バレンシアガ(BALENCIAGA)は、「オブジェクト(OBJECTS)」を発表。第1弾として、「トラック.2(Track.2)」スニーカーのメタル彫刻の限定オブジェが、2020年11月21日(土)からバレンシアガ 青山にて展開される。「オブジェクト」は、バレンシアガがファッションカテゴリーの枠外から発表するアイテムのコレクション。年間を通じて独自のアイテムが発表され、貴重なコレクションアイテムから、家・移動中に使える日常使用向けアイテムまで、タイムレスなデザインを施した多彩なアイテムが登場する。「オブジェクト」第1弾として登場するのは、パラジウムと真鍮を用いてサイズ41の「トラック.2」スニーカーをそのまま象った、重さ2.5㎏のメタル彫刻。イタリアで生産され、世界中で20点のみ展開される。「トラック.2」スニーカーのメタル彫刻は、ポップカルチャーを体現したアートなデザインと、トロフィーのような佇まいが魅力。16個の黄銅鋳物をはんだ付けして密封し、パラジウムのコーティングを施して仕上げている。【詳細】オブジェクト発売日:2020年11月21日(土)展開場所:バレンシアガ 青山住所:東京都港区南青山5-1-3価格:TRACK SCULPTURE 661,000円〈数量限定〉【問い合わせ先】バレンシアガ クライアントサービスTEL:0120-992-136
2020年11月23日実力派女優エイミー・アダムスが海外ドラマ初主演を務め、『ゴーン・ガール』原作者ギリアン・フリン衝撃のデビュー作を完全実写化した「シャープ・オブジェクト KIZU-傷-:連続少女猟奇殺人事件」が、4月3日(水)よりリリースされることになった。本作は、主人公の女性記者が過去のトラウマと向き合いながら、故郷の町で起こった連続少女猟奇殺人事件を追っていく極限のサイコ・サスペンス。後味の悪いストーリー展開が観れば観るほどクセになり、まるで全8話、8時間の映画を観ているような感覚に。驚愕のラストにも注目が集まっている。『ゴーン・ガール』で一躍注目を浴びたギリアン・フリンのデビュー作となる原作は英国推理作家協会2部門(最優秀スリラー賞・最優秀新人賞)を受賞しており、本作では自らも製作総指揮・脚本家として参加。■エイミー・アダムス、海外ドラマ初主演!豪華キャスト&スタッフ結集主演を務めたのは、『魔法にかけられて』などで圧倒的人気を誇り、『ザ・マスター』『アメリカン・ハッスル』などアカデミー賞に5度ノミネートされている実力派エイミー・アダムス。満を持してTVシリーズ初主演を務め、初めて製作総指揮としても参加、いびつな親子関係や過去に起こった事件によるトラウマが原因で影を持つ女性記者を見事に演じ、第76回ゴールデン・グローブ賞リミテッドシリーズ/テレビムービー部門で主演女優賞にノミネート。同・助演女優賞に輝いたパトリシア・クラークソンが過干渉の“毒母”役を演じているほか、エイミー演じる主人公の少女時代を『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』ベバリー役のソフィア・リリスが演じた。イッキ観必至の全8話を手がけたのは、ニコール・キッドマン×リース・ウィザースプーン共演「ビッグ・リトル・ライズ」のジャン=マルク・ヴァレ監督。『ゲット・アウト』『セッション』など話題作を世に送り続けるプロデューサー、ジェイソン・ブラムも製作総指揮として参加した。良質なドラマを制作し続けるHBOだからこそ実現したクリエイターチームによる、見ごたえたっぷりの極限の新感覚サイコ・サスペンスとなる本作。辛口レビューサイト「Rotten tomatoes」でも93%フレッシュを獲得するなど(2018年10月24日現在)高い評価を受けており、エミー賞でも最有力候補とされている。■ストーリー独裁的で過保護な母親を持つ記者のカミール・プリーカー(エイミー・アダムス)は、アルコール依存症で自傷行為を繰り返していた。あるとき精神病院を退院し、職場復帰したカミールだが、故郷の街ウィンド・ギャップで起きた猟奇的な連続少女殺人事件の取材を担当することになる。事件を追っていくうちに過去のトラウマや母親との確執に葛藤しながらも、真相に迫っていくがーー。「シャープ・オブジェクト KIZUー傷ー:連続少女猟奇殺人事件」は4月3日(水)よりブルーレイ発売/DVDレンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2019年01月20日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)より、インテリアアイテムを展開する「オブジェクト コレクション(OBJECTS COLLECTION)」がデビュー。2018年12月より展開される。「オブジェクト コレクション」では、シルク生地のクッションや、香り豊かなキャンドル、プレート、ブランケットが登場。いずれもカラフルでデコラティブなデザインが魅力だ。柄は、レッド、ブルーなどヴィヴィッドなカラーを放射状にあしらった「SOLE」、モダンな幾何学模様の「OCCHI」、ピンクを基調としたカラフルな「FARFALLE」の3種類を用意する。家の中を華やかに彩るインテリアアイテムは、クリスマスに向けたギフトや自分へのご褒美にもぴったりだ。【詳細】エミリオ・プッチ オブジェクト コレクション発売時期:2018年12月・クッション 39,000円+税・ブランケット 132,000円+税・プレート(大) 39,000円+税・プレート(小) 39,000円+税・キャンドル 20,000円+税【問い合わせ先】エミリオ・プッチ ジャパンTEL:03-5410-8992
2018年12月20日SCSKは1月27日、シリコンバレーのストレージベンダーである米Exabloxと国内総販売代理店契約を締結し、オブジェクトベースのストレージとNASを一体化したスケールアウトストレージ「OneBlox 4312」の販売を開始した。価格は論理容量6TBで254万6000円(税込)、24TBで335万3300円(同)。同製品は既存システムへの導入が容易なNAS製品でありながら、スケールアウトに対応したオブジェクトベースのストレージ技術を採用。トリプルミラー方式で複数のサーバに搭載されたドライブを1つのストレージとしてクラスタリングし、クラスタ内ではデータのコピーを複数作成しているため、故障が発生した場合もデータが失われることはないという。また、急なデータ量の増加に対しても、ディスクドライブの追加や本体の増設だけで対応できるシンプルな拡張性を併せ持つ。インラインの重複排除、圧縮、スナップショット、レプリケーションなどのソフトウェアの機能を標準装備するほか、レプリケーション機能によりデータを効率よく安全に保管することが可能。さらに、IPネットワークを経由し、遠隔地に転送保管することで、災害対策のためのシステムも低コストで実現できるという。加えて、最小6TB(1台)からのスモールスタートを可能とし、最大168テラバイト(7台)まで拡張でき、インラインの重複排除・圧縮機能によりPBを超えるデータの保存にも対応する。SCSKでは同製品の保守体制(24時間365日オンサイト対応)を構築し、Exabloxの管理ツール「OneSystem(ワンシステム)」を利用することで、保守センターから稼働中の製品をリアルタイムに監視し、障害の予兆検知といったサービスなども提供。同社が国内総販売代理店として、数社の販売パートナーと二次代理店契約を結び、販売パートナー制度を確立する。今後、3年間で導入支援、システム構築、保守サポートを含め、10億円の売り上げを目指す。
2016年01月28日前回まででオブジェクト指向の前半戦は終了です。後半戦は前半の知識を前提としているので、もし難しいなと思ったら前半の復習をされることをオススメします。○後半の流れ後半は「継承」という概念が主なテーマとなります。継承は具体的にはクラスAがすでにあり、そのクラスAをベースにして機能拡張をしたクラスBを作るという手法になります。手法について扱うだけであればさほど苦労はしないと思いますが、継承のメリットと正しい使い方を理解することは難しいかもしれません。そのため、前半戦と同じように「なぜそうするか」や「どうあるべきか」といった話に比重を置きます。かなり冗長になってしまうかもしれませんが、ご容赦願います。継承についてある程度学んだら、簡単にGUIの使い方を扱い、GUIを使って継承を実際に利用してみたいと思います。○概要最初に難しい話を繰り返しても眠くなってしまうでしょうし、とりあえずざっくりと継承のやりかたについてお話します。まず以下の図を見てください。左側にあるのがクラスAで右側にあるのがクラスBとなります。クラスBはクラスAを継承して作られており、内部にクラスAの要素を引き継いでいることがわかります。「クラスBがクラスAを持っている」のではなく、「クラスBはクラスAをベースに作られている」ことに注意してください。さて、これを実際にコードに書いてみましょうか。まずはクラスAです。class ClassA:def __init__(self):self.var_a = ’class a’def print_a(self):print(’this method is defined in ’ + self.var_a)a = ClassA()a.print_a()# this method is defined in class avar_aというインスタンス変数とprint_aというメソッドを持っています。ここまでは今までに学んだことであり、特に新しいものではありません。次にこれを継承するクラスBを実装します。class ClassB(ClassA): # <--- 継承の宣言def __init__(self):self.var_b = ’class b’ClassA.__init__(self) # <--- 親クラスの初期化def print_b(self):print(’this method is defined in ’ + self.var_b)print(’parent of ’ + self.var_b + ’ is ’ + self.var_a)注目して欲しい点はいくつかありますが、まず一番最初に知る必要があるのは文法です。一行目のクラスBの宣言の後ろに () で ClassA が記載されていることがわかります。これが継承の宣言です。これをすることで「クラスBはクラスAを継承する」ことができるようになります。そして次は、4行目の "ClassA.__init__(self)" です。これはクラスBの親クラスであるクラスAの初期化です。思い出してください。コンストラクタである__init__メソッドは引数をとると、その引数を初期化に利用するのでした。今回は引数がselfだけなので、初期化時に特に値を渡さなくてよいのですが、引数が2つ以上ある場合は値を渡さないとエラーになります。クラスAを継承したクラスBのなかで、「クラスAをどのように初期化するか」を指定する必要があり、この4行目はそれを実行しています。今回は親クラスに引数がないのですが、親クラスに引数がある場合は、子クラスでの初期化時に親クラスに引数を渡す必要があります。最後にprint_bを見てもらいたいですが、なかでself.var_aを参照していることがわかります。Bの中でAのインスタンス変数を使っているということです。とりあえず、このクラスBを使ってみましょうか。b = ClassB()b.print_b()# this method is defined in class b# parent of class b is class ab.print_a()# this method is defined in class aまず、クラスBのインスタンスは当然ながらクラスBのメソッドを呼び出すことができます。出力を見てもらうとわかるように、クラスAのインスタンス変数を利用することができていますね。親のインスタンス変数だけでなく、親のメソッドも利用することが可能です。クラスBのインスタンスからクラスAで定義されている print_a メソッドを呼び出していますが、特にエラーなく動作していることがわかります。だいたいどういう使い方をするかわかっていただけたでしょうか。○継承を使うメリット先ほどの例から、継承の使い方はわかっていただけたかと思います。ただ、問題となるのはなぜそのようなことをするのかだと思います。たとえば先程の例であれば、わざわざクラスAを作って、クラスBに継承させるなどという面倒なことをせず、いきなり定義してしまえばよいです。たとえば以下のようなコードを書くと、先ほどのクラスAなしで、クラスBに先ほどとまったく同じことをさせることができます。class ClassB:def __init__(self):self.var_a = ’class a’self.var_b = ’class b’def print_a(self):print(’this method is defined in ’ + self.var_a)def print_b(self):print(’this method is defined in ’ + self.var_b)print(’parent of ’ + self.var_b + ’ is ’ + self.var_a)どうみてもこっちのほうがシンプルですよね。実際、今回のようなクラスA、Bの使い方はあくまでもサンプルであり、これが実コードであれば設計としてはナンセンスです。では、具体的にどのような場合に継承を使うメリットがあるのでしょうか。それは主に以下の場合となります。すでに利用している自分が作った既存のクラスを継承する場合標準ライブラリやほかの人が作ったクラスを継承する場合親に多数の子供がいる場合GUIを利用する場合上記のいくつかについては細かい話が必要なため、この回ですべてをカバーすることはできません。ただ、なんとなくでかまわないので全体像をつかんでもらいたいと考えているため、軽くそれぞれについて解説したいと思います。なお、これらの継承の使いかたは、ほかのメジャーなオブジェクト指向言語であるJavaやC++も意識したうえで記載しています。正直なところPythonの継承はこれらの言語より単純であり、実現できることもそれほど多くありません。「こんなことPythonではやらないよ」といった話も出てくるとは思いますが、ご了承ください。自分が作った既存クラスを継承これは自分たちが作った既存のクラスがすでに存在していて、それに変更は加えることはできないものの、似たクラスが必要な場合に利用します。たとえば、以下の図を見てください。ここではクラスAはクラスCから利用されています。このクラスAに機能を追加し、それを別の用途で利用したいとします。今回はクラスDからの利用としましょう。その際、クラスA自体のコードを変更してしまうのが手っ取り早いのですが、常にそれができるとは限りません。その際、クラスAはキープしたままにし、継承を利用して変更を加えるという利用方法があります。個人的にこの使い方はあまり好きではないです。なぜなら継承ではなく、コンポジション(クラスBがクラスAを持つ)で実現できてしまう場合が多いからです。継承とコンポジションの使い分けの話をするにはまだ早いので、これは後ほど改めて扱います。標準ライブラリやほかの人が作ったクラスを継承この例は先程の例と似ています。ただ、変更できない理由が「標準ライブラリ」であることや「他人が作ったコード」であることに起因しています。これはポリモーフィズムという機能に起因してJavaやC++では多用されるものの、Pythonでは「型の宣言」がないのでそれほど利用されない気がします。こちらもコンポジションで実現可能です。ポリモーフィズムについては4つめの利用法で紹介します。ただ、「元のクラスに備えられているメソッドを呼び出せる」という点が有用な場合は、コンポジションでいちいちラッパーメソッドを定義する必要がないので便利です。難しい話はさておき、簡単なサンプルを書いてみます。今回は標準ライブラリのリストを拡張し、整数のみを格納できるinteger_listを作成してみます。class IntList(list):def __init__(self):self.int_type = type(0)list.__init__(self)def append(self, elem):if(self.int_type == type(elem)):list.append(self, elem)else:print(’error: "’ + str(elem) + ’" is not Int’)il = IntList()il.append(3)il.append(5)il.append(’hello’)# error: "hello" is not Intil.append(7)print(il[1])# 5print(il)# [3, 5, 7]print(type(il))# <class ’__main__.IntList’>listを継承してIntListを作成していますね。コンストラクタについては特に悩む必要はないと思いますが、appendメソッドについては「オーバーライド」と呼ばれる継承のテクニックを使っています。オーバーライドは処理を上書きするという役割があるのですが、細かいことは後の回にて扱います。利用方法はlistとほとんど同じであることがわかりますね。ただ、appendメソッドを読んだ場合の処理はオリジナルのlistではなく、IntListでオーバーライドされたものが呼び出されています。なお今回、異なる型は格納しないという実装にしましたが、本来は例外を投げるようにすべきかもしれません。ただ、例外についてはまだ学んでいないのでこのような実装としました。親に多数の子供がいる場合以下の図を見てください。親クラスGraphicから子クラスRectangle、Triangle、Circleを作っています。このとき、Rectangle、Triangle、Circleは利用者であるDrawerからあたかも親クラスのGraphicであるかのように使えるというのがポリモーフィズムの特徴です。Pythonだと、型と変数が結びついていないのでメリットがわかりにくいのですが、Javaなどだと以下のように親クラスに子クラスを代入することが可能です。Graphic g1 = new Rectangle();Graphic g2 = new Triangle();Graphic g3 = new Circle();これができると何がいいかというと、たとえば以下のようなコードが書けます。String style = "rectangle";Graphic graphic = null;if(style.equals("rectangle")){graphic = new Rectangle();}else if(style.equals("triangle")){graphic = new Triangle();}graphic.draw();上記では与えられたstyleの文字列に従って、利用するクラスをRectangle、Triangleで切り替えられます。今回は初期化時にrectangleという文字を入力してしまっていますが、これをたとえばユーザーが何を入力したか読み取ったり、クリックされたボタンが何であったかなどといった動的な情報で「どの子クラスを利用するか」を切り替えることになるかもしれませんね。もちろん静的に子クラスを指定する場合も多々あります。そして、先ほどのオーバーライドの例にあったようにgraphic.draw()を呼び出したタイミングで子クラスによって具体的な処理を変更することが可能です。また、親クラスとして扱っているのでRectangle、Triangleを使うコードを共有できるという強みもあります。まぁ、これも話すと長くなりそうなので次回以降に回したいと考えています。GUIの利用時の継承Pythonに限らずさまざまなプログラミング言語において、GUIを使うためには継承が利用されることが非常に多いです。これは継承とGUIの仕組みの親和性が非常に高いためだと思われます。以下の図を見てください。これは過去にコラムで紹介した、私が作ったログ解析用のアプリケーションですが、アプリケーションを構成する要素であるWidgetが階層構造になっているのがわかりますね。つまりAはB、Cを持つ。BはDを持つという構成を作ることが可能です。また、ここにあるWidget 1、2、3はGUIのパーツであり、マウスやキーボードの動きへの対応や、画面の出力などの共通点は多いです。これらの共通点は親クラスでまとめらており、具体的なウィジェットの特徴などは子クラスで定義されています。先ほどの「親に多数の子供がいる場合」の継承の使い方をより複雑にしたのが一般的なGUIのライブラリだと思っていただければ大丈夫だと思います。GUIについては次回以降詳細に扱いますので、今回の解説はこのあたりにしておきたいと思います。演習1以下のクラスを継承し、オリジナルのクラスのインスタンス変数aをプリントするメソッドを実装してください。class ClassA:def __init__(self):self.a = ’hello’演習2以下のクラスを継承し、オリジナルのクラスのインスタンス変数a, bを足した値をプリントするメソッドを実装してください。なお、継承したクラスのコンストラクタも引数を2つ受け取り、それを親クラスの初期化に利用してください。class ClassA:def __init__(self, a, b):self.a = aself.b = b演習3listを継承し、コンストラクタに与えた引数のタイプだけ格納できるリストクラスを作成してください。たとえばml = MyList(’a’)とすると、文字列型しか受け取らなくなります。次回も今回に引き続き、継承について解説していきます。
2015年11月02日クラウディアンは2015年1月30日、東京・帝国ホテルにてメディア・コンファレンスを開催し、オブジェクトストレージの導入を促進するパートナー企業プログラムとして「CLOUDIAN HyperStore Ready」の本格展開を開始することを発表した。また、米CLOUDIANのCMOも来日し、ワールドワイドでの市場動向やオブジェクトストレージのニーズなどについて、事例を交えて語った。代表取締役の太田洋氏は、冒頭で2015年のストレージ市場のトレンドが「ハイブリッドクラウド」「スマートデータ(ビッグデータ&アナライズ)」「コスト効率」にシフトしてきていることを述べた。つまり、ネットワークを介した膨大なデータのやり取りが頻繁になり、より安価で柔軟性の高いストレージが必要となってきているということだ。オブジェクトストレージは、SSDやSAN/NASのような従来のブロックストレージと比べると読み書きの速度こそ劣るものの、拡張性、価格、容量、堅牢性・耐障害性において、遥かに勝る。従来は、こうした特長を持ったストレージとしてテープメディアが主流であった。しかし、テープはオフラインでの利用が一般的で、データのリカバリには膨大な時間がかかる。この点で、アクセス性に優れたオブジェクトストレージのほうがメリットは大きい。クラウディアンの提供するオブジェクトストレージソフトウェア「CLOUDIAN Hyperstore」は、標準的なx86サーバを活用してオブジェクトストレージを構築するソフトウェア製品である。2~3台のサーバを用いて数TBという容量からスモールスタートすることが可能なため、一般企業での活用にも適している。クラウドストレージ「Amazon S3」に準拠しており、S3に対応するアプリケーションやNASなどから容易に接続することができるのも特長だ。取締役 COOの本橋信也氏は、「Software Defined Storageであれば、大きな内蔵ディスクを搭載した最近の汎用サーバを活用して、大きなストレージ空間を構築することができます。ベンダーロックインされることもなく、目的にあったハードウェアを選択していくことができるのは、大きなメリットの1つです」と長期にわたってコスト削減を期待できると説明する。「SDS技術の特長に加えて、クラウディアン独自の機能や性能が評価され、単なるオブジェクトストレージというカテゴリとしてではなく、CLOUDIANという製品として認識されるようになってきたと感じている」(本橋氏)○エンタープライズ市場を戦うためにパートナーを強化CLOUDIAN Hyperstoreは、データセンター事業者やサービスプロバイダーでの導入が中心で、一般企業での導入は遅れていた。しかし昨今では、エンタープライズを中心に上述のようなストレージニーズが高まっており、2013年後半ごろから問い合わせが急増していたという。「十分な技術者・管理者を確保できない企業においては、オブジェクトストレージの導入・運用は困難です。そこで当社では、企業ユーザーでも容易にCLOUDIANを導入・活用できるよう、3つの戦略を展開しています」(太田氏)1つは、アプライアンスだ。サーバハードウェアにCLOUDIANをインストールしてチューニングを施し、ネットワークに接続するだけで使えるようにした製品として提供する。2つ目は、ビッグデータ分析やメールアーカイブ、ファイル共有、バックアップなどの各種アプリケーションと組み合わせて販売することで、すぐにユーザーのビジネスに貢献できるソリューションパッケージとしての提供。3つ目は、インストールと運用の仕組みを簡素化し、手間をかけずに導入・運用できるように工夫した点である。これは、顧客に製品を導入するシステムインテグレータにとっても有用な機能となるだろう。これらのエンタープライズ市場戦略においては、ハードウェア/ソフトウェアベンダー、システムインテグレータとの協業が非常に重要となる。そこでクラウディアンは、パートナープログラムを強化してエコシステムを形成する「CLOUDIAN HyperStore Readyプログラム」を開始した。日立システムズや科学情報システムズ、コアマイクロシステムズ、ファイルフォースなどの参加企業と共に、「時代に則したソリューション展開を目指す」(太田氏)とのことだ。米CLOUDIANのCMOであるPaul Turner氏も、世界的にストレージへのニーズが変化しており、これまでとは異なるストレージ──オブジェクトストレージ=CLOUDIANが求められるようになっているとする。特にエンタープライズ市場でのアプライアンス展開が重要であることを述べ、次のようにそのメリットを説明した。「従来のトラディショナルなストレージは、導入や運用こそ容易ですが、柔軟性に欠け、高価です。また単純なストレージソフトウェアは、柔軟性・コスト効率こそ優れていますが、導入や運用が煩雑になりがちです。CLOUDIAN HyperStoreアプライアンスは、その双方を兼ね備えた製品です」(Turner氏)さらにTurner氏は、CLOUDIANの活用がグローバルで増えていることを強調し、米国シリコンバレーとインドにデータセンターを持つソフトウェアベンダーが、CLOUDIANを活用して地域をまたがる「ジオクラスタ」を形成し、グローバルなデータ共有に活用している事例などを紹介した。太田氏は、CLOUDIANのエンタープライズ市場とグローバル市場への展開について、次のようにまとめている。「クラウディアンは、高品質な日本発の製品をグローバル市場に届けるため、米国を中心にグローバルな営業体制を整え、1つのチームとして展開していくことを目指しています。日本だけでなく、海外ユーザーも順調に増えており、ストレージ市場とともに成長しているところです。今後も、国内外でのパートナー化とプレゼンスを強化し、エンタープライズ市場向けの製品を強化していきます」(太田氏)
2015年02月13日IDC Japanは1月14日、国内ファイル/オブジェクトストレージ市場の2014年~2018年の予測を発表した。これによると、同市場の2014年の売上額は781億円、出荷容量は946PBと予測されている。同社によると、非構造化データを管理するストレージインフラとしては、これまではファイルストレージの利用が中心だったが、国内市場でもオブジェクトストレージの導入が増加してきているという。同社は、これらのストレージソリューションを「ファイル/オブジェクトストレージ市場」と定義している。同市場は、スケールアップソリューションとスケールアウトソリューションの2つのセグメントで構成されている。スケールアップソリューションには、汎用OSベースのファイルサーバとスケールアップファイルストレージが含まれ、スケールアウトソリューションには、スケールアウトファイルストレージとスケールアウトオブジェクトストレージが含まれる。同社は、今後、スケールアップソリューションからスケールアウトソリューションへのシフトが進むと見ている。今回の調査結果によると、2018年までの予測期間中、スケールアウトソリューションが市場の成長をけん引し、国内ファイル/オブジェクトストレージ市場の2018年の出荷容量は3751PBになると予測されている。ストレージシステムズマーケットアナリストの宝出幸久氏は「国内ファイル/オブジェクトストレージ市場においては、Software-Defined Storageの普及、オープンソースソフトウェアの影響力の拡大、クラウドサービスプロバイダーへのストレージ支出のシフトなどに留意すべき」と分析している。
2015年01月14日ネットアップは10月7日、米NetAppが9月23日(米国時間)に「NetApp StorageGRID Webscale」オブジェクトストレージ ソフトウェアの提供を開始したことを発表した。同製品は、次世代のクラウドアプリケーション向けに開発され、Amazon S3やCDMIなどの業界の標準的なクラウド環境向けプロトコルに対応しており、アプリケーションをオンプレミスまたはホストされた環境で稼働させることが可能。数十億のモバイル端末やユーザー、アプリケーションなどから日々生み出される大規模なデータを、ハイブリッドクラウド環境で低コストかつ安全に管理できる。また、同社のEシリーズや他社が提供するストレージなど基盤となるストレージ製品を問わず、仮想化されたサーバインフラ上で稼働する。これにより、Amazon S3に対応したクラウドアプリケーションのスムーズな統合のほか、世界中の分散したデータセンターを対象に、最大1000億のオブジェクトの単一かつ弾力性の高いコンテナ内への保存を実現する。同社は、次期NetApp StorageGRID Webscaleの早期導入プログラムを2014年後半に開始する予定。プログラムに参加する顧客は、グローバル規模でのデータ保護を可能とする分散データ抹消コードなどの先進的な機能を利用できるようになるほか、オンプレミス/オフプレミスのレポジトリ向けのクラウド階層化などの機能も利用できる。なお、次期製品は、2015年に一般提供を開始するという。
2014年10月08日40歳の女性大学教授と、“オム・ファタール”な21歳の男子学生の年の差恋愛を描いたセンセーショナルなラブストーリー『秘密のオブジェクト』。本作で20歳年上の女性教授と恋に落ちる男子大学生役を演じ、ドラマ「屋根部屋のプリンス」、「海雲台の恋人たち」、映画『リターン・トゥ・ベース』などで現在人気急上昇中の若手俳優チョン・ソグォン。日本でもネクスト・ブレイクとして注目されるソグォンが語る“年の差恋愛”とは?“婚外情事”に関する論文を準備中の大学教授・ヘジョン(チャン・ソヒ)、40歳。夫とは冷め切った関係だが、教授としての世間体から理想の夫婦を演じている。ある日、ヘジョンの研究室に論文作成の助手となった21歳の男子学生・ウサン(チョン・ソグォン)がやってくる。若くて魅力的なウサンに惹かれていくヘジョン。“婚外情事”を経験した女性たちの赤裸々な体験談を取材するうちに、その想いはどんどん高まっていくが、若い彼に自分が受け入れられるはずがないと落ち込む。一方、ウサンにはヘジョンに知られたくない秘密があり…。40歳女性の隠された性心理や、男子学生の隠された過去と思いを、2人の近くに置かれたコピー機とカメラ(=オブジェクト)が代弁していく、という独特な手法が話題を呼び、本年度のL.A.国際女性映画祭にて最高賞を受賞した本作。「僕自身は年の差なんて関係ないと思っています」と語るウサン役のソグォンは、「ヘジョンは僕が知っている女性の誰とも違うタイプで、様々な方法で自分の力強さを表現するんです。そこに惹きつけられました」と21歳と40歳の“年の差恋愛”に理解を示す。韓国で最も強い男が集まるという海兵隊特殊捜索隊に志願して軍服務を終え、除隊後はスター俳優の武術指導を務めた経験をもつソグォン。兵役を無事務め終えた“肉体派”の彼が、本作で演じたのは純粋で繊細な男性。役づくりの時点では苦労もあったようで…。「繊細で優しいウサンを演じるために、勉強することや準備することがたくさんありました。撮影が始まる3か月前から、ウサンについて監督と何度も打ち合わせし、爪の長さや髪形、見た目などのキャラクター像を考えていったんです。最初は着慣れない服を身につけるのも、とても落ち着きませんでしたね(笑)」と、照れくさそうにそう明かす姿からは、努力家であり謙虚な彼の人柄がひしひしと伝わってくる。そんな彼に一番本作で印象に残ったシーンを聞いてみた。「ウサンが自分の気持ちに嘘をついて、大学を辞めてしまうシーンですね。自分がヘジョンの元から去るということを彼女に伝えるのだけど、本当は『繋ぎ止めて欲しい』と思っていたはず。外見では強がっているように見えるウサンの内面の弱さ、韓国人男性の弱さを物語っているシーンで、とても印象的でした」。本作はR-18作品ではあるものの、そこで描かれるのは“純愛”。オム・ファタールなソグォンの魅力をぜひ劇場で確かめてみて。『秘密のオブジェクト』は12月1日(土)よりシネマート六本木ほか全国にて公開。■関連作品:秘密のオブジェクト 2012年12月1日よりシネマート六本木ほか全国にて公開© Film Front 2011
2012年11月29日