女優の橋本愛が6日、都内で行われた映画『バースデーカード』(10月22日より全国公開)の完成報告会見に、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、宮崎あおい、木村カエラ、吉田康弘監督とともに出席した。同映画は、毎年届く"バースデーカード"に書かれたメッセージを通して、亡くなった母親と遺された家族との絆や深い愛情を描いた珠玉の感動作。この世を去った母から毎年送られてくるバースデーカードを通して成長していく主人公の紀子を橋本が演じ、紀子が10歳のときにこの世を去った母親の芳恵を宮崎が演じる。今回、初共演を果たした橋本と宮崎は、それぞれの印象を聞かれると、橋本は「役柄の設定上、一緒にお芝居をするシーンがたったの1シーンのみで、現場では言葉を交わさず同じ空間を共有するということだけをしていたのですが、私はその1シーンがすごく好きで、脚本を読んでいても絶対にいいシーンにしたいと集中していました」と当時の心境を明かし、「初めて近距離で宮崎さんを見て、宮崎さん演じる母と向き合ったときに、気持ち悪いと思われるかもしれないんですけど、宮崎さんの手がすごく印象に残っていて、すごくキレイな手で繊細で大きな愛情を感じる手をされているなと思って、その姿を見て自然と涙が出てくるような感動を覚えていますし、それは宮崎さんだからこそ感じた気持ちでしたし、それをそのままシーンに持ち込めたことを感謝しています」と語った。一方の宮崎は、橋本さんと父親役のユースケが親子ゲンカをするシーンが好きと言い、「そのときに10代後半特有の揺れみたいなものを、橋本さんの瞳からすごく感じられて、母がいなくなってしまったことで、揺れている娘の思いを感じたので、ちゃんと面と向かってお芝居をして、その揺れみたいなものを感じて見たかったなと思いました」と吐露した。また、初めて自分以外のキャストの配役を聞いた際の心境を聞かれると、橋本は「宮崎さんのお名前を聞いたときに『会えねえじゃねえか!』って思って悔しかったです」と本音を明かして会場を沸かせ、「私は女家族で育ったので、真逆の父親と弟という設定に、何とも想像しづらい家庭環境の中、須賀さんは凄まじい弟感を教えてくださって、ユースケさんが父親と聞いたときは映画の性格が分かって、明るい前向きな方向性なんだなって率直に思いました」と打ち明けていた。
2016年10月06日映画『バースデーカード』の完成報告会見が10月6日(木)、都内で行われ、橋本愛、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、宮崎あおい、吉田康弘監督、主題歌「向日葵」を書き下ろした木村カエラが出席した。10歳のときに愛する母親を病気で失ったヒロイン・紀子が、亡き母親から毎年届くバースデーカードに励まされながら、成長を遂げるハートウォーミングな一作。紀子を橋本さんが、紀子の母親・芳恵を宮崎さんが演じ、母娘役で初共演を果たしたが、設定上、共演できたのは1シーンだけだったのだとか。共演の感想を聞かれ、2人揃って「まず台本を読んで、『会えない!』と思った」と残念がっていた。それでも橋本さんは、「現場では言葉を交わさず、空間を共有し、すてきなシーンにしたいと思った」といい、「印象に残っているのは、宮崎さんの手がすごくおきれいだったこと。繊細で大きな愛情を感じる手をされていて、自然と涙が出ました」とふり返った。一方、宮崎さんも「ちゃんと話をするようになったのは、(撮影後の)キャンペーンが始まってから。映画を観て、10代特有の“揺れ”を瞳から感じたので、私もそれを直接感じてみたかった」と話していた。“家族”4人が勢ぞろいした会見に、芳恵の夫・宗一郎役のユースケさんは「ママ(宮崎さん)に、2人を会わせたかったからね。今日はうれしいですよ」と目を細め、紀子の弟・正男を演じた須賀さんは「僕のほうが、橋本さんより1歳上なので『弟なのに年上に見えたら、どうしよう』と思っていたが、まったくそう見えず、安心しております」と笑いを誘い、場を和ませていた。『バースデーカード』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月06日1960年代後半、日本のアングラ文化を創造した“サブカルチャーの先駆者”、故・寺山修司。彼が1966年に遺した唯一の長編小説を、若手演技派・菅田将暉と韓国映画『息もできない』の鬼才ヤン・イクチュンのW主演で描く『あゝ、荒野』に、木村多江、山田裕貴、ユースケ・サンタマリアら、総勢8名の豪華な追加キャストが解禁となった。2011年には演出・蜷川幸雄、「嵐」の松本潤×小出恵介主演で舞台化もされた寺山修司の傑作小説を、『二重生活』で高い評価を得た岸善幸監督が満を持して映画化に挑む本作。映画の舞台は、現代の新宿。少年院あがりの新次(菅田将暉)と、吃音と赤面対人恐怖症に悩む“バリカン”(ヤン・イクチュン)は、ボクシングジムで運命の出会いを果たす。社会に見捨てられ、もがきながらもボクサーとしての道を進んでいく2人の奇妙な友情と愛、そして絶望的なまでの切なさの果てに、何があるのか――。今回発表される追加キャストは、いずれも個性派・実力派ばかり。新次とバリカンに影響を与えるヒロイン・芳子には、オーディションから抜擢された演劇界で注目を集める新世代の風雲児、木下あかり。また、新次の宿命のライバル・裕二には、『青空エール』や『闇金ウシジマくん part3』が公開中の山田裕貴、新次の母親・京子には、朝ドラ「とと姉ちゃん」でも好演を見せた木村多江、闇の研究会メンバー・恵子をグラビアアイドルの今野杏南。そして、新次とバリカンにとって人生を一転させるほどの影響を与えるキーマンで、ボクシングジムのトレーナー、通称”片目”こと堀口をユースケ・サンタマリア。さらに、でんでん、モロ師岡、高橋和也が脇を固める。目下、絶賛撮影中という本作の、今後の続報を期待して待ちたい。<以下、キャストコメント>■木下あかり岸監督にはじめてお会いした日、いつか必ずご一緒すると直感で思いました。いま、それが現実になり、岸組の一員になれることへの喜びと恐怖の入り混じった日々を過ごしています。監督の1シーン1カットへの愛情を感じながら、カメラマンの夏海(光造)さんのカメラワークの中にいられることがとても幸せです。プロフェッショナルな皆さんと時間を共にできることに感謝しながら、最後まで駆け抜けたいと思います。■山田裕貴本当にいつかボクサーの役をやってみたいと思っていて、ようやくオーディションのチャンスをいただき、裕二役を生きれることになり、死ぬ気でトレーニングをして気合を入れています。菅田くんとは初共演なんですが、いつかご一緒したいと思っていたので撮影はすごく楽しいです。菅田くん演じる新次はハートのボクシングで、僕(裕二)は冷静に闘うボクシング。アクションをアクションとしてやってしまうと型に見えてしまうので、時にはハートでぶつかり合ってリアルに演じていけたらと思っています。生きざま、言葉はなくとも、拳で…心で語り合う。ボクシングシーンではそんなシーンを作りたいです。■木村多江現場では、監督との話し合いで、演じる道すじが決められ、ドキュメンタリーの様に、感情が映し出されていく。でも、いつも行き先は決まっていない。私の演じる京子は、深い闇を抱えていて、自分の中の母と女に激しく揺さぶられている。でも演じながらも答えが なく自分の感情がどこに行くのか、私自身にもわからない。それでも愛おしい、京子という女に食らいつき生き抜こうと思います。■ユースケ・サンタマリア岸組は、近年稀にみる心地良い現場です。今回はトレーナーの役なので、一生懸命練習はしてなかったんだけど、ボディを打たせるっていうことが発覚して、慌てて鍛え始めました。腹筋は割れかけてきてる。共演する2人は、すごい芝居をする奴らだってっていうのは知ってるんだけど、最初から堀口(片目)という役どころで2人を見ているので、何だかとても可愛く見えて、可愛くてしょうがないという感じです(笑)。濃密な三人芝居が多いということですごく楽しみです。リアリティをしっかり出して行きたいと思います。『あゝ、荒野』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月27日10月22日(土)から全国公開される『金メダル男』で内村光良と共にW主演を果たす「Hey! Say! JUMP」の知念侑李が、9月26日(月)今夜放送される「有吉ゼミ秋の超豪華SP」にゲストとして登場する。「有吉ゼミ」は有吉弘行が司会を務める新・知的エンターテインメント。毎回出されるテーマについて芸能人たちが「現代社会を学ぶ」ためにロケを敢行。リアルな実体験から日本社会を分かりやすく学んでいくという番組だ。今回は知念さんをゲストに迎え「秋の超豪華企画連発2時間SP」を放送。「ヒロミの八王子リホーム」をはじめ氷川きよしがパティシエ修行で自ら考案のチョコレートケーキを作るほか、藤田ニコル、田中美奈子の2人が台湾激安ツアーを体験。田中美佐子はあばれる君と高級深海ザメの一本釣りに挑む。芸能人たちが挑む様々な“社会体験”をお見逃しなく。今回ゲストで登場する知念さんは2007年に「Hey! Say! 7」としてCDデビュー。その後同グループが現在の「Hey! Say! JUMP」へと発展し知念さんはメンバーとしてアーティスト活動をしながら、ドラマ「スクラップ・ティーチャー~教師再生~」や「スプラウト」「必殺仕事人」シリーズ、映画『超高速!参勤交代』シリーズなどに出演。俳優としても活躍している。そんな知念さんが内村さんとW主演する『金メダル男』は、2011年7月に上演された内村さんの一人舞台「東京オリンピック生まれの男」を内村さん自ら脚本、監督、主演で映画化。主人公・秋田泉一の若き日の姿を知念さんが、大人になってからを内村さんがそれぞれ演じる。日本中が東京オリンピックに沸いた1964年、長野県塩尻市に生まれた秋田泉一。幼少時代、徒競走で一等賞の金メダルを獲ったことをきっかけに「絵画コンクール」から「火起こし大会」まで数々の大会で金メダルを獲得し、一躍“塩尻の神童”と呼ばれるようになる。だがそれは、泉一にとって世の中のあらゆる一等賞を獲ることを目指す、“金メダル男”への始まりに過ぎなかった――という物語。内村さん、知念さんのほかヒロインを木村多江が演じムロツヨシ、土屋太鳳、平泉成、宮崎美子、笑福亭鶴瓶、大泉洋、上白石萌歌、清野菜名、竹中直人、田中直樹、長澤まさみ、柄本時生、山崎紘菜、森川葵、ユースケ・サンタマリアら豪華キャストの共演も見ものだ。「有吉ゼミ秋の超豪華SP」は9月26日(月)今夜19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年09月26日来月公開予定の橋本愛、宮崎あおいが母娘として共演する映画『バースデーカード』。この度、本作の挿入歌として銀杏BOYZの楽曲が起用されることが分かった。誕生日に毎年届く亡き母からの“バースデーカード”。それは、最愛の娘の成長を見守ることが出来ないことを悟った母が、ありったけの愛を込めて綴った未来の娘への“手紙”…。本作はバースデーカードに書かれたメッセージを通して、亡くなった母親と遺された家族との絆や深い愛情を描いた作品。宮崎さんが母、橋本さんが娘役としてキャスティングされているほか、父・宗一郎にユースケ・サンタマリア、弟・正男に須賀健太ら実力派俳優が集結している。そんな本作の挿入歌には、8年ぶりとなるワンマンツアー7都市8公演をまわる「世界平和祈願ツアー」を成功させた銀杏BOYZの「GOING STEADY」時代の名曲「銀河鉄道の夜」と「BABYBABY」。初めて母の故郷・小豆島を訪れた高校生の紀子が様々な人に出会い、成長する姿がこの楽曲に乗せて、小豆島の綺麗な風景をバックに爽快に描き出される。また、紀子は小豆島で引きこもりのロック好きの女子中学生・真帆と出会うのだが、そこで自分の殻に閉じこもる真帆と紀子が打ち解けるきっかけとして、銀杏BOYZの音楽が登場する。どのアーティストの楽曲を使用するかは、 吉田康弘監督以下のスタッフで話し合いが行われ、その結果吉田監督が熱狂的に聴いていた銀杏BOYZに決定したという。吉田監督は「小豆島の片隅で引き籠る女の子の心の支えになっている音楽という設定で使用させて頂きました」と話し、「銀杏BOYZの純粋性と楽曲の持つ躍動感が、橋本愛さん演じる主人公・紀子の心情と重なり、とても豊かなシーンになりました。大好きな銀杏BOYSの大好きな楽曲を劇中で使用させて頂き、大変感謝しております」とコメント。さらに、劇中の真帆の部屋には、銀杏BOYZや「GOING STEADY」の懐かしのポスターやCDなどがところ狭しと飾られていたり、真帆から紀子が借りて着るTシャツは銀杏BOYZの伝説的ライブとなった、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005」のものであったりと、銀杏BOYZファンにとってもたまらない作品となっているようだ。『バースデーカード』は10月22日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月23日先日放送を終えたドラマ「はじめまして、愛しています。」は、尾野真千子と江口洋介が夫婦役で初共演し、“特別養子縁組”制度をテーマに家族を描いた。オリジナル脚本を担当したのは、社会現象にもなった「家政婦のミタ」の遊川和彦氏。ドラマは児童虐待など現代の問題も含みながら、血縁だけではない家族の姿を映し出し、ラストの壮絶な展開は視聴者を釘付けにした。そして、いま映画界にも、さまざまなカタチのユニークな家族が続々と登場している。まずは、『ワンダーウーマン』さながら(?)の力強い女性・母性を体現している『湯を沸かすほどの熱い愛』(10月29日公開)の宮沢りえ。彼女が演じた銭湯「幸野湯」の“お母ちゃん”双葉は、ある日突然、自分の余命が残りわずかという宣告を受ける。しかし、この“お母ちゃん”の熱量はむしろ一段と高まり、学校でいじめられている娘・安澄(杉咲花)のために、観る者が若干引いてしまうほどの荒療治を見せたり、初めて出会ったヒッチハイカーの青年・拓海(松坂桃李)の心をあっという間に開かせたりもする。一貫しているのは、“その後”も家族が幸せに暮らせるよう、それぞれに大きな愛を遺していること。その一方で、1年前、ふいに姿を消した「幸野湯」の主人・一浩(オダギリジョー)は、そんな双葉に探し出され、家に連れ戻されても、何とも頼りない。しかも、「妹」と見知らぬ女の子・鮎子(伊東蒼)を連れてきたり…。それでも、最後には“お父ちゃん”が一念発起する姿を目にすることができる!?はず。また、橋本愛と宮崎あおいが娘・母役を演じる『バースデーカード』(10月22日公開)では、橋本さん演じる紀子と、父・宗一郎(ユースケ・サンタマリア)、弟・正男(須賀健太)が遺された家族に。宮崎さん演じる母・芳恵は、紀子が10歳のときに亡くなって以来、毎年バースデーカードを通して娘の成長を導いてきた。だが、紀子はあるとき、そんな母の想いを窮屈に感じるようになってしまう。やがて、バースデーカードから、“いまを生きる”ための太陽のような母の愛の集大成を受け取るときがやってくる。キーポイントとなるのは、芳恵を看病しながら支え続けた夫であり、不器用ながらも子どもたちを育ててきた父親の存在や、再会した紀子の初恋の人・立石(中村蒼)の存在。そして、クイズ番組「アタック25」への挑戦なのだ。とはいえ、妻に先立たれた男でありながら、本木雅弘演じる『永い言い訳』(10月14日公開)の主人公、人気作家・津村啓こと衣笠幸夫の“言い訳”はずいぶんと厄介。不倫相手(黒木華)との密会中に知らされた妻・夏子(深津絵里)の突然の死。親友と出かけた旅先でのことだった。親友の遺された家族、夫の大宮陽一(竹原ピストル)は悲しみに暮れ、小学生の長男が幼い妹の面倒を見ている。幸夫は、この兄妹の世話を買って出る。テレビにも出て、ちやほやされていたタレント作家は、団地住まいの大宮家へ通い、いつしか主夫のようになって一家に溶け込む。この不思議な“疑似家族”が、お互いの悲しみをいやしてくれるように見えたが、そうは簡単にいかないのがミソ。幸夫が乗り越えていく試練、大宮家が乗り越えていく試練がまた胸を打つ。しかし、恋人と同棲する家に突然、父親が押しかけてきてしまったら、それは困りもの。『お父さんと伊藤さん』(10月8日公開)では、34歳の彩(上野樹里)と20歳年上の彼氏の伊藤さん(リリー・フランキー)の同棲先に、74歳の父(藤竜也)が転がり込み、奇妙な同居生活が始まる。頑固なお父さんは何かと小言が多く、とんかつのソースの味1つで言い争いに。そんな3人が狭いアパートで共同生活をする様子はおかしくもありながら、少しずつ涙腺を刺激。また、彩も嫉妬するほどの友情をお父さんと築き、彩の心を救っていく、“ザ・マイペース”の伊藤さんが何だか頼もしく見えてくるから不思議だ。同居人といえば、『ぼくのおじさん』(11月3日公開)の主人公(松田龍平)は、小学生の甥っ子・雪男から「ぼくの家で一番役立たずの居候」といわれる始末。大学の臨時講師で週1で哲学を教えているだけの“自称・哲学者”のおじさんは、万年床でゴロゴロしては漫画を読み、義理の姉(雪男の母)に叱られてばかり。そんな不可思議な存在のおじさんを、雪男は「自分のまわりにいる大人について」の作文のテーマに選ぶが、なんとそのおじさんが恋に落ち、一路ハワイへ!まるで子どもみたいな困ったおじさんと、しっかり者の少年のハワイでの珍道中はどうなることか、要注目!さらに、『ボクの妻と結婚してください。』(11月5日公開)では、末期がんの放送作家・三村修治(織田裕二)が、妻(吉田羊)や息子の“その後”の幸せのために、なんと自ら妻の結婚相手を探すという奇想天外な“企画”を立ち上げ、動き出す。『彼らが本気で編むときは、』(2017年2月公開)では、トランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)とその恋人マキオ(桐谷健太)、マキオの姪っ子で孤独を抱えた少女トモとの3人の共同生活を描いていく。彼らが織りなす家族の姿は、平穏な毎日では忘れがちな大切な気持ちを、厳しくも優しく思い出させてくれる。家族に重大な“何か”が起こる前に、日ごろからその思いを素直に伝えてみては?(text:cinemacafe.net)
2016年09月18日橋本愛と宮崎あおいが娘・母役で競演する映画『バースデーカード』。この度、本作の原作小説が角川文庫、角川つばさ文庫、コミックスが花とゆめコミックススペシャルより発売されることが分かった。誕生日に毎年届く亡き母からの“バースデーカード”。それは、最愛の娘の成長を見守ることが出来ないことを悟った母が、ありったけの愛を込めて綴った未来の娘への“手紙”…。本作はバースデーカードに書かれたメッセージを通して、亡くなった母親と遺された家族との絆や深い愛情を描いた作品だ。キャストには、バースデーカードを通して成長していく娘・紀子役(17-25歳)に橋本さん、紀子が10歳のときに若くして病死し、バースデーカードを書き残す母・芳恵に宮崎さん。家族を温かく見守る紀子の父・宗一郎にはユースケ・サンタマリア、一家のムードメーカー的存在の紀子の弟・正男に須賀健太と個性豊かな実力派俳優が集結している。本作は、『パッチギ』『嫌われ松子の一生』にも参加している吉田康弘が監督&脚本を手掛けたオリジナルストーリー。今回出版されるのは3冊。吉田監督自身が書き下ろした原作小説が9月25日(日)より角川文庫にて発売。そして、家族の絆を描いた本作を大人だけでなく子どもたちにも読んでほしいという想いから、児童書としても角川つばさ文庫より10月5日(水)から発売となる。吉田監督は「子を持つ全ての親へ、親を持つ全ての子へ、想いを込めて書きました。特別な家族ではなく、どこにでもいる普通の家族のお話ですが、普通の人生の中にも、たくさんの煌めきがあるということが読者に伝わればいいな、と思います」と想いを語り、「小説ならではの展開や、映画とは中身が違ったバースデーカードもでてきますので、お楽しみ頂けたら幸いです」とコメントを寄せている。さらには、コミックスも児童書と同じ日に発売。コミカライズは、「みかん・絵日記」など、独特の温かい画のタッチが人気の安孫子三和が担当。なお、安孫子氏が映画のコミカライズ化を担当するのは今回が初めてとなった。今回解禁されたコミックスの表紙は、先日発表されたばかりの映画のビジュアルとリンクしたデザインとなっており、猫のキャラクターも描かれているデザインとなっている。安孫子氏が本作を鑑賞し、そこからストーリーに独自の視点からのアイデアも取り入れつつ描いたという。安孫子氏は「コミカライズのオファーを頂いて、とても光栄でした。映画を拝見して、監督の大事な宝物を壊さずに、かつ自分の味を出せればと思いながら、描きました」と執筆時をふり返り、「私自身とても楽しみながら執筆ができた作品で、話を頂いたときから、どこかに猫は登場させようと思っていました(笑)漫画を読んで、映画にもぜひ興味を持って頂ければと思います」と語っている。『バースデーカード』は10月22日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月16日世界的人気ドラマ「コールドケース」の日本版である「コールドケース~真実の扉~」。ついに放送が来月へと迫ってきた本作だが、この度各話のエピソードを飾るゲストの豪華俳優陣が発表された。2003年から2010年まで、全7シーズンにわたってアメリカ・CBSで放送されていた刑事ドラマシリーズが原作の本ドラマ。オリジナル版ではフィラデルフィアが舞台だったが、本作では舞台を神奈川に移し、主人公の刑事とそのチームのメンバーが毎話異なる未解決事件の真相をたどり、事件を解決していくストーリーとなっている。主演の吉田羊が捜査一課の警部・石川百合役を演じるほか、捜査一課のメンバーに永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和ら豪華メンバーが集結。また、準レギュラーキャストとして宮沢和史、藤澤恵麻、平田薫ら追加キャストも出演する。そして今回、新たに各話に登場するゲストに、「仮面ライダーフォーゼ」の吉沢亮、『高校デビュー』の大野いと、映画にドラマ、舞台、CMと多方面活躍する仲里依紗、「踊る大捜査」シリーズやバラエティ番組でも活躍するユースケ・サンタマリア、現在放送中のドラマ「仰げば尊し」に出演中の村上虹郎、『愛の渦』『二重生活』の門脇麦、そして名優・仲代達矢、江波杏子(登場順)と、いま注目を集める若手俳優から日本を代表する実力派俳優まで多彩な顔触れのキャストが発表。精神が不安定ながらも、1人の女性に魅了されていく順一という役どころの吉沢さんは、「難しい役どころでしたが、監督と話し合いながら役を作っていく撮影はとても楽しかったです。また、先輩方のお芝居がとても刺激的で、学ばせて頂くことが多い充実した現場でした」とふり返り、6歳の子どもを持つ母親役を演じた仲さんは「少し不安がありましたが、自分なりに演じることができました。辛い過去がある役だったので演じていて苦しい時もありましたが、娘役の安藤結埜ちゃんの明るさに助けられました」とコメント。本作の監督波多野貴文とは今回が2回目だという門脇さんは「またご一緒出来ることがまず何より嬉しく幸せでした。回想シーンで登場する役ということもあり、断片的に描かれた役をどう消化して埋めていくか不安もありましたが、衣装、ヘアメイク、セットにも助けられながら、台本と現場の空気と世界観にひたすら身を委ね続けた濃密な時間でした」と語った。また、ユースケさんは「とても奇妙で、異常な体験をしました。ものすごく楽しかったです!(視聴者の皆様へ)なるべく僕のことを嫌いにならないで下さい…」とどんな役どころなのか気になるコメントを残した。またそのほか、田口トモロヲ、吹越満、渋川清彦、筒井道隆、野間口徹、中村倫也、健太郎、福士誠治、酒井美紀、MEGUMI、中村ゆり、菜葉菜、徳永えり、須藤理彩、奥菜恵ら総勢45名の参加も発表されている。吉田さんを始めとする神奈川県警・捜査一課のメンバーとゲストたちがどのように関わっていくのか、放送が楽しみだ。連続ドラマW「コールドケース ~真実の扉~」は10月22日(土)22時~WOWOWにて放送開始(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年09月02日内村光良が初の原作・脚本・監督・主演を務め、知念侑李(Hey! Say! JUMP)とW主演を務めることで話題を呼んでいる『金メダル男』。このほど、内村さん演じる主人公・秋田泉一を惑わせる、5人の最旬女優たちが演じる“女神(ミューズ) ”たちが解禁。それぞれからコメントが到着した。オリンピックに沸く2016年、何事にも1等賞を目指す男を描く、抱腹絶倒“全力”エンタテインメントとなる本作。内村さん、知念さんをはじめ、ヒロインには木村多江、さらにムロツヨシ、土屋太鳳、平泉成、宮崎美子、笑福亭鶴瓶に、大泉洋、竹中直人、田中直樹、長澤まさみ、ユースケ・サンタマリア、マキタスポーツら、まさかの豪華“金メダル”級のキャストが起用され、注目を集めている。そしてこのたび、本作に出演する上白石萌歌、大友花恋、清野菜名、山崎紘菜、森川葵(登場順)という若手女優陣の役どころとともに、物語の主人公・秋田泉一にかかわる魅惑の場面写真が一挙に解禁となった。上白石さんと大友さんの2人は、それぞれ水泳部の先輩役、剣道大会の対戦相手として、中学生となった泉一が初めて異性を意識してしまう存在として登場。清野さんは泉一が憧れるアイドル・北条頼子役、山崎さんは上京後も失敗続きの泉一の前に突如現れる、謎の美女役。そして森川さんは、高校卒業後に上京した泉一が出会った村田俊太郎(ムロツヨシ)率いる「劇団 和洋折衷」の先輩団員役を演じるという。いずれも、泉一の人生のターニングポイントに現れ、良くも悪くも泉一の人生に転機をもたらす重要な役どころ。“煩悩まみれ”で“誘惑に弱い”泉一の姿を浮き彫りにさせる存在となっている。中でも、森川さんと大友さんは、内村さんがMCを務めるバラエティ番組「痛快TVスカッとジャパン」(フジテレビ系)内の人気コーナー「胸キュンスカッと」での演技力に魅了されたことから、内村“監督”自ら抜擢。また、写真を見た瞬間、「この子!」と即決したという山崎さんに加え、明るい素直な性格で歌録り・ダンス練習と監督はじめスタッフの人気者だった清野さん、撮影前に水泳の練習に励みターンをマスターして撮影に挑んだ上白石さんと、いま最も輝く若手注目女優が内村監督のために集結。そんな監督のアツい想いに答えた彼女たちから、現場での内村さんの印象を語るコメントが到着。併せて、内村監督から彼女たちに向けてのコメントも到着している。■上白石萌歌/水泳部の先輩黒木よう子役スクール水着を着てプールに入って泳ぐっていうのが初体験だったので、凄く緊張しました。(内村監督の印象は)テレビで見たままで、本当にお優しい、凄く笑顔が素敵な方です。バラエティで見る「ワーッ」っていうような感じじゃなくて、落ち着いた、おしとやかな方なんだなって思いました(笑)。(内村監督 談)泳ぎの練習をしてきてくれてとても助かりました。照明のあて方にもこだわり、“煩悩”を表現してみました(笑) 。■大友花恋/剣道の対戦相手間宮凛子役初めて剣道に挑戦するので、ちゃんと格好良く見えるか心配でした。(内村監督から)役の説明とか剣道のやり方を教えて頂いて、「ああこうやれば良いんだな」っていうが見えたので凄くありがたかったです。(内村監督 談)実体験を元にした場面。つばぜりあいで女剣士にトキメキを覚えたことのある全国の剣道少年を代表して撮影しました。実に凛々しく演じてくれました。■清野菜名/泉一の憧れのアイドル北条頼子役いつもテレビで司会をしている人(笑)という印象でしたが、お会いするととにかくやさしい方で、どんな言葉でもその場で笑いにしてくれるので神様みたいだなと思いました(笑)。 ダンスレッスン、レコーディングと何度か内村さんにお会いする機会があったんですが、毎回、場を盛り上げてくださって、自分を乗せてくれたのですごく楽しかったです。(内村監督 談)振付、レコーディング、撮影とどれも楽しかったです。汗だくになりながらも嫌な顔一つせず何度も踊ってくれて有難かったです。■山崎紘菜/謎の美女橋本めぐみ役台本を読ませていただいた時に、本当に素敵なストーリーだと思ったんです。こんな豪華なキャストの皆さんの中に入れるっていうのは、凄く幸せだなって思いました。(現場は)すっごい楽しかったですね(笑)。内村監督の実体験を元にされた場面だと聞いて驚きました。(内村監督 談)実体験を元にした場面。写真を見た瞬間に「この子!」と叫んでしまいました(笑)。実際にもショートカットの非常に美しい女性でした(笑)■森川葵/「劇団和洋折衷」の先輩篠宮亜紀役ずっと「スカッとジャパン」で内村さんの番組に出させていただいていて、いつかお会いしたいなと思っていたので、今回会えて凄い嬉しかったです。(内村監督の印象は)凄く優しい方だなぁって思いました。葵ちゃんが出る場面が一番シュールだと現場でおっしゃられていたのが印象的でした。もっとコメディのお芝居について教えて貰いたいです。(内村監督 談)笑いの場面だったので全編の中で一番テイク数を重ねてしまいましたが、アドリブ対応力が非常に高い女優さんで素晴らしかったです。『金メダル男』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月26日天国に旅立った母が娘の20歳の誕生日まで送り続けた愛の手紙を通して、娘の成長を描く映画『バースデーカード』。このほど、宮崎あおい演じる母の想いを、木村カエラの主題歌「向日葵」が彩る本予告と本ポスターが解禁となった。21世紀のキに、子どもと書いて紀子。パパがつけてくれた名前。小学生時代のあだ名は「泣き虫のりこ」。引っ込み思案な性格で、クラス対抗のクイズ大会では、パパとママ、弟の正男と家族総出で協力してくれたのに、勇気が出せず1問も答えられなかった。落ち込む私をいつも励ましてくれるのがママ。優しくて、明るくて、大好きなママは、このままずっと隣にいて安心させてくれる、と当たり前のように思っていた。10歳の誕生日までは…。ママと過ごす最後の年になってしまった10歳の誕生日、ある約束をした。それは20歳を迎えるまで、私たち姉弟に毎年手紙を贈ること。そして翌年、母がいない11歳の誕生日に、本当に手紙が届く。「11歳ののんちゃんへこれからのんちゃんが二十歳になるまで、毎年手紙を贈るので楽しみにして下さい」。それから毎年届く10通の手紙は、私にたくさんの出会いと大切なものを届けてくれた――。誕生日に毎年届く、亡き母からの“バースデーカード”を通して成長していく娘・紀子に橋本愛、紀子が10歳のときに若くして病死し、バースデーカードを書き残す母・芳恵に宮崎あおい、家族を温かく見守る紀子の父・宗一郎にユースケ・サンタマリア。一家のムードメーカー的存在の紀子の弟・正男に須賀健太と、個性豊かな実力派俳優が家族を演じる本作。解禁となった本予告は、宮崎さん演じる母親を演じる子どもたちの前で「ママ約束する、誕生日に毎年手紙書く」と告げるカットから始まる。その約束通り、母が亡くなった後、紀子の誕生日である11歳から毎年届き始めるバースデーカード。そこに書いてある母からのメッセージを通して、紀子が多くの人と出会い、交流しながら成長していく過程を垣間見ることのできる映像となっている。手紙を読み上げる、宮崎さんの優しい声も胸に迫る。しかし、19歳になった紀子は突然、その手紙を拒否してしまう。病床に伏せる母が「どうして私は会えないの?19歳の紀子に。20歳の紀子に」と涙を見せながら弱音を見せるシーンもあるのだが…。また、紀子の父を演じるユースケさんや、弟役の須賀さん、恋人役を演じる中村蒼、母の古くからの友人役の木村多恵、「パネルクイズアタック25」司会として本人役で出演する谷原章介の劇中映像もこの予告編でWEBで初お披露目されている。さらに、本ポスタービジュアルでは、母からのバースデーカードを手に持ち微笑む娘・橋本さんと、幼い娘に対して語りかける優しい母・宮崎さんのビジュアルを中心に、向日葵や手紙のイラストをあしらった可愛らしいビジュアルとなっている。「そばにいなくても、伝えられる愛がある」、天国の母が10枚の手紙に込めた本当の気持ちに、思いを巡らせてみて。『バースデーカード』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月26日日本を代表する実力派女優、橋本愛と宮崎あおいが娘と母親役で競演することで話題を呼んでいる『バースデーカード』。なんと本作に、視聴者参加型の人気クイズ番組「パネルクイズアタック25」が登場、同番組で司会を務める俳優の谷原章介が本人役で出演していることが明らかになった。誕生日に毎年届く、亡き母からの“バースデーカード”。それは、最愛の娘の成長を見守ることができないことを悟った母が、ありったけの愛を込めて綴った未来の娘への“手紙”だった…。バースデーカードを通して成長していく娘・紀子を演じるのは、行定勲監督と高良健吾とともに地元・熊本ロケを行った『うつくしいひと』も話題の橋本さん。また、紀子が10歳の時に若くして病死し、バースデーカードを書き残す母・芳恵には、李相日監督『怒り』の公開も控える宮崎さん。家族を温かく見守る紀子の父・宗一郎にはユースケ・サンタマリア。一家のムードメーカー的存在の紀子の弟・正男に須賀健太と、個性豊かな俳優陣が集っている。そんな本作に、現在も放送中の視聴者参加型のクイズ番組「パネルクイズアタック25」がそのまま登場。主人公・紀子役の橋本さんが「アタック25」に挑戦するシーンを実際のABC(朝日放送)のスタジオセットで撮影し、番組3代目の司会者である谷原さんも本人役で出演!しかも、40年も続くこの長寿番組が映画のスクリーンに登場するのは、今回が初めてとなる。実は、母から届くバースデーカードを通して紀子が成長をしていく過程で、前向きに生きようとするエピソードの1つとして、「アタック25」への挑戦の過程や厳しい選考もリアルに描かれていくという。撮影は、普段の番組収録さながらに行われ、解答席(赤・緑・白・青)の青には橋本さんが座り、観覧席には父を演じるユースケさんと恋人役の中村蒼が登場、スペシャルコラボが実現した。◆谷原章介コメント1975年に放送がスタートし、40年間続いてきた番組が、このような形で映画に登場させてもらえることは本当に光栄なことです。児玉清さん、浦川アナウンサーが歴史を紡いできたからこそだと思います。私が司会を務める今、この映画に出演できたことにとてもご縁を感じています。◆橋本愛コメント本物のセットをお借りして撮影できたことはお芝居をする上でとてもありがたいことでした。「アタック25」のその場の本当の緊張感を実際に味わいながら撮影ができ、幸せでした。◆吉田康弘監督コメント本作の物語の中で母と娘が目指す共通のものとして、長く続く素人参加型のクイズ番組「アタック25」は非常にふさわしく、これしかありませんでした。私自身も大阪出身のため、この番組をずっと見ており、なじみ深いものでした。映画の冒頭、母が病室で見ている番組の司会者は児玉さんで、半ばでは浦川さん、そして成長した娘が番組に挑戦するときには谷原さんと、少女の成長と「アタック25」の司会の方の変遷もマッチングしており、まさに運命でした。『バースデーカード』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日俳優・谷原章介が、女優・橋本愛と宮崎あおいの初共演映画『バースデーカード』(10月22日公開)に、ABC・テレビ朝日系クイズ番組『パネルクイズ アタック25』(毎週日曜13:25~13:55)司会の本人役として出演することが23日、発表された。本作で橋本が演じる主人公は、亡き母から毎年届くバースデーカードによって幸せに向かって歩んでいく娘・紀子(橋本)。一方の宮崎が演じるのは、明るく気丈に振る舞い、行動的だったが自らの命の限界を悟り、娘にバースデーカードを書き残す優しい母・芳恵だ。吉田康弘監督がメガホンを取り、2人のほか須賀健太らも出演する。『パネルクイズ アタック25』は、紀子が成長していく過程で、前向きに生きようとするエピソードの1つとして登場。なお、同番組が映画で映されるのは、40年続く歴史の中でも初となる。撮影は、実際のABCのスタジオセットを借りて、番組収録さながらに敢行。解答席には橋本が座り、観覧席には彼女の父を演じるユースケ・サンタマリアと恋人役の中村蒼も姿を見せる。同番組の3代目司会者を務めている谷原。番組の映画への初登場を「本当に光栄」と感慨を示す。また、「児玉清さん、浦川(泰幸)アナウンサーが歴史を紡いできたからこそ」と歴代の司会者たちに敬意を払いながら、「私が司会を務める今、この映画に出演できたことにとてもご縁を感じています」と喜んでいる。一方の橋本は、「本物のセットをお借りして撮影できたことはお芝居をする上でとてもありがたいこと」とコメント。番組の「その場の本当の緊張感を実際に味わいながら撮影ができ、幸せでした」と充実感をのぞかせる。さらに大阪出身であり、かねてより同番組になじみ深かったという吉田監督は、「本作の物語の中で母と娘が目指す共通のものとして、長く続く素人参加型のクイズ番組『アタック25』は非常にふさわしく、これしかありませんでした」と力説。「母が病室で見ている番組の司会者は児玉さんで、半ばでは浦川さん、そして成長した娘が番組に挑戦する時には谷原さん」と劇中での時間の流れと実際の司会者の変遷をリンクさせたことを明かし、「まさに運命でした」と自信を見せた。(C)2016「バースデーカード」製作委員会
2016年08月23日陸上男子400mリレーでの銀メダル獲得をはじめ、テニス男子のシングルスでは錦織圭選手が96年振りとなる銅メダル、体操男子・内村航平選手が史上4人目の快挙となる個人総合金メダルで2連覇を果たすなど、さまざまな競技で新たな歴史と感動が生まれたリオオリンピック。実は映画界も、そんな“オリンピックイヤー”にふさわしい、とにかく“全力すぎる”映画が次々に公開となる。この夏、オリンピックに釘付けになっている人も必見、あの興奮と感動がスクリーンで味わえる(!?)全力ムービーに迫った。【エントリーNo.1】内村ワールド全開!!“とにかく一等賞が欲しい男”の奮闘記!?『金メダル男』まずは、あらゆるジャンルで一等賞になることを目指した男・秋田泉一の生きざまを描いた、その名も『金メダル男』(10月22日公開)。何度挫折を繰り返すも、決して諦めない主人公を演じたのは、内村光良。若き日の泉一役には「Hey! Say! JUMP」の知念侑李を迎え、意外と似ている(?)“二人一役”で、オリンピックイヤーにふさわしい全力すぎる男を演じきっている。小学生のとき、徒競走で一等賞を獲ってからというもの、金メダルを獲ることが病みつきになってしまった泉一。しかし、そんな奇跡も長くは続かず、パタリと獲れなくなってしまう。いつの間にか、手にした一等賞の数よりも挫折の数の方が多くなってしまった泉一だが、決して諦めず、ただひたむきに一等賞を目指した波乱の人生をコミカルに描く。また、木村多江、ムロツヨシ、土屋太鳳、大泉洋、長澤まさみ、ユースケ・サンタマリア、竹中直人など、主演級の超豪華俳優陣が脇を固めることも話題。さらに内村さんは主演のみならず、原作・監督・脚本の4役を務めており、編集室にこもり“映画の間”にも並々ならぬこだわりを見せるなど、作り手としても全力を注いでいる模様だ。【エントリーNo.2】こんな時代劇見たことない!?必死すぎる武士から目が離せない『超高速!参勤交代リターンズ』「5日以内に参勤交代しなければ、藩を取り潰す!」と、幕府から無理難題を吹っかけられた貧乏小藩が、金も人も時間もない中、“超高速”で参勤交代しようと奮闘する姿が共感と笑いを呼んだ『超高速!参勤交代』の続編『超高速!参勤交代リターンズ』(9月10日公開)。行って帰ってくるまでが、参勤交代。今回は「交代」に出た湯長谷藩一行が、宿敵である老中・松平信祝の画策によってさらなるピンチに陥る姿を描く。藩主・内藤政醇を演じる主演の佐々木蔵之介を始め、前作に引き続き、深田恭子、西村雅彦、伊原剛志や知念さんなど、個性派キャストが脇を固めるほか、古田新太など新キャストも参戦し、さらにパワーアップ&スピードアップ!?貧乏藩ならではの知恵で、迫りくる幾多の危機をがむしゃらに乗り越えようとする姿は必見だ。【エントリーNo.3】胸キュンしたい女子必見!甲子園×ブラバンの全力青春ムービー『青空エール』野球と吹奏楽の名門校を舞台に、吹奏楽に憧れ初心者ながらも入部し、トランペットを始める小野つばさ(土屋太鳳)と、甲子園を目指す野球部員・山田大介(竹内涼真)がお互い惹かれあいながらも夢に向かって応援しあう“両片思い”の純愛を描いた『青空エール』(公開中)。「涙でページがめくれない!」と話題を呼んだ同名人気コミックを青春映画の名手・三木孝浩監督が映画化。葉山奨之、堀井新太、松井愛莉、志田未来、上野樹里ら、2人を取り巻くのも注目キャストばかり。主人公2人の純愛はもちろんのこと、時にはくじけながらも、全力で吹奏楽と向き合うつばさの姿や、その努力する様子を励みに甲子園に向かって突き進む大介の姿に、時には心打たれ、時には胸キュンすること間違いなし!オリンピックで味わった興奮、そして感動を超える(?)全力ム-ビーに浸ってみては?(text:cinemacafe.net)
2016年08月21日●視聴率の明暗、プロデューサーのファインプレー6月30日まで放送される深夜ドラマ『ドクターカー』(日本テレビ系)と7月1日まで放送される『ナイトヒーローNAOTO』(テレビ東京系)を除いて、今期の春ドラマがほぼ終了。新年度のスタートにふさわしく力作ぞろいの中、視聴率は今年トップとなる平均17.2%を叩き出した『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)の圧勝に終わった。2番手は『世界一難しい恋』(日本テレビ系)の平均視聴率12.9%で、その他は「2ケタに届くかどうか」というレベル。国民的アイドルの嵐メンバー主演作がワンツーを飾ったことで、視聴率はいよいよ人気度をはかる指標という色合いが濃くなってきた。その一方で、クチコミサイトやSNSなどで評価が高かったのは、『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)、『重版出来!』(TBS系)、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系、以下『できしな』に略)、『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系)、『コントレール~罪と恋~』(NHK)、『火の粉』(フジテレビ系)。サスペンス、お仕事モノ、ラブストーリー、ホラーなど、さまざまな要素の作品が支持を集めた。ここでは、「エンタメか人間ドラマか? 視聴率と評価に明暗」「アンハッピーエンドの復活」「"非美人系"ヒロインが躍動」という3つのポイントから検証し、全19作を振り返っていく。今回も「視聴率や俳優の人気は無視」のドラマ解説者・木村隆志がガチ解説する。■ポイント1:エンタメか人間ドラマか? 視聴率と評価に明暗今期最大の特徴は、「手堅く視聴率を稼ぐ」今どきのエンタメ作品と、「視聴者の共感を誘う」人間ドラマ作品に二分されたこと。エンタメ作品は、『99.9』、『僕のヤバイ妻』、『世界一難しい恋』、『トットてれび』、『できしな』。いずれも「話題性は上々で、一定の視聴率を稼いだ」という意味では、制作サイドの目論見通りと言っていいだろう。ただ、見やすさやテンポ重視のため、ドラマ通やドラマ識者になるほど評価が下がるのも事実。テレビ局が視聴率を追い続ける限り、「質やドラマ性はさておき、瞬間的に楽しませる」という制作スタンスは変わらないだろう。一方、人間ドラマ作品は、『重版出来!』、『グッドパートナー』、『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系、以下『早子先生』)、『OUR HOUSE』(フジテレビ系)と、いずれも視聴率では苦戦。ただ、『重版出来!』と『グッドパートナー』は前述の通り、視聴者だけでなく、ドラマ通や識者の評価は高く、続編を期待する声も多い。かつて人間ドラマ作品は、連ドラの王道だったが、今や『早子先生』や『OUR HOUSE』のように低視聴率に陥るリスクの高いバクチのようなものになっている。ちなみに、『ラヴソング』(フジテレビ系)と『お迎えデス。』(日本テレビ系)は、ともに見どころ十分だった反面、エンタメと人間ドラマの両方を狙いにいって焦点がぼけた感が強い。■ポイント2:アンハッピーエンドの復活冬ドラマでは、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)、『ダメな私に恋してください』(TBS系)、『家族ノカタチ』(TBS系)、『スミカスミレ』(テレビ朝日系)のラブストーリーがすべてハッピーエンド。その他、医療・刑事ドラマ、ミステリーなども大団円ばかりで、殺人犯の逃亡を描いた『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)、クローン人間と臓器提供がテーマの『わたしを離さないで』(TBS系)ですら、どこか希望を残すような結末だった。これは制作サイドが、このところ「結末に対する視聴者の反応が大きくなっていた」「特にアンハッピーエンドに対するバッシングが多かった」ことを踏まえたのは明白。視聴者に配慮する形が採用されたのは間違いない。その反動か春ドラマでは、アンハッピーエンドが目立った。主演コンビが結ばれなかった『ラヴソング』と『コントレール』、結ばれる手前で終わった『できしな』と『早子先生』、悪事の被害者が報われないままの『僕のヤバイ妻』と『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系、以下『毒島ゆり子』)、主人公が息絶えた『火の粉』は、決してハッピーとは言えない結末。もちろん、『世界一難しい恋』や『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)などのハッピーエンドもあったが、これほどアンハッピーエンドが多かったのはひさびさと言える。これは制作サイドの「ハッピーエンドより、この結末のほうが面白い」という提示ではないか。高視聴率狙いやバッシング回避で視聴者に迎合するのではなく、「より面白いものを、自信を持って提示しよう」という姿を取り戻せたのは、ドラマ界にとって朗報かもしれない。■ポイント3:"非美人系ヒロイン"が躍動今期は失礼ながら、美ぼう自慢がそろう女優界の中では、「美人とホメられることの少ない」タイプのヒロインが躍動した。『重版出来!』の黒木華、『ゆとりですがなにか』の安藤サクラ、『ラヴソング』の藤原さくらは、それぞれ存在感たっぷり。オダギリジョーと坂口健太郎、岡田将生と松坂桃李、福山雅治と菅田将暉という主演クラスの美男と堂々渡り合う姿は、連ドラでは極めて珍しい光景だった。非美人系ヒロインを起用する最大のメリットは、演技力と女性好感度の高さ。黒木と安藤の起用は間違いなく演技力の高さを買われてのことであり、藤原もアーティストとしての歌唱力を優先させたからだろう。また、美意識を振りまいたり、男性に媚びを売ったりしない彼女たちは、視聴者に日常のリアリティと親近感をもたらせるのが強み。浮世離れした美女でない分、自分をヒロインに置き換えて見られるし、だからこそ応援したくもなる。そんな彼女たちに脇役だけをやらせておくのは、実にもったいないところ。今回は3人をヒロインとして抜てきしたプロデューサーのファインプレーだったが、今後も追随する作品が現れるか。残念ながら夏ドラマには非美人系ヒロインはゼロで、脇役でも『家売るオンナ』(日本テレビ系)のイモトアヤコがいるくらい。春ドラマの高評価を受けて、秋・冬のドラマで非美人系ヒロインの復活があれば、また盛り上がるのではないか。全作の全話を見た結果、春ドラマの最優秀作品に挙げたいのは、『重版出来!』。近年これほど人間関係を丁寧に描いたお仕事ドラマは記憶になく、キャスト・スタッフの両方から「背伸びせず、でもとことん熱く」というプロフェッショナルの仕事を感じた。『毒島ゆり子』は、恋愛体質のヒロインと政治の世界を絡めた脚本・演出が冴え渡り、深夜ドラマとしてのパッケージ力は出色。前田敦子の演技は有無を言わせない、演技派女優のそれだった。『世界一難しい恋』は、恋敵を置かず1対1の図式に絞った潔さが奏功。キャラの描き分けが適切で、古き良き80年代のラブコメが現代版としてアップデートされた感がある。男優では、抑えの効いた演技が光った『グッドパートナー』の竹野内豊と、初の恋愛コメディで新境地を開いた『世界一難しい恋』の大野智。女優では、女性の本能的な衝動と色気を体現した『毒島ゆり子』の前田敦子と、考えうる最大の難役・黒柳徹子に挑んだ『トットてれび』の満島ひかりを挙げておきたい。また、『重版出来!』のオダギリジョー、『世界一難しい恋』の小池栄子などの助演も大活躍。キャラを完全に掌握した役作りで、主演を輝かせていた。【最優秀作品】『重版出来!』次点-『毒島ゆり子』『世界一難しい恋』【最優秀演出】『毒島ゆり子』次点-『コントレール』『トットてれび』【最優秀脚本】『重版出来!』次点-『グッドパートナー』『世界一難しい恋』【最優秀主演男優】竹野内豊(『グッドパートナー』)次点-大野智(『世界一難しい恋』)【最優秀主演女優】前田敦子(『毒島ゆり子』)次点-満島ひかり(『トットてれび』)【最優秀助演男優】オダギリジョー(『重版出来!』)次点-太賀(『ゆとりですがなにか』)【最優秀助演女優】小池栄子(『世界一難しい恋』)次点-安藤サクラ(『ゆとりですがなにか』)【優秀若手俳優】藤原さくら(『ラヴソング』)舞羽美海(『早子先生』)●全19作をガチ採点! 『重版出来!』高評価の理由とは各作品のひと言コメントと採点(3点満点)○『ラヴソング』月曜21時~フジテレビ系出演者:福山雅治、藤原さくら、水野美紀ほか寸評:中年主人公の哀しさと希望、吃音に悩むヒロインの挑戦と成長など、それぞれの物語は見応えがあるが、2人につきまとう年の差恋愛がブレーキをかけていた。年齢性別を超えた絆を描くだけでよかったところを"月9"へのこだわりが判断を誤らせたのか。藤原の歌声と演技は可能性たっぷり。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『僕のヤバイ妻』火曜22時~フジテレビ系出演者:伊藤英明、木村佳乃、相武紗季ほか寸評:初回のハイペースで最後まで緊張感がもつのか? という不安をギリギリのところで逃げ切った印象。視聴者のリアルタイム視聴を誘う仕掛けはいかにも現代的だが、中盤から主人公とヤバイ妻の描写が大味になり、心理面での変化は伝わらなかった。余韻を残した結末は、「してやったり」か。採点:【脚本☆☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『重版出来!』火曜22時~TBS系出演者:黒木華、オダギリジョー、坂口健太郎ほか寸評:正義も悪も作らない丁寧な人間描写で、視聴者に仕事というテーマを追いかけさせたのは、脚本・演出の力。キャスト、音楽、漫画などの小道具も含め、すべてのピースが見事にハマった。お仕事ドラマにありがちな説教くささもなく、漫画業界モノと思ってスルーした人は、今からでもぜひ。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆☆】○『世界一難しい恋』水曜22時~日本テレビ系出演者:大野智、波瑠、北村一輝ほか寸評:「三角関係やライバル登場は一切なし」で潔く2人の恋に割り切った采配は見事。老若男女が笑いながら応援できる間口の広いラブコメを実現させた。キスだけで最終回まで引っ張るのは、80年代のアイドルドラマを思わせるピュアさ。"じらし"は今の時代も通用した。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆☆総合☆☆☆】○『毒島ゆり子のせきらら日記』水曜24時10分~TBS系出演者:前田敦子、新井浩文、渡辺大知ほか寸評:女性の恋と政治のシンクロは斬新で、希望と挫折、信頼と裏切りが表裏一体であることを巧みに描いた。クロワッサンやダルマなどの小道具使いも遊び心たっぷりで、ベッドシーンとのクロスオーバーも見事。オリジナルの深夜30分ドラマでここまで脚本・演出を練り上げた熱意に敬服したい。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】○『鼠、江戸を疾る2』木曜20時~NHK出演者:滝沢秀明、青山美郷、高嶋政宏ほか寸評:人情活劇としての必要箇所は備えているが物語の奥行きはなく、あくまで様式美を楽しむタイプの前時代的な時代劇。滝沢はセリフ回しこそ危うさがあるものの、佇まいのカッコよさとアクションでお釣りがくる。前作『ちかえもん』のあとだけに、気軽に見られる美男の痛快作がうまくハマった。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『警視庁・捜査一課長』木曜20時~テレビ朝日系出演者:内藤剛志、斉藤由貴、金田明夫ほか寸評:「刑事ドラマの二番手」に慣れた内藤が、主役に昇格して捜査一課長の威厳をソツなく体現。昭和から続く刑事ドラマのボス像を忠実に描いているのは、枠の視聴者を踏まえた中高年向けのベタな演出か。脚本の流れが窮屈で、「2時間ドラマを連ドラにするのは難しい」と改めて実感させられた。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『グッドパートナー 無敵の弁護士』木曜21時~テレビ朝日系出演者:竹野内豊、松雪泰子、杉本哲太ほか寸評:事件解決がメインの『99.9』とは異なり、こちらは正統派の弁護士ドラマだった。「法律を駆使してどう勝つか?」に加えて、弁護士バッジを外して人情を絡める展開は、さすが福田靖。元夫婦のやり取りも楽しく、コメディパートを交えながらも地に足のついた印象で、続編が期待される。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】○『早子先生、結婚するって本当ですか?』木曜22時~フジテレビ系出演者:松下奈緒、貫地谷しほり、佐藤仁美ほか寸評:松下はショートヘアで気合十分だったが、脚本・演出ともにひと世代前の婚活ドラマ風味で、視聴者の共感を集められず。『できしな』の好反響を見ればわかるように、今や婚活というテーマとハートフルな作風は相性が悪い。中江功監督なら「婚活中の娘と家族の物語」メインでよかったのでは?採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『ドクター調査班~医療事故の闇を暴け』金曜20時~ テレビ東京系出演者:谷原章介、中越典子、高畑淳子ほか寸評:架空組織『医療事故調査委員会』の設定はファンタジーだが、怒りを禁じえない悪の存在でドラマティックに。何と言っても醍醐味は潜入捜査であり、これがないときは消化不良のムードがあった。ここまで勧善懲悪エンタメに振り切った医療ドラマがあってもいいが、見る人は限られるだろう。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』金曜22時~TBS系出演者:中谷美紀、藤木直人、瀬戸康史ほか寸評:実践的かつ具体的な恋愛テクニックをベースにした恋愛ドラマはいかにも現代的で、視聴者には鮮度たっぷり。中谷の空回りと藤木の毒舌をスパイスにした「痛いところを突きながら笑わせる」雰囲気作りが光った。ただ脚本としては男性の描き方に魅力が乏しく、あの結末しか選択肢がない。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『コントレール~罪と恋』金曜22時~NHK出演者:石田ゆり子、井浦新、野際陽子ほか寸評:「不倫を超える禁断の恋を描く」という挑戦は、前時代的な反面、なぜか新鮮さがあった。その理由は、叙情的な映像美と抑えの効いた演技。少ないセリフの中に燃えるような愛を秘めた石田と井浦の姿が作品の質を高めた。脇のキャラも、エキセントリックな方向に逃げなかったのは好印象。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『不機嫌な果実』金曜23時15分~テレビ朝日系出演者:栗山千明、市原隼人、稲垣吾郎ほか寸評:20年ぶりの再ドラマ化は、フタを開けてみたらまったく別の作品に。終始ポップな演出で、不倫に走る危うげなムードはなく、ベッドシーンの色気も不足気味。栗山と高梨臨という清楚タイプの女優をそろえたことで、表現の幅が広がらなかった上に、週刊誌が報じる現実の衝撃に勝てなかった。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆視聴率☆☆総合☆】○『トットてれび』土曜20時15分~NHK出演者:満島ひかり、中村獅童、ミムラほか寸評:1カットの細部までこだわり抜いた姿勢は圧巻。超難役・黒柳徹子に挑んだ満島だけでなく、各キャストが渥美清、向田邦子、森繁久彌らが蘇る魂の熱演を見せた。偉人伝のためドラマ性は薄いが、記念碑的な作品に。土曜夜の30分放送、ミュージカル風の演出は賛否が分かれるところか。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『お迎えデス。』土曜21時~日本テレビ系出演者:福士蒼汰、土屋太鳳、鈴木亮平ほか寸評:幅広い認知度を誇る朝ドラ出身者をズラリそろえ、家族で見られるハートフル作に仕上げた。幽霊と憑依の描写はいかにも漫画の世界観だが、人の死とやり残したことがテーマだけに、感動のスイッチは目白押し。ホロリとさせる手堅い作品だった反面、それで今どきの子どもに敬遠された感も。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『火の粉』土曜23時40分~フジテレビ系出演者:ユースケ・サンタマリア、優香、佐藤隆太ほか寸評:狂気の世界観、ストレスフルな展開、ケレン味たっぷりの芝居は、"昼ドラの東海テレビ"らしさ満載。「殺人犯の主人公」ユースケと、「徹底していたぶられるヒロイン」優香の熱演が光った。直接的な暴力シーンに頼らず、バームクーヘンやジュースを使った恐怖のあおり方も巧み。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】○『99.9-刑事専門弁護士-』日曜21時~TBS系出演者:松本潤、榮倉奈々、香川照之ほか寸評:裏番組にドラマ枠が誕生する中、シビアな勝負に徹して圧勝。注目を引きつけ、視聴率を獲る術を知り尽くしたような『日曜劇場』のプロデュース力を見せつけた。シンプルな勧善懲悪、個性的な脇役を絡めたチーム戦、ハイテンポな事件解決と、近年の人気ドラマを凝縮した仕上がり。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆☆総合☆☆】○『OUR HOUSE』日曜21時~フジテレビ系出演者:芦田愛菜、シャーロット・ケイト・フォックスほか寸評:復活枠の第1弾として、視聴率につながりそうな要素をかき集めたことが、散漫な印象に…。芦田のオヤジ言葉とシャーロットのカタコト日本語が違和感を招き、ドラマに入っていけない視聴者を続出させた。終盤の「亡き妻にそっくりの女性登場」は、野島伸司のセルフオマージュか。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆視聴率☆総合☆】○『ゆとりですがなにか』日曜22時30分~日本テレビ系出演者:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥ほか寸評:クドカンワールドは過去最少クラスに留め、ゆとり世代の斜め見を徹底。ただ、主演トリオより、安藤サクラ、太賀、吉岡里帆の存在感が勝るシーンも多く、掘り下げ方があいまいになった。ハッとさせるような名言や、日曜夜に社会派を選ぶ勇気など、称えられるべきところは多い。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】■木村隆志コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月間20本超のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人を超えるタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年06月30日2014年からスタート今年で3回目を迎える「テレ東音楽祭(3)」が6月29日(水)今夜いよいよ放送となる。今年も総合MCを「TOKIO」の国分太一が担当。今年は「思わず歌いたくなる!最強ヒットソング100連発」をテーマに掲げ、歌番組としてより楽しめるだけでなく同局の人気番組とコラボ。名物番組の出演者が大集合して年に1度の“お祭り”を盛り上げるという。「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」からは清水ミチコが登場、モノマネメドレーを披露してくれるほか、「THE★カラオケバトル」でみせる圧倒的な歌唱力が話題の城南海も出演、生放送内でカラオケ100点をとれる挑戦する。また「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」からは俳優のユースケ・サンタマリアが参戦。世界で最も歌われている日本の歌について紹介するという。そして「出没!アド街ック天国」からは「V6」の井ノ原快彦と薬丸裕英が登場。番組総合MCである国分さんとコラボして「100%…SOかもね!」を披露してくれる。「100%…SOかもね!」は薬丸さんがかつてメンバーだったジャニーズの伝説的グループ「シブがき隊」の楽曲で、薬丸さんが同楽曲を生歌唱するのは1988年にグループが解散してから初となり、「TOKIO」と「V6」の“後輩”グループとコラボする形で「シブがき隊」が一夜限りの“復活”を果たす。薬丸さんは「お話をいただいた時、正直な話お受けするかとても悩みました。しかし太一君と井ノ原君のリクエストでお受けする事にしました」と今回の企画を引き受けるに至った経緯についてコメント。「歌も踊りもうろ覚えですが、現役ジャニーズと元ジャニーズのコラボレーション。 是非、ご覧ください。ジャニーズシニアがんばります(笑) 」と意気込みを語った。また国分さんは「僕がまだJr.の頃、ジャニーさんに声をかけていただき、初めて見に行ったコンサートがシブがき隊でした。それから28年経ち、自分が『シブがき隊』を踊ることになるとは想像もしていませんでした。 ダンスに自信はありませんが、薬丸さんとイノッチと頑張ります」。井ノ原さんも「小さい頃ヤックンと話したくて、ジャニーズ事務所に“ヤックンいますか?”って電話したこともありました。そんな僕がまさか一緒に、しかも『シブがき隊』の歌を歌うことになるなんて!当時の自分に言ってあげたいですね。太一くんはちょっと先輩なんですが、Jr.の時から一緒にやってきたので、こういう形でこの3人でコラボレーションができるということは、とても感慨深いです」とそれぞれコメントを発表している。「テレ東音楽祭(3)」は6月29日(水)18時25分~テレビ東京をはじめTVO、TVA、TSC、TVh、TVQのテレビ東京系列 6局ネットで放送。進行はテレビ東京アナウンサーの大橋未歩。出演アーティストは以下の通り。TOKIO/KinKi Kids/V6/NEWS/関ジャニ∞/Hey! Say! JUMP/A.B.C-Z/ジャニーズWEST/EXILE THE SECOND/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE/E-girls/GENERATIONS from EXILE TRIBE/ AKB48/SKE48/NMB48/乃木坂46/欅坂46/高橋真梨子/平井堅/globe(小室哲哉&Marc Panther)×神田沙也加(TRUSTRICK)/華原朋美/PUFFY/鈴木亜美/Kiroro/コブクロ/一青窈/ORANGE RANGE/スキマスイッチ/DAIGO/西野カナ/城南海/SEKAI NO OWARI/モーニング娘。’16/きゃりーぱみゅぱみゅ/大原櫻子(笠緒)
2016年06月29日アイドルグループ・関ジャニ∞が、テレビ東京系大型音楽番組『テレ東音楽祭(3)』(29日18:25~22:48)で、歌手・俳優の美輪明宏とコラボすることがわかった。同番組は2014年に『テレ東音楽祭(初)』として放送、今年で3年目の放送となる。総合司会は3年連続でTOKIO 国分太一が務め、テーマは「思わず歌いたくなる! 最強ヒットソング100連発」。テレビ東京の人気番組とのコラボレーションを多数企画している。関ジャニ∞は、出演するバラエティ番組『ありえへん∞世界』(毎週火曜19:00~)の企画として、美輪明宏と歌のコラボを行う。また、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』(毎週金曜21:00~)では、清水ミチコがものまねメドレーを披露する。『THE★カラオケバトル』(毎週水曜18:55~)の企画では、歌手の城南海が生放送でカラオケ採点に挑戦。『世界ナゼそこに? 日本人~知られざる波乱万丈伝~』(毎週月曜21:00~)からはユースケ・サンタマリアが登場し、世界で最も歌われている日本の歌を紹介する。さらに、『出没! アド街ック天国』(毎週土曜21:00~)からは薬丸裕英とV6・井ノ原快彦が登場。『テレ東音楽祭(3)』総合司会のTOKIO・国分太一と3人で、薬丸が28年前に在籍していたジャニーズのアイドルグループ・シブがき隊の楽曲「100%…SOかもね!」を歌うことが決定している。■発表済みの出演アーティストTOKIO、KinKi Kids、V6、NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、EXILE THE SECOND、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、E-girls、GENERATIONS from EXILE TRIBE、AKB48、SKE48、NMB48、乃木坂46、欅坂 46、髙橋真梨子、平井堅、 globe(小室哲哉&Marc Panther)×神田沙也加(TRUSTRICK)、華原朋美、PUFFY、鈴木 亜美、Kiroro、コブクロ、一青窈、ORANGE RANGE、スキマスイッチ、DAIGO、西野カナ、 城南海、SEKAI NO OWARI、モーニング娘。’16、きゃりーぱみゅぱみゅ、大原櫻子(順不同)
2016年06月25日春ドラマもすでに終盤戦! 今からでも遅くはない? マイナビニュース会員961名に、2016年春ドラマのおすすめ作品を聞いた。Q.2016年4月期のドラマ、おすすめ作品を1つ教えて下さい1位:『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系 日曜21:00~) 10.9%2位:『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系 火曜22:00~) 9.1%2位:『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系 日曜22時30分~) 9.1%4位:『重版出来!』(TBS系 火曜22時~) 8.8%5位:『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系 金曜22時~) 7.0%6位:『トットてれび』(NHK 土曜20時15分~) 6.7%7位:『世界一難しい恋』(日本テレビ系 水曜22時~) 6.5%8位:『警視庁捜査一課9係 season11』(テレビ朝日系 水曜20時~) 5.8%9位:『ラヴソング』(フジテレビ系 月曜21時~) 5.3%10位:『火の粉』(フジテレビ系 土曜23時40分~) 3.5%○接戦の中、制したのは『99.9』■1位:『99.9-刑事専門弁護士-』・「学んでいる法律・政治と親和性があり、キャスト同士の駆け引きが面白い」(22歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)・「コメディ感ありの裁判ドラマなので楽しんでます。法廷で争う感じではなく調査至上主義な所が合ってるんだと思います」(28歳女性/食品/事務・企画・経営関連)・「登場人物のキャラがいいし、出演している俳優も皆よい。1話完結型ですっきりする結末なので、日曜の夜でも楽しく見られる」(44歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)・「これから検事長とその同期との関係が明らかになってくる。今後の動向が楽しみ」(44男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)■2位:『僕のヤバイ妻』・「木村佳乃のキレイさ、演技力。ストーリー展開もハラハラドキドキで毎週楽しみにしている」(25歳女性/その他/専業主婦)・「すごく面白くて、遅くに帰ってきても、録画してたこのドラマだけは絶対にみます。そのくらい毎回楽しみにしています」(23歳女性/食品/その他技術職)・「我が家の、状況と良く似てるから興味がわきました」(74歳女性/その他/専業主婦等)・「見始めたら意外と面白くて一話の最後まで一気に見たくなるところ。木村佳乃の戦略が完璧で予想外でツボ。伊藤英明のダメんずぶりも当たり役」(42歳女性/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)■2位:『ゆとりですがなにか』・「自分の考えているモノサシと全く違う、ゆとり世代の価値観をドラマのなかで知ることができるから」(39歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「ゆとりでもいいじゃないと思ったから」(33歳男性/官公庁/公共サービス関連)・「自分がゆとり世代でありタイトルがユニークなので見てみたが、ゆとり世代を揶揄するような内容ではなく、後輩に振り回されるなど、奮闘する姿を描きつつ、クドカンらしいコミカルな作品に仕上がっているから」(27歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「ゆとり世代の苦悩がよく分かるけど、どの世代にもこんな奴いるかもとも思わせる内容が面白い」(47歳女性/食品/技能工・運輸・設備関連)■4位:『重版出来!』・「生き生きとした主人公と、個性的で存在感のある出演者。コンセプトが現代にマッチしており老若男女問わず楽しめる」(32歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「編集部のキャラクター一人ひとりが魅力的。毎回後味がいいし元気になれるし、マンガ業界の裏側を少し知れるのも興味深い」(34歳女性/インターネット関連/事務・企画・経営関連)・「マンガ家目線ではなく、出版社業界なので目新しい感じがする。また、主人公のフレッシュさが、新社会人にも見習うところがあると思う」(24歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)■5位:『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』・「独身に対する馬鹿にした感じの話ではなく、おもしろい。キャストも豪華」(29歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「面白いけど、恋愛のテクニックを紹介しているのでためになるし、テンポもよくて見ていて楽しいから」(24歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「中谷美紀さんの"独身こじらせぶり"が秀逸だと思って観ています。今までの中谷さんのイメージが良い意味で変わりました」(41歳女性/教育/公共サービス関連)■6位~10位・6位:『トットてれび』…「新たな手法で展開してついついみてしまう」(40歳男性/通信販売・ネット販売/販売・サービス関連)・7位:『世界一難しい恋』…「大野くんの中学生のような演技が面白いし、展開もどうなるかドキドキするものになっていて面白い」(25歳女性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)・8位:『警視庁捜査一課9係 season11』…「昼間に旧シリーズを放送していて、刑事ものとして、一般的なパターンを避けた配役・人間関係やストーリーがユニークで、大変面白かったので、期待しており、期待通りの出来だったから」(64歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)・9位:『ラヴソング』…「ヒロインのさくらちゃんや"隠れたヒロイン"の詩織ちゃんが好きだから」(19歳女性/その他/学生)・10位:『火の粉』…「ユースケ・サンタマリアさんの演技が殺人犯を演じきっていて、見ていて恐怖さえ感じれて面白いです」(23歳男性/その他/学生))■その他・『ワカコ酒Season2』…「酒好きなので、ツマミ等を参考に。女子の一人酒が面白い」(46歳男性/官公庁/公共サービス関連)・『不機嫌な果実』…「今年話題の"不倫"をテーマにしているので旬! なんといってもやりすぎなくらいドロドロして、非現実の世界を楽しめる。こんなにドキドキしながら見るのは、ホラー映画に似ている感覚」(31歳男性/インターネット関連/営業関連)・『鼠、江戸を疾る2』…「時代劇は今や貴重ですから」(60歳男性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)・『グッドパートナー 無敵の弁護士』…「テンポ良く、出演者の掛け合い、言い回し、見ていて時間の過ぎるのが早く感じる」(51歳男性/専門店(食品関連)/販売・サービス関連)・『お迎えデス。』…「死んじゃった系のドラマは多いものの、最近の若手を本当によく取りそろえた感のあるドラマ。若々しさがある。やはり土9日テレですね」(36歳男性/教育/専門サービス関連)○まとめ2016年春ドラマ、26作という選択肢の中で1位に輝いたのは、嵐・松本潤主演のTBS系ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』! 視聴率もトップを走っており、老若男女から支持を集めていた。1話完結という点も、「気軽に見れる」と好評だったようだ。2位の『僕のヤバイ妻』は、圧倒的に女性からの支持。特に主婦の方たちから熱い視線を集めていた。同率2位の『ゆとりですがなにか』は、「自分もゆとり世代だから」気になるという20代の意見が多数派に。ただ、「ゆとり世代のことを知りたい」「いろんな世代に共通する」と上の世代からも注目を受けていた。また、4位『重版出来!』、5位『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』と、リアルな設定のドラマが続き、「仕事に共感できる」「婚活に共感できる」と自分に置き換えてみている読者も多かった。『重版出来!』は出版社が舞台となっているが、仕事の悩みは共通のもの。ドラマを見たあとは仕事を頑張れるという意見もあった。今クールのドラマの放送もあと1カ月、気になるドラマを追いかけるなら今がチャンス!調査時期: 2016年5月24日~2016年5月31日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 961名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年06月06日お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が、28日に最終回を迎える、ユースケ・サンタマリア主演ドラマ『火の粉』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~24:35)の副音声を担当することが25日、明らかになった。井上は、副音声で主要キャストの朝加真由美や大倉孝二に加わり、最終回の見どころなどをトーク。自身のTwitterアカウントで「『真田丸』に『火の粉』に、今期は俺好みのドラマが多くて寝る時間を削ってでも見ちゃう。いつかドラマを見る側でなく、出る側になってみたいもんだなぁ」とツイート(投稿)したことが、今回のオファーにつながった。朝加や大倉に対し、「現場でユースケさんがどんなふうでいるのか、教えてもらいたい」と話す井上。「あの人の性格上、無口でいるのは難しいと思う」と笑みを浮かべながら、「いつもの明るい感じで"本番!"となると、(演じる)武内になりきっているのか、興味あります」と想像を巡らせる。最終回については、「話自体、最後にどうなるのか予想は全然つきませんよね」とドキドキの様子。これまでの激しい展開を振り返りながら、「実は武内が悪人じゃなかった、でも終われるし、武内以上に周りの人たち全員が悪人だった、でも終われる気がします。すごく後味の悪い終わり方も面白い」と期待する。さらに、「僕個人は、悪は悪のまま終わってほしい気もします」と思いを語った上で、「ぜひ一緒に放送を楽しみましょう!」と呼びかけた。
2016年05月25日映画『バースデーカード』が2016年10月22日(土)に公開される。実力派女優・橋本愛と宮﨑あおいが娘・母役で競演、監督に吉田康弘(※吉は土に口)。誕生日に毎年届く亡き母からの“バースデーカード”。本作は、最愛の娘の成長を見守ることが出来ないことを悟った母が、ありったけの愛を込めて綴った未来の娘への“手紙”が紡ぐ物語だ。毎年届く母からのバースデーカードを通して成長していく娘・紀子=橋本愛と、紀子が10歳の時に若くして病死し、バースデーカードを書き残す母・芳恵=宮﨑あおい、父・宗一郎=ユースケ・サンタマリア、弟・正男=須賀健太と、ストーリーはもちろん、配役にも注目が集まる。また、主題歌が木村カエラの新曲「向日葵」に決定。木村が脚本を読み込み、作品を観て本作のために書き下ろした新曲の作曲は、くるりの岸田繁が担当。あたたかなメロディーとストレートな歌詞は、監督・吉田康弘も泣きそうになったほどだという。9年ぶりとなる2人のコラボレーションに期待が高まる。【作品情報】『バースデーカード』公開日:2016年10月22日(土)出演:橋本 愛 ユースケ・サンタマリア 須賀健太 / 中村蒼 / 宮﨑あおい監督・脚本:吉田康弘(※吉は土に口)(c)2016「バースデーカード」製作委員会
2016年05月09日橋本愛と宮崎あおいという日本を代表する女優が、“娘と母”役で競演することで話題の『バースデーカード』。このほど、その主題歌を木村カエラが担当することが決定、憧れの「くるり」岸田繁とのタッグで書き下ろした新曲「向日葵」に乗せた、本作の特報映像も解禁となった。誕生日に毎年届く、亡き母からの“バースデーカード”。それは、最愛の娘の成長を見守ることが出来ないことを悟った母が、ありったけの愛を込めて綴った未来の娘への、“天国からの手紙”だった…。毎年母から届くバースデーカードを通して成長していく17~25歳の娘・紀子を演じるのは、“地元”熊本出身の行定勲監督のもと高良健吾らと中編映画『うつくしいひと』にも参加した橋本さん。また、紀子が10歳のときに若くして病死し、バースデーカードを書き残す母・芳恵には、『世界から猫が消えたなら』も控える宮崎さん。さらに、家族を温かく見守る紀子の父・宗一郎には、個性派ユースケ・サンタマリア。一家のムードメーカー的存在の紀子の弟・正男には、今年『シマウマ』『ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-』と振り幅大きい話題作が控える須賀健太、橋本さんの初恋の相手・立石には、若手実力派の中村蒼が扮している。今回、そんな本作の主題歌に、木村さんの新曲「向日葵」が決定。木村さんは脚本を読み込み、オールラッシュを観て本作を書き下ろしたという。映画主題歌としては、『チェブラーシカ』(’10)以来、実に6年ぶり。作曲は「くるり」の岸田さんが担当し、木村さんがこれまで「一緒にひとつの楽曲をつくりあげたい!」と念願していた岸田さんとの奇跡のコラボレーションが実現した形となった。岸田さんは、2006年に初めて木村さんのオリジナルアルバム「Circle」収録の「Dancing now」に作曲者として参加。一方、木村さんは「くるり」が手がけた映画主題歌『天然コケッコー』(’07)の「言葉はさんかくこころは四角」、『奇跡』(’11)の「奇跡」に大きく心を動かされたという。どちらも木村さんにとって大好きな曲となり、「言葉はさんかくこころは四角」は5周年記念ベストアルバム「5years」にカバー収録、「奇跡」は「くるり」主催の音楽フェスティバル「京都音楽博覧会」にてライブカバーを行ったこともあるほど、思い入れ深い2曲となった。木村さんは、自身も大好きな「くるり」の曲に心を動かされたことから、いつか映画主題歌を書き下ろすなら「くるり」と共作することを、ずっと心に思い描いていたそう。今回、本作での主題歌で、ついに「くるり」岸田さんとのタッグが実現。その書き下ろしの「向日葵」は、大切な人との出会いをまっすぐに咲く向日葵になぞらえ、温かなメロディーとストレートな歌詞で表現している。さらに、その主題歌を使用した特報映像も初解禁。宮崎さん演じる天国の母から届く、愛にあふれたバースデーカードに涙する橋本さん演じる娘の姿を、木村さんの優しい歌声とメロディーが包み込み、感涙必至の特報映像となっている。<以下、コメント>■木村カエラ私は18歳のとき、親も1人の人間だったんだ。と気づいたときがありました。それまでは、母親はどんなときでもお母さんだったのに、強いところも弱いところもある、私と同じ人間なんだと。映画の中で橋本愛さん演じる娘の紀子が、宮崎あおいさん演じる紀子の母親が、1人の人間として日々と葛藤し、弱さと闘う姿を見せるシーンがあります。紀子が成長したことを感じ、そして母親が紀子へ残したかったものがそこにはしっかりと存在する…とても大好きなシーンです。今回、映画を拝見して書き下ろした主題歌には「向日葵」と名前をつけました。「向日葵」の花言葉は【あなただけをみつめている】。母親にとって子どもは太陽。雲で隠れ、その輝きをなくしてしまわないように、いつもどんな時もその光だけを見つめている母親の姿と、太陽の方向を見て咲くひまわりとを重ね歌詞を綴りました。くるりの岸田さんが作曲した温かくも切ないメロディーは、私の書く言葉をとても素敵な世界へ連れていってくれました。吉田監督とキャストのみなさんが作られた、このすばらしい作品に参加できてとても光栄です。■岸田繁カエラの歌は、自分にとってのインスピレーション。彼女のために曲を書くということは、とても自然なことなんです。■橋本愛カエラさんと「くるり」の岸田さんという敬愛するお2人の共同製作と聞いて、それだけで大興奮! でしたし、物語の終わりに流れる音楽というのは、映画において本当に重大な意味や影響があると思っているので、今回この「向日葵」という曲に、間違いなく映画の格を底上げしていただいたと思っています。本当にいい曲。大好きです。ありがとうございました!■吉田康弘監督ラストシーンの最中に流れ始める、存在感のある主題歌が欲しいとリクエストしました。細かいパスは我々の方で繋いでいくので、最後にドーンッと思いっきりシュートを打ち込んで下さい。そうお願いして、この曲をあげていただきました。シンプルで力強い曲です。優しくて暖かくて切ない唄声です。それでいて、幸せが溢れているのです。だから僕は、初めてこの主題歌を聞いたとき、泣きそうになりました。『バースデーカード』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月06日橋本愛と宮崎あおいが娘・母役で共演する映画『バースデーカード』の主題歌が木村カエラの新曲『向日葵』に決定した。くるりの岸田繁が作曲を手がけている。『バースデーカード』特報本作は、10歳の娘を残してこの世を去った母が愛する娘のために送ったバースデーカードを通じて、成長していく娘と、母の愛を描く感動作。宮崎が母を、橋本が娘を演じるほか、ユースケ・サンタマリア、須賀健太らが出演する。木村カエラが映画主題歌を担当するのは『チェブラーシカ』以来6年ぶりで、映画のオールラッシュ(撮影したフィルムを脚本の通りに並べてつなげたもの)を観て、主題歌を書き下ろした。木村は「主題歌には『向日葵』と名前をつけました。『向日葵』の花言葉は“あなただけをみつめている”。母親にとって子供は太陽。雲で隠れ、その輝きを無くしてしまわないように、いつもどんな時もその光だけを見つめている母親の姿と、太陽の方向を見て咲くひまわりとを重ね歌詞を綴りました」とコメント。「カエラの歌は、自分にとってのインスピレーション。彼女のために曲を書くということは、とても自然なことなんです」という岸田が作曲を担当した。主題歌『向日葵』は、このほど公開になった映画の特報にも使用されている。また、母の日(5月8日)から特設サイトで、大切な人にメッセージをおくるSNSキャンペーンが行われ、参加者の中から抽選で20組40人が映画の特別試写会に招待されることも、あわせて発表になっている。『バースデーカード』10月22日(土) 全国ロードショー
2016年05月06日歌手の木村カエラが、女優・橋本愛と宮崎あおいが初共演する映画『バースデーカード』(10月22日公開)の主題歌として、ロックバンド・くるりの岸田繁と書き下ろした楽曲「向日葵」を提供することが明らかになり6日、同曲使用の特報が公開された。本作で橋本が演じる主人公は、天国にいる母より毎年届くバースデーカードから、幸せに向かってい進んでいく娘・紀子(橋本)。一方の宮崎が演じるのは、明るく気丈に振る舞い、行動的だったが自らの命の限界を悟り、娘にバースデーカードを書き残す優しい母・芳恵。メガホンを取るのは、『びったれ!!!』(15年)などの吉田康弘監督。2人のほか、ユースケ・サンタマリア、須賀健太らも出演する。主題歌は、木村が映画の脚本を読み込み、オールラッシュ(編集段階の作品)を観て本作のために書き下ろした新曲。木村は、『天然コケッコー』(07年)の主題歌でもあった、くるりの楽曲「言葉はさんかく こころは四角」をカバーしていたこともあったが、そんなくるりの岸田とタッグを組むのは今回が初となる。木村は、これまで「一緒に一つの楽曲をつくりあげたい!」と長く熱望していたが今回、そのコラボレーションが実現。楽曲は大切な人との出会いをまっすぐに咲く向日葵になぞらえ、温かなメロディーとストレートな歌詞で表現されているという。そんな主題歌を使用した特報は、紀子と芳恵の初となる映像。穏やかな主題歌も相まって、優しく温かな世界観の一端を垣間見ることができる。木村は、劇中で紀子や芳恵が「一人の人間として日々と葛藤し、弱さと闘う姿を見せるシーンがあります」と明かし、「紀子が成長したことを感じ、そして母親が紀子へ残したかったものがそこにはしっかりと存在する…とても大好きなシーン」と感慨を口にする。また、主題歌は「母親にとって子供は太陽。雲で隠れ、その輝きを無くしてしまわないように、いつもどんな時もその光だけを見つめている母親の姿と、太陽の方向を見て咲くひまわりとを重ね歌詞を綴りました」と制作背景を告白。さらに、「温かくも切ないメロディーは、私の書く言葉をとても素敵な世界へ連れていってくれました」と岸田の作曲を絶賛している。一方の橋本は、「カエラさんとくるりの岸田さんという敬愛するお二人の共同製作と聞いてそれだけで大興奮!」と感激。「物語の終わりに流れる音楽というのは、映画において本当に重大な意味や影響がある」と前置きしながら、「この向日葵という曲に、間違いなく映画の格を底上げしていただいた」とまで語り、感謝の意を示した。このほか、母の日・8日より特設サイトでキャンペーンを開始。Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSに大切な人へ感謝の気持ちをつぶやいた人の中から抽選で20組40名が本作の特別試写会に招待される。(C)2016「バースデーカード」製作委員会
2016年05月06日全21作品がそろった2016年の春ドラマ。今回もドラマ解説者の木村隆志が、全作品の初回放送をウォッチ。俳優名や視聴率など「業界のしがらみを無視!」したガチンコでオススメ作品を探っていきます。別記事(「2016年春ドラマ」傾向分析&オススメ5作発表! - 婚活、弁護士…なぜジャンルがかぶったのか?)において、春ドラマの主な傾向を[1]春らしい出会いと恋愛[2]朝ドラヒロインが百花繚乱[3]オリジナル脚本ありきの大勝負[4]婚活、弁護士……まるかぶりの理由は? の4つと分析。オススメドラマとして、『重版出来!』(TBS系 火曜22時)、『トットてれび』(NHK 土曜20時15分)、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系 日曜22時30分)、『ラヴソング』(フジテレビ系 月曜21時)、『世界一難しい恋』(日本テレビ系 水曜22時)の5本を選びました。本記事では、それらの作品を含む、今クール全作品のひと言コメントと採点(3点満点)を紹介していきます。○『ラヴソング』月曜21時~フジテレビ系出演者:福山雅治、藤原さくら、水野美紀ほか寸評:元ミュージシャンの再生と、孤独なヒロインの成長という2軸はいいが、そこに23歳差の"年の差恋愛"はトゥーマッチで、視聴者を困惑させた。いっそ師弟愛に振り切ったほうがよかった気もする。初演技の藤原は歌声に加え、感性を振り絞るような演技も見応えアリ。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆期待度☆☆☆】○『僕のヤバイ妻』火曜22時~フジテレビ系出演者:伊藤英明、木村佳乃、相武紗季ほか寸評:初回の殺害計画と誘拐事件、身代金をめぐるジェットコースター的な展開は強烈だったが、裏を返せば出落ち感も……。今後は木村演じる妻を筆頭に、周囲の人物たちをどれだけ「ヤバく」描けるか。『サイレーン』のように、ツイッターやSNSへの着火がカギを握る。採点:【脚本☆☆演出☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『重版出来!』火曜22時~TBS系出演者:黒木華、オダギリジョー、坂口健太郎ほか寸評:スポ根型のヒロインに既視感こそあるが、編集部員に加え、漫画家、営業部員、書店員とのやり取りは、職業ドラマの王道。1人1人の喜怒哀楽を丁寧に描いているため、単なる出版の業界モノに留まらない魅力がある。黒木はもちろん手練れをそろえたキャストに大満足。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『世界一難しい恋』水曜22時~日本テレビ系出演者:大野智、波瑠、北村一輝ほか寸評:ラブコメ名手の金子茂樹らしい脱力した恋模様が笑いを誘う。大野と波瑠の組み合わせは鮮度十分で、回を追うごとに役をつかんだ感も。ゆるい世界観の中に、恋の核心を突くようなセリフがあるのもポイント。秘書の小池栄子と運転手の杉本哲太が見せる父母性が光る。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『毒島ゆり子のせきらら日記』水曜23時53分~TBS系出演者:前田敦子、新井浩文、渡辺大知ほか寸評:「恋愛依存症で二股が前提だが、不倫はしない」ヒロイン像、政治に「愛と裏切り」を絡めて成長をうながす筋書きは設定の妙。「深夜の昼ドラ」というコンセプト通り濡れ場満載だが、物語としても期待できそう。恋に揺れ続ける前田のモノローグは、妙なリアリティがある。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『鼠、江戸を疾る2』木曜20時~NHK出演者:滝沢秀明、青山美郷、高嶋政宏ほか寸評:2年ぶりの第2弾も滝沢演じる鼠小僧は、愛にあふれてカッコイイ。色気だけでなく、アクションシーンも力強さを増した感がある。妹役の青山と下っ引き役の池田鉄洋など、新キャストも生き生き。「老若男女が楽しめるエンタメ時代劇」として同枠に最適な作品。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『警視庁・捜査一課長』木曜20時~テレビ朝日系出演者:内藤剛志、斉藤由貴、金田明夫ほか寸評:『土ワイ』の2時間ドラマを連ドラ化。「キャリアの87%が刑事役」の内藤ほど、一課長が似合う俳優はいない。脇を固める斉藤と金田も含め、人情を通じた信頼関係を描く布陣は万全。初回は熊本地震当日で「途中打ち切り」の不運もあったが、実績があるだけにブレはなし。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆】○『グッドパートナー 無敵の弁護士』木曜21時~テレビ朝日系出演者:竹野内豊、松雪泰子、杉本哲太ほか寸評:弁護士ドラマかぶりも何のその、『HERO』を手がけた職人・福田靖の脚本だけに力負けの不安はゼロ。裁判の勝ち方も、元夫婦のやり取りも狙いすぎず、ほどよい塩梅に留まり、見る人を選ばない秀作に。弁護士やパラリーガルたちも多彩で、随所に小技が冴えている。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】○『早子先生、結婚するって本当ですか?』木曜22時~フジテレビ系出演者:松下奈緒、貫地谷しほり、佐藤仁美ほか寸評:松下はショートヘアだけでなく、変顔を連発するなど「新境地を開こう」という意欲十分。中江功監督らしい静かなトーンの世界観とのギャップを生み出しているが、視聴者に届いていない感も……。ベタな設定だけに、婚活よりも女性の人生にどうクローズアップするか。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆】○『ドクターカー』木曜23時59分~日本テレビ系出演者:剛力彩芽、中村俊介、笛木優子ほか寸評:ヘリやシップはあったが、本格的なドクターカーは初めて。「限られた状況での発想力と判断力をどう描くか」がポイントになる点は変わらない。正義感に燃える新人医師と救命救急センター長の対立軸は、深夜らしくシンプル。シングルマザーの設定が枷になるリスクも。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆期待度☆】○『ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~』金曜20時~ テレビ東京系出演者:谷原章介、中越典子、高畑淳子ほか寸評:「架空組織『医療事故調査委員会』が真相に迫る」というコンセプトが斬新。医師が潜入調査するシーンは、「そんなことがあり得るのか?」というドラマならではのワクワクがある。「医療の暗部を暴く」クライマックスの痛快さは格別で、谷原がノリノリの演技を見せている。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』金曜22時~TBS系出演者:中谷美紀、藤木直人、瀬戸康史ほか寸評:ディスられる美女を見るのも、藤木の毒舌にスカッとするのも、恋の理論を学ぶのもよし。未婚アラフォーの中谷をフィルターにすることで視聴者のハードルを下げている。「憧れの人」役に徳井義実を起用するなど、男性キャストを魅力的に描けていないのが気がかり。採点:【脚本☆☆演出☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『コントレール~罪と恋』金曜22時~NHK出演者:石田ゆり子、井浦新、野際陽子ほか寸評:安定の"大石静劇場(激情)"。脚本家のなかでも、ここまで禁断の恋を真正面から描けるのはこの人だけ。「薄幸美人」が板についた石田の色気は、同性からの支持も高く、キャスティングも的確。ヒロインをとりまく人々の猛反対が過激になるほど、評価が高まりそう。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『不機嫌な果実』金曜23時15分~テレビ朝日系出演者:栗山千明、市原隼人、稲垣吾郎ほか寸評:20年ぶりの再ドラマ化は、想像以上にポップ。不倫に走る女性たちのモノローグも、稲垣の潔癖マザコン男ぶりも、多用されるBGMも、その罪を軽減させるような印象さえ受ける。不倫がクローズアップされる今年にピッタリの作品だが、現実の衝撃にどう打ち勝つのか。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆】○『ナイトヒーロー NAOTO』金曜24時12分~テレビ東京系出演者:NAOTO、黒島結菜、木下ほうかほか寸評:『ドラマ24』お得意のアイドルドラマだが、女性向けは異例。NAOTOが本人役、ソウルマンとして悪を成敗、EXILEメンバーも登場など、ファンサービスは徹底されている。物語性はほぼ排除されているため、ファン以外の楽しみは、ドS女子高生役の黒島のみか。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆期待度☆】○『トットてれび』土曜20時15分~NHK出演者:満島ひかり、中村獅童、ミムラほか寸評:笑い、涙、ミュージカル、ファッション。その全てからテレビ草創期の熱気を感じる文句なしの力作。自由かつ天然な黒柳をそつなく演じる満島の力に改めて気づかされる。森繁久彌、渥美清、坂本九、向田邦子ら故人とのやり取りも含め、井上剛の演出がキレキレの30分。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『お迎えデス。』土曜21時~日本テレビ系出演者:福士蒼汰、土屋太鳳、鈴木亮平ほか寸評:10代への訴求抜群な福士と土屋のコンビに勢い。幽霊と憑依をベースにしたマンガ原作らしい演出もフィットしている。とはいえ、人の死を扱う物語だけにヒューマン要素も強めで、毎話のゲストがキーマンに。福士の憑依や土屋の生足キックなど、ツイッターとも好相性。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『火の粉』土曜23時40分~フジテレビ系出演者:ユースケ・サンタマリア、優香、佐藤隆太ほか寸評:昼ドラが終了した東海テレビが手がけるだけに、徹底して不穏なムードに包まれている。ユースケの見せる確信的な不気味さと、ただ翻弄される家族の描写は、他の枠にはないストレス過多な展開。我慢や理不尽を強いられるヒロイン像は、往年の連ドラを彷彿とさせる。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】○『99.9-刑事専門弁護士-』日曜21時~TBS系出演者:松本潤、榮倉奈々、香川照之ほか寸評:弁護士ドラマのムードは薄めで、実質的には刑事ドラマ。法廷シーンや法律を駆使するシーンは少なく、事件の解明にクローズアップした潔さで高視聴率につなげた。松本と香川のコンビはいいコントラストで、片桐仁ら助演も効いているが、目新しさは感じられない。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『OUR HOUSE』日曜21時~フジテレビ系出演者:芦田愛菜、シャーロット・ケイト・フォックスほか寸評:愛菜とシャーロットのW主演、野島伸司の脚本、山本耕史が現実と同じ「交際0日婚」の設定、オフコースの主題歌など、仕掛けがてんこ盛り。裏の『日曜劇場』が強大なだけに、新枠の立場からフルパワーの勝負に挑んだが、噛み合わず。子役たちが救いとなっている。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆期待度☆】○『ゆとりですがなにか』日曜22時30分~日本テレビ系出演者:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥ほか寸評:脚本・宮藤官九郎×演出・水田伸生だけにオリジナリティは極めて高い。ゆとり世代の扱い方も多彩で、本人も周囲も全てのキャラに存在意義が見える。じわじわと心の奥に刺さるような名言も多く、明日の仕事が胸をよぎる日曜夜に、あえて社会派を選んだ勇気も称えたい。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組にも出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技84』など。
2016年05月05日橋本愛と宮崎あおいが娘と母役で競演し、『パッチギ!』『嫌われ松子の一生』にも参加している吉田康弘監督が贈る感動作『バースデーカード』。この度、いま注目の若手俳優・中村蒼が、橋本さん演じる主人公・紀子の初恋の相手・立石純役として初共演することが明らかになった。小学生時代のあだ名は「泣き虫のりこ」。落ち込む私をいつも励ましてくれるのがママ。優しくて、明るくて、そんなママのことが大好き。このままずっと隣にいて安心させてくれる、と当たり前のように思っていた。10歳の誕生日までは…。ママは病気に勝てず天国に行ってしまった。ママと過ごす最後の年になってしまった10歳の誕生日、ある約束をした。それは20歳を迎えるまで私たち姉弟に毎年手紙を贈ること。翌年訪れた、母がいない11歳の誕生日、本当に手紙が届いた。そして20歳を迎えた最後の手紙。そこには10年前私が投げかけてしまった質問の返事が記されていた。「ママは希望通りの人生が送れている?満足できている?」。小学校のクイズ大会で一問も答えられず落ち込む私を励ましてくれたママ。でも私はふり切ってしまったのだ。その後ママは「ごめんね」と泣いていた。私はそこからずっと、ママにかける言葉を探していたように思う。ママの“答え”を読んだ後、私は決心した。10年前のあの日をやり直すために。たくさんの出会いと経験を経て、私が変われるチャンスを手紙はくれた。さらにチャーミングなママは、まだサプライズを用意。最後に思いがけないプレゼントが待っていた――。誕生日に毎年届く、亡き母からの“バースデーカード”。それは、最愛の娘の成長を見守ることが出来ないことを悟った母が、ありったけの愛を込めて綴った未来の娘への“手紙”…。バースデーカードを通して成長していく娘・紀子(17~25歳)役には橋本さんが、母・芳恵役に宮崎さんが好演。さらに、家族を温かく見守る紀子の父・宗一郎役にはユースケ・サンタマリア、一家のムードメーカー的存在の紀子の弟・正男役に須賀健太といった個性豊かな実力派俳優が集結している。そんな中、今回新たに決定したのは、主演映画『東京難民』、SPドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」などに出演する中村さん。昨年放送された「無痛~診える眼~」では、先天性無痛症で無毛症の青年という近年でも類を見ない難役に挑戦し、まるで別人のレベルまで変身する徹底的な役作りと今まで培われた確かな演技力で世間に圧倒的なインパクトを与えた中村さん。そんな彼が、今回演じるのは、紀子とは中学校が同じでずっと紀子とっての憧れの存在で、19歳のときに偶然に再会を果たし、ラーメン屋で修業しながらしっかりと将来を見据えて精神的にも自立している立石に、紀子は再び惹かれ始めるという役どころ。立石の言葉に励まされ、影響されながら少しづつ自分の殻を破っていく紀子。次第に立石の存在は紀子にとって大きな存在となり、いつしかかけがえのない相手になっていく…。今回中村さんは、いつか自分のお店を持つという夢に向かって日々努力しているという役のため、撮影前に都内のラーメン屋さんに何度も通い、実際にラーメン屋の店員の所作や麺の湯切りの修業を実施。特に湯切りの場面では、監督の意向で平ザルを使用。実はこの平ザルがとても難しい。そのため、中村さんは1か月間自宅のお風呂場で濡らしたタオルを麺に見立てて湯切りの猛練習。湯切りのしすぎで右腕が筋肉痛になるほど自分を追い詰めたようだ。撮影は実際に長野県岡谷市で営業している店で行われ、中村さんの一連の所作を観た店長は「教えることは何もない。筋がとても良い!」と太鼓判を押すほど。さらに今回は、1年以上離れていたバイクの運転にも挑戦!劇中で乗らなければならないバイクは旧式のバイクだったため、エンジンをかける事すら難しいバイク。さらに、紀子を乗せた2人乗りのシーンもあるため、撮影前に1週間の猛練習を行なったという。今後も黒木瞳が初監督をつとめる映画『嫌な女』など多数の出演作品が控えている中村さん。今最も注目されている若手俳優のひとりとあって本作の注目度もさらに高まりそうだ。<以下キャスト&スタッフコメント>■中村蒼今回立石役で出演する事になりました。原作ものが映像化される中、今作はオリジナルの作品で撮影現場では監督のこの作品にかける想いが伝わる様な熱い演技指導を受けとても素敵な時間を過ごさせてもらいました。主演の橋本さんは当時は10代だったにもかかわらずどっしりされていて、でも現場を離れると10代らしい表情に戻って強い部分と少し子供っぽい部分を持っている姿は本当に紀子そのものでした。母親の愛家族の愛の偉大さ最後には希望が持てる映画になっています。■橋本愛紀子と立石くんの関係をどう作れば2人が結婚まで行き着いてその先歩んでいけるのか、悩んでいた部分があったのですが現場でお芝居をしてすぐ、中村さんの母性をくすぐる笑顔と仕草にその答えを見ることができました。優しくて純粋で一生懸命で時に頼りになる、素敵な恋人でした。紀子の結婚相手が中村さんで良かった、と安心しました。■吉田康弘監督不器用でシャイだけど、純粋で熱い男を演じてもらいました。中村君の優しいけど意志の強そうな眼差しと、時折り見せる親しみやすい笑顔が役にぴったりでした。役作りのために、扱いにくいバイクの走行練習をしてもらったり、ラーメン屋の店員所作や、麺の湯切りを習得してもらいました。演技も自然体で、細やかな表情が素晴らしく、役の魅力を存分に表現してくれたと思っております。何よりも笑顔が素敵です。癒されます。安心できます。『バースデーカード』は2016年10月、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月23日エイプリールフールの1日に様々な嘘に翻弄される人々の姿を描く映画<a href="" target="_blank">『エイプリルフールズ』</a>が、まさにエイプリルフールの4月1日(金)に地上波初放送される。映画『エイプリルフールズ』はドラマ「リーガルハイ」の脚本家で月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」や<a href="" target="_blank">『ALWAYS 三丁目の夕日』</a>シリーズなどで知られる古沢良太が<a href="" target="_blank">『キサラギ』</a>以来のオリジナル映画脚本を執筆。同じく「リーガル・ハイ」の演出を手がけた石川淳一が初監督に挑んだコメディ作品。7つの“嘘”を巡って繰り広げられるドタバタ劇のアンサンブルストーリーになっている。アンサンブルだけあってメインキャストだけでなんと27人という出演者の顔ぶれも見どころ。戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、菜々緒、戸次重幸、宍戸美和公、大和田伸也、寺島進、高橋努、浜辺美波、山口紗弥加、滝藤賢一、千葉真一、高嶋政伸、りりィ、岡田将生、生瀬勝久、小池栄子、千葉雅子、窪田正孝、矢野聖人、浦上晟周、木南晴夏、古田新太、里見浩太朗、富司純子という若手から大御所まで勢ぞろいした布陣は圧巻だ。物語は「イタリアンレストランでの大惨事」「ロイヤル夫妻の休日」「不器用な誘拐犯」「占い老婆の真実」「42年ぶり涙の生還」「僕は宇宙人」「ある大学生の行末」という7つの“嘘”を巡るストーリーが同時進行する。昨年の公開時には松坂さんがセックス依存症の医師を演じ激しいベッドシーンを演じたことも話題となり、完成披露試写会に松坂さんが登壇した際にはベッドシーンで前貼りを使用したことを明かし「前貼りを貼っているのがバレないようベストなポジションを探した」などキワドイトークで会場を沸かせた。また昨年の4月1日、エイプリルフールに全国公開された同作。初日の舞台挨拶では登壇したキャスト陣が次々と“嘘”コメントを連発、大きな話題となったのも記憶に新しい。『エイプリルフールズ』はフジテレビ系にて4月1日(金)21時30分~放送。(笠緒)■関連作品:エイプリルフールズ 2015年4月1日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン
2016年04月01日俳優のユースケ・サンタマリアが3月31日、都内のホテルで行われた主演ドラマ『火の粉』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~24:35/全9回)の制作発表会見に登場し、埼玉県川越市という遠方での撮影に「火がつきましたよ」と闘志を見せた。東海テレビが51年半の昼ドラの歴史に幕を下ろし、新たにスタートさせる"オトナの土ドラ"枠第1弾となる今作は、愛知県出身のミステリー作家・雫井脩介の同名小説が原作。退官した裁判官・梶間勲(伊武雅刀)と義理の娘の雪見(優香)らその家族が住む家の隣に、過去に無罪判決を下した連続殺人事件の容疑者・武内真伍(ユースケ)が引っ越してきたことから、梶間家の運命を狂わせていくサスペンスドラマだ。主な撮影現場は埼玉県川越市で、ユースケは「車で順調に行って1時間、ちょっとでも混むと1時間40分かかる場所に、毎日毎日通っています」と説明。倉庫にセットを組んで撮影しているそうだが、「倉庫の中が、外よりもなぜか寒いんです」と、外気との気温差が10℃近くある惨状を訴えた。この倉庫には当然楽屋もないため、テントに出演者が集まってストーブに当たるのが習慣。そこに、梶間家の母親役を演じる朝加真由美が、浅漬けやひじきの煮物を作って持って来るなど、とてもアットホームな雰囲気になっているそうだ。ユースケは、シリアスで重いシーンが多い今作にとって、これがとても良い効果をもたらしていることを強調し、「だから俺たち埼玉に来てるんだ!と、自分を納得させています」と力説した。しかし、ユースケは先日、番宣で都内のフジテレビ湾岸スタジオに行った際、ここで撮影している他のドラマが「いいなぁと思いました」「なぜ俺たちはこんな劣悪な環境で…」と、気持ちが折れかけてしまったことを告白。「暖かいし、近いし…」と愚痴が続きそうになったが、「逆に負けてらんねぇな! 5倍も6倍も面白いドラマ作ってやろうじゃねぇか!って火がつきましたよ!」と、再び闘志を燃やしていた。その後、会見は別の話題に移ったが、伊武が「やっぱり寒いなぁ。朝なんてセットで吐く息白いんだぜ?」と思い出し、再び埼玉の倉庫の話に。ユースケは「密閉されていて、時間の感覚もなくなるんです。夜中の2時くらいに撮影が終わったくらいの疲れ方なのに、実際は夜の7時だったりする」と体力の消耗も激しいという。そんな過酷な撮影のため、ベテランの伊武はストーブの前のソファーに座り、そのままよく眠っているそう。優香はその姿を思い出して「その姿が神々しい(笑)。仏様みたいで手を合わせたくなっちゃう(笑)」と急に笑いはじめてしまい、現場のアットホームな雰囲気を伝えていた。
2016年04月01日フジテレビの新ドラマ枠オトナの土ドラ「火の粉」の制作発表会見が3月31日(木)都内で行われ、主演のユースケ・サンタマリア、共演の優香、伊武雅刀が出席。ユースケさんは、約9年ぶりの連続ドラマ主演に気合を入れつつも、“密室ロケ”への苦言を呈した。作家・雫井脩介による同名小説を連続ドラマ化。元裁判官とその家族の住む家の隣に、かつて殺人事件で無罪判決を下した謎の男・武内真伍(ユースケさん)が引っ越してきたことから起こる、恐怖の日々を描く。約9年ぶりの連ドラ主演にユースケさんは「台本をもらったときから面白いと思ったし、5話まで台本を読んだときに、このドラマは化け物だと思った。毎話クライマックスみたいな話だし、出し惜しみはゼロ。今クールで一番とんでもなく面白いドラマだと自負している」と自信を語り、放送後の反響が鈍い場合は「賛否両論ならばいいけれど、単に『つまんねー』とか言われたら、世間を許さない。何をするか分からない。怖いものはないので、思いっきりやっています」と気合をみなぎらせた。その一方で、埼玉での撮影に触れてユースケさんは「車で1時間以上かかる場所にセットが建てられていて、その倉庫の中が外よりも寒くてトイレが近くなる。密閉されているので、深夜2時くらいかな?と思って倉庫の外に出ると夜の7時だったりして、時間の概念がなくなる」と過酷な状況に苦笑い。それでも「番宣で(台場にある)湾岸スタジオに行ったら暖かかった。逆に負けていられないと思って、そこで撮影されているものの5倍面白いドラマを作ってやるという気になった」と奮起していた。フジテレビ系オトナの土ドラ「火の粉」(東海テレビ制作)は、4月2日23時40分~スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年03月31日俳優のユースケ・サンタマリアが31日、都内のホテルで行われた東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『火の粉』(毎週土曜23:40~24:35/全9回)の制作発表会見に登場し、「これで評判が悪かったら世間の方がセンス無いっていうことです!」と、9年ぶりの連ドラ主演作品に強い自信を示した。東海テレビが51年半の昼ドラの歴史に幕を下ろし、新たにスタートさせる"オトナの土ドラ"枠第1弾となる今作は、愛知県出身のミステリー作家・雫井脩介の同名小説が原作。退官した裁判官・梶間勲(伊武雅刀)と義理の娘の雪見(優香)らその家族が住む家の隣に、過去に無罪判決を下した連続殺人事件の容疑者・武内真伍(ユースケ)が引っ越してきたことから、梶間家の運命を狂わせていくサスペンスドラマだ。ユースケは会見の冒頭、「世間のイメージでは、ウソつき、ホラッチョと思われてるんですが、ウソは嫌いなんです。冗談を言っているんです」と強調。その上で「今回はすごい面白いです。5話まで台本を読んで、このドラマ"バケモノ"だと思いました」絶賛し、「今クール一番面白いドラマという自負の中でやっているので、ぜひとも皆さんに見てほしいです」と真実の心で呼びかけた。しかし、ユースケが真面目に語ったのはここまで。この後は、背景パネルの自身の写真を見て「鼻の穴に小指が入りそうだ!」と驚いたり、撮影現場の埼玉・川越の倉庫が「外より寒い」と愚痴りだしたり、共演の優香が休憩中に寝ている伊武雅刀を「動画で撮ってYouTubeにアップしたんで、すぐ僕が削除しましたよ!」と言い出したり、優香にセクハラ発言をぶつけたり、テーブルに出された水を「これ日本酒じゃない!」と怒り出すなど、言い放題の状態になった。すると、記者席に潜んでいた脳科学者の中野信子氏が登壇し、この会見の言動からユースケを「頭の回転が非常に速い人なんですけど、ちょっと散漫な印象を与えるかと思います。言葉が止まらないような感じがするので、ドーパミンが足りない人はこういう感じになりやすい」と診断。ユースケは「返す言葉もございません」と素になってしまったが、続けて中野氏から「タレントや俳優にとても向いている」と言われて喜び、今度は中野氏にセクハラ発言を放っていた。その後もユースケは止まらず、自身の演じる武井が実際に隣に引っ越してきたら、「鉄パイプでボコボコにしますよ!」と男気ある宣言。同じ質問に、伊武が悩んでいるところに、「伊武さんがタンクトップにG短パンにローラースケート履いてたら、僕は引っ越しますよ」と謎のアドバイスをすると、伊武は「いや、おれなら全裸で対応するよ!」と乗ってしまい、終始笑いの絶えない会見となった。
2016年03月31日フリーアナウンサーの新井恵理那が、テレビ東京系ドキュメンタリー番組『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~』(毎週月曜日 21:00~21:54)新MCとなることが29日、わかった。これまでMCを務めていたフリーアナウンサー・杉崎美香が産休に入った代わりに4月11日の放送から登場し、タレントのユースケ・サンタマリアと2人で番組を進めていく。同番組は、世界で働く知られざる日本人を追いかけ、対象者の人生のドラマを紐解いていくドキュメンタリー。初回の収録を終えた新井は「番組自体、前から好きだったので、自分が見ていていろんな刺激を貰いました」と感想を述べた。一緒にMCを務めるユースケ・サンタマリアについては「スタッフさんから事前に、『(ユースケさんは)冗談ばっかり言うから』と聞いていてドキドキしていましたが、今日は私の事をおもんぱかってくださったのか、そんなに惑わされる事はなかったです(笑)」と、好感を持った様子。「ユースケさんは、ロケVTRを見ている時には、ぐっと心掴まれている様子もあり、一方でスタジオではみなさんと面白い妄想の様なトークをしたりと、緩急が凄かったです」と称賛した。
2016年03月29日内村光良が知念侑李(Hey! Say! JUMP)とW主演を果たし、初の原作・脚本・監督・主演に挑む映画『金メダル男』の公開日が、ついに10月22日(土)に決定。併せて、本作の第1弾キービジュアルが解禁となった。日本中が東京オリンピックに沸いた1964年、長野県塩尻市に生まれた秋田泉一。幼少時代、徒競走で一等賞の金メダルを獲ったことをきっかけに「絵画コンクール」から「火起こし大会」まで数々の大会で金メダルを獲得し、一躍“塩尻の神童”と呼ばれるようになる。だがそれは、泉一にとって世の中のあらゆる一等賞を獲ることを目指す、“金メダル男”への始まりに過ぎなかった――。2011年7月にサンシャイン劇場で上演され、大好評を得た内村さんの一人舞台「東京オリンピック生まれの男」を基に自身で映画化。世の中のあらゆる一等賞を獲ることを目指し続ける懲りない主人公・秋田泉一を、知念さんと内村さんがW主演で演じ、ヒロインを木村多江が務めるほか、ムロツヨシ、土屋太鳳、平泉成、宮崎美子、笑福亭鶴瓶らといった豪華キャストを起用。さらに、彼の人生に関わっていく人物として、大泉洋、上白石萌歌、清野菜名、竹中直人、田中直樹、長澤まさみ、柄本時生、山崎紘菜、森川葵、ユースケ・サンタマリアら総勢19名の金メダル級のキャストも発表されており、話題騒然となっている。撮影は、昨年10月~12月までおよそ2か月行われ、現在は絶賛編集中。“内村ワールド”の完成に期待の声が高まる中、監督は「『映画を撮りたい』という思いでこの作品の原型を考えて5年。もう少しで映画が完成します。たくさんの人にこの作品を共有してもらうために、そして映画館で一人でも多くの人に笑ってもらうために、日夜努力しております」とコメント。さらに、「ビジュアル見たとき、思いました。俺、知念と2人、『ベスト・キッド』みたいだなって。でも師弟ではなく2人で一役に扮してます!」と知念さんとのタッグに言及。その第1弾キービジュアルでは「すべての一等賞をとる。それがボクの夢なのですっ!!」と、力強いジャンプで金メダルに手をかけようとする泉一の姿が、キラッキラの躍動感たっぷりに映し出されている。なお、 3月25日(金)からは上映劇場窓口にて特典付きムビチケの発売が決定。“金メダル男”の名にちなみ、金色のつなぎに身を包み、表彰台に上る秋田泉一に扮した内村さんと知念さんの2人が映し出されたクリアファイルが特典となるという。リオ・オリンピックを控える2016年、『金メダル男』もまた日本中に爆笑と感動を巻き起こすのか!?楽しみに待っていて。『金メダル男』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月23日