スマートフォン、デジタルオーディオ端末等のアクセサリーブランド『Premium Style』スマートフォンやデジタルオーディオ端末等のアクセサリーブランド『Premium Style』の企画・製造・販売を手掛ける株式会社PGA (本社:神奈川県横浜市都筑区、代表取締役:黒木 光) は、このたび折りたたみタイプのスマートフォン用スタンドを2022年6月20日より発売をいたします。スマートフォン用 スタンドJAN:4573540876108 型番:PG-STD01BKJAN:4573540876115 型番:PG-STD02WH持ち運びにも便利な折りたたみタイプのスマートフォン用 スタンドです。スタンドの高さや角度の調整が可能で、アーム部は約40mmまで伸縮します。動画視聴やリモート会議などの様々なシーンでお使い頂けます。コンパクトに折りたためる為、持ち運びにも便利です。端末を設置する部分は、風合いの良い上質な合皮素材の為、端末を優しく支えます。端末をスタンドに乗せた状態で充電ケーブルを接続することが出来るので、動画視聴やリモート会議などの長時間使用する場合も最適です。希望小売価格:オープン価格、参考価格:税込¥1,780スマートフォン用 スタンド アルミ素材JAN:4573540876122 型番:PG-STD03BKJAN:4573540876139 型番:PG-STD04SV重厚感のあるアルミ素材で持ち運びにも便利な折りたたみタイプのスマートフォン用 スタンド です。スタンドの角度調整が可能で、動画視聴やリモート会議などの様々なシーンでお使い頂けます。重厚感のあるアルミ素材ですが、重さは約65gと軽く、コンパクトに折りたためる為、持ち運びにも便利です。端末をスタンドに乗せた状態で充電ケーブルを接続することが出来るので、動画視聴やリモート会議などの長時間使用する場合も最適です。希望小売価格:オープン価格、参考価格:税込¥1,980•このリリースに掲載されている会社名・製品名等は、各社の商標又は登録商標です。•このリリースに記載の内容は、発表当時の情報です。 予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。主要取扱い店舗・株式会社 ヤマダホールディングス・株式会社 ビックカメラ・株式会社 ヨドバシカメラ・株式会社 ケーズホールディングス・株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテ各店)・イオンリテール 株式会社・株式会社 ヴィレッジヴァンガードコーポレーションその他家電量販店、量販店、雑貨店、スマートフォンアクセサリー専門店等の他、下記ECサイトでも販売いたします。株式会社PGA直営ECショップ楽天市場 : Yahoo ショッピング! : Amazon.co.jp : 「Premium Style」とは上質な洗練されたデザインを身に着けて、ちょっとしたことでワンランク上の生活を楽しんでほしいというコンセプトのもとに作られたブランドです。洋服やアクセサリーと同じようにiPhoneケースやイヤホンも毎日持ち運び、身に着けるものです。だからこそ弊社は毎日身につけることに特別感を持ってもらえるような商品づくりをして参ります。会社概要会社名:株式会社PGA所在地:〒224-0046神奈川県横浜市都筑区桜並木20-5代表:代表取締役 黒木光設立:2011年10月事業内容:携帯電話、スマートフォン、タブレット、パソコン、デジタルオーディオ、ゲーム機、カー用品等の関連製品の企画、開発、製造および販売URL: 株式会社PGA公式SNSページはこちらTwitter instagram facebook YouTubePremium Style チャンネル商品の魅力が一目でわかる動画配信中 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月17日『母の残像』『テルマ』を手掛けたヨアキム・トリアー監督の各国賞レースでも注目を集める最新作『The Worst Person In The World』(原題)の日本公開が決定。場面写真も到着した。ユリヤは30歳という節目を迎えたが、人生はどうにも方向性が定まらない。いくつもの才能を無駄にしてきた。年上の恋人アクセルはグラフィックノベル作家として成功し、しきりに身を固めたがっている。ある夜、彼女は招待されていないパーティに紛れ込み、若くて魅力的なアイヴィンに出会う。ほどなくしてアクセルと別れて新しい恋愛に身を投じ、人生の新たな展望を見出そうとするが――。本作は、カンヌ国際映画祭で主演のレナーテ・レインスヴェが女優賞を受賞したのを皮切りに、異彩を放つラブストーリーとして世界中の映画賞で受賞やノミネート。第94回アカデミー賞で主要部門の脚本賞、国際長編映画賞にノミネートされるという快挙を成し遂げた話題作だ。アメリカ公開時には、4スクリーンという限定公開ながら絶好調のスタートを切り、2020-2022年公開の外国語映画では『パラサイト 半地下の家族』、『燃ゆる女の肖像』に続いてスクリーンアベレージ第3位を達成、ロッテントマトでは98%FRESHを獲得(2022/2/9現在)。さらに「鋭く痛烈!まさに傑作」(DEADLINE)、「ユニークで感動的。面白くて、切なくて、最後にはほろ苦い」(IONCINEMA)、「The Worst person in the world is The Best movie in the world.」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)などと絶賛評も寄せられている。『The Worst Person In The World』(原題)は7月1日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2022年02月14日コンビニスイーツといえば、【ミニストップ】のスイーツを忘れてはいけません♡毎年大人気のフォンダンショコラに、待望の新作【とろけるフォンダンショコラいちご】が登場です!スイーツ好きなら、本格的な味わいを楽しんでおくべきですよ♪【ミニストップ】「とろけるフォンダンショコラいちご」出典: Instagram今回ご紹介するミニストップの「とろけるフォンダンショコラいちご」は、Instagramアカウント「コンビニ スイーツ ♡ sweets」さんが投稿している商品です。全国のミニストップにて、375円(税込)で販売されています。温かいフォンダンショコラと冷たいソフトクリームのコラボは最高ですね♪チョコレートにはベルギーチョコを配合していて、チョコ感もたっぷり味わえるとのこと。トッピングには濃厚いちごソース♡出典: Instagramフォンダンショコラとソフトクリームの上には、濃厚ないちごソースがトッピングされています。いちごの粒々が入っている濃厚なソースで、さっぱりとした甘酸っぱい風味だそうです。ソフトクリームとの相性がバツグンとのことで、いちごソースがかかったソフトクリームだけでもおいしそうですよね。「コンビニ スイーツ ♡ sweets」さんも、”これだけで満足なおいしさ”とコメントされています。底には熱々フォンダンショコラ!出典: Instagramそして、その下には熱々のフォンダンショコラが入っています!フォンダンショコラの上にはコーンが入っていて、フォンダンショコラの熱でソフトクリームがすぐに溶けないようになっているみたいです。とろ〜りフォンダンショコラがたまりません出典: Instagramチョコ好きさんの大本命であるフォンダンショコラは、ずっしりとしたガトーショコラのような質感みたいです。フォンダンショコラを割ると、中には熱々でとろ〜りとしたチョコレートソースが入っています!「コンビニ スイーツ ♡ sweets」さんによると、濃厚でほろ苦さのある風味で、しっとり&ねっとりとしたチョコレートケーキとのことです♡フォンダンショコラ全体がとろけるような食感らしく、これは今すぐ食べたくなっちゃいますね。温×冷のミニストップスイーツを楽しんで♪出典: Instagramミニストップのスイーツは、スイーツ好きさんからの人気も高いです。今年のフォンダンショコラをまだ食べていない人は、今年もミニストップへ行く季節がやってきましたよ♪本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事ではコンビニ スイーツ ♡ sweets(sweets.wanta)様の投稿をご紹介しております。記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。また、店舗ごとに在庫が異なるため、お立ち寄りの店舗へお問い合わせください。"
2021年11月15日モンブラン(MONTBLANC)より新作ワイヤレスヘッドフォン「モンブラン MB01 ヘッドフォン」が登場。モンブランの新作ワイヤレスヘッドフォン、メタル素材の高級感のある佇まいモンブランより新たに登場する「モンブラン MB01 ヘッドフォン」は、モンブランのエンブレムを配した大きめのイヤーカップが目を惹くワイヤレスヘッドフォン。洗練されたメタルを素材に用い、レザー仕上げを施すことで高級感のあるルックスに仕上げた。カラーはゴールド×ブラウン、シルバー×ブラックの2種で展開する。高音質な音楽再生&長時間着用可能な軽量設計デザインはもちろん、高感度の40mmネオジムダイナミックドライバによるハイクオリティなサウンドも魅力。人間工学に基づいた軽量設計やソフトなイヤークッションなど、長時間の着用時でも快適な構造もポイントだ。なお、20時間以上駆動するバッテリー、Googleアシスタント対応のハンズフリー機能といったスペックも充実。デイリーから旅行などの長距離移動のシーンまで幅広いシチュエーションに対応してくれるヘッドフォンとなっている。【詳細】モンブラン 新作ワイヤレスヘッドホン「モンブラン MB01 ヘッドフォン」発売時期:2021年9月価格:77,000円【問い合わせ先】モンブランコンタクトセンターTEL:0800-333-0102
2021年09月11日今やスマホが当たり前の時代。でも自分の子供にスマートフォンを持たせるべきか、は実に悩みますよね。「子供の教育のためにスマートフォンを持たせるべきか、答えが出ない」という方はぜひこの記事を参考にしてくださいね。【結論】子供にスマートフォンを持たせてみよう子供には、スマートフォンを与えた方が良いといえます。なぜなら、これからの時代にスマートフォンは必須だから。子供のうちから使いこなすことが大切なのです。今回は、子供にスマートフォンを与えるメリットについて紹介していきます。子供にスマートフォンを持たせる時は、ルール決めが大事子供にスマートフォンを与えるときは、まずルールを決めましょう。なぜなら、ルールがないと長時間使うなどやりたい放題になり親子間トラブルの元になってしまうから。例えば・1日1時間まで・リビングのみで使う・留守番のときは使わない・課金はしない・ママが何を見たかをチェックをする・悪い使い方をしたら親が注意するなどです。子供は夢中になりやすいので、いつでもどこでもスマートフォンを使いたがるかもしれません。しっかりとルールを決めることでスマホ依存になることを防ぐ、トラブルに巻き込まれることを防ぐことができます。ルールを決めるときは、親が一方的に決めるのではなく、お子さんも納得できるように決めることが大切。きちんと話し合ってルールを決めることで、守りやすくなります。子供にスマートフォンを持たせるメリット辞書で調べるよりも簡単!スマホがあれば知りたいことをなんでも簡単に調べることができます。例えばわからない漢字があったとき、庭にいた蝶々の名前を知りたいとき、遠くに住んでいるおばあちゃんの家の周辺の天気を知りたいとき、興味がわいたその瞬間に、調べることができます。これからは辞書をうまく引くことよりも、スマホで早く調べる能力の方が大切です。小さいときから慣れ親しんでおいて、損はありません。友達とのコミュニケーションツールスマートフォンは友達とのコミュニケーションにも役に立ちます。最近のコミュニケーションツールは、LINEという方が多いと思います。これは子供も同じで、スマートフォンを持っている子同士でメッセージのやりとりをしているというのも聞いたことがあると思います。LINEができないから友達との約束ができなかった、話題に入れなかった、ということが起こる場合もあります。大人にとって当たり前のツールは、子供にとっても当たり前になりつつあるのです。SNSをさせるかどうかは悩みどころですが、まずこのことを理解してあげるだけでも、子供にSNSをさせるかどうかを話し合う際役立ちます。また、いちばん便利なのは親子の連絡がスムーズになることです。なぜならスマートフォンであれば、親とは別行動でどこに行く時でも必ず持っていくから。そして、子供が迷子になってしまったという時でも、子供を見つけやすくなります!忙しい父親や遠方の祖父母などとも、いつでも気軽に連絡を取り合えるというメリットもあります。興味の幅が広がるスマホを子供に持たせることで、子供はさまざまな知識を得ることができます。例えば、日本では見ることができない珍しい虫の動画やアート、暗記力や計算がすごいスーパーキッズの動画など。知らない世界、なかなか触れられない世界を動画などで見ているうちに子供は刺激、触発され、興味の幅が深まります。そして、知識を得るだけでなく子供自身のやる気も引き出してくれるでしょう。日常では体験できない、旅行でも体験できないような世界をしれるオンラインの世界。子供自身のスマートフォンであれば、親が指定したものでなく、子供自身が検索をしながら、興味を追及、深掘りしていくことができるので、将来の可能性が大きく広がっていきます。子供にスマートフォンを持たせてみよう今親である世代の方々は、自身が子供の頃にスマホがなかったため、便利すぎるツールを与えることに、危険や不安を感じる方も少なくないと思います。自分がやっていないことを子供にさせることに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。しかし、自分が子供の頃と今を比べてみてください。時代は瞬くようなスピードで進化し続けています。お子さんに、“今最先端”のツールを与えることは、将来に立ち向かえる知識と子供の自信をもたらしてくれるはずです。
2020年10月17日映画『バクラウ 地図から消された村』が、2020年11月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて公開。カンヌ国際映画祭審査員受賞作、ついに日本へ映画『バクラウ 地図から消された村』は、『パラサイト 半地下の家族』がパルムドールを受賞した第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞を獲得。シッチェス・カタロニア国際映画祭では、監督賞含め3冠を達成し、フランスの名映画誌「カイエ・デュ・シネマ」では、2019年ベスト10に選ばれるなど、世界で注目を集めた作品だ。地図上から消えた村「バクラウ」物語の舞台は、ブラジルの片田舎の村「バクラウ」。主人公のテレサは、村の老婆・カルメリータの死をきっかけに、久しぶりに故郷へ帰省する。その日を境に、村では血まみれの死体が発見されたり、給水車のタンクに銃が撃ち込まれるなど、不可解なことが起こり始める。インターネット上の地図から「バクラウ」村は姿を消し、上空には正体不明の飛行物体が現れるように。しかし、これらの出来事は、暴力と惨劇に満ちた世界の幕開けでしかなかった…。ブラジルの名優ソニア・ブラガが主演主人公のテレサを演じるのは、アカデミー賞受賞作『蜘蛛女のキス』のソニア・ブラガ。ブラジルの若手女優バルバラ・コーレン、『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』などラース・フォン・トリアー作品の常連としても知られるドイツ出身の俳優ウド・キアなど、国際色豊かな俳優が脇を固める。監督は、前作『アクエリアス』でカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された、クレベール・メンドンサ・フィリオ。前作に引き続き、ソニア・ブラガと再びタッグを組む。あらすじ村の長老である老婆カルメリータの死をきっかけに故郷の村バクラウに戻ったテレサ。しかしその日から村では不可解なことが次々に起こり始める。突然、村はインターネットの地図上から姿を消し、上空には正体不明の飛行物体が現れる。村の生命線である給水車のタンクに何者かが銃を撃ち込み、村外れでは村人が血まみれの死体で発見される。めったに現れないはずの他所者の来訪、それは血で血を洗う暴力と惨劇の幕開けだった。【作品情報】映画『バクラウ 地図から消された村』公開日:2020年11月28日(土)シアター・イメージフォーラムにて公開監督:クレベール・メンドンサ・フィリオ脚本:クレベール・メンドンサ・フィリオ出演:ソニア・ブラガ、ウド・キア、バルバラ・コーレン、トマス・アキーノ
2020年10月12日第72回カンヌ国際映画祭にて、『レ・ミゼラブル』と共に審査員賞を受賞する快挙を成し遂げた怪作『バクラウ地図から消された村』が日本公開決定。メイン写真が到着した。村の長老である老婆カルメリータの死をきっかけに、故郷の村バクラウに戻ったテレサ。しかし、その日から村では不可解なことが次々に起こり始める。突然、村はインターネットの地図上から姿を消し、上空には正体不明の飛行物体が現れる。村の生命線である給水車のタンクに何者かが銃を撃ち込み、村外れでは村人が血まみれの死体で発見される。めったに現れないはずの他所者の来訪、それは血で血を洗う暴力と惨劇の幕開けだった――。本作の監督は、『アクエリアス』で世界最高峰のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、その年の映画界を席巻したブラジルの俊英クレベール・メンドンサ・フィリオ。本作で描くのは、現代社会に警鐘を鳴らす、暴力に彩られた寓話的世界。『アクエリアス』から引き続き、『蜘蛛女のキス』でその名を国際的に知らしめたソニア・ブラガ、ブラジルを代表する若手女優バルバラ・コーレンが出演し、ラース・フォン・トリアー作品の常連としても知られる怪優ウド・キアら国際色豊かなキャストが出演している。また本作は、カンヌ国際映画祭では、審査員賞を受賞しブラジルに初めての栄冠をもたらし、シッチェス・カタロニア国際映画祭で3冠を達成したほか世界各国の映画祭・映画賞を席巻。フランスの有名映画誌「カイエ・デュ・シネマ」2019年ベスト10で外国映画としては『パラサイト』に次ぐ第4位に選ばれた話題作。そして本作は、映画監督ジョン・カーペンターの楽曲を使用しており、ジャンル映画の巨匠へオマージュが捧げられている。『バクラウ地図から消された村』は11月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バクラウ 地図から消された村 2020年11月28日よりシアター・イメージフォーラムにて公開© 2019 CINEMASCÓPIO – SBS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINÉMA
2020年10月09日昨年のヴェネチア国際映画祭で話題を集めた問題作『異端の鳥』。本作では、ナチスのホロコーストから逃れた主人公の少年が出会う大人たちを、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテルをはじめ、“国際派いぶし銀オールスターズ”ともいうべき豪華俳優たちが演じている。ホロコーストから逃れるべく、ひとりで田舎に疎開した少年(ペトル・コトラール)は、預かり先の叔母が病死したことで、「家に帰る」という強い願いを胸に大自然の中をさまよいながら、村から村へと流浪の旅に出る。その行く先々の場所で出会うことになるのが、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ジュリアン・サンズ、ウド・キアー、バリー・ペッパーが演じる様々な立場の大人たち。彼ら5人の、それぞれのインタビューを収めた貴重な特別映像が解禁された。『プライベート・ライアン』でもスナイパー役だったバリー・ペッパーが演じるのは、ソ連軍の狙撃兵のミートカ。寡黙でとっつきにくい性格だが、少年に親近感を覚えたのか何かと面倒を見る優しさを見せる。ペッパーは「胸を打たれる物語だ。少年を虐待する者もいれば助ける者もいる」と本作を紹介。さらに「“異端の鳥”としての少年を描いている」と、映画のテーマの“核”にも言及する。タランティーノからウェス・アンダーソンまで、名作映画への出演が数えきれないハーヴェイ・カイテルが演じるのは、命の危険が迫っていた少年を助ける心優しい司祭。しかし彼は病に侵され、その余命は幾ばくもなかった。「これは何度も繰り返し伝えられるべき物語」と力説するカイテルは、本作で使用されている人工言語スラヴィック・エスペラント語に挑戦。監督によるとこの言語を使った出演者の中で最も苦戦したのがカイテルだったといい、自分が口にする言葉について「意味も分からない。そんな経験をする俳優も珍しいだろ」と笑顔を見せる。近年ラース・フォン・トリアー作品への出演や『アイアン・スカイ』などに出演するウド・キアーが演じるのは、少年が身を寄せることになる粉屋のミレル。働き者である一方で嫉妬深く、若い妻と同居する作男の不倫を疑い、日増しにその猜疑心が肥大化していく。キアーは「人は嫉妬心から人を殺すこともある」と演じるミレルが抱く感情の行く末をほのめかす。映像にはミレル最大の“見せ場”ともいえる“ちゃぶ台返し”シーンも収録されている。『眺めのいい部屋』など過去120作品以上もの役柄を演じてきたジュリアン・サンズが演じるのは、司祭(カイテル)に助けられた少年を引き取ることになる農夫ガルボス。表の顔こそ敬虔な信者だが、その裏で弱き者を手にかける異常者だった。演じる役柄について、サンズは「とても気性の荒い性格をしている。無骨な男なんだ。非常な面があり、サディスティックでもある。悪いことをして楽しんでる」とガルボスが隠し持つ一面について触れた。そして、アート系から大作まで幅広く出演し、息子たちも俳優として活躍する北欧の“最強一家”の父でもあるスカルスガルドが演じるのは、ナチスの年老いた兵士ハンス。少年が送られてきたドイツ軍の駐屯地で、ナチスの将校から射殺を命じられる。スカルスガルドは、「どんな人間も善と悪のどちらかに分けるのはよくない。人にはいろんな面があるんだ。環境や生い立ちが影響するものだしね」と、本作に登場する全ての人物にも通じる“人間の心理”について言及。ハンスが軍人としての“任務”を果たしたのかは、映画を観れば分かると笑顔をのぞかせた。『異端の鳥』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:異端の鳥 2020年10月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開@2019 ALL RIGHTS RESERVED SILVER SCREEN ČESKÁ TELEVIZE EDUARD & MILADA KUCERA DIRECTORY FILMS ROZHLAS A TELEVÍZIA SLOVENSKA CERTICON GROUP INNOGY PUBRES RICHARD KAUCKÝ
2020年09月23日マックス・フォン・シドーが亡くなった。90歳だった。1929年、スウェーデン生まれ。イングマール・ベルイマン監督の作品で映画俳優としてのキャリアを積み、『偉大な生涯の物語』(65)でハリウッドデビューを果たす。73年には『エクソシスト』に出演、87年の『ペレ』では、スウェーデン俳優として初めてオスカーにノミネートされた。その他の出演作に、工藤夕貴と共演した『ヒマラヤ杉に降る雪』、『デューン/砂の惑星』『ハンナとその姉妹』『マイノリティ・リポート』『シャッター・アイランド』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』など。テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』では、エミー賞にノミネートされた。最初の妻はスウェーデン人、97年から連れ添った再婚相手はフランス人。本人も、2002年にフランス市民権を取得し、スウェーデンの国籍を放棄している。亡くなったのは、南仏、プロヴァンスの自宅だった。文=猿渡由紀
2020年03月10日『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサー陣のもと、新人ザック・ゴッツァーゲンとハリウッドの豪華俳優陣で贈る『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』。この度、シャイア・ラブーフが過去の現場をふり返りながら、この愛すべき新作について語るコメントがシネマカフェに到着した。アメリカ南部を舞台に人生で一度きりの特別な旅に出る冒険物語を描いたのは、本作が長編初監督となるタイラー・ニルソンとマイケル・シュワルツ。2人が書き上げた脚本は、『リトル・ミス・サンシャイン』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』など多くのインディペンデント映画の良作を生み出してきたプロデューサー陣の心を掴み、映画化が実現した。監督・キャスト同士が深く関わりあって、本作を作り上げてきたと語るシャイア。とはいえ、いままでは現場でも監督の指示をあまり聞いてこなかったと過去をふり返る。「私は自分のことしか考えられないタイプの俳優でした。私と仕事をしたことのある監督たちに聞けばわかりますが、彼らとの関わりは、ほとんどありませんでした。監督の言うことに合わせようとしなかったし、話もあまり聞いていませんでした。現場が与えてくれるものに心を開くこともありませんでした」。しかし、今回は自身の中でも一番、監督・キャストと交流したという彼は、「優れた俳優は広い心を持ち、世の中を受け入れるんです。優れた人間も同じです。つまり、優れた俳優や人間というのは、周囲と密接な関わりを持てるんです」と本作を通して得た、新たな考えを明かした。撮影現場では、ダウン症の青年ザックを演じるゴッツァーゲンが自由に演技できるよう、「まず監督が現場にダンスフロアを用意するんです(笑)。ザックがどこをどう動いてもいいように。共演者はそれに合わせないといけない」とジョークを交えつつ、彼の自由な演技に合わせて柔軟に対応してきたという。過去に出演した話題作『ニンフォマニアック』での鬼才ラース・フォン・トリアー監督との現場と比べ、「あの映画は技巧的でした。彼の現場にはホワイトボートがあって、私が歩く場所やカメラの位置が書いてありました。だから、この映画とは正反対ですね」と語る。「フォン・トリアーのあの映画は、彼の独自の手法を取り入れていたので、美的な魅力があります。あれは技巧的なもので、精神的なものではありません。彼は冷たさを好みます。そしてとても重苦しい映画でした。この映画はまったく違います。とても繊細で、温かくて、親しみやすい。重苦しさとは無縁の映画です」と、2作品の違いを分析。そして、「フォン・トリアー監督の作品はその技術に相応しい評価を得たんです。しかしこの映画は、誰も技の名前を知らない、魔法のような作品なんです」と付け加えている。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』は2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ピーナッツバター・ファルコン 2020年2月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2019 PBF Movie, LLC. All Rights Reserved.
2020年02月06日フランスで動員100万人を超える大ヒットを記録した『母との約束、250通の手紙』。この度、セザール賞主演女優賞にノミネートされたシャルロット・ゲンズブールの役作りについて、エリック・バルビエ監督が明かした。本作は、権威あるフランス文学最高峰ゴンクール賞を史上唯一2度受賞し、外交官、映画監督、そしてプライベートでは『勝手にしやがれ』の女優ジーン・セバーグの夫と複数の顔を持ち、最後は拳銃自殺を遂げたことでも知られる、フランスの三島由紀夫とも評される伝説の文豪ロマン・ガリによるベストセラー自伝小説を映画化。第二次世界大戦下の混沌とした時代、フランスを理想化するユダヤ系ポーランド人移民の母親と、その母からフランス大使にして大作家になる将来を託された息子。強烈な個性の母親は過剰なまでの愛情を息子に注ぎ、ひとり息子は翻弄されつつも全力でそれに応え続けていった――。自身の祖母がたどった経歴と演じる役柄が似ていたことが、今回シャルロットの集大成ともいえる見事な演技につながったという本作。バルビエ監督は「いくつかのシーンのリハーサルの後で、シャルロットは『自分の体つきを変えないと』と言ってきた」とふり返る。「もっとお尻やお腹や胸に肉をつけて、髪もよれよれにしないといけないというんだ。衝動的にタバコを吸う人が無意識のうちにする癖を身につけるために、彼女は普段からタバコを吸い始めた。ニナに似せるために、少しアヒルみたいな歩き方もした。ある日シャルロットが、ニナの言葉には訛りがあるはずだと言ってきた。しかし、僕はそれに反対だった。絶対にうまくいかないし、非現実的だと彼女を説得しようとした。でも彼女は引かなかった。撮影の初日、彼女がつけた訛りはぴったりで、本人を生き返らせたような感じだったよ。彼女は、膨大な仕事をこなしながら、遊び心も持つことができて、どこからともなく出てくる新しいアイデアを考慮することができる女優なんだ」と、その役作りについて感服した様子で語った。歌手で俳優、映画監督のセルジュ・ゲンズブールと英女優ジェーン・バーキンの間に生まれ、若いころから注目を浴び、永遠の“フレンチガール”というステイタスシンボルとしての不動の地位を持ち、音楽活動でも成功を収めているシャルロット・ゲンズブール。ラース・フォン・トリアー監督作品では衝撃的な役を演じる一方、どうしても色眼鏡で見られてしまうことが多かった。本作で世界各国の映画評論家を唸らせた、その鬼気迫る演技をスクリーンで確かめてみてほしい。『母との約束、250通の手紙』は1月31日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母との約束、250通の手紙 2020年1月31日より新宿 ピカデリー、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開
2020年01月30日北欧映画の上映イベント「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2020」が、2020年2月8日(土)から2月14日(金)までの期間、東京・渋谷のユーロスペースおよびアップリンク渋谷にて開催される。「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2020」充実の上映プログラム「トーキョーノーザンライツフェスティバル」は、北欧の厳選映画を渋谷の2つの映画館で上映するイベント。イベント10周年を迎える2020年は日本初公開および劇場初公開作品をはじめとする、併映含め19作品をラインナップする。過去開催時の上映作品や初期北欧映画に注目まず注目は、「トーキョーノーザンライツフェスティバル」第1回開催時上映作品『ショー・ミー・ラヴ』(1998)のデジタルリマスターアンコール上映。夢見る少女たちの恋愛とリアルな10代を描いた、ルーカス・ムーディソン監督の長編デビュー作をより鮮明な映像で楽しむことが可能だ。そして、2019年には新作のホラー映画『ハウス・ジャック・ビルト』(2019)を公開した監督、ラース・フォン・トリアーの『メディア』(1998)や、フィンランドを代表する映画兄弟・カウリスマキ兄弟による『嘘つき』(1981)など、北欧映画史初期の作品も見逃せない。監督特集ではアンナ・オデルにフォーカスまた、監督特集では、ドキュメンタリーとフィクションの境界を曖昧にしながら挑発的に問題を提起するスウェーデン出身監督、アンナ・オデルにフォーカス。『X&Y』(2018)『同窓会~アンナの場合~』(2013)の2作品を上映し、映像を通して人間の本質に迫る、彼女の実験的な表現方法を体感すること出来る。「北欧パノラマ」日本&劇場未公開作品が集結さらに、「北欧パノラマ」では、日本および劇場未公開の8作品をピックアップ。アカデミー賞デンマーク代表作品に選出された衝撃作『クィーン・オブ・ハーツ(原題)』(2019)や、原宿に憧れているオスロに住む少女の孤独と絶望を幻想的に描いた『HARAJUKU』(2018)などを上映する。10周年記念企画「レトロスペクティブ」アップリンク吉祥寺で開催なお、「トーキョーノーザンライツフェスティバル」10周年記念企画として、2019年12月17日(金)から2020年1月2日(木)まで期間、アップリンク吉祥寺にて北欧映画を上映。『ビッチハグ』(2012)『ゾンビ&ザ・ゴースト・トレイン』(1991)『チーム・ハリケーン』(2017)など、バラエティに富んだ6作品を日替わりで上映する。【詳細】■トーキョーノーザンライツフェスティバル 2020会期:2020年2月8日(土)~2月14日(金)会場:ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5)、アップリンク渋谷(東京都渋谷区37 宇田川町37−18トツネビル1-2F)チケット料金:一般 1,500円※チケットは各上映3日前より窓口およびオンラインにて販売。また、2020年1月11日(土)から24日(金)までの期間、1,300円均一で先行販売。<上映作品>『ショー・ミー・ラヴ』(1998)、『メディア』(1998)、『嘘つき』(1981)、『ジャックポット2』(1982)(『嘘つき』と併映)、『X&Y』(2018)、『同窓会~アンナの場合~』(2013)、『生恋死恋』(1918)、『マッチ売りの少女』、『王様とナイチンゲール』、『みにくいアヒルの子』、『雪の女王』、『クィーン・オブ・ハーツ(原題)』(2019)、『HARAJUKU』(2018)、『ザ・コミューン』(2016)、『ホワイト、ホワイト・デイ』(2019)、『ロード・オブ・カオス』(2018)、『サイコビッチ』(2018)、『陰謀のデンマーク』(2019)、『ディスコ』(2109)■10周年特別企画「レトロスペクティブ」会期:2019年12月27日(金)~2020年1月2日(木) 1月1日(水)は休館会場:アップリンク吉祥寺(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1 吉祥寺パルコ地下2階)料金:一般 1,300円※上映時間は12月25日(水)に決定。公式サイトにて発表。※チケットは12月25日(水)より販売開始。<上映作品>12月27日(金)『ビッチハグ』(2012)、12月28日(土)『オスロ、8月31日』(2011)、12月29日(日)『ゾンビ&ザ・ゴースト・トレイン』(1991)、12月30日(月)『チーム・ハリケーン』(2017)、12月31日(火)『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(2013)、1月2日(木)『グッド・ハート』(2013)
2019年12月19日映画を中心に北欧文化を発信してきた「トーキョーノーザンライツフェスティバル」。2011年のスタートから記念すべき10周年を迎える今回、10周年記念企画として過去上映作品の中から人気のあった作品をピックアップした「レトロスペクティブ」が上映されることになった。10周年記念企画「レトロスペクティブ」12月27日より1週間限定上映ヨアキム・トリアーの出世作『オスロ、8月31日』や、第26回東京国際映画祭・東京サクラグランプリ『ウィ・アー・ザ・ベスト!』、ポール・ダノ主演『グッド・ハート』など、国内未公開、未ソフト化の6作品がそろった。ラース・フォン・トリアー&カウリスマキ兄弟の初期作も上映プログラム記念すべき第1回目に上映したルーカス・ムーディソン監督の『ショー・ミー・ラヴ』をデジタルリマスターでスペシャル・アンコールとして上映。スウェーデンの田舎町を舞台に、「ここではないどこか」を夢見る10代の少女たちの恋愛と切実さを描く。また、北欧映画界の重鎮ラース・フォン・トリアーとカウリスマキ兄弟の初期の傑作を特集し、監督特集では、スウェーデン出身のアンナ・オデル監督にスポットを当てる。大学の卒業制作で、公共の場で精神病患者を演じて物議を醸しながらも、長編デビュー作でその実力を知らしめた恐るべき才能の持ち主。デビュー作の劇場未公開『同窓会~アンナの場合~』と、ジャパンプレミアとなる2作目『X&Y』を上映。さらに、北欧の話題作を集めた「PANORAMA」の特集では、サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、アカデミー賞国際長編映画賞デンマーク代表作品に選出された『クィーン・オブ・ハーツ』(原題)、日本のポップカルチャーに憧れる少女が主人公の『HARAJUKU』、遺品から亡き妻の不貞の痕跡を発見した元警官の狂気を描く『ホワイト、ホワイト・デイ』、第32回東京国際映画祭コンペティション部門選出のノルウェー『ディスコ』ほかジャパンプレミアを含む8作品を上映。デンマークが生んだ童話王ハンス・クリスチャン・アンデルセンの数ある映像化作品の中から、その芸術性と技術が世界的にも高い評価を受けた学研のアート・アニメーション4作品を「アンデルセン短編集」として上映する。「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2020」は2020年2月8日(土)~2月14日(金)、ユーロスペース、アップリンク渋谷にて開催。(text:cinemacafe.net)
2019年12月18日村上春樹作家活動40周年となる今年、公開が決定している『ドリーミング村上春樹』。ちょうど40年前(1979年)の本日7月23日、村上氏が小説「風の歌を聴け」(講談社)で鮮烈な作家デビューを飾ったことを記念し、本作の予告編が解禁された。デンマーク出身、今年6月より群馬県桐生市に在住する翻訳家のメッテ・ホルム。1995年に「ノルウェイの森」と出会って以来、「海辺のカフカ」「1Q84」「騎士団長殺し」など、20年以上にわたり村上春樹の作品をデンマーク語に翻訳してきた。村上春樹の作品はこれまで世界50言語以上に翻訳されてきたが、そのほとんどが英語からの翻訳、メッテのように“日本語から直接翻訳”することは珍しかった。本作は2016 年、村上春樹がアンデルセン文学賞を受賞し、デンマークを訪れて王立図書館でメッテと対談する瞬間と、同時期にメッテが村上春樹のデビュー小説「風の歌を聴け」の翻訳に挑む貴重な姿を捉えていく――。本作では映画のカメラとは別に、村上春樹の短編小説「かえるくん、東京を救う」(短編集「神の子どもたちはみな踊る」に集録)の“かえるくん”の視点で追うメッテ・ホルムの姿も捉えており、この度解禁となった予告編にも“かえるくん”が登場する。監督のニテーシュ・アンジャーンは、村上春樹の「1Q84」の世界観を例えに、人が誰かを愛し、誰かに愛された瞬間に世界が変わって見えるという。映画では、メッテが村上春樹の翻訳に没頭すると“かえるくん”が現れ、村上春樹との対談が近づいた瞬間に2つの満月が現れることに。本作品で使用されているビジュアル・エフェクトは、デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー『ハウス・ジャック・ビルト』や、ニコラス・ウィンディング・レフン『ネオン・デーモン』のビジュアル・エフェクトを制作した北欧最新のVFXチーム「TGBVFX」が手掛けている。また、本作の公開を記念し、公開劇場である新宿武蔵野館で、村上春樹原作の初めての映画化となった『風の歌を聴け』35mm版(大森一樹監督作品)の一夜限りの特別上映会の開催が決定。当日はメッテ・ホルム本人とスペシャルゲストを招いた上映後イベントも実施される。『ドリーミング村上春樹』は10月19日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月23日『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ニンフォマニアック』などの衝撃作を世に送り出したラース・フォン・トリアー監督が贈る待望の最新作『ハウス・ジャック・ビルト』の本編映像がシネマカフェに到着した。今回到着した本編映像は、ライリー・キーオ演じるジャクリーンが死の恐怖に怯え、泣き叫ぶ様子が映し出されている。シリアル・キラーであることを隠すだけでなく、まるで実在した凶悪犯テッド・バンディのように松葉杖をついて他人の目を欺くまでになっていたマット・ディロン演じるジャックが次なるターゲットとして目を付けたのは、臆病な女の子ジャクリーン。ジャックが“当時夢中になっていた女性”と明かすだけあり、最初はラブラブなおうちデートを楽しんでいた2人だが、ジャックの異常さに気づいたジャクリーンが、こっそりと部屋からの逃走を試みる。しかし、背後からの殺気に気づくと、そこには先程の甘いマスクを剥ぎとり、すっかりシリアル・キラーのスイッチが入ったジャックの姿が…。「お前にはがっかりだ。すぐ逃げ出すのは悪い癖だぞ。楽しくやっていたのに」と、得意のガッカリ顔を見せるジャックの手には家の鍵。そして、杖無しに平然と佇む姿から、ジャクリーンはジャックが世間を騒がせている連続殺人犯であることに気づく。絶望の表情を浮かべて涙を流すジャクリーンとは打って変わって、「叫びたいなら、今叫ぶことだ…」と優しい表情で促すジャック。さらには、訳も分からずただひたすらに叫ぶジャクリーンに、「それが悲鳴か?ここに殺人鬼がいるぞ!」と、何故だか一緒になって叫び、扉を連打するジャック。何故誰も助けに来てくれないのか!?実際に発生した、“ある女性が暴行され刺殺されるまでの間、38人がその様子を目撃したり悲鳴を聞いたりしたのに、警察に通報する者は一人もいなかった”という戦慄の事件を思い起こさせる、ある意味とてもリアルなこのシーン。持ち前の“究極のサイコパス”を炸裂させるジャックと、大パニックに陥ったジャクリーンによるカオスな状況に、恐れおののかずにはいられない本編映像に仕上がっている。映像の続きにおいても想像を絶する展開が描かれていくが、ジャックを演じたマット・ディロンは「このシーンはヴァイオレンスであるとともに、ジャクリーンにとって屈辱的でもある。準備している段階で僕は、演じられないと思った。それをラースに相談したら、“ただ僕を信じて”と言われた。だから僕は彼を信じたし、この素材を信じた」と撮影時の胸中を語った。また、「この経験は俳優として僕がこれまで行ったことがない場所に導くと思った。幸いライリーとのシーンは、彼女がとても優れた女優で、彼女もラースを信頼していたし、この映画のことをよく理解していたことが助けになったよ」と、監督やライリーとの深い信頼関係なしには、乗り越えられないほど過酷なシーンであったことを明かしている。マット・ディロンに“演じられない”とすら思わせた凶悪なシリアル・キラー、ジャックが巻き起こす衝撃のエピソードの中身とは一体何なのか…!?是非スクリーンでチェックしてみて。『ハウス・ジャック・ビルト』は新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハウス・ジャック・ビルト 2019年6月14日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31,ZENTROPA SWEDEN,SLOT MACHINE,ZENTROPA FRANCE,ZENTROPA KÖLN
2019年06月15日『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ニンフォマニアック vol.1/vol.2』などの衝撃作を世に送り出したラース・フォン・トリアー監督が贈る待望の最新作『ハウス・ジャック・ビルト』の本編映像がシネマカフェに到着した。今回到着した本編映像では、ユマ・サーマンが圧巻の演技力で、マット・ディロン演じる主人公ジャックを煽りまくる様子が映し出されている。人気のない雪道で車が故障し、立ち往生していたひとりの女。そこに偶然車で通りかかったジャックは修理工場まで連れていってほしいとせがまれ、面倒くさがりながらも承諾する。しかし車を走らせた途端、女は自分から頼み込んだにも関わらず、「やだ。大失敗。知らない人の車に乗るなと親に言われているの」「あなた殺人鬼かも。そんな気がするわ」と、傲慢で失礼な言葉を連発。最初は苛つきながらも適当に返していたジャックだったが、「このバンのせいね。誘拐犯がよく使う車でしょ」「どうすれば助かるかしら?もちろん、このジャッキであなたの頭を殴るわ」と、神経を逆なでするようなおしゃべりを続ける彼女に次第に怒りを募らせていく…。逃げ場のない車内、空気を読まない饒舌な女、手を伸ばせば届く場所には鉄製の重いジャッキ…。シリアル・キラーを主人公にした作品でここまで舞台が整っていると、観ている者には“絶望”の二文字しか浮かばないが、そんな心配を他所に女はなおも余計なことを話し続ける。彼女は無事にジャックの車から降りることができるのか?名優同士の会話の応酬というだけでも十分見応えがあり、その後の展開が気になる本編映像となっている。『ニンフォマニアック vol.1』に続き、トリアー作品への出演が本作で2作目となったユマは、「とてもチャレンジングな役を与えてもらうことができて、わたしにとって素晴らしい経験になったわ。だから新作の脚本が送られてきたときは、すごくドキドキしたし、実際中身を読んでみた後も“OK…はじまるわよ!”って心の中で思ったの(笑)」と、衝撃的な内容が描かれる本作もかなり意気込んで挑んだことを明かした。また、トリアー監督については「彼はキャストにとっては最高の監督よ。驚くほどに繊細で、どのような人にも寛大なの」と、その人柄を大絶賛している。カンヌ国際映画祭ではその過激な内容に途中退出者が続出したという本作。そんな凄まじい展開にハラハラドキドキしながら、最後までしっかりとその目で物語の結末を見届けて。『ハウス・ジャック・ビルト』は6月14日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハウス・ジャック・ビルト 2019年6月14日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31,ZENTROPA SWEDEN,SLOT MACHINE,ZENTROPA FRANCE,ZENTROPA KÖLN
2019年05月19日カンヌ国際映画祭追放処分を受けてから7年、第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で待望の完全復活を果たしたラース・フォン・トリアー監督最新作『ハウス・ジャック・ビルト』。この度、本作初の映像となる日本オリジナル版予告映像と新場面写真が公開された。カンヌ国際映画祭では途中退出者が続出したにもかかわらず、上映終了後はスタンディング・オベーションも巻き起こったという話題の本作。今回到着した映像では、建築家を夢見る主人公・ジャック(マット・ディロン)が、理想の家作りに励むシーンからスタート。しかし、ある日山道で出会った女の「あなた殺人鬼かも。私にはそう見える」という挑発的な態度で狂気に目覚め、勢いのままに襲い掛かってしまう衝撃的な場面に移り変わると、泣き叫ぶ女性や拘束された男性、親子にも狙いをつけていく、究極のサイコパスと化したジャックの姿が次々と映し出される。さらに、同時に公開された場面写真では、シリアル・キラーのジャックや第一の被害者役のユマ・サーマン、先日死去した名優ブルーノ・ガンツ演じる謎の男ヴァージの姿が切り取られている。『ハウス・ジャック・ビルト』は6月14日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハウス・ジャック・ビルト 2019年6月14日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31,ZENTROPA SWEDEN,SLOT MACHINE,ZENTROPA FRANCE,ZENTROPA KÖLN
2019年03月17日sacai(サカイ)とビーツ・バイ・ドクタードレ(Beats by Dr. Dre)のコラボレーションイヤフォン「BeatsXイヤフォン sacai スペシャル・エディション」が登場。2019年3月5日(火)より、sacai 青山店、アップルストア、ドーバー ストリート マーケット ギンザにて発売される。「BeatsXイヤフォン sacai スペシャル・エディション」は、ケーブルにビーズを通した、アクセサリー感覚で身に着けられるイヤフォン。sacaiの、意外なものを掛け合わせるというハイブリットな発想を反映したデザインだ。ビーズの組み合わせは、自分好みに組み替え可能で、各々のスタイルを表現できる。カラーは、バーンレッド、ピュアホワイト、ディープブラックの3色で展開される。ベースとなっている「BeatsXイヤフォン」は、iOSデバイスおよびAndroidデバイスとの互換性を備え、最大8時間好きなミュージックを楽しむことができるワイヤレス・イヤフォン。そのイヤーチップは複数のサイズを用意しているため、あらゆる人の耳にしっかりとフィットすることができる。また、「BeatsX sacai スペシャル・エディション」は、sacaiの2019年秋冬メンズコレクション、2019年ウィメンズプレフォールコレクションのランウェイで初めて披露され、注目を集めた。【詳細】sacai×ビーツ・バイ・ドクタードレ「BeatsXイヤフォン sacai スペシャル・エディション」発売日:2019年3月5日(火)取扱店舗:sacai 青山店、アップルストア、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、アップル オンラインストアカラー:バーンレッド、ピュアホワイト、ディープブラック価格:14,800円+税【問い合わせ先】アップルストアコールセンターTEL:0120-993-993
2019年03月04日映画『ハウス・ジャック・ビルト』が、2019年6月14日(金)に新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。途中退出者続出!シリアルキラーの12年間を描いた問題作映画『ハウス・ジャック・ビルト』は、あるきっかけから殺人に没頭しシリアルキラーと化してしまう、建築家になる夢を持つ技師・ジャックが主人公。彼の5つのエピソードを通して、“ジャックの家”が建つまでの12年間の軌跡が描かれる。とはいえ、これは鬼才ラース・フォン・トリアーの作品。ただただ主人公による連続殺人を描いている訳ではない。物語は全く想像のつかない世界へと展開されていくという。ジャックが自らの作品作りのように殺人に没頭する 姿 を描く内容から、カンヌ国際映画祭では映画を見続けることができない人が続出。途中で退出する人が続出した。それにも関わらず、上映後にはスタンディングオベーションが鳴りやまないという珍しい光景が見られた。賛否真っ二つの異様な作品だ。その過激さからアメリカでは映画協会による修正版のみ正式上映が許可されたが、日本ではR18+指定で無修正完全ノーカット版で上映が実現する。監督は鬼才ラース・フォン・トリアー監督を務めるのは、第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で、7年間の追放処分から待望の復帰を果たした、ラース・フォン・トリアー。これまでに『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『アンチクライスト』といった作品を手掛け、輝かしい受賞歴を誇る一方、あらゆるタブーに切り込み様々な反響を巻き起こしてきた人物だ。マット・ディロン、ブルーノ・ガンツら豪華俳優陣が集結そんなラース・フォン・トリアー監督の元に集結したのは、『クラッシュ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマット・ディロン、『ベルリン・天使の詩』で知られる名優ブルーノ・ガンツ、『アンダー・ザ・シルバーレイク』のライリー・キーオといった超豪華俳優陣。鬼才の演出と、キャストの卓越した演技のアンサンブルで観客の感性を刺激する。ストーリー1970年代の米ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックはあるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭する・・・。彼の5つのエピソードを通じて明かされる、 “ジャックの家”を建てるまでのシリアルキラー12年間の軌跡。【作品情報】映画『ハウス・ジャック・ビルト』レーティング:R18+公開日:2019年6月14日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー監督・脚本:ラース・フォン・トリアー出演:マット・ディロン、ブルーノ・ガンツ、ユマ・サーマン、シオバン・ファロン、ソフィー・グローベール、ライリー・キーオ、ジェレミー・デイビス
2019年03月02日『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ニンフォマニアック』のラース・フォン・トリアー監督最新作『The House That Jack Built』(原題)が、『ハウス・ジャック・ビルト』の邦題で6月14日(金)に日本公開決定。併せて、日本オリジナル版のポスタービジュアルが到着した。自らのうつ病体験を投影させた『メランコリア』や、女性のセクシュアリティを大胆に描いた『ニンフォマニアック』などを手掛け、輝かしい受賞歴を誇る一方、あらゆるタブーに切り込みセンセーショナルな反響を巻き起こしてきたトリアー監督。問題発言によるカンヌ国際映画祭追放処分を受けてから7年、昨年の第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で待望のカムバックを果たした最新作が『ハウス・ジャック・ビルト』だ。本作は、1970年代の米ワシントン州が舞台。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックは、あるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭。彼の5つのエピソードを通じて明かされる、“ジャックの家”を建てるまでのシリアルキラー12年間の軌跡を描く。カンヌ国際映画祭では、途中退出者が続出したにもかかわらず、上映終了後はスタンディング・オベーションが鳴りやまないという、賛否両論を巻き起こした本作。アメリカでは、あまりの過激さにアメリカ映画協会(MPAA)が手を加えた修正版のみ正式上映を許可。先立ってノーカット版を1日限定140館で上映したところ、全米興収ランキングでデイリー11位を記録し、物議を醸した。今回日本では、“無修正完全ノーカット版”がレイティングR18+にて上映実現!トリアー監督完全復活作品となる本作は、映画ファン必見だ。日本公開にあたり、邦題について権利元を通じてトリアー監督に確認をしたところ、「本作においては、タイトル自体とても重要で、それを変えることは映画そのものを変えてしまうことにもなりかねない」という回答があったそう。しかし、公用語に冠詞や関係代名詞を持たない国でのタイトルについては、それらを削除することが許可され『ハウス・ジャック・ビルト』が正式な邦題として決定した。キャストには、『クラッシュ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマット・ディロンや、『ベルリン・天使の詩』で知られ、先日死去した名優ブルーノ・ガンツ。また、『ニンフォマニアック Vol.1』にも出演していたユマ・サーマン、『ローガン・ラッキー』『アンダー・ザ・シルバーレイク』のライリー・キーオら豪華な顔ぶれとなっている。また、併せて到着した日本オリジナル版ビジュアルは、家の向こうから主人公ジャックが怪しい視線をこちらに送る、まさに「ゾッとするほど、魅力的」な、どこかポップな一枚となっている。『ハウス・ジャック・ビルト』は6月14日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年02月27日ダコタ・ジョンソンやティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツと実力派女優が豪華共演することでも話題の『サスペリア』。今回は、ダコタ演じる主人公が舞踏団で初めて友達になる少女を演じた新鋭女優ミア・ゴスに注目した。『フィフティ・シェイズ』シリーズ3部作で一躍トップ・スターとなった主演のダコタ・ジョンソン、ルカ・グァダニーノ作品の常連であるオスカー女優ティルダ・スウィントン、『キック・アス』で大ブレイク後も数多くの話題作に出演する実力派クロエ・グレース・モレッツなど、豪華女優陣が共演することでも大注目の本作。そんな才能溢れる女優陣の中で、ひと際眩しい光を放つのが若手女優ミア・ゴスだ。「ミュウミュウ(MiuMiu)」や「プラダ(PRADA)」のフレグランスの広告塔を務めるなどモデルとして活躍する一方で、2013年に奇才ラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアック Vol.2』に出演。過激なセックス描写が物議を醸した作品だが、シャルロット・ゲンズブールらに囲まれながら堂々の映画デビューを飾った。その後、『The Survivalist』(未/15)での演技が高く評価され、2015年度英国インディペンデント映画賞にて新人賞にノミネートされるなど、着実に女優としてのキャリアを重ねている。そんな彼女が『サスペリア』では“マルコス・ダンス・カンパニー”のダンサーのひとりであり、舞踏団にやってきたダコタ演じるスージーが最初に友人となるサラを演じる。「私はずっと彼の大ファンだったの。だから、ただ話をするのも、それだけで私にとってすごいことだったわ」と語るほどルカ・グァダニーノ監督の大ファンだったというミアは、自身の演じたサラが、舞踏団のカリスマ振付師であるマダム・ブラン(ティルダ)を盲信する熱烈な支援者から、不可解な出来事の原因を突き止めようとする、些細な疑惑をも見逃さない追跡者へと変化することに好奇心をそそられたというミア。「彼女は特権階級の出身で、それまで大した苦労もしないできたの。彼女をトラブルに巻き込んだのは、彼女自身の好奇心や執着のせいだっただろう、って監督なら言うかもしれないわね。好奇心で身を滅ぼしたのね」とサラのキャラクターについて意味深に告白。グァダニーノ監督も、オーディションでサラ役を勝ち取ったミアについて「正直言って、この映画の彼女は最高だったよ」とはばかることなく褒めており、まさしく実力派女優の仲間入りを果たしたといえよう。さらに彼女は『サスペリア』の撮影で「実際に、自信をつけることができた。こんなチャンスはめったにないから、お互い協力しあったの。出来上がりは信じられないほど素晴らしいものだから、期待していた以上の成果だったわね」と語り、本作がさらなるステップアップにつながったようだ。モデルに女優に大活躍のミア・ゴスから今後も目が離せない。『サスぺリア』は1月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サスペリア(2018) 2019年1月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC All Rights Reserved
2019年01月14日“体当たり”の演技ですべてをさらけ出す…。R指定映画は演じる俳優、女優にとって新境地となるばかりでなく、観る者にも新たな発見やトキメキを与えてくれるもの。家族が寝静まったころにひとりで、あるいは女友達やパートナーと、夜更かししたいときに観たい官能映画をピックアップ。『娼年』体を重ねることで主人公も目覚めていく…【R18+】戦隊ヒーローから朝ドラ、今年はさらに日曜劇場へ。国民的知名度を誇る松坂桃李が、30歳を前に一糸まとわぬ熱演を見せた『娼年』(18)。R15+指定の舞台版も手がけた三浦大輔監督のもと、共演の女優たちと“綿密なリハーサル”を行なったというだけに、ほかの映画なら隠すところ、お茶を濁すところを赤裸々にすべて見せるだけでなく、大都会で喪失感を抱え、何の目的もなしに生きる青年の心の成長を映し出した。さまざま欲望や愛の形について何気に考えさせられる(そして可笑しみもある)、どこかフランス映画のような雰囲気のある1本。『花宵道中』安達祐実の初脱ぎが話題に【R15+】2018年「海月姫」から「リーガルV」までバイプレイヤーとして引っ張りだこだった安達祐実が、キャリア初の花魁を演じ、ヌードを披露したことも話題となった『花宵道中』(14)。2006年の第5回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をW受賞した原作を映画化した。安達さんは江戸末期の新吉原、身体が火照ると柔肌に“赤い花が咲く”と話題の花魁・朝霧を儚くも、ときに凛々しく演じた。運命の相手とようやく結ばれるシーンは“これ限り”だからこそ、どこまでも濃密で美しい。相手役は『ダブルミンツ』『にがくてあまい』の淵上泰史が務めた。『花芯』嫉妬に狂う林遣都も必見【R15+】「中学聖日記」6話から登場し、育児放棄の母親を演じていた村川絵梨が2016年に主演した『花芯』。瀬戸内寂聴が瀬戸内晴美と名乗っていたころに発表した恋愛小説が原作。親の決めた許婚・雨宮(林遣都)と愛のない結婚をし、体を重ねても心ここにあらず、夫の転勤先で出会ったワケありの越智(安藤政信)に恋焦がれるという役どころで、村川さんはトップレスも辞さずに花開いていく園子を熱演。『海を感じる時』の安藤尋監督により、可憐さと激しさが同居するラブシーンに挑んだ。嫉妬に狂い、豹変していく林さんにも要注目。『アンダー・ハー・マウス』エリカ・リンダーに惚れる!【R18+】中性的な美貌で注目を集めるトップモデル、エリカ・リンダーの初主演映画『アンダー・ハー・マウス』(18)。エイプリル・マレン監督をはじめ脚本家、撮影監督、プロデューサー、照明など全スタッフが女性で、女性同士のセックスから始まる愛をつぶさに描いた。昼は大工として働き、毎晩のように違う女性と関係を持っていたダラスも、男性の婚約者がいるキャリアウーマンのジャスミンも、深まる関係によって初めて自分の居場所を見つけていく。『アデル、ブルーは熱い色』が陽光に映し出された絵画ならば、こちらはネオンの中のリアル。『お嬢さん』過激なエロスと騙し合いに目が離せない【R18+】欲に目がくらんだ者たちの騙し合い、どんでん返し満載のサスペンスに過激なエロスがからみ合っていく。韓国が誇る異才にして天才パク・チャヌク監督の手により、英国作家サラ・ウォーターズのミステリー小説「荊の城」が舞台を第2次大戦中、日本統治下の朝鮮半島に変えて大胆に生まれ変わった『お嬢さん』(16)。特にお嬢さん(キム・ミニ)と侍女(キム・テリ)の交わりは刺激的ではあるものの、甘美で深い愛を感じずにはいられない。さらに、卑わいなワード連発の朗読会や春画には赤面しつつも、うっとりするような映像美にも目が離せない。『ニンフォマニアックVol.1/Vol.2』観た後に語り合いたくなる?【R18+】ここまで女性の性を赤裸々に語った映画は初めてかもしれない。セックスの最中に我が子を失い、喪失感と自責の念から狂気にとりつかれていく妻を演じた『アンチクライスト』以来、ラース・フォン・トリアー監督のミューズとなったシャルロット・ゲンズブール、そして『グッバイ・ゴダール!』のステイシー・マーティンが映画デビューとは思えないほど、すべてをさらけ出す。自らを“ニンフォマニアック=色情狂”と断言するシャルロット扮する主人公ジョーが、偶然出会った年配の男(ステラン・スカルスガルド)にその半生を独白していくが、8つの章からなる2部作、計240分のセックス談義の行方は…?過激さが増すほどコミカルに見えてくるのは『娼年』とも通じるものが!?(text:Reiko Uehara)■関連作品:ニンフォマニアック Vol.1 2014年10月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国にて公開© 2013 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31 APS, ZENTROPA INTERNATIONAL KOLN, SLOT MACHINE, ZENTROPA INTERNATIONAL FRANCE, CAVIAR, ZENBELGIE, ARTE FRANCE CINEMAニンフォマニアック Vol.2 2014年11月1日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国にて公開© 2013 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31 APS, ZENTROPA INTERNATIONAL KOLN, SLOT MACHINE, ZENTROPA INTERNATIONAL FRANCE, CAVIAR, ZENBELGIE, ARTE FRANCE CINEMA花宵道中 2014年11月8日より全国にて公開© 2014 東映ビデオお嬢さん 2017年3月3日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVEDアンダー・ハー・マウス 2017年10月7日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開© 2016, Serendipity Point Films Inc.娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2019年01月02日北欧といえば、女子が憧れるインテリアやライフスタイルで知られていますが、その洗練されたセンスは映画界でも注目の的。そんななか、北欧ホラーの新たな衝撃作が誕生し、話題となっています。今回ご紹介する作品とは……。美しくも恐ろしいイノセントホラー『テルマ』!【映画、ときどき私】 vol. 193ノルウェーの人里離れた田舎町で生まれた少女テルマ。信仰心が強く、抑圧的な両親のもとで育ったテルマには、なぜか幼少期の記憶がなかった。その後、大学生となったテルマは、学校に通うため、オスロでひとり暮らしを始めることに。そこで出会った同級生のアンニャと初めての恋に落ちるテルマ。募る欲望と罪の意識とに引き裂かれそうになりながらも、魅力的な彼女に惹かれていってしまうのだった。そして、テルマは不可解な発作に襲われるようになり、そのたびに周囲では不気味な出来事が起こるようになる。封印されたはずの “恐ろしい力” がついに解放されようとしていた……。本作はアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞では外国語映画賞のノルウェー代表にも選ばれ、さらに世界各国の映画祭を震撼させた話題作ですが、今回はこの作品に込めた思いをこちらの方に聞いてきました。それは……。北欧が誇るヨアキム・トリアー監督!鬼才ラース・フォン・トリアー監督の親戚でもあるヨアキム・トリアー監督(写真・右)は、2006年に長編監督デビューし、本作が長編4作目。現在は、ノルウェーを拠点にしていますが、すでに国際映画祭の常連となるほどの才能を見せつけており、2013年には「ニューヨーク・タイムズが選ぶ注目の監督20人」にも選出されたことがあるほど。そこで、新たな挑戦ともなった本作について、語ってもらいました。何にも縛られないジャンルを超えた作品になった―監督自身は本作を「ロマンティック・スーパーナチュラル・スリラー」と名付けているように、ジャンルにとらわれないあらゆる要素が含まれていますが、このストーリーをどのように構築していったのでしょうか?監督僕はこれまでの長編3作品では、人間関係や人間の心理に迫るものばかりを手がけてきていたから、今回は自分なりに空想の世界に飛び込んでみようと、純粋なホラーを作りたいと最初は思っていたんだ。でも、あまりにも僕の心がキャラクターに寄り添いすぎてしまったから、ホラーという意味では違うものになってしまったともいえるかもしれないね(笑)。―その過程で影響を受けたり、意識していたりしたことはありますか?監督今回は、スティーヴン・キングやヒッチコックの映画で描かれてきたようなサスペンスの手法と人間の意識下にあるものとをミックスしてみたいというところからスタートしていたんだ。「我々が頭のなかで描くファンタジックな空間」というのを模索してみたかったからこそ、いままでのアプローチとは違うものになったんじゃないかな。だから、この作品というのは、枠組みに収まったり、何かに縛られたりするようなものではなく、ジャンルを超えたものになったんだ。そして、それと同時に映画で伝統的に描かれてきた “スーパーナチュラル” を祝福する映画でもあるんだよ。映像においてこだわったこととは?―そういった意味でも監督にとっては、チャレンジの多い作品だったということですね。特に、映像的なチャレンジが大きかったと感じているようですが、なかでも難しかったことはどんなことでしょうか?監督いまはデジタル技術が進化してCGが使えるようになっているけれど、やはり観客にとって実際に撮るものと感覚的に等しいものでなければいけないんだ。つまり、「見て信じられなければ成立しない」ということなんだよ。だからこそ難しいんだけど、この作品では人間の髪や氷を描くのが一番大変だったかな。というのも、人間がもともと知っているものだから、ちょっとでも違うと、みなさん「違う」と本能的に反応してしまうからね。ロボットや怪獣のような空想的なものは、実際に存在しないものだから共有できてしまうんだけど、今回は触れられるようなリアルさと「わかるわかる」と感じさせるようなものを作るというのが大切なポイント。僕にとって映画というものは、体験するものであり、感じるものであるから、そこがすごく重要だったんだ。本作ではデジタル技術において素晴らしいコラボレーターたちを北欧から集めて作ることができて、僕にとっては最高な経験だったよ。肉体と映画がつながる瞬間を体感できるはず―こだわりの映像のなかでも、テルマがフラッシュライトを浴びるシーンが印象的で、まるで自分とテルマがリンクするような感覚にもなりましたが、あのシーンに込めた思いを教えてください。監督あのフラッシュライトはすごく考え抜いて取り入れたんだけど、映画的空間においても重要な部分なんだ。僕は幼い頃から、世界中の映画を観てきたシネフィルで、たとえば塚本晋也監督の『鉄男』シリーズやアメリカのホラー映画とかをたくさん観まくってきたけど、そのなかで自分が一番グッとくるのは、やはり映像。特に、自分の肉体と映画がつながりを感じられる瞬間なんだ。だから、今回もみなさんの体を通して、映画的体験というものを味わうことができるように考えて取り入れたんだよ。ホラーやスリラーのおもしろいところは、「見てみたいけど、ちょっと怖い」みたいな気持ちが観客にあることによって、作り手はリズムで遊ぶことができること。つまり編集することで、怖さと好奇心との両方をひきつけるようなシーンを作ることができるというのが醍醐味なんじゃないかな。この作品の場合、テーマのひとつは「コントロールを失うことへの不安」。テルマのアイデンティティの部分と観客がリンクしてくれるような作りにもなっているから、みなさんにとっても、おもしろいと感じてもらえるシーンだといいなと思っているよ。解き放たれる自由を女性に感じて欲しい―本作では若い女性が成長する姿も描かれているので、日本の女性たちにもこの作品から感じて欲しいことをメッセージとしてお願いします。監督この作品は、家族や社会という枠組みのなかで、自分のなりたい人間になろうとする苦悩を抱えている現代の女性を描いた物語。だから、解放や自由、そして女性としてより力を持つ、そういう部分が本質的なテーマでもあるんだ。背景には女性としていろいろな機会を与えられていないことだったり、自分に自信がなかったりする部分もあるけれど、僕が描こうとしていたのは、新しい体験をしながら、自分が望む人生や本当の自分をどうやって見つけていくのかというプロセス。みなさんにもそれが伝わるといいなと思っているよ。とはいえ、エンタメとして楽しんでもらえる映画にもなっているから、ぜひ観てもらいたいね。忘れられない刺激的な体験となる!北欧ならではのスタイリッシュな美しい映像に反して、先の見えない恐怖と緊張感に釘づけになってしまう本作。ジャンルを超えた展開と予測不可能な衝撃のラストに、あなたのなかに封印された思いも解放されてしまうかも!?目が離せない予告編はこちら!作品情報『テルマ』10 月 20 日(土) YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマ ントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開配給:ギャガ・プラスⓒ PaalAudestad/Motlys
2018年10月18日女優のニコール・キッドマンが、ハリウッド映画賞功労賞の受賞者に選出された。ニコールは、多才な演技と主に女性の独立系映画監督への支援を評価された。主催者側はこうコメントしている。「この賞の選考理由は、ガス・ヴァン・サントの『誘う女』での邪な野心を持つTVタレントやスティーブン・ダルドリーの『めぐりあう時間たち』でのアイコニックで複雑な心を持つヴァージニア・ウルフ役、スタンリー・キューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』での夫と性やモラルに関する探求に乗り出す妻、バズ・ラーマンの『ムーラン・ルージュ』での歌って踊る高級娼婦サティーン、ガース・デイヴィスの『LION/ライオン ~25年目のただいま~』での助けを必要としている孤児の少年を養子縁組した母親、ラース・フォン・トリアーの物議を醸すスリラー『ドッグヴィル』での莫大なお金を払って匿ってもらう逃亡中の女性など多様で素晴らしいキャラクターを生み出した長年に渡る多才な演技を評価してのものです」さらに、「今年公開の3作品の中でも、キッドマンはすでにカリン・クサマの『デストロイヤー』やジョエル・エドガートンの『ボーイ・イレーズド』と変幻自在の演技で評価を受けています」とし、「カメレオンのような演技に加え、キッドマンは長年女性を中心としたインディペンデント系の監督を支援してきました。彼女の製作会社ブロッサム・フィルムズを通して、新しいレベルへ引き上げているのです」「彼女が製作を手掛ける多くの作品の中でも昨年の『ビッグ・リトル・ライズ』は単に文化というだけでなく社会問題に踏み込んだ内容でした」と評価した。ハリウッド映画賞の授賞式は11月4日、カリフォルニアのビバリーヒルトンホテルで開催される。(C)BANG Media International
2018年10月03日夏といえば、何といっても恋の季節。ひと夏の恋から燃えるような恋まで十人十色ですが、せっかくなら刺激的な恋を体験してみたくはないですか?そこで、オススメの映画は、稀代の天才監督であるジャン=リュック・ゴダールと恋に落ちたある女優の実話をもとにした『グッバイ・ゴダール!』です。今回は、こちらの方に作品のさらなる見どころを語ってもらいました。それは……。写真・黒川ひろみ(ステイシー・マーティン)話題の新鋭女優ステイシー・マーティン!【映画、ときどき私】 vol. 176フランス人の父とイギリス人の母を持つステイシーは、ファッションモデルとしてキャリアをスタートさせたのち、2013年にラース・フォン・トリアー監督『ニンフォマニアック』で衝撃のスクリーンデビュー。その後も、数々の有名監督が手掛ける作品に出演したり、Miu Miu初のフレグランスのキャンペーンガールに起用されたりと、現在注目の若手女優です。7歳から13歳まで日本に住んでいたこともあるそうで、それだけでも親近感を覚えてしまいますが、今回はそんなステイシーに直撃してきました。現場で求められていたのは絶妙なバランス―本作は、女優だったアンヌ・ヴィアゼムスキーがゴダールと恋に落ちた当時の出来事を描いた自伝的小説を映画化した作品ですが、この役にはどのようにアプローチしましたか?ステイシーアンヌのことは女優としては知っていたけれど、作家としても活躍していたというのは、実はこの企画に関わるまでは知らなかったの。脚本を渡されたあとに、この映画のベースになっている2冊の本を読み始めたんだけど、そこにはアンヌが女性として形成される前の姿が描かれていて、映画ではその瞬間をとらえているんだと感じたのよ。だから演技をするうえでは、若々しさを保つことがすごく重要だと考えたの。彼女にとっては、当時のことはつらい思い出でもあったと思うけど、それをポジティブな形で綴っているし、好奇心でいっぱいな資質はキープしたいなと思ったわ。―では、演じるうえで意識したことはありましたか?ステイシー“コピペの演技” みたいにはしたくなかったということかな。というのも、この作品はゴダールの伝記映画ではなくて、あくまでもコメディ映画だから。あと、私はアンヌを演じてはいたけれど、それよりも当時の60年代のアイコン的な女性たちやゴダール作品に登場する女性たちをコラージュして演じているような感じだったわ。―別の作品でも今回の作品でもヌードのシーンを演じられることが多いですが、必要であれば脱ぐことへの抵抗はないですか?ステイシーこれまでヌードシーンが多かった私が言うと不思議に思うかもしれないけれど、私は映画にとって裸というのは必ずしも要るものではないと思っているの。だから、いまでも「ここは脱いでもらえないかな?」と言う監督と戦うことも多いのよ。たまに「女性なんだから、男性よりも脱ぎやすいんじゃない?」と言われることもあって、そうすると自分がすごくもろい立場に置かれるような気がしてしまうこともあるわ。でも、いまはこういうことに対するディスカッションがされていて、何かを変えないといけないという必要性を感じているのはすごくいい流れでもあるわよね。私は男性も女性も全員が平等であるべきだと思っているんだけど、それは映画業界に限ったことではなくて、司法や医療とかすべての業界にいえることなんじゃないかしら。アンヌとステイシーの共通点とは?―アンヌもフランスとロシアのハーフで幼少期には海外をあちこち回っていたそうですが、ご自身もパリ生まれロンドン育ちで日本にもいたことがあるので、境遇が似ていますよね。共感したところはありましたか?ステイシーまずアンヌがおもしろいのは、自分が育った環境以外にも世界がまだまだあるということを常にわかっているところ。おそらく、ゴダールと恋に落ちたのも、彼がすごく鮮烈で新しいものを象徴している人物だったからじゃないかしら。それについては、私も好奇心があるから、似ているところといえるわね。アンヌはゴダールと一緒にいながらも毎日新しいものを探し続けていて、この場所が自分にとって正しいのか、彼は自分と一緒にいるべき人なのかどうかということを問い続けているところがあるの。己というものをちゃんと持ち、“ゴダールの妻”という枠だけに収まらなくなっていくところもすごく好きなのよ。―ちなみに、アンヌご本人とも会われましたか?ステイシー去年のカンヌ国際映画祭で公式上映をする前に、お会いすることができたんだけど、出会い方がおもしろかったわ。普段、私はカジュアルな恰好をするほうなんだけど、そのときはレッドカーペットのために長めのドレスを着ていたの。それで、移動する車に乗り込もうとした瞬間に誰かが私のドレスのすそを踏んでいると思ったら、それがアンヌだったの(笑)。お互いに謝り合って笑ったんだけど、そんなふうにシリアスじゃない形で出会えて、「このあとの上映会では、一緒にがんばりましょうね」と言い合えたのもステキだったわ。天才との恋愛はアリ? ナシ?―ゴダールといえば神格化されている監督でもありますが、天才と呼ばれている人との恋愛はどう思いますか?ステイシーゴダールとアンヌの関係性というのは、あの時代特有のものなんじゃないかなとは思っているわ。特にゴダールは、女性と恋に落ちて、彼女たちをカメラに収めていくという映画作りをしていたけど、それはあの時代の特徴的なやり方よね。個人的には、恋愛関係よりも俳優と監督としてのコラボのほうがいいわね。つまり、違ったものの見方をする2人のアーティストがどうやって同じ方向を目指してモノづくりをしていくのかということのほうが興味があるのよ。―ご自身の目にゴダールはどのような印象で映っていますか?ステイシー私にとっては、監督やアーティストとしてのイメージしかなかったわ。ただ、彼は神格化されているから、人間だということを私たちは忘れてしまいがちなんだけど、ゴダールだって歯は磨くのよね(笑)。それに朝起きたときのゴダールというのも誰もわからないわけで、だからこそ今回はみんなで話し合いながら、私たちなりのゴダールを作っていったという感じよ。―では、ゴダール映画の魅力についてはどう感じているのか教えてください。ステイシーまずは今でも当時と変わらず現代的であるというところ。『勝手にしやがれ』なんて、60年近くのときを経ているのに、いま観てもすごくモダンに感じられるでしょ?そして、映画を作り始めたときはまだ若かったにも関わらず、それ以降も革新的な映画をずっと作り続けているのもすごいことよね。ゴダールというのは、美しさであれユーモアであれ暴力であれ、そもそも映画が持つべきものすべてをひっくるめて作品にすることができる監督。そして、容赦ないまでに自分自身と向き合い続けているアーティストであることも興味深いと思うわ。夢は日本の映画に出ること!―本作のミシェル・アザナヴィシウス監督をはじめリドリー・スコット監督など、そうそうたる監督とお仕事をされていますが、作品選びでこだわっていることは?ステイシーそれは監督よ!だって、同じ脚本でもクエンティン・タランティーノとラース・フォン・トリアーが監督するのでは、作品が全然違うものになってしまうわよね?だから、私にとってワクワクするのは、誰が監督なのかということと、その監督がいかにこの題材をリアルなものしてくれるんだろうかと考えるときね。あとはどんなふうに一緒にコラボできるのか、ということも大切なことと言えるわ。―最近は、日本人監督の作品に海外の俳優が出演することも増えていますが、日本人監督とのお仕事にも興味はありますか?ステイシーもちろん!だって、日本の監督と仕事をするのは、私の夢でもあるのよ!でも、そのときは日本語で演じたいから、勉強し直さないといけないわね。一緒に仕事してみたいのは、黒沢清監督や是枝裕和監督、あとはこれからの新しい才能にも興味があるから、何かはわからないけど、自分に合うものがあればぜひ挑戦したいと思っているわ。インタビューを終えてみて……。映像で見ていた以上のかわいらしさに、すっかりステイシーの虜になってしまいましたが、美貌だけでなく、知性も感じさせるのが彼女の魅力。今後ますますの活躍が期待されていますが、日本で暮らしていたこともあるという経験を活かして、いつか日本の作品に日本語で演じるステイシーを見られることを楽しみにしたいと思います。人生に刺激を与えてくれるのは、やっぱり恋!激動の時代に、天才との恋を通じて喜びや痛みを経験しながら成長していくひとりの女性の姿に、心をつかまれる本作。60年代のファッションをはじめ、インテリアや音楽なども含めて、誰もがこの映画に恋してしまうはず!ストーリー時代は、革命に揺れる1968年。19歳のアンヌは、世界中から注目を集めている映画監督のジャン=リュック・ゴダールと出会い、恋に落ちていた。そして、彼の新作である『中国女』の主演女優にも抜擢され、予想もしなかった刺激的な日々を送ることに。初体験ばかりの毎日を夢中に駆け抜けるアンヌだったが、五月革命によって、2人の運命は少しずつ変わり始めてしまうのだった……。恋したくなる予告編はこちら!作品情報『グッバイ・ゴダール!』7月13日(金)、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開配給:ギャガⓒ LES COMPAGNONS DU CINÉMA – LA CLASSE AMÉRICAINE – STUDIOCANAL – FRANCE 3.
2018年07月11日映画『きっと、いい日が待っている』が、2017年8月5日(土)より全国ロードショー。本作は、1967年、デンマークで2人の幼い兄弟が起こしたある愛と奇跡の物語を映画化したもの。舞台は、コペンハーゲンの養護施設。病気の母親から引き離され、”しつけ”という名の体罰が横行する施設に暮らす2人が、絶望と恐怖に立ち向かう様を描いた。2人の絆や、力強い眼差し、そして夢を追い続ける純粋さは、観るものに勇気を与えるだろう。本作のために、デンマークで史上最高視聴率を記録したテレビドラマ「THE KILLING/キリング」の制作スタッフとキャストが集結。デンマーク・アカデミー賞2017では、最多となる6部門を総嘗めするなど、実力派の製作陣による話題の作品だ。監督を務めるのは、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のイェスパ・W・ネルスン。カンヌ国際映画祭の最高賞の受賞暦も持つデンマークの名監督ラース・フォン・トリアー率いる製作会社、ツェントローパの次世代を担う俊英だ。■ストーリー1967年、コペンハーゲン。労働者階級家庭の兄弟、13歳のエリックと10歳のエルマーは、病気の母親と引き離され、男児向け養護施設に預けられるが、施設では、しつけという名のもとの体罰が横行していた。エリックたちは慣れない環境に馴染めず、上級生たちからイジメの標的にされてしまう。弟のエルマーは病を抱えながら宇宙飛行士になるという夢を持っており、エリックは複雑な思いを抱いていた。ある日、叔父が「一緒に暮らそう」と施設を訪ねてくるが、ヘック校長に一蹴されてしまう。悲観したエリックとエルマーは施設からの逃亡を図ろうとするが―。【詳細】映画『きっと、いい日が待っている』(原題:Der kommer en dag)公開日:2017年8月5日(土) YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー監督:イェスパ・W・ネルスン出演:ラース・ミケルセン(「SHERLOCK」「THE KILLING/キリング」「ハウス・オブ・カード ソフィー・グローベル(「THE KILLING/キリング」) ハーラル・カイサー・ヘアマン、アルバト・ルズベク・リン©2016 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa International Sweden AB.
2017年06月24日自家製ドライフルーツを使ったフォンダンウォーターをご紹介します。生のフルーツをたっぷりミネラルウォーターにつけ込んだ「デトックスウォーター」は健康に気遣う人たちの中でブームとなりましたが、フォンダンウォーターはそのドライフルーツ版といえるもの。その特徴としては以下のようなことがあげられています。・ドライフルーツを使うので、食物繊維などの栄養が摂取しやすい・水分と一緒に栄養を摂取できる・つけてから30分程度から飲むことができ、香りもよく美味しく飲める生のフルーツだとカットする準備や、新鮮なものが都度必要になりますが、ドライフルーツだと作り置きのものを使えるので、お手軽に作ることができます。お好みのフルーツで作るフォンダンウォーター<用意するもの>・炭酸水:0.5〜1リットル・お好みのドライフルーツ:1〜2掴み程度使うフルーツによって味、効能は変わってきますが、美味しく&楽しく飲めることが何より大事。好みのフルーツを使って作ってみましょう。 WECKのジュースジャー(1L) にドライフルーツを入れたら、炭酸水を注ぎます。あとは蓋をして、冷蔵庫へ。30分ぐらいから飲めますが、一晩寝かせるとよりフルーツの味が染み込み、フルーティーな仕上がりに。柑橘系は入れると香りがよく、すっきりと飲みやすい味になります。今回はそれに林檎と、キウイ、少量の苺を入れてみました。炭酸のシュワっと感にフルーツの香りと味が行き渡り、フルーツの旨味が凝縮された味です。ジャーで作ってお家用に。 携帯用のボトル に入れれば外出先でも楽しむことができますね。ドライフルーツが沢山できた! そんな時は気軽に作れるフォンダンウォーターを作ってみては如何でしょうか? ※ワインと蜂蜜を入れれば自家製サングリアも楽しめます。【ご紹介したアイテム】 ▲PRINCESSフードドライヤー 切って、並べて、ボタンを押すだけ。旨みや栄養素がギュッと凝縮された安心の自家製ドライフードを手軽に楽しめる、Princess(プリンセス)フードドライヤー。ドライフルーツ、干し芋や、大切なペットに安心のビーフジャーキーも作ることができます。
2017年04月30日カスタムヘッドフォンブランド「KOTORI(コトリ)」より、サッカー日本代表チームをモデルとしたイヤフォン「コトリターンズブルー(KOTORI turns BLUE)」が登場。コトリターンズブルーとは、サッカースタジアムが青一色に染まる様子からインスパイアされたもの。第一弾となる今回は、サッカー日本代表チームのサムライブルーやエンブレム、三本足の烏がモチーフ。商品はサムライブルーに染まったオリジナルのジュエルボックス型パッケージに包んで提供される。イヤフォンは一般的なカナル型。60年に渡って培ってきた独自の音響技術で、左右の音質の差を極限まで減らし、コトリならではの、低域から高域までバランスの取れた高音質を実現している。なお、本アイテムは、2016年11月中旬より、順次コトリ公式オンラインストア、エクスペリエンス・ストア二子玉川、その他専門店などにて取り扱われる。【詳細】KOTORI turns BLUE 101価格:4,600円(税込) マイク付きコントローラーモデル 5,500円(税込)発売日:2016年11月中旬より順次※コトリは、「個(KO)」、「音(OTO)」、「オリジナル(ORIGINAL)」の3つの意味が込められた“KOTORI"は1949年創業日本の音響機器専業 老舗メーカー、フォスター電機フォステクス カンパニーから2009年に誕生した世界初のカスタムヘッドフォンブランド。【問い合わせ】カスタマーサポート:0120-355-010(9:00~12:00、13:00~16:00 土・日・祝日・弊社休業日を除く)
2016年11月18日映画『サーミの血』が、2017年9月16日(土)より、新宿武蔵野館、アップリンク渋谷ほか全国で順次公開される。北欧スウェーデンの美しい自然を舞台に描くのは、サーミ人の少女の成長物語。彼女が願ったのは、ただ、自由に生きていくこと。都会的な少年ニクラスと出会い恋に落ち、外の世界に出ていく。差別に抗い、生き抜くいていく感動作だ。サーミ人とは?サーミ人とは、スウェーデン北部のラップランドで暮らす先住民族で、トナカイを飼い暮らす人々。その他の国では、フィンランドやノルウェーにも住んでいるそうだ。言語はスウェーデン語ではなく、フィンランド語に近い独自の言語を持つ。特に映画の舞台となる1930年代は、分離政策の対象、また劣等民族として差別されていた。例えば、寄宿学校ではサーミ語を使うことさえ許されなかった。そして今なお、支配階級と劣等民族の構図はまだ存在していると言う。サーミ人による映画監督のアマンダ・シェーネルはサーミ人の血を引き、主演のレーネ=セシリア・スパルロクは、今もノルウェーでトナカイを飼い暮らしているサーミ人だ。そのため、民族衣装や小道具に至るまで正確に再現されている。なお、音楽は『ニンフォマニアック』『メランコリア』など、ラース・フォン・トリアーの作品を手掛けてきたデンマークの作曲家クリスチャン・エイドネス・アナスンが担当。世界各国で称賛を受ける2016年東京国際映画祭では審査委員特別賞と最優秀女優賞をダブル受賞を皮切りに、北欧最大の映画祭のヨーテボリ国際映画祭2017最優秀ノルディック映画賞を獲得。ヴェネツィア国際映画祭では新人監督賞を受賞した。『サーミの血』あらすじ-幻想的で美しい自然の大地ラップランドに、サーミの歌が響く-1930年代、スウェーデン北部のラップランドで暮らす先住民族、サーミ人は差別的な扱いを受けていた。サーミ語を禁じられた寄宿学校に通う少女エレ・マリャは成績も良く進学を望んだが、教師は「あなたたちの脳は文明に適応できない」と告げる。そんなある日、エレはスウェーデン人のふりをして忍び込んだ夏祭りで都会的な少年ニクラスと出会い恋に落ちる。トナカイを飼いテントで暮らす生活から何とか抜け出したいと思っていたエレは、彼を頼って街に出た――。作品情報映画『サーミの血』原題:Sameblod監督・脚本:アマンダ・シェーネル音楽:クリスチャン・エイドネス・アナスン出演:レーネ=セシリア・スパルロク、ミーア=エリーカ・スパルロク、マイ=ドリス・リンピ、ユリウス・フレイシャンデル、オッレ・サッリ、ハンナ・アルストロム2016年/スウェーデン、ノルウェー、デンマーク/108分/配給・宣伝:アップリンク
2016年11月10日「秋のヘッドフォン祭 2016」が、中野サンプラザで、2016年10月22日(土)、23日(日)の2日間開催される。中野サンプラザの7フロアを使い、ヘッドフォンやイヤフォンの新製品発表会やイベントを開催する「秋のヘッドフォン祭 2016」。イヤフォンジャックのない、iPhone7の出現により、業界に大きな変化の兆しが見えてきた今シーズン、200ブランド以上の製品が会場内で、展示・発表される。例えば日本のオーディオメーカー「エスネクスト(S’NEXT)」からは、3Dプリンタ造形を生かした「LAB II」が登場。3Dプリンタ造形にしかできない特殊形状により、今までに無い広大な音場を実現し、誰もが驚く別次元の音楽体験を可能にしたイヤフォンだ。このイヤフォンは、世界限定200台のみの販売となり、イベントでは、製品の発売だけでなく、開発秘話や3Dプリンタ造形技術などについて動画を交えて紹介される。記事内では紹介していないメーカーやブランドにも、注目のアイテムが多数登場。イベントは入場無料なので、ぜひ足を運んで、最新技術に触れてみてはいかがだろう。【イベント概要】秋のヘッドフォン祭 2016 (Tokyo Headphone Festival 2016 Autumn)日時::2016年10月22日(土) 11:00〜19:00/23日(日) 10:30〜18:00場所:中野サンプラザ住所:東京都中野区中野4-1-1入場料:無料※会場側にエレベーター運行についての配慮等の改善を一層図り、開場前に一部の来場者を階上まで先行で誘導するといった措置をとる事で、よりスムーズな定時入場ができるように配慮する予定。※7:00より運営スタッフが正面入口より、順次案内。※特設販売会場入場整理券の配布を予定。※整理券は特設販売会場のものとなり、一般来場者は開場時間まで整列待機。
2016年10月21日