映画『パパが遺した物語』の大ヒット記念イベントが10月11日(日)に開催され、来日を果たしたアマンダ・セイフライドが登壇。「オハヨウ!」と日本語で挨拶。輝くような笑顔を見せ、会場を魅了した。アマンダの来日は、映画のPRとしてはをコゼットを演じた『レ・ミゼラブル』(’12)以来、約3年ぶり2度目のこと。「日本とはすごくつながりを感じている」と日本が大好きだという彼女。「昨年は京都にも足を伸ばして、人生最高の経験をしたわ。日本にはいつだってすぐに戻ってきたいと思うわ」と愛を込めて語った。本作は、『幸せのちから』(’06)のガブリエレ・ムッチーノ監督がメガホンを取り、小説家の父が娘に遺した一冊の小説を通して、親子のかけがえのない絆を描く感動の物語。小説家のジェイクをラッセル・クロウ、ジェイクの娘・ケイティをアマンダが演じている。「自分でも涙してしまうような脚本ってあまりないの。でもこの脚本に描かれていた父と娘の絆はとても素晴らしく、心に響くものがあった」と脚本の段階から惚れ込んだそう。本作ではラッセルと現場で会うことができなかったそうだが、「ラッセルは『レ・ミゼラブル』で共演した友人でもあるの。完成したものを観たときは、さすがラッセル・クロウ、素晴らしいと思ったわ」とラッセルの演技を絶賛していた。またこの日は、“日本の娘”を代表して、タレントのIMALUが花束を持って駆け付けた。IMALUさんは、「『ミーン・ガールズ』の頃からのファン」とアマンダに向けて告白。「当時は中学生だった」というと、アマンダも「同じようなティーンの感覚で観てくれたのね」とうれしそうな笑顔を見せた。お笑い芸人の明石家さんまを父に持つIMALUさんだが、アマンダもすでにIMALUさんがお笑い芸人の娘だと聞いていたようで、「私の父もコメディアンなのよ」とお茶目に話して会場も大爆笑。「それは家庭の中だけだけれどね。ユーモアがあって、私は父が大好きなの」とサービス満点のトークでIMALUさんを喜ばせた。また、司会から「父親と似たタイプの男性に惹かれることがあるか」と聞かれると、アマンダは「パートナーにもユーモアを求めるところがあるかもしれない。気づくといい面も悪い面も、どこか父に似ている男性に惹かれてしまう。でもそれって恥ずかしいことじゃないと思うの。だって私の父は最高だから」とニッコリ。一方、「真逆の人かすごく似ている人を選ぶかどちらかになりそう」と打ち明けたIMALUさん。父親との思い出について話が及ぶと、「小さい頃よく父と映画を観に行って。字幕の漢字が読めないので、父が隣で全ての役の人になりきって字幕を読んでくれた。今考えると、周りの人にとても迷惑だったと思う」と述懐。アマンダは「あなたはとてもラッキーね!」とさんまさんの父親ぶりについて楽しそうに耳を傾けてるなど、終始、明るいオーラを放つアマンダに会場も大盛り上がりだった。『パパが遺した物語』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パパが遺した物語 2015年10月3日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月11日公開中の映画『パパが遺した物語』の特別映像が公開になった。名優ラッセル・クロウ、『テッド2』のアマンダ・セイフライドらが、本作の魅力や、監督を務めたガブリエレ・ムッチーノの魅力を語っている。『パパが遺した物語』特別映像本作の主人公は、心に傷を抱えていきる女性ケイティ(セイフライド)。大学で心理学を学んでいる彼女は、ある理由から人を愛することができなくなっていた。そんなある日、彼女は小説家だった父ジェイク(クロウ)が自分と娘について書いた遺作を敬愛する青年と出会ったことを機に、自分の過去に向かいあう。本作を手がけたムッチーノはイタリアで生まれ、2000年代からアメリカで活動している映画監督で、ウィル・スミス主演の『幸せのちから』や、『7つの贈り物』など、心に痛みを抱えたキャラクターを描くことに長けた人物だ。本作でも心に傷を負った娘と、愛する娘のために全身全霊をかけて生きる父のドラマを繊細なタッチで描いており、製作のシェリル・クラークは「監督にはガブリエルが最適だと思った」と言い、脚本家は監督の魅力が最大限に引き出されるように脚本を書き直したという。キャラクターがただ泣き叫んだり、悩みをセリフで言うだけでなく、ささやかな仕草や表情、俳優の動きから登場人物たちの愛情や苦悩、悲しみを描き出すため、監督は現場ではつねに2台のカメラを用意。俳優が感情のおもむくままに演じられる環境を作り上げ、情熱的に演出に取り組んで俳優のポテンシャルを引き出しているという。父親役を演じたクロウは「この作品は家族や親子の愛、喪失と悲しみを描いている。観る人は誰しも共感をおぼえるだろう」と言い、ムッチーノ監督は「まず自分が感動する、自分の心が動かした作品を作りたいといつも思っています。まずは脚本が重要です。対話の大切さ、それも自分の心が動かすものや感動させるものを探しているし、セットでもまずは自分の心が揺さぶるような、締め付けるような何かを探し続けています」とコメントしている。本作は父と娘の絆を丁寧に描き出しており、これまでのムッチーノ作品同様、感動、感涙必至という声が多くあがっている。『パパが遺した物語』公開中
2015年10月08日何となく引きずっていた夏の残像も消え、街中が一気に様変わり、過ごしやすい秋の季節がやってきました。秋と言えば、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、何にでも“秋”がついてしまう何ともステキな季節ですが、我が身にはなかなか人生のステキ瞬間は訪れず…それでもめげずに生きております、古山エリーです。今宵もたわごと、お付き合いくださいませ。自身の恋愛はすっかりご無沙汰なので、当然、恋愛ごとで“泣く”こともないわけです。ですが、人というのは、ときどき涙を流したくなる(要は心のデトックス)。ちょっとずつ胸の奥にたまったもの(その正体は分からないですが…)を涙という形で排出するとすっきりするんですよね。もちろん、そういうときは映画の力を借りるわけですが、ラブストーリーで必ず泣けるのは──『スウィート・ノベンバー』『オータム・イン・ニューヨーク』『P.S.アイラヴユー』『きみに読む物語』『ゴースト/ニューヨークの幻』あたりです。結末を知っていても、自分がどこで泣くか知っていても、泣いてしまう。泣ける=感動できているということなので、私のバロメーターとしては、このラブストーリーで泣けなくなったら危険信号だと思うことにしています。いまのところ大丈夫…のはずですが、実は泣けなかったらどうしよう…と恐くて最近は観ておりません…。だってだって、年齢と共に身体のいろんなものが枯渇していくので、(最後の砦?の)涙は死守したいんです!そんなふうに思ったきっかけは、同い年の友人との何気ない会話──「そう言えば、あぶらとり紙を使わなくなったよね」でした(くだらないけど、わりと深刻問題!)。若い頃は、化粧ポーチのなかにあぶらとり紙は必須でしたが、最近はまったく必要がない過去の産物状態。お鼻やおでこにかすかに浮いてくる脂はむしろラッキー!吸い取ってしまったらもったいない!とばかりに、カサつきやすい目元にポンポンッと補充という具合です。(なんかすごく悲しいですが、それが現実なのです…)。って、泣けるラブストーリーの話から皮脂の話になっちゃったので(すみません…)、さっさと軌道修正します。今日のメインは、泣ける映画を紹介したいのです!それはラッセル・クロウ主演の『パパが遺した物語』。ラッセル・クロウって、年を重ねてもやんちゃなところが残っているのが魅力的な俳優ですが、今回は、娘に深い愛情を注ぐ父親役。泣かせてくれます。彼が演じるのは、妻を亡くし自分自身も病気と闘いながら娘ケイティのために生きた、父であり小説家でもあるジェイク。そして、大人になったケイティを演じるのはアマンダ・セイフライド。過去のトラウマから人を深く愛することが恐くなってしまったケイティが、ジェイクのファンだという青年と出会うことで父の愛を思い出していく、“泣ける”感動作です。もちろん、私も泣きました。物語に感動して泣き、涙が枯渇していなかったことに感動して泣き、ほっとひと安心(枯れてなかった!)。というわけで、この『パパが遺した物語』も泣きたいときに観たい映画、人間ドラマ部門としてストックしたいと思います。枯れるという文字を綴っていたら、小泉今日子の「木枯しに抱かれて」が頭のなかに流れてきたところで(名曲だけど、古い…)、今宵はこの辺で。また次回。(text:Elie Furuyama)(Elie Furuyama)■関連作品:パパが遺した物語 2015年10月3日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月05日オスカー俳優のラッセル・クロウと『テッド2』のアマンダ・セイフライドが父娘役を演じることで話題の映画『パパが遺した物語』。この度、ラッセルが扮する父・ジェイクが娘のケイティに自転車の乗り方を教える微笑ましいワンシーンを切り取った映像が到着した。小説家のジェイク(ラッセル・クロウ)は、妻と幼い娘ケイティ(カイリー・ロジャーズ)の3人で幸せに暮らしていたが、ある日事故で妻を亡くし、自分も後遺症に悩むことになる。小さな娘を男手一人で育てようと必死で新作小説を執筆するも、批評家からは酷評されてしまう。経済的にも、健康面からもケイティに対しての養育能力を疑われたジェイクは、唯一の家族であるケイティとの生活を守るために、すべてをかけた新作小説を書き始める。それは、自分と娘についての物語だった――。そして20年後、成長したケイティ(アマンダ・セイフライド)は心に悲しみを抱えていた。愛を見失い、自暴自棄に生きるケイティ。そんなある日、ケイティは父の小説の大ファンだという青年(アーロン・ポール)と出会い恋に落ちる…。父と息子の絆を描く『幸せのちから』で、世界中を涙で包んだガブリエレ・ムッチーノ監督が、小説家の父が娘に遺した一冊の小説を通して、親子のかけがえのない絆を描く本作。今回到着した映像は、成長したケイティ演じるアマンダが学校から元気よく出てくる子どもたちの姿をみかけ、ふとその姿に自身の幼少期を回想するシーン。公園でケイティの乗る自転車を後ろから押すジェイク。「そうだ、うまいぞ!」「前を見ろ、その調子だ!」とケイティに声をかけ、後ろから見守る。最初はおぼつかなかったケイティの運転も、やがてスピードを上げ、一人でしっかりと運転できるまでに。父と娘の思い出を切り取った感動のワンシーンをなっている。また本作のムッチーノ監督は、この父と娘が自転車の練習をする本シーンが一番のお気に入りだと語っている。また「子どもを自転車に乗せるというのは人生を乗り切るメタファーであると思うのですが、それが『クレイマー、クレイマー』の中でも、息子に自転車を教えるシーンがあり、このことは決して偶然ではないかと思います」と名作映画の名を引き合いに出し、このシーンの重要性を語っていた。さらにラッセルも「父が8年もののクリケットバットをガレージセールで、数ドルで購入してきたんです。リンドシードオイルを塗り、スポーツ店で25セントくらいのスポーツテープを購入し、グリップに巻いてくれました。まるで新品のように生まれ変わったバットを私はとても気に入り、中学生くらいまで愛用していました」と父との思い出を語っていた。人には誰しも子ども時代があり、父親は大きな存在。本作から父親が自分にためにしてくれたこと、かけがえのない思い出を思い返してみては?『パパが遺した物語』は10月3日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他、全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パパが遺した物語 2015年10月3日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月04日2007年に『幸せのちから』で父と息子の絆を描き、世界中を感動の渦に巻き込んだガブリエレ・ムッチーノ監督。最新作の『パパが遺した物語』では、父と娘の純粋な愛を描き、新たな感動を呼んでいると早くも話題になっています。有名作家として知られていたジェイクは、妻と7歳になる娘ケイティと3人で幸せに暮らしていた。しかし、ある事故で妻を失い、その生活は一変してしまう。そして、事故の後遺症に悩まされていたジェイクは長期入院することになり、一時的にケイティと離れ離れの生活を余儀なくされる。その後もさまざまな困難が立ちはだかるものの、ケイティへ愛情を一身に注ぐジェイクは、すべての想いを込めてある小説の執筆にとりかかることに……。それから20年の時が流れ、大学院で心理学を学ぶケイティだったが、過去のトラウマから人を愛することができなくなり、自暴自棄の生活を送っていた。そんなとき、作家志望で父の大ファンだという青年キャメロンと出会い、ようやく幸せへの一歩を踏み出すかに見えた……。徐々に明かされる父の想いと娘のために命をかけて遺したものとは?父親のジェイクを演じたラッセル・クロウは、「あまりに感情を刺激された。心の深部に訴えかけてくるんだ」と語り、なんと脚本を読んだ際には号泣してしまったという。そんなラッセルと天使のような笑顔を見せる幼少期のケイティを演じた子役のカイリー・ロジャーズとの愛に溢れたやりとりには心が温まります。特に、父娘2人でカーペンターズの名曲「Close to You」を歌うシーンは印象的です。そして、美しい女性に成長したケイティを演じたのは、話題作に立て続けに出演している人気若手女優のアマンダ・セイフライド。悲しい過去に傷つき、苦しみながらも、本当の愛を求めて前に進もうとするケイティを繊細に演じ、監督のみならず、『レ・ミゼラブル』で共演したラッセルも絶賛。愛する娘のために、命も惜しまず仕事に打ち込む姿と無償の愛を全身で表す父親の姿には思わず込み上げてくるものがあります。愛する人を失う悲しみだけでなく、愛することの大切さを再び教えてくれたのもまた、父の愛。女性にとって、生きていくうえで愛は必要不可欠なものだと痛感させられるはずです。イベントデータ:『パパが遺した物語』公開表記:10月3日(土) 新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他全国ロードショー配給:ギャガ(C)2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年09月30日ラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドが父娘役で演じる映画『パパが遺した物語』が10月に日本公開となる。この度、父としてのラッセルの一面が垣間見れるシーンがシネマカフェに到着した。舞台はNY。小説家のジェイク(ラッセル・クロウ)は、溺愛していた7歳の娘ケイティ(カイリー・ロジャーズ)と引き離されてしまう。交通事故を起こし、同乗していた妻が亡くなり、ジェイクも入院することになったのだ。7か月後に退院したジェイクはケイティに、これからは“ずっと一緒”と約束し、自分と娘についての物語の執筆を始める。20年後、大学院で心理学を学ぶケイティ(アマンダ・セイフライド)は、悲しい経験から人を愛することができなくなっていた。そんなとき、ジェイクの小説を敬愛する作家志望のキャメロンと出会い、恋におちる。ケイティは過去と向き合い、新しい人生に踏み出そうとするが──。今回到着した映像は、小説の執筆に集中するあまり、ケイティの迎えに行く時間が過ぎてしまったジェイク。焦って学校に向かうものの、ほかの生徒はみんな帰宅している中、ケイティは「最後の一人はイヤなの」とご機嫌斜め。夕飯の時間になっても機嫌が治らないケイティに困り果てるジェイクだが、ジェイクなりの方法でなんとかケイティのご機嫌を治すことに成功。実際に息子を持つラッセルだが、普段自分の子どもの機嫌を治すときも同じような方法を使って仲直りしてるのかも?と感じさせる、父としてのラッセルの一面が垣間見れるシーンになっている。本作で父・ジェイクを演じるのは『グラディエーター』でアカデミー賞を受賞した名優ラッセル・クロウ。娘・ケイティには『レ・ミゼラブル』のコゼット役や公開中の『テッド2』にも出演しているアマンダ・セイフライド。監督には、父と息子の絆を描く『幸せのちから』で、世界中を涙で包んだガブリエル・ムッチーノが務める。今回の映像でも登場した幼少期のケイティ演じたカイリーは「ラッセルは本当に素敵な人だった。世界中で一番素敵な人。私は彼のことを知らなかったから、私にとって彼は“ただのラッセル”なの。」とふり返り、「一緒に笑ったり、話したり、ふざけたりしていたから、本当に楽しかった。アドリブでの演技の仕方も教えてくれた。でも教えてもらった中で一番印象に残っているのは、常に思いやりをもって優しい人間でいることがとても大切なんだっていうことかな。それが人生で一番大切なことだって教えてくれたの」とラッセルとの仲睦まじいエピソードを明かした。また、ラッセルは「カイリーは本当にかわいくて賢い子だよ。僕との劇中での関係をそのまま演じ続けようとするんだ。次の場面の状況を読み、本物の父娘のように振る舞うことができる。」と絶賛!さらに「僕がバカなことを言ってもお構いなしなんだ。パパの愛情表現だと分かっているんだよね」と語っている。思わず涙してしまう予告編も合わせて、ラッセルとカイリーちゃんの本当のような父娘の姿をまずこちらからご覧あれ。『パパが遺した物語』は10月3日(土)より新宿ピカデリー、、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月12日小説家の父と娘のかけがえのない絆を、その娘の成長物語を通して描く映画『パパが遺した物語』が10月3日(土)より公開となる。このほど、父親役を務めたオスカー俳優ラッセル・クロウと、娘役を務めたアマンダ・セイフライドという『レ・ミゼラブル』で共演した二人の起用秘話が明らかとなった。主人公は、過去の事件から心に傷を抱え、愛を見失ってしまったケイティ(アマンダ・セイフライド)。彼女は小説家だった父・ジェイク(ラッセル・クロウ)の大ファンという青年・キャメロン(アーロン・ポール)と出会い、亡き父との思い出を辿り始める。次第に明かされていくのは、父と娘の純粋すぎる愛情と、無邪気だったケイティが変わってしまった理由。娘にはもう自分しかいないと知っていた父と、母に続いていつかは父もいなくなることを恐れていた娘。二人の「この幸せな時間を1秒でも長く」という願いが、やがて交錯する――。ウィル・スミス父子の『幸せのちから』で世界中に感動をもたらしたガブリエレ・ムッチーノ監督が、NYを舞台に描く父と娘の物語となる本作。心に傷を抱え、愛を見失った娘ケイティをアマンダ、小説家だった父のジェイクをラッセルが演じており、大ヒット作『レ・ミゼラブル』以来の再共演を果たしている。ピューリッツァー賞受賞作家という相当な存在感とインテリジェンスが要求される父ジェイクのキャスティングにおいて、まずは4~5人に絞られた候補者の中から選ばれたのがラッセルだったという。その理由として、ムッチーノ監督は「『L.A.コンフィデンシャル』や『インサイダー』、『グラディエーター』が大好きで、是非とも彼と仕事がしたいと思ってね。直接ラッセルに脚本を送ったんだ」と明かし、続けてプロデューサーのクレイグ・J・フローレスは、「ジェイクは繰り返し悲劇に見舞われる男だ。経緯は、『ビューティフル・マインド』を彷彿とさせるだろう?僕は『ビューティフル・マインド』の大ファンなので、彼ならベストだと確信したよ」と語り、このキャスティングに自信を覗かせる。対するラッセルも、脚本を読んだ際にはボロボロに泣いたといい、読み終わった瞬間に参加表明の電話をかけたほど、この役に惚れ込んだそう。本作では製作にも関わっており、ラッセルの豊かな経験が存分に発揮されている。一方、トラウマを抱えた女性という繊細な役柄を演じたアマンダ。プロデューサーのクレイグは、「彼女は演技が自然で、とても美しい目を持っている。彼女の目を見ればすべての感情が伝わってくる上に、もっと知りたいと観客に思わせるミステリアスさも兼ね備えている。今回のケイティ役は、特に悲劇的な過去を持つ役柄だけれども、彼女はそれを目の演技でとてもよく表現してくれた」と語り、彼女の起用もまた大成功であったことを明かしている。そんなラッセルとアマンダは、『レ・ミゼラブル』では任務に忠実な警部ジャベール役と、美しく心優しい娘コゼット役を演じたことでもおなじみ。しかし、若い共演者にちょっかいを出すことで有名な(?)ラッセルは、撮影時、アマンダに口説き迫り、結果的にはアマンダは相手にすらしなかったという噂も!ラッセルは彼女について「彼女は素晴らしい女優だ」と絶賛しており、その彼のひと言もアマンダのキャスティングにつながったというが…。本作では、父と娘として感涙の親子愛を披露する二人。今回の撮影では果たしてどうだったのか!?プライベートでも何かと話題の尽きない二人の演技に、ぜひ注目してみて。『パパが遺した物語』は10月3日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月25日オスカー俳優のラッセル・クロウが父、『テッド2』のアマンダ・セイフライドが娘を演じる映画『パパが遺した物語』が、10月3日(土)より日本公開となる。このほど、切なすぎる父娘の愛に涙する予告編と、ポスター画像と場面写真が一挙に到着した。舞台はNY。作家志望のキャメロン(アーロン・ポール)と運命的な出逢いを果たしたケイティ(アマンダ・セイフライド)。だが、過去のトラウマから自分は“人を愛せない”と信じ切っていた。さかのぼること20年、交通事故で母を失った娘ケイティ(カイリー・ロジャーズ)と小説家の父ジェイク(ラッセル・クロウ)は、大切な人を失った悲しみを癒やし合うように、寄り添い合いながら生活を送っていた。しかし、運命は残酷にも、父と娘のかけがえのない時間を引き裂く。事故の後遺症で余命が少ないことを知ったジェイク。彼が書き始めたのは、やがてキャメロンとの出会いのきっかけとなる、娘に遺した小説「Fathers and Daughters」だった――。父と息子の絆を描く『幸せのちから』で、世界中を涙で包んだガブリエレ・ムッチーノ監督が、NYを舞台に、自身のトラウマと向き合い、克服しようとする少女の成長物語を通して父と娘のかけがえのない絆を描き出す本作。アマンダ演じる主人公ケイティは、過去の事件から心に傷を抱え、生きる意味を見失っていたが、小説家だった父の大ファンという青年と出会い、亡き父との思い出を辿り始める。次第に明かされていくのは、“お互いしかいない”父と娘の純粋すぎる愛情と、無邪気だったケイティが変わってしまった悲しい理由。予告編でも、過去と現在、二つ時間軸を行き来し、自分の命が残り少ないと知っていた父と、母に続いていつかは父もいなくなることを恐れていた娘、大人になっても誰かを愛することを自ら拒む成長した娘の姿が描かれていく。時代を超えて贈り届けられる小説に込められた、“父の愛”に涙し、劇中を彩る「カーペンターズ」の名曲「Close to You」に心揺さぶられる映像を、まずはこちらからご覧あれ。『パパが遺した物語』は10月3日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月06日ウィル・スミス親子共演の『幸せのちから』で父と息子の絆を繊細に描き世界中を涙で包んだガブリエレ・ムッチーノ監督が、ラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドという親子を描く最新作『パパが遺した物語』(原題:『Fathers and Daughters』)が公開が、10月3日(土)に決定。併せて、ラッセル・クロウの優しい眼差しが印象的な劇中ビジュアルも公開された。小説家のジェイク(ラッセル・クロウ)は交通事故で同乗していた妻を亡くし、彼自身も入院したことから、溺愛していた7歳の娘ケイティ(カイリー・ロジャーズ)と引き離されてしまう。7か月後に退院したジェイクは、ケイティにこれからは「ずっと一緒」と約束する…。25年後、大学院で心理学を学ぶケイティ(アマンダ・セイフライド)は、悲しい経験から人を愛することができなくなっていた。そんなとき、父が自分と娘とのことを綴った遺作を敬愛する作家志望のキャメロン(アーロン・ポール)と出会い、恋におちる。ケイティは過去と向き合い、新しい人生に踏み出そうとするのだが…。本作は、心に傷を持つ主人公のケイティが、ある出逢いをきっかけに、亡き父との思い出を辿り始める物語。次第に明かされていくのは、父と娘の純粋すぎる愛情と、無邪気だったケイティが変わってしまった理由。自分の命が残り少ないと知っていた父と、母に続いて、いつかは父もいなくなることを恐れていた娘。スクリーンからあふれる、「この幸せな時間を1秒でも長く」という2人の願いは、観る者の胸を強く切なく締めつける。成長したケイティを演じるのは、『レ・ミゼラブル』『テッド2』のアマンダ・セイフライド。小説家だった父のジェイクには、『レ・ミゼラブル』『ビューティフル・マインド』などで知られるアカデミー賞俳優ラッセル・クロウ。子ども時代のケイティには健気で愛くるしいカイリー・ロジャーズが扮するほか、キャメロンには海外ドラマ「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポール、さらに『ANNIE/アニー』のクヮヴェンジャネ・ウォレスに、ダイアン・クルーガー、ジェーン・フォンダと錚々たるキャストが出演。さらに、時を超えて愛される「カーペンターズ」の名曲「Close to You」が本作を盛り上げる。1枚のビジュアルからも分かる、娘を見守り続ける父の大きな愛情。時を経て明らかになる父娘の愛の絆は、この秋、感動を呼ぶに違いない。『パパが遺した物語』は10月3日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日名優ラッセル・クロウ、『テッド2』のアマンダ・セイフライドが出演する感動作『パパが遺した物語』が10月に日本公開されることが決定した。ニューヨークで暮す女性を主人公に、父と娘の絆を描いた感動作だ。その他の情報本作の主人公は、心に傷を抱えていきる女性ケイティ(セイフライド)。大学で心理学を学んでいる彼女は、ある理由から人を愛することができなくなっていた。そんなある日、彼女は小説家だった父ジェイク(クロウ)が自分と娘について書いた遺作を敬愛する青年と出会ったことを機に、自分の過去に向かいあう。『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノが監督を務めており、娘に純粋な愛を寄せる父と、父を想う娘のドラマが綴られた感動作になっているという。『パパが遺した物語』10月3日(土) 新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2015年07月14日ラッセル・クロウが22日(現地時間)に行なわれたアカデミー賞授賞式への出演依頼を断っていたことが分かった。理由はラグビーの試合観戦だという。22日、ラッセルはイギリス北西部に赴き、ラグビーのワールドクラブ・チャレンジの「サウス・シドニー・ラビトーズ」の試合を観戦した。同日にアメリカ・ロサンゼルスで開催された第87回アカデミー賞授賞式のプレゼンター役の打診があったが、「ラビトーズ」の共同オーナーであり、試合観戦を優先したという。「ライアン・ゴズリングと一緒にプレゼンターをやる話があったんだ。でも、先方から日程を聞いて、『悪いけど、先約があるんだ』と言ったんだよ」と語ったラッセル。「世界の中にはまったくラグビーが知られていない地域もあるけど、じっくりルールを説明して、試合映像を見せれば、誰もがすぐ夢中になるよ」とラグビーの布教活動にも熱心な様子。本業である映画界最大のイベントを蹴ってしまうほどの情熱を注いでいるとあって、「ラビトーズ」がイギリスのクラブチーム「セント・ヘレンズ」に39対0で圧勝し、大満足だったようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月25日第二次世界大戦末期、たった1台の戦車で戦い抜いた5人の兵士たちの絆を描いた、今冬最大の戦争アクション『フューリー』。このたび、戦車部隊を率いるリーダーを演じた主演のブラッド・ピットと、新兵を演じたローガン・ラーマンの2ショット画像が到着した。1945年4月、第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線。過酷な戦場を経験してきた戦車部隊の指揮官ウォーダディー(ブラッド・ピット)のもとに、戦闘経験のない新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が副操縦士として配属されてくる。“激しい怒り”を意味する“フューリー”と名付けられた戦車に乗り込んだ5人の兵士の闘いは、そこから始まる…。早くも、本年度アカデミー賞最有力作品との呼び声も高い本作。そのチームの軸となる重要なリーダーを演じるのが、ブラッド・ピッドだ。デヴィッド・エアー監督が書き下ろしたオリジナルのキャラクターについて、プロデューサーのジョン・レッシャーは「ウォーダディーはとても興味深いキャラクター。開戦以来ずっと戦車部隊の指揮にあたり、グループの結束を図ってきた。しかし、心に傷を負った複雑な男でもある。また自分の持てる知恵をノーマンに惜しみなく託す気でいる。とても魅力的な男で、いままでにないタイプの人物だ」と説明する。また、戦場に怯える新兵を演じたローガン・ラーマンは、ブラッドとの共演について「素晴らしい経験になった」と高揚しながら語る。「以前から彼の大ファンだった。俳優として出演した作品や選んだ役柄に影響を受けた。身近にいて、彼の献身ぶり、素朴な態度、たゆまぬ努力に驚かされた」と、劇中でのウォーダディーとノーマンの関係性さながらに、多くのことを彼から学んだとふり返る。今回公開された2点の画像も、ウォーダディーがノーマンに檄を飛ばしている劇中カットと、デヴィッド・エアー監督を挟んで、ブラッドとローガンが会話を交わすメイキングショット。劇中でも、撮影現場でも、深い“師弟の絆”で結ばれた2人の真摯な姿が映し出されている。本作の製作総指揮も務め、名実ともに屈強でブレないリーダーのブラッドと、『パーシー・ジャクソン』シリーズ(’10/’13)、等身大青春映画『ウォールフラワー』(’13)、ラッセル・クロウと共演した『ノア 約束の舟』(’14)などを経て、本作でさらなる俳優としてのブレイクが予感されるローガン。そんな2人の姿を見ると、 壮絶な戦争アクションだけではなく、人間ドラマにも期待が高まるばかりだ。『フューリー』は11月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月02日ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング主演で製作準備が進められている『The Nice Guys(原題)』に、『マジック・マイク』、TVドラマ『ホワイトカラー』のマット・ボマーが出演することが決まった。映画の舞台は1970年代のロサンゼルス。若手の探偵(ゴズリング)は、ギャング(クロウ)に雇われて、行方不明になった少女を探す。その過程で予測もしなかったことが浮上していき、ボマーが演じるキャラクターが重要な位置を占めることになるようだ。監督は、『アイアンマン3』『キスキス,バンバン』のシェーン・ブラック。ボマーをブレイクさせたTVドラマ『ホワイトカラー』は、11月に放映を開始する第6シーズンで完結する。文:猿渡由紀
2014年09月30日公開中の映画『ノア 約束の舟』にエマ・ワトソンが出演している。彼女が演じた女性イラは映画の題材になった聖書には登場しないが、ワトソンは演じる上で「迷いはなかった」と振り返る。その他の写真本作は、堕落した人間を滅ぼすために地上からすべての生きものを消し去ることを決めた神の声を聞いたノアが主人公で、彼はすべてを飲み込む大洪水に備えて巨大な箱舟を作ろうとする。ワトソンが演じるイラは聖書には登場しない映画オリジナルのキャラクターだ。「彼女がどういう女性なのか、私にはまったく迷いはありませんでした。すぐに彼女を理解できました。いろいろな意味でイラはシンボルであり比喩なんです。この世には他人の長所が見える人と見えない人とがいます。イラはどんなときも希望を見出すし、他人や人間の良いところが見える人です。それがこのストーリーの重要な部分になっています。人間というものは本来邪悪なものなのか、あるいは欲深くならないことはできるのか、本当はもっと利他的なのだろうか、という問いかけの中で彼女が大きな部分を占めているんです」。イラはノアの養女として穏やかに成長するが、やがて“ある出来事”を巡ってノアと対峙する。ラッセル・クロウとワトソンの緊張感あふれるやりとりは本作でも大きな見どころのひとつだ。「ラッセルは、自分が完全に理解し信じているセリフ以外は口にしません。納得がいかないことを、それでよし、としてしまう人ではないんです。彼はとても細かいところまでこだわります。本気で取り組んでいるんです。適当に済ませてしまうなんてことはありません。とても尊敬すべき演技への取り組み方です。でもその一方で、ものすごく優しい面もあります。最初、私は彼に会うことにかなり気後れしていましたが、実際に会ったら、とても思いやりのある人でした」。撮影では聖書に記載されたサイズ通りに巨大な箱舟が建てられたが、特殊効果が追加され、編集されて完成した作品に彼女は「本当に驚いた」という。「どう説明していいのかわからないけれど、とにかく今まで見たこともない映画だとしか言いようがありません。前例のない作品なんです。“なぜ今、ノアなのか?”というと、物事には波があるからでしょう。どういう理由にしろ、今、人々が語りたい、あるいは聞きたい、と思っているのがこういう物語なんです。将来、映画史の研究家が今の時期を振り返ったら、私たちの文化がなぜこうした古い物語を求めたのか、子どもの頃に初めて聞いた物語にまた戻らなければいけなかったのか、という理由がきっとわかるんじゃないでしょうか」。『ノア 約束の舟』公開中
2014年06月18日『ハリー・ポッター』のハーマイオニー・グレンジャー役で知られる女優のエマ・ワトソンがこのほど、ラッセル・クロウ演じる主人公ノアの養女役で出演した『ノア 約束の舟』(6月13日公開)への思いや自身の役柄について語り、本作のラブシーン映像も公開された。ダーレン・アロノフスキー監督が「『ハリー・ポッター』での少女のイメージではなく、一人の女性として見せたかった」と話しているように、本作で大人の女性の一面を見せているエマ・ワトソン。自身の役柄について「ノアの一家が、廃墟となった難民収容所を通りかかった際に見つけた少女がイラです。戦争の被害者でひどいけがを負っていて、背負ってゆかねばならないのにも関わらず、ノアは彼女を助けることにします」と説明し、「ノアとイラの間には強い絆があり、お互いに相手のことを心から大切にしていることが伝わってきます」と加えた。また、本作の撮影は「今までの中でダントツの大変さでした」と告白。「テーマとしても、例えば、もうすぐ世界は終わると今聞かされたらどんな気持ちになるか、というようなものでしたし。どうしたらそれをちゃんと演じられるだろうという感じでした」と難しさを語った。続けて、「どんな演技をしても、スケールが足りないんじゃないかという感じでした」と振り返り、「『この演技はオーバーなんじゃないかな』と思うことがありましたが、あれだけのスケールに支えられていると、やり過ぎるということはないんです。とにかく全力でいちかばちかやってみるしかないんです」と全力で挑んだという。そして、「予告編が公開されないうちから、この作品に関しては論議が起きていました。というのも、分類するのがとても難しい映画だからです。ただの聖書を題材とした作品ではないし、ただのアクション映画でもない。一つのカテゴリーにきっちりおさまる作品ではないんです」ということにも触れ、「でもそこがエキサイティングなんです。すべてを包括しているから」と魅力を語った。さらに、「聖書を題材とした作品が作られたのは50年ぶりなので、ノアの物語を熟知し愛している、さまざまな宗教の人たちが『やっと誰かが作ってくれた。私たちの信仰に関わりのある物語を映画館で楽しむことができる』と思ってくれるはずです」と期待。「学校を卒業したばかりの若い人たちにも見てほしい。ジェームズ・キャメロンの『アバター』に心から共感し支持した若い人たちは、この作品を理解してくれるはずです」と若い世代にも呼びかけた。
2014年06月09日ニューヨークを舞台に、100年の時を超える運命的な愛の物語を描いた映画『ニューヨーク 冬物語』。シェイクスピアと並ぶとまで絶賛されたマーク・ヘルプリンの美しい小説「ウィンターズ・テイル」を映画化。真実の愛とは何か?を深く考えさせるこの作品について、恋愛科学研究所所長の荒牧佳代先生は、様々な“恋愛のなぜ?”を解消できる作品だと語っています。それっていったいどういうこと!?一問一答形式で、教えていただきましょう!【荒牧佳代先生が“恋愛のなぜ?”を解説】(1)なぜ、運命だと感じる恋があるの?主人公のピーター(コリン・ファレル)はある日、泥棒をするために入った邸宅で病身の令嬢ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会い恋に落ちます。その瞬間からベバリーは、「ピーターと出会って、ベバリーは他のことはどうでもいいと思えるようになった。彼女にとって大切なのは、ピーターとの間に芽生えた奇跡のような絆だけなの」とジェシカ自身が話すほど、“恋は盲目”的にピーターを愛するようになります。→女は直感を信じているから!荒牧先生:「女性は偶然の出来事に対して運命を感じます。なぜなら自分の直感を信じているから。思うに女性は、恋愛への関心度の強弱こそあれ、基本的にはみんな能動的で肉食系の生き物。女性は嗅覚で恋をするとも言われるくらい、自分の好きな男性の“匂い”に敏感ですが、それも遺伝子レベルで自分に合った男性を選ぶための優れたスキルなんです。また、フェロモンに関しても、現代の科学では女性のみが男性フェロモンを感知できているのではないか?とも言われています。つまり女性の恋愛の直感は男性と較べてとても鋭いんですね。」(2)なぜ、身分格差の恋愛は燃えるの?「ピーターは高嶺の花のような美しい女性と出会うことで、生まれて初めて本物の愛を知るんです」ピーター役のコリン・ファレルがそう話す通り、この作品に描かれるのはニューヨークの裏社会で生きてきた男と、広大な邸宅に暮らす令嬢との恋。一見してどうしてこの2人が?と驚くほど不釣り合いなカップルが、切なくもロマンチックなラブストーリーを繰り広げます。→障害があると気持ちが燃え上がるから!荒牧先生:「恋愛をするうえで障害があると、2人の気持ちは燃え上がります。『ロミオとジュリエット』もそうですが、障害のある恋や階級を超えた愛はよく物語のテーマになりますね。実は恋愛の相性において、性格や価値観にはあまり意味がありません。それらは主観的なうえ流動的なもの。年齢や経験によっても変化するのであてにしないほうがいいのです。もちろん、共通する部分が多ければ同一化の作用で急接近でき、恋のボルテージも高まります。でも、だからといって関係が長続きするとは限りません。相性とはお互いを思いやる気持ち、求める気持ち、相手を愛したい気持ちのバランスだからです。バランスが良ければ想いは続きますし、絆も深まります。なお、相手を愛したいという気持ちはその人自身しか持ちえないもの。本人にしかわからないオンリーワンの感覚だからこそ、自分が愛した相手は“運命の人”だと信じることができるのです。」(3)なぜ、か弱い女はモテるの?余命わずかのベバリー。彼女の死後も生き続けるピーターを演じたファレルは、「誰かを愛する気持ちは、たとえその人が死んだとしても、相手の人にきちんと受け継がれるものだと思う。そういう意味では、愛は時間を超えることができる」と話しています。→男の“守りたい願望”をくすぐるから!荒牧先生:「男性には心から愛する女性を“守りたい”“大切にしたい”という男のプライドをかけた本能があります。ラブストーリーにはしばしば、薄命の女性に想いを寄せる男性が描かれますが、それはこんなふうに守ってあげたいという男の願望の表れ。ですから、病身でなくても、男性が“守りたい”と思えば女性は自然と愛されるようになります。そして、浮気もされなくなります。浮気は自分が大切にしたいと思った女性を裏切る行為なので、それは自分のプライドが許さないのです。よく男性が強そうな女性(本当に強いかどうかは別)に向かって“素直になれ”など余計なお世話ともいえるアドバイスを言うのは、そういう男心を理解させたいという想いがあるからです。」主演のファレルはこの作品について「魔法のようなパワーに満ちた壮大な作品。不思議な力に導かれた人々の人生という、ものすごく大きなスケールと親密な物語が共存しているところが魅力的」とコメント。荒牧先生も「今までに観たことのないラブストーリー」と絶賛しています。彼との関係や将来のことで悩んでいるみなさん、劇場で、恋愛科学のプロをもうならせた物語を堪能してみてはいかがでしょうか?映画と一緒に自分の心を見つめることで、問題解決の糸口が見つかるかもしれませんよ!(文=編集J)【STORY】幼い頃に両親と生き別れ、気がつけばニューヨークの裏社会で悪に手を染める日々を送っていたピーター。ある日彼は美しい令嬢ベバリーと出会い、すぐに恋に落ちる。初めて生きることの素晴らしさを知ったピーター。だが、ベバリーの余命はわずかだった。彼女を救うためなら何だってする──ピーターの切なる想いは叶わず、ベバリーの命はつきてしまう。100年後、ニューヨークの街に、記憶を失くしたピーターの姿があった。「俺は、なぜまだ生きている?」記憶がひとつ甦るたびに、生まれる謎。100年にわたり生かされた男に与えられた、ある使命とは──。5月16日(金)丸の内ピカデリー新宿ピカデリー他 大ヒット上映中監督:アキバ・ゴールズマン出演:コリン・ファレル、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジェニファー・コネリー、ラッセル・クロウ配給:ワーナー・ブラザース映画『ニューヨーク 冬物語』 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI) LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.★オリジナルグッズプレゼント★映画をイメージしたオリジナルグッズ(ジュエリーボックス)を1名様にプレゼントします!応募・詳細はこちらから♪※プレゼント応募にはcocoloni PROLOの会員登録が必要です。ご応募期限:6/23(月)~こちらも併せてご覧ください!~いつまでも愛される女になる!12星座別“運命の愛”に巡り会える場所~100年の時を超えるラブストーリー『ニューヨーク 冬物語』【恋占ニュース】()荒牧佳代先生が恋愛・結婚・男ウケにまつわる恋愛科学豆知識を伝授!今日の恋愛科学プチコラム()
2014年05月30日コリン・ファレル、ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリーら豪華キャストが集結した映画『ニューヨーク 冬物語』の特別映像が公開された。本作は100年を超える時間の中で描かれる壮大な愛と真実を描いた作品だ。メイキング映像本作は、『ビューフティフル・マインド』でアカデミー賞脚本賞を受賞したアキバ・ゴールズマンが初監督を務め、現代アメリカ文学の傑作のひとつとされるマーク・ヘルプリンの小説『ウィンターズ・テイル』を映画化した作品で、映像ではゴールズマン監督、ファレルらがストーリーを解説し、貴重なメイキング映像が随所に登場する。本作の主人公ピーターは、ちいさな犯罪を繰り返しながら暮していたが、ある日、盗みに入った家でべバリーに出会い、真実の愛を知る。しかし、彼女は余命半年で、ふたりは互いを知り、愛し合うが時間は過ぎていく。ここまでの物語であれば、よくある悲恋物語だが、本作ではべバリーを失ったピーターがなぜか100年以上もニューヨークの街で記憶を失ったまま生き続けてしまう。彼はなぜ、ニューヨークで生き続けているのか? ゴールズマン監督は映像で「時と距離は人の常識を超える。世界には裏側の世界があって、人はすべてつながっている。私はこの作品の世界を全肯定する考え方が好きだ」と語る。本作はファンタジックな設定と、壮大なスケールで人間のもつ“運命”のあり方や、人と人が惹かれあうことの意味、愛を知った人間が相手に対して、世界に対して何ができるのかを描きだしていく物語で、映像ではゴールズマン監督やキャストたちが作品にこめた想いや、少し変わった設定がもつ意味についてじっくりと語っている。『ニューヨーク 冬物語』公開中(C)2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
2014年05月20日突然ですが、みなさんは“運命の愛”って存在すると思いますか?“恋”ではなく“愛”…花火みたいに燃え上がる“運命の恋”ではなく、お互いが相手を温める暖炉の炎でありたいと半永久的に願い続けるような“運命の愛”です。今日5月16日(金)、そんな、天の意志ともいえる数奇な愛の物語を描いた映画『ニューヨーク 冬物語』が公開されます!19世紀末、そして2014年のニューヨークを舞台としたこの作品の原作は、1983年に出版されたマーク・ヘルプリンのベストセラー「ウィンターズ・テイル」。シェイクスピアと並ぶとまで絶賛された現代アメリカ文学を代表する傑作小説です。世界中に感動の涙をもたらした『ビューフティフル・マインド』でアカデミー賞脚本賞を受賞したアキバ・ゴールズマンは、原作に惚れ込み、本作で脚本・製作・初監督を兼任しました。そのゴールズマン監督は作品について「“あきれるくらい”ロマンチックだよ。“自分もこれほど深く愛せる相手と出会ってみたい”と誰もが思えるんじゃないかな」と解説。確かに女性なら誰しも、あんなふうに愛し愛されたい…と感じるような美しいラブストーリーに仕上がっています。本作には星にまつわるエピソードも登場。そこで、公開に先立ち守護石鑑定士のCherrystarさんが教えてくれた、12星座別の“運命の愛”に巡り会えるスポットをご紹介します。<12星座別“運命の愛”に巡り会える場所>★牡羊座積極的でアクティヴなことが好きな牡羊座さんは、気になる人がいたら自分から行動を起こすでしょう。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の火星に導かれるコンサートホール、スポーツ競技場など活気がある場所、証券取引所など。★牡牛座美的感覚・審美眼に恵まれている牡牛座さんは、価値観が合う人に惹かれるでしょう。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の金星に導かれるホテルのロビー、美術館、庭園、屋外カフェなど。★双子座頭の回転が速い双子座さん。心では、計算する前にこれだと思えるような直感的な出会いを求めているのでは。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の水星に導かれる書店、商店街、学校、サークル、エレベーターなど。★蟹座繊細で気分の上がり下がりが激しい蟹座さんは、変わらぬ落ち着きをもたらしてくれる相手に引き寄せられるでしょう。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の月が導くホテル、レストラン、プール、家、埠頭など。★獅子座常にスポットライトを浴びていたい獅子座さんは、恋に落ちたらドラマの主人公のような気持ちになり、たちまち夢中になるでしょう。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の太陽に導かれる劇場、宮殿、お城、世界遺産、コンサート会場など。★乙女座勤勉でやや真面目すぎる乙女座さん。衝撃的かつ稲妻に打たれたような気持ちの高揚を感じたら、それが恋のサインです。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の水星に導かれるオフィス内、図書館、郵便局、駅など。★天秤座愛が全てと考えがちな天秤座さん。ドラマチックで美しい景色は、運命の出会いに花を添えてくれそうです。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の金星に導かれる美術館、美容院、花壇、果樹園など。★蠍座忍耐強く頑張り屋の蠍座さんは、強い情熱を胸に秘め、運命の出会いを待ち続けることができるでしょう。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の冥王星、副支配星の火星に導かれて夜のBAR、冠婚葬祭会場、スポーツ観戦会場など。★射手座自由を好む射手座さんは価値観が似ていること、フィーリングが合うことを何よりも大事にしています。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の木星に導かれる大学、法廷、銀行、会議場、図書館、教会など。★山羊座実は強い野心を秘めている山羊座さんは、その内面を理解してくれる人との出会いを求めているでしょう。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の土星に導かれるファーム、広大な草原、職場、博物館、植物園など。★水瓶座ミステリアスで変わっていると思われがちな水瓶座さん。自分の気持ちを優先してくれる人に出会いたいのでは?運命の愛に巡り会う場所は、支配星の天王星に導かれる飛行場、プラネタリウム、テレビ局、考古学館、科学研究所など。★魚座イマジネーション豊かで心優しい魚座さんは、上手に相手の優しさを見つけることができるでしょう。運命の愛に巡り会う場所は、支配星の海王星に導かれるプール、温泉、海、診療所、病院など。(Createdby Cherrystar☆)みなさんが“運命の愛”に巡り会える場所はどこでしたか?それぞれのおすすめのスポットを普段から意識していれば、この作品の主人公ピーターとベバリーように、いつまでも続く真実の愛を見つけられるかもしれません。(文=編集J)【STORY】幼い頃に両親と生き別れ、気がつけばニューヨークの裏社会で悪に手を染める日々を送っていたピーター。ある日彼は美しい令嬢ベバリーと出会い、すぐに恋に落ちる。初めて生きることの素晴らしさを知ったピーター。だが、ベバリーの余命はわずかだった。彼女を救うためなら何だってする──ピーターの切なる想いは叶わず、ベバリーの命はつきてしまう。100年後、ニューヨークの街に、記憶を失くしたピーターの姿があった。「俺は、なぜまだ生きている?」記憶がひとつ甦るたびに、生まれる謎。100年にわたり生かされた男に与えられた、ある使命とは──。5月16日(金)丸の内ピカデリー新宿ピカデリー他 ロードショー監督:アキバ・ゴールズマン出演:コリン・ファレル、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジェニファー・コネリー、ラッセル・クロウ配給:ワーナー・ブラザース映画『ニューヨーク 冬物語』 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI) LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.★オリジナルグッズプレゼント★映画をイメージしたオリジナルグッズ(Tシャツ)を合計3名様にプレゼントします!※色・サイズはお選びいただけません。応募・詳細はこちらから♪※プレゼント応募にはcocoloni PROLOの会員登録が必要です。ご応募期限:6/6(金)
2014年05月16日「ポールアンドジョー(PAUL&JOE)」は2013年春夏からコラボを続けている 「ジャックラッセルメルティエール(Jack Russell Malletier)」 とのコラボコレクションを2014年4月30日(水)より発売を開始する。今回発表された2014年春夏の新作は、クリエイティブディレクターのソフィー・メシャリーがお気に入りの『DEEP SEA』をテーマにしたユニークなプリントを採用。バック2型、トランクキャリー、ポーチ、カードケース、パスポートケースの全6型で展開する。内側には 「ジャックラッセルメルティエール(Jack Russell Malletier)」のシグネチャーであるドッグプリントを使用。銀座店を皮切りに2014年4月30日(水)より販売を開始する。【製品概要】PAUL & JOE × Jack Russell MalletierコラボコレクションVol.3発売時期:2014年4月30日(水)展開店舗:2014年4月30日(月)銀座店で販売開始。※2014年4月30日(月)~5月6日(火) に銀座三越、2014年5月12日(月)~20日(火)に新宿伊勢丹でイベントを開催する。※画像は、実際の商品と若干異なる可能性あり。【問い合わせ先】ルック電話番号:03-3794-9146元の記事を読む
2014年04月02日2005年にTVコマーシャルに出演したジョージ・クルーニーについて、ラッセル・クロウが馬鹿にしたことに対し、ジョージがそれに反発した事に端を発した2人の舌戦を覚えておられるだろうか?ラッセルは「僕はジョージ・クルーニーのようにスペインでスーツの広告に出たりはしないし、ハリソン・フォードみたいに日本でタバコの宣伝に出たりもしない」と語り、ジョージは「アーティストがアーティストを批判するのは好まない」と応戦したのだ。その事件について、8年を経過した今、ジョージは男性誌「Esquire」最新号でこう語っている。「ラッセルが僕に詩集を送ってきたんだ。それは彼が言ったたわ言に対する謝罪の印だと思う。とにかくあのときは、何の前触れもなく、突然に彼が噛み付いてきたんだ」。さらに続けて「僕は、『ラッセルこそ自分のロック・バンドを宣伝するために、自分の知名度を利用しているじゃないか。僕もハリソンや、デ・ニーロと一緒にバンドを結成しようかな。いいアイディアをありがとう』とジョークでかわしたんだけれど、彼の腹の虫はまだ収まらなかったんだ。さらに、彼は僕を指して『やつは自分を第2のフランク・シナトラだと思っている』と来たから、メモをラッセルに送ったんだよ。『こうやって2人の有名人がただ喧嘩してるのを喜ぶのはゴシップ雑誌だけだと思うよ。一体、どうしたんだい?』ってね」。ジョージは、ラッセルが突然送ってきた詩集を彼なりの謝罪の印だと受け取り、その年の英国アカデミー賞で受賞を果たしたら、スピーチで読むつもりだったという。残念ながら、ジョージが製作・主演した『シリアナ』(’05)での受賞は逃してしまったため、ラッセルの詩集は披露されなかったのだとか。8年前の出来事とはいえ、いまだに分からないのは、なぜ突然ラッセルがキレて、名指しでジョージやロバート・デ・ニーロ、ハリソン・フォードを批判したのかということだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年11月12日世界で2億ドル超えの大ヒットを記録した『RED/レッド』の続編『REDリターンズ』。ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、メアリー=ルイーズ・パーカーという鉄板キャストに、なんとオスカー女優の2人、アンソニー・ホプキンスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、さらに韓流スター、イ・ビョンホンが加わり、超危険な中年スパイチームがさらにパワーアップ。そんなキャストたちの中でも、変わらぬ美しさで他を圧倒するキャサリンの魅力に迫る!本日、9月25日はキャサリンの44歳の誕生日(偶然にも夫マイケルも同じ誕生日で、今年69歳!)。アラフォー女子とは思えない色気たっぷりの豊満ボディで男性陣の目を釘付けにし、その凛とした強さで女性たちからも羨望の眼差しを浴びる。先立って公開された予告編では、いきなり元カレ役のブルースの唇を奪い、攻めて攻めて攻めまくる姿で、元祖・肉食系女子として健在であることを知らしめた。一方でキャサリンは、最近ゴシップネタでもよくその名を目にする。夫マイケル・ダグラスが喉頭ガンを克服したと思えば、キャサリン本人が双極性障害を患っていたことを発表し、さらには現在2人は別居中とのこと。なかなか波乱万丈な人生を送っている彼女だが、今年だけでもスティーヴン・ソダーバーグ監督の『サイド・エフェクト』、ラッセル・クロウ、マーク・ウォールバーグ共演の『ブロークンシティ』とキャリアの方は相変わらず順風満帆。本作では“ロシアの女スパイ”を演じているキャサリンだが、当然ありきたりなキャラクターにするわけはない。これまで見たこともない、ひとクセもふたクセもある独特な存在に仕立て上げた。キャサリンの目標は「『007』シリーズなどに登場する一元的な人物にならないようにすること」だったという。さらに「脚本を読んで、まずたくさんのファッション雑誌に目を通したわ。それから私の中でのカーチャ(キャサリンの役)のイメージを監督に送ったの。おかげでビジュアル的に彼女をとらえることができたわ」と役作りについて語っている。妖艶なキャサリン・ゼタ=ジョーンズの危険な肉食系女子っぷりに注目だ。『REDリターンズ』は11月30日(土)より全国にて公開。(江﨑仁美(cinema名義))■関連作品:REDリターンズ 2013年11月30日より全国にて公開(C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2013年09月25日「最初に完成した映画を観たときは本当にドキドキしたよ。だって、僕も『レ・ミゼラブル』のいちファンで、期待でいっぱいだったからね。でも、映画の序盤で、ヒュー・ジャックマンが釈放状を破り、紙吹雪のように宙を舞うシーン。僕は思わず涙してしまったんだ。あの瞬間、この映画は間違っていない、と思ったよ」。そう語るのは、日本だけで58億円という驚異的な興業収入を記録し、社会現象とまで言われた映画『レ・ミゼラブル』で、マリウス役を演じたエディ・レッドメイン。『マリリン7日間の恋』や『HICK-ルリ13歳の旅』などに出演し、正統派なルックスや少年っぽい笑顔で、日本でもじわじわと女子人気を拡大しているエディ。今回、初来日を果たした彼は、これからの更なる人気上昇を確信させる、紳士的なナイスガイ!エディが「レ・ミゼラブル」に出会ったのはまだ少年の頃。「8歳か9歳くらいのときに初めて舞台を観て、(ストリート・チルドレンの)ガブロッシュになりたい!と思っていたんだ。彼は大人たちを相手に、まるでロックスターみたいじゃない?家族でドライブするときも、車の中でサントラを聞いてた。いつも兄がヒュー・ジャックマンのパートを歌い、僕はラッセル・クロウのパートを歌っていたんだよ」。それから約20年後。以前、まだ俳優として駆け出しだったエディを起用し、それから交友関係を続けていた監督、トム・フーパーと再び『レ・ミゼラブル』で仕事をすることになる。「大好きな『レ・ミゼラブル』に関わることは、まさに“dream come true”だよ!」と身を乗り出して想いを語るエディ。本当に『レ・ミゼラブル』が好きで、ハートの熱い俳優なのだ。エディが演じたマリウスは、裕福な家族の反対を押しのけて、革命運動に関わる若き学生。エディとマリウスの共通点の一つは、エディも名門イートン校出身(ウィリアム王子と同級生!)のエリートであること。両親、兄弟ともにエンターテインメント業界とは全く無縁な家庭環境に育ちながらも俳優を志したそうだが、もしかするとマリウスのように家族から反対を受けた…?「両親は昔から、僕が俳優になることをサポートしてくれたよ。『俳優じゃなくて、プロデューサーとかはダメか?』とはよく言われたけどね(笑)」。「『レ・ミゼラブル』に関しては、家族全員がファンだから、兄なんかはオーディション中、毎日のように『受かったか?受かったか!?』ってメールしてきたよ(笑)。しかも、僕が実家で歌のレッスンを受けることがあって、監督も来てたんだけど、まだ赤ちゃんの姪っ子を連れてきて『コゼット役で出演できないか!?』と監督に訊いていたくらい!プレミアにも家族総出で来てくれたし、とても興奮していたよ」。教養があって、家族に愛され、さらにイギリスの伝統的ブランド「バーバリー(BURBERRY)」のモデルも務めるルックスとスタイル。加えて、俳優で歌も上手いなんて、ちょっと完璧過ぎ…!?トニー賞(ミュージカル界のアカデミー賞)受賞の経験もあるエディだが、ミュージカル映画へ出演することは、また一つ新しい挑戦だった。実は、本作はミュージカル映画としては画期的で、先に歌を収録し、後に“口パク”で撮影するという一般的な方法ではなく、ライヴで歌いながら撮影をしているのだ。「ライヴで歌うことはチャレンジだったけど、ほかの方法でこの映画を撮ることは考えられないね。アマンダ(・セイフライド)とヒュー(・ジャックマン)は、通常の方法でもミュージカル映画に出演しているけど、歌に口を合わせることで頭がいっぱいになってしまって、自由に演技ができなくなるって言ってたんだ」。「ただ、もちろん、20テイクあるときは、歌も20回歌わなければならないし、声が枯れてしまうこともあったよ。みんな、ライヴで撮影した後のポストプロダクションで、声が掠れている部分なんかは後で歌だけ録り直すと思っていたんだ。でも、完成した映画の99.5%は、ライヴで撮った歌だよ。観てて、『なんで僕のあのシーンも使っちゃったんだろう…』って思うところもあったけどね(笑)。トムは完璧さよりも、生の雰囲気を重視してだんた」。監督の“ライヴ”へのこだわりは、クライマックスのバリケードのシーンにもあった。「あのシーンでは、20人の学生に加えてエキストラも40人ほど、さらにカメラクルーも全員、民衆の恰好をしていたから、もうどこにカメラがあるか分からない状態だった。その状況で、トムが『アクション!』と言った瞬間、上からピアノが降ってきた…!僕たちは必至にバリケードを作り、本当に恐怖感があった。だからこそリアリティのあるシーンになったと思う」。エディ自身の最大の見せ場といえば、ソロの「カフェ・ソング(Cafe Song)」。「あの撮影の日のことはもう記憶が真っ白になった程、緊張した」と笑いながらふり返る。「だって、撮影スタッフは『アン・ハサウェイの“夢やぶれて(I Dreamed a Dream)”が素晴らしくて泣けた!』とか、『ヒュー・ジャックマンの歌に感動した!』とか、毎日のようにうわさしてたんだ。僕の撮影日が先延ばしされればされるほど、どんどんプレッシャーは増していったわけで…(苦笑)」。最後に、『レ・ミゼラブル』にちなんだ恋愛の質問を一つ。もしエディがマリウスの立場だったら、コゼット(アマンダ・セイフライド)とエポニーヌ(サマンサ・バークス)、どちらを選ぶ?「それはエポニーヌだよ。小さい頃から彼女に憧れてたからね。セクシーで、ちょっと生意気で、派手な帽子も被ってないしね!」。『レ・ミゼラブル』Blu-ray&DVD発売日:6月21日(金)<価格>ブルーレイ:3,800円(税込)コレクターズ・ブルーレイBOX:8,190円(税込)フォトブック仕様ブルーレイ&DVD:5,240円(税込)DVD:2,480円(税込)発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント(photo:Manna Kikuta)■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2013年06月20日全世界でその名を知らぬ者はいない“ヒーローの中のヒーロー”、スーパーマン。そんなスーパーマンの新たなる誕生を描いた『マン・オブ・スティール』の本予告編が初公開された。『ダークナイト』シリーズで新しいバットマン像を作り上げたクリストファー・ノーランが製作を手がけ、傑作コミック『ウォッチメン』を実写化したザック・スナイダーが監督を務める本作。最新の映像美を駆使して、スーパーマンがいかにして究極のヒーローとなったのかを、いまだかつて語られることなかった視点で描き出す。このほど公開されたのは、物語の全貌を垣間見ることのできる予告編映像。クリプトン星で誕生した主人公クラーク・ケントが、実の父(ラッセル・クロウ)の手で、赤子のうちに宇宙へと脱出させられ、漂着した地球で育ての父(ケヴィン・コスナー)に「お前の使命を探し出せ」と旅立たされる映像から始まり、人智を超えた力を持つ青年(ヘンリー・カビル)としての孤独と葛藤、そして自身の使命に目覚め、おなじみの青いスーツに赤いマントに身を包んだスーパーマンとして立ち上がる前半。地を叩き、空を飛翔する姿は感動ものだ。後半では、スーパーマンの故郷・クリプトン星を滅亡させた強大な敵との対峙に一人で立ち向かう姿が映し出される。さらには、手錠をかけられ、軍隊に連行されるという衝撃的なシーンもあり、そして最後には、胸の「S」マークを「僕の世界では“希望”を意味する」とヒロインのロイス・レイン(エイミー・アダムス)に打ち明ける場面は、これまでのスーパーマンのストーリーでは描かれなかったものだ。本作でスーパーマン(=クラーク・ケント)に抜擢されたヘンリーは、「原作ファンはいつだってスーパーマンを受け入れるだろう。だけど、スーパーマンの熱烈なファンではないという人も多くいる。コミックなんて興味はないという人も。そういう人たちにも、この映画を楽しんでもらいたい」と抱負を語っており、そのためにコミックらしいファンタスティックな要素を維持しつつ、可能な限りリアリティを持ち込むことが重要だったと語っている。生誕75周年を迎えるスーパーマンが、果たして世界でどのように受け止められるのか?『マン・オブ・スティール』は8月30日(金)新宿ピカデリー他にて3D/2D同時公開。※『マン・オブ・スティール』予告編映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。(C) 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:マン・オブ・スティール 2013年8月30日より全国にて公開(C) 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.
2013年05月22日現在公開中の大ヒットミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』のTVスポットに、舞台版『レ・ミゼラブル』の大ファンという松岡修造が出演。映画化された本作を熱く語っている映像が公開される。その他の写真本作は、世界43か国で上演され、1985年初演以来、27年間ロングラン上演を続け6千万人を超える動員数を記録した大ヒット同名ミュージカルを映画化。19世紀フランス、ひと切れのパンを盗んだために19年もの間、牢獄生活を送ったジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)を主人公に、激動の時代を生きた人々の姿を描いた一大巨編だ。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーパー監督がメガホンを執り、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドらなど豪華キャストが顔を揃える。ジャックマンが、先ごろ発表されたゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされたほか、作品賞(コメディ・ミュージカル部門)、助演女優賞、主題歌賞の4部門に選出され、さらに話題を集めている。このほど公開されるTVスポット映像では、元プロテニスプレーヤーで、自他ともに認める“熱い男”として、現在はスポーツキャスターやタレントとして活躍中の松岡修造が本作を熱く語っている。松岡は、「僕は、映画でここまで心を動かされたのは初めてです。この映画は明日へ向かう、生きる力があります。もう“感動”というものを超えてしまっていますね」と目頭を熱くしながらコメント。舞台ファンをもうならせた本作のTVスポット映像は、12月27日(木)より地上波にてオンエア予定(一部地域を除く)。『レ・ミゼラブル』公開中文:塚野清香
2012年12月26日「ぴあ」調査による12月21日、22日公開の映画・満足度ランキングは、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』がトップに輝いた。2位に韓国で大ヒットした人間ドラマ『拝啓、愛しています』が、3位に20世紀のファッション界を代表するカリスマ・エディターを追った記録映画『ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ』が入った。上位作品の画像1位の『レ・ミゼラブル』は、大ヒットミュージカルをヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドら豪華キャストを迎えて、トム・フーパー監督(『英国王のスピーチ』)が映画化した作品。観客からは「ストーリーの多様な魅力に加え、メッセージの奥深さに感動した」「終ってからも涙が止まらなかった! 名作はやはり映画になっても名作だ」「内容も構成も大変よくできていて、舞台にはない映像美を感じた」「ミュージカル映画はめったに観ないが、ヒュー・ジャックマンなど俳優陣の熱演にグイグイと引き込まれた」「鑑賞後は胸がいっぱいになった。人生って素晴らしい!」「鳥肌が立った。それくらい臨場感があった」などの声が寄せられた。出口調査を行なった劇場では上映後に拍手がおこったといい、幅広い世代から熱い支持を集めた。2位の『拝啓、愛しています』は、人生の黄昏時に出会った男女4人の友情と愛を描いたヒューマンドラマ。出口調査では「切ないながらも希望のある映画」「ストーリー、キャストともに素晴らしく、共感できしたり学ぶこともあった」「自分の人生ときちんと向き合っているシニアの方にオススメしたい」など、50代、60代の観客から絶賛する声が相次いだ。(本ランキングは、2012年12月21日(金)、22日(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年12月25日アン・ハサウェイが今月10日(現地時間)、『レ・ミゼラブル』のニューヨーク・プレミア会場で、下半身が丸見えになってしまうアクシデントに見舞われた。プレミア会場のジーグフェルド・シアターに車が到着し、アンが降車しようとした際、深いスリットの入った衣裳がまくれ上がり、下半身が露出してしまったのだ。アンは下着をつけていなかった。異様なほどの勢いでフラッシュを浴び、事態に気づいたアンは急いですそを下ろしたものの、すでに写真を撮られてしまっていた。衣裳はトム・フォードがデザインした黒のタフタのドレス。その後、ヒュー・ジャックマンやアマンダ・セイフライド、ラッセル・クロウらとレッド・カーペットを歩き、いつもと変わらない笑顔を振りまいていたアンだが、後に「Vanity Fair」誌の記者に「車を降りようとしたときだったの。ドレスがとてもきつかったのよ。カメラのすごいフラッシュを浴びるまで気がつかずにいたの」とこぼしたそうだ。「ショックだったわ。彼らは全て見ちゃったのよ。あの人たちのためにスカートをまくり上げたみたいなものだわ」。「New York Post」紙のゴシップ・コラム「Page Six」によると、アンはインターネット上に問題の写真が出回っていることについて「出ちゃったものはしかたないわ」と動じる様子はまったくなし。そればかりか「次に公の場で車から降りるときは、毛布にくるまって出ることにするわ。笑えるわよ」とジョークを飛ばしているそうだ。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年12月13日ラッセル・クロウが、ビリー・ジョエルの元妻で料理評論家のケイティ・リーと交際しているようだ。ラッセルは10月に妻のダニエル・スペンサーと結婚9年目にして友好的に別れたと報道されたばかりだが、今月9日(現地時間)の早朝にニューヨークにあるグリニッチ・ホテルの応接間の暖炉の前でケイティと抱き合ってるのが目撃されており、目撃者は2人がお互いずっと手を繋いだままだったと「New York Post」紙に明かしている。「ラッセルとケイティは親密な会話をしていたようですね。お互いぞっこんのように見えました。ケイティはその日の午後にはまだホテルにいましたね。午後2時にもラッセルと、同じ暖炉のところで一緒にいるのを見かけました」。ただ複数の関係者によれば、2人はすでに交際を始めてから数週間経っているものの、まだ真剣なお付き合いという段階ではないよう。そんなラッセルの新作『レ・ミゼラブル』は来週21日(金)から日本公開予定だ。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年12月12日21日(金)に日本公開されるミュージカル映画『レ・ミゼラブル』のワールドプレミアの模様が映画公式Facebookで生中継されることが決定した。日本時間6日(木)午前2時頃からロンドンのプレミア会場の模様を配信する。その他の写真本作は、ひと切れのパンを盗んだために19年もの間、牢獄生活を送ったジャン・バルジャンを主人公に、激動の時代を生きた人々の姿を描いた一大巨編。1985年初演のミュージカルを『英国王のスピーチ』で米アカデミー賞作品賞、監督賞などに輝いたトム・フーパーが映画化した作品。ワールドプレミアには出演者のフーパー監督、ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドら先ごろ来日したメンバーに加えて、ラッセル・クロウ、サシャ・バロン・コーエン、ヘレナ・ボナム=カーターらも登壇。ロンドンはフーパー監督の故郷で、演劇のメッカとして知られる街だけに、プレミアは大きな盛り上がるを見せることが予想される。映画『レ・ミゼラブル』ワールドプレミアinロンドン生中継映画公式facebookにて日本時間12月6日午前2時頃より生中継『レ・ミゼラブル』12月21日(金)TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー
2012年12月05日ヒュー・ジャックマンやアン・ハサウェイを始め、ハリウッド・スターたちが美声と熱演を披露する『レ・ミゼラブル』。主要キャストたちは、クランク・イン前にカラオケ・パーティで結束を固めたという。ヒュー扮する主人公、ジャン・バルジャンの宿敵・ジャベール警部を演じるラッセル・クロウが音頭をとり、ヒューも含めたキャストが揃った。ファンティーヌを演じたアンは芸能情報番組「E! News」で「ラッセルがキャストみんなの親交を深める目的で金曜のディナーをセッティングしてくれたの。そこにはキーボードがあって、ピアノ奏者もいたのよ」と語った。いわゆるカラオケではなく、生の伴奏付きで歌ったというわけだ。「私たち全員、すごく緊張して自意識過剰になってたのに、彼は全員に歌わせたのよ」。ファンティーヌの娘・コゼット役のアマンダ・セイフライドは「マペット・ショー」のカエルのカーミットの着ぐるみ姿でエミネムの「Lose Yourself」を歌ったそうだ。「月曜日から撮影が始まったけど、互いに気心が知れているから、とてもリラックスして臨めたわ。ウォーミング・アップのときに謝り合ったり、歌う前にいちいち言い訳したりする必要がなかった。先入観を持たずに、すぐ共演者として一緒に仕事するモードになれたのよ」。作中では敵役のラッセルだが、面倒見の良さは、むしろジャン・バルジャンに近いようだ。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年12月05日1985年の初演以来、ロンドンで27年間にわたり上演が続き、今もなお人気を誇る同名ミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』が12月21(金)に公開される。本作は、登場人物の心情をリアルに表現するために、通常のミュージカル映画では用いられない“前代未聞の撮影方法”が採用された。このほど、その模様をおさめた特別映像が公開された。特別映像これまで多くのミュージカル映画では、撮影前に役者の歌唱部分をスタジオで収録し、撮影時に録音された音源を聴きながら演技するという手法が一般的だった。しかし、この方法だと“数か月前に歌った歌”を聞きながら、“撮影中の心の動き”を表現することになってしまう。そこで、本作ではセットにピアニストを常駐させ、仮の伴奏で歌と演技を同時に行い、編集時に仮伴奏を豪華なオーケストラ音楽に差し替えるという手法がとられた。このほど公開された特別映像では、カメラ後方で伴奏するピアニストの姿と、それに合わせて歌い、演じる俳優たち、そして彼らの歌声を完璧に捉えるべく奔走するスタッフの姿が収められている。特別映像で出演者たちが「自由に演じることができる」「演じながら歌うと感情がそのまま声のトーンに表れる」と語る通り、この方法では俳優はその場で感じた気持ちを歌にこめることができる。しかし、歌いながらセットを移動する俳優たちの歌声を完璧な状態で録音しなければならないという技術的な課題や、俳優は撮影するたびに何度も歌い続けなければならないという難点もある。しかし、本作ではそのような難点を乗り越えても“その場で歌う”ことにこだわった。トム・フーパー監督は「その場で歌えば、ストーリーの真実味を保つことができる」と語る。本作は、パンを盗んだ罪で19年間服役した男を主人公に、激動の時代の波に飲まれながらも自由や希望を求めて立ち上がろうとする民衆の姿を描いた感動作で、“レ・ミゼラブル(ああ無常)”という題名の通り、愉快な歌や軽快な踊りではなく、苦しみの中で希望の光を求めて歩もうとする“登場人物の心の揺れ動き”が最大の見どころだ。だからこそフーパー監督とヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドら俳優陣は“歌で感情を表現する”ことを最優先に撮影を敢行。この挑戦は大きな成果をあげているようで、すでに作品を観た報道陣、批評家からは絶賛の声があがっている。『レ・ミゼラブル』12月21日(金)TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー
2012年11月30日