ライオンズゲートとブラムハウスが、1999年公開作『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のリバイバルを手掛けることが分かった。ライオンズゲートがシネマコンにて発表した。名プロデューサーのジェイソン・ブラムが2000年に設立した製作会社ブラムハウスは、主に低予算のホラー映画を製作し、ヒットさせることで知られている。これまでに『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ、『インディシアス』シリーズ、『ゲット・アウト』『M3GAN/ミーガン』といった有名ホラーを世に送り出してきた。「Variety」誌によると、ライオンズゲート・モーション・ピクチャー・グループの会長アダム・フォーゲルソンは、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のリバイバルについて、「この古典的なホラーを新しい世代に再び紹介するための新しい視点」が加わったものになると話したという。また、「ここ数年にわたって何度もジェイソンと仕事ができたのは、本当に幸運だと思っています」「このジャンルにおいて、ブラムハウスのチームに勝る人たちはいません」と、ジェイソンとブラムハウスに対する信頼も語っている。フォーゲルソンは以前ユニバーサル・ピクチャーズで働いていた時に、ジェイソンが製作した『パージ』を配給。『ザ・ギフト』製作時には、一緒に製作会社のSTXを立ち上げた。(賀来比呂美)
2024年04月11日映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が、2月9日(金) に公開される。ホラーゲーム『Five Nights at Freddy’s』を、『M3GAN/ミーガン』『ブラック・フォン』『透明人間』『エクソシスト 信じる者』などで知られる製作会社ブラムハウスが映画化した本作。「もうひとり」の主人公とも言えるピザレストランのマスコットたちは、一度目にしたら忘れられないほどのインパクトを持って観客を恐怖の世界観へと誘う。そんな個性的なキャラクターたちを原作ゲームの雰囲気を損なわないよう、忠実に再現するにあたって白羽の矢が立ったのが、『セサミストリート』のマペットを生み出したジム・ヘンソンが設立したジム・ヘンソン・クリーチャーショップで、エマ・タミ監督ら製作陣による「このスタジオしか考えられない」との満場一致の意見により起用がなされた。「私はジム・ヘンソンがアニマトロニクス制作を手掛けた映画やテレビで育ったから感慨深かったわ。彼らが生み出すキャラクターには魂が宿っているように見えて、とにかく素晴らしいと思う。今まで見たことがないような、ユニークでどこか風変わりなキャラクターだから、私たちの映画のマスコットにとってまさに理想的だった」とタミ監督は起用理由を明かす。それぞれのマスコットを特異なものにするべく、アニマトロニクス制作には多大な労力と骨の折れる作業が必要とされたのだが、タミ監督は続けて「とにかく見事な職人技だった。工房を訪れるたびに感嘆させられたわ。こっちのチームはパーツ制作、別のチームは縫い合わせ作業というふうに、全員が本作のアニマトロニクス制作に携わっていた。全て手作業で行われていたの。昨今では稀なことだし、すごく特別な感じがした」と、彼らの成し遂げた仕事に敬意を表している。まさに“職人技”によって完成したマスコットたちにはタミ監督のみならず本作の関係者全員が感嘆し、製作を手がけたジェイソン・ブラムも「ジム・ヘンソン・クリーチャーショップのチームは天才揃いだ。作業がきめ細やかだし、驚異の職人技で見る者を瞬時に作品の世界に放り込んでくれる。熱狂的なファンが多く、すでにビジュアルが確立しているマスコットを実際に制作するのはものすごいプレッシャーだったけど、スタジオの全員が入念にリサーチを重ね、原作者のスコットと積極的に連携してくれた。製作において彼ら以上に優れたクリエイティブ集団は存在しないよ」と賛辞を述べている。<作品情報>『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』2月9日(金) 公開公式サイト:
2024年02月02日映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が、2月9日(金) に公開される。ホラーゲーム『Five Nights at Freddy’s』を、『M3GAN/ミーガン』『ブラック・フォン』『透明人間』『エクソシスト/信じる者』などで知られる製作会社ブラムハウスが映画化した本作。ゲーム版を開発したスコット・カーソンは本作の映画化に際し、これまでに数多くのゲームが映画化されるものの成功例が稀だったため、自身の作品を守りたい一心で警戒心を強めていたという。しかし、製作会社ブラムハウスの設立者であるジェイソン・ブラムはゲームシリーズを基にヒット映画を作ることは可能だと信じ、カーソンに連絡を取り始める。「スコットには10年ほど前に連絡を取った。彼はちょうど他の製作会社と映画化を検討していたところで、最初はすごく警戒されたよ。でも1年近くかけて彼を説得して、まずは短期間のオプション契約を結んだ。話し合いを重ねるうちに互いをより知ることができ、信頼し合えるようになったんだ。8年かけて素晴らしいパートナーシップを築くことができた。僕はスコットを尊重しているし、彼も僕を尊重してくれている。今後も彼とタッグを組んで多くの映画を作れることを望んでいるよ」と話し、映画化の実現に向けて、約10年にわたって丁寧に信頼関係を築き上げたことを振り返っている。カーソンによると、ブラムは原案であるゲームに忠実であり続けたこと、そしてカーソンの直感を尊重したことで彼の信頼を勝ち取ったようだ。「最大の難関は人々が共感できるストーリーを見つけることだった。ジェイソンは常に僕のビジョンを信じてくれた。僕が自分のビジョンを追求するあまりに映画製作が大幅に遅れてしまったけど、作品の出来にはすごく満足しているよ。ジェイソンとブラムハウスのスタッフなしでは実現できなかった。言葉では感謝の気持ちを表現しきれないくらいだ」とブラムとスタッフに対し惜しみない賛辞を贈っている。そんな約10年間におよぶ粘り強いアプローチの末、開発者の信頼を勝ち取り、北米で一足先に公開されると、ブラムハウス作品史上最高の興行収入を記録している。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』本予告<作品情報>『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』2月9日(金) 公開公式サイト:
2024年01月19日ザ・シスターズハイのライブツアー『ザ・シスターズハイ Pre.『電脳大戦』〜配信限定シングル『弱電脳Magicaる』リリース全国ツアー〜』のゲストアーティストが発表された。本ツアーは、配信限定シングル『弱電脳Magicaる』を携えて行われるリリースツアー。これまで、インナージャーニー、終活クラブ、ベス、ルサンチマン、THE PEACE、The カンナクラブ、RIP DISHONORの出演が決定。新たに2024年1月26日(金) 香川・高松TOONICE公演にBASEBALL PITCHER、2月11日(日) 大阪・心斎橋Pangea公演にclimbgrow、2月12日(月・祝) 愛知・名古屋R.A.D公演にビレッジマンズストア、2月16日(金) 東京・下北沢SHELTER公演に挫・人間が出演することが決定した。チケットは現在一般発売中。ザ・シスターズハイ Pre.『電脳大戦』〜配信限定シングル『弱電脳Magicaる』リリース全国ツアー〜 チケット情報はこちら!()<ツアー情報>ザ・シスターズハイ Pre.『電脳大戦』〜配信限定シングル『弱電脳Magicaる』リリース全国ツアー〜2024年1月12日(金) 新潟・CLUB RIVERSTゲスト:インナージャーニー2024年1月21日(日) 宮城・仙台FLYING SONゲスト:終活クラブ / ベス2024年1月25日(木) 福岡・OP’sゲスト:ルサンチマン / THE PEACE / The カンナクラブ2024年1月26日(金) 香川・高松TOONICEゲスト:ルサンチマン / RIP DISHONOR / BASEBALL PITCHER2024年2月11日(日) 大阪・心斎橋Pangeaゲスト:climbgrow2024年2月12日(月・祝) 愛知・名古屋R.A.Dゲスト:ビレッジマンズストア2024年2月16日(金) 東京・下北沢SHELTERゲスト:挫・人間チケット情報:()<リリース情報>ザ・シスターズハイ 配信限定シングル『弱電脳Magicaる』配信中ザ・シスターズハイ『弱電脳Magicaる』ジャケット【収録内容】M1. eんパす・iん・tHe・ルーむM2. 絶望MAQUIA配信リンク:公式サイト:
2023年12月18日人気ホラーゲームを映画化した『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』より最新予告と日本版ポスタービジュアルが解禁された。子どもたちが次々と謎の失踪を遂げ廃墟と化したピザレストランを舞台に恐怖の5日間を描く本作。すでに10月27日より全米で公開中の本作は、ゲームファンやティーンたちの熱狂的な支持を集め週末の話題を独占し、週末興収ランキングでは興行全体の65%を占めるぶっちぎりの1位を獲得し、ブラムハウス史上最高のオープニング興収記録を樹立している。解禁された予告映像は、謎の失踪を遂げた弟の行方不明事件に未だに苦しみ、悲しい記憶に苛まれながらも、妹アビーの親代わりとなりながら生計を立てるため、必死に仕事を探していた主人公マイク(ジョシュ・ハッチャーソン)が廃墟と化したレストラン<フレディ・ファズベアーズ・ピザ>の夜間警備員として勤務するところから始まる。「モニターを監視するだけ」という紹介者の説得で夜勤を引き受けたマイクだったが、かつてそのレストランで人気を呼んだ可愛らしい機械仕掛けのマスコットたちが眼を光らせながら、自ら動き出す姿を目撃してしまう。マスコットたちは可愛らしい姿から一転、マイクや廃墟への侵入者に牙をむき始める!一体なぜ、マスコットたちは動き出したのか、その真の目的は?そしてレストランで次々と起きた子どもたちの失踪事件の謎とは?最後にマイクと妹はこの廃墟で生き延びることができるのか…!さらに本予告の解禁に合わせて、『M3GAN/ミーガン』『ブラック・フォン』『透明人間』など数多くのホラー作品を生み出し、本作『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』では自身の製作会社であるブラムハウス史上最高の週末興行成績の新記録を打ち立てる特大ヒットを遂げ、プロデューサーも務めるジェイソン・ブラムから日本のファンに向けた特別コメントも到着。「日本のファンの皆さんこんにちは。私達の映画を応援してくれてありがとう。『エクソシスト 信じる者』(12月1日公開)も公開されるので本作と共に楽しんで欲しい」(一部表現抜粋)と、まもなく日本公開される新作についても触れている。併せて日本版ポスタービジュアルも解禁。シルクハットに蝶ネクタイがトレードマークの【フレディ】、ギターを奏でる【ボニー】、コンビで仲良しの【チカ】&【Mr.カップケーキ】、骨格剥き出しのボディーがチャームポイントの【フォクシー】…と一度みたら忘れられない個性豊かなキャラクターがレストランで不気味に佇む印象的なものとなっている。また、本作のムビチケ前売券(オンライン)が12月1日(金)正午より発売が開始される。購入者の中から抽選で100名に非売品の映画オリジナルグッズが当たるキャンペーンも同時開催となる。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月29日ザ・シスターズハイが2024年1月から2月にかけて開催するライブツアー『ザ・シスターズハイ Pre.『電脳大戦』〜配信限定シングル『弱電脳Magicaる』リリース全国ツアー〜』の第1弾ゲストアーティストが発表された。本ツアーは、配信限定シングル『弱電脳Magicaる』を携えて行われるリリースツアー。このたび、2024年1月12日(金) の新潟・CLUB RIVERST公演にインナージャーニー、1月21日(日) の宮城・仙台FLYING SON公演に終活クラブ、ベス、1月25日(木) の福岡・OP’s公演にルサンチマン、THE PEACE、The カンナクラブ、1月26日(金) の香川・高松TOONICE公演にルサンチマン、RIP DISHONORの出演が決定した。チケットは現在一般発売中だ。ザ・シスターズハイ Pre.『電脳大戦』〜配信限定シングル『弱電脳Magicaる』リリース全国ツアー〜 チケット情報はこちら!()<リリース情報>ザ・シスターズハイ 配信限定シングル『弱電脳Magicaる』配信中ザ・シスターズハイ『弱電脳Magicaる』ジャケット【収録内容】M1. eんパす・iん・tHe・ルーむM2. 絶望MAQUIA配信リンク:<ツアー情報>ザ・シスターズハイ Pre.『電脳大戦』〜配信限定シングル『弱電脳Magicaる』リリース全国ツアー〜2024年1月12日(金) 新潟・CLUB RIVERSTゲスト:インナージャーニー2024年1月21日(日) 宮城・仙台FLYING SONゲスト:終活クラブ / ベス2024年1月25日(木) 福岡・OP’sゲスト:ルサンチマン / THE PEACE / The カンナクラブ2024年1月26日(金) 香川・高松TOONICEゲスト:ルサンチマン / RIP DISHONOR / ほか2024年2月11日(日) 大阪・心斎橋Pangeaゲスト:後日発表2024年2月12日(月・祝) 愛知・名古屋R.A.Dゲスト:後日発表2024年2月16日(金) 東京・下北沢SHELTERゲスト:後日発表チケット情報:()公式サイト:
2023年11月24日ホラー映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が、2024年2月9日(金)に公開される。人気ホラーゲームを映画化映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は、全世界で一大ブームを巻き起こしたホラーゲームを、『M3GAN/ミーガン』や『透明人間』などを手掛けたジェイソン・ブラム率いる映画スタジオ・ブラムハウスが映画化した話題作。2023年10月に、全米及び全世界では日本での公開に先駆け、ゲームファンやティーンたちの熱狂的な支持を集め話題を独占した。ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズとは?ゲーム「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」は、スコット・カーソンが開発したパソコンおよびスマートフォン、さらにはニンテンドースイッチ向けの作品だ。プレイヤーは夜間警備員として、小さな事務所に立てこもりライトや監視カメラ等を駆使し、じわじわと襲い来るアニマトロニクスから生き延びるというストーリーとなっている。廃墟のピザレストランで不気味なマスコットたちが動き出す物語の舞台は、廃墟と化したピザレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」。ピザレストランの夜間警備員として働き始めた主人公のマイクが、愛らしい見た目とは真逆の狂気的な行動を予感させる機械仕掛けのマスコットたちと対峙し、恐怖の5日間を過ごす様を描いている。ジョシュ・ハッチャーソンやエリザベル・レイルらが出演主人公のマイクを演じるのは、『ハンガー・ゲーム』シリーズのジョシュ・ハッチャーソン。共演には、『YOU ―君がすべて― 』や『カウントダウン』のエリザベス・レイル、『屋根裏のアーネスト』のキャット・コナー・スターリングらが名を連ねている。主人公・マイク...ジョシュ・ハッチャーソン謎の失踪を遂げた弟の行方不明事件に未だに苦しむ。悲しい記憶に苛まれながらも、妹アビーの親代わりとなりながら生計を立てるべく、廃墟と化したレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として勤務することに。劇中では演奏するマスコットたちの姿も劇中では、不気味なマスコットたちが楽器を手に、演奏するシーンも。シルクハットに蝶ネクタイがトレードマークのクマ「フレディ」、ギターを奏でるウサギの「ボニー」、コンビで仲良しなヒヨコの「チカ」と「Mr.カップケーキ」たちが、火花を散らしながらステージに立っている。また、骨格剥き出しのボディがチャームポイントのキツネ「フォクシー」も登場するなど、個性的なマスコットたちの動きに注目だ。マスコットたちは「セサミストリート」を手掛けるクリエイター集団が担当また、本作における重要キャラでありアニマトロニクスのマスコットは、マペットや「セサミストリート」などコミカルな動きのキャラクターを手掛けることを得意とするクリエイター集団ジム・ヘンソン・クリーチャーショップが制作を担当した。映画『ファイブ・ナイツ ・アット・ フレディーズ』あらすじ廃墟のピザレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員であるマイクは、誰もいないはずの店内に漂う異様な雰囲気、次々と巻き起こる奇妙な出来事を不審に思い、懐中電灯片手に恐る恐る店内を見回ることに。すると店内には、無邪気さすら感じる不気味な笑い声が響き渡り、眠っていたはずの機械仕掛けのマスコットたちが目を覚まし、怪しく眼を光らせながらマイクをはじめ廃墟への侵入者へ牙をむき始める。なぜマスコットたちは動き出したのか?その真の目的とは?そしてレストランで次々と起きた子どもたちの失踪事件の謎とは...。マイクと妹は恐怖の夜を生き抜くことができるのか?【作品詳細】映画『ファイブ・ナイツ・アット・ フレディーズ』公開日:2024年2月9日(金)監督:エマ・タミ脚本:スコット・カーソン、セス・カデバック、エマ・タミ出演:ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・レイル、パイパー・ルビオ、キャット・コナー・スターリング、メアリー・スチュアート・マスターソン、マシュー・リラード制作:ジェイソン・ブラム、スコット・カーソン原案:ゲーム「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(Five Nights at Freddy’s)」シリーズ/スコット・カーソン配給:東宝東和原題:Five Nights at Freddy’s■ムビチケ前売券(オンライン)発売日:2023年12月1日(金)12:00~予定
2023年11月10日11月3日から5日にかけての週末、北米のボックスオフィスでは、ビデオゲームを映画化した『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が首位をキープした。2位は『テイラー・スウィフト/ERAS TOUR』。3位は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、4位はソフィア・コッポラ監督の『Priscilla』、5位はインディーズ映画『Radical』だった。次の週末はマーベルの『マーベルズ』が全世界同時公開される。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』2024年2月9日(金) 全国公開(C)2023 Universal Studios. All Rights Reserved.『マーベルズ』11月10日(金)全国劇場公開(C)2023 Marvel文=猿渡由紀
2023年11月06日10月27日から29日にかけての週末、北米のボックスオフィスで首位を獲得したのは、ビデオゲームを映画化するブラムハウスの新作ホラー『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』だった。3日間の売り上げは7,800万ドル。全世界では1億3,000万ドルで、ブラムハウスの歴史上最高の全世界デビューだ。2位は『テイラー・スウィフト:ERAS TOUR』。3位は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』。4位はドキュメンタリー『After Death』、5位は『エクソシスト信じる者』だった。次の週末は、デイジー・リドリー主演の『The Marsh King’s Daughter』が北米公開される。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』2024年2月9日(金) 全国公開(C)2023 Universal Studios. All Rights Reserved.『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』公開中(C)2023 Trafalgar Releasing. ALL RIGHT RESERVED.文=猿渡由紀
2023年10月30日『M3GAN/ミーガン』のブラムハウス最新作『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(原題:Five Nights at Freddy's)が2024年2月9日(金)より公開されることが決定。特報と場面写真が解禁された。廃虚のピザレストランを舞台に、夜間警備員となった主人公が体験する恐怖の5日間を描く本作は、全世界で一大ブームを巻き起こしたホラーゲームの映画化。『M3GAN/ミーガン』『ブラック・フォン』『透明人間』など数多くのヒット作を生み出し続ける製作会社「ブラムハウス」の最新ホラーだ。この度初解禁となった特報映像は、廃墟と化したピザレストラン<フレディ・ファズベアーズ・ピザ>の夜間警備員として働き始めた主人公のマイク(ジョシュ・ハッチャーソン)が、誰も居ないはずの店内に漂う異様な雰囲気と、次々と巻き起こる奇妙な出来事を不審に思い、懐中電灯片手に恐る恐る歩き回っている様子から始まる。やがて、無邪気な笑い声が店内に響き渡り、眠っていた機械仕掛けのマスコットたちが狂気と共に目を覚ます様を映し出している。「夜が更けますと、当レストランのマスコットたちが、あなたに危害を加える恐れがあります」というナレーションも不穏さを煽り、愛らしくも狂気的な行動を予感させるマスコットたちに不気味さすら感じる映像となっている。レストランとマスコットたちに隠された衝撃の秘密とは?そしてマイクは恐怖の夜を生き延びることができるのか…?雰囲気満点の特報映像となっている。マイク役を演じるのは『ハンガー・ゲーム』シリーズでお馴染みのジョシュ・ハッチャーソン。共演にはエリザベス・レイル(「YOU ―君がすべて―」)、パイパー・ルビオ(「限界ダディ」)、キャット・コナー・スターリング(『屋根裏のアーネスト』)、メアリー・スチュアート・マスターソン(「ブラインドスポット」)、マシュー・リラード(「グッドガールズ:崖っぷちの女たち」)らを迎える。本作の重要キャラであるアニマトロニクスのマスコットたちは、マペットや「セサミストリート」などコミカルな動きのキャラクターを手掛けることを得意とするクリエイター集団ジム・ヘンソン・クリーチャーショップが制作した。ハリウッドのホラー界を牽引する注目の製作会社、ブラムハウスが新たに世に送り出すサスペンス・ホラーに期待が高まる。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月19日崎山蒼志のホールワンマンライブ「The Best 2018-2023」が、2023年12月22日(金)に東京の恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催される。崎山蒼志のワンマンライブが恵比寿ザ・ガーデンホールで2018年にネット番組をきっかけにその存在が知られることとなり、直後に自身初の音源としてリリースした「夏至 / 五月雨」でたちまち話題に。それから早5年、2020年にはメジャーデビューを果たし、唯一無二の世界観で多くのアニメや映画、テレビドラマ、CMなどの楽曲も手がけてきた崎山蒼志。5年間の足跡を追うアーリーベストライブ「The Best 2018-2023」と題された今回のホールワンマンライブは、この5年で崎山に触れたリスナーが彼の足跡を追える、いわゆるアーリーベスト的な公演内容に。TVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」エンディングテーマの「燈」をはじめとする、人気曲の数々が披露される。リハーサル見学&お土産付きのファンクラブ限定チケットまた、ファンクラブ「寝返りの湯」会員限定で、当日の公演前にリハーサルの一部を観覧できるリハーサル見学とお土産が特典として付くチケットも発売。初めて崎山のステージに触れるファンはもちろん、これまで長く彼をフォローしてきたファンにも楽しめる、1年を締めくくるライブとなりそうだ。開催概要崎山蒼志 ワンマンライブ「The Best 2018-2023」開催日:2023年12月22日(金)会場:恵比寿ザ・ガーデンホール時間:開場 18:00 / 開演 19:00金額:全席指定 5,500円 ※ドリンク代別。<チケット>■一般発売日:2023年11月3日(金)■ファンクラブ「寝返りの湯」先行受付抽選受付期間:9月30日(土)12:00~10月9日(月・祝)23:59価格:・全席指定 5,500円・[FC限定]全席指定(リハーサル見学、お土産付) 7,500円※いずれもドリンク代別。※リハーサル見学、お土産付チケットはファンクラブ「寝返りの湯」会員限定。ファンクラブ先行のみで受付。※リハーサル見学の実施は公演当日、開場前の時間帯となる。リハーサルの一部を観覧可能。
2023年10月08日障害あるお子さんとその家族を閉園後の動物園へご招待ーー「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」9月2日(土)野毛山動物園にて開催Upload By 発達ナビニュース2023年9月2日(土)、横浜市の野毛山動物にて閉園後の時間に「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」が開催されます。「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」とは、障害のあるお子さまとそのご家族を閉園後の動物園に招待し、楽しいひとときを過ごしてもらう趣旨で開催されている国際的な取り組みです。1996年にオランダのロッテルダム動物園から始まり、現在では世界各国約300の動物園・水族館で実施されています。野毛山動物園は、みなとみらい21地区を眼下に見下ろす高台にある、野毛山公園の中にあり、横浜の中心に位置する“身近な動物園”として開園から70年以上、人々に親しまれています。 専用の駐車場はありませんが、電車やバスの公共交通機関からのアクセスもよく、野毛山公園周辺エリアを散歩しながら歩く楽しさも。まだまだ暑さが残る9月。暑い昼間を避け、気温が下がった夕暮れの動物園で、夜の動物たちを観察してはいかがでしょうか。家族の思い出となる特別なひとときを楽しんでください。日時:2023年9月2日(土)時間:17時00分~19時00分(※最終入園18時)料金:無料場所:野毛山動物園(横浜市西区老松町63-10)申込:不要定員:なしアクセス:JR/地下鉄「桜木町」駅下車徒歩15分または、市営バス「野毛山動物園前」下車すぐ対象:身体障害者手帳・療育手帳(愛の手帳)・精神障害者保健福祉手帳をお持ちのお子さまとそのご家族、または、特別支援学級へ通学されているお子さまとそのご家族※不明点は野毛山動物園へお問合せください問合せ:野毛山動物園電話 045-231-1307※クリックすると、発達ナビのサイトから「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」のページに遷移します。子どもの頭を衝撃と火の粉から守る!コンパクトな「防災ヘッドガード」キャップ型防災頭巾7月12日(水)先行販売開始!Upload By 発達ナビニュース福祉用具の企画・販売を行うキヨタ株式会社は、頭部への衝撃を緩和する障害者(児)用頭部保護帽の企画販売に携わってきた知見を活かし、衝撃緩和と防炎機能を兼ね備えた折りたためる防災用キャップ「防災ヘッドガード」を開発しました。一般販売に先駆けて、応援購入サイト「Makuake」にて7月12日(水)から先行販売を開始しています。「防災ヘッドガード」は、園児がよくかぶる日よけのフラップつき帽子のデザインを採用。防災頭巾はその形状に馴染みがないため取り扱いに戸惑う子どもも多いとか。保育園や幼稚園で慣れ親しんでいるキャップ型デザインであればとっさのときに戸惑うことなく装着でき、さらに長時間の着用にも耐えることができます。また、日よけフラップはポケットにもなっており、軍手などの収納も可能です。子どもの頭を衝撃から守る『衝撃緩和』と火の粉から守る『防炎』2つの機能を合わせ持つ同商品。内蔵されている低反発エラストマー樹脂により防災頭巾の約4倍の衝撃緩和性能を実現し、帽子本体には公益財団法人日本防炎協会認定済み防炎生地を使用しています。さらに、コンパクトに折りたためるため保管に場所をとらず、非常持出袋やデスクに収納可能です。軽量コンパクトで子どもが慣れ親しんでいるキャップ型デザインは平時でも気軽に使用できます。いざというときに備えて、ご家庭で避難訓練を実施するなど、防災レベルの向上を図ってみてはいかがでしょうか。<製品概要>商品名:KM-1000X防災ヘッドガード種類:2色・2サイズ内容:応援購入サイト「Makuake」にて先行販売※~2023年8月16日 18:00(水)サイズ:こども用(52~54cm)・大人用(58~60cm)カラー:ブルー・ピンク素材:帽体/ポリエステル100%(防炎加工)衝撃吸収材/スチレン系エラストマー■先行販売プロジェクト名:お子様の“もしも”に備える防災ヘッドガード期間:2023年7月12日(水)10:00~8月16日(水)18:00URL: ■商品詳細防炎ヘッドガード①子ども用(52~54cm)、2色展開【ブルー、ピンク】一般販売予定価格\4,620/税込②大人用(58~60cm)、2色展開【ブルー、ピンク】一般販売予定価格\4,950/税込「Makuake」先行販売価格※~2023年8月16日(水) 18:00①子ども用(52~54cm)、2色展開【ブルー、ピンク】一般販売予定価格より最大20%オフ②大人用(58~60cm)、2色展開【ブルー、ピンク】一般販売予定価格より最大20%オフ販売場所:キヨタオンラインショップ ※~2023年8月下旬より販売開始予定※クリックすると、発達ナビのサイトから「キャップ型防災頭巾」のページに遷移します。不登校に対する偏見、社会イメージを変えたいーー「#不登校は不幸じゃない」8月20日(日)全国各地・オンラインにて一斉開催Upload By 発達ナビニュース実業家の小幡和輝さんが発起人となり、2018年より不登校のイメージを変えたいと、全国47都道府県すべてでイベントを開催しムーブメントを起こしてきた「#不登校は不幸じゃない」。2020年からはオンラインのみでの開催でしたが、今年度より全国開催を3年ぶりに再開。全国各地のおよそ100会場とオンラインにて、2023年8月20日(日)に一斉にイベントが開催されます。「不登校で苦しむ子どもたちを救いたい」という趣旨のもと、毎年夏休み終了前のこの時期に開催される本イベントは、過去の累計参加者は5,000人を超え、子どもたちに多様な生き方を伝える機会をつくってきました。また、SNSにおける「#不登校は不幸じゃない」の関連投稿はのべ5万件を超えています。「不登校は不幸じゃない」をコンセプトに全国各地の主催者がそれぞれ思いを持って場づくりをし、会場ごとにさまざまなイベントを企画。過去には、座談会や講演会、ゲーム大会、スライムづくりや料理教室などまで、バラエティ豊かなイベントが実施されています。お住まいの地域の会場ではどのようなイベントが行われるか、確認してみてはいかがでしょうか。オンラインでは小幡さんが各業界からゲストを招き、対談を配信。ゲストは不登校エッセー漫画で注目されている作家の今じんこさん、脳科学者の茂木健一郎さん、実業家の吉藤オリィさんが登壇します。本イベントはYouTubeでオンライン配信され、どなたでも参加可能です。<詳細>日時:2023年8月20日(日) 13:30~17:00会場:オンラインおよび、全国のサテライト会場参加費:無料※クリックすると発達ナビのサイトから小幡和輝さんのオフィシャルページに遷移します。の申し込みページはこちらからご確認ください持続可能な社会づくりを目指すーーバーチャルミュージアムで「パラアート」ギャラリーを展開し新たな就労促進へUpload By 発達ナビニュースバーチャルミュージアムとは、「誰もが、いつでも、どこからでも」展示を鑑賞できるWebコンテンツです。パソコンやスマートフォン、タブレットを通して、展示室を巡ることができます。このバーチャルミュージアムに、パラアート作品の展示を行うことで障害者の新たな就労促進へとつなげる活動がスタートしました。この取り組みは、バーチャルミュージアムという利便性の高い場所にパラアート作品を展示することで「アートを通して人や社会とつながりたい」と願う障害がある人と、作品を求める企業や個人との架け橋となり、新たな就労促進につなげることを目的としています。そして、誰もが自分の力で生きることができる持続可能な社会を応援します。今回の第1弾では、パラアート作品を自由に見るところまでのしくみを実現。これをきっかけに、今後は作品を形で利用したい企業や団体向けにビジネスとしても展開していく予定です。固定概念に縛られることなく、自由で純粋な発想が表現されているパラアート作品の数々。バーチャルミュージアムという現代の世界に流通させることで、新たな就労支援が実現されようとしています。この取り組みを担うのは、バーチャルミュージアムCGを使い展示会などを開催できる空間を貸し出す事業を行うMP-Strategy合同会社と、発達障害がある人たちに「伝わる喜び」「分かり合えるうれしさ」「つながり合って生きる幸せ」を感じてほしいという理念のもと、放課後等デイサービスや就労継続支援B型やショートステイなどを行う施設を運営するピュア。両社は、パラアートの活動を通して人々に勇気や希望を与える作品づくりを目指しています。※クリックすると発達ナビのサイトから「バーチャルミュージアム」のページに遷移します。バーチャルミュージアム「パラアート」展示はこちらLITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年08月13日肌の悩みをピンポイントでカバーインターナショナルコスメティックス株式会社は、韓国コスメブランドの「ザ・セム(the SAEM)」から、『ザ・セム CPコンシーラーペンシル』(3色)を6月25日に発売した。容量は2.5g、販売価格は、各990円(税込み)。同社は、「ザ・セム」の日本における輸入販売元。同ブランドの『チップコンシーラー』は、優れたカバー力と密着力が支持されて、コスメサイトで殿堂入りしたロングセラーアイテムである。自然な仕上がりの涙袋を簡単に今回発売する『CPコンシーラーペンシル』は、シミ・ほくろ・目元のクマやくすみ等の肌悩みをピンポイントでカバーするペンシルタイプのコンシーラー。細芯でやわらかすぎず、スルスル塗れるテクスチャーなので、気になるシミ・ほくろ等の隠したいところを目立たなくできる。厚塗り感ができにくく、メイク直しの時も手軽にリタッチが可能。涙袋は、下まぶたに『CPコンシーラーペンシル』をのせてなじませると簡単に演出できる。細かいラインからやや太い幅のラインまで描きやすく、初心者でもテクニックいらずでリアルな涙袋が作れる。スポットメイクとして、眉毛の縁取りや唇の輪郭を整えることにも利用で可能で、いつものメイクがワンランクアップする。カラーは、3色展開。「1.0 クリアベージュ」は、透明感のある明るいベージュでハイライトに。「1.5 ナチュラルベージュ」は、やや明るい自然なベージュ。ニュートラルカラーで取り入れやすい。「SB サーモンベージュ」は、ほんのりピンクみがあるので肌なじみが良く、クマのカバーに効果的である。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリースインターナショナルコスメティックス株式会社※ICIコスメストアザ・セム CPコンシーラーペンシル
2023年07月07日ザ・クロマニヨンズが、ライブアルバム『ザ・クロマニヨンズ ツアー MOUNTAIN BANANA2023』を10月18日(水) にリリースすることが決定した。本作には、16thアルバム『MOUNTAIN BANANA』を引っ提げて行われた全国ツアー『ザ・クロマニヨンズ ツアー MOUNTAIN BANANA2023』の模様を収録。最新シングル「イノチノマーチ」を含むアルバム全収録曲に加え、「ギリギリガガンガン」「ナンバーワン野郎!」などを含む約1時間30分、全23曲におよぶ濃密なステージを楽しむことができる。CDのみの通常盤に加え、完全生産限定のスペシャルパッケージも発売される予定で、詳細は追って発表される。<リリース情報>ザ・クロマニヨンズ ライブアルバム『ザ・クロマニヨンズ ツアー MOUNTAIN BANANA2023』10月18日(水) リリース※CDのみの通常盤に加え、完全生産限定のスペシャルパッケージも発売予定。詳細は後日発表<ツアー情報>ザ・クロマニヨンズ ツアー 月へひととび9月4日(月) 山梨・甲府CONVICTION9月7日(木) 高知・高知X-pt.9月8日(金) 愛媛・松山W studio RED9月18日(月・祝) 鹿児島・鹿児島CAPARVOホール9月20日(水) 長崎・長崎DRUM Be-79月22日(金) 滋賀・滋賀U☆STONE9月24日(日) 奈良・奈良EVANS CASTLE HALL9月25日(月) 大阪・なんばHatch9月29日(金) 岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVE9月30日(土) 青森・青森Quarter10月3日(火) 東京・LIQUIDROOM10月6日(金) 静岡・Live House浜松 窓枠10月11日(水) 愛知・ボトムラインチケット1次先行受付:6月23日(金) 12:00~7月3日(月) 23:59ザ・クロマニヨンズ 公式サイト:
2023年05月29日米アカデミー賞作品賞含む7冠を獲得した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が5月3日(水・祝)よりU-NEXTにて独占配信されることが決定した。映画ファンから絶大な支持を集めるA24が贈る本作は、家族の問題に悩み赤字コインランドリーの経営に頭を抱える主婦が、マルチバースと繋がりカンフーを駆使して巨悪と戦うことになるアクションコメディ。全世界興行収入は1億ドルを突破し、インディペンデントスタジオとしては、異例中の異例のメジャースタジオ級大ヒットを記録。542ノミネート、308受賞と賞レースをばく進し、本年度アカデミー賞では、作品賞ほか、監督賞(ダニエルズ)、脚本賞(ダニエルズ)、主演女優賞(ミシェル・ヨー)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)、助演女優賞(ジェイミー・リー・カーティス)、編集賞の計7部門の最多受賞を果たす偉業を達成。3月3日に封切られた日本でも、公開初週の洋画興行収入ランキング第1位を獲得した。「マルチバース」と「カンフー」が融合した、かつてないほどカオスな世界観で繰り広げられる壮大な物語。異色作でありながら、まさかの超感動作として映画界に“カオス旋風”を巻き起こした本作が早くも配信にて楽しめる。またU-NEXTでは、第46回日本アカデミー賞最優秀作品賞『ある男』、サバイバルスリラー『FALL/フォール』、青春恋愛映画『少女は卒業しない』ほかGW中に楽しめる新作映画を続々配信中だ。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は5月3日(水・祝)12時~(予定)U-NEXTにて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年05月01日ネオ・グランジ・バンドw.o.d.(ダブリューオーディー)が、8月にワンマンライブ『バック・トゥー・ザ・フューチャーⅤ』を開催することが決定した。約10カ月ぶりのワンマンライブとなる今回は、8月10日(木) に東京・恵比寿ガーデンホール、8月17日(木) に大阪・梅田CLUB QUATTROで行われる。チケットはオフィシャルサイト先行を4月24日(月) まで受付中。w.o.d.は、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES / THE SPELLBOUND)をプロデューサーに迎えた、ロックの復権を告げるネオグランジ全開なダンスチューン「My Genaration」を4月5日(水) に配信リリースし、Spotify Japan急上昇チャートにランクインするなど注目を集めている。「My Generarion」は、今回のワンマンライブが発表された自主企画『TOUCH THE PINKMOON』で披露されており、ライブでもw.o.d.の新たな一面が見られる楽曲に仕上がっている。<ライブ情報>w.o.d. ONE MAN TOUR『バック・トゥー・ザ・フューチャーⅤ』w.o.d. ONE MAN TOUR『バック・トゥー・ザ・フューチャーⅤ』告知画像8月10日(木) 東京・恵比寿ガーデンホールOPEN18:00 / START19:008月17日(木) 大阪・梅田CLUB QUATTROOPEN18:00 / START19:00チケット料金:前売4,600円(税込)※ドリンク代別途必要オフィシャルサイト先行受付:4月24日(月) 23:59まで<リリース情報>w.o.d.「My Generation」4月5日(水) 配信リリースw.o.d.「My Generation」ジャケット配信リンク:関連リンクw.o.d. オフィシャルサイト: Twitter: Instagram: YouTube:
2023年04月13日ザ・ストリート・スライダーズが、ライブ映像作品『天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 40th Anniversary Edition』を5月3日(水) にリリースすることが決定した。デビュー40周年を記念した本作は、Blu-ray2枚&CD2枚からなる完全生産限定盤。三浦麻旅子の日本武道館公演(1987年~2000年)の写真と、データを掲載した「BUDOKAN LIVE BOOK」も封入され、LPジャケットサイズのスペシャルパッケージとして発売される。ディスク1には、今回が初の映像作品化となる1987年に行われた第一回日本武道館公演の模様を収録。サウンドはオリジナルマルチテープから再ミックスが行われ、ディスク2とディスク3にはそのライブ音源が高品質のBlu-spec CD2に収録される。そしてディスク4はボーナスディスクとして、かつてEpic Records映像制作チームが製作し、1988年4月から1992年9月までテレビ東京にて放送された番組『eZ』で製作されたスライダーズの貴重な映像をまとめた『SLIDERS on eZ TV』が初Blu-ray化され、収められる。併せて、ディスク1に収録される第一回日本武道館公演のダイジェスト映像が公開された。『天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 40th Anniversary Edition』ダイジェスト映像<リリース情報>ザ・ストリート・スライダーズ『天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 40th Anniversary Edition』5月3日(水) リリース●完全生産限定盤:15,000円(税込)※LPジャケットサイズパッケージ仕様※BUDOKAN LIVE BOOK(40P)DISC 1:天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <Blu-ray 103 min.>DISC 2:天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <ライブ音源CD(Blu-spec CD2)>DISC 3:天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <ライブ音源CD(Blu-spec CD2)>DISC 4:SLIDERS on eZ TV <Blu-ray 60 min. >【収録内容】■DISC 1 天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <Blu-ray>TOKYO JUNKカメレオン天国列車あんたがいないよるtsumuji-kazeTIME IS EVERYTHING TO ME道化者のゆううつDancin’ DollToa·Lit-Tone (踊ろよベイビー)Back To BackAngel Duster蜃気楼パラダイスLay down the city酔いどれDancerLet’s go down the streetSpecial WomenBoys Jump The MidnightSo HeavyBlow The Night!のら犬にさえなれない■DISC 2 天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <ライブ音源CD (Blu-spec CD2)>TOKYO JUNKカメレオン天国列車あんたがいないよるtsumuji-kazeTIME IS EVERYTHING TO ME道化者のゆううつDancin’ DollToa·Lit-Tone (踊ろよベイビー)Back To Back■DISC 3 天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <ライブ音源CD (Blu-spec CD2)>Angel Duster蜃気楼パラダイスLay down the city酔いどれDancerLet’s go down the streetSpecial WomenBoys Jump The MidnightSo HeavyBlow The Night!のら犬にさえなれない■DISC 4 SLIDERS on eZ TV <Blu-ray>Spot/Harry in Bari風が強い日/eZ 1st ON AIR/1988/ClipSpot/HOLD ONTOO BAD/eZ 5th ON AIR/1988.05.01 横浜文化体育館HYENA/eZ 7th ON AIR/1988.08.12 日本武道館ありったけのコイン/eZ 8th ON AIR/1989/ClipSpot/Oh!神様かえりみちのBlue/eZ 11th ON AIR/1989/ClipBaby, Don’t Worry/eZ 11th ON AIR/1989/ClipSpot/RH・Yooo!Hey, Mama/eZ 14th ON AIR/1988.12.26 日清パワーステーションSpot/Harry&宮本浩次/おかかえ運転手にはなりたくないSpot/HarryYooo!/eZ 18th ON AIR/1989.04.21 市川市文化会館Spot/DocumentBack To Back/eZ 22nd ON AIR/1989.08.17 富士急コニファーフォレストSpot/Harry InterviewSpot/Kohey InterviewSpot/いい天気HOLD ON/eZ 33rd ON AIR/1990.06.03 日比谷野外大音楽堂ハートに風穴/eZ 33rd ON AIR/1990.06.03 日比谷野外大音楽堂Spot/1990IT’S ALRIGHT BABY/eZ 36th ON AIR/1991/ClipSpot/1991<ライブ情報>『The Street Sliders 40th ANNIVERSARY SPECIAL PREVIEW GIG』4月28日(金) 豊洲PIT18:00 開場 / 19:00 開演※CD『On The Street Again -Tribute & Origin-』購入者限定『The Street Sliders Hello!!』5月3日(水・祝) 日本武道館16:00 開場 / 17:00 開演関連リンクオフィシャルサイト:::
2023年04月03日本年度第95回アカデミー賞、作品賞を含む“最多”7部門受賞の偉業を達成した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』から、抱腹絶倒のNGシーン集が到着した。公開初週の洋画興収第1位を獲得、「マルチバース」と「カンフー」が融合した、かつてない異色SFアクション大作であり、まさかの超感動作として先日のアカデミー賞授賞式でもその圧倒的な無双ぶりを見せつけた本作。SNSでも「年間ベストどころか映画史に残る超絶ミラクル面白大傑作」「最高の最高の最高の最高の最高でした」という絶賛評から「開始5分からエンドロールまで涙」「奇天烈な映画なのにびっくりするくらい涙出てた」など、笑いと涙に溢れたカオスな感想が溢れかえり、空前の“エブエブ旋風”を巻き起こしている。コインランドリー店を営むフツーの主婦ながら、突如全宇宙を救う宿命を背負った主人公・エヴリンを演じ、約40年のキャリア史上初となるアカデミー賞主演女優賞に輝いたミシェル・ヨー。解禁された映像では、謎のダンスを踊り狂ったり、真面目なシーンで大ゲップをかます往年の名優ジェームズ・ホンに「最悪!笑」と叫んだかと思えば、自身も衝撃の変顔を披露するなど、最高にカオスなキャラを楽しむ彼女の様子が映し出されている。実は撮影当初、そんなミシェルの姿を見たアシスタントから、こっぴどく叱られていたというダニエルズ監督。「撮影が始まってからの数日間、アシスタントはすごく怒っていたんだ。“ミシェルをそんな風に見せたらダメ。そんなことしないで!あのカツラはやめて!ミシェルには白髪なんてない!”なんてまくし立てていたよ…(笑)」と裏話を告白しつつ、誰よりも撮影を楽しむ彼らの情熱に、ミシェルはもちろん全てのキャスト・スタッフが引き込まれていたことが伺える。また、エヴリンを支える夫・ウェイモンドを演じて助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンが、うっかり役名を忘れ、撮影中に「ミシェル!」と本名を呼んでしまうお茶目なNGシーンも。脚本段階ではミシェルの役名はエヴリンではなく、本名のミシェルが使われていたそうで、脚本を読み込んでいた真面目なキーは撮影中に何度もNGを出してしまったようだ。そのほか、助演女優賞を獲得したジェイミー・リー・カーティスらとの注目のアクションシーンの舞台裏や、ファンの間で話題となっている“ソーセージの世界”や“石の世界”、そして日本でも「glee/グリー」で人気のラカクーニ(アライグマ)を頭に乗せたハリー・シャム・Jr.のシュールすぎる撮影シーンまで見どころ盛りだくさん。カオス極まりない現場の中で、まるで家族のように本作を創り上げたスタッフ&キャストの絆が感じられる映像となっている。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月17日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞をはじめ、監督賞と脚本賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)など7部門に輝く圧勝で幕を閉じた。誰も止められない!大旋風を巻き起こした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメント。困窮した生活に息詰まる中年女性が、突然「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまなスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じる。作品賞受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は前哨戦で圧倒的な強さを見せていたミシェル・ヨー(主演女優賞)、キー・ホイ・クァン(助演男優賞)に加えて、劇中の“ヴィラン”を演じたジェイミー・リー・カーティスが、大本命だった『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のアンジェラ・バセットを猛追し、見事に助演女優賞を獲得する逆転劇も。これで『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は候補となった演技部門をすべて受賞するという快挙も成し遂げた。「夢は実現する」を証明した元人気スターの復活劇そんな今年の受賞式は、元人気スターの復活劇が大きな注目を浴びることになった。まずは、前述のキー・ホイ・クァンだ。子役として出演した『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』や『グーニーズ』などで人気を博すも、ルーツや年齢的な壁により、キャリアの低迷を余儀なくされた彼が、スクリーンに復帰し、オスカー像を手にするなど、半年前まで誰が想像できただろうか。助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァン受賞スピーチでは、涙ながらに「まるで映画みたいと思うかもしれませんが、実は僕の人生なんです。これこそがアメリカン・ドリームだと思います。諦めかけたこともありました。でも、夢というのは、信じなければ実現しません。皆さんも、夢を諦めないでください!」と力強く訴えかける姿が、印象的だった。会場には、『フェイブルマンズ』で監督賞候補になったスティーブン・スピルバーグがおり、作品賞発表の際には、ハリソン・フォードがプレゼンターとして登場。一瞬ではあるが、同じ空間に『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の関係者が顔を揃える、感動的な展開が待っていた。壇上でハグをするハリソン・フォード&キー・ホイ・クァン復活劇といえば、もうひとり忘れてはいけないのが『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザー。ダーレン・アロノフスキー監督(『レスラー』『ブラック・スワン』)の最新作で、フレイザーは恋人を亡くしたショックから逃れるため、過食を繰り返してきた結果、体重が272キロになってしまった主人公のチャーリーを演じた。巨体を演じるにあたり、自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用する全身全霊の役作りが高く評価された結果だ。主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーフレイザーといえば、『ハムナプトラ』シリーズで一世を風びしたスター俳優だが、その後は、プライベートでの不幸が重なり、ハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていた。それだけに、この夜の受賞スピーチでは「当時は自分の恵まれた状況に、感謝することはあまりありませんでした。今夜、評価していただき、本当にありがたいです」と感無量の面持ちだった。そんな復活劇を体現した2人は、1992年に製作された『原始のマン』で共演していたという不思議な縁も。ともに、ハリウッドの悪しき慣習によって、キャリアの機会を奪われた側面が強いため、キー・ホイ・クァンの「皆さんも、夢を諦めないでください!」という言葉にはより一層の重みと説得力が感じられた。映画が結び付けた、時空と国境を超えた“マルチバース”昨年起こったビンタ事件の影響なのか、授賞式はよくも悪くも“滞りなく”幕を閉じた印象が強いが、受賞者の感動的なスピーチや、歌曲賞候補アーティストたちのパフォーマンスは感動的で見応えがあった。MVPは間違いなくインド映画『RRR』の劇中歌「Naatu Naatu」だ。この夜、一番の盛り上がりで会場を熱くさせただけでなく、レディー・ガガやリアーナといった大物シンガーを抑えて、見事に歌曲賞を受賞してしまった展開は、痛快の一言だった。歌曲賞受賞『RRR』の劇中歌「Naatu Naatu」パフォーマンスそんな熱気が象徴するように、アジア圏から世界に発信された作品が、第95回アカデミー賞を席巻した。ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンの快挙については、もはや説明不要だが、例えば短編ドキュメンタリー映画賞では、インドで製作された『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』が受賞を果たしている。短編ドキュメンタリー映画賞受賞『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』『RRR』に話題を戻すと、オスカーに輝いた「Naatu Naatu」のダンスシーンは、ロシア侵攻のわずか数か月前、ウクライナの首都キーウで撮影された。一方、ロシアの弁護士で政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイが、自分を毒殺しようとした犯人を自ら追い詰め、政府の暗部に切り込む姿を捉えた『ナワリヌイ』が、長編ドキュメンタリー賞を受賞。また、圧倒的なスケールで、戦争の不条理と非情を現代社会に突き付けた『西部戦線異状なし』(ドイツ)が、撮影賞、美術賞、作曲賞、国際長編映画賞の4部門を獲得し、存在感を発揮した。国際長編映画賞を受賞した『西部戦線異状なし』こうした受賞作から見いだされる“結びつき”は単なる偶然ではなく、映画というメディアが過去と現在、そして国境を超えたマルチバースを見事に捉え、描いている証ではないだろうか。その頂点として、マルチバースが舞台になった意欲作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が第95回アカデミー賞を制した結果に異論はない。世界は確かに、つながっているのだ。(text : Ryo Uchida)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞に輝いた。『ミッドサマー』で知られる新進気鋭の製作・配給スタジオ「A24」史上No.1ヒットを記録している本作。作品賞、監督賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)、主演女優賞(ミシェル・ヨー)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)など10部門11ノミネートを果たし、本年度の台風の“目”として注目された『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が、下馬評通りの大暴れ。最多7部門を受賞し、オスカーを制圧した。カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメント。困窮した生活に息詰まる中年女性が、突然「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。オスカー前哨戦を振り返ると、第80回ゴールデングローブ賞の最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ)こそ逃したが、以降は、第28回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)で作品賞を含む4冠、第75回米監督組合賞(DGA)の長編映画部門、第34回アメリカ製作者組合(PGA)賞の映画部門で最高賞にあたる作品賞、第29回全米俳優組合(SAG)賞で4冠、第38回インディペンデント・スピリット賞で作品賞など最多7冠と、主要な映画賞を総なめにしていた。受賞コメントキャストとクルーのおかげでこの映画ができました。みなさまを代表し、アカデミーに感謝したいと思います。私たちの奇妙なものをずっとサポートしてくれました。私たちが映画をともにつくりました、父の教えに従いました。決して忘れることはできません、ダニエルズありがとうございます。<ダニエル・クワン>私たちは互いに混乱から自分たちを守るということが大切でした。私たちの物語が十分に追いついていないと感じることがあります。このような物語によって私たちの人生が変わりました。何世代にもわたって続いています、ありがとうございました。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のミシェル・ヨーが主演女優賞を獲得。アジア人俳優初の快挙を達成した。カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメントで、ミシェル・ヨーが演じたのは、経営困難なコインランドリーを抱え、日々の困窮に追い詰められる主婦エヴリン・ワン。要介護の父親、優しいだけで頼りない夫、大学を中退し、恋人と家を出ようとする娘、そして確定申告とやること・考えることが山積みの彼女が、突然、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることに。そんな、文字通り“マルチ”なヒロインを、ハリウッドに進出したアジア人俳優の先駆者として、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』『クレイジー・リッチ!』、そして『シャン・チー/テン・リングスの伝説』など多種多彩な映画で活躍したミシェル・ヨーが心身ともに体現。国籍、年齢、性別といった、いわゆるガラスの天井を突き破り、アジア人俳優にとって、初めてとなる快挙を成し遂げた。オスカー前哨戦を振り返ると、第80回ゴールデングローブ賞の最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ)、第29回全米俳優組合(SAG)賞の主演女優賞、第38回インディペンデント・スピリット賞の主演俳優賞(今回から演技賞の性別区分を廃止)など、圧倒的な強さを見せていた。受賞コメントありがとうございます。今夜、この様子を見ている私のような小さな子どもたちにとって、(オスカー像を掲げながら)これは希望と可能性、「夢は実現する」という証なのです。女性の皆さん、もう誰にも『あなたはもう旬を過ぎている』なんて言わせてはダメ。決して諦めないでください。(監督コンビの)ダニエルズ、A24、素晴らしいキャストとクルーがいなければ、私はここに立ってはいません。同時に私の84歳になる母親、世界中のお母さんたちに、この賞を捧げたいです。彼女たちは皆、スーパーヒーローなのです。彼女たちがいるから、私たちがいる。お母さん、これ持ち帰ります。そして、キャリアの始まりだった香港の家族、皆さんの助けがあったおかげで、今ここにいます。本当にありがとうございます。アカデミー賞、ありがとう!これは歴史的な出来事です。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、監督賞に『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(ダニエルズ)が輝いた。エキセントリックな設定で話題を集めた『スイス・アーミー・マン』の監督コンビが、監督賞を過去2度受賞のスティーヴン・スピルバーグ(『フェイブルマンズ』)、昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた『逆転のトライアングル』のリューベン・オストルンド、2度目の監督賞ノミネートとなったマーティン・マクドナー(『イニシェリン島の精霊』)、16年ぶりの新作を発表したトッド・フィールド(『TAR/ター』)といった巨匠、著名監督に勝利を収めた。カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメント。困窮した生活に息詰まる中年女性が、突然「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。受賞コメント▼ダニエル・クワン天才とは、こうしてステージにあがる私たちだけではなく、集団の中にあってその才能を発揮するものです。移民の親にも感謝します。映画が好きな父が、その愛情を私に伝えてくれました。役者にはなれませんでしたが、兄弟や高校時代の友人が手助けしれくれました。クリエイティビティの自由というものを教えてくれた人たちにも感謝しています。この状況は、信じがたい驚異です。とてつもないことです。一人一人の人間が、偉大な存在になりえるのです。そして才能を発揮できるのです。▼ダニエル・シャイナート世界中の母親、私の母親、そして両親に捧げたいです。これまで、ホラーやコメディなどいろいろ作ってきましたが、今回、誰にも脅威を及ぼさない作品を生み出すことができました。素晴らしい天才たちが集まり、魂を込めて、僕らために尽力してくれました。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のジェイミー・リー・カーティスが助演女優賞を初受賞した。『スイス・アーミー・マン』の監督ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン(通称:ダニエルズ)がミシェル・ヨー主演で描く、「マルチバース」と「カンフー」が融合した、かつてないカオスな世界観で繰り広げられる壮大な異色作。本年度ゴールデン・グローブ賞では2部門受賞4部門ノミネート、第95回アカデミー賞では作品賞、監督賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)、主演女優賞(ミシェル・ヨー)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)など10部門11ノミネートを果たし、公開前から大きな注目を集めていた。ジェイミーは、主人公・エヴリン(ミシェル・ヨー)に立ちはだかる“ヴィラン”の中の一人、ディアドラを好演。第80回ゴールデン・グローブ賞では、主演賞発表時にミシェルの名前が読み上げられ、感動のあまり両手で顔を覆ったミシェルと両手を上げて大喜びするジェイミーの姿が話題になっていた。大ヒットシリーズ『ハロウィン』のローリー・ストロード役でおなじみのジェイミー。これまで『大逆転』(83)で英国アカデミー賞受賞、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)でゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞、『トゥルーライズ』(94)でゴールデン・グローブ賞、『フォーチュン・クッキー』(03)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど数々の作品にて受賞・ノミネートを果たしてきたが、アカデミー賞のノミネートは今回が初めてとなる。受賞コメント私はここに一人で立っているように見えると思いますが、もちろん、そんなことはなくて、多くの方々と一緒なのです。すばらしいアーティストたちのおかげで、オスカーに輝く作品となったのです。私の両親(俳優のトニー・カーティスと女優のジャネット・リー)は異なった部門でノミネートされてきました。そして、私はオスカーを獲得することができました!(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日インディペンデント・スピリット賞が発表された。作品賞に輝いたのは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。今作では、ダニエル・クワンとダニエル・シェイナートが監督賞と脚本賞、ミシェル・ヨーが主演賞、キー・ホイ・クァンが助演賞、ステファニー・スーがブレイクスルー演技賞、ポール・ロジャースが編集賞を受賞した。撮影監督賞は『TAR/ター』。ドキュメンタリー賞は『All the Beauty and the Bloodshed』。監督またはプロデューサーにとって初の作品である映画に贈られるファースト・フィーチャー賞は『Aftersun』、初めての脚本に贈られるファースト・スクリーンプレイ賞は『Emily the Criminal』だった。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公開中(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.『TAR/ター』5月12日(金) TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー(C)2022 FOCUS FEATURES LLC.文=猿渡由紀
2023年03月06日リーガルリリーとChilli Beans.(チリビーンズ)の2マンライブ「アンダー・ザ・シブヤブリッジ」が、2023年6月8日(木)に恵比寿リキッドルームにて開催される。リーガルリリーとChilli Beans.の2マンライブが開催2023年1月には、Vaundy(バウンディ)とコラボした楽曲「rose feat. Vaundy」を含む最新EP『mixtape』をリリースするなど、注目を集めるChilli Beans.。そんなChilli Beans.と2マンライブを行うのは、2023年7月にはバンド初となる日比谷野音単独公演を控える気鋭の三人組ガールズロックバンド・リーガルリリー。パワフルなライブパフォーマンスが魅力的な女性アーティスト二組がどんな化学反応を起こすのか、楽しみにしたい。詳細Chilli Beans.×リーガルリリー 2マンライブ「アンダー・ザ・シブヤブリッジ」開催日:2023年6月8日(木)会場:恵比寿リキッドルーム時間:開場 18:00 / 開演 19:00<チケット販売情報>前売:4,500円 (ドリンク代別途)■最速先行(イープラス)受付期間:2月27日(月) 21:00~3月2日(木) 23:59■一般発売受付期間:5月13日(土) 10:00~※チケット枚数制限1人4枚まで
2023年03月03日第80回ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞、助演男優賞に輝いたのをはじめ、本年度の映画賞を席巻している映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がついに明日3日(金)から公開になる。本作は、マルチバース(多元宇宙)を舞台にした壮大なドラマが描かれるため、すでに映画を観た人の中には“複雑”や“カオス”といったフレーズを挙げる人もいるようだ。しかし、本作の主軸に据えられているのは、誠実で、シンプルで、まっすぐな人間ドラマだ。本作を手がけたふたりの監督は「自分たちの経験を基に地に足のついた物語にしたかった」と語る。大丈夫。本作は複雑でもカオスでもない。別の言い方をすれば、私たちの日常と同じぐらい複雑でカオスだ。ダニエル・クワンとダニエル・シャイナートのコンビ“ダニエルズ”は、これまでに数々のミュージックビデオやCMなどを手がけてきた。2016年製作の『スイス・アーミー・マン』は無人島に流れ着いた男が、そこで発見した死体を“スイスアーミーナイフ”のように駆使して危機を乗り切ろうとする物語で、驚愕のアイデア、巧みな物語運び、強烈な映像が観客から好評を集めた。そんなふたりは次回作で何に挑む? 前作よりも“攻めた”アイデアはあるのか? しかし、ふたりは意外にも「この作品をつくりはじめた時から、自分たちの経験を基に地に足のついた物語にしたかった」と語る。「だから最初は主人公の一家がアジア系だとは想定していませんでした。ただある時、ダニエル(・クワン)がDJスネイク&リル・ジョンの『Turn Down For What』のミュージックビデオに出演して好評だったことを思い出しました。そこで僕らはアジアというプラットフォームを持っているのに、これまでちゃんと描いてこなかったことに気づいたんです。だとすると、アクションの要素のある物語にしたくて、アジア系のキャストで……となると主演はミシェル・ヨーにお願いしたいな、とか、家族や移民やジェネレーションギャップの話をしたいな、とか自然に題材やテーマが浮かび上がってきたんです」(シャイナート)「脚本を書いているときにプロデューサーのジョナサン・ワンのお父さんが亡くなりました。彼は中国の人で、僕たちもお葬式に伺ったので、そこで中国系の方の話をたくさん聞きました。そんな流れの中で自然とこの映画はアジア系の家族の話になっていったんです」(クワン)ふたりの願いが叶い、本作は名女優ミシェル・ヨーが主演を務めることになった。彼女が演じるエヴリンは、家族でコインランドリーを経営している女性だ。しかし、彼女の人生は難題だらけ。商売では税金問題に頭を悩ませ、夫は優しいけど頼りなく、娘は反抗期で、父の介護もしなければならない。店に来る客もややこしくて、さらに娘が紹介したい人がいると言い出す……難題だ。難題しかない。そんなある日、彼女は税金の督促を受けて、説明に向かった先で“別の次元にいる夫”に出会う。あの頼りない夫とは同じ姿だが、似ても似つかぬキャラクターの彼は、エヴリンに全宇宙の命運を託す。さっきまで税金の書類の山に埋もれ、嫌味な客の相手をしていたエヴリンはなぜか強大な悪に立ち向かうことになる。本作はマルチバースを行き来しながら物語が進んでいくため、主人公エヴリンは反抗期の娘を抱える母かと思えば、次の瞬間にはカンフーの達人になっていたりする。さらに頼りないと思っていた夫は別の宇宙ではまったくの別人として存在するのだ。エヴリンは世界なんか救いたくない。税金の問題を解決して、家族のトラブルをうまくおさめたいだけだ。しかし、彼女は強制的に別の宇宙に運ばれ、屈強な男たちとカンフー対決することになる。一見すると複雑に思えるが、すべては我々が日々、生活している中で味わう感情や体験がベースになっているのが本作のポイントだ。「映画の冒頭では私たちの現実と地続きの世界で、エヴリンをはじめとする家族がうまくコミュケーションをとれずにいる状況が描かれます。なぜなら、“私たちが暮らす現実世界もマルチバースなんだ”ということを言いたかったからです。エヴリンが良い例ですが、彼女は夫、娘、父、そして店に来る客に対して違った接し方をしていて、まったく違った顔を見せます。他のキャラクターも、まるで“自分が主演の作品”のように振る舞っているんですが、そこに家族や他人の要望だったり干渉が入って邪魔されてしまう。そういうことって現実に普通に起きているんですよ」(シャイナート)「マルチバースについて考える時には、いろんな分野・視点から考えることができると思います。たとえば数学の世界におけるマルチバースもあるでしょうし、物理、SF、哲学、宗教的な解釈……さまざまなアプローチができます。そういえば昔、キリスト教関連の本を読んでいたら“信徒が自分とは違う道徳的宇宙を持っていることに気分を害した哲学者”の話が載っていました。これは言ってしまえば“モラル上のマルチバース”が起こっている(笑)。面白いですよね。それに私たちはみな、誰しもが生きていく上で、何かしらパフォーマンス(演技)している部分があると思うんです。対する人が違えば見せる顔も違いますし、ふれあい方も違います。一般的にはひとりの人間のパーソナリティはひとつだと思いがちですけど、ひとりの人間の中にはもっといろんなものが詰まっているんです」(クワン)本作が目指す“ゴール”とは?そこで彼らは本作で、ひとりの人間の中に詰まっている“いろんなもの”をマルチバースの設定を援用して丸ごとエンターテイメントにしてしまうことに挑んだ。クワンは「作りはじめた時から“大きくてグチャグチャしたもの”を作りたいと思っていましたが、その材料が何なのかは最初はわからなかったんです」と笑い、シャイナートは「シチューをつくりたいんだけど、メインの食材がわからない感じです。だからメインの食材が決まるまでは、まるで科学の実験でもするみたいに何度も書いてはやり直し……を繰り返しました」と振り返る。結果として本作には家族ドラマ、移民の物語、哲学的な語り、SF的なアイテム、カンフー、クラシカルなショットで見せるロマンス劇の要素、頭がよろしいとは言いがたいギャグ、観ていてせつなくなる描写……などがシチューのようにグツグツと煮込まれた映画になった。結果として“複雑”や“カオス”のフレーズが頭に浮かんだ人もいるかもしれないが、本作のメインの食材はちゃんとある。シャイナートは「映画を作っていく中で、ゴールになる“北極星”のようなものは常にちゃんとあったし、そこからはズレないようにしていた」と振り返る。「昔、スタンリー・キューブリックが『2001年宇宙の旅』について語った言葉で大好きなものがあるんです。“宇宙というものが怖いのは、我々に対する敵だからではなく、宇宙が我々人間に対して無関心だったからだ。もし、そのこととを我々が受け入れることができるのであれば、混沌としている中でも人生を意義深いものにすることができる。この広大な闇の中で我々は自分の光を自分で照らさなければならない”これこそがまさに映画の冒頭でエヴリンが置かれている状態だと思うのです。彼女は映画のはじまりでは世界が自分に対して“敵”のように振る舞っていると思っています。でも彼女はやがて、世界は敵なのではなく自分に対して“無関心”なんだということを知るんです。その上で彼女はこの真実を受け入れて、自分自身のストーリーを自ら書き直していく。この映画が描くストーリーはそのようなものだと思っています。だから、この部分については、どれだけ新しいアイデアが出ても、どれだけ脚本を書き直しても、絶対にブレないようにしましたし、これこそがこの映画のガイド/北極星だと思っていました」クワンは「映画の中に哲学的なメッセージを全面的に出すつもりはなかった」と言うが、同時に「観ている方に誤解されたくもなかった」と語る。「だから、自分たちの言いたいことはハッキリと誤解されることのないように入れて、他の要素とのバランスを見つけていく作業になりました」映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、次から次へと予想外の展開が飛び出す、アクション満載の一大エンターテインメント作品だ。同時に本作は、我々の暮らす世界の、我々の物語でもある。この世界はそもそもがマルチバースだ。我々の日常はいつも複雑でカオスだ。大きなスクリーンに向き合って、 “広大な闇の中に灯った光”を見つけだしてほしい。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』3月3日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月02日A24の話題作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』から、オルタナティヴポスターが解禁された。本年度アカデミー賞では“最多”10部門11ノミネートと賞レースを賑わす本作。間もなく全国公開を控え、ますます注目が高まっている。この度解禁されたのは、イラストレーター、漫画家の本秀康、漫画家の西村ツチカ、イラストレーターの羽鳥好美ら人気クリエイター3名による描き下ろし作品を、A24作品ほか数々の映画宣材ビジュアルを手掛けるグラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインした、日本オリジナルオルタナティヴポスター3種。4名よりコメントも到着している。本秀康(イラストレーター/漫画家)ミシェル・ヨー演じるエヴリンが劇中でバースジャンプ(平行世界にいる別の自分にアクセス)して変身する“カンフーの達人”をメインに、“歌手”、“シェフ”、“看板回しのパフォーマー”と変幻自在に能力を駆使する姿を油絵で表現したのは、イラストレーターで漫画家の本秀康。周辺にあしらわれる印象的なキーアイテムの数々は、本編を見たあとニヤリとさせられる、コメントにも寄せられている通り、まさに「ワクワク感を絵で表現」されたイラストポスターとなっている。西村ツチカ(漫画家)また、本作で数々の助演男優賞を文字通り総なめしアカデミー賞で「受賞当確」とも言われるほど俳優としての完全復活を遂げたキー・ホイ・クァン演じるウェイモンドにフィーチャーしたイラストを手掛けたのは漫画家の西村ツチカ。普段の平凡で気弱なウェイモンドと打って変わり、ウェストポーチファイトを行う武道家、エヴリンを救世主としてマルチバースの世界へと導く人物“アルファ・ウェイモンド“と様々に人格を変え、本作におけるもう一人の主人公ともいえるマルチバース上の様々な顔のウェイモンドが西村氏らしい摩訶不思議な空間デザインで描かれており、見れば見るほどに発見がある細かな描き込みも含め、まるで全てが同時に共存するマルチバースをそのまま表現された作品となっている。羽鳥好美(イラストレーター)最後に人類の突然変異で指がソーセージのように変容した“ソーセージ・フィンガー”の世界に生きるエヴリンと、ジェイミー・リー・カーティス演じるディアドラとの切ない愛の一幕を描いたのはイラストレーターの羽鳥好美。本作で描かれる目まぐるしいほどのカオスの中でひときわ異彩を放つ淡いピンク色の世界のなかでふたりのどこか物悲しくも温かく寄り添い合う様子を羽鳥氏がドリーミーなタッチで手掛けた。コメント通り「アンニュイで緩やかな時間の流れ」さえもビジュアルから伝わるポスターとなっている。三者三様のまさに“マルチバース”を表現した日本オリジナルオルタナティブポスターは六本木蔦屋書店にて限定期間展示予定。(※詳しくは公式Twitter、公式HPを)。<コメント全文>●大島依提亜(グラフィックデザイナー)色々な世界を行き来するエヴリンよろしく、本秀康さん、西村ツチカさん、羽鳥好美さんという心強い“バース・ジャンパー”たちを迎えて、ポスターもマルチバース展開してみました。さて本作、昨年日本で観れるA24作品全視聴マラソン(およそ100作)を遂行した自分も納得のA24ベスト級の作品となっております。是非劇場で。●本秀康(イラストレーター/漫画家)厳しい修行の行程をすっ飛ばして、いきなりカンフーの達人に!こんな手があったとは!最高です!! ミシェル・ヨーのバラエティ溢れる奇抜なカンフーアクションの連続に胸が踊ります。そのワクワク感を絵で表現してみました。●西村ツチカ(漫画家)主人公エヴリンだけでなくその夫ウェイモンドにもいくつもの人生の物語があったと思うと、彼の親しみあふれる表情や仕草のひとつひとつに可能世界を感じられるようになり、ますます引き込まれました。彼を中心にしてグワーッと描きました!●羽鳥好美(イラストレーター)一見コミカルでありながらどこか切ない浅い夢の中のようなバースには、アンニュイで緩やかな時間の流れを感じます。淡い光とコーラルピンクに彩られた御揃いで過ごす二人の場所を、白にふっと色が溶け込むかのようなタッチで描きました。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は3月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月02日26日(現地時間)、全米映画俳優組合賞(SAG賞)授賞式が開催された。受賞結果は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が圧勝の4冠。受賞キャストが力強いスピーチを行った。主演女優賞に輝いたミシェル・ヨーは、ステージに登ったときからうれし泣き。「みなさんひとりひとりが、この長い道のりを知っている。ジェットコースターに乗っているみたいに激しく変化し、浮き沈みが激しいことを。でも、最も大事なことは、決して諦めないということなんです」と語った。助演男優賞のキー・ホイ・クァンは、唇を震わせ、涙声で「私にとって本当にエモーショナルな瞬間です。最近、『もし今夜受賞することになったら、きみはこの部門でアジア人俳優として初めての受賞者になるんだよ』と言われていました。そう聞いたとき、この瞬間というのはもはや私だけのものではない。変化を求めてきたみなさんのものなのだと気付きました。私が俳優業から遠ざかっていたのは、チャンスがほとんどなかったからです」とアジア人俳優を代表し、“不遇の時代”についても触れた。なお、ミシェルもアジア人俳優として初めてSAG賞の主演女優賞を受賞。2人で歴史的な偉業を成し遂げた。映画賞の演技賞を獲得した4人は、アカデミー賞にもノミネートされている。受賞結果は以下の通り。【映画部門】■キャスト賞『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』■主演女優賞ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』■主演男優賞ブレンダン・フレイザー『ザ・ホエール』■助演女優賞ジェイミー・リー・カーティス『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』■助演男優賞キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』■スタント・アンサンブル賞『トップガン マーヴェリック』【テレビ部門】■アンサンブル賞(ドラマ)「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」■ドラマシリーズ女優賞ジェニファー・クーリッジ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」■ドラマシリーズ男優賞ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」■アンサンブル賞(コメディ)アボット エレメンタリー■コメディシリーズ女優賞ジーン・スマート「Hacks」■コメディシリーズ男優賞ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」■テレビ映画・リミテッドシリーズ女優賞ジェシカ・チャステイン「George & Tammy」■テレビ映画・リミテッドシリーズ男優賞サム・エリオット『1883』■スタント・アンサンブル賞(コメディ&ドラマシリーズ)「ストレンジャー・シングス 未知の世界」■生涯功労賞サリー・フィールド(賀来比呂美)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年02月27日プロデューサー組合賞(PGA)が発表された。長編映画部門を受賞したのは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。PGA受賞作とオスカー作品部門受賞作は、過去5年のうち4回一致。もっと長い目で見ても、33年のうち22回一致している。投票形式もオスカー作品部門と同じで、オスカー予測上非常に重要な賞だ。これで“エブエブ”はさらに勢いをつけたと言える。劇場用アニメーション映画部門は、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が受賞。テレビのドラマ部門は『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』、テレビのコメディ部門は『一流シェフのファミリーレストラン』、リミテッド・シリーズ部門は『ドロップアウト〜シリコンバレーを騙した女』が受賞した。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』3月3日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年02月27日「A24」史上No.1ヒット、全世界興収1億ドルを突破したミシェル・ヨー主演作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の公開直前ライブ付きイベントが開催され、広瀬香美、こがけん、パワーパフボーイズが登場した。今回は、楽曲「プレミアムワールド」が本作の日本版イメージソングに抜擢され、カオスなコラボPVも話題を呼んでいる“冬の女王”こと広瀬香美と、その「プレミアムワールド」の振付けをはじめ、レコ大受賞曲「Habit」の振付けなど、一流アーティストのバックダンサーや振付で活躍する新進気鋭の3人組ボーイズグループ「パワーパフボーイズ」(AO、KAN、naoto)、そして本作『エブエブ』を愛してやまない映画好き芸人・こがけんが登場。広瀬さんの生ライブはもちろん、パワーパフボーイズの超絶ダンス、さらに『エブエブ』愛の止まらないこがけんさんのトークに会場は大盛り上がりとなった。広瀬香美、ゴールデン・グローブ賞のミシェルのコメントに感銘「同じ女性として憧れ」広瀬さんは、本作の日本版イメージソング「プレミアムワールド」のコラボMVで見せるダンスの振り付けを担当したパワーパフボーイズと共に、「プレミアムワールド」を生歌唱!カオスなダンスと美声を効かせたパフォーマンスが終了する瞬間には、こがけんさんもステージに飛び入り!5人でカオスなポーズを決めていた。生ライブを終えた広瀬さんは「もう感動的でした!このような形でお招きいただいて曲を披露できるとは思ってもいなかったので、記念すべき一瞬でした」と嬉しそう。この楽曲は広瀬さんがデビュー30周年を迎えたことから「挑戦」をテーマに制作したそう。「この度のコラボのお話をいただいて映画を観て納得しました。もはやこの曲は本作のために作ったと思うようになりました。歌の世界観と映画の内容がピッタリ!」と運命を感じたことを明かす。そして、第80回ゴールデン・グローブ賞の最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ)に輝いたミシェル・ヨーの受賞スピーチに感銘を受けたという広瀬さん。「彼女は女性の代表として私たちが言えなかったことを力強くコンパクトにまとめて言葉にしてくれた。彼女は努力や苦労や切なさや悔しさを日々感じていて、しかもそれをいつでも取り出せるような状態にしている。そこが同じ女性として憧れる。私も30年この仕事をやっていますが、ミシェルは憧れであり、目標。彼女を先輩として力強い女性を代表するような人になっていかなければと思いました」としみじみと語った。広瀬さんは昨年歌手生活30周年を迎えたが、劇中で奮闘するミシェル・ヨーの姿に刺激を受けたそうで「私も彼女を見習い、チャレンジし続けるアーティストに成長していきたい」と抱負。こがけんさんから「来年には劇中のミシェルのように目が増えていることもあるんですか?」と聞かれると「アハハ!それも考えてみたいと思います!我らカオス軍団として世にカオスを広げていきたい!」と笑い飛ばしていた。「映画好きのハートに突き刺さる」こがけんが分析そんな中、「別の世界線にて中途採用でオフィスにやってきたミシェル・ヨーに一目惚れしたキー・ホイ・クァン」という本作にちなんだオリジナルモノマネを披露した、こがけんさん。劇中でキー・ホイ・クァンが演じたウェイモンドをイメージしたファッションで登場した。キー・ホイ・クァンは『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』や『グーニーズ』の子役として知られており、こがけんさんは「そんな彼が武術指導などの裏方をやりながら、もう一度役者をやりたいとオーディションで今回役を勝ち取った。それもあるのでカンフーシーンは涙が出ました。裏方として武術指導をやっていた過去がここで回収されるのかと…」と大興奮。また、こがけんさんは本作について「アクションもあるけれど、テーマはラブ! カオスな設定で大風呂敷を広げるけれど、流れに身を任せながら見れば納得できるわかりやすさもある。感動しながら笑って、アクションシーンで手に汗握り。複数の感情が同時に廻った経験は初めて」と前のめりで絶賛を贈る。さらに、本作がアカデミー賞では作品賞を含む10部門11ノミネートの“最多”ノミネートを果たしていることにも触れて「まさに大快挙!」と祝福し「アカデミーは映画をテーマにした作品がノミネートされる傾向にある。本作も色々な映画のオマージュや映画愛が溢れている。映画好きのハートに突き刺さるという意味でノミネートされたと思う」と鋭く分析していた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は3月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年02月17日