特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」が、大阪の国立民族学博物館にて、2023年3月9日(木)から5月30日(火)まで開催される。民衆芸術の多様性に迫る「民衆芸術」とは、ラテンアメリカの民衆が手がける洗練された手工芸品を指す。造形芸術のひとつのジャンルである民衆芸術には、暮らしに役立つ生活用品から装飾品まで多様な作品が含まれ、その種類は陶器、木彫、人形、仮面、織物、刺繍、絵画、版画、雑貨など、多岐にわたっている。特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」は、民衆芸術が示す豊かな多様性に着目しつつ、古代から現代に至る約400点の作品を紹介。 ラテンアメリカにおける文化の混淆の歴史、芸術振興の過程、そして市民による批判精神の表現という3点に光をあて、それぞれの意味で民衆芸術が成立した歴史をひもといてゆく。民衆芸術は、さまざまな文化からなるラテンアメリカという地域が形成される歴史のなかで生まれたものだ。先史時代に岩絵などのかたちで始まり、メソアメリカ文明やアンデス文明の成立にともなって土器や織布などの作品が作られるようになった。さらに大航海時代以降には、ヨーロッパやアフリカ、アジアから渡ってきた人びとの文化が先住民族の文化と交わることになる。今日の民衆芸術は、このように多様な文化の混淆と変容を経てかたち作られてきたものだといえる。また、民衆芸術は、国民の芸術という意味も持っており、その背景には芸術振興政策がある。20世紀前半のメキシコとペルーでは、国民文化を高揚する手段として国内各地の手工芸品が着目され、芸術としての評価を確立することが試みられた。展覧会の開催や博物館の整備といった制度を通して民衆芸術が振興されると、そこから名品が生まれ、芸術のひとつのジャンルとして国際的に知られるようになったのだった。さらに民衆芸術は、市民による批判精神の表現という意味を帯びるようになる。20世紀後半のラテンアメリカでは、軍事政権による人権弾圧や、債務危機による政府の機能不全などから、民主化や人権尊重などを求める社会運動が活発化した。こうした背景のもと、暴力を記憶し、権力による弾圧に抵抗するという政治的な役割を担った作品が制作されるようになった。こうした作品もまた、今日の民衆芸術において重要な側面をなしている。このように民衆芸術は、その意味をめぐってさまざまな解釈が存在し、それがジャンルとしての多様性にも反映されている。また、民衆芸術をめぐる以上3つの意味は、それぞれ固有の歴史を有するばかりでなく、今なお現在進行形の過程のもとにある。本展では、互いに異なる歴史過程の併存から生まれる民衆芸術の多様性に光をあててゆく。展覧会概要特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」会期:2023年3月9日(木)〜5月30日(火)会場:国立民族学博物館 特別展示館住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:水曜日(5月3日(水・祝)は開館)、5月8日(月)観覧料:一般 880円(600円)、大学生 450円(250円)、高校生以下 無料※本館展示も観覧可※( )内は20名以上の団体、満65歳以上などの割引料金(要証明書など)※障がい者手帳の所持者および付添者1名は観覧無料※会期などは変更となる場合あり【問い合わせ先】国立民族学博物館TEL:06-6876-2151 (代表)
2023年02月12日京都外国語大学ラテンアメリカ研究所では、6月7日から毎週火曜日に、ラテンアメリカ文学に焦点をあてた「本の向こうに見えてくるもの~ラテンアメリカ文学の愉しみ~」をオンラインで開催いたします。(全5回)近年、書店にはラテンアメリカ文学作品の翻訳や研究書が多く並ぶようになりました。これまで慣れ親しんできた文学とは趣を異にし、その魅力や、そこからの学び、そして手に取った本の向こうに何が見えてくるのか、そして何より日本にいる私たちにとって、それは何を意味しているのか。単に翻訳された作品を手にしただけでは分からない、しかしとても大切なその問いかけを、ラテンアメリカ世界が生んだ「文学」に魅せられた講師たちが自身の体験と研究をもとに語ります。第20回ラテンアメリカ教養講座「本の向こうに見えてくるもの ~ラテンアメリカ文学の愉しみ~」【日時】2022年6月7日より毎週火曜日(全5回)18:00~19:00【参加方法】Zoomによるオンライン形式(事前申し込み制)【費用】無料【主催】京都外国語大学ラテンアメリカ研究所【内容】詳細はポスター、プログラムをご確認ください。6月7日~7月5日開催「第20回ラテンアメリカ教養講座」参加申込フォーム : 第20回ラテンアメリカ教養講座プログラム.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月01日野外フェス「カリブ・ラテンアメリカストリート 2022」が、2022年5月14日(土)と5月15日(日)に東京・墨田区立錦糸公園 ふれあい広場にて開催される。“カリブ海&ラテンアメリカ諸国”がテーマの野外フェス「カリブ・ラテンアメリカストリート 2022」は、メキシコやペルー、キューバなどカリブ海とラテンアメリカ諸国のフードや雑貨が大集結する、入場無料の屋外フェスティバル。初夏を感じる5月、東京スカイツリーを眺めながら陽気な異国のムードを楽しむことができるのが魅力だ。ご当地フードやお酒、雑貨などが集結!会場内のブースでは、ラテンスタイルのBBQやメキシコ料理の定番・タコス、アルゼンチンのソウルフード・チョリパンなど各国のフードが揃うほか、モヒートやテキーラといったお酒も多数用意。アクセサリーや雑貨、Tシャツなどのグッズ販売も行う予定だ。さらに、豪華DJたちも駆けつけ、サルサなどのラテンミュージックやレゲエ、フレンチカリビアン、トロピカルハウスなど異国情緒溢れる音楽で会場内を盛り上げる。【詳細】「カリブ・ラテンアメリカストリート 2022」開催日時:2022年5月14日(土)、5月15日(日)※雨天決行開催場所:墨田区立錦糸公園 ふれあい広場住所:東京都墨田区錦糸4丁目15料金:入場無料<DJ>DJ LANDO(Latin)/ Franco(Tropical House)/ DJ UNRULY(Jamaica)/ DJ HEMO(Japan)/ DJ CARLOS(Cuba)/ DJ RONSKI(Haiti)他<飲食ブース>O’Tacos(Mexico)/ Tafia(French Caribbean)/ Raices(Bolivia)/ Tierra Guarani(Paraguay)/ UNI2(Peru)/ Beracruz(Mexico)/ Guavaberry(St. Maarten) 他<物販ブース>Imbaya( 中南米雑貨 )/ fetable(Trinidad and Tobago)/ Caracol(Mexico)/ PAD(Mexico)/ Hope ランジェリー(Latin)/ Don Suenos(Mexico)/ Calle23(Mexico)他※写真は過去のもの
2022年03月26日野外フェス「カリブ・ラテンアメリカストリート 2021」が2021年5月8日(土)と5月9日(日)に東京・墨田区立錦糸公園 ふれあい広場にて開催される予定だったが延期となった。カリブ海&ラテンアメリカ諸国のフードが大集合「カリブ・ラテンアメリカストリート 2021」は、メキシコやペルー、キューバなどカリブ海とラテンアメリカ諸国のフードや雑貨が大集合するフェスティバル。タコスやジャークチキンなど定番料理が揃う会場内のブースではメキシコ料理の定番・タコスやジャマイカの郷土料理・ジャークチキン、アルゼンチンのソウルフード・チョリパンなど各国のフードが揃うほか、アクセサリーやTシャツ、バッグなどのグッズ販売も行う予定だ。豪華DJ達による音楽もさらに、豪華DJ達も集結し、サルサなどのラテンミュージックやレゲエ、ボリビア ミュージック、フレンチカリビアンなど異国情緒溢れる音楽で会場内を盛り上げる。詳細『カリブ・ラテンアメリカストリート 2021』開催日時:約1年後を予定※当初は2021年5月8日(土)・5月9日(日) 10:00~19:00で開催予定だった。※雨天決行開催場所:墨田区立錦糸公園 ふれあい広場住所:東京都墨田区錦糸4丁目15料金:入場無料<DJ>Latin Samurai(Latin)/ Franco(Tropical House)/ Unruly(Reggae)/ Hemo(Soca)/ Carlos(Salsa)/ Ronshi(French Caribbean)/ JaY-C(Bolivia)<飲食ブース>O’Tacos(Mexico)/ Tafia(French Caribbean)/ Nevin’s(Jamaica)/ Casa Natural(Mexico)/ Raices(Bolivia)/ Tierra Guarani(Paraguay)/ G&C(Peru)/ 北斎麦酒(日本)/Guavaberry(St. Maarten) 他<物販ブース>Imbaya(中南米雑貨)/ El Jalapeno(メキシコ雑貨)/ Caracol(メキシコ雑貨)/ fetable(カリビアンファッション)/ ラム酒・テキーラ販売※写真は過去のもの
2021年04月02日初上陸作品が豊富な配信チャンネル、Huluプレミアから、ラテンアメリカ発の人気ドラマが続々リリースされている。『エンジェルズ・シークレット』は、無垢な少女がSNSでのスカウトをきっかけにモデル業界に入り成長していく、ブラジル発の王道少女漫画的ストーリー。主演のカミラ・ケイロスは、実際に10代からモデルのキャリアを積み、本作で演技初挑戦。素朴なベビーフェイスから、エピソードが進むにつれて変わっていく顔つきは、まさにヒロインそのもの。『ザ・ビジネス』も同じくブラジル発。大不況を受け、高級コールガールが仲介人を通さずにセルフマネジメントでビジネスの拡大を目指す。サンパウロのセックスビジネスの在り方が垣間見えるのも、興味深い。メキシコ発の『セニョール・アヴィラ』はダークな世界観のサスペンス。昼間は営業マンの父親、しかし裏の顔は犯罪組織から依頼された“案件”を遂行する殺し屋が主人公。彼の二重生活のメタファーか、光と闇が交差する映像に緊迫感が増す。紹介作品はすべてHuluで視聴可能。ぜひチェックして。モデル界の戦いと秘密の恋が少女を新しい世界に誘う。『エンジェルズ・シークレット』高校生のアルレッチ(カミラ・ケイロス)は、家庭の事情でサンパウロに転居し、憧れのモデルに。そこでは業界の闇と道ならぬ恋が待っていた。ブラジル最大手放送局「Globo」が制作し、国際エミー賞テレノべラ部門を受賞。ブラジルでは来年続編が公開予定。配信中(全50話)。©Globo/Paulo Vainerベテランコールガールが経営戦略の才覚を発揮!『ザ・ビジネス/コールガールのマーケティング戦略』富裕層向けコールガールのカリン(ラファエラ・マンデリ)は、年齢を理由に仲介人に厄介者扱いされ、決別。後輩のルナ、頭の切れるマガリと新規開拓に挑む。監督のひとりは日系ブラジル人を描いた映画『汚れた心』の製作で知られるミシェル・チコミロフ。配信中(全13話)。©HBO OLE PARTNERS二重生活をこなす父親が追い詰められていく… 。『セニョール・アヴィラ』本国では2013年から’18年にかけてすでに4シーズンが放送された大人気シリーズ。保険の営業マンで妻と息子を愛する主人公・アヴィラ(トニー・ダルトン)の裏の顔は、冷酷なヒットマン。組織のボスを引き継いだことで混乱が増していく。6/29配信開始(シーズン1 全13話)。©HBO OLE PARTNERS※『anan』2020年6月24日号より。(by anan編集部)
2020年06月18日スタイリッシュな大人の空間で、ラテンアメリカ料理を堪能大人の街、東京・銀座に店を構える「TORO TOKYO(トロトウキョウ)」は、メキシコやブラジルなどの料理が楽しめるラテンレストラン。黒壁と大きな木製の扉が目印の、スタイリッシュなお店です。店内も黒や茶色を基調としていて、シックな雰囲気。エントランスを入ってすぐの正面には、2階席へ続く大きな階段が設けられています。座席は全部で161席あり、開放的な空間で料理が楽しめるのもポイントです。1階にはカジュアルなバーカウンターも設置されています。世界が認める粋なラテンアメリカ料理を日本で2014年の12月にオープンしたこちらのお店。手がけているのは「メキシコ料理の父」とも呼ばれる人物、リチャード・サンドバル氏です。サンドバル氏は、ラテンアメリカ料理をモダンにアレンジした独創的なメニューで一躍有名になりました。ニューヨークやラスベガスなど、世界中に26もの店舗を展開し、さまざまな賞も受賞している実力者です。メニューも従来のものとはひと味違うラテンアメリカ料理がメイン。今まで想像しなかったようなスタイリッシュなラテンアメリカ料理を、日本にいながら体験することができます。濃厚なチョコレートソースが決め手のチキン料理メニューの中でもおすすめなのが、「チキンのエンチラーダ メキシカンチョコレートチリソース」です。エンチラーダとは、トルティーヤで具材を巻いてソースをかけるメキシコ料理の一種。メキシカンチョコレートチリソースは、その名の通り、チョコレートがベースのピリ辛ソースです。濃厚なコクがチキンにマッチし、一度食べたらクセになる味。一般的なエンチラーダとは違い、まるでフランス料理のような、上品な見た目も特徴です。ボリューム満点の串焼き料理「チュラスコ」も人気ブラジルを中心に食べられる「チュラスコ」も、こちらの人気メニューのひとつ。厳選した素材を串に刺し、炭火でじっくり焼き上げてから、鉄板に盛り付けます。具材はチョリソやチキン、カジキマグロなどがあり、ボリュームも満点です。パプリカや丸ごと焼いたオニオンも入っていて、食べごたえのある一品。お好みでソースをつけていただきます。モダンラテン料理が気軽に楽しめる、大人のお店「TORO TOKYO」は、洗練されたモダンラテン料理を気兼ねなく楽しめるお店。まるで外国の街角にいるような、シンプルでおしゃれな外観や内装も魅力です。1階のバーカウンターは通りに面して作られていて、ひとりで軽く飲みたい時にも気軽に利用できます。デートなどでゆっくりと食事を楽しみたい場合は、より落ち着いた雰囲気の2階席がおすすめです。お店へは東京メトロ各線「銀座駅」のC1出口から徒歩3分ほど。仕事帰りやショッピングのついでに、おしゃれなラテンアメリカ料理はいかがですか?スポット情報スポット名:TORO TOKYO住所:東京都中央区銀座6−2 銀座コリドー街電話番号:03-6274-6361
2017年11月16日東京都渋谷区の代々木公園イベント広場で8月1日~2日、カリブ中南米の食や音楽などの文化を体感できる「カリブ・ラテンアメリカフェスティバル」が開催される。○食べて飲んで、歌って踊れる2日間同イベントでは、カリブラテンアメリカの国や島々の文化を紹介する。英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、オランダ語など母国語の異なるそれぞれの地域の食文化や音楽、踊りなどを楽しむことができる。サルサやサンバ、ソカ、スチールパン、フレンチカリビアンミュージックなどのステージイベントのほか、レゲエやサルサのダンスレッスン、フラッシュモブ体験を実施する。また、ジャークチキンやシュラスコ、タコス、モヒート、カイピリーニャ、ビール、ラム酒、テキーラなどのグルメや、葉巻、アクセサリーなどグッズ販売のブースも展開する。開催時間は1日が10時から20時、2日は10時から19時まで。入場無料。
2015年07月23日