2023年3月4日に放送された、ピンのお笑いタレントの日本一を決める番組『コーエーテクモゲームス PRESENTS R-1グランプリ2023(以下、R-1グランプリ)』(フジテレビ系)。21代目王者に輝いたのは、お笑いタレントの田津原理音さんです。一方、生放送で行われた同番組では、お笑いタレントの、Yes!アキトさんの得点発表の際、画面に『田津原理音』『470点』と誤って表示されました。その後に登場した田原さんは、誤って表示された得点と同じ470点を獲得して優勝。そのため、ネットからヤラセを疑う声が上がったのです。同番組は、この件について「リハーサル時の仮得点を表示してしまった」と説明しています。田津原理音、ヤラセ疑惑に「ややこしい奇跡を起こしちゃって…」田津原さんは、同月7日、自身のTwitterを更新。リハーサル時の仮得点と、同じ点数で優勝するという『ややこしい奇跡』を起こしてしまったことについて言及しました。ヤラセ疑惑が出ていて、すごい色々な人にすごい色々言われてます!!でも心温かい視聴者さんや色んな芸人の方々が「決勝のあのメンバーを見て吉本が八百長してまで田津原を推すわけがない」って擁護してくれてます!!本当にありがとうございます!!!え、ほんまに護られてる?でもそうやから!!始まる前から平場弱すぎて周りに優勝したら吉本が終わるって言われまくってたから!!!色んな種類のエンタメ提供してくれるR-1マジ最高!!!!@pen_myーより引用ちょっと時間経ちましたがR-1グランプリでのサブリミナル470点はリハの点数だったようです!本番で同じ点数とるっていう変でややこしい奇跡起こしちゃってすみません!! pic.twitter.com/mFwO0ysS3T — 田津原理音(田津原理音) (@pen_my) March 7, 2023 周囲の人から「ヤラセをしてまで田津原を推すはずがない」と、擁護なのか揶揄(やゆ)なのか分からない言葉をもらっているという、田津原さん。田津原さんらしいクスッと笑える言葉に、ファンからは「本当に面白かったよ」「自信をもって」など、励ましの声が寄せられています。・誰が見ても、あの場では田津原さんが優勝だった。めちゃくちゃ笑ったよ。ファンはヤラセだったなんて少しも思っていません!・そういうミラクルを起こしてしまう田津原さんが好きよ。・もしヤラセだったとしても、一番面白かったことには間違いない!・普通に優勝するよりも注目が集まってええやん。これを機に、ファンが増えるといいな。ヤラセを疑う人がいる一方、多くの人が「田津原さんは、自分の実力で優勝を勝ち取った」と認めているようです。『ややこしい奇跡』を起こした田津原さんが、今後、お笑いでどんなミラクルを見せてくれるのか、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2023年03月08日フジテレビで放映されているドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」に7月13日、ヤラセ疑惑が浮上した。同局には「テラスハウス」もあるため、テレビ不信を訴える声が上がっている。今回、ヤラセを告発したのは「マキさんの老後」シリーズで評判を呼んでいたマキさんだ。女装のゲイであるマキさんは、男装するレズビアンのパートナー・ジョンさんとともに年に一回のペースで出演してきた。番組を通して、気性の激しい様子が伝えられてきたマキさん。しかし「週刊女性プライム」の取材に対し番組サイドから台本のようなものを渡されたと告白。演出でスーパーの店員に怒ることもあったと明かした。また傍若無人な人物として描かれたため、視聴者から暴言を吐かれるなど実生活でも被害があったという。マキさんの告発に映画監督の森達也氏はTwitterで、自身の著作「ドキュメンタリーは嘘をつく」に言及。そして、その主旨について《どんな表現も主観や作意からは逃れられないということ。つまり視点。それはカメラのフレームであり編集でもある》《だからこそドキュメンタリストは葛藤し続ける》と投稿し《(この記事が事実なら)まったく論外》と続けた。いっぽう14年7月以来、たびたび番組に出演しているpha氏は《僕の回はこういう信頼できない部分はなかったですよ》とツイート。《ザ・ノンフィクションはいろんな制作会社が入ってるので、制作会社によるのだと思う》と推測した。95年10月に開始した「ザ・ノンフィクション」は25年もの歴史を持つ。良質な放送回は国内外問わず、様々な栄誉ある賞を獲得してきたが――。ネットでは非難の声がこう上がっている。《台本のようなものを渡された…。この告発が事実なら大問題》《現場で制作にかかわった人間の責任を問うべきだ》《本当でないことを指示してやらせていたというのはショック》《「ノンフィクション」と銘打ってるので完全に視聴者を騙してるアウト案件じゃなかろうか》またフジテレビは女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が亡くなって以来、「テラスハウス」のヤラセ疑惑が次々と報じられている。そして、6月には産経新聞とともに行った世論調査での捏造も発覚している。そんななか明かされた「ザ・ノンフィクション」の舞台裏――。ネットでは《今まで何を見せられていたんでしょうね。テレビは怖いなと思いました》《ここまでやらせが蔓延してるテレビ業界は、もう、まともな番組は作れないんだろう》《台本のないテレビ番組なんてないんだよね》とテレビ不信を訴える声も上がっている。
2020年07月13日ヤラセ問題が浮上した、日本テレビ系人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』。宮川大輔が世界の祭りに参加する企画で、「現地の祭り」と紹介したものについて、「実は番組が作ったものではないか」という疑惑が持たれました。2018年11月15日付で、番組側は「ヤラセ」そのものの意図は否定した上で、祭り開催の経緯などの説明が不十分だったり、誤りがあったりしたと発表しています。過去にも、あるテレビ番組の「出演者に対し意図的なコメントを言わせる」「偶然発生したように見せかけて実は台本通りだった」などのヤラセが発覚したことがあります。「演出」という声もありますが、テレビの影響力の大きさを考えると、軽々しく片付けることはできないでしょう。このような行為は法律違反にならないのでしょうか?虎ノ門法律経済事務所池袋支店の齋藤健博弁護士に見解をお伺いしました。Q.テレビ番組のヤラセ問題…法律違反になる?A.刑事罰にはなりません齋藤弁護士:「放送事業者は、NHK・民間双方で構成されているBPO(放送倫理・番組向上機構)という第三者機関による事実上の監督を受けています。この機関は、放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会などの機能を持ち、設置の目的は、放送が公共的なもの、社会的影響力の重大さを有している放送の性質に応じて、適切な放送内容であることを担保する機関です。実は、ヤラセなど明確に虚偽である放送であっても、表現の自由の保護の対象とはなり得るものですが、社会的な影響力を考えると、一律に排除することはできないのが実情です。ご紹介したBPOは、あくまでも第三者機関であって、刑事罰を行使するような権限は有していません。ただし、ご指摘の番組ですと、放送倫理検証委員会より、日本テレビに対して報告書の提出を要請し、その放送内容について調査する意向を明確にしています。罰則とは言わないまでも、問題視していることは事実なのでしょう。」放送機関として問題があることは確かですが、「刑事罰」にはなり得ないようです。もちろん、刑事罰にならないからといって、必ずしもヤラセが許容されるわけではありません。 *取材協力弁護士: 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。) *取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)【弁護士が解説】『世界の果てまでイッテQ!』のヤラセ問題は法律違反になり得る?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。【弁護士が解説】『世界の果てまでイッテQ!』のヤラセ問題は法律違反になり得る?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年12月05日「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で「ラオスの祭り」だとして伝えた放送内容がヤラセであると週刊文春が報道。その件について11月8日、ラオス政府関係者がコメントを発表した。週刊文春によると「イッテQ!」は5月20日の放送で「橋祭り」なるラオスの祭りを紹介。「橋祭り」は橋に見立てた全長25メートルの板を自転車で渡り、そのスピードなどを競う祭りであると説明されていた。しかし週刊文春は同地で「橋祭り」を知る人はいない上に、自転車に乗る文化はないと説明。さらに「2人の役人が撮影に立ち会いましたが、(「橋祭り」は)ラオスで初めて行われたものです」という情報文化観光省マスメディア局・担当者の弁も明かしている。週刊文春の報道を受け、日本テレビは「地元のテレビ局などでも取り上げられております」と反論。しかし各メディアによると8日、ラオス政府関係者は「橋祭り」について「ラオスの祭りでも文化でもない」と強く否定。「事前に知っていたら、撮影許可は出さなかった」と語ったという。Twitterでは、怒りの声が噴出している。《ラオス当局は対応を協議中だって。国内のどこかの田舎ならまだしも、外国を巻き込んじゃいかんよな》《面白ければいいって意見も分かるんだけど、もしヤラセなら困るのは現地や日本の観光業者なんですよね》《海外で「バラエティ番組制作」をしただけで、何一つ事実に基づいていませんよね》人気番組のヤラセ疑惑だけに、厳しい声が多い。あるテレビ局関係者はこう指摘する。「イッテQは高い視聴率を誇るだけでなく、栄誉あるギャラクシー賞を2回も受賞しています。もしヤラセだった場合、さすがに『バラエティだから』では済まされないでしょう。さらに問題となっているのが、著名人から『ヤラセなんてよくあることだ』といった擁護の声が上がっていること。『テレビの常識は世界の常識ではない!』と視聴者も呆れています。これでは、ますますテレビ離れが進んでしまいます……」真実はいかに?
2018年11月09日