『生きてるだけで、愛。』(18)で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエイター、関根光才が杏を主演に迎えた長編第2作『かくしごと』。この度、関根監督が原作小説「嘘」の魅力や、映画化にあたって変更したタイトルへの思いについて語った。杏さんを主演に迎えた本作は、子を守る母親の強烈な愛と嘘の物語。原作は「ミステリー作家が描く感動小説」として評価も高い、北國浩二の「嘘」(PHP文芸文庫/※ただしくは正字)。4月1日に解禁となった本編映像では、杏さん演じる主人公・千紗子が事故をきっかけに出会った被虐待児・拓未に対して「私の子どもなの」と嘘を吐く、緊迫感のあるシーンがとらえられていた。千紗子が拓未を想う深く激しい母性とともに、実の両親から拓未への虐待や、認知症の父・孝蔵の介護といった社会問題もストーリーに織り込まれている本作。関根監督は、原作となる北國浩二の「嘘」に魅了されて本作の撮影を決意したという。「犯罪を奨励したいわけでは決してないですし、千紗子の行動は社会的には許されないんですけど、なかなか家族関係がうまくいかない中、日の当たらないような状況に陥ってしまった人たちの行動原理って、人間個人としては理解できるところもあるじゃないですか」と監督は言う。「過酷な状況にある人を助けたい気持ちはあるものの、社会に生きている一個人として、それが罪に問われるような事となるとなかなかできないよね、となる。けれど映画の中でその気持ちが伝えられたり、助けられたりするかもしれない可能性が提示されたら、傷が癒える人がいるかもしれないというところに魅力を感じました」と本作に込めた思いを口にする。虐待や老人介護について、個人的に気になっていることとして向き合ってみたかったという関根監督は、本作の脚本も手掛けた。幾度も改稿が重ねられた脚本で、原作から大きく変更となったのはラストシーンだ。「原作を読んだ時から、自分の中で映画はここで終わりたいという気持ちがはっきりしていました。映画を観た後、文章に触れる人がある種の安らぎというか、ほっとして終われる後日談にしたいと思ったんです」と明かす。また、映画化にあたり、関根監督のアイディアで「嘘」から『かくしごと』というタイトルに変更されている。関根監督は「映画で『嘘』というタイトルだと、お客さんにとって嘘という前提が刷り込まれ、誰が嘘をついたのかという視点で観てしまうと思ったので、タイトルを変えました」と意図を明かす。「そもそも彼女たち、彼らは嘘をついたけれど、全部悪意からついた嘘ではないんですよね。言えなかったことや相手を傷つけたくないから、秘めていたことがあって、どちらかというと、嘘という言葉が持っている、『能動的に騙す』というよりは、『自分の胸の内にしまっていること』のイメージを印象づけたいなと思いました。『かくしごと』という言葉は、子どもを隠匿してしまうような感じの要素との、ダブルミーニングにできるといいな、と」。先日解禁された原作の北國氏のコメントでは、「『嘘』ではなく『かくしごと』の世界は、人がふだん隠している感情が露呈し、罪や愛、怒りや悲しみ、後悔と希望、そしてやさしさがあふれ出す世界だ」という言葉があり、関根監督が『かくしごと』というタイトルに託した意図に感銘を受けている。また、関根監督は本作を「どちらかというと、社会の中で日の当たらないところに日が当たるという映画」だと称する。どのような人に本作が届いてほしいか尋ねると、「今、難しい状況にある人でも、過去にそういうことがあった人でも、観たら少し気持ちが軽くなることがあったら嬉しいです」と監督。「映画で人を救おうなんて大それたことは考えていないんですけど、僕自身は実際、人生の中で映画によって救われたと感じたことがあったので、少しだけでもそういう可能性があってもいいのかな、と。やっぱり日本で生きていると、思ってることと、行動が一致しないじゃないですか。世界の他の国だと、もうちょっと一致してるけど、日本は乖離しているというストレスがある中で、もう少し自分が感じたり、思ったりしたことを素直に表現する生き方をしてもいいんじゃないかと思っているので、そういうところにも気づきがあるといいなと思っています」と希望を語った。『かくしごと』は6月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:かくしごと 2024年6月7日よりTOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿ほか全国にて公開©2024「かくしごと」製作委員会
2024年04月14日タレントの関根勤(70)、関根麻里(39)親子が10日、都内で行われた『近距離モビリティWHILL「遠くはクルマ、近場はウィル」移動の新習慣発表会』に参加した。勤は2年前に麻里から贈られたWHILLに乗って登場。医者から1日8000歩歩くように言われているが、ゴルフに行った日などに「ゴルフで2万歩歩いている。それ以上歩くのは健康障害なんですよ。そういう時に使う」と愛用していることを明かした。また、イベントでは勤家、麻里家の近くの簡単な地図を使ってモビリティの使用シーンを語ることに。家は5分ぐらいの距離にあるそうで「ほとんど毎日」会っているそう。「電話かかってきます。『まだ起きてる?』と。仕事終わりに起きてたら会いに来たいので」と関係を明かした。家は別だが「会いに行きたい時にすごく会いやすい」と麻里。家から近い場所で、勤がよく行く場所はカフェだという。「孫と行ってね。いつもママは、甘いものを控えさせているんです。それで、チョコレートケーキ一緒に食べたんです」と勤はちゃめっ気たっぷりに話し、麻里は「いつの間にか!」と苦笑い。「至福の時ですね。『おいしいね』って言いながら。株上がるんですよ。『ママだと半分だけど、1個食べられる』って」と“ジジバカ”っぷりを自ら明かしていた。長女に口止めするも「すぐに言っちゃうんんですよ」と勤はバツが悪そう。「長女は8歳、次女は4歳で、少し社会に接してるからストレスが多いんですよ。だから『本当につらい時に食べてくれ』って言って、チョコを机の中に入れた」と“孫のストレス対策”も明かしたが、麻里は「『ママには内緒』とかって言ってたらしいんですけど、娘は『ママ見て!』って(笑)。全部こっちに情報漏れてます」と微笑ましいエピソードを披露していた。『WHILL』は、近距離モビリティ。全国自動車ディーラー115社が横断連携し、「遠くはクルマ、近場はウィル」を合言葉にモビリティの使い分ける移動習慣を提案。浸透に向けた取り組みを発表した。
2024年04月10日タレントの関根勤(70)、関根麻里(39)親子が10日、都内で行われた『近距離モビリティWHILL「遠くはクルマ、近場はウィル」移動の新習慣発表会』に参加した。勤は2年前に麻里から贈られたWHILLに乗って登場。医者から1日8000歩歩くように言われているが、ゴルフに行った日などに「ゴルフで2万歩歩いている。それ以上歩くのは健康障害なんですよ。そういう時に使う」と愛用していることを明かした。また、イベントでは勤家、麻里家の近くの簡単な地図を使ってモビリティの使用シーンを語ることに。家は5分ぐらいの距離にあるそうで「ほとんど毎日」会っているそう。「電話かかってきます。『まだ起きてる?』と。仕事終わりに起きてたら会いに来たいので」と麻里はジジバカぶりを明かした。そんな関係性だけに、勤は意外なエピソードを披露。「麻里が結婚して、すぐ近くに住むってわかってましたから、僕、結婚式で泣いてないんです。悲しくないから。また明日も、どうせ今日と同じ日だなって。『なんで泣かないんですか』って言われたけど悲しくないもん。お婿さんが来て、1人増えるんだからうれしいじゃんって」と笑顔ででき愛する娘の結婚式秘話を明かし、司会も「ホントですね」と納得していた。『WHILL』は、近距離モビリティ。全国自動車ディーラー115社が横断連携し、「遠くはクルマ、近場はウィル」を合言葉にモビリティの使い分ける移動習慣を提案。浸透に向けた取り組みを発表した。
2024年04月10日「24 -TWENTY FOUR-」の主人公ジャック・バウアー役で世界的人気を誇るキーファー・サザーランドの主演最新ドラマがHuluプレミア「ラビット・ホール/指名手配のスパイ」に邦題決定。キーファーの“新たな傑作“の誕生を予感させる日本版ビジュアル、本予告、場面写真が一挙に解禁となった。今回キーファーが演じるのは、凄腕の産業スパイ、ジョン・ウィアー。ウィアーは顧客を儲けさせるため、偽の情報を流して株価を操作したり、計画的に集団ヒステリーを起こして状況を操作したりと暗躍する。そんな彼がある日、突如殺人の濡れ衣を着せられ、指名手配犯として追われる身に。ウィアーが逃亡を続けながら真実を追求する中で、民主主義を脅かす見えない敵の存在が明らかになっていく。果たして、ウィアーを陥れたのは誰なのか?ウィアーは見えない敵に打ち勝つことができるのか?本作の企画、監督、脚本を手掛けるのは、大人気ヒューマンドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス」でプロデューサー、ウィル・スミス主演のクライムサスペンス『フォーカス』で監督・脚本を務めたグレン・フィカーラとジョン・レクア。また、ウィアーの日本語吹替はお馴染みの小山力也が務める。予告映像は、産業スパイのジョン・ウィアー(キーファー・サザーランド)が、データ分析企業のCEOにして旧友のマイルズ・ヴァランス(ジェイソン・バトラー・ハーナー)から受けた依頼を遂行するところから始まる。ある巨大企業のために、競合企業が財務省と親密である証拠を作ってほしいという依頼。ウィアーは見事な策略で証拠を作り上げ、無事に任務を完了したはずだったが、何者かにはめられ、殺人の容疑で指名手配されてしまう…。ウィアーはオフィスへと逃げ込もうとするが目の前でオフィスが爆発。誤情報と監視の目があふれる社会の中で、民主主義を脅かす“何かをつかんだ”ウィアーに迫りくる数々の追手。だまし、だまされながら、崖っぷちに立たされたウィアーは世界を救うために巨大な陰謀に立ち向かう。ノンストップで巻き起こる怒涛の展開が押し寄せ、キーファーの新たな傑作の誕生を予感させる映像に仕上がった本予告。また、併せて解禁となる場面写真では、ウィアーがサングラスをかけて任務を遂行する姿や銃を突きつける緊迫の瞬間など、シックで大胆不敵なキーファーの魅力を堪能できるものとなっている。なお、Huluでは「24 -TWENTY FOUR-」シリーズ全8シーズンも見放題で配信中。本作に先駆けてチェックすることもできる。Huluプレミア「ラビット・ホール/指名手配のスパイ」は11月14日(火)より独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年11月05日現在テレビで放送中、プリキュアの最新シリーズ『ひろがるスカイ!プリキュア』で、主人公・キュアスカイ/ソラ・ハレワタールを演じているのが、関根明良さん。その役名の通り、澄み切った青空のような凛々しさを感じる素敵な声の持ち主です。「以前の話ですが、ある日曜日の朝、たまたまテレビをつけたら、女の子が戦っているアニメが流れていて、出かけなきゃいけないのについつい見入ってしまい、遅刻をしかけた、という経験があります(笑)。その後お仕事をいただくようになり、プリキュアのオーディションを受けさせていただいた際に改めて作品をみたのですが、私があの朝見入った作品は、『スマイルプリキュア!』の第46話、バッドエンドプリキュアが登場する回だったんです。たった1回しか見ていないのにこんなに胸に残る作品なのか…と驚いたことを、今でもよく覚えています」プリキュアを演じるということはさまざまな意味で責任を感じる、と関根さんは言います。「小さい子に見てもらえるということに加え、大人になってからも〝このキャラクター、好きだった〞と思い出してもらえる。心の奥底にずっと存在できるということは素敵で幸せなことだと思います」とはいえ、プレッシャーは相当で、収録が始まるまではドキドキの毎日だったとか。「いろんな方から〝頑張ってね〞〝見るよ!〞と声をかけてもらうようになってからは嬉しく前向きに頑張ろうと思っていたのですが、しばらく時間が経つと妙に冷静になってしまい、〝20周年だって、どうしよう〞とか、〝1年間、私、できるのかな〞など、どんどんネガティブな自分が出てきてしまい…。そんな中、いただいたソラちゃんに関する資料を読んでいるとき、なんだかふとソラちゃんが私に、〝一緒に頑張りましょう!〞と言ってくれた気がする瞬間があって。ソラちゃんは〝ヒーローを目指す女の子〞だから、未完成。だから私もソラちゃんと一緒に目標に向かって頑張ればいいんだと思ったんです。それからはソラちゃんに背中を押されながら、一緒に頑張っています」真っすぐな心を持ち、人との出会いや起こる出来事をすべて素直に受け止め、学びながら前に進む。ソラはそんな女の子。「今作の映画でも、ソラちゃんのいいところが存分に発揮されています。ソラちゃんは、『デリシャスパーティプリキュア』のキュアプレシャス、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』のキュアサマーと同じチームで行動するのですが、初めて出会う先輩方から色々なことを学び、成長していきます。また映画オリジナルキャラのキュアシュプリームが加わり、どんな化学変化があるのか、そこもぜひ観ていただきたいです」プリキュアの映画に欠かせないものといえば、ミラクルライト!重要なシーンでライトを振って、プリキュアたちを応援するアイテムですが、今年はめでたく復活。加えて声を出しての応援もできるようになるそう!「私自身もプリキュアを応援したいので、絶対に劇場に行こう、と思っています。プリキュアへの愛とエールが溢れる空間で、みんなと一緒に作品を観られるのは、映画の楽しみのひとつですよね!」Cure Sky / Sora Harewata-ruソラ・ハレワタールはスカイランドに住む運動神経抜群の女の子で、ヒーローになるのが夢。ソラシド市のましろの家にエルと共に居候中。空のプリキュア〈キュアスカイ〉に変身する。Akira Sekine代表作に『プリンセス・プリンシパル』のプリンセス、『アイカツ!』の藤原みやびなど。今秋アニメは『ミギとダリ』に出演予定。趣味は城や寺巡り、特技はオーボエ演奏。プリキュア2004年より放送されているアニメシリーズで、普通の女の子がプリキュアに変身し、激しいアクションで敵と戦う物語。プリキュアはプリティとキュアを合わせた造語で、開始当初のキャッチフレーズは“女の子だって暴れたい!”。第1作の『ふたりはプリキュア』に始まり、20 作目が現在放送中の『ひろがるスカイ!プリキュア』。『映画プリキュアオールスターズF』声の出演/関根明良、加隈亜衣、村瀬歩、七瀬彩夏、古賀葵ほか映画主題歌/「うれしくて」いきものがかり原作/東堂いづみ監督/田中裕太脚本/田中仁全国で公開中。©2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会※『anan』2023年9月27日号より。(by anan編集部)
2023年09月24日美容系YouTuberの要望が詰まったコスメポーチ7月3日、化粧品などが入るポーチが付属する大型本『関根りさが本気で作った! 撥水・通気コスメポーチBOOK』が宝島社から発売された。価格は2,959円(税込)である。関根りささんは大人気の美容系YouTuberで、公式チャンネル「SekineRisa」の登録者数は約129万人、そのほかInstagramでは約39万人がフォロー、Twitterでは約33万人がフォローしている。また、コスメブランド「COL’E by R」のプロデュースも行っている。小型のメッシュポーチもセットでコスメポーチにとって容量は重要であるが、こまごまとしたアイテムもあるため、仕切りやポケットもほしい。このポーチには、内ポケットが1つ、外ポケット5つがあり、シャンプーのボトルがそのまま入れられるような大容量である。さらに、仕切りとしても使えるメッシュポーチもセットされており、こちらには3つのポケットを用意。使い勝手が考えられた内容となっている。また、コスメポーチは撥水性であるため、プールポーチ、スパ・サウナポーチ、アウトドアポーチ、おむつポーチなどなどとしても活用できる。コスメポーチの大きさは幅が約26cm、高さが約18cm、マチが約10cmで、500mLペットボトルが入るホルダー付き。メッシュポーチは幅が約21cm、高さが約14cm、マチが約5cmである。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※関根りさが本気で作った! 撥水・通気コスメポーチBOOK ‐ 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2023年07月22日綾華と東郷のウェディング衣装を身に着けた可愛いうさぎのマスコット「コスチュームラビット(羽田綾華モデル・新田東郷モデル)」2種をラインアップ!株式会社TLC(本社:東京都目黒区東山3-7-1代表取締役社長李成在)は、4月18日(火)よる10時より放送中の 火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』とジュエリーブランド『THE KISS』のコラボ商品『(劇中登場)羽田綾華コスチュームラビット・新田東郷コスチュームラビット』の受注販売を、コラボ・ライセンス専門サイト「FanFunMARKET」にて受付開始いたしました。商品ページはこちら : ~TBS系 火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』~絶対的王様”の御曹司から突然のプロポーズ!?愛は一切ナシの“メリット婚”から始まる超打算的シンデレラストーリー!そんな火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』から「コスチュームラビット(羽田綾華モデル・新田東郷モデル)」が登場!綾華と東郷のウェディング衣装を身に着けた可愛いうさぎのマスコット。劇中にも登場するので、チェックしてみてください♪ボールチェーン付きなのでバッグにつけても、お部屋に飾っても楽しめます。購入特典として、綾華モデルには「綾華の名刺カード」、東郷モデルには「東郷の名刺カード」を付属します。■羽田綾華 コスチュームラビット素材:ポリエステル、合金付属:名刺カード価格:¥2,420(税込)■新田東郷 コスチュームラビット素材:ポリエステル付属:名刺カード価格:¥2,420(税込)©わたなべ志穂/小学館 ©TBSスパークル/TBS【取り扱いショップ】・FanFunMARKET( )・FanFunMARKET 楽天市場店 ( )・TBSショッピング・セブンネットショッピングFan Fun MARKET : FanFun MARKET 公式HP : 【FanFun MARKET 公式アカウント】公式Twitter : 公式Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月21日PARCO劇場開場50周年記念シリーズとして、藤田俊太郎演出、宮澤エマが舞台初主演する『ラビット・ホール』が東京・渋谷のPARCO劇場にて4月9日に開幕。初日前には、藤田、宮澤のほか、共演の成河、土井ケイト、阿部顕嵐、山﨑光、シルビア・グラブが会見に出席し思いを語った。『ラビット・ホール』初日前会見より、前列左から)藤田俊太郎、宮澤エマ、成河後列左から)山﨑光、土井ケイト、シルビア・グラブ、阿部顕嵐本作は2007年に米ピューリッツァー賞を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲。2010年にはニコール・キッドマンの製作・主演により映画化もされ、数々の映画賞に輝いた。交通事故で幼い息子を亡くした夫婦を中心に、傷ついた心が再生に至る道筋を、家族間の日常的な会話を通して繊細に描いた傑作として知られ日本でも上演が重ねられている人気作だ。演出を手がける藤田は、『ザ・ビューティフル・ゲーム』『ジャージー・ボーイズ』『天保十二年のシェイクスピア』などで数々の演出家賞を受賞し、今回東京公演の会場となるPARCO劇場とは、2017年からレパートリー公演である朗読劇『ラヴ・レターズ』の演出も手がけている。開幕にあたり、「素晴らしいキャストのみなさん、そして素晴らしいプランナー、スタッフ、カンパニーの皆さんと丁寧に作品をつくってきました。あとは素晴らしいお客様を劇場に迎えるだけです。この愛おしくて愛すべきこのカンパニーで世界ツアーをやりたい、と思えるくらい誇らしい作品をつくることができました」とコメント。本作を取り上げたのは戯曲にほれ込んだのが始まりだったというが、「(稽古を経て)このカンパニーで、演劇の美しさをありとあらゆる形でディスカッションできたことが、本当にこの作品を私たちがつくった意味なんじゃないかなと思っております」とカンパニーへの信頼を熱く語った。主役のベッカを務める宮澤も「初共演の方もいるのに、初めてなのかな、前世でも一緒だったのかなというくらい最初から皆で仲良くやれているカンパニー。それぞれのスキルと技術をもって今日までやってきたので誇りでしかない。皆さまにお届けできることにワクワクしかないです」と語り、稽古中のエピソードを聞かれると「毎日のように笑い転げていたよね?」と共演者らと顔を見合わせ、その言葉通り信頼関係が築かれていることをうかがわせた。宮澤は2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも熱い注目を集め、舞台ではミュージカルを中心に数多くの作品に出演しているが、主演舞台は今回が初。座長としてのプレッシャーは「もちろん感じている」と言うが、「いろんな化学反応によってどんどん前に進んでいく作品なので、“座長”として私がやったことはない。この作品をどうやってお客さまにお届けできるのかということを皆でディスカッションし合いながら、支え合いアドバイスを与え合う、そういう稽古期間だった」と振り返った。宮澤が演じる、喪失感から抜け出せず前に進めない妻とは反対に、前に進もうとする夫・ハウイーを演じる成河は、観客になるべく身近に感じてもらえるようなリアルな「しゃべり言葉」の追求にカンパニー全体で「大学のサークルの研究会かというくらい」熱心に取り組んだと明かした。「『しゃべり言葉』から離れれば離れるほど様式性の方向に行ってしまい、ヨーロッパやアメリカで今主流になっている(写実性の強い)会話劇から離れてしまってお客様からは身近に感じられなくなってしまう」と苦労を語り、「派手さだけではない日常的な身近な会話劇というものが、本当に人生の支えになったり、辛い時に寄り添ってくれるものなんだというのを知ってもらいたい」と思いを込めた。ベッカの妹・イジー役の土井ケイトも「本稽古が始まる前から皆で集まって会議のように言葉をイチから見直していった」と「しゃべり言葉」を追求し続けた稽古の様子を明かし、「ここまで言葉にこだわった分、ものすごく“生”な舞台になってきている。言葉にはもう逃げられない、本当にその場になって感じないと言えない身体になってしまっている。そういう舞台というのは実はすごく稀有で、本当にこの出会い、このカンパニーだからこそ成し得たこと。これは本当に奇跡のカンパニー。それがお客さんにどうみえるのか、すごく実験的で新しい挑戦なので一緒に感じていただいて千秋楽に向かって進んでいきたい」と熱弁。ずっと考え続けるような作品ベッカとハウイーが息子を失った交通事故で車を運転していた高校生・ジェイソンをダブルキャストで演じるのは、人気グループ「7ORDER」のボーカルで舞台でも活躍する阿部顕嵐と、オーディションで抜擢された山﨑光。共にこのカンパニーに参加できた喜びと感謝を述べながら、「ダブルキャストなので(舞台稽古で)客席から何度かこの作品を客観的に観る事が出来ました。観たあとに受け取る鈍くて重いような思いが自分の中で消化しきれないことがあって、ずっと考え続けるような作品。お客さまも似たようなものを受け取ってもらえるんじゃないかなと今からワクワクしています。毎回その時の自分の状態によって受け取るものが全く違ったので、ぜひ何度も観て楽しんでください」(阿部)「まだまだ未熟なのでこれからも改良していく余地があるなと思っていますが、こんなに素敵な方々とご一緒できてめちゃくちゃ嬉しいです。無事に稽古も続けられました。このあともずっと誰も欠けずに突っ走っていきたい。それぞれのジェイソンも観ていただけたら」(山﨑)とコメント。ベッカとイジーの母親ナットを演じるシルビア・グラブは「ひとつの小さな種から水を与えて、風を与えて、太陽を与えて、この作品がどんどん成長していく過程を見守って愛情深く作品をみています。お客さんが入って完成系になるので、早くその完成系を感じてみたい気持ちでいっぱいです。ただそこで完成するわけではなく、千秋楽までまたさらに成長していく。どれだけこの作品が愛されるのか、我々も愛し続けるのか楽しみです」と喜びと期待を語った。最後に「悲劇を物語っているストーリーではなくて、悲劇的なことが起こったあと、一生懸命生きたいと感じている人々の物語。皆一生懸命がんばろう、気遣おう、生きようとするからこそ衝突があったりすれ違いがある。でもその向こう側に分かり合いがあったりという物語。ひとことでは言い表せないような感情になって劇場をあとにされるのでは。唯一無二のこの作品にしかない体験をしていただけるのではないかなと思います」と作品をアピールした宮澤は「女性主役で、今のタイミングでこういう作品を上演するということも大きなチャレンジ。これだけのスタッフの方を集めていただいて、素晴らしい演出家のもと、この作品を今やる意義というのはすごくあると感じています。ある意味歴史的な作品でもある」とメッセージを残した。『ラビット・ホール』は4月9日(日) から25日(火) まで東京・渋谷のPARCO劇場にて上演。その後秋田(あきた芸術劇場ミルハス 中ホール)・福岡・大阪に巡演。『ラビット・ホール』チケット情報
2023年04月12日タッグを組むのは2度目だが、互いに近しさを感じているという。その成河と藤田俊太郎が挑むのは『ラビット・ホール』。2007年にピュリツァー賞を受賞し映画化もされた作品で、息子を亡くした夫婦が再生していく姿を、日常の会話を通して描いていく。その繊細さをどう届けるか。演劇を身近なものにするべく格闘する様子は、実に楽しそうである。初対面での会話は気づいたら7時間──成河さんと藤田さんは、ミュージカル『Violet』(20年)に続いて2度目のタッグになります。前回ご一緒されたときの感想からお話いただけますか。成河『Violet』は予定されていた上演がコロナで中止になり、その半年くらい後の少し落ち着いた頃に、3日間だけという形で上演したものでした。中断したその半年の間に、オンラインで読み合わせをしたり話し合ったり、手探りでずっとコミュニケーションを取り続けながら上演にこぎつけたんですけど。そんな特別な状況が藤田くんとの最初の出会いだったので、とても思い出深いですね。そういう中で、藤田くんはとにかく、そこにいる人たち全員の主体性を重んじるというか、どうすればみんなで作るということができるかということを真剣に考えている人で。僕にとってはとても貴重な同志で、次はいつ一緒にできるかなと思っていたんです。藤田僕にとっても成河さんとの仕事はやはり特別です。僕が演出家として活動を始めたのは30代からですが、同い歳である成河さんのことはずっと憧れの目で見ていて、いつか一緒にお仕事をしたいと思っていました。『Violet』では、成河さんがおっしゃったように、上演が一度止まり、どのように再開していくか、どのように未来に向かっていくかということを、問い続けながら一緒にものを創ることができました。現場での再会を熱望していましたが、今回、ストレートプレイの会話劇でご一緒できることになり、とてもうれしく思っています。成河藤田くんとは初対面のときに、ファミレスで明け方まで7時間くらいしゃべったんですよね。そのときにすでに、近しい考え方を持っているなと、同志のような気持ちになっていたんです。演劇に対する距離みたいなものが同じというか。藤田くんも、美大を出たとか、バンドをやっているとか、演劇の畑だけで純粋培養されたのではなく、いろんな角度から演劇にたどり着いていて、演劇だけが特別ではないんじゃないかと思っているところがある。だから藤田くんとの会話はストレスがなくて、気づいたら7時間経っていたんですね(笑)。藤田僕もあのときの楽しく熱い思いが今も続いていますし、もっといろいろなお話をしたいと思っています。ただ、近しい気持ちと同時に、やはり先ほど言った憧れの気持ちが僕には強くあるんです。僕は俳優をしていた時期もあって、成河さんが立つ舞台を観て、僕らと同世代の俳優が舞台に新風を吹かせ、新しい時代を創っていることに、深く感動しました。例えば、『エンジェルス・イン・アメリカ』(04・07年)や、『春琴』(08・09・10・13年)といった作品は、本当に衝撃を受けました。また、成河さんは、演劇は特別なものではなく生活の中にあるんだと、もっとシンプルに劇場に観に来てほしいと、お客様を大事にするもの作りをずっと続けている。その姿勢に対しても、僕は憧れ続けています。だから、一緒にもの作りをするのは、楽しくもあり、緊張感もあるんです。日常会話により近づけた翻訳劇に──今回の『ラビット・ホール』では、どんなもの作りが始まっているのでしょうか。成河これは観てくださる皆さんも楽しみにしていてほしいんですけど、おそらく今回は、「私たちが日常の中でしている会話だよね」という翻訳劇、会話劇に近づけるんじゃないかと思うんです。それこそ演劇は特別じゃないっていうものができるんじゃないかなと。というのは、まず、宮澤エマさん、土井ケイトさん、シルビア・グラブさんと、今回の座組の女性俳優3人が全員、英語のネイティブスピーカーなんです。だから、もとの英語のニュアンスをちゃんと理解した上で、今の日本語の日常会話に置き換えられる。そしてそれを、今回の翻訳を手掛ける小田島創志くんも、「勉強になります。そうしましょう」と言って受け入れる。そんな翻訳家さんいますかって驚くくらいですけど(笑)、おかげで、翻訳についての話し合いが熱くて楽しくて。『ラビット・ホール』チラシ藤田読み合わせしながら、翻訳のことをみんなで話しているんですが、とても充実しています。中でも、成河さんが僕に「基本的に自分のセリフは俳優が自分でテキレジ(※「テキストレジ」の略。上演に合わせて脚本の訂正や手直しをすること)をしても良いのではないか」とおっしゃったのが印象的でした。俳優自身が考え、それを受けた翻訳家が全体を見ながら修正する。そこに演出家も加わって、どういうビジュアルや関係性を作っていこうとしているかを翻訳に反映していく。プランナー・スタッフの方もフラットに意見が出し合える空気ができていて、時間がいくらあっても足りないくらいです。カンパニーみんなでディスカッションすることですごく豊かな作品になると思いました。この喜びは確実にお客様に伝わると思っています。成河セリフを自分の言葉でテキレジするのは、あくまで、近現代の会話劇として、リアリズム演劇として書かれたものに関しては、そうしたほうがいいと思う、ということなんです。そして、稽古前のテキレジで自分の言葉をいくつか準備しておいて、それと役としての言葉を溶け合わせていく作業を、稽古場でしていく。これは『タージマハルの衛兵』(19年)でも一緒だった創志くんと発明した方法なんですけど(笑)、今回もまたそうやって、本番まで悩みたいと思っています。言葉の向こう側にあるものをどう届けるのか──藤田さんは、この『ラビット・ホール』の演出を熱望されていたと伺っています。どこに魅力を感じられていますか。藤田映画版もあり、数多くの傑作上演を続けているだけあって、物語が繊細で素晴らしいです。家族を失った夫婦がどのように再生していくかというストーリーで、悲しい出来事があった後の日常が淡々と描かれます。夫婦を取り巻く人々が、日々の会話の中で、自分たちのこの先の人生を見つけていく。『ラビット・ホール』というタイトルが示している通り、今自分たちが落ちてしまった穴とは別の、あり得たかもしれない穴を探していくわけです。その意味では、日常こそ劇的であるとも言えるかもしれませんが、会話の一つひとつが重層的、多層的に解釈できて、悲劇的でもあり喜劇的でもあることが魅力だと思います。しかも、答えを出していないんですね。登場人物の思いだけを伝えている。そこに深みを感じ、その深みの向こう側に到達したいなと思い続けてきました。だから、言葉を突き詰めるほど、役を掘るほど、自分たちの個やこの座組の解釈を追求するほど、それが普遍化され社会化され、お客様自身の人生の物語になる。この登場人物たちは観る方の人生のどの瞬間にもいる人間であるというふうに思っています。俳優の皆さんには生々しく舞台上を生きていただきたいと思っています。──その中で成河さんは、息子を亡くした夫婦の夫・ハウイーを演じられます。成河稽古前(取材時)の今の段階で大切にしたいのは、本に書かれている情報をきちんと整理しておくことなので、役についての意見はまだありません。ハウイーは2000年代初頭の証券会社に勤務しているバイヤーであり、とてもちゃんとした人であり、ちゃんとしているがゆえにいろんなものを抱えてしまったり、人との関係で不器用なところがあったりする。その大前提の上に何が乗っかっていくのかは、共演者の方々とシーンを作っていく中で出来上がっていけばいいなと思っています。ただ、僕は比較的、様式性の高い演劇をやることが多く、特にここ1年くらいはミュージカルや、ダンスや歌舞伎などの形式を使ったものをやっていて、こんなに純粋な会話劇をやるのは久しぶりなので怯えていたんです(笑)。でも、せっかくやるんだったら、心がぐしゃぐしゃになるところに勇気を持って踏み出そうかなと思っています。自分の感情記憶を使うという、近現代のリアリズム演劇に有効だと言われているメソッドに則って、一度自分の中にグワッと入っていこうかなと。その作業は苦しいものですけど、今はとても楽しみです。藤田キャストお一人おひとりが、演劇人生の中でご自分のメソッドをきちんと作ってきた方々ばかりだと思っています。僕自身、キャストの皆さんとじっくり向き合い、この作品の繊細さを大事に、言葉の向こう側にあるものをどう抽出し、届けるのかということに挑戦していきたいと思います。PARCO劇場の舞台が“ラビット・ホール”に「びっくりすると思います」──答えを出していない戯曲だということですが、このカンパニーとして目指すのは、どういうものになりそうでしょう。藤田答えは出さないけれども、お客様に対して楽しく劇場を出られる「問いかけ」はきちんとできたらと思っています。上演の約2時間、作品の様々な魅力、「再生」というテーマを通して、演劇にしかできない演劇賛歌を届け、お客様に幸せな問いかけができたらなと。成河普遍化されることで、これは自分だけの悲しみじゃないんだと癒えていくんですよね。それって芸術全般が持っている力ですけど、舞台芸術は、決められた時間、場所で、かなりの人数と一緒に半強制的にそれを体験することになりますから、自分はハマらなくても(笑)、すごくハマっている隣の人を見るだけでも効果はあって。個人ではなくコミュニティとして経験するというのが、これだけ長く演劇がなくならない理由じゃないかと思います。言ってみれば、劇場は大切な避難場所。どうぞ劇場に逃げてきてください、というふうに思います。藤田ビジュアル的にも、オープニングとラストはPARCO劇場の舞台上を“ラビット・ホール”にすることを考えていますので、楽しみにしていただきたいです。成河すごい演出になってますからね。びっくりすると思いますよ。取材・文:大内弓子撮影:石阪大輔ヘアメイク:河村陽子<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火) 東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありチケット情報
2023年03月22日ミュージカルでの活躍はもちろん、最近は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などテレビドラマでも注目されている宮澤エマが、舞台で初主演を飾る。作品は『ラビット・ホール』。ピュリツァー賞を受賞した家族の再生の物語にどう挑むのか。『ラビット・ホール』は、ニコール・キッドマンの製作・主演で映画化もされた傑作。4歳の一人息子を交通事故で亡くした夫婦が希望の光を見出していく姿が描かれ、宮澤は妻のベッカを演じる。「家族に突然訪れた悲劇によって、ベッカは、人生が壊れ、自分自身が壊れてしまった。そこから、私は誰なんだということを再発見していく旅が、ここでは描かれていると思うんです。夫婦としてどうなっていくのか、一人の人間としてどう歩いていくのか。いろいろなプロセスを経てベッカが最後にどんなところにたどり着くのか、丁寧に稽古で作っていきたいと思っています」。そのベッカの旅は、生々しい会話で、細やかな感情の機微を重ねながら綴られる。悲しみの向き合い方が違う夫(成河)とのすれ違いや、ベッカを慰めようとする妹(土井ケイト)や母(シルビア・グラブ)への苛立ちは、まさしくリアル。「悲しいお話ではあるんですけど、笑えるところもたくさんあるんです。普通に生きていても、ネガティブなことが皮肉やユーモアの材料になることってあると思うんですけど、ベッカたちも生活を続けていかなければならない中では、悲しいばかりじゃないんですよね。今回共演する皆さんは、そのブラックユーモアのセンスみたいなところもシェアできる方たちばかりなので。このセリフを成河さんに向かって投げかけたら、成河さんはどう返してくるんだろうとか、膨大なセリフを覚えられるのかという問題はさて置き(笑)、今から楽しみで仕方ありません」。本格的な稽古が始まる前に“翻訳会議”が行われ、英語のネイティブスピーカーでもある宮澤も参加した。「この英語のニュアンスはどういう日本語だったらよりよく伝えられるだろう」と、翻訳の小田島創志や演出の藤田俊太郎らと何度も話したという。日本の観客に届くものは大きくなっているはずだ。「私たちの生活にも、この先どうしたらいいのかわからなくなる瞬間ってあると思うんですけど、そのぐちゃぐちゃした正解のないものについて、時間がかかってもいいとか、いろんな許しをもらえる作品だと思うので。私たちが然るべき仕事をして(笑)、そこへお連れできればと思います」。▼公演情報PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火)東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありヘアメイク:高取篤史(SPEC) ※髙取篤史の「高」は、はしごだか。スタイリスト:長谷川みのり取材・文:大内弓子
2023年03月08日タレントの関根勤さんは、日頃から数多くの番組に出演するなど、人気の人物。関根さんは明るい人柄で、視聴者やファンだけでなく、同じ芸能界で働く人たちからも慕われています。2023年3月2日、お笑いコンビ『スリムクラブ』の内間政成さんは、感銘を受けたという関根さんの行動をTwitterで明かしました。数日前、内間さんが新幹線に乗ろうとホームで待っていると、後ろにいたのはなんと関根さん!挨拶をしていると新幹線が到着し、後輩である内間さんは、関根さんに先に乗車するよう譲ります。すると関根さんは、内間さんの背中にそっと手を当てて、「まぁまぁ」となだめるかのように接したのです!関根勤さんって根っから優しい人だと思う。先日、新幹線に乗ろうとホームで待ってたら、僕の後ろに並んでいたのが関根さん。挨拶をしたところ新幹線が到着。僕が関根さんに「お先にどうぞ」と言うと関根さんは僕の背中にそっと手を当て「まぁまぁ」と、まるで子供をなだめるかの様に接してくれました。— スリムクラブ内間 (@wrkbOriZHwlpRM8) March 2, 2023 上下関係を気にすることなく接してくれた関根さんの姿に、内間さんは「根っからの優しい人だと思う」と、胸に響くものがあったといいます。内間さんがTwitterにこの話を投稿すると、「ますます関根さんのことを好きになった」「プライベートでも素敵な人なんですね!」とファンも絶賛。関根さんは普段から周囲に優しく接しているからこそ、多くの人に好かれているのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月02日PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』の新たなビジュアルが公開された。2007年にピュリツァー賞を受賞した戯曲『ラビット・ホール』(Rabbit Hole)は、傷ついた心が再生に至る道筋を家族間の日常的な会話を通して繊細に描いた作品。4歳のひとり息子を亡くした若い夫婦ベッカとハウイー。息子は飼い犬を追いかけて飛び出し、交通事故にあった。ふたりの悲しみへの向き合い方は真逆で、お互いの心の溝は広がるばかり。妻ベッカは、彼女を慰めようとする妹や母親の言動にもイラつき、深く傷ついていく。ある日、事故の車を運転していた高校生ジェイソンから会いたいと手紙が届く。それを読んだベッカは……。主役ベッカは今回が舞台初主演となる宮澤エマ、そして夫ハウイーは成河が演じる。また妹イジーは土井ケイト、事故を起こした高校生ジェイソンは7ORDERのボーカル阿部顕嵐とオーディションで抜擢された山﨑光がダブルキャストで務める。さらにベッカとイジーの母ナットとしてシルビア・グラブが出演する。演出は『ジャージー・ボーイズ』『天保十二年のシェイクスピア』『NINE』などで知られる藤田俊太郎が手がけている。『ラビット・ホール』は、4月9日(日) から25日(火) まで東京・PARCO劇場で上演されるほか、秋田・福岡・大阪公演も予定されている。<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火) 東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありPARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』チラシ画像作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー翻訳:小田島創志演出:藤田俊太郎出演:宮澤エマ成河土井ケイト阿部顕嵐/山﨑光(ダブルキャスト) シルビア・グラブ【チケット情報】(全席指定・税込)・料金:11,000円・U-25 チケット:6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください))一般発売日:2月11日(土)お問い合わせ:パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)公式サイト:
2023年01月11日来年4月9日(日) から25日(火) にかけて舞台『ラビット・ホール』が、PARCO劇場にて上演されることが決定し、出演者と演出の藤田俊太郎からのコメント、およびチラシビジュアルが公開された。2007年にピュリツァー賞を受賞した戯曲『ラビット・ホール』(Rabbit Hole)は、、傷ついた心が再生に至る道筋を家族間の日常的な会話を通して繊細に描いた作品。2010年には、ニコール・キッドマンの製作・主演により映画化もされ、数多くの映画賞に輝いた。4歳のひとり息子を亡くした若い夫婦ベッカとハウイー。息子は、飼い犬を追いかけて飛び出し、交通事故にあった。ふたりの悲しみへの向き合い方は真逆で、お互いの心の溝は広がるばかり。妻ベッカは、彼女を慰めようとする妹や母親の言動にもイラつき、深く傷ついていく。ある日、事故の車を運転していた高校生ジェイソンから会いたいと手紙が届く。それを読んだベッカは……。演出は『ジャージー・ボーイズ』『天保十二年のシェイクスピア』『NINE』などの作品で数々の演出家賞、作品賞に輝く藤田俊太郎。藤田は2017年からPARCO劇場のレパートリーである朗読劇『ラヴ・レターズ』の演出を手掛けている。またパルコ・プロデュース作品としては、2017年に『ダニーと紺碧の海』を紀伊國屋ホールで演出。演劇への熱烈な愛をこめて作品創りに邁進する演出家が、念願の戯曲で胸に迫る舞台をお届けする。主役ベッカは、今回が舞台初主演となる宮澤エマ。舞台に留まらず、22年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』をはじめとした映像作品での活躍も目覚ましい宮澤が至高の戯曲に挑む。そのほか夫ハウイーを演じるのは本年度第57回「紀伊國屋演劇賞個人賞」を受賞した成河、妹イジーは藤田作品の常連女優である土井ケイトが務める。また、事故を起こした高校生ジェイソンは、人気グループ「7ORDER」のボーカル阿部顕嵐とオーディションで抜擢された山﨑光がダブルキャストで演じる。そしてベッカとイジーの母ナットは、数多くの演出家から厚い信頼を集めるシルビア・グラブが演じる。<コメント>■藤田俊太郎(演出)心から敬愛する役者、宮澤エマさん、成河さん、土井ケイトさん、シルビア・グラブさん。そして才能溢れる阿部顕嵐さん、山﨑光さん。愛おしいカンパニースタッフの皆さんと『ラビット・ホール』ご一緒できることに大きな幸せを感じています。 この戯曲は繊細な言葉で紡ぎあげられた真実の悲劇であり、喜劇だと私は考えています。ニューヨーク州郊外に住む夫婦の幼い息子が事故にあい、その悲しみは癒えることがありません。けれど、身の周りの家族との絆、喜びやおだやかな笑いによって、離れ離れになった二人の精神は再生へと向かいます。耐えられない重さを持った痛みは、やがてポケットの中の小石に変わる。小石は消えなくていい、持ち運んで生きていく。人生は日常と、たくさんの掛け替えのない瞬間でできていて、日々は尊い選択の連続であると物語が静かに語っています。時代背景は、2003年以降のアメリカ。夫婦の生活を通して、2000年代初頭に私たちが何を得て、何を失ったのかを、時を超え作品が静かに教えてくれるのではないかと感じています。世界中で、そして日本で素晴らしい上演を重ねてきた名作に演出家として挑戦できることに誇りを持って。開場50周年という節目を迎えるPARCO 劇場、全国の劇場で観客の皆様をお待ちしております。■宮澤エマベッカを演じます、宮澤エマです。この作品のあらすじを端的に説明するのであれば幼い息子を事故で亡くした夫婦とその家族、加害者となってしまった青年の物語となるのだと思います。テーマの重さは分かっていたので、覚悟を持って台本を開いたのですが、いざ読み始めたら最後まで一気に読んでしまいました。日常的な会話の中で発される痺れる台詞に胸を抉られたり、思わず笑ってしまったり、はっきりと言葉にできないような感情に心揺れたり。物凄い旅でした。これを演じるのかと思うと正直震えます。でも、悲しい物語ですが決して悲劇ではなくて前に進もうと踠く、リアルで魅力的なキャラクター達の繊細で愛おしい物語です。大きな責任とチャレンジですが、心強いキャスト、スタッフで創り上げていける事を心から楽しみにしております。■成河パルコ劇場に立たせて頂くのはおよそ12年ぶりで、学生時代から通い詰めていた劇場でしたので、今回再びの機会を頂けた事を心から嬉しく思います。念願の藤田俊太郎さんとの2度目の創作、また今回翻訳を担当される小田島創志くんとも心待ちにしていた再会となり、なんだか方々に再会の喜びが溢れています。また、初めてご一緒する宮澤さん、シルビアさん、土井さんも、いつか是非ご一緒してみたいと思っていたパワフルな方たちばかりで、今から気持ちが引き締まっています。個人的にはかなり久しぶりな純粋な会話劇になりますので、普段蓋をしている自分の心の奥、ドロドロしたものに勇気を持って手を伸ばしてみようと思っています。■土井ケイト深く傷ついたひとりの女性と、彼女に寄り添う家族の物語。私はこれは愛の物語だと思っています。劇的な展開やわかりやすい見せ場はないからこそのリアリティ。人の絆や思いやりのような、目に見えないものがそっと舞台の上に乗っているような作品になるのではと感じています。今回、キャストもスタッフも本当に素敵なメンバーが揃っているので、大切に優しく物語を紡いでいけたらと思っております。コロナ禍で大変な時期ではありますが、皆様もしお時間がありましたらぜひ観に来て下さいませ。劇場でお待ちしております。■阿部顕嵐まず、今回出演のお話を頂きとても光栄です。初めてご一緒する素敵なキャスト、スタッフの方々と交わるのが今から楽しみで仕方がありません。複雑な立場の少年という新たな挑戦、感性を研ぎ澄まし、哀しさの中に希望を見出していきたいです。僕は異物として、この作品に飛び込んでいけたらと思います。■山﨑光今回、ジェイソンを演じさせて頂きます。山﨑光です。この作品を読ませて頂いたとき、日常のどこかでありそうなことなのに、不思議と吸い込まれるように読んでしまいました。ジェイソンは未熟な人間です。そんな未熟さが彼の個性であり、良さであると感じました。僕としては三度目の舞台出演作品になります。経験が浅くまだまだですが、出演者の皆さんに食らいついていけるよう頑張りたいと思います。この作品を一緒に作り上げられることをとても嬉しく思っています。是非、ジェイソンを暖かく見守って頂けたらとうれしいです。■シルビア・グラブまた素敵な作品とカンパニーに出会える予感がしています。ユーモラスな家族の日常の会話、その中に潜むそれぞれの悲しみや苦悩。藤田俊太郎さんとこの才能溢れる共演者と共にどのように色づいて行くのか、私自身もどのように色付けされるのか、とても楽しみです。<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』2023年4月9日(日)〜4月25日(火) PARCO劇場『ラビット・ホール 』ビジュアル作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー翻訳:小田島創志演出:藤田俊太郎■出演宮澤エマ/成河/土井ケイト/阿部顕嵐/山﨑光(ダブルキャスト)/シルビア・グラブ■チケット料金(全席指定・税込)価格:11,000円U-25チケット:6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換 /「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可 ※連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)一般発売:2023年2月11日(土)問合せ:パルコステージ03-3477-5858(時間短縮営業中)公式サイト:
2022年12月23日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース公演『ラビット・ホール』(小山ゆうな演出)が、2月23日(水・祝)より神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演中だ。本作は2007年にアメリカのピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲で、2010年にはニコール・キッドマン自らのプロデュース・主演により映画化もされ、数々の賞に輝いた作品。かけがえのない息子を事故で亡くし、深い苦しみと悲しみの中にある夫婦と、彼らを取り巻く人々が微妙に変化していく日常をきめ細やかに描いた戯曲を、2017年「チック」(翻訳・演出)で第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し数々の話題作を世に送り出してきた小山ゆうなの演出、連続テレビ小説「まれ」など映像作品の脚本家として活躍する篠﨑絵里子による上演台本、夫婦を演じる小島聖と田代万里生をはじめ、占部房子、木野花、新原泰佑といった魅力的なキャストでおくる。初日を迎え、「『ラビット・ホー ル 』は、とても悲しい出来事を抱えた家族とその出来事に関わる青年の話ですが、繊細に日常の会話の中のささやかな事の積み重ねで構築された戯曲です。その繊細さを客席の皆様と共有し、お客様の呼吸や眼差し、存在によって作品の温度がより確かなものとなり、浮かび上がってきました。」(小山ゆうな)、「俳優は5人だけですが、演出の小山さんが、それぞれが考えていることや感じていることを垣根なく話し合う時間を作りながら稽古を進めてくださったので、少しづつ日常会話や芝居について言葉を交わすことで皆さんとの距離感が縮まりだんだん家族のようになってきました。」(小島聖)、「僕らの日常には、変えることの出来ない苦しみや哀しみが沢山潜んでいます。人はその痛みとどう向き合い、どう前に進んでいくのか、僕自身もこの作品と向き合う度に、新たな気付きを得ています。」(田代万里生)と、それぞれ充実した稽古期間を経ての手ごたえを語った。上演時間は約2時間30分(途中休憩含む)。KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて3月6日(日)まで。3月12(土)・13日(日)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールで上演を予定している。小山ゆうな(演出)コメントこの状況の中、お客様と共に初日を迎える事ができ、満席の客席を見ただけで、胸がいっぱいになりました。ご観劇くださった皆様ありがとうございます。『ラビット・ホー ル 』は、とても悲しい出来事を抱えた家族とその出来事に関わる青年の話ですが、繊細に日常の会話の中のささやかな事の積み重ねで構築された戯曲です。その繊細さを客席の皆様と共有し、お客様の呼吸や眼差し、存在によって作品の温度がより確かなものとなり、浮かび上がってきました。出演者の皆は、初日終わってからも、演技についての議論を重ねていました。毎公演新鮮な瞬間が生まれると思います。引き続き、無理ない範囲でご観劇いただき、作品を応援いただければ幸いです。小島聖(ベッカ役)コメントこの作品は、非常に心に響くセリフが多く、そのセリフの言葉たちがその日の気持ちによって、心への刺さり方が毎回違います。なので毎日新鮮で発見が多いです。俳優は5人だけですが、演出の小山さんが、それぞれが考えていることや感じていることを垣根なく話し合う時間を作りながら稽古を進めてくださったので、少しづつ日常会話や芝居について言葉を交わすことで皆さんとの距離感が縮まりだんだん家族のようになってきました。そういう舞台上以外での時間がやはりお芝居にも表れるものだと思うので、信じられる5人で良かったなと思っています。幕が開いたことが本当にありがたいと思うのと同時に、千秋楽まで全員が健康でありますように、そして世の中も落ち着いていくことを願うばかりです。田代万里生(ハウイー役)コメントKAAT 神奈川芸術劇場の今年度のテーマは「冒(ぼう)」。そのメインシ ーズン の最後を飾る作品、『ラビット・ホール』が、ついに開幕致しました。僕らの日常には、変えることの出来ない苦しみや哀しみが沢山潜んでいます。人はその痛みとどう向き合い、どう前に進んでいくのか、僕自身もこの作品と向き合う度に、新たな気付きを得ています。また今回の会場は 大スタジオという名称ですが、客席数は約200席ほど。役者は体にマイクを身に付けず演じています。生の舞台ならではの繊細な息づかいや感情の揺らぎを、是非体感して下さい。劇場でお待ちしております!
2022年02月25日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』が2022年2月18日(金)~2022年3月6日(日)にKAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>(神奈川県横浜市)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて12月11日(土)より先行発売開始です。カンフェティで12月11日(土)より先行発売開始 公式ホームページ 今年度より導入されたKAAT神奈川芸術劇場のシーズン制、一年目のテーマは「冒」。 シーズンの最後を飾るのは、 幸せな日常と未来を突然奪われながらも、深い悲しみから一歩を踏み出そうとする 家族の物語。2021 年 4 月 1 日より KAAT 神奈川芸術劇場の新芸術監督に就任した長塚圭史により導入されたシーズン制。2021 年 8 月~2022 年 3 月までのシーズン一年目は、「冒(ぼう)」というテーマにそった企画がプログラムされ、“飛び出す、はみ出す、突き進む”さまざまな作品が劇場を彩ります。2021 年ラインアップ発表会において長塚芸術監督が「いかにして死の悲しみ、そして生の喜びと向き合いながら生きていくか」を描いた作品として期待を寄せた『ラビット・ホール』は、2007 年にアメリカのピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲で、2010 年にはニコール・キッドマン自らのプロデュース・主演により映画化もされ、数々の賞に輝きました。かけがえのない息子を事故で亡くし、深い苦しみと悲しみの中にある夫婦。同じ痛みを抱えながらも関係がぎくしゃくしてしまう 2 人と、彼らを取り巻く人々が微妙に変化していく日常をきめ細やかに描いた戯曲です。この演出を手掛けるのは、2017 年『チック』(翻訳・演出)で第 10 回小田島雄志・翻訳戯曲賞、第 25 回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し注目を集め、数々の話題作を世に送り出してきた小山ゆうな。繊細な本作をどのように演出するのか注目です。今回の公演では、テレビドラマなどの脚本を手掛ける脚本家に上演台本を依頼し、翻訳劇を現代の日本人に響く活きた言葉に磨き上げることにより、リアルな会話で物語が語られることを目指し、ドラマ『クロサギ』『紙の月』や、連続テレビ小説『まれ』など映像作品の脚本家として活躍する篠﨑絵里子が上演台本を手掛けます。長塚芸術監督は「セリフのプロフェッショナルが台本の構築に加わることによって、より身近な言葉になるのでは」と、篠﨑の起用に強い期待を寄せています。出演者には、魅力あふれる実力派キャストが集結しました。事故で失った息子の面影に心乱され苦悩するベッカ役を、映画・ドラマ・舞台と幅広い活躍で存在感を示している小島聖、ベッカの夫・ハウイー役を、声楽家としてオペラデビュー後、俳優としてミュージカル・演劇と数々の舞台で活躍を見せる田代万里生が演じます。ベッカの妹イジー役には映画・舞台などでその個性が光る占部房子、二人の母ナット役には、確かな演技力で実力派女優として舞台・ドラマ・映画で活躍し続ける木野花、夫妻の息子を車で轢いたジェイソン役にはドラマ・CM でみずみずしい演技で注目を集める新原泰佑といった俳優陣でお届けします。人は受け止めがたい現実とどう向き合って生きていくのか。この普遍的なテーマを描いた本作に、ぜひご期待ください。ピューリッツァー賞とはアメリカの新聞経営者でありジャーナリストでもあったジョセフ・ピュリッツァーの遺言をもとに、「ジャーナリストの質の向上」を目的として1917年に創設。受賞対象はアメリカ国内で発表された報道、文学、音楽。同賞を受賞した戯曲には、ソートン・ワイルダー『わが町』、テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』、アーサー・ミラー『セールスマンの死』、ユージン・オニール『夜への長い旅路』など。時代を問わず、人間の抱く普遍性や、「生きること」の本質を突く作品が多く、日本でも繰り返し上演され多くの人々に長く愛されている。あらすじニューヨーク郊外の閑静な住宅街に暮らすベッカとハウイー夫妻。彼らは8カ月前、4歳だった一人息子のダニーを交通事故で失いました。ダニーとの思い出を大切にしながら前に進もうとする夫のハウイー。それに対し、妻のベッカは家の中にあるなき息子の面影に心乱されます。そのような時にベッカは、妹イジーから突然の妊娠報告を受け戸惑い、母のナットからは悲しみ方を窘められ、次第に周囲に強く当たっていきます。お互いに感じている痛みは同じはずなのに、夫婦・家族の関係は少しずつ綻び始めていました。ある日、夫妻の家にダニーを車で轢いたジェイソンから手紙が届きます。会いたいというジェイソンの行動に動揺を隠せないハウイーですが、ベッカは彼に会うことを決意します。アーティスト・プロフィールとコメント上演台本:篠﨑絵里子横浜生まれ。横浜国立大学教育学部音楽科卒業後、三井住友海上勤務を経て脚本家へ。これまでの主な作品に、アニメ『ちびまる子ちゃん』、ドラマ『ドレミソラ』『クロサギ』『Tomorrow~陽はまたのぼる~』『ヤマトナデシコ七変化』『グッドワイフ』(以上TBS)、『胡桃の部屋』『眠れる森の熟女』『紙の月』『コピーフェイス』連続テレビ小説『まれ』(以上NHK)、『マグマ』『震える牛』『ヒポクラテスの誓い』『楽園』『犯罪症候』『坂の途中の家』『トップリーグ』『セイレーンの懺悔』『インフルエンス』『ソロモンの偽証』(以上WOWOW)、『東野圭吾ミステリーズ・再生魔術の女』『竜の道』(フジテレビ)、映画『クロサギ』『あしたのジョー』『ガール』『人魚の眠る家』、小説『転がるマルモ』などがある。2009年第17回橋田賞受賞。<篠﨑絵里子コメント>十代の頃、失うのが怖いから人を本気で好きになるのはやめておこうと真剣に思っていました。貧しい考え方だと憐れみの目で見られたとしても、断固として嫌でした。けれど人生は否応なしに、大切な存在を連れてきます。気づけばかけがえのない人たちに囲まれて暮らしていたわたしはもう、ふとした弾みに思い出す『失う恐怖』に蓋をしてやり過ごすしかなく――、そして、この戯曲に出会いました。幼い息子を失った絶望のなかで、これからをどう生きていくのか、生きていけるのか、その答えを探してもがく夫婦の物語。心とは裏腹に傷つけ合い、責め合い、差し出された手に触れることもできず、暗闇にただ立ち尽くす。その果てに彼らが得た再生へのかすかな光が、誰かを愛して生きずにはいられないわたしたちのささやかな救いにもなることを、祈らずにはいられません。演出:小山ゆうなドイツ・ハンブルク生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒。2010年まで劇団NLT演出部に所属。2011年アーティストユニット「雷ストレンジャーズ」旗揚げ。以来「雷ストレンジャーズ」全作品の上演台本・演出を手掛ける。2018年ストリンドベリ『父』にてサンモールスタジオ最優秀団体賞受賞。2017年世田谷パブリックシアター主催公演『チック』にて2017年小田島雄志翻訳戯曲賞受賞、2018年読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。最近の演出作に劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』、新国立劇場『願いがかなうぐつぐつカクテル』、東宝『ローズのジレンマ』等。<小山ゆうなコメント>私が「ラビット・ホール」を知ったのは2010年、映画版でした。人間の悔い、その悔いにどう人は向き合っていくのかという問いが、美しい言葉と深い人物像で描かれていて、私自身自らの人生においても時折触れたくなる作品で何回も見返しており、長塚さんから本作での演出というお話を頂いた際、驚きと喜びと共に、身の引き締まる思いがいたしました。この素晴らしい戯曲に、演劇的に自由で新しい事/垣根を超える事を恐れず果敢にチャレンジされるKAAT、そして長塚芸術監督の新シーズンの作品として、【冒】険を恐れず取り組めればと思っております。今回は、映像界で大活躍される篠﨑さんが上演台本を作成してくださいます。いきた日本語を生み出される篠﨑さんの手により、どのような日本語版が生まれるのか楽しみです。また、キャスト・スタッフともに新鮮なチームとなっており、皆でこの作品を透明度高くお客様にお届けできるよう模索できればと思っております。ベッカ役:小島聖東京都出身。1989 年、NHK 大河ドラマ『春日局』でデビュー。1999 年、映画『あつもの』で第 54 回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。近年、コンスタントに映像作品に出演する一方、舞台女優としての評価も高く、話題の演出家の舞台に多数出演し、新たな魅力を発揮している。主な出演作として、ドラマ『ファーストクラス』『FOLLOWERS』、映画『シーサイド・モーテル』『続・深夜食堂』、舞台『GS 近松商店』『海の風景』『DISGRACED -恥辱-』『この熱き私の激情』『誤解』『往転』『もしも命が描けたら』などがある。<小島聖コメント>最近思い立って開かずの段ボールを開けた。体に沁みている記憶もなんとなく形(物)を残しておかないと消えてしまうのではないかといろんなカケラを残していた。もちろん開けたことで蘇った記憶もあるし見なくとも刻まれている記憶もある。けれど考えてみればこの段ボールを開けることはほとんどない。ならば物としてはいらないと思い切って処分した。そうしたら風が吹いた。大切だと思っていた物は小さくなったけれど、私にとっての大切さは変わらない、それでいい。ベッカもそうなのではないか、とふと思う。ベッカとハウイーはお互いに大切な宝を失った悲しみの受け止め方が夫婦とはいえ違い、傷つけ傷つく。8ヶ月では到底整理なんてできないけれど、答えのない日々に小さなあったかい風が吹いたらいいなと今は思っています。ハウイー役:田代万里生東京藝術大学音楽学部声楽科テノール専攻卒業。3 歳からピアノを学び、7 歳でヴァイオリン、13 歳でトランペット、15 歳からテノール歌手の父より声楽を学ぶ。2003 年『欲望という名の電車』で本格的にオペラデビュー。その後 09 年『マルグリット』でミュージカルデビューを果たす。第 39 回菊田一夫演劇賞受賞。近年の主な出演作に『ジャック・ザ・リッパー』、『マタ・ハリ』『スリル・ミー』『マリー・アントワネット』『Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』『エリザベート』『ラブ・ネバー・ダイ』等。2021年12 月『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』出演予定。<田代万里生コメント>これまでミュージカルで非日常を演じることが多かったのですが、今回初めて、家族のごくごく日常的な生活を描いた作品に出演させて頂くことになりました。描かれるのはどこにでもいるような普通の家族の日常ではあるものの、真実は小説より奇なり。不思議の国のアリスでお馴染みのラビット・ホールというタイトル通り、日常のすぐそばには、簡単には抜け出せない非日常なパラレルワールドが潜んでいます。初共演となる小島聖さんと共に演じるのは、8ヶ月前にわずか4歳の息子を交通事故で失ったばかりの夫婦。癒えることのない哀しみと人はどう共存して生きていくのか、僕自身の「明日」も、この作品で少し変わっていくような気がしています。公演概要KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』公演期間:2022年2月18日(金)~2022年3月6日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>(神奈川県横浜市中区山下町281)■出演者小島聖田代万里生占部房子新原泰佑木野花■スタッフ作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー上演台本:篠﨑絵里子演出:小山ゆうな翻訳:小田島創志美術:乘峯雅寛照明:原田保音響:徳久礼子衣裳:前田文子ヘアメイク:小林雄美演出助手:城野健舞台監督:瀬戸元哲企画製作・主催:KAAT神奈川芸術劇場助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会■公演スケジュール2.18(金) 18:30夜割2.19(土) 14:002.20(日) 14:00◎2.21(月) 休演2.22(火) 休演2.23(水祝) 14:00◎2.24(木) 18:30夜割2.25(金) 14:00◎2.26(土) 13:00◎2.26(土) 18:002.27(日) 14:002.28(月) 休演3.1(火) 14:00◎3.2(水) 18:30夜割3.3(木) 14:00◎★3.4(金) 14:00★3.5(土) 13:003.5(土) 18:003.6(日) 14:00※開場は開演の30分前◎=託児サービスあり公演1週間前までに要予約・有料(マザーズ:0120-788-222)★・・・「ポータブル字幕機提供サービス」対象回*座席位置、提供数に限りあり*チケット購入前に要事前予約(予約期間:12月18日(土)~2022年2月20日(日))【予約・お問合せ先】一般社団法人 日本障害者舞台芸術協働機構(JDPA)KAATサポート窓口 kaatsupport@jdp-arts.org (10:00~17:00)■チケット料金全席指定(税込)一般:6,800円/一般・平日夜割:6,000円U24チケット(24歳以下):3,400円/U24・平日夜割:3,000円高校生以下割引:1,000円シルバー割引(満65歳以上):6,300円/シルバー・平日夜割:5,500円※U24、高校生以下、シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・WEBにて12月18日より取扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)。※車椅子でご来場の方は事前にチケットかながわにお問い合わせください。※未就学児の入場はご遠慮ください。※営利目的の転売禁止。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月09日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』が2022年2月18日(金)より、KAAT神奈川芸術劇場(大スタジオ)で上演となる。2021年4月1日より、KAAT神奈川芸術劇場の新芸術監督に就任した長塚圭史により導入されたシーズン制。2021年8月~2022年3月までの1年目は「冒」というテーマに沿った企画がプログラムされ“飛び出す、はみ出す、突き進む”と様々な作品が劇場を彩ってきた。シーズンの最後を飾る『ラビット・ホール』は、2007年にアメリカのピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲。2010年にはニコール・キッドマン自らのプロデュース・主演により映画化もされ、数々の賞に輝いた。長塚芸術監督も「いかにして死の悲しみ、そして生の喜びと向き合いながら生きていくか」を描いた作品として期待を寄せている。物語は、かけがえのない息子を事故で亡くし、深い苦しみと悲しみの中にある夫婦が主人公。同じ痛みを抱えながらも関係がギクシャクするふたりと、彼らを取り巻く人々が微妙に変化していく日常をきめ細やかに描く。演出を手掛けるのは、2017年『チック』(翻訳・演出)で「第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞」と「第25回読売演劇大賞優秀演出家賞」を受賞し注目を集め、その後も数々の話題作を世に送り出している小山ゆうな。繊細な本作をどのように演出するのか注目だ。また今回は、テレビドラマなどの脚本を手掛ける脚本家に上演台本を依頼し、翻訳劇を現代の日本人に響く活きた言葉に磨き上げようと、ドラマ『クロサギ』や『紙の月』、連続テレビ小説『まれ』など映像作品の脚本家として活躍する篠﨑絵里子が上演台本を手掛ける。長塚芸術監督は「セリフのプロフェッショナルが台本の構築に加わることによって、より身近な言葉になるのでは」と期待を寄せる。出演には、魅力あふれる実力派キャストが集結。事故で失った息子の面影に心乱され苦悩するベッカ役を、映画・ドラマ・舞台と幅広い活躍で存在感を示している小島聖、ベッカの夫・ハウイー役を、声楽家としてオペラデビュー後、俳優としてミュージカル・演劇と数々の舞台で活躍を見せる田代万里生が演じる。さらにベッカの妹イジー役には映画・舞台などでその個性が光る占部房子、ふたりの母ナット役には、確かな演技力で実力派女優として舞台・ドラマ・映画で活躍し続ける木野花、夫妻の息子を車で轢いたジェイソン役にはドラマ・CMで注目を集める新原泰佑といった俳優陣が名を連ねた。人は受け止めがたい現実とどう向き合って生きていくのか。この普遍的なテーマを描いた本作に期待したい。<篠﨑絵理子(上演台本)・コメント>十代の頃、失うのが怖いから人を本気で好きになるのはやめておこうと真剣に思っていました。貧しい考え方だと憐れみの目で見られたとしても、断固として嫌でした。けれど人生は否応なしに、大切な存在を連れてきます。気づけばかけがえのない人たちに囲まれて暮らしていたわたしはもう、ふとした弾みに思い出す『失う恐怖』に蓋をしてやり過ごすしかなく――、そして、この戯曲に出会いました。幼い息子を失った絶望のなかで、これからをどう生きていくのか、生きていけるのか、その答えを探してもがく夫婦の物語。心とは裏腹に傷つけ合い、責め合い、差し出された手に触れることもできず、暗闇にただ立ち尽くす。その果てに彼らが得た再生へのかすかな光が、誰かを愛して生きずにはいられないわたしたちのささやかな救いにもなることを、祈らずにはいられません。<小山ゆうな(演出)・コメント>私が『ラビット・ホール』を知ったのは2010年、映画版でした。人間の悔い、その悔いにどう人は向き合っていくのかという問いが、美しい言葉と深い人物像で描かれていて、私自身自らの人生においても時折触れたくなる作品で何回も見返しており、長塚さんから本作での演出というお話を頂いた際、驚きと喜びと共に、身の引き締まる思いがいたしました。この素晴らしい戯曲に、演劇的に自由で新しい事/垣根を超える事を恐れず果敢にチャレンジされるKAAT、そして長塚芸術監督の新シーズンの作品として、【冒】険を恐れず取り組めればと思っております。今回は、映像界で大活躍される篠﨑さんが上演台本を作成してくださいます。いきた日本語を生み出される篠﨑さんの手により、どのような日本語版が生まれるのか楽しみです。また、キャスト・スタッフともに新鮮なチームとなっており、皆でこの作品を透明度高くお客様にお届けできるよう模索できればと思っております。<小島聖・コメント>最近思い立って開かずの段ボールを開けた。体に沁みている記憶もなんとなく形(物)を残しておかないと消えてしまうのではないかといろんなカケラを残していた。もちろん開けたことで蘇った記憶もあるし見なくとも刻まれている記憶もある。けれど考えてみればこの段ボールを開けることはほとんどない。ならば物としてはいらないと思い切って処分した。そうしたら風が吹いた。大切だと思っていた物は小さくなったけれど、私にとっての大切さは変わらない、それでいい。ベッカもそうなのではないか、とふと思う。ベッカとハウイーはお互いに大切な宝を失った悲しみの受け止め方が夫婦とはいえ違い、傷つけ傷つく。8カ月では到底整理なんてできないけれど、答えのない日々に小さなあったかい風が吹いたらいいなと今は思っています。<田代万里生・コメント>これまでミュージカルで非日常を演じることが多かったのですが、今回初めて、家族のごくごく日常的な生活を描いた作品に出演させて頂くことになりました。描かれるのはどこにでもいるような普通の家族の日常ではあるものの、真実は小説より奇なり。『不思議の国のアリス』でお馴染みのラビット・ホールというタイトル通り、日常のすぐそばには、簡単には抜け出せない非日常なパラレルワールドが潜んでいます。初共演となる小島聖さんと共に演じるのは、8ヶ月前にわずか4歳の息子を交通事故で失ったばかりの夫婦。癒えることのない哀しみと人はどう共存して生きていくのか、僕自身の「明日」も、この作品で少し変わっていくような気がしています。■公演情報KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』2022年2月18日(金)~3月6日(日) 上演会場:KAAT神奈川芸術劇場(大スタジオ)チケット料金(全席指定・税込):一般6,800円 / 一般・平日夜割6,000円U24(24歳以下)3,400円 / U24・平日夜割3,000円高校生以下割引1,000円シルバー(満65歳以上)6,300円 / シルバー・平日夜割5,500円※U24、高校生以下、シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・WEB にて12月18日より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)※車椅子でご来場の方は事前にチケットかながわにお問合せください。※未就学児の入場はご遠慮ください。※営利目的の転売禁止チケット一般発売:12月18日(土)【チケットぴあ】 0570-02-9999(Pコード:508-980)KAme(かながわメンバーズ)先行:12月4日(土)<兵庫公演>2022年3月12日(土)15時開演、3月13日(日)13時開演会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
2021年11月10日マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)のバッグ「スナップショット」より、イラストレーターの関根正吾とのコラボレーションモデルが登場。2021年10月23日(土)より、マーク ジェイコブス 心斎橋オーパ店にて数量限定で発売される。関根正吾がイラスト描く“一点物”バッグ「スナップショット」マーク ジェイコブスの「スナップショット」はクラシカルなカメラバッグ型のショルダーバッグ。マーク ジェイコブスを代表するバッグシリーズとして、これまでに数々のモデルが発売されてきた。そんな「スナップショット」とイラストレーターの関根正吾が、8月に次いで再びコラボレーションを実施。関根の手作業によって一点一点異なるアートワークを施した、スペシャルな仕様の「スナップショット」を展開する。今回ベースとなったのは、ホワイトとブラックのワンカラーで統一された「ザ スナップショット DTM」。シンプルな構成のバッグのボディには、グリーンやピンクをキーカラーに取り入れた関根のイラストが映える。詳細マーク ジェイコブス「ザ スナップショット DTM」ドローン トゥギャザー フィーチャリング ショーゴ セキネ発売日:2021年10月23日(土)販売店舗:マーク ジェイコブス 心斎橋オーパ住所:大阪府大阪市中央区心斎橋1-4-3価格:56,100円※状況に応じて入場制限や整理券を配布する場合あり。※予約・取り置き不可。※購入は1人1個まで。【問い合わせ先】マーク ジェイコブス カスタマーセンターTEL:03-4335-1711
2021年10月18日タレントの関根勤と関根麻里が25日、都内で行われた「ヤマシン・フィルタマスク」新商品および共同戦略発表会に出席した。フィルタメーカーのヤマシンフィルタと製薬会社のピップは、9月4日から全国のドラッグストアなどで「ヤマシン・フィルタマスク」および「ヤマシン・フィルタシート」の販売をスタート。同商品の発表会にゲストとして関根勤と麻里の親子が登場してトークショーを行った。コロナ禍の影響でマスクの着用が必須となっている中、関根勤は「早くワクチンや特効薬が確立していただければ、元の生活に近い感じに戻れると思いますが、まだまだ不安ですね」と明かし、二児の母でもある娘の麻里も「(テレビ番組などの)現場ではもちろん対策はしていますが、どうしても密を感じたり大丈夫かなという不安は多々あります。それに自分が出来ることを徹底してやっていますが、どこまで正しく出来ているとかという不安はありますね」と告白した。2人は専門家にマスクの正しい使い方を教わり、ウイルスサイズのダストにも対応する同商品について、麻里は「空間があるので話しやすいし呼吸もしやすいです。それに唇も触れないのでとてもつけ心地が良いですね」と使用感を語った。また、コロナ禍の影響で関根勤が座長を務める舞台『カンコンキンシアター』も中止となったことについて、関根勤は「ファンの方が残念だというので、チャットでお話してファンの方の気持ちを繋いでいます。2日前は新しいドラマを考えようと、飯尾和樹くんがすごく売れているので新しい日曜ドラマ『半沢和樹』に飯尾くんを主役にと話すと皆さんも乗ってくれるんですよ」と明かし、「飯尾くんややすくん、キャイ~ンの2人も入ってくれます。来年再来年とどうなるか分かりませんが、『カンコンキンシアター』を舞台をやった時に1年空いてない気がするいう感じで皆さんに来ていただきたいですね」と今後の展墓を語った。続けて、孫の話題になり「(麻里の)長女が1歳の時に『お祖父ちゃんが生まれ変わって将来結婚しよう』と言ったら、麻里に『気持ち悪いから止めて』と言われました。それと(孫2人の)弟になる妄想をしています」と話すと、隣にいた娘の麻里は「妄想は自由なので(笑)」と苦笑い。さらに麻里が「最近娘と父がテレビ電話をするようになりました。携帯を見たら写真のフォルダーに父の写真があって、43枚父のどアップ。娘が面白がってやったんですが、気持ち悪いので早速消去しておきました」と笑いを誘っていた。
2020年08月26日本日6月3日(水)リリースとなったタイカ・ワイティティ監督作『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットから、収録されるボーナス・コンテンツの中のNGシーン集が公開された。戦時下のドイツで暮らす10歳の心優しい少年ジョジョの視点を通して、困難な中で生きる人々の希望と喜びを描く『ジョジョ・ラビット』。映像では、監督でありながらヒトラー役で登場したワイティティ監督が、ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスとふざけてカメラを取り合う様子や、クレツェンドルフ大尉役のサム・ロックウェルが、大きな銃の扱いに苦戦する様子が映し出されている。また、ジョジョの母ロージー役のスカーレット・ヨハンソンは、ドイツへの愛を伝えるシーンで何度も同じセリフを噛んでしまう、チャーミングな姿も登場。そんなキャストたちの笑顔溢れる舞台裏の続きは、ブルーレイ+DVDセット、デジタル配信で楽しめる。『ジョジョ・ラビット』はデジタル配信中、ブルーレイ+DVDセットは発売中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年06月03日第92回アカデミー賞で作品賞をはじめ6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』。この度、ボーナス・コンテンツに収録された特典映像の一部がいち早く公開された。ナチスドイツが支配する戦時下の人々を、10歳の主人公ジョジョの目線でユーモアを交えて描いた本作。初公開される特典映像では、ジョジョ役ローマン・グリフィン・デイビスから見た母ロージーを演じるスカーレット・ヨハンソンの印象が語られている。そして、この役でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたスカーレットは、「親は大人の責任を持ちつつ、我が子に魔法の世界を作らなくてはならない」と、本作の重要なテーマについても語っている。『ジョジョ・ラビット』は先行デジタル配信中、ブルーレイ+DVDセットと4K UHDは6月3日(水)リリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年05月27日第92回アカデミー賞で脚色賞、第44回トロント国際映画祭では観客賞を受賞したタイカ・ワイティティ監督作『ジョジョ・ラビット』が本日より先行デジタル配信開始。この度、この配信開始を記念して、本編から約6分半に及ぶプレビュー映像が公開された。本作は、戦時下のドイツで暮らす10歳の心優しい少年ジョジョの視点を通して、困難な中で生きる人々の希望と喜びを描いた、笑って泣ける感動必至のヒューマン・エンターテインメント。ワイティティが監督と脚本、製作を手掛け、さらに俳優として、少年ジョジョの空想上の友達アドルフ・ヒトラー役で出演もしている本作。戦時下の暮らしをコミカルかつブラックユーモアたっぷりに描いた本作において、監督は自身が演じたヒトラーを「忠実に再現するのではなく、外見はヒトラー風に、おバカなときの自分自身を演じた」と明かしている通り、本映像でもヒトラーと共に訓練場を駆け抜けるシーンがコミカルに描かれている。本作が映画初出演ながら、ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされたジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスや、アカデミー賞女優のスカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェルなどの名演技に注目だ。なお、デジタル配信では3種類の未公開シーン集や、キャスト・スタッフに関するインタビュー映像、NGシーン集など必見の映像を収録している。『ジョジョ・ラビット』は先行デジタル配信中、ブルーレイ+DVDセットと4K UHDは6月3日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年05月20日MCU『マイティ・ソー バトルロイヤル』や『スター・ウォーズ』初の実写ドラマ「マンダロリアン」でも監督をつとめる鬼才タイカ・ワイティティが贈る『ジョジョ・ラビット』。この度、ボーナス・コンテンツに収録される特典映像から、主人公ジョジョ役を見事に務め上げたローマン・グリフィン・デイヴィスの魅力に迫る映像が公開された。主人公ジョジョ役のローマンは、何か月にもわたり行われていたオーディションを一瞬で終わらせ、その愛くるしいルックスはもとより、本作が映画初出演ながら第77回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされるという快挙を果たした。“ナチスは国を救うヒーロー”と洗脳されていたドイツの典型的な少年だったジョジョが、ユダヤ人少女との交流から変わっていく姿をエモーショナルに体現し、“天才的な新星の登場!”として大きな話題を呼んだ。今回初公開される映像では、「ローマンには強さと、集中力と心情を理解する知性がある」とタイカ監督や製作のカーシュー・ニールが彼の魅力について熱く語っている。さらに映像中には、実際にローマンがオーディションを受けた時の貴重な様子も!いま最注目のハリウッド子役をチェックしてみて。『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットは6月3日(水)より発売、5月20日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年05月05日編集部:学研キッズネット編集部株式会社バンダイは、運動不足気味のお子さまが、人気のキャラクターたちと一緒に室内で楽しく取り組める運動動画をバンダイ公式YouTubeチャンネルほかにて無料配信。運動は日本体育学会会長・日本女子体育大学(2020年4月~)の深代千之先生が考案・監修を行い、動画にはお子さまに人気のキャラクターたちが登場。運動をコーチと一緒に実践する生徒役となり、お子さまに向けてわかりやすく説明します。2020年4月23日(木)11時より無料配信開始の第4弾では、お子さまから大人まで幅広い層から支持されているお笑いタレント関根勤さんが生徒役として登場し、走力アップトレーニングに楽しく一緒に挑戦します。本格的な運動プログラム本コンテンツは、日本体育学会会長・日本女子体育大学(2020年4月~)の深代千之先生による監修のもと、コーチ役には日本ランニング協会に所属しあらゆる陸上大会で優勝経験を持つ、寺田克也氏、さらに関根勤さんと一緒に運動を学ぶ生徒役として陸上競技選手でタレントの米田千明氏が登場します。運動分野に知見のある専門家やアスリートによる指導で、室内でも効果的に運動ができる方法をお伝えします。▶【走りが速くなるかも!?】室内でチャレンジできる走力アップ運動 第4弾【みんなでいっしょに運動しよう!関根勤さんが登場!】動画URL:関根勤さんと一緒に3つの走力アップドリルに挑戦!・走力アップドリル1「まどふき」・走力アップドリル2「あしまわし」・走力アップドリル3「ポンポン走」■第1~3弾も無料配信中!【走りが速くなるかも!?】室内でチャレンジできる走力アップ運動 第1弾【キャラといっしょに運動しよう!まめっちが登場】【走りが速くなるかも!?】室内でチャレンジできる走力アップ運動 第2弾【キャラといっしょに運動しよう!鬼太郎が登場!】【走りが速くなるかも!?】室内でチャレンジできる走力アップ運動 第3弾【キャラといっしょに運動しよう!キュアグレース(ヒーリングっど♥プリキュア)が登場!】室内でできる運動動画 特設ページ:■出演タレント:関根勤プロフィールTBS「ぎんざNOW」の素人コメディアン道場で初代チャンピオンとなり1974年12月に芸能界入り。1975年よりラビット関根の芸名で活動し1982年から本名関根勤に戻し更に活動の幅を広げ、多数のバラエティ番組に出演し人気を博す。1989年には座長として「カンコンキンシアター」を立ち上げ現在も公演を続けている。映画「騒音」では監督も務めるなど多岐にわたり才能を発揮。バラエティ番組を中心に、テレビ・ラジオ・CM・舞台など幅広く芸能活動を行っている。■監修協力:深代千之教授プロフィール1955年、群馬県出身。東京大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学)。学生時代は三弾跳びの選手だったこともあり、スポーツ・バイオメカニクスの研究分野へ。(一社)日本体育学会会長、日本バイオメカニクス会長、元東京大学教授、日本女子体育大学教授(2020年4月~)。※本プレスリリースに記載の内容は2020年4月23日現在のものであり、予告なく変更する場合があります。※掲載している動画写真は配信前のもののため、実際の動画とは多少異なる場合があります。(C)BANDAI,WiZ(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション(C)ABC-A・東映アニメーション■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月24日タイカ・ワイティティが監督・脚本・製作・出演の4役を務め、第92回アカデミー賞脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』から、ボーナス・コンテンツに収録される特典映像の一部が新たに公開された。本作は、スカーレット・ヨハンソンやサム・ロックウェルなど話題の実力派キャストを交えながら、戦時下のドイツで暮らす10歳の心優しい少年ジョジョの視点を通して、困難な中で生きる人々の希望と喜びを描いた、笑いと涙のヒューマン・エンターテインメント。今回解禁された初公開映像では、スカーレットやサムをはじめ、主人公ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビス、エルサ役のトーマシン・マッケンジー、フィンケル役のアルフィー・アレンなどの主要キャストが、ナチス・ドイツの戦時下をコミカルに、時に真摯に描いたタイカの脚本を評価、大絶賛を贈っている。『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットは6月3日(水)より発売、5月20日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年04月22日鬼才タイカ・ワイティティが監督・脚本・製作、さらに俳優まで担当したアカデミー賞脚色賞受賞作『ジョジョ・ラビット』。この度、そんなタイカ監督について、豪華キャスト陣が語る特典映像の一部が公開された。少年ジョジョの“空想上のヒトラー”を自ら演じたタイカ監督が、「あの男のことを忠実に再現する義理はない」と語るところから始まる初公開の本映像。そんなタイカ監督の魅力について、主人公ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスや母ロージー役のスカーレット・ヨハンソン、ユダヤ人少女エルサ役のトーマシン・マッケンジー、クレツェンドルフ大尉役のサム・ロックウェルら、キャスト一同がそれぞれに語っている。ヒトラーとして振る舞うタイカの様子や、笑いが絶えない明るい撮影現場の様子など、「俳優としてのタイカ」「監督としてのタイカ」とマルチな一面を覗くことができる。ブルーレイには、タイカ監督による音声解説をはじめ、豪華キャストのお茶目なNGシーン集や「空想のゲーリング」「子豚の歌」「さよならヒトラー」などの未公開シーン集が多数収録。あふれんばかりの才能で人々を魅了し、世界で絶賛されている本作のボーナス・コンテンツも必見だ。『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットは6月3日(水)より発売、5月20日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年04月15日第92回アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門にノミネートされ、見事脚色賞を受賞した『ジョジョ・ ラビット』が、5月20日(水)に先行デジタル配信開始、6月3日(水)にリリースされることが決定した。アカデミー賞の行方を占う上で最もカギを握る賞といわれる、トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞し、賞レースのトップランナーとなった本作。戦時下のドイツで暮らす10歳の心優しい少年ジョジョの視点を通して、困難な中で生きる人々の希望と喜びを描いた、笑いと涙のヒューマン・エンターテインメントだ。21世紀のエンタメ界の最重要人物、鬼才タイカ・ワイティティが監督『マイティ・ソー バトルロイヤル』で熱狂的な人気を博し、さらに『スター・ウォーズ』初の実写ドラマ「マンダロリアン」(ディズニーデラックスで配信中)でもエピソード監督や声の出演を務めるなど、いまハリウッドで最も注目を浴びているタイカ・ワイティティが監督・脚本・製作、さらに自らジョジョの“空想上の友達”ヒトラーにも扮した。自身もユダヤ人のルーツを持つワイティティは、母親に薦められて読んだクリスティン・ルーネンズの小説「Caging Skies」(原題)を、史実を守りながらも大胆にアレンジ。10歳の少年ジョジョを主人公に据えることで、コミカルかつブラックユーモアたっぷりに、ドラマと風刺の群舞のような作品を見事創り上げた。トップスターと“新星”が生み出す、心揺さぶるアンサンブル「アベンジャーズ」シリーズのブラック・ウィドウでもお馴染み、本年度アカデミー賞では主演女優賞と助演女優賞にWノミネートされたスカーレット・ヨハンソンが、美しく聡明なジョジョの母親ロージー役を演じ、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞を受賞したサム・ロックウェルがナチスのクレツェンドルフ大尉を演じるなど、ハリウッドのトップスターが共演。そして、主人公ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスは、何か月にも渡って行われたこの役のオーディションを一瞬で終わらせ、その愛くるしいルックスはもとより、本作が映画初出演ながら第77回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされるという快挙を果たした。ナチスは国を救うヒーローだと洗脳されていた、当時のドイツの典型的な少年だったジョジョが、ユダヤ人少女(トーマシン・マッケンジー)との交流から変わっていく姿をエモーショナルに体現し、“天才的なの登場!”として大きな話題となった。ブルーレイには、ワイティティ監督による音声解説をはじめ、豪華キャストのお茶目なNGシーン集や「空想のゲーリング」「子豚の歌」「さよならヒトラー」などの未公開シーン集など、必見のボーナス・コンテンツが収録される。『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットは6月3日(水)より発売、5月20日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年03月19日20歳で夭折した関根正二の過去最大規模の回顧展『生誕120年・没後100年 関根正二展』が、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館にて2月1日よりスタート。3月22日(日)まで開催されている。関根正二は、1899(明治32)年に福島県で生まれ、20歳と2カ月で夭折した大正時代の個性派画家だ。ほぼ独学で絵を志し、北方ルネサンスをはじめとする西洋絵画に感銘をうけ、天性の素描力に独自の色彩感覚を開花。16歳で二科展に初入選すると、その後5年に満たない画業の中で、「関根のヴァーミリオン」と称賛された美しい朱色を特徴とし、デカダンス文学や独自の宗教観に基づいた幻視性を帯びる作品群を制作した。同展では、その短い生涯に残した貴重な油彩作品に加え、このほど100年ぶりに発見されたパステル画《少女》や、近年の調査により発見された初公開の作品・資料類、関連作家らの紹介を交えて、関根正二の全貌を顧みる。神奈川県立近代美術館では20年ぶりにして、過去最大規模となる関根正二の回顧展。観る者に時代を越えて訴える、儚くも鮮烈な魂の響きを感じ取ってみたい。【開催情報】『生誕120年・没後100年 関根正二展』3月22日(日)まで神奈川県立近代美術館 鎌倉別館にて開催【関連リンク】 神奈川県立近代美術 鎌倉別館()《三星》1919年油彩、カンヴァス東京国立近代美術館蔵《自画像》1916年頃インク、紙福島県立美術館蔵《井上郁像》1917年油彩、カンヴァス福島県立美術館寄託《少女》1919年パステル、紙個人蔵《神の祈り》1918年頃油彩、カンヴァス福島県立美術館蔵《女の顔》1918年墨・インク・油彩、紙神奈川県立近代美術館蔵《チューリップ》1918年油彩、カンヴァス個人蔵
2020年02月05日タイカ・ワイティティが監督、脚本、出演もする、第二次世界大戦中のドイツを舞台にしたヒューマン・エンターテインメント『ジョジョ・ラビット』が1月17日(金)より公開中。この度、2週目となった週末も満席が出るほど好調な本作のヒットを記念して、新たに本編シーンが公開された。トロント国際映画祭では最高賞「観客賞」を受賞し、第92回アカデミー賞では作品賞、助演女優賞(スカーレット・ヨハンソン)をはじめ6部門でノミネートを果たした話題作『ジョジョ・ラビット』。北米では、公開15週目で過去最大となる1,160スクリーンにまで拡大し、興行収入2590万ドル、ロングヒットを継続。日本では1月17日(金)に公開を迎え、2週目は『キャッツ』などの新作や、上映中の『パラサイト 半地下の家族』など話題作がひしめき合う中、落ちの少ない興行を展開。26日までの10日間で累計興行収入171,729,050円を記録。第90回アカデミー賞で主要部門を複数受賞している『スリー・ビルボード』(’18/最終興収3億9,200万円)の10日間累計対比で見ると108.3%と、興行収入4億円突破も射程圏内に。全国的に満席の回が続出しているそうで、「観る前は”ヒトラーが空想の友人”なんて大丈夫かと思ってたけど、1月から年間ベストレベルの傑作だった」「映画前半で笑ってたのが嘘みたいに後半にかけてボロボロ泣いたわ」「ジョジョ・ラビット4回目。無論号泣」などとSNSでも盛り上がりを見せている。そんなヒットを記念して今回到着した本編映像は、訓練でウサギを殺せず、“ジョジョ・ラビット”と不名誉なあだ名をつけられてしまった少年ジョジョに、空想上の友達アドルフが言葉を差し伸べるシーン。「ウサギは臆病じゃない」「ウサギになれ、そして敵を出し抜け」と勇気づけるアドルフ。純粋な少年の目を通したアドルフ・ヒトラーという本作ならではのユニークな一面が覗ける。『ジョジョ・ラビット』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年01月27日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回はアカデミー賞6部門にノミネートされた話題作『ジョジョ・ラビット』を紹介します。■映画『ジョジョ・ラビット』公開中物語の舞台は第二次世界大戦下のドイツ。ナチスによるユダヤ人迫害が起きていたころ。主人公の少年ジョジョはナチスシンパで、アドルフ・ヒトラーを心の友とし、青少年集団で訓練に励んでいます。母親のロージーはそんな息子の意思を尊重しながら、過酷な時代を明るく強く生きる女性。親子でつましい生活を送っていたある日、ジョジョは自宅でユダヤ人少女のエルサを見つけてしまうのです!本作のすごいところは、重いテーマなのに観賞中はわりと温かい気持ちでいられること。そのあたりは同時代を描いた名作『ライフ・イズ・ビューティフル』をほうふつとさせます。そして役柄のキャラクターがとにかくいとおしい。それを体現するキャストの演技に注目です。本作が映画初出演というジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスくんには末恐ろしさしか感じないし、母親役スカーレット・ヨハンソンのたくましさには心打たれ、サム・ロックウェル演じる大尉のださカッコよさにはしびれました。観賞中から感情がガンガンと揺さぶられる衝撃というよりも、あとからじわりじわりと効いてくる感じ。不幸な時代を描いているけど、優しさにあふれた作品。戦争に関するニュースを耳にする今だからこそ見てほしい映画です。「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月27日現在公開中の『ジョジョ・ラビット』から、スカーレット・ヨハンソン、ローマン・グリフィン・デイビス、サム・ロックウェルら豪華で愉快なキャストたちが総登場し、タイカ・ワイティティ監督がその魅力を語る特別映像が解禁となった。第92回アカデミー賞6部門ノミネートを受け、北米では公開14週目にして最大となる1,005スクリーンに拡大し、週末興収144万ドル、累計2,391万ドルまで記録を伸ばした本作。日本でも先週末に公開を迎えると、各地で満席の回が続出。公開から3日間で興行収入6,780万円を記録し、過去にアカデミー賞受賞を果たしたサーチライト作品を上回るオープニング成績となり、公開3日間(金~日)興収対比で『スリー・ビルボード』(’18・最終興収3.9億円)の105.7%を記録した。鑑賞者からは「この映画が持つ愛に涙が止まらなかった」「きっとこの先何度も観返すな…胸がいっぱいになりました」「これは傑作。まだ1月なのに『年間ベスト級!』とか言ってる方々に正直疑いの目を向けてましたがこれはベスト級なのも頷ける...」といった声が上がっている。そんな中、解禁となったのは、監督、脚本、製作、そして主人公の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)の空想上の友達アドルフ・ヒトラー役までを演じ、その才能で世界中の映画ファンを魅了しているタイカ・ワイティティが語る映像。「コメディは観客を寛大にしメッセージを伝えやすくする」と確信の表情で述べるように、アカデミー賞脚色賞にもノミネートされた本作でもいかんなく発揮されている、タイカならではの豊かなセンスと辛口なユーモアを支えた豪華キャスト陣について語っている。タイカが「理想の母親役だ。配役できて幸運だった」と明かすのは、アカデミー賞で主演女優賞(『マリッジ・ストーリー』)とのWノミネートを果たしたスカーレットを筆頭に、第90回アカデミー賞助演男優賞受賞の名優サムらハリウッドを代表する面々。映画初出演ながら第77回ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞にノミネートを果たした驚異の新星ローマンや、地元ニュージーランドですでに数々の賞に輝く新鋭トーマシン・マッケンジー、さらにコメディはお手のもののレベル・ウィルソンなど、実力と魅力を兼ね備えたキャスト陣をタイカが自信を持って紹介していく表情が印象的。笑顔溢れる撮影現場の様子からも固い絆と互いへの絶対の信頼が感じられ、本作に込められた誠実で勇敢なメッセージである“反ヘイト・親ピース”をまさに体現していることが伺えるものとなっている。『ジョジョ・ラビット』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年01月25日