東京・帝国劇場にて上演中の『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』原作映画のバズ・ラーマン監督と、訳詩を担当した松任谷由美の対談が、このほど実現した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。世界7都市で開催されてきた同作の日本版ならではの試みとして、松任谷由実ら、ミュージックシーンで活躍するアーティスト達による日本語の訳詞提供が行われている。いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park)、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、宮本亞門、Mayu Wakisakaといった計17名のそうそうたる顔ぶれが揃い、マッシュ・アップ・ミュージカルらしく、様々な個性や才能を集結させた。今回、原作映画『ムーラン・ルージュ』生みの親であるバズ・ラーマン監督は、日本プロダクション版ミュージカルの開幕を見届けるために来日し、松任谷との対話を実現。松任谷との対面は、ラーマン監督も今回の来日において楽しみにしていたという。ラーマン監督が「観客への伝わり方や日本語の選び方をわかっていらっしゃる。他国のプロダクションでは、アーティストによる訳詞はやったことがなく、画期的で素晴らしい挑戦になりました」と称えると、松任谷は「『Your Song』を訳詞することになって、私、燃えたんです。14、5歳の頃に衝撃を受けた歌だったので。実際に訳してみると、ものすごく繊細な歌詞なんですね。意訳しか出来ないけれどその心情を日本語にしたいと強く思いました」と熱い思いを明かす。松任谷はまた「70年代のシンガーソングライターにありがちな字余りの曲で、日本語に置き換えるのは難しかった。英語は1音節に1ワードだけど、日本語は1音節にカナ1文字しか乗せられない。けれど、受けとり手は、一つの言葉ですごく沢山の情報を得る感性を持っているので伝わると思いました」と振り返り、ラーマン監督は「どうするのかと案じていたけど、歌詞がメロディーに綺麗に乗っていて感動しました」と太鼓判。さらにラーマン監督は「映画で『Your Song』を選ぶにあたっては、ものすごく考えたんです。クリスチャンの才能が込められた曲で、サティーンとクリスチャンはこの1曲で恋に落ちなければいけない。シンプルで、オペラのように壮大に終わる曲が理想でした。もう一つ、映画を作った21年前は権利の問題からポップミュージックをミュージカルに使うなんてありえなかったんです。そこで僕は知り合いではないのにエルトン・ジョンに電話して、会いに行きました。映画に使いたいと話したところ、彼は直感で承諾してくれた。その上、他のアーティストに電話して説得までしてくれて。人気のポップミュージックをたくさん使えたのは、エルトンのおかげなんですよ」と映画の秘話も。松任谷は「そうだったんですね。私も影響力がそこそこあるので、今回私が参加したことで多くのアーティストが熱意を持って参加してくれたかと思います」と語った。華やかさと切なさが同居するラーマン監督の映画と松任谷の楽曲は世界観に重なる部分があり、松任谷も対談後に2人の描く世界の共通点を「うたかたの泡」と表現したという。共にハワイアンなテイストの装いで初対面を果たし、ラーマン監督は、松任谷のエンタテイメント・ショーを事前に映像でチェックしながら「AMAZING!」を連発、ショーの秘密についても尋ね、2時間の対談で、意気投合した。きょう12日18時30分からのフジテレビの音楽特番『FNS歌謡祭 夏』では、同作のキャストである平原綾香と井上芳雄が出演し、帝国劇場から日本語訳詞による「Your Song」をテレビ初披露する。
2023年07月12日映画『エルヴィス』Blu-ray&DVDが発売となった。これに併せてバズ・ラーマン監督、エルヴィス役のオースティン・バトラーによるインタビュー映像が公開された。禁断の音楽とされていたロックで世界を一変させ、若くして謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリーの誰も知らなかった真実の物語を『ムーラン・ルージュ』や『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン監督が映画化。ほぼ全編に渡り吹き替えなしでエルヴィスになりきり、歌唱とダンスを行うという難役・エルヴィスに抜擢されたのはオースティン・バトラー。エルヴィスの才能をいち早く見つけ、生涯にわたりエルヴィスのマネージャーを務めた悪名高いトム・パーカー役を、2度のアカデミー賞受賞俳優トム・ハンクスが演じている。本作で監督を務めたバズ・ラーマンは、インタビューの中で「日本には物理的な物を大切にするファンがいるのが素敵だ。レコード盤を集めている音楽好きもいる。良いことだよね。そしてDVDを販売する素敵な店がある」と日本に対する印象を語る。さらに「もちろんDVDに特典は付いてくる。何度も観れば細かいディテールに気付くはず」とコメント。さらに「僕としてはDVDで『68カムバック・スペシャル』のシーンを観た後、オリジナルの映像と見比べて」とポイントを語った。一方でバズ・ラーマン監督に「エルヴィスそのもの」と言わしめたオースティン・バトラーは、パフォーマンスで最もこだわった点について「繊細にシーンを再現する、監督が『発生シーン』と呼んだ場面。具体的にその場面で彼(エルヴィス)がどういう気持ちだったか、どう動いていたか、どういう声だったかに集中していた」と今回のアプローチを振り返る。また「一番大事だったのは具体的なことを通して、まるで今、初めて起きているように見せること」とも明かしてから、「単に僕が振り付けをしているのではなく彼の精神が感じられるように、音楽が僕を突き動かしていて、観客のリアクションからも影響を受けた。つまり、考えるのではなくエルヴィスの目を通して感じることに集中していたんだ」と締めくくった。■リリース情報『エルヴィス』Blu-ray&DVD発売中4K ULTRA HD&Blu-rayセット(2枚組)価格:6,980円(税込)Blu-ray&DVDセット(2枚組)価格:4,980円(税込)<映像特典(Blu-ray・約47分)>メイキング・オブ・エルヴィス / 歌唱シーンの舞台裏 / キングの衣装 / オーストラリア万才 / ミュージックビデオ『トラブル』
2022年10月19日エルヴィス・プレスリーの伝記映画『エルヴィス』が、2022年7月1日(金)に公開される。監督はバズ・ラーマン。ロックスター“エルヴィス・プレスリー”の伝説の物語エルヴィス・プレスリーは、“キング・オブ・ロックンロール”と称される偉大なるロックスター。禁断の音楽“ロック”を生んだ彼は、ビートルズやクイーンなど多くのアーティストに多大なる影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト(ギネス認定)」としても知られている。ルイジアナの小さなライブに出演し、当時誰も聴いたことのなかった”ロック“とセンセーショナルなダンスを披露していた若き日のエルヴィス。若者に熱狂的に受け入れられた一方、まだ保守的な価値観しか受け入れられなかった時代にブラックカルチャーをいち早く取り入れたパフォーマンスで、世間の非難を一身に浴びてしまう。彼のライブは、警察の監視下で行われたことも。そんな逆境の中、圧巻のライブパフォーマンスを見せるエルヴィスは、さらなる熱狂を生み、スターダムを一気に駆け上がっていく。映画『エルヴィス』が描くのは、エルヴィスという伝説の裏側にあった、危険な真実。42歳という若さで逝去した彼の死にまつわる謎、50年代アメリカ社会の光と影、変わりゆく音楽文化と共に、偉大なるロックスターの素顔に迫る。バズ・ラーマン監督が名曲と共に贈るメガホンを取るのは、『ロミオ+ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』などで知られるバズ・ラーマン。名曲の数々や圧倒的なライブパフォーマンスと共に、エルヴィス・プレスリーの伝説の物語を紡ぐ。エルヴィス役はオースティン・バトラー、トム・ハンクスも出演■主人公・エルヴィス・プレスリー...オースティン・バトラー無名の新人歌手エルヴィスは、緊張した面持ちでステージにたつ。ピンクのスーツにメイク、オールバックなど、当時物珍しかったスタイルのエルヴィスを見て、当初観客たちはヤジを飛ばす。しかし、「Baby Let’s play house」を歌い出すとそんな観客たちの表情は一変。独特なダンスを披露し、誰も聴いたことのなかったロックを熱唱するエルヴィスに向けて歓声が飛び交い、会場は熱狂の嵐と化す。主演を務めるのは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『デッド・ドント・ダイ』などに出演してきたオースティン・バトラー。ほぼ全編に渡り吹き替えなしで歌唱とダンスを行い、バズ・ラーマン監督に「エルヴィスそのもの」と言わしめた。オースティン・バトラーは「エルヴィスのレコーディングか、僕のレコーディングかわからないようにまったく同じ歌声をやってみせることを目標にした」とコメント。1年以上に渡って週6日以上のボイストレ―ナー等多くの専門家による猛特訓を受け、役作りのために3年という年月を費やした。『ボヘミアン・ラプソディ』で主演のラミ・マレックの役作りも支えたポリー・ベネットがムーブメントコーチに就き、徹底的にエルヴィスの細かい所作を叩き込まれたという。ラスウッド・パークのライブで『トラブル』を歌うシーンは特に印象深いと話しており、「このライブの実際の映像は残っていないので、なるべくエルヴィスらしさを追求するためにたくさんの研究を重ねました。映像が残っていない楽曲をパフォーマンスするときは、別の曲の動画や音声、当時の写真などあらゆるものを研究したのです。エルヴィスがマイクを握ったままステージで寝転ぶ写真を見つけ、そのイメージをパフォーマンスに取り入れたり、同じ曲の中でも曲調が変わるごとにアクションを変えたり――そんな作業を積み重ねていきました」と語っている。■トム・パーカー...トム・ハンクストム・パーカーはエルヴィスのパフォーマンスを見ると、これは “運命の出会いだ”と確信する。若き日のエルヴィスの才能をいち早く見つけ、生涯にわたりエルヴィスのマネージャーを務めた。悪名高く、そして謎多き人物。『フォレスト・ガンプ/一期一会』「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズなどの名優トム・ハンクスが務める。■プリシラ・プレスリー…オリヴィア・デヨングエルヴィスの妻。エルヴィスの人生に影響を与え、エルヴィスにとって大切な人物の1人。衣装制作はミウッチャ・プラダとコラボミウッチャ・プラダが監督・バズ・ラーマンと、アカデミー賞受賞衣装デザイナーのキャサリン・マーティンとタッグを組み、映画『エルヴィス』のメインキャラクターが着用する複数の衣装を手がけた。プラダ(PRADA)、ミュウミュウ(MIU MIU)のアーカイブアイテムを取り入れ、特別にデザインされた衣装が劇中で用いられている。ミウッチャ・プラダ、バズ・ラーマン、キャサリン・マーティンは、レオナルド・ディカプリオ出演映画『ロミオ+ジュリエット』の衣装や、2013年の映画『華麗なるギャツビー』においてもタッグを組んでおり、今回のコラボレーションは長年にわたる3者の交流を再構築するものだ。衣装の考案はエルヴィスとプリシアが着用した衣装の資料調査からスタート。プラダとミュウミュウの膨大なアーカイブから、エルヴィスやプリシアのスタイルとつながりがあるものや類似性を探りながら衣装を制作した。プリシラがラスベガスで夜に行われたオープニングコンサートの際に着用したブロケードのパンツスーツ、エルヴィスのキッドモヘアを用いた個性的なスーツなど、映画『エルヴィス』の中で描かれる時代性を鮮やかに表現している。マノロ・ブラニクがシューズを特別制作また、マノロ ブラニク(Manolo Blahnik)のデザイナー、マノロ・ブラニクが、衣装デザイナーのキャサリン・マーティンと共同でカスタムシューズを特別制作。両者は2001年にアカデミー賞を受賞したバズ・ラーマンの映画『ムーラン・ルージュ』においてもタッグを組んでいる。マノロ・ブラニクは靴の制作にあたり、「私は常に文化的なムーブメントや音楽からインスピレーションを受けており、50年代は、特にメンズシューズのデザインにおいて、私がよく惹かれる時代です。エルヴィスをミューズとして、これらのスタイルを創り出すことは喜びでした」とコメント。映画全体を通して、エルヴィス・プレスリーがカスタムシューズを着用している様子が映し出されている。劇中に登場するシューズは、ホワイトカーフレザーのブーツ「VICTOR」、ツートンカラーのレースアップシューズ「TUPELO」、デザートブーツ「GRACELAND」、刺繍を施したカーフブーツ「CRAMER」の4種類。中でも「TUPELO」は、「50年代半ばにエルヴィスが常用していた靴と驚くほど似ている」とキャサリン・マーティンが語るレースアップシューズ「MANOLO」が原型になっている。カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映ミュージック・エンタテイメント映画として期待の高まる映画『エルヴィス』。2022年のカンヌ国際映画祭でワールドプレミアとして上映され、オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング、バズ・ラーマン監督が参加。12分間ものスタンディング・オベーションを受け、喝采を浴びた。第80回ゴールデングローブ賞で主演男優賞尚、第80回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門では、エルヴィス・プレスリー役を演じたオースティン・バトラーが主演男優賞受賞を果たした。<映画『エルヴィス』あらすじ>世界史上最も売れたソロ・アーティスト、キング・オブ・ロックンロール。エルヴィス・プレスリーの登場で音楽は、世界は、一変した。50年代アメリカ社会の光と影を背負いながら時代のアイコンとなっていくエルヴィスと、彼を見出した謎多きマネージャー、トム・パーカーの知られざる真実とはー。バズ・ラーマン監督が数々の名曲に乗せて贈る、プレスリーの伝説の物語が今夏、幕を開ける!【詳細】映画『エルヴィス』公開日:2022年7月1日(金)監督:バズ・ラーマン出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング、コディ・スミット=マクフィー
2022年02月03日リプレイ(REPLAY)とプーマ(PUMA)のコラボレーションによる限定レディーススニーカー「ラルフ・サンプソン バイ プーマ フォー リプレイ」が登場。2020年12月14日(月)より、代官山 フラックシップ店などで販売される。リプレイ×プーマのスニーカーにレディースモデル2020年9月のメンズモデルに続き、レディースモデルが発売される「ラルフ・サンプソン バイ プーマ フォー リプレイ」。ベースとなったのは、1980年代、バスケットボール界のレジェンドであるラルフ・サンプソンによってデザインされたプーマのアイコンスニーカー「ラルフ・サンプソン」だ。デニム素材&ユーズド加工でアップデートコラボレーションスニーカーには、プーマラインなどのディテールに、リプレイならではのデニム素材を使用。さらに、リプレイが開発したエコ・ウォッシング加工を施して、サスティナブルな製造工程を採用しながら本格的なユーズド感を演出している。仕上げとなる研磨や天然着色料による染色などの工程は、リプレイのジーンズと同様に職人の手作業で行ったこだわりの一足だ。【詳細】ラルフ・サンプソン バイ プーマ フォー リプレイ発売日:2020年12月14日(月) リプレイ 代官山 フラックシップ店※リプレイ 大阪なんばパークス店でも販売予定。※リプレイ公式オンラインストアでは12月12日(土)発売。【問い合わせ先】Fashion Box Japan株式会社TEL:03-6452-6382
2020年12月12日プーマ(PUMA)のスニーカー「ラルフ・サンプソン」より新作モデルが登場する。「ラルフ・サンプソン」は、バスケットボール界のレジェンドであるラルフ・サンプソンをフィーチャーした、プーマの“裏定番”として人気のスニーカー。今回登場する新作は、ハイカットがオリジナルの「ラルフ・サンプソン」をローカットにリモデルし、デザインを再編集した。特徴は、プーマの代名詞であるサイドのラインを取り除いたアッパー。素材には天然皮革を用い、ブラック、グレー、ホワイトといったカラーをコンビネーションさせた全3タイプで展開する。また、アッパーとヒールに配する、ゴールドのプーマロゴ、ラルフ・サンプソンのサインプリントもポイント。高級感のある天然皮革のアッパーにアクセントを加えている。【詳細】プーマ ラルフ・サンプソン 新作価格:12,100円(税込)販売店舗:プーマ取り扱い各店【問い合わせ先】プーマお客様サービスTEL:0120-125-150
2020年06月20日バズ・ラーマン監督がメガホンを取るエルヴィス・プレスリーの伝記映画で、エルヴィスの妻プリシラを演じる女優がオリヴィア・デヨングに決定したという。「Deadline」などが報じた。オリヴィアは、オーストラリア出身で現在21歳。M・ナイト・シャマラン監督の『ヴィジット』(2015)では若くして主役を務め、サターン若手俳優賞にノミネートされたことがある。オリヴィアが今作で演じることになるのは、オースティン・バトラー演じるエルヴィス・プレスリーと1967年から1973年まで婚姻関係にあったプリシラ・プレスリー。1959年、兵役中だったエルヴィスは、プリシラに出会い夢中になった。当時エルヴィスは24歳、プリシラはなんと14歳。プリシラの両親に「プリシラと結婚する」と約束をし、1963年から同棲をスタート。同棲を含めて計7年半ほど交際し、1967年に結婚した。1968年にはリサ・マリー・プレスリーが誕生。ラーマン監督はオリヴィアの起用について、「オリヴィアは、プリシラが自分の力で“アイコン”になった複雑さや存在感を表現できる。非常に才能豊かな若手女優で、オースティン演じるプレスリーと互いに調和を見せるだろう」と語っている。タイトル未定のこの作品には、トム・ハンクスがエルヴィスのマネージャーのトム・パーカーを演じることも決まっている。(Hiromi Kaku)
2019年10月28日大親友で“最強コンビ”のラルフとヴァネロペを主人公とした映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』。固い友情の絆で結ばれている2人だが、そんな最強コンビが生み出された秘密は、どうやらディズニーアニメーション作品では“異例”となる収録方法にあるということが分かった。人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、ヒーローになれない“悪役”ラルフと、レーサーになれない“ひとりぼっち”の少女ヴァネロペの冒険と友情を描いた前作『シュガー・ラッシュ』。今作では、ハンドルが壊れてしまったレースゲーム“シュガー・ラッシュ”の危機を救うために、インターネットの世界に飛び出すというストーリーが描かれる。これまでも、『ズートピア』のジュディとニックや、『トイ・ストーリー』のウッディとバズ・ライトイヤーなど、ディズニー作品やディズニー/ピクサー作品では様々な“バディ”を生み出し、バディの友情や絆に感動させられる作品ばかりだった。そんなこれらの作品では、実は声の収録は“別々”に行われているそう。しかし、本作ではディズニー作品では珍しい、2人一緒に全シーンの収録を行うという、異例の収録方法で行ったという。今回本国版にて、主人公のヴァネロペとラルフの声を担当したのは、サラ・シルヴァーマンとジョン・C・ライリー。前作に続き声優を務めた2人だが、今回はジョン自らの希望で、2人一緒に全シーンの収録が行われたという。近年、コメディ作品への出演も多いジョンと、サラもまた女優でありコメディアンとして活躍中とあって、2人はユニークで絶妙な息の合った掛け合いを披露している。また特に本作では、2人の“友情”がストーリーの軸として描かれるため、ジョンとサラの掛け合いはとても重要だったそう。リッチ・ムーアと共に監督を務めたフィル・ジョンストンは、「ラルフとヴァネロペの感動的なシーンの収録のとき、2人は本物の涙を流していた。一緒に演技をしたことで、お互いから本物の感情が生まれたんだ」と明かし、「本作ではラルフとヴァネロペの友情に変化が訪れるが、2人はまさにラルフとヴァネロペの感情の深みを本当に体験して表現していたと思う」とジョンとサラのリアルな演技がラルフとヴァネロペの最強コンビを生み出したと絶賛。さらに本作のテーマについて、「友情は変化していくもので、大人も子どもも誰もが経験したことがあると思う。ラルフとヴァネロペはつねに変化しているインターネットの世界で、新たな夢を持ち、友情が“変化”していくんだ」と話し、「友達を同じ意見や夢を持たなくてもいい。そういうメッセージをいまの時代だからこそ伝えたかったんだ」と本作に込めた思いを明かしている。一方、ムーア監督も「ジョンとサラは本当に仲が良くて、それが演技にもしっかりとにじみ出ているんだ。ラルフとヴァネロペはそんな2人の関係性を受け継いでいるね」と2人の演技に太鼓判を押している。『シュガー・ラッシュ:オンライン』は12月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シュガー・ラッシュ:オンライン 2018年12月21日より全国にて公開©2018 Disney. All Rights Reserved.
2018年11月04日6月公開の『華麗なるギャツビー』に主演したレオナルド・ディカプリオは、同映画を手がけたバズ・ラーマン監督によって、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ハムレット」の映画化作品に出演してほしいと熱望されているようだ。シェイクスピア原作の『ロミオ+ジュリエット』(’99)でレオナルドと初タッグを組んだラーマン監督は、またシェイクスピアの戯曲の映画化作品で彼と一緒に組みたいと熱望している。ラーマン監督は、5月1日(現地時間)にニューヨークで行われた同映画のプレミアで、「The Hollywood Reporter」誌の取材に答え、レオナルドとの再コラボの可能性について聞かれると、「『ハムレット』をやりたい。僕にとってギャツビーはアメリカのハムレットなんだ。次に撮る作品として、これしかないと思うんだよ」と語っている。レオナルドは5月8日に放送された朝の情報番組「Good Morning America」に出演し、「最初は僕は出演に躊躇していたんだ。『華麗なるギャツビー』は、読者が登場人物について、様々な解釈を持っているパワフルな小説だから。でもラーマン監督に“ノー”と言うのはほぼ不可能なんだよ」と語り、当初は出演に気が乗らなかったが、最終的に監督に説得されたというエピソードを明らかにした。『ハムレット』は、1900年からこれまでの間、映画化、テレビドラマ化されているが、第二次世界大戦後は7回しか映像化されていない。主演にはローレンス・オリヴィエ、リチャード・バートン、イアン・マッケラン、メル・ギブソン、イーサン・ホークら多彩な顔ぶれの俳優がハムレットに挑戦している。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月10日TV界のアカデミー賞と呼ばれる“エミー賞”で3冠を達成した海外ドラマ『Downton Abbey(ダウントン・アビー)』シーズン2の日本初放送が決定。ラルフ・ローレンの2012年秋コレクションにインスピレーションを与えたこだわった衣装と、パワーアップしたスケールで、2012年10月28日(日)より放送が開始される。ダウントン・アビーとは、英国貴族の邸宅を舞台に繰り広げられるメロドラマ。複雑な人間関係や忠実な時代設定で書かれたストーリーは、「第64回エミー賞」で3冠を達成した。細部までこだわった衣装や家具など、シーズン1より世界観やスケールがアップして描かれている。ダウントン・アビーの衣装はラルフ・ローレンの2012年秋コレクションにも大きな影響を与えている。コスチューム・デザイナー、スザンナ・バクストンは、「ラルフ・ローレンの2012秋コレクションはこのドラマに大きな影響を受けている。2012年秋の最も有力なステージトレンドの1つである、エクストリアン(乗馬)テイストは、乗馬シーンが多いこのドラマに登場する伝統的なコスチュームに手を加え、洗練させたデザインである。」とコメントしている。衣装デザインは、実在する人物からインスピレーションを受けており、エリザベス女王をイメージして作成された伯爵夫人のドレスも必見だ。『ダウントン・アビー シーズン2』© Carnival Film & Television Limited 2010. All Rights Reserved.【ダウントン・アビー】[シーズン1]10月14日(日)午後3:50~全話無料放送[シーズン2]スター・チャンネル310月28日(日) 夜10:00より二ヵ国語版スター・チャンネル110月29日(月) 夜10:00より字幕版第1話無料放送10月28日(日)夜10時スター3[二]10月29日(月)夜10時スター1[字]ダウントン・アビー公式サイト:元の記事を読む
2012年10月04日