『トゥルー・グリッド』で14歳のときオスカーにノミネート、『ピッチ・パーフェクト2』では歌声を披露し、いまやシンガーとしても大人気の若手実力派女優ヘイリー・スタインフェルドが主演を務める『スウィート17モンスター』。このほど、彼女が演じる等身大の愛すべき主人公ネイディーンが、友だち以上恋人未満のクラスメイトを悩殺する(!?)本編映像がシネマカフェに到着した。ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は17歳の高校生。恋に恋する妄想だけがいつも空まわりして、教師のブルーナー(ウディ・ハレルソン)や情緒不安定な母親(キーラ・セジウィック)を困らせてばかり。たった1人の親友クリスタ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)だけが自分の全てだと思っていたのに、コンプレックスを抱いていた人気者の兄ダリアン(ブレイク・ジェンナー)とクリスタが恋に落ちてしまう――。このたび届いた本編映像では、親友クリスタと大げんかし、1人になってしまったネイディーンが、気まぐれに隣の席の男の子の家に遊びに行き、彼の家の温水プールで大人の真似事をしてみせる、ちょっぴり背伸びをしたシーン。妄想はすれども、まだまだ経験も何もない彼女は、せっかく自分に気がある男子の純粋な思いを心ない冗談で傷つけてしまい、“イタすぎる”青春の1ページを刻んでいる。自己中心的でありながらどこか憎めない、そんなヘイリー演じる主人公ネイディーンのことが気になっている男子アーウィンを演じるのは、カナダ生まれの香港人、ヘイデン・ゼトー。中国で有名な芸術家ケイ・ゼトーを祖父に持つトリリンガル(マンダリン語、広東語、英語)。ネイディーンは、彼が自分に気があることをうすうす感じつつも、映像のようにプールで「東京ラブストーリー」のリカばりの誘い文句を言ったり、夜の遊園地で観覧車に誘ったりとやりたい放題。好きな人がいるくせに、好意を寄せる男子を振り回す“小悪魔モンスター”なヘイリーのチャーミングな悩殺(!?)演技には要注目。ヘイリーは本作で第74回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされており、ひと足早く試写会で本作を鑑賞した人たちからは、「思春期の記憶のツボを押されまくりで、気づいたら号泣してました」(39歳・女)、「ネイディーンの行動が理解不能どころかわかりすぎてイタい。男だけど、俺だってあんな青春だったんだ!」(43歳・男)、「この映画を10代のうちに観ることができた幸せを忘れません。ヘイリーに共感しすぎて大爆笑して、最後あったかい気持ちになりました」(18歳・女)と、さまざまな共感が寄せられている。若さゆえのイタさ、愛おしさを描き、誰もが「自意識カジョーで自己チューなあの頃」を思い出す青春コメディ映画の傑作を、この映像からも確かめてみて。『スウィート17モンスター』は4月22日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スウィート17モンスター 2017年4月22日よりHTC 渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開(C) MMXVI STX Productions, LLC. All Rights Reserved.
2017年04月07日衝撃の最新作『スプリット』を引っさげ、M.ナイト・シャマラン監督と、主演のジェームズ・マカヴォイの緊急来日が決定!マカヴォイは9年ぶり、2度目の来日を果たす。女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、級友クレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)のバースデー・パーティーに招かれた帰り、クレアの親友マルシア(ジェシカ・スーラ)と共に家まで車で送ってもらうことに。だが、それが悲劇の始まりだった。見知らぬ男が車に乗り込んできて、3人は眠らされ、拉致される…。目覚めると、そこは殺風景な密室。ドアを開けて入ってきた男は神経質な雰囲気を漂わせていた。このままでは命が危ない――。すると扉の向こうから、先ほどの男と女性の声が聞こえる。「助けて!」と叫ぶ少女たち。姿を現したのは…女性の洋服を着て女性のような口調で話す男だった。「大丈夫、彼はあなたたちに手を出したりしないわ」。絶句する少女たちに、今度は屈託なく「僕、9歳だよ」と男は話かけてきた。実は、彼は23人もの人格を持ち、DID<解離性同一性障害>で精神医学を専門とする女医フレッチャー(ベティ・バックリー)のセラピーを受けていたのだ。密室で3人vs23人格の熾烈な攻防が繰り広げられる中、もうひとり、“24人目”の人格が生まれようとしていた――。新作が公開されるたびに、世界を戦慄させるスリラーの鬼才シャマランの最新作となる本作。23の人格を持つ謎の男として主演を務めるのは、『X-MEN』シリーズの若きプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア役や、『ラブストーリーズ』『つぐない』などで知られる演技派俳優ジェームズ・マカヴォイ。公開されるや世界各国で話題沸騰、大ヒットを記録している本作の日本上陸に先駆け、4月末にシャマラン監督とマカヴォイが緊急来日。シャマランは米ドラマ「ウェイワード・パインズ出口のない街」のPR以来2年ぶり、マカヴォイは『ウォンテッド』(’08)以来、実に9年ぶり2度目、待望の来日となる。来日中、2人が登壇する本作の上映&ティーチインイベントが開催される予定で、日本のシャマランファン&マカヴォイファンが彼らと交流できる絶好の機会に。上映後に監督とマカヴォイが本作について語る内容は、ネタバレ必至。しかし、その内容は監督&マカヴォイ&参加した人だけの秘密=“口外厳禁”のイベントとなるため、さらに貴重な体験となりそう。シャマラン監督は「日本のファンにとっては、サスペンス満載で、それと同時にとても面白い映画に仕上がっていると思う」と、作品の出来栄えについて自信に満ちたコメントを寄せており、満を持しての日本公開にはさらなる注目が集まりそうだ。『スプリット』は5月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スプリット 2017年5月12日より全国にて公開(C) 2017 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2017年04月07日アダム・クーパー主演のブロードウェイ・ミュージカル『SINGIN’ IN THE RAIN 雨に唄えば』が、2年半ぶりに東急シアター・オーブに再登場する。2014年秋の前回公演が絶賛を博し、期待の声が高まって今回の再来日公演が決定した。しかもクーパーを始めとするメインキャストは、英国オリジナルキャストを再集結させての特別な日本公演である。聞けばキャスト、スタッフ陣は東京にて再会し、滞在しながら4月3日(月)の開幕へ向けてブラッシュアップ稽古を進めているという。来日キャストによるブロードウェイ・ミュージカルの稽古を、都内某所で見学する。そんな異例にして貴重な体験が叶うこととなった。ミュージカル「SINGIN’ IN THE RAIN ~雨に唄えば~」チケット情報稽古場のスペースいっぱいに舞台面が設えられているので、“かぶりつき”と言われるほどの近距離から稽古を眺めることに。引き締まった体躯のキャスト陣によるウォーミングアップの光景だけでも圧倒される。演出助手の合図ですぐさま幕開きから通し稽古がスタートした。Tシャツやスパッツなどの稽古着スタイルでも、アンサンブルのキレのある動き、生き生きとした表情がパーティー・シーンの豪華さを存分に伝えてくる。アダム・クーパーもトレーニングウェアの上に白のハット、白のコートを着て、映画スターのドン・ロックウッドとなって登場。本番の端正なスーツ姿とはひと味違ったコミカルさや愛嬌を感じるのは、稽古場ならではのお得感か。クーパー自身も非常にリラックスした様子で、ヒロインのキャシー(エイミー・エレン・リチャードソン)との偶然の出会いと、その後の再会で彼女をからかう一連のシーンを、悪戯っぽい微笑みを浮かべて小粋に演じてみせる。一幕で早くも興奮に拍車をかけるのは、相棒コズモ役のステファン・アネリとの息の合ったタップ・ダンスだ。ハット・チェンジも鮮やかに、クーパーとアネリの信頼が見てとれる軽やかなステップは見応え十分。観る者の頬を緩ませるアネリの演技は、ソロ・ナンバー『メイク・エム・ラフ(彼らを笑わせろ)』でその愛すべき魅力が炸裂した。共演者もスタッフも、稽古場中の人間が幸せな笑顔で彼を見つめている。ドン、キャシー、コズモによるナンバー『グッド・モーニング』は、映画の印象を忠実に残しながら、舞台ならではの新たな躍動感に惹きつけられるシーンだ。快活な滑り出しから、後半にはドンとキャシーの距離がぐっと縮まってロマンチックムードに一変。クーパーとリチャードソンの熱いやりとりにうっとりとさせられる。そしてドンが雨の中、恋の喜びに歌い踊るあの名シーンへ。客席に向けて水を蹴散らす仕種をするクーパーの表情は、実に晴れやかだ。本番はここで12トンもの雨が降るのか…と想像してさらに昂揚が高まる。今回の取材で、クーパーが「ドンの、脆さも含めた人間らしさを見てほしい」と語っていた。その言葉通り、ハリウッドを舞台とした心浮き立つ華やかさだけでなく、夢や恋に揺れる登場人物たちへの愛着、共感も強く沸き起こる作品である。彼が約束してくれた「魔法のような体験」を、次はぜひ本番の舞台で確かめなくてはならない。再追加公演も決定。取材・文上野紀子
2017年03月28日Redditに投稿された写真 米カリフォルニア州ビショップにあるスターバックスコーヒーで起こった出来事が耳目を集めている。 この店で働くアンドリュー・リチャードソン(20)は、ドライブスルーにやってきた女性の接客を担当した。カップを持ち運ぶためのトレイの在庫が切れていたことと、空のカップの回収を断られたことで、この女性客は苛立ち、リチャードソンに失礼な言葉を吐き捨てて去って行ったという。使用済みのカップを飲食店が引き取ることは州の衛生規則によって禁じられているため、仕方のないことだった。 その翌日、同じ女性客が再び店を訪れ、「昨日のバリスタさんに」とメッセージカードを店員に託した。そこには、謝罪の言葉とお詫びの50ドルが挟まれていた。 「昨日は、ドライブスルーであまり楽しくない出会いをしてしまいましたね。トレイがないのも、カップを回収できないのもあなたの落ち度ではありませんでした。私の理解が足りず、マナーもなっていませんでしたね。謝ります」 リチャードソンが、この手紙をブックマークサイト「Reddit」に投稿するや、瞬く間にバイラル化。コメント欄では店員と顧客のあり方について議論が巻き起こっている。 リチャードソンは、そもそもこの女性の態度にさほど気分を害してはいなかったという。「少しイライラしているようだったけど、まだ感じ良い方だったよ。最大10だったらせいぜい2くらい」と余裕のコメント。態度の悪い客が来たときは、「とにかくめちゃめちゃ明るく丁寧に対応する」のがコツだとか。「そうしていれば、あっちも大体感じ良く返してくれるんだ」。 女性からの手紙は、「あなたは昨日、このおばちゃんに、親切心と思いやり、謙虚な姿勢とは何なのかを教えてくれました。ありがとう。神のお恵みを」という感謝の言葉で結ばれている。
2017年03月27日ヘイリー・スタインフェルドが等身大の17歳を演じてゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされた『スウィート17モンスター』。このたび、待望の予告編とポスタービジュアルが完成、さらにブスっとしたふくれっ面がチャーミングなヘイリーのキュートな場面写真も解禁となった。取り立てて美人でもなく、秀才でもなく、特技もないし夢中になれるものもない、イケてない青春を送る主人公ネイディーン、17歳。あるとき、唯一の理解者で幼いころからの親友クリスタが、よりによって、何もかもがネイディーンと正反対の超イケてる兄とつき合い始めた!人気者の兄の華やかな交友関係になじみ、次第に社交的でキレイになっていくクリスタ。取り残され、心のよりどころを失ったネイディーンにとって、それはまるで世界の終わりが来たような衝撃。自分だけが不幸だと思い込む“思春期モンスター”は、母親や教師も巻き込み、自己チューが加速する――!本作は、14歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされて(『トゥルー・グリッド』)以降も、『はじまりのうた』『ピッチ・パーフェクト2』など女優として活躍する一方、日本には“シンガー”として来日を果たしているヘイリーが主演を務める青春コメディ。ヘイリーは、Fワード全開のマシンガントークで、どこまでも自己中心的でありながら、“あの頃のイタさ”を思い出させる愛おしさを見事に体現。ゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、絶賛を受けている。さらに、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどで知られる個性派ウディ・ハレルソンがやる気のない歴史教師、海外ドラマ「クローサー」でゴールデン・グローブ賞を受賞しているキーラ・セジウィックが惚れっぽく寂しがり屋の母親といった“大人になりきれない大人”を演じ、危なっかしい主人公を見守る。加えて、全米大ヒット中のM・ナイト・シャマラン監督『スプリット』のヘイリー・ルー・リチャードソン、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』「glee/グリー」のブレイク・ジェンナーといった、若手の有望株にも注目だ。アコースティックにアレンジされた「ザ・ビートルズ」の名曲「Help!」が、17歳の小さな世界で懸命にもがく姿をやさしく包み込む予告を、ヘイリーのさまざまな表情を楽しめる場面写真とともに、ここから確かめてみて。『スウィート17モンスター』は4月22日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月14日映画『スウィート 17 モンスター』が、2017年4月22日(土)より、HTC 渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開される。恋に恋する妄想だけがいつも空まわりして、学校の先生や母親を困らせてばかりの女子高校生ネイディーン。本作はそんな彼女を主人公に、自己中心的でありながらどこか憎めない、愛すべき17歳像をユーモアたっぷりに描いた“青春こじらせ映画”だ。主人公のネイディーンを演じるのは、若手実力派女優のヘイリー・スタインフェルド。『トゥルー・グリッド』の確かな演技力で14歳という若さでオスカーにノミネートされ、『ピッチ・パーフェクト 2』でその伸びやかな歌唱力を見せつけた彼女が、“Fワード”全開のマシンガントークで、誰もが通ってきた“自意識過剰で自己中だったあの頃”を熱演している。加えて、『ゾンビランド』(09)、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(94)等の個性派オスカーノミネート俳優ウディ・ハレルソン、海外ドラマ「クローザー」(05〜12)でゴールデングローブ賞を受賞しているキーラ・セジウィックが、青春をこじらせかけた主人公を見守る“大人になりきれない大人”を演じている。そんな本作でメガホンを取るのは、ウェス・アンダーソンやキャメロン・クロウらを見出してきた名プロデューサー、ジェームズ・L・ブルックスが新たに発掘した、ケリー・フレモン・クレイグ。初監督・脚本作品にもかかわらず、ゴールデングローブ賞のみならずニューヨーク映画批評家協会賞第一回作品賞受賞ほか4受賞、17ノミネートの快挙を達成した。【作品情報】『スウィート 17 モンスター』公開日:2017年4月22日(土) HTC 渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開主演:ヘイリー・スタインフェルド、ウディ・ハレルソン、キーラ・セジウィック他監督・脚本:ケリー・フレモン・クレイグ製作:ジェームズ・L・ブルックス、リチャード・サカイ、ジュリー・アンセル2016/アメリカ/カラー/1h44min/© MMXVI STX Productions, LLC. All Rights Reserved.【あらすじ】ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は17歳の高校生。キスさえ未経験の、イケてない毎日。恋に恋する妄想だけがいつも空まわりして、教師のブルーナー(ウディ・ハレルソン)や情緒不安定な母親(キーラ・セジウィック)を困らせてばかり。たった一人の親友クリスタ(ヘイリー・ル・リチャードソン)だけが自分のすべてだと思っていたのに、何をしてもかなわないとコンプレックスを抱いていた人気者の兄ダリアン(ブレイク・ジェンナー)とクリスタが恋に落ちてしまう。疎外感から世界にたった一人取り残されたような気持ちになったネイディーンは、とんでもない行動に出るのだが...。
2017年02月12日『シックス・センス』『サイン』『ヴィジット』を手掛けてきたM・ナイト・シャマラン監督が手掛ける最新作映画『スプリット』が2017年5月12日(金)に公開される。シャマランらしいホラー&ミステリーシャマラン監督と言えば、決して派手ではないけれども、ジワジワと背筋が凍りついていくようなホラー&ミステリーが醍醐味。『スプリット』では、23の人格を持つ主人公ケヴィンがある日、パーティー帰りの3人の少女を拉致・監禁するというところからストーリーが始まる。ケヴィンの精神科医によると23人の他にもっと危険な人格を持つ24人目の存在がある…というもの。果たして3人の少女たちはケヴィンから逃げ切れるのか・・・そして過去にはシックスセンスをはじめ、びっくりどんでん返しストーリーが注目を集めてきたが、今回はどんなオチが待っているのだろうか?主演ジェームズ・マカヴォイにインタビュー主演を演じるのは、ジェームズ・マカヴォイ。『X-MEN』シリーズではプロフェッサーXを演じ、また、『ラストキング・オブ・スコットランド』『つぐない』と幅広い演技が人気。今回、様々な人格を表現した演技が既に絶賛されている彼に、映画『スプリット』の舞台裏やそのテーマについて、インタビューを行った。主人公のケヴィンは多くの人格を持つという設定で、挑戦しがいのあるキャラクターだったと思います。キャラクターを作り込む際にシャマラン監督からのリクエストはありましたか?監督からは、ヘドウィグという男の子を演じる時はちょっと話し方を舌足らずにして欲しいと言われたので、それは自分が演じるとき非常に役立ちました。また、撮影前1週間ぐらい話し合い、それ以外でもSkypeやfacebookでやり取りをして、監督と自分でお互いに意見を出し合う共同作業を行いました。その中で融合されていったものを演技に持ち込むことができましたね。監督も、脚本も素晴らしい環境で、目指している部分がとても高かったので大変はありましたが、良い意味での挑戦になりました。マカヴォイさん自身がキャラクターに肉付けしたアイデアがあったら教えてください。自分自身が肉付けをしたキャラクターとしてはヘドウィグと、女性のパトリシアです。ヘドウィグにいたずらっ子っぽい側面を加えたり、パトリシアに宗教的な印象や、頑なさ、変態さを入れたりしました。シャマラン監督作品の魅力はどんなところにあるでしょうか?彼の作品の魅力は、奇妙さを持つところ、どこか変わった作品であることだと思っています。メインストリームとしてハリウッドで成功した作品でも、どこか変なところがあって。またそれがストーリーだけではなく、そのスタイル自体も驚きに満ちているので見る人が引き込まれていきます。ヘドウィグ、パトリシアなどケヴィンの中にいる多くの人格はもちろん、登場人物の多くはそれぞれいろんな悩みを抱えています。マカヴォイさん自身が共感する悩みはありますか?生きていく中で、悪いことが起こった時の状況については共感する部分が多いですね。私たち人間は、どうして悪い状況に影響され、定義づけられ、下に引きずり落ちてしまうのか?もしくはそこから力を得てさらに強くなれるのか?そのどちらになるのか、という局面があると思っていて、映画の中ではそういったテーマが登場します。時には悪い状況に陥ることがあると思います。マカヴォイさんご自身は自分で壁にぶつかったりした時、どうやって現状を打破していますか?自分は肉体を使うタイプでして、運動など体を動かすことで上手くいくことがあります。でも、それは問題を解決することにはならないんですよね。鎮痛剤を打つことと一緒で、悩み自体は無くならないけれど、症状は緩和することができる。消すことができる、と言うのでしょうか。例えば歯を食いしばってグッとそれが過ぎるまで我慢する、待つということもありますし、もしそれが自分の失敗なら、気持ちを再調整、整理して自身の価値観や目標みたいなものを考え直すこともあります。映画『スプリット』で観客に注目してほしいところは?主要のキャラクターたちそれぞれが苦しんでいるところは、注目して欲しいところですね。私自身が演じるキャラクターはもちろん、他の登場人物も孤独であったり、苦しんでいる。同情できるところも多くあり、観客のみなさんには感情移入して頂けると思います。こうしてみると、映画『スプリット』は、サイコホラーとしての怖さと、多くの人が共感するテーマが合わさっていますね。マカヴォイさんが考えるこの作品の怖いところは?怖い要素は極端な行動でしょうね。私たちが住んでいるこの社会は法律、法令があり、警察がいる。誰もがきちんと税金も納めていて…ちゃんと生きているのですけれど、私たちは極端な行動に出る人を認めることができない。だからこそ作品で描かれている強烈な行動は、観客のみなさんに恐怖を感じさせるでしょう。映画『スプリット』はジェームスさんにとってどんな作品ですか?自分自身をストレッチできる素晴らしい機会を与えられた作品。それは、とてもハードなトレーニングだったのですが、役者としても非常に鍛えられるところがありましたし、自分にとっては非常にいい体験で、満足度の高い冒険になりました。『スプリット』が、多くの方々に、たくさんの驚きをもたらしてくれると、とても嬉しく思います。ストーリー女子高校生3人組が挙動不審の男に拉致された。密室に閉じ込められた3人はやがて、この男が“ひとり”ではないことを知る。神経質で潔癖症の青年デニスから、社交的で人懐っこいナイスガイのバリー、9歳の無邪気な少年ヘドウィグ、さらにはエレガントな女性パトリシアへ…ひとりの人間の中で激しく入れ替わる人格。そう、彼は23もの人格を持つ男だったのだ!そして、驚くべき24番目の人格の発覚が彼女たちを絶望に陥れる―。作品詳細『スプリット』公開日:2017年5月12日(金)監督:M・ナイト・シャマラン脚本:M・ナイト・シャマラン出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニャ・テイラー=ジョイ、ヘイリー・ル・リチャードソン、ベティー・バックリー(c) 2017 Universal Pictures
2017年01月26日『ヴィジット』で“鬼才健在”を改めてアピールしたM・ナイト・シャマランと、『X-MEN』シリーズでも知られるジェームズ・マカヴォイがタッグを組み、全米ランキングで初登場No.1を獲得した話題のスリラー『スプリット』(原題:SPLIT)が、5月12日(金)より日本公開されることが決まった。女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、級友クレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)のバースデー・パーティーに招かれ、その帰り、クレアの親友マルシア(ジェシカ・スーラ)と共に家まで車で送ってもらうことに。それが悲劇の始まりだった。見知らぬ男が車に乗り込んできて、3人は眠らされ、拉致される…。目覚めると、そこは殺風景な密室。ドアを開けて入ってきた男は神経質な雰囲気を漂わせていた。このままでは命が危ない!どうすれば逃げられるのか?3人が頭をひねっていた矢先、扉の向こうからその男と女性の声が聞こえる。「助けて!」と叫ぶ少女たち。姿を現したのは…女性の洋服を着て、女性のような口調で話す男だった。「大丈夫、彼はあなたたちに手を出したりしないわ」。絶句する少女たちに、今度は屈託なく「僕、9歳だよ」と男は話かけてきた。実は、彼は23もの人格を持つDID(解離性同一性障害)で精神医学を専門とする女医フレッチャーのセラピーを受けていたのだ。密室で3人の女子高生vs23人の人格の熾烈な攻防が繰り広げられる中、“24人目”の人格の存在が生まれようとしていた――。恐怖と緊張と興奮のスパイラルが五感を刺激する、シャマラン監督の真骨頂ともいえる密室スリラー。圧倒的な演技力で解離性同一性障害(DID:Dissociative Identity Disorder)の青年を演じ分けるのは、『X-MEN』シリーズのような大作から『つぐない』などの文芸作まで幅広いジャンルをこなせるジェームズ・マカヴォイ。シャマラン作品初出演となる彼は、万華鏡のようにキャラクターを変え、時にカリスマ性をも漂わせる。その圧巻の演技は映画史に名を刻むことにもなりそうだ。『セッション』も手がけたプロデューサーのジェイソン・ブラムをはじめ『ヴィジット』のスタッフが、シャマラン監督のもと再結集した本作は、『シックス・センス』『アンブレイカブル』『サイン』を放ったころの“キレ”が完全復活したといわれている。シャマラン史上、最も衝撃的なラストが待ち受けるという本作の続報を心待ちにしていて。『スプリット』は5月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月24日米BOX OFFICE MOJOは1月20日~1月22日の全米週末興業成績を発表した。M・ナイト・シャマラン監督の最新作『Split(原題)』が初登場1位。"X-MEN"シリーズのジェームズ・マカヴォイが23人もの人格を内に秘める誘拐犯を演じるサイコスリラーだ。誘拐・監禁される3人の少女には、アニヤ・テイラー=ジョイ、ヘイリー・ルー・リチャードソン 、ジェシカ・スーラが起用された。2位も初登場の『トリプルX:再起動』。2002年の『トリプル X』、2005年の『トリプル X ネクストレベル』に続く"xXx〈トリプルX〉"シリーズの3作目で、2作目で主演したアイス・キューブに代わり、1作目のヴィン・ディーゼルが主役に返り咲き。東欧のテロ集団の潜入捜査を行う国家安全保障局のスパイを演じている。前週トップの『Hidden Figures(原題)』、2位の『ラ・ラ・ランド』はそれぞれ3位、5位に転落。3位の『SING/シング』は4位からワンランク順位を上げた。その他9位『The Founder(原題)』が初登場。マクドナルドを世界的ハンバーガーチェーンに導いた実業家のレイ・クロックの半生をマイケル・キートン主演で描いた作品だ。前週5位から6位に後退した『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、公開6週間で累計興行収入5億1,220万1,563ドルと5億ドルの大台を突破した。
2017年01月23日世界を代表する写真家19名が独自の視点で日本を表現したクリエイティブマガジン『VICE MAGAZINE THE PHOTO ISSUE』が、4月28日に発行される。『VICE MAGAZINE THE PHOTO ISSUE』は、世界37ヶ国を拠点に独自の映像コンテンツを展開するデジタルメディア『VICE』が展開する無料カルチャー誌。01年に“アメリカで最も重要な写真家”と評されるライアン・マッギンレーの提案によりスタートした。これまでに、テリー・リチャードソン、ティム・バーバー、リチャード・カーンから、マーティン・パー、ブルース・ギルデン、 ロジャー・バレン、アスガー・カールセンなどの錚々たる写真家が参加してきた。今回発行されるのは、初となる日本完全オリジナルで製作された『VICE MAGAZINE THE PHOTO ISSUE』。「福島、広島、沖縄の問題をどう考えるのか?」、「LGBTが抱える新たな性について」、「渋谷に集う若者」、「環境問題について、どう向き合うのか?」、「ラーメンから見えてくる日本人のクリエイティブとは?」など、様々な日本の事象を、アレック・ソス、アントワン・ダガタのマグナムフォト所属の19名の写真家が写真という媒体を介して表現する。参加者は、Alec Soth、水谷吉法、名越啓介、大森克己、Monika Mogi、Great The Kabukicho、Antoine D’agata、 森山大道、間部百合、石川直樹、山谷祐介、石内都、鈴木育郎、Jesse Lizotte、立木義浩、石川竜一、 山内聡美、HOIKISYU、山本渉ら19名。フリーマガジンでは異例の超特大サイズ(天地330ミリ×263.5ミリ)で提供される。また、本書の特設サイト()もオープンする。動画引用元: (VICEオフィシャルYouTube:
2016年04月26日●今年のテーマは、「Experience Business(顧客体験中心のビジネス)」米Adobe Systems(以下、Adobe)は3月22日から24日までの3日間(現地時間)、米ネバダ州ラスベガスにおいて、デジタル・マーケティングに焦点を当てたコンファレンス「Adobe Summit 2016」を開催している。世界約50カ国から1万人を超える企業のマーケティング担当者、広告代理店、メディア企業などが参加する同コンファレンスは、世界最大級のマーケティング・イベントでもある。日本からも前年比53%増となる166名が参加。期間中は418名のスピーカーによる、237のセッションが行われる予定だ。今年のテーマは、「Experience Business(顧客体験中心のビジネス)」。同社は「顧客のデジタル・エクスペリエンスに対する期待値は、18カ月ごとに倍増する。今や、モバイルアプリで情報を提供するだけでは、顧客は満足しない。魅力的なコンテンツを継続的に提供することが、ビジネスの勝敗を分ける」と主張する。基調講演に登壇した米Adobeで社長兼CEOを務めるシャンタヌ・ナラヤン(Shantanu Narayen)氏は、「あらゆるモノがデジタルの世界で購入できる現在、顧客は“デジタル・ファースト”で企業とコンタクトする。そうした状況において企業は、顧客が期待する以上のパーソナライズされたコンテンツを、一貫性を持って提供する必要がある」と聴衆に訴えた。かねてから同社は、デジタル・マーケティングの重要な要素して、「一貫性」と「継続性」を挙げている。ユーザーに対してパーソナライズされた最適な商品/サービスを、適切なタイミングで、どんなデバイスに対しても継続に提供することがユーザー体験の向上につながるというのが、同社の見解だ。同社デジタル・マーケティング担当でエグゼクティブ バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのブラッド・レンチャー(Brad Rencher)氏は、「企業は製品を売るのではなく、(顧客に満足感を与えるような)体験を売るビジネスにシフトしている」と語る。モバイルデバイスの急速な普及やIoT(Internet of Things)の台頭で、企業とユーザーの接点は飛躍的に増加した。そのような状況において企業は、単にユーザーの嗜好性を理解するだけでなく、ユーザーのニーズを予測し、一貫性のあるコンテンツを提供することが大命題となっている。レンチャー氏は、デジタル化によるエンタープライズの変革は、3つの波があると語る。第一の波は、企業のバックオフィスを変革した波だ。デジタル化によってオフィス業務は効率化した。ERPソリューションの浸透が、その好例だろう。第二の波は、フロントオフィス(顧客管理)変革の波である。CRMの普及により企業は、顧客との関係性を強化し、競合他社との差別化を図った。そして第三の波が、製品の製造プロセス、販売方法、顧客へのアプローチ手法を変革した「デジタルによる顧客体験中心のビジネス」だ。第三の波が前者2つと大きく異なるのは、その主役が企業から顧客に移っていることである。顧客は消費を牽引するだけでなく、企業のビジネスそのものを変革しようとしている。その“媒介”となっているのが、デジタル化であり、デジタル化が生み出すデータだ。あらゆる接点から収集されるデータを収集/分析し、個々の顧客にパーソナライズされた商品/サービスを提供していく必要がある。「企業は、一つの接点ではなく鳥瞰的な視点で、顧客との関係性を捉え、継続して『驚きと喜びの体験』を提供し続けなくてはならない。15年前にフォーチュン500に名を連ねていた企業の半分は、すでに存在しない。顧客体験中心の第三の波に乗り遅れてしまえば、企業の存続は危うい」(レンチャー氏)●300年の歴史より10秒のサイト行動履歴を重要視Adobeがデジタル・マーケティング市場に参入したのは2009年。Web解析ソリューション・ベンダーのOmnitureを買収したのがきっかけだ。その後も、コンテンツ管理のDay Softwareやキャンペーン管理のNeolaneなど、デジタルマーケティング・ソリューションを提供するベンダーを買収し、製品ポートフォリオを拡充してきた。同社では、これらを包括的なマーケティングソリューションとして「Adobe Marketing Cloud」を提供している。Adobe Marketing Cloudの強みは、Omniture時代の顧客を継承しているだけでなく、同社のクリエティブソフトである「Photoshop」や「Illustrator」とクラウド環境で連携していることだ。ナラヤン氏やレンチャー氏が「“質の高いコンテンツ”が差別化ポイントになる」と強調する背景には、コンテンツ制作からマーケティング施策までを一気通貫で提供できるという自負がある。Marketing Cloudの業績は好調だ。2015年における同製品の売り上げは、ワールドワイドで前年対比25%増となっている。また、Fortune 500のうち約70%が、Marketing Cloudを導入しているという。基調講演後半には、同社の顧客企業が登壇し、自社の取り組みを紹介した。その1社が米マクドナルドである。同社は18カ月前からさまざまな改革を断行している。メニューのレシピから商品構成、さらにデジタル・マーケティングの手法も大幅に見直したという。登壇した米国マクドナルドで最高マーケティング責任者(CMO)を務めるデボラ・ウォール(Deborah Wahl)氏は、「これまでのマーケティング施策の反省は、マスマーケティングに注力し、個人のお客様にアプローチする『One on One』を重視していなかったこと」と語る。こうした反省を踏まえ、同社は1,000万ドルを投じてモバイルアプリを構築した。さらに、2,000店舗でレスポンスタイムを測定し、ユーザビリティを確認したという。ウォール氏は、「企業ブランドは、サービスの質、商品のクオリティ、利便性などで決まる。マクドナルドの商品は“食品”というデジタルで提供できないものだが、デジタルでどのように顧客に価値を訴求していくのかを考えなくてはならない。そのためにもOne on Oneマーケティングで、顧客一人一人の体験を向上させることが課題だ」と語る。ソーシャルメディアにはマクドナルドに関連する単語が、1秒に2回の頻度で登場するという。ブランド認知度は(おそらく)世界一の同社だが、「SNSでのデータをどのように活用し、次の施策に反映させるかも今後の課題」とのことだ。一方、自社サイトを最適化し、パーソナライズされたコンテンツを提供することで個人顧客の取引を大幅に向上させたのが、英国の老舗銀行であるロイヤルバンク・オブ・スコットランドだ。300年の歴史を誇る同行だが、デジタルアナリティクスを統括するジルズ・リチャードソン(Giles Richardson)氏は、「300年の歴史ある銀行だが、顧客がサイトで過ごした10秒間を重要視している」と語る。同行が注目したのは、サイト上に残された顧客の行動履歴の分析と、分析結果データをデータ分析部門全員で共有することだ。さらに、Webサイトだけでなく、モバイルアプリもパーソナライズされたコンテンツが表示されるようにし、顧客とのエンゲージ強化に注力した。また、個々の取引に対するメッセージもリアルタイムで送信できる環境を整えたという。リチャードソン氏は「データアナリストとデジタル・マーケティングマネージャーが情報を共有し、顧客のカスタマージャーニーを理解し、(顧客に)何が起こっているのかを把握することが重要である」と説く。そのためには、施策に対する測定と分析を繰り返し、適切なターゲティングとフィードバックが不可欠だ。同行ではこうした施策をMarketing Cloudの「Analytics」「Experience Manager」「Audience Manager」などを活用しアジャイル開発で構築しているという。今回のコンファレンスでは、「Adobe Marketing Cloud」の追加機能も発表された。同情報については追って詳説する。
2016年03月24日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。本日は洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Marfa Journal #4』『Purple Fashion magazine』等で活躍するロンドン在住のロシア人フォトグラファー、アレクサンドラ・ゴーディエンコ(Alexandra Gordienko)が、13年に立ち上げたアートマガジン『MARFA JOURNAL』から待望の第4号が発行した。本号では、ファッションからアート、カルチャー全般のインフルエンサーたちを鋭い視点でピックアップし、他の雑誌ではあり得ない一風変わった独自のスタイルで紹介。これまでに発行された第1号、第2号、第3号では『Purple Fashion magazine』の設立者、オリヴィエ・ザーム(Olivier Zahm)や、テリー・リチャードソン(Terry Richardson )などのインタビューを始め、アレクサンドラが今会いたいと思う人たちをピックアップしている。【書籍情報】『Marfa Journal #4』出版社:Marfa Journal言語:英語ハードカバー/300ページ/280×210mm発刊:2015年価格:4,600円
2015年12月05日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。本日は洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Volumes 1 & 2: Portraits and Fashion』テリー・リチャードソン(Terry Richardson)1990年代以降エディトリアルやファッション写真でのめざましい活躍で、時代の写真やカルチャーに大きな衝撃と影響を与えてきたテリー・リチャードソンの600点以上におよぶ作品を収めた決定版写真集。『VOGUE』、『Harper’s BAZAAR』、『The Face』、 『i-D』、『Vice』、『Interview』、『Purple Fashion magazine』などの雑誌の常連であると同時に、グッチ(GUCCI)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、クロエ(Chloe)、アー・ペー・セー(A.P.C.)などの広告も手掛けてきたテリーの作品を、ファッション編とセレブ・ポートレート編の2巻に分けて収録。【書籍情報】『Volumes 1 & 2: Portraits and Fashion』著者:Terry Richardson出版社:Rizoli言語:英語ハードカバー/632ページ/320x240mm発刊:2015年10月価格:8,000円
2015年11月28日世界を代表するフォトグラファーであるテリー・リチャードソン(Terry Richardson)が10月26日、最新写真集『Volumes 1 & 2: Portraits and Fashion』の刊行を記念したサイン会を代官山蔦屋書店3号館2階の音楽フロアにて開催する。最新写真集『Volumes 1 & 2: Portraits and Fashion』では、テリー・リチャードソンの20年に渡るキャリアを網羅。広告キャンペーンなどのファッションフォトや著名人のポートレートなど活動初期作品を含めた600点以上の写真が収録されている。ラインアップは、グッチ(GUCCI)、イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)、クロエ(Chloe)、アー・ペー・セー(A.P.C.)などの広告キャンペーンや、『ヴォーグ(VOGUE)』、『ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)』を始めとした有名雑誌のエディトリアルページとインタビューなど。滅多に見ることが出来ない廃刊となった雑誌での仕事も見ることが出来る貴重な写真集となっている。今回は、『Volumes 1 & 2: Portraits and Fashion』の刊行を記念してサイン会を実施。同イベントは、テリー・リチャードソンにとって日本で開催する約7年ぶりの公式イベントとなる。参加券は、『Volumes 1 & 2: Portraits and Fashion』を代官山蔦屋書店店頭、オンラインストアにて購入した人、または電話にて予約した人に配布。定員は70名となっている。【イベント情報】テリー・リチャードソン『Volumes 1 & 2: Portraits and Fashion』出版記念ブックサイニング会場:代官山蔦屋書店3号館2階 音楽フロア住所:東京都渋谷区猿楽町17-5会期:10月26日時間:20:00~21:30【書籍情報】『Volumes 1 & 2: Portraits and Fashion』著者:テリー・リチャードソン出版社:Rizzoli New York言語:英語288ページ(Vol.1)、360ページ(Vol.2)/240mm×318mmイベント特別価格:1万6,200円(通常価格:1万9,440円)
2015年10月25日本日10月20日(火)発売のファッション誌「ハーパーズ バザー日本版」12月号に、“ファビュラスに輝く女性たち”として女優の黒木華や大竹しのぶなど、それぞれの年代を代表する日本人女性5名が登場。さらに、ミランダ・カーが、あの美しいアッパーボディを撮影した気鋭の写真家テリー・リチャードソンと再タッグを組み、ハロウィンにちなんでオシャレ魔女に変身していることが分かった。ニューヨーク発の老舗ファッション誌「Harper’s BAZAAR」の日本版となる「ハーパーズ バザー」。12月号の表紙を飾るのは、『マッドマックス 怒りのデスロード』でも注目を集めたロージー・ハンティントン=ホワイトリー。そして、巨匠リチャード・アヴェドンの孫で、世界で活躍する注目の写真家マイケル・アヴェドンが、それぞれの年代、さまざまなフィールドで素晴らしい輝きを放つ5名の女性たちを撮り下ろす。20代代表には、山田洋次監督の『小さいおうち』でベルリン国際映画祭「銀熊賞」を受賞し最新作『母と暮せば』では二宮和也の恋人役を演じる黒木さん。また、30代ではデザイナーのYOON、40代では同じくデザイナーの古田泰子、50代では大竹さん、60代では多方面で活躍する夏木マリが、それぞれ生き方や自身のスタイルについてインタビューに応じている。さらに、同誌4月号の表紙で一糸まとわぬ美しい上半身を披露したことでも話題を呼んだミランダは、その撮影を担当した現代を代表するファッション・フォトグラファー、テリー・リチャードソンと再タッグ。「ハロウィン物語」と題して、ミイラ男やヴァンパイアと共演し、シックなモードブランドに身を包んだミランダが、いち早く来春を先取りしたクルーズコレクションを披露する。「ハーパーズ バザー日本版」12月号は10月20日(火)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年10月20日モデルのミランダ・カー(Miranda Kerr)がおしゃれ魔女に変身した『ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)』12月号が、10月20日に発売される。4月号で一糸纏わぬアッパーボディを披露したミランダ・カー。今回も4月号同様、現代を代表するファッションフォトグラファーのひとり、テリー・リチャードソンが撮影を担当した。ミランダ・カーは、“ハロウィン物語”をテーマに完璧なボディと愛らしいフェイスで魔女に変身。いち早く春を先取りしたクルーズコレクションを身に纏い、ミイラ男やヴァンパイア、フランケンシュタインと共演している。また、それぞれの年代に合わせた“おしゃれ”を提案するレギュラーページ「Fabulous at every age ~年代別おしゃれ研究~」では、様々なフィールドでファビュラスに輝く日本人女性5人にフォーカス。女優の黒木華、大竹しのぶ、夏木マリ、デザイナーのYOON、吉田泰子が、自分の生き方や考え方、スタイルについて語ったインタビューとともに、伝説的な写真家・リチャード・アヴェドンの孫でもある、世界で活躍する写真家、マイケル・アヴェドンによって撮影された5人の写真が掲載される。
2015年10月20日モンクレール(Moncler)が今秋、ニューヨーク公共図書館にてアートイベントを行った。イベントは、モンクレールのアイコンジャケット「MAYA」を32名の世界のトップフォトグラファーが独自の解釈で撮り下ろした写真展。今回のキュレーターは、世界的に有名なアート・ディレクター兼フォトグラファーのファビアン・バロン氏で、同イベントの主旨に賛同した世界中のフォトグラファー (ピーター・リンドバーグ、スティーブン・マイゼル、ブルース・ウェーバー、テリー・リチャードソン、デビッド・シムズ、など他多数)が参加した。写真では、唯一の統一テーマであるモンクレールのダウンジャケットを通じて、それぞれのフォトグラファーが独自の世界観と雰囲気を描く。今回のイベント名にもなっている愛と感情の関与を表現したものもあれば、幻想的なものからポップなものまでその表現は様ざま。そして、あるものはそのユーモアで笑いを誘い、あるものは見る者を険しい冒険や繊細で美しい旅へと誘う。なお、本イベントART FOR LOVEは、「amfAR」という2020 年までにエイズ治療法の発見を目標としている団体をサポートする為に企画され、全ての作品は会場で開かれるサイレントオークション、またオンラインのコンテンポラリーオークション Paddle8 ()を通して販売され、その全ての収益がamfARに寄付される。
2015年10月17日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週金曜日は、代官山蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町17-5)が選ぶ書籍を紹介します。■「The Printed Dog」ルイス・ベネガス(Luis Venegas)雑誌コレクターでありながら、『CANDY』『EY!』『FANZINE137』といったエッジーな雑誌を刊行するアートディレクター、ルイス・ベネガス(Luis Venegas)が新たに出版した雑誌は、犬好きのための雑誌。誌面に登場する犬を撮影したのは、スティーヴン・クライン(Steven klein)、テリー・リチャードソン(Terry Richardson)、ユルゲン・テラー(Juergen Teller)、アラスデア・マクレラン(Alasdair McLellan)といった超一流のファッション写真家達というユニークな発想はルイス・ベネガスならでは。その他、ライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)の愛犬なども登場する。ファッション、アートよりな犬雑誌を待っていた!というあなたにぴったりの1冊は全世界1,000部限定。表紙は全8種類で、それぞれ125冊。【書籍情報】「The Printed Dog」出版社:Luis Venegas言語:英語ソフトカバー/210ページ/270×210mm発刊:2015年価格:5,300円
2015年03月27日アメリカ発、ファッション雑誌「ハーパースバザー」の日本版4月号(2月20日発売)の表紙に、ファッション・フォトグラファーのテリー・リチャードソンが撮り下ろす、ミランダ・カーが登場。一糸まとわぬアッパーボディを大胆に披露している。元夫オーランド・ブルームとの離婚後も、恋多き女性として注目され、女性として、母として、ますます輝くばかりのミランダ。モードとコマーシャルを自在に行き来し、日本のCMにも度々出演する活躍ぶりは目を見張るばかり。推定年収は7億円に上るとか。女性としてのライフスタイルに縛られることなく、活躍する彼女こそ、現代女性の自由と強さと美しさを兼ね備えた真のミューズと言えそうだ。本誌のインタビューでは、ミランダ流の恋愛ティップスも伝授している。その一部では、デートで着る服について、「着ていて自分らしくいられるもの。さらにいい下着を身に着けて入れば、自信を与えてくれるわ」と語っている。「ハーパースバザー」4月号のそのほか、主なコンテンツには、「映画界を賑わす男優たち」と題し、第87回アカデミー賞を控え、賞レースを賑わす3人の男優、エディ・レッドメイン、ベネディクト・カンバーバッチ、クリス・ヘムズワースや話題作に迫る。エディとベネディクトのインタビューも必読だ。(text:Miwa Ogata)
2015年02月18日モード誌『ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)』が、2月20日に発売される4月号の表紙でミランダ・カー(Miranda Kerr)を撮り下ろした。この写真はミランダとの親交も深く、これまでに数々のセレブリティーのポートレートを撮影してきた、ファッションフォトグラファーのテリー・リチャードソンが手掛けたもの。彼女の一糸まとわぬアッパーボディが大胆に披露され、女性の美しさと強さが生々しく表現されている。J.W.アンダーソンの大ぶりな帽子がコントラストをなしている。更に誌面に掲載されたインタビューでは、オーランド・ブルームとの離婚後も恋の噂が絶えない彼女の私生活に接近。“ミランダ流 恋愛ティップス”として、愛されるための極意が伝授されている。その中で、デートでの着こなしをミランダは「着ていて自分らしくいられるもの。さらに良い下着を身に着けていれば、自身を与えてくれるわ」と語っている。その他、特集では15SSコレクションのレポートやトレンドを案内。「映画界を賑わす男優たち」としてアカデミー賞で注目されている男優や話題作を紹介する他、「BAZAAR LIBRARY」ではフォトグラファーのヒロ(HIRO)にフォーカスしている。
2015年02月18日【相談者:20代女性】こんにちは。私は20代の学生で、最近動物の同性愛について興味を持ちました。そこで、動物の同性愛について調べたいのですが、なにかオススメな本はあるでしょうか。教えてください。よろしくお願いします。●A.本当にあったペンギンのゲイカップルの子育て絵本『タンタンタンゴはパパふたり』は、もう読みましたか?初めまして、ライターの雪見かおるです。ご質問ありがとうございます。質問者さんは、現在20代の学生さんで、最近動物の同性愛について興味を持ち始めた。そこで動物の同性愛について知れる、なにかオススメの本はないか、というご相談ですね。絵本でもよろしければ、本当にあったペンギンのゲイカップルの子育て絵本『タンタンタンゴはパパふたり』は、もうお読みになりましたか?この絵本は、ニューヨークのセントラル・パーク動物園で実際にあった話を物語にしたものです。物語のあらすじは、ロイとシロというオスペンギン2匹が、いつからかお互いを意識するようになり、のちにカップルなって一緒に巣作りをするようになります。しかし、ほかのカップルはただ一緒にいるわけではなく、どうやら巣のなかでなにかを温めている様子。つまり、卵をかえしているわけですね。その様子を真似て、ロイとシロも近くにあった卵の形をした石を拾ってきては、さっそく毎日毎日交代で温め始めるのですが、なかなか石の卵はかえらない……。そのことに気がついた飼育員が、ふと思いつきます。「ほかのペンギンカップルが育てられなかった卵を、そっとふたりの巣に置いていけば……」すると、ふたりに温められた卵はかえり、タンゴという女の子ペンギンが生まれます。まさに、絵本のタイトルにもある『タンタンタンゴはパパふたり』という意味は、この部分に由来があることが分かりますね。ちなみに、英訳で発売された当初、この絵本は米国図書館協会のNotable Children’s Bookに選定。数々の賞を受賞しながらも、児童図書として賛否両論を呼んだ話題作だったとのこと。たしかに、同姓間の子育ては社会的には一般的ではないため、子供に見せるのはふさわしくない、という意見があるのは仕方ないことかもしれません。ただ、この絵本は同姓間の子育てに限定しているわけではなく、片親で子供を育てているシングルマザーや、シングルファーザー。はたまた子供がいなかったり、再婚同士で子供を育てるカップルたちに向けても、“家族の形”について考えさせる内容になっているのではないでしょうか。*****質問者さんはもちろん、まだ読んだことのない方は、ぜひこの機会に読んでみてくださいね。ほかにも、なにか質問したいことがありましたら、遠慮なくご相談ください。お待ちしております。【参考文献】・『タンタンタンゴはパパふたり』文:ジャスティン・リチャードソン&ピーター・パーネル / 絵:ヘンリー・コール / 訳:尾辻かな子、前田和男 / ポット出版(ライタープロフィール)雪見かおる(セクシュアリティ専門家)/コラムニスト。トランスジェンダー当事者。某クリニック院長から「体験談を書いてみては?」と勧められたひと言をきっかけに、セクシュアリティについてのコラム執筆を決意。『恋愛jp』では、自身の性別や性的指向について悩む人の気持ちに少しでも触れられたらと思い、当事者なりの意見と体験を交えたLGBTに関する情報を発信している。また、別名義ではライター、作家、シナリオライターとして活動する一面も持つ、異色の覆面コラムニストである。
2013年06月14日レディー・ガガが、フルヌード写真を公開し、それに続いて過食症と拒食症の過去を告白するために下着姿の写真も披露した。先日来、激太りしたと報道されているガガだが、今回まず、手にタバコを持って足を組みつつも全裸でトイレに座った姿を自身のウェブサイト「littlemonsters.com」に公開している。写真集「レディー・ガガ×テリー・リチャードソン」でタッグを組んだテリーが撮影したものだそうで、写真と共に「レディー・ガガ、無修正#2」という意味深なキャプションを載せている。最近25ポンド(約11キロ)太ったと語っているガガは、続いて同サイトに激太りへの批判に反論する形で、下着姿の写真も公開。「私は15歳のときから過食症と拒食症に同時に苦しんでいるの」と綴っている。また、フランスで同性婚が合法化される見通しとの報道を受け、自身も同性婚を支持するとガガは訴えている。「同性婚は普通にありえることだと思うの。だから認められるべきよ。なかなか平等っていうわけにはいかないけど、でも、もし私たち全員が自由に愛し合うことが可能になれば、平等が達成されると思うわ」。さらに、ローマ教皇ベネディクト16世が同性婚のことを欠陥があり社会にとって悪影響があると批判したことに対しては、クリスチャンではない視点からガガは「教皇の発言は全クリスチャンが信じていることと同じではないと思うわ。教皇本人だけの見解よ」と批判している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マチェーテ・キルズ 2014年3月1日より新宿バルト新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2012 Vrelonovama LTD
2012年09月27日7月16日(月・祝)に大阪・なんばグランド花月で行われる『三枝 改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演』で六代目・桂文枝を襲名する桂三枝が4月25日、会見を開き、公演概要とポスタービジュアルを発表した。『三枝 改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演』チケット情報同公演では、三遊亭圓歌、桂歌丸、桂春團治、笑福亭松之助ら東西の名人が多数集結し、華を添える。今回発表されたポスタービジュアルは3月下旬にニューヨークで撮影され、レディー・ガガとのコラボ写真でも知られる世界的なファッションフォトグラファー、テリー・リチャードソンが手がけた。また、ニューヨークにも同行し、オフショット撮影を担当したフォトグラファーの新田桂一のもと、2012年度内に桂文枝襲名記念写真集を発売予定だという。三枝は、「(襲名披露公演は)どんな落語会になるか想像できないが、豪華メンバーで盛り上げたいと思います。たくさんの人に観に来ていただいて、“落語やるなぁ!”と思っていただきたい。先代の文枝は20人の弟子を育て、次世代を育成するという役割を果たしました。私は六代目としての文枝像を作り上げていきたい」と襲名に向けての決意を語った。なお、襲名披露公演の翌日7月17日(火)から23日(月)までなんばグランド花月では、“スペシャルウィーク”と題して三枝が全3回公演の口上をゲストとともに務めるほか、六代文枝襲名記念の吉本新喜劇にも出演する。なおゲストは後日発表。『三枝 改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演』は7月16日になんばグランド花月で上演。チケットは5月12日(土)より一般発売開始。チケットぴあでは4月30日(月・祝)から5月10日(木)まで先行抽選販売(プレリザーブ)を実施する。7月17日から23日の『なんばグランド花月』は順次チケット発売開始。
2012年04月26日米アカデミー賞で最多11部門にノミネートされているマーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』が3月1日(木)から日本公開されるのを記念してスコセッシ監督が5年ぶりに来日し、16日に都内で行われた会見に登壇した。その他の写真本作は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、自らの人生を大きく変えてしまう“秘密のメッセージ”をめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。作品賞、脚本賞など主要部門を含む11部門でオスカー候補になっている本作。スコセッシ監督は「とても興奮している。この映画は私にとって特別な作品。これまでの映画とは異なり、とてもパーソナルな作品です。私には12歳の娘がいるのですが、年を重ねてから幼い娘をもうけたことで、自分の中の“ピュアな創造力”がよみがえった気がします」と述べ、「原作本を読んだ時に妻から『一度は娘のために作品をつくってみたら?』と言われたんです」と笑顔を見せた。また本作は、スコセッシ監督が初めて3Dに挑んだ作品だが「テスト撮影を続ける中で、俳優を画面の前に置くと、登場人物がまるで“そこにいる”ような効果が得られることを発見しました。そもそも、3Dというのは自然なもの。色があり、音があり、奥行きがある。(オスカーを受賞している名撮影監督の)ロバート・リチャードソンは雪や空気中のホコリを効果的に取り入れてくれました。子どもの頃に想像した“スノードームの中に住んでいるような世界”です」とPRした。会見には女優の小雪も登壇し、スコセッシ監督に花束を贈呈。小雪は「ストーリー、美術、音楽、衣装、キャラクターのすべてが完璧で、3Dも単に“飛び出す”のではなく、キャラクターに奥行きをもたせるために使われていた。現実の世界を忘れて、魔法の世界に陶酔できると思います」と感想を述べた。『ヒューゴの不思議な発明』3月1日(木)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開
2012年02月16日米アカデミー賞で最多11部門にノミネートされているマーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』について、スコセッシ監督とデジタル3D映画の第一人者であるジェームズ・キャメロン氏が語り合う特別動画がこのほど公開された。特別動画はこちら本作は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、自らの人生を大きく変えてしまう“秘密のメッセージ”をめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。幼い頃からアルフレッド・ヒッチコック監督の『ダイヤルMを廻せ!』などの3D映画に親しみ、「自分で3D映画を撮るのが夢だった」と公言しているスコセッシ監督が長いキャリアの中で初めて挑んだのが本作『ヒューゴの不思議な発明』だ。もちろん、巨匠スコセッシ監督が手がけるだけあり、単純に画を立体にするために3Dカメラを用いたのではなく、オスカーを2度受賞している名撮影監督ロバート・リチャードソン氏とタッグを組んで、観客を“物語世界”に誘い込む新しい3D映像を生み出しているという。本作についてキャメロン氏は「マーティンの描く独特の世界観が3Dで表現されている。今までで一番の3D映像」と絶賛すると同時に、「ほかの作品とはまったく異なる感性で描かれている」と分析。本作は、『アバター』以降、進化を続けてきたデジタル3D映画の“最高峰”であると同時に3D映画の“新機軸”でもあるようだ。ちなみにスコセッシ監督は、対談の中で「私たちがやりたいことをできる限り作品に詰め込んだ。この表現方法の進化が楽しみ」と今後も3D映画を手がけることを期待させる発言を残しており、『ヒューゴ…』の映像に確かな自信を感じているようだ。『ヒューゴの不思議な発明』3月1日(木)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開
2012年02月14日英国、ハリウッドで活躍してきた名脇役、ピート・ポスルスウェイトが2日、英国中西部シュロプシャー州の病院で亡くなったことが長年の友人でジャーナリストのアンドリュー・リチャードソンによって明らかになった。享年64。ポスルスウェイトは『インセプション』で渡辺謙扮するサイトーのライバル会社社長を演じ、2月公開のベン・アフレック監督・主演作『ザ・タウン』にも出演しているが、以前からガンを患っており、治療を続けながら俳優の活動を続けていた。1990年代に『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』、『アミスタッド』とスティーヴン・スピルバーグ監督作に続けて出演し、スピルバーグから「世界最高の俳優」と呼ばれたこともあるポスルスウェイト。93年にはダニエル・デイ=ルイスの父を演じた『父に祈りを』でアカデミー賞助演男優賞候補になった。個性的な風貌で、労働者から無法者、インテリまで自在に演じ分け、『ユージュアル・サスペクツ』のコバヤシ、レオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオ+ジュリエット』の神父役など、数々の作品で強い印象を残した彼は04年に名誉大英勲章(OBE)を贈られている。ご冥福をお祈りいたします。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedザ・タウン 2011年2月5日より丸の内ルーブル、新宿ピカデリー ほか全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】2010年、ゴシップシーンを賑わしたセレブたち【シネマモード】2010年をふり返ってみれば…ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表シャーリーズ・セロンとデートできる権利チャリティ・オークションで2万ドルで落札秋元康、来年は「予定調和を壊す」 サプライズはAKB48指原センター?
2011年01月04日ハリソン・フォードとキャリスタ・フロックハートが8年余りの交際を経て、ついに結婚式を挙げたことが判明した。2人は、ハリソンが新作『Cowboy&Aliens』(原題)を撮影中のニューメキシコ州サンタフェで、同州知事のビル・リチャードソン氏の邸宅で挙式したという。ハリソンは昨年のバレンタインデーにキャリスタにプロポーズしていた。67歳のフォードはこれが3度目の結婚で、45歳のキャリスタは初婚。2人は2002年のゴールデン・グローブ賞授賞式で出会って交際がスタートし、2001年にキャリスタが養子縁組した9歳の息子、リアムくんを一緒に育てている。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:ブラザーズ&シスターズ [海外TVドラマ]■関連記事:キャリスタ・フロックハート主演「ブラザーズ&シスターズ」最新予告編が到着!シーズン2リリース記念「ブラザーズ&シスターズ」DVDを3名様にプレゼント父娘ほど年の離れた女性とブルース・ウィリスが挙式、ハリソン・フォードは婚約シネマカフェ的海外ドラマvol.81「ブラザーズ&シスターズ」のススメその4シネマカフェ的海外ドラマvol.80「ブラザーズ&シスターズ」のススメその3
2010年06月17日