の映画『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』は、2008年に公開された『マンマ・ミーア!』の“その前”と“その後”を描いた物語。前作では、母ドナ(メリル・ストリープ)と2人で生きてきたソフィ(アマンダ・セイフライド)が3人の“パパ候補”と出会いましたが、今作には、ドナと3人のパパの間に“本当は何があったのか”、そして娘のソフィが“母になるまでのハプニングの連続”が綴られています。©2018 Universal Pictures. All rights reserved.うん十年前、若かりし日のドナ(リリー・ジェームズ)が一人旅の最中に出会ったのは、未来の銀行家ハリー、ヨットで旅を続けているビル、建築家としてのキャリアを積む以前のサムという3人の男子たち。©2018 Universal Pictures. All rights reserved.みんなイケメンですが、若さゆえ自分に自信がなかったり、将来への不安に押しつぶされそうになっていたり。君たち、まだまだ青いな、という印象です。それに比べ、情熱的でどこまでも自由なドナは本当に魅力的。弾けるような笑顔と若々しいボディ、元気いっぱいの歌声には、3人の男子じゃなくたって惹きつけられてしまいます。■母から娘へ、娘からそのまた娘へ旅の目的地であるギリシャのカロカイリ島を訪れ、滞在していたドナはやがて妊娠し、彼の地で母になることを決意。そこから約20年後のお話が前作の『マンマ・ミーア!』なのですが……。それにしても大学を出たばかりの女の子が、夫もいない、親も友人もいない場所で一人、子どもを生み育てるってすごすぎ!あなたのその勇気ってどこから湧いてくるの?と問いかけずにはいられません。©2018 Universal Pictures. All rights reserved.翻って現在の島では、娘のソフィがドナとの夢だったエレガントなホテルを完成させ、オープニングパーティを開きます。その最中に妊娠が発覚するものの、夫スカイ(ドミニク・クーパー)とは将来を巡って気持ちがすれ違い気味。そんなソフィが若き日の母と自分を重ね、「ママは私を身ごもった時、どんな気持ちだった?」と想いを馳せるのです。©2018 Universal Pictures. All rights reserved.仕事で世界中を飛び回る自由奔放なドナの母ルビー。たった一人、娘を守り育てたドナ。ドナの愛を一身に受け、真っ直ぐに育ったソフィ。そして、愛する夫と結ばれたソフィが身ごもった子ども……。“娘”として生まれた人なら誰でも、母から娘へ、そのまた娘へと受け継がれる愛と命の絆に、自然と目頭が熱くなるのではないでしょうか。■思わず口ずさみたくなる歌ばかり前作同様、今回の映画でも、物語を彩るのは「マンマ・ミーア!」「ダンシングクイーン」をはじめとするABBAの名曲の数々です。歌って踊って笑って……とにかく楽しすぎるスクリーンに釘づけ!一度はストーリーを味わうために、次は音楽を満喫するためにと何回か観てもいいかもしれません。©2018 Universal Pictures. All rights reserved.また、一人で観ても十分に楽しめますが、お友達と行って観賞後に語り合ったり、サウンド・トラックをかけて「このシーンよかったよね!」と歌ったりするのもいいんじゃないかと。そう、とにかくメロディが頭から離れず、つい口ずさみたくなる曲ばかりなんです!©2018 Universal Pictures. All rights reserved.あとは母親と2人で観るのもよさそう。「最近、お母さんとあんまり話してないな」と思ったら「映画行かない?」と誘ってみてはいかがでしょうか?観た後に「そういえば、お母さんはお父さんのどこを好きになったの?」「第一印象は?」なんて聞いたら、いろいろ教えてくれるかも。もちろん大好きな恋人と一緒に観に行くのもオススメです!★イヴルルド遙華さん監修きっとあなたは、こんな恋に落ちる!必ずハッピーな気持ちになれる「マンマ・ミーア!恋占い」はこちら!()【STORY】どこまでも青く輝くエーゲ海に浮かぶ、ギリシャのカロカイリ島。母のドナとの夢だったホテルを、ついに完成させたソフィは、オープニングパーティを開く。すると、その最中にソフィの妊娠が発覚!だが、愛するスカイとは、将来を巡って気持ちが行き違い、かつてない危機を迎えていた。ソフィは思わず、若き日の母と自分を重ねる――ママは私を身ごもった時、どんな気持ちだった?3人のパパたちとはどうやって出会って、なぜ別れたの?時は1979年、大学を卒業したドナは、広い世界へと羽ばたく。まずはパリに降り立ったドナは、若き日のハリーと出会うが、それは一生分のドラマティックな恋の始まりに過ぎなかった――。8月24日(金) 全国ロードショー!監督・脚本:オル・パーカー『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』原案:キャサリン・ジョンソン、リチャード・カーティス、オル・パーカー製作:ジュディ・クレイマー、ゲイリー・ゴーツマン出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ジュリー・ウォルターズ、ドミニク・クーパー、アマンダ・セイフライド、他全米公開:7月20日原題:MAMMA MIA! HERE WE GO AGAIN配給:東宝東和©Universal Pictures公式サイト:『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』()
2018年08月24日オスカー女優のニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンが、ドラマ初主演&製作総指揮を務めた超話題の海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」。この度、本作のシーズン1のDVDが、9月5日(水)よりリリース、レンタル開始されることが決定した。■あらすじ舞台はカリフォルニア州モントレーの高級住宅街。立ち並ぶ豪邸、ビジネスで成功する夫、そして可愛い子どもたち、すべてが完璧に見える彼らのセレブライフ。そんなある日、子どもたちの通うエレメンタリースクールで謎の事件が起こる。殺人か?事故か?始まりは6か月前に遡る――。海を望む広い豪邸や、インテリアデザイン、料理、そしてキャストが着るセレブセンスが光るオシャレなファッションなどを背景に、幸せなはずのセレブママたちが抱える闇やそれぞれの秘密が明らかになっていく様をスタイリッシュに描いた本作。覗き見感覚でリアルなセレブライフの世界観に浸れるとあって、全米では注目の的。犯人そして被害者さえも誰なのか、最後まで明かされない斬新なストーリー展開と、計算し尽くされた衝撃のラスト5分に注目だ。■“親友”ニコール&リースが主演&製作総指揮!主演はプライベートでも親友のオスカー女優ニコール・キッドマンと、リース・ウィザースプーン。リースが本作の原作を読みドラマ化を熱望、ニコールに共同プロデュースをお願いし、小説を読破したニコール自ら原作者リアーン・モリアーティを口説き落とすことに成功してドラマ化された。ニコールはDV夫に傷つけられる過激なセックスシーンもあり、美しいヌードを披露するなど体を張った演技に挑戦している。さらに、『ターザン:REBORN』のアレクサンダー・スカルスガルドが、DV夫役で新境地を開拓しているほか、『ダイバージェント』シリーズや『きっと、星のせいじゃない。』のシャイリーン・ウッドリーは、シングルマザー役に。レニー・クラヴィッツの娘、ゾーイ・クラヴィッツも出演し、最終話では美しい歌声も披露している。なお、<シーズン2>では本作の大ファンだという大女優メリル・ストリープの出演も決定しており、こちらも期待せずにはいられない。■GG賞ほか、名だたる賞を総なめ!第75回ゴールデングローブ賞では、作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞の4冠に輝き、第69回エミー賞では、作品賞、主演女優賞を含む8冠を制した本作。また、米批評サイトRotten Tomatoesでは、Tomato Mater92%、Audience Score94%と高評価!さらに、多くのセレブがハマり、最終話はTwitterのワールドトレンドにランクインするなど社会現象にもなった。豪華キャストに、思わずその世界観に引き込まれてしまうストーリー、そしてオシャレなファッションと、全てが注目の本作。ぜひ全7話をイッキ見してみては?なお、今回発売されるDVDコンプリート・ボックスは、撮影の裏側や本作についてキャスト陣が語る特典映像も収録されている。「ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>」DVDは9月5日(水)リリース、同時レンタル開始。(cinemacafe.net)
2018年06月20日『マンマ・ミーア!』の続編として、メリル・ストリープやアマンダ・セイフライドほか、前作のオリジナルメンバー勢揃いで贈る『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』。この度、本作から日本オリジナル版となる本予告映像と、世界で唯一、母と娘の絆を感じさせる日本オリジナルポスタービジュアルも到着した。前作のその後の物語と、メリル演じるドナが、アマンダ演じるソフィの父親候補3人と出会った青春時代を中心に、過去と現在を行き来し、そこからどのように現在に繋がっているのかが描かれていく本作。今回公開された予告編では、「ママと(パパたち)の出会いは?」というソフィのひと言で、舞台は母ドナの青春時代へ。スーツケースを手に世界へと飛び出した若きドナ(リリー・ジェームズ)が、若き日の“三賢人”サム、ビル、ハリーと出会い、この出会いからすべてが始まり、いまへ、そして未来へと続く様子が描かれていく。もちろん本映像には、約35年ぶりに再結成したことでも話題となった「ABBA」の名曲、「マンマ・ミーア」「ダンシング・クイーン」、そして「恋のウォータールー」が流れ、母から娘へ、娘からそのまた娘へ受け継がれる深い愛と絆の物語をより一層盛り上げている。『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は8月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 2018年8月24日より全国にて公開ⓒ Universal Pictures
2018年06月07日2016年に亡くなったキャリー・フィッシャーに代わり、『スター・ウォーズ/エピソード9』(仮題)ではメリル・ストリープに新レイア姫を演じてほしい…。そう願うファンによる署名活動が現在インターネットで行われており、1万人以上の署名を集めている。しかし、『スター・ウォーズ』シリーズ共演者でキャリーの親友であったマーク・ハミルは、キャリーが演じたレイア姫は特別であり、「替えがきかない」と代役を立てることに賛成していないようだ。「レイアに関しての具体的なプランはわからないけど、ハン・ソロは『エピソード7』で、ルークは『エピソード8』でより突出したキャラクターになったから、レイアはきっと『エピソード9』でより大事なキャラクターになっていたはずなんだよね」とエンタメニュースサイト「Collider」に語ったマーク。マークによれば、キャリーが亡くなる前に『エピソード9』の脚本はかなり出来上がっていたようだが、キャリーの死によって振り出しに戻ったという。「配役を変えるのは難しいことだと思うよ。だって、キャリーはレイアと消えることなくリンクしあっているから。それに、(グランド・モフ・ターキン役ですでに亡くなっている)ピーター・カッシングのように、CGで出演させることはないって決まってる。ぼくの考えとしては、レイアはキャリーじゃなきゃダメなんだ」。(Hiromi Kaku)
2018年04月05日『スター・ウォーズ』のファンたちは、2019年12月20日全米公開の『スター・ウォーズ/エピソード9』(原題)でメリル・ストリープに新レイア姫を演じてもらいたいようだ。この願いが叶うよう、インターネットで署名活動を始めた。2016年12月、それまで長年レイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが死去。「ルーカスフィルム」の社長キャスリーン・ケネディは、当初レイア姫が『エピソード9』の重要な役割を担うはずだったが、キャリーの死によってその案が見直されたと発言していた。また、「ディズニー」のCEOボブ・アイガーは、CG再現によるキャリーの出演を望まないファンたちの気持ちをくみ取り、CGのレイア姫は登場しないともコメント。そこで、ファンたちは“実物”のレイア姫を演じるのにメリル・ストリープを推薦。その理由として、まず第一にメリルは3回のオスカー受賞歴、20回のノミネート歴を持つ、誰もが認める演技派の大女優であることを挙げている。また、メリルはキャリーの自伝的小説を映画化した『ハリウッドにくちづけ』でキャリーにあたるスザンヌ役を演じ、脚本を担当したキャリーと友情を築いたという歴史もある。メリルの女優としての功績、2人が友だちであったという事実から、ファンたちはメリルはレイア姫を演じるのにふさわしいと主張している。署名活動はオンラインサイト「Care 2 Petitions」で開催中で、「ルーカスフィルム」、「ディズニー」、前述のキャスリーン、監督のJ・J・エイブラムスに宛てて署名を集めている。目標の1万人にはまもなく到達しそうだ。(Hiromi Kaku)
2018年04月04日◼︎アカデミー作品賞ノミネート『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』DRESS読者のみなさん、こんにちは!今回ご紹介する作品は、スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』です。ベトナム戦争におけるアメリカ政府の不都合な事実が記された最高機密文書をめぐる新聞社の攻防を描いた本作は、本年度のアカデミー作品賞、主演女優賞にノミネートされるなど、その質の高さは保証済み!約50年前にアメリカ政府によって隠蔽されていた機密文書は、どのようにして明るみになることとなったのか。森友学園の文書書き換え問題で揺れる今、必見の注目作です。◼︎『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』のストーリー1971年、ベトナム戦争が泥沼化し、反戦の気運が高まるアメリカ国内。夫の死後、専業主婦から突然ローカル新聞『ワシントン・ポスト』の発行人となったキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)は、社主として、経営の危機を迎えていた同紙の立て直しに奮闘していた。女性であることや、経営経験が浅いことから、社内の取締役から軽んじられていたグラハムだったが、ニューズウィーク紙から引き抜いた編集主幹のベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)と共になんとか会社を立て直そうとする。そんな中、彼女はライバル紙『ニューヨーク・タイムズ』の大スクープを目にする。それは、1967年に当時のアメリカ国防長官であるロバート・マクナマラの指示で作成されたベトナム戦争について客観的に調査・分析する文書、通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の内容の一部だった……!ライバル紙に先を越され、焦ったグラハムとブラッドリーは7000枚に及ぶ「ペンタゴン・ペーパーズ」の残りの文書を独自に入手し、全貌を公表しようと奔走する。だが、当時の政権を握るニクソン大統領があらゆる手段で記事を差し止めようとするのは明らかだった。政府や旧友を敵に回してまで、記事にするべきか。報道の自由、信念を懸けたグラハムは決断を迫られ……。◼︎見どころは新聞社のスクープを巡る葛藤本作の見どころは特に「ペンタゴン・ペーパーズ」を手にした、ワシントン・ポストのグラハムの葛藤にあります。政府の機密文書を先に掲載したライバル紙、ニューヨーク・タイムズが国家の安全保証を脅かすとして、ニクソン政権から記事の差し止め命令を受けた中、残りの文書を公表すれば法的措置を取られる可能性があり、グラハムは厳しい判断を求められることに。夫から引き継いだ新聞社の将来を危険にさらし、会社を立て直すための株式公開の計画も潰してしまうという激しいプレッシャーの中、グラハムにはどのような決断をするのか。新聞差し止めを巡る最高裁判所の判断のカギとなるのが「アメリカ合衆国憲法修正第1条」いわゆる「言論の自由」です。以下、アメリカ合衆国憲法修正第1条「連邦議会は、国教の樹立、あるいは宗教上の自由な活動を禁じる法律、言論または報道の自由を制限する法律、ならびに人々が平穏に集会する権利、および苦痛の救済のために政府に懇願する権利を制限する法律を制定してはならない。」以後の判例・政府活動に大きな影響を与えたこの事件の結末は、ぜひスクリーンでご確認ください!◼︎スティーヴン・スピルバーグ監督のこだわりも見どころ1970年代の新聞社の雰囲気を再現するために、スピルバーグ監督は一流のスタッフから成る製作チームを結成しました。タイプライター、黒のコード電話機、煙が立ち込めるタバコなど……この作品の主な舞台となるワシントン・ポストのオフィスは、驚異的なリアル感にあふれています。「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、予定していた作品よりも先に撮影を敢行したスピルバーグ監督。政府によってジャーナリズムに規制がかけられ、真実が分かりにくくなっている「今」だからこそ伝えるべき作品と、本作に強烈なメッセージを込め、現代に警鐘を鳴らす作品に仕上げました。タイムリーな話題性、アカデミー作品賞ノミネートの質の高さ、主演女優賞ノミネートのメリル・ストリープの演技など、観るべき要素が盛りだくさんの『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は、3月30日(金)より全国公開です!◼︎『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』公開情報『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』3月30日(金)全国公開※TOHOシネマズ日比谷にて3月29日(木)特別先行上映監督:スティーヴン・スピルバーグ出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス配給:東宝東和上映時間:116分公式サイト:©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
2018年03月29日『プラダを着た悪魔』でエミリー・チャールトンを演じたエミリー・ブラントが、続編が製作されるなら「出演したい」と前向きに語った。2006年に公開され、12年経ったいまも人気が衰えない本作。今年6月には原作著者のローレンス・ワイズバーグが『プラダを着た悪魔』の続きの物語となる「When Life Gives You Lululemon」(原題)を発売するため、映画の方も続編に向けて動き出すのではとファンの期待は募るばかりだ。「Entertainment Weekly」に「みんながやりたいって言うならいいじゃない。私も賛成よ」と意欲を語ったエミリー。『プラダを着た悪魔』の共演者だったメリル・ストリープとは『イントゥ・ザ・ウッズ』でも共演し、『メリー・ポピンズ・リターンズ』(原題)にもメリルがカメオ出演していることから、「メリルは私のストーカーみたい!」とジョークが言えるような仲に。また、同じく共演者だったスタンリー・トゥッチは、2011年にエミリーの姉フェリシティと結婚したため、“義理の兄と妹”の親戚関係になった。会う機会も多いということで、「スタンリーは最近また『プラダを着た悪魔』を観たみたいよ。『すっごくおもしろいよね』って言ってたわ」と『プラダを着た悪魔』が2人の間で話題になったと話した。(Hiromi Kaku)■関連作品:プラダを着た悪魔 2006年11月18日より日比谷スカラ座ほか全国にて公開©2006 TWENTIETH CENTURY FOX
2018年03月27日スティーヴン・スピルバーグ監督、メリル・ストリープ&トム・ハンクス共演の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が、3月30日(金)から日本公開。それに併せ、今回は『ペンタゴン・ペーパーズ』共々ご覧いただきたい海外ドラマをクローズアップ。Amazonのオリジナルシリーズ「グッド・ガールズ!~NY女子のキャリア革命~」を紹介します。■実話が題材に!男女平等を求め女性たちが会社に反撃「グッド・ガールズ!」は、ニュース情報誌の編集部で働く女性たちを主人公にした作品。物語は1969年のニューヨークから始まります。「マッドメン」や「マーベラス・ミセス・メイゼル」の冒頭からは10年ほど経過した時代ではありますが、もちろん男性優位はまだまだ露骨。編集部の女性たちも調査員として記者をサポートする役回りが限界で、どんなにリサーチ力が優れていても、文章力が優れていても、記者になることは認められませんでした。現実には、1970年にニューズウィーク誌で働く女性46人が、男女平等を求める訴えを起こして会社に反撃。その実話を題材にしたのが、「グッド・ガールズ!」です。物語の中心となるのは、若くて美しいパティら優秀な調査員たち。恋人でもある男性記者をサポートし、彼がいい記事を書くために尽くす日々に、パティは何の疑問も抱かず、充実感さえ覚えていました。そんな彼女の心をざわつかせるのが、編集部の男尊女卑を目の当たりにし、果敢に異議を唱えるノーラ・エフロン。そうです。監督や脚本家として映画界で大活躍した故ノーラ・エフロンが登場人物の1人なんです。もともとジャーナリストだったエフロンは、その後ハリウッドを代表する女性監督に。脚本を手掛けた『恋人たちの予感』、監督作の『めぐり逢えたら』など、代表作は挙げきれません。「グッド・ガールズ!」ではエフロンが自分の才能を生かせる場を求めて編集部を去った後、パティたちがそれぞれの目覚めを経験し、訴訟に踏み切るまでの過程が描かれていきます。とは言え、硬派過ぎる社会派ドラマではなく、等身大の悩みを抱える女性たちの物語として楽しめるでしょう。恋にセックスに友情に、彼女たちの日常は大忙し。当時のポップカルチャー描写が満載で、登場人物たちのファッションも真似したくなるほどキュートです。■「ノーラ・エフロンに捧げる」…スピルバーグが込めた思いとは「グッド・ガールズ!」冒頭の少し後、1971年を舞台にした『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』のエンドクレジットには、「ノーラ・エフロンに捧げる」の一文があります。生前のエフロンと懇意だったスピルバーグ、彼女の作品に出演したメリル・ストリープやトム・ハンクスら全員の心がこもった一文に感じられました。メリル演じるキャサリン・グラハムがアメリカの主要新聞社史上初めての女性発行人であり、劇中の苦闘を通して性別を超えた敬意を勝ち取っていく人物であることを考えれば、より一層こみ上げてくるものがあるでしょう。「グッド・ガールズ!」では、メリルの娘グレイス・ガマーがエフロン役を演じています。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 2018年3月30日より全国にて公開© Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
2018年03月14日第90回アカデミー賞にて作品賞と主演女優賞にノミネートされた映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。スティーヴン・スピルバーグ監督のもと、メリル・ストリープ&トム・ハンクスという2大オスカー俳優の初競演で話題を呼ぶ本作から、2人の緊張感あふれる演技合戦を垣間見ることができる本編映像がシネマカフェに到着した。今回到着した映像は、本編でも重要なシーンとなる、ある一幕。メリル演じる「ワシントン・ポスト」紙の女性オーナー、キャサリンと、トム演じる同紙編集主幹のベンが2人で部屋にこもり、政権によって隠蔽されてきたベトナム戦争に関する事実が記された機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”を巡り口論する場面。アメリカの有力な全国紙で唯一の女性経営者であり、男性社会の中で苦境に立たされながらも、会社のことを守るべくあらゆる困難に立ち向かってきたキャサリン。報道の精神を強く持ち、誰よりも真実を報道することに熱い情熱を燃やす編集主幹ベン。泥沼化していたベトナム戦争の“リアル”な分析記録である“ペンタゴン・ペーパーズ”を報道するか否か”という点において、それぞれの立場、考え方の違いから次第に口論が熱を帯びていく緊迫感あふれるシーンは、まさに、2大オスカー俳優による演技合戦が炸裂する映像だ。メリル、トム・ハンクスは「ずば抜けて頭がいい人」本作で実在の人物を演じきった2人は、初競演とは思えない信頼関係を築き上げ、互いにその演技に絶賛を贈る。メリルは「トムがハリウッドきってのナイスガイとして知られていることは有名よ。そして、実際にすごくいい人なの。でもそれだけでなく、ずば抜けて頭がいい人でもある。周りの人間に『もっと、もっと』と要求するベンの性格は、トムにも共通する部分だと思う」とコメント。さらに、本作がスピルバーグ監督との初タッグ作でもあることに、「スティーヴンはよく働いてよく考える人。でも、それは彼にとって遊びのようなものなの。子どものように、自由に映画製作に没頭しているだけ」とその印象を明かしている。「メリルは最高の演技をその場で一緒に引き出そうとする」一方、トムは「メリルが素晴らしいのは、どんな演技をしても必ず反応してくるところで、しかも事前に決めたことではなく即興なんだ。彼女は共演者を決められた演技に誘導するのではなく、最高の演技をその場で一緒に引き出そうとする。素晴らしい現場だった」と21回目のオスカーノミネートを誇るメリルの演技を絶賛、撮影現場で多くの刺激を受けたことを語っている。そんな2人の静かなる緊迫が伝わるシーンを、この映像から確かめてみて。『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は3月30日(金)より全国にて公開。3月29日(木)、TOHOシネマズ 日比谷にて特別先行上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 2018年3月30日より全国にて公開© Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
2018年03月07日昨年に続き、第90回アカデミー賞授賞式の司会を務めたのはジミー・キンメル!彼だからこそ成し得るユーモアたっぷりの俳優いじりやブラックジョークなど、会場を沸かせるトークに定評があるが、いま、ハリウッドでは“セクハラ騒動”や“男女格差”、マイノリティー問題に揺れている…とてもセンシティブな時期。そんな中、ジミー・キンメルはいかにして今年のアカデミー賞で司会を務めたのか?彼の手腕をプレイバック!■昨年の“封筒渡しミス”にもチクリ!レトロな白黒時代のテレビ中継を模したオープニング映像に続いて登場したジミーのモノローグは「今年は、自分の名前が呼ばれてもすぐに立たないでください。また繰り返したくないので」と、昨年の授賞式での作品賞発表ミスについての自虐トークで始まった。昨年、投票結果を管理する会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の担当者のミスでプレゼンターに間違った封筒が渡され、1度は受賞者として登壇した『ラ・ラ・ランド』チームが正式な受賞作『ムーンライト』のチームをステージに呼ぶという大事件が起きたが、ジミーによるとPwC側は「授賞式において我々がフォーカスすることはただ1つ、正しい封筒を渡すことです」と言ったそうで、「じゃあ、それまでの89年間は何に注意していたの?」とチクリ。■「MeToo」「Time’s Up」のムーブメントをオスカー像を通して言及続いて話題はオスカー像へと移り、「オスカーは今夜90歳になります。家でフォックスニュース見てるかもね。いや、オスカーはここに僕たちといます」「オスカーはハリウッドで最も愛され、尊敬される男性です」と紹介。その理由は「彼を見て。(悪さをしないように)両手とも見えるようにしている。暴言も吐かない。そして何より、性器がない」「彼みたいな男性を、この町はもっと必要としているのです」と言いながら、昨秋に起きたハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ行為告発とそれに続いた「MeToo」「Time’s Up」のムーブメントに言及。もう見て見ぬふりをしてはいられない、「物事は良い方向へと変わろうとしています」と語った。さらに『ブラック・パンサー』と『ワンダー・ウーマン』の大ヒットを例に挙げて、マイノリティや女性を主人公にしたスーパー・ヒーロー映画は成功しないという思い込みはもう通用しないこと、女性として初めて撮影監督候補になったレイチェル・モリソンを始め、「たくさんの候補者が今夜、歴史を作っています」とハリウッドに起きている変革を示唆した。初監督作『ゲット・アウト』で脚本賞を受賞したジョーダン・ピール監督について「90年間で、デビュー作が作品賞、監督賞、脚本賞の候補になった3人目の人物」と紹介。女性として8年ぶりに監督賞候補になったグレタ・ガーウィグ(『レディ・バード』)やティモシー・シャラメが主演男優賞候補の『君の名前で僕を呼んで』、史上最多21回のノミネートを受けて最前列に座るメリル・ストリープら、候補者を讃えた。■思わず長くなるスピーチにオモシロ対策!受賞スピーチについて、社会派メッセージでも両親や恩師への感謝でも「言いたいと思ったことを言ってください」と呼びかけたジミー。その一方で、「とはいえ授賞式は長いですから」と前置きして、「今夜、最も短いスピーチをした人にはこれを…」と、ジェットスキーをプレゼントすると発表。テレビ番組中の生CM風にカワサキのウルトラ310-LXがステージに運び込まれ、ヘレン・ミレンがキャンペーンガールのようにポーズを取った。ちなみに今回、スピーチ時間が最も短かったのは衣装デザイン賞を受賞した『ファントム・スレッド』のマーク・ブリッジス。授賞式のエンディングでは、タキシードに救命胴衣着用の姿でジェットスキーに乗って再登場した。■嬉しいサプライズ!一般観客たちとの触れ合いも式全体を通じて、今年はどっと沸かせるジョークは抑えめで、例年以上に社会をとりまく状況や政治的に踏み込んだトークが印象的だったが、中盤では会場内から有志を募り、近くの映画館で何も知らずに映画を見ている一般観客たちをサプライズ訪問するお楽しみ企画も。マーゴット・ロビーやガル・ガドット、ギレルモ・デル・トロ監督やアーミー・ハマーらが場内に乱入し、お菓子やスナックを配り始めるという思いがけない“もぐもぐタイム”に観客たちは大興奮。作る側と見る側、映画を愛する者同士の交流が微笑ましかった。(text:Yuki Tominaga)
2018年03月05日今年で90回目を迎えるアカデミー賞。その間にメリル・ストリープは候補歴21回(今年分込)、受賞歴3回とほかに類を見ない功績を残しつづけている。映画界最高峰と言われるアカデミー賞の常連であるメリル・ストリープの魅力とはいったい何なのだろう?ロサンゼルス在住でメリルの大ファンでもある筆者が思い入れたっぷりに彼女の魅力を探ってみた。【分析1】とにかく演技が上手い今年も『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の名演で主演女優賞候補に挙がっている彼女だが、この筆者が最初にメリルを愛するようになったのは、時を遡る1978年。当方、まだ中学生だったのだが『クレイマー・クレイマー』という映画がきっかけだった。ダスティン・ホフマン演じる仕事中毒の夫から、自立を求めて去っていく主婦を演じたメリルだったのだがセリフよりも表情とハートで演じている彼女に大きく心を揺さぶられたのを覚えている。【分析2】穏やかなパワフルさそして『クレイマー・クレイマー』の数年後に見た『ソフィーの選択』(1982)でメリルは女優として絶対的な存在となった。第二次世界大戦前後を舞台にしたこの映画は、ナチス・ドイツの卑劣な将校たちによって自分の息子か娘のどちらかを強制収容所に差し出さなければ母子皆殺しという選択を迫られ、そのときに取った選択に一生苛まれる女性を演じた。ここでもメリルは表情と仕草で見ているものの胸を切り裂かんばかりの演技を披露し、アカデミー主演女優賞を獲得した。メリルが持つ女優としてのもう一つの強みは、演じる役に合わせて巧みに変わる彼女のアクセントだ。字幕で鑑賞していると気がつかないが、どんなに上手い俳優でも方言や他国の訛りをやらせると、どうもおぼつかないという例がよくある。だがメリルはどんな訛りでも操る技を心得ており、アメリカ人である彼女がイギリスの首相マーガレット・サッチャーを演じてアカデミー賞を受賞したことでもその素晴らしさが証明されている。訛りを操るメリルの技は、ハリウッド業界内でも賞賛されている高度なスキルなのだ。【分析3】美しすぎずに美しいメリルはパーフェクトな美女ではないが「気さく美人」だと思う。見た相手を「美しい」と思う感情は十人十色だが、強いて美人をふたつのカテゴリーで分けるならば筆者的には「冷たい美人」と「気さくな美人」に分別できると思う。これは性格云々とはあくまでも無関係で見た目の印象ということだ。「冷たい美人」の例を挙げると二コール・キッドマンやシャーリーズ・セロンなど、超絶的な美しさのあまりに近寄りがたいという印象の美貌で、時にはICY QUEEN(=氷の女王)などと呼ばれてしまうタイプである。「気さく美人」は、サンドラ・ブロックやエマ・ストーンといったタイプで、美人だけど近くにいてもリラックスできるかな?というタイプで、メリルもこのカテゴリーに入ると思う。平凡な主婦役(『マディソン郡の橋』)から英国首相(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)まで、何をやってもシックリくるルックスで、かつ美しい。これは幅広い役柄を演じられるという利点であり、これにメリルの抜群な演技力が加わるとアカデミー賞常連、という稀なステータスが手に入るのだ。【分析4】ゴシップ誌の標的にされない私生活その昔、メリルは『ディア・ハンター』という名作に出演し、そこで共演したジョン・カサールという俳優と恋に落ちたが間も無くジョンが肺がんにおかされ、メリルの献身的な看病も虚しく世を去ってしまうという悲劇が起きた。彼女がゴシップ誌を賑わせたのはそのときくらいではないか。最近でこそハリウッドのセクハラ問題や男女平等問題に言及したメリルの様子がニュースで報道されることがあるものの、アンジーとブラピのようなイメージとはかけ離れている。彫刻家ドナルド・J・ガマー氏と今年で結婚40周年を迎えるメリルは、セレブには非常に稀な長い結婚生活を維持している。4人の子どもたちも常識ある大人に育っており長男はミュージシャン、3人の娘はそれぞれがエンタメ業界で活躍をしている。親の七光りを乱用せず行儀の良い子どもたちの存在もメリルが妙なスポットライトにさらされない理由だろう。安定したファミリーライフは、メリルの体現する安定したオーラの賜物ではないか。彼女がハリウッド内外から尊敬の念を集める要素のひとつでもある。【分析5】女王のレベルなのにおごり高ぶらない数年前にメリルが『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でアカデミー主演女優賞を受賞した直後、受賞者お立ち台インタビューで、ラッキーにも質問する機会をもらった。3回目のアカデミー賞受賞にも関わらずキラキラとして心底嬉しそうで非常に飾り気のない女性という印象だった。おかげで聞き手のこちらの緊張がほぐれていくのを感じたのを覚えている。メリルほどの功績をあげた女優がこれほどリラックスしたエネルギーを発散しているというのは天性のもので誰にでも備わっているものではない。ハリウッドは彼女の才能はもちろんこの特殊エネルギーに反応しているのではないか。ハリウッドで素晴らしい功績をあげ続けつつも"普通の人”エネルギーを発散している自然体メリルの美しさ。天才レベルの演技力とハリウッドに欠けがちなナチュラル好感度。この稀有な組み合わせがメリルの持つ魅力といえるのではないだろうか。(text,interview:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 2018年3月30日より全国にて公開© Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
2018年03月03日ファッション業界で活躍する25人の写真家のセクハラ行動が暴露された。「ボストン・グローブ」紙が伝えている。同紙は綿密な取材により、ボストンに蔓延していたカトリック教会の神父による児童への性的虐待を暴き、2015年に『スポットライト 世紀のスクープ』として映画化されたことがある日刊新聞。今回、セクハラ加害者として摘発された中でも目を引くのはパトリック・ドゥマルシェリエだ。現在74歳、フランス出身のパトリックはファッション業界で数々の功績を残してきた。『プラダを着た悪魔』ではメリル・ストリープとアン・ハサウェイ演じるミランダとアンディのセリフの中に登場し、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではサラ・J・パーカー演じるキャリーを撮影する『VOGUE』誌の写真家としてカメオ出演も果たした。また、故ダイアナ妃自らのリクエストにより、1989年から亡くなるまでの間ダイアナ妃の写真家として活躍したことでも名前を馳せた。王室がイギリス人以外の写真家を起用したのはパトリックが初めてだった。そんな有名写真家のパトリックが、少なくとも7人の女性からセクハラ被害を訴えられている。1人は元アシスタントの女性で、パトリックの“要望”に応えなければクビにすると脅されていたという。中にはモデルもおり、ほかのモデルの胸をつかむことや自分の性器を無理やり触れさせるなど、嫌がることを強要してきたと言われている。これらの話に対し、パトリック本人は完全に否定している。(Hiromi Kaku)
2018年02月19日大ヒット映画『マンマ・ミーア!』の公開から10年。この続編となる『Mamma Mia! Here We Go Again』(原題)が、『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』の邦題で8月24日(金)より日本公開されることが明らかに。あわせて本作の特報映像と場面写真も到着した。結婚式を控えたソフィ(アマンダ・セイフライド)が、父親とバージンロードを歩くため、母のドナ(メリル・ストリープ)内緒で、結婚式に自分の父親かもしれない母親の元恋人3人を招待したことで巻き起こる大混乱を描いた前作。今作ではその後の物語と、ドナがソフィの父親候補3人と出会った青春時代を中心に過去と現在を行き来し、そこからどのように現在に繋がっているのかが描かれていく。また、メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライドらが続投するほか、新たにリリー・ジェームズ、アレクサ・デイビーズ、ジェレミー・アーヴァインらが出演する。公開された特報映像では、妊娠したソフィが島に戻り、ロージー(ジュリー・ウォルターズ)やターニャ(クリスティーン・バランスキー)と再会するところからスタート。そして出産を不安がるソフィに、女手一つでソフィを育て上げたドナの昔話を始める…。若きドナ(リリー・ジェームズ)とサム(ジェレミー・アーヴァイン)・ビル(ジョシュ・ディラン)・ハリー(ヒュー・スキナー)それぞれの出会いが描かれ、映像ラストには、シェール演じるソフィの祖母も登場。歌にダンスに、心躍る映像となっている。『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は8月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月25日前回の「入門編」では、作品賞候補の声が高い作品の中から、確実にノミネートされそうな選りすぐり5作品を分析してみたが、今回はノミネート必至の女優&男優にスポットを当ててみた。メリル・ストリープ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』アカデミー賞候補の常連で、今年も主演女優賞ノミネートが確実視されているのがメリル・ストリープ。実話を基にしたサスペンス作品『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』で、米国政府のベトナム戦争関与をめぐる恐るべしうそと陰謀を公に知らしめたワシントン・ポスト紙の勇気ある女性発行人キャサリン・グラハムを演じているメリル。そのパフォーマンスは芸術の域にあり、観ているものを魅了する。またタイトルにもある最高機密文書を暴露した実在のポスト紙記者ベン・ブラッドリーをトム・ハンクスが熱演。ベテラン俳優ふたりの掛け合いを見るのは映画ファンにとっては極上の贅沢。十中八九、メリルとともにトム・ハンクスも主演男優賞候補としてノミネートされるだろう。しかしながらこのふたりが実際にオスカー像を受賞できるかというと、そこは微妙だ。とにかくこのふたりはアカデミー賞候補の常連であり受賞歴もあることからおそらくノミネートはされるものの、実際に受賞するのは別の俳優になりそうな予感がする。ティモシー・シャラメ『君の名前で僕を呼んで』受賞歴がない俳優で今年目立った存在なのがティモシー・シャラメ。『君の名前で僕を呼んで』という小粒の作品に出演している俳優なのだが、批評家たちの間で絶賛されており、オンラインの予想サイトでも主演男優賞候補予想のトップ3に入っているサイトが多い。この作品は最近のハリウッド映画には珍しい青春映画(死語!?)で、甘酸っぱい恋愛を描いた作品なのだが、男女のロマンスではなく、17才の少年が年上のイケメン知的男性(アーミー・ハマー)にひと夏の恋をするというストーリーで同性への愛に目覚めていくティーンを描いておりオーソドックスな青春映画とは大いに異なるいまどき青春映画。アカデミーが多様性を目標に掲げていることを考えると、ティモシー・シャラメの受賞も夢ではなく有力なダークホースといえる。ダニエル・デイ・ルイス『ファントム・スレッド』前出のメリル・ストリープ、トム・ハンクスと同様、アカデミー賞常連のダニエル・デイ・ルイスも、『ファントム・スレッド』で今年のアカデミー賞レースに名を連ねている。1950年代ロンドンを舞台に社交界の人気者で独身貴族だったドレスデザイナーを演じており、愛人でありデザインのインスピレーションでもある女性の出現で、頑なまでに守ってきた自分の人生に思わぬ変化が生じて戸惑う主人公を演じ上げている。ダニエル・デイ・ルイス俳優生活最後の作品と言われており、主演男優部門へのノミネーションはほぼ確実視されている。果たして彼が4度目の受賞で有終の美を飾るか?今年は、前出のティモシー・シャラメも含めてフレッシュな有力候補も名を連ねており、最有力視されているアノ男優のことも念頭に入れると、ダニエルの受賞確率は多少低めの予想だ。次回は、“フレッシュな有力候補”ならびに主演男優賞「最有力候補」と囁かれているアノ男優、そしてしのぎを削る主演女優賞レースの概要をご紹介する。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2018年01月16日7日(現地時間)、ゴールデングローブ賞でオプラ・ウィンフリーが黒人女性として初めて長年の映画界への貢献を称えた「セシル・B・デミル賞」を受賞した。人種差別や性差別の終結を求める感動的なスピーチで3回のスタンディングオベーションを受けるほど聴衆の心を揺さぶった。アメリカで司会者や実業家として有名なオプラは、以前から2020年の大統領選に出馬するのではないかとささやかれていた。ゴールデングローブ賞授賞式での人々の胸を打つ力強いスピーチにより、「オプラを大統領に!」という国民の声もSNSなどで高まってきた。昨年、「セシル・B・デミル賞」を受賞した女優メリル・ストリープも、授賞式後に「彼女は今夜、ロケットを打ち上げたわね。ぜひ大統領選に立候補してほしいわ。いままで、“出る”という宣言はしたことがなかったと思うけど、これでもう“NO”の選択肢はないんじゃないかしら?」とオプラの背中を押した。「The Los Angeles Times」紙によれば、オプラの長年のパートナー、ステッドマン・グラハムがオプラの出馬は「国民次第だね」とコメントしていることがわかった。「彼女は絶対にやると思うよ」とも。前回の大統領選ではヒラリー・クリントン氏が期待されていた「アメリカ史上初の女性大統領」になることはできなかったが、果たしてオプラは…?(Hiromi Kaku)
2018年01月09日今年で記念すべき90周年を迎えるアカデミー賞レース。今回の「入門編」では、作品賞候補の声が高い作品の中から、確実にノミネートされそうな厳選5作品を分析してみた。■確実にノミネートされそうな5作品『ダンケルク』まずはクリストファー・ノーラン監督の戦争映画『ダンケルク』。とにかくこの作品はテンションが高い。だが戦争映画でもっとも血糊が少ない映画と言ってもよく、映像とサウンドのみで観客を矢継ぎ早に窮地、また窮地に追い込み、戦地の兵士同様に絶体絶命な気分に追い込んでいくノーラン監督の手腕は凄い。映像も素晴らしくこの作品はノミネートほぼ確実いえる。『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』次に作品賞ノミネート必至と思われるのが、スティーヴン・スピルバーグ監督・主演トム・ハンクス&メリル・ストリープの『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。実話を基にしたサスペンス・ドラマで、ベトナム戦争激化の当時に、女性経営者のワシントン・ポスト紙が政府の脅迫、出資者の反対、世間の性差別に屈せず、当時の米国政府がいかにアメリカ国民を嘘で操って泥沼化していたベトナム戦争を30年間にも渡って長引かせてきたかを暴露するまでの壮絶な“バトル”が描かれている。現在、トランプ政権で大揺れに揺れているアメリカ、そして様々なセクハラ問題などから女性の社会立場が何かと話題になる最近の世相において、まさにタイムリーな映画で、作品賞候補にノミネートされること請け合いの作品だ。『ゲット・アウト』そして次のノミネーション確率大の作品は、こちらも世相を反映したユニークなエントリーでホラー映画『ゲット・アウト』。アカデミー賞候補にホラー映画のタイトルが挙がるのは非常に珍しい。アカデミーは「ホラーとSFが嫌い」という定説はいまだ根強いのだが、この『ゲット・アウト』の強みはただのホラーではなく、ここ数年アメリカに吹き荒れている人種問題に、非常に賢い風刺を効かせたストーリーであるという点だ。黒人監督、黒人ライターそして黒人男優主演による本作は、現在ハリウッドで注目されている業界での多様性を具現化している作品ということでも特出している。これまであまりに白人優位で問題になったアカデミーにとって本作をノミネートすることは、心機一転・汚名挽回のいいチャンスとなるだけに候補確率はかなり高い。『レディ・バード/Lady Bird』(原題)今年のダークホースで、こちらもノミネーションほぼ確実と思えるのが『レディ・バード/Lady Bird』。これまで女優業中心だったグレタ・ガーウィグの監督デビュー作で、自分がティーンエイジャーだった頃の経験を基に執筆したストーリーとのことで、映画祭などでこの作品をすでに見た人々からはその質の高さに新米監督の作品とは思えないと言う声が上がっているほどの話題作だ。主役クリスティーヌこと“レディ・バード”を若き演技派シアーシャ・ローナン(『ブルックリン』)が演じ、彼女の名演もアカデミー賞主演女優部門でノミネーション間違えなしとの下馬評が高い。『シェイプ・オブ・ウォーター』5本目にご紹介の『シェイプ・オブ・ウォーター』も以前であればアカデミー賞候補になるには少々異色すぎると言われていたかもしれない。日本ではまだ未公開の本作だが、ギレルモ・デル・トロ監督が製作・脚本も兼ねたこの作品は、彼お得意の美しくもダークなファンタジー・ドラマで、謎の人魚男と口のきけない女性とのロマンスを描いている。ひと昔前に人魚姫がトム・ハンクス演じた普通の男性に恋をしてしまう映画『スプラッシュ』を男女逆にしてもっとダークにしたのがこの作品である。口のきけないヒロイン(サラ・ホーキンス)が、愛する人魚を邪悪な科学者から守ろうと、命がけで救出を試みる様には思わずエールを送ってしまう。■今年のアカデミー賞は女性主人公の作品がポイントに?今年のアカデミー賞作品部門のノミネーション予想をしていて気がつくことは、女性を主人公にした作品がこれまでになく目立つことだ。2017年はハリウッド映画業界で「セクハラ」に苦しめられた女性被害者たち立ち上がり、権力乱用の大物を次々に暴露していったたことがキッカケで、ある意味で女子パワーの年となった。現在、オンラインでもアカデミー賞レースの上位を走っている上記5作品中、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』、『レディ・バード』、『シェイプ・オブ・ウォーター』の3作品が女性を主人公にした映画で、これは特筆に値する。ここ数年において、会員の年齢、性別、人種が多様化したと言われるアカデミーだが、『シェイプ・オブ・ウォーター』のような作品をノミネートしてしまうかもしれない新世代アカデミーには、これまでにはなかった新しい何かを期待できるかもしれない。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2018年01月04日ハーヴェイ・ワインスタインの長年に渡るセクハラが明るみになってから、女優たちによるセクハラ事件の暴露が後を絶たないハリウッド。ワインスタインのみならず、次から次へと著名な俳優たちの蛮行も明らかになってきた。「People」誌によれば、1月7日(現地時間)に開催されるゴールデングローブ賞授賞式では、エマ・ストーンやメリル・ストリープら女優たちが、ハリウッドに蔓延しているセクハラへの抗議として全身黒ずくめで出席するという。彼女たちに賛同しているドウェイン・ジョンソンらも同様の服装で出席する。ドウェイン、アーミー・ハマー、トム・ヒドルストンのようなハリウッドのトップ俳優を担当しているスタイリストのイラリア・ウルビナーティがインスタグラムで明かした。「みんな私に聞いてくるのよ…。ええ、ゴールデングローブ賞では、男性陣が女性陣と団結して立ち上がり、黒ずくめの服装で女性軽視に対する抗議を行うわ。少なくとも、私のクライアントの男性たちはね」。華やかなファッションが見どころの1つである授賞式だが、ファッションによるこの抗議は、ゴールデングローブ賞だけでなく賞シーズンを通して続くかもしれないとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年12月25日ニューヨーク発祥のレストラン「Sarabeth’s」(サラベス)では、国内全店で2018年年始の営業開始日限定で「サラべス 福袋」を販売。現在、各店では事前予約が受付中。NYの朝食の女王と称される人気レストラン「サラベス」。日本以外には、現在アメリカに11店舗、ドバイ、ソウル、台湾で展開。多くのセレブリティも足を運び、映画『恋するベーカリー』で主演のメリル・ストリープに調理指導をしたことでも有名だ。「サラベス」が福袋を販売するのは今回が初。サラべス・オリジナルの焼菓子を詰め合わせたギフトボックスに加え、「サラベス」の代名詞ともなっているフルーツスプレッドを2本、トートバッグまたはマグカップ、そして「サラベス」国内全店で利用できる3,000円分の食事券をセットにした、ハイバリューな内容となっている。■「サラベス 福袋」価格:5,000円(税抜)販売開始:2018年1月2日(火)店舗:ルミネ新宿店/品川店/東京店/名古屋店/大阪店※品川店は1月3日(水)※各店にて事前予約受付中(cinemacafe.net)
2017年12月25日