「ライオンキング」について知りたいことや今話題の「ライオンキング」についての記事をチェック! (1/12)
ディズニー史上最も温かく切ない兄弟の絆の物語を描く映画『ライオン・キング:ムファサ』が現在公開中。この度の大ヒットを記念して1月8日、ムファサ&タカ応援上映会が行われ、“超実写プレミアム吹替版声優”の尾上右近、松田元太(Travis Japan)、MARIA-Eが登壇した。オープニング3日間で全世界興行収入No.1となる1億2,220万ドル(約194億円)を記録、Rotten Tomatoes(オーディエンススコア)では89%の高得点を獲得(1/8時点)(※1ドル=159円・1/8現在/Box office mojo参照)、現在までに興行収入16億1,689万円、114万8,010人を動員している本作(※1/7現在)。今回のイベントには、多くのファンたちが会場に集まり、最初に主人公ムファサ役の右近が登場すると、盛大な拍手で迎えられ、「明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!」と笑顔で挨拶。ムファサについて右近は「ひとりぼっちになってしまったところから、いろんな経験をしていくんです。メスライオンとも関わりがあって、タカのお母さんにもいろんなことを教えてもらったムファサは、包容力と判断力がある。柔らかい部分と強い部分が同居していて、器の大きいライオン。それが王になる所以なんじゃないかなと思います」と魅力をアピール。そして、「サラビに対しては秘めた思いがありましたが、“タカのために”と思ってやったことが、知らず知らずのうちに、自分の魅力に繋がってしまい、サラビと通じ合う。そこが未来の『ライオン・キング』に通じていくんです」とも語った。そこへ、サラビ役のMARIA-Eも駆けつけ、ムファサの魅力を問われると、「圧倒的王者の器。そして、立ち姿もとても好き。女性は惚れてしまうような存在ですよね」と回答。右近は「ムファサは器の大きさや前に進む力がある一方で、支えてあげたいと思わせたり、母性本能をくすぐったりするような隙もある。そういうところが、サラビは惹かれるのではないですかね。そしてサラビは、完全ではないムファサに気づきを与えてくれたりする存在で、そんなサラビにムファサは惹かれていくのではないかと思います」とコメント。ムファサとサラビの関係性が、『ライオン・キング』にも繋がる重要な要素なのだと付け加えた。トークが盛り上がる中、次第に惹かれ合っていくムファサとサラビの思いを歌った劇中歌「聞かせて」が、右近とMARIA-Eの生歌唱で披露される一幕も。余韻が冷めやらない中、「オレに兄弟はもういない溺れていたお前を助けてやったオレが今、溺れもがいているこの怒りは決して忘れない」と不穏なセリフが響き渡り、ムファサの弟タカ(後のスカー)役の松田が観客席の方から登場。タカの魅力について松田が「後にスカーと呼ばれるタカは、可愛らしさを持っていますが、グラデーションというか、闇落ちしていくところが魅力」と語り、タカを演じる上でのこだわりを「可愛らしい一面もありますが、スカーになる瞬間だったり、変わっていく過程はより大事に声で演じたいなと思いました。世界中の『ライオン・キング』ファンや、ディズニー作品を愛している方に“傷”をつけないように。皆さんが“スカー状態(闇落ちしたスカーの状態)にならないように、大事に、丁寧に、演じさせていただきました」と話す。そんな松田の演技を右近は「心がこもっているのが伝わってきますよね。“げんげん”は以前、誰よりもタカに寄り添ってタカに愛情があると言っていたが、本当にその通り!技術だけではなく、気持ちを注ぐことをやり切ったんだなと。“げんげん”の違う一面にびっくりされると思いますよ」と称賛。続けて「(もう一回闇落ちボイスを聞かせていただきたいですけれども…みんなも聞きたいですよねー?」と目を輝かせると、松田は瞬時に役に入り込み、「俺には何もないムファサが全てを奪った」と本編にも登場するセリフを披露、会場中が拍手喝采となった。会場内が熱気に包まれる中、MARIA-Eが「(最後に“兄弟の絆”を感じるあの曲、聞きたいですよねー?」とフリ、劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」を生歌唱。本物の兄弟かのように仲睦まじかったころのムファサとタカを思わせる息の合ったパフォーマンスに、観客もノリノリの手拍子で応対していた。『ライオン・キング:ムファサ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2025年01月09日11月8日に映画『ライオン・キング:ムファサ』の応援上映会が開催され、尾上右近、松田元太(Travis Japan)、MARIA-Eら超実写プレミアム吹替版声優が登壇し、作品の魅力を語り尽くした。多くのファンたちが待つ会場に最初に登場したのは、本作の超実写プレミアム吹替版にて主人公ムファサ役を務めた尾上右近。盛大な拍手で迎えられた右近は、「明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!」と笑顔で挨拶。「手洗い・うがいをしっかりして、(体調には)お気を付けくださいね」と会場に集まったファンたちを気遣った。本作のヒットを受けて、「公開するまで夢のようでしたが、たくさんの方から感想の声をいただき、皆さんの目に届いていることを実感する日々です。歌舞伎の人間は休みが少ないのですが、周囲の先輩方の中にも31日や元旦に観てくださった方もいて。大ヒットも嬉しいですし、何より、自分が主役を担当させていただいた作品を多くの方にご覧いただけて嬉しいです」と反響の大きさを喜んだ。そんな右近が演じたのは、前作『ライオン・キング』で息子シンバを命がけで守った父ムファサ王。彼と、彼の命を奪ったスカー(タカ)の若き日を描く本作では、かつて血のつながりをこえて“兄弟の絆”でむすばれていたふたりの“衝撃の秘密”が明かされる。自身が演じたムファサについて、右近は「ひとりぼっちになってしまったところから、いろんな経験をしていくんです。メスライオンとも関わりがあって、タカのお母さんにもいろんなことを教えてもらったムファサは、包容力と判断力がある。柔らかい部分と強い部分が同居していて、器の大きいライオン。それが王になる所以なんじゃないかなと思います」と魅力をアピール。続けて、「サラビに対しては秘めた思いがありましたが、“タカのために”と思ってやったことが、知らず知らずのうちに、自分の魅力に繋がってしまい、サラビと通じ合う。そこが未来の『ライオン・キング』に通じていくんです」とも話した。そのムファサが、冷徹な敵ライオン・キロスから群れを守るため、タカと共に新天地を目指す中で、後の妻となるサラビと仲を深めていくシーンにも注目してほしいと語る。そこへ、サラビ役の超実写プレミアム吹替版声優を務めたMARIA-Eも駆けつけた。ムファサの魅力について問われたMARIA-Eは、「圧倒的王者の器。そして、立ち姿もとても好き。女性は惚れてしまうような存在ですよね」とコメント。右近は、「ムファサは器の大きさや前に進む力がある一方で、支えてあげたいと思わせたり、母性本能をくすぐったりするような隙もある。そういうところが、サラビは惹かれるのではないですかね。そしてサラビは、完全ではないムファサに気づきを与えてくれたりする存在で、そんなサラビにムファサは惹かれていくのではないかと思います」とコメント。「互いに補い合っているような」(MARIA-E)、「これが夫婦の理想の形ですよね」(右近)とも話し、ムファサとサラビの関係性が、『ライオン・キング』にも繋がる重要な要素なのだと付け加えた。ムファサとサラビに纏わるトークが盛り上がったところで、物語の中で、次第に惹かれ合っていくムファサとサラビの想いを歌った劇中歌「聞かせて」を、右近とMARIA-Eが生歌唱。静かに心を通わせ合う劇中のムファサとサラビかのように、時折見つめ合いながら、美しいハーモニーで観客たちを魅了した。「何度でも一緒に歌わせていただきたいと思う曲。自分の孤独を打ち明け、サラビと出会えた喜びを表現する、多幸感溢れる曲。歌っていてもあったかい気持ちになりました」(右近)、「顔を合わせて歌うのは、これが2回目ですが、全然歌い足りないです!何回でも歌いたいです!」(MARIA-E)と笑顔をみせた。余韻が冷めやらぬ中、会場内に突如、「オレに兄弟はもういない溺れていたお前を助けてやったオレが今、溺れもがいているこの怒りは決して忘れない」と不穏なセリフが響き渡り、ムファサの弟タカ(後のスカー)役の超実写プレミアム吹替版声優を務めた松田元太(Travis Japan)が観客席の方から登場。黄色い歓声があがった。松田演じるタカといえば、両親とはぐれ孤児となってしまったムファサを群れに引き入れたライオンの王子。そして後にスカーとなり、ムファサの命を奪うこととなる。そんなタカの魅力について、松田が「後にスカーと呼ばれるタカは、可愛らしさを持っていますが、グラデーションというか、闇落ちしていくところが魅力」と語る。MARIA-Eは「不器用ですよね。そこが愛らしいというか、どこか憎めない。みんなに愛されるキャラクターなんですよね。そこからの闇落ちに興奮しますね。カッコ良いし、萌えポイント」とコメント。右近も「純粋で、真っすぐで。“回線が3つしかないのかな?”というくらい、いろんな方法を知らないライオンなのですが、そこが良い!」と同調し、「“げんげん(松田)”も、闇落ちしそうになったら言ってね!(笑)」と笑顔でコメント。松田が「言います!」と即答し、会場を笑わせた。次第に悪に転じていく難しい役どころを演じた松田は、タカを演じる上でのこだわりを「可愛らしい一面もありますが、スカーになる瞬間だったり、変わっていく過程はより大事に声で演じたいなと思いました。世界中の『ライオン・キング』ファンや、ディズニー作品を愛している方に“傷”をつけないように。皆さんがスカー状態(闇落ちしたスカーの状態)にならないように、大事に、丁寧に、演じさせていただきました」と話す。そんな松田の演技を、MARIA-Eは「声の表現の幅がすごい。普段の声は特別低いわけではないのに、この音域の広さ。歌から繋がっているんですかね」と大絶賛。右近も「心がこもっているのが伝わってきますよね。“げんげん”は以前、誰よりもタカに寄り添ってタカに愛情があると言っていたが、本当にその通り!技術だけではなく、気持ちを注ぐことをやり切ったんだなと。“げんげん”の違う一面にびっくりされると思いますよ」と称賛。続けて、「もう1回闇落ちボイスを聞かせていただきたいですけれども……みんなも聞きたいですよねー?」と目を輝かせ、ムファぶり(=ムチャぶりの意)。突然のフリに驚きの表情を見せつつも、松田は瞬時に役に入り込み、「俺には何もないムファサが全てを奪った」と本編にも登場するセリフを披露。繊細なタカというキャラクターを“声”だけで見事に表現した松田のギャップ溢れる姿に、会場中が拍手喝采。松田が「ムファぶり緊張するよ~先に言ってくださいよ!」とリアクションすると、右近は「良かったよ!!」と松田の演技力の高さを称賛した。会場内が熱気に包まれる中、続いてMARIA-Eが、「(最後に“兄弟の絆”を感じるあの曲、聞きたいですよねー?」と右近と松田にさらに“ムファぶり”。ふたりは、これまでイベントやTV番組などでも繰り返し歌ってきた劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」を生歌唱。本物の兄弟かのように仲睦まじかった頃のムファサとタカを思わせる息の合ったパフォーマンスに、観客たちもノリノリの手拍子で応対。イベントの締めくくりに相応しい大きな盛り上がりをみせた。歌の感想を問われると、「新年良い幕開けになりました。良い年になること間違いなし。楽しかったね。今日はいつもと違って、大人な感じだったよね」(右近)、「僕も同じこと考えてた!ムファサとタカみたいに、この曲を歌うたびに、僕たちの絆も強くなっているのを実感します」(松田)と、引き続き息ぴったり。それぞれ「歌舞伎の準備するときにも聞いています」(右近)、「ライブの日、シャワー浴びるときにも聞いてます」(松田)と、楽曲への愛をアピールし合った。最後に3人それぞれ、映画を楽しみにしているファンに向けて、「愛を持ってたくさんの方に届けられるよう、自信を持って挑戦しました。個人としても勉強になった部分がたくさんありましたし、改めてディズニーが大好きになったし『ライオン・キング』もより大好きになりました!あったかくて切ない『ライオン・キング:ムファサ』をたくさんの方に観てほしいです」(松田)、「他人ごとってないんだよということを強く伝える作品です。それをムファサが身をもって知っていて、みんなに気持ちを共有していくことで、世界が少しずつ変わってひとつになる。そして、その役を担ったムファサは王になっていく。新たな年を迎えた今、背中を押してくれる最高のエンターテインメントです。もう観た方にはもう1度観ていただきたいですし、観ていない方は“なにやってんの?!”と言いたいくらい、たくさんの方に観ていただきたいです!」(右近)と、メッセージを贈り、イベントは終了した。<作品情報>映画『ライオン・キング:ムファサ』公開中公式サイト: Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2025年01月09日俳優の柳楽優弥が主演を務めたTBS系金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』に“ライオン”役で出演した子役・佐藤大空(さとう・たすく)の公式インスタグラムが6日更新され、“書き初め”ショットが反響を呼んでいる。「書き初めと絵をかきましたさて、たすくは何をかいたでしょう」とつづり、大空と実兄で子役・佐藤遙灯(はると)との2ショットをアップ。書き初めには大きな文字で「みっくん」と書かれており、『ライオンの隠れ家』で坂東龍汰(27)が演じた美路人(みちと/愛称:みっくん)への愛があふれるショットになっている。この投稿に、坂東が「たっくんみっくんて、、、、会いたいなぁ 大好きだよ ありがとう」と喜びのコメントをしたほか、ファンから「みっくん愛あふれすぎてる」「書き初めは『みっくん』だし、ライオンいるし、絵もライオンと、、これは、、、ウミネコに似てますが、笑笑笑笑」「ライオンの隠れ家ロスはまだまだ続いてます」などの声が寄せられている。
2025年01月07日1月3日から5日にかけての週末、北米のボックスオフィスで首位に輝いたのは『ライオン・キング:ムファサ』だった。先週までの2位から首位にランクアップした。現在までの北米興収は1億6,800万ドル、世界興収は4億7,600万ドル。2019年の『ライオン・キング』の世界興収16億ドルには程遠い。2位は『ソニックxシャドウ:TOKYO MISSION』。このシリーズの3作合わせた世界興収は10億ドルを突破した。3位はロバート・エガート監督、リリー=ローズ・デップ、ニコラス・ホルト主演の『Nosferatu』。4位は『モアナと伝説の海2』、5位は『ウィキッドふたりの魔女』だった。次の週末はジェラルド・バトラー主演の『アウトロー』続編が公開になる。文=猿渡由紀『ライオン・キング:ムファサ』公開中(C)2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2025年01月07日フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのディズニー・アニマルキングダムで公演しているショー「ツリー・オブ・ライフ・アウェイクン」が、期間限定で『ライオン・キング:ムファサ』バージョンに。ホリデーシーズンのゲストを魅了している。「ツリー・オブ・ライフ・アウェイクン」は、ディズニー・アニマルキングダムの中央にある荘厳なシンボル「ツリー・オブ・ライフ」で日没後に開催される映像投影型のショーで、鮮やかな色彩と美しいアニメーション、美しい音楽による神秘的で幻想的なエンターテインメント。そこに映画『ライオン・キング:ムファサ』の公開を記念して、12月上旬より『ライオン・キング:ムファサ』バージョンも追加で公演。ホリデーバージョンの「ツリー・オブ・ライフ・アウェイクン」などと交互に披露される。映画『ライオン・キング:ムファサ』は、名作『ライオン・キング』のはじまりの物語である、温かく切ない“兄弟の絆”の物語を描く感動巨編。日本では12月20日に初日を迎え、オープニング3日間で興行収入3億7,545万円、251,122人を動員。(※PLF先行上映含む)週末興行収入で洋画NO.1の大ヒットスタートを記録した。世界では興行収入1億2,220万ドル(※約190億円)を記録、全米映画批評サイトRotten Tomatoes(オーディエンススコア)では88%(12/21時点)という高得点を獲得している。(※1ドル=156円・12/23現在/Box office mojo参照)※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月30日公開中の映画『ライオン・キング:ムファサ』の特別映像が公開になった。『ライオン・キング:ムファサ』は、名作『ライオン・キング』の主人公シンバの子キアラが、王国の祈祷師からシンバの父で偉大な王ムファサの若い頃の物語を聞くところから始まる。かつてムファサは両親とはなればなれになってしまった孤児だった。彼はタカと呼ばれるライオンに命を救われ、共に成長する。しかし時が経ち、王の子であったタカは“スカ―”と呼ばれ、孤児のムファサが“王”になった。ふたりの間に何が起こったのか?知られざる物語が明らかになる。本作はアフリカの大地を舞台に壮大な冒険ドラマ、緊迫のアクションシーンが次々に展開するエンターテインメント性の高い作品だ。小さな子どもから大人まで楽しめる内容になっており、そこには本作の監督を務めたバリー・ジェンキンスの想いが込められている。「この映画を監督することが決まった時、私は最初にミュージカル『ライオン・キング』を観に行きました。それも日曜日の早い時間の公演に。日曜の早い時間であれば、小さな子どもたちも劇場にたくさん集まっていると思ったからです。改めて観たミュージカル『ライオン・キング』は本当に素晴らしいものでした。楽しい場面とユーモアが満載で、客席の子どもたちはずっと笑っていましたし、大人しか理解できないセリフもちゃんとあって大人の観客も笑っていました。ジュリー・テイモアの演出は本当に素晴らしくて、劇場にいる子どもたちは最後までまったく飽きることなく楽しんでいました。劇場を出て私は映画『ライオン・キング:ムファサ』も同じように子どもから大人まで楽しめる映画にしなければならないと思ったのです」ジェンキンス監督の想いを実現させるため、監督と長年タッグを組んでいる撮影監督のジェームズ・ラクストン、2019年の『ライオン・キング』の映像も手がけた制作会社MPCなど、スゴ腕のスタッフが集結した。彼らはそれまで培ってきた技術とツールをさらに進化させ、観客が物語の世界に没入できる映像を生み出していった。このほど公開になった映像ではその過程を見ることができる。さらに付け加えると本作は単にダイナミックなシーンが続くだけでなく、各キャラクターの心情に寄り添い、その感情の動きが伝わってくる映像づくりが目指された。ジェンキンス監督は「意図していたのは“親密さ”でした」と振り返る。「現実の世界ではカメラを持ってライオンに近づくことは簡単ではありません。しかし、本作のツールを使えばアップを描くことは可能ですし、1994年のアニメーション映画『ライオン・キング』を改めて観てもキャラクターのアップが多いんです。キャラクターの表情を通じて、観客とキャラクターの感情的なつながりが生まれるのです。私と撮影監督のジェームズ・ラクストンはこれまでの作品を通じて、俳優の表情やちょっとした動きの変化にインスパイアされたカメラワークを追求してきました。本作でも俳優の演技、キャラクターの感情の動きが、すべてのデジタル・アニメーションの動きのベースでありモチベーションになっているんです。本作では2019年の映画と同じツールを使ってはいるのですが、その使い方も、映像に対する考えも違うものになりました」本作は、監督の願い通り、繊細なドラマを描きつつ、最後の最後まで楽しめるエンターテインメント性の高い映画になった。映像の中でジェンキンス監督は「臨場感を味わってもらいたい。劇場で観れば、特別な体験になる」とメッセージを寄せている。『ライオン・キング:ムファサ』公開中(C)2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月29日ドラマ『ライオンの隠れ家』に“ライオン”役で出演した子役・佐藤大空の公式インスタグラムが26日更新された。【画像】「今と全然変わんない」イケメンYouTuber 幼少期の写真公開し驚愕の声続々「沢山のお祝いメッセージありがとうございました! ⸜⸝」と綴り、写真をアップ。投稿された写真には、実兄で子役・佐藤遙灯と笑顔でうつる大空の姿が。今年6歳の誕生日を迎えた大空、今後の活躍にも注目である。 この投稿をInstagramで見る 佐藤大空(5)・佐藤遙灯(9)(@sato_harutasu__official)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2024年12月27日俳優の柳楽優弥が主演を務めたTBS系金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』に“ライオン”役で出演した子役・佐藤大空(さとう・たすく)の公式インスタグラムが26日更新され、“兄弟”ショットが公開された。25日に6歳の誕生日を迎えた大空。「沢山のお祝いメッセージありがとうございました!」と感謝を伝え、「お写真は6歳ほやほやのたすくと くしゃくしゃ笑顔のはるとです」と実兄で子役・佐藤遙灯との兄弟ショットをアップした。「そして相変わらずお調子者なたすくの動画を6歳もたすくらしく、のびのびと‥!」と、「マツケンサンバ」を歌う大空のおちゃめな動画も披露した。この投稿に「2人とも可愛すぎます!!」「お兄ちゃんもイケメン。2人の笑顔は本当に素敵」「たっくんおめでとう」「ポケモンのケーキでおいわいうれしいね」「マツケンサンバやばいwwwww」「ちょっと腰振るとことか最高です!」などの声が寄せられている。
2024年12月27日ディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』の劇中歌「聞かせて」の本編映像が解禁された。公開初週末で興行収入3億7,545万円を記録し、世界中で絶賛の声が相次いでいる本作。SNS上でも「涙が止まらない」「美しい楽曲」といったコメントが多く寄せられている。この度解禁となったのは、尾上右近演じるムファサと、ミュージカル界で活躍するMARIA-E演じるサラビが歌う劇中歌「聞かせて」の本編映像。ムファサとタカの関係性とその後の運命を語る上では欠かすことのできない重要な一幕。ムファサと、後にムファサの妻となるサラビが、それぞれの想いを重ね合わせていくシーンとなっている。冷酷な敵ライオン・キロスから仲間たちを守るため、約束の地「ミレーレ」を目指し過酷な冒険の旅に出たムファサとタカ。その旅の途中でふたりと出会い仲間となったのが、メスライオンのサラビだった。ともに旅する中で、互いに想いを寄せはじめたムファサとサラビは、寒空の下、ついに秘めた想いを伝え合う。そのシーンで登場するのが、ロマンティックなムード漂う劇中歌「聞かせて」。映像に映る寒そうな雪山とは裏腹に、そっと心を通わせ合うムファサとサラビの関係性を表現する温かな1曲となっている。『ライオン・キング:ムファサ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月26日ディズニー最新作『ライオン・キング:ムファサ』が公開されている。本作の監督を手がけたのは、アカデミー作品賞受賞作『ムーンライト』や『ビール・ストリートの恋人たち』を手がけたバリー・ジェンキンスだ。彼は本作の脚本を読み、そこに書かれているに内容にとても驚いたという。なぜ彼は本作を手がけることになったのか?ジェンキンス監督に話を聞いた。バリー・ジェンキンス監督の名を一躍、有名にしたのは2016年公開の映画『ムーンライト』だろう。主人公シャロンの幼少期から大人になるまでを描いた作品で、シャロンはあるコミュニティの下で育ち、時にそこで暮らす人々から影響を受け、時にそれをはねのけて自身の生きる道を探っていく。撮影監督ジェームズ・ラクストンが手がけたビジュアル、ジェンキンス監督の繊細な語り口も高く評価され、その年の映画賞で数多くの栄冠に輝いた。そんな彼の元に『ライオン・キング:ムファサ』の脚本が届いた。名作『ライオン・キング』で主人公シンバの父だった偉大な王ムファサの若い頃を描いた物語だ。「私はこの脚本を読んで、この物語に込められたエネルギーの大きさと、物語に対するアプローチの豊かさ・複雑さに魅了されました。この物語はパワフルで、幅広い人々を魅了するエンターテイメント性の高い映画になると思いましたし、この映画が現代に公開されることは意義のあることだと思えたのです」本作は『ライオン・キング』の“その後”から始まる。王になったシンバの子キアラはある日、王国の祈祷師ラフィキから今はもうこの世にいないキアラの祖父にして偉大な王ムファサの若い頃の話を聞く。幼い頃、ムファサは両親とはなればなれになってしまい、雨で急激に増水した川で溺れるも、同年代のライオン、タカに命を助けられる。王の子であるタカと孤児のムファサは兄弟の絆で結ばれ、共に成長する。しかし、凶悪なライオン、キロスの出現によって平穏は日々は終わり、ムファサとタカは理想の地を求めて壮大な冒険に旅立つ。劇中に登場するムファサは、『ライオン・キング』に登場する威厳ある王の片鱗がまったくない若者だ。本作のムファサは、王の血を引くものが王になり、強い者が支配者になっていく群れの中で育つが、驚くほど群れの価値観や昔ながらの考えとは距離を置いている。ムファサは王の座も権力も興味がなく、自由に生きていきたいと願っており、迷ったり、葛藤しながら、育ったコミュニティから時に影響を受け、時にそれをはねのけて自身の生きる道を探っていく。そう、『ムーンライト』の主人公シャロンと同じように。「そうなんです!まったく同感です!私も脚本を読んだ時に本当に驚きましたよ!『ムーンライト』の主人公の物語と、『…ムファサ』の主人公の物語は、道のりだけ取り出すと、どちらがどちらの物語なのかわからないぐらい似ているんです。“水”と関係のある体験が、主人公の人生を大きく左右する、という展開も含めて。『ムーンライト』も本作も重要なのは“生きていく上で、自分自身の価値観は、自ら決めなければならない”ということです。私が本作を監督することで『ムーンライト』で描いたテーマをより深く掘り下げ、より多くの方と分かち合うことができるのではないかと考えました。これまで描かれてきたムファサとタカ(のちにスカーと呼ばれる)は“良い王と悪いヤツ”という印象だったと思います。本作ではふたりの幼い頃から描くことができますから、ムファサとタカがコミュニティから何を学んだのか、どんなレッスンを受けたのか、あるいは何を学びながらあえて“従わなかったのか”が描けるのです。さらに本作では“子育て”がキャラクターの形成にどう影響するのかも描かれています。ムファサはタカの母親が“義理の母”的な存在になったことで良い結果を生みます。一方、タカは王である実父の良くない子育ての影響を受けてしまうのです。本作ではあるコミュニティの中で育ち、教育を受け、影響を受ける中で自分なりの価値観を形成していく過程を描くことができました。この物語を小さな子どもたちに観てもらえることが私にとって非常に重要でした」この映画をつくる間、ずっと小さな子どもたちのことが脳裏にありました(c) 2024 Getty Images /Getty Images for Disney繰り返すが本作は『ライオン・キング』の前日譚ではない。本作で描かれるのは、祈祷師ラフィキが語り、孫キアラが聞いた“ムファサの物語”だ。だから、この物語には省略はある。抽象的な部分もある。ラフィキが語りたいのはムファサの詳細な過去ではなく、ムファサが冒険を通して得た価値観=信念だからだ。そして、その信念は“語り”を通じて、孫のキアラに受け継がれる。この物語の矢印は過去には向かっていない、どこまでも未来=新しい世代に向かっている。「キアラがこの映画の“ハート”を担っていることは間違いありません。この映画をつくる間、ずっと小さな子どもたちのことが脳裏にありました。思い返せば、『ライオン・キング』ではシンバが父を失うという強烈な体験をするわけですよね。この映画ではそのことをちゃんと踏まえた上で、ラフィキはキアラと観客のために、亡くなってしまった偉大な王ムファサの神話を解体していきます。この映画を通して、キアラは物語を通じてムファサのことを知り、その信念を知り、そして学ぶわけです。コミュニティからさまざまなことを学びつつ、いつかは自分で自分の価値観を、自分の生きる道を決めていかなければならない、と」物語は世代を超えていく。時間を超えて物語に込められた想いや信念、教え、熱い気持ちが伝わっていく。ムファサの想いは息子シンバに伝わり、本作で物語を通じてシンバの子キアラに伝わる。そのドラマの豊かさ、壮大さ、最後まで息もつかせぬ冒険ドラマの面白さは、今後も世代を超えて多くの観客を魅了することになるだろう。『ライオン・キング:ムファサ』公開中(C)2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月26日『ライオン・キング:ムファサ』の大ヒットを記念したクリスマスイベントが開催された。12月20日の公開直後から、圧巻の映像美や珠玉のミュージカルナンバーが大きな話題となっている本作。この度、クリスマスイブの12月24日にイベントが開催され、応援大使を務める永尾柚乃、ティモン役の超実写プレミアム吹替版声優を務めたお笑いコンビ「ミキ」亜生&昴生が登壇。映画の大ヒットを祝福した。イベントでは、永尾が「『ライオン・キング:ムファサ』応援大使の、な“ガオー”ゆのです」と挨拶し、会場を笑顔に包んだ。映画の感想について聞かれると、「とっても温かくて、とっても切なくて、感動しました!前作『ライオン・キング』で“兄弟なのになぜ?”と思ったところが分かるはじまりの物語で、映像も本当にすごかったです!」と映画の魅力を語った。また、ティモン役で続投を果たした亜生は、5年ぶりにティモンを演じたことについて、「(初めての声優のお仕事だったので)5年前は何も分からないまま“当たって砕けろ”という勢いで収録したのですが、今回は前作を超えなくてはという想いがありました」と心境を吐露。実際の収録については「監督から、ティモンは皆のことを想ってそうだけど、実は自分のことしか考えていないキャラクターだから、感情を入れないでと言われました。監督が横につきっきりで、踊りながら収録したりと、本当に楽しかったですし、自信もあります!もっと収録していたいなと思いました。(ティモンとプンバァの)テンポ感も最高です」と笑顔を見せた。2人が“ムファサトーク”で盛り上がる中、そこへ突然、サンタクロース姿の昴生が、映画に登場する動物たちをイメージし、トナカイとサンタクロースのコラボレーションしたようなオリジナル衣装で登場した。クリスマスのお願いごとを問われた永尾は「『ライオン・キング』の続編に出たいですね!サルが大好きなのでサル役で出たい!」とコメント。さらに昴生は、普段から兄弟で活躍しているだけに、ムファサとタカの“兄弟の絆”の物語は特に心に響いたようで、「僕には声優の仕事は一向に来ないのに、今日みたいにイベントなどでいろんな格好をさせられるんですよ!でも、弟が頑張ってるということで応援しないとなと思って。普通のコンビだったら自分が出ていない作品のイベントに来ないですよ!全て弟のためですよ!」と熱量たっぷりにコメント。亜生もこれに同調し、「これが僕たちの“兄弟の絆”です!」と、ムファサとタカに負けない“兄弟の絆”をアピールした。イベントの最後には、3人がライオン・キングツリーにぬいぐるみを飾り付け、映画のさらなるヒットを祈願した。『ライオン・キング:ムファサ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月25日バリー・ジェンキンスが『ライオン・キング:ムファサ』を監督する。そう聞いて、驚きを隠せなかった人は多いはずだ。『ムーンライト』や『ビール・ストリートの恋人たち』で“人間”を描いてきた名匠は、ライオンの世界にどう向き合うのか。その傍らには、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法の家』と、今やディズニーとの縁も長くなってきたリン=マニュエル・ミランダがいる。映画ファンを魅了する監督と、現代ミュージカル界を担う天才音楽家。『ライオン・キング:ムファサ』のキーパーソン2人に話を聞いた。バリー・ジェンキンス Photo by Belinda Jiao/Getty Images/リン=マニュエル・ミランダ Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disney遺産を受け継ぎ生まれた物語と音楽――この映画を共に手掛ける前、お互いに対してどのような印象を持っていましたか?ミランダ:僕は『ムーンライト』の大ファンなんです。『ムーンライト』がアカデミー賞の作品賞を受賞した年に僕は『モアナと伝説の海』でノミネートされていて、授賞式の会場にいました。あのクレイジーな夜の客席にいたんです。なので、バリーが僕の参加を望んでいると聞いたときは感激しましたね。ジェンキンス:僕だって、リンの作品の大ファンです!だから、実は過去に一度、リンと仕事をしようとしたことがありました。ミランダ:そのとき、「イエス」と言えなかったことを僕は今も後悔しています(笑)。ジェンキンス:ある事情があってね。残念ながら、実現しなかったんです。なので、リンがこの作品に参加することになり、本当にうれしかった。僕はリンのインタビューすべてに目を通していましたし、何事にも真摯で情熱的な彼の姿勢が大好きです。そういった人を作品のために見つけるのは、なかなか難しいものですしね。――『ライオン・キング:ムファサ』は『ライオン・キング』の遺産を受け継ぐ映画であると同時に、新しい物語でもあります。作り手としては、自由と制限のどちらを感じましたか?ジェンキンス:間違いなく、自由です。第一に、僕たちはイメージを作り直す必要がありました。前作に敬意を払いながら、そのスピリットやエネルギーを自分の中で再構築するよう求められたんです。スタジオは僕に、「『ライオン・キング』に君自身の声を持ち込んでほしい」と言ってきましたから。ミランダ:僕にとって、『ライオン・キング』の音楽は不滅。一口に「『ライオン・キング』の音楽」と言ってもいろいろありますが、僕は特に、世界中で上演されているブロードウェイ・ミュージカルの『ライオン・キング』のことを思い浮かべます。ブロードウェイで最も長く上演されている作品の1つですしね。舞台版は『ライオン・キング』のサウンドの可能性を広げました。だからこそ僕は今回、創造の余地というものを感じたんです。ムファサとタカの関係「シンプルで、複雑」――おふたりともジェフ・ナサンソンの脚本に魅了されたそうですが、本編で描かれるムファサとタカの“兄弟関係”はシンプルであり、複雑でもありますね。ジェンキンス:シンプルで、複雑。それが一番いい表現だと思います。僕たちは4歳の子供から104歳の大人にまで見てもらえる映画を目指しました。4歳向けのシンプルなものも、104歳向けのかなり複雑なものも込めたんです。104歳は大袈裟ですけどね(笑)。でも、それこそが『ライオン・キング』のクオリティであり、魅力ですから。ミランダ:そして、そのシンプルさと複雑さを担っているのが、おっしゃる通りムファサとタカの関係。僕は6歳と10歳の男の子2人の父親ですが、彼らは常にお互いをイライラさせています。と同時に、お互いのためなら何でもします。本当に、その2つが一緒に成り立つんですよね(笑)。だからこそ、シンプルで複雑だし、自分の作品では触れてこなかった新鮮な題材だと感じました。――どの曲を作るのが一番難しかったですか?ミランダ:(両親がムファサに歌う)「遥かなミレーレ」ですね!バリーが気に入ってくれて幸いです。まだ見ぬ安息の地・ミレーレを表現した曲ですが、パラダイスを表現するのは難しいし、パラダイスを音楽化するのはもっと難しい(笑)。だから、僕は教会の音楽やスピリチュアルな曲をたくさん聴きました。パラダイスについて書く心境になれるようにね。ジェンキンス:そして、僕のお気に入りが生まれたわけです(笑)。「遥かなミレーレ」はとてもパワフルで、『ライオン・キング』が何を表しているのかを深く示す楽曲。リンは本当に素晴らしい仕事をしました。この曲はムファサを駆り立てるエネルギーにもなりますから。――ミュージカルシーンの演出はいかがでしたか?ジェンキンス:映像作家として、僕が好きなディズニー映画の1つは『ファンタジア』なんです。僕たちは『ライオン・キング:ムファサ』を現実に根ざしたものにしなくてはいけませんでしたが、『ファンタジア』もそうであるように、時に音楽は深遠で魔法のような世界にいざなうための窓とも道とも言える役割を果たします。実際、「遥かなミレーレ」のシーンでは(両親役の)アニカ・ノニ・ローズとキース・デイヴィッドの歌と演技のおかげで、大地が文字通り色を変えるシーンを描くことができました。タンポポが蝶になるような、圧巻のシーンをね。リン、アニカ、キースが作り上げた歌の世界を視覚的に表現するのは、とてもクールなこと。しかも、そこに彼らの子供であるムファサの視点が加わるのが素晴らしいんです。ミランダ:ちなみに、僕のお気に入りは「バイバイ」です。僕はバリーに、悪役の曲を売り込みました。『ミラベルと魔法だらけの家』の“悪役”は世代間のトラウマでしたから(笑)、今回は素晴らしい悪役の曲を書きたかったんです。(キロス役の)マッツ・ミケルセンは印象的な悪役をたくさん演じてきましたし、彼の声のために何か書きたかった。その機会をもらえてうれしかったですね。2人の“人生の1本”は?――『ライオン・キング』が“人生の1本”だと感じている人は多いですし、『ライオン・キング:ムファサ』もそうなり得る作品です。おふたりにとっての“人生の1本”は?ミランダ:僕は黒澤明の『七人の侍』が大好きです。10歳の息子にも半分まで見せました。長い映画なので、半分までですけど(笑)。息子は映画が大好きで、映画の道に進みたいと思っているんです。なので、映画を見てたくさんの質問をしてきました。10歳の彼が白黒の日本映画を観て、字幕を読んでいることすら驚きなのに。彼は完全に、『七人の侍』に夢中です。僕にとっては、それこそが偉大な芸術作品の証。完璧なテンポのストーリー展開も素晴らしいです。今までに作られた最高の映画の1本ですね。リン=マニュエル・ミランダ Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disneyジェンキンス:その時々でお気に入りは変わりますし、とてもじゃないけど1本には絞れませんが、今はたぶんウォン・カーウァイの『恋する惑星』。僕はしばしば、自分の作品の中に“感情”を求めるんです。フィルムで撮ったものか、デジタルで撮ったものか、バーチャル・プロダクションによるものかに関係なく、僕は音と映像で感情を捉えたいと思っている。そして、ウォン・カーウァイは非常にシンプルなその映画の中で、可能な限り最も刺激的な感情を捉えました。それは、僕が楽しい協力者たちと一緒に、『ライオン・キング:ムファサ』で捉えようとしたものと同じなんです。バリー・ジェンキンス Photo by Belinda Jiao/Getty Images(渡邉ひかる)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月24日ディズニー史上最も温かく切ない兄弟の絆を描く映画『ライオン・キング:ムファサ』が、“涙した”と話題になっている。『ライオン・キング』はじまりの物語を超実写版で描く本作。ディズニー・ファンはもちろん、20~40代男女、ファミリー層、カップルなど、幅広い客層で賑わっている本作。SNSでは「始まって1分、涙が出てラストまで泣きっぱなし。ライオン・キングという作品への創り手の愛を一心に浴びた」「ディズニー史上、1番切ないお話だった…でも本当に美しくて悲しくてかっこよくて、勇気をもらえる素敵なお話でした」「ムファサとタカの絆と決別が切なすぎて涙なしで観られませんでした」と兄弟の絆に涙したという観客の声で溢れている。また、「圧倒的な映像美・世界観・没入感でずっと魅せられた」「映像がものすごく綺麗だったなぁ…本当に映画の世界に飲み込まれてしまった」と超実写版のリアルを超えた映像の美しさ、迫力に感激する感想が寄せられた。音楽家リン=マニュエル・ミランダが手掛ける楽曲へのコメントも見られ、「ムファサとタカの「ブラザー/君みたいな兄弟」が最高すぎた!」「音楽がとにかく良い!めっちゃ泣けた!」「素晴らしい楽曲の数々を聞くために、また劇場に足を運びたいと思います!」と心揺さぶられる鑑賞者も。吹き替えは、ファサを尾上右近、弟タカを松田元太(Travis Japan)、冷酷な敵ライオン・キロスを渡辺謙が務めているが、「尾上右近さん、松田元太くん本当に声優初挑戦なのかな?ってくらいすごかった。渡辺謙さんのキロスもやばすぎた」「尾上右近さんのムファサ、後に王になる資質をうまく表現してらっしゃるなと思ったし終盤シーンの演技が素晴らしくて…大和田さんへのリスペクトを感じた」「劇中歌『裏切りの兄弟』は元太くんの力強い歌声に感情もこもっていて心揺さぶられた…また聴きたい」と話題に。そして今回、そんなムファサとタカの関係性を歌う劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」の特別映像が公開。本編特別映像付きで右近と松田が歌唱する本楽曲が披露されるのは今回が初めて。数々の困難に遭遇しながらも、共に支え合い、サバンナの広大な大地を隣で駆け抜け続けてきたふたりの模様が映し出される(※この映像は宣伝用の特別映像使用されている楽曲は映画本編及び映画サウンドトラックには収録されません)。オープニング3日間で興行収入3億7,545万円、251,122人を動員し(※PLF先行上映含む)、週末興行収入で洋画No.1の大ヒットスタートとなった本作。世界では興行収入1億2,220万ドル(約190億円)、Rotten Tomatoes(オーディエンススコア)では88%(12/21時点)という高得点を獲得し、世界中で絶賛の声が相次いでいる(※1ドル=156円12/23現在/Box office mojo参照)。『ライオン・キング:ムファサ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月23日12月20日(金)から公開の映画『ライオン・キング:ムファサ』。ディズニー史上、最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語です。超実写プレミアム吹替版声優として、尾上右近さん、松田元太さん(Travis Japan)、渡辺謙さんら豪華声優陣による迫力に満ちた作品です。公開を記念して、『ライオン・キング:ムファサ』の強く美しい世界観が表現されたオリジナルブランケットのプレゼントもありますので、最後までご覧ください♪■『ライオン・キング:ムファサ』を詳しく解説!壮大なアフリカの大地を舞台に“生命”をテーマに描き、映画、演劇、音楽と頂点を極めた一大叙事詩『ライオン・キング』。アニメーション映画として1994年に誕生した本作は、映画賞、音楽賞を総なめにし、奇跡の映像美、圧巻の楽曲、心震える感動の物語は全人類を熱狂させました。そして『ライオン・キング』は進化を遂げ、2019 年にはリアルを超えた超実写版『ライオン・キング』として全世界で公開し、『美女と野獣』、『アラジン』を超え、ディズニー映画で世界歴代映画興収No.1を記録!まさにキング・オブ・エンターテイメントとして君臨し続けています。その原点にして、はじまりの物語『ライオン・キング:ムファサ』が、12月20日(金)に公開されました! 前作『ライオン・キング』(2019)で、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王。孤児であった彼の運命を変えたのは、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーとの幼き日の出会い。血のつながりをこえて兄弟の絆でむすばれた彼らは、群れを守るために新天地を目指す旅に出るのですが…。「ずっと“兄弟”でいたかった」――ムファサを偉大な王にした兄弟の絆に隠された、驚くべき“秘密”とは?心ゆさぶる楽曲にのせて、超実写版で描くキング・オブ・エンターテイメントが幕を開けます!本作の監督を務めるのは、『ムーンライト』(2016) でアカデミー賞®︎作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス。音楽は、ブロードウェイミュージカル『ハミルトン』で数々の賞を受賞し、『モアナと伝説の海』(2017)や『リトル・マーメイド』(2023)でも知られる巨匠リン=マニュエル・ミランダが担当。心揺さぶる名曲の数々と、観客の想像をはるかに超えるドラマチックな物語に乞うご期待!さらに、本作の「超実写プレミアム吹替版」では、US本社の厳しいオーディションを勝ち抜いた実力派キャストが集結。主人公ムファサ役に歌舞伎俳優の尾上右近、弟タカ役を7人組アイドルグループTravis Japanの松田元太、彼らを追い詰める敵キロス役を世界の名優・渡辺謙が担当。高い演技力・歌唱力を兼ね備えた豪華キャスト陣による歌唱シーンにも注目だ!名作『ライオン・キング』の全ては“ここ”からはじまった!『ライオン・キング』の物語は『ライオン・キング:ムファサ』で完成します! © 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.【作品情報】『ライオン・キング:ムファサ』<STORY>前作『ライオン・キング』(2019)で、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王。孤児であった彼の運命を変えたのは、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーとの幼き日の出会いだった。血のつながりをこえて兄弟の絆でむすばれた彼らは、群れを守るために新天地を目指す旅に出るが…。「ずっと“兄弟”でいたかった」――ムファサを偉大な王にした兄弟の絆に隠された、驚くべき“秘密”とは?心ゆさぶる楽曲にのせて、超実写版で描くキング・オブ・エンターテイメントが幕を開ける!■タイトル:『ライオン・キング:ムファサ』© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■公開日:12月20日(金)全国劇場にて公開■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン■mamagirlWEB特別プレゼント企画「オリジナルブランケット」3名様にプレゼント映画の公開を記念してmamagirlWEB読者のみなさんに特別なプレゼントキャンペーンを実施。映画オリジナルブランケットを応募した人の中から抽選で3名様にプレゼントします。© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.▲表面© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.▲裏面子ライオンの顔がキュート♡オシャレで普段使いにもぴったり♪mamagirlWEBだけの特別なチャンス!ぜひご応募ください。【応募方法】・mamagirlWEB公式X(旧Twitter)アカウント⇒をフォロー・mamagirlWEB公式アカウントでのブランケットプレゼント告知投稿をリポスト・応募理由をリプライ以上の3点をクリアした方の中から、抽選で3名様にオリジナルブランケットをプレゼントします。【募集期間】・2024年12月23日(月)11:00~12月30日(月)23:59〆 【注意点】※当選の発表はmamagirlWEB公式X(旧Twitter)アカウントより、DMにて当選者にのみお知らせします。※応募に関する一切の費用はご自身の負担となります。※本企画はmamagirlWEBの主催です。配給会社をはじめ各劇場、所属事務所や所属レーベル等、関係各所へのお問合せはおやめください。たくさんのご応募お待ちしております。
2024年12月23日俳優の柳楽優弥が主演を務める、TBS系金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』(毎週金曜後10:00)に出演中の子役・佐藤大空(5)が19日、公式インスタグラムを更新。同ドラマで共演中の齋藤飛鳥(26)との2ショットを公開した。大空は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(柳楽)と自閉スペクトラム症の美路人(坂東龍汰)の兄弟の前に、突然「ライオン」と名乗り現れる謎の男の子を演じている。一方、齋藤は小森と同じ市役所で務める後輩・牧村美央役。インスタでは「みおちゃんとライオン 中々目を合わせられずでした」と、2ショットをアップ。照れ隠しのためか、大空が変顔をする姿もとらえられている。この投稿には「かわいいお姉さんの前だと照れちゃうのかな…」「大空くん…初恋…かな?」「5歳児と顔の大きさかわらん齋藤飛鳥えぐい」「テレてるのを美央ちゃんにバレないよう変顔をするライオン君が可愛いよ」などのコメントが寄せられている。
2024年12月20日俳優の柳楽優弥が主演を務める、TBS系金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』(毎週金曜後10:00)の最終回(20日)に向けて松本友香プロデューサーが見どころや注目ポイントなどを紹介した。本作は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(こもり・ひろと)と自閉スペクトラム症の美路人(みちと)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合い繰り広げられる今作を、完全オリジナルストーリーで送る。■第10話の裏話10話も沢山の反響をありがとうございました。10話で終わるんじゃないかと思っていた方も多かったみたいでラストへの驚きのリアクションが新鮮でした。ですが、それ以上にこのドラマが11話である意味という点で、皆さんが展開を考察してくださったり、登場人物の幸せを願ってくださったり、ここまで洸人たちに寄り添って見てくださっていた反応にとても感動しました。私自身も10話は好きなシーンがたくさんあります。祥吾と洸人の対峙、愛生と柚留木のハグ、みっくんとライオンの再会、船木さんと美路人のティータイムなどなど。どれも思い入れが強いです。寅じいが持ってきたカニを食べるシーンでは、スタジオ中に美味しそうなカニの匂いが充満する中、ライオンがカニを食べるたび、その美味しさに悶絶して震えていました。5歳には初めてのぜいたくな味だったかもしれません(笑)。またライオンはカニを剥くのが楽しくて、カメラが回っている間もずっと自由演技で好き勝手に話をしていたのですが、ライオンがどんなに自由に動こうが、声がセリフに被ろうが、全く動じず、芝居を続ける他4人の大人俳優チームの姿が面白く、賑やかで本当に存在する家族の団らんに見えました。■最終回の見どころ&注目ポイント最終回のみどころは決められません!全部です!本当にキャストの皆さんがワンカットワンカット最後まで自分の役を楽しく愛おしく、演じ切っていた姿に、スタッフも力をもらい、最後まで素敵な最終回にしようと、いつも以上に気合が入った撮影の日々でした。そんな思いが天気をも味方につけ、洸人と美路人とライオンの堤防ロケのシーンは、このドラマを象徴するようなきれいな夕日に包まれました。また、撮影も残り数日となったある日、最後の小森家前の神栖ロケで、いつも泣き芝居でも、役の気持ちが入らないとなかなか涙がでないくらい普段から元気な大空くんが、急に撮影がもうすぐ終わってしまうことに切なくなり、ワンワンと泣いてしまったんです。そんな大空くんの珍しい姿にスタッフも柳楽さんも坂東さんも動揺し、つられて泣きそうになり、撮影が一時中断とするハプニングがありました。柳楽さんも「まだあと数日会えるよ!」と頭をなでたり、坂東さんも「大丈夫だよ、たっくん!」と抱き上げたり、3人の絆がカメラの回ってないところでもギュッと現れた瞬間でした。
2024年12月20日アニメ公開30周年&『ライオン・キング:ムファサ』の公開を記念して、『ライオン・キング』のキャラクターがラインアップされたHappyくじ「THE LION KING」が、オンラインにて販売される。景品は、全高約35cmの「BIG!シンバのぬいぐるみ」が特賞に。ほかにも、崖の上の名シーンをプリントしたトートバッグや、光が反射した水たまりのようなデザインのミラーチャーム、イラストを使用したポストカードセットなど、物語の感動がよみがえるアイテムとなっている。【商品概要】価格:1回800円(税込)販売開始日:2024年12月20日(金)より販売開始予定お届け予定日:4月中旬頃より順次発送販売箇所:HappyくじOnline等級数:全7等級『ライオン・キング:ムファサ』は12月20日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月20日ディズニー最新作『ライオン・キング:ムファサ』が明日20日(金)から公開になる。本作が描くのは『ライオン・キング』に登場した偉大な王ムファサの若い頃の物語。劇中に登場するムファサも仲間たちもまだ若く、未熟で、不安定な状態だが、その“揺らぎ”が観客の心を打つドラマを生み出している。ムファサを演じたアーロン・ピエール、その相棒タカを演じたケルビン・ハリソン・ジュニア、ふたりと行動を共にするサラビを演じたティファニー・ブーンも本作に挑む緊張感や、自身の中の不安定さを演技に盛り込んだようだ。彼らに話を聞いた。アフリカの雄大な地を舞台に、ライオン“シンバ”の成長の物語を描いた『ライオン・キング』は誕生から30年を経ても愛され続けている。明日から公開になる『…ムファサ』はその続編であり、シンバの父の若い頃のエピソードが明かされる感動作だ。両親とはなればなれになってしまった幼いムファサは、同年代のライオン、タカに命を救われ、彼と“兄弟の絆”で結ばれる。ふたりは共に成長するが、ある日、凶悪なライオン、キロスが出現し、ふたりは群れを離れて追っ手から逃げながら、どこかにあるという“理想の地”を求めて旅に出る。『ライオン・キング』では先ごろこの世を去った名優ジェームズ・アール・ジョーンズがムファサを演じたが、本作では1994年生まれの英俳優アーロン・ピエールが抜擢された。「俳優として本作に出演し、演じることの不安や緊張感が、ムファサというキャラクターに反映されていると思います。思春期というのは、まだすべてのことが理解できないですし、この先がどうなるかわからないものですよね?僕がこの作品に出演すること、そこで覚えた不安や緊張がまさに“思春期のムファサ”を演じる上で役立ったんです」ムファサとタカが道中で出会い、仲間になるサラビ役のティファニー・ブーンも「私もアーロンと似ています」と笑みを見せる。「本作で演じることに対して緊張していましたから、サラビの“ぎこちなさ”を表現するのは難しくなかったです。サラビは緊張したり不安を感じると、キレやすくなるし、自己弁護的になるんですが、私も同じようになることがあります(笑)。きっとサラビも不安になっているのを周囲に見られたくないので、嘘の自信を見せて、ごまかそうとしているんですよね」若い時は誰もが不安で、しかしそれを周囲に打ち明けるほど強くも潔くもない。だからこそ本心を隠したり、聞けばすぐに済むことでも勝手に想像して勝手に混乱したりもする。本作でそんな“自分に振り回される若者”像を最も体現しているのはタカだ。彼は王の息子として生まれ、いずれ自分がその座を継ぐことが決まっている。しかし彼は自信がなく、経験もなく、タカには申し訳ないがその器量も度胸もない。「タカはリーダーとはどういう存在かを探っているんだと思います」と、タカを演じたケルビン・ハリソン・ジュニアは分析する。「そこで彼は支配者とは“周囲から注目される者”だと思ってしまうんです。でもそれは若者にとって難しいことですし、注目を集めることが目的というのは……どこか“空虚”ですよね。通常であれば、タカは自分を信頼して、成長の過程で自分に合ったものが出現するのを信じて待てばよいのですが、彼は完璧な自分、完璧な世界を想定して、失敗した自分、まだ夢に到達していない自分を過剰に“埋め合わせ”しようとするんです。ですからタカが想像する“完璧な世界”をまず思い描いてから、それを成し遂げようとする姿を演じるようにしました」本作は、王の想い、その哲学が世代を超えて継承されるドラマや、アクション満載のアトラクション的な要素、感涙必至の家族の物語も描かれるが、中盤の若いライオンたち(ムファサ、タカ、サラビ)の旅は王道の“青春群像劇”を思わせる。「(本作を監督した)バリー・ジェンキンスはこの作品を描く上で最もピッタリの監督なんです」とアーロン・ピエールは力説する。「彼は繊細で、きわどい題材や感情を明確で雄弁で極めて美しい表現で描くことができる才能があります。本作では『ライオン・キング』から引き継いだ重要な題材や繊細な感情が登場しますが、バリーはそれを美しさ、雄大さを維持しながら語ることができる人なんです。彼と一緒に仕事することができて、本当に興奮しています」若いがゆえに不安定、先が見えないから感情も過剰。そんなギリギリな若者たちの姿も本作の大きな見どころだ。その果てに訪れるムファサとタカの“切ないドラマ”は多くの観客を魅了することになるだろう。映画『ライオン・キング:ムファサ』12月20日(金) 公開(C)2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月19日実話に基づく物語を、たったひとりの俳優がギターを弾きながら演じる“ひとり芝居ミュージカル”、『ライオン』が日本初演される。脚本・作曲・作詞のベンジャミン・ショイヤーが自ら出演したニューヨークやロンドンでの公演は、ドラマデスク賞ソロパフォーマンス賞やオフ・ウエストエンド賞ニューミュージカル賞に輝く高評価を獲得。本日12月19日(木) に東京・品川プリンスホテル クラブeXで開幕する公演は、マックス・アレクサンダー・テイラー(来日版・日本語字幕付)と成河(日本版)という異例のWキャストとなる。物語は、10歳のベンが家族の話をするところから始まる。ニューヨークに暮らす数学者の父親と数学嫌いの彼は、一緒にギターを弾く時間によって繋がっていた。しかしベンが14歳の時に起きたある出来事をきっかけに、父子の関係は大きく変化。イギリスの男子校での寮生活、グランドセントラル駅で出会った彼女との恋、母親や弟たちとの繋がり……。移ろいゆく時間のなかで、ベンの近くにはいつも音楽があった――。すでに英米公演でベン役を演じているテイラーは本作について、「幼少期に“失うこと”を知った少年の物語。彼が人生の中で、ギターや人生、そして家族を通して、その喪失にどのように向き合い乗り越えていくかを描いています。また彼は、困難を通して自分にとって本当に大切なものが何かを発見していきます。来日版キャストのマックス・アレクサンダー・テイラーこれは特に今の時代に繋がるメッセージだと思います」と魅力をアピール。あわせて、「日本の皆様にこの作品をお届けできることが本当に本当に楽しみです」とコメントを寄せている。一方、ベン役をオーディションでつかんだ成河は、およそ20曲をギターで弾き語る難役への挑戦を決めた理由を、「人生や家族のことがものすごく胸に迫ってくる作品だったので、これはぜひやりたいなと思った」と説明。「ベンジャミンという人に起こったこと、彼が乗り越えていった苦悩、そして手に入れたもの、気がついたこと、というものを純粋にお客様にお伝えしたい」と意気込みを語る。日本版キャスト成河成河はまた、宮野つくりと共同で翻訳・訳詞も手掛けており、1年かけて取り組んだというその成果も、日本版の大きな見どころとなりそうだ。★日本版楽曲PV情報★♪おもちゃのバンジョー(Cookie-tin Banjo)成河/ミュージカル『ライオン』より♪嵐の越え方(Weather the Storm)成河/ミュージカル『ライオン』より<公演情報>ミュージカル『ライオン』脚本・作曲・作詞:ベンジャミン・ショイヤー演出:アレックス・ステンハウス、ショーン・ダニエルズ翻訳・訳詞:宮野つくり 成河出演:ベン役(Wキャスト)来日版(日本語字幕付)=マックス・アレクサンダー・テイラー日本版=成河2024年12月19日(木)~12月23日(月)会場:東京・品川プリンスホテル クラブeXチケット情報:()公式サイト:
2024年12月19日取材・文:ねむみえり編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部『ライオン・キング』の主人公シンバの父、ムファサの若き日の物語を描く、『ライオン・キング:ムファサ』。同作をもって、『ライオン・キング』が完成すると銘打たれています。日本では「超実写プレミアム吹替版」が制作され、演技力と歌唱力を最高レベルで兼ね備えたキャストが集結。ムファサ役を演じる尾上右近さんと、後のスカーとなるタカ役を演じるTravis Japanの松田元太さんに、収録時のエピソードや、作品への思いなどをうかがいました。■受かった後は孤独との戦いだった!?オーディションにかけた熱い思い――まずは、声優に決まった時の心境や感想をお聞きしたいです。右近さん(以下、右近):オーディションという形でオファーをいただいたんですが、絶対に自分がやらせていただきたいと思いました。というのも、もともとディズニーの作品が好きでしたし、声優のお仕事をやってみたいという気持ちもあったんです。僕は『ライオン・キング』と共に育った世代なのですが、歌舞伎界に身を置いている人間としては、伝統の世界の中で感じることと、『ライオン・キング』の中で描かれる自然界の伝統みたいなものが重なる部分があり、自分と照らし合わせて共感するような形で『ライオン・キング』に親しみを持って接してきました。オーディションに受かった時はうれしかったですが、情報解禁までは誰にも言えなかったので、そこは孤独との戦いでした。――松田さんはいかがですか?松田さん(以下、松田):オーディションのお話をいただいたタイミングで、「『ライオン・キング』か、大きい仕事だ」と感じて、とにかく合格したくて、全力でオーディションに挑みました。今、けんけん(尾上右近)も仰ったように、声優に決まったことが言えないというのは辛かったです。ちょうどTravis Japanのワールドツアー中だったんですが、コンサートの本番前に合格を知らされたんですよ。右近:それは。ご苦労さまでした。松田:「受かった!」と言ったら、メンバーも「うわーっ!」て喜んでくれたし、マネージャーさんたちも「よかったね」と言ってくれて。そのテンションで本番に挑んだので、その日は僕だけ特にルンルンでした。■まずは自分が楽しむということを大事に収録に臨んだ――お二人とも声優の仕事は初挑戦だったかと思うのですが、実際に挑戦されてみていかがでしたか?松田:初めてのことだらけだったので、色々とスタッフさんに聞いて勉強しましたし、字幕版の人たちの声を聞いて、秒数も揃えながら、1個1個丁寧に向き合って収録をしていきました。ものすごく集中しましたが、やっている上での楽しさは忘れずにしていました。右近:まさに同じことを思いましたね。どんなお仕事でもそうですが、真剣に向き合えば向き合うほど、楽しむということから遠ざかりがちなんです。でも、ディズニー作品は、楽しい中に色んなメッセージが入っているじゃないですか。なので、まずは自分が楽しんでやるということが、とても大事だなと思っていました。――楽しみながら取り組んだのですね。右近:ただ、正直言って、初めての声優の仕事にしては膨大な量のセリフがあるし、歌もあるし、やらなきゃいけないことが沢山あったので、それらにまみれて、あたふたしていくうちに終わっていったところもあるんです。でも、今回自分が演じたムファサは、必死にもがきながら自分の道を見つけて、みんなと共に歩んでいくんですよ。なので、もがくことはミスマッチではなかったと信じています。今の自分にしかできないお仕事として、全力でやらせてもらいましたね。――とくに苦戦した点はありますか?右近:最初のうちに録った、狩りの訓練のようなものをしているシーンは苦戦しました。そこのセリフのタイミングを合わせるのが、全然できなくて。英語を聞きながら吹き込むんですが、英語は日本語よりも割と早口なので、それにつられて早く喋っちゃうんですよ。そうすると、時間が余っちゃうんですよね。それは全編通して課題ではありましたけど、最初の頃はそこにめちゃくちゃ挫折していました。松田:僕もけんけんが仰っていた、言葉が早くなってしまうという点は苦戦しましたね。あとは、そもそも滑舌が悪いのもあって、途中で自分が何を喋っているのか分からなくなるんですよ。右近:分かるわ。松田:ゾーンに入っちゃうというか。右近:「ツノだ」が言えなくなったんです。アフレコから帰ってきて、楽屋で「『ツノだ』が言えないんだよ」と話そうと思ったら、その時はいくらでも言えるのに、なんであの場に行ったら言えないんだろうって。松田:イントネーションもおかしくなりません?右近:おかしくなっちゃう。――吹替ならではの難しさというか。松田:そこは勉強ですね。■別々の収録では“お互いの声が励み”に――実際にお二人そろったのは今日(取材の日)が初めてなのだそうですね。お互いの声の印象や魅力を聞かせてください。松田:かっこいいし、きれいですし、安心感があって大好きな声です。このけんけんのすてきな声を聞いた時は、感動していました。最初は「右近さんだ!本物だ!」と思って聞いていたんですが、だんだんそれがなくなって、「ムファサだ」と思うようになっていったんです。その瞬間が楽しかったですね。右近:僕は、予告編の一部で声を聞かせてもらった時の印象がずっと変わらないですね。覇気があるし、エネルギーがあるし、やんちゃっぽさもあるし、明るさもあるし、そこにかわいげがあるから、 愛おしい声ですね。だからムファサは、俺がしっかりして守ってあげなきゃ、という気持ちになったんだと思います。タカがちゃんとしてないからではなくて、 守ってあげようと思わせる声を聞かせてもらったことは、自分が収録をする上でもすごい励みになりました。――印象に残っているシーンはありますか?右近:ムファサがみんなの前で演説をするシーンがあるんです。大事なシーンでもあったので、とても気合いが入りました。松田:僕の好きなシーンは、ムファサに直接自分の気持ちを伝えて、タカがどんどん変化していく瞬間です。全てを告白する時は、声を荒げながら、今までのタカの気持ちを全部言葉に込めてぶつけるんです。その瞬間は切なさもあって、すごく心が動くので好きですね。■運命を変えた出会いは、歌舞伎とTravis Japan――今回のストーリーの中で、ムファサとタカの出会いは運命を変えるきっかけになったかと思うのですが、 お二人の今までの人生の中で、自分の運命を変えた出会いや物事はありますか?右近:僕の場合は、歌舞伎に出会ったということが1番大きいです。歌舞伎との出会いは、3歳の時に、曽祖父の『春興鏡獅子』という歌舞伎の演目の映像を見たのがきっかけなんですが、獅子ってジャパニーズライオンなんですよね。僕の人生はライオンと出会うことによって何かが起きて、今につながっている。なので、ライオンには縁があるんですよ。松田:僕はTravis Japanですね。メンバーとは、コンサートに来てくれるファンの皆さんとの時間や、自分たちで作り上げていくリハーサルの時間、その他色んなジャンルのお仕事の時間を、家族のように一緒に過ごしているんです。なので、変われる瞬間や変わらなきゃいけない瞬間とかも、みんなで日々更新し続けていて。一緒にいながらも切磋琢磨して変わっていけているところは、グループのみんなに感謝しています。『ライオン・キング:ムファサ』『ライオン・キング』の主人公シンバの父、ムファサの若き日を描く、ディズニー史上、最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語。本当の“ライオン・キング”はムファサで完成する――。動物たちの王国、プライドランドをおさめ、民から尊敬と愛情を集めていた王ムファサはいかにして“大地と生物を統べる王”になったのか?これまで繰り返し語られてきた『ライオン・キング』の原点にして、その要素を構成する哲学、純粋なドラマ、熱い想いのすべてがスクリーンに描きだされる――。12月20日(金)全国劇場にて公開(c) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.尾上右近ヘアメイク: 西岡達也(Leinwand)、スタイリスト: 三島和也(Tatanca)松田元太ヘアメイク:宇佐見順子(JOUER)、スタイリスト:日夏(YKP)
2024年12月18日超実写版『ライオン・キング』のはじまりを描く、ディズニー史上、最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語『ライオン・キング:ムファサ』。この度、本作の超実写プレミアム吹替版を声で彩った豪華声優陣が集うミュージカルプレミアが開催、珠玉のミュージカルナンバーを生歌唱した。米国ではすでにメディアによる映画評も公開されており、「視覚効果が驚異的」「私たちが愛した『ライオン・キング』のキャラクターに新たな魅力を加えている」「完璧な前日譚」「リン=マニュエル・ミランダの楽曲が本当に素晴らしい」など絶賛の声があふれている本作。一夜限りのプレミアムなパフォーマンスが繰り広げられたこの日、本作の荘厳なビジュアルで彩られたスペシャルステージにまず登場したのは、主人公ムファサの父・マセゴ役の吉原光夫と、ムファサの母・アフィア役の和音美桜。幼い頃のムファサと、両親マセゴとアフィアは、あらゆる生き物たちが豊かに暮らし、巨大な命の環を築きあげている動物たちのオアシス「ミレーレ」に思いを馳せていた。ムファサら憧れの地である「ミレーレ」について歌う劇中歌「遥かなミレーレ」を、実生活でも夫婦である吉原と和音が美しくデュエット。共にミュージカル界で活躍する実力派であるだけに、圧巻の歌声で、会場を一瞬で映画の世界へと惹き込んだ。続いて登場したのは、主人公ムファサ役の尾上右近と、後にムファサの妻となるサラビ役のMARIA-E。冷酷な敵ライオン・キロスから仲間たちを守るため、「ミレーレ」を目指し過酷な冒険の旅に出たムファサとタカ。そんな旅の途中でふたりと出会い仲間となったサラビ。旅の途中、雪山でムファサとサラビは、お互いに想いを寄せるように。惹かれ合うふたりの想いを歌った劇中歌「聞かせて」は、アニメーション版『ライオン・キング』で誕生し、アカデミー賞歌曲賞やゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞した「愛を感じて」を思わせる麗しいラブソング。右近とMARIA-Eは時折見つめ合いながら、美しく伸びやかなハーモニーを会場中に響かせ、観客たちを魅了した。そして最後は、物語の中心となるふたり、ムファサ役の右近と、後にムファサの命を奪うスカーに変貌するタカ役の松田元太が登場。両親と離れ、孤児となったムファサは、後にスカーと呼ばれる王の血を引く子ライオンのタカに命を救われ、血のつながりをこえた兄弟の絆で結ばれていく。出会えた喜びを歌った劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」。今回も息ぴったりの右近と松田は、まるで若き日のムファサとタカのように仲良くステージ上を駆け巡り、ノリノリで会場を盛り上げた。その後、主人公ムファサ役の右近のみステージに残り、トークパートがスタート。超実写プレミアム版声優陣による圧巻のパフォーマンスに、映画では賢いキリン役の声を務め、本イベントでMCを担当していたLiLiCoが絶賛を贈ると、右近は「僕自身、歌っていて自分が元気になるので、それを聴いた皆さんもきっと元気になっていただけると思います! 僕もこの歌に巡り合えて僕も嬉しいです」と喜んだ。続いて、再びステージに登場したタカ役の松田は冷酷な敵ライオン・キロス役を演じた渡辺謙とともに登場。後に“ヴィラン”スカーになるタカが、本作の“ヴィラン”キロスに早速取り込まれているという演出で、会場を沸かせた。本イベントが初めて3人が揃う場となったが、右近と松田の演技をスクリーンで観た渡辺は、「本当にびっくりしました! 絶対に“超実写プレミアム吹替版”で観るべき作品。(ムファサとタカが)涙を誘うくらい気持ちよく仲良しで…ふたりとも素晴らしい!」と大絶賛。これには右近も「本当に嬉しいです! 控室でも“これ本当にすごいよ”といただいて、泣きそうになりました。今年1番最高の日です!」と話すと、松田も「宝物になるお言葉。この作品に出会えて本当に本当に良かったです!」と笑顔を見せ、互いの演技を称え合った。■超実写プレミアム吹替版声優陣が思いを語る本作の心揺さぶる名曲の数々を手掛けたのは、ブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」で数々の賞を受賞、『モアナと伝説の海』や『リトル・マーメイド』など近年のディズニー作品でも高い評価を受けた音楽家リン=マニュエル・ミランダ。右近は松田と共に歌った「ブラザー/兄弟の絆」について、「ムファサとタカの“兄弟の絆”、楽しさ、愉快さ、ハツラツとしたエネルギーが詰まっているからこそ、『ライオン・キング』のふたりの関係を知ってる方にとってとても切なく聞こえてくる曲です。いろんな感情が沸いてくると思います」とコメント。松田もこれに同調し、「ムファサとタカの“兄弟の絆”が1番感じられる、僕自身大好きな楽曲。ムファサのパートは、タカを支えるムファサを表すように、ケンケン(ムファサ役の尾上右近)の声もどっしりとカッコ良い。逆にタカはタカらしく、ずっと明るくて、“好きなものは好き”という感じで可愛らしい。ふたりの世界観がキュッと詰まっている上に、この曲がどれだけ大事かがストーリーの中でだんだんわかってくるので、是非皆さんにも愛してほしいです」と明かした。そんなリン=マニュエル・ミランダから、超実写プレミアム吹替版声優陣へサプライズメッセージが到着。かつて渡辺の舞台を訪れ、楽屋で挨拶するなど親交があったという渡辺は、声の収録録前、リン=マニュエル・ミランダから直接メールを受け取ったというエピソードを披露。渡辺は「本当に全楽曲難しい」と彼の手掛ける楽曲のハードル高さを語り、「皆よくやった!」と共演した超実写プレミアム版声優たちを称賛した。そして渡辺は、本作のドラマパートについても、「エンターテイメントとしての楽しさはもちろんですが、(自身が演じる)キロスも、ムファサも、タカも、サラビも、ラフィキも、皆どこか群れから離れていった孤独を抱えていて、彼らが肩を寄せ合っていくところも見どころです」と本作に登場するキャラクターたちの魅力を熱弁。「いま世界は分断されていて、“サークル・オブ・ライフ”が遠い存在になってしまっていますが、そんな中で、ムファサのスピーチを聞くと本当に心に響くと思います」と、いまこそ観るべき作品だとも語る。また、松田は「タカにとっては、ムファサは本当に大きい存在。ムファサの発言や行動、表情のひとつひとつでタカは動かされていきます。(本作に登場するキャラクターたちは)それぞれ繊細な部分がありますが、タカはその中でもよりその繊細さが強く、環境ですごく変わるライオンなんです。そんなタカを僕は今、世界で誰よりも愛していますし」と“タカ愛”をアピール。最後に右近が「ムファサは、周囲から使命が与えられる運命にあり、その使命を全うし続けることで、王になっていく。その姿にぜひ注目してほしいです。この作品は兄弟の絆の大切さ、そして、周囲に影響を与え、寄り添い続けることの大切さを改めて感じていただけると思います」と頼もしいコメントでイベントを締めくくった。『ライオン・キング:ムファサ』は12月20日(金)より全国にて公開。※12月19日(木)午後より、IMAXなどプレミアムラージフォーマットで先行上映(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月17日『ライオン・キング:ムファサ』の公開を記念して、12月19日(木) より「ザ・プライム・コレクション ポップコーンボックス ボンゴ」をTOHOシネマズ41劇場にて数量限定販売する。ザ・プライム・コレクションとは、北米の大手シネマコンプレックスで展開されているポップコーンボックスをTOHOシネマズがセレクトした商品。『ライオン・キング:ムファサ』は『ライオン・キング』の前日譚で、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王の若き日の物語。孤児から偉大な王へ変わっていったシンバの父・ムファサと、王子から“ヴィラン”へと変貌することとなるタカ(後のスカー)。ふたりの“兄弟の絆”に隠された驚くべき秘密がを描く。<商品概要>『ライオン・キング:ムファサ』ザ・プライム・コレクション ポップコーンボックス ボンゴ12月19日(木) 各劇場オープン時より数量限定販売価格:4,800円(税込)※ポップコーンLサイズ付き【販売劇場】日比谷、六本木ヒルズ、日本橋、新宿、上野、池袋、立川立飛、すすきの、秋田、おいらせ下田、仙台、宇都宮、ひたちなか、ららぽーと富士見、ららぽーと船橋、市川コルトンプラザ、流山おおたかの森、海老名、川崎、ららぽーと横浜、上田、甲府、ららぽーと磐田、赤池、モレラ岐阜、ファボーレ富山、梅田、なんば、ららぽーと門真、二条、西宮OS、橿原、岡南、緑井、新居浜、高知、ららぽーと福岡、長崎、アミュプラザおおいた、光の森、与次郎
2024年12月17日歌舞伎俳優の尾上右近が12月20日(金)から公開になるディズニーの最新作『ライオン・キング:ムファサ』の超実写プレミアム吹替版で、主人公ムファサの声を演じている。歌舞伎の世界はもちろん、近年は映画出演も増え、着実にキャリアを重ねている右近は、ムファサの声を演じる中で、これまでの自身の活動の中で得た感覚に通ずるものを感じたようだ。1994年のディズニー・アニメーション『ライオン・キング』、2019年の超実写版『ライオン・キング』は大ヒットを記録しただけでなく、世代を超えて愛され続けている。「僕も昔からずっと観てきましたし、ディズニー作品の中でも好きな作品です。アニメーション版は今年がちょうど30周年ですが、僕もいま32歳ですから“ほぼ同年代の作品”として共に育ってきた感覚があります。物語的にも“伝統を受け継ぐこと”を描いた作品ですから、自分の身に重ね合わせて観ることも多かったですね。ですから、なじみの深い作品ではありましたが、本作のオーディションを受けるにあたって、改めて観て、オーディションの結果によっては自分が演じることになると思うとやはり違った感覚がありました。オーディションの準備ために観ているはずなんですけど、この作品のことがさらに好きになったのを覚えています」オーディションを経て、右近が主人公を演じることになったが、ムファサといえば、『ライオン・キング』に登場する誰もが慕い、憧れる王だ。日本版での大和田伸也の名演はいまも愛され続けている。「ですから、最初に大和田さんにお会いできたのは本当にありがたかったです。その想いを引き継ぐ気持ちになりましたし、大和田さんという大きな存在の実感をつかめないまま演じるのではなく、お会いできたことで大和田さんという存在をちゃんと実感できた。そうなるとプレッシャーは感じなくなるんです」とはいえ、本作に登場するムファサは、大和田が演じた威厳のある王ではない。右近が演じるムファサはまだ若く、兄弟の絆で結ばれたライオンのタカと行動を共にしている。幼い頃に両親とはなればなれになり、タカたちの群れに身を寄せるも、どこか孤独や故郷への想いが消えない若きムファサの姿は新鮮だ。「初めての役を演じる時、初めての体験をする時に悩むこともあるわけですが、歌舞伎の世界にはかつて僕と同じ体験をした方、僕と同じように“初めて”を体験した方がたくさんいて、そういう方の姿を見たり、お話を聞いたりすると『ああ、誰もが初めての時は自分と同じだったんだな。だったら、そんな焦らなくても大丈夫かもしれない』と少しホッとしたり、自分の励みになることがあります。本作の物語を観ていると、その感覚と少し似たものを感じるんです。ムファサもいきなり王として生まれてきたわけではなく、孤児になってしまったムファサがいろんな経験をして、最終的には僕たちが知っているあの“王であるムファサ”になっていく。興味深いのは、ムファサには出世欲はないのに、周囲が彼の行動を見て『ムファサを王に』と思うようになることです」尾上右近の考える“王の条件”実際の収録では通常の映画撮影とは違い、すでに存在している映像、キャラクターの表情や動きを観て、決められた秒数で演技をしなければならない。「画面から影響を受けて演じないと、その気持ちにコミットできないですし、キャラクターに寄り添えません。でも収録では画面に常に数字(タイムコード)が出ていますから、どうしても数字に目がいってしまう(笑)。最初は慣れなくて、画面を観る余裕がなくて苦戦しましたね。でも、慣れてからは、キャラクターを観る、画面を観ることで気持ちがちゃんと向かっていく。それができるようになると楽しいですし、自分なりにですが、掴めた感覚はありました」すでに存在している演技や動きに“合わせる”かたちで演技をする吹替えは、非常に高いレベルの技術を要するが、歌舞伎俳優はこの世界に映像が誕生するずっと前から、先代やすでに活動している俳優の演技をそのままコピーしたり、すでにある動きを観て、合わせながら演じて自分の色や演技を重ねてきた。「確かにそうなんです。そのことは最初の段階で気づいていました。実際にモノにするには少し時間がかかりましたが、慣れてくると確かに似てる部分があると感じました。歌舞伎の世界ですと“すでにそこにあるもの”を踏襲することや、カタチがあるものの中に入っていくことは普通で、むしろそれに慣れすぎているために他の演技のお仕事で戸惑うぐらい。ですから、まず画があって、そこに自分が入っていって……という吹替えのお仕事は歌舞伎と似ている部分があるんです。古典の場合ですと演出家がいない場合もありますけど、今回は監督が導いてくださいましたし、正しいジャッジをしてくださって。たくさん助けていただきました」ムファサは兄弟の絆で結ばれたタカと共に壮大な冒険に出かける。しかし彼は孤児で、王の血を引いているのはタカの方だ。なぜ、我々が知っている王ムファサは生まれたのか?右近は「ムファサはその考えや哲学も含めて、王になるべくしてなったのだと思う」と分析する。では、質問。時代によって変化はするが、現代において“王の条件”とは何だろう?「そうですね……いちばん面倒なことを率先してやる人ではないですかね。でも、その姿が楽しそうに見える人 (笑)。一番しんどいことをやっているのに、苦労してなさそうに見える人じゃないでしょうか」ムファサは無欲で、仲間のために行動し、いつしか周囲から愛されて王になっていく。これはあくまでも筆者の意見だが、ムファサが王になるべくしてなったのなら、尾上右近はムファサを演じるべくして演じたのではないだろうか。「僕も権力に対する欲はまったくなくて、とにかく歌舞伎が好き、演じることが好きで、歌舞伎のためになるなら歌舞伎の主役もやりたいと思っています。だからその点ではムファサとなんとなくではあるんですが、重なり合うと言いますか、感じる部分はあるんです」映画『ライオン・キング:ムファサ』12月20日(金) 公開(C)2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.撮影:源賀津己ヘアメイク:Storm(Linx)スタイリスト:三島和也(Tatanca)
2024年12月16日●家族や友達の大切さをディズニーから学んだ2022年10月にTravis Japanとして世界デビューを果たし、俳優やタレントとしても活躍している松田元太が、ディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』(12月20日公開)の超実写プレミアム吹替版で声優に初挑戦した。ディズニー声優を夢見ていたという松田にインタビューし、本作参加の喜びやアフレコの感想など話を聞いた。本作は、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王と、彼の命を奪ったヴィランであるスカーの若き日の物語。親と生き別れ孤児となったムファサと、後にスカーとなる若き王子タカの、血のつながりを超えた兄弟の絆に隠された驚くべき秘密を描く。超実写プレミアム吹替版で主人公ムファサ役を尾上右近、ムファサの“弟”タカ(若き日のスカー)役を松田元太が演じ、歌声も披露している。――オーディションでタカ役を射止められましたが、オーディションに挑戦した時のお気持ちをお聞かせください。ディズニーさんからオーディションのお話を聞き、ディズニーさんのお仕事は夢の一つでもあったので、もしオーディションに合格できたらディズニーの仲間入りができるんだというワクワク感を持ちながらオーディションに挑みました。――ディズニー作品との関わりを教えてください。小さい頃から『ピーター・パン』を見て育って、「僕はピーター・パンだ」「空を飛べるんだ」と思い込みながら生きてきました。ほかの作品もいろいろ見てきて、家族や友達の大切さはディズニーから学んだので、そのディズニーの何かになれる、しかも『ライオン・キング』になれるというのはすごくうれしかったです。Travis Japanですが、今後はトラではなくライオンになろうと決意しました(笑)――『ライオン・キング』ももともとご覧になっていましたか?もちろんです! 大好きな作品で、曲も好きですし、動物も好きなので、その作品に参加できるというのは喜びが大きかったです。――オーディションに向けてどのような準備をされたのでしょうか。オーディションで披露するセリフや歌に関して自主練をしたり、ライオン風にセリフを言ってみたり。正解ではないと思いますが、急に吠えてみたり、いろんなパターンを準備しました。――Travis Japanの皆さんの前でタカ役決定がサプライズで告げられ、その様子がYouTubeで公開されましたが、その後、メンバーからどんな言葉をかけられましたか?みんなも「本当に!? ドッキリだよね!?」みたいな感じで、メンバーからドッキリじゃないかと言われると、本当にドッキリなのかもと思う自分がいましたが、「ドッキリじゃない。世界のディズニーをネタにはできない」と思いました。メンバーも「おめでとう」と祝ってくれて、「見に行くね」と言ってくれました。――メンバーの川島如恵留さんが舞台『ライオンキング』でヤングシンバ役を演じたことがあり、「ヤングシンバとタカがいるTravis Japanすごい」と話題に。トラの中にライオンが2人。みんなにガオーってやっちゃうぞ!(笑)。SNSでのコメントもそうですし、いろんなところで「おめでとう」「見に行きます」と言ってくれるので、より頑張らないといけないなと思いました。●声優初挑戦で成長実感「引き出しが一気に増えた」――アフレコの感想もお聞かせください。初めてだったので、秒数を見ながら、本国の声優さんの声に合わせてしゃべる難しさをすごく感じました。1文字1文字全部音が違うというか、この「い」はちょっと高めにするとか、そういうのを意識しながら、秒数も気にしながら、でも自然に演じるというのは難しかったです。――声だけでの演技は、ドラマや映画での演技と大きな違いがありましたか?最初の頃は自分で自分に制限をかけてしまっている感じもあって、なんとか声で演じなきゃという脳みそになっていましたが、スタッフさんから言われたのですが、「後半は動きながらやっていたよ」と。怒っている時に力を入れたり、パワー全開で、いつも通りのお芝居の感覚で演じました。――初めてで難しかったとのことですが、楽しさも感じましたか?めっちゃ楽しかったです。渡辺謙さん(冷酷な敵ライオン・キロス役)の声が本当に怖くて、最初聞いた時は「やられる!」と思い、鳥肌が立ってゾクゾクしました。本当のライオンという感じがして、すごく驚きましたし、勉強になり、改めて頑張ろうと思いました。――監督やスタッフさんからはどんなアドバイスがあったのでしょうか。早めに読むと怒っているように聞こえるとか、ゆっくり読みすぎると怠けて聞こえるとか、スピードとリズムと音でキャッチする感情が全く変わるということを教えてもらい、なるほどなと思いました。脳では理解してもなかなかできなくて難しさもありましたが、いろいろアドバイスをいただいて助けていただきました。――俳優として成長できたなという手応えもありますか?引き出しが一気に増えた感じがしました。ものすごく濃い時間で、気づいたらめっちゃ時間が経っていたみたいな感じで、テクニカルな部分など知らないことも教えてもらいながらできたのが楽しくて、アフレコしている時間は幸せでした。普通のドラマや映画のお芝居にも活かせられる部分がめちゃめちゃあったので、家に帰って過去に出演したドラマの台本を見返して、今だったらどうできるのかなと思った時に、いろんなパターンが出てきて、すごく楽しかったです。――また声優にも挑戦してみたいですか?挑戦したいです。今回学んだことがいっぱいあったので、それを次に活かしていきたいなと思います。●髪を切らずライオンヘアを継続「僕はスカーだから」――本作に参加して動物に対する見方に変化はありましたか?変わったかもしれません。特にライオンに関して。声を収録する時に映像を見ていたら、目をうるうるさせているタカもいれば、「もうこれ人じゃん!」と思うくらい喜んで目をキラキラさせているタカもいて、いろんな感情が目で伝わるというのは人間と同じだなと。生きているなと命を感じて、動物もライオンもより好きになりました。――「今後はライオンになろう」という発言がありましたが、ライオンのこういうところが素敵だなと憧れているところがありましたら教えてください。人間でいうハグなのか握手なのかキスなのかわからないですが、ライオンが頭と頭をすりすりして撫で合っているのを見て、すごく温かさを感じ、僕も頭と頭をぶつけて撫で合いたいなと思いました(笑)――ちょうど髪もライオンヘアでぴったりですよね。今スカースタイルなので! 本当にそのために髪を切ってなくて、ファンの方からは「切って」と言われることもありますが、「切らないよ! 僕はスカーだから」って(笑)――いつまでスカースタイルを続けそうですか?この世の中に『ライオン・キング:ムファサ』がある限り。だから永遠にこれかもしれません。それは嘘かもしれないですけど(笑)■松田元太1999年4月19日生まれ、埼玉県出身。2022年3月にTravis Japanの一員として歌やダンスの武者修行のため渡米し、同年10月に全世界配信デビュー。俳優としても活躍の場を広げ、近年の主な出演作に『東京タワー』(24/テレビ朝日)、『ビリオン×スクール』(24/フジテレビ)など。12月20日公開のディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』で声優に初挑戦。ヘアメイク:宇佐見順子(JOUER)スタイリスト:日夏(YKP)
2024年12月15日映画『ライオン・キング:ムファサ』のワールドプレミアが現地時間12月9日、アメリカ・ロサンゼルスで開催された。本作は、ディズニー史上、最も温かく切ない兄弟の絆の物語。字幕版・超実写プレミアム吹替版ともに、豪華キャスト陣が集結する。会場となったのは、サバンナをイメージした豪華装飾が施されたアメリカ・ハリウッドのドルビー・シアター。レッドカーペットには豪華キャスト・クリエイター陣が華々しく登場し、ファンたちとの交流を楽しんでいた。本作を手掛けたバリー・ジェンキンス監督は「この作品をつくるのに4年くらいかかりました。レッドカーペットを歩きながら、これまで本作でかかわった多くの皆さんの顔を見ることができて最高です!」と笑顔をみせ、「『ライオン・キング:ムファサ』は、(『ライオン・キング』に登場した馴染みのある)キャラクターたちをとても深く掘り下げ、氷山の下の部分にあるものを見つけてくれています」とコメント。© 2024 Getty Images/Getty Images for Disney本作に欠かせないのが、リン=マニュエル・ミランダが手掛ける珠玉のミュージカルナンバー。新たに7つの楽曲を書きおろしたリン=マニュエル・ミランダは「僕にとって楽しいのは、(『ライオン・キング:ムファサ』には既に知られた)こんなに印象的で楽しいキャラクターたちがいること。ムファサやタカ(後のスカー)など自分が知っていると思っていたキャラクターたちに、実は不完全だったり、すごく頑張っていたりと、知らなかった姿があるのは、とてもスリリングな体験なのです」と語った。そして、今回最も注目を集めたのが、ビヨンセ親子の登場シーン。前作に引き続きビヨンセ・ノウルズ=カーターはナラを、愛娘ブルー・アイビー・カーターは、ナラとシンバの娘キアラを演じる。© 2024 Getty Images/Getty Images for Disneyまた、超実写プレミアム吹替版のタカ役を務める松田元太(Travis Japan)も会場に駆けつけた。本作の海外プロモーションは、「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2024」に続き2度目ということで、落ち着いた様子で、「ものすごく大興奮しています!日本の皆さんに『ライオン・キング:ムファサ』の素晴らしさをちゃんとレポートして、楽しんでレッドカーペットを歩いていきます!」と気合十分。ファンたちを前に笑顔でファンサービスする様子もあった。また先日、本作の取材で会ったばかりのバリー・ジェンキンス監督やリン=マニュエル・ミランダ、字幕版でタカ役を務めるケルヴィン・ハリソン・Jr.らとカーペット上で再会し、自ら英語で話しかけ、仲良く写真を撮る様子もあり、交流を楽しんだ。© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.松田は「監督やリンにまたお会いできて嬉しかったですし、字幕版タカ役のケルヴィンとも“会えて嬉しいぜ!”というテンションでまた会えたので、結構ウルっときました。作品でまた一緒になれるように頑張ろうって思うようになりました」と笑顔。完成したばかりの本編を現地で鑑賞し、「とにかくやばかったです!ディズニー史上、最もあったかいし切ない。ムファサとタカの“兄弟の絆”も音楽もCGも本当に最高でした!」と感想を語った。© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.『ライオン・キング:ムファサ』は12月20日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月10日12月9日(月) アメリカ・ロサンゼルスにて、映画『ライオン・キング:ムファサ』のワールドプレミアが開催された。本作は、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王の若き日の物語。孤児であった彼の運命を変えたのは、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーとの幼き日の出会いだった。孤児から偉大な王へ変わっていったシンバの父・ムファサと、王子から“ヴィラン”へと変貌することとなるタカ(後のスカー)。ふたりの“兄弟の絆”に隠された驚くべき秘密が明かされる。会場には、主人公ムファサ役を務めたアーロン・ピエール、タカ役のケルヴィン・ハリソン・Jr.、ナラ役を務める世界の歌姫ビヨンセ・ノウルズ=カーター、シンバとナラの娘キアラ役で親子共演を果たすビヨンセの愛娘ブルー・アイビー・カーターが集結。そして、本作を手掛けたバリー・ジェンキンス監督や、音楽を担当したリン=マニュエル・ミランダらクリエイター陣のほか、超実写プレミアム吹替版にてタカ役を務めるTravis Japanの松田元太も登壇し、映画完成を祝福した。左より)ビヨンセ・ノウルズ=カーター、ブルー・アイビー・カーター(c) 2024 Getty Images /Getty Images for Disney会場となったのは、映画の舞台となるサバンナをイメージした豪華装飾が施されたアメリカ・ハリウッドのドルビー・シアター。今年で30周年を迎える『ライオン・キング』の新たな物語誕生を待ちわびた観客たちの歓声があがる中、レッドカーペットには豪華キャスト・クリエイター陣が華々しく登場し、ファンたちとの交流を楽しむ姿がみられた。(c) 2024 Getty Images /Getty Images for Disney本作を手掛けたジェンキンス監督は「この作品をつくるのに4年くらいかかりました。レッドカーペットを歩きながら、これまで本作でかかわった多くの皆さんの顔を見ることができて最高です!」と笑顔をみせ、「『ライオン・キング:ムファサ』は、(『ライオン・キング』に登場した馴染みのある)キャラクターたちをとても深く掘り下げ、氷山の下の部分にあるものを見つけてくれています」とコメント。また、本作のために7つの楽曲を書きおろした音楽を手掛けたリン=マニュエル・ミランダは、本作の制作を振り返り、「僕にとって楽しいのは、(『ライオン・キング:ムファサ』には既に知られた)こんなに印象的で楽しいキャラクターたちがいること。ムファサやタカなど自分が知っていると思っていたキャラクターたちに、実は不完全だったり、すごく頑張っていたりと、知らなかった姿があるのは、とてもスリリングな体験なのです」と語った。さらに今回、“日本代表”として、超実写プレミアム吹替版にてタカ役を務める松田元太もサプライズで会場に駆けつけ、ライオンカラーを取り入れたスタイリッシュな装いで颯爽と登場。本作の海外プロモーションは先月シンガポールで行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2024」に続き2度目ということで、落ち着いた様子。「ものすごく大興奮しています!日本の皆さんに『ライオン・キング:ムファサ』の素晴らしさをちゃんとレポートして、楽しんでレッドカーペットを歩いていきます!」と意気込んだ。左より)松田元太、ケルヴィン・ハリソン・Jr(c) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.そして先日、本作の取材で会ったばかりのバリー・ジェンキンス監督やリン=マニュエル・ミランダ、字幕版でタカ役を務めるケルヴィン・ハリソン・Jrらとカーペット上で再会。自ら英語で話しかけ、仲良く写真を撮るなど交流を楽しんだ。松田は「監督やリンにまたお会いできて嬉しかったですし、字幕版タカ役のケルヴィンとも“会えて嬉しいぜ!”というテンションでまた会えたので、結構ウルっときました。作品でまた一緒になれるように頑張ろうって思うようになりました」と笑顔をみせた。左より)松田元太、バリー・ジェンキンス監督(c) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.その後、松田は、完成したばかりの本編を現地で鑑賞。「とにかくやばかったです!ディズニー史上、最もあったかいし切ない。ムファサとタカの“兄弟の絆”も音楽もCGも本当に最高でした!」とコメントし、世界中のファンに向けて「『ライオン・キング:ムファサ』が日本の皆さん、そして世界中のたくさんの方々に愛される作品になったら嬉しいです!」とメッセージをおくった。<作品情報>映画『ライオン・キング:ムファサ』12月20日(金) 公開公式サイト: Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月10日『ライオン・キング』の主人公シンバの父ムファサ王の若き日を描く『ライオン・キング:ムファサ』より本編映像が解禁された。ムファサとタカ(のちのスカー)の兄弟の絆を描いた本作。超実写プレミアム吹替版では、尾上右近がムファサ役、松田元太がタカ役、渡辺謙がキロス役を務めている。この度解禁された映像では、若き日のムファサとタカが、冷酷な敵ライオン“キロス”率いる群れに追い詰められる様子が切り取られている。ムファサとタカが激しい川の流れを背景に逃げ惑い、ムファサは「ここで戦おう」と提案するが、タカは「戦ったら死ぬぞ!」と反対する。さらに、キロスの群れが森を駆け抜け二匹の前に立ちはだかる。キロスが「俺の息子を殺したのはどっちだ?」と問い詰めるとムファサはタカを逃がそうとするが、キロスの側近がタカは王家の血を引くライオンであると、その正体を暴露する。絶体絶命の状況で、二匹はどのようにしてこの危機を乗り越えるのか…。その後の展開が気になる本編映像となっている。『ライオン・キング:ムファサ』は12月20日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング:ムファサ 2024年12月20日より全国にて公開© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月09日12月20日(金) に公開される映画『ライオン・キング:ムファサ』より、超実写プレミアム吹替版の声優を務めるムファサ役の尾上右近、タカ役の松田元太、キロス役の渡辺謙の声を収録した本編映像が公開された。本作は、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王の若き日の物語。孤児であった彼の運命を変えたのは、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーとの幼き日の出会いだった。孤児から偉大な王へ変わっていったシンバの父・ムファサと、王子から“ヴィラン”へと変貌することとなるタカ(後のスカー)。ふたりの“兄弟の絆”に隠された驚くべき秘密が明かされる。公開されたのは、若き日のムファサとタカが冷酷な敵ライオン“キロス”率いる群れに追いつめられるシーン。キロス率いるライオンの群れが森を荒々しく駆け、川の流れが激しい岩場を走るムファサとタカ。「泳いで逃げよう」と焦るタカにムファサは森に戻って戦うことを提案し、意見が食い違ったまま足を止めていると、舞い立つ砂埃の中から全速力でガゼルが逃げていく。すると、砂埃の中から群れを引き連れたキロスが登場。「俺の息子を殺したのはどっちだ?」という問いかけに、「逃げられない」と観念し「僕だ。あっち(タカ)は野良だから見逃してやってくれ」とタカだけは逃がそうとするムファサ。だが、間髪入れずにキロスの側近メスライオンのアマラとアクアが、タカが王家の血を引くライオンであることをキロスに告げる。キロスは「血には血を……」とタカに向けて不敵な笑みを浮かべるのだった。2匹はこの窮地をどうやって脱するのか?物語の続きが気になる緊迫感あふれる本編映像となっている。『ライオン・キング:ムファサ』本編映像<作品情報>映画『ライオン・キング:ムファサ』12月20日(金) 公開公式サイト: Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月09日12月6日(金)今夜放送される柳楽優弥主演ドラマ「ライオンの隠れ家」より、“ライオンのセット探検ツアー”映像が公開され、“かわいい”と話題となっている。本作は、市役所勤務の小森洸人(柳楽)と、その弟で自閉スペクトラム症の美路人(坂東龍汰)のもとに、「ライオン」と名乗る謎の男の子が突然現れるところから始まるヒューマンサスペンス。第9話今回公開された映像では、坂東とのやり取りが作中以外でも話題のライオン役・佐藤大空が、小森家のセットに潜入。小道具や部屋を紹介しながら、シーンをふり返っている。作中では、マヨネーズをたっぷりかける食事シーンがお馴染みだが、今回の映像でマヨネーズ好きなの?と問われると、「にがて…」と明かしたり、休憩中に遊んでいるというおもちゃを紹介したりと、ほっこりする時間が流れる今回の映像。視聴者からも「かわいすぎる!癒されます」「漢字読めないライオン可愛い」「疲れた身体に沁みる動画をありがとうございます」「ライオン目線カメラの映像も可愛すぎる」と多くの“かわいい”のコメントが。また、「意外と広いんですね」「細部まで凄いなぁ」「アルバム、他のページも作り込まれててすごい」「カーペットのシミやアルバムの中の沢山の写真など細かいところまでつくられててすごい」などと作り込まれたセットに関する感想も見られた。第9話第9話(12月6日放送)あらすじ洸人(柳楽優弥)から愛生(尾野真千子)とライオン(佐藤大空)がいなくなったと連絡を受けた柚留木(岡山天音)は、フェリー乗り場で待ち構えるが、現れたのは祥吾(向井理)の息がかった樺島(後藤剛範)…。一方、ライオンが忘れていったぬいぐるみを手に、愛生とライオンを救いに橘家へ向かうことに決める洸人だったが、そこに愛生とライオンの姿はなかった。そのころ、愛生はある覚悟を決めて祥吾と会っていた――。「ライオンの隠れ家」は毎週金曜日21時~TBSにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年12月06日『ライオン・キング:ムファサ』の公開を記念して、1月3日(金)の金曜ロードショーにて超実写版『ライオン・キング』が本編ノーカットで放送されることが決定した。最新作『ライオン・キング:ムファサ』は、シンバの父ムファサがプライドランドの王となるまでの半生を描いた作品。その前作となる本作は、ディズニー・アニメーションの歴史的名作『ライオン・キング』を、超ハイクオリティーの最新フルCGでよみがえらせ、実写を超えたリアリティーで世間を驚かせた“超実写版”だ。監督はジョン・ファヴロー、主題歌はエルトン・ジョン、作曲はハンス・ジマーが担当している。日本語吹替版では、シンバ役に賀来賢人、ムファサ役に大和田伸也が参加している。大和田伸也は、「生誕30周年を迎えたライオン・キングがお正月に降臨します!心に染みるメッセージ、魂込めて演じました!」とコメントしている。ムファサの声・大和田伸也からコメント思い出せ!生誕30周年を迎えたライオン・キングがお正月に降臨します!心に染みるメッセージ、魂込めて演じました!丘の上でシンバに語りかける父ムファサの場面は...要チェックです。この映画につながる新作『ライオン・キング:ムファサ』もぜひご一緒にご覧ください。『ライオン・キング』は1月3日(金)21時~日本テレビ系にて放送。『ライオン・キング:ムファサ』は12月20日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年12月06日