90年代ポップ・カルチャーの代名詞となり、社会現象まで巻き起こした映画『トレインスポッティング』の20年ぶりの続編『T2 トレインスポッティング』。1月27日より世界先行公開された本国イギリスで、日本円にして7億円突破の大ヒットスタートを切ったことが分かった。今回の舞台もスコットランド、エディンバラ。ヤバい大金を持ち逃げし、20年ぶりにオランダからこの地に舞い戻ってきたマーク・レントン(ユアン・マクレガー)。表向きはパブを経営しながら、売春、ゆすりを稼業とするシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)。家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望しているスパッド(ユエン・ブレムナー)。刑務所に服役中のベグビー(ロバート・カーライル)。あれから20年、モノ分かりの良い大人になれずに荒んだ人生を疾走する彼らの再会、そして彼らが選ぶ未来とは――?映画界に衝撃を与え、世界中を熱狂させた本作の続編には、主演のユアン・マクレガーをはじめ、監督のダニー・ボイル、脚本のジョン・ホッジとオリジナルのスタッフ&キャストが再集結。先日のエディンバラにあるシネワールド(ファウンテンパーク内)でのワールドプレミアも、大盛り上がりを見せていた。そしてこのたび、全世界に先行して1,000スクリーンにて公開されたイギリス国内で、1月27~29日までの週末興行成績は7億2254万円(630万ドル/1$=114.69円として換算)という大ヒットスタートとなり、アニメ映画『SING/シング』に次ぐ2位を達成。3月3日(金)の限定公開から3月10日(金)に拡大公開となる全米をはじめ、これから公開される各国でも、再び“トレスポ”旋風を巻き起こすことになりそうだ。『T2 トレインスポッティング』は4月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日ディズニーの名作アニメーションをエマ・ワトソン主演で実写化する『美女と野獣』。4月21日(金)からの日本公開を記念し、本作全編を「東京フィルハーモニー交響楽団」によるフルオーケストラ生演奏と合わせて楽しむライブ・オーケストラを開催することが決定。劇場公開中のディズニー映画作品での開催は世界初となる。いまなお愛され続けている不朽のディズニー・アニメーション「美女と野獣」を、主演にエマ、野獣役にダン・スティーヴンスを迎え、そのほかルーク・エヴァンス、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、エマ・トンプソンらが共演するディズニー渾身の実写映画。スケールやクオリティにおいて世界がディズニーに求めた全てを兼ね備えた、新たに語り継がれる史上空前のエンターテインメントとして、いまからも大きな注目を集めている。現在、3D、4DやIMAXなど、さまざまな形が登場している映画の楽しみ方に加え、また1つ、ワンランク上のプレミアムな楽しみ方となる今回。実写版『美女と野獣』ライブ・オーケストラは、素晴らしい映像美とディズニー・アニメーションを代表する華やかでエモーショナルな音楽で世界中から期待の高い作品を、指揮ニコラス・バック、90名の「オーケストラ東京フィルハーモニー交響楽団」が、巨大なスクリーンに映し出される映像に合わせてサウンド・トラックを忠実にシンクロ演奏するシネオケ(R)のフォーマットで上映。ディズニーによる劇場公開中の映画作品での開催は世界初の試みとなる。1991年にアメリカで公開された『美女と野獣』といえば、アニメーション映画として史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされただけでなく、同時に3曲が歌曲賞の候補にあがるという、音楽の持つ力が高く評価された作品でもある。オスカーを受賞したテーマソング「美女と野獣/Beauty and the Beast」を始め、「朝の風景/Belle」「ひとりぼっちの晩餐会/Be Our Guest」など、いまも世界中で愛され続けている名曲ぞろい。26年の時を経て実写化された本作には、アニメーション版に登場したすべてのミュージカルナンバーが使われているうえ、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンが書き下ろした3曲の新曲が加わったのも大きな魅力。ストーリーにより深みを与える、美しくエモーショナルなナンバーを、ライブ・オーケストラで堪能できる、まとない機会となりそうだ。実写版『美女と野獣』ライブ・オーケストラは4月29日(土・祝)13時・18時開演、30日(日)11時・16時開演 の2日間4公演を東京国際フォーラム・Aホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年01月25日『トレインスポッティング』の続編である『T2 トレインスポッティング』のワールドプレミアが1月22日(現地時間)に行われ、ダニー・ボイル監督や主演のユアン・マクレガーら主要キャストが登場した。スコットランド、エディンバラ。大金を持ち逃げし20年ぶりにオランダからこの地に舞い戻ってきたマーク・レントン(ユアン・マクレガー)。表向きはパブを経営しながら、売春、ゆすりを稼業とするシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)。家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望しているスパッド(ユエン・ブレムナー)。刑務所に服役中のベグビー(ロバート・カーライル)。想像通り?モノ分かりの良い大人になれずに荒んだ人生を疾走する彼らの再会、そして彼らが選ぶ未来とは――。1996年に公開された前作『トレインスポッティング』は、アーヴィン・ウェルシュの同名小説の映画化。『スター・ウォーズ』シリーズにも出演したユアンと『スラムドッグ$ミリオネア』で米アカデミー賞監督賞を受賞したボイル監督の出世作で、本国イギリスを中心とするヨーロッパはもとより、アメリカ、日本でも大ヒットを受けた。続編である今作でもユアンがマーク・レントン役で続投し、前作から20年後を描いている。この日、ワールドプレミアの会場となったのは、本作の舞台にもなったスコットランドの首都・エディンバラにあるシネワールド(ファウンテンパーク内)。イベントにはボイル監督や主演のユアンを始め、ケリー・マクドナルド、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル、ユエン・ブレムナー、アンジェラ・ネディヤコバが登壇。作品のキーカラーでもあるオレンジのカーペッドが敷かれた会場では、続編の公開を待ち望んでいた大勢のファンが集まっており、ユアンらキャストたちはファンたちのサインや写真撮影のリクエストに、笑顔でひとりひとり応えていた。前作から20年後を描いた待望の続編についてボイル監督は、前作の製作時に金銭的な理由からエディンバラでの撮影が出来なかったことを上げ、「この場所撮影での撮影と初演に満足している」とコメント。またユアンは、「続編をつくるってことには、やっぱりナーバスにはなったよ。前作の評価を落としたくはなかったしね。でもジョン・ホッジの脚本を読んで『これはいける』って思ったんだ」と本作の手ごたえを語っていた。『T2 トレインスポッティング』は4月8日(土)より丸の内ピカデリーほかにて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月24日ユアン・マクレガーの出世作にして、90年代に世界中を熱狂させた『トレインスポッティング』。その主人公たちの20年後を描く続編『T2 トレインスポッティング』の日本公開日が4月8日(土)に決定、ポスタービジュアルが解禁となった。舞台はスコットランド、エディンバラ。大金を持ち逃げして以来、20年ぶりにオランダから舞い戻ってきたマーク・レントン。そして、表向きはパブを経営しながら、売春、ゆすりを稼業とするシック・ボーイ。家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望しているスパッド。刑務所に服役中のベグビー。想像通り?モノ分かりのよい大人にはなれず、荒んだ人生を疾走する彼らが、いま再会を果たす。再び彼らが選ぶ未来とは――。ダニー・ボイルの監督2作目としてイギリスはもとより、アメリカ、そして日本などでも大ヒット、90年代ポップ・カルチャーの代名詞として社会現象となった『トレインスポッティング』(’96)。およそ20年の時を経て帰ってきた本作は、主演のユアンをはじめ、ボイル監督、脚本のジョン・ホッジとオリジナルのスタッフ&キャストが再集結を果たした。解禁となったポスタービジュアルには、「僕らが選んだ―20年後の『未来』」のコピーとともに、現在のスパッド(ユエン・ブレムナー)、レントン(ユアン・マクレガー)、ベグビー(ロバート・カーライル)、シック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)のオリジナルメンバー4人が、それぞれ“トイレ”からこちらに視線を向けている。時の流れは感じさせるものの、彼らはあまり変わっていないような…?モノクロのビジュアル、オレンジに白抜きロゴの組み合わせは前作のイメージそのまま。また、“トイレ”といえば、前作で最も象徴的なシーンの1つ、レントンがドラッグを見つけるために体ごと便器に入り込むシーンを連想させ、“トレスポ”ファンならずともテンションが上がるものとなっている。前作から20年たち、いまや40~50代となった彼らは、どんな人生を選び、どんな未来を見せてくれるのか?本国イギリスでは1月27日(現地時間)より公開、アメリカでは3月3日限定公開の後、3月10日より拡大公開予定という。『T2 トレインスポッティング』は4月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月19日90年代ポップ・カルチャーの代名詞で社会現象まで引き起こした映画『トレインスポッティング』(96)の続編『T2 Trainspotting』が、『T2 トレインスポッティング』の邦題で、4月8日より日本で公開されることが18日、明らかになった。20年の時を経て帰ってくる『トレインスポッティング』。続編では、主演のユアン・マクレガーをはじめ、監督のダニー・ボイル、脚本のジョン・ホッジとオリジナルのスタッフ&キャストが再集結する。舞台はスコットランドのエディンバラ。大金を持ち逃げし20年ぶりにオランダからこの地に舞い戻ってきたマーク・レントン(ユアン・マクレガー)、表向きはパブを経営しながら、売春、ゆすりを稼業とするシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)、家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望しているスパッド(ユエン・ブレムナー)、刑務所に服役中のベグビー(ロバート・カーライル)という、想像通りなのか、物分かりの良い大人になれずに荒んだ人生を疾走する彼らの再会、そして彼らが選ぶ未来を描く。このたび、ポスタービジュアルも公開。「僕らが選んだー20年後の未来」のキャッチコピーと共に、前作から20年経ったスパッド、レントン、ベグビー、シック・ボーイのオリジナルメンバー4人がそれぞれ"トイレ"からこちらに視線を向けるモノクロビジュアルに、オレンジに白抜きのロゴを組み合わせたものとなっている。"トイレ"と言えば、前作で最も象徴的ともいえるレントンが体ごと便器に入り込むシーンが有名だが、そんな前作を連想させる"トレスポ"ファン興奮間違いなしのビジュアルになっている。
2017年01月19日映画『怪物はささやく』が、2017年6月9日(金)より、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国の劇場で公開される。原作は、パトリック・ネスによる傑作児童文学『A Monster Calls(邦題:怪物はささやく)』。癌のため47歳でこの世を去ったカーネギー賞作家シヴォーン・ダウドの遺したアイディアを、2011年にカーネギー賞を受賞した作家パトリック・ネスが引き継いで完成させた作品だ。物語の主人公は、癌におかされた母親が元気だった頃の楽しい思い出に耽る日々を過ごす、13歳の少年コナー。ある日を境に、真夜中を過ぎると木の姿をした怪物が彼のもとに現れるようになる。コナーに「真実を語れ」と話す怪物の正体とは?夢と現実の狭間で、よくある“怪物と子供の友情物語”とは一線を画す、全く新しい怪物と少年の繋がりが描かれる。主人公コナーを演じるのは、ピーターパンの実写映画『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』でニブス役を務めたルイス・マクドゥーガル。その他、コナーの母親役を『博士と彼女のセオリー』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズ、祖母役を映画『エイリアン』シリーズで知られるシガニー・ウィーバー、樹木の怪物の声を『スター・ウォーズ エピソード1・2』『沈黙 -サイレンス-』のリーアム・ニーソンがそれぞれ演じる。そして本作のメガホンを取るのは、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮『永遠のこどもたち』、ナオミ・ワッツ&ユアン・マクレガー主演『インポッシブル』を手がけたフアン・アントニオ・バヨナ。映画『ジュラシック・ワールド』続編での監督起用も噂されている、気鋭のスペイン人監督だ。【作品情報】映画『怪物はささやく』公開日:2017年6月9日(金)原題:『A Monster Calls』監督:フアン・アントニオ・バヨナ『永遠のこどもたち』『インポッシブル』原作・脚本:パトリック・ネス『怪物はささやく』(あすなろ書房刊)キャスト:ルイス・マクドゥーガル、フェリシティ・ジョーンズ、シガニー・ウィーバー、リーアム・ニーソン(怪物の声)© 2016 APACHES ENTERTAINMENT, SL; TELECINCO CINEMA, SAU; A MONSTER CALLS, AIE; PELICULAS LA TRINI, SLU.All rights reserved.【ストーリー】13歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と二人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て告げる。「今から、私はお前に3つの【真実の物語】を話す。4つ目の物語は、お前が話せ。」しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかしコナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がるのだが―。
2017年01月09日この冬、ジャズ史に残る名演奏で長く語り継がれ、いまなお絶大な人気を誇るジャズトランペッターを題材にした2作品が続々公開となる。『アベンジャーズ』シリーズや『ホテル・ルワンダ』のドン・チードルは、ジャズ界の帝王と呼ばれたマイルス・デイヴィス、『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークは、甘いマスクと歌声を持つ伝説の異端児チェット・ベイカーをそれぞれ熱演。天才たちの光と影を描き、その漂うカリスマ性と破天荒な生き様に魅了される、この2作品に迫った。●ドン・チードルが“帝王”マイルス・デイヴィスに!『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』(12月23日公開)マイルス・デイヴィス没後25年に初の映画化となった本作は、名優ドン・チードルが主演・共同脚本・製作を務め、監督デビューを飾った渾身作。ジャズ・ミュージックの歴史を語るうえで欠かすことのできない巨人であり、既存のジャンルやスタイルの枠を軽々と打ち破り、革新的なサウンドを創造したマイルス・デイヴィス。本作では、マイルスのキャリア空白期にスポットをあて、偉大なる”帝王”の音楽と人生の本質に迫る。創作活動を休止していたマイルスの自宅に、彼のカムバック記事を書こうとしている音楽記者デイヴ(ユアン・マクレガー)が押しかけてくる。ドラッグと酒に溺れるマイルスは、創作上のミューズでもあった元妻フランシスとの苦い思い出にもとらわれ、キャリア終焉の危機に瀕していた――。物語は、スリリングなクライム・アクション風の現在と、ロマンティックでムーディーな過去が交錯し、史実とフィクションを織り交ぜながらスリリングに展開。常に型破りで革新的だったマイルスの生き方、パッションにしびれる人間ドラマエンターテインメント作品となっている。●イーサン・ホークが“異端児” チェット・ベイカーに!『ブルーに生まれついて』(現在公開中)まるでジェームズ・ディーンを彷彿とさせる甘いマスクとソフトな歌声で人気を誇ったトランペット奏者チェット・ベイカー。黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、マイルス・デイヴィスをも凌ぐ人気を誇るといわれ一世を風靡。しかし、麻薬に身を滅ぼし過酷な日々を送っていた…。そんなチェットがある女性との出会いによって再生する姿を描いた本作は、どうしようもなく破滅的でありながら、純粋で愛すべき男をイーサン・ホークが渾身の演技で挑み、オスカー有力と絶賛を浴びた話題作。低迷期からのカムバックにスポットを当て、彼を支えた女性との痛切なラブストーリーを織り交ぜ、愛と孤独、救済といった普遍的なテーマをエモーショナルにあぶり出していく。ともにオスカーにノミネートされた経験のある実力派の2人は、それぞれトランペットの猛特訓を経て撮影に臨んだという。迫真の演技はもちろんのこと、『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』では豪華アーティストたちが集結した圧巻のエンディング・ライヴシーン、『ブルーに生まれついて』では「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などをしっとりと歌い上げるイーサンの歌声も必見。ジャズミュージシャンの人生の光と影が映し出された、単なる伝記映画とはひと味違う全身で体感したい音楽映画となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブルーに生まれついて 2016年11月26日(土)よりBunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開(C) 2015 BTB Blue Productions Ltd and BTBB Productions SPV Limited.ALL RIGHTS RESERVED.
2016年12月05日先日、US版予告編が日本よりひと足早く公開されるや、24時間で1億2,700万回という驚異的な再生回数の新記録をつくった、エマ・ワトソン主演の『美女と野獣』。このほど、その待望の日本版予告編が解禁、さらにエマが本作について語るコメントも到着した。世界中から注目を集める、ディズニーの名作の完全実写化となる本作。先立ってアメリカで公開された予告編は、大ヒット作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の記録を超えて、映画史上歴代NO.1の1日の再生回数を記録した。そんな中、満を持して解禁となった日本版予告編では、エマ演じるベルをはじめ、孤独に心を閉ざす野獣(ダン・スティーブンス)や、町一番のハンサムで人気者のガストン(ルーク・エヴァンス)、そして燭台のルミエール(声:ユアン・マクレガー)、時計のコグスワース(声:イアン・マッケラン)、ポット夫人(声:エマ・トンプソン)など、野獣を支えるユニークな脇役たちの姿がついにお披露目。さらに、あの名曲「美女と野獣」とともに映し出される映像世界に思わず目を奪われ、心ときめく映像となっている。本作のプロデューサー、デヴィッド・ホバーマンは「私たちは観客が期待している全てを、そしてそれ以上のものを、物語と登場人物に加えました」と明かしており、またエマも「この世界中に知られていて、愛されているストーリーには、まだまだ広げられる可能性があると私たちは思ったの。最新作では、ストーリーをさらに広げて、深みを与え、細部を深掘りして…2017年にお見せできるのが待ち遠しいわ」とコメント。現代に寄り添ったアレンジが加えられていることを明かしている。そんなエマが演じるベルは、フランスの小さな村に住む美しい娘。読書と空想が大好きで、本の中で起こるロマンスや冒険をいつも夢見ており、周りの村娘と比べられ、時に“変わっている”と揶揄されることも。しかし、他人がなんと言おうとも“自分の価値観を信じて生きる”という素質も兼ね備えた女性だ。予告編でも、初めてその姿を現した野獣にもひるむことなく行動し、ポット夫人の「ご主人様を見た目で判断しないで」という言葉通りに、野獣が持つ本当の優しさに気づいていく様子が垣間見える。また、後半ではベルと野獣に迫りくる危機が描かれ、ベルの「怖くないわ」というセリフと共に、バラが1枚散っていく。バラが全て散る前に、“真の愛”を知ることができなければ呪いが解けない野獣と、恐れずに自分の信念を貫き通し、目に見えない真実を見通せるベル。そんな2人の出会いがもたらす奇跡に、期待は高まるばかり。エマは、「子どもはもちろん、大人になってからもみんなディズニー映画が大好きなのは、『何も心配いらない。きっと大丈夫』といったハッピーで楽観的な気持ちにさせてくれることで、子どものころ感じたある種の安心感にひたれるからだと思うの」とコメント。「そんなふうに、私に幸せと安らぎをもたらしてくれるディズニー映画にベル役として参加できて、本当に光栄に思うわ」と、本作のお披露目を前に心境を語っている。世界中で愛されている物語は新たな形となって、私たちを魅了してくれるに違いない。『美女と野獣』は2017年4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月01日声優・森川智之が、フジテレビが毎週木曜深夜に放送している「#ハイ_ポール」内の新ショートアニメ「神々の記」に出演することが決定した。今回放送される「神々の記」は、約紀元前3000年くらい、エジプトはナイル川のあたりを舞台としたアニメ。エジプト神話における謎の神“メジェド”や太陽神“ラー”、冥界の神“アヌビス”、豊穣の神“バステト”などの神々が、キュートなキャラクターとなって登場。そんな神々のお世話係をする“イアビ”とその友人“アーケウ”が、気まぐれな神々にふり回される日常を描く悲喜交々の物語となっているようだ。本物語の声優を務める森川さんは、洋画吹き替えではユアン・マクレガーやトム・クルーズ、キアヌ・リーブスなどを多く担当し、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」「戦国BASARA」「トリコ」などアニメ作品でも活躍する大人気声優。今回森川さんが演じるのは、“イアビ”や“アーケウ”を始めとした人間のキャラクターだけでなく、神々や群衆の声に至る全ての役!さらには、主題歌である「神々を讃える唄」も歌唱する。森川さんは「1人全役というキャスティングを聞いたときは『ウソだろ!?』って思いました(笑)」と最初は驚いた様子で、「どういう風に演じ分けしているかも楽しんで貰いたいです。 ひとつのアニメ作品として面白いと言ってもらいたいので、観ている人が1人で演じていることを忘れてしまうくらい楽しめるように演じようと思っています」と意気込みのコメントを寄せた。また、“ラー”、“バステト”神々のキャラクターデザインは、アナログ・デジタルイラスト・立体作品など幅広く活躍し、海外にも多くのファンを持つイラストレーター・こなつが担当。そして監督には、「英国一家、日本を食べる」では演出、「JKめし!」2期では監督を務めた日野トミーが務める。本アニメの元となった“メジェド様”は、エジプトの古文書「死者の書」第17章に登場する謎の神。そのフォルムと存在感から、2014年頃から一部のSNS上で話題。すでに販売しているぬいぐるみやカプセルトイ・ソフビフィギュアも人気を博しており、アニメ放映開始と同時に、フジテレビショップなどで新作含めたオフィシャルグッズを販売することも決定している。「神々の記」は11月24日(木)25時25分~フジテレビにて放送(「#ハイ_ポール」内)。(cinemacafe.net)
2016年11月10日世界一、いや銀河一有名な悪役として知られ、世界中が大熱狂する『スター・ウォーズ』シリーズのダース・ベイダー。シリーズのアナザー・ストーリーとなる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の全世界公開を12月16日に控え、去年に続き『スター・ウォーズ』の最新作がやってくると話題が絶えない中、“「スター・ウォーズ」をよく知らない…”“ダース・ベイダーくらいしか分からない…”という女子も多いのでは?『ローグ・ワン』にも登場するというベイダーは、そもそもどんなキャラクターなのか?何でこれほどまでに人気があるのか?その気になる理由に迫った。◆超冷徹なのに“愛する人”のために葛藤する姿に萌える!世代や国境を越えて、世界一有名な悪役の1人といわれる悪の帝王ダース・ベイダー。黒いマスク&マント姿や「コォー…コォー…」と不気味な声のイメージが強いが、そもそも悪役であるにもかかわらず、なぜこれほどまでに熱狂的な人気があるのだろうか?彼がダークサイドに堕ちる前、アナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)としてオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)のもとジェダイの騎士を目指していたころ、彼はナブーの女王パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)と恋に落ちる。身分違いであり、ジェダイには恋愛も結婚も許されていないことをお互い知りながらも、惹かれ合う2人の気持ちは止まらない!2人はジェダイの掟を破って、極秘で結婚してしまう。やがて、パドメが妊娠したことを知ったアナキンだったが、愛するパドメが出産によって死ぬという悪夢を見てしまい、絶望の淵に立たされる。最愛の彼女を何としても救いたいという思いや、ジェダイとして一人前扱いされないことなど、さまざまな葛藤と不満を抱えたアナキンは、ついにダークサイドに堕ちダース・ベイダーとして覚醒してしまうのだった。超冷徹で容赦なく人を殺める悪の帝王である反面、実は“愛”によって翻弄されていたというギャップは魅力的。自らの“愛”のためにダークサイドに堕ちてしまった、傲慢さも弱さも併せ持った人間味にあふれたキャラクターが、世界中で愛されているのかもしれない。◆ダース・ベイダーを目の前にすると誰もが興奮!そんなダース・ベイダーだが、先日のハロウィンでもコスプレをする人が続出したほど、その人気は衰えることがない。今回、アナキンがダークサイドに堕ちダース・ベイダーとなった『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』の後から、『エピソード4/新たなる希望』の直前までを描く本作『ローグ・ワン』でも登場することが明かされているが、世界中のファンからは「またスクリーンでダース・ベイダーが見られる!」と大きな話題を呼んでいる。このダース・ベイダーの登場は、実際の映画の出演者たちにとっても大きなサプライズとなったようだ。主人公の女性戦士ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)のお目付け役であるキャシアン・アンドーを演じたディエゴ・ルナは、小さいころから「スター・ウォーズ」が大好きだったそう。彼は撮影中、ダース・ベイダーに会ったことをふり返り「かなり早めのクリスマスプレゼントをもらったようだったよ!」と大興奮。「オタク心を思い切り刺激されて、3歳くらいに戻った感じだった。とにかく最高だったよ」と、実物のダース・ベイダーを目の当たりにした時の気持ちを明かしている。さらに、ファン熱が高じて『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にカメオ出演を果たしたサイモン・ペッグら多くのハリウッド俳優たちをはじめ、日本の芸能界でも、速水もこみちや木村カエラ、きゃりーぱみゅぱみゅなど「スター・ウォーズ」ファンを公言する人は数多い。とくに「X JAPAN」のToshiはダース・ベイダーとの写真をインスタグラムにアップしていたり、織田信成がダース・ベイダーのコスプレでスケートする姿をブログで披露したりと、その人気ぶりは歴然。本作では、ダース・ベイダーを擁する悪の帝国軍が、銀河の支配をもくろみ超巨大なデス・スターを建設しようとする。その計画を知った反乱軍の極秘チーム“ローグ・ワン”は、銀河の平和を守るため、デス・スターの設計図を盗むという不可能なミッションに挑んでいく。ダース・ベイダーがどんな形で登場するのかはまだ分かっていないが、彼の背景を少し知っているだけでもドキドキしてしまうはず!?スクリーンで、あの「コォー…コォー…」が見られる日を楽しみにしていて。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月09日ヒュー・ジャックマン&ザック・エフロンの新しい“ブロマンス”に続き、ロバート・パティンソンとリアム・ヘムズワースのイチャつきぶりが報じられた。ユアン・マクレガーとロブがアンバサダーを務める慈善団体「Go Campaign」が毎年恒例のチャリティーイベントを開催。「Go Campaign」は2006年に設立され、世界中の子どもたちへの教育や健康の向上を目的とした慈善活動を行っている。今年10回目を迎えたイベントに、リリー・コリンズら多くのセレブが参加していたが、ロブとリアムはそんなセレブたちに目もくれず、お互いに夢中だったと目撃者が「HollywoodLife.com」に語っている。「彼らはどう見ても親友同士でした。ロブの誘いで何杯もショットを飲み干していましたよ。リアムがむせてしまって、ロブが彼の背中を叩くなんて場面も。一晩中、そんな感じでしたね」。実はリアムが『ハンガー・ゲーム』でブレイクしたての2012年、『トワイライト』シリーズですでに人気者のポジションを獲得していたロブと比較され、「自分が“ネクスト・ロバート・パティンソン”になると思う?」と記者に質問されたことがあった。リアムはどう答えていいかわからず「え?わ、わかんないよ…まったくね!」としどろもどろ。そんな過去を経て、現在は俳優としてロブと対等に渡り合えるようになったリアム。ただし、4歳年下のせいなのか、お酒の強さはまだロブにはかなわなかったようだ。(Hiromi Kaku)
2016年11月08日ティム・バートンの傑作映画をミュージカル化し、2013年にブロードウェイで大ヒットした作品が日本初上陸する。そのミュージカル『ビッグ・フィッシュ』の製作発表会見が11月1日、都内にて行われた。出演は川平慈英、浦井健治ら。演出は白井晃。ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』チケット情報『チャーリーとチョコレート工場』『シザーハンズ』など、日本でも熱狂的なファンが多いティム・バートン監督。『ビッグ・フィッシュ』はその監督がユアン・マクレガーなどの名優とともに生み出したファンタジー映画だ。自らの体験談を現実にはありえないほど大げさに盛って語る父親エドワードと、その奇想天外な話を聞いて育った息子ウィル。ウィルは大人になるにつれ父の話が作り話にしか思えなくなり、さらにある出来事をきっかけに大きな溝を作ってしまった父と息子だが……。エドワードを演じるのが川平慈英。「最初にこのお話を聞いた時に「東宝の製作で、日生劇場?普段“ムムッ”とか“くぅー!”とか“いいんです!”と言ってる人間が、ノーブルな環境の中でやっていいのかな」と二の足を踏んでしまいました」と、川平節をふんだんに交えて驚きを語りながらも、「映画やブロードウェイ版の映像を観て、なんてファンタジックで素晴らしい作品なんだ、このこの大きな魚を逃してはいけない!と思いました。自分の代表作となるよう頑張りたい」と意気込みを。ちなみに演出の白井によると、映画では年老いた父親と若き日の父親は別の俳優が演じていたが、舞台では両方とも川平が演じ、そこも見どころになるそう。息子・ウィルを演じる浦井健治も「ティム・バートンさんの作品の中で、自分は実はこの『ビッグ・フィッシュ』が一番好き。最後の最後でいつもホロリと涙が出てしまう」と原作愛を語る。そして、ウィルの幼少時代を人気子役の鈴木福が演じるのも話題(りょうたとのWキャスト)。「僕は舞台が初めてなんですが、皆さんに色々教えてもらいながら、一生懸命頑張ります」と可愛らしく挨拶をするも、「すごく落ち着いていらっしゃる。自分より絶対大人だろうなという感じ」(浦井)、「石原裕次郎的な貫禄がすでにあるので。ボスって呼ぼうかな」(共演のROLLY)等々、周りの大人たちからの評価に「やめてください…」と困り顔だった。会見の最後には、川平が「日生劇場に…来ちゃって、いいんです!」とお馴染みのセリフで締めるサービスっぷり。笑いのたえない会見で、白井も「一斉にお会いするのは今日が初めてだったのですが、温かい、柔らかい空気があって、いい意味であまり緊張感がなかった。いいファミリーになるんじゃないかな」と手ごたえを感じているようだった。ほか、出演は霧矢大夢、赤根那奈、藤井隆ら。公演は2017年2月7日(火)から28日(火)まで、東京・日生劇場にて。チケットは11月26日(土)に一般発売開始。
2016年11月02日トム・ハンクス演じるラングドン教授が壮大な歴史の謎に挑む大ヒットシリーズ第2弾となる映画『天使と悪魔』が10月29日(土)今夜のフジテレビ系「土曜プレミアム」に登場する。最新作『インフェルノ』の公開を記念したシリーズ連続放送の第2弾となるもので、昨夜の『ダ・ヴィンチ・コード』に続いてのオンエアとなる。原作はダン・ブラウンが『ダ・ヴィンチ・コード』より先に発表した同名小説。映画『ダ・ヴィンチ・コード』のヒットを受け2009年に公開、『ダ・ヴィンチ・コード』以上のスピード感とアクションが好評となり世界的に大ヒットした。ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は、歴史上最も謎に包まれた秘密結社“イルミナティ”の復活の証拠を発見し、彼らが最大の敵とみなす“カトリック教会=ヴァチカン”に致命的な脅威が迫っていることを知る。イルミナティの計画が密かに進行していることを突き止めたラングドンはローマに飛び、400年の歴史を持つ古代の“シンボル=暗号”をたどりながらヴァチカンを救う唯一の手がかりを探っていく…。枢機卿暗殺を予告する暗号の謎を追って、中世の教会の地下室から大聖堂を見下ろす上空まで、ローマ中を駆け巡る息をつかせぬアクションが展開。『ダ・ヴィンチ・コード』でレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に隠された暗号に迫ったラングドン教授が、今度はヴァチカンの存在を揺るがす、伝説の秘密結社の存在に深く迫る。トム・ハンクスがラングドン教授を演じるほか、本作のヒロインとなるCERNの研究者・ヴィットリア・ヴェトラにアイェレット・ゾラー。教皇の侍従、カメルレンゴのパトリック・マッケンナにユアン・マクレガーといったキャスト。監督は『ダ・ヴィンチ・コード』に続きロン・ハワード。トム・ハンクスのラングドン教授シリーズ第3弾『インフェルノ』は現在世界同時公開中。今回ラングドン教授は人類滅亡の恐ろしい計画を企てている生化学者ゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」<地獄(インフェルノ)篇>に隠した、暗号の謎に挑む。ゾブリストは「このままでは人類は100年後に滅びてしまう」という地球が抱える人類増加問題の過激な解決策として、人類の半数を滅ぼすためのウィルスを生み出す。そしてダンテが予言した人類の“地獄”の未来図=<地獄(インフェルノ)篇>になぞり、計画を実行しようとする。「100年後の人類滅亡」か「いま、人類の半分を滅亡させて生き残る道」、どちらが正しい未来なのか?ラングドン教授は地獄篇の暗号(インフェルノ・コード)の謎を解き、その選択を迫られる――というストーリー。共演はフェリシティ・ジョーンズほか。監督はシリーズを通してメガホンと取ってきたロン・ハワード。土曜プレミアム『天使と悪魔』は10月29日(土)今夜21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年10月29日『ホテル・ルワンダ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、『オーシャンズ』シリーズ、『アイアンマン』シリーズなどでも活躍するドン・チードルが監督・主演・共同脚本・製作の4役を務めた『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』。没後25年、ジャズ界の帝王マイルス・デイヴィスを初めて映画化した本作から、予告編映像が解禁となった。1970年代後半のニューヨーク。長らく音楽活動を休止中のマイルス・デイヴィスの自宅に、彼のカムバック記事を書こうとしている音楽記者デイヴが押しかけてくる。しかし体調不良に苦しみ、ドラッグと酒に溺れるマイルスは、創作上のミューズでもあった元妻フランシスとの苦い思い出にもとらわれ、キャリア終焉の危機に瀕していた。やがて、デイヴと行動を共にするうちに、悪辣な音楽プロデューサーに大切なマスターテープを盗まれたマイルスは、怒りに駆られて危険なチェイスに身を投じていく。その行く手に待ち受けるのは破滅か、それとも再起への希望の光なのか…。ジャズ・ミュージックの歴史を語るうえで欠かすことのできない巨人にして、既存のジャンルやスタイルの枠を軽々と打ち破り、革新的なサウンドを創造したマイルス・デイヴィス。ドン・チードルが満を持して監督デビューを飾った本作は、クラウド・ファンディングで製作資金を募ってまで実現にこぎつけた念願のプロジェクト。70年代後半、5年ものキャリア空白期にスポットをあて、史実とフィクションを織り交ぜながら、まさしく偉大なる“帝王”の音楽と人生の本質に迫っていく。このほど、ジャズトランぺッターの日野皓正、現在ジャズピアニストとして活動する大江千里といったミュージシャンからも絶賛のコメントが寄せられた予告編では、マイルスの名曲「So What」をフィーチャー。トランペットの特訓を積み、マイルスの外見、性格、仕種を完璧なまでに体現したドン・チードル迫真の演技を垣間見ることができる。気まぐれ、かつ傲慢で、ユーモアのセンスや危うい狂気をはらみながら、圧倒的な才能とカリスマ性を放った帝王マイルスは、当時、表舞台から姿を消し、隠遁生活を送っていた。そのマイルスの自宅に、ユアン・マクレガー演じる「ローリング・ストーン誌」の記者デイヴが押しかけてくるところから物語は動き始めるのだが…。常に新たな挑戦を試み、音楽の可能性を切り開いたマイルスの、独創的なジャズ・セッションのような波乱に満ちたその人生の一端を、まずはこちらから覗いてみて。『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』は12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月26日少女の頃から超のつく美貌の持ち主で、そのままめでたく絶世の美女に成長。それだけでも羨ましすぎる存在なのに、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞して、彼女の名前があるだけで作品がますます気になる存在になったナタリー・ポートマン。そんな彼女が新たな境地に挑んだのが本格西部劇『ジェーン』。南北戦争から数年後のニューメキシコで、夫のハム(ノア・エメリッヒ)と娘とともに大草原のはずれでひっそり暮らしていたジェーンが、家族を守るために銃を手にして、無法者ビショップ(ユアン・マクレガー)の一味に立ち向かうことに。ジェーンが絶体絶命の危機に怯える女ではなく、自ら戦うあたりが、意志の強さも美貌に宿るナタリーにハマる役どころ。とはいえ、ハーバード大学卒のインテリでもあるナタリーですよ。いくらオスカー女優とはいえ、西部の片隅でつましく暮らしている女を演じるには少々無理があるんじゃないのか?彼女がこの地に落ち着くまでにいったい何があったのかと、その背景が気になっちゃうでしょ。ところが、実はそこがポイント。こちらの意地悪なツッコミを読んでいたかのように、物語は彼女をめぐる謎によってぐいぐい観る者を引きこんでいってくれるのです。なぜって、のっけから、瀕死で家にたどりついた夫が、ビショップ一味に「見つかった」と口にする。そしてジェーンが助けを求めるダン(ジョエル・エドガートン)は、彼女とワケありの風情。過去と現在を交錯させて語られるなか、なんだか複雑な事情を抱える彼女の人生が次第に解き明かされていく。それにつれて、ナタリーの知性を感じさせる美貌がジェーンにぴったりだということもわかるのです。レオナルド・ディカプリオに念願のオスカーをもたらした西部劇『レヴェナント:蘇えりし者』は息子を殺された父親の復讐劇だったけれど、こちらはジェーンとダンのラブストーリーとしての色彩も強いのは女性が主人公ならでは。とはいえ、ジェーンは夫のいる身。この3人の関係の行方が気になって、悪党一味との戦いが控えているのを忘れかけてしまうほどなんですよ。そこまでストーリーに入りこませるあたりは、さすが実力派ぞろいのキャスト。それでいて、壮絶なクライマックスとともに一気にハリウッド映画っぽくなっていく終盤は、思いがけないカタルシスも味わわせてくれたりする。もちろん、ダンとハムのどちらに感情移入するかによっては、せつなさがかなり沁みてくることにもなるのです。女子的に言えば、これでジェーンの愛する2人の男が、いわゆるイケメンならいうことなしなのだけれど、なまじナタリーが超のつく美女だけに男性陣までイケメンだと、ラブに目が行きすぎて、ドラマとしての“本格臭”が薄くなってしまうのも事実。実際、もともとはダンには別の超イケメンがキャスティングされていたものの、いろいろあって変更されたとか。それに、悪役サイドには、ユアン(役作りでパッと見では彼とわからないけど)やロドリゴ・サントロというイケメンもキャスティングされておりますから。それってかえって贅沢かもよ。◇家族を守るため、ジェーンは銃を手に無法者集団に立ち向かう。監督/ギャヴィン・オコナー出演/ナタリー・ポートマン、ジョエル・エドガートン、ノア・エメリッヒほか10月22日、新宿ピカデリーほか全国公開。(C)2015 SP JGAG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.※『anan』2016年10月26日号より。文・杉谷伸子
2016年10月22日『裏切りのサーカス』の原作者ジョン・ル・カレと、“巻き込まれる”一般人を演じさせたら右に出る者はいないユアン・マクレガーがタッグを組んだ『われらが背きし者』が公開中だ。主演を務めるユアンといえば、『ゴーストライター』でヨーロッパ映画賞男優賞を受賞したイギリスを代表する人気俳優。本作では、ロシアン・マフィア(ステラン・スカルスガルド)との偶然の出会いから、世界を股に掛けた危険な亡命劇に巻き込まれていく、平凡な大学教授ペリー役を熱演。脚本に惚れ込んだユアン自ら、出演を熱望したという。いまや45歳の中堅俳優となったユアン。ロンドンの名門ギルドホール音楽演劇学校を卒業後、しばらくはTVドラマ界で活躍していた彼が、一躍世界にその名を広めるきっかけとなったのが、斬新な映像表現が話題を呼んだダニー・ボイル監督の大ヒット作『トレインスポッティング』。その後は『ムーラン・ルージュ』『ビッグフィッシュ』や、『スター・ウォーズ』新3部作では若き日のオビ=ワン・ケノービを演じるなど、超大作からアート系作品まで数多くの作品に出演し、現在もイギリスとアメリカの両国で活躍。出世作『トレインスポッティング』の続編『T2:Trainspotting』(原題)も、2017年1月27日(現地時間)に全英公開を控えている。なんと今年、日本では、そんな彼の出演作が3本連続で公開される。『われらが背きし者』に続き、ナタリー・ポートマンが製作と主演を務めたロマン・スペクタクル『ジェーン』が10月22日(土)より順次公開。『われらが背きし者』とは一転、髭と太眉で見事な悪役に大変身し、ナタリー扮するヒロインのジェーンを地の果てまで追い続ける、恐ろしいならず者集団のボス、ビショップを怪演している。一方、“ジャズの帝王”と呼ばれたマイルス・デイヴィスが創作活動を休止した、空白の5年間の真実に迫る『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』(12月23日より順次公開)では、マイルス・デイヴィスのカムバック記事を書こうと目論む、音楽誌記者デイヴに扮する。同作は、『アイアンマン』シリーズなどで知られるドン・チードルが監督・主演を務めた渾身の一作。ユアンは、破天荒なマイルスに振り回されながらも必死でついていく、愛すべきキャラクターを作り上げている。さらに、来年にかけてもユアンの活躍は目覚ましい。前作のファンも多く、いまから大きな期待が寄せられている『T2:Trainspotting』ほか、エマ・ワトソン主演でディズニーの名作アニメを実写化した『美女と野獣』では、蝋燭に変えられた召使いのルミエール役に。名優イアン・マッケランと掛け合いを見せた海外版ティザー予告編の再生回数は、公開24時間で9,180万回を突破し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抜いてティザー予告編の初日再生回数記録を更新することになった。そして、目の肥えた海外ドラマファン&映画ファンが関心を寄せる、コーエン兄弟の大人気TVシリーズ「FARGO」の新シリーズ(シーズン3)の主演にも決定!なんと一人二役で双子の兄弟を演じ分けることになるという。また、役者としてよりいっそう精力的に活動するかたわら、監督デビュー作品となる主演作『American Pastoral』(原題)の公開も来年に控えており、とにかく話題が盛りだくさん!ますます活躍の場を広げる、この男から目が離せない。『われらが背きし者』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月21日『寒い国から帰ってきたスパイ』『誰よりも狙われた男』などで知られる巨匠ジョン・ル・カレの人気小説をユアン・マクレガー主演で映画化する『われらが背きし者』の特別映像が公開になった。キャストとスタッフたちが映画の基本的な設定や、本作の魅力を様々な視点から語っている。公開された特別映像原作者のル・カレは、スパイ小説の巨匠として絶大な人気を誇っており、政府や様々な勢力の思惑が複雑に絡みあう状況下で、諜報のプロフェッショナルたちがプライドと自らの命、自国の命運をかけて熾烈な駆け引きを繰り広げる様を描いてきた。しかし、本作の主人公は平凡な大学教授のベリーだ。このほど公開になった映像は、彼がロシア・マフィアに属するディマに出会う場面から始まる。ディマがベリーに重要なデータが入っていると思われるUSBメモリを託したことで、平凡な男は“ディマの生きる世界”に妻ともども引きずりこまれてしまう。マクレガーは観客が「自分ならどうするだろう? と考えるはず」だと言い、キャストのダミアン・ルイスは「シンプルな設定でヒッチコック風とも言える」と分析する。映画は“知らされなかった男”のベリーが熾烈な亡命劇に巻き込まれるドラマが描かれるが、監督のスザンナ・ホワイトは「ストーリーが現代的なのが最も印象的だった」と語る。原作者のル・カレは、東西冷戦が続く1960年代にデビューし、外交官の経験と想像力を駆使して『寒い国から帰ってきたスパイ』『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』など冷戦下で暗躍するスパイたちのドラマを描いてきた。一方、近年では『誰よりも狙われた男』など冷戦終結後の現代を舞台にした作品を多く手がけており、2010年に刊行された『われらが背きし者』も現代が舞台で、ディマ役の名優ステラン・スカルスガルドは「今の社会に潜んでいる問題を浮き彫りにしている」という。もちろん、彼が描き続けてきた緊迫感のあるドラマや、魅力的な人物たちの駆け引きは本作でも健在で、完成した映画はスリリングな展開、現代の観客に向けた重厚なテーマ、深い人間ドラマが同時に楽しめる作品になっているようだ。『われらが背きし者』10月21日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年10月18日エマ・ワトソンを主演に迎え、ディズニー・アニメーションの代表作を実写映画化する『美女と野獣』。このほど、待望の日本公開日が、アニメーション公開から25周年目という節目の年、2017年4月21日(金)に決定した。「白雪姫」から始まり、「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など、今日に至るまでさまざまな“女性像”を題材にした物語を描き、観客に“あらゆる愛のあり方”を提示してきたディズニー。どの作品も、年月が経とうとも色褪せることなく、いまもなお愛され続けている。そんな数ある名作の中でもディズニー代表作品といえるのが、「美女と野獣」だ。アニメーション映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、また作曲賞と歌曲賞をW受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。また、魅力のもう一つが、主人公が近代的な女性として描かれている点。そのヒロイン像は根強い人気を誇っており、実写化の発表がされると、すぐに主人公ベル役のキャスティングの動向に世界中の注目が集まった。そして、見事に役を射止めたのが、『ハリー・ポッター』シリーズ以降も、『ブリングリング』『ウォールフラワー』『コロニア』など、幅広い役柄に果敢に挑み続けているエマ・ワトソン。知性にあふれ、心美しいベルをどのように演じきるのか、また、その歌声にも期待が高まっている。そして、野獣役には人気海外ドラマ「ダウントン・アビー」で一躍注目されることになったブルーアイズの英国美男ダン・スティーヴンス、ガストン役には『ガール・オン・ザ・トレイン』が控えるルーク・エヴァンス。さらに、エマ・トンプソン、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、スタンリー・トゥッチ、『エクス・マキナ』『ハートビート』の日系女優ソノヤ・ミズノら豪華キャストが集結。監督を務めるのは、アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドン。本作の最大の魅力である音楽やミュージカルパートの演出がどのように実写化されるのか、いまからも楽しみだ。今回、日本公開日とともに解禁となったファーストビジュアルでは、雪が舞う中、霜が降りたガラスケースの中に、ひときわ美しい一輪の深紅のバラが咲いている。「白雪姫」の“真っ赤なリンゴ”、「シンデレラ」の“ガラスの靴”のように、本作を象徴し、また物語の重要なアイテムとなるのが、この“一輪の深紅のバラ”。寒々しく儚さも感じられるこのビジュアル、一輪のバラがどのようにストーリーに関わってくるのだろうか。まだ謎の多い本作だが、日本のみならず世界中から熱い視線が注がれている。『美女と野獣』は2017年4月21日(金)より全国にて公開(全米公開は2017年3月17日)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月18日アカデミー女優のナタリー・ポートマンが製作・主演を務め、運命に翻弄されながらも家族のために生きる、勇気ある女性の姿を描き出す『ジェーン』。「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のイメージモデルとしても活躍し、プライベートでは第2子を妊娠中と、躍進を続ける彼女に注目した。雄大な西部の大地を舞台に、瀕死の夫と愛する娘を守るため、銃を手に取る女性・ジェーンの姿を描き出す本作。彼女を追い詰める敵役には、本人と分からぬほどの怪演で批評家を唸らせたユアン・マクレガー。絶体絶命のジェーンに救いの手を差し伸べる、かつての恋人役には『ザ・ギフト』『ブラック・スキャンダル』のジョエル・エドガートンが扮している。映画『レオン』の、ジャン・レノ扮する殺し屋と出会う少女マチルダ役で鮮烈なデビューを飾ってから20年。『スター・ウォーズ』など人気シリーズにも出演し、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、ハリウッドを牽引するトップ女優として走り続けてきたナタリー・ポートマン。本作のみならず、12月には巨匠テレンス・マリック監督『聖杯たちの騎士』も控え、ジャクリーン・ケネディを演じた最新作『Jackie』(原題)が早くも高い評価を獲得。現在、第2子を妊娠中の彼女は、先日、リリー・ローズ・デップと姉妹役を演じた『Planetarium』(原題)がプレミア上映されたヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットにマタニティ姿で登場し、世界中のメディアの話題をさらったことも記憶に新しい。また、以前よりイメージモデルを務める「ディオール」では、新作の真っ赤な口紅をまとったセクシーなCMが日本だけでなく世界中を虜にし、その人気はいまもなおとどまることを知らない。子役の時代から世界中に愛され、現在は1人の母親となったナタリーが、ハリウッドにおける優秀脚本“ブラックリスト”選出の脚本を読み、ほれ込んだという本作は、西部の時代に翻弄されながらも、自らの意思で人生を切り開いていく女性の物語。ナタリーは、自身の役について「ジェーンが多くのことに向き合い、自分自身の強さを見出していく過程がとても気に入ったの」と語り、また「ジェーンのプロセスは私のプロセスでもあったのよ。それは、いかにして自分の立場を築き、困難な時期に立ち向かい、“崩れ落ちないようにするか”を学ぶ点で、(私自身と役柄が)同時に進行していくような感覚だった」と、強い女性を演じるうえでの役へのアプローチを明かす。さらに、ジェーンのかつての恋人のダン・フロストを演じたジョエルも、「ジェーンは実にタフな女性にならなくてはならない。ナタリーには優しいところがあるけれど、彼女の中に本当の強さへのスイッチがあることも分かる。彼女はもろさとともに、鋼のような強さを持ち合わせている。あの強さは内面からやってくるんだ」と大絶賛、「さらに興味深いのは、ナタリーがスクリーンで演じる役柄の中にもその強さを垣間見ることができるんだ」と、母親になった現在のナタリーだからこそにじみ出る、女性としての強さにコメントを寄せている。今回、出演だけでなく、プロデュースも買って出た理由は「結婚&出産を経たいま、本当に描きたかった愛の形がそこにあったから」とも語っているナタリー。母になったナタリーだからこそ説得力を持って演じることができた、新たな代表作に注目だ。『ジェーン』は10月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月10日大切な人への想いやメッセージが書き綴られた”手紙”が物語のキーアイテムとなる映画が、この秋、連続公開される。手書きの手紙なんて、ここ何年も書いてない…というあなたに、3本の“手紙”映画をご紹介!まずは洋画から。『人生はビギナーズ』でユアン・マクレガーの“ゲイ”の父親役を演じ、アカデミー賞を受賞したクリストファー・プラマーが主演する、カナダの鬼才アトム・エゴヤン監督の最新作『手紙は憶えている』(10月28日(金)公開)。90歳の主人公・ゼヴは、アウシュヴィッツ収容所の生き残り。妻の死をきっかけに、70年前に愛する家族を殺したナチスの兵士への復讐を決意する。1通の手紙とかすかな記憶を手がかりに、4人の容疑者“ルディ・コランダー”のもとへと復讐の旅に出るが…。本作の要所要所で登場する“手紙”。これは彼と同じ過去を持ち、共に復讐を誓った友人マックスが書き記したもの。認知症の瀬戸際におり、目覚めるたびに記憶を失ったり、取り戻したりを繰り返してしまうゼヴは、旅の手順が全て記されたこの手紙を繰り返し読みながら、4人の“ルディ・コランダー”のもとへと向かう。手紙が導く復讐の旅は、いったいどんな結末を迎えるのか、気にならずにいられない。続いて、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルの監督最新作『ジュリエッタ』(11月5日(土)公開)。深い哀しみに引き裂かれた、ひと組の母娘の物語だ。主人公のジュリエッタは、突然姿を消したひとり娘アンティアと12年間会えずにいた。ある日、偶然再会した知人から「あなたの娘を見かけたわ」と告げられ、忘れかけていた娘への想いがよみがえる。ジュリエッタは、心の奥底に封印していた過去と向き合い、いまどこにいるのかもわからない娘に宛てた“手紙”を書き始める…。また、邦画からは、橋本愛と宮崎あおいが母娘役を演じることで話題の『バースデーカード』(10月22日(土)公開)。主人公の紀子のもとに毎年届くバースデーカード。それは、自分の余命を知り、最愛の娘の成長を見守ることができないことを悟った亡き母が書き綴った、未来の娘への“手紙”だった。やがて、20歳を迎える最後の手紙に書かれていた、初めて知る母の真実、そして待ち受けていた世界一幸せなサプライズに要注目!『手紙は憶えている』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュリエッタ 2016年11月5日より全国にて公開(C) El Deseo
2016年10月10日少しずつ秋の始まりを感じ始める今日このごろ。エネルギッシュに過ごした夏の名残から、ついボーっとして過ごしてしまうなんて人も多いのでは?そんな時期の映画鑑賞には、刺激的な体験ができる“巻き込まれ映画”がおすすめ。主人公がどんどん事件に巻き込まれていく“巻き込まれ映画”は、観客も映画の世界に入り込み、登場人物と一緒にハラハラ、ドキドキを楽しむことができる。この秋、平凡な大学教授に、元・諜報部員、宗教象徴学者と、それぞれ色の違った主人公たちが大きな事件に巻き込まれていく、そんな映画が3本連続で公開される。まず、『われらが背きし者』(公開:10月21日)は、『裏切りのサーカス』などのスパイ小説の巨匠として知られるジョン・ル・カレの人気原作を映画化。友情、裏切り、復讐、愛が複雑に絡み合う人間ドラマを、スリリングかつエモーショナルに描き出した緊迫のスパイ・エンターテインメントだ。巻き込まれるのは、平凡な大学教授の夫ペリー(ユアン・マクレガー)とその妻ゲイル(ナオミ・ハリス)。モロッコでの休暇中、偶然知り合ったロシア・マフィアのディマから、組織のマネーロンダリング(資金洗浄)の情報が入ったUSB を英国秘密情報部、MI6に渡して欲しいと懇願される。突然の依頼に戸惑う2人だったが、ディマと家族の命が狙われていると知り、仕方なく引き受けることに…。『ゴーストライター』や『砂漠でサーモンフィッシング』など、これまでも何かと巻き込まれる役柄が多かったユアンが、今回も国家を揺るがす大事件に巻き込まれる。スパイといえば、2002年に誕生した「ボーン」シリーズの最新作『ジェイソン・ボーン』(公開中)。マット・デイモン演じるジェイソン・ボーンの、新たなる物語がついに始動。記憶を失い、なぜ自分が執拗に追われる立場であるのか、その真実を追いながら闘い続けたボーンは、前作ですべてを思い出したはずだった。だが、何年も姿を消していた彼は、あることがきっかけで再び戻ってくる。彼が巻き込まれる、新たな試練とは?シリーズ新キャストとして、いま最も世界の注目を集める若手女優アリシア・ヴィキャンデルが出演することでも話題。そして、全世界を熱狂させた『ダ・ヴィンチ・コード』(’06)、『天使と悪魔』(’09)のシリーズ第3弾『インフェルノ』(公開:10月28日)もついに公開。これまで、数々の歴史の謎に巻き込まれてきた、トム・ハンクス演じる宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授。今回は、人類滅亡の恐ろしい計画を企てている生化学者ゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」<地獄篇(インフェルノ)>に隠した暗号の謎に挑むが、記憶喪失になっているとのうわさもあり…。ラングドン教授とコンビを組むのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』も控えるフェリシティ・ジョーンズ。日常とかけ離れていても、どんなキャラクターにも共感できるのは “巻き込まれ映画”ならでは。この秋は、“巻き込まれ映画”で刺激的な体験をしてみては?『われらが背きし者』は10月21日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月08日「第64回サン・セバスティアン国際映画祭」にて、邦画で唯一選出されたコンペティション部門出品作『怒り』。この度、主演の渡辺謙、李相日監督が招待を受け、9月23日(現地時間)にプレミア上映が行われた。国内外数々の映画賞を受賞し大ヒットした『悪人』から6年。その製作チームで新たに挑戦した意欲作が『怒り』だ。豪華キャスト陣が出演していることでも話題の本作だが、今月17日(土)全国324スクリーンにて公開され、公開から6日間の時点では、観客動員数43万人、興行収入は5億6千万円を記録するヒットスタートを切っている。このほど、渡辺さんらが参加した「サン・セバスティアン国際映画祭」は、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭とされている、スペイン最大の国際映画祭。毎年多くの映画監督や著名人が登場し、今年もまたリチャード・ギア、ジェニファー・コネリー、イーサン・ホーク、ユアン・マクレガー、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなど、数多くのハリウッドスターが訪れた。今回の公式上映にあわせて、スペイン入りした渡辺さんと李監督は、上映に先駆けサン・セバスティアンの名所であるウルグル山を訪問。上映を前にして渡辺さんは、「サン・セバスティアンの人たちは、何か日本人と合う気がします。食べ物もすごく近い感じがするし、文化的な感じや伝統の感じも、日本人が親しみやすい環境がある気がするので、おそらく心情の部分をもっと深いところで受け止めてもらえるのではないかな」と期待を膨らませているよう。そして、「Kursaal Congress Centre(クルサールコングレスセンター)」で行われた公式会見に参加。渡辺さんは「こんにちはドノスティア!(ドノスティア:サン・セバスティアン通称名)」とバスク語で挨拶し、続けて「ここサン・セバスチャン映画祭にこの映画を持って来られて、大変うれしく、誇りに思っております。人生と同じく複雑でなやましい作品ですが必ず心のどこかに響く作品だと思っています。みなさんにどんな風に受け止めてもらえるかとても興味があります。エスケリックアスコ!(どうもありがとう!)」と流暢なスペイン語でコメント。李監督は「自分が本気で誰かに理解してほしいことをなかなか伝えることが出来ないもどかしさであったり、人はすぐ自分と何かが違うということで排除してしまうところがあるので、映画を観た人が、作品の中のキャラクターたちが本気で抱えている問題が、自分のように感じられるにはどうしたら良いか、悲しみの奥の根っこには何があるのかを観ている人に感じ取ってもらいたいと思って表現を選んでいます」と思いを語った。その後行われた上映には、映画祭最大級のキャパシティを誇る劇場を埋め尽くす1,800人もの観客が来場。場内満席の大盛況の中上映された。本編上映後は、観客総立ちの拍手喝采!さらに劇場ロビーでも映画を鑑賞した観客による盛大なお見送りを受けた渡辺さんと李監督。「見送られながら階段を降りて振り返ったときに、監督と僕とで映画にかかわったスタッフ・キャストの熱い想いを背負って拍手を受けている気持ちがすごくしました。ものすごい力で我々の思いを受け止められ、胸を打ちました」(渡辺さん)、「トロント国際映画祭の上映以上に、お客様は映画を集中して観ていました。冒頭のあいさつの頃は、お客様がざわざわしていたのですが、映画開始のワンカットめから水を打ったように静かでした」(李監督)と語り、見送りでは「観た直後の人たちの気持ちというか、何かを僕らに返そうとする気持ちにやられました」と感動しきりの様子だった。『怒り』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年09月26日2016年の芸能界は、まさに“不倫ラッシュ”。ワイドショーやネットニュースは不倫の話題で持ち切り。結婚がいかに難しいものなのかを、目の当たりにした人も多いのでは?パートナーとうまくいっていないと感じたときには、2人で見知らぬ土地へ旅行に出かけてみるのも一つの解決策。この秋、海外旅行をきっかけに、冷めきった関係を解消する(?)夫婦の映画が2本続けて公開される。まず、元MI6(英国秘密情報部) という経歴を持ち、『裏切りのサーカス』などの原作者として知られるスパイ小説の大家ジョン・ル・カレの大人気小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化した『われらが背きし者』。国家を揺るがす大事件を背景に、友情、裏切、復讐、愛が複雑に絡み合う人間ドラマをスリリングかつエモーショナルに描き出した、緊迫のスパイ・エンタテインメントだ。平凡な大学教授の夫ペリーと、敏腕弁護士として活躍する妻ゲイル。夫には、家庭内格差の虚しさから若い女性と浮気した過去があった。夫婦がもう一度やり直そうと訪れたモロッコでの休暇中、偶然知り合ったロシア・マフィアのディマと名乗る男から、組織のマネーロンダリング(資金洗浄)の情報が入ったUSB をMI6に渡して欲しいと懇願される。突然の依頼に戸惑う2人だったが、ディマと家族の命が狙われていると知り、仕方なく引き受けることになるが…。人気と実力を備えた英国を代表する俳優ユアンと、『007 スペクター』のナオミ・ハリスが事件に巻き込まれていく夫婦役に。「彼の家族が心配だ」「利用されるだけ」と意見が食い違う2人の行く末に目が離せない。また、『Mr. & Mrs. スミス』以来、10年ぶりの夫婦共演作となったアンジェリーナ・ジョリー・ピットとブラッド・ピットによる『白い帽子の女』もまもなく公開に。アンジェリーナが監督・脚本・製作を務めている。1970年代、南仏。アメリカ人の小説家ローランドとその妻ヴァネッサが、ヴァカンスに訪れる。だが、ローランドはカフェに入り浸り、妻はほとんどの時間をホテルの部屋で過ごしている。2人は人生にもたらされた思いがけない不幸に向き合うことができず、その心は冷え切り、離れてしまっていた。ある日、ヴァネッサは部屋の壁にある小さな穴を好奇心から覗いてみる。壁の向こうには、新婚の若いカップルが泊まっていたーー。アンジェリーナが手がけたのは、夫婦の間に起きた悲しみに対処できず、女性として抱える苛立ちや不安、そして夫婦の再生を見つめたオリジナルストーリー。長年一緒にいた2人でも、ひとたび海外の見知らぬ地へ入れば、お互いの新たな一面を発見できるのかもしれない。『われらが背きし者』は10月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。『白い帽子の女』は9月24日(土)よりシネスイッチ銀座、渋谷シネパレスほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月18日『華麗なるギャツビー』『ブラック・スキャンダル』など、俳優として堅実なキャリアを築いている演技派ジョエル・エドガートンが、今秋、自身で監督を務め、全米でスマッシュヒットを記録したサイコスリラー『ザ・ギフト』、さらにナタリー・ポートマンと競演する『ジェーン』が2週連続で公開される。この秋の大注目の俳優・監督に迫った。オーストラリア出身の俳優ジョエル・エドガートンといえば、自国で活躍後、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』『エピソード3/シスの復讐』に登場。近年では、『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャツビー』『エクソダス:神と王』『ブラック・スキャンダル』など、注目作・超大作に相次いで出演しており、トム・ハーディと兄弟役を演じた『ウォーリアー』なども話題に。前に出過ぎず、静ひつでときに激しく、確かな演技をもって映画を支える実力派俳優だ。その彼がジェイソン・ベイトマン、レベッカ・ホールと共演するサイコスリラー『ザ・ギフト』では、ギフトを贈り続ける奇妙な男を自ら演じるだけでなく、長編映画監督デビューを果たし、脚本を執筆する映画製作者としての才能を如何なく発揮。さらにナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガーらと共演する『ジェーン』でも脚本を監修し、作品の仕上がりに大きく貢献している。ジョエルが作り手として初めて映画に参加した作品は、2013年製作の自身が主演を務めた犯罪スリラー映画『ディスクローザー』。その後、ガイ・ピアースとロバート・パティンソンが共演した『奪還者』では出演せずに脚本だけを担当。各国の映画祭を席巻し、あのクエンティン・タランティーノ監督からも絶賛されるほどの作品を書き上げている。そして今回、『ザ・ギフト』『ジェーン』2作品から場面写真が解禁。ジョエルの主戦場である役者としての振り幅のすごさを表す2枚となっている。『ザ・ギフト』で演じるのは、新天地で幸せな家庭を築く夫婦サイモンとロビンの前に現れた、夫の同級生と名乗る男・ゴード。再会を喜び、夫妻に“ギフト”を贈り始めるゴードだったが、徐々にエスカレートしていくその贈り物に、2人は違和感を覚えていく。そんな怪しげな雰囲気をまとった、ジョエルの姿を確認できる。そして『ジェーン』からは、荒野を物憂げに見つめるクールなダンを演じるジョエル。アメリカ西部、夫を悪名高きビショップに撃たれたジェーンが、復讐のために、わらにもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人・ダンに助けを求めるというストーリーだ。まさに、作品によって全く別の顔を覗かせる新たなカメレオン俳優でありながら、脚本、そして監督まで務めるジョエル。メル・ギブソン、ラッセル・クロウ、ヒュー・ジャックマンに続く新たなオーストラリア出身スターの活躍に、この秋は目が離せない。『ザ・ギフト』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。『ジェーン』は10月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日カナダ最大の都市トロントで開催される“第41回トロント国際映画祭(TIFF)”が、現地時間の9月8日にスタートする。開幕前夜からすでにイベントなどが行われ、映画祭事務所のあるキング・ストリート周辺は、熱気に満ちている。その他の画像近年、トロント映画祭での反響は、オスカー予測に欠かせない重要な要素となってきた。過去に『それでも夜は明ける』『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』などの作品が、同映画祭で観客賞を受賞し、オスカー作品賞につなげている。今年も、期待作が多数ラインナップされている。観客賞の期待が最も持たれるのは、『セッション』のデイミアン・チャゼルの監督第2弾『ラ・ラ・ランド(原題)』。すでにベネチア映画祭でプレミアし、大絶賛を得ている。トロント映画祭は、北米プレミアとなる。ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン主演のミュージカルで、L.A.を舞台とするラブ・ストーリーだ。また、1月のサンダンス映画祭で観客賞と審査員賞をダブル受賞したネイト・パーカー監督作『The Birth of a Nation』もワールドプレミアされる。サンダンス映画祭での大絶賛ぶりは大きなニュースとなり、来年のオスカーの有力候補かと騒がれたが、ここ数週間、パーカーの過去のレイプ事件関与が浮上し、影を落としている。それでも、パーカーとキャストの記者会見が決行されることになり、会見でどんな発言が出るのか、強い関心が寄せられている。ほかの北米プレミアには、ナタリー・ポートマンがジャッキー・ケネディを演じるパブロ・ラライン監督の『Jackie』、シャイア・ラブーフ主演、アンドレア・アーノルド監督の『American Honey』、ジェフ・ニコルズ監督の『Loving』、トム・フォード監督の『Nocturnal Animals』、ジム・ジャームッシュ監督の『Paterson』、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『Elle』などがある。ワールドプレミア作品は、ニコール・キッドマン、デヴ・パテルらが出演する『Lion』、オリバー・ストーン監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の『Snowden』、フランシス・コッポラの妻でソフィアの母エレノア・コッポラが監督する『Paris Can Wait』、ユアン・マクレガーの監督デビュー作『American Pastoral』、レオナルド・ディカプリオが製作した環境問題のドキュメンタリー『The Turning Point』など。受賞発表は9月18日(現地時間)。現地からのレポートを、明日から連日掲載していく。取材・文・写真:猿渡由紀
2016年09月08日ユアン・マクレガーが主演を務め、『裏切りのサーカス』などで知られるスパイ小説の巨匠、ジョン・ル・カレの原作を映画化した『われらが背きし者』。本作で、ユアン演じる主人公を危険な亡命劇に巻き込むキーパーソンを演じているのが、ステラン・スカルスガルドだ。彼の息子は、『ターザン:REBORN』で一躍日本でもその名を広めた高身長イケメン俳優、アレクサンダー・スカルスガルド。先日来日した際も、その気さくな性格とサービス精神で世の女性をあっという間にとりこにした。いま話題の “北欧男子ブーム”の先駆け的存在でもある、この “ターザンの父”・ステランとスカルスガルド家の人々に注目した。近年、ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」でもお馴染みの“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンや、「ゲーム・オブ・スローンズ」『キング・オブ・エジプト』のニコライ・コスター=ワルドー、『スーサイド・スクワッド』のジョエル・キナマンなど、北欧出身俳優がハリウッドで大躍進を見せている。その先駆けともいえるステランは、元は舞台俳優として母国スウェーデンで活動をしていたが、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で主人公ウィル(マット・デイモン)の才能を見出し、更生させようと奮闘するランボー教授役で注目され、以後アメリカでも活躍の幅を広めた。その後も、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『マンマ・ミーア!』、『ドラゴン・タトゥーの女』、『マイティ・ソー』シリーズ、『アベンジャーズ』シリーズから、『ニンフォマニアック』まで、ジャンルを問わず、さまざまな作品でその演技力と独特な存在感を光らせてきた。また、御年65歳のステランにはなんと8人の子どもがおり、そのうちの長男・アレクサンダーと、次男・グスタフ、四男・ビルが俳優として活動中だ。いずれも190cm越えの高身長と、父親にそっくりな(?)整ったルックスをもつイケメン兄弟。次男・グスタフは、TVドラマ界で活躍しており、人気歴史スペクタクルドラマ「ヴァイキング ~海の覇者たち~」シリーズなどで知られている。四男・ビルは、アスペルガー症候群の青年を好演したスウェーデン映画『シンプル・シモン』で個性派俳優としての才能を開花させ、次回出演作のスティーヴン・キング原作『IT』(原題/2017年全米公開)では、物語のキーパーソンとなる不気味なピエロ、ペニーワイズ役に抜擢されるなど、父親譲りの演技力も兼ね備えている。そして父・ステランといえば、最新公開作『われらが背きし者』で、亡命を計画するロシア・マフィアを演じており、彼の持ち味ともいえるカリスマ性にあふれた強面とドスのきいた声で役に説得力をもたせている。さらに今回は、ガタイの良い体には全身タトゥーも施され、その迫力が倍増!今後は、テリー・ギリアム監督が長年温め続けた悲願の作品で、アダム・ドライバー共演の『The Man Who Killed Don Quixote』(原題)への参加が決まっている。父子共々、ますますの活躍を期待させるスカルスガルド家から、これからも目が離せない。『われらが背きし者』は10月21日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月06日コリン・ファース主演『デビルズ・ノット』やライアン・ゴズリング主演『白い沈黙』などで知られる名匠アトム・エゴヤン監督が、『人生はビギナーズ』で史上最高齢でのアカデミー賞助演男優賞に輝いたクリストファー・プラマーを主演に迎えて描く『REMEMBER』が、『手紙は憶えている』とのタイトルで日本公開が決定。あわせてポスタービジュアルも解禁となった。最愛の妻ルースが死んだ。だが、90歳のゼヴは、それすら覚えていられないほど、もの忘れがひどくなっていた。ある日、彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。「覚えているか?ルース亡き後、誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい」。実は、2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。その兵士は身分を偽り、いまなお生きているという。犯人の名は“ルディ・コランダー”。容疑者は4名まで絞り込まれていた。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたった1人での復讐を決意し、託された手紙とかすかな記憶だけを頼りに旅立つ。だが、彼を待ち受けていたのは、人生を覆すほどの衝撃の真実だった――。現代を舞台に、ナチスに家族を殺された年老いた男の復讐の旅が、次々に新事実を浮かび上がらせ、謎が謎を呼ぶヒューマンサスペンスとなる本作。無名の新人脚本家ベンジャミン・オーガストが書き下ろした恐ろしいほど独創的なシナリオに、心を奪われたアカデミー賞キャスト&スタッフが集結。第二次世界大戦やホロコーストを題材にした作品は数多いが、それらとは一線を画す衝撃作が完成した。監督を務めるのは、『スウィート ヒアアフター』(‘97)や『白い沈黙』(‘14)ほか、数々の映画賞に輝いてきた名匠アトム・エゴヤン。復讐の旅に向かう90歳の主人公ゼヴを演じるのは、ユアン・マクレガー主演『人生はビギナーズ』のゲイのパパ役でアカデミー賞に輝いたクリストファー・プラマー。同じく『エド・ウッド』のオスカー俳優マーティン・ランドーや、『ヒトラー ~最期の12日間~』、『リスボンに誘われて』のブルーノ・ガンツといった、ベテランの“おじいちゃん”名優たちが顔を揃える。このたび解禁されたポスタービジュアルは、4人の容疑者の居場所とみられる地図を背景に、主人公のゼヴが手紙を手に佇んでいるもの。ナチスに家族を殺された年老いた男は、果たしてどんな復讐の旅を辿るのか?驚愕のラスト5分に全てが覆る、上質なヒューマン・サスペンスを期待させるポスタービジュアルとなっている。『手紙は憶えている』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月18日『スター・ウォーズ』シリーズでR2-D2役を演じていたケニー・ベイカーが13日(現地時間)に亡くなった。81歳だった。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)から『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)まで、6作に渡ってR2-D2役を演じてきたケニー。約112センチの小柄な体格を活かし、『エレファント・マン』や『バンデットQ』などにも出演した。「The Guardian」によると、姪のアビゲイル・シールドさんは「(ケニーの死は)予期していたことではありますが、それにしても悲しいです。おじは長く、満ち足りた人生を送りました。人々に愛され、楽しんでもらうということを成し遂げたおじの人生を称えたいと思います」と語ったという。ケニーは幼い頃、小人症ゆえに長くは生きられないと言われていたそうだ。「最後の数年は病気を患っていましたが、それ以前は健康的な人生だったと思います」とアビゲイルさんは振り返る。『スター・ウォーズ』シリーズ共演者のユアン・マクレガーは、「訃報を聞いてとても残念に思う。ケニーと一緒に働けて楽しかった」とツイートし、マーク・ハミルは「さようなら、ケニー・ベイカー、生涯の友よ。あなたの前向きなところや意志の強さが好きだった。彼こそが僕が探していたドロイドだよ!」と追悼した。(Hiromi Kaku)
2016年08月15日トム・ヒドルストンのエミー賞ノミネートドラマ「ナイト・マネジャー」や、ゲイリー・オールドマン主演のヒット映画『裏切りのサーカス』など、数々の映像化作品を持つスパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレの原作を、ユアン・マクレガー主演で映画化した『われらが背きし者』。このほど、スリリングな展開に手に汗握る予告編映像とユアンからのコメントが到着した。原作は、元MI6という経歴を持つスパイ小説の巨匠として知られる、ジョン・ル・カレが手掛けた大人気小説。昨今のパナマ文書にも通じる、国家を揺るがす大事件を背景に、友情、裏切、復讐、愛が複雑に絡み合う人間ドラマを、ベネディクト・カンバーバッチ主演ドラマ「パレーズ・エンド」の女性監督スザンナ・ホワイトがスリリングかつエモーショナルに描き出した。届いた予告編では、平凡な大学教授、ペリー(ユアン・マクレガー)とその妻ゲイル(ナオミ・ハリス)が、休暇に訪れたモロッコのマラケシュから物語は始まる。偶然、知りあったロシア・マフィアのディマ(ステラン・スカルスガルド)から、ある相談を持ちかけられるペリー。ディマに渡された組織のマネーロンダリング(資金洗浄)の情報が入ったUSBを手に英国に戻ると、MI6のヘクター(ダミアン・ルイス)にも協力を要請されてしまう。国家を揺るがす危険な駆け引きに巻き込まれていくペリーとゲイルを待ち構える衝撃のラストとは…?スリルあふれる危険な亡命劇を、『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞撮影賞を受賞したアンソニー・ドッド・マントルが、圧倒的な映像美と共に登場人物たちの心理描写をも映し出す本作。モロッコ、イギリス、フランス、スイス、フィンランドの5か国に渡りロケが敢行され、各地の美しい風景も見どころのひとつとなっている。また、本作の出演を決めた理由を「脚本をものすごく気に入ったんだ」というユアンからのコメントも到着。「構成もよかったし、メインのキャラクターが4~5人いるんだけど、どれも面白く、その関係性に心動かされた。ペリーというキャラクターに惹かれたのは、サスペンス映画の主役らしからぬ人物だったからだと思う。僕はそういう役にいつも惹かれるのさ」と語っている。作品に心底惚れ込んだというユアンの熱のこもった演技と、緊張が途切れることないストーリー展開を、まずはこちらからご覧あれ。『われらが背きし者』は10月21日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月10日世界20か国のオープニング興行収入No.1を記録した冒険スペクタクル『キング・オブ・エジプト』が、9月9日(金)より公開される。本作で主演を務めたのは、2017年8月公開予定の『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作『Pirates of the Caribbean:Dead Tell No Tales』(原題)で、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウの新たな相棒を務めることで注目を集めるブレントン・スウェイツ。本日8月10日、彼の27回目の誕生日を記念して、本作から新たな場面写真がシネマカフェに到着した。本作の舞台は、神と人間が共存する古代エジプト。愛する恋人ザヤ(コートニー・イートン)を救うため、天空の神・ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)とともに残虐な暴君、砂漠の神・セト(ジェラルド・バトラー)に立ち向かう盗賊の青年ベックを演じているのが、ブレントンだ。今回解禁となるのは、物語のカギを握る“腕輪” を持ちながら精悍な顔で何かを見つめている姿と、何者かに気づかれないように壁際に隠れて様子を伺う姿をとらえた場面写真。ベックは、セトの反乱により混沌としたエジプトで囚われの身となった恋人を救うべく、“神の眼”を奪われ、神としての士気を失っていたホルスとタッグを組む。はじめこそ「何で、オレ!?」と頼りなかったベックは、ホルスとさまざまな試練に立ち向かいながら、強い熱意と行動力で自らの生きる道を切り開いていく。そんな主人公を軽妙に演じているブレントンは、地元オーストラリアでキャリアを積み、2014年公開の『マレフィセント』でフィリップ王子役を演じたほか、ユアン・マクレガー&アリシア・ヴィキャンデル共演『ガンズ&ゴールド』、メリル・ストリープ&アレクサンダー・スカルスガルド共演『ギヴァー記憶を注ぐ者』、ローレンス・フィッシュバーン共演『シグナル』などに立て続けに出演、最新『パイレーツ・オブ・カリビアン』にも大抜擢され、さらに注目を集めている。そんなブレントンは、ユーモアあふれる愉快な性格らしく、私生活では自身の子どもとの様子や、ギターを演奏する姿をインスタグラムでつづるなどサービス精神が旺盛の様子。彼の初来日にも期待が高まる!『キング・オブ・エジプト』は9月9日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月10日