『ジョン・ウィック』シリーズのコンシェルジュ、シャロン役でお馴染みのランス・レディックが、17日早朝(現地時間)に亡くなった。60歳だった。代理人が「Us Weekly」誌に「俳優として高い評価を受けていたランス・レディックが、今朝、突如として自然死を迎えました」と声明を発表した。『ジョン・ウィック』シリーズの主演キアヌ・リーブスとチャド・スタエルスキ監督は、共同声明で「最愛の友人で仕事仲間のランス・レディックを失い、深く悲しみ、心を痛めています。私たちの愛と祈りは彼の奥様ステファニー、子どもたち、家族、友人と共にあります。私たちはこの映画を彼に捧げます。本当に寂しくなります」と追悼。同作の配給会社ライオンズゲートも「ランス・レディックと彼がシャロンの人間性とどっしりとしたカリスマ性にもたらした深みがなければ、ウィックの世界は成り立たなかったことでしょう」と、同シリーズへのランスの貢献ぶりを称賛した。亡くなる前は、アメリカで3月23日に公開される『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のプロモーション活動を行っていたというランス。公開日にはケリー・クラークソンがホストを務めるトーク番組に、キアヌら共演者と出演予定だった。ランスは『ジョン・ウィック』シリーズのほか、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」「BOSCH/ボッシュ」、Netflixドラマの「バイオハザード」への出演で知られている。(賀来比呂美)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Lee
2023年03月20日フランス・シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、ルーヴル美術館に次いでカミーユ・コローの作品を多く所蔵するなど、19世紀の風景画が充実していることで有名。本展『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』では、このランス美術館のコレクションから厳選した約80点の名作を通して、印象派の中核ともいうべきフランス近代風景画の歴史をたどる。18世紀以前の西洋美術において、風景画は崇高な神話や歴史画の背景にすぎなかった。けれど18世紀末から19世紀初頭にかけて、その風景画に注目が集まり始める。この動きは革命後の社会の変化、新興ブルジョワジーの台頭、産業革命と都市化による田園風景への憧れなど、当時新しく生まれた価値観を受けて引き起こされたもので、画家らはアトリエを出て屋外で風景をスケッチし始めた。そんな風景画家の中でも特に注目を集めたのは「バルビゾン派」と呼ばれる画家たち。彼らはパリ郊外にあるフォンテーヌブローの森に隣接するバルビゾン村に滞在し、大作を生み出してゆく。その写実的な作風がモネやルノワール、シスレーなど19世紀後半に活躍する印象派の画家たちに受け継がれていったのだ。こうしたフランス印象派の成り立ちを余すところなく紹介したのが本展。近代画家の先駆者であるミシャロンやベルタンに始まり、コローやクールベ、ブーダン、さらに印象派のモネやルノワール、ピサロまで、19世紀フランス絵画の巨匠の作品が一堂に会する。会場では時系列に章が展開し、関連する資料も数多く登場。例えばチューブ式絵の具や、エッチング(腐食銅版画)の発明が風景画の発展を加速させたことなど、文明が美術に大きく影響を及ぼしている様子がよくわかる。いま話題となっているデジタルアートも、過去の名作も、技術の発展が新しい芸術を生んでいるという事実は変わらない。心が洗われるような異国の美しい風景画とともに、そんな普遍性にも気づかせてくれる、発見のある内容だ。コンスタン・トロワイヨン《ノルマンディー、牛と羊の群れの帰り道》1856年Inv. 907.19.234ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerジャン=バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865‐70年Inv.887.3.82ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerクロード・モネ《べリールの岩礁》1886年Inv. 907.19.191ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerピエール=オーギュスト・ルノワール《風景》1890年頃Inv. 949.1.61ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.DevleeschauWer『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』SOMPO美術館東京都新宿区西新宿1‐26‐16月25日(金)~9月12日(日)10時~18時(入館は17時半まで)月曜休(8/9は開館)一般1500円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年6月30日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年06月29日シャンパンの産地として知られる、フランス・シャンパーニュ地方の都市、ランス。その中心に建つランス美術館は、19世紀の風景画コレクションの充実ぶりで知られており、なかでもカミーユ・コローの作品は、ルーヴル美術館に次いで数多く所蔵されている。6月25日(金)より、SOMPO美術館にて開催される『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』では、ランス美術館のコレクションを中心とした選りすぐりの名品約80点が来日する。神話画や歴史画の背景に過ぎなかった自然が、絵の中心として描かれることで誕生した西洋美術の風景画は、19世紀フランスにおいて、鉄道網の発達、チューブ式絵具の発明、また新興ブルジョワジーの台頭などを背景に、新たな展開を遂げ、戸外制作を積極的に行った画家たちの眼差しを通し、生き生きと表現されるようになった。同展では、こうした新たな流れの先駆者であるミシャロンやベルタンにはじまり、コロー、バルビゾン派、ブーダン、そしてルノワール、モネ、ピサロら印象派の作品を中心に、油彩、版画を紹介。コローやバルビゾン派にはじまり、印象派でひとつの頂点に達するフランス近代風景画の展開を丁寧にたどっていく。ジャン゠バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865–70年Inv.887.3.82ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerテオドール・ルソー(1812–1867)《沼》1842–43年Inv. 907.19.227ランス美術館(c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerウジェーヌ・ブーダン《ベルク、出航》1890年Inv. 907.19.34ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerカミーユ・ピサロ 《ルーヴル美術館》1902年Inv. 907.19.208ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerクロード・モネ《ベリールの岩礁》1886年Inv. 907.19.191ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerピエール゠オーギュスト・ルノワール 《風景》1890年頃Inv. 949.1.61ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwer【開催概要】『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』会期:6月25日(金)~9月12日(日)会場:SOMPO美術館開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜(8月9日は開館)SOMPO美術館公式サイト( )
2021年04月07日イタリアを代表するオペラ作曲家ロッシーニの、最高に楽しいドラバタ喜劇『ランスへの旅』が上演される。本来は、シュルル10世の戴冠祝賀行事一環として作曲されたカンタータで、当時のイタリアを代表する歌手たちが総出で歌ったというガラ・コンサートのようなこの作品は、作曲から159年後の1984年に行われた「ペーザロ・オペラ・フェスティヴァル」においてオペラとして復活上演された作品だ。その内容は、フランスの温泉保養地プロンピエールにある宿「金の百合亭」に集まった各国の紳士淑女が繰り広げる大騒ぎ。彼らの目的は、ランスで執り行われるシャルル10世の戴冠式への出席だ。ところが、彼らをランスまで運ぶ予定の馬も馬車も全て出払っていることが判明して一同愕然。そこに「パリでも祝典が行われる」という朗報が届き、一同大喜びで、ランスへの旅費を使った大宴会を繰り広げるという、なんともバカバカしい話なのだがこれが楽しい。ベルカントオペラの名手たちの饗宴は、さながら後年料理研究家となったロッシーニが得意とする豪華な料理を味わうようだ。◆公演概要9月5日(木)~9月8日(日)新国立劇場オペラパレス藤原歌劇団公演『ランスへの旅』(共催:新国立劇場、東京二期会)指揮:園田隆一郎合唱:藤原歌劇団合唱部/新国立劇場合唱団/二期会合唱団管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団出演<9月5日、7日>砂川涼子コリンナ:砂川涼子メリベーア侯爵夫人:中島郁子フォルヴィル伯爵夫人:佐藤美枝子コルテーゼ夫人:山口佳子騎士ベルフィオーレ:中井亮一リーベンスコフ伯爵:小堀勇介シドニー卿:伊藤貴之ドン・プロフォンド:久保田真澄トロンボノク男爵:谷 友博ドン・アルヴァーロ:須藤慎吾ドン・プルデンツィオ:三浦克次ドン・ルイジーノ:井出 司デリア:楠野麻衣マッダレーナ:牧野真由美モデスティーナ:丸尾有香ゼフィリーノ:山内政幸アントーニオ:岡野 守<9月6日、8日>光岡暁恵 (C) Gallozziコリンナ:光岡暁恵メリベーア侯爵夫人:富岡明子フォルヴィル伯爵夫人:横前奈緒コルテーゼ夫人:坂口裕子騎士ベルフィオーレ:糸賀修平リーベンスコフ伯爵:山本康寛シドニー卿:小野寺光ドン・プロフォンド:押川浩士トロンボノク男爵:折江忠道ドン・アルヴァーロ:上江隼人ドン・プルデンツィオ:田島達也ドン・ルイジーノ:曽我雄一デリア:中井奈穂マッダレーナ:髙橋未来子モデスティーナ:田代直子ゼフィリーノ:有本康人アントーニオ:田村洋貴
2019年08月30日『タイタニック』『アバタ―』で数々の記録を塗り替えたジェームズ・キャメロン監督の代表作であり、アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動のものにした『ターミネーター2』が、最先端の3D技術で蘇り、全世界最速で日本公開される。本日7月30日は、そのシュワルツェネッガーの70回目の誕生日!本人からコメントが到着した。1984年、殺人サイボーグ=ターミネーターが未来から送り込まれた。このサイボーグにはある任務があり、その遂行を誰も止めることはできない。ターゲットは、ある女性サラ・コナー。見かけは普通の女性だが、彼女はのちに世界を変えることになる子どもを生む運命にあった――。『ターミネーター』は、シュワルツェネッガーを世界的な大スターに押し上げた1本。しかし、シリーズ1作目のクランク・イン前、シュワはサラ・コナーを救うために未来から送られた兵士カイル・リースを希望していたという。監督のキャメロンも当初、ターミネーター役には『エイリアン2』のアンドロイド・“ビショップ役”で知られるランス・ヘンリクセンを想定していたが、シュワと会食をした後、彼の似顔絵を描いてみたところ、彼のほうがターミネーター役にふさわしいと感じ、主演に起用したといわれている(ランスは刑事役で出演)。もし、当初のキャストで制作されていたら、シリーズ化もされず、映画史に残る作品にはならなかったかもしれない…。続く1991年公開の『ターミネーター2』では、前作から10年後を舞台に、スカイネットと人類間の核戦争「審判の日」にとらわれ、精神病患者として警察病院へ収監されているサラと、カイル・リースとの間に生まれるも、養父母に引き取られていた彼女の息子ジョンを救うべく、再びターミネーターが未来から参上。変形自在の液体金属で構成された最新モデルのターミネーターと激闘を繰り広げた。同作は本格的にCGを映画に取り入れた先進的な作品だったが、CGは40カットしか使われていなかったという(『アバタ―』では2,800カット)。これは、現在の私たちの眼から見ると少なく感じられるかもしれないが、実際のヘリコプターやトラックを使った危険なスタント、スタン・ウィンストンによる特殊メイクやアニマトロニクスといった、当時のハリウッドの職人的な技術と黎明期のCG技術が見事に融合した作品となった。そして、このシリーズの顔として君臨してきたシュワは、7月30日、実に70歳の誕生日を迎える。最近でも、ツイッター上でドナルド・トランプ大統領とバトルを繰り広げるなど「ターミネーター魂」は健在。また、“極上爆音上映”で知られる東京・立川シネマシティでは1作目『ターミネーター』が上映され、再びターミネーター熱が上昇中。今回は、ビデオやDVDでしか同作を知らない世代も、劇場で、しかも3Dで「ターミネーター体験」ができるチャンスだ。シュワは、「『ターミネーター2』は、昨日公開されたかのようによく話題に上がる。時代のはるか先を行っていたんだ」とコメント。「いまでも、ジムへ行っても世界を旅しても、『ターミネーター2』を観たよと声をかけられる。いま、『ターミネーター2』が3Dで復活するのは、色あせない魅力がある作品だからだ。キャメロンの下でならいつ映画を作ってもいいと思えるよ。彼は確固たるビジョンを持った監督だからね」と語り、再タッグを心待ちにしていることを明かしている。『ターミネーター2 3D』は8月11日(金・祝)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月30日展覧会「ランス美術館展」が、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。会期は2017年4月22日(土)から6月25日(日)まで。本展は、16世紀のルネサンスから21世紀の現代アートまで幅広い所蔵品を有し、フランス絵画の宝庫として知られるランス美術館のコレクションを紹介する展覧会。時代ごとに4つの章に分けられ、本展を鑑賞すればフランス絵画の歴史を一望して知ることができる。第1章国王たちの時代イタリアやフランドルの影響を受けていたフランス美術が、しだいに独自の様式を確立するようになった時代を紹介。17世紀のルイ14世治で築かれた豪華絢爛なバロック様式と、18世紀のルイ15世治下で発展した優美なロココ様式から、貴族の肖像画などの絵画が展示される。第2章近代の幕開けを告げる革命の中から1789年のフランス革命で没落した貴族の芸術の代わりに、知的な新古典主義が登場する。その後、新古典主義に対抗する形で、自由な表現を求めたロマン主義が出現。ここでは、新古典主義の巨匠ジャック=ルイ・ダヴィッドの作品や、写実主義の画家ギュスターヴ・クールベの作品などが展示される。第3章モデルニテをめぐって―印象派からポスト印象派―鮮やかな色彩と自由なタッチで近代的な主題を新しい技法で表現した、シスレーやピサロなど印象派画家たちのの作品を紹介。さらに、印象派の影響を受けながらより新しい絵画を探究したゴーギャンら、ポスト印象派の作品も並べて鑑賞することができる。第4章フジタ、ランスの特別コレクション晩年にフランスに帰化したレオナール・フジタ(藤田嗣治)は、ランスのノートル=ダム大聖堂で洗礼を受け、自らが眠る礼拝堂をこの地に建立するなど、ランスと縁が深いことで知られている。2013年と2014年にはフジタの遺族が作品をランス美術館に寄贈し、ヨーロッパで最もフジタの作品を有する美術館となった。本展では、フジタを象徴するモチーフである猫を描いた作品や、館外初貸出となるフジタ礼拝堂のフレスコ画やステンドグラスのための素描が出展される。【詳細】「ランス美術館展」期間:2017年4月22日(土)~6月25日(日)※月曜休館会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)観覧料:一般 1,300(1,100)円、大学・高校生 800(650)円、シルバー(65歳以上) 1,100円※中学生以下無料※括弧内は前売り及び20名以上の団体料金※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその付添いの 方1名は無料。被爆者健康手帳をお持ちの方はご本人のみ無料。アクセス:新宿西口より徒歩5分【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年12月09日俳優の竹内涼真が12月2日(金)、親善大使を務める「東京コミコン2016」(千葉県・幕張メッセ)の開幕式典に出席。アメコミ界の生ける伝説であるスタン・リー氏と対面し、「アメコミ大好きな僕にとっては神様。吐きそうです…」と緊張しきりだった。世界最大級のポップカルチャーイベント「コミコン」が、ついにファン待望の日本初上陸!幕張メッセを会場に、プレビューナイトの12月2日(金)を含め、3日(土)、4日(日)の計3日間開催され、3万人の動員が見込まれている。会場にはソニーピクチャーズ『バイオハザード:ザ・ファイナル』公開記念ブースをはじめ、映画やコミック、フィギュアなど国内外のポップカルチャーを発信する100以上の企業がブースを展開。人気ヴォーカロイドによる実況ステージや、最新技術を使ったゲーム体験、ハリウッドスターとの撮影会やサイン会、レア物グッズの展示、海外コミックアーティストやアニメーターの作品紹介、日本食をテーマにしたエリアなど、ボーダレスで盛りだくさんな内容となっている。そんな大型イベントのオープニングイベントとして、竹内さんは「スパイダーマン」や「X-メン」などの原作者として、アメコミ業界に変革をもたらしたスタン・リー氏との対談に臨むことに。竹内さん本人も、コミコンの日本開催を長年待ち望んでいたといい「いろんな取材を受けて、マーベル大好きだと言っていて良かった!」と喜びを爆発させた。そんな竹内さんは、英語で「ぜひ、マーベル作品に出演したい!」とアピールしたが、緊張のせいか、うまく伝わらず、結局通訳を介すことに…。それでも熱意は伝わったようで、スタン・リー氏も「じゃあ、どの役を演じたい?」と竹内さんに興味津々。「本当にオタクなんですよ!」(竹内さん)、「きみはいい趣味をしているね」(スタン・リー氏)と意気投合していた。来日は20数年ぶりだというスタン・リー氏は、「第1回とは思えないほど、規模も大きいし、内容も洗練されている。そう遠くない未来、本場アメリカと競合するほど発展するはずだよ」と東京コミコンの将来性にお墨付き。「何より、日本の皆さんはすばらしい!ドウモアリガトウ」と上機嫌だった。期間中はスタン・リー氏をはじめ、竹内さんとともに親善大使を務めるダニエル・ローガン(『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』)、マシュー・ルイス(『ハリー・ポッター』のネビル・ロングボトム役)、ジェレミー・レナー(『アベンジャーズ』)、ビリー・ボイド(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピピン役)、ランス・ヘンリクセン(『エイリアン2』のビショップ役)らが来日ゲストとして、さまざまなイベントに参加する。【開催概要】■名称:東京コミックコンベンション(略称:東京コミコン)■日時:2016年12月2日(金)、3日(土)、4日(日)※2日17:00~20:00(プレビューナイト)/3日、4日10:00~19:00(ただし4日は18時まで)※ホール11は日系ポップカルチャー催事同時開催予定■場所:幕張メッセ 国際展示場 ホール9・10(千葉市美浜区中瀬 2-1)(text:cinemacafe.net)
2016年12月02日「ランス美術館展 華麗なるフランス絵画 古典派、ロマン派、印象派 そしてレオナール・フジタ」が、7月16日から9月4日まで、熊本県立美術館本館で開催される。フランス北東部のシャンパーニュ地方に位置し、歴代のフランス国王が戴冠式を行ってきた大聖堂を擁する歴史ある古都、ランス市の中心街に1913年に開館したランス美術館。中世美術から現代美術まで幅広いコレクションを有し、とりわけフランス絵画の宝庫として世界的に知られている。シャンパーニュ地方はその名のとおりシャンパンの産地であるが、ランス美術館のコレクションもシャンパンで財を成した富豪たちによってその基礎が築かれた。熊本県立美術館の開館40周年を記念して開催する本展は、ランス美術館の所蔵する珠玉のフランス絵画を4つの章により一堂に紹介するもの。17・18世紀のバロック、ロココ絵画をはじめ、ウジェーヌ・ドラクロワやジャック=ルイ・ダヴィッドらのロマン派や新古典派の19世紀絵画、カミーユ・コロー、ジャン=フランソワ・ミレーらのバルビゾン派、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレー、ポール・ゴーギャンらの印象派やポスト印象派、そして、熊本ゆかりの画家でフランスに帰化した藤田嗣治(レオナール=ツグハル・フジタ)など、70点余の名品群で構成される。なお、本展は9月10日から10月30日まで静岡市美術館、11月5日から12月25日まで福井県立美術館、2017年2月11日から3月26日までひろしま美術館ほかに巡回予定。熊本では、藤田嗣治が京都のフランス総領事館(関西日仏学館)のために描いた大作《ノルマンディーの春》をはじめ、ひろしま美術館や熊本県立美術館の所蔵する藤田嗣治の名品もあわせて特別出品される。【イベント情報】「ランス美術館展 華麗なるフランス絵画 古典派、ロマン派、印象派 そしてレオナール・フジタ」会場:熊本県立美術館本館住所:熊本県熊本市中央区二の丸2会期:7月16日~9月4日時間:9:30~17:15(入館は16:45まで)料金:一般1,300円、高・大学生800円、中学生以下は入場無料休館日:月曜日(祝日の場合は翌日。なお、8月1日、15日は開館)
2016年07月15日『攻殻機動隊』シリーズの押井守監督が、構想15年をかけてアニメーションと実写の境界線を越えた新しい映像を作り上げた『ガルム・ウォーズ』。先日、本作の世界観映す場面写真が公開されたが、本作の主人公・カラ役のメラニー・サンピエールの素顔が明らかになる劇中写真がこのほど到着した。遙かなる古代、戦いの星・アンヌン。ここには創造主・ダナンがつくったクローン戦士・ガルムと彼らから神聖視される犬・グラと、鳥が生息している。ガルムはたとえ命を落としても、その個体の記憶をクローンの脳に転写することで、幾世代も生き延びてきた。ダナンが星を去った後、覇権をめぐり3部族の抗争が続いていた。ある日、空の部族・コルンバの女性飛行士「カラ」は、陸の部族・ブリガの兵士「スケリグ」との戦闘の最中、情報操作に長けた部族・クムタクの老人「ウィド」と出会う。我々は何処から来て何処へ行くのか。ウィドが投げかける不可思議な問いによって、敵同士である彼らの間に奇妙な連帯が生じ、3人は「ガルムの真実」を探る旅に出る。しかし、それは神の怒りに触れる行為だった――。押井氏の監督デビューから30余年。構想15年、製作費20億円をかけて異国の地・カナダで全身全霊を捧げて撮影した本作。言葉も通じぬ異国の地で、日本人は監督含めスタッフ7人。そんな中、キャストには外国人俳優を起用して撮影に挑んだという。また、日本語版プロデューサーには、スタジオジブリの鈴木敏夫が就任し、『イノセンス』以来12年ぶりのタッグを組んでいる。キャストにはウィド役に『エイリアン』シリーズのランス・ヘンリクセン、スケリグ役に『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のケヴィン・デュランド、そして主人公・カラ役として、新人女優のメラニーが抜擢された。当時カラ役の候補は数名いて、モントリオールでのオーディションを経て彼女に決定。しかし実は彼女、書類選考のタイミングで最も可能性が低いとされていたのだという。メラニーは、オーディションに黒髪のおかっぱで登場。押井監督のアニメが大好きで、半ばコスプレのように『攻殻機動隊』シリーズの主人公・素子になりきってオーディションに臨んできたのだ。もちろんその小細工が功を奏したわけではなく、実際に目の前でポージングをしてもらい、カメラのレンズを通したときの被写体としての存在感が際立っていたため、最終的にカラ役に大抜擢となった。彼女が演じるどこか不安げで揺らぎのある女戦士・カラ。今回初解禁された場面写真からも新人女優とは思えないような存在感が見て取れるようだ。これまで圧倒的に強い女性像を好んで描いてきた押井監督の作品では、異色のキャラクターであるといえるカラ。もしカラが超人的に強いキャラクター像だったら成り立たなかったであろうシーンが、映画の終盤に散見される様子も見逃せない!『ガルム・ウォーズ』は5月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月25日声優・竹達彩奈の7thシングルで、10月より放送開始されるTVアニメ『ランス・アンド・マスクス』のエンディングテーマとなる「Little*Lion*Heart」が2015年11月4日にリリースとなるが、そのミュージックビデオが公開された。疾走感の中にも柔らかな温かみがあり、非常にキャッチーで耳馴染みの良い楽曲に仕上がった「Little*Lion*Heart」だが、ミュージックビデオは大草原を舞台に"リアル"リトルライオンと旅をする竹達が映し出される。今作はドローンでの撮影も敢行され、楽曲の世界観を十二分に引き出す非常にダイナミックな映像となっている。○竹達彩奈「Little*Lion*Heart」MVまた、カップリングの「キミイロ モノローグ」は竹達彩奈本人が作詞を手掛けており、作曲は新進気鋭のファンキーポップバンド「カラスは真っ白」のギターとMCを担当するシミズ コウヘイによる書き下ろし。「少女マンガ」を1つの題材テーマとした今作は、主人公の女の子のモノローグ的な内容で、シミズの書き下ろしたメロディも相まってエモーショナルな楽曲となっている。参加ミュージシャンはBass:沖井礼二(TWEEDEES)、Piano:小林俊太郎、Drums:原"gen"秀樹という、いつもの豪華なチームに加え、Guitar:シミズ コウヘイでレコーディングが行われている。■シミズ コウヘイのコメント竹達彩奈さんに楽曲を提供させていただける事となり、大変嬉しく思います。この楽曲を通して、竹達彩奈さんの新しい魅力や一面を感じていただければ幸いです。「鼓動」をサウンドコンセプトとして、切なくも、ずっと前を向いていられるような音、そして、竹達さんの歌声が、みなさまの心の奥底に届くことを願っております! この曲をたくさんかわいがってくださいね!7thシングル「Little*Lion*Heart」の発売にあわせて、東京・大阪でのリリースイベントの開催も決定している。参加方法などの詳細は、竹達彩奈公式サイトなどをチェックしてほしい。
2015年09月25日ハリウッドスターを招聘し、サイン会やトークイベントなどファンとの触れ合いの機会を設け多くの支持を集める『ハリウッド・コレクターズ・コンベンション』が5月2日、4日、5日の日程で京都と東京で開催。第6回を迎える今回は『エイリアン2』におけるアンドロイドのビショップ役で知られるランス・ヘンリクセン、『ターミネーター2』の恐るべき刺客“T-1000”のロバート・パトリックが来日し、多くのファンが集結した。会場の模様(写真全15枚)2012年に『バック・トゥ・ザ・フューチャ―』シリーズのドクことクリストファー・ロイドを迎えて初めて開催された『ハリウッド・コレクターズ・コンベンション』(通称ハリコン)。これまでショーン・アスティン、ロバート・イングランド、ショーン・パトリック・フラナリー、ニーマン・リーダスなど洋画ファンにはたまらない名優たちを迎え熱狂を巻き起こしてきた。今年は『エイリアン』、『ターミネーター』という誰もが知るハリウッド大作シリーズの出演経験を持つふたりの重鎮俳優が来日。特に『ターミネーター』は今夏、最新作第5弾『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の公開も控えており、多くのファンが会場に足を運んだ。会場にはコレクター向けのハリウッド作品の様々なグッズやTシャツも販売されており、もちろん『エイリアン』および『ターミネーター』シリーズのグッズも! メイン会場の中央には巨大なエイリアンの頭のオブジェが飾られており、ひっきりなしにファンが撮影する姿が見られた。さらにディーラー向けのブースも展開しており、『スター・ウォーズ』をはじめ、様々なハリウッド作品のコスプレファンが集結し、熱気を帯びていた。パトリックは55歳、ヘンリクセンは御年74歳になるが元気そのもの。サインおよびツーショット、スリーショットでの撮影を求める熱狂的なファンが長蛇の列を作ったが、終始笑顔でひとりひとりのファンと語り合い、時折「アリガトウ!」と日本語で返答するなど、会場は和気あいあいとした空気に包まれていた。また、4日の会場には『ターミネーター』シリーズの日本語吹替え版で、特に『ターミネーター2』ではロバートにとっては宿敵となるアーノルド・シュワルツェネッガー演じる“T-800”の声を担当した玄田哲章が来場。玄田はパトリックとガッチリ握手を交わし、ファンを前におなじみの「I’ll be back」の名ゼリフを披露し喝采を浴びていた。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』7月11日(土)全国ロードショー
2015年05月05日『ターミネーター』『ターミネーター2』を軸に、タイムラインがすべてリセットされ、新たな物語が展開するシリーズ最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』。このほど、『2』以来、24年ぶりに登場する液体金属型ターミネーターT-1000のビジュアルが到着。そのあまりの“無敵ぶり”に世界を震撼させた“元祖”ロバート・パトリックも、緊急来日を果たすことが明らかとなった。『ターミネーター2』(’91)で、ジョン・コナーと母サラ・コナーを抹殺するために開発された“T-1000”。どんな物にも擬態できる液体金属型のターミネーターは、“シュワ型”T-800と壮絶な死闘を繰り広げた。公開当時、最先端の技術を駆使した、液体金属が別の物に変化していく映像や、文字通りの風穴がその身体に開く映像に、多くの観客が度肝を抜いた。そのリアルなCG映像を創り上げるため、当時T-1000役を演じたロバート・パトリックは、体中に線を描かれた上にパンツ1 枚のみで街中を歩かなければならず、撮影現場を通っていた一般人からの視線が非常に痛かったとことを後日談として明かしている。こうして、パトリックが体を張った映画史に刻まれる数々の名シーンへのオマージュを盛り込んだ新作では、旧作を超える驚きの展開が待ち受けることになる。そしてこのたび、その元祖T-1000を演じたロバートが公開に先がけ、5月に来日することが決定。『ターミネーター』のハル・ブコヴィッチ捜査官役や『エイリアン2』のビショップ役で人気を博したランス・ヘンリクセンとともに、5月2日(土)京都、4日(月)&5日(火)東京で開催される「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション」第6弾「ハリコン6」に登壇する予定だ。今回、さらなる進化を遂げたT-1000は“シュワ型”ターミネーターT-800とどのようなバトルを繰り広げるのか、ますます期待が高まる!『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は7月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月16日