大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原茂](以下、当社)は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(以下JRFU、会長:土田雅人、東京都港区)が、2023年6月6日福岡県福岡市東区に開所した「JAPAN BASE」のプリンシパルパートナーとして契約したことをお知らせします。同施設は、2面の天然芝グラウンドの他、クラブハウス、コミュニティセンター等により構成され、各カテゴリー日本代表強化拠点として活用されています。当社は、2001年より「日本代表オフィシャルスポンサー」、2016年より「日本代表オフィシャルパートナー」、2020年からは「日本代表トップパートナー」として、ラグビーの日本代表チームを応援してまいりました。このたびの「JAPAN BASE」支援も加え、引き続き、ラグビー日本代表チームの強化と日本ラグビー界の発展に寄与してまいります。■施設概要・名称:JAPAN BASE・住所:福岡市東区香椎浜ふ頭1丁目2-2・施設概要:2面の天然芝グラウンド、クラブハウス、コミュニティセンター■ご参考【リポD】ラグビー応援部Xアカウント リポビタンDラグビー応援部サイト ラグビー日本応援代表サイト (日本ラグビーフットボール協会ホームページ内にあるラグビー日本応援代表サイト)PR_ラグビー日本代表新拠点『JAPAN BASE』のプリンシパルパートナーに就任.pdf : ラグビー応援部サイト : 【JRFU公式】ラグビー日本代表応援サイト - WE ARE BRAVE BLOSSOMS : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月25日ワールドラグビー殿堂入りのレジェンドから、世界の技を学べる大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原茂](以下、当社)は、元ラグビーニュージーランド代表のレジェンドで、リポビタンアンバサダーでもある、リッチー・マコウ氏とダン・カーター氏らをコーチにお招きした「オールブラックス ラグビークリニック presented by リポビタンD」を2024年3月22日(金)に実施いたします。当社は、ラグビー日本代表のトップパートナー並びに、ニュージーランドラグビー協会のプレミアムグローバルパートナーとして、ラグビー界の発展に貢献してまいりました。また日本の若いラグビー選手の育成と、若者たちの豊かな経験を支援する目的で、ラグビークリニックを開催しております。今回、リポビタンアンバサダーとして活動いただいているワールドラグビー殿堂入り元ニュージーランド代表のリッチー・マコウ氏とダン・カーター氏をコーチにお迎えした「オールブラックス ラグビークリニック presented by リポビタンD」を開催します。今回は両氏に加えて、同じくリポビタンアンバサダーの元ラグビー日本代表キャプテン菊谷崇氏と廣瀬俊朗氏、元ラグビー日本代表三宅敬氏、さらにラグビー日本代表歴代最多キャップ保持者の大野均氏という豪華コーチ陣をお迎えし、ラグビー育成年代に対して、世界の技を伝授していただきます。■日程2024年3月22日(金)■コーチリポビタンアンバサダー(リッチー・マコウ氏、ダン・カーター氏、菊谷崇氏、 廣瀬俊朗氏、三宅敬氏)、最多日本代表キャップ保持者の大野均氏※※大野氏は2024年4月から新しくリポビタンアンバサダーに就任予定■場所関西近郊のラグビーグラウンドPR_オールブラックスラグビークリニックを開催.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月18日スノーボード元日本代表の藤森由香さん(37)が9日に自身のインスタグラムを更新。第1子女児を出産したことを発表した。藤森さんは「スノームーンの満月の夜に陣痛が来て、大雪の降る日、2024/2/25に娘を出産しました」と報告。「名前を咲心と書いてえみと名付けました。娘との時間はどの瞬間もとても尊く、私たちはえみが家族に加わったことをとてもうれしく感じています。メッセージをくれた皆さん、ありかとうございます」と心境をつづりながらファンに感謝していた。藤森さんは2006年のトリノ冬季オリンピックで五輪初出場。2010年のバンクーバーオリンピックも選出されたが、公式練習時の負傷で欠場。2014年ソチオリンピック、2018年の平昌オリンピックにも出場していた。2019年にイギリス人男性と結婚した。
2024年03月10日ラグビー日本代表/埼玉パナソニックワイルドナイツ所属の稲垣啓太選手(33)が29日までに自身のインスタグラムを更新。妻でモデル・稲垣貴子(33)との2ショットデート写真を投稿した。稲垣は妻とともにスタイリッシュなジャケットに身を包み、東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワーにオープンしたショップを訪れた様子を投稿。2人仲良く服やシューズを選ぶ写真や、ほほえむ妻の腰にそっと手を添えてポーズを決める写真などをアップした。この投稿に対して「お二人ともメチャカッコいいです」「素敵なご夫婦」「カッケーっす!」など絶賛の声が多数。“笑わない男”の幸せな雰囲気に「稲垣選手 ちょい笑ってますな」というコメントも見られた。2人は2022年1月26日、それぞれのSNSを通じて結婚したことを発表。今年で結婚3年目となる。
2024年02月29日大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原 茂](以下、当社)は、新たに公益財団法人日本ラグビーフットボール協会が主催するラグビー日本代表戦4試合について、冠スポンサーとして特別協賛することが決定いたしました。既に特別協賛が決定し、発表しておりますイングランド代表戦、ニュージーランド代表・オールブラックス戦と加えて「リポビタンDチャレンジカップ2024」は合計6試合となります。当社は、2001年より「日本代表オフィシャルスポンサー」、2016年より「日本代表オフィシャルパートナー」、2020年からは「日本代表トップパートナー」として、ラグビーの日本代表チームを応援してまいりました。また、2002年から海外の代表チームなどを招いて日本代表が対戦する試合では「リポビタンDチャレンジ」、「リポビタンDチャレンジカップ」として大会冠スポンサーを務めております。当社は、「リポビタンD」を通じてラグビー日本代表を応援し続けて、今年で23年目を迎えます。夢に向かって前向きにがんばる人々を応援し、皆さまの疲労回復・栄養補給をサポートする「リポビタンD」は、本大会開催への特別協賛を通して、引き続き、ラグビー日本代表チームの強化と日本ラグビー界の発展を支援する様々な取り組みを行ってまいります。◆リポビタンDチャレンジカップ2024リポビタンDチャレンジカップ2024試合日程◆ご参考・【リポD】ラグビー応援部Xアカウント: ・リポビタンDブランドサイト: ・リポビタンDラグビー応援部サイト: ・ラグビー日本応援代表サイト: (日本ラグビーフットボール協会ホームページ内にあるラグビー日本応援代表サイト)PR_「リポビタンDチャレンジカップ2024」追加特別協賛決定.pdf : ラグビー応援部サイト : 【JRFU公式】ラグビー日本代表応援サイト - WE ARE BRAVE BLOSSOMS : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月29日創業159年、スイス政府御用達の高級オルゴールブランド スイスREUGE社の日本総代理店リュージュ販売株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:木村健一)は、日本国内100台のみの限定作品として、坂本龍一作曲“戦場のメリークリスマス”メインテーマ『Merry Christmas Mr. Lawrence』を3月1日(金)より発売します。AXA.72.5334.000【企画・制作の背景】スイスREUGE社ではこれまでも“世界の偉大なる作曲家モデル”と題し、クラシックの名曲の数々をオルゴールで制作し、多くの皆さまにお届けしてまいりました。この“世界の偉大なる作曲家モデル”として次に企画していたのが日本が誇る偉大なる作曲家 坂本龍一氏でした。今から2年程前から企画していたこの作品は、出来ることなら坂本氏がご存命中に発表したいと制作を進めておりましたが、編曲からオルゴール制作の細部に至るまで一切の妥協を許さない職人達のこだわりにより修正を重ね、漸く納得のいく作品に仕上がったのがこのタイミングでした。坂本氏に直接お聴きいただくことは叶いませんが、職人たちの熱い想いが込められたこの作品は、日本が誇る偉大なる作曲家の代表曲を演奏するに相応しい仕上がりになっていると言える自信作です。【作品特徴】“戦場のメリークリスマス”のメインテーマ曲『Merry Christmas Mr. Lawrence』は、1983年に発表され、「英国アカデミー賞」作曲賞を受賞、坂本龍一氏が映画音楽作曲家としての道を歩み始めるきっかけともなった記念すべき作品です。坂本氏の作品には、多くの人々の心に響く素晴らしい作品が多数存在しますが、その中でも皆一度は耳にしたことがあるであろう曲であり、坂本氏が映画音楽への道へと進んだ始まりという大きな意味を持つ曲が『Merry Christmas Mr. Lawrence』です。一方、スイスREUGE社は、1865年創業、 今年2024年には創業159年を迎える老舗のオルゴールメーカーです。「天上の音楽」「天使の歌声」「音の魔術師」と表現され、世界最高峰のオルゴールメーカーと称されるREUGE社はスイスが誇る老舗ブランドとして、スイス政府御用達の一社に選ばれています。この作品のボックスは、REUGEオルゴールの中でも音の良さに定評があり、発売以来長きにわたり人気のオーク材を使用。オーク材は古くからウイスキーやワインの樽に使用され、耐水性・耐久性に優れているのが特徴です。このオーク材を使用して、直線的な木目を活かしシンプルに仕上げられたボックスは、素材の硬さによる蓋の開閉時の独特な感触が精度の高さを表しています。高級感があり、男性にも女性にも好まれるシンプルで飽きのこないオーク材のボックスは、見た目の美しさだけでなく、音の響き、音の伸びがよく、古くからオルゴールに適したボックスとして愛されてきました。シンプルなメロディーラインでありながら、複雑な響きを奏でるこの曲の良さを引き立てるに相応しいボックスです。繊細な音色で奏でられるメロディーラインと、その音色を最大限に引き出すボックス。40年の時を経ても、今なお色褪せないメロディー…芸術性溢れる作品が完成しました。チューンプレート【作品概要】品名 : RAYA(ラヤ)品番 : AXA.72.5334.000機構 : 72弁3パート演奏式ムーブメント筐体 : オーク材サイズ: 200×115×80mm仕様 : 日本国内100台限定曲曲名 : 『Merry Christmas Mr. Lawrence』坂本龍一作曲価格 : 401,500円(税込)(365,000円+税)発売日: 2024年3月1日URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月28日有限会社エルステュディオインターナショナル(代表:さかより のりこ)がメディアプロデュースをする台北楊三郎美術館館長・ノリコマナーズ代表 村越のりこ氏。日本の文化とマナーを学ぶ『Hawaii セミナー』を2024年4月6日に開催します。楊三郎美術館にてお点前 村越のりこ氏舞台は台湾。台北・楊三郎美術館の館長も務める村越のりこ氏は同館内以外にも、領事館でのイベントや2,000人以上が集まる国際ロータリークラブ総会などで「日本の伝統文化である茶道・礼法」を広めてきた。一か国一度だけではなく、定着するように静かにひたむきに長い時間をかけて伝える和の心の実践。コロナ禍を経て、今春、満を持してハワイへ進出を決める。外国の地で、敢えてその場その場に合った「日本文化」の楽しみ方を模索し、世界に通用する「心意気・マナー」を伝えてきた彼女の次なる目標とは? 情熱の源と縁を尋ねる。〇マナーから「日本」を知る村越のりこ氏が「マナー」と「日本文化」を意識するようになったのは20数年前にハーバード大学との仕事をしていた頃のことだったという。当時、親の仕事の関係もあり、昔から海外に縁の深いのりこ氏は、「株式会社のりこインターナショナル」を設立し、海外での仕事のコーディネートに奔走する日々だった。帰国の際、ラウンジで、使った椅子をきちんと戻す――そんな当たり前の仕草を、「日本人は素晴らしい」と通りすがりの英国紳士に誉められた。自分では当然の行動への感想に驚くと同時に、「海外に居れば、自分は個人としてではなく【日本人】として見られるのだ」という発見を得た。海外で活躍する日本人が多くはなかった時分であるから、余計に「日本人の代表」になりやすい状況だったと言える。「礼儀をしっかりして、日本人の印象をよくしたい。もっと礼儀やマナーを知りたい」帰国後すぐ、礼儀作法の教師をしている友人の母(日本礼儀作法協会所属)から教えを乞うことにした村越のりこ氏。基礎知識を増やしていくうちに、やがて興味は、日本食や歌舞伎など日本文化そのものの継承へも広がっていく。日本文化の鑑賞の仕方、楽しみ方も一つそこに「作法」があると気づいたのだ。一つ一つの作法・文化に「理由」がある。日本ならではの文化・背景(季節)も含めて、考えを深め、交流していけば、「世界中どこでも通用する」と村越のりこ氏は言う。「堅苦しいだけのものではなくて、日本の礼儀作法(マナー)の基本は思いやりであり、おもてなしの心です。例えば、気持ちは思っているだけでは伝わりません。空港での件も、結局椅子を片付けることで、来た時どおりに綺麗にして去る――次の人のために『行動』が伴い、真意が伝わることで、相手も幸せな気持ちになります」言葉が通じなくても優しい笑顔と心配りで世界でも人と人の和を深く広げていくことができる――その信条は、彼女のこれまでの「出逢いと縁」に裏付けられていた。〇二つの出会い ~楊三郎美術館と裏千家茶道~村越のりこ氏にとって、大きな出会いが二つある。一つは台湾・台北の「楊三郎美術館」に関するもの。もう一つは、マナーを学ぶ中で、自然と導かれた「裏千家茶道」との出会いである。楊三郎美術館は、台湾の西洋美術振興や日台美術交流に尽力した台湾人画家・楊三郎氏の美術館である。村越のりこ氏はこの美術館の管理を任された。画家・楊三郎とは、日本統治時代に台北画材店で観た日本人画家・塩月桃甫の作品に感動し、画家を志し、京都へ留学した後デビューした「画壇の麒麟児」だ。その作品は社会情勢や政治の混沌に消えたものもあるが、残りの多くはその美術館に収蔵されている。しかし、台湾で一番大きい個人美術館にも関わらず、身内の他に管理者がおらず、「週に一回ほど」しか開いていない状態だった。「人生は全てが本当に出逢いだ」と語るのりこ氏。美術館を託されたのは、両親が知り合った不動産のディベロッパー、楊三郎氏の長男・楊星朗氏との縁だ。両親がアメリカで物件を探していた関係もあり、家族ぐるみでお付き合いする中で、のりこ氏は御存命だった楊三郎夫人に出会い、意気投合する。百四歳の高齢ながらパワフルで、日本を愛する夫人から、美術館の本格的なお手伝いを依頼されることになる。それが館長業務だ。元々、絵画は台湾を代表する素晴らしい作品で美術館自体の建物や庭も素晴らしく、週に一度しか開けていないのがもったいないと思っていたこともあり、引き受けたのりこ氏。「日本と世界を、文化で繋ぐという心意気は同じ」と考え、夫人・御子息が亡くなった今も志を継いで、作品も含めた場そのものを「文化の交流場」として整えた。現在、休館日は月曜火曜のみ。600坪ある庭ではカフェや松花堂弁当を楽しめるようにした。茶道裏千家のお稽古など「日本の文化や作法などに触れる講座」も開き、一方で、児童の写生大会やコンサートなど、地域の教育にも貢献する。では、茶道との出会いはどうか?一般的に「本格的にお茶の先生」というと幼い頃から親しんできたイメージがあるが、のりこ氏は大人になってから誘われた茶席が最初だという。もちろん興味は元々あったとのことだが、最初についた先生が亡くなり、ブランクが空いていた。再開することを決めたのは台北行きが決まっていた8年前、ご近所の茶道裏千家東京支部近くの茶道具店を散歩ついでに覗いた店で、店主と台湾での茶道の話をしたところ紹介されたのが今の恩師だ。これが第二の出会い。一生懸命学び真摯に茶道と向き合い、茶道裏千家正教授となる。今や自ら教室を開くに至る。どちらも不思議な「縁」で運ばれたものだが、「気づけば自分の使命だと感じるまでになった」とのりこ氏は語る。運ばれた縁を元に、美術館の館長として、2021年には泰明画廊(銀座)で念願の展示会を開催に尽力した。また茶の席も更に広がりを見せ、世界……少なくとも台湾という場所と日本を繋ぐ架け橋になる。どちらも「自分自身の希望」の姿であるのは言うまでもない。〇そしてハワイへ どこでも誰でも通じる日本の文化とマナー天から降ってきたようなタイミングで役割を打診される村越のりこ氏だが、自ら決意を新たに取り組んだ役目もある。2022年ロータリークラブの台湾支部の会長業だ。迷いはあったが「ロータリークラブは世界規模。日本と台湾の架け橋に微力であるが役に立ちたいという思いと少しでも茶道を広げたい」という一心で引き受けた。1年の任期を終えた2023年10月20日、総会がマリオットホテルにて行われ、2,000人が集結。茶道部設立が承認され、日本人4人と台湾人20人のメンバーのお披露目となった。実は京都のロータリークラブの元理事は茶道裏千家の15代家元・大宗匠。そのような経緯もあり台湾支部にも丁寧な手紙が届き、日台交流の場としてますますの盛り上がりを見せる。領事館でもイベントを行い、「台日交流会」の際には領事館広報代表からスピーチも頂き、本格的な「お茶」に触れる機会を作ることが出来た。「台湾には日本文化に興味ある人が多くいたこともあり、茶道とマナーから交流をするお互いにとって有意義な時間が過ごせています。こういうイベントはその場だけになりがちですが、拠点もあるためじっくりとお互いの文化を理解したうえで『マナー=心配り』を知って、それを広げていくことが出来る……よい蓄積が出来ました」お茶の作法は、日本では四季……季節を取り入れることで感性を豊かにすることが重要だ。それはマナーも同じ。台湾でも、土地の風習や季節にあったものを研究し、その上で例えば手紙を書いてみたり、浴衣でのお点前の機会を作ったり……文化・礼法のどちらもが楽しく取り組めるように工夫を凝らして行われている。「マナーは人々の生活を密着しているもの人と人との潤滑油。時間のない現代人こそ、『無理をしないで』学び続けることが大切だと思います。私自身日々勉強……気づくことは無限にあります」ロータリークラブの総会では、初めて中国語のスピーチも披露した村越のりこ氏。「一生懸命な生徒から、逆に自分が教わることが多い」と語る。台北の活動を経て、日本の文化やマナーは世界で通用する実感を得た今、親和性の高い「ある場所」を思い出した。それがハワイだ。「昔から好きで友人も住んでいます。日本文化やマナーへの潜在的なニーズも……。動機がただしければ、良いことで進んでいけば、必ずおもてなし・思いやりの心は広がっていく」ハワイ大学に裏千家が寄贈した茶室がある他、交歓茶会なども盛んなハワイで、世界からも注目される【日本人のマナーの良さ・礼儀作法】を、楽しく、自分が伝えられる限りを伝えていく。のり子氏の次の挑戦が始まる。村越のりこ氏 ホテルニューオータニ庭園にて (C)Benjamin Lee〇日本の文化とマナーを学ぶ『Hawaii セミナー』日時 : 2024年4月6日 13:00pm~15:00pm会費 : お一人様 $25 抹茶 和菓子付き主催 : Hawaii & Noriko. Inc ノリコマナーズKa-Lai Waikiki Beach 7F ボードルーム223 Saratoga Road Honolulu, HI 96815連絡先: (808)442-2341 現地E-mail: noriko@noriko-international.co.jp 【村越のりこ プロフィール】台北楊三郎美術館 館長株式会社のりこインターナショナル 代表取締役/ノリコマナーズ 代表茶道裏千家 正教授東京四谷生まれ。現在、東京、台北、ハワイ(ワイキキ)の3拠点にて活動中。海外での日本人のマナーの良さに自信と誇りを持ったことをきっかけに、この素晴らしい文化の継承をすべきと決心する。日本の伝統文化である礼法を通じマナーを教示。自信と余裕が持て、言葉が通じなくても優しい笑顔と心配りで世界でも人と人の和を深く広げる人財の育成に日本のみならず海外でも活動。多くの方々より称賛を得ている。<台北>■財団法人 新北市楊三郎美術基金会 董事長■台北牡丹ロータリークラブ 2022-2023年度 会長・2023年10月20日、同クラブ内に茶道部創設<ハワイ>■ワイキキにオフィス設立■2024年春、「ノリコマナーズ」本格始動。現在準備中【ノリコマナーズ及び楊三郎美術館に関するお問い合わせ先】メール : noriko@noriko-international.co.jp ノリコマナーズHP: 楊三郎美術館HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月16日今季の『NTTジャパンラグビー リーグワン』は見どころ満載である。全国各地で『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』優勝・南アフリカ代表と準優勝・ニュージーランド代表などのスタープレーヤーがズラリと揃い、スタンドを沸かしている。大物の外国人選手だけではない。日本代表の面々や桜のジャージを目指す若い才能が海外の大物に食らい付き、高いインテンシティのゲームを披露。各チームの戦力が拮抗し、好ゲームを展開している。東芝ブレイブルーパス東京のリーチ マイケル主将曰く「『リーグワン』はキツイ。毎試合キツイ。5%自分たちのパフォーマンスを下げたら勝てない。100%出さないと勝てない。でも試合をやっていて、本当に楽しい」とのこと。事実過去2シーズンよりも1トライ1ゴール差の7点差以内の接戦が増加傾向にある。『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』はここまで第6節を消化。『NTTリーグワン2022』王者・埼玉ワイルドナイツとともにFLシャノン・フリゼル&SO・リッチー・モウンガというNZ代表が加入したBL東京が全勝をキープしている。3位東京サンゴリアス、4位横浜キヤノンイーグルスと昨季4強が続き、静岡ブルーレヴズ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、コベルコ神戸スティーラーズ、トヨタヴェルブリッツが3勝3敗から中盤戦での巻き返しに向けて虎視眈々。昨季覇者・S東京ベイが勝率5割に甘んじるほど高いレベルの戦いを繰り広げているのだ。第7節は2月17日(土)。この1か月弱の中断期間に今季の目玉のイベントがスタートする。南半球ラグビー最高峰の『スーパーラグビー(SR)・パシフィック』に参加するニュージーランドの2チームを昨季の4強が迎え撃つ『THE CROSS-BORDER RUGBY 2024』が実施されるのだ。今回は『SRパシフィック』の開幕前と『NTTリーグワン』のシーズン中に行われる交流戦となるが、将来的にはチャンピオンシップを決める大会としての開催を目指すという。『SRパシフィック』2位・ギャラガー・チーフス&3位ブルーズと『NTTリーグワン2022-23』1位・S東京ベイ、2位・埼玉WK、3位・横浜E、4位・東京SGがラグビー版『クラブワールドカップ』への扉を開くのだ。ジャパンラグビー リーグワン(JRLO)玉塚元一理事長も「これはリーグ発足当初から計画していた世界トップレベルのクラブチームとリーグワンチームの試合の実現であり、今後の世界のクラブラグビーとの交流や対戦に向けた記念すべき第一歩。JRLOの存在と価値を広く世界へ打ち出すチャンスと捉え、将来的な大会拡大も視野に、素晴らしい大会となるよう準備を進めいく」とキッパリ。昨季MVPの立川理道(S東京ベイ)は開幕前、『クロスボーダーラグビー』への期待をこのように口にした。立川「相手も自分たちもどういうメンバーになるかわからないが、チームにとってはいい経験になると思うし、出る選手にはいい経験になると思う。シーズンが始まってケガもあるだろうし、どういうメンバーで戦えるのかという面もあり難しい日程でもあるが、いい経験はできると思うのでポジティブに思っている。『SR』のチームとの試合はなかなかできることでないので、本当にいい経験になると思う」ブラックラムズ東京戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出されたWTB根塚洸雅(S東京ベイ)の言葉はもっとストレートだ。「ここにきて連勝できたから、『クロスボーダー』に向けていい準備ができたのではと思う。まだ出られるかどうかわからないが、個人的に昔から見ていたチーム(チーフス)と試合ができるのは楽しみ。海外のトップチームだと日本では経験できないようなプレーを経験できると思うので、それは自分にとってもめちゃくちゃプラスなことだと思うので、シンプルに出たい」かつてクルセイダーズを率いたロビー・ディーンズ監督(埼玉WK)もチーフスとの対戦を歓迎した。「非常に価値があり、ユニークな機会。自分たちにとって、あくまで『リーグワン』が最優先事項だが、ラグビー界にとって大事なゲームなので、選手たちのコンディションを確認して、いい競争ができるようメンバーを選んでいきたい。多くのラグビーファンにスタジアムへ来てもらえればと思っている」ブルーズを迎え撃つ横浜Eの指揮官と主将はこう意気込みを語った。沢木敬介監督「『クロスボーダー』は(ケガ人が多く)メンバーを選んでいる状態ではない。登録人数は通常よりも多めになると聞いているので、全員を使いながら戦いたい。(第7節)BL東京戦に向けて弾みが付くような試合をしたい。ただケガが一番怖いので、そのへんのリスクをどう考えるか。選手たちはもちろんやりたい気持ちが強いが、そこは難しい」CTB梶村祐介主将「『クロスボーダー』があるが、仮に『クロスボーダー』がなくても、そのタイミングで練習試合が入っていると思うので、試合があろうがなかろうが、選手のモチベーションは変わらない。(中断明けの第7節)BL東京戦からは連戦が続くので、チームとしてはいいスタートを切れるように準備していきたい」チーフスとブルーズの両経営最高責任者もポジティブなコメントを寄せた。サイモン・グラフィスCEO(チーフス)「ブルーズとともに、ニュージーランドのSRのスタイルを披露する機会を得ることができると思っている。今回の『クロスボーダー』が、日本でのファン層の拡大に役立つことを願っているし、選手やスタッフにとっても特別な経験になるだろう。ニュージーランドのSRクラブと日本ラグビーフットボール協会(JRFU)、そしてJRLO との関係を深め、毎年試合を行うことを検討している」アンドリュー・ホアCEO(ブルーズ)「これはエキサイティングなパートナーシップの始まりであり、SRを再活性化するための大きな戦略の一つでもある。グローバルなクラブ間のつながりは非常に重要であり、この『クロスボーダー』は、日本での自分たちの存在価値を高めるだけでなく、ファンは世界中のラグビーやそのプレースタイルを比較することが可能になる」チーフス、ブルーズの来日メンバーは以下の通り。チーフスのHOサミソニ・タウケイアホ、CTBアントン・レイナートブラウン、FBダミアン ・マッケンジー、ブルーズのLOパトリック・トゥイプロトゥ、CTBリーコ・イオアネ、WTBマーク・テレアなど新旧オールブラックスの面々が名を連ねる。■チーフス【PR】シオネ・アヒオ、ジョージ・ダイアー、カウヴァカ・カバヴェラタ、オリー・ノリス、ルーベン・オニール、ジャレド・プロフィット、エイデン・ロス【HO】ミレニアム・サネリヴィ、ブラッドリー・スレーター、サミソニ・タウケイアホ【LO】ナイトア・アクオイ、ハミルトン・バー、マナアキ・セルビーリケット、ジミー・トゥポウ【FL/NO8】ケイラム・ボーシェー、サミペニ・フィナウ、トム・フローレンス、ルーク・ジェイコブソン、サイモン・パーカー、ウォレス・シティティ、トゥポウ・ヴァアイ、マラキ・ランプリング【SH】コルテズ・ラティマ、ザヴィア・ロー、テトイロア・タフリオランギ【SO】ジョシュ・イオアネ、ライリー・ホヘパ、9ジョシュ・ジェイコム【CTB】アントン・レイナートブラウン、ラメカ・ポイヒピ、ダニエル・ロナ、クイン・トゥパエア【WTB】リアム・クームズ ファブリング【WTB/FB】ペニアシ・マリマリ、コディ・ノードストロム、テビタ・オファ、タナ・トゥハカライナ【FB】ダミアン ・マッケンジー■ブルーズ【PR】ジョシュア・フシトゥア、ジョーダン・レイ、マルセル・レナタ、PJシェック、アンガス・タアヴァオ、オファ・トゥウンガファシ【HO】カート・エクランド、リッキー・リッチテリ、ソアネ・ヴィケナ【LO】ジョシュ・ビーア、サム・ダリー、ラグラン・マクファネル、パトリック・トゥイプロトゥ【FL】エイドリアン・チョート【FL/NO8】アキラ・イオアネ、ダルトン・パパリイ、ロブ・ラッシュ、アントン・セグナー、ホスキンス・ソトゥトゥ、キャメロン・スアフォア、ジェームス・トンプソン【SH】フィンレー・クリスティー、タウファ・フナキ、サム・ノック【SO】ルーカス・キャシュモア、スティーブン・ペロフェタ、ハリー・プラマー【SO/FB】アレックス・ハーフォード【CTB】コーリー・エヴァンズ、レオ・ゴードンL、メイハナ・グラインドレー、リーコ・イオアネ【WTB】AJ・ラム、ケイレブ・タンギタウ、マーク・テレア【WTB/FB】カデ・バンクス、ケイレブ・クラーク【FB】コール・フォーブス、ザーン・サリヴァン果たして、ニュージーランドのSR勢が南半球世界最高峰の実力を見せ付けるのか、『NTTリーグワン2022-23』4強がホームの利を生かして強烈なインパクトを残すのか。『THE CROSS-BORDER RUGBY 2024』は2月3日(土)・東京SG×ブルーズ・秩父宮ラグビー場、4日(日)・埼玉WK×ギャラガー・チーフス・熊谷ラグビー場、10日(土)・S東京ベイ×ギャラガー・チーフス・秩父宮、10日(土)・横浜E×ブルーズ・ニッパツ三ツ沢球技場のスケジュールで開催。2月3日(土)は『第10回全国女子ラグビーフットボール選手権大会』決勝・PEARLS×東京山九フェニックスラグビークラブもキックオフ。今大会の登録選手数は23名以上28名以内で、日本チームにおけるアーリーエントリー選手の出場や本大会のために新たに契約する選手も3名を上限に追加登録が可能となる。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)THE CROSS-BORDER RUGBY 2024のチケット情報()NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の特設ページ
2024年01月31日どのように超速ラグビーを実現するのか? 昨年末の次期日本代表ヘッドコーチ決定記者会見から1か月、エディー・ジョーンズHCによる日本代表強化プランに関するメディアブリーフィングが行われた。再登板となるジョーンズHCはワールドラグビーランキング12位からどういう方法論でランクアップするのか熱弁した。「日本は今ランキング12位。できるだけ遠くへ到達したいと思っている。だが、ギャップがある。過去8年で日本代表はトップ10とのテストマッチでは7%しか勝てていない。トップ8のチームは60%勝っている。トップ4に入るには75%くらい勝率が必要になってくる。まずジェイミー・ジョセフ(HC)、トニー・ブラウン(AC)、長谷川慎さん(AC)が日本代表でやってきたことを、やり続けて強くならないといけない。それを土台として進化させないといけない。また違ったアプローチも図らないといけない。今日は違うアプローチの話、全体像の話をしたいと思っている」リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)(C)スエイシナオヨシチームコンセプトは超速ラグビーだ。「アプローチは超速ラグビーをコンセプトしていきたい。それが日本ラグビーの核となる、アイデンティティだと思っている。南アフリカは必ずフィジカルな戦いをする。30回キックしてくることもわかっている。ニュージーランドは世界一カウンターが優れたチームだとわかっている。同じように、日本代表と言えば、速くプレーするそれがチームだというようにプレースタイルを変えていきたい。速くするのはプレーだけではなく、考える速度も速くしたい。『リーグワン』でベストな3人の選手はチェスリン・コルビ(東京サンゴリアス)、リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)、クワッガ・スミス(静岡ブルーレヴズ)。彼らは日本人と体格が似ている。でも、強度が高く、スピーディに動くことができる。ほかの誰よりも速く決断している」ジョーンズHCはニュートンの運動三原則を持ち出した。「現在のラグビーはプレー時間が30秒だと、プレーされていない時間は70秒になる。NFLのような試合になっている。小さい切り取ったプレーの後、長い休憩がある。私は30秒の中でスピーディに動いていきたい。ラグビーの試合は勢いが大事。鍵となるのはニュートンの運動三法則の第二法則・勢い=質量×速度。日本代表の身体の大きさをそんなに変えられない。日本人の身体は小さい。体重を1kg・2kgを増やすことか可能だが、変えられるのは速度。世界中の誰よりも速く動くことができると思う。速く動けるようにトレーニングしていき、速度と質量を変えていきたい」指揮官は38歳のファンタジスタを例に挙げて、トレーニングの重要性を説いた。「山田(章仁/九州電力キューデンヴォルテクス)は今38歳。でも彼は今でも速く走れる。速く走るための適したトレーニングをすれば、38歳でも速く走れる。個々のスピードを上げていく。そのためにトレーニングの方法を変えていかないといけない。プレーのスピードを30秒の時間でトレーニングする必要がある。2015年はフィットネスを上げることに一番重点を置いたが、今後はトップスピードで反復できるか。フィジカルだけではなく、身体がどう機能しているのか。それはメンタルの部分がかなり大きいと思う。なぜなら速く走るには痛みが生じる。特にスクラムから速く出て速く走るのは痛みが伴う。この痛みが好きになるように、マインドセットを変える必要がある。そのためには具体的なトレーニングが必要だと思っている」さらに37歳のオールブラックスのレジェンドHOの名を挙げた。「高い姿勢から低い姿勢へ世界一速い動作を行えるチームに変えていかないといけない。例えば体重が重い選手と軽い選手が同じスピードで走ってコンタクトした場合、体重が重い方が勝つが、高い姿勢から低い姿勢へ速い動作をしたら、そのスピードでコンタクトに勝つことができる。ラグビーはコンタクトに勝たないといけない。スピーディにグラウンドを走り回るだけではなく、高い姿勢から低い姿勢になるスピードも必要になってくる。『リーグワン』、大学、高校と日本の試合を観ていると、そこの速さはまだまだない。先週末のゲームを観ても、デイン・コールズ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)が一番素晴らしかった。コンタクトの衝突の瞬間に姿勢を戻すスピードが素晴らしかった」ジョーンズHCは考えるスピードにもメスを入れる。「集団、チームとしての決断のスピードをどう向上させるか。そのために戦術を明確にしていく必要がある。試合によって戦術は変わるが、戦術を明確にしておくこと。自分たちが何をすべきか考えなければ考えないほど、決断は速くなる。セレクションは一貫性がないといけない。チームイメトが互いを知ることも必要になってくる。それが私の仕事で一番重要にな要素。前回の『ラグビーワールドカップ(RWC)』で日本は一番平均年齢が高いチームだった。本当にいい若い選手を見つけて、これからも向上できるシニア選手を残して、一貫性を持ったトレーニングをしていかないといけない。シナリオに特化したトレーニングをしていかないといけない」続けて、ゲーム中目を見る必要性に言及した。「世界で一番いい決断している選手というのは、チームメイトの目を見ていい決断を下している。そのスキルを上げていかないといけない。それをするためにどういうトレーニングすればいいか、いくつかアイデアがある。AIを通したトレ―ングが必要かもしれない。それを加速して学んでいかないといけない。現状、ゲーム中に下を見ている選手があまりにも多い。目を見てコミュニケーションできるようにしていかないといけない」ジョーンズHCは他競技の成功例にも興味を示した。「バスケ女子日本代表は世界ランク10位から2位になった。サッカーのスペイン代表もティキ・タカで『ワールドカップ2010』で優勝した。身体が小さいチームだったにもかかわらず、スピードを通して相手を上回ることができると信じ、ティキ・タカのサッカーをやり切った。ゴールデンステート・ウォリアーズもスモールボールで相手よりも速く動いてプレーし、4回NBAで優勝した。日本ラグビーがどこまでいけるか。ラグビーなのでストロングな選手は必要になってくる。強い日本のアイデンティティを持った選手を発掘していく必要がある。速く動けるラグビー、目を見て速く動き、速く走る痛みすら楽しむ選手に変革していく。日本の文化としてハーモニーがある国だと知られている。その古くからの日本の文化も取り入れて、新しいテクノロジー、またはメソッドを取り入れながら、速く考え、速く動くトレーニングをする。そして今まで見たことないほど素晴らしい日本代表のチームを作っていく。ジェイミー、トニー、慎さんが作ってくれたチームを引き継ぎ、進化させていきたい。とても大きなプロジェクト。これを本当に100%集中してやっていけば、世界一速いラグビーをするチームに焦点を当ててやれば、世界一になれないことはないと思っている」日本代表の強化の全体像を語ったジョーンズHCは記者からの質問に答えた。日本人選手と外国人選手の割合を問われると。「いい質問だ。2015年を振り返ると、パワーを提供してくれる外国人が必要だったと思うが、今何人必要か提示しないが、チーム全体のスピードを考えると、日本人選手がメインでないといけないと思っている。パワーを提供してくれる外国人選手と日本人のバランスを考えてやっていきたい」どういう選手を求めるのかというと質問には。「いい質問だ。高校や大学、『リーグワン』の試合を観ているが、コーチングできないことをできている選手は誰とかという観点で観ている。コーチングできないセンスを持っている選手、もっとうまくなりたいと考えている選手を私は探している。椅子の前に座り、前のめりになって、いつでも準備ができている、次は何をやるのか訴えかけてくる選手を見つけていきたい。背もたれに座っている選手は我々のチームには必要ない」藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(C)スエイシナオヨシ超速ラグビーとキッキングゲームの両立の難しさを指摘されると。「本当にいいポイントを言ってもらった。ラグビーはいつまでも変わらない。前へ進んでボールを保持したい。前に行けなくなったらどういう方法で前へ行けるか考えないといけない。先週のクボタ×(コベルコ)神戸(スティーラーズ)にいいシーンがあった。(S東京ベイのSH)藤原(忍)がグラバーキックからボールを取ってトライを奪った。あのようなキックができるように強化していきたい。ボールを取り戻すキックをしていきたい。それをできるようにしたいし、それはとても難しいことも理解している」超速ラグビーにおけるセットプレーの役割を聞かれると。「今日一番の質問だ。ラグビーではセットピースは非常に重要。速いラグビーをすればするほど、セットピースはものすごく重要になってくる。日本は世界一スクラムから速くボールが出せるチームにならないといけない。また3人ラインアウトや4人ラインアウトが世界一得意なチームにならないといけない。慎さんがスクラムに於いて、いい仕事をしてくれた。彼がやってくれたことを土台にもっと強化していかないといけない」ジョーンズHCは超速ラグビーを担う若い才能はいるとキッパリ。「何人かいる。先週、高校日本代表の高橋智也監督、U-20日本代表の大久保直弥HCと一緒にどういう若い選手がいるか見た。リストアップして誰に投資するかという話をした。高校、U-20と一丸となって超速ラグビーを実現できるようにやっていきたい。ただそのリストをみなさんに提供することはまだできない。今後U20の合宿にも高校代表の合宿にも参加するつもり。できるだけ明確な哲学、プレーに対する概念を統一させたいと思っている」エディー・ジョーンズ日本代表HC日本代表では近々トレーニングスコッドを集めたミニキャンプの実施を調整中とのこと。本格稼働は6月初旬を予定している。そして第2次エディージャパンは6月22日(土)・国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2024』イングランド代表戦にて初陣を飾る。その後、JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)として6月29日(土)・会場未定、7月6日(土)・豊田スタジアムにてマオリ・オールブラックス戦と連戦。再び日本代表として、7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台にてジョージア代表、7月21日(日)・札幌ドームにてイタリア代表と激突する。10月26日(土)には日産スタジアムで『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×オールブラックスもラインナップされている。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24のチケット情報
2024年01月16日世界を驚かせた2023年から、アジア最強を証明する’24年へ。サッカー日本代表が新たな旅に出る。森保ジャパン、アジア最強を証明する戦いへ。森保ジャパンの進化が止まらない。昨年はカタールW杯に続いて強豪ドイツに勝利。しかも大量4ゴールを奪って攻守に圧倒したことで、日本代表の世界的評価は完全に変わった。チーム力は海外組の増加と選手のレベルアップで充実の一途をたどり、コンディションや戦術に応じて選手を使い分け。パリ五輪世代メンバーにもフル代表経験を積ませるなど、未来を見据えた強化も進める。森保一監督も「誰を起用しても(実力が)変わらない戦いを目指してきた。選手層は確実に厚くなっている」と手応えを感じている。’23年の戦いを通じて日本代表がアジアで頭一つ抜けた存在になったのは間違いない。’24年、森保ジャパンはアジアの公式戦にシフトする。まずはアジア最強を決めるAFCアジアカップが開幕。’26年の北中米W杯に向けたアジア予選も本格化していく。新年のビッグトーナメントとなるアジアカップ。’19年の前回大会は決勝でカタールに内容でも圧倒されて1‐3で完敗。今大会は前回のリベンジを果たすためにも、内容の伴った勝利で“アジア最強”を証明すべき大会となる。代表チーム強化の観点からすれば、しばらく世界の列強国と対戦できない点は痛い。だが、アジア相手にどれだけチーム力を高めながら結果を出せるかが、森保ジャパンの未来を左右するともいえる。かつては対アジア、対世界とフェーズを分けて強化した時期もあったが、森保監督はそこをシームレスに考え、臨機応変に戦う力を求めることで、一貫したチームづくりとレベルアップを図ってきた。アジア各国は日本代表に対して守りを固めてくるケースが多いが、カタールW杯のコスタリカ戦のように本大会でも同様の展開は起こりうる。昨年のドイツ戦で見せたような、攻守に主導権を握って相手の自由を奪うスタイルをアジアの舞台でも発揮できるのか。誰を起用し、どんな内容で勝ち進むのかに注目だ。今年はフル代表以外のカテゴリーでもアジアから世界を目指す戦いが続く。2月になでしこジャパン、4月にはU‐23日本代表が、7月開幕のパリ五輪出場権を懸けたアジア最終予選に臨む。アジアにおいてワンランク上のステージに到達しつつある日本サッカー。世界の大舞台で結果を出すために、アジア最強を証明する一年がスタートする。鈴木彩艶(すずき・ざいおん)選手(シント=トロイデンVV)圧倒的なパワーと高さを兼備したパリ五輪世代の若き守護神。昨年11月には21歳92日でシリア戦に出場し、日本代表GK史上最年少でW杯予選デビュー。飛び級でA代表のレギュラー奪取を狙う彼の進化に注目だ。細谷真大(ほそや・まお)選手(柏レイソル)重戦車のような力強い突破で相手ゴールに襲いかかるU‐23世代のストライカー。昨年11月にはW杯アジア2次予選で代表初ゴールをマーク。今年はパリ五輪を目指しながら、A代表のエースに名乗りを上げる一年となるか。久保建英(くぼ・たけふさ)選手(レアル・ソシエダ)スペインで輝きを放ち続けるアタッカー。日本代表では右サイドとトップ下を主戦場に、攻撃面で“違い”を生み出し続けている。昨年9月には世界的名手が居並ぶスペインのラ・リーガで月間MVPを受賞した。三笘 薫(みとま・かおる)選手(ブライトン&ホーヴ・アルビオンFC)日本代表が誇る左サイドの翼。分かっていても止められないドリブルは、世界最高峰のイングランド・プレミアリーグでも抜群の存在感を見せている。ワールドクラスの選手へ成長を続ける彼の活躍は絶対に見逃せない。2024年スケジュールSAMURAI BLUE(日本代表)AFC アジアカップ カタール20231/14(日)vs ベトナム1/19(金)vs イラク1/24(水)vs インドネシアFIFAワールドカップ26アジア2次予選3/21(木)vs 北朝鮮3/26(火)vs 北朝鮮6/6(木)vs ミャンマー6/11(火)vs シリアU‐23日本代表3/22(金)、3/25(月)国際親善試合AFC U23アジアカップ カタール20244/16(火)vs 中国4/20(土)vs アラブ首長国連邦4/22(月)vs 韓国AFC アジアカップはDAZNで全試合ライブ配信、テレビ朝日が一部放送。AFC U23アジアカップはDAZNのみ。※『anan』2024年1月17日号より。写真・森田直樹/アフロスポーツなかしまだいすけ/アフロ文・青山知雄(by anan編集部)
2024年01月12日狙うは優勝だ。史上最強の呼び声高いSAMURAI BLUEが3大会ぶり5度目のアジア制覇を目指す。日本代表は1月14日(日)に『AFC アジアカップ カタール 2023』初陣を迎える。1月1日・国立競技場での『TOYO TIRES CUP 2024』タイ代表戦で5-0の完勝後、メンバーを発表した山本昌邦ナショナルチームダイレクター(NTD)と森保一監督はターゲットは「優勝」だとキッパリ。山本NTD「5回目のチャンピオンを目指す挑戦になる。アジアをしっかり突き抜けていく上で大事な大会になると考えている。チームをサポートするのが私の仕事なので、カタールで7試合きっちり戦えるようにしっかり準備を進めたい」森保監督「『アジアカップ』優勝を目指して今大会に臨む。多くのサポーターのみなさん、テレビやメディアを通して応援してくださる全国の方々と、日本人の誇りと喜びを分かち合いながら、一戦一戦戦って優勝のタイトルを勝ち取れればと思う」三笘薫(C)スエイシナオヨシSAMURAI BLUEメンバー26名は以下の通り。【GK】1前川黛也(ヴィッセル神戸)1試合0失点23鈴木彩艶(シントトロイデンVV/ベルギー)4試合0失点12野澤大志ブランドン(FC東京)0試合0失点【DF】3谷口彰悟(アルラヤンSC/カタール)24試合1得点4板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)22試合0得点24渡辺剛(KAAヘント/ベルギー)2試合0得点19中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC/イングランド)20試合0得点15町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)6試合0得点16毎熊晟矢(セレッソ大阪)4試合0得点22冨安健洋(アーセナル/イングランド)37試合1得点21伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/ドイツ)13試合1得点2菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)9試合1得点【MF/FW】6遠藤航(リバプールFC/イングランド)55試合2得点14伊東純也(スタッド・ランス/フランス)51試合13得点18浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ)48試合9得点8南野拓実(ASモナコ/フランス)52試合18得点5守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)28試合2得点7三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)18試合7得点25前田大然(セルティック/スコットランド)13試合3得点17旗手怜央(セルティック/スコットランド)5試合0得点10堂安律(SCフライブルク/ドイツ)42試合9得点9上田綺世(フェイエノールト/オランダ)19試合7得点13中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)5試合5得点26佐野海舟(鹿島アントラーズ)2試合0得点20久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)29試合3得点11細谷真大(柏レイソル)4試合1得点※各選手の試合数・得点数(失点数)は国際Aマッチでの数字。タイ戦で後半のゴールラッシュの口火となる先制点をマークしたMF田中碧をはじめ、MF鎌田大地やFW古橋亨梧など主力と目されたメンバーが招集外となった理由を問われと、森保監督はこのように返答した。森保「招集できる条件の中でベストということで、このグループを作らせていただいた。詳しくは話せないが、いろいろな状況がある。チーム編成するにあたって、いろいろな条件の中で選んだとご理解していただければと思う。いろいろな条件の中で招集できなかった点もある」『FIFAワールドカップ カタール2022』メンバーは14名にとどまった点を質問されると。「今指摘されるまで、『カタールW杯』からそれだけ多くの選手が入れ替わっていることはまったく気付いていなかった。まず日本のサッカーの全体的なレベルで言うと、より多くの選手が高いレベルでプレーし、し烈な競争の中で非常に高いレベルの選手選考ができているということが言えるかなと思う。たくさんの日本人選手が世界で戦えるだけの力をつけてきていることが、入れ替わりの人数に表れている。これだけのいい選手がさらに出てきていると言えると思う。『アジア杯』が1月から2月10日(土)まで行われるが、これがもし3月に大会がある、それ以降に大会がある場合は『W杯』メンバーが戻ってくるかもしれないし、新たなメンバーが入ってくるかもしれない。固定したメンバーではなくて、より高いレベルのメンバー選考になっている」『W杯』も経験した上での2度目の『アジア杯』となる森保監督にとって、大会へのアプローチ方法は5年前と変わるのか聞かれると、こう答えた。「前回の『アジア杯』、『カタールW杯』での経験が生かせるところもあると思うし、私自身根幹は変わっていないが、チームマネジメントの部分では変わっているところがあると思う。選手に対しての一試合一試合のアプローチ、まずは我々のコンセプトをより発揮できるようにする落とし込みと、対戦相手の傾向と対策の部分、選手へのアプローチは私だけではなくてコーチングスタッフ含めて全体がクオリティは上がっていると思う。ただし簡単に勝てる相手ではないと思うし、簡単に勝てる大会ではないと思うので、前回も今回も変わらず、これまで通り一戦一戦最善の準備をして、我々の持っているものをぶつけるということは変わらずやっていかないといけないと思っている。変わっていかないといけないところは、前回優勝できなかった悔しさが残っている。と同時に悔しさだけではなくて我々が高い目標を掲げている中、世界で勝つために、アジアでは確実に勝っていかないといけない」『W杯』と同様にターンオーバー制で臨むのかという問いには?「ターンオーバーのプランを持って大会に臨みながらも、その都度その都度チーム状況や選手のコンディション等々を判断して決めていきたい。『カタールW杯』の時もプランを持っていたが、事前に用意したプランを状況も考えずに実行したわけではなく、最大11人変えながら戦うというターンオーバーも考えながら人数を絞っていったというところがある。今回もコンディション等々を見ながら決めていきたい」堂安律(C)スエイシナオヨシタイ戦で後半投入されるとすぐさまゴールへの流れを呼び込んだ堂安の評価を求められると。「堂安に関しては自分の良さを出すという部分と、チームのために献身的に戦うという部分を合わせ持っていいプレーをしてくれた。堂安はチームではサイドのポジションでプレーすることが多いが、トップ下に入った。ゴールに向かうプレーと起点になるプレーを前半の流れからいい形で受け取って、自分の良さを出しながら相手に圧力をかけ、チームで連携連動して流れを掴み取れるプレーをしてくれた」指揮官が久保に求めるのはチームを勝たせる役割だ。「ひと言で言えば、チームを勝たせられる存在感を放ってほしいな、結果を出してほしいなと思っている。今彼はレアル・ソシエダで『UEFAチャンピオンズリーグ』の舞台でもプレーしているし、国内のスペインリーグでも攻撃の核としてチームをけん引している存在。普段やっていることを代表チームのために発揮してほしい。思い切ってプレーしてほしいと思う」森保監督は三笘のコンディションについても明かした。「大会の初戦で起用できるかというところはまだわからないが、ケガの回復は順調にきている。大会期間中の早い段階で起用できるということで、代表メディカルがクラブメディカルと連絡を取り、招集させてもらった」初戦はフィリップ・トルシエ監督率いるベトナムである。「トルシエ監督は日本サッカーも熟知しているし、チーム作りを見ていてもこれまでのベトナム代表のコアな選手と若い選手を融合させて非常に強いチームを作っていると思う。日本代表で監督をやられた時とは違った戦術にもトライしていて非常に手強い相手だと思うし、非常に難しい戦いになると思っている。ただ、すべての戦いが難しいものだと思うし、相手の対策を乗り越えて、我々が勝利を収められるようにしっかり準備していきたいと思っている。日本代表監督としては先輩なのでリスペクトもあるし、対戦することを楽しみにしたい」森保一監督(C)スエイシナオヨシ1月9日・カタールでのヨルダンとの非公開の練習試合でも前半と後半選手を総入れ替えをしながら、6-1の大勝を収めるなど好調を維持する日本代表。果たして、日本がアジアの頂点に立つのか。それとも、ホスト国として連覇を目指すカタールや64年ぶりの優勝へ最強メンバーを揃える韓国、4度目の優勝を射程圏内にとらえるサウジアラビアとイラン、2大会ぶりタイトル奪還を狙うオーストラリアなど、ライバルが阻止するのか。日本は『AFC アジアカップ カタール 2023』グループDで1月14日(日)にベトナム、19日(金)にイラク、24日(水)にインドネシアと対戦。3試合ともDAZN、イラク戦のみテレビ朝日系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2024年01月12日「2024ミス・インターナショナル日本代表選出大会」が28日、都内で行われ、熊本県出身で家庭科教員、モデルの植田明依さん(25歳)が日本代表に選ばれた。ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並び、世界3大ビューティ・ページェントの1つで、1960年に米国での誕生から今年で61回を迎える「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント(以下、ミス・インターナショナル) 」。来年開催される「第62回ミス・インターナショナル世界大会2024」の出場権をめぐり、16都道府県出身32人のファイナリストが集い、一次審査(着物)、二次審査(ドレス)を行ってファイナル7人を選出。最終審査として7人のファイナリストがスピーチ審査に臨み、熊本県出身で家庭科教員、モデルの植田明依さんが日本代表の座を射止めた。名前を呼ばれて驚きの表情を見せた植田さんは「本日はこのような素敵なステージを用意していただき、誠にありがうございました。まだ何を言おうか言葉がまとまってないんですけど…」と放心状態だったが、「今回の大会を通して私が得た1番の財産は、後ろにいる仲間たちです。この32人で支え合って切磋琢磨して成長した時間は何物にも代え難い時間になりました。全員で協力しあってより良い社会を作るために精一杯前に進んで行きたいと思います」と社会活動に意欲を見せた。植田さんは熊本の私立高校で家庭科の教員をしながらモデルとしても活動している二刀流。「現在も教員とこちらの大会、そしてモデルを両立させていただいています。学校の協力あってこそなので、今後もその形で教育に携わっていきたいと思います」と今後も教員は続けていくという。また、植田さんの兄は日本代表経験がある鹿島アントラーズ所属のサッカー選手・植田直通。「兄は世界の舞台で戦えるようなサッカー選手なので、私もいつか追いついて世界と戦えるような人になりたいと思っています。日本代表になれたのは誇りに思いますし幸せだと思います」と笑顔を見せて、「多分ライブ配信で知っていると思うので、応援有難うって伝えたいと思います」と兄との再会を心待ちにしているようだった。なお、2024準ミス・インターナショナル日本代表には、第2位に千葉県出身で会社員、フリーランスモデルの内田江里子さん(24歳)、第3位に千葉県出身で大学生の齋藤えまさん(19歳)、第4位に東京都出身で大学生、モデルの河手マナミさん(19歳)、第5位に富山県出身で管理栄養士の高木咲依さん(26歳)、特別賞のパーフェクトボディ賞に静岡県出身でダンスボーカルユニット、インフルエンサーの梶麻里子さん(27歳)、ビューティースキン賞に山梨県出身で大学生の能﨑愛さん(21歳)、ハッピースマイル賞に愛知県出身で司会業、キャリアカウンセラーの竹下梨帆さん(27歳)、ミス・WEBジェニック賞に埼玉県出身でモデルの大谷美絵さん(24歳)がそれぞれ選出された。
2023年11月29日ニュージーランド代表か、南アフリカ代表か。オールブラックスか、スプリングボクスか。いよいよ『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』決勝が10月28日(土)に迫った。1987・2011・2015年大会王者NZと1995・2007・2019年大会覇者南ア。どちらが勝っても『RWC』最多優勝記録更新となる。さらに今大会を含めて5大会、じつに20年間にわたってウェブ・エリス・カップを両国が独占することになる。まさにラグビー世界一を決めるにふさわしい文句なしの頂上決戦と言えよう。リッチー・モウンガ(ニュージーランド)(C)WORLD RUGBY/Getty Images準決勝の戦いぶりは対照的だった。10月20日、開始5分でアルゼンチン代表がエミリアノ・ボフェリのペナルティゴール(PG)で先制点をマークするもニュージーランド代表は慌てず騒がず。自陣から3連続でペナルティを奪い陣地を回復し、ショットではなくラインアウトからトライを狙う。近場を攻めた後に右サイドでひとり余ったWTBウィル・ジョーダンへひとり飛ばしのカットパスを通して逆転トライ。16-6で迎えた42分にWTBマーク・テレアが華麗なステップで突破しFLシャノン・フリゼルがフィニッシュすると、後半開始2分にはスクラムからSHアーロン・スミスが抜け出し右隅に飛び込んだ。続くタイトな角度もコンバージョンゴール(G)もSOリッチー・モウンガが成功。前半終了間際と後半立ち上がりの勝負どころにスコアしたオールブラックスが27-6と一気にリードを広げると、最後までロス・プーマスのフィジカルを前面に出したアタックを完封。62・73分とジョーダンがトライランキングトップを独走するハットトリックを決めて44-6。オールブラックスが5度目の『RWC』決勝へ駒を進めた。試合後、アルゼンチンのHOフリアン・モントーヤ主将も「セットプレー、スクラムで相手が完全に支配していた。相手はチャンスを得るたびにスコアした。素晴らしいチームで、今日ニュージーランドは私たちよりはるかにいいチームだった」と脱帽するほかなかった。ハンドレ・ポラード(南アフリカ)(C)WORLD RUGBY/Getty Images一方、南アは苦しんだ。10月21日の準決勝はペナルティを得ればショットを選択するイングランド代表とあくまでトライ狙いの南アフリカ代表の構図に。ラインアウトからチャンスを逸した南アに対して、イングランドはSOオーウェン・ファレルのPGで3点ずつ加点していく。南アは21分にPGを選択しSOマニー・リボックが決めるも、3分後にイングランドはすぐさま3点を返す。なかなかペースを掴めない南アは前半の内に動く。35分ベテランSOハンドレ・ポラードを投入、互いに1本ずつPGで加点し折り返すと、後半早々にSHコブス・レーナックに代えてファア・デクラークをピッチに送り出した。さらに51分までに交代のカードを次々切った。これで流れが南アに傾きかけたと思われたが、53分にファレルがドロップゴール一閃。15-6と主導権は渡さない。その後も引き締まったジリジリした攻防が続いたが、69分ポラードの好キックで得たラインアウトからこの試合初トライが生まれた。残り10mのラインアウトからFLディオン・フーリーが突進、LOのRG・スナイマンがインゴールにボールをねじ込んだ。ポラードがGを通して13-15に迫ると、78分にはハーフウェイラインを超えた地点からの50mPGをポラードがズバリ。最後イングランドの11フェーズもアタックを跳ね返して16-15と1点差でスプリングボクスが2大会連続でファイナルに進出した。イングランドのスティーブ・ボーズウィックHCは「まず逆転し試合に勝つ方法を見つけた南アフリカを大いに称えたい。世界一のチームである彼らを大いに称えたい。彼らが世界チャンピオンであることには理由がある」と勝者を称えたのだった。アーディー・サベア(ニュージーランド)(C)WORLD RUGBY/Getty Images会心のゲームで4度目の優勝に王手を掛けたNZのイアン・フォスターHCは準決勝から1名先発を変更。LOをサミュエル・ホワイトロックからブロディ・レタリックに入れ替えた。世界最高峰のLOから世界最高峰のLOに変えたのである。決戦2日前の記者会見の席でフォスターHCはスプリングボクスとの決勝に思いを馳せた。「これこそがまさに『RWC』の決勝。私たちが決勝に行くのは2回目。大事なのは長い間、宿敵である2チームが対戦するということ。私たちの前回の決勝戦(1995年)をみなさん覚えていることでしょう。前回は最高の試合でしたので、今回もそうであることを願っている。どちらかが4回目の優勝を成し遂げるわけなので、特別なのではないでしょうか。私たちは互いをリスペクトしており、彼らの国やプレースタイルには大きな敬意の念を抱いている。最高の準備を進め、最高の試合となるでしょう」FLサム・ケイン主将は自信を覗かせた。「ここまで2試合のノックアウトゲームを連続でプレーして、私たちがいい状態にあると信じている。選手は心身ともにいい準備をしてきた。これは決勝であるが、私たちは自分たちを信じていいラグビーを見せるだけ」【ニュージーランド代表】1イーサン・デグルート2コディー・テーラー3ティレル・ロマックス4ブロディ・レタリック5スコット・バレット6シャノン・フリゼル7サム・ケイン8アーディー・サベア9アーロン・スミス10リッチー・モウンガ11マーク・テレア12ジョーディー・バレット13リコ・イオアネ14ウィル・ジョーダン15ボーデン・バレット16サミソニ・タウケイアホ17タマイティ・ウィリアムズ18ネポ・ラウララ19サミュエル・ホワイトロック20ダルトン・パパリイ21フィンレー・クリスティ22ダミアン・マッケンジー23アントン・レイナートブラウンシヤ・コリシ(南アフリカ)(C)WORLD RUGBY/Getty Images薄氷を踏む逆転勝ちで4度目の優勝にリーチを掛けた南アのジャック・ニーナバーHCは準決勝から2名先発を変更。デクラーク&ポラードのハーフ団をスタメンで起用し、通常フォワード(FW)5名・バックス(BK)3名のリザーブにFW7名・BK1名を選出した。その心は?「チームは15人ではなく23人。チームを選択する際にメディカルから過去のパフォーマンス、そしてニュージーランドについての多くの分析やどこで優位に立つことができるかなど多くのことが影響する。FW5対BK3からコーチ間で議論しはじめ、6対2についても7対1についても議論し、そしてまた戻る。10分で終わるようなものではなく、何時間も議論して決めた」デクラークに不測の事態が起きた場合、SHはどうするのか問われると、ニーナバーHCはこう返答した。「(WTB)チェスリン(・コルビ)がいる。彼は7人制ラグビーでSHとしてプレーしていた。もしもイエローカードが出たら、ハーフバック(HB)になる予定の選手は常に彼だった。それは今週だけではなく、数週間にわたって」FLシヤ・コリシ主将は決勝に向けての気持ちの高ぶりを静かに口にした。「私たちはできる限りの準備をしてきた。選手として、これ以上重要な試合はないと思う。オールブラックスは状況を好転させ、今ここにいる。私たちもやっとここにたどり着いた。これ以上に大きな試合はない。人生最大の試合になると思う」【南アフリカ代表】1スティーブン・キツホフ2ボンギ・ムボナンビ3フランス・マルヘルベ4エベン・エツベス5フランコ・モスタート6シヤ・コリシ7ピーターステフ・デュトイ8ドウェイン・フェルミューレン9ファフ・デクラーク10ハンドレ・ポラード11チェスリン・コルビ12ダミアン・デアレンデ13ジェシー・クリエル14カートリー・アレンセ15ダミアン・ウィレムセ16ディオン・フーリー17オックス・ヌチェ18トレバー・ニャカネ19ジーン・クライン20RG・スナイマン21クワッガ・スミス22ジャスパー・ウィーゼ23ウィリー・ルルーダミアン・デアレンデ(南アフリカ)(C)WORLD RUGBY/Getty Images両軍の試合登録メンバーには、日本に馴染み深いスター選手が名を連ねる。『ジャパンラグビー リーグワン』に所属する選手がズラリ。南アのSHデクラークとCTBクリエルは横浜キヤノンイーグルス、クリエルとコンビを組むCTBデアレンデは埼玉ワイルドナイツ、LOモスタートは三重ホンダヒート、FLデュトイはトヨタヴェルブリッツ、NO8スミスは静岡ブルーレヴズで主軸を担う。『RWC2023』後には『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』に続々ビッグネームがやって来る。NZのSHスミス&FBのB・バレットは揃ってトヨタV入りし、FLフリゼルとSOモウンガは東芝ブレイブルーパス東京、NO8のサベアとレタリックはコベルコ神戸スティーラーズ、南アのコルビは東京サンゴリアスに加入する。ホワイトロックにSO/FBのマッケンジー、LOエツベスやポラード、FBルルーなどなど、かつて日本でプレーした選手を挙げたら枚挙に暇がない。通算の対戦成績を見るとNZの62勝4分39敗。すべての相手に大きく勝ち越し、8割近い驚異的なテストマッチの勝率を誇るNZにとって、最も勝率が低い相手が南アである。直近5試合の成績では南アが3勝2敗と勝ち越し。8月のゲームでは南アが5連続トライと畳み掛けて35-7の完勝。オールブラックスにとって、28点差というテストマッチ史上最大の点差を付けられる屈辱の黒星となった。『RWC』でのここ5試合の成績はと言うと、NZが3勝2敗、3連勝中となる。『RWC2019』2日目、横浜国際総合競技場で見せ付けた強度の高い激闘を強烈に記憶しているファンも多いことだろう。22分のモウンガのPGから5分間で2トライ2ゴールを一気に畳み掛けたNZが23-13で白星発進したのだった。果たして、4度目の優勝を飾るのは今大会最多得点をマークするオールブラックスか、世界ランキング1位のスプリングボクスか。『RWC2023』決勝・ニュージーランド代表×南アフリカ代表は10月28日(土)・スタッド・ド・フランスにてキックオフ。試合の模様は日本テレビ系にて生中継。ウェブ・エリス・カップ(c) Pierre Charlier取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年10月27日サンライズパブリッシング株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:高野 陽一、以下サンライズパブリッシング)は、一般社団法人 日本スーパーカー協会 須山 泰宏代表理事による著書『SUPER GARAGE』を2023年10月28日に発売いたします。『SUPER GARAGE』表紙▼珠玉のスーパーガレージを紹介子どものころに憧れて、「自分もいつかは乗ってみせる」と強く誓ったスポーツカーやスーパーカー。努力のすえに功成り名を挙げて、購入できるだけの余裕が生まれた方は多い。複数台を手に入れた方もいる。ただ、そのクルマたちを置く立派なガレージまで用意できた人は少ないのではないか。本書は“スーパーガレージ”を全国からピックアップ、現地取材してまとめた。70年代後半のスーパーカー・ブームを経験あるいは見聞し、スーパーカーの魅力に囚われたまま大人になった8名の『スーパーガレージ』を紹介する。(本文より)▼公式YouTubeチャンネルで動画を公開本書の発売にあわせて、サンライズパブリッシング公式YouTubeチャンネル「高橋真以のビジネス本要約ch」にて、スーパーガレージ潜入動画を公開します。100%DIYの高級ガレージ、総額数億円のスーパーカーを所有する医師のガレージ、人気YouTuberのサーカスのようなガレージなど、スーパーカーファンのみならず、上質な暮らしを楽しみたい大人必見の動画をお楽しみいただけます。●高橋真以のビジネス本要約チャンネル ▼「SUPER GARAGE」目次須山 泰宏さん……暖かい色と雰囲気にこだわった「DIYガレージ」小松 芳史さん……世界で認められたデザイン「秘密基地ガレージ」遠畑 雅さん………渋滞知らずで仲間と集う「箱根賃貸ガレージ」安藤 正実さん……父と家族の想いが詰った「近代美術館ガレージ」福田 良方さん……家族である愛車と共に「リゾート別荘ガレージ」佐藤 優さん………超車コレクション&レース「究極の男の城ガレージ」重永 応樹さん……故郷で今後の人生を「スローカーライフガレージ」ミスターXさん……愛車を芸術品に昇華させる「光のアートガレージ」『SUPER GARAGE』目次『SUPER GARAGE』本文1『SUPER GARAGE』本文2▼著者プロフィール一般社団法人 日本スーパーカー協会 代表理事 須山 泰宏日本スーパーカー協会(JSA)、およびSuperCar Club Japan(SCJ)を運営。子供達にスーパーカーを通してクルマの魅力を伝えるイベント「TOKYO SUPERCAR DAY」を主催。またスーパーカーオーナーズクラブ・SCJでは、スーパーカーを通した親睦や情報交換の場を設け積極的に活動している。もちろんスーパーカーは大好きで、30年以上所有している。1973年式 Ferrari DINO246GTのエンジンは自分でオーバーホールした。●一般社団法人 日本スーパーカー協会 日本のスーパーカー文化の発展と、社会的スーパーカー活動の推進を目的とした協会。スーパーカーを通じて、賑わい創出・地域振興、そして子供たちが楽しめるイベントを開催し、自動車文化の発展と自動車産業の一助のため活動している。▼書籍概要発行・発売 : サンライズパブリッシング著者 : 須山 泰宏(著)、一般社団法人 日本スーパーカー協会(監修)発売日 : 2023年10月28日頁数 : 176ページ A5版ISBN : 978-4752290179価格 : 本体2,530円(税込)Amazon : 楽天ブックス: ▼サンライズパブリッシング株式会社2005年創業。ビジネス、実用書を中心に取り扱う出版社。出版事業の他、文化人プロデュースやWEBサイト運営なども行う。代表者 : 代表取締役 高野 陽一所在地 : 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティW22階URL : 事業内容: 出版事業、文化人タレントプロデュース、富裕層向けコンサルティング、WEBサイト運営 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月27日ラグビー日本代表が帰って来た。『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』プール戦敗退に終わり志半ばでフランスを去った日本代表は悔しさをにじませながらも胸を張っていた。10月11日の帰国記者会見ではチームを代表して、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(JRFU)土田雅人会長、日本代表藤井雄一郎ナショナルチームディレクター(NTD)、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)、姫野和樹キャプテン、流大バイスキャプテンが登壇。会長とHCがあいさつした。土田会長「まず最初にラグビー日本代表を応援いただいたすべてのみなさんに御礼申し上げます。大会の結果はご存じの通り、日本代表はすべての試合に全身全霊で臨んだが、決勝トーナメントに進めなかった。プール戦2勝2敗という結果は悔しいものであり、日本代表の現在地として真摯に受け止めたい。本大会の総合的なレビューはこれから行うが、世界のラグビーで変化を感じる大会でもあった。日本ラグビー界が一体となってゴールを共有し、現在の課題に戦略的に臨むことで日本ラグビーの成長を加速させていきたい。本大会で見せた選手のハードワークに裏付けされた日本ラグビーの成長は誇り。選手たちを称えたい。姫野主将、流副将は本当に素晴らしい2019年からさらに成長した“OUR TEAM”を作ってくれた。ここまで日本を率いてくれたジェイミー・ジョセフHCには最大限の敬意を表したい。世界の頂点に立つことは夢ではなく目標であるとチームに見せ、エベレストの頂点に立つことへ導いてくれた。7年間本当にありがとうございます。私どもJRFUは再び『RWC』を日本に誘致し、ジョセフHC、選手が言っていた優勝することを目指して強化していく。日本はそれができると確信した大会でもある。ジョセフHCが7年間かけて築いてくれた礎をもとに日本ラグビーはさらに飛躍していきたい」ジョセフHC「たくさんのサポートをしてくれたみなさんにチームとして感謝している。選手はたくさんの犠牲を払ってやってくれた。選手たちを誇りに思う。最終的な結果は残念だが、アルゼンチン戦はタフな試合で選手たちがすべてを出し切ってくれたことを本当に誇りに思う。私は日本でたくさんのことを学んだ。コーチとして、選手として日本代表で戦ったが、ラグビーは日々変化するもの。そこで選手は日本代表で戦うことに尊重し、100%すべてを出して貢献してくれた。本当に頭の下がる思い。このリーダーたちとコーチとして関われたことをうれしく思う。また日本に戻ってきたら日本ラグビーに関わっていきたいし、日本を第2の故郷だと思っている」主将と副将はこのように総括した。姫野「リーチ(マイケル)さん、堀江(翔太)さん、田中フミ(史朗)さんから昔は『RWC』から帰って来ても誰もいなかったという話をたくさん聞いていた。空港にたくさんのファン、メディアがいたひとをうれしく思うし、自分たちの努力が着実に実を結んでいると思った。今回結果を残せず悔しく思う。主将として懸命にチームを導いたが、ベスト8に導けず力不足を感じる大会だった。ジョセフHCとの7年間は僕にとって貴重な時間、日本ラグビーとしても貴重な時間だった。ここまで引き上げてくれたジェイミーに感謝しているし、背中を押してくれたファンにも感謝している」流「僕自身2度目の『RWC』、今回バイスキャプテンとして臨み、結果的に2勝2敗。自分自身ケガをしたので悔いの残る大会になったけど、チームのことは誇りに思う。少しずつ日本ラグビーが強くなってこの2大会で6勝3敗。この勝率を少しずつ上げるために何が必要か日本ラグビー全体で考えていかないといけない。ジェイミーが7年間作り上げたこのチームを本当に誇りに思う。僕自身代表を引退する気持ちに変わりはない。これまで覚悟を決めて36試合に出場し、幼い頃から努力しここまでくることができた。日本代表がどれだけつらい場所で勝った時にどれほどうれしい場所か、選手やスタッフがどれだけつらいことをしているか誰よりも理解しているので、今後は日本代表のファンとしてサポートしていきたい」ラグビーワールドカップ2023フランス大会 日本代表帰国記者会見の出席者一同(「JAPAN RUGBY TV」より)会長に退任するHC、主将と代表を退く副将、それぞれの立場から今後の課題を語った。土田会長「(前任のエディー・)ジョーンズ、ジョセフのもと着実にチームは成長している。今回『RWC』を見て本当に変化している。ポルトガルも国を挙げて強化し始めた。世界中でどんどんレベルが上がっている中、日本のコーチ陣、スタッフ、主将、選手は世界レベルにあると思う。今回あと一歩及ばなかったが、ある意味トップ4に入る力はあるとワールドラグビーも見ている。(2019年大会後)欧州はテストマッチを進める中、南半球、とくに日本は(新型コロナウイルスによる)パンデミックの影響でテストマッチがストップしていた。岩渕(健輔)専務理事の尽力もあり、今年ハイパフォーマンスユニオンに入ることができた。来年もイングランド、オールブラックスと対戦する。ハイパフォーマンスユニオンに入ることによって、毎年レベルの高いテストマッチを組めると思っている」ジョセフHC「今の日本のラグビーは大学のシステム、企業スポーツのシステムがある。その中で4年間かけて代表チームを作っていかないといけない。トップ8、トップ4にいくためにはしっかり準備をしていかないといけない。それは今できていないと思うし、その答えを私は持ち合わせていない。姫野が(『スーパーラグビー』の)ハイランダーズ、松島(幸太朗)が(フランス『トップ14』のAMS・)クレルモンへ行ったように海外のクラブに行くということは素晴らしいことだが、それが答えではないと思っている。彼らのようなワールドクラスのたくさん作っていくことが必要だと思うし、彼らのような人材がコーチングスタッフに入ることも必要だと思っている」姫野「もっともっと強くなりたいという気持ちが強い。もっともっと日本代表を強くしたいという思いが強い。すごいポテンシャルがあるチームだと思う。ベスト4、優勝を目標に掲げられるチームだと思う。ベスト8を叶えられなかったが、もっともっと強くなると確信している。もっともっと強くなる環境を整えるなど、課題はたくさんがあるが、協会、ファン、選手が“ONE TEAM”になって、進めていきたい」流「選手のがんばり、現場のがんばりはこれ以上ないほどだと思っている。テストマッチの数や日本代表が強度の高い試合を増やすシステムを作っていく中で若い選手が成長できると思う。合宿ではこれ以上できないほど選手やスタッフはがんばっているので、仕組みを変えていくところは変えないといけない。直人や(李)承信、ワーナー(・ディアンズ)のように若い選手が海外のタフな環境に身を置くというのもひとつ。若い選手は高い志を持っているので、自分の気持ちに遠慮せずにどんどん挑戦していってほしい」ジェイミー・ジョセフHC (C)JRFUジョセフHCは7年間をこう振り返った。「2015年南アフリカに勝ち、そこから自分たちが自国開催の『RWC』に向けてチームを成長させて結果を出すことはできたと思うので、コーチングスタッフを称えたい。今回はコロナのパンデミックによって2019年にできた勢いが消え、コーチングスタッフも日本に来られず、来日しても数週間の隔離があった。本当に選手たちは大変だったと思う。選手もコロナにかかり、難しさがあった。今年の準備はよかった。自分たちのキャパシティを増やすことができた。ナントに来てから選手を見て、本当に素晴らしい準備をできたと思った。今はフランスから帰って来て本当に悔しい。ただ私はスポーツにはおとぎ話のようなハッピーエンドはないと思っている」7年間の一番思い出に指揮官は『RWC2019』でベスト8進出を決めたスコットランド戦を挙げた。「自分としての一番の思い出は2019年のスコットランド戦で勝利して準々決勝に進んだこと。たくさん思い出があり、ひとつを選ぶのが難しいが、あの時台風があり試合ができるかわからない中、選手たちは被害に遭われた方々にリスペクトを持って試合に向かったことを覚えている」今大会一番印象に残っているシーンを問われた姫野と流は?姫野「これというのは思い浮かばないが、『RWC』は特別な舞台。一つひとつのプレーを全力で戦ったので、これというのを決めるのは難しい。選手としてプレッシャーの中でプレーしたが、今思えば楽しかった」流「僕もプレーをひとつ選ぶのは難しい。アマト(・ファカタヴァ)のアルゼンチン戦のトライもすごすぎて言葉ができないほど素晴らしかったし、ジャック(・コーネルセン)がなかなか日の当たりないようなハードワークしてくれるからこそ日本代表のラグビーは回っていた。試合に出る出ないに関係なく、33人全員が役割を果たしたからここまで来られたと思う」アマト・ファカタヴァ(C)JRFU姫野は主将の重圧について明かした。「すごく自分にとっていい経験になったというのが感想。『RWC』は本当にプレッシャーがかかる。プレッシャーに負けそうになることもあったが、僕にはジェイミー、流、仲間がたくさんいる。主将として自分が愛する桜のエンブレムを引っ張れたことは最高に栄誉なことであり光栄なこと」さらに帝京大のふたつ上の先輩の代表引退を惜しんだ。「めちゃくちゃ寂しい。やっぱり大学から一緒にやってきて、流大のすごいところを知っているし、悪いところを知っているし、プライベートも知っているし、全部知っている。彼がいたからがんばれた部分もある。怒られることも多かったし、気を病んでいる時は背中叩いて前へ向かせてくれた。いつも先輩後輩というより友達みたいな関係だが、一番尊敬する先輩」流はふたつ下の主将の頼もしさを口にした。「姫野が主将として『RWC』を引っ張ったことを誇らしいし、立派な主将だと思う」また、流は自身のケガで急遽先発に回ったSH齋藤のパフォーマンスに太鼓判を押した。「本当に素晴らしいプレーをしてくれたと思う。僕がケガをしたのは関係なく、彼が日本の9番としてサモア戦、アルゼンチン戦をリードしてくれた。今年のオールブラックス15とのゲームでは彼の良さである思い切りの良さが出ていないように僕は感じたので、会話を重ねてあまり考え過ぎないようにすることが大事だと話した。サモア戦は直人がこれ以上ないプレーをしてチームを勝たせてくれたのは、昔の僕ならどこかで悔しい気持ちもあったと思うが、心の底からうれしいと思ったので、心置きなく引退できる。これから本当の意味で日本を引っ張っていかないといけない。福田健太という若いSHを含めて3人で引っ張ってきたが、次の大会はふたりが引っ張ってくれることを願っている」齋藤直人(C)JRFU藤井NTDには後任人事について、質問が飛んだ。「ほかの国のコーチのことをとやかく言うつもりない。次になった人がベストを尽くしてくれればと思う。いろんな報道があり、どこまで本当がわからないが、ただルールの中で気持ちよくHCができる人、選手もその人に付いていかないといけない。人物やふるまい、コーチひとりだけではなく、スタッフを含めてみんなで成長できる人をコンサルの方でしっかり選んでもらえると思う」『RWC2023』はここから決勝トーナメントに突入する。10月14日(土)にプールC1位・ウエールズ×プールD2位・アルゼンチン、プールA2位・ニュージーランド×プールB1位・アイルランド、15日(日)にプールD1位・イングランド×プールC2位・フィジー、プールB2位・南アフリカ×プールA1位・フランスが激突。14日(土)の2試合は日本テレビ系、15日(日)の2試合はNHK総合にて生中継。取材・文:碧山緒里摩
2023年10月12日10月8日に行われたラグビーW杯フランス大会の1次リーグ最終戦で、アルゼンチンに負けを喫し、姿を消した日本代表。’19年の日本大会に続く「ベスト8」を逃した悔しさが残るなか、’21年4月に引退した元ラグビー選手・五郎丸歩氏(37)の“持論”が波紋を呼んでいる(以下、引用は全て原文ママ)。五郎丸氏は9日に更新したXで、日本ラグビーフットボール協会の公式アカウントによる松田力也選手(29)のファンに向けたメッセージ動画をリポスト。その際、《日本のラグビー界は日本人キッカーでないと務まらない!彼はそれを最も体現してくれた選手です。お疲れ様。そしてありがとう》と、キッカーを務めたエースに労いの言葉を添えていた。だが「日本のラグビー界は日本人キッカーでないと務まらない」との主張に、《ん?日本代表は皆さん日本代表んんん???》《ラグビー日本代表で頑張っている外国人選手への露骨な差別。よくこんなことを拡散できる!》など疑問を抱く声が上がっていた。その後も《今大会改めて感じたことは、選手やコーチ・スタッフの努力や犠牲心だけでは、ここが限界だということ。大きな仕組みを変えない限りこれ以上の発展は日本ラグビー界にはない》など、率直な感想を綴っていた五郎丸氏。だが批判が寄せられていたためか、11日にXで400字あまりに及ぶ長文を投稿。’15年のW杯に出場した経験を引き合いに出し、こう釈明したのだった。《国籍による代表資格ではなく、その国の競技者に代表資格を与えてきたラグビーという競技。だからこそ多様性が求められる社会とラグビー界が交わり認知されてきた部分もある。その中でも外国籍の選手のおかげだけで勝ったと、今でも感じる人はいる。だからこそ100パーセント日本人である自身がキッカーとして、一選手として、多様なルーツを持つラグビー日本代表で結果を出さなくてはいけないという強い意志をもちW杯を戦った。あれから8年何が変わったのか。まだまだ認知が足りない中で、日本人という文句のつけようのない人間が世界の舞台で活躍し、世の中を少しでも変えてほしいと感じることが差別だとは到底考えられない。私は常に代表を背負う人間に、国籍やルーツなど関係ないと確信している。自国の代表を選ばず日本を選んだのだから。自分自身の国籍やルーツを、ラグビーという競技を通じて深く考えさせてくれ、多様なルーツを持つ仲間とぶつかり合いながらも一つの目標に歩む喜びをラグビー日本代表は教えてくれる》今大会では日本代表の選手33人のうち16人が外国出身の選手だった。「オリンピックやサッカーW杯では、“日本代表=日本国籍を有する選手”と定められています。しかしワールドラグビー(国際統括団体)では、『その国・地域で出生』『両親または祖父母のうち1人がその国・地域生まれ』『当該国の代表になる直前まで60ヶ月間(5年)連続で居住している』『通算10年以上、当該国に住んでいる』を代表資格の条件に規定。ただ、なかにはリーチ・マイケル選手(35)のように日本国籍を取得している選手もいます」(スポーツ紙記者)そんな国際色豊かなラグビー界を讃えつつも、同時に“日本人の活躍”を主張した五郎丸。コメント欄には《全くその通りだと思います!》と理解を示す声が上がるいっぽう、異論を呈する声も相次いでいる。《100パーセント日本人である自身がキッカー これそんな強調するとこなのですか それ以外の選手が聞いたらどう思うんでしょう。人種や民族でなく成果を出せる人がキッカーになればいいとしか》《この内容にも矛盾がありますし、前回のもそういう書き方ではなかったですよ。「日本のラグビー界は日本人キッカーでないと務まらない!」とは「外国人キッカーでは務まらない」としか解釈のしようがないですから。国籍が関係ないと書きながら、、やっぱり残念ですね。。》《五郎丸の一連のツイート、外国人頼みだとかこんなの日本代表じゃないとか散々言われ続けてきたことへの反発から来てるのは分かるけど、「100パーセント日本人」「日本人という文句のつけようのない人間」という言葉のヤバさを分かってないのはあかん》《文章が分かりづらいので、何が言いたいのか100%理解できているかわかりません。ただ、前の発言と合わせて、とてもがっかりした気持ちになりました》
2023年10月11日8月~9月に行われたバスケットボールワールドカップで3勝を飾り、見事パリ・オリンピックへの出場権を得た男子日本代表。チームを率いるトム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)は、論理的でありながら熱く魂のこもった言葉でチームをまとめあげた。これまでの発言を振り返り、ホーバスHCの言葉の力を解き明かす。ホーバスHCの考え方がわかる7つのキーワード。信じています選手の可能性を誰よりも信じているのがホーバスHC。男子の前に率いた女子日本代表選手たちは「トムさんは選手本人よりも選手の可能性を信じている」と言っていたほど。指揮官と選手が信頼関係を築くことで、自信を持てなかった選手たちが前向きに挑戦するようになり、上達していった。スーパースターはいないけどスーパーチーム女子日本代表が大躍進をして東京オリンピックで銀メダルを獲得した直後の会見で、報道陣に「五輪での日本はどんなチームでしたか?」と聞かれ、ホーバスHCが表現した名言。ホーバスHCは特別なエースは作らず「全員がファーストオプション」という考えでチーム作りをする。この目標にコミットしますか?男子はW杯で「アジア1位になってオリンピック出場」を目指し、女子は東京五輪で「金メダル」の目標を掲げて強化合宿をスタート。ホーバスHCは集合した初日に選手全員と目標を共有し、一人一人に「この目標にコミットしますか?」と確認する儀式を行う。練習で甘いところが出た場合、「あなたは目標にコミットすると言ったのに、なぜそれをしないのですか」と、原点を思い出させ、奮い立たせている。目標達成のためには「毎日ステップアップすることが大切」とホーバスHC。気持ちで絶対に負けたらダメサイズの小さい日本が気持ちで負けたらそこで試合が終わってしまう。サイズやフィジカルのハンデがあろうとも、戦う気持ちだけは負けてはならないと選手を奮い立たせ、原点を思い出させる言葉。「気持ちで負けない」を象徴する日本のプレーは、常に足を動かし続けること。ヘッドダウンしないで試合中、劣勢で弱気になっているとき、または、試合中でなくても立ち向かう気力がないときに「あきらめるな(頭を下げないで)」と選手を叱咤激励するときの言葉。小さいからできないは好きじゃないバスケットボールは身長の高い選手が有利なスポーツ。日本は男子も女子も世界の中では平均身長が低いが、それでも勝つ方法はあるはずだと、小さい日本人選手に合った戦術を考え、勝つためのマインドセットを作ってチャレンジするのが闘将トム・ホーバス。もっと熱く女子日本代表が「チームで一番熱いのはトムさん」と語るほど熱血漢なホーバスHC。試合ではハングリーに熱い気持ちを出して戦ってほしいと願うホーバスHCが、選手に要求するときにかける言葉。W杯で大逆転勝利を収めたベネズエラ戦、4Qにチーム最年長の比江島慎が大爆発したときは「マコが熱くなってくれた」と表現。「もっとできる、もっと熱く」と発言することも多い。「信じている」と伝えることが、成長への一歩になる。この夏、沖縄で開催されたワールドカップにてアジア内1位の成績を収め、パリ・オリンピックの切符を獲得したバスケットボール男子日本代表。48年ぶりとなる自力出場をつかんだ背景には、アメリカ人指揮官の卓越したリーダーシップがあった。その名はトム・ホーバス。一昨年の東京オリンピックで女子日本代表を銀メダルに導いたことでも知られる闘将だ。現役時代は日本をはじめ10数年にわたって選手として活動し、その当時に日本人女性と結婚したことから、日本語が堪能。Wリーグの強豪JXサンフラワーズ(現ENEOSサンフラワーズ)のHCや女子代表のAC(アシスタントコーチ)を経て、’17年から女子代表のHCとして采配をふるってきた。もともと、世界大会では存在感を示していた女子バスケだが、最後は欧米諸国の高さの前に敗れてきた歴史がある。その壁を一気に破って銀メダルに到達したのは、3ポイントシュートと機動力という、日本人特有の良さを前面に押し出す戦略を徹底したからだった。女子バスケで結果を残した後は、手腕を見込まれて男子代表のHCに就任。ホーバスHCは男子にも3ポイントシュートとスピーディさを生かした走るバスケを導入。ただ、男子は女子以上に世界とフィジカルの差があるため、今までよりも攻撃回数を増やし、ディフェンスをアグレッシブにすることを徹底させた。その結果、男子代表も先日のワールドカップで史上初となる3勝をもぎ取り、アジア1位の座へと躍進したのだ。男子でも、女子でも結果を残すホーバスHCが、日本のバスケを指導するうえで何より変えたかったのが「自信のなさ」。日本人選手の場合はどうしても体格差で尻込みしてしまう傾向があったからだ。そこで着手した改革が目標を共有すること。女子でいえば「五輪で金メダル」であり、男子では「アジアで1位になること」である。練習中に選手が弱気な姿勢を見せれば「あなたはこの目標にコミットしたのに、なぜ向上心を持ってやらないのですか?」と問いかけて原点を見つめさせた。この場合のコミットとは「責任を持って約束する」を意味する。目標達成のために突き進む組織には、一人一人の責任と役割があるもので、ホーバスHCはその意識を植えつけたのである。それでも、世界の強敵に立ち向かうには、時には弱気になることだってある。そんなとき、選手を奮い立たせる言葉となったのが「信じています」というフレーズだ。ホーバスHCは「信じる」の神髄をこのように語る。「『信じている』という言葉はとても深いです。チームを成長させられない場合はコーチにも問題があります。『信頼関係が大事』と口だけで言っても選手はついてきません。僕の仕事は、選手一人一人の良さを引き出してステップアップさせること。そうすることで選手は僕を信じてくれて、自分の可能性を信じることができ、自信がついていくことで強くなるのです。でも、自分の可能性を信じていなければ何も始まりません。だから簡単な言葉だけど、とても深いです」指揮官の言葉を一番近くで聞き、その思いを選手にストレートに伝えているのが、男子代表の通訳を兼任する勝久ジェフリーAC。彼もまた、ホーバスHCが持つ言葉の力に魅了され、チームの成長を支えてきた一人だ。「トムさんは選手にとって必要なことをストレートに指摘します。選手たちができると信じているからこそ厳しく目標を追求するのです。日本にはスーパースターはいないので、トムさんは全員を平等に競争させて成長させます。そこに一切のブレがないので選手は信頼するのでしょう。厳しく追求したその先に待っていた、目標にたどりついたときの選手たちのうれしそうな表情を僕は忘れません」ホーバスHCの言葉に宿る力の源は、選手一人一人の可能性を信じる愛からきているのだ。小永吉陽子スポーツライター。『月刊バスケットボール』『HOOP』編集部を経て、2002年よりフリーランス。日本代表、Bリーグ、Wリーグ、学生バスケなど幅広く原稿を執筆。『anan』2023年10月11日号より。写真・©JBA文・小永吉陽子(by anan編集部)
2023年10月07日ベスト8進出か、プール戦敗退か。勝つか、負けるかですべてが決まる。トライ数もボーナスポイントも他会場の結果も関係ない。日本代表か、アルゼンチン代表か。10月8日(日)・ナントで1点でも多くスコアしたチームが『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』プールDを突破するのだ。ともにここまで2勝1敗である。日本は12-34、アルゼンチンは10-27でイングランドには敗れたが、チリ戦は日本が42-12、アルゼンチンが59-5でボーナスポイントを得て完勝した。サモアには日本は28-22、アルゼンチンは19-10とヒヤリとさせられながらも白星を獲得した。勝点は同じ9。日本が82得点68失点9トライ、アルゼンチンは88得点42失点10トライ。ほぼ同じような数字が並ぶが、ディフェンスの堅さでアルゼンチンが上回る。アルゼンチンはブレイクダウンの出足が鋭い。ゴール前に迫れば、FWがフィジカルを生かして近場を攻め込んでいく。相手が近場を固めれば、WTBエミリアノ・ボフェリ&マテオ・カレーラス、FBフアンクルス・マリアらトライゲッターへ展開する。相手ボールであってもサポートが少しでも遅れれば、ボールを確保。ターンオーバーからのカウンターを狙ったり、PGで3点を加点する。セットピースも強い。ラインアウトからドライビングモールをぐいぐい押し込んでいく。スクラムでペナルティを奪えば、距離が長かろうが、迷わずショットを選択。WTBエミリアノ・ボフェリやSOニコラス・サンチェスというキックの名手たちはハーフウェイライン手前からも果敢にPGを狙ってくる。実績も十分だ。前回大会で初めてベスト8入りした日本に対して、アルゼンチンは8強2回、4強2回、最高位は3位である。2020年『ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)』でニュージーランド代表から25-15と歴史的初勝利を成し遂げた。その後オールブラックスに3連敗を喫したが、昨夏の『TRC』では25-18で2勝目をマークした。姫野和樹(右から2人目)(C)JRFU日本代表も昨秋国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2022』でNZに肉薄した。前半から3トライを畳み掛けられるも、37分SO山沢拓也のドリブルトライで反撃開始。前半の内にもう1本返すと、56分にはLOワーナー・ディアンズがキックチャージから独走トライ。66分にLOプロディー・レタリックが退場となり、79分にFL姫野和樹がねじ込んだ。しかし、NZが最後PGを決めて31-38。大逆転劇に向けて、チャンスは広がったが、大金星は指の間からするりとこぼれ落ちた。アルゼンチンはオールブラックスに勝利したことがあり、日本は惜敗どまりだった。しかも、アルゼンチンは2勝。この差はとてつもなく大きい。ここまでアルゼンチンの強さばかり並べてきたが、付け入る隙がないわけではない。アルゼンチンはもともとペナルティが多く、ハイタックルへの厳罰化でカードを受ける危険性をはらんでいる。そして何より、日本代表がベストゲームを展開すれば、決して勝てない相手ではない。ご存じ通り『RWC2015』で日本は南アフリカ相手に34-32でブライトンの奇跡をやってのけ、『RWC2019』でもアイルランドを向こうに回し18-12の静岡ショックを演じた。南アもアイルランドもV候補だが、アルゼンチンは第2グループである。世界ランキングを見ても、アルゼンチンは9位、日本は12位だ。日本にとってアルゼンチンは格上だが、手の届かない相手ではいない。レメキ ロマノ ラヴァ(C)JRFU問題は日本がベストゲームから遠ざかっている点にある。9月9日の初戦・チリ戦では後半にいいパフォーマンスを披露したが、相手は初出場の国。LOアマト・ファカタヴァが2トライ、SO松田力也が6本中6本のコンバージョンキックを決める活躍を見せたが、内容的には及第点といったところか。続く9月17日・イングランド戦は善戦したのは後半15分まで。開始早々WTBセミシ・マシレワの負傷交代もFBレメキ ロマノ ラヴァが好フォロー。54分松田のPGで12-13に迫るも、2分後の自陣深くでの相手のアタックでパスが頭に当たり、ノッコンかとセルフジャッジで一瞬足が止まったアンラッキーなトライから突き離されて、結局12-34に終わった。9月28日・サモア戦も後半20分からの勝負の時間帯で雲行きが怪しくなった。先発予定だった流大が急遽メンバーから外れたが、SH齋藤直人が見事なゲームコントロール。攻めてはFLリーチマイケル&ピーター・ラブスカフニ、NO8姫野和樹のバックローが揃い踏となるトライを決めれば、松田のショットはこの日も好調。守ってはフィジカルを前面に押し出すサモアのアタックを最後まで規律を保って防いでいた。47分相手がレッドカードを受け、数的有利の中56分松田がとどめのPGを決めて25-8。勝負ありと思われたが、ラスト20分にサモアの猛攻にさらされた。モールで前へ前へ押され、ラックから素早い連続攻撃を徹底されると徐々に後手に回り2トライを献上。それでも最後は28-22でゲームを切ったのだった。会心のゲームがなくても『RWC』で2勝1敗の結果を残すことができるのは、日本に地力が付いてきたことにほかならない。だが次戦の相手・アルゼンチンは持っているものをすべて出さないと勝てない相手である。FWは攻守に奮闘しているが、後半勝負どころでのディフェンスのほころびが気になる。サモア戦を分析したアルゼンチンはモールやラック周りから勝機を見出してくるだろう。また日本が苦手とするキックチェイスはアルゼンチンが得意するところだ。そうした不安視する声を、ディフェス担当のジョアン・ミッチェルACは「(サモア戦の)終盤でラック周辺で攻撃を仕掛けてきて、サモアが勢いを付けた。ひとり目のディフェンスのタックルに修正が必要だが、それは簡単なこと。試合の大半を私たちが支配していた」と一蹴する。課題はディフェスだけではない。何より待たれるのがスピーディにパスを展開するジャパンラグビーの実現である。WTB松島幸太朗もFBレメキもゲインメーターを稼いでいるが、バックスリーのトライはチリ戦でのWTBジョネ・ナイカブラの1本にとどまる。アルゼンチン戦に向けて、松島は「チームが勝てればそれでいい」としながらも、「トライはひとつくらいとりたいかな」と本音を覗かせた。待望されるのは、バックスリーのトライラッシュだ。ジャック・コーネルセン(C)JRFU天国と地獄、明暗が分かれるアルゼンチン戦を前に選手たちはこのように意気込みを語った。姫野主将「サモアのフィジカルに後半やられてしまった部分もあるので、次のアルゼンチン戦ではそのムラをなくしていきたい。大一番になると思うので、いつも通り自分たちのやることにフォーカスして準備したい」LO/FLジャック・コーネルセン「セットプレーがかなり重要になる。相手の強みはセットプレーを起点としたものなので、そこで相手に圧をかけ、勢いを与えないこと。相手がやりたようなゲームを展開させないことが大事。アタックのチャンスが訪れた時は、自由にプレーしてジャパンラグビーを展開し、相手を退かせたい」ディアンズ「すごいパッションのある、フィジカルなチームなのでタフな試合になると思う。ディフェンスして、ターンオーバーをさせ、日本のラグビーをすれば大丈夫だと思う。LOとしてスクラムの仕事はいっぱいあるが、この『RWC』で集中しているのは、タイトファイブだけではなく、FLも入れてフロントローの姿勢をキープすること。プレッシャーをかけられる時に、重心を下げないことで自分たちのいいタイミングでヒットができると思う」松田「いつも通り自分たちがやってきたことを出すだけだと思っている。それをやるために冷静に、まずは楽しむということを第一に考えてやりたい。チームが勝つことを一番に考えているので絶対勝ち、ベスト8に行くこと。この舞台で10番として試合に出て、チームに貢献するということを2019年が終わった後から強く思ってやってきた。それがいい形で今、セットアップできていると感じている。3試合終わって全勝したわけではないし、サモア戦も苦しい展開になったが、しっかり勝ち切ることができたというのは自分自身も、チームにもいい自信になって次のアルゼンチン戦に臨めると思う。自分たちがやってきたことをしっかり出せれば、どこの国にも負けない。自分たちの準備に対する姿勢であったり、ラグビーに対する理解度は世界でもいいものを持っていると思うので、それを結果で証明したいと思う」松島「アルゼンチンもかなりプレッシャーをかけてくると思うので、そこを受けずに自分たちからプレッシャーをかけていきたいと思うし、ベスト8というよりもまずは目の前のアルゼンチン戦へ向けて、もっと精度を高くしてやっていきたい」松田力也(C)JRFU日本×アルゼンチンの通算対戦成績はアルゼンチンが5勝1敗と大きく勝ち越している。直近のゲームは2016年11月・秩父宮ラグビー場での『リポビタンDチャレンジカップ』。ジョセフHCの初陣となったゲームである。今大会もアルゼンチンのメンバーに入っているSOサンチェスが2トライ5ゴール3ペナルティゴールで29点叩き出し、WTBマティアス・モロニも2トライをマークするなど54-20の完敗を喫したのだった。果たして、日本が2大会連続ベスト8を決めるのか、アルゼンチンが2大会ぶり5度目となる決勝トーナメント進出を遂げるのか。『RWC2023』フランス大会・日本代表×アルゼンチン代表は10月8日(日)・ナントにてキックオフ。試合の模様は日本テレビ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年10月06日ワールドカップバレー男子大会が開幕!男子日本代表(龍神NIPPON)で注目のエースとして活躍する髙橋藍選手に行った2022年のインタビューをまとめました。「緊張しい」が、世界の舞台へ。初めて日本代表に選ばれたのは’20年。昨年、1年遅れで開催された東京五輪に、バレーボール男子日本代表史上最年少の19歳で選出され、全試合に先発出場する。安定感抜群のサーブレシーブ、スピードあふれるバックアタックなど持ち味を存分に発揮し、日本の29年ぶりのベスト8進出に貢献した。大舞台で楽しそうに躍動する新星は多くの人を魅了し、日常は一変する。籍を置く日本体育大学のキャンパスに行くと、彼目当てに学生が多数集まってしまうため、授業はオンラインで受講。取材依頼が殺到し、SNSのフォロワーは激増。海外からも注目され、今やインスタグラムのフォロワー数は110万を上回る。この1~2年での変化は「想像をはるかに超えています」と苦笑するが、それを楽しんでいる様子だ。「世界で応援してくれる方々が増えていくのは、すごくやりがいを感じます。もっと自分の成長を見てほしいと思うし、影響力も持っているということなので、プレーを磨くのはもちろん、発信にも力を入れていきたい。多くの人に期待される分、強くならなきゃいけないというプレッシャーもありますが、頑張るモチベーションになります。いいプレッシャーは、自分がレベルアップするために必要な要素だと捉えています」言葉の一つ一つにポジティブでまっすぐな人柄がにじむ。そう伝えると、「ポジティブでないと、やっていけないですから(笑)」と返ってきた。でも、実は高校2年生の頃まではネガティブ思考だったのだとか。「自分に自信がなくて、めちゃめちゃ緊張しいで、試合前にオエッとなるほどでした。2年でエースになり、チームを引っ張る立場になったときに、自分が得点を決められなくて、壁に当たって、悩んで…。でも悩んだ末に、『世界の中で考えたら、俺のこんな緊張なんかちっぽけやな』と思ったんです。そうしたらスッとラクになった。それから何でもポジティブに考えるようになりました」ジャケット¥61,600シャツ¥30,800パンツ¥35,200(以上ウェルダーinfo@wellder.jp)靴はスタイリスト私物※ 『anan』2022年11月2日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・ダヨシヘア&メイク・村田真弓取材、文・米虫紀子(by anan編集部)※ 2022年10月30日配信目標は明確。五輪の金メダル。「昨年は、代表チームでは周りに引っ張ってもらっているという意識が強くて、(得点源の)石川(祐希)選手や西田(有志)選手が攻撃に集中しやすいように、僕はスパイクよりまず守備で縁の下から支えようと考えていました。でも今年から自分に求めているのは、チームのもう一つの軸になること。頼れる場所が増えるほどチームは強くなっていくので、ここぞという場面でトスを託してもらえる選手になっていかないと。世界選手権ではその一歩を踏み出せたんじゃないかなと思っています。試合の中で修正して、ギアをもう一段上げる力がついてきたとも感じています。5セット目にセッターの関田(誠大)選手がトスを持ってきてくれたのも、『こいつなら試合中にパフォーマンスを上げて、最後やってくれる』と信じてくれたからだと思うんです。昨年はすぐに代えられていた場面でも、今年は代えられなかった。立て直せる選手だと、フィリップ・ブラン監督含めチーム全体が感じてくれたのかなと。だから最後までコートに立たせてもらえた。昨年はなかったその信頼を今回築けたことは、本当にプラスでした」攻撃面で成長し、強みであるサーブレシーブは相変わらずチームを支えている。日本は6~7月のネーションズリーグで過去最高の5位となり、世界ランキングも11位から7位に上昇した。目指すものは明確だ。「目標は’24年のパリ五輪でメダルを獲ること。あと2年で手が届くところまで来ていると感じています。そして、一人の選手として名を残せる、世界中に見てもらえる選手になることですね。僕は今までにいなかったような選手になりたいんです。レシーブができて、スパイクが打てて、オールラウンダーとして高いレベルですべてこなせた上で、バレー以外の面でもSNSやメディアを通して、ファンの方々や子供たちへの発信にも力を入れる。子どもたちが僕をきっかけにバレーを始めてくれたり、自分のようなプレーヤーを目指してくれたら嬉しい。誰もができることではないと思っているので」21歳でそんなことまで…。視野の広さと意志の強さに驚かされる。ジャケット¥61,600シャツ¥30,800パンツ¥35,200(以上ウェルダーinfo@wellder.jp)靴はスタイリスト私物たかはし・らん2001年9月2日、京都府生まれ。ポジションはアウトサイドヒッター。小学2年生のときに兄・塁の影響でバレーを始める。イタリアでの楽しみはカルボナーラと観光。※ 『anan』2022年11月2日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・ダヨシヘア&メイク・村田真弓取材、文・米虫紀子(by anan編集部)※ 2022年10月30日配信パリへの道を掴め!ワールドカップバレー2023に出場する全8か国中、上位2位以内がパリへの切符を獲得します。もし届かない場合でもチャンスはあり、2024年6月時点の世界ランキングによって出場国が決まります。龍神NIPPON、火の鳥NIPPON(バレーボール女子日本代表の愛称)を応援しましょう!まとめ構成・小田原みみ
2023年09月30日ラグビー日本代表の稲垣啓太選手の妻で、モデルの稲垣貴子さんが、2023年9月29日にInstagramを更新。フランスで開催中のラグビーワールドカップで日本が2勝目をあげた、サモア戦後の『夫婦ショット』を公開し、話題を呼んでいます!ラグビー稲垣啓太の『夫婦ショット』に「最高です」日本時間の同日未明に行われた1次リーグD組の第3戦で、サモアを破った日本代表。2大会連続の決勝トーナメント進出に大きく近付きました。貴子さんは、「選手、スタッフのみなさん、ご家族、ファンのみな様、すべてがワンチーム!!改めてそう強く感じた瞬間でした」とつづり、日本の勝利を祝福。投稿された写真では、『笑わない男』として知られる稲垣選手が、妻の肩を抱きながら柔らかい表情を浮かべています!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Kiko Inagaki(@kikoarai)がシェアした投稿 また、稲垣選手が客席にいる貴子さんにハグをしてグラウンドへと向かう姿や、遠くから撮影しているカメラに気付いた稲垣選手がサムズアップをするおちゃめなシーンも公開。夫婦愛があふれる投稿には、「まじで素敵な夫婦」「最高です」など2人をうらやむ声が相次ぎました。・2人の絆を見せていただき感謝です!優しいハグで、号泣してしまいます…。・親指を上げるところ!これは貴子さんでないと撮れないですね。・嬉しい動画をありがとうございます!応援でお疲れでしょうから、少しでも身体を休めてくださいね。今大会でも数々の活躍を見せている稲垣選手ですが、その裏には妻である貴子さんのサポートがあるのでしょう。「次も全力応援です!!」と次戦への意気込みを見せている貴子さんの応援は、稲垣選手にとって大きなパワーとなるはず。稲垣選手の今後の活躍から、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2023年09月29日今年6~7月に開催されたバレーボールの国際大会・ネーションズリーグで、男子日本代表は3位となり、主要な世界大会では実に46年ぶりとなるメダルを獲得した。東京五輪で29年ぶりの準々決勝進出、昨年のネーションズリーグで5位と、着実に世界のトップに近づいていたが、今年ついにメダルに手が届いた。それでも大会後、石川祐希主将は「ネーションズリーグが今季の僕たちの一番の目標ではない。まだ先がある」と気を引き締めた。今年最大のミッションは、五輪予選でパリ五輪の切符を獲得することだから。五輪予選は世界3か所で行われ、日本ラウンドには世界ランキング2位のアメリカや欧州の強豪スロベニア、セルビアなど8か国が集まり、出場権を与えられるのは上位2か国のみ。ランキング5位の日本といえど厳しい戦いになる。今回出場権を得られなかった場合も来年6月の世界ランキングにより出場できる可能性はあるが、パリでのメダル獲得を狙う日本は、今年出場権を獲得し、万全の準備を整え五輪に臨みたい。今の日本代表はタレント揃いで史上最強の呼び声も高い。中心は主将でエースの石川。ネーションズリーグでは全選手中トップの275得点を挙げ、特にファイナルラウンドでの勝負強さとキャプテンシーが光った。その対角に入る22歳、髙橋藍も成長著しい。得意の守備に加え、攻撃力も向上し、ネーションズリーグでは石川に次ぐ得点源に。オポジットの西田有志は不調に苦しんだが、8月のアジア選手権で復活。五輪予選では本来の爆発力を発揮してくれるはず。もう一人のオポジット・宮浦健人も海外リーグを経験してスケールアップし、頼れる存在になった。かつてない高さを備えるミドルブロッカー陣の得点力も年々アップ。その攻撃陣を操るセッターの関田誠大や、守備の要・山本智大は世界トップレベルの実力者だ。結果を求められる五輪予選だが、「日本のバレーはすごくディフェンスが良くて、ボールがつながるというところが魅力だと思いますし、攻守どちらも精度が高く、迫力あるスパイクも打てる。見てもらう方々にすごく楽しんでもらえると思います」と髙橋は言う。強く、面白いバレーで、五輪切符を獲りにいく。日本を世界レベルに引き上げた絶対的エース&イタリア経験を糧に急成長。日本に欠かせない22歳写真左・石川祐希選手(パワーバレー・ミラノ)大学在学中から世界最高峰のイタリア・セリエAでキャリアを重ね、世界トップレベルのアウトサイドヒッターに成長。抜群のキャプテンシーで日本を牽引する主将。写真右・髙橋 藍選手(日本体育大学)持ち前の守備力を武器に19歳で東京五輪に出場。その後イタリア・セリエAでプレーし攻撃力、経験値を磨き存在感を増した、成長著しい若きエース。多彩な攻撃陣の力を最大限に引き出す絶対的司令塔関田誠大選手(ジェイテクトSTINGS)相手を鋭く観察しながらクイックを大胆に使う巧みなトスワークは秀逸。正確なトスでスパイカーを生かし、勝利に導く司令塔。鉄壁の守備で支える日本の守護神山本智大選手(パナソニックパンサーズ)海外勢の強烈なスパイクもことごとく拾い、ネーションズリーグではベストディガーに輝いたリベロ。愛嬌あふれる表情にも注目。FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー 2023 男子大会日程:9月30日(土)~10月8日(日)会場:国立代々木競技場 第一体育館参加チーム:日本、アメリカ、スロベニア、セルビア、トルコ、チュニジア、エジプト、フィンランドフジテレビで日本戦全7試合を地上波独占生中継※『anan』2023年10月4日号より。写真・Getty Images取材、文・米虫紀子(by anan編集部)
2023年09月28日ここからは負けたら終わりのサバイバルマッチである。プール戦であって、KO方式のトーナメントの様相を呈している。残り2試合、日本代表は『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』ベスト8入りへ勝ち続けるのみだ。プールDはイングランド代表が3戦3勝で決勝トーナメント進出をほぼ手中に収め、実質残りはひと枠。日本代表、サモア代表、アルゼンチン代表が1勝1敗で三つ巴の戦いを繰り広げている。机上の空論では日本が次戦・サモアにもし負けたとしても、最終戦でアルゼンチンに勝てば2大会連続ベスト8の可能性を残す。しかし、2勝2敗での勝ち抜けはボーナスポイントや他チームのスコアも絡んでくる。結局は捕らぬ狸の皮算用でしかない。サクラのジャージーをまとう面々は2連勝での1次リーグ突破しか見ていないことだろう。9月26日、試合登録メンバー発表記者会見の席で、No8姫野和樹主将は次のようにキッパリ。「この試合がデスゾーンとなるのはわかっていた。厳しい戦いになるが、準備をしてきたので自信はある。リフレッシュする時間もあったので、うまくいっている。サモアのレベルは上がってきている。経験と当たり負けしない強さがあり、ゲームコントロールもうまい。しかし、我々にはこの試合に勝つゲームプランがあるので、それを信じて100%で遂行する自信がある。集中して、苦しい時にコミュニケーションを取り、ぶつかり合いで勝つためにダブルタックルをしなくてはいけない」レメキ ロマノ ラヴァ(C)JRFUイングランド戦で開始早々WTBセミシ・マシレワの負傷退場によって急遽出番が回ってきたにもかかわらず、出色のパフォーマンスを見せたレメキ ロマノ ラヴァは今回スタメンに名を連ねた。FBとして最後尾から戦況を睨むレメキはサモアをこう分析した。「前の試合(アルゼンチン19-10サモア)を見ていて、キックが良ければサモアは勝てたと思う。FWを使い過ぎていた。我々はFWのエネルギーをセーブしたいので、相手の22mエリアに入る時以外は同じことをしたくない。自分の最大の役割は、冷静さを持つこと。私はただ攻撃するタイプではないので、我慢強さを出してキックを使ってテリトリーを狙っていきたい」ジェイミー・ジョセフHCはレメキへの信頼を口にした。「レメキは長い間あのレベルでプレーしていなくて難しい試合だったにもかかわらず、いいプレーをしてくれた。次の試合でも彼はまた同じようなプレーができると確信している」また指揮官は今回リザーブにSO李承信を並べた意図を説明した。「さまざまな理由からベンチに10番のスペシャリストを置かないことにしている。しかし、この試合は承信のためのテストマッチだと考えている。彼はこれまでチームのためにとてもいいプレーをしてきたし、まだ若い。ほかの若い選手たちがそうであるように一度悪いパフォーマンスをしたからといって悪い選手というわけではない。彼には立て直す機会を得る必要がある。承信はここ数週間、試合の準備において多くの成長を示した。接戦になると思うので、結果を出すには23人全員の力が必要」李承信(C)JRFU9月17日、日本の第2戦・イングランド戦は善戦と見ることもできるし、完敗ととらえることもできる。後半15分までSO松田力也が4本のPGを成功させて12-13と1点差に食らい付いたが、自陣深くのディフェンスで相手のパスが頭に当たり、日本代表の選手たちがノックオンとセルフジャッジし一瞬足が止まった。このわずかな隙にそのままトライを奪われる不運が勝負の分かれ目となり、さらに後半勝負の終盤にイングランドに2本のトライをまとめられて12-34。昨秋コテンパンにやられたスクラムではほぼ互角に組んだものの、警戒していたハイパントから連続攻撃を許し、マイボールラインアウトをミスしてトライにつなげられるなど、イングランドのプレッシャーにさらされた。次のサモア戦でもセットピースが鍵となるだろう。フィジカルで勝るサモアはラインアウトからのモールやスクラムなど、FWがフィジカルでぐいぐい押してくる。しかもフィジカル一辺倒ではない。『RWC2019』ではオーストラリア代表として出場したSOクリスチャン・リアリーファノがゲームをコントロールする。36歳となったばかりの熟練の司令塔に、セイララ・マプスアHCも「クリスチャンはワールドクラスのプレーヤーであり、チームにとって非常に貴重な選手。私たちはクリスチャンが何をできるかをよく知っている。成果が出せない時間もあるかもしれないが、彼を支えるためにほかの14人の選手がフィールドにいるので問題はない。私はクリスチャンをあらゆる点で信頼しているし、チーム全体が彼を100%信頼している。クリスチャン自身もまたフィールドに戻り、力強いパフォーマンスを見せることを待ち望んでいると思う」と全幅の信頼を寄せる。さらにマプスアHCは2か月前のゲームとは全く別の戦いになると語った。「日本も私たちのチームも改善した。7月に対戦した時から両チームともレベルアップしているので、あの時の試合内容や結果はあまり参考にならない。全く違う試合になると思うし、両チームともかなり強くなっていると思う。私たちは日本の強みであるスピードと決して諦めない姿勢を警戒している。彼らのプレーは技術的な精度が高い。それらの強みに対抗して、私たちは基本に忠実でフィジカルを生かしたプレーを実現することを目指している。日本がかけてくるプレッシャーを確実に吸収できるようにしたい。逆に私たちが日本に同じくプレッシャーをかけるつもりだ」クリスチャン・リアリーファノ(C)WORLD RUGBY/Getty Images両チームの試合登録メンバーは以下の通り。【日本代表】1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)512堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)743具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)274ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)185アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)56リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)827ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)178姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)309流大(東京サントリーサンゴリアス)3610松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3511ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)612中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3713ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1614松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)5315レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)1816坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3917クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1518ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)2819ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)920下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)421齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)1722李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)1023長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6※所属チームの後の数字は代表キャップ数。【サモア代表】1ジェームズ・レイ2セイララ・ラム3ポール・アロエミレ4クリス・ブイ5セオドア・マクファーランド6タレニ・セウ7フリッツ・リー8サージョーダン・タウファ9ジョナサン・タウマテイネ10クリスチャン・リアリーファノ11ベン・ラム12アライディアンジェロ・レウイラ13トゥムア・マヌ14エド・フィドウ15ダンカン・パイアアウア16サマ・マロロ17ジョーダン・レイ18マイケル・アラアラトア19スティーブン・ルアトゥア20アラマンダ・モトゥンガ21メラニ・マタバオ22ネリア・フォマイ23ダニー・トアラジェイミー・ジョセフHC(C)JRFU日本×サモアの通算対戦成績はサモアの12勝5敗。『RWC』では3大会連続で対戦することになる。『RWC2015』は26-5、『RWC2019』では38-19といずれも日本が勝利。前回の日本大会ではボーナスポイントも獲得した。本大会直前の札幌ドームでの強化試合では30分リーチの一発退場が響き、サモアが24-22の逆転勝利をマークしたのだった。果たして、勝ってプールD最終戦につなげるのは中10日というアドバンテージがある日本代表か、中5日のショートウィークを強いられるサモア代表か。『RWC2023』フランス大会・日本代表×サモア代表は9月28日(木)・トゥールーズにてキックオフ。日本はプールD第5戦・10月8日(日)・ナントにてアルゼンチン、サモアは7日(土)・リールにてイングランドと対峙。日本×サモアの模様は日本テレビ系、NHK BS1/BS 4Kにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年09月28日9月21日、『第19回アジア競技大会(2022 / 杭州)』にて向けて準備を進めるバスケットボール女子日本代表が練習を公開した。練習後には、恩田亨HCをはじめ、選手たちがメディア対応を実施、口々に『アジア大会』優勝を誓った。来年2月に予定される『パリ五輪最終予選』を見据えつつ、1998年バンコクでの『アジア大会』以来となる金メダルに照準を合わせたのだ。海外リーグに挑戦する馬瓜ステファニーがメンバー外、コンディション不良の山本麻衣と町田瑠唯は辞退となったが、6月の『FIBA女子アジアカップ2023』準優勝メンバーを土台にした選手を選出した恩塚HCは「もちろん優勝を目指して戦う」とキッパリ。さらに次のように続けた。「中国はホームで負けられない中、ベストメンバーを揃えていると聞く。その中国を相手に私たちは準備してきたことで上を行くというようにしたい」これまで『アジア大会』ではメンバーを落として臨んでいたが、Aチームで臨む意図をこのように説明した。「『OQT(オリンピック世界最終予選)』を見据えた強化ポイントにしたいというのが一番のポイント。強化の機会に今回担保した方がいいという判断。質の高い試合をどれだけ経験して、その中で自分たちの力を発揮できるか。ギリギリのタフな試合で見えてくる課題もあると思うので、それをしっかり掴んで『OQT』に臨みたいと考えている」『アジアカップ』の課題を『アジア大会』で克服しなくてはならないと恩塚HCは言う。「ベースはポジションニング力、システムのカオスを制するということ。『アジア杯』の中である程度発揮できたが、中国戦の後半に失われてしまった。高いインテンシティの中、国内だったらファウルが取られるようなフィジカリティのぶつかり合いの中でも正しい判断で正しいスキルを正しいコンビネーションで発揮できるか。『アジア杯』まではベースとなる戦術を使って、目の前をどう相手をやっつけるかにアンテナを立ててやった。今は入口を変えたり、個人を生かした後に次の戦術に入っていく。戦術的な幅を持たし、停滞感なくスムーズにアジリティ高くプレーすることを目指して今戦術的負荷を与えているところ」高田真希林咲希主将、ベテラン高田真希の読みをHCは評価した。「かなり選手の読みは上がっていて、ディフェンスに対してきちんとアンテナ立てて打ち手を選択するところが増えている。特に高田選手、林選手はその読みが素晴らしい。ディフェンスの裏を欠く、型を持ちながら、型を崩していくことが積極的にできていて、ほかの選手にもいい影響を与えていると私は評価している」PG4人登録から2人に減った点を問われると。「事前登録できる枠が限られていて、今まで合宿でやってきた選手の中で代えの効く選手を選んだというのが大きい。(PGに求める役割は)ひと言で言えばクリエーター。チャンスをクリエートできる人。(SGの)星(杏璃)選手もできるし、川井(麻衣)選手もできる。『アジア杯』ではガード4人でやったのも、町田選手に経験してほしいという意味合いもあった。ガード4人をベースで考えたわけではない」またセンターの起用法についても言及した。「今回は高田選手を中心に、朝比奈(あずさ)選手にもプレータイムをしっかり与えて成長の機会にしたいと思っている。『アジア杯』のプレータイムのなさを今回経験を積んで『OQT』につなげたいという狙いで、候補選手としてビッグマンを呼ばないという決断をした」公開練習では赤穂ひまわりの姿が見えなかったが、恩塚HC曰く「今はコンディション調整中で大事には至らなかったので、ご心配なく。あと数日で戻ってくる」とのこと。林咲希林主将ら選手たちは以下のように意気込みを語った。林「(目標は)金メダル、優勝しかない。今大会『中国と決勝で当たるんじゃないか』という予想を立てているが、『アジア杯』で出た課題を今この合宿でやれているので、それをしっかりコートに出せれば、前回よりステップアップした自分たちを出せるという雰囲気が出ている。悪い流れになっても自分たちがやるべきことをやれば優勝できるんじゃないかと思う。1試合1試合自分たちが出し切ることが根本にないとならない。相手がアジャストしてきた時に、強い中国にどうプレーし、勝たないといけないと思っているので、本当に重要な大会なんだとみんなで意識してやっていきたい。『東京五輪』の時はセットプレーも最後まで決まっていたので。ガードが切り込んで、シューターは外で待っている、そのシューターを空けるためにセンターが待っているとか。それだと世界にディナイされて守られた結果、一人ひとりが攻めて一人ひとりの動きによってみんなの動きが変わるという今の形になった。最初はわからなかったが、『アジア杯』を通して、今の練習をしてみんなの理解度が上がってきた。今練習していることを試合でできるか。『アジア杯』の時は恩塚さんのバスケをあまり表現できなかった。練習を積み上げられなかったし、頭で考えてプレーしていた。選手たちもわからないことを野放しにせずに一個一個明確にしていこうと一日一日を大事にできているかなと思う」高田「もちろん優勝を目指すし、『アジア杯』でやっぱり中国に負けているので、そういった意味では相手のホームで勝って自信をつけて、2月の『OQT』に向けて準備していきたいと思っている。まずはこの大会しっかり優勝すること。内容も大事だと思うので、2月に向けたいい準備というのも含めてやっていきたいと思う。自分たちも『五輪』に出たいのでしっかり準備したい。でも簡単に『五輪』に出られるわけではないと思うので、まだまだ自分たちの完成度でも足りないところがたくさんあるので、自分たちのやるべきことに集中して結果を出したい。チームとして相手にアジャストされた時、上手くいかない時にも自分たちのバスケットを最後までやり通すことがこのチームにはもっと必要。誰かがそういう部分を担うのではなくて、みんなでしっかり打開していかないといけない」宮崎早織宮崎「(中国に対して)『やってやる』と思っている。『アジア杯』で優勝できなかったので、『今回は絶対に借りを返してやろう』と思っている。(『アジア杯』決勝で喜ぶ姿を見て)『次は絶対喜ばせねぇ』って思ったし、自分もプレータイムは10分ほどだったので、信用してもらえるように努力しないといけないと思った。(得点への意識は)得点は積極的な取っていきたいと思うが、バタバタせずに恩塚さんが求めているバスケをしっかり遂行していきたいと思うし、その中で自分も得点を積極的に取って勝ちにこだわっていきたい。(ハン対策として)1対1で守るのも大切だが、周りの選手がちょっかいを出す。嫌がるようにプレッシャーを掛ける。『アジア杯』の時はリツ(高田)さんだけに任せていた部分がある。ドリブルついている時にどれだけプレッシャーを掛けられるか」オコエ桃仁花「若い選手が多くなってきたので、今までとちょっと違った日本代表になってくるのかなと思う。でもコミュニケーションは取れていると思うので、このまま継続していきたい。目標はもちろん金メダル。開催地の中国は応援もあってすごいと思うので、中国戦までほかのチームを圧倒して勝つこと。そして中国戦は前回負けたので、その悔しさをぶつけたいと思う。(中国に勝つためには)『アジア杯』でMVPを取ったハン(・シュー)選手のところを止めないと勝てないと思うので、もし出てきたらそこの止め方。同じようなやられ方をしないようにアジャストしたい。センターだけではやるのではなく、外角がしっかりプレッシャーを掛けて、いきたい。センターだけががんばるのではなく、外角だけががんばるのではなく、センターも外角もがんばらないといけない」オコエ桃仁花<『第19回アジア競技大会(2022 / 杭州)』女子日本代表メンバー>4 川井麻衣(SG/トヨタ自動車アンテロープス)8 高田真希(C/デンソーアイリス)11 薮未奈海(SF/デンソーアイリス)12 朝比奈あずさ(C/筑波大学)15 本橋菜子(PG/東京羽田ヴィッキーズ)27 林咲希(SG/富士通レッドウェーブ)31 平下愛佳(SG/トヨタ自動車アンテロープス)32 宮崎早織(PG/167センチ/ENEOSサンフラワーズ)59 星杏璃(SG/ENEOSサンフラワーズ)75 東藤なな子(SF/豊田紡織サンシャインラビッツ)88 赤穂ひまわり(SF/デンソーアイリス)99 オコエ桃仁花(PF/UCキャピタルズ)バスケットボール女子日本代表は中国・杭州での『第19回アジア競技大会』にて9月27日(水)・香港戦、29日(金)・カザフスタン戦、10月1日(日)・フィリピン戦のグループステージを戦い、10月2日(火) からスタートする決勝トーナメント準々決勝を目指す。準々決勝以降はTBS系列にて放送予定。取材・文=碧山緒里摩
2023年09月22日- リポビタンDラグビーワールドカップ2023応援ボトル 30本購入特典 -ラグビーワールドカップ2023フランス大会が開幕してまもなく2週間。連日、手に汗握る熱戦が繰り広げられ盛り上がりをみせていますが、「何か記念になるグッズが欲しい!」「ロゴの入ったグッズを身に着けて選手たちを応援したい!」と、うずうずとされている方も多いのではないでしょうか。そのような方々におすすめの限定品があります。大正製薬が通販サイトで数量限定発売している「リポビタンD ラグビーワールドカップ2023応援ボトル」を30本セット購入された方の特典として、「オリジナルスマートフォンショルダーストラップセット(フォンタグ・リポビタンD ラグビーワールドカップ2023ボトル型チャーム)」がゲット出来ます。ラグビーワールドカップ2023フランス大会の応援時に!いつでもどこでも持ち歩くスマートフォンのアクセサリーに。外出先での紛失防止のアイテムに。10月末まで繰り広げられる熱戦を、「オリジナルスマートフォンショルダーストラップセット」であなたのメモリアルに刻みながら、世界の頂点に挑む選手たちを一緒に応援しましょう!■製品概要■「大正製薬ダイレクト」での購入方法◇電話:フリーダイヤル0120-81-8428◇受付時間:午前9:00 ~ 午後8:00(土・日・祝日も受付)◇FAX:フリーダイヤル0120-28-3748◇インターネット:大正製薬ダイレクトオンラインショップURL: ■「大正製薬ダイレクト楽天市場店」での購入方法◇インターネット:大正製薬ダイレクト楽天市場店URL: ■製品に関するお問い合わせ◇お客様119番室TEL:03-3985-1800PR_ワールドカップ観戦におススメ!リポビタンDラグビーワールドカップ2023応援ボトル.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月20日第一関門は突破した。次が大一番となる。ラグビー日本代表が『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』プールD最大のライバル・イングランド代表に挑む。9月10日、日本代表はチリとの初戦で勝利と4トライ以上のボーナスポイント、そして自信を掴んだ。キックオフ前にFL姫野和樹主将がメンバーから外れ、開始早々にチリに先制トライを献上……。暗雲が立ち込めるも、重苦しい雰囲気を初の『RWC』出場、ケガ明けのLOアマト・ファカタヴァが一掃する。チリの歴史的ファーストトライから2分後、SH流大がワンテンポ遅らせたパスをファカタヴァがインゴールへ運んだ。その後チリも粘り強いディフェンスを見せるが、日本はシンビン(10分間の一時退場)による数的有利を生かして29分にスクラムからWTBジョネ・ナイカブラがトライを奪うと、41分にはモールからファカタヴァが抜け出して21-7で前半を終える。後半最初のトライもチリに許すも、その5分後にCTB中村亮土が相手を引き付けてFLリーチ マイケルがトライを返した。ボーナスポイントを獲得した日本はその後も攻め手を緩めない。スクラムからトライを連発。71分敵陣ゴール前でスクラムを押し込むとSH齋藤直人からパスを受けた中村が抜け出してトライ、79分スクラムでインゴール手前に迫るとぶっつけ本番でケガから復帰したLOワーナー・ディアンズがピック&ゴーでインゴールにボールをねじ込んだ。強化試合では精彩を欠き、キックの精度も低かったSO松田力也が6本中6本ショットを決めたのも心強い。日本は42-12で上々の白星発進したのだった。流大(C)JRFU試合後、ジェイミー・ジョセフHCが「初戦のプレッシャーがある中、選手たちはいいパフォーマンスを見せてくれた。チリにもプレッシャーをかけられたが、状況に対応して戦った。今日の勝利は自信を得るためにも大事だった」と安堵すれば、姫野に代わってゲームキャプテンを務めた流も「『RWC』で勝つのは本当に簡単ではなくて、どんな相手でも1勝するのはとても価値のあるもの。チリが本当に素晴らしいファイトを見せてくれて、素晴らしいオープニングゲームになり、勝つことができてよかった。チリのフィジカルに苦戦することも多々あったが、自分たちのゲームプランを遂行することができた」と胸を張った。『RWC』初戦で50キャップとなったPR稲垣啓太はこのようにコメントを残した。「開幕戦が50キャップということで巡り合わせを感じている。たくさんの方々に支えていただいて50キャップを迎えることができたので、支えてきてくれたすべての方々に改めて感謝を伝えたい。初戦でみんな緊張していないと言ったら嘘になると思うし、プレッシャーを受け入れることによって、自分たちがやるべきことを信じて80分間続ければ結果は付いてくると思っていたので、最終的に80分間相手を上回ることができてよかった」ジョージ・フォード(C)WORLD RUGBY/Getty Images一方、大会前の下馬評が低かったイングランドだが、本大会でラグビーの母国の威信を見せ付けた。世界ランキング上位のアルゼンチンに対して、開始早々にFLトム・カリーが退場となり絶体絶命のピンチに陥るも、SOジョージ・フォードが3つのDGと6本のPGを決めて27-10。数的不利を感じさせないディフェンスでアルゼンチンの猛攻を1トライに封じた。試合後、スティーブ・ボーズウィックHCは「今夜のジョージは素晴らしかった。キックだけではなく、彼が全体を通して示した冷静さとマネジメントを誰もが称賛するだろう。今夜起きたことはイングランドの素晴らしいリーダーシップの新たな一例と言える」とフォードを称えつつ、大会前に受けた批判について「この1週間、選手たちが見限られるのが少し早すぎると感じていた。私たちには質の高い選手たちが揃っているし、今日のピッチでもそれを感じたはず」と返した。日本は姫野が幸い軽傷の模様、FLピーター・ラブスカフニの出場停止も1試合減り次戦に出場できる見込みなのに対して、イングランドはSO/CTBオーウェン・ファレル主将に続き、カリーも出場停止となった。それでもNO8ビリー・ヴニポラが出場停止明けとなる。さらに『RWC2015』でエディー・ジョーンズHCのもと、日本代表のFWコーチを務めたボーズウィックは日本代表に警戒を強める。苦い記憶がある。2022年11月12日・トゥイッケナムで日本代表はイングランド代表に叩きのめされた。スクラムで押され、接点で後塵を拝し、FBフレディ・スチュワードに自由自在に走られ、攻めては猛タックルでモメンタムを封じられた。終わってみれば52-13。ラグビーの聖地で何もさせてもらえなかった。堀江翔太(C)JRFU10か月前の完敗を覆すために必要となるのがスクラムである。スクラムでペナルティを連発していれば昨秋の二の舞も避けられない。9月17日の記者会見で長谷川慎スクラムコーチ、HO堀江翔太、PR具智元が覚悟を口にした。長谷川コーチ「前回の試合で3回ペナルティを取られて、チームに迷惑をかけてしまい、負ける原因になった。入りでしっかり日本代表のスクラムが組めるように1年間かけてやってきたので対応していきたい。相手がどこにプレッシャーをかけてくるかはわかっているので、それをただ待つのではなく、そこを潰しにいけば向こうのプレッシャーになると話している。『やられる前にやる』というのがすごく大事かなと。そういうマインドなり、メンタリティを持って練習をして、試合で一発目から出せるようにする。『殴られる前に殴る』というイメージを今は全員で共有している」堀江「相手を伺うというより、こちらからどうプレッシャーをかけるかというところにフォーカスを当ててやりたい。そこを個人でやるとバラバラになるので、どういう風にスクラムを組むのかということを理解しながら、どうプレッシャーをかけるかというところにフォーカスを置きたい。前3人、後ろ5人でしっかりと話し合っていいスクラムを組みたい」具「去年のイングランド戦で、最初3本連続で取られた。バインドの掛け合いからヒットのところでちょっと受け身になっただけで、落ちてペナルティを取られてしまった。今は修正できているし、絶対やり返せるという自信があるのですごく楽しみ。個人的にも去年はやられたところがあるので、しっかり返したい」具智元(C)JRFU『RWC2023フランス大会』ラグビー日本代表登録メンバー33名【PR】稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)50クレイグ・ミラー※(埼玉パナソニックワイルドナイツ)14シオネ・ハラシリ※(横浜キヤノンイーグルス)0具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)26垣永真之介※(東京サントリーサンゴリアス)12ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)27【HO】堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)73坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)38堀越康介※(東京サントリーサンゴリアス)7【LO】サウマキ アマナキ※(コベルコ神戸スティーラーズ)2ワーナー・ディアンズ※(東芝ブレイブルーパス東京)8【LO/FL】ジャック・コーネルセン※(埼玉パナソニックワイルドナイツ)17アマト・ファカタヴァ※(リコーブラックラムズ東京)4【FL】ベン・ガンター※(埼玉パナソニックワイルドナイツ)8下川甲嗣※(東京サントリーサンゴリアス)3姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)29福井翔大※(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)16リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)81【SH】齋藤直人※(東京サントリーサンゴリアス)16流大(東京サントリーサンゴリアス)35福田健太※(トヨタヴェルブリッツ)0【SO/FB】小倉順平※(横浜キヤノンイーグルス)4【SO】李承信※(コベルコ神戸スティーラーズ)10松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)34【CTB】長田智希※(埼玉パナソニックワイルドナイツ)5中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)35ディラン・ライリー※(埼玉パナソニックワイルドナイツ)15【WTB】ジョネ・ナイカブラ※(東芝ブレイブルーパス東京)5シオサイア・フィフィタ※(花園近鉄ライナーズ)12セミシ・マシレワ※(花園近鉄ライナーズ)6レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)17【FB/WTB】松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)52※は『RWC』初選出、所属チームの後の数字は代表キャップ数。果たして、大一番で日本代表のリベンジはなるのか、イングランドが返り討ちにするのか。『RWC2023』フランス大会・イングランド代表×日本代表は9月17日(日)・ニースにてキックオフ。28日(木)・トゥールーズにてサモア代表、10月8日(日)・ナントにてアルゼンチン代表と対戦。イングランド戦の模様は日本テレビ系、NHK BS1/BS 4Kにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年09月15日「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」の開幕戦において、ニュージーランドの伝説的なラグビー選手であり、2度にわたり世界チャンピオンに輝いたダン・カーターが、ルイ・ヴィトンのトロフィートランクを披露しました。これは、アイコニックな「ウェブ・エリス・カップ」を大切に保護し、持ち運ぶために製作されたものです。©LOUIS VUITTONダン・カーターは、モノグラムをトーン・オン・トーンでプリントしたネイビーカラーのシングルブレストのジャカードスーツに、ホワイトのポロシャツ、そしてブラックのダミエ・パターンを施したダービーシューズを着用。スタイリングの仕上げとして、18Kイエローゴールドの新作ウォッチ「タンブール」を合わせました。「Victory travels in Louis Vuitton (勝利の喜びをのせて旅するルイ・ヴィトン)」「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」のためにルイ・ヴィトンが、「ウェブ・エリス・カップ」を収めるオフィシャルトロフィートランクを製作するのは、今回で2度目。モノグラム・キャンバスのトランクは、ラグビー界で最も栄誉あるトロフィーを守るため、メゾンの歴史的なアニエールのアトリエで、ルイ・ヴィトンの熟練した職人たちのイマジネーションと手作業によって生み出されました。このクリエーションは、世界で最も期待され、高く評価されているスポーツ大会のトロフィーを持ち運び、展示するためのトランクを製作するという、メゾンが大切にする伝統を継承していくことを示しています。トランクの2枚のフロントパネルには、大会のロゴとフランス国旗を想わせるブルー、ホワイト、レッドで、「Victory(勝利)」、そして「Vuitton」を表す「V」がペイントで施されています。また側面には、「ラグビー・ユニオン」の1チームのプレイヤー数として、ラグビーの世界で特別な意味を持つ数字である15がローマ数字「XV」で描かれ、もう片側には、「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」のロゴがあしらわれています。外装はレザーのトリミングで仕上げられ、1860年代からルイ・ヴィトンのトランクに使用されてきた真鍮製のコーナープロテクター、ロック、留め具を採用。そしてメゾンのトロフィートランク・コレクションとしては初めて、「V」の装飾と同じ鮮やかなパントンブルーのラグジュアリーなルイ・ヴィトン レザーをケースのライニングに使用。さらに、蓋の内側にあしらわれた「Rugby World Cup 2023」のロゴパッチが、ケースの特別感をより一層高めます。©LOUIS VUITTON「ルイ・ヴィトン」について1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」について「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」は、9月8日(金)から10月28日(土)までフランスで開催。大会期間中、10都市にまたがる9つのスタジアムで試合が行われます。男子ラグビーワールドカップとしては史上10回目、そしてフランスでの開催は、想い出深い2007年大会に続いて2度目となります。「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」は、ラグビーが誕生して200年目という節目とも重なる記念すべき大会となります。1823年に、イギリスのラグビースクールの生徒であったウィリアム・ウェブ=エリス少年がフットボールの試合中にボールを手に持って走るという「型破り」なジェスチャーを披露したことが、ラグビーの発祥と言われています。「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」は、ポジティブな影響を与える大会となると共に、主要な国際スポーツイベントとして、社会的責任、インクルージョン、そして持続可能な開発の観点からソリューションを提示することを目指します。持続可能な循環型経済のための行動、教育やトレーニング、そして雇用へのコミットメント、環境への影響の制限、そしてインクルージョンとアクセシビリティのサポートという力強い4つの約束が掲げられています。ラグビー界を代表する一大イベントである「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」では、全20チームが、51日間にわたって48試合の熱戦を繰り広げます。
2023年09月13日株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(東京都港区、代表取締役:大竹 健)は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(東京都港区、会長:土田 雅人)からラグビー日本代表の商品化権を預かるライセンス事務局との契約に基づき、ラグビー日本代表の商品化の窓口を担っています。この度、プロスポーツ関連、キャラクターIPグッズの企画、製造、販売を行う株式会社スペースエイジ(本社:広島県広島市、代表取締役:吉岡 憲治)と、株式会社ヒキダシ(本社:東京都、代表取締役:小池 直行)が企画する『キン肉マン×ラグビー日本代表』のコラボグッズが2023年9月8日(金)に発売いたしました。キン肉マン×ラグビー日本代表商品イメージ原作44周年を迎え、その名声は衰えることのない「キン肉マン」が、ラグビー日本代表との夢のようなコラボレーションを実現させました。主人公「キン肉マン」をはじめ「テリーマン」や「バッファローマン」など最強のキャラクターたちがラグビー日本代表のユニフォームを纏ったイラストは迫力満点!今回のコラボに向けて描き下ろした完全オリジナルデザインです!ハイブリッドフェイスタオルやフラッグといった応援グッズはもちろん、トートバッグや巾着、湯呑と普段使いしやすいアイテムも取り揃えています!4年に1度しかない、このワールドカップの時期に、キン肉マンとラグビー日本代表の特別なコラボアイテムを手に取り、一緒に日本の勝利を心から願い、応援していきましょう♪SpaceAge公式ショッピングサイトやキン肉マン公式オンラインショップ、その他店舗などで販売されています。(C)YUDETAMAGO (C)JRFU■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 ハイブリッドフェイスタオル価格 :2,500円(税込)サイズ:330×800mm素材 :ポリエステル80%/ナイロン20%キン肉マン×ラグビー日本代表 ハイブリッドフェイスタオル■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 巾着価格 :1,500円(税込)サイズ:205×170mm(紐部分除く)素材 :ツイル地ポリエステル100%キン肉マン×ラグビー日本代表 巾着■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 トートバッグ価格 :4,500円(税込)サイズ:W48×H40×D15cm素材 :綿100%キン肉マン×ラグビー日本代表 トートバッグ■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 ランチトート価格 :2,500円(税込)サイズ:W30×H20×D10cm素材 :綿100%キン肉マン×ラグビー日本代表 ランチトート■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 ガラスキーホルダー価格 :1,000円(税込)サイズ:W37×H90×D9mm素材 :ガラス、鉄、亜鉛合金キン肉マン×ラグビー日本代表 ガラスキーホルダー■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 フラッグ(大)価格 :1,400円(税込)サイズ:400×300mm素材 :ポリエステル(スエード)キン肉マン×ラグビー日本代表 フラッグ(大)■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 風呂敷価格 :3,000円(税込)サイズ:660×660mm素材 :ポリエステル(メロンアムンゼン)キン肉マン×ラグビー日本代表 風呂敷■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 ステッカーセット価格 :1,100円(税込)サイズ:[大]80×100mm/[小]45×60mm素材 :アートタックキン肉マン×ラグビー日本代表 ステッカーセット■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 湯呑価格 :2,400円(税込)サイズ:高さ約96mm×直径約71mm素材 :陶器キン肉マン×ラグビー日本代表 湯呑■商品名:キン肉マン×ラグビー日本代表 吸水コースター価格 :1,700円(税込)サイズ:φ103×8mm素材 :石、コルクキン肉マン×ラグビー日本代表 吸水コースター<主な販売場所>・SPACEAGE GOODS SHOP(SpaceAge公式ショッピングサイト) ・キン肉マン公式オンラインストア KIN29.COM ・品川駅POPUPショップ ※9/8(金)~9/12(火)まで・J SPORTS オンラインショップ ●お客様からのお問い合わせ先株式会社スペースエイジTEL:082-275-5607(受付時間:平日9:00~18:00、年末年始を除きます)●ご掲載に関してのお願い掲載の際は下記クレジット表記をお願い致します。掲載原稿の確認をさせて頂けますようお願い致します。(C)YUDETAMAGO(C)JRFU 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月12日4年に一度、ラグビーの世界一を決めるラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が9月8日に開幕。自国開催だった前回大会で日本は初のベスト8に進出、その快進撃に日本中が熱狂した。今回、前回以上の成績として“優勝”を目標に掲げるジャパンは再び輝けるか。代表33人のうち半数以上の選手がW杯代表に初選出となるなか、活躍が期待されるキーマンをベースに、ジャパンの戦い方をラグビージャーナリストの村上晃一さんに教えてもらった。「バックス陣では、ナイカブラ、フィフィタ、マシレワですね。レメキ(ロマノ ラヴァ)や松島(幸太朗)も含めてアウトサイドバックス(ウイング)が、ちょっと危険なスピードランナーというか、アタッカー揃いなんです。外側でトライを取るのが日本のラグビーだと思うのですが、結構面白い選手を並べてきました。ここは誰が出てきても、相手チームは怖いと思います」トライゲッターといえば、4年前、大活躍した福岡堅樹選手を思い出す。「ナイカブラは福岡より速い。フィフィタは福岡よりパワーがある。マシレワのステップは福岡より切れている。福岡は何でもできましたが、もう福岡はいないので(笑)。ちょっとずつ長所が福岡に勝っている選手を並べたんでしょうね。なかなか完璧な選手は今のジャパンにはいないので、長所を掛け合わせて強いチームを作るってことだと思います」日本の戦い方が見えてきたような。「キック合戦をしても、今回対戦するアルゼンチンやイングランドには敵わない。だったら、怖いアタッカーを揃えて、自分たちでボールを持って攻め続けたほうが相手もイヤだろうなっていうのが、このメンバー編成からは感じられますね」フォワードでは誰が注目ですか?「コーネルセンですね。ロックでもフランカーでも、ものすごくレベルが高い。ディフェンスも幅広いし、よく動く。ラインアウトも取れる。なので、すごく大事な選手。おそらく全試合ずっと出ます。あとは福井翔大に頑張ってほしいですね。福井がジャッカルやタックルをバチバチいって大活躍してくれたら、日本代表の新しい力として、世界を驚かせられるんじゃないかなと思います」トライゲッターはこの3人!ジョネ・ナイカブラ選手(写真右)(東芝ブレイブルーパス東京)フィジー出身。WTB。シオサイア・フィフィタ選手(写真左上)(トヨタヴェルブリッツ)トンガ出身。WTB。セミシ・マシレワ選手(写真左下)(花園近鉄ライナーズ)フィジー出身。WTB。FW陣の要となる選手!ジャック・コーネルセン選手(写真左)(埼玉パナソニックワイルドナイツ)オーストラリア出身。LO/FL。福井翔大選手(写真右)(埼玉パナソニックワイルドナイツ)福岡県出身。FL。ラグビーワールドカップ2023フランス大会日程:9月8日(金)~10月28日(土)開催地:マルセイユ、リヨン、ボルドーなどフランスの9都市。NHK、日本テレビ、J SPORTS(Amazon)で放送、配信。日本vsチリ9/10(日)20:00日本vsイングランド9/18(月)4:00日本vsサモア9/29(金)4:00日本vsアルゼンチン10/8(日)20:00※時間は日本時間※『anan』2023年9月13日号より。写真・7044sueishi SportsPressJP/アフロ森田直樹/アフロスポーツ(by anan編集部)
2023年09月11日バレーボール男子日本代表(龍神NIPPON)・髙橋藍選手が、9月30日に開幕するパリ五輪予選を前に、イタリア・セリエA挑戦で得たものや代表キャプテン・石川祐希選手について語ります。世界に飛び出し急成長。周囲を惹きつける理由とは。軽やかに有言実行を重ねてきた22歳。1年前、イタリア・セリエAの開幕に向けて日本を発つ際、「(所属チームの)パドヴァでスタメンを張れるように」「自分が強くなって、日本代表でも軸になれるように」と口にしていた。その言葉通り、パドヴァではレギュラーをつかみ、試合に出続けることで攻撃力が格段に向上。今年のネーションズリーグでは一番の持ち味である守備だけでなく、石川選手に次ぐチーム2位の得点を稼ぎ、攻撃でも軸となって銅メダル獲得に貢献した。イタリアでもまれた収穫はプレー以外にも。銅メダルを獲得した夜、3位決定戦で対戦したばかりのイタリア代表の2人、髙橋選手と同い年のエース・ミケレット選手と、パドヴァでチームメイトだったボットロ選手が宿舎の部屋にやってきて、夜通し語り合ったそう。「ボットロが僕としゃべりたいと連絡をくれて。試合中は真剣勝負ですが、普段は友だちだし、一緒にイタリアで戦った仲間という絆があるので、試合が終わればいつもの仲に戻ります。イタリアでプレーしているからこそ世界に友だちが増えるし、刺激ももらえる。それが海外でプレーしている意味なんじゃないかなと思います。試合で対戦しているだけだと『あの選手はすごい』と思ってしまいがちですが、普通に話してみると、例えばミケレットは子供のような一面もあって、人間味が増すんです。すると意識しすぎなくなる。以前はブラジルやイタリアと対戦すると名前に圧倒される部分もあったんですが、実際に一人一人、海外の選手と話したり接してみると、同じ人間だし、向こうもミスをするし、というのがわかってくる。『全然オレらと変わんないじゃん』という感じになって、相手を大きく見すぎずにフラットに戦える。それはすごく大事なことだと感じてます」異国の地で打ち解け合えるのは、オープンマインドな人柄のおかげでもある。それは日本代表でも。先輩に対しても自然体でスルリと懐に入り、年下の選手が入ってくれば積極的に話しかける。「関西人なんでずっとしゃべっていられるし、コミュ力が高いのかも」と笑う。それはかつて“憧れの人”だった石川選手に対しても。今回の撮影中もまるで友だち同士のような雰囲気で、先輩の肩に肘を乗せるポーズのリクエストにもためらいなく、屈託のない笑顔で応じた。それでも「石川選手はどんな存在?」と聞くと、「一番近くにいる、尊敬できる選手です。日本代表の絶対的なキャプテンで、エースで、最後の得点や大事な場面では、自分も『祐希さんに託したい。祐希さんなら決めてくれる』という思いになる。常に刺激をもらっていますし、自分に成長材料を与えてくれる一番のお手本です」心からのリスペクト。だからといってただ見上げているだけではない。「祐希さんを超えないといけないという意識でやっています。それが日本代表の強さにもつながるし、自分の成長のモチベーションにもなるので」身近で偉大な存在を刺激に、若きエースはさらなる高みへ。Ran Takahashi2001年9月2日生まれ、京都府出身。188cm、83kg。アウトサイドヒッター。19歳で東京五輪出場。日本体育大学に所属しながら、’21‐’22シーズンからイタリア・セリエAへ。今季はモンツァでプレーする。国内外に多くのファンを持ち、インスタグラムのフォロワー数は150万人を超える。コート¥792,000ニット 参考商品ブレスレット¥330,000シューズ 参考価格¥352,000(以上ボッテガ・ヴェネタ/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120・60・1966)※『anan』2023年9月13日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)インタビュー、文・米虫紀子(by anan編集部)
2023年09月09日今夏の国際大会ネーションズリーグでメダルを獲得し話題沸騰中のバレーボール男子日本代表(龍神NIPPON)。9月30日に開幕するパリ五輪予選を前に、石川祐希選手がその抱負を語る。余裕あふれるプレーと思考で日本の躍進を支える主将。「まだ3位。目標とするところは頂点なので、そこを狙えるチームになっていくことが僕たちの求めていることです」7月まで行われたネーションズリーグで、メダルを獲得した直後のインタビューに答えて語った石川祐希選手。主要な国際大会では46年ぶりとなる快挙にも満足することなく、“頂点”を見据え、「ここで終わりじゃないぞ」というチームメイトへのメッセージも込めた。「今回の経験は間違いなく次につながる。自分たちには力があると自信を持って、これからの試合も戦えるのかなと思います。でも過信しないように、このあとパリ五輪予選もあるので気を引き締めないと。あくまで3位だし、ネーションズリーグが今シーズンの僕たちの一番の目標ではないので。全員わかっているとは思いますけど、まだ先があるし、もっと強くならないといけないし、安定してこういう結果を出せるようにならなきゃいけないということを、帰国後の会見や、何かにつけて発言するようにしています」と、キャプテンの顔で語る。中央大学1年だった2014年に日本代表デビューし、その後、世界最高峰リーグのイタリア・セリエAで着実に力をつけ、海外の一流選手からも一目置かれるトッププレーヤーの仲間入りを果たした。彼の中には、いちアスリートとして“世界一の選手”を目指す石川祐希もいるが、日の丸をつけている時は基本的に「キャプテンモード」なのだとか。ネーションズリーグでは予選ラウンドから3位決定戦まで15試合、すべて先発し、全選手中トップの275得点を挙げ、決定力とタフさを証明。しかもファイナルラウンドに入って1段ギアを上げた裏には、こんな計算があった。「予選ラウンドでは、キャプテンの仕事はそんなにしていないんです。割とゆっくりと、『劣勢になった時にこの選手はどうかな?』とか、他の選手を観察していました。連勝していたこともあって、あえてフリーにして。そこで完成度を上げすぎると、そのあと下がってしまうのが怖かったので、(8月の)アジア選手権からちょっと固めて、9月末のパリ五輪予選に向けてどんどん上げていくイメージでした。その入り口として、ファイナルラウンドからはミーティングをしたり、試合中にもみんなを集めて声をかけたりを意識してやるようになりました」パリ五輪を念頭に、チームビルディングにまで思考を巡らせている。そんな石川選手には、自身の背中を追って急成長し、代表で対角を組む6歳年下の髙橋藍選手はどんなふうに見えているのだろう。「強くなってるな、経験値上がってるな、というのは感じます。僕が大学生だった時よりも、間違いなく今の藍のほうがスキルとかは高い。でも僕の歳になったらどうかは、わからない。彼が今後どういう選択をするかによってたぶん変わると思います。そこは面白いところだし、楽しみです。藍がどういう選択をして、どういうチームでどういうプレーをして、どういう結果を残していくのか…興味ありますね(笑)」Yuki Ishikawa 1995年12月11日生まれ、愛知県出身。192cm、84kg。アウトサイドヒッター。中央大学時代からイタリア・セリエAでプレーし、今季で9シーズン目。日本代表では2021年から主将。初のオフィシャルブック『14 quattordici』が12月に発売決定。9/6から早期予約受付開始。コート¥665,500スウェット 参考価格¥82,500パンツ 参考価格¥495,000シューズ¥165,000(以上ジバンシィ/ジバンシィ ジャパン TEL:0120・218・025)※『anan』2023年9月13日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)インタビュー、文・米虫紀子(by anan編集部)
2023年09月09日