世界最長のロングラン記録を誇るミュージカルの金字塔を鮮やかに映画化した『レ・ミゼラブル』がついに完成し、11月28日(水)、東京国際フォーラムで開催されたジャパンプレミアで日本のファンにお披露目!主演のヒュー・ジャックマンを始め、共演するアン・ハサウェイとアマンダ・セイフライドという豪華な顔ぶれが揃って来日を果たした。当日はファン2,500人を前にした異例の“公開記者会見”を行い、トム・フーパー監督、舞台版の生みの親でもあるプロデューサーのキャメロン・マッキントッシュと共に、作品の魅力や撮影現場の様子を語った。自由を求め民衆が立ち上がろうとした19世紀フランスを舞台に、人としての正しき道を模索する元囚人の主人公ジャン・バルジャンの波乱万丈な人生を軸に、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞したフーパー監督が絶望的な環境の中でも、希望を信じて今日を懸命に生き抜く人々の姿を描く。親日家として知られ、今夏にも主演作の撮影で来日したばかりのジャックマンは「私は日本に来てとても嬉しいです。素晴らしい!」と日本語で挨拶し、続けて英語で「日本にはもう10回以上来ているからね。今回は自分にとって、とても特別な作品と一緒に来日できて普段以上に喜んでいるよ」とニッコリ。劇中では見事な“生歌”も披露し「もともと舞台俳優だし、現場で歌を録音するというスタイルだったから、毎日舞台の初日を迎える気分だった」とふり返った。メガホンをとったフーパー監督は、「主演の候補はヒュー・ジャックマンしかいなかった」と断言したが、セイフライドの起用を「天使の歌声を持った、世界で一番美しい女優だから」と説明すると、隣で“失言”を耳にしたハサウェイは「What!?もうあなたは他人よ」と怒り心頭!?「でも、(監督の発言には)同意するわ。私自身も出演が決まった喜びを、いまも感じているほどなの」と語り、その飾り気のない素顔にファンも大盛り上がり。映画には、元囚人であるバルジャンを執拗に追う情け容赦ない警官・ジャベール役のラッセル・クロウ、コゼットの恋人・マリウス役のエディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエンら豪華キャストが集結。才能と個性あふれるキャスティングの実現に、フーパー監督は「ここにいるみなさんが、『レ・ミゼラブル』を映画化するという私の夢を実現させてくれた」と感謝の意を表していた。『レ・ミゼラブル』は12月21日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年11月28日1985年の初演以来、世界43か国で上演され、6千万人を超える動員数を記録した大ヒットミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』の最新予告編がこのほど公開された。『レ・ミゼラブル』新予告編本作は、ひと切れのパンを盗んだために19年もの間、牢獄生活を送ったジャン・バルジャンを主人公に、激動の時代を生きた人々の姿を描いた一大巨編。1985年初演のミュージカルを『英国王のスピーチ』で米アカデミー賞作品賞、監督賞などに輝いたトム・フーパーが映画化した作品で、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエンらが出演する。このほど公開された予告編は、物語のダイジェストシーンを出演者たちが歌うナンバーを交えて描いたもの。通常、ミュージカル映画は撮影前に歌唱部分のみをレコーディングスタジオで収録し、映画撮影の際には録音されたトラックに合わせて演技をするが、本作ではセットでピアノ演奏を行い、俳優は小型のイヤモニターで伴奏を聴きながら歌唱し、その後にピアノ部分をオーケストラ演奏に差し替えることで、登場人物たちの心情がこもった歌唱を捉えることに成功。現在、一部の映画館では、この過程を紹介する特別映像が上映されている。また、映画ではミュージカルでは使用されていないオリジナル楽曲『Suddenly』も歌われる。近年のミュージカル映画は、ドラマの中で突然、歌が始まる違和感を払拭するために様々な試みがなされてきたが、本作はミュージカルにドラマ部分を挟み込んだり、歌とドラマを切り離したりする手法ではなく、“歌にキャラクターの気持ちを込める”という正攻法な道を改めて追求し、ミュージカル映画の王道にして最高峰をめざすという。『レ・ミゼラブル』12月21日(金)TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー
2012年11月20日ヴィクトル・ユゴーによる傑作小説を原作に、世界43か国、21か国語で上演され、世界最長のロングラン記録を打ち立てたミュージカルの金字塔を鮮やかに映画化した『レ・ミゼラブル』。『英国王のスピーチ』にてアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーパーがメガホンを握り、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドなど豪華な顔ぶれが揃った本作の待望の予告編が遂に解禁となった!舞台は、貧困にあえぐ民衆が自由を求めて立ち上がろうとしていた19世紀フランス。元囚人のジャン・バルジャンは、度々の脱走から情け容赦ない警官・ジャベールに何十年にもわたり執拗に追われる身となる。そんなジャンは、薄幸な女性・ファンテーヌに彼女の幼い娘・コゼットの面倒を見ると約束するが、それをきっかけに彼らの運命は大きく動き始める――。「幼いコゼット」に始まり、「囚人の歌」「夢やぶれて」「ワン・デイ・モア」「民衆の歌(リプライズ)」と心揺さぶるミュージカルナンバーに彩られ、ストーリーに沿って名シーンの数々が映し出されていく今回の予告編。通常のミュージカル映画では、スタジオでオーケストラと共に事前に歌を収録し、それに口をあわせて演技をするという撮影方法がとられるが、本作では小さなイヤホンから聞こえるセット裏のピアノ演奏に合わせて、キャストたちが演技をしながら歌った声を生で収録しているそう。さらにこれらの楽曲に新たに加わったのが、この映画のためだけに書き下ろされた楽曲「Suddenly」。ファンテーヌの娘・コゼットをテナルディエ夫妻から引き取り、彼女と共に馬車でパリに向かう途中、未来に思いを馳せながらヒュー演じるジャンが歌い上げる。「愛とは、生きる力」というフレーズが印象深いポスター・ビジュアルも予告編と共に公開となり、豪華キャスト陣の来日決定に続き、公開に向けてますます盛り上がりを見せる『レ・ミゼラブル』。この予告編映像からだけでも、本作で描かれる壮大な世界観が十分に伝わってくるはず。製作陣のこだわりによって、役者たちの感情がそのまま歌声となって溢れ出す、ミュージカルならではの醍醐味をまずはこちらの予告編から堪能してみて。『レ・ミゼラブル』は12月21日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年11月20日のんびり&まったり過ごせるお正月休みは、数々の大作や名作が公開される映画のゴールデンシーズン。年末年始にかけて『007』シリーズやアニメ『ONE PIECE』の最新作、初詣ならぬ初感動必至のドキュメンタリーなど話題作が続々と上映される。そこで今回は「12月公開のお正月映画の中で最も見たい作品」について男性359名にアンケートをとった。>>女性編も見るQ.12月公開のお正月映画の中で最も見たい作品は?(単一回答)1位『007 スカイフォール』24.8%2位『ONE PIECE FILM Z』15.9%3位『ドキュメンタリー映画100万回生きたねこ』10.9%4位『レ・ミゼラブル』10.0%5位『映画 妖怪人間ベム』9.8%6位『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦 アルティメイタム』5.3%7位『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』5.0%8位『ホビット 思いがけない冒険』4.2%9位『今日、恋をはじめます』3.1%10位 『もうひとりのシェイクスピア』2.5%全体の約1/4もの人が見たいと答えた作品は、シリーズ23作目となる『007 スカイフォール』。1962年の記念すべき映画化第1作、初公開から50年も続く作品だけあって、「このシリーズが好きだから」(47歳/機械・精密機器/技術職)というシリーズ最新作に期待を寄せる人が多数。通算3度目のジェームズ・ボンドを演じる「ダニエル・クレイグが渋い」(40歳/医療・福祉/専門職)というコメントや「偉大なるマンネリだが下手なリメイクや新作よりも楽しいことが多い」(37歳/学校・教育関連/営業職)と手厳しくも愛のあるコメントも寄せられたが、今回の監督は前作のマーク・フォスターからサム・メンデスに交代。『アメリカン・ビューティー』でアカデミー監督賞およびゴールデングローブ賞監督賞を受賞した手腕をどう生かしてくれるか楽しみな作品だ。2位は『ONE PIECE』劇場版12作目となる『ONE PIECE FILM Z』。こちらも1位と同様に「ずっと『ONE PIECE』のファンだから!」(25歳/金融・証券/専門職)という意見が圧倒的。「原作者が製作に関わるので大作映画になりそう。前々作のも面白かったので期待大」(30歳/金融・証券/営業職)という声のとおり、原作者の尾田栄一郎が2年ぶりに総合プロデューサーを務めている。劇場版シリーズで歴代最高の興行収入を誇る『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を超えられるか注目したいところ。また、オープニングテーマは中田ヤスタカ、主題歌はアヴリル・ラヴィーンが担当することもあり、「早く主題歌が聞きたい!」(34歳/建設・土木/技術職)という声も寄せられている。3位は絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子の最期の日々を追った『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』。「絵本が好きだったので興味がある」(22歳/建設・土木/技術職)という絵本ファンのほか、作者、作品自体のファンというコメントが多数を占めた。4位は27年間のロングランを達成したミュージカルの映画版『レ・ミゼラブル』。ラッセル・クロウやアン・ハサウェイ、トム・フーパー監督など一流のスタッフ&キャストが揃った映画に「名作の予感」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)と期待する声も多い。5位の『映画 妖怪人間ベム』については、「ドラマが面白かったので映画も面白いはず」(30歳/医薬品・化粧品/技術職)というドラマ視聴者からの支持が集まった。■総評1位の『007 スカイフォール』は今年で50周年を迎える長期シリーズということもあり、40代以上の支持が多かったことが特徴。初めて監督を務めるサム・メンデスが『007』シリーズにどんな色を添えてくれるのか楽しみな作品である。2位の『ONE PIECE FILM Z』は原作者の尾田栄一郎が製作に関わっているということで、シリーズ最高の興行収入を記録する可能性もあるが、人気放送作家の鈴木おさむが『ONE PIECE』の世界観をどのように脚本に反映しているかにも注目したい。お正月から「初感動」を味わいたい人は3位の『ドキュメンタリー映画100万回いきたねこ』や4位の『レ・ミゼラブル』がおすすめだ。『英国王のスピーチ』でアカデミー監督賞受賞したトム・フーパー監督作品である『レ・ミゼラブル』は、後々に名作として名を残しそう。映画ファンなら見ておきたい作品だ。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年10月19日~11月2日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性359名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】『アウトレイジ』VS『009』『ギャバン』-10月公開映画で最も期待度の高い作品ランキング【男性編】「この続編は早く見たい!」4~6月公開映画ランキング【男性編】今年の注目株は誰だ!?「NHK紅白歌合戦」に初出場しそうな歌手・グループランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年11月18日英国のコメディアンで俳優のラッセル・ブランドが、『スター・ウォーズ』新3部作に出演したくて仕方ないようだ。先日ウォルト・ディズニーがジョージ・ルーカスからルーカスフィルムを40億5,000万ドル(約3,200億円)で買収し、新3部作の製作を発表したばかりだが、それを受けてラッセルは将来子供を持ったときのためにジェダイ役を演じたいと思っているものの、実際はスーパーヴィラン(超悪役)のダース・べイダーを演じたいと英「The Sun」紙に明かしている。「なんで僕にダース・べイダー役が回ってこなかったんだ?僕ならジェダイにふさわしいのに!なので、僕にオファーをくれなかったんだ?」、「僕はなんだってやるつもりさ。子供たちのためにジェダイってのもいいな。まあ、まだ子供はいないけどね(笑)」と語っている。またある関係者は、1977年から1983年にかけての『スター・ウォーズ』初期3部作で主人公ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルやレイア姫のキャリー・フィッシャー、ハン・ソロのハリソン・フォードら3人は新3部作での続投に「興味を示している」と語っている。「ハリソンは『スター・ウォーズ』新3部作の出演に乗り気な様子で、ほかの2人も意気込んでいますね」。しかしハリソン自身は以前、同役の続投について「ハン・ソロは役柄としてあんまり興味がないね」とも語っていた。果たして、どんなラインナップのキャストが選ばれるのか、続報が待ち遠しい!■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年11月12日ラッセル・クロウが、離婚が発表されて以来初めてコメントした。8歳の息子・チャールズくんと6歳のテニソンくんを持つラッセルとミュージシャンのダニエル・スペンサーが今月初めに9年間の結婚生活に終止符を打ったことに関して、ラッセルはいままでコメントを控えていたが、21日(現地時間)にファンの1人であると思われるサラさんがツイートしたところ、ラッセルが返答したという。サラさんが「今日あなたが離婚したって聞いたわ。あなたと家族に神のご加護を」とツイートしたのに対し、ラッセルは「やあサラ、親切にどうもありがとう」と返答したようだ。ラッセルとダニエルは22年前、映画『ザ・クロッシング』の共演で初めて知り合い、2003年4月にオーストラリアで結婚している。ラッセルは現在、聖書の物語を映画化した『Noah』(原題)を撮影中で、主役・ノアを演じるためにヒゲをのばしたままにしているが、クリスマスまでには全てそり落としてしまうとジョークを飛ばしている。「この顎鬚は11月半ばで剃るつもりだよ。だからクリスマスショーではサンタになるつもりはないね」。
2012年10月29日エマ・ワトソンが、来年1月からブラウン大学に復学することを決めた。映画の仕事との両立が難しいことを理由に休学していたが、卒業して学位を取ることを目指しているという。ワトソンは2009年9月にブラウン大学に入学。だが、2011年7月に『ハリー・ポッター』最終章の公開があり、その宣伝活動に力を入れなければいけないこともあり、同年3月に休学を決めたらしい。その後、オックスフォード大学で短期間勉強。再びブラウン大学に戻る意向を明らかにしていたものの、ソフィア・コッポラ監督作『Bling Ring』や、ラッセル・クロウ主演作『ノアの方舟(原題)』などの撮影が立て続けに入ったため、また延期することになったようだ。しかし、いよいよ来年は勉学に集中するつもりのようで、ブラウン大学の生徒について、ワトソンは、「学校でサインを求められたことは一度もない。100人も集まるパーティがあっても、私の写真をFacebookに載せた生徒はこれまで誰もいない」と語っている。ワトソンの最新作は、現在アメリカで公開中の『The Perks of Being a Wallflower』だ。文:猿渡由紀
2012年10月24日9年間連れ添った夫人のダニエル・スペンサーとの破局が明らかになったラッセル・クロウだが、婚前契約により、夫人のダニエルさんに2,500万ドル相当を支払うことになりそうだ。「Sydney Morning Herarld」紙によると、ラッセルはシドニーに1,400万ドル相当のペントハウス、ニュー・サウスウェールズの牧場など、5,000万ドル相当の不動産を所有。これまでに俳優として1億5,000万ドルを稼いだとされる彼は、シドニーのプロ・ラグビーチーム「サウスシドニー・ラビトーズ」(NRL)のオーナーを務めるほか、ジムやレストランに牛肉を卸す事業なども手がけるビジネスマンの顔も持つ。婚前契約の詳細は不明だが、ダニエルは結婚から3年を過ぎて以降の離婚の場合、少なくとも1,500万ドルを受け取る契約を結んでいると見られている。夫妻には8歳と6歳の息子がいるが、子供たちにはそれぞれ300万ドルの信託が設けられるという。ラッセルとダニエルは1990年に『ザ・クロッシング』で共演し、断続的に交際を続けた後に2003年に結婚。破局の理由は明らかにされていないが、映画の撮影で多忙なラッセルのスケジュールも一因のようだ。6月にダニエルが出演していたTV番組、オーストラリア版「Dancing With the Stars」(原題)の共演者と親しくなったと報じられたこともあるが、夫妻は「彼はただの友人」とうわさを否定している。(text:Yuki Tominaga)© Chris Ashford/Camera Press/AFLO■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年10月17日ラッセル・クロウ(48)と女優でミュージシャンの妻ダニエル・スペンサー(43)が破局した。ふたりの間には8歳と6歳の息子がいる。破局のニュースは、『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙が報道したもの。クロウのパブリシストは、今のところ何もコメントしていない。クロウとスペンサーは、22年前、オーストラリア映画『ザ・クロッシング』で共演。その後、くっついたり離れたりの関係を長年続けたが、2003年4月、クロウが所有するオーストラリアの農場で結婚式を挙げた。『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙によると、破局は双方同意によるもの。今年6月、スペンサーがシドニーのカジノでオーストラリア版『Dancing with the Stars』の共演者とむつまじくしている様子がパパラッチされたが、その数日後にクロウがスペンサーをL.A.の空港で優しく迎え入れる光景が目撃され、不倫の噂はすぐに立ち消えた。クロウは現在、ニューヨークでダーレン・アロノフスキー監督の『ノアの方舟(原題)』を撮影中。スペンサーは息子たちと一緒にシドニーにある1000万ドル相当の家にとどまっているとのことだ。スペンサーとの結婚の前、クロウは当時デニス・クエイドと結婚していたメグ・ライアンと交際したが、数ヶ月で破局している。文:猿渡由紀
2012年10月15日アン・ハサウェイが、ジョン・マルコヴィッチが製作総指揮を担当するロマンティックコメディ『The Low Self-Esteem of Lizzie Gillespie』(原題)に出演することが決定した。アンは同作で、男運がなく恋愛に関して自信を無くしていたものの、ある素敵な男性からアプローチを受けるようになってから人生が一変するという女性を演じるという。「The Hollywood Reporter」誌によれば、アンは、同作で脚本も手がけたミンディ・カリングと共演予定だという。同作はジョンが製作総指揮を、さらにプロデューサーやキャスト陣が決まってきている一方、監督や公開予定日、クランクインの時期などは未定だという。そのほかにも、アンはヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウらと共演した今冬注目のミュージカル作品『レ・ミゼラブル』が12月28日(金)に日本公開予定だ。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年10月10日ラッセル・クロウが、ニューヨーク近辺の海でカヤックをこいでいるうちに迷い、救助される事件があった。ケガはなく、本人は「良い冒険だった」とコメントしている。クロウは、現在、ニューヨークでダーレン・アロノフスキー監督の『ノアの方舟(原題)』を撮影中。撮影が休みの先週土曜日午後、友人と共に、ロングアイランドでカヤックに乗って海に出たが、暗くなってから迷ってしまったらしい。夜10時ごろ、パトロールしていた沿岸警備隊が、助けを求めるクロウに気づいて、彼を近くのハンティントン・ベイまで連れて行ったということだ。日曜日になって、クロウは、救助してくれた人々に対する感謝の言葉をツィート。また、「僕たちは、自分たちがどこにいるか正確にわかっていた」ともコメントし、「すばらしい冒険だった」とつけ加えた。『ノアの方舟(原題)』の撮影は、7月末にスタート。北米公開は2014年3月を予定している。本作は、ノアの箱船の話を壮大なスケールで描く話題作で、クロウは主人公ノアを演じる。ほかにエマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンス、ジェニファー・コネリー、ローガン・ラーマンらが出演する。文:猿渡由紀
2012年09月04日『アメイジング・スパイダーマン』、『ダークナイト ライジング』、『アベンジャーズ』と、今年の映画界を大いに沸かせてくれたアメコミ・ヒーローたち。これに続き来年、その中でも頂点に君臨するヒーロー、スーパーマンが再び映画となって戻ってくる!製作に『ダークナイト ライジング』でシリーズの終幕を飾ったばかりのクリストファー・ノーラン、監督に『ウォッチメン』を始め独自のビジュアルセンスでファンを魅了するザック・スナイダーを迎え、新たなスーパーマン誕生の物語を描く『マン・オブ・スティール』の最新映像となる特報映像とポスター・ビジュアルが公開となった。1938年、アメコミ出版社・DCコミック社が出版したコミックスに登場して以来、圧倒的な人気を集め、幾度にもわたりアニメ、ドラマ、映画化されてきたスーパーマン。近年では、2006年に劇場公開されたブライアン・シンガー監督作『スーパーマン・リターンズ』やスーパーマンになる前の青春時代を描いた人気TVシリーズ「ヤング・スーパーマン」が記憶に新しいところだが、本作ではこの74年の歴史を覆す全く新しい“ヒーロー誕生”の物語が描かれる。まずこちらの特報映像から驚かされるのが、スーパーマンこと主人公クラーク・ケントの設定が新聞記者ではなく、荒々しい海に繰り出す漁師であること!一切の派手なアクション・シーンやおなじみのテーマ曲も封印され、ダークで物静かなトーンの中で、彼の放浪の旅、そして少年時代の一部が映し出される。また、この特報映像はクラークの父親役の2人、ラッセル・クロウ版とケビン・コスナー版の2種類が作られており、それぞれ異なる父から息子への言葉が語られる。スーパーマンが生まれた惑星・クリプトンの実父・ジョー=エルを演じるラッセル版では「お前は人々の希望になる」とヒーローとしての宿命が諭され、クラーク・ケントとして地球で育て上げる養父ジョナサン・ケント役のケビン版では「お前は特別な存在だ。善と悪、どちらの道を選ぼうとも、お前は世界を変える」と、特別な力の使い道は己で決断しなければならないという強いメッセージを息子へと送っており、いずれからもヒーローという宿命を背負う主人公の葛藤を予感させる内容になっている。主人公・スーパーマン(クラーク・ケント)役に抜擢されたのは、『インモータルズ神々の戦い』での演技が記憶に新しい注目のイケメン、ヘンリー・カヴィル。映像の最後には、コスチュームに身を包んだ彼が空の彼方に飛ぶ様子もお披露目されている。また、彼の2人の父親を先述のラッセルとケビンが演じるほか、エイミー・アダムスやローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・レイン、ジュリア・オーモンドらの女優陣、さらにスーパーマンの敵となるゾッド将軍にマイケル・シャノンが扮する。そして、このほどお目見えとなったダークかつスタイリッシュなポスター・ビジュアル。従来の赤&青のコントラストのイメージを一新する“スティール(鋼鉄)”のような質感の中に、赤黒く「S」のマークがうっすらと浮かび上がる。全く新しいスーパーマンの誕生を確信させる本作、続報まで待ちきれない!『マン・オブ・スティール』は2013年夏、全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マン・オブ・スティール 2013年夏、全国にて公開© 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年08月27日米の人気ヒーロー“スーパーマン”を新生させる来夏公開の映画『マン・オブ・スティール』の予告編映像と劇場用ポスターがこのほど公開された。『マン・オブ・スティール』予告編『マン・オブ・スティール』は、人気ヒーローのスーパーマンを、これまでになかった視点と最新の映像技術を駆使して新生させるもの。『ダークナイト』三部作で“バットマン”を新生させたクリストファー・ノーランが製作を手がけ、アラン・ムーアの傑作コミック『ウォッチメン』を実写化したザック・スナイダーが監督を務める。このほど公開されたのは、主人公クラーク・ケント=スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)の父親役を務めるケビン・コスナーとラッセル・クロウがそれぞれナレーションを務める2パターンの予告編。本作の主人公は、クリプトン星で誕生するも、ある事情で生みの親とはなればなれになり、漂着した地球でケント夫妻に育てられるという設定だが、『マン・オブ・スティール』では、生みの親ジョー・エルをクロウが、育ての親ジョナサン・ケントをコスナーが演じている。これまでの“スーパーマン”のイメージを一新させる作品だけに、予告編も派手なアクションシーンや、ジョン・ウィリアムズ作曲のスーパーマンのテーマは一切登場せず、クラーク・ケントはおなじみの新聞記者ですらない。そこにいるのは孤独で、荒れる海で漁師として働き、さらに放浪の旅にでる物静かな男=ケントだ。予告編のラストには、深い青色のプロテクタースーツに身を包んだスーパーマンが飛翔する場面が登場するが、映画ファンが愛してきた“完全無欠のヒーロー”というメージからはほど遠い。原作コミックの生誕から74年。ノーラン、スナイダーをはじめとするクリエイターたちは、全世界で愛されてきた人気キャラクターの魅力を根本から問い直し、現代の観客に新たなクラーク・ケント像を提示するようだ。『マン・オブ・スティール』2013年夏、全国超拡大公開
2012年08月27日ヒュー・ジャックマンとリー・ダニエルズ監督が、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの暗殺事件の映画化でタッグを組むことになった。2年前にも公民権運動を題材にした作品『Selma』(原題)の製作に取り組んでいた2人だが、同作がお蔵入りになってしまった結果、今度は公民権運動のリーダーであるキング牧師に照準を合わせたようだ。ミレニアム・フィルムズ社が製作と資金調達を担当することになったものの、配給会社は未定。本作でヒューはキング牧師を暗殺したとされるジェームズ・アール・レイの弁護士、ウィリアム・ペッパーを演じる予定で、ウィリアムの孤独な戦いを描いた作品になるそうだ。ヒューは、コメディ作品『Butter』(原題)でジェニファー・ガーナーやアリシア・シルヴァーストーンと共演するほか、日本でも12月28日(金)より公開される人気ミュージカルの映画化『レ・ミゼラブル』にジャン・バルジャン役で出演しており、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、ラッセル・クロウらと共演するなど新作が目白押しだ。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開
2012年08月02日エマ・ストーンがキャメロン・クロウ監督(『幸せへのキセキ』)の新作ロマンティック・コメディ作品に出演することになった。ソニー・ピクチャーズ製作でタイトル未定の同作で、エマは監督と脚本を兼任するキャメロンと初めてタッグを組むことになる。「Deadline.com」の報道によれば、同作はトム・クルーズ主演作『ザ・エージェント』(’96)や『あの頃ペニー・レインと』(’00)に似たラブストーリーになる模様だという。『ノーカントリー』(’07)で製作を務めたスコット・ルーディンがプロデューサーを担当する本作は、『エリザベスタウン』(’05)でメガホンを取った後、キャメロン監督が計画していた『Deep Tiki』(原題)という作品の焼き直しになるともうわさされている。エマと言えば、『アメイジング・スパイダーマン』で共演し「映画の撮影セットで出会った瞬間に恋に落ちた」というアンドリュー・ガーフィールドとの熱愛が注目されている。「アンドリューとの共演は素晴らしかったわ。お互いセットに入った瞬間に恋に落ちたの。そういう関係を築けて最高だわ。どうやら私は魅力的な男性たちとしか仕事をしないようね」と「BANG Showbiz」に語っているが、果たして新作では誰とラブストーリーを繰り広げることになるのか?■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.幸せへのキセキ 2012年6月8日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2012年08月02日『レ・ミゼラブル』、『マン・オブ・スティール』(原題)と話題作への出演が続く俳優のラッセル・クロウが、伝記映画で長編映画の監督デビューを飾るようだ。アメリカのスタンダップ・コメディアン、ビル・ヒックスの生涯を描く伝記映画については、数年前にもラッセル主演で企画が進行していたが、お蔵入り状態になっていた。しかし今回、同じくビルを主人公に描く新作企画が再浮上し、ラッセルは役者としてでなく監督デビューを果たす見込みだという。同作のタイトルはまだ決まっていないものの、来年にもクランクイン予定とのこと。ラッセルの同級生で脚本家のマーク・シュタウファーは「ビル・ヒックスの人生は悲劇的に短いけど、驚くほど興味深いものなんだ。既にシナリオはいくつものドラフトを経ているし、来年には本格的に製作に移れるはずさ」と語っている。80年代から90年代初期にかけて、銃支持団体や宗教団体を始め世間の偽善一般をシニカルに攻撃する芸風で人気を博していたビル・ヒックスは、1994年に32歳という若さで亡くなっている。マークによれば、次の課題はビル役を見つけること。「これは大役だよ。その上、監督はあのラッセルときてるからね」とコメントを寄せている。また、2010年に公開されたドキュメンタリー作品『AMERICAN:The Bill Hicks Story』(原題)の製作者は、ラッセルが今回の新作の準備のためにビルの家族と連絡を取っているとも明かしている。■関連作品:マン・オブ・スティール (原題) 2013年夏、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All Rights Reservedレ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開
2012年07月25日オスカー俳優ラッセル・クロウが、『キャビン・フィーバー』『ホステル』など残酷なホラー映画で知られるイーライ・ロス監督と組むことになった。映画のタイトルは『Harker』。主人公ジョナサン・ハーカーは、ドラキュラを追うイギリスの刑事だ。まだ脚本は完成しておらず、この役をどの俳優にオファーするかは決まっていないが、クロウがドラキュラを演じることは決定している。もともとは『アンノウン』のジャウム・コレット=セラが監督を務める予定だったが、彼は同じワーナー・ブラザースで撮影準備が進められている実写版『Akira』を監督することになり、降板した(その後、『Akira』の製作は一時中止状態になっている)。ホラーや残虐映画のファンに愛されるロスとクロウの組み合わせは意外な感じがするが、実はふたりは今年北米公開予定のRZA監督作『The Man with the Iron Fists』にそれぞれ俳優と脚本家として関わっている。ロスはキャリアの駆け出しの頃からクエンティン・タランティーノに才能を評価され、タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』に俳優として出演もしている。クロウは次にダーレン・アロノフスキー監督の『ノアの方舟(仮題)』を撮影する予定。『Harker』は来年の撮影スタートを目指している。文:猿渡由紀
2012年07月13日地上60メートル、幅はたったの35センチ。ニューヨークのマディソン街を忙しく行き交う人々を窓の外から見下ろすこの男、その覚悟はもちろん、ハンパではない。想像していただいた絵のまんま、“崖っぷちの男”を並々ならぬ覚悟で演じきったアクション・スター、サム・ワーシントン。覚悟を決めるのは当たり前、だって実は彼、“高所恐怖症”だというのだから…。“崖っぷち”の演技は、恋に似ている?「ほんとに馬鹿だったよ。僕は高いところが怖いというより、落ちるのが怖いんだ。特に地面に落ちるのがね」といきなり告白するサム。「僕はストーリーを読むとその話に没頭してしまって『おお、これはいいタイトルだなあ』とか思って、実際何をやらないといけないか忘れてしまう役者のひとりなんだ。映画のタイトルが『Man on a Ledge』(=出っ張りにいる男)なんだぜ。もちろん、出っ張り(Ledge)に出ないといけないさ(笑)。この映画の撮影で怖さを克服してみたいと思ったよ。それで僕は『カメラを回してみよう。どんなものを撮れるか見てみようぜ』って言ったんだ。泣き出して、胎児のように体を丸めたりせずに済んでラッキーだったよ。それだと、映画はちょっと違ったものになっちゃっただろうね(笑)」。高所が苦手という本音とは裏腹に、ご覧になれば分かるが、劇中のほとんどのシーンを彼は“窓の外”でやり遂げている。その経験は「恋に落ちるのと似ているね。自分で経験するまでは想像しづらいんだ」という。「当初は多くのことをスタジオでやろうと考えていたんだ。なぜって、どれだけ実際に出っ張りのところで撮れるか分からなかったし、僕が何をするか分からなかったからね。でも実際あそこへ行ったとき、突然、少し自信を持てるようになったんだ。だから、カメラクルーも自信が出てきて、カメラの動きが少しクレイジーなものになって、気づいたら“ちょっと待ってよ。映画のほとんどを撮影しちゃったよ”ってなったんだ。それは素晴らしかった。実際に出っ張りに出てみるまで、分からなかったんだ。あんなにたくさん撮影できたなんて、驚きだよ」。共演のエリザベス・バンクスの証言によれば「3日目には慣れて、まるで何年もやってるベテランみたいだったわ」という、その堂々たる“崖っぷち”演技。役に没頭する才能というのか、屈強の心臓というのか、本人の言葉からもそれは伝わるが、ヘリコプターが間近に接近して飛ばされそうになるシーンに至っては「『(風を)もっと強くして、強くして。僕を吹き飛ばそうとしてくれ』と言い続けていたよ。リアルであればあるほど、僕はもっとしっかりと立っていないといけなかったんだ」と笑う姿からは、少々のM気(?)さえ感じさせる。でもふとした拍子にはこんな弱音も…。「僕は命綱をつけていたんだけど、たまに滑ったり、つまづいたり、引っ掛けたりしたとき、その命綱がカチっと(定位置に)収まるんだ。その短い瞬間、“ほら来たぞ”と思った。命綱がクリックする前、“これで終わりなの?”と目の前で自分の人生が走馬灯のように駆け巡ったよ。自分の人生をもっと良くしないとね(笑)」。「“タフガイ”になるのは映画のときだけだよ」そもそも崖っぷちの男=ニックが何故、自ら崖っぷちに立っているのか、というのがこの映画の核たるところ。そしてその裏で動く男の弟、ジェイミー・ベル扮するジョーイとの間にある絆、というのもまた本作に人間味をもたらしている。「ジェイミーとは前から知り合いだったから、わりとイージーだったよ。彼が撮影現場に来たとき、少し男っぽくしていたから『何しているの?』と訊いたら、彼は『あなたはタフガイだから、僕もちょっとタフガイにしようと思ったんだ』と言ったんだ。だから僕は言ったんだ。『僕は演技をしているんだ。実際は女々しいんだ。僕たちは2人とも、そういうフリをしているんだよ』とね。この兄弟がいつも言い合っているというところが好きだよ。そういうふうに脚本に書かれていたわけじゃなくて、やっているうちにそういうふうになったんだよ」。ニックに「飛び降りろ!」と野次を飛ばすN.Y.の人々を見て「彼らの多くは僕の前の映画が嫌いだったファンたちかもしれないと思ったよ(笑)」という彼の言葉はよそに、言葉通りの“タフガイ”という称号は誰もが認めるところ。「“タフガイ”になるのは映画のときだけだよ。普段は家にいて平和に暮らしている。僕が出たいと思う映画は、自分が観にいきたいと思う映画なんだ。脚本を読んで『僕は、これを16ドル払って観に行くか?』と考えるわけだよ。だって、僕の観客に対する責任は、彼らが払うお金の値打ちがあるものを提供することだからだよ。もし、この映画は観に行く価値があり、この仕事を適切にできると思えばやる。僕たちがちゃんとした仕事ができていることを願っているよ」。では、サムがいま“ぜひ観に行きたい”映画とは?「僕は、コメディをぜひやりたいんだ。僕とラッセル・クロウとクリスチャン・ベイル、それは僕がぜひ観てみたいコメディだよ。『三ばか大将』のモー、カーリー、ラリーみたいになるだろうね。でもそういうオファーは来ないんだ。僕がオファーされる映画は……ぼくが自分でお金を払って観たいものなんだ。そして、それはたまたま特別捜査官や警官が出てくるアクション・スリラーのジャンルのものなんだ。もし、ニック(今作の役名)がバレエダンサーなら、ちょっと違ったものになっていただろうね。違った『崖っぷちの男』になっていたよ(笑)」。■関連作品:崖っぷちの男 2012年7月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2012年07月05日ラッセル・クロウが、世界のメディア王、ルパート・マードックを演じる可能性が出てきた。元「The Sunday Times」紙編集長ハロルド・エヴァンス氏の回顧録「Good Times, Bad Times」(原題)を基にした作品で、ラッセルはルパート役を演じることが予想されている。ある関係者は英「The Daily Star」紙に「ルパート・マードックのような人間を演じるには大胆さが必要です。ラッセルならそれができるでしょう」と語っている。一方、同作品の製作を担当するレオン・レキャッシュは「この作品は映画かテレビドラマになるでしょうね。ハロルドとオプション契約の交渉が終わったばかりで、またとても早い段階なんです。俳優はもちろん、脚本家ですらもまだ契約に至っていないんです」と語った。また詳細はいまのところ未定だが、コリン・ファースが編集長・ハロルド役の候補にも挙がっているよう。今回の作品では、当時の英首相マーガレット・サッチャーとルパートとの関係に焦点が当てられる模様だ。サッチャー元首相は当時、保守党に有利な報道と引き換えに、1981年にルパートが英「The Times」紙を買収しやすくする規制緩和をしたのではないかと言われている。レオンは「London Evening Standard」紙に、「マードックは(バッキンガムシャー州にある首相別邸の)チェッカーズに行き、この取引について話をしたものの、この件について独占委員会が知ることはなかったんです」と付け加えた。
2012年06月27日ヴィクトル・ユゴーによる傑作小説を原作に、1985年の初演以来、世界43か国、21か国語で上演され、世界最長のロングラン記録を誇るミュージカルの金字塔が鮮やかに映画化!ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイら豪華キャストで贈る注目作『レ・ミゼラブル』が12月28日(金)より公開されることが決定。これに先立ち、涙必至の日本版特報映像がこのほど解禁となった。舞台は19世紀フランス。元囚人のジャン・バルジャンは、度々の脱走から情け容赦ない警官・ジャベールに何十年にもわたり執拗に追われる身となる。そんなバルジャンは、不遇の女工、ファンテーヌに彼女の幼い娘・コゼットの面倒を見ると約束する。その約束が、彼らを取り巻く運命を大きく変えていく――。理不尽にも破れ去った夢、叶わぬ恋…情熱と自己犠牲、そして再生といったテーマを盛り込みながら、悲惨な環境の中でも決してくじけることのない人間の魂、そして愛の物語を壮大なスケールで描くのは、『英国王のスピーチ』で昨年アカデミー賞監督賞を獲得したトム・フーパー監督。主人公ジャン・バルジャンにはブロードウェイでも活躍するセクシー俳優、ヒュー・ジャックマン(『リアル・スティール』)、悲劇のヒロイン・ファンテーヌにはアン・ハサウェイが扮する。彼女が涙を流しながら歌う「夢やぶれて」(I Dreamed a Dream)は、かのスーザン・ボイルをスターダムへと押し上げたことでその素晴らしさが改めて世界中に知られることとなった、名曲中の名曲。アンが披露する切なくも美しい歌声にも注目してほしい。このほかにも「彼を帰して」(Bring Him Home)、「ワン・デイ・モア」(One Day More)など数々の名曲が世紀のミュージカル映画を彩る。さらに、法の下にバルジャンを執拗に追う警官・ジャベール役にラッセル・クロウ、美しく成長したファンテーヌの娘・コゼットにアマンダ・セイフライド(『TIME/タイム』)、彼女と恋に落ちるマリウス役には『マリリン7日間の恋』で一躍脚光を浴びたエディ・レッドメインなど、豪華な顔ぶれが集結。その壮大なスケールは、この一片を見ただけでも十分に感じ取ることができるはず。『レ・ミゼラブル』は12月28日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開
2012年06月19日1985年の初演以来、世界43か国で上演され、6千万人を超える動員数を記録した大ヒットミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』の日本版特報がこのほど公開された。『レ・ミゼラブル』特報本作の基は、19世紀にヴィクトル・ユーゴーが書いた同名小説。ひと切れのパンを盗んだために19年もの間、牢獄生活を送ったジャン・バルジャンの波乱の人生を描いている。同書は繰り返し映画化、ドラマ化、舞台化され、戦前には日本でも繰り返し実写化されてきた。本作はユーゴーの小説ではなく、1985年初演のミュージカル版を基にした初の映画となり、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエンらが出演する。このほど公開された特報映像は、ハサウェイが歌う人気曲『夢やぶれて(I Dreamed a Dream)』にのせて、主人公ジャン・バルジャンを演じるジャックマンや、警官ジャベールを演じるクロウら出演者の姿が次々と映し出されていくもの。短い映像ながら本格的な歌唱シーンや、19世紀のフランスを再現したセット、過酷な運命に翻弄される登場人物たちを全身全霊で演じる俳優たちの姿を垣間見ることができる。監督を務めるのは、『英国王のスピーチ』で米アカデミー賞作品賞、監督賞などに輝いたトム・フーパー。彼が、全世界で熱狂的なファンを多くもつミュージカルをどのように大スクリーンに描き出すのか気になるところだ。本作は、12月28日(金)から日本公開が決まっていたが、反響の大きさから公開半年前の段階で同月の22日(土)~24日(月)に先行公開されることも決定している。『レ・ミゼラブル』12月28日(金)TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー※12月22日(土)~24日(月)先行ロードショー
2012年06月19日『ザ・エージェント』のキャメロン・クロウ監督最新作、『幸せへのキセキ』が8日公開される。愛する人の死を乗り越えた英国のコラムニストだったベンジャミン・ミーの実話を、誰にでも起こりうる奇跡として描く。本作には、マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、エル・ファニングが出演。今回、原作者であり主人公でもあるベンジャミン・ミー氏と、脚本・制作から監督まで務めたキャメロン・クロウ氏にインタビューを行った。<ベンジャミン・ミー(原作者)にインタビュー>●映画を初めて観たときの感想は?暖かい気持ちにさせてくれる作品で、とても感激したよ。家族で力を合わせて困難を乗り越えていく、ポジティブで深いメッセージ性の部分にもね。そして、マット・デイモンは僕を優しい父として演じてくれた。僕と違って髪の毛があるしね(笑)●動物園の今後の目標について教えてください。まずは動物園の経営を強化し、経済的に安定させなければならない。そして徐々に動物の種類を増やしたい。増やしたい動物はいろいろな霊長類だね。映画の最後にもあったがキリンも導入したいし、最終的にはゾウも欲しいね。動物の面倒を見ることは責任を負うことだから、よりよい環境を提供するため彼らの行動を研究するのは怠ってはいけないと思っているよ。●原作本とこの映画で伝えたいメッセージは?1つは、「困難を乗り越えて夢を実現するのは大切だ」ということ。もう1つは「家族は団結すれば苦難を乗り越えられる」という家族に関して。僕の一家には苦難が連続して世界の終わりのような気分になったが、家族団結して乗り切ったんだ。また、目標を達成することでポジティブになれた。現実的な夢ならば恐れることはない。本当にやりたいことがあるのなら信念に従って夢を追い続けるべきだ。 ●奥様はあなたを見守っていると思いますが、今のあなたにどんな言葉をかけると思いますか?きっと褒めてはくれないと思う。彼女は地に足がついた人だからね。何かいいことがあっても喜んでいたと思うが口に出したりはしなかったな。常に先の心配をする人なんだ。僕がつまらないことで調子に乗ってると“落ち着きなさい”といさめられたよ(笑)<キャメロン・クロウ(監督)にインタビュー>●7年ぶりの新作ですが、「幸せへのキセキ」が完成したお気持ちは?『幸せへのキセキ』は思いがけないストーリーが次々と展開する作品。映画は皆さんの想像以上に深いストーリーになっていて、心のひだに入り込むようなパンチのある作品だと思う。「もう一度見てみたい」ときっと思ってもらえるような作品だと思うよ。●動物園が舞台ですが、撮影は大変だったのでは?70種の動物たちとたくさんの動物トレーナーが動きまわるのは、軍隊みたいだったよ(笑)でも撮影を始めると、彼らは最高の演技をしてくれた。本物の俳優だよ。●主演のマット・デイモンとの仕事はいかがでしたか?マット・デイモン演じるベンジャミン・ミーは、「人生がすべて冒険」という男。それでも家族を救い、良き父親であろうと全力でぶつかっていくまっすぐな人物。この役にはマット・デイモンしかいないと思ったね。彼は、兄のような、親友のような、とても親しみやすい俳優。彼の言うことなら何でも信じてしまいそうなウソの無い人柄で、裏表の無い信用できる人間だからね。●スカーレット・ヨハンソンとの仕事はいかがでしたか?スカーレット・ヨハンソンは動物を大切に思っている人で、心の美しい女性。そして、20秒間に50種類の表情を作りだせる素晴らしい女優だよ。私が出す無理難題、様々な指示にも動じずに応じてくれた。ケリーという役柄は、人間よりも動物を大切にするとても頑固な役で、動物を救うためなら、何にでも噛みつくような激しい面を持った女性。映画では、そんなケリーの前に、マット・デイモン演じるベンジャミン・ミーがいきなり現れるんだよ。●最後に、見どころをお願いします。これは、人生における“セカンド・チャンス”の作品でもあり、わずかな喪失感と深い悲しみを、喜びにする作品でもあるね。僕たちがこの作品をきちんと作り上げることができたなら、ほんの少しだけど、世界に喜びをもたらすことができるって僕はいつも思っているんだ。それに、ぴったりの俳優たちを選んだし、現実に起こりうるストーリーも伝えられたと思う。作品を観てくれた皆さんがキャラクターに魅せられて、映画が終わってしまうと、そのキャラクターを懐かしく感じる。これだから僕は映画が大好きなんだ!作品情報『 幸せへのキセキ 』配給:20世紀フォックス映画6月8日(金)TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー (C) 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2012年05月02日アン・ハサウェイが役作りのために過激なダイエットをしているという説が流れたが、報道されたような危険なものではないと彼女のパブリシストが否定した。ミュージカル「レ・ミゼラブル」を『英国王のスピーチ』のトム・フーパー監督が映画化する『Les Miserables』(原題)でアンは貧しい娼婦・ファンティーヌを演じている。撮影は先月から始まったが、病で悲劇的な最期を迎えるファンティーヌを演じるために痩せなければならず、20日で16ポンド(約7キロ)の減量を目指して1日わずか500キロカロリー摂取で過ごしているとイギリスのタブロイド紙が伝えた。アンのパブリシストは「役作りで減量はしていますが、そこまで減らしてはいません。死期が迫った設定なので、弱ったように見える程度です。食事も500キロカロリー以上摂っています。(タブロイド紙が)根も葉もないことを書くのはいつものことです」と一刀両断した。ヒュー・ジャックマンが主人公ジャン・ヴァルジャンを演じ、ラッセル・クロウ、アマンダ・サイフリッド、エディ・レッドメインらが出演する『Les Miserables』は12月14日に全米公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLCワン・デイ23年のラブストーリー 2012年6月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© 2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ひな祭り記念、ガールズパワーみなぎる最強ヒロイン映画を一挙紹介!ジョセフ・G=レヴィットが監督・脚本・主演に挑戦。共演はスカーレット・ヨハンソンバットマンに迫る最大の敵も登場『ダークナイト ライジング』注目の新予告編が到着!被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返りバットマン、遂に正体がバレる!?『ダークナイト ライジング』壊れたマスクの意味
2012年04月02日『英国王のスピーチ』でオスカー監督賞に輝いたトム・フーパー監督がメガホンをとる『Les Miserables』(原題)のヒロイン役をめぐって、スカーレット・ヨハンソン、テイラー・スウィフト、リー・ミシェルが熾烈な戦いを繰り広げている。日本でも長年人気を誇るミュージカル「レ・ミゼラブル」を映画化したもので、すでに主人公のジャン・ヴァルジャンにヒュー・ジャックマン、ジャベール警部にラッセル・クロウ、ファンティーヌにアン・ハサウェイ、テナルディエ夫妻にジェフリー・ラッシュとヘレナ・ボナム・カーターの出演が決まっている。スカーレットたちが候補となっている役は、テナルディエ夫妻の長女で革命により命を落とす娘・エポニーヌ。テイラーはすでにオーディションを受けている。「glee/グリー」で一躍人気者となったリーは1995年にブロードウェイで上演された「レ・ミゼラブル」の舞台でデビューを飾った過去の持ち主。シンガーとしてCDデビューも果たしているスカーレットはエヴァン・レイチェル・ウッドと共にオーディションに参加したという。映画は来年早々にクランクイン、同年12月の公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)© AP/アフロ■関連作品:英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.■関連記事:スクリーンで歌&ダンスを楽しむ!「gleeシーズン2」試写会に5組10名様をご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.213初めてのエミー賞興奮レポート!最終回シネマカフェ的海外ドラマvol.212初めてのエミー賞興奮レポート!第3回人気爆走中!映画ロングラン上映に続き、3都市で「glee展」開催決定シネマカフェ的海外ドラマvol.211初めてのエミー賞興奮レポート!第2回
2011年12月01日第15回ハリウッド映画祭でジョージ・クルーニーが最新主演作『ザ・ディセンダンツ(原題)』での演技を高く評価され、主演男優賞受賞を獲得することが発表された。その他の写真ハリウッド映画祭はインディペンデント・フィルムメーカーとハリウッド・メジャースタジオの架け橋となることを目的とした映画祭で、今年は10月20日(木)より24日(月)まで、アメリカのロサンゼルス・ハリウッドで開催される。『ザ・ディセンダンツ(原題)』(アレクサンダー・ペイン監督)は、ハワイを舞台に時に切なくユーモラスに、再生していく家族の姿を描いた作品。クルーニーは不慮の事故をきっかけに妻の秘密を知り苦悩する主人公を演じている。自らの家庭と二人の娘と向き合う父親役を演じたクルーニーについて、ハリウッド映画祭の主催者カルロス・デ・アブロウ氏は「クルーニーは『ザ・ディセンダンツ(原題)』で非の打ちどころのない、情熱的な演技を見せている。彼はハリウッドで最も才能のあふれる俳優の一人として、これからも輝き続けるだろう」とコメントしている。なおクルーニーは24日(月)に行われる授賞式でトロフィーを手にする予定。またハリウッド映画祭では、過去にラッセル・クロウ、トム・ハンクス、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオなど、そうそうたる俳優達が主演男優賞を受賞しており、そのほとんどがアカデミー賞にノミネートをされていることから、アカデミー賞前哨戦としても注目されている。2005年度のアカデミー賞で助演男優賞(『シリアナ』)を受賞した経歴を持つ実力派クルーニーが、アカデミー賞主演男優賞でオスカーを手にすることができるのか期待がかかる。『ザ・ディセンダンツ(原題)』2012年 TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー(C)2011 Twentieth Century Fox
2011年10月14日“新スーパーマン”として注目を集める映画『Man of Steel』(原題)。先日、これまでよりもさらに進化を遂げたスーパーマンのコスチューム姿がお披露目となり話題を呼んだが、本作のカナダ・バンクーバーでの撮影現場の様子を捉えた写真が公開された。何やらスーパーマンらしからぬムードなのだが…。アメコミの老舗「DCコミック」より刊行された人気シリーズを原作とした、言わずと知れたスーパーヒーロー「スーパーマン」。これまでにも幾度となく映像化されてきたが、今回は『300[スリーハンドレッド]』のザック・スナイダーがメガホンを取り、『ダークナイト』、『インセプション』のクリストファー・ノーランが製作を務めるとあって、どのような映像世界が展開するのか注目を集めている。先日、従来のシリーズの伝統を取り入れつつも一線を画した革新的なコスチュームとクールなビジュアルが公開され、期待通りの世界観の一端が明らかになったばかりだが、今回到着したのは全く雰囲気の違う画像。カナダのバンクーバーの撮影現場の様子なのだが、主人公の“スーパーマン”クラーク・ケントを演じるヘンリー・カヴィルはワイルドにヒゲを伸ばし、薄汚れたエプロンを身に着け、シャツの袖をまくって現場に姿を現した。本作に関しては物語の概要に関してこれまでほとんど明らかにされていない。ただ、ケントは地球よりはるかに文明の進んだ惑星・クリプトンからやって来て、地球で養父母に育てられ、記者になったという設定がそのままだとすれば、記者には到底見えないヒゲ面のこの格好はどういうシチュエーションなのか…?ヒントとなるのは、バンクーバーで行われている一連のシーンの設定がアラスカであるいう点と、ケントの実の父親を演じるラッセル・クロウやガールフレンド役のエイミー・アダムスも、どうやらここでの撮影に参加しているらしいという点。原作コミックや過去の映画シリーズでは、スーパーマンの秘密の基地で父母や故郷の思い出に触れることができる“Fortress of Solitude(孤独の要塞)”が北極などを舞台に登場する。あくまで推測だが、こちらの撮影はその秘密基地をケントが訪れているシーンという可能性も…。さて真相やいかに?とにかく、いまだ多くが謎に包まれたままとあって、今後、発表されるであろう新ビジュアルや特報映像に期待したいところだ。今回、新スーパーマンに抜擢されたヘンリー・カヴィルはチューダー朝のヘンリー8世の波乱に満ちた生涯を描いたドラマ「チューダーズ<ヘンリー8世 背徳の王冠>」で確かな演技力を見せつけ、一躍人気者となった28歳の新鋭。完全無欠のヒーロー、スーパーマンとややサエない普段のクラーク・ケントを彼がどのように演じ分けているのかにも注目!先述のエイミー・アダムスにラッセル・クロウ、さらにケントの養父母役にケヴィン・コスナーとダイアン・レイン、さらにローレンス・フィッシュバーンやマイケル・シャノンなど脇を固める豪華俳優陣からも目が離せない。『Man of Steel』(原題)は2013年、公開予定。© Splash/AFLO■関連作品:Man of Steel (原題) 2013年、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:新スーパーマンのビジュアルがお披露目!73年の歴史を変える立体的コスチュームに
2011年10月13日世界各国で喝采を浴びたフランスの傑作サスペンス『すべて彼女のために』を、名匠ポール・ハギスが主演にラッセル・クロウを迎えて完全リメイクした『スリーデイズ』。先週末より劇場にて公開中の本作より、主人公・ジョンと心通わせていくヒロイン・ニコルを好演したセクシー女優、オリヴィア・ワイルドからシネマカフェ独占でコメント映像が到着した。殺人罪で捕らえられた妻の潔白を信じ、家族を守るため、そして愛する妻のため、彼女の脱獄計画に命懸けで挑む男・ジョンの決死の物語。限られた時間の中で展開するスリリングなサスペンスと共に、丹念な家族の心理描写が観る者の心を惹きつける。オリヴィアは自身が演じたニコルという女性の存在を「象徴的な存在なの。“世の中は自分に関係なく動いてる”っていうことのね」と説明する。失意の底にいるジョンにとって、彼女は脱獄計画とは無関係の場所にいる、心の拠りどころとなっていく。今回、ラッセルとの初共演を果たしたオリヴィアはさらに、「脚本を読んで、(ジョン役が)ラッセルにピッタリだと思ったわ。実際、彼の演技を見たら完全に役になりきってた。信じられないほどすごかったわ。ジョンが抱えている深い苦悩を見事に表現してたの。彼のそばであの演技を見られたのは、本当に素晴らしい経験だった。女優として彼との共演は夢が叶ったようなものよ」と先輩俳優に対する称賛の言葉を惜しまない。ラッセルを相手に、ブレのない演技で主人公とは対照的な存在感を発揮しているオリヴィア。本作以降も、10月に公開を迎える『カウボーイ&エイリアン』でダニエル・クレイグとハリソン・フォードの2人に負けず劣らずのかっこよさを見せつけているほか、ジェイク・ギレンホール&アマンダ・サイフリッド共演の『In Time』(原題)では母親役に挑戦したりと、今後も出演作が続々と控えている注目のひとりだ。まずは、彼女の口から語られる本作の見どころをチェックしてみては?『スリーデイズ』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:スリーデイズ 2011年9月23日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.■関連記事:本格派サスペンス『スリーデイズ』夫婦・カップル限定試写会に45組90名様ご招待2作連続でハリウッドリメイク進行中あのオスカー監督も認めたフランスの才能に注目
2011年09月30日“新スーパーマン”映画『Man of Steel』(原題)のビジュアルが解禁!日本でもおなじみの従来のスーパーマンのコスチュームとは一線を画した新たなスタイルがお目見えとなった。『300(スリーハンドレッド)』の鬼才ザック・スナイダーがメガホンを取り、『ダークナイト』、『インセプション』のクリストファー・ノーランが製作を務めることで早くから話題を呼んできた本作。ヘンリー・カヴィルが扮する新スーパーマンのビジュアルがついに明らかに。従来のスーパーマンといえば体に密着した青い全身タイツがおなじみだったが、今回の新作ではアメリカンフットボールのプロテクターを思わせるような立体的な作りに一新。色も、映像に定評がある鬼才ザックの作品らしい深みのあるダークブルーとなっており、73年の歴史の中でもかなり大胆なモデルチェンジと言えそう。若きヘンリー・カヴィルに加え、脇を固める俳優陣も豪華!「デイリー・プラネット」紙の記者でヒロインのロイス・レインを3度のオスカーノミネートを誇るエイミー・アダムスが演じ、ローレンス・フィッシュバーンが同紙の副編集長ペリー・ホワイトに扮する。主人公・クラークの養父母にはダイアン・レインとケヴィン・コスナー。さらにスーパーマンに戦いを挑む、クリプトン人の生き残りであるゾット将軍をマイケル・シャノン、さらにスーパーマンの実父にはラッセル・クロウとオスカー受賞者、ノミネートの常連がずらりと顔を揃えている。アメリカでの公開は2013年6月14日と2年近く先で現在製作中。果たしてどんなスーパーマンが生まれるのか、いまから待ち遠しい!『Man of Steel』(原題)は日本では2013年、公開予定。■関連作品:Man of Steel (原題) 2013年、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2011年08月19日米の人気ヒーロー“スーパーマン”を新生させる2013年公開の映画『マン・オブ・スティール(原題)』の最新画像がこのほど公開され、さらなる“進化”を遂げた新スーパーマンの姿が披露された。『マン・オブ・スティール(原題)』は、これまで数々の映画作品を生み出してきたスーパーマンを、これまでになかった視点と最新の映像技術を駆使して新生させるもの。このほど公開された画像も、“鮮やかな青の全身タイツ”というこれまでのコスチュームとは異なり、ダークブルーに彩られたプロテクターのような装備にお馴染みの“S”のロゴがデザインされたコスチュームを着たスーパーマンが登場。主演に抜擢されたヘンリー・カヴィルの精悍な姿も印象的な1枚に仕上がっている。本作は、『ダークナイト』三部作で“バットマン”を新生させたクリストファー・ノーラン氏が製作とストーリーを手がけ、アラン・ムーアの傑作コミック『ウォッチメン』を実写化したザック・スナイダー氏が監督を務める。ふたりとも、原作コミックのテイストを脚本やデザイン、豪快なアクションシーンに巧みに取り込み、従来のファンを満足させつつ、善悪の境界が曖昧になってしまった現代社会の中で“ヒーローが存在することの意義”を問いかける作品で高い評価を得ているだけに、2013年の観客にどのような“スーパーマン像”が提示されるのか気になるところだ。『マン・オブ・スティール(原題)』には新鋭カヴィルの他にも、ロイス・レイン役をエイミー・アダムス、スーパーマンに戦いを挑むゾッド将軍役をマイケル・シャノンが演じ、ラッセル・クロウ、ダイアン・レイン、ケビン・コスナー、ローレンス・フィッシュバーンらが出演。撮影はすでに始まっており、2013年に全世界で公開される。『マン・オブ・スティール(原題)』2013年公開
2011年08月19日いま、40代のひとりのフランス人監督にハリウッド、そして全世界から熱い視線が送られている。彼の名はフレッド・カヴァイエ。長編監督デビュー作である『すべて彼女のために』があのアカデミー賞監督ポール・ハギスの手によりハリウッドでリメイクされ、『スリーデイズ』として9月に公開を控えるが、その前に8月6日(土)より監督2作目となる『この愛のために撃て』が公開される。実は、この2作目『この愛のために撃て』に関してもすでにハリウッドは、水面下でリメイクを持ちかけており、目下、誰がメガホンを握るかなど交渉中であるというのだ!あのポール・ハギスも認めた才能とあれば、今後、日本でも話題を呼ぶこと間違いなしの新世代のフランス人監督の出現である。『すべて彼女のために』はフランスの名優ヴァンサン・ランドンとダイアン・クルーガーの共演で、2008年にフランスで公開されて絶賛を浴び、日本では昨年、劇場公開された。突然、愛する妻が逮捕され、有罪が確定。彼女の無罪を信じる夫が、全てを打ち捨てて、彼女を取り戻すべく戦う姿を描いた究極のヒューマンドラマである。これをアカデミー賞作品賞を受賞した『クラッシュ』の監督であり、『ミリオンダラーベイビー』をはじめクリント・イーストウッド監督作で多くの脚本を手掛けてきたポール・ハギスが、オスカー俳優のラッセル・クロウを主演に迎えてリメイク。わずか3日の間に訪れるたった一度のチャンスを狙って、綿密な脱獄計画の下、刑務所に服役する妻を取り戻そうとするさまがダイナミックに描かれる。ハリウッドの中でも、緻密な構成と深い人物描写で知られるハギスがその才能を認めたカヴァイエ。そんな彼の監督2作目となるのがまもなく公開となる『この愛のために撃て』である。こちらの主人公も、愛する妻と慎ましく暮らしていた平凡な男。パリ市内で看護師助手をしているサミュエルは、出産間近の妻と幸せな日々を送っていたが、ある日、家に帰った直後、謎の侵入者に殴られ、気を失ってしまう。携帯電話の音で目覚めた彼が電話に出ると妻の泣き声と共に「3時間以内にお前が勤める病院から、警察の監視下に置かれている男を連れ出せ」という脅迫が。妻を救うべく、サミュエルはたったひとりで戦いを挑むことになるのだが…。パリを舞台にしたフレンチノワールとして話題を呼び、先日のフランス映画祭でも上映されたが、先述のように本作にもすでにハリウッドからリメイクのオファーが届いているという。先日、本作の電話インタビューが行われた際、カヴァイエ監督は「詳細は明かせない」としながらも、ハリウッドリメイクに関して交渉を進めている最中であることを認めた。ハギス&クロウのオスカーコンビを超える監督、キャストの組み合わせもありうるかも?リメイク作品としては名匠マーティン・スコセッシがレオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソンら名優を迎え、香港ノワールの傑作『インファナル・アフェア』を『ディパーテッド』として新たに作り上げ、見事、オスカーを受賞している。本作も豪華スタッフ&キャストを迎えて、ヒューマンドラマとハリウッドらしい激しいアクションを組み合わせ、オスカーを狙うというのは十分に考えられる。まずはこの夏に立て続けに公開となるオリジナル版&デビュー作リメイクで、カヴァイエ監督の世界をたっぷりと味わってみては?『この愛のために撃て』は8月6日(土)より有楽町スバル座、ユーロスペースほか全国にて順次公開。『スリーデイズ』は9月23日(金・祝)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:スリーデイズ 2011年9月23日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.この愛のために撃て 2011年8月6日より有楽町スバル座、ユーロスペースほか全国順次公開© 2010 LGM FILMS - GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION − K.R. PRODUCTIONS
2011年07月22日